JP2003212218A - 封緘装置、封緘方法および封緘用シート - Google Patents

封緘装置、封緘方法および封緘用シート

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JP2003212218A
JP2003212218A JP2002010169A JP2002010169A JP2003212218A JP 2003212218 A JP2003212218 A JP 2003212218A JP 2002010169 A JP2002010169 A JP 2002010169A JP 2002010169 A JP2002010169 A JP 2002010169A JP 2003212218 A JP2003212218 A JP 2003212218A
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sheet
sealing
moving
roller
sealed
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Takeshi Nakanishi
武 中西
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 添付資料等を容易に封入できる封緘体を作成
する封緘装置、封緘方法および封緘用シートを提供す
る。 【解決手段】 シート30各々の特定箇所にあらかじめ
付された特定のマークをマーキングセンサ112等によ
り検出し、その検出結果に応じて、給紙台12を所定
量、所定方向へ移動する。ローラの端部が圧着不可領域
として機能する方向へ給紙台を移動した場合、給紙台上
のシートの1辺を圧着糊付けから回避することによる、
3辺封緘が行われる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、シートを折り畳
んで封緘する封緘装置、封緘方法および封緘用シートに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】納品書、請求書、残高通知、給与明細
書、督促状等において、本人以外の者にその内容が知ら
れることを避けるため、従来より、情報の印刷されたシ
ートそのものを折り畳んで封緘した封緘体として、本人
へ郵送あるいは手渡しする方法が採られている。
【0003】この種の封緘体は、通常、通知内容等を印
刷済みのシートを、折り畳み装置で折り畳んだ後、それ
を圧着装置によって圧力、あるいは圧力と熱を加えて、
あらかじめ圧着糊を付着させた各折り畳み片どうしを圧
着して貼り合わせることで封緘を行う。封緘体を受け取
った者は、その周囲の三辺をミシン目に従って切り取る
ことで、封緘体を開封できるようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
封緘処理を行う装置は、一度の処理でシートの全部の折
り畳み片どうしを圧着するので、作製された封緘体は、
4辺全部が封緘されたものとなる。そのため、封緘後に
添付資料等を挿入する必要がある場合、それに対応でき
ないという問題がある。
【0005】例えば、一般の会社で給与明細書に源泉徴
収票や標準報酬月額の算定基礎届、あるいは、昇給・昇
格時の内部資料、その他の通知事項等を封入する場合
や、ダイレクトメールに招待券等を封入したい場合があ
っても、従来の封緘体では、封緘後の封筒の1辺を開封
等しなければ、これらの添付資料の挿入ができない。
【0006】また、封緘済みの封書の1辺を開封し、そ
の後、添付資料等を挿入する作業は、多くの場合、手作
業となるため、多大な時間と労力を要する。従って、給
与明細書等を封緘形式で従業員に提供することそのもの
が、会社等における業務におけるコストアップにつなが
るという問題がある。
【0007】本発明は、上述した課題に鑑みてなされた
もので、その目的とするところは、容易に添付資料等を
封入できる封緘体を作成する封緘装置、封緘方法および
封緘用シートを提供することである。
【0008】また、本発明の他の目的は、封緘体の封緘
方法および封緘箇所を選択できる封緘装置、封緘方法お
よび封緘用シートを提供することである。
【0009】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成し、上
述した課題を解決する一手段として、例えば、以下の構
成を備える。すなわち、あらかじめ縁部に糊を塗布した
シートを複数段のローラ対に送給して折り畳み、上記ロ
ーラ対からの圧力により上記折り畳んだシートの封緘を
行う封緘装置において、上記ローラ対を構成するローラ
の端部に小径部を形成してなる圧着手段と、上記シート
を上記送給の方向と直角に交わる方向へ移動する移動手
段と、上記移動したシートを、そのシートの端部が上記
小径部を通過するように上記圧着手段へ引き込みを行う
手段とを備え、上記折り畳んだシートが部分的に上記圧
着手段の押圧力による糊付けから回避される第1の封緘
