JP2003212456A - エレベータ駆動用ベルト - Google Patents

エレベータ駆動用ベルト

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JP2003212456A JP2002010263A JP2002010263A JP2003212456A JP 2003212456 A JP2003212456 A JP 2003212456A JP 2002010263 A JP2002010263 A JP 2002010263A JP 2002010263 A JP2002010263 A JP 2002010263A JP 2003212456 A JP2003212456 A JP 2003212456A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 エレベータの軽量化に寄与することができる
エレベータ関連商品を提供しようとするもの。 【解決手段】 エレベータのかご1とつり合いおもり2
とをつなぐエレベータロープ3に摩擦力を及ぼして駆動
するようにし、且つエレベータの運転時のせん断歪みに
よるクリープ滑りを抑制するようにゴム硬度が約50〜
90度に設定された。よって、かご1やつり合いおもり
2の軽量化による重量減に起因してエレベータロープ3
へ及ぼされる摩擦力が減少したとしても、このエレベー
タ駆動用ベルト5からエレベータロープ3へ及ぼす摩擦
力によりエレベータの駆動力を担保することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、エレベータ駆動
用ベルトに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、人や物をかご状の容器に乗せ
て建物の階層間を縦方向に運搬するエレベータが使用さ
れている。
【0003】図8に示すように、このエレベータは人や
荷物を乗せるかご31(ケージ)とつり合いおもり32(カウ
ンターウェイト)がワイヤ製のエレベータロープ33でつ
ながっており、このエレベータロープ33を昇降路の頂部
の巻き上げ機34(モータ)のシーブプーリ35に巻き掛けて
つるべ式に動作させる。
【0004】ところで、前記かご31やつり合いおもり32
の軽量化ができれば、エレベータ全体のコストを低減す
ることができ、建築物への負担も軽減することができる
ものと期待される。
【0005】しかし、かご31やつり合いおもり32を軽量
化するとこの重量減によってシーブとエレベータロープ
33との間の摩擦力が減少し、巻き上げ機からの駆動力が
エレベータロープ33に有効に伝達できず制御不良とな
り、人や荷物を乗せるかご31が安全に駆動できなくなる
という問題があった。すなわち、エレベータの軽量化は
なかなか困難である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】そこでこの発明は、エ
レベータの軽量化に寄与することができるエレベータ関
連商品を提供しようとするものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決するため
この発明では次のような技術的手段を講じている。 (1)この発明のエレベータ駆動用ベルトは、エレベー
タのかごとつり合いおもりとをつなぐエレベータロープ
に摩擦力を及ぼして駆動するようにし、且つエレベータ
の運転時のせん断歪みによるクリープ滑りを抑制するよ
うにゴム硬度が約50〜90度に設定されたことを特徴
とする。
【0008】このエレベータ駆動用ベルトは、エレベー
タのかごとつり合いおもりとをつなぐエレベータロープ
に摩擦力を及ぼして駆動するようにしたので、かごやつ
り合いおもりの軽量化による重量減に起因してエレベー
タロープへ及ぼされる摩擦力が減少したとしても、この
エレベータ駆動用ベルトからエレベータロープへ及ぼす
摩擦力によりエレベータの駆動力を担保することができ
る。
【0009】またエレベータの運転時のせん断歪みによ
るクリープ滑りを抑制するようにゴム硬度を設定したの
で、運転中の安定性を担保することができる。前記運転
には、駆動している態様や停止している態様などがあ
る。
【0010】さらにベルトのゴム硬度を約50〜90度
に設定したので、内側から油が滲出して滑りやすいエレ
ベータロープとの間のグリップ力が十分となる摩擦係数
を担保しつつ(ゴム硬度をできるだけ低く設定した方が
好ましい)、エレベータの停止時のせん断歪みによるク
リープ滑りを抑制することができ(ゴム硬度をできるだ
け高く設定した方が好ましい)、これらの相反する重要
な特性を両立させることができる。
【0011】ここで、ベルトのゴムの材質としてニトリ
ルゴム、クロロプレンゴム、ポリブタジエンゴム、EP
DM、H−NBR、ミラブルウレタン、またこれらの2
種以上を複合したものなどを例示することができる。
