JP2003212706A5 - - Google Patents
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【0006】
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明者らは、ビス四級アンモニウム塩化合物と併用して優れた相乗効果を発現し得る化合物について鋭意検討したところ、ビス四級アンモニウム塩化合物に、下記一般式(2)、(5)、(7)〜(17)で示される化合物を併用することにより、ビス四級アンモニウム塩化合物と相乗的な防除効果を発現し得る知見を見い出し、さらに研究を進めた結果、本発明を完成するに至った。
【課題を解決するための手段】
上記目的を達成するために、本発明者らは、ビス四級アンモニウム塩化合物と併用して優れた相乗効果を発現し得る化合物について鋭意検討したところ、ビス四級アンモニウム塩化合物に、下記一般式(2)、(5)、(7)〜(17)で示される化合物を併用することにより、ビス四級アンモニウム塩化合物と相乗的な防除効果を発現し得る知見を見い出し、さらに研究を進めた結果、本発明を完成するに至った。
【0007】
すなわち、本発明は、
(1) 下記一般式(1)で示されるビス四級アンモニウム塩化合物と、下記一般式(2)で示されるイソチアゾリン系化合物、下記一般式(5)で示されるジチオール系化合物、下記一般式(7)で示されるハロアセチレン系化合物、下記一般式(8)で示されるフタルイミド系化合物、下記一般式(9)で示されるハロアルキルチオ系化合物、下記一般式(10)で示されるピリチオン系化合物、下記一般式(11)で示されるフェニルウレア系化合物、下記一般式(12)で示されるトリアジン系化合物、下記一般式(13)および/または下記一般式(14)で示されるグアニジン系化合物、下記一般式(15)および/または下記一般式(16)で示されるトリアゾール系化合物、下記一般式(17)で示されるベンズイミダゾール系化合物からなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物とを含有することを特徴とする、微生物防除剤。
一般式(1)
すなわち、本発明は、
(1) 下記一般式(1)で示されるビス四級アンモニウム塩化合物と、下記一般式(2)で示されるイソチアゾリン系化合物、下記一般式(5)で示されるジチオール系化合物、下記一般式(7)で示されるハロアセチレン系化合物、下記一般式(8)で示されるフタルイミド系化合物、下記一般式(9)で示されるハロアルキルチオ系化合物、下記一般式(10)で示されるピリチオン系化合物、下記一般式(11)で示されるフェニルウレア系化合物、下記一般式(12)で示されるトリアジン系化合物、下記一般式(13)および/または下記一般式(14)で示されるグアニジン系化合物、下記一般式(15)および/または下記一般式(16)で示されるトリアゾール系化合物、下記一般式(17)で示されるベンズイミダゾール系化合物からなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物とを含有することを特徴とする、微生物防除剤。
一般式(1)
【0008】
【化15】
(式中、R1およびR2は、同一または相異なって、置換基を有していてもよい炭化水素基を、R3およびR4は、同一または相異なって、置換基を有していてもよい炭化水素基、置換基を有していてもよいアルコキシ基、ヒドロキシル基、アミノ基または水素原子を、R5は、置換基を有していてもよい炭化水素基または炭素−炭素間単結合を、Y1は、−NRnCO−、−CONRn−、−NRnCS−(前記Rnは、置換基を有していてもよい炭化水素基または水素原子を示す。)、−COO−、−COS−、−O−、−S−または炭素−炭素間単結合を、Y2は、−CONRn−、−NRnCO−、−CSNRn−(前記Rnは、置換基を有していてもよい炭化水素基または水素原子を示す。)、−OOC−、−SOC−、−O−、−S−または炭素−炭素間単結合を、Zはアニオンを、aは1または2の整数を示す。)
一般式(2)
【化15】
(式中、R1およびR2は、同一または相異なって、置換基を有していてもよい炭化水素基を、R3およびR4は、同一または相異なって、置換基を有していてもよい炭化水素基、置換基を有していてもよいアルコキシ基、ヒドロキシル基、アミノ基または水素原子を、R5は、置換基を有していてもよい炭化水素基または炭素−炭素間単結合を、Y1は、−NRnCO−、−CONRn−、−NRnCS−(前記Rnは、置換基を有していてもよい炭化水素基または水素原子を示す。)、−COO−、−COS−、−O−、−S−または炭素−炭素間単結合を、Y2は、−CONRn−、−NRnCO−、−CSNRn−(前記Rnは、置換基を有していてもよい炭化水素基または水素原子を示す。)、−OOC−、−SOC−、−O−、−S−または炭素−炭素間単結合を、Zはアニオンを、aは1または2の整数を示す。)
一般式(2)
【0009】
【化16】
(式中、R6は、置換基を有していてもよい炭化水素基または水素原子を、X1およびX2は、同一または相異なって、炭化水素基(X1およびX2が2価の炭化水素基で環形成されている場合を含む。)、ハロゲン原子または水素原子を示す。)
一般式(5)
【化16】
(式中、R6は、置換基を有していてもよい炭化水素基または水素原子を、X1およびX2は、同一または相異なって、炭化水素基(X1およびX2が2価の炭化水素基で環形成されている場合を含む。)、ハロゲン原子または水素原子を示す。)
一般式(5)
【0015】
【化19】
(式中、X11およびX12は、ともにハロゲン原子を、X13は、ハロゲン原子を有する炭化水素基またはハロゲン原子を、環Bは、シクロヘキセン環またはベンゼン環を示す。)
一般式(9)
【化19】
(式中、X11およびX12は、ともにハロゲン原子を、X13は、ハロゲン原子を有する炭化水素基またはハロゲン原子を、環Bは、シクロヘキセン環またはベンゼン環を示す。)
一般式(9)
【0016】
【化20】