と回避されない第2の封緘を選択的に実行できることを
特徴とする。
【0010】例えば、さらに、上記シート上にあらかじ
め配されたマークの有無を検出する手段と、上記マーク
が検出された場合、上記移動手段に対して上記移動のた
めの制御命令を発する手段とを備えることを特徴として
いる。
【0011】例えば、上記移動手段は、上記シートが載
置されている給紙台を上記シートとともに移動すること
で上記移動を行うことを特徴としている。また、例え
ば、上記移動手段は、上記シートが載置されている給紙
台の内壁に沿って配した一定厚を有するガイド手段によ
って上記移動を行うことを特徴としている。
【0012】例えば、上記移動手段は、上記シートが載
置されている給紙台の内壁に沿って配した一定厚を有す
るガイド手段によって上記移動を行うことを特徴として
いる。また、例えば、上記移動手段による上記シートの
移動方向に応じて、上記第1の封緘における上記糊付け
の回避箇所を選択できることを特徴としている。
【0013】上述した課題を解決する他の手段として、
例えば、あらかじめ縁部に糊を塗布したシートに複数段
のローラ対によって押圧力を加えて封緘体を作製する封
緘方法において、上記シートを送給の方向と直角に交わ
る方向へ移動するステップと、上記移動したシートの端
部が、上記ローラ対を構成するローラの端部に設けた小
径部を通過するように上記ローラ対へ引き込むステップ
と、上記引き込んだシートを折り畳むステップと、上記
折り畳んだシートの端部が上記小径部を通過するよう制
御するステップとを備え、上記折り畳んだシートが部分
的に上記ローラ対の押圧力による糊付けから回避される
第1の封緘と回避されない第2の封緘を選択的に実行で
きることを特徴としている。
【0014】例えば、さらに、上記シート上にあらかじ
め配されたマークの有無を検出するステップと、上記マ
ークが検出された場合、上記シートの移動のための命令
を発するステップとを備えることを特徴としている。ま
た、例えば、上記シートの移動方向に応じて、上記第1
の封緘における上記糊付けの回避箇所を選択できること
を特徴としている。
【0015】また、上述した課題を解決する他の手段と
して、例えば、複数段のローラ対からの押圧力による糊
付けによって封緘体を作製するための封緘用シートであ
って、上記シートの端部に切れ込みを設け、その切れ込
みが、上記シートを折り畳んで上記封緘体を作製した場
合に上記封緘体の端部のほぼ中央にくる位置に配されて
いることを特徴としている。
【0016】例えば、上記切れ込みは、上記押圧力によ
る糊付けが回避された場合における上記封緘体の開口部
にあることを特徴としている。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、添付図面を参照して、本発
明に係る実施の形態例を詳細に説明する。図1は、本実
施の形態例に係る封緘機の主要部の構成を示す側面図で
ある。同図に示す封緘機10は、不図示の支持部材によ
って支持された給紙台12、給紙装置14、軸を中心と
して、図中の矢印で示す方向に回転する、ローラ対を構
成するローラ(以降において、回転ローラ、あるいは圧
着ローラともいう)R1〜R4、羽根板(案内部材)1
8,20等からなる。また、給紙台12の下部には、作
製された封緘書(封緘体)13を堆積するための、出し
入れ可能なスタッカ22が配されている。
【0018】ローラR1には、その上面でローラR2が
当接し、下面でローラR4が当接するとともに、一方の
側面にローラR3が当接している。なお、給紙装置1
4、ローラR1〜R4は、不図示のモータや、ギアある
いはベルト等の駆動・伝達機構によって回転駆動(図中
の矢印方向)されるが、その機構については、ここでは
図示を省略する。
【0019】ローラR1,R2は、初段のローラ対であ
り、ローラR1,R3は、次段のローラ対、そして、ロ
ーラR1,R4は、最終段のローラ対を構成している。
ローラR2,R3は、ローラR1と連動して、給紙装置
14からのシート30(適宜、カット紙ともいう)の引
き込みと、最初の折り畳みを行う。なお、これらのロー
ラR2,R3は、低騒音化のために金属ローラの表面に
ゴム等の弾性体を被覆したゴムローラ等の弾性ローラで
ある。
【0020】一方、ローラR1,R4は、シートの最終
の折り畳みと圧着による封緘を同時に行う。これらのロ
ーラは、十分な加圧力を発生させるため、ローラ全体が
鉄等の金属で構成された金属ローラ(圧着ローラ)であ
る。そして、ローラR1,R4は、大きな加圧力に耐え
うるように、ローラR2,R3よりも口径が大きい構成
になっている。
【0021】給紙台12には、シート束24が載置さ
れ、ばね25による付勢力で、その前部(シート排出口
側)が上方へ押し上げられる。給紙装置14は、給紙台
12の端部上方に、上述した不図示の支持部材に回転自
在に支持された回転軸26を有し、その回転軸26の長
手方向の中央部には、例えば、ゴム製の半月状の給紙ロ
ーラ28が固定されている。給紙台12に載置されたシ
ート束24は、給紙台12の前方部分が上記の付勢力を
