JP2003212470A - 接近検知センサ、このセンサを用いた接近警報装置、接近警報システムおよび接近警報装置取付構造 - Google Patents

接近検知センサ、このセンサを用いた接近警報装置、接近警報システムおよび接近警報装置取付構造

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JP2003212470A
JP2003212470A JP2002186169A JP2002186169A JP2003212470A JP 2003212470 A JP2003212470 A JP 2003212470A JP 2002186169 A JP2002186169 A JP 2002186169A JP 2002186169 A JP2002186169 A JP 2002186169A JP 2003212470 A JP2003212470 A JP 2003212470A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 上下・左右方向に対称に検知範囲を設定し
検知対象物を検知することにある。 【解決手段】 エスカレータ1のインレット部の所定高
さ水平方向ライン上に、超音波を送信する複数の送信セ
ンサ7a,7cおよび当該両送信センサ間の等距離中央
位置に前記インレット部に異常接近する検知対象物から
の反射波を受信する受信センサ7bを配列し、受信セン
サの取付け面に対し、当該取付け面の左右方向に所定の
傾斜角度の傾斜面部12を形成し、これら傾斜面部に前
記各送信センサを取付けてなる接近検知センサである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、エスカレータ利用
者がエスカレータのインレット部に異常接近したことを
報知する接近検知センサ、このセンサを用いた接近警報
装置、接近警報システムおよび接近警報装置取付構造に
関する。
【0002】
【従来の技術】従来、エスカレータ利用者がエスカレー
タのインレット部に異常接近したとき、エスカレータを
自動的に停止させる機能を設け、エスカレータ利用者が
インレット部に接近した際の安全を確保する方策がとら
れている。しかし、エスカレータが急激に停止した場
合、他のエスカレータ利用者にとって予期しない停止で
もあり、必ずしも好ましい状況とは言えない。
【0003】そこで、エスカレータ利用者の手などがイ
ンレット部に接近した場合、異常接近である旨を警報
し、インレット部への異常接近を回避する接近警報装置
が考えられている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような従来技術では、異常接近の検知範囲があまりにも
広過ぎた場合、警報が頻繁に発生する恐れがあり、エス
カレータ利用者に不安感を与えることが予想される。従
って、異常接近に対する検知範囲は、エスカレータのイ
ンレット部付近のごく狭い限られた領域に限定するのが
望ましいが、このようなごく限られた領域に限定して検
知範囲を設定するのは非常に困難である。例えばインレ
ット部への接近を検知するセンサがインレット部真下の
床部またはエスカレータのデッキボード上部から床方向
を臨むように取付けられるが、床部に取付けられたセン
サの上側方向には手摺ベルトやインレットゴム等が存在
し、デッキボードに付設されたセンサの臨む方向には床
面が存在し、誤検知する可能性がある。
【0005】また、エスカレータに付設される用品は、
エスカレータの各機種に応じて構造、寸法等が異なるこ
とから、各エスカレータごとに最適な装置取付位置やセ
ンサの感度を調整する必要があるが、これらの調整作業
に多大な時間が必要になる。
【0006】さらに、接近警報装置の取付位置の調整に
対しては、エスカレータ本体の取付スペースが限定され
ているので自由度が少なく、調整による効果が比較的薄
い。一方、センサ感度の調整にあっても、全体の感度が
下がって上下の検知範囲が狭まくなることから誤動作を
防止することが可能であるが、センサの正面方向および
横方向の検知範囲も同時に狭まくなるので、本来必要と
する検知範囲が得にくくなる問題がある。
【0007】接近警報装置本来の機能は、全ての方向か
らのエスカレータ利用者の進入に対して均一に検知する
のが理想であるが、現状の検知範囲では、手摺ベルト中
心を基準とする上下方向および左右方向が非対称の状態
にあり、均一な検知が難しい状況にある。
【0008】そこで、これらの問題点を改善するために
は、取付位置や感度の調整だけでなく、センサ構成、装
置筐体構造等を含めてあらゆる方向から検討を加える必
要がある。
【0009】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、上下左右に対称に検知範囲を設定可能な接近検知セ
ンサを提供することを目的とする。
【0010】また、本発明の他の目的は、比較的対称な
感度領域をもつ最適な検知範囲を確保しつつインレット
部への異常接近を検知し、適切な警告情報を提供可能と
する接近警報装置、接近警報システムおよび接近警報装
置取付構造を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】(1) 上記課題を解決
するために、本発明に係る接近検知センサは、エスカレ
ータのインレット部の所定高さ水平方向ライン上に、超
音波を送信する複数の送信センサと、当該両送信センサ
間の等距離中央位置に配列され、前記インレット部に異
常接近する検知対象物からの反射波を受信する受信セン
サとを設けた構成である。
【0012】本発明は以上のような構成とすることによ
り、受信センサの両側に所定距離隔てて送信センサを設
けたので、手摺ベルトを中心に左右方向に対称に超音波
が送信され、異常接近する検知対象物からの反射波を受
信センサで受信するので、左右対称性を有する検知範囲
を確保することが可能である。
【0013】(2) また、エスカレータのインレット
部に異常接近する検知対象物を検知し警報を出力する本
発明に係る接近警報装置は、所要の信号を送信し、前記
インレット部に近づく前記検知対象物からの反射波を受
信する接近検知センサと、この接近検知センサからの送
・受信時間から前記検知対象物の異常接近を判断する判
断手段と、この判断手段により異常接近と判断された場
合、メッセージを生成するメッセージ生成手段と、この
生成手段により生成されるメッセージを外部に出力する
警報情報処理手段とを設けた構成である。
【0014】本発明は以上のような構成とすることによ
り、検知対象物がインレット部に異常接近したとき、接
近検知センサは当該検知対象物からの反射波を受信する
が、このとき判断手段は、信号の送受信時間と予め設定
される判定用時間とを用いて、検知対象物の異常接近を
判断し、メッセージを生成し、その生成されたメッセー