(式中、R12は、置換基を有していてもよい炭化水素基または−N(Ra)(Rb)(RaおよびRbは、同一または相異なって、置換基を有していてもよい炭化水素基)を、X14およびX15は、ともにハロゲン原子を、X16は、ハロゲン原子を有する炭化水素基またはハロゲン原子を、Y3は、−SO2−、−CONH−を、C環は、置換基を有していてもよいベンゼン環を示す。)
一般式(10)
【化20】
(式中、R12は、置換基を有していてもよい炭化水素基または−N(Ra)(Rb)(RaおよびRbは、同一または相異なって、置換基を有していてもよい炭化水素基)を、X14およびX15は、ともにハロゲン原子を、X16は、ハロゲン原子を有する炭化水素基またはハロゲン原子を、Y3は、−SO2−、−CONH−を、C環は、置換基を有していてもよいベンゼン環を示す。)
一般式(10)
【0018】
【化22】
(式中、R13およびR14は、同一または相異なって、隣接する窒素原子に酸素原子を介して結合していてもよい置換基を有していてもよい炭化水素基または水素原子を、X17およびX18は、同一または相異なって、ハロゲン原子または水素原子を示す。)
一般式(12)
【化22】
(式中、R13およびR14は、同一または相異なって、隣接する窒素原子に酸素原子を介して結合していてもよい置換基を有していてもよい炭化水素基または水素原子を、X17およびX18は、同一または相異なって、ハロゲン原子または水素原子を示す。)
一般式(12)
【0022】
【化26】
(式中、R19、R20およびR21は、同一または相異なって、置換基を有していてもよい炭化水素基または水素原子を、F1は、置換基を有していてもよいアリール基または置換基を有していてもよいアラルキル基を、qは1〜3の整数を示す。)
一般式(16)
【化26】
(式中、R19、R20およびR21は、同一または相異なって、置換基を有していてもよい炭化水素基または水素原子を、F1は、置換基を有していてもよいアリール基または置換基を有していてもよいアラルキル基を、qは1〜3の整数を示す。)
一般式(16)
【0023】
【化27】
(式中、R22およびR23は、同一または相異なって、置換基を有していてもよい炭化水素基または水素原子を、F2は、置換基を有していてもよいアリール基または置換基を有していてもよいアラルキル基を、qは1〜3の整数を示す。)
一般式(17)
【化27】
(式中、R22およびR23は、同一または相異なって、置換基を有していてもよい炭化水素基または水素原子を、F2は、置換基を有していてもよいアリール基または置換基を有していてもよいアラルキル基を、qは1〜3の整数を示す。)
一般式(17)
【0024】
【化28】
(式中、R24は、置換基を有していてもよい炭化水素基または水素原子を、Eは、−NHCOOR25(R25は、置換基を有していてもよい炭化水素基を示す。)で示されるカーバメート基、または、チアゾリル基を示す。)
(2) 一般式(1)で示されるビス四級アンモニウム塩化合物の式中、R1およびR2が、炭素数1〜18のアルキル基または炭素数1〜18のヒドロキシアルキル基であり、R3およびR4が、水素原子であり、R5が、炭素数2〜18のアルキレン基、フェニレン基、キシリレン基または炭素−炭素間単結合であることを特徴とする、前記(1)に記載の微生物防除剤、
(3) 一般式(2)で示されるイソチアゾリン系化合物の式中、R6が、炭素数1〜8のアルキル基または水素原子であり、X1およびX2が、ともに水素原子、一方が水素原子で他方が塩素原子またはともに塩素原子であることを特徴とする、前記(1)または(2)に記載の微生物防除剤、
(4) 一般式(5)で示されるジチオール系化合物の式中、X4およびX5が、ともに塩素原子または臭素原子、一方が水素原子で他方が塩素原子または臭素原子であることを特徴とする、前記(1)〜(3)のいずれかに記載の微生物防除剤、
(5) 一般式(7)で示されるハロアセチレン系化合物の式中、R10およびR11が、一方が水素原子で他方が炭素数1〜10のアルキル基であり、X10がヨウ素原子であることを特徴とする、前記(1)〜(4)のいずれかに記載の微生物防除剤、
(6) 一般式(8)で示されるフタルイミド系化合物の式中、X11およびX12が、ともに塩素原子であり、X13が、塩素原子および/またはフッ素原子を有する炭素数1〜4のアルキル基、塩素原子またはフッ素原子であることを特徴とする、前記(1)〜(5)のいずれかに記載の微生物防除剤、
(7) 一般式(9)で示されるハロアルキルチオ系化合物の式中、R12が、炭素数1〜4のアルキル基または−N(Ra)(Rb)(RaおよびRbは、ともに炭素数1〜4のアルキル基)であり、X14およびX15が、ともに塩素原子であり、X16が、塩素原子および/またはフッ素原子を有する炭素数1〜4のアルキル基、塩素原子またはフッ素原子であり、C環が、ベンゼン、アルキル置換ベンセン、ハロゲン置換ベンセンであることを特徴とする、前記(1)〜(6)のいずれかに記載の微生物防除剤、
(8) 一般式(10)で示されるピリチオン系化合物の式中、Mが、ナトリウム、亜鉛、銅、ニッケル、コバルト、マンガン、鉄であることを特徴とする、前記(1)〜(7)のいずれかに記載の微生物防除剤、
(9) 一般式(11)で示されるフェニルウレア系化合物の式中、R13およびR14が、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数1〜8のアルケニル基、炭素数1〜8のアルキニル基または炭素数1〜8のアルコキシ基であり、X17およびX18が、塩素原子または水素原子であることを特徴とする、前記(1)〜(8)のいずれかに記載の微生物防除剤、
(10) 一般式(12)で示されるトリアジン系化合物の式中、R15およびR16が、炭素数1〜4のアルキル基または水素原子であり、R17およびR18が、炭素数1〜4のアルコキシ基によって置換されていてもよい炭素数1〜5のアルキル基または炭素数1〜4のアルコキシ基によって置換されていてもよい炭素数3〜6のシクロアルキル基であり、X19が、炭素数1〜4のアルキルチオ基またはハロゲン原子であることを特徴とする、前記(1)〜(9)のいずれかに記載の微生物防除剤、
(11) 一般式(13)で示されるグアニジン系化合物の式中、Wが、無機酸塩であり、pが6であることを特徴とする、前記(1)〜(10)のいずれかに記載の微生物防除剤、