受けるため、それによって、給紙ローラ28に押し当て
られている。
【0022】そこで、回転軸26をモータの駆動力で回
転すると、給紙ローラ28の摩擦力により給紙台12の
最上層にあるシート30が前方へ送り出される。送り出
されたシート30は、ストッパ32を乗り越えて、給紙
装置14より排出される。このように排出されたシート
30は、支持台38の上を滑り、最初にローラR1,R
2間に引き込まれる。
【0023】なお、使用するシート30は、例えば、A
4版の大きさを持つ紙製のシートであり、ここでは、例
えば、Z型に3つ折りされて定型郵便物大の封緘体に封
緘される。折り返しやすくするため、シート30には、
後述するように、あらかじめ2箇所の折り返し位置にミ
シン目が施されている。また、シート30の周縁部と折
り返し位置に沿った所定箇所には、感圧式の糊が塗布さ
れている。
【0024】羽根板18は、所定の間隔を隔てて対向配
置された2枚の金属板40,42からなる。これらの金
属板40,42によって案内空間44が形成され、その
空間の適当な位置にストッパ46が形成されている。ま
た、案内空間44の開口部48は、3つのローラR1,
R2,R3で囲まれた空間に向けて開かれている。
【0025】同様に、羽根板20も、所定の間隔を隔て
て対向配置された2枚の金属板49,50からなり、こ
れらの金属板によって案内空間52が形成されるととも
に、この案内空間52の適当な位置にストッパ54が形
成されている。そして、案内空間52の開口部56は、
3つのローラR1,R3,R4で囲まれた空間に向けて
開かれている。なお、これらの羽根板18,20は、取
り外し自在な構造になっており、例えば、後述するシー
トの折り形態に応じて交換可能である。
【0026】次に、本実施の形態例に係る封緘機による
封緘処理について説明する。図2は、本実施の形態例に
係る封緘機による封緘処理の各工程を示している。給紙
台12に載置されたシート束24(図2の参照)か
ら、給紙装置14より支持台38を越えて送出されたシ
ート30(図2の)は、最初に、回転するローラR
1,R2間に引き込まれ、羽根板18の開口部48から
案内空間44へ送り込まれる。
【0027】シート30は、その長手方向の2/3位ま
でがローラR1,R2間を通過した時点で、シート30
の先端部がストッパ46により止められる。このとき、
ローラR1,R2は、依然としてシート30を送り込も
うとするため、シート30は、ミシン目34(長手方向
の2/3の位置に形成されている)で、下方に折り返さ
れる(図2の)。なお、ミシン目34,36(図2の
,等)は、あらかじめシート30に設けられてい
る。
【0028】上記のように折り返された部分は、次に、
ローラR1,R3間に引き込まれ、最初の畳み込みが行
われる。それと同時に、折り込まれた部分(片)が、開
口部56から案内空間52へ送り込まれる。そして、折
り込まれた片がローラR1,R3間を通過すると、シー
ト30の先端部(折り返し位置34)がストッパ54に
よって止められる。ローラR1,R3が、なおもシート
30を送り込もうとする結果、シート30は、今度はミ
シン目36(長手方向の1/3の位置に形成されてい
る)で、下方に折り返される(図2の)。
【0029】図2のに示すように折り返された箇所
は、ローラR1,R4間に引き込まれ、2回目(この例
では、最終回)の折り畳みと、ローラの圧着による封緘
が行われる(図2の)。そして、この封緘により完成
された封緘体30aは、排出(図2の)された後、ス
タッカ22への堆積が行われる(図2の)。
【0030】なお、上記の封緘処理による折り畳み、お
よび圧着の結果、図2のに示す片30−1と30−2
とが、また、片30−2と30−3とが相互に重なり合
って、封緘体30aが完成する。また、ここでは、シー
トをZ型に3つ折りして定型郵便物大の封緘体にする例
を示したが、例えば、図1に示す羽根板18を、それよ
りも案内空間長の短い羽根板に交換して、折り形態をe
折り(断面が“e”字形になった、内折りを意味する)
にすることで、e型に3つ折りした封緘体を作製するよ
うにしてもよい。
【0031】次に、本実施の形態例に係る封緘機におけ
るローラと給紙台等について詳細に説明する。図3は、
本実施の形態例に係る封緘機におけるローラとシート位
置との関係を説明するための図である。この封緘機は、
以下に述べるように、完成された封緘体を3辺封緘にす
るか、4片封緘にするかの選択ができる。
【0032】ここで、3辺封緘とは、図4の(c)に示
す、あらかじめミシン目73が配され、感圧式の糊(圧
着糊)75が塗布されたシート71を、同図(b)に示
すように、封緘体65の3片62,63,64だけが封
印され、残りの1辺66を開口したままにすることであ
り、開封箇所が1つ設けられた封緘体にすることであ
る。また、4片封緘とは、同図(a)に示すように、シ
ート71を折り畳んで、封緘体60の4片61,62,
63,64全てが封印された封緘体を作製することを指
す。
【0033】図3は、ローラR1,R2,R4を給紙台
側から見たときの、それらのローラとシート位置との関
