JP2003211304A - 高速切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具 - Google Patents

高速切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具

Info

Publication number
JP2003211304A
JP2003211304A JP2002011478A JP2002011478A JP2003211304A JP 2003211304 A JP2003211304 A JP 2003211304A JP 2002011478 A JP2002011478 A JP 2002011478A JP 2002011478 A JP2002011478 A JP 2002011478A JP 2003211304 A JP2003211304 A JP 2003211304A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
content point
containing point
coating layer
hard coating
cemented carbide
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002011478A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3669334B2 (ja
Inventor
Akihiro Kondou
暁裕 近藤
Kazunori Sato
和則 佐藤
Yusuke Tanaka
裕介 田中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Materials Corp
Mitsubishi Materials Kobe Tools Corp
Original Assignee
Mitsubishi Materials Corp
Mitsubishi Materials Kobe Tools Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Priority to JP2002011478A priority Critical patent/JP3669334B2/ja
Application filed by Mitsubishi Materials Corp, Mitsubishi Materials Kobe Tools Corp filed Critical Mitsubishi Materials Corp
Priority to EP03701078A priority patent/EP1470879B1/en
Priority to US10/501,805 priority patent/US7094479B2/en
Priority to AT03701078T priority patent/ATE502710T1/de
Priority to KR1020047011137A priority patent/KR100707755B1/ko
Priority to CNB038066130A priority patent/CN100408237C/zh
Priority to PCT/JP2003/000220 priority patent/WO2003061884A1/ja
Priority to DE60336453T priority patent/DE60336453D1/de
Publication of JP2003211304A publication Critical patent/JP2003211304A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3669334B2 publication Critical patent/JP3669334B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Physical Vapour Deposition (AREA)
  • Drilling Tools (AREA)
  • Cutting Tools, Boring Holders, And Turrets (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 高速切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐摩耗
性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具を提供する。 【解決手段】 炭化タングステン基超硬合金基体または
炭窒化チタン系サーメット基体の表面に、AlとTiの
複合窒化物からなる硬質被覆層を1〜15μmの全体平
均層厚で物理蒸着してなる表面被覆超硬合金製切削工具
における前記硬質被覆層を、層厚方向にそって、Al最
高含有点(Ti最低含有点)とAl最低含有点(Ti最
高含有点)とが所定間隔をおいて交互に繰り返し存在
し、かつ前記Al最高含有点から前記Al最低含有点、
前記Al最低含有点から前記Al最高含有点へAl(T
i)含有量が連続的に変化する成分濃度分布構造を有
し、さらに、上記Al最高含有点が、組成式:(AlX
Ti1-X )N(ただし、原子比で、Xは0.70〜0.
95を示す)、上記Al最低含有点が、組成式:(Al
YTi1-Y )N(ただし、原子比で、Yは0.40〜
0.65を示す)、をそれぞれ満足し、かつ隣り合う上
記Al最高含有点とAl最低含有点の間隔が、0.01
〜0.1μmである硬質被覆層で構成する。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】この発明は、硬質被覆層がす
ぐれた高温特性を有し、したがって特に各種の鋼や鋳鉄
などの高熱発生を伴う高速切削加工で、すぐれた耐摩耗
性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具(以下、被覆
超硬工具という)に関するものである。 【0002】 【従来の技術】一般に、被覆超硬工具には、各種の鋼や
鋳鉄などの被削材の旋削加工や平削り加工にバイトの先
端部に着脱自在に取り付けて用いられるスローアウエイ
チップ、前記被削材の穴あけ切削加工などに用いられる
ドリルやミニチュアドリル、さらに前記被削材の面削加