ジを出力するので、エスカレータ利用者がインレット部
に異常接近したとき、メッセージ内容から異常接近状態
を確実に理解でき、エスカレータ利用者により安心を与
えつつインレット部から離すことが可能である。
【0015】(3) 本発明に係わる接近警報システム
は、少なくとも1台の前記エスカレータ両側のインレッ
ト下部にそれぞれ前記請求項5ないし請求項10の何れ
か1つの構成の接近警報装置を設置した場合、前記ある
インレット下部に設置される前記接近警報装置に検知対
象物が異常接近した場合、当該接近警報装置を構成する
前記生成手段により生成される警告音または警告メッセ
ージを、前記同一エスカレータの他のインレット下部ま
たは別のエスカレータのインレット下部に設置される前
記接近警報装置側の警報情報処理手段から出力すること
を特徴とする接近警報システム。
【0016】この発明は以上のような構成とすることに
より、エスカレータのあるインレット下部に設置される
前記接近警報装置に検知対象物が異常接近した場合、前
記同一エスカレータの他のインレット下部または別のエ
スカレータのインレット下部に設置される前記接近警報
装置側の音声発生器から警告音や警告メッセージを出力
するので、警告音または警告メッセージの意味を理解で
きない人が接近した場合でも、周囲の保護者或いは第三
者に対しても異常接近を認識させ、幼児や子供に対して
注意させることが可能である。また、周囲の保護者や第
三者に知らせる場合でも、音声発生器から近距離に位置
する人の耳元などで大音量の警告音を発する必要がなく
なり、難聴などの障害を引き起こす可能性もなくなる。
【0017】(4) さらに、本発明に係わる接近警報
装置取付構造は、インレット下部のエスカレータ構造物
または当該構造物面に取付けられた取付部材の複数個所
に突出され、それぞれ先端に膨出部をもつ支持体と、接
近警報装置の裏面側に前記各支持体に対応する位置関係
をもって形成されただるま穴部と、前記支持体に前記接
近警報装置の裏面側に形成された各だるま穴部を引っか
けたとき、前記エスカレータ構造物または前記取付部材
と前記接近警報装置との隙間に、当該接近警報装置の取
り外しを規制するために挿入されるプレートとを備えた
接近警報装置取付構造である。
【0018】この発明は以上のような構造とすることに
より、構造物面または取付部材に突出させた支持体に接
近警報装置の裏面側に形成された各だるま穴部を引っか
けたとき、エスカレータ構造物または前記取付部材と前
記接近警報装置との隙間に、当該接近警報装置の取り外
しを規制するプレートを挿入することにより、接近警報
装置の取り外し時に先にプレートを取外さない限り、接
近警報装置を取り外すことが難しく、しかもプレートが
外部から見難い状態で挿入すれば、益々接近警報装置の
取り外しが困難となり、盗難の防止に大きく貢献する。
【0019】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、本発
明に係わる接近警報装置の一実施の形態について図面を
参照して説明する。
【0020】図1はエスカレータに接近警報装置を取付
けたときのエスカレータのインレット部と当該接近警報
装置との位置関係を説明する図である。
【0021】同図において1はエスカレータ利用者を運
ぶエスカレータであって、このエスカレータ1は、欄干
2に巻装される無端状の手摺ベルト3の回転駆動に伴
い、連結された複数の踏段(図示せず)を斜め上方向ま
たは斜め下方向に連続的に移動させることにより、エス
カレータ利用者を例えば下階から上階方向または上階か
ら下階方向に運ぶ機能をもっている。
【0022】このエスカレータ1では、エスカレータ上
側乗り場および下側乗り場の両側でそれぞれ手摺ベルト
3が湾曲状に回り込んでデッキボードなどの据付け構造
物4内部に入り込む構成となっている。
【0023】この据付け構造物4に入り込む手摺ベルト
3真下の近傍に設置されるインレット5と乗り場床面6
との間の適宜な部分、例えばエスカレータ据付け構造物
4のインレット部対面部分には接近検知センサ7をもつ
接近警報装置8が取付けられている。なお、接近警報装
置8は、インレット部との対面部分であれば、例えばイ
ンレット5の底面部に取付けてもよい。ここで、インレ
ット部とは、構造物4に入り込む手摺ベルト3部分と床
面6との空間部分を意味する。9は利用者の接近を検知
する検知範囲、10はエレベータ利用者等の検知対象物
であって、例えば人間の手、足などが含まれる。
【0024】図2は本発明に係る接近検知センサ7の一
実施の形態を示す構成図である。
【0025】この接近検知センサ7は、例えば据付け構
造物4に取付けられる接近警報装置8の装置筐体11の
所定高さの水平方向ラインにそって、超音波を送信する
送信センサ7a、超音波を受信する受信センサ7bおよ
び超音波を送信する送信センサ7cが配列されている。
すなわち、装置筐体11面上にあって手摺ベルト3の幅
方向中心に位置するように受信センサ7bが設けられ、
当該受信センサ7bの両側にほぼ等しい距離を隔てて対
称な位置に送信センサ7a,7cが配列されている。
【0026】これらセンサ7a〜7cのうち、受信セン
サ7bは装置筐体11の前面平坦面に取付けられ、一
方、複数の送信センサ7a,7cは装置筐体11の前面
平坦面の左右方向に所要の角度αをもって形成された傾
斜面部12に取付けられている。
【0027】前記受信センサ7bの両側に形成された所
要角度αの傾斜面部12に送信センサ7a、7cを取付
けた理由は、ユーザの要望に応じて手摺ベルト3の横方
向幅寸法が種々異なることに伴い、この手摺ベルト3の
横幅よりも必要な領域まで検知範囲を拡げるためであ
る。この傾斜面部12の傾斜角度αは、実際には10度
程度の角度に設定されるが、手摺ベルト3の横幅寸法そ
の他ユーザの要求によって任意の角度に設定できるもの
である。例えば手摺ベルト3の横方向幅寸法が比較的広
い場合、装置筐体11の横方向の寸法も大きくできるの
で、装置筐体11の前面平坦面に送受信センサ7a〜7
cの順序で配置してもよい。何れにせよ、受信センサ7
bに対し、その左右両側に2つの送信センサ7a,7c
を配置したのは、例えば手摺ベルト3の左右方向に対称
に検知範囲を拡大し、手摺ベルト左右からの人体の接近
を等しく検知する為である。
【0028】なお、前述する接近検知センサ7を構成す
る各送受信センサ7a〜7cが装置筐体11の前面部分
に取付けた例を説明したが、例えば図3(a)に示すよ
うに装置筐体11の前面平坦部分全体に凹陥部13を形
成し、前述同様にその凹陥部13の平坦面に受信センサ
7b、当該凹陥部13の平坦面に対して所要の角度αに
形成された傾斜面部14にそれぞれ送信センサ7a,7
cを取り付けるか、或いは図3(b)に示すように装置
筐体11の前面部分のうち、各送受信センサ72a〜7
cの取付部分のみ、超音波の送受信範囲の影響を考慮し