係を示している。給紙台より給紙されたシート(ここで
は、後述するように、シートの位置がシート71aある
いはシート71bの場合がある)は、最初、ローラR1
とローラR2が互いに回転接触する当接部80より引き
込まれ、最終的にローラR1,R4の当接部81を通過
することで、上述した最終の折り畳み、および封緘がな
された後、排出される。
【0034】すなわち、図3に示す例では、ローラR
1,R2によるシートの引き込みは、図の手前から向こ
う側方向へ、当接部80を介して行われる。また、最終
の折り畳み、および封緘は、図の向こう側から手前方向
へ、シートがローラR1,R4の当接部81を通過して
移動することにより行われる。
【0035】本実施の形態例に係る封緘機のローラR1
は、図3に示すように、その右端部の径D2が、長さL2
に渡って、長軸部分の径D1よりも小さくした形状を有
する。また、ローラR1の長軸方向の長さL1は、シー
ト71aの横幅よりも長く設定されている。よって、シ
ートがシート71aの位置にあるときには、その横幅全
体が、ローラR1の軸長(L1)内に納まる。従って、
折り畳まれたシート71aが、回転するローラR1,R
4の当接部81を通過すると、シート71a上の圧着糊
75a,75b全てにローラからの押圧力が付与される
ため、4片全部が封印された4片封緘の封書を作製でき
る。
【0036】一方、上述したローラ径の小さい端部を持
つローラR1と、ローラR4,R2との間には、それら
の端部において、それぞれ隙間(ギャップ)82,83
が存在している。そのため、これらの部分において、ロ
ーラR1とR2、および、ローラR1とR4は、相互に
当接しない。そこで、封緘しようとするシートを、シー
ト71aの位置からシート71bの位置へ移動した後
(本封緘機の場合、図3に示すように、シートをL3
け、給紙方向に対して右水平方向へずらす)、ローラR
1,R2による引き込みを行う。そして、折り畳まれた
シート71bを、ローラR1,R4の当接部81を通過
させると、隙間82の存在により、これらのローラの端
部が、シート71bに対して圧着不可領域として機能す
る。
【0037】その結果、シート71b上の圧着糊75c
には、ローラからの押圧力が付与されても、圧着糊75
dには押圧力が付与されない。よって、シート上の、こ
の領域においては、あらかじめ圧着糊が塗布されていて
も封緘が行われないため、本封緘機により、上述した3
辺封緘の封緘体(図4の(b)参照)が作製される。
【0038】なお、上記の例では、ローラによる圧着不
可領域を、ローラR1の端部においてのみ設けている
が、これに限定されず、圧着等に関係する各ローラの端
部の径を細くして、シートに対する圧着不可領域を設け
るようにしてもよい。
【0039】次に、3辺封緘と4辺封緘という目的に応
じたシートの移動方法、および、その制御方法について
説明する。図5は、本実施の形態例に係る封緘機の構成
を示すブロック図である。同図に示す制御装置101
は、本封緘機全体の制御を司る、例えば、マイクロプロ
セッサからなる制御部であり、本封緘機の操作者による
スタートスイッチ105およびストップスイッチ106
のオン/オフ状態を検知して、後述する所定の制御を行
う。
【0040】なお、図5に示す封緘機では、スタートス
イッチ105およびストップスイッチ106を個別に設
けているが、スタート/ストップの両方の操作を兼ねた
形式の単独スイッチ(例えば、スナップスイッチやトグ
ルスイッチ等)を使用してもよい。
【0041】電磁クラッチ102は、上述した給紙装置
14からの紙送りを行う際に動作する給紙ローラ28等
を制御し、駆動装置103は、上述したローラR1〜R
4等を回転させるためのギアあるいはベルト等の駆動・
伝達機構を制御する。なお、本封緘機は、給紙台12よ
り2枚以上重なってシートが排出されたことを検出する
ための、不図示の光学的重ね送り検出器を備えており、
制御装置101は、その検出結果をもとに駆動装置10
3等の動作を停止させる。
【0042】マーキングセンサ112は、給紙台12に
載置された各シートの特定箇所における、あらかじめ印
字等された特定のマークを検出する。このマーキングセ
ンサ112は、例えば、文字センサであり、図6に示す
ように、給紙台12の側端部において、その下部に載置
され、給紙されるシートの上に印字されたマーク(文
字)を読み取ることのできる位置に配される。マーク認
識装置110は、マーキングセンサ112による検出結
果をもとに、マーク内容を解析して、その結果を制御装
置101へ通知する。
【0043】シフト機構部115は、制御装置101か
らの制御信号に従って、図6の矢印で示すT方向、ある
いはQ方向に給紙台12を移動させる。なお、給紙台1
2の移動は、例えば、シフト機構部115と給紙台12
間に設けられたカム機構(不図示)を動作させることで
行う。給紙台12の移動方向と封緘処理との具体的な関
係については、後述する。
【0044】図7は、本実施の形態例に係る封緘機によ
る封緘処理手順を示すフローチャートである。同図のス