【0012】また、前記ベルトのゴムにはアラミド繊
維、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、ガラス繊維、ス
チール繊維などから成るコードや、これらの1種又は2
種以上を無端状に織り上げた無端の心体材料を埋設する
ことができる。
【0013】さらに、ゴムの弾性材料にはアラミド繊
維、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、ガラス繊維、綿
繊維から成る短繊維の1種か2種以上を配合して補強す
ることもできる。 (2)表面層に短繊維が配合されたこととしてもよい。
【0014】このようにエレベータロープに摩擦力を及
ぼす表面層に短繊維を配合すると、耐磨耗性やグリップ
力を向上させることができ、せん断歪みを抑制すること
ができる。ここで、前記短繊維の材質としてアラミド繊
維、ナイロン繊維、ポリエステル繊維、ガラス繊維、綿
繊維から成る1種か2種以上を例示することができる。 (3)表面層及びその内方側の中間層とを有する多層構
造とし、表面層と同等かそれ以上の硬度のゴム層を中間
層に形成したこととしてもよい。
【0015】このようにベルトのゴム材料を多層構造と
し、その中間層を形成する弾性材料が、表面層のゴム材
料と同等かそれ以上の硬度からなるゴムとすると、せん
断歪みによるクリープ歪みをより抑制することができ
る。
【0016】積層するゴム材料として、ニトリルゴム、
クロロプレンゴム、ポリブタジエンゴム、EPDM、H
−NBR、ミラブルウレタン、またこれらの2種以上を
複合したものを例示することができる。 (4)1層又は2層以上の織布又は/及び編布が埋設さ
れたこととしてもよい。
【0017】ゴムの弾性材料の内層に、アラミド繊維、
ナイロン繊維、ポリエステル繊維、ガラス繊維、綿繊維
などから成る織布や編布の1種か2種以上を埋設して補
強すると、せん断歪みをより抑制することができる。 (5)表面層にエレベータロープの形状に対応した溝部
が形成されると共に、前記溝部に沿って細溝条が形成さ
れたこととしてもよい。
【0018】このように、エレベータロープに摩擦力を
及ぼすゴム材料の表面層に、エレベータロープの形状や
本数(複数本でもよい)に対応させたR状溝やV字状溝
などの溝部を形成すると、エレベータロープと接触する
表面積を増やしてグリップ力をより高めることができ
る。そして、エレベータロープに摩擦力を及ぼすゴム材
料の表面層の溝部に沿って、縦溝や横溝、斜溝などの細
溝条を形成すると、所謂くさび効果によりグリップ力を
高めることができ、またこの細溝条によりエレベータロ
ープの表面に付着した油を逃がしてグリップ力を維持す
ることができる。 (6)表面層はアラミド繊維、ナイロン繊維、ポリエス
テル繊維、ガラス繊維、綿繊維から成る織布又は/及び
編布の1種か2種以上で被覆されたこととしてもよい。
【0019】このように構成し、ゴムや接着剤が含浸さ
れ或いはコーティングされた織布や編布を表面のゴム層
に形成すると、耐摩耗性やグリップ力を向上させること
ができる。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して説明する。
【0021】図1乃至図7に示すように、このエレベー
タは人や荷物を乗せるかご1(ケージ)とつり合いおもり
2(カウンターウェイト)がスチール・ワイヤ製のエレベ
ータロープ3でつながっており、このエレベータロープ
3を昇降路の頂部のシーブプーリ4に巻き掛けてつるべ
式に動作させる。
【0022】そして、対向する一対のエレベータ駆動用
ベルト5により、エレベータロープ3を挟み込んで摩擦
力を付与するようにしている。すなわち、片方のエレベ
ータ駆動用ベルト5は巻き上げ機6(モータ)の出力軸と
同軸の駆動プーリ7と従動プーリ8との間に巻き掛けら
れ、他方のエレベータ駆動用ベルト5は2つの従動プー
リ8の間に巻き掛けられており、これら一対のエレベー
タ駆動用ベルト5によりエレベータロープ3を挟圧して
摩擦力を付与するようにしている。
【0023】このエレベータ駆動用ベルト5は、エレベ
ータのかご1とつり合いおもり2とをつなぐエレベータ
ロープ3に摩擦力を及ぼして駆動し、且つエレベータの
停止時のせん断歪みによるクリープ滑りを抑制するよう
にゴム硬度が設定されたものとしている。
【0024】図2に示すように、表面層11には、エレベ
ータロープ3の形状に対応した3本のR状(半円状)の
溝部12を形成している。前記ベルトのゴムには、溶剤処
理した高強度の心体材料たる無端状のシームレス・アラ
ミドコード13と、3層のポリアミド織布14を埋設してい
る。よって高弾性で高強度のベルトとなっている。更
に、耐摩耗性や耐クラック性などの耐久性を有する。
【0025】前記ゴム硬度は、約50〜90度に設定し
ている。すなわち表面層11はクロロプレンゴムで硬度6
3度に設定し、その内方側の中間層15はクロロプレンゴ