つつ断面台形状の個別的な凹陥部13a、13b、13
cを形成し、これら凹陥部13a、13b、13cにそ
れぞれ該当する送受信センサ7a〜7cを取付けてもよ
い。このように装置筐体11に凹陥部13(13a、1
3b、13c)を形成した理由は、エスカレータ利用者
が足などをぶっつける悪戯等からセンサ7a〜7cを保
護するためである。
【0029】また、装置筐体11の前面部分には、受信
センサ7bの上下部には指向性板15,16が例えば着
脱自在の取付けられている。これら指向性板15,16
は、エレベータ利用者が比較的近づく難い受信センサ7
bの真上および真下に配置することにより、手摺ベルト
3,インレット5の他、床面6からの反射波を再反射さ
せるか、吸収させることにより、上記構成部材からの反
射を遮断し、ひいては検知誤差を未然に回避することに
ある。なお、指向性板15,16としては、例えば電波
吸収材で形成するか、または電波吸収粉末剤を塗布すれ
ば、より超音波の送受信波を吸収遮断させることが可能
である。
【0030】なお、この指向性板15,16は、装置筐
体11の前面部分に着脱自在に取付けられるが、例えば
装置筐体11と一体に形成してもよい。エスカレータ利
用者による悪戯等を考えた場合、より強固に取付けるの
が望ましいが、例えばエスカレータの設置構造等の状況
に応じて突き出し長さの異なる指向性板15,16を適
宜選択的に取り付け、反射波などの遮断状況を試みる必
要があるので、着脱自在に取付けた方が好ましい。ま
た、前記図3(b)に示すように、特に受信センサ7b
に対応する凹陥部13bを適宜な深さに形成すれば、指
向性板15,16のもつ機能を果たすことが可能とな
り、当該指向性板15,16を省略するか、或いはより
突出し長さを短くした指向性板15,16を用いること
により実現可能である。
【0031】従って、以上のような接近検知センサの実
施の形態によれば、受信センサ7bの両側に所定距離隔
てて送信センサ7a,7cを配列したので、手摺ベルト
3を中心に左右方向に対称に超音波を送信することがで
き、しかも異常接近する検知対象物からの反射波を中央
の受信センサ7bで受信するので、左右対称な検知領域
をもつ検知範囲を設定し、検知対象物の異常接近を検知
することができる。
【0032】また、受信センサ7bの上下部に所要面積
の指向性板15,16を配置したので、両送信センサ7
a,7cから送信された送信波のうち、受信センサ7b
の上部側に存在する手摺ベルト、インレットゴム等、ま
た受信センサ7bの下部側に存在する床面等から反射さ
れてくる反射波が各指向性板15,16で再反射され、
または吸収されるので、誤検知を大幅に低減できる。
【0033】さらに、受信センサ7bの取付け面に対
し、当該取付け面の左右方向に所定の傾斜角度の傾斜面
部12を形成し、これら傾斜面部12に各送信センサ7
a,7cを取付けるので、手摺ベルト3の左右方向に対
称に検知範囲を広げることができ、例えば手摺ベルトの
コンパクト化により横幅が狭くなった場合でも、検知範
囲を低下させずに検知対象物10の異常接近を容易に検
知できる。
【0034】さらに、前記各送受信センサ7a〜7cの
取付け面を凹陥部13に形成するとともに、この凹陥部
13内の受信センサ7bの取付け面に対し、当該取付け
面の左右方向に配列する前記送信センサ7a,7cの取
付け面が所定の傾斜角度の傾斜面部14に形成したの
で、外部からの衝突によるセンサ7a〜7cの破損を未
然に防止でき、しかも前述する指向性板と同様の機能も
併せもつことができる。
【0035】次に、図4は本発明に係る接近警報装置の
一実施の形態を示す電気的な構成図である。
【0036】この接近警報装置8は、検知対象物10が
インレット部に接近することを検知する前記接近検知セ
ンサ7の他、設定データ記憶部21、メッセージデータ
記憶部22および所定のプログラムに基づいて検知対象
物の接近状態を判断し、所要とするメッセージを生成し
出力するCPUで構成された接近処理制御部23が設け
られている。
【0037】接近検知センサ7は、図2に示すごとく送
信センサ7a,7cから超音波を送信し、異常接近する
検知対象物10等からの反射波を受信センサ7bで受信
する機能をもっている。これら送受信センサ7a〜7c
の配置および取付けなどは前述した通りであり、図1な
いし図3の説明に譲る。
【0038】設定データ記憶部21は、異常接近と判定
するための送・受信時間データの他、必要に応じて受信
レベル等の判定用データの他、異常接近時に所要の信号
に変換出力するための設定データが記憶され、さらに所
定の周期ごとに超音波の総受信時間をカウントするため
のタイマメモリなどが設けられている。
【0039】前記メッセージデータ記憶部22は、異常
接近状態を検知したときのディジタル的なメッセージデ
ータ、例えば検知対象物として人体が検知されたとき、
「危険です、離れてください」とか、人体以外が検知さ
れたとき、「危険です、所持品を離してください」と
か、或いは人体および人体以外のものを含んで共通のメ
ッセージデータなどが格納されている。
【0040】なお、これら設定データ記憶部21および
メッセージデータ記憶部22は、それぞれ個別的に記載
したが、同一の記憶媒体にエリア分けして各データを格
納してもよい。
【0041】さらに、接近処理制御部23は、各送受信
センサ7a〜7cの出力から人体による異常接近を判断
する異常接近判断手段231と、この判断手段231か
ら人体等の異常接近と判断されたとき、メッセージデー
タ記憶部22から人体、人体以外のもの、或いは共通の
メッセージデータを取出しメッセージを生成するメッセ
ージ生成手段232と、例えば設定データ記憶部21に
設定される出力設定データに応じて所要の警報情報に変
換処理する警報情報処理手段233とで構成されてい
る。
【0042】この警報情報処理手段233は、メッセー
ジを音声信号として出力する場合には音声変換手段を含
み、この変換手段で変換された音声信号である警報信号
を音声発生器24から出力し、また画像情報として出力
する場合には例えばドットマトリクスメモリおよび表示
制御手段を含み、メッセージをドットマトリクスメモリ
に配列し、表示制御手段にてCRTディスプレイや液晶
ディスプレイなどの表示部25に警報情報を表示し、さ
らにエスカレータの停止を必要とする場合には停止制御
信号に変換し、エスカレータ制御部等の停止回路26に
送出する。
【0043】27は処理上必要なデータを設定したり、
処理途中のデータを格納するデータバッファである。
【0044】次に、以上のような装置の動作について図
面を参照して説明する。
【0045】先ず、動作が開始すると、接近処理制御部
23は、データバッファ27などに格納される不要なデ
ータをクリアする初期化処理を実施した後、接近処理制
御部23ないし異常接近判断手段231は、所定の周期