テップS1で、封緘機の操作者がスタートスイッチ10
5を“オン”にすると、制御装置101は、ステップS
2において、電磁クラッチ102を駆動して、シートの
給紙開始準備に入る。そして、ステップS3では、上述
したマーキングセンサ112およびマーク認識装置11
0等によるマーク検出を行う。
【0045】マーク認識装置110等によって、給紙さ
れるシート上の所定位置に所定のマークがあることが検
出されれば(ステップS3でYES)、次のステップS
5において、そのシートが3辺封緘(添付書面等の封入
可能な状態)の対象となるシートであると判断される。
続くステップS10において、制御装置101は、シフ
ト機構部115に制御命令を発する。その結果、給紙台
12は、図6のT方向に移動する。
【0046】給紙台12の移動により、その上に載置さ
れたシート全体(図1のシート束24)が、図3に示す
ように、シート71aからシート71bの位置へ移動す
る。そして、次のステップS11で、給紙台12の最上
層にあるシートが前方(ローラ対側)へ送り出される。
【0047】しかし、マーク検出処理により、シート上
に所定のマークが検出されなければ、マーク認識装置1
10は、その旨を制御装置101へ通知する。その結
果、制御装置101は、ステップS7において、そのシ
ートが4辺封緘(封書の状態)の対象シートであると判
断する。その場合、給紙台12は移動せず(シートは、
図3のシート71aの位置を維持する)、そのままの状
態で、ステップS11において、給紙台12の最上層に
あるシートの送り出しが行われる。
【0048】なお、3辺封緘の対象シートと4辺封緘の
対象シートとが混在して給紙台12上に載置されている
場合は、マークの検出結果に応じて、一旦、T方向へ移
動した給紙台12が、それとは逆のQ方向へ移動した
り、あるいは、その逆の移動が行われることもある。
【0049】また、シート上に配される上記のマーク
は、人間の目で判読できる可視的なもの(文字、図形
等)であっても、あるいは、赤外線カメラ等によっての
み読み取れる特殊な形態のものでもよく、3辺封緘と4
辺封緘の識別ができれば、ここでは、その表示形式を問
わない。
【0050】ステップS13では、光学的にシートの重
ね送り状態を検出する重ね送り検出器(不図示)によ
り、給紙の枚数が判定される。ここで、一時に送られる
給紙枚数が2枚以上であると判定されれば、ステップS
20において、制御装置101は、駆動装置103の動
作を停止する。しかし、給紙枚数が1枚であれば、正常
な給紙状態であるとして、その給紙処理を続行する。
【0051】ステップS15において、操作者によりス
トップスイッチ106の操作がなされたかどうかを判断
し、ストップスイッチ106が“オン”になれば、続く
ステップS17において、本給紙処理を停止する。しか
し、ストップスイッチ106の操作がなければ、ステッ
プS18で、給紙対象のシートが圧着等を受けて封緘体
となり、本封緘機より排出されたかどうかを判断する。
その封緘体が排出されたならば、所望の形態を有する封
緘体(3辺封緘体、あるいは4片封緘体)の作製が完了
したとして、本処理を再度、ステップS3へ戻して、次
の給紙対象シートについて、上記と同様のマーク判定等
を行う。
【0052】なお、上記の処理工程で作製された3辺封
緘体については、別途、既存の単辺封緘機等を使用し
て、3辺封緘によって封緘された辺以外の他の1辺(未
封緘箇所)を封緘することになる。つまり、3辺が封緘
された状態(筒状封緘)の封緘体に、何らかの方法で添
付書類等を封入後、未封緘部分を単辺封緘機等で封緘し
て(圧着糊付け)、最終的に4片封緘体を作製する。
【0053】以上説明したように、本実施の形態例によ
れば、給紙台からシートを送り出す際、各シートの特定
箇所にあらかじめ付された特定のマークをマーキングセ
ンサ等により検出し、その検出結果に応じて、給紙台を
所定量、所定方向へ移動する。そして、ローラの端部が
圧着不可領域として機能する方向へ給紙台を移動した場
合、シートの1辺を圧着糊付けから回避することによる
3辺封緘が行われ、また、4辺封緘のときには、給紙台
を通常の位置へ戻すことで、簡単な機構および制御によ
って、3辺封緘した封緘体と4辺封緘した封緘体を選択
的に任意のタイミングで作製することができる。
【0054】また、シート上の特定マークの有無をもと
に3辺封緘と4辺封緘を行っているため、給紙台に3辺
封緘の対象シートと4辺封緘の対象シートとが混在して
いても、確実に3辺封緘体と4辺封緘体を作製できる。
【0055】さらには、シートが載置された給紙台だけ
を移動して、シートの1辺を圧着糊付けから回避する機
構としているため、移動機構に伴う給紙台の幅(ホッパ
ー幅)の拡張が不要になる、つまり、ホッパー幅をシー
トと同じ幅にすることができる。
【0056】なお、本発明は、上述した実施の形態例に
限定されるものではなく、発明の趣旨を逸脱しない範囲
において種々の変形が可能である。以下、上記実施の形
態例の変形例について説明する。
【0057】<変形例1>上記の実施の形態例では、3
