JP2003063766A - 接近警報装置 - Google Patents

接近警報装置

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JP2003063766A
JP2003063766A JP2001254823A JP2001254823A JP2003063766A JP 2003063766 A JP2003063766 A JP 2003063766A JP 2001254823 A JP2001254823 A JP 2001254823A JP 2001254823 A JP2001254823 A JP 2001254823A JP 2003063766 A JP2003063766 A JP 2003063766A
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Hideo Hikichi
英男 引地
Satoru Ohata
覚 大畠
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Toshiba Elevator Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 人体の接近を確実に検知しながら異常接
近時に適切な情報を報知することにある。 【解決手段】 インレット部6に近づく検知対象物
の距離を距離センサ11で検出し、また前記検知対象物
が人体か否かを人体センサ12で検知し、それぞれ検知
信号を接近処理制御部15を構成する判断手段151に
送出する。この判断手段は、距離センサで検出される距
離が異常接近である許容距離限界値以下であり、かつ、
人体センサの出力から人体であることを判断すると、メ
ッセージ生成手段にメッセージの生成を促す。メッセー
ジ生成手段は、所定のメッセージを生成した後、この生
成されたメッセージを警報情報処理手段にて音声メッセ
ージとして報知し、エスカレータ利用者にのインレット
部に異常接近していることを知らせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばエスカレー
タ利用者がエスカレータのインレット部に異常接近した
ことを警報する接近警報装置に関する。
【0002】
【従来の技術】エスカレータ利用者の手などがエスカレ
ータの手すりベルトのインレット部に接近すると、手す
りベルトの回動による引き込みによりインレット部に巻
き込まれる可能性がある。
【0003】そこで、従来、エスカレータ利用者がイン
レット部に異常接近したとき、エスカレータを自動的に
停止させる機能を設け、エスカレータ利用者がインレッ
ト部に巻き込まれるのを未然に回避している。しかし、
エスカレータを急激に停止させた場合、他のエスカレー
タ利用者にとって予期せぬ停止でもあり、必ずしも好ま
しい状況とは言えない。
【0004】よって、エスカレータ利用者の手などがイ
ンレット部に接近したとき、当該インレット部への異常
接近であることを警報し、インレット部に異常接近して
いることを気づかせる方策がとられている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、以上の
ような接近警報装置では、接近した対象物が人間以外の
物体でも、予め設定される距離内に接近したことを検知
すると、自動的に警報を発生する。この警報は、危険時
には有効な手段と言えるが、それ以外の例えば人間以外
の物体を一時的に置いた場合でも自動的に警報を発生す
るので、エスカレータ利用者に対して不快感を与えるだ
けでなく、エスカレータが危険な状態にあることを誤解
させることになり、エスカレータの利用が阻害されかれ
ない問題がある。
【0006】本発明は上記事情に鑑みてなされたもの
で、人体の接近を確実に検知しながら異常接近時に適切
な情報を報知する接近警報装置を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】(1) 上記課題を解決
するために、本発明に係わる接近警報装置は、インレッ
ト部に近づく検知対象物の距離に応じて出力レベルが変
化し、かつ、当該検知対象物が人体であることを検知す
る検知手段と、この検知手段の出力レベルから異常接近
と人体検知状態とを判断する判断手段と、この判断手段
によって人体による異常接近と判断されたとき、メッセ
ージを生成するメッセージ生成手段と、この生成手段に
より生成されるメッセージを外部に出力する警報情報処
理手段とを備えた構成である。
【0008】本発明は以上のような構成とすることによ
り、検知手段を用いて、異常接近と検知対象物が人体で
あることを検知するので、低コスト、かつ、インレット
部に設置するのに所望とする小形化に実現可能となる。
また、エスカレータ利用者等がインレット部に異常接近
したとき、例えば「危険です、離れてください」と言う
メッセージを報知するので、エスカレータ利用者等が異
常接近を的確に把握でき、インレット部から速やかに離