ごとに送信センサ7a,7cを駆動し、送信センサ7
a,7cから超音波を発生させて手摺ベルト3下部のイ
ンレット部に送信する。これら送信センサ7a,7c
は、受信センサ7bの前面平坦面に対し、所要の傾斜角
度αの傾斜面部12に取付けられ、かつ、受信センサ7
bを中心とする対称な位置に設置されているので、各送
信センサ7a,7cから送信された超音波は、図5
(a)に示すように手摺ベルト3を中心とし、傾斜角度
α分に応じた手摺ベルト3の左右方向に広がりをもって
対称的に送信される。その結果、送信センサ7a,7c
の送信範囲は、α=0のときに比べて左右方向に拡大
し、同図(b)に示すように検知範囲9も同様に左右方
向に拡大する。しかも、受信センサ7bを中心とする対
称な位置に送信センサ7a,7cが配置されていない場
合に比べ、同図(b)に示すように左右方向(横方向)
に対称な検知範囲9を確保できる。
【0046】各送信センサ7a,7cから送信された超
音波T1,T2は、検知対象物10が存在する場合、当
該検知対象物10で反射されて反射波R1となり、受信
センサ7bで受信する。このとき、異常接近判断手段2
31は、超音波の送信タイミングで設定データ記憶部2
1のタイマメモリを起動するので、超音波送信後に反射
されてくる反射波の受信までの受信時間をカウントする
ことができる。よって、異常接近判断手段231は、反
射波の受信時間と予め定める判定用時間とを比較し、反
射波の受信時間が判定用時間以内である場合、検知対象
物10が異常接近していると判断する。
【0047】一方、各送信センサ7a,7cから送信さ
れた超音波T1,T2は、検知対象物10が存在しない
場合、図6に示すようにそのまま床面6に到達した後、
床面からの反射波R2となって受信センサ7bの方向へ
反射される。このとき、反射波R2は受信センサ7bの
下部に指向性板16が取付けられているので、当該反射
波R2で再度反射されるか、或いは吸収されることか
ら、受信センサ7bに受信されることがないか、仮に斜
め方向から反射波を受信したとしても、検知対象物10
が存在する場合に比べて受信時間が長くなり、判定用時
間を越える結果となり、誤検知となることがなくなる。
すなわち、受信センサ7bの真下の床面6から反射され
る最も受信時間が短い反射波は指向性板16で反射され
るか、或いは吸収されてしまう。
【0048】また、同様に接近警報装置8の上方向に送
信された超音波送信波T1,T2は、検知対象物10で
ある人体の手などが存在しない場合、そのまま手摺ベル
ト3またはインレット5に到達した後、反射波R3とと
なって受信センサ7bの方向に反射される。この場合に
おいても、受信センサ7bの上部に指向性板15が取付
けられているので、再度反射されるか、あるいは吸収さ
れるために、受信センサ7bに受信されることがなくな
る。図7(a)はインレット部正面側から接近検知セン
サ7を見たときの超音波の送受信範囲,ひいては横方向
の検知範囲9であり、同図(b)は側方から見たときの
概略的な検知範囲9を示すものである。
【0049】そこで、接近警報装置8としては、以上述
べたように接近処理制御部23の異常接近判断手段23
1が検知対象物10の異常接近と判断すると、メッセー
ジ生成手段232に通知する。このメッセージ生成手段
232は、検知対象物10が異常接近しているので、メ
ッセージデータ記憶部22から例えば「危険です、離れ
てください」というディジタルメッセージデータを選択
し、警報情報処理手段233に送出する。
【0050】この警報情報処理手段233は、予め音声
発生器24のみの警報である場合、さらに表示部25に
も表示するとか、或いは音声発生器24からの警報とエ
スカレータの停止制御とを必要とする場合などがある。
或いは全部の出力手段を用いて出力することも考えられ
るので、それらの出力手段に適用する信号変換を実施
し、警報を出力する。
【0051】また、音声発生器24から音声メッセージ
とブザー音とを交互に発生するようにすれば、エスカレ
ータ利用者は音声メッセージから異常接近であることが
的確に把握でき、一方、ブザー音から非常に危険である
ことを知ることができる。
【0052】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、検知対象物10がインレット部に異常接近したと
き、接近検知センサ7は当該検知対象物10からの反射
波を受信するが、このとき判断手段231は、信号の送
受信時間と予め設定される判定用時間とを用いて、検知
対象物10の異常接近を判断し、メッセージ生成手段2
32にてメッセージを生成し、その生成されたメッセー
ジを音声発生器24等から出力するので、エスカレータ
利用者がインレット部に異常接近したとき、メッセージ
内容から異常接近状態を確実に把握でき、エスカレータ
利用者により安心を与えつつインレット部から離すこと
ができる。
【0053】また、接近検知センサ7としては、エスカ
レータ1のインレット部の所定高さ水平方向ライン上
に、超音波を送信する複数の送信センサ7bおよび当該
両送信センサ7a,7c間の等距離中央位置に配列され
インレット部に異常接近する検知対象物からの反射波を
受信する受信センサ7bを配列することにより、前述同
様に手摺ベルト3を中心に左右方向に対称に超音波を送
信でき、受信センサ7bでは、左右対称性を有する検知
範囲を確保することができる。
【0054】また、警報情報処理手段233としては、
異常接近によるメッセージを音声メッセージに変換して
報知するか、或いはメッセージ生成手段232により生
成されるメッセージに基づき、音声メッセージと警報ブ
ザー音とを交互に出力すれば、エスカレータ利用者に対
して最適なメッセージを提供でき、メッセージ内容から
異常接近状態を確実に理解でき、エスカレータ利用者に
安心を与えつつインレット部から離すことが可能であ
る。
【0055】さらに、警報情報処理手段233として
は、異常接近によるメッセージを音声信号および表示信
号に変換し、それぞれ音声発生器24および表示部25
から出力すれば、エスカレータ利用者が異常接近状態を
容易に知ることができる。
【0056】(第2の実施の形態)第1の実施の形態で
は、エスカレータ1のインレット下部に接近警報装置8
が設置され、エスカレータ利用者の手などがインレット
5に接近したとき、音声発生器24から利用者に対して
十分に聞き取れる音量の警告音または警告メッセージを
を出力する構成となっている。
【0057】しかし、インレット5に接近する人は、大
人に限らず、幼児や子供などが接近する可能性も考えら
れる。特に幼児の場合、警告音または警告メッセージの
内容が理解できず、その場に留まることもありうる。こ
のことは、幼児や子供が接近した際は、本人への警告だ
けではなく、周囲の保護者或いは第三者に対しても異常
接近を認識させ、幼児や子供に対して注意させることが
必要である。