辺封緘の封緘体と4片封緘の封緘体を作製する際に、給
紙台とともにシートを所定方向へ移動させるためのシフ
ト機構部を設けている。そこで、シートのみの移動によ
っても、同一の目的を達成できるという点に着目し、給
紙台に3辺封緘の対象シートと4辺封緘の対象シートを
個別に搭載して行う、以下の構成をとることも可能であ
る。
【0058】すなわち、図8に示すように、給紙台92
のホッパー幅Wをシート幅より広く設定して、必要とす
るシートの移動量に相当する幅(例えば、図3のL3
を持つ厚みガイド95aを、給紙台92内部の側壁に密
着させて配する。図9は、厚みガイドが配された給紙台
の断面を示しており、同図の(a)は、シートの進行方
向右側に厚みガイド95aを配したときの様子である。
同図に示す位置に厚みガイドがある場合、給紙台に載置
されたシート束24は、その全体が通常状態(つまり、
4片封緘する状態)にあることになる。
【0059】これに対して、図9の(b)に示す給紙台
は、その内部において、シートの進行方向左側に厚みガ
イド95bが配されているため、載置されたシート束2
4全体が、給紙方向に対して右側へ移動している。これ
は、シート束24が、図3のL3分だけ移動した状態に
対応するものであり、3片封緘処理するためのシート束
の載置状態に相当する。
【0060】このように、給紙台内部における厚みガイ
ドの位置により、3辺封緘と4片封緘を任意に選択でき
る構成とすることで、給紙台そのものの移動機構が不要
となるため、封緘機の構造が簡単になり、その分につい
てのコスト低下を図ることができる。
【0061】<変形例2>上述した実施の形態例では、
シート上に印刷等されたマークの検出結果に応じて、給
紙台のシフト機構を動作させることで、3辺封緘と4辺
封緘の処理を選択的に実行しているが、給紙台の移動を
手動で行えるようにしてもよい。この場合、3辺封緘あ
るいは4辺封緘に応じて、封緘機の操作者自身の判断に
より給紙台を移動する。
【0062】具体的には、封緘機が、上述したマーク検
出結果による給紙台のシフト機構に加えて、手動による
移動機構を備え、あるいは、手動による移動機構単独で
封緘を行う。すなわち、4辺封緘を行うときには、給紙
台を通常の位置に固定して4辺圧着糊付けを行う。ま
た、封入物や添付書面等があって、未圧着部分を設ける
必要がある場合(3辺封緘による筒状封緘)には、操作
者が所定方向へ手動で給紙台を移動することにより、3
辺圧着糊付けを行う。
【0063】このように、手動による移動機構を備える
ことで、シート移動のための構造が簡単になる。なお、
この例においても、封筒に添付書類を挿入後、完全に封
緘するために、既存の単辺封緘機等を使用して、3辺封
緘済みの残りの1辺を封緘することになる。
【0064】<変形例3>上記の封緘機で使用する封緘
用シート(カット紙)の他の構成例について説明する。
上述した実施の形態例に係る封緘機では、図4の(c)
に示すように、あらかじめ所定箇所にミシン目73が配
され、圧着糊75が塗布されたシートを使用している
が、以下に述べるように、ミシン目の一部をなくした構
成を有するシートを使用してもよい。
【0065】図10は、本変形例に係るカット紙の全体
構成を示している。このカット紙201は、その周囲の
縁部に圧着糊203が塗布され、長手方向の約1/3の
位置にミシン目205が配されているだけで、その下方
に位置する領域206にはミシン目がない。ここでは、
かかる領域を有するカット紙上に、例えば、ページプリ
ンタ等によって必要な情報等の印刷を行う。
【0066】このように、本変形例の場合、印刷の際、
シートのミシン目に起因する紙詰まり(ジャム)や重複
した取込みを解消できるだけでなく、ミシン目がないた
め、その部分における写真や図面、文字等の歪みを最小
限に抑えることができ、封書としての仕上がりの質を向
上できる。
【0067】<変形例4>上述した実施の形態例等に係
る形状を持つシートをZ型(あるいは、e型)に3つ折
りにして、3辺封緘の封緘体を作製した場合、完成後の
封書には、添付資料等を挿入するための開口部に開封箇
所が2つできる。そのため、添付資料等の封入が困難に
なる場合もありうる。
【0068】そこで、本変形例に係るカット紙には、図
11の(a)に示すように、シート210の端部であっ
て、完成した封緘体の端部のほぼ中央にくるような位置
に切れ込み211を設ける。そして、このカット紙21
0を折り畳んで、封緘体を作製すると、図11の(b)
に示すように、その開口部の端部に切れ込み211が位
置することになる。
【0069】そこで、3辺が糊付けされた封書に添付資
料等を挿入する作業者は、この切れ込み211の部分を
指等で押すことにより、封書の開口部における2つの開
封箇所のうち、切れ込み211のある側を簡単かつ確実
に開くことができ、その部分からの添付資料等の挿入が
容易になる。このことは、封緘体の開封が容易になるの
みならず、添付資料等の挿入作業の大幅な効率化につな
がる。
【0070】<変形例5>上述した実施の形態例におい
て3辺封緘の封緘体と4片封緘の封緘体を作製する場
