JP2003212162A - 縦型重量物などの台車 - Google Patents

縦型重量物などの台車

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JP2003212162A
JP2003212162A JP2002010948A JP2002010948A JP2003212162A JP 2003212162 A JP2003212162 A JP 2003212162A JP 2002010948 A JP2002010948 A JP 2002010948A JP 2002010948 A JP2002010948 A JP 2002010948A JP 2003212162 A JP2003212162 A JP 2003212162A
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trolley
trolley body
carriage
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JP2002010948A
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Yoshiro Ibuki
伊吹吉郎
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MITSUSHINGU KK
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MITSUSHINGU KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 階段を登る際の台車の上下動を少なくするこ
と。 【解決手段】 フレーム構造の台車本体3と、この台車
本体3の後部側に回転支持部材を介して取付けら、か
つ、台車本体3に搭載した駆動源の駆動力により回転す
る左右一対の複数個の駆動輪4と、台車本体3の先端部
側に取付けられかつキャタピラーを備えた従動輪5とか
ら成る縦型重量物などの台車に於いて、前記駆動輪4
は、駆動軸と協働する左右の回転支持部材の十字型状に
延伸するアーム部24にそれぞれ合計4個づつ軸支され
ていることを特徴とする縦型重量物などの台車。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は縦型重量物などの台
車に関する。縦型重量物の一例としては自動販売機を挙
げることができる。
【0002】
【従来の技術】出願人は旧社名(三司馬物産株式会社)
の時に、実公平2−16934号に記載の台車を提案し
た。また、新社名になってから、特開2001−287
653号に記載の台車を提案した。後者の台車は、前者
の台車が階段を登る際に全て人力に頼っていたので、作
業員の労力を軽減することとを目的としている。
【0003】しかして、後者の台車は、「パイプ材を折
り曲げかつ溶着して形成されたフレーム構造の台車本体
3と、この台車本体3の後部側に取付けられた左右一対
の駆動輪4と、台車本体3の中央部側に取付けられ、か
つ、キャタピラーを備えた前後の従動輪5とから成り、
前記左右一対の駆動輪4は、台車本体3に設けられた駆
動モータ15の駆動力に回転するように駆動軸21及び
この駆動軸21の両端部に固定的に設けられた左右一対
の回転支板23にそれぞれ3個設けられ、これらの3個
の駆動輪4は、三角形状の回転支板23の頂部を介して
駆動軸21を中心に同心円状に回転するように該回転支
板23に軸支されており、一方、前記前後の従動輪5
は、複数個の位置選択用係合孔8にロック手段45を介
して台車本体3に固定される長杆状調節アーム30、該
調節アームの下端部に横設軸架された水平可動軸37、
この水平可動軸37に軸支された左右一対の揺動アーム
31などを介して台車本体3の中央部側の下方に配設さ
れている(公開公報中の符号をそのまま付してあ
る)」。
【0004】しかしながら、上記構成の台車に於いて
は、駆動輪が「3個」であることに由来し、次の車輪が
階段に乗り上がるまでの回転量が多い。そのため台車は
階段を登る際の上下動が大きいという問題があった。
【0005】また上記構成の台車に於いては、階段を登
る際、台車が後退しないようにフレームの把手部を常時
引っ張る必要があるため、作業員に対する負担が大き
く、台車が不用意に後退しないように駆動輪側にラチェ
ト機構を具体的かつ合理的な構成で設ける必要があっ
た。さらに、平地走行の際に台車を持ち上げるようにし
なければならない、舵取りが難しいなどの問題点もあっ
た。加えて、階段を登る際、従動輪側のキャタピラーは