【0058】周囲の保護者や第三者に知らせるために
は、音声発生器24の音量を大きくすれば良い。しか
し、音声発生器24から近距離に位置する人の耳元など
で大音量の警告音を発することは、難聴などの障害を引
き起こすことも考えられ、その障害を回避するためには
大音量の警告音または警告メッセージを出力するのが難
しい。
【0059】従って、出来れば、インレット5に接近し
た人が十分に聞き取れる警告音量であり、しかも近距離
での大音量の発報を抑制でき、同時にエスカレータ周囲
の保護者や第三者に対しても異常接近を認識させるよう
な接近警報システムであることが望ましい。
【0060】図8は以上のような要望を満たすために実
現された本発明に係わる接近警報システムの一実施の形
態を示す構成図である。なお、図8(a)はエスカレー
タのインレット部分の側面図、図8(b)はエスカレー
タ両側のインレット下部にそれぞれ接近警報装置8a,
8bを設置した例である。なお、図8において図1と同
一部分には同一符号を付して説明する。
【0061】この図において、エスカレータ1両側には
それぞれ手摺ベルト3が掛け渡され、かつ、エスカレー
タ1のデッキボードなどの据付け構造物4に入り込むイ
ンレット5に人手が引き込まれるのを回避するためのイ
ンレット安全装置31が設置されている。このエスカレ
ータ両側のインレット5下部ないしインレット安全装置
31の下部には接近警報装置8a,8bが設置されてい
る。
【0062】つまり、エスカレータ1の乗場32から見
て左右両側のインレット5下部ないしインレット安全装
置31の下部に左右1ペアを構成するように接近警報装
置8a,8bが設置されている。
【0063】また、エスカレータ1の上下階に接近警報
装置を設置する場合、エスカレータ1の下階両側と上階
側両側とにそれぞれ接近警報装置を設置するので、合計
4台の接近警報装置が設置される。
【0064】さらに、図9に示すように、エスカレータ
1が2台並列に設置されている場合、各エスカレータ1
にそれぞれ1ペアづつ設置されるので、1つの乗場に合
計4台の接近警報装置8a,8b,8c,8dが設置さ
れる。
【0065】因みに、エスカレータ1両側に接近警報装
置8a,8bを設置した場合、各接近警報装置8a,8
bの関係は図10に示すような構成となる。なお、接近
警報装置8a,8bの内部構成は前述する図4とほぼ同
一であるので、詳しくは図4の説明に譲る。
【0066】すなわち、この接近警報システムは、接近
警報装置8aから出力される音声信号が接近警報装置8
b内、或いは接近警報装置8bの設置個所側に取付けら
れる音声発生器24bに入力され、また接近警報装置8
bから出力される音声信号が接近警報装置8a内、或い
は接近警報装置8aの設置個所側に取付けられる音声発
生器24aから入力される構成となっている。
【0067】次に、以上のような接近警報装置8a、8
bを設置した例のシステムの動作について説明する。
【0068】今、人体が接近警報装置8a側の検知範囲
に接近した場合、接近センサ7aにより人体の接近を検
知する。この接近センサ7aにより人体の接近を検知
し、接近処理制御部23a内で前述する所定の判断基準
によって異常接近と判断された場合、接近警報装置8b
側に設置される音声発生器24aから警告音または警告
メッセージが出力される。これらの基本動作は図4の説
明に譲る。
【0069】従って、 本発明の一実施形態としての接
近警報システムは、異常接近を検知した接近警報装置
は、自装置では発報が行われず、ペアとなっているもう
一方の装置側の音声発生器から警報を発することにな
る。
【0070】従って、以上のような実施の形態では、例
えば幼児や子供が接近した際、例えば周囲の保護者或い
は第三者に対して異常接近を認識させることができ、幼
児や子供に対して注意させることが可能となる。しか
も、大音量の警告音または警告メッセージを出力するこ
となく、周囲の保護者や第三者に知らせることが可能で
ある。
【0071】次に、他の接近警報システムとしては、例
えば図9に示すように、2つのエスカレータが並列に設
置されている場合、接近警報装置の台数は4台となる。
この場合、例えば接近警報装置8aからの音声信号が接
近警報装置8d側の音声発生器に入力し、また接近警報
装置8dからの音声信号が接近警報装置8a側の音声発
生器に入力するように接続すれば、接近した本人からさ
らに遠い位置での発報が可能になり、音声発生器の音量
を更に増大させることが可能である。
【0072】他の接近警報装置例えば8bからの音声信
号は接近警報装置8d側の音声発生器、接近警報装置例
えば8cの音声信号は接近警報装置8a側に設置される
音声発生器に入力するごとく接続する。
【0073】さらに、エスカレータの上下階に接近警報
装置が設置されている場合、下階側の接近警報装置から
の音声信号は上階側の接近警報装置側の音声発生器、ま
た上階側の接近警報装置からの音声信号は下階側の接近
警報装置側の音声発生器に入力するように接続すること
も可能である。
【0074】このような実施の形態によれば、予め人通
りの多い方の階が分っていれば、そちらの階に発報し、
第三者に気づかれやすくすることも可能である。
【0075】また、インレット5ないしインレット安全
装置31付近に接近した人に対しては、音声発生器の音
量を十分聞き取れるレベルまで増大させておくか、また
は自装置の音声発生器にも同時に接続しておくことも可
能である。これは図9においても同様に自装置の音声発
生器にも同時に接続しておくことも可能である。
【0076】従って、以上のように接近警報装置の音声
信号を他の接近警報装置側に設置される音声発生器に入
力するようにすれば、接近警報装置の設置台数が増える
ごとに、音声信号の出力先の選択肢が増え、効率よく異
常接近の音声信号を周囲の保護者或いは第三者に認識さ
せることができる。また、接近した本人に対しては、耳
元などに大音量の発報をするのを防止でき、難聴などの
障害が生じる可能性もなくなる。
【0077】さらに、接近警報装置内または近傍に音声
発生器を設置したが、例えば別途、エスカレータ1の接
近警報装置の設置場所以外のエスカレータの所要個所ま
たはエスカレータ周辺近傍に警告する専用の音声発生器
を設けてもよい。このことは、例えば音声発生器をエス
カレータだけでなく、建屋側に設置することも可能とな
り、保護者や第三者に最適な位置で警告を発することが
できる。、 (第3の実施の形態)第1の実施の形態では、インレッ
ト下部近傍に位置するエスカレータ1のデッキボードな
どの据付け構造物(例えばスカートガードパネルと呼
ぶ)4に接近警報装置8を設置する例について述べた
が、例えば既設のエスカレータ1に接近警報装置8を取
付ける際、エスカレータ部品を加工する必要が生じる。
この接近警報装置8の取付け作業は、現地作業となるだ
けでなく、無理な姿勢や時間の制約を受ける作業であ