(12) 一般式(14)で示されるグアニジン系化合物の式中、D環がクロロフェニルであり、tが6であることを特徴とする、前記(1)〜(11)のいずれかに記載の微生物防除剤、
(13) 一般式(15)で示されるトリアゾール系化合物の式中、R19、R20およびR21が、炭素数1〜4の炭化水素基または水素原子であり、F1が、ハロゲン置換フェニルまたはハロゲン置換フェニルアルキルであることを特徴とする、前記(1)〜(12)のいずれかに記載の微生物防除剤、
(14) 一般式(16)で示されるトリアゾール系化合物の式中、R22およびR23が、一方が水素原子で他方が炭素数1〜4の炭化水素基、または、ともに水素原子であり、F2が、ハロゲン置換フェニル基であることを特徴とする、前記(1)〜(13)のいずれかに記載の微生物防除剤、
(15) 一般式(17)で示されるベンズイミダゾール系化合物の式中、R24が水素原子であり、Eが、−NHCOOR25(R25は、炭素数1〜8のアルキル基)、または、チアゾリル基であることを特徴とする、前記(1)〜(14)のいずれかに記載の微生物防除剤
を提供するものである。
【化28】
(式中、R24は、置換基を有していてもよい炭化水素基または水素原子を、Eは、−NHCOOR25(R25は、置換基を有していてもよい炭化水素基を示す。)で示されるカーバメート基、または、チアゾリル基を示す。)
(2) 一般式(1)で示されるビス四級アンモニウム塩化合物の式中、R1およびR2が、炭素数1〜18のアルキル基または炭素数1〜18のヒドロキシアルキル基であり、R3およびR4が、水素原子であり、R5が、炭素数2〜18のアルキレン基、フェニレン基、キシリレン基または炭素−炭素間単結合であることを特徴とする、前記(1)に記載の微生物防除剤、
(3) 一般式(2)で示されるイソチアゾリン系化合物の式中、R6が、炭素数1〜8のアルキル基または水素原子であり、X1およびX2が、ともに水素原子、一方が水素原子で他方が塩素原子またはともに塩素原子であることを特徴とする、前記(1)または(2)に記載の微生物防除剤、
(4) 一般式(5)で示されるジチオール系化合物の式中、X4およびX5が、ともに塩素原子または臭素原子、一方が水素原子で他方が塩素原子または臭素原子であることを特徴とする、前記(1)〜(3)のいずれかに記載の微生物防除剤、
(5) 一般式(7)で示されるハロアセチレン系化合物の式中、R10およびR11が、一方が水素原子で他方が炭素数1〜10のアルキル基であり、X10がヨウ素原子であることを特徴とする、前記(1)〜(4)のいずれかに記載の微生物防除剤、
(6) 一般式(8)で示されるフタルイミド系化合物の式中、X11およびX12が、ともに塩素原子であり、X13が、塩素原子および/またはフッ素原子を有する炭素数1〜4のアルキル基、塩素原子またはフッ素原子であることを特徴とする、前記(1)〜(5)のいずれかに記載の微生物防除剤、
(7) 一般式(9)で示されるハロアルキルチオ系化合物の式中、R12が、炭素数1〜4のアルキル基または−N(Ra)(Rb)(RaおよびRbは、ともに炭素数1〜4のアルキル基)であり、X14およびX15が、ともに塩素原子であり、X16が、塩素原子および/またはフッ素原子を有する炭素数1〜4のアルキル基、塩素原子またはフッ素原子であり、C環が、ベンゼン、アルキル置換ベンセン、ハロゲン置換ベンセンであることを特徴とする、前記(1)〜(6)のいずれかに記載の微生物防除剤、
(8) 一般式(10)で示されるピリチオン系化合物の式中、Mが、ナトリウム、亜鉛、銅、ニッケル、コバルト、マンガン、鉄であることを特徴とする、前記(1)〜(7)のいずれかに記載の微生物防除剤、
(9) 一般式(11)で示されるフェニルウレア系化合物の式中、R13およびR14が、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数1〜8のアルケニル基、炭素数1〜8のアルキニル基または炭素数1〜8のアルコキシ基であり、X17およびX18が、塩素原子または水素原子であることを特徴とする、前記(1)〜(8)のいずれかに記載の微生物防除剤、
(10) 一般式(12)で示されるトリアジン系化合物の式中、R15およびR16が、炭素数1〜4のアルキル基または水素原子であり、R17およびR18が、炭素数1〜4のアルコキシ基によって置換されていてもよい炭素数1〜5のアルキル基または炭素数1〜4のアルコキシ基によって置換されていてもよい炭素数3〜6のシクロアルキル基であり、X19が、炭素数1〜4のアルキルチオ基またはハロゲン原子であることを特徴とする、前記(1)〜(9)のいずれかに記載の微生物防除剤、
(11) 一般式(13)で示されるグアニジン系化合物の式中、Wが、無機酸塩であり、pが6であることを特徴とする、前記(1)〜(10)のいずれかに記載の微生物防除剤、
(12) 一般式(14)で示されるグアニジン系化合物の式中、D環がクロロフェニルであり、tが6であることを特徴とする、前記(1)〜(11)のいずれかに記載の微生物防除剤、
(13) 一般式(15)で示されるトリアゾール系化合物の式中、R19、R20およびR21が、炭素数1〜4の炭化水素基または水素原子であり、F1が、ハロゲン置換フェニルまたはハロゲン置換フェニルアルキルであることを特徴とする、前記(1)〜(12)のいずれかに記載の微生物防除剤、
(14) 一般式(16)で示されるトリアゾール系化合物の式中、R22およびR23が、一方が水素原子で他方が炭素数1〜4の炭化水素基、または、ともに水素原子であり、F2が、ハロゲン置換フェニル基であることを特徴とする、前記(1)〜(13)のいずれかに記載の微生物防除剤、
(15) 一般式(17)で示されるベンズイミダゾール系化合物の式中、R24が水素原子であり、Eが、−NHCOOR25(R25は、炭素数1〜8のアルキル基)、または、チアゾリル基であることを特徴とする、前記(1)〜(14)のいずれかに記載の微生物防除剤
を提供するものである。
【0028】
【化29】