「一段」しか掛からないという問題点も残されていた。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、階段を登る際、台車の上下動を少なくすること。第
2の目的は、台車が不用意に後退しないように駆動輪側
にラチェト機構を具体的かつ合理的に設けること。第3
の目的は、4個の駆動輪を安定的に支持することができ
ること。第4の目的は、階段を登る時のみならず、平地
走行に於いても、台車の操作(運搬)が楽であること。
第5の目的は、台車がスムースに階段を登ることができ
ることである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の縦型重量物など
の台車は、フレーム構造の台車本体3と、この台車本体
3の後部側に回転支持部材を介して取付けら、かつ、台
車本体3に搭載した駆動源の駆動力により回転する左右
一対の複数個の駆動輪4と、台車本体3の先端部側に取
付けられかつキャタピラーを備えた従動輪5とから成る
縦型重量物などの台車に於いて、前記駆動輪4は、駆動
軸と協働する左右の回転支持部材の十字型状に延伸する
アーム部24にそれぞれ合計4個づつ軸支されているこ
とを特徴とする。
【0008】上記構成に於いて、回転支持部材は、駆動
軸17の端部が固定的に嵌合する筒状嵌合部21と、こ
の筒状嵌合部21の両端部に固定的に嵌合し、かつ、車
軸27を介して駆動輪4をそれぞれ軸支する内外の回転
支板22,22とから成り、前記車軸にはラチェット歯
車31が固定され、一方、回転支持部材20にはラチェ
ット歯車31と係脱する係合爪片32bを有するラチェ
ット機構構成部材30が設けられている。また、下端部
にキャスターを有する調節支持アーム6が、台車本体3
に枢支板8dを介して設けられており、この調節支持ア
ーム6は、平地走行時、フレーム7に設けた係合支板8
cの位置選択用係合孔9と係合するロック用挿入ピン4
9を介して床面と接地するように傾倒状態に支持され
る。
【0009】
【発明の実施の形態】図1乃至図9は、本発明の一実施
例を示す各説明図である。1は縦型重量物2を運搬する
ことができる台車である。この台車1は、基本的にはパ
イプ材を折り曲げかつ溶着して形成されたフレーム構造
の台車本体3と、この台車本体3の後部側に回転支持部
材を介して取付けられた左右一対の複数個の駆動輪4
と、台車本体3の中央部側或いは先端部側に取付けられ
かつキャタピラー(登録商標)を備えた従動輪5と、こ
の従動輪5と前記駆動輪4との間に位置調整可能に設け
られ、かつ、下端部にキャスターを有する調節支持アー
ム6とから成る。そこで、図面を参照にこれらの基本的
な部材に基づいて説明する。
【0010】まず台車本体3について説明する。台車本
体3は左右一対のフレーム7,7を備えている。これら
のフレーム7,7は、平行な荷受杆部7a,aと、これ
らの荷受杆部7a,aの後端部側に垂直状態にそれぞれ
溶着された枠状支持杆部7b,7bと、前記荷受杆部7
a,aの先端部に交差状態に設けられた把手杆部7cと
から成る。
【0011】また台車本体3は複数個の支持部材8を有
している。すなわち、8aは駆動源用の矩形状取付け板
で、この取付け板8aは動力伝達部材用の切欠部を有
し、左右の枠状支持杆部7b,7b内に架設固定され
る。8b,8bは左右の枠状支持杆部7b,7bに直接
又は間接的に垂設固定された左右一対の軸受け板で、こ
れらの軸受け板は特に符号を付さないが、後述の回転支
持部材の軸孔と符合する軸孔を有している。8c,8c
は左右の枠状支持杆部7b,7bの直角状折り曲げ部の
内側にそれぞれ弧状に溶着された係合支板で、これらの
係合支板8c,8cには位置選択用係合孔9が所定間隔
を有して複数個形成されている。8d,8dは、逆に左
右の枠状支持杆部7b,7bの直角状折り曲げ部の外側
にそれぞれ溶着された枢支板で、これらの枢支板8d,
8dと係合支板8c,8cに調節支持アーム6がそれぞ
れ取付けられる。
【0012】11はフレーム7,7の突出後端部に固定
的に垂設された左右一対の補助車輪用小受板で、これら
の小受板11,11には後端部軸12が横設軸架されて
いる。そして、後端部軸12には、フレーム6,6の内
側に位置するように左右一対の補助車輪13,13が取
付けられている。14は縦型重量物2の下端面2aを支
持することができるようにフレーム7,7の突出後端部
に固定された突出受板である。
【0013】次に駆動輪4について説明する。駆動輪4
は台車本体3に固定的に取付けた駆動源(駆動モータ)
15の駆動力により回転する。前述したように駆動モー
タ15は取付け板8aに横設されている。駆動源の動力
伝達手段16としては、複数個のスプロケット16a、
チェーン16bなどが採用されている。駆動軸17は左