り、特にエスカレータ構造物に穴あけ加工する際の位置
決めなどに非常に手間がかかる。
【0078】また、通常のエスカレータ保守作業時、エ
スカレータの一部を分解する必要があるが、接近警報装
置8が取り付けられている場合、通常のエスカレータの
分解作業以上に時間を要する。一方、接近警報装置8が
容易に着脱可能となっていれば、接近警報装置8の盗難
などの恐れがでてくる。
【0079】従って、通常の保守作業時のエスカレータ
の分解性を維持し、接近警報装置の現地での取り付け作
業時間を短縮し、なおかつ外部から接近警報装置が取り
外し難い構造であることが望ましい。
【0080】図11および図12は以上のような要望を
満たすために実現された本発明に係わる接近警報装置取
付構造の一実施の形態を示す図である。図11はスカー
トガードパネル4などに接近警報装置が取付けられた状
態を示す図、図12は接近警報装置の取付分解斜視図で
ある。なお、接近警報装置の内部構成及び設置の形態
は、図4、図8〜図11の説明に譲る。
【0081】図12に示すエスカレータ1の部品として
は、スカートガードパネル4、インレット安全装置3
1、手摺ベルト3等があるが、接近警報装置8は、イン
レット5下部ないしインレット安全装置31下部のスカ
ートガードパネル4に固定される取付部材41にプレー
ト42を介して取付けられる。
【0082】通常、エスカレータ1のスカートガードパ
ネル4は、保守時の分解性を考慮し、左右に分離する2
つのスカートガードパネル4a,4bとによって構成さ
れている。
【0083】前記取付部材41は、スカートガードパネ
ル4a,4bと同様に分離可能な2つの例えば矩形状取
付体41a、41bからなり、これら2つの取付体41
a、41bは左右に分離されるパネル4a,4bにそれ
ぞれ個別に取付け固定される。なお、この取付体41
a、41bは、強力両面テープ、接着剤その他ボルトに
よる締結等によって取付けられる。
【0084】さらに、これら2つの取付体41a、41
bからなる面には例えば逆三角形を構成するごとく3ヶ
所に取付ボルト43x,43y,43zが取り付けられ
ている。一例として、取付体41aの上部ほぼ中央部分
に取付ボルト43x、取付体41bの上部ほぼ中央部分
に取付ボルト43y、取付体41a、41bの何れか一
方の下部の取付体分離ラインに近い個所に取付ボルト4
3zが取り付けられている。これら取付体41a、41
bの上下部にそれぞれ取付ボルトを取り付けてもよい。
これら取付ボルトの取付形態は特に限定されるものでは
なく、またボルトである必要がない。また、取付体41
a、41bは同じ大きさである必要が無い。
【0085】前記プレート42は、例えば長方形の平面
板体の上部にL字状の折り曲げ部42aが形成され、折
り曲げ部42a以外の平面板体にはプレート挿入端側に
開口をもつ所要の長さの切欠部42bが形成されてい
る。
【0086】前記接近警報装置8は、図12(b)に示
すごとくその装置背面側に、2つの取付体41a、41
b面に取付けた取付ボルト43x、43y、43zに対
応する個所にそれぞれだるま穴8x、8y、8zが設け
られている。
【0087】次に、以上ようにスカートガードパネル4
a,4bに接近警報装置8を取付ける手順について説明
する。
【0088】(1) スカートガードパネルパネル4
a,4bに対して、それぞれ取付体41a、41bを取
付ける。この取付体41a、41bは、前述するように
強力両面テープ、接着剤その他ボルトによる締結等によ
り取付ける。
【0089】(2) 次に、これら取付体41a、41
bの取付ボルト43x、43y、43zに対し、接近警
報装置8の背面側のだるま穴8x、8y、8zをそれぞ
れ引っかけるようにして取付ける。
【0090】(3) 引き続き、2つの取付体41a、
41b面と接近警報装置8との隙間に、接近警報装置8
側方からプレート42を挿入する。プレート42は、そ
の折り曲げ部42aの下面と接近警報装置8の上面が接
するように横からスライドさせれば、切欠部42b内に
取付ボルト43x,43yが自動的に入るようになって
いる。
【0091】以上のようにして、取付体41a、41
b、接近警報装置8、プレート42の順番に取りつけ
る。
【0092】(4) 次に、エスカレータから接近警報
装置8を取り外す場合、接近警報装置8を上方に引き上
げ、取付体41a、41bの取付ボルト43x、43
y、43zから外す必要があるが、プレート42が挿入
されたままの状態では、接近警報装置8上面がプレート
42の折り曲げ部42aの下面と干渉し、上方向に移動
させることができない。接近警報装置8を取り外す場
合、必ず最初にプレート42を取り外さなければならな
い。
【0093】また、プレート42を取り外す際、プレー
ト42を上に引き上げた場合には、プレート42の切欠
部42bが取付ボルト43x,43yと干渉し、上方向
に移動させて外すことはできない。従って、プレート4
2を外すには、必ず横方向、かつ、右側から左側にスラ
イドさせなければ取り外すことができない。
【0094】なお、スカートガードパネル4a,4bに
接近警報装置8を取付け場合の寸法関係の概要について
説明する(図13参照)。
【0095】今、接近警報装置8の幅寸法が4Lとすれ
ば、プレート42の幅寸法は4Lよりも短い3Lとす
る。このような寸法関係にすれば、プレート42の側面
は接近警報装置8の横幅からはみ出すことがなく完全に
装置裏側に隠れるので、接近警報装置8の側面から指で
プレート42を押出すことができず、また横方向へスラ
イドするプレート42の取り外し構造も外部から発見し
にしい。
【0096】一方、エスカレータの保守時にスカートガ
ードパネル4a,4bを取り外す際、所要の順序に従っ
てプレート42−接近警報装置8を取り外せば、取付体
41a,41bは、そのままスカートガードパネル4
a,4bに取付けたままの状態でよい。その理由は、ス
カートガードパネル4a,4bの分離に対し、取付部材
41を構成する取付体41aがパネル4a側、取付体4
1bがパネル4b側に取付けられているので、パネル4
a,4bの分離に伴い、取付体41a、取付体41bも
同時に分離できるためである。再度組立てる際も、同様
にパネル4a,4bに取付体41a、取付体41bを取
付けた状態で組立てが可能である。
【0097】なお、以上のような取付構造とすれば、接
近警報装置8の盗難を防ぐことが可能であるが、さらに
盗難し難くい状態にする場合、取付ボルト43x、43
y、43zの長さ調整によってプレート42を挿入する
隙間を狭くし、プレート42が外し難くすることも可能
である。また、予め適正な隙間寸法が分っていれば、決
まった長さのアングルやスタッドボルトなどを、取付具
に設置しておいてもよい。また、プレート42の折り曲
げ部42aの折り曲げ角度を90°以下(例えば89
°)程度にしておけば、更に外し難くなり、盗難防止の
効果が上がる。