ムで硬度80度に設定した多層構造とした。
【0026】次に、この実施形態のエレベータ駆動用ベ
ルトの使用状態を説明する。
【0027】このエレベータ駆動用ベルト5は一対の油
圧装置17によりエレベータロープ3に向けて押圧され、
エレベータ駆動用ベルト5とエレベータロープ3の相互
間に摩擦力が付与されている。また、一対の油圧装置17
による押圧力を調整することにより、エレベータ駆動用
ベルト5からエレベータロープ3への摩擦力を調整して
いる。
【0028】したがって、かご1やつり合いおもり2の
軽量化による重量減に起因してエレベータロープ3へ及
ぼされる摩擦力が減少したとしても、このエレベータ駆
動用ベルト5からエレベータロープ3へ及ぼす摩擦力に
よりエレベータの駆動力を担保することができ、エレベ
ータを支えるロープ3やガイドレール16も軽量化するこ
とができ、エレベータ全体のコストを低減することがで
き、エレベータの軽量化に寄与することができるという
利点がある。建築物への負担も軽減することができる。
また、エレベータの停止時のせん断歪みによるクリープ
滑りを抑制するようにゴム硬度が設定されたので、停止
時の安定性を担保することができる。
【0029】ゴム硬度を約50〜90度に設定したの
で、内側から油が滲出して滑りやすいエレベータロープ
3との間のグリップ力が十分となる摩擦係数を担保しつ
つ(ゴム硬度をできるだけ低く設定した方が好まし
い)、エレベータの停止時のせん断歪みによるクリープ
滑りを抑制することができ(ゴム硬度をできるだけ高く
設定した方が好ましい)、これらの相反する重要な特性
を両立させることができるという利点がある。
【0030】そのうえベルトのゴム材料を多層構造と
し、その中間層15を形成する弾性材料が、表面層11のゴ
ム材料と同等かそれ以上の硬度からなるゴムとしたの
で、せん断歪みによるクリープ歪みをより抑制すること
ができるという利点がある。ゴムの弾性材料の内層にポ
リアミド織布を埋設して補強したので、せん断歪みがよ
り抑制されている。
【0031】エレベータロープ3に摩擦力を及ぼすゴム
材料の表面層11に、エレベータロープ3の形状や本数
(3本)に対応する溝部12を形成したので、エレベータ
ロープ3と接触する表面積を増やしてグリップ力をより
高めることができる。
【0032】
【実施例】次に、この発明の構成をより具体的に説明す
る。
【0033】図3に示すように、エレベータロープ3が
周囲に固着され且つ回転不能に固定された406Φのシ
ーブプーリ4と他のプーリ18との間にエレベータ駆動用
ベルト5を巻き掛けると共に、前記エレベータ駆動用ベ
ルト5にアンバランス荷重WをボルトB留めして荷重し
た。
【0034】そして、ベルト5軸荷重Fを300kgfと
し、何kgfまでのアンバランス荷重Wに耐えられるかを
測定した。具体的には、アンバランス荷重Wを増加させ
ていって、シーブプーリ4に固着されたエレベータロー
プ3に対してエレベータ駆動用ベルト5が滑り始める荷
重を記録した。
【0035】滑り始める荷重の値が大きいほどベルトの
ゴム層における歪みが小さく、表面層11のゴムとロープ
類の滑りが小さいと評価できる。 [1] 図4に示すように、R状の溝部12を有するエレベ
ータ駆動用ベルト5を用い、表面層11と中間層15のゴム
硬度を以下のように変えて試験を行った。 (実施例1)表面層11はクロロプレンゴムで硬度63度
に設定し、その内方側の中間層15もクロロプレンゴムで
硬度63度に設定した。その結果、荷重は104kgfで
あった。 (実施例2)表面層11はクロロプレンゴムで硬度63度
に設定し、その内方側の中間層15はクロロプレンゴムで
硬度80度に設定した。その結果、荷重は120kgfで
あった。 (実施例3)表面層11はクロロプレンゴムで硬度80度
に設定し、その内方側の中間層15もクロロプレンゴムで
硬度80度に設定した。その結果、荷重は98kgfであ
った。 (実施例4)表面層11はクロロプレンゴムで硬度80度
に設定し、その内方側の中間層15はクロロプレンゴムで
硬度63度に設定した。その結果、荷重は80kgfであ
った。 (実施例5)表面層11はクロロプレンゴムで硬度72度
に設定し、その内方側の中間層15もクロロプレンゴムで
硬度72度に設定した。その結果、荷重は98kgfであ
った。 (実施例6)表面層11はクロロプレンゴムで硬度68度
に設定し、その内方側の中間層15もクロロプレンゴムで
硬度68度に設定した。その結果、荷重は101kgfで
あった。
【0036】[2] エレベータロープ3が嵌まり込む溝
部12の形状を、以下のように変えて試験を行った。なお
上記実施例2のように、表面層11はクロロプレンゴムで
硬度63度に設定し、その内方側の中間層15はクロロプ
レンゴムで硬度80度に設定した。 (実施例2)図4に示すように、ゴム材料の表面層11に
R状の溝部12を有するが、前記溝部12に沿った細溝条19