合、シフト機構部は、封緘対象とするシートを所定の一
方向へ移動させている。本変形例では、その移動方向を
変える例を説明する。図12は、本変形例に係る封緘機
におけるローラとシート位置との関係(給紙台側から見
た様子)を示す図である。なお、ここで使用するシート
の形状等は、上記の実施の形態例に係る封緘機で使用し
たものと同様である。
【0071】図12に示す、本変形例に係る封緘機のロ
ーラR1は、その右端部と左端部の両方の径D2が、長
さL2に渡って、長軸部分の径D1よりも小さくした形状
を有する(簡単のため、径の寸法は右端部にのみ示
す)。ローラR1の長軸方向の長さはL1で、シート7
1aの横幅よりも長いため、シート71aは、その横幅
全体が、ローラR1の軸長(L1)内に納まる。そこ
で、折り畳まれたシート71aが、回転するローラR
1,R4の当接部81を通過した場合、上記の実施の形
態例の場合と同様、シート71a上の圧着糊75a,7
5b全てにローラからの押圧力が付与される。結果とし
て、4片全部が封印された4片封緘の封書が作製され
る。
【0072】ローラ径の小さい両端部を持つローラR1
と、ローラR4,R2との間には、それぞれ隙間82
a,83a,82b,83bがあり、これらの部分にお
いて、ローラR1とR2、および、ローラR1とR4
は、相互に当接しない。
【0073】そこで、封緘しようとするシートを、シー
ト71aの位置からシート71bの位置へL3だけ、給
紙方向に対して右水平方向へずらした後、ローラR1,
R2による引き込みを行う。その結果、折り畳まれたシ
ート71bは、ローラR1,R4の当接部81を通過し
て排出されるが、これらのローラの端部にある隙間82
bにより、その部分が、通過するシート71bに対して
圧着不可領域となる。従って、シート71b上の圧着糊
75cには、ローラからの押圧力が付与されるが、圧着
糊75dには押圧力が付与されない。
【0074】また、封緘対象となるシートを、シート7
1aの位置からシート71cの位置へL3だけ、給紙方
向に対して左水平方向へずらしてから、ローラR1,R
2による引き込みが行われると、折り畳まれたシート7
1cは、最終的にローラR1,R4間の当接部81を通
過して、排出される。その際、これらのローラの端部に
ある隙間82aにより、その部分がシート71cに対し
て圧着不可領域となる。その結果、シート71c上の圧
着糊75fにはローラからの押圧力が付与されても、圧
着糊75eには押圧力が付与されない。
【0075】結局、給紙開始時における載置位置を、通
常の位置から移動させたシート71b,71c上におい
て、上述したローラの隙間に対応する領域において封緘
が行われない。このことは、本変形例に係る封緘機によ
り、上述した実施の形態例に係る封緘機と同様、3辺封
緘の封緘体と4辺封緘の封緘体を選択的に作製できるだ
けでなく、3辺封緘の封緘体における開口箇所をも任意
に選択できることを意味している。
【0076】このように、本変形例に係る封緘機では、
シート上において、ローラの押圧力による糊付けから回
避できる領域を選択できる。すなわち、給紙方向に対し
て右水平方向へずらして引き込み、折り畳み等を行った
シート71bの場合、作製される3辺封緘の封緘体は、
例えば、図4(b)に示す1辺66が開口された封緘体
となる。また、給紙方向に対して左水平方向へずらして
引き込み、折り畳み等を行ったシート71cにおいて
は、例えば、図4(b)に示す1辺63が開口された3
辺封緘の封緘体として作製できる。
【0077】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の構成によ
れば、簡単な機構および制御によって、3辺封緘した封
緘体と4辺封緘した封緘体を選択的に作製できる。この
際、3辺封緘対象のシートと4辺封緘対象のシートを区
別しながら、3辺封緘体と4辺封緘体を選択的に作製可
能である。
【0078】さらには、本発明の構成によれば、給紙台
そのものの移動機構が不要となり、封緘機の構造を簡単
化できる。
【0079】また、本発明によれば、作製された封緘体
の開封が容易になることで、添付資料等の挿入が容易に
なり、挿入作業の大幅な効率化が可能になる。
【0080】さらに、本発明によれば、3辺封緘の封緘
体と4辺封緘の封緘体を選択的に作製できるだけでな
く、3辺封緘の封緘体の開口箇所も任意に選択できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態例に係る封緘機の主要部の
構成を示す側面図である。
【図2】実施の形態例に係る封緘機による封緘処理の各
工程を示す図である。
【図3】実施の形態例に係る封緘機におけるローラとシ
ート位置との関係を説明する図である。
【図4】3辺封緘と4辺封緘の状態を示す図である。
【図5】実施の形態例に係る封緘機の構成を示すブロッ
ク図である。
【図6】マーキングセンサが配された給紙台の斜視図で
ある。
【図7】実施の形態例に係る封緘機による封緘処理手順
を示すフローチャートである。