右一対のフレーム6,6の下方に対設した軸受け板8
b,8bに横設軸架されている。
【0014】次に図3及び図4を参照に駆動輪用回転支
持部材20,20について説明する。回転支持部材20
は、駆動軸17の両端部にそれぞれ固定的に装着され
る。左右の回転支持部材20,20は同一構成なので、
ここでは図4で示すように一方(左側)だけ図示して説
明する(他方の説明は割愛する)。
【0015】図4に於いて、20は左側の駆動輪を十字
型状に「合計4個」装着するための回転支持部材であ
る。本実施例では階段を登る際、台車1の上下動を少な
くするために、駆動輪4は左右の回転支持部材20,2
0にそれぞれ「合計4個づつ」十字型状に設けている。
しかして、21は筒状嵌合部で、この筒状嵌合部21の
両端部には嵌合突起21a,21aが設けられている。
この筒状嵌合部21に駆動軸17の端部が嵌挿され、か
つ、適宜に固定される。22,22は内外の回転支板で
ある。図3は外側回転支板(内側回転支板の形状も同
じ)を示す。図3を基準にすると、23は中央部、24
はアーム部である。中央部23には中心孔25が形成さ
れ、この中心孔25を介して内外の回転支板は筒状嵌合
部21の嵌合突起21a,21aに固定的に取付けられ
る。27は車軸で、この車軸27を介して4個の駆動輪
4が十字型状アーム部24の先端部にそれぞれ軸支され
る。車軸27と駆動輪4と後述するラチェック歯車31
は一体的に構成されている。各駆動輪4は合成樹脂材で
形成され、かつ、本実施例では安定性を確保するために
外周面が幅広扁平状に形成されている。
【0016】次に図3及び図9を参照にラチェット機構
構成部材30について説明する。ラチェット機構構成部
材30は、台車1が不用意に後退しないように各駆動輪
4に対してそれぞれ設けられている。
【0017】図9を基準にして一つのラチェット機構構
成部材30を説明すると、31は車軸27に固定された
ラチェット歯車で、このラチェット歯車31は駆動輪4
と共に回転する。ラチェット歯車31は外周面にラチェ
ック歯31aを有する。32はラチェット歯車31と係
脱するように外側回転支板22の各アーム部24に設け
られた複数個の係合部材である。係合部材32は、バネ
端を支持する揺動支板32aと、この揺動支板32aの
基端部から鉤状に延伸する係合爪片32bとから成り、
前記係合爪片32bはラチェック歯31aとワンピッチ
づつ係脱する。33はバネ部材で、このバネ部材33は
一端部が前記揺動支板32aの他端部に取付けられ、一
方、他端部はアーム部24に突設した支持ピン34に取
付けられている。
【0018】今仮に駆動輪4が一方向(時計方向)に回
転すると、係合部材32の係合爪片32bはラチェック
歯31aにより外方向へ移動して一つの歯を乗り越え
る。この時揺動支板32aは支軸35を支点にし、か
つ、バネ部材33のバネ力に抗して外方向に回転する
が、係合爪片32bが一つの歯を乗り越えると直ちに次
の歯と係合する(戻りを防ぐ係止状態となる)。また各
駆動輪4は回転支板の中心孔25を中心に同心円状に回
転する。したがって、内外の回転支板22が一方向に回
転すると、各駆動輪4は順番に階段を登り始めると共
に、ラチェット機構構成部材30により、その逆回転が
逐次阻止される。
【0019】次に従動輪5について説明する。従動輪5
は、左右のフレーム7,7の荷受杆部7a,7aの中央
部寄りの部位或いは先端部寄りの部位(ここでは「先端
部側」と称する)に横架した第1支持杆40、この第1
支持杆40から下方へ垂設された第2支持杆41、この
第24支持杆41の下端部に交差状態に設けられた第3
支持杆42をそれぞれ介して台車本体3の先端部側の下
方に配設されている。従動輪5は、戦車の如く可撓性の
帯状キャタピラー43を備えている。したがって、前後
の従動輪5,5は、図1で示すようにローラー状であ
り、これら前後のローラー状駆動輪5,5を取り巻くよ
うにキャタピラー(登録商標)43が取付けられてい
る。しかして、本実施例では、前後の従動輪5,5は、
階段を登る際にキャタピラー43が「二段以上」掛かる
ように所要間隔を有して第3支持杆42に設けられてい
る。したがって、台車1はスムースに階段を登ることが
できる。
【0020】次に図6及び図7を参照に調節支持アーム
6について説明する。調節支持アーム6は、前述した左
右の係合支板8cと枢支板8dの内側にそれぞれ取り外
し可能に設けられている。したがって、調節支持アーム
6は、本実施例では台車本体3のフレーム7,7の内側
に対向的に設けられている。この調節支持アーム6を台
車1に設ける理由は、主として平地走行に於いて、運搬
が楽であること(持ち上げなくてもいい、或いは引くだ
