JP2003212444A - エレベータの制御装置 - Google Patents

エレベータの制御装置

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JP2003212444A JP2002017254A JP2002017254A JP2003212444A JP 2003212444 A JP2003212444 A JP 2003212444A JP 2002017254 A JP2002017254 A JP 2002017254A JP 2002017254 A JP2002017254 A JP 2002017254A JP 2003212444 A JP2003212444 A JP 2003212444A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 解除手段によるかご呼びサービス切離し運転
の解除方法を知らない来客を直接迎えに行くことなく特
定階へと案内することのできるエレベータの制御装置の
提供。 【解決手段】 特定階への乗かごの停止を任意に制限す
るかご呼びサービス切離し運転時、特定階に対応する2
階行き先階登録釦2Cが操作されたことに応じて特定階
に設置された乗場呼び応答灯2DHLを通常とは異なる
点灯方法で点灯させる点灯手段、すなわち常開接点NS
T3、常開接点X512a2、およびフリッカー接点F
を設け、乗場呼び応答灯2DHLのフリッカー動作によ
り来客が乗かご内にいることを認知した特定階側の人物
が、特定階の乗場釦2Dを操作して乗かごを特定階へと
サービス可能とした。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、エレベータの制御
装置に係り、特に、特定階への乗かごの停止を任意に制
限するかご呼びサービス切り離し運転を設定可能なエレ
ベータの制御装置に関する。 【0002】 【従来の技術】従来、特定階への乗かごの停止を任意に
制限するかご呼びサービス切り離し運転を設定するかご
呼びサービス切離し手段と、このかご呼びサービス切り
離し運転を解除する解除手段とを備えたエレベータにあ
っては、かご呼びサービス切離し手段によりかご呼びサ
ービス切り離し運転が設定されると、乗かごに乗り込ん
だ乗客が特定階に対応する行き先階登録釦を操作して
も、特定階が行き先階として登録されず、乗かごが特定
階にサービスすることが制限される。また、このような
かご呼びサービス切り離し運転は解除手段により一時的
に解除することが可能である。 【0003】 【発明が解決しようとする課題】ところで、前述した従
来のエレベータでは、かご呼びサービス切離し運転時に
解除手段によるかご呼びサービス切離し運転の解除方法
を知らない来客があった場合、特定階から来客を迎えに
行き、サービス切離し運転を解除し、乗かごに同乗して
特定階へと戻ってくる必要があるという煩わしさがあっ
た。また、乗かご内で行われる解除手段による暗号操作
等によりかご呼びサービス切離し運転の解除を行うもの
である場合、来客との同乗を余儀なくされることからそ
の操作を来客に見られることは、防犯上好ましいもので
はなかった。 【0004】本発明はこのような従来技術における実情
に鑑みてなされたもので、その目的は、解除手段による
かご呼びサービス切離し運転の解除方法を知らない来客
を直接迎えに行くことなく特定階へと案内することので
きるエレベータの制御装置を提供することにある。 【0005】 【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に本発明は、乗かご内に設置された行き先階登録釦の操
作に応じてかご呼びを登録するとともに、乗場に設置さ
れた乗場釦の操作に応じて乗場呼びを登録し、かつ、特
定階への乗かごの停止を任意に制限するかご呼びサービ
ス切り離し運転を設定するかご呼びサービス切離し手段
と、このかご呼びサービス切り離し運転を解除する解除
手段とを備えたエレベータの制御装置において、前記か
ご呼びサービス切離し運転時、前記特定階に対応する前
記行き先階登録釦が操作されたことに応じて前記特定階
に設置された乗場呼び応答灯を通常と異なる点灯方法で
点灯させる点灯手段を設け、来客を認知した前記特定階
側で前記特定階の前記乗場釦を操作可能とした構成にし
てある。 【0006】前記のように構成した本発明によれば、か
ご呼びサービス切離し手段によりかご呼びサービス切り
離し運転が設定され特定階への乗かごの停止が任意に制
限されているときに、解除手段によるかご呼びサービス
切離し運転の解除方法を知らない来客が乗かごに乗り込