れるので、手すりベルトとインレット部とに巻き込まれ
たり、挟み込まれることを確実に回避することが可能と
なる。
【0009】(2) 本発明に係わる接近警報装置は、
インレット部に近づく検知対象物の距離を検出する距離
センサと、この距離センサで検出される前記検知対象物
から人体を検知する人体センサと、距離センサで検出さ
れる距離が予め定める異常接近である許容距離限界値以
下であり、かつ、人体センサの出力から人体であること
を判断する判断手段と、この判断手段によって人体によ
る異常接近と判断されたとき、メッセージを生成するメ
ッセージ生成手段と、この生成手段により生成されるメ
ッセージを外部に出力する警報情報処理手段とを備えた
構成である。
【0010】本発明は以上のような構成とすることによ
り、前記(1)と同様な作用を有する他、距離センサ及
び人体センサを用いて検知対象物の距離、人体を的確に
検知することが可能となる。
【0011】(3) なお、前記判断手段としては、異
常接近であり、かつ、検知対象物が人体であるとする条
件が予め定める所定の時間継続したとき、メッセージ生
成を促すようにすれば、誤動作をなくすことにより、常
に安定、かつ、高精度のもとに異常接近状態を報知する
ことが可能である。
【0012】また、前記警報情報処理手段としては、異
常接近によるメッセージを音声信号に変換して報知する
ことにより、異常接近状態をエスカレータ利用者に確実
に伝達でき、エスカレータ利用者に不快感を与えるよう
な問題を回避できる。
【0013】さらに、前記警報情報処理手段としては、
生成手段で生成されたメッセージに基づいて、音声メッ
セージと警報ブザー音とを交互に出力すれば、エスカレ
ータ利用者に異常接近を確実に伝達できるだけでなく、
非常に危険な状態にあることを知らせることが可能とな
る。
【0014】さらに、前記警報情報処理手段としては、
異常接近によるメッセージを音声信号および表示信号に
変換し、音声発生器および表示部から出力すれば、例え
ばエスカレータの近くの表示部に表示することにより、
他の利用者を含めて視覚によって異常接近を防止でき、
またエスカレータから離れた個所に待機する例えば管理
人等やにも状況を的確に伝えることが可能である。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、本発明に係わる接近警報装
置の一実施の形態について図面を参照して説明する。
【0016】図1はエスカレータのインレット部と接近
警報装置との位置関係を説明する図である。
【0017】同図において1は利用者を運ぶエスカレー
タであって、このエスカレータ1の欄干2に巻装された
無端状の手すりベルト3の回転駆動に伴い、連結された
複数の踏段(図示せず)を上方向または下方向に移動さ
せ、利用者を下階から上階または上階から下階に運ぶ役
割をもっている。
【0018】このエスカレータ1の上側乗り場および下
側乗り場に相当する個所の両側には、それぞれ手すりベ
ルト3が図示するごとき湾曲状に回り込み、デッキボー
ドなどの据付け構造物4に入り込む構成となっている。
ここに、湾曲状に回り込む手すりベルト部分と乗り場床
部5との隙間部分がインレット部6と呼ばれている。こ
のインレット部6は、上部乗り場の両側に2個所、下部
乗り場の両側に2個所存在する。
【0019】7は本発明に係わる接近警報装置であっ
て、メンテナンス要員を含むエスカレータ利用者などの
検知対象物8である例えば人間の手などがインレット部
6に異常接近していることを検知する機能をもってい
る。
【0020】この接近警報装置7は、例えばインレット
部6に面するようにエスカレータ据付け構造物4に取付
けられているが、特に取付け個所は限定されるものでは
なく、要は後記するセンサー等が検知対象物8を的確に
検知できる状態に設置されていることが必要である。
【0021】図2は本発明に係わる接近警報装置7の一
実施の形態を示す構成図である。
【0022】この接近警報装置7は、インレット部6に
接近する検知対象物8の距離を検出する距離センサ1
1、インレット部6に接近する検知対象物8のうち、人
体であることを検知する人体センサ12、設定データ記
憶部13、メッセージデータ記憶部14および所定のプ
ログラムに基づいて検知対象物の接近状態を判断し、所
要とするメッセージを生成し出力するCPUで構成され
た接近処理制御部15が設けられている。
【0023】距離センサ11は、超音波送信部および超
音波受信部を備えた超音波センサーなどが用いられ、エ
スカレータの手すりベルト3のインレット部6に対面す
るように据付け構造物4に取付けられる。この超音波セ
ンサは、所定周期ごとに送信部から超音波を発生させて
手すりベルト3下部のインレット部6付近に放射し、異
常接近する利用者から反射されてくる反射波を受信部で
受信し、この超音波の送・受信時間データをCPUであ
る接近処理制御部13に送出する機能をもつている。
【0024】人体センサ12は、赤外線センサや焦電セ
ンサなどが用いられ、例えば超音波センサの送信部と受