けでいい)、台車1の舵取りが容易であることを挙げる
ことができる。そこで、本実施例では、調節支持アーム
6の上端部の係合位置を変えることにより、台車1の把
手杆部7cの高さを簡単に調整することができるように
している。
【0021】しかして、45は調節支持アーム6の下端
部に取付けられたキャスター、46は調節支持アーム6
の中央部に形成された軸孔、47は調節支持アーム6の
上端部に形成された挿入孔である。前記軸孔46には長
杆状の横軸48が取り外し可能に設けられる。また、前
記挿入孔47には係合支板8cの所望する位置選択用係
合孔9と一致した時、係脱自在なロック用挿入ピン49
が差し込まれる。
【0022】上記構成において、まず図1で示すように
階段を登る時は、横軸48並びに挿入ピン49を抜いて
調節支持アーム6,6を台車本体3から取り外すか、又
は調節支持アーム6,6の挿入孔47を係合支板8cの
一番下方の係合孔9に合わせた後にロック用挿入ピン4
9をこれらの孔9,47に差し込む。後者の場合左右の
調節支持アーム6,6は、ロック用挿入ピン49と横軸
48で支持された状態で台車本体3内に収納される。
【0023】次に台車本体に搭載した図示しない電源或
いは電気コード等を介して利用可能な家庭用商業電源に
より駆動モータ15を駆動させる。駆動モータ15が起
動すると、駆動軸17と共に左右一対の内外回転支板2
2,22が回転する。そうすると、矢印で示すように各
駆動輪4は駆動軸17を中心に同心円状に回転する。
【0024】図1は、2個の駆動軸4,4が上下の階段
Sにそれぞれ乗り上がった状態を示している。また従動
輪5側の幅広のキャタピラー45が「二段以上」掛かっ
ている状態を示す。公知のように幅広のキャタピラー4
5は、階段の辺との面接触が大きいので、前方側の従動
車輪5,5は、該キャタピラー45の弾力的な回転を介
して「ドンドン」階段を登る。この時図示しない作業員
は、台車本体3の把手杆部7cを持ち上げるようにする
等適宜に操作して階段を登る。なお、ラチェット機構構
成部材30の作用については既に説明したとおりであ
る。したがって、各駆動輪4が内外回転支板22の中心
孔25を中心に同心円状に一方向に回転すると、順番に
階段を一段づつ登り始めると共に、ラチェット機構構成
部材30の係合部材32により、その逆回転が逐一阻止
される。
【0025】一方、図5は台車1が平らな地面(床面)
Fを走行している場合を示している。この場合調節支持
アーム6,6は、キャスター45が床面Fを走行するこ
とができるように傾倒状態に台車本体3の外に出てい
る。左右の調節支持アーム6,6は、ロック用挿入ピン
49を一旦一番下方の係合孔9から抜き取り、次いで調
節支持アーム6,6の挿入孔47を係合支板8cの一番
上方の係合孔9を合わせた後に、これらの孔9,47に
ロック用挿入ピン49を挿入すると、台車1は図5で示
すようになる。したがって、作業員は台車1を持ち上げ
なくても良い反面、単に舵取りしながら把手杆部7cを
引くだけで良い。なお、図5で示すように係合支板8c
の一番上方の係合孔9にロック用挿入ピン49を挿入し
た場合には、床面Fに接地している後方の駆動輪4に対
して前方側の駆動輪4は浮いた状態となるので、舵取り
が容易となる。
【0026】
【実施例】本実施例では、安価に製作するために、支持
部材としての係合支板8cを弧状に形成しているが、垂
直側板であっても良い。すなわち、特に図示しないが、
左右の上向きコ字型支持杆部7b,7bにそれぞれ垂直
側板を設け、これらの垂直側板に位置選択用係合孔9を
形成しても良い。また本実施例では階段を登る際、左右
の調節支持アーム6,6は、ロック用挿入ピン49を介
して収納支持されるが、必ずしもロック用挿入ピン49
を用いる必要はなく、左右のフレーム7,7の荷受杆部
7a,7aの先端部側に左右の調節支持アーム6,6を
それぞれ支持する係止杆(係止部材の一例)を垂設して
も良い。要は左右の調節支持アーム6,6は、階段を登
る際には使用しないので、取り外すか、又は台車本体3
内に収納支持することができれば良い。さらに、平地走
行時、左右の調節支持アーム6,6は台車本体3内に収
納されているが、台車本体3の外側に持ち上げた状態で
直接又は間接的に支持しても良い。
【0027】
【発明の効果】以上の説明から明らかなように、本発明
にあっては、次に列挙するような作用・効果がある。 (1)台車本体に設けられた駆動輪4は、左右の回転支
持部材に十字型状にそれぞれ合計4個づつ軸支されてい
るので、次の階段に乗ろうとする駆動輪の回転量が少な
くて済む。したがって、階段を登る際の台車の上下動を
少なくすることができる (2)4個の駆動輪は、内外の回転支板を有する回転支
持部材に車軸を介して軸支されているので、強固かつ安