【図8】変形例に係る給紙台の斜視図である。
【図9】厚みガイドが配された給紙台の断面を示す図で
ある。
【図10】変形例に係るカット紙の全体構成を示す図で
ある。
【図11】変形例に係るカット紙の他の例を示す図であ
る。
【図12】変形例に係る封緘機におけるローラとシート
位置との関係を示す図である。
【符号の説明】
10 封緘機 12 給紙台 14 給紙装置 18,20 羽根板(案内部材) 22 スタッカ 24 シート束 28 給紙ローラ 30,201,210 シート 101 制御装置 102 電磁クラッチ 103 駆動装置 105 スタートスイッチ 106 ストップスイッチ 110 マーク認識装置 112 マーキングセンサ 115 シフト機構部 R1〜R4 ローラ

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 あらかじめ縁部に糊を塗布したシートを
    複数段のローラ対に送給して折り畳み、前記ローラ対か
    らの圧力により前記折り畳んだシートの封緘を行う封緘
    装置において、 前記ローラ対を構成するローラの端部に小径部を形成し
    てなる圧着手段と、 前記シートを前記送給の方向と直角に交わる方向へ移動
    する移動手段と、 前記移動したシートを、そのシートの端部が前記小径部
    を通過するように前記圧着手段へ引き込みを行う手段と
    を備え、 前記折り畳んだシートが部分的に前記圧着手段の押圧力
    による糊付けから回避される第1の封緘と回避されない
    第2の封緘を選択的に実行できることを特徴とする封緘
    装置。
  2. 【請求項2】 さらに、前記シート上にあらかじめ配さ
    れたマークの有無を検出する手段と、 前記マークが検出された場合、前記移動手段に対して前
    記移動のための制御命令を発する手段とを備えることを
    特徴とする請求項1記載の封緘装置。
  3. 【請求項3】 前記移動手段は、前記シートが載置され
    ている給紙台を前記シートとともに移動することで前記
    移動を行うことを特徴とする請求項1または2記載の封
    緘装置。
  4. 【請求項4】 前記移動手段は、前記シートが載置され
    ている給紙台の内壁に沿って配した一定厚を有するガイ
    ド手段によって前記移動を行うことを特徴とする請求項
    1記載の封緘装置。
  5. 【請求項5】 前記移動手段による前記シートの移動方
    向に応じて、前記第1の封緘における前記糊付けの回避
    箇所を選択できることを特徴とする請求項1乃至4のい
    ずれかに記載の封緘装置。
  6. 【請求項6】 前記移動手段による前記シートの移動が
    ない場合、前記折り畳んだシートの全面が前記圧着手段
    の押圧力を受けて前記第2の封緘を行うことを特徴とす
    る請求項1乃至4のいずれかに記載の封緘装置。
  7. 【請求項7】 あらかじめ縁部に糊を塗布したシートに
    複数段のローラ対によって押圧力を加えて封緘体を作製
    する封緘方法において、 前記シートを送給の方向と直角に交わる方向へ移動する
    ステップと、 前記移動したシートの端部が、前記ローラ対を構成する
    ローラの端部に設けた小径部を通過するように前記ロー
    ラ対へ引き込むステップと、 前記引き込んだシートを折り畳むステップと、 前記折り畳んだシートの端部が前記小径部を通過するよ
    う制御するステップとを備え、 前記折り畳んだシートが部分的に前記ローラ対の押圧力
    による糊付けから回避される第1の封緘と回避されない
    第2の封緘を選択的に実行できることを特徴とする封緘
    方法。
  8. 【請求項8】 さらに、前記シート上にあらかじめ配さ
    れたマークの有無を検出するステップと、 前記マークが検出された場合、前記シートの移動のため
    の命令を発するステップとを備えることを特徴とする請
    求項7記載の封緘方法。
  9. 【請求項9】 前記シートの移動方向に応じて、前記第
    1の封緘における前記糊付けの回避箇所を選択できるこ
    とを特徴とする請求項7または8記載の封緘方法。
  10. 【請求項10】 前記マークが検出されない場合、前記
    第2の封緘を行うことを特徴とする請求項7記載の封緘
    方法。
  11. 【請求項11】 複数段のローラ対からの押圧力による
    糊付けによって封緘体を作製するための封緘用シートで
    あって、前記シートの端部に切れ込みを設け、その切れ
    込みが、前記シートを折り畳んで前記封緘体を作製した
    場合に前記封緘体の端部のほぼ中央にくる位置に配され
    ていることを特徴とする封緘用シート。
  12. 【請求項12】 前記切れ込みは、前記押圧力による糊
    付けが回避された場合における前記封緘体の開口部にあ
    ることを特徴とする請求項11記載の封緘用シート。
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