み特定階に対応する行き先階登録釦を操作すると、点灯
手段は特定階に設置された乗場呼び応答灯を通常とは異
なる点灯方法で点灯させる。この点灯により特定階側の
人物は来客が乗かご内にいることを認知し、次いで、必
要に応じて特定階の乗場釦を操作して乗かごを特定階へ
とサービスさせる。これによって、解除手段によるかご
呼びサービス切離し運転の解除方法を知らない来客を直
接迎えに行くことなく特定階へと案内することができ
る。 【0007】 【発明の実施の形態】以下、本発明のエレベータの制御
装置の実施の形態を図に基づいて説明する。 【0008】図1は本発明のエレベータの制御装置の一
実施形態を示す電気回路図である。なお、本実施形態の
エレベータは1階と2階間を就行するものであり、2階
がかご呼びサービス切り離し運転の対象となる特定階で
ある。 【0009】本実施形態のエレベータの制御装置は図1
に示すように、電源P、Nと、一端が電源Pに接続さ
れ、2階を呼び登録する図示しない乗かご内に設置され
た2階行き先階登録釦2Cと、一端が2階行き先階登録
釦2C、他端が電源Nに接続される2階行き先階登録指
令リレーX512と、一端が電源Pに接続される2階行
き先階登録指令リレーX512の常開接点X512a1
と、一端が常開接点X512a1に接続され、後述する
かご呼びサービス切り離し指令リレーNSTのトランス
ファー接点NST1と、一端がトランスファー接点NS
T1、他端が電源Nに接続される2階行き先階登録リレ
ーZ512と、一端がトランスファー接点NST1、他
端が2階行き先階登録リレーZ512に接続される後述
する暗号判断部ANGの常開接点ANGa1と、一端が
電源Pに接続される2階行き先階登録リレーZ512の
常開接点Z512a1と、一端が常開接点Z512a
1、他端が2階行き先階登録リレーZ512に接続さ
れ、乗かごが2階到着時に付勢する図示しないリレーの
常閉接点Z912b1と、一端が電源Pに接続され、1
階を呼び登録する乗かご内に設置された1階行き先階登
録釦1Cと、一端が1階行き先階登録釦1C、他端が電
源Nに接続される1階行き先階登録指令リレーX511
と、一端が電源Pに接続され、特定階、すなわち2階の
乗場に設置された乗場釦2Dと、一端が乗場釦2D、他
端が電源Nに接続される乗場呼び登録リレーZ812
と、一端が電源Pに接続される乗場呼び登録リレーZ8
12の常開接点Z812a1と、一端が常開接点Z81
2a1、他端が乗場呼び登録リレーZ812に接続さ
れ、乗かごが2階到着時に付勢する図示しないリレーの
常閉接点Z912b2と、一端が電源Pに接続され、後
述するかご呼びサービス切り離し指令リレーNSTの常
開接点NSTa1と、一端が常開接点NSTa1に接続
される2階行き先階登録指令リレーX512の常開接点
X512a2と、一端が常開接点NSTa1に接続され
る1階行き先階登録指令リレーX511の常開接点X5
11a1と、一端が常開接点X512a2、常開接点X
511a1、他端が電源Nに接続されるとともに、常開
接点X512a2、常開接点X511a1の入力順序で
暗号の成立を判断する暗号判断部ANGと、一端が電源
Pに接続される乗場呼び登録リレーZ812の常開接点
Z812a2と、一端が常開接点Z812a2、他端が
電源Nに接続される特定階、すなわち2階に設置された
乗場呼び応答灯2DHLと、一端が電源Pに接続され、
後述するかご呼びサービス切り離し指令リレーNSTの
常開接点NSTa2と、一端が常開接点NSTa2に接
続される2階行き先階登録指令リレーX512の常開接
点X512a3と、一端が常開接点X512a3、他端
が乗場呼び応答灯2DHLに接続され、一定時間毎に付
勢する図示しないフリッカー手段のフリッカー接点F
と、一端が電源Pに接続され、特定階、すなわち2階へ
の乗かごの停止を任意に制限するかご呼びサービス切り
離し運転を設定するかご呼びサービス切離しスイッチA
と、一端がかご呼びサービス切離しスイッチA、他端が
電源Nに接続されかご呼びサービス切り離し指令を出力
するかご呼びサービス切り離し指令リレーNSTと、一
端が電源P、他端がかご呼びサービス切り離し指令リレ
ーNSTに接続されるかご呼びサービス切り離し指令リ
レーNSTの常開接点NSTa3と、一端が電源Pに接
続される2階行き先階登録リレーZ512の常開接点Z
512a2と、一端が常開接点Z512a2、他端が電
源Nに接続されるとともに、乗かご内に設置される2階
行き先階登録灯2CLとを備えている。 【0010】なお、特定階への乗かごの停止を任意に制
限するかご呼びサービス切り離し運転を設定するかご呼