(式中、R1およびR2は、同一または相異なって、置換基を有していてもよい炭化水素基を、R3およびR4は、同一または相異なって、置換基を有していてもよい炭化水素基、置換基を有していてもよいアルコキシ基、ヒドロキシル基、アミノ基または水素原子を、R5は、置換基を有していてもよい炭化水素基または炭素−炭素間単結合を、Y1は、−NRnCO−、−CONRn−、−NRnCS−(前記Rnは、置換基を有していてもよい炭化水素基または水素原子を示す。)、−COO−、−COS−、−O−、−S−または炭素−炭素間単結合を、Y2は、−CONRn−、−NRnCO−、−CSNRn−(前記Rnは、置換基を有していてもよい炭化水素基または水素原子を示す。)、−OOC−、−SOC−、−O−、−S−または炭素−炭素間単結合を、Zはアニオンを、aは1または2の整数を示す。)
一般式(1)の式中、R1およびR2で示される置換基を有していてもよい炭化水素基の炭化水素基としては、例えば、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、アリール基およびアラルキル基などが挙げられる。
【化29】
(式中、R1およびR2は、同一または相異なって、置換基を有していてもよい炭化水素基を、R3およびR4は、同一または相異なって、置換基を有していてもよい炭化水素基、置換基を有していてもよいアルコキシ基、ヒドロキシル基、アミノ基または水素原子を、R5は、置換基を有していてもよい炭化水素基または炭素−炭素間単結合を、Y1は、−NRnCO−、−CONRn−、−NRnCS−(前記Rnは、置換基を有していてもよい炭化水素基または水素原子を示す。)、−COO−、−COS−、−O−、−S−または炭素−炭素間単結合を、Y2は、−CONRn−、−NRnCO−、−CSNRn−(前記Rnは、置換基を有していてもよい炭化水素基または水素原子を示す。)、−OOC−、−SOC−、−O−、−S−または炭素−炭素間単結合を、Zはアニオンを、aは1または2の整数を示す。)
一般式(1)の式中、R1およびR2で示される置換基を有していてもよい炭化水素基の炭化水素基としては、例えば、アルキル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基、アリール基およびアラルキル基などが挙げられる。
【0075】
【化30】
(式中、R6は、置換基を有していてもよい炭化水素基または水素原子を、X1およびX2は、同一または相異なって、炭化水素基(X1およびX2が2価の炭化水素基で環形成されている場合を含む。)、ハロゲン原子または水素原子を示す。)
一般式(3)
【化30】
(式中、R6は、置換基を有していてもよい炭化水素基または水素原子を、X1およびX2は、同一または相異なって、炭化水素基(X1およびX2が2価の炭化水素基で環形成されている場合を含む。)、ハロゲン原子または水素原子を示す。)
一般式(3)
【0076】
【化31】
(式中、R7は、置換基を有していてもよい炭化水素基または水素原子を、A環は置換基を有していてもよいベンゼン環を示す。)
一般式(2)および一般式(3)の式中、R6およびR7で示される置換基を有していてもよい炭化水素基としては、上記したR1およびR2で示される置換基を有していてもよい炭化水素基と同様のものが挙げられ、置換基を有していない炭化水素基が好ましく、その中でも、アルキル基が好ましい。アルキル基としては、炭素数が1〜8のアルキル基、より好ましくは、メチル、エチル、n−プロピル、iso−プロピル、n−ブチル、iso−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチルなどの炭素数1〜4のアルキル基およびオクチルなどの炭素数8のアルキル基が挙げられる。さらに好ましくは、メチル、n−ブチル、n−オクチルが挙げられる。
【化31】
(式中、R7は、置換基を有していてもよい炭化水素基または水素原子を、A環は置換基を有していてもよいベンゼン環を示す。)
一般式(2)および一般式(3)の式中、R6およびR7で示される置換基を有していてもよい炭化水素基としては、上記したR1およびR2で示される置換基を有していてもよい炭化水素基と同様のものが挙げられ、置換基を有していない炭化水素基が好ましく、その中でも、アルキル基が好ましい。アルキル基としては、炭素数が1〜8のアルキル基、より好ましくは、メチル、エチル、n−プロピル、iso−プロピル、n−ブチル、iso−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチルなどの炭素数1〜4のアルキル基およびオクチルなどの炭素数8のアルキル基が挙げられる。さらに好ましくは、メチル、n−ブチル、n−オクチルが挙げられる。
【0086】
【化32】
(式中、R8は、炭化水素基または水素原子を、R9は、ヒドロキシル基を有する炭化水素基、ハロゲン原子または水素原子を、X3は、ヒドロキシル基を有する炭化水素基またはハロゲン原子を示す。)
一般式(4)の式中、R8で示される炭化水素基としては、上記したR1およびR2で示される置換基を有していてもよい炭化水素基の炭化水素基と同様のものが挙げられる。好ましくは、アルキル基、より好ましくは、メチル、エチル、n−プロピル、iso−プロピル、n−ブチル、iso−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチルなどの炭素数1〜4のアルキル基が挙げられる。
【化32】
(式中、R8は、炭化水素基または水素原子を、R9は、ヒドロキシル基を有する炭化水素基、ハロゲン原子または水素原子を、X3は、ヒドロキシル基を有する炭化水素基またはハロゲン原子を示す。)
一般式(4)の式中、R8で示される炭化水素基としては、上記したR1およびR2で示される置換基を有していてもよい炭化水素基の炭化水素基と同様のものが挙げられる。好ましくは、アルキル基、より好ましくは、メチル、エチル、n−プロピル、iso−プロピル、n−ブチル、iso−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチルなどの炭素数1〜4のアルキル基が挙げられる。
【0095】
【化33】
(式中、X4およびX5は、同一または相異なって、ハロゲン原子または水素原子を示す。)
一般式(5)の式中、X4およびX5で示されるハロゲン原子としては、上記したX1およびX2で示されるハロゲン原子と同様のものが挙げられ、好ましくは、塩素および臭素が挙げられる。