は形成していない。その結果、上記の通り荷重は120
kgfであった。なおこの実施例2は、前記[1] の実施例
2と同じものである。 (実施例7)図5に示すように、ゴム材料の表面層11の
溝部12に沿って、縦溝1条の細溝条19を形成している。
その結果、荷重は133kgfであった。 (実施例8)図6に示すように、ゴム材料の表面層11の
溝部12に沿って、縦溝2条の細溝条19を形成している。
その結果、荷重は188kgfであった。 (実施例9)図7に示すように、ゴム材料の表面層11の
溝部12に沿って、縦溝3条の細溝条19を形成している。
その結果、荷重は171kgfであった。
【0037】実施例7〜9のように縦溝の細溝条19を形
成すると、所謂くさび効果によりグリップ力を高めるこ
とができ、またこの細溝条19によりエレベータロープ3
の表面に付着した油を逃がすことができるという利点が
ある。 [3] 図4に示すように、R状の溝部12を有するエレベ
ータ駆動用ベルト5を用い、表面層11と中間層15のゴム
硬度を以下のように変えて試験を行った。また表面層11
には、短繊維を配合した。 (実施例10)表面層11はクロロプレンゴムで硬度70
度に設定し、その内方側の中間層15はクロロプレンゴム
で硬度80度に設定した。表面層11には、短繊維として
綿繊維を配合した。その結果、荷重は150kgfであっ
た。 (実施例11)表面層11はクロロプレンゴムで硬度80
度に設定し、その内方側の中間層15もクロロプレンゴム
で硬度80度に設定した。表面層11には、短繊維として
アラミド繊維を配合した。その結果、荷重は300kgf
であった。
【0038】実施例10,11のように、エレベータロ
ープに摩擦力を及ぼす表面層11に短繊維を配合すると、
グリップ力や耐磨耗性を向上させることができるという
利点がある。
【0039】
【発明の効果】この発明は上述のような構成であり、次
の効果を有する。
【0040】かごやつり合いおもりを軽量化してもベル
トからの押圧力により駆動力を担保することができるの
で、エレベータの軽量化に寄与することができるエレベ
ータ関連商品を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明のエレベータ駆動用ベルトの実施形態
の説明図。
【図2】図1のエレベータ駆動用ベルトの要部拡大断面
斜視図。
【図3】エレベータ駆動用ベルトの試験方法の説明図。
【図4】実施例1〜6のエレベータ駆動用ベルトの要部
拡大断面斜視図。
【図5】実施例7のエレベータ駆動用ベルトの要部拡大
断面斜視図。
【図6】実施例8のエレベータ駆動用ベルトの要部拡大
断面斜視図。
【図7】実施例9のエレベータ駆動用ベルトの要部拡大
断面斜視図。
【図8】従来のエレベータの説明図。
【符号の説明】
1 かご 2 おもり 3 エレベータロープ 5 エレベータ駆動用ベルト 11表面層 12溝部 15中間層 19 細溝条
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 湯浅 一幸 奈良県大和郡山市池沢町172 ニッタ株式 会社奈良工場内 (72)発明者 上野 篤郎 奈良県大和郡山市池沢町172 ニッタ株式 会社奈良工場内 Fターム(参考) 3F306 AA05 BA00 BB05 BC10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エレベータのかごとつり合いおもりとを
    つなぐエレベータロープに摩擦力を及ぼして駆動するよ
    うにし、且つエレベータの運転時のせん断歪みによるク
    リープ滑りを抑制するようにゴム硬度が約50〜90度
    に設定されたことを特徴とするエレベータ駆動用ベル
    ト。
  2. 【請求項2】 表面層に短繊維が配合された請求項1記
    載のエレベータ駆動用ベルト。
  3. 【請求項3】 表面層及びその内方側の中間層とを有す
    る多層構造とし、表面層と同等かそれ以上の硬度のゴム
    層を中間層に形成した請求項1又は2に記載のエレベー
    タ駆動用ベルト。
  4. 【請求項4】 1層又は2層以上の織布又は/及び編布
    が埋設された請求項1乃至3のいずれかに記載のエレベ
    ータ駆動用ベルト。
  5. 【請求項5】 表面層にエレベータロープの形状に対応
    した溝部が形成されると共に、前記溝部に沿って細溝条
    が形成された請求項1乃至4のいずれかに記載のエレベ
    ータ駆動用ベルト。
  6. 【請求項6】 表面層はアラミド繊維、ナイロン繊維、
    ポリエステル繊維、ガラス繊維、綿繊維から成る織布又
    は/及び編布の1種か2種以上で被覆された請求項1乃
    至5のいずれかに記載のエレベータ駆動用ベルト。
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