びサービス切離し手段は、かご呼びサービス切離しスイ
ッチAおよびかご呼びサービス切り離し指令リレーNS
Tからなっているとともに、かご呼びサービス切り離し
運転を解除する解除手段は、1階行き先階登録釦1C、
2階行き先階登録釦2C、常開接点X511a1、常開
接点X512a2、および暗号判断部ANGからなって
おり、かつ、かご呼びサービス切離し運転時、特定階に
対応する行き先階登録釦2Cが操作されたことに応じて
特定階に設置された乗場呼び応答灯2DHLを通常とは
異なる点灯方法で点灯させる点灯手段は、常開接点NS
Ta2、常開接点X512a3、およびフリッカー接点
Fからなっている。 【0011】この実施形態にあっては、かご呼びサービ
ス切離しスイッチAがOFFとなっているときに、乗客
が乗かごに乗り込み2階行き先階登録釦2Cを操作する
と、電源P−2階行き先階登録釦2C−2階行き先階登
録指令リレーX512−電源Nの回路が形成されて2階
行き先階登録指令リレーX512が付勢し、その常開接
点X512a1が閉路して電源P−常開接点X512a
1−トランスファー接点NST1−2階行き先階登録リ
レーZ512−電源Nの回路が形成され、2階行き先階
登録リレーZ512が付勢する。これに応じて2階行き
先階登録リレーZ512の常開接点Z512a1が閉路
し、電源P−常開接点Z512a1−常閉接点Z912
b1−2階行き先階登録リレーZ512−電源Nの回路
が形成され、2階行き先階登録リレーZ512は乗かご
が2階に到着するまで自己保持されるとともに、常開接
点Z512a2が閉路し、電源P−常開接点Z512a
2−2階行き先階登録灯2CL−電源Nの回路が形成さ
れ、2階行き先階登録灯2CLが点灯する。 【0012】また、2階床の乗場で乗場釦2Dを操作す
ると、電源P−乗場釦2D−乗場呼び登録リレーZ81
2−電源Nの回路が形成され、乗場呼び登録リレーZ8
12が付勢する。これに応じてその常開接点Z812a
1が閉路し、電源P−常開接点Z812a1−常閉接点
Z912b2−乗場呼び登録リレーZ812−電源Nの
回路が形成され、乗場呼び登録リレーZ812は乗かご
が2階に到着するまで自己保持されるとともに、常開接
点Z812a1が閉路し、電源P−常開接点Z812a
2−乗場呼び応答灯2DHL−電源Nの回路が形成さ
れ、乗場呼び応答灯2DHLが点灯する。 【0013】一方、特定階、すなわち2階への乗かごの
停止を任意に制限するかご呼びサービス切り離し運転を
設定するためかご呼びサービス切離しスイッチAをON
とすると、電源P−かご呼びサービス切離しスイッチA
−かご呼びサービス切り離し指令リレーNST−電源N
の回路が形成され、かご呼びサービス切り離し指令リレ
ーNSTが付勢し、トランスファー接点NST1が開路
するとともに、その常開接点NSTa1〜NSTa3が
閉路する。そして、電源P−常開接点NSTa3−かご
呼びサービス切り離し指令リレーNST−電源Nの回路
が形成されてかご呼びサービス切り離し指令リレーNS
Tは自己保持される。この状態で乗かごに乗り込んだ乗
客が2階に赴こうとして2階行き先階登録釦2cを操作
してもトランスファー接点NST1が開路しているため
2階行き先階登録リレーZ512が付勢することはな
く、したがって、2階に向けて乗かごがサービスするこ
とはない。 【0014】また、かご呼びサービス切り離し運転時に
暗号を知っている人物が乗かごに乗り込み、1階行き先
階登録釦1Cおよび2階行き先階登録釦2Cをあらかじ
め登録された手順で操作すると、電源P−1階行き先釦
1C−1階行き先階登録指令リレーX511−電源N、
および、電源P−2階行き先釦2C−2階行き先階登録
指令リレーX512−電源Nの回路が形成され、1階行
き先階登録指令リレーX511および2階行き先階登録
指令リレーX512が付勢し、その常開接点X511a
1および常開接点X512a2が閉路するとともに、こ
の閉路に応じて電源P−常開接点NSTa1−常開接点
X511a1−暗号判断部ANG−電源Nの回路、およ
び電源P−常開接点NSTa1−常開接点X512a2
−暗号判断部ANG−電源Nの回路が形成され、暗号判
断部ANGに操作信号が入力される。そして、暗号判断
部ANGが暗号の成立を判断すると、その常開接点AN
Ga1が閉路する。この状態で2階行き先階登録釦2C
を操作すると電源P−2階行き先階登録釦2C−2階行
き先階登録指令リレーX512−電源Nの回路が形成さ
れて2階行き先階登録指令リレーX512が付勢し、そ
の常開接点X512a1が閉路して電源P−常開接点X
512a1−トランスファー接点NST1−常開接点A
NGa1−2階行き先階登録リレーZ512−電源Nの