信部との間に設けられ、例えばインレット部6に異常接
近する検知対象物8から放射される赤外線の変化を感知
し、その赤外線温度に基づいて人体と例えば利用者が携
帯する傘などの携帯物とを識別する識別データをCPU
である接近処理制御部15に送出する機能をもつてい
る。
【0025】前記設定データ記憶部13は、検知対象物
の接近を禁止するための限界値である許容距離限界値L
mmデータの他、検知対象物が許容距離限界値Lmm以
下および人体センサ12による人体検知の状態の継続状
態を確認するために必要な設定時間データ、検知対象物
が許容距離限界値Lmm以下および人体センサ12によ
る人体検知の状態をカウントアップするためのタイマメ
モリ、さらにはメッセージフラグを設定するフラグメモ
リなどを設定する。
【0026】前記メッセージデータ記憶部14は、異常
接近状態を報知するためのディジタル的なメッセージデ
ータ、例えば検知対象物として人体が検知されたとき、
「危険です、離れてください」とか、人体以外が検知さ
れたとき、「危険です、所持品を離してください」と
か、或いは人体・人体以外のものも共通のメッセージで
もよい。
【0027】なお、これら設定データ記憶部13および
メッセージデータ記憶部14は、それぞれ個別的に記載
したが、同一の記憶媒体にエリア分けして各データを格
納してもよい。
【0028】さらに、接近処理制御部15は、各センサ
11,12の出力から人体による異常接近を判断する異
常接近判断手段151と、この判断手段151から人体
の異常接近と判断されたとき、メッセージデータ記憶部
14から人体、人体以外のもの、或いは共通のメッセー
ジデータを取出しメッセージを生成するメッセージ生成
手段152と、例えば設定データ記憶部13に設定され
る出力設定データに応じて所要の警報情報に変換処理す
る警報情報処理手段153とで構成されている。
【0029】すなわち、この警報情報処理手段153
は、メッセージを音声信号として出力する場合には音声
変換手段を含み、この変換手段で変換された音声信号で
ある警報信号を音声発生器16から出力し、また画像情
報として出力する場合には例えばドットマトリクスメモ
リおよび表示制御手段を含み、メッセージをドットマト
リクスメモリに配列し、表示制御手段にてCRTディス
プレイや液晶ディスプレイなどの表示部17に警報情報
を表示し、さらにエスカレータの停止を必要とする場合
には停止制御信号に変換し、エスカレータ制御部等の停
止回路18に送出する。
【0030】19は処理上必要なデータを設定したり、
処理途中のデータを格納するデータバッファである。
【0031】次に、以上のような装置の動作について図
3を参照して説明する。
【0032】先ず、動作が開始すると、データバッファ
19などに格納される不要なデータをクリアしたり、接
近処理制御部15でデータ処理上必要とするデータを設
定する初期化処理を実施した後(S1)、異常接近判断
手段151を実行する。
【0033】この異常接近判断手段151は、所定の周
期ごとに距離センサ11である例えば超音波センサの送
信部に発信タイミング信号を送出し、当該送信部からイ
ンレット部6の方向に超音波を送波し、接近する検知対
象物からの反射波を受信部で受信し、その送受信時間デ
ータを取得する。異常接近判断手段151は、逐次取得
される送受信時間データを距離データに変換し、この変
換された距離と予め設定データ記憶部13に格納される
許容距離限界値データとを比較し、検知対象物までの距
離が許容距離限界値Lmm以下となったか否かを判断し
(S2)、許容距離限界値以下となった場合には異常接
近状態と判断する。
【0034】一方、人体センサ12は、インレット部6
に接近する検知対象物が人体であるか、或いは人体以外
の例えばメンテナンス要員を含む利用者が所持する傘そ
の他の用品であるかを検出し、CPUである接近処理制
御部15に送出する。そこで、接近処理制御部15を構
成する異常接近判断手段151は、ステップS2におい
て検知対象物までの距離が許容距離限界値Lmm以下と
判断されたとき、引き続き、人体センサ12から送出さ
れてくるデータから人体か人体以外かを判断する(S
3)。
【0035】よって、異常接近判断手段151は、検知
対象物までの距離が許容距離限界値Lmm以下であり、
かつ、ステップS3にて人体であると判断されたとき、
設定データ記憶部13に記憶される時間設定データに達
したか否かを判断するが(S4)、最初の場合には時間
設定データに達しない状態であるので、前述するタイマ
メモリのカウントアップを行い(S5)、ステップS2
に戻り、再度検知対象物までの距離が許容距離限界値L
mm以下か否かを判断する。このとき、距離センサ11
からの距離が許容距離限界値Lmm以上、つまり人体で
ある検知対象物がインレット部6から離れた場合には異
常接近でなくなるので、タイマメモリのタイマカウント
をクリアする(S6)。この段階では、前述するフラグ
メモリにメッセージフラグが立っていないので、特にフ
ラグのクリア処理は不要となる。