【化33】
(式中、X4およびX5は、同一または相異なって、ハロゲン原子または水素原子を示す。)
一般式(5)の式中、X4およびX5で示されるハロゲン原子としては、上記したX1およびX2で示されるハロゲン原子と同様のものが挙げられ、好ましくは、塩素および臭素が挙げられる。
【0100】
【化34】
(式中、X6、X7、X8およびX9は、同一または相異なって、置換基を有していてもよい炭化水素基、ハロゲン原子または水素原子を示す。)
一般式(6)の式中、X6、X7、X8およびX9で示される置換基を有していてもよい炭化水素基としては、上記したR1およびR2で示される置換基を有していてもよい炭化水素基と同様のものが挙げられる。置換基を有していない炭化水素基が好ましく、その中でも、アルキル基が好ましい。アルキル基としては、好ましくは、メチル、エチル、n−プロピル、iso−プロピル、n−ブチル、iso−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチルなどの炭素数1〜4のアルキル基が挙げられる。
【化34】
(式中、X6、X7、X8およびX9は、同一または相異なって、置換基を有していてもよい炭化水素基、ハロゲン原子または水素原子を示す。)
一般式(6)の式中、X6、X7、X8およびX9で示される置換基を有していてもよい炭化水素基としては、上記したR1およびR2で示される置換基を有していてもよい炭化水素基と同様のものが挙げられる。置換基を有していない炭化水素基が好ましく、その中でも、アルキル基が好ましい。アルキル基としては、好ましくは、メチル、エチル、n−プロピル、iso−プロピル、n−ブチル、iso−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチルなどの炭素数1〜4のアルキル基が挙げられる。
【0106】
【化35】
(式中、R10およびR11は、同一または相異なって,置換基を有していてもよい炭化水素基または水素原子を、X10はハロゲン原子を、zは0または1の整数を示す。)
一般式(7)の式中、R10およびR11で示される置換基を有していてもよい炭化水素基としては、上記したR1およびR2で示される置換基を有していてもよい炭化水素基と同様のものが挙げられる。置換基を有していない炭化水素基が好ましく、その中でも、アルキル基が好ましい。アルキル基としては、好ましくは、メチル、エチル、n−プロピル、iso−プロピル、n−ブチル、iso−ブチル、sec−ブチル、ペンチル、iso−ペンチル、sec−ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、n−オクチル、イソオクチル、2−エチルヘキシル、ノニル、デシル、イソデシルなどの炭素数1〜10のアルキル基が挙げられる。さらに好ましくは、n−ブチルが挙げられる。
【化35】
(式中、R10およびR11は、同一または相異なって,置換基を有していてもよい炭化水素基または水素原子を、X10はハロゲン原子を、zは0または1の整数を示す。)
一般式(7)の式中、R10およびR11で示される置換基を有していてもよい炭化水素基としては、上記したR1およびR2で示される置換基を有していてもよい炭化水素基と同様のものが挙げられる。置換基を有していない炭化水素基が好ましく、その中でも、アルキル基が好ましい。アルキル基としては、好ましくは、メチル、エチル、n−プロピル、iso−プロピル、n−ブチル、iso−ブチル、sec−ブチル、ペンチル、iso−ペンチル、sec−ペンチル、ヘキシル、ヘプチル、n−オクチル、イソオクチル、2−エチルヘキシル、ノニル、デシル、イソデシルなどの炭素数1〜10のアルキル基が挙げられる。さらに好ましくは、n−ブチルが挙げられる。
【0114】
【化36】
(式中、X11およびX12は、ともにハロゲン原子を、X13は、ハロゲン原子を有する炭化水素基またはハロゲン原子を、環Bは、シクロヘキセン環またはベンゼン環を示す。)
一般式(8)の式中、X11、X12およびX13で示されるハロゲン原子としては、上記したX1およびX2で示されるハロゲン原子と同様のものが挙げられ、好ましくは、フッ素および塩素が挙げられる。
【化36】
(式中、X11およびX12は、ともにハロゲン原子を、X13は、ハロゲン原子を有する炭化水素基またはハロゲン原子を、環Bは、シクロヘキセン環またはベンゼン環を示す。)
一般式(8)の式中、X11、X12およびX13で示されるハロゲン原子としては、上記したX1およびX2で示されるハロゲン原子と同様のものが挙げられ、好ましくは、フッ素および塩素が挙げられる。
【0121】
【化37】
(式中、R12は、置換基を有していてもよい炭化水素基または−N(Ra)(Rb)(RaおよびRbは、同一または相異なって、置換基を有していてもよい炭化水素基)を、X14およびX15は、ともにハロゲン原子を、X16は、ハロゲン原子を有する炭化水素基またはハロゲン原子を、Y3は、−SO2−、−CONH−を、C環は、置換基を有していてもよいベンゼン環を示す。)
一般式(9)の式中、R12、RaおよびRbで示される置換基を有していてもよい炭化水素基としては、上記したR1およびR2で示される置換基を有していてもよい炭化水素基と同様のものが挙げられる。置換基を有していない炭化水素基が好ましく、その中でも、アルキル基が好ましい。アルキル基としては、好ましくは、メチル、エチル、n−プロピル、iso−プロピル、n−ブチル、iso−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチルなどの炭素数1〜4のアルキル基が挙げられ、さらに好ましくは、メチルが挙げられる。
【化37】
(式中、R12は、置換基を有していてもよい炭化水素基または−N(Ra)(Rb)(RaおよびRbは、同一または相異なって、置換基を有していてもよい炭化水素基)を、X14およびX15は、ともにハロゲン原子を、X16は、ハロゲン原子を有する炭化水素基またはハロゲン原子を、Y3は、−SO2−、−CONH−を、C環は、置換基を有していてもよいベンゼン環を示す。)