【0098】従って、以上のような接近警報装置取付構
造の実施の形態によれば、2つの取付体41a、41b
面と接近警報装置8との隙間に、接近警報装置8側方か
らプレート42を挿入する取付構造としたので、所定の
順序を踏まないと、接近警報装置8を取り外すことがで
きなくなり、接近警報装置の盗難を防止することが可能
となる。しかも、プレート42の折り曲げ部42aの下
面が接近警報装置の上面に接し、かつ、プレート42の
切欠部42b内にパネル4a,4bの取付ボルト43
x、43yが入り込んでいるので、接近警報装置8を上
に動かそうとしても、完全に動きが規制され、取り外し
が非常に難しい状態となる。さらに、接近警報装置の裏
側にプレート42が隠れた状態となっているので、取り
外しが非常に困難である。
【0099】仮に、取り外しに成功したとしても、それ
までに相当な時間を費やすことが予想され、かつ、この
間には接近警報装置8が作動し警告発報が連続的に行わ
れているので、事実上盗難は不可能となる可能性が高
い。
【0100】一方、所定の取り外し順序を踏むことによ
り、特別な工具を必要とせず、容易に取り外すことが可
能となり、保守員が多大な時間を要せずに接近警報装置
やエスカレータの保守作業を行うことができる。
【0101】また、スカートガードパネル4a,4bの
分離に伴い、取付体41a、取付体41bも同時に分離
可能な構造となっているので、エスカレータを分解する
際、取り外し作業の妨げにならず、迅速に保守作業を進
めることができる。
【0102】なお、本願発明は、上記実施の形態に限定
されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変
形して実施できる。例えば取付部材41は分離するよう
に2つの取付体41a、取付体41bで構成したが、2
つの分離しない一体の構成のものでも良い。これは例え
ばスカートガードパネル4a,4bが左右に分離できな
い場合等に適用できる。
【0103】また、各実施の形態は可能な限り組み合わ
せて実施することが可能であり、その場合には組み合わ
せによる効果が得られる。さらに、上記各実施の形態に
は種々の上位,下位段階の発明が含まれており、開示さ
れた複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種々の発
明が抽出され得るものである。例えば問題点を解決する
ための手段に記載される全構成要件から幾つかの構成要
件が省略されうることで発明が抽出された場合には、そ
の抽出された発明を実施する場合には省略部分が周知慣
用技術で適宜補われるものである。
【0104】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、上
下・左右方向に対称に検知範囲を設定し検知対象物を検
知できる接近検知センサを提供できる。
【0105】また、本発明は、比較的対称な感度領域を
もつ最適な検知範囲を確保でき、インレット部に異常接
近する検知対象物を検知し、適切な警告情報を発報でき
る接近警報装置及び接近警報システムを提供できる。
【0106】さらに、接近警報装置の盗難防止に大きく
貢献できる接近警報装置取付構造を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る接近警報装置を適用するエスカ
レータのインレット部分を説明する図。
【図2】 本発明に係る接近検知センサの一実施の形態
を示す図であって、同図(a)は上面図、同図(b)は
正面図。
【図3】 本発明に係る接近検知センサの他の実施の形
態を示す上面図。
【図4】 図1に示接近警報装置の内部構成を示すブロ
ック図。
【図5】 送受信センサによる送受信状態を説明する図
であって、同図(a)は各送信センサによる送信波の伝
播状態を示す図、同図(b)は受信センサによる検知範
囲を示す図。
【図6】 検知対象物が存在したいときの送受信波の状
態を説明する図。
【図7】 受信センサによる検知範囲を説明する図。
【図8】 本発明に係わる接近警報システムの一実施の
形態を説明するエスカレータのインレット部近傍の側面
図及び乗場から見た接近警報装置の設置した図。
【図9】 エスカレータ2台を並列に配置させた場合の
接近警報装置の設置図。
【図10】 エスカレータ両側に接近警報装置を設置し
たときの各装置からの音声信号と音声発生器との関係を
説明する図。
【図11】 本発明に係わる接近警報装置取付構造を示
す図。
【図12】 本発明に係わる接近警報装置の取付手順を
説明する分解斜視図。
【図13】 接近警報装置とフレーとの寸法関係を説明
する図。
【符号の説明】
1…エスカレータ 3…手摺ベルト 4…スカートガードパネル(4a,4b:パネル) 5…インレット 6…床面 7…接近検知センサ 7a,7c…送信センサ 7b…受信センサ 8(8a〜8d)…接近警報装置 9…検知範囲 10…検知対象物 12,14…傾斜面部 13…凹陥部 22…メッセージデータ記憶部 23…接近処理制御部 24(24a,24b)…音声発生器 25…表示部 31…インレット安全装置 41…取付部材(41a,41b:取付体) 42…フレーム 43x,43y,43z…取付ボルト 231…異常接近判断手段 232…メッセージ生成手段 233…警報情報処理手段

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エスカレータのインレットの所定高さ水
    平方向ライン上に、超音波を送信する複数の送信センサ
    と、当該両送信センサ間の等距離中央位置に配列され、
    前記インレット部に異常接近する検知対象物からの反射
    波を受信する受信センサとを備えたことを特徴とする接
    近検知センサ。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の接近検知センサにおい
    て、 前記受信センサの上下部に上下方向からの反射波を抑制
    する指向性板を配置したことを特徴とする接近検知セン
    サ。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の接近検
    知センサにおいて、 前記受信センサの取付け面に対し、当該取付け面の左右
    方向に所定の傾斜角度の傾斜面部を形成し、これら傾斜
    面部に前記各送信センサを取付けたことを特徴とする接
    近検知センサ。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載の接近検
    知センサにおいて、 前記各送受信センサの取付け面が凹陥部に形成され、 この凹陥部内の前記受信センサの取付け面に対し、当該
    取付け面の左右方向に配列する前記送信センサの取付け
    面が所定の傾斜角度の傾斜面部に形成されていることを
    特徴とする接近検知センサ。