回路が形成されて2階行き先階登録リレーZ512が付
勢し、2階のかご呼びが登録される。このようにかご呼
びサービス切り離し運転解除の暗号、すなわち1階行き
先階登録釦1Cおよび2階行き先階登録釦2Cのあらか
じめ登録された操作手順を知っている人物はかご呼びサ
ービス切り離し運転時であってもエレベータを利用して
特定階、すなわち2階に赴くことができるが、知らない
人物はかご呼びサービス切り離し運転時にエレベータを
利用して特定階に赴くことはできない。 【0015】しかし、例えば1階乗場から携帯電話によ
り事前に連絡を入れた来客が乗かごに乗り込み2階行き
先階登録釦2Cを操作すると、電源P−2階行き先階登
録釦2C−2階行き先階登録指令リレーX512−電源
Nの回路が形成され、その常開接点X512a3が閉路
する。このとき、かご呼びサービス切り離し指令リレー
NSTの付勢に応じて常開接点NSTa2が閉路してい
ることから、電源P−常開接点NSTa2−常開接点X
512a3−フリッカー接点F−乗場呼び応答灯2DH
L−電源Nの回路が形成され、2階行き先階登録釦2C
を操作している間、乗場呼び応答灯2DHLはフリッカ
ー動作をする。これにより特定階側の人物は来客が乗か
ご内に乗り込んだことを認知し、次いで、乗場釦2Dを
操作する。これに応じて電源P−乗場釦2D−乗場呼び
登録リレーZ812−電源Nの回路が形成されて乗場呼
び登録リレーZ812が付勢し、その常開接点Z812
a1が閉路して形成される電源P−常開接点Z812a
1−常閉接点Z912b2−乗場呼び登録リレーZ81
2−電源Nの回路により乗場呼び登録リレーZ812が
自己保持され、乗かごは2階へ向けてサービスする。 【0016】このように構成した実施形態では、乗場呼
び応答灯2DHLのフリッカー動作により特定階側の人
物に来客を報知して乗場釦2Dの操作を促すことによ
り、解除手段によるかご呼びサービス切離し運転の解除
方法を知らない来客を直接迎えに行くことなく特定階へ
と案内することができる。これによって、特定階側の手
間を省くことができるとともに、解除手段によるかご呼
びサービス切離し運転の解除方法を来客に見られるとい
う事態を回避し防犯性の向上を図ることができる。 【0017】 【発明の効果】本発明は以上のように構成したので、解
除手段によるかご呼びサービス切離し運転の解除方法を
知らない来客を直接迎えに行くことなく特定階へと案内
することができ、これによって、特定階側の手間を省く
ことができるとともに、解除手段によるかご呼びサービ
ス切離し運転の解除方法を来客に見られるという事態を
回避し防犯性の向上を図ることができる。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明のエレベータの制御装置の一実施形態を
示す電気回路図である。 【符号の説明】 1C 1階行き先階登録釦(解除手段) 2C 2階行き先階登録釦(解除手段) 2D 乗場釦 2DHL 乗場呼び応答灯 A かご呼びサービス切離しスイッチ(かご呼びサービ
ス切離し手段) ANG 暗号判断部(解除手段) F フリッカー接点(点灯手段) NST かご呼びサービス切り離し指令リレー(かご呼
びサービス切離し手段) NST1 トランスファー接点 NSTa2 常開接点(点灯手段) X511 1階行き先階登録指令リレー X511a1 常開接点(解除手段) X512 2階行き先階登録指令リレー X512a2 常開接点(解除手段) X512a3 常開接点(点灯手段) Z512 2階行き先階登録リレー

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 乗かご内に設置された行き先階登録釦の
    操作に応じてかご呼びを登録するとともに、乗場に設置
    された乗場釦の操作に応じて乗場呼びを登録し、かつ、
    特定階への乗かごの停止を任意に制限するかご呼びサー
    ビス切り離し運転を設定するかご呼びサービス切離し手
    段と、このかご呼びサービス切り離し運転を解除する解
    除手段とを備えたエレベータの制御装置において、 前記かご呼びサービス切離し運転時、前記特定階に対応
    する前記行き先階登録釦が操作されたことに応じて前記
    特定階に設置された乗場呼び応答灯を通常と異なる点灯
    方法で点灯させる点灯手段を設け、来客を認知した前記
    特定階側で前記特定階の前記乗場釦を操作可能としたこ
    とを特徴とするエレベータの制御装置。
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