【0036】しかし、依然として、距離センサ11から
の距離が許容距離限界値Lmm以下であれば、次のステ
ップS3に移行し、同様に検知対象物が人体であるか否
かを判断し、人体であれば、タイマメモリのカウント値
である時間が時間設定データに達したかを判断する(S
4)。
【0037】ここで、距離センサ11からの距離が許容
距離限界値Lmm以下であり、かつ、検知対象物が人体
であり、これらの条件が時間設定データの間継続したと
き、メッセージ生成手段152を実行する。これは誤動
作をなくし一方、精度よく条件成立を判断するために必
要である。
【0038】このメッセージ生成手段152は、フラグ
メモリにメッセージフラグを設定した後(S7)、検知
対象物が人体であるので、メッセージデータ記憶部14
から例えば「危険です、離れてください」というディジ
タルメッセージデータを選択し(S8)、次のステップ
Sに移行し、警報情報処理手段153を実行する。
【0039】この警報情報処理手段153は、予め音声
発生器16のみの警報である場合、さらに表示部17に
も表示するとか、或いは音声発生器16からの警報とエ
スカレータの停止制御とを必要とする場合などがある。
或いは全部の出力手段を用いて出力することも考えられ
るので、それらの出力手段に適用する信号変換を実施
し、警報を出力する(S9)。
【0040】また、音声発生器16から音声メッセージ
とブザー音とを交互に発生するようにすれば、エスカレ
ータ利用者は音声メッセージから異常接近であることが
的確に把握でき、一方、ブザー音から非常に危険である
ことを知らせることができる。
【0041】しかる後、処理継続であるか判断し(S1
0)、処理継続の場合にはステップS2に移行し、距離
センサ11からの距離が許容距離限界値Lmm以下か
(S2)、さらに検知対象物が人体であるかを判断する
(S3)。このとき、検知対象物が許容距離限界値Lm
m以上に離れた場合にはタイマメモリのタイマカウント
とフラグメモリにメッセージフラグとをクリアし(S
6)、また距離センサ11からの距離が未だ許容距離限
界値Lmm以下となっている場合、再度検知対象物が人
体であるか否かを判断し、人体であれば前述と同様の処
理を繰り返し、人体でなければ、フラグメモリのメッセ
ージフラグが立っているか否かを判断し(S11)、メ
ッセージフラグが立っている場合には人体以外の物体,
例えば検知対象物である人間が携帯する例えば所持品な
どが許容距離限界値Lmm以下となる異常接近している
ことが予想されるので、ステップS8に移行し、メッセ
ージを生成する。
【0042】このメッセージ生成は、メッセージデータ
記憶部14から例えば「危険です、離れてください」と
いうディジタルメッセージデータでもよいが、例えば
「危険です、所持品を離してください」などのディジタ
ルメッセージデータを選択し、警報情報処理に移行する
(S9)。この警報情報処理は前述した通りであり、こ
こでは省略する。なお、ステップS2〜S5の状態が複
数回継続した場合に限り、非常に危険であるので、直接
エスカレータを停止処理するとか、或いは音声によるメ
ッセージを出力した後、エスカレータを停止処理するこ
とも考えられるが、一般的にはメッセージの警報によっ
て異常接近に気づき、後方に離れてくれるので、エスカ
レータの停止という緊急処置を講じることなく、安定に
エスカレータを運用できる。
【0043】従って、以上のような実施の形態によれ
ば、エスカレータ利用者等がインレット部6に異常接近
し、その異常接近状態が所定時間にわたって継続したと
き、異常接近のメッセージである例えば「危険です、離
れてください」等の音声信号を流して警報するので、利
用者等自身がインレット部6に異常に接近していること
が容易に把握でき、しかも音声によるお願いのメッセー
ジであるので、従来のように警報のように不快感を与え
ることがなく、エスカレータが危険な状態にあることを
誤解させることもない。
【0044】また、人間以外の異常接近の場合、原則的
にメッセージを出さないが、利用者の異常接近を検知し
メッセージを警報した後、人体以外の物が異常接近状態
にある場合には当該利用者の所持品その他携帯物の忘れ
物等が考えられるので、再度メッセージを出力し、危険
な状態を警報する。
【0045】さらに、利用者の異常接近によるメッセー
ジが複数回続いたとき、エスカレータ停止の状態に移行
するので、容易に危険を回避することができる。
【0046】なお、上記実施の形態では、距離センサ1
1と人体センサ12とを用いたが、例えば所定距離に近
づいたときに検知レベルが高くなって作動するとか、或
いは人体が近づくに従って検知レベルが変化し、所定距
離に相当するレベルのときに異常接近判断手段151が
人体による異常接近を判断するようにすれば、例えば1
個の人体センサ12だけを用いて実現できる。
【0047】また、検知対象物が人体であると判断した
とき、異常接近状態が所定時間継続しているかを判断し
たが、直ちにメッセージを生成し、利用者等に所定のメ
ッセージを警報する構成であってもよい。