  5. 【請求項5】 エスカレータのインレットに異常接近す
    る検知対象物を検知し警報を出力する接近警報装置にお
    いて、 所要の信号を送信し、前記インレットに近づく前記検知
    対象物からの反射波を受信する接近検知センサと、 この接近検知センサからの送・受信時間から前記検知対
    象物の異常接近を判断する判断手段と、 この判断手段により異常接近と判断された場合、警告音
    または警告メッセージを生成するメッセージ生成手段
    と、 この生成手段により生成される警告音または警告メッセ
    ージを外部に出力する警報情報処理手段とを備えたこと
    を特徴とする接近警報装置。
  6. 【請求項6】 請求項5に記載の接近警報装置におい
    て、 前記接近検知センサは、前記エスカレータのインレット
    の所定高さ水平方向ライン上に、超音波を送信する複数
    の送信センサおよび当該両送信センサ間の等距離中央位
    置に配列され前記インレットに異常接近する検知対象物
    からの反射波を受信する受信センサを有することを特徴
    とする接近警報装置。
  7. 【請求項7】 請求項5または請求項6に記載の接近警
    報装置において、 前記接近検知センサは、前記受信センサの上下部に上下
    方向からの反射波を抑制する指向性板を配置したことを
    特徴とする接近警報装置。
  8. 【請求項8】 請求項5に記載の接近警報装置におい
    て、 前記警報情報処理手段は、前記異常接近によるメッセー
    ジを音声メッセージに変換して報知することを特徴とす
    る接近警報装置。
  9. 【請求項9】 請求項5に記載の接近警報装置におい
    て、 前記警報情報処理手段は、前記メッセージ生成手段によ
    り生成されるメッセージに基づいて、音声メッセージと
    警報ブザー音とを交互に出力することを特徴とする接近
    警報装置。
  10. 【請求項10】 請求項5に記載の接近警報装置におい
    て、 前記警報情報処理手段は、前記異常接近によるメッセー
    ジを音声信号および表示信号に変換し、それぞれ音声発
    生器および表示部から出力することを特徴とする接近警
    報装置。
  11. 【請求項11】 エスカレータのインレットに異常接近
    する検知対象物を検知し警報を出力する接近警報システ
    ムにおいて、 少なくとも1台の前記エスカレータ両側のインレット下
    部にそれぞれ前記請求項5ないし請求項10の何れか1
    つの構成の接近警報装置を設置した場合、 前記あるインレット下部に設置される前記接近警報装置
    に検知対象物が異常接近した場合、当該接近警報装置を
    構成する前記生成手段により生成される警告音または警
    告メッセージを、前記同一エスカレータの他のインレッ
    ト下部または別のエスカレータのインレット下部に設置
    される前記接近警報装置側の警報情報処理手段から出力
    することを特徴とする接近警報システム。
  12. 【請求項12】 請求項11に記載する接近警報システ
    ムにおいて、 前記あるインレット下部に設置される前記接近警報装置
    に検知対象物が異常接近した場合、当該接近警報装置を
    構成する前記生成手段により生成される警告音または警
    告メッセージを、当該あるインレット下部に設置される
    前記接近警報装置および前記他のインレット下部に設置
    される前記接近警報装置のそれぞれの警報情報処理手段
    から出力することを特徴とする接近警報システム。
  13. 【請求項13】 エスカレータのインレットに異常接近
    する検知対象物を検知し警報を出力する接近警報システ
    ムにおいて、 少なくとも1台の前記エスカレータ両側のインレット下
    部にそれぞれ前記請求項5ないし請求項10の何れか1
    つの構成の接近警報装置を設置した場合、 前記あるインレット下部に設置される前記接近警報装置
    に検知対象物が異常接近した場合、当該接近警報装置を
    構成する前記生成手段により生成される警告音または警
    告メッセージを、前記エスカレータのインレット下部以
    外の個所または建屋側に設置される音声発生器から出力
    することを特徴とする接近警報システム。
  14. 【請求項14】 エスカレータのインレットに異常接近
    する検知対象物を検知し警報を出力する接近警報装置の
    取付構造において、 前記インレット下部のエスカレータ構造物または当該構
    造物面に取付けられた取付部材の複数個所に突出され、
    それぞれ先端に膨出部をもつ支持体と、 前記接近警報装置の裏面側に前記各支持体に対応する位
    置関係をもって形成されただるま穴部と、 前記支持体に前記接近警報装置の裏面側に形成された各
    だるま穴部を引っかけたとき、前記エスカレータ構造物
    または前記取付部材と前記接近警報装置との隙間に、当
    該接近警報装置の取り外しを規制するために挿入される
    プレートとを備えたことを特徴とする接近警報装置取付
    構造。
  15. 【請求項15】 請求項14に記載する接近警報装置取
    付構造において、 前記エスカレータ構造物が左右に取り外し分離可能な2
    つスカートガードパネルである場合、各パネルに前記取
    付部材を構成する2つの取付体を個別に取付け、これら
    2つの取付体からなる面部に前記複数の支持体を突出
    し、前記2つスカートガードパネルの分離に伴ない、前
    記2つの取付体も同時に分離するようにしたことを特徴
    とする接近警報装置取付構造。
  16. 【請求項16】 請求項14に記載する接近警報装置取
    付構造において、 前記プレートは、平面板体上部にL字状の折り曲げ部が
    形成され、この折り曲げ部以外の平面板体にプレート挿
    入端側に開口をもつ切欠部が形成されてなり、 装置側方から前記隙間へのプレート挿入の際、前記折り
    曲げ部の下面と前記接近警報装置の上面とが接し、か
    つ、前記切欠部内に所要数の取付体が係合するようにし
    たことを特徴とする接近警報装置取付構造。
  17. 【請求項17】 請求項14または請求項16に記載す
    る接近警報装置取付構造において、 前記プレートの横幅は前記接近警報装置の横幅よりも短
    く形成したことを特徴とする接近警報装置取付構造。
  18. 【請求項18】 請求項16に記載の接近警報装置取付
    構造において、 前記プレートの折り曲げ部の折り曲げ角度は90°以下
    (0°を含まない)に形成したことを特徴とする接近警
    報装置取付構造。
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