一般式(9)の式中、R12、RaおよびRbで示される置換基を有していてもよい炭化水素基としては、上記したR1およびR2で示される置換基を有していてもよい炭化水素基と同様のものが挙げられる。置換基を有していない炭化水素基が好ましく、その中でも、アルキル基が好ましい。アルキル基としては、好ましくは、メチル、エチル、n−プロピル、iso−プロピル、n−ブチル、iso−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチルなどの炭素数1〜4のアルキル基が挙げられ、さらに好ましくは、メチルが挙げられる。
【0130】
【化38】
(式中、Mは金属を、nは1〜4の整数を示す。)
一般式(10)の式中、Mで示される金属としては、例えば、ナトリウム、亜鉛、銅、ニッケル、コバルト、マンガン、鉄、錫、チタンまたはマグネシウムなどの1〜4価の金属が挙げられる。また、nは、1〜3が好ましい。このような金属として、好ましくは、ナトリウム(1価)、亜鉛(2価)、銅(2価)、ニッケル(1価)、コバルト(2価)、マンガン(2価)、鉄(3価)が挙げられる。
【化38】
(式中、Mは金属を、nは1〜4の整数を示す。)
一般式(10)の式中、Mで示される金属としては、例えば、ナトリウム、亜鉛、銅、ニッケル、コバルト、マンガン、鉄、錫、チタンまたはマグネシウムなどの1〜4価の金属が挙げられる。また、nは、1〜3が好ましい。このような金属として、好ましくは、ナトリウム(1価)、亜鉛(2価)、銅(2価)、ニッケル(1価)、コバルト(2価)、マンガン(2価)、鉄(3価)が挙げられる。
【0134】
【化39】
(式中、R13およびR14は、同一または相異なって、隣接する窒素原子に酸素原子を介して結合していてもよい置換基を有していてもよい炭化水素基または水素原子を、X17およびX18は、同一または相異なって、ハロゲン原子または水素原子を示す。)
一般式(11)の式中、R13およびR14で示される隣接する窒素原子に酸素原子を介して結合していてもよい置換基を有していてもよい炭化水素基の、置換基を有していてもよい炭化水素基としては、上記したR1およびR2で示される置換基を有していてもよい炭化水素基と同様のものが挙げられ、置換基を有していない炭化水素基が好ましく挙げられる。すなわち、R13およびR14で示される隣接する窒素原子に酸素原子を介して結合していてもよい置換基を有していてもよい炭化水素基としては、好ましくは、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数1〜8のアルケニル基、炭素数1〜8のアルキニル基または炭素数1〜8のアルコキシ基が挙げられる。
【化39】
(式中、R13およびR14は、同一または相異なって、隣接する窒素原子に酸素原子を介して結合していてもよい置換基を有していてもよい炭化水素基または水素原子を、X17およびX18は、同一または相異なって、ハロゲン原子または水素原子を示す。)
一般式(11)の式中、R13およびR14で示される隣接する窒素原子に酸素原子を介して結合していてもよい置換基を有していてもよい炭化水素基の、置換基を有していてもよい炭化水素基としては、上記したR1およびR2で示される置換基を有していてもよい炭化水素基と同様のものが挙げられ、置換基を有していない炭化水素基が好ましく挙げられる。すなわち、R13およびR14で示される隣接する窒素原子に酸素原子を介して結合していてもよい置換基を有していてもよい炭化水素基としては、好ましくは、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数1〜8のアルケニル基、炭素数1〜8のアルキニル基または炭素数1〜8のアルコキシ基が挙げられる。
【0144】
【化40】
(式中、R15、R16、R17およびR18は、置換基を有していてもよい炭化水素基または水素原子を、X19は、アルキルチオ基またはハロゲン原子を示す。)
一般式(12)の式中、R15、R16、R17およびR18で示される置換基を有していてもよい炭化水素基としては、上記したR1およびR2で示される置換基を有していてもよい炭化水素基と同様のものが挙げられ、置換基を有していない炭化水素基が好ましく挙げられる。
【化40】
(式中、R15、R16、R17およびR18は、置換基を有していてもよい炭化水素基または水素原子を、X19は、アルキルチオ基またはハロゲン原子を示す。)
一般式(12)の式中、R15、R16、R17およびR18で示される置換基を有していてもよい炭化水素基としては、上記したR1およびR2で示される置換基を有していてもよい炭化水素基と同様のものが挙げられ、置換基を有していない炭化水素基が好ましく挙げられる。
【0156】
【化42】
(式中、D環は置換基を有していてもよいベンゼン環を示し、tは2〜8の整数を示す。)
一般式(13)の式中、Wで示される塩としては、例えば、塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、硝酸塩などの無機酸塩、例えば、酢酸塩、グルコン酸塩、トリクロロ酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、メタンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩などの有機酸塩などが挙げられる。好ましくは、無機酸塩、さらに好ましくは、塩酸塩が挙げられる。また、mは、1〜30の整数、好ましくは、5〜20の整数が挙げられ、pは、2〜8の整数、好ましくは、4または6、さらに好ましくは、6が挙げられる。
【化42】
(式中、D環は置換基を有していてもよいベンゼン環を示し、tは2〜8の整数を示す。)
一般式(13)の式中、Wで示される塩としては、例えば、塩酸塩、臭化水素酸塩、硫酸塩、硝酸塩などの無機酸塩、例えば、酢酸塩、グルコン酸塩、トリクロロ酢酸塩、トリフルオロ酢酸塩、メタンスルホン酸塩、p−トルエンスルホン酸塩などの有機酸塩などが挙げられる。好ましくは、無機酸塩、さらに好ましくは、塩酸塩が挙げられる。また、mは、1〜30の整数、好ましくは、5〜20の整数が挙げられ、pは、2〜8の整数、好ましくは、4または6、さらに好ましくは、6が挙げられる。
【0162】