【0048】なお、本願発明は、上記実施の形態に限定
されるものでなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変
形して実施できる。また、各実施の形態は可能な限り組
み合わせて実施することが可能であり、その場合には組
み合わせによる効果が得られる。さらに、上記各実施の
形態には種々の上位,下位段階の発明が含まれており、
開示された複数の構成要素の適宜な組み合わせにより種
々の発明が抽出され得るものである。例えば問題点を解
決するための手段に記載される全構成要件から幾つかの
構成要件が省略されうることで発明が抽出された場合に
は、その抽出された発明を実施する場合には省略部分が
周知慣用技術で適宜補われるものである。
【0049】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、人
体の接近を確実に検知しながら異常接近時に適切な情報
を報知できる接近警報装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 エスカレータのインレット部と接近警報装置
との位置関係を説明する図。
【図2】 本発明に係る接近警報装置の一実施の形態を
示す構成図。
【図3】 本発明に係る接近警報装置の動作を説明する
フローチャート。
【符号の説明】
1…エスカレータ 3…手すりベルト 6…インレット部 7…接近警報装置 11…距離センサ 12…人体センサ 13…設定データ記憶部 14…メッセージデータ記憶部 15…接近処理制御部 151…異常接近判断手段 152…メッセージ生成手段 153…警報情報処理手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F321 EB07 FA01 GA10 GA31 HA01 5C086 AA22 AA53 BA21 CA10 CA12 CB16 CB28 DA08 EA13 EA41 EA45 FA07 FA18 GA01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エスカレータのインレット部に異常接近
    する検知対象物を検知し警報を出力する接近警報装置に
    おいて、 前記インレット部に近づく前記検知対象物の距離に応じ
    て出力レベルが変化し、かつ、当該検知対象物が人体で
    あることを検知する検知手段と、 この検知手段の出力レベルから前記異常接近と人体検知
    状態とを判断する判断手段と、 この判断手段によって人体による異常接近と判断された
    とき、メッセージを生成するメッセージ生成手段と、 この生成手段により生成されるメッセージを外部に出力
    する警報情報処理手段とを備えたことを特徴とする接近
    警報装置。
  2. 【請求項2】 エスカレータのインレット部に異常接近
    する検知対象物を検知し警報を出力する接近警報装置に
    おいて、 前記インレット部に近づく前記検知対象物の距離を検出
    する距離センサと、 この距離センサにより検出される前記検知対象物から人
    体を検知する人体センサと、 前記距離センサで検出される距離が予め定める前記異常
    接近とする許容距離限界値以下であり、かつ、前記人体
    センサの出力から人体であることを判断する判断手段
    と、 この判断手段によって人体による異常接近と判断された
    とき、メッセージを生成するメッセージ生成手段と、 この生成手段により生成されるメッセージを外部に出力
    する警報情報処理手段とを備えたことを特徴とする接近
    警報装置。
  3. 【請求項3】 請求項1または請求項2に記載の接近警
    報装置において、 前記判断手段は、前記異常接近であり、かつ、前記検知
    対象物が人体であるとする条件が予め定める所定の時間
    継続したとき、メッセージ生成を促すことを特徴とする
    接近警報装置。
  4. 【請求項4】 請求項1または請求項2に記載の接近警
    報装置において、 前記警報情報処理手段は、前記異常接近によるメッセー
    ジを音声メッセージに変換して報知することを特徴とす
    る接近警報装置。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項2に記載の接近警
    報装置において、 前記警報情報処理手段は、前記生成手段により生成され
    るメッセージに基づいて、音声メッセージと警報ブザー
    音とを交互に出力することを特徴とする接近警報装置。
  6. 【請求項6】 請求項1または請求項2に記載の接近警
    報装置において、 前記警報情報処理手段は、前記異常接近によるメッセー
    ジを音声信号および表示信号に変換し、それぞれ音声発
    生器および表示部から出力することを特徴とする接近警
    報装置。
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