定的に保持される。また車輪の回転に対しては、車軸に
固定したラチェット歯車と係脱する係合爪片を有するラ
チェト機構構成部材を回転支板に設けたので、階段を登
る際に車が不用意に後退しない。したがって、運搬時の
危険を防止することができる。 (3)請求項3に記載の発明は、平地走行に於いて、運
搬が楽である、或いは舵取りが容易である。 (4)請求項4に記載の発明は、階段を登る時に、調節
支持アームが邪魔にならない。 (5)請求項5に記載の発明は、スムースに階段を登る
ことができる。 (6)その他作業員の労力を軽減することができる。
【図面の簡単な説明】
図1乃至図9は本発明の一実施例を示す各説明図。
【図1】本発明の実施の形態を示す(階段を登っている
時の状態を示す)説明図。
【図2】平面から見た概略説明図。
【図3】本発明の要部(回転支持部材に装着された駆動
輪、ラチェット機構構成部材)の概略説明図。
【図4】本発明の要部(回転支持部材、駆動輪、駆動
軸、駆動源の関係を示す)の説明図。
【図5】本発明の実施の形態を示す(平地走行時の状態
を示す)説明図。
【図6】本発明の要部(調節支持アームを側面から示
す)の説明図。
【図7】本発明の要部(調節支持アームを正面から示
す)の説明図。
【図8】本発明の作用(駆動輪の回転状態)の概略説明
図。
【図9】本発明の作用(ラチェット機構構成部材の係合
爪片の係脱状態)の説明図。
【符号の説明】
1…台車、2…縦型重量物、3…台車本体、4…駆動
輪、5…従動輪、6…調節支持アーム、7…フレーム、
8…支持部材、8a…取付け板、8b…軸受け板、8c
…係合支板、8d…枢支板、11…小受板、13…補助
車輪、14…突出受板、15…駆動モータ、16…動力
伝達部材、17…駆動軸、20…回転支持部材、21…
筒状嵌合部、22…内外の回転支板、23…中央部、2
4…アーム部、25…中心孔、27…車軸、30…ラチ
ェット機構構成部材、31…ラチェット歯車、32…係
合部材、32a…揺動支板、32b…係合爪片、33…
バネ部材、34…支持ピン、35…支軸、40…第1支
持杆、41…第2支持杆、42…第3支持杆、43…キ
ャタピラー、45…キャスター、47…挿入孔、48…
横軸、49…挿入ピン。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 フレーム構造の台車本体3と、この台車
    本体3の後部側に回転支持部材を介して取付けら、か
    つ、台車本体3に搭載した駆動源の駆動力により回転す
    る左右一対の複数個の駆動輪4と、台車本体3の先端部
    側に取付けられかつキャタピラーを備えた従動輪5とか
    ら成る縦型重量物などの台車に於いて、前記駆動輪4
    は、駆動軸と協働する左右の回転支持部材の十字型状に
    延伸するアーム部24にそれぞれ合計4個づつ軸支され
    ていることを特徴とする縦型重量物などの台車。
  2. 【請求項2】 請求項1に於いて、回転支持部材は、駆
    動軸17の端部が固定的に嵌合する筒状嵌合部21と、
    この筒状嵌合部21の両端部に固定的に嵌合し、かつ、
    車軸27を介して駆動輪4をそれぞれ軸支する内外の回
    転支板22,22とから成り、前記車軸にはラチェット
    歯車31が固定され、一方、回転支持部材20にはラチ
    ェット歯車31と係脱する係合爪片32bを有するラチ
    ェット機構構成部材30が設けられていることを特徴と
    する縦型重量物などの台車。
  3. 【請求項3】 請求項1に於いて、下端部にキャスター
    を有する調節支持アーム6が、台車本体3に枢支板8d
    を介して設けられており、この調節支持アーム6は、平
    地走行時、フレーム7に設けた係合支板8cの位置選択
    用係合孔9と係合するロック用挿入ピン49を介して床
    面と接地するように傾倒状態に支持されることを特徴と
    する縦型重量物などの台車。
  4. 【請求項4】 請求項3に於いて、台車本体3に、フレ
    ーム7に設けた枢支板8dを介して下端部にキャスター
    を有する調節支持アーム6を設けられており、この調節
    支持アーム6は、階段を登る時に、台車本体3に前記キ
    ャスターが邪魔にならないように係止部材を介して収納
    支持されることを特徴とする縦型重量物などの台車。
  5. 【請求項5】 請求項1に於いて、前後従動輪5,5
    は、階段を登る時、キャタピラー45が二段以上に掛か
    るように所定間隔離間されていることを特徴とする縦型
    重量物などの台車。
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