【化43】
(式中、R19、R20およびR21は、同一または相異なって、置換基を有していてもよい炭化水素基または水素原子を、F1は、置換基を有していてもよいアリール基または置換基を有していてもよいアラルキル基を、qは1〜3の整数を示す。)
一般式(16)
【化43】
(式中、R19、R20およびR21は、同一または相異なって、置換基を有していてもよい炭化水素基または水素原子を、F1は、置換基を有していてもよいアリール基または置換基を有していてもよいアラルキル基を、qは1〜3の整数を示す。)
一般式(16)
【0163】
【化44】
(式中、R22およびR23は、同一または相異なって、置換基を有していてもよい炭化水素基または水素原子を、F2は、置換基を有していてもよいアリール基または置換基を有していてもよいアラルキル基を、qは1〜3の整数を示す。)
一般式(15)中、R19、R20およびR21で示される置換基を有していてもよい炭化水素基の炭化水素基としては、上記したR1およびR2で示される置換基を有していてもよい炭化水素基と同様のものが挙げられ、置換基を有していない炭化水素基が好ましく挙げられる。その中でも、アルキル基、シクロアルキル基が好ましい。R19、R20およびR21で示されるアルキル基としては、メチル、エチル、n−プロピル、iso−プロピル、n−ブチル、iso−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチルなどの炭素数1〜4のアルキル基が好ましく、とりわけ、メチルが好ましい。また、R19、R20およびR21で示されるシクロアルキル基としては、シクロプロピルが好ましい。
【化44】
(式中、R22およびR23は、同一または相異なって、置換基を有していてもよい炭化水素基または水素原子を、F2は、置換基を有していてもよいアリール基または置換基を有していてもよいアラルキル基を、qは1〜3の整数を示す。)
一般式(15)中、R19、R20およびR21で示される置換基を有していてもよい炭化水素基の炭化水素基としては、上記したR1およびR2で示される置換基を有していてもよい炭化水素基と同様のものが挙げられ、置換基を有していない炭化水素基が好ましく挙げられる。その中でも、アルキル基、シクロアルキル基が好ましい。R19、R20およびR21で示されるアルキル基としては、メチル、エチル、n−プロピル、iso−プロピル、n−ブチル、iso−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチルなどの炭素数1〜4のアルキル基が好ましく、とりわけ、メチルが好ましい。また、R19、R20およびR21で示されるシクロアルキル基としては、シクロプロピルが好ましい。
【0174】
【化45】
(式中、R24は、置換基を有していてもよい炭化水素基または水素原子を、Eは、−NHCOOR25(R25は、置換基を有していてもよい炭化水素基を示す。)で示されるカーバメート基、または、チアゾリル基を示す。)
一般式(17)中、R24で示される置換基を有していてもよい炭化水素基の炭化水素基としては、上記したR1およびR2で示される置換基を有していてもよい炭化水素基と同様のものが挙げられ、置換基を有していない炭化水素基が好ましく挙げられる。その中でも、アルキル基が好ましい。アルキル基としては、好ましくは、メチル、エチル、n−プロピル、iso−プロピル、n−ブチル、iso−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチルなどの炭素数1〜4のアルキル基が挙げられ、とりわけ、メチルが好ましい。
【化45】
(式中、R24は、置換基を有していてもよい炭化水素基または水素原子を、Eは、−NHCOOR25(R25は、置換基を有していてもよい炭化水素基を示す。)で示されるカーバメート基、または、チアゾリル基を示す。)
一般式(17)中、R24で示される置換基を有していてもよい炭化水素基の炭化水素基としては、上記したR1およびR2で示される置換基を有していてもよい炭化水素基と同様のものが挙げられ、置換基を有していない炭化水素基が好ましく挙げられる。その中でも、アルキル基が好ましい。アルキル基としては、好ましくは、メチル、エチル、n−プロピル、iso−プロピル、n−ブチル、iso−ブチル、sec−ブチル、tert−ブチルなどの炭素数1〜4のアルキル基が挙げられ、とりわけ、メチルが好ましい。
Claims (15)
- 下記一般式(1)で示されるビス四級アンモニウム塩化合物と、
下記一般式(2)で示されるイソチアゾリン系化合物、下記一般式(5)で示されるジチオール系化合物、下記一般式(7)で示されるハロアセチレン系化合物、下記一般式(8)で示されるフタルイミド系化合物、下記一般式(9)で示されるハロアルキルチオ系化合物、下記一般式(10)で示されるピリチオン系化合物、下記一般式(11)で示されるフェニルウレア系化合物、下記一般式(12)で示されるトリアジン系化合物、下記一般式(13)および/または下記一般式(14)で示されるグアニジン系化合物、下記一般式(15)および/または下記一般式(16)で示されるトリアゾール系化合物、下記一般式(17)で示されるベンズイミダゾール系化合物からなる群から選ばれる少なくとも1種の化合物とを含有することを特徴とする、微生物防除剤。
一般式(1)
一般式(2)
一般式(5)
【化3】
(式中、X4およびX5は、同一または相異なって、ハロゲン原子または水素原子を示す。)
一般式(7)
【化4】
(式中、R10およびR11は、同一または相異なって,置換基を有していてもよい炭化水素基または水素原子を、X10はハロゲン原子を、zは0または1の整数を示す。)
一般式(8)
【化5】
(式中、X11およびX12は、ともにハロゲン原子を、X13は、ハロゲン原子を有する炭化水素基またはハロゲン原子を、環Bは、シクロヘキセン環またはベンゼン環を示す。)
一般式(9)
【化6】
(式中、R12は、置換基を有していてもよい炭化水素基または−N(Ra)(Rb)(RaおよびRbは、同一または相異なって、置換基を有していてもよい炭化水素基)を、X14およびX15は、ともにハロゲン原子を、X16は、ハロゲン原子を有する炭化水素基またはハロゲン原子を、Y3は、−SO2−、−CONH−を、C環は、置換基を有していてもよいベンゼン環を示す。)
一般式(10)
【化7】
(式中、Mは金属を、nは1〜4の整数を示す。)
一般式(11)
【化8】
(式中、R13およびR14は、同一または相異なって、隣接する窒素原子に酸素原子を介して結合していてもよい置換基を有していてもよい炭化水素基または水素原子を、X17およびX18は、同一または相異なって、ハロゲン原子または水素原子を示す。)
一般式(12)
【化9】
(式中、R15、R16、R17およびR18は、置換基を有していてもよい炭化水素基または水素原子を、X19は、アルキルチオ基またはハロゲン原子を示す。)
一般式(13)
【化10】
(式中、Wは塩を、mは1〜30の整数、pは2〜8の整数を示す。)
一般式(14)
【化11】
(式中、D環は置換基を有していてもよいベンゼン環を示し、tは2〜8の整数を示す。)
一般式(15)
【化12】
(式中、R19、R20およびR21は、同一または相異なって、置換基を有していてもよい炭化水素基または水素原子を、F1は、置換基を有していてもよいアリール基または置換基を有していてもよいアラルキル基を、qは1〜3の整数を示す。)
一般式(16)
【化13】
(式中、R22およびR23は、同一または相異なって、置換基を有していてもよい炭化水素基または水素原子を、F2は、置換基を有していてもよいアリール基または置換基を有していてもよいアラルキル基を、qは1〜3の整数を示す。)
一般式(17)
【化14】
(式中、R24は、置換基を有していてもよい炭化水素基または水素原子を、Eは、−NHCOOR25(R25は、置換基を有していてもよい炭化水素基を示す。)で示されるカーバメート基、または、チアゾリル基を示す。) - 一般式(1)で示されるビス四級アンモニウム塩化合物の式中、R1およびR2が、炭素数1〜18のアルキル基または炭素数1〜18のヒドロキシアルキル基であり、R3およびR4が、水素原子であり、R5が、炭素数2〜18のアルキレン基、フェニレン基、キシリレン基または炭素−炭素間単結合であることを特徴とする、請求項1に記載の微生物防除剤。
- 一般式(2)で示されるイソチアゾリン系化合物の式中、R6が、炭素数1〜8のアルキル基または水素原子であり、X1およびX2が、ともに水素原子、一方が水素原子で他方が塩素原子またはともに塩素原子であることを特徴とする、請求項1または2に記載の微生物防除剤。
- 一般式(5)で示されるジチオール系化合物の式中、X4およびX5が、ともに塩素原子または臭素原子、一方が水素原子で他方が塩素原子または臭素原子であることを特徴とする、請求項1〜3のいずれかに記載の微生物防除剤。
- 一般式(7)で示されるハロアセチレン系化合物の式中、R10およびR11が、一方が水素原子で他方が炭素数1〜10のアルキル基であり、X10がヨウ素原子であることを特徴とする、請求項1〜4のいずれかに記載の微生物防除剤。
- 一般式(8)で示されるフタルイミド系化合物の式中、X11およびX12が、ともに塩素原子であり、X13が、塩素原子および/またはフッ素原子を有する炭素数1〜4のアルキル基、塩素原子またはフッ素原子であることを特徴とする、請求項1〜5のいずれかに記載の微生物防除剤。
- 一般式(9)で示されるハロアルキルチオ系化合物の式中、R12が、炭素数1〜4のアルキル基または−N(Ra)(Rb)(RaおよびRbは、ともに炭素数1〜4のアルキル基)であり、X14およびX15が、ともに塩素原子であり、X16が、塩素原子および/またはフッ素原子を有する炭素数1〜4のアルキル基、塩素原子またはフッ素原子であり、C環が、ベンゼン、アルキル置換ベンセン、ハロゲン置換ベンセンであることを特徴とする、請求項1〜6のいずれかに記載の微生物防除剤。
- 一般式(10)で示されるピリチオン系化合物の式中、Mが、ナトリウム、亜鉛、銅、ニッケル、コバルト、マンガン、鉄であることを特徴とする、請求項1〜7のいずれかに記載の微生物防除剤。
- 一般式(11)で示されるフェニルウレア系化合物の式中、R13およびR14が、炭素数1〜8のアルキル基、炭素数1〜8のアルケニル基、炭素数1〜8のアルキニル基または炭素数1〜8のアルコキシ基であり、X17およびX18が、塩素原子または水素原子であることを特徴とする、請求項1〜8のいずれかに記載の微生物防除剤。
- 一般式(12)で示されるトリアジン系化合物の式中、R15およびR16が、炭素数1〜4のアルキル基または水素原子であり、R17およびR18が、炭素数1〜4のアルコキシ基によって置換されていてもよい炭素数1〜5のアルキル基または炭素数1〜4のアルコキシ基によって置換されていてもよい炭素数3〜6のシクロアルキル基であり、X19が、炭素数1〜4のアルキルチオ基またはハロゲン原子であることを特徴とする、請求項1〜9のいずれかに記載の微生物防除剤。
- 一般式(13)で示されるグアニジン系化合物の式中、Wが、無機酸塩であり、pが6であることを特徴とする、請求項1〜10のいずれかに記載の微生物防除剤。
- 一般式(14)で示されるグアニジン系化合物の式中、D環がクロロフェニルであり、tが6であることを特徴とする、請求項1〜11のいずれかに記載の微生物防除剤。
- 一般式(15)で示されるトリアゾール系化合物の式中、R19、R20およびR21が、炭素数1〜4の炭化水素基または水素原子であり、F1が、ハロゲン置換フェニルまたはハロゲン置換フェニルアルキルであることを特徴とする、請求項1〜12のいずれかに記載の微生物防除剤。
- 一般式(16)で示されるトリアゾール系化合物の式中、R22およびR23が、一方が水素原子で他方が炭素数1〜4の炭化水素基、または、ともに水素原子であり、F2が、ハロゲン置換フェニルであることを特徴とする、請求項1〜13のいずれかに記載の微生物防除剤。
- 一般式(17)で示されるベンズイミダゾール系化合物の式中、R24が水素原子であり、Eが、−NHCOOR25(R25は、炭素数1〜8のアルキル基)、または、チアゾリル基であることを特徴とする、請求項1〜14のいずれかに記載の微生物防除剤。
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