工や溝加工、肩加工などに用いられるソリッドタイプの
エンドミルなどがあり、また前記スローアウエイチップ
を着脱自在に取り付けて前記ソリッドタイプのエンドミ
ルと同様に切削加工を行うスローアウエイエンドミル工
具などが知られている。 【0003】また、被覆超硬工具として、炭化タングス
テン(以下、WCで示す)基超硬合金または炭窒化チタ
ン(以下、TiCNで示す)基サーメットからなる基体
(以下、これらを総称して超硬基体と云う)の表面に、
組成式:(AlZTi1-Z )N(ただし、原子比で、Z
は0.4〜0.65を示す)を満足するAlとTiの複
合窒化物[以下、(Al,Ti)Nで示す]層からなる
硬質被覆層を1〜15μmの平均層厚で物理蒸着してな
る被覆超硬工具が知られており、これが各種の鋼や鋳鉄
などの連続切削や断続切削加工に用いられることも良く
知られるところである。 【0004】さらに、上記の被覆超硬工具が、例えば図
2に概略説明図で示される物理蒸着装置の1種であるア
ークイオンプレーティング装置に上記の超硬基体を装入
し、ヒータで装置内を、例えば500℃の温度に加熱し
た状態で、アノード電極と所定組成を有するAl−Ti
合金がセットされたカソード電極(蒸発源)との間に、
例えば電流:90Aの条件でアーク放電を発生させ、同
時に装置内に反応ガスとして窒素ガスを導入して、例え
ば2Paの反応雰囲気とし、一方上記超硬基体には、例
えば−100Vのバイアス電圧を印加した条件で、前記
超硬合金基体の表面に、上記(Al,Ti)N層からな
る硬質被覆層を蒸着することにより製造されることも知
られている。 【0005】 【発明が解決しようとする課題】近年の切削加工装置の
高性能化はめざましく、一方で切削加工に対する省力化
および省エネ化、さらに低コスト化の要求は強く、これ
に伴い、切削加工は高速化の傾向にあるが、上記の従来
被覆超硬工具においては、これを通常の切削加工条件で
用いた場合には問題はないが、これを高い発熱を伴う高
速切削条件で用いた場合には、硬質被覆層の摩耗進行が
促進され、比較的短時間で使用寿命に至るのが現状であ
る。 【0006】 【課題を解決するための手段】そこで、本発明者等は、
上述のような観点から、特に高速切削加工ですぐれた耐
摩耗性を発揮する被覆超硬工具を開発すべく、上記の従
来被覆超硬工具を構成する硬質被覆層に着目し、研究を
行った結果、 (a)上記の図2に示されるアークイオンプレーティン
グ装置を用いて形成された従来被覆超硬工具を構成する
(Al,Ti)N層は、層厚全体に亘って均質な高温硬
さと耐熱性、および靭性を有するが、例えば図1(a)
に概略平面図で、同(b)に概略正面図で示される構造
のアークイオンプレーティング装置、すなわち装置中央
部に超硬基体装着用回転テーブルを設け、前記回転テー
ブルを挟んで、一方側に相対的にAl含有量の高い(T
i含有量の低い)Al−Ti合金、他方側に相対的にT
i含有量の高い(Al含有量の低い)Ti−Al合金を
カソード電極(蒸発源)として対向配置したアークイオ
ンプレーティング装置を用い、この装置の前記回転テー
ブルの外周部に沿って複数の超硬基体をリング状に装着
し、この状態で装置内雰囲気を窒素雰囲気として前記回
転テーブルを回転させると共に、蒸着形成される硬質被
覆層の層厚均一化を図る目的で超硬基体自体も自転させ
ながら、前記の両側のカソード電極(蒸発源)とアノー
ド電極との間にアーク放電を発生させて、前記超硬基体
の表面に(Al,Ti)N層を形成すると、この結果の
(Al,Ti)N層においては、回転テーブル上にリン
グ状に配置された前記超硬基体が上記の一方側の相対的
にAl含有量の高い(Ti含有量の低い)Al−Ti合
金のカソード電極(蒸発源)に最も接近した時点で層中
にAl最高含有点が形成され、また前記超硬基体が上記
の他方側の相対的にTi含有量の高い(Al含有量の低
い)Ti−Al合金のカソード電極に最も接近した時点
で層中にAl最低含有点が形成され、上記回転テーブル
の回転によって層中には層厚方向にそって前記Al最高
含有点とAl最低含有点が所定間隔をもって交互に繰り
返し現れると共に、前記Al最高含有点から前記Al最
低含有点、前記Al最低含有点から前記Al最高含有点
へAl(Ti)含有量が連続的に変化する成分濃度分布
構造をもつようになること。 【0007】(b)上記(a)の繰り返し連続変化成分
濃度分布構造の(Al,Ti)N層において、例えば対
向配置のカソード電極(蒸発源)のそれぞれの組成を調
製すると共に、超硬基体が装着されている回転テーブル
の回転速度を制御して、上記Al最高含有点が、組成
式:(AlXTi1-X )N(ただし、原子比で、Xは
0.70〜0.95を示す)、上記Al最低含有点が、
組成式:(AlYTi1-Y )N(ただし、原子比で、Y
は0.40〜0.65を示す)、をそれぞれ満足し、か
つ隣り合う上記Al最高含有点とAl最低含有点の厚さ
方向の間隔を0.01〜0.1μmとすると、上記Al
最高含有点部分では、上記の従来(Al,Ti)N層に
比してAl含有量が相対的に高くなることから、より一
段とすぐれた高温硬さと耐熱性(高温特性)を示し、一
方上記Al最低含有点部分では、前記Al最高含有点部
分に比してAl含有量が低く、Ti含有量の高いものと
なるので、高靭性が確保され、かつこれらAl最高含有
点とAl最低含有点の間隔をきわめて小さくしたことか
ら、層全体の特性として高靭性を保持した状態ですぐれ
た高温特性を具備するようになり、したがって、硬質被
覆層がかかる構成の(Al,Ti)N層からなる被覆超
硬工具は、高い発熱を伴う鋼や鋳鉄などの高速切削加工
ですぐれた耐摩耗性を発揮するようになること。以上
(a)および(b)に示される研究結果を得たのであ
る。 【0008】この発明は、上記の研究結果に基づいてな
されたものであって、超硬基体の表面に、(Al,T
i)Nからなる硬質被覆層を1〜15μmの全体平均層
厚で物理蒸着してなる被覆超硬工具において、上記硬質
被覆層が、層厚方向にそって、Al最高含有点(Ti最
低含有点)とAl最低含有点(Ti最高含有点)とが所
定間隔をおいて交互に繰り返し存在し、かつ前記Al最
高含有点から前記Al最低含有点、前記Al最低含有点
から前記Al最高含有点へAl(Ti)含有量が連続的
に変化する成分濃度分布構造を有し、さらに、上記Al
最高含有点が、組成式:(AlXTi1-X )N(ただ
し、原子比で、Xは0.70〜0.95を示す)、上記
Al最低含有点が、組成式:(AlYTi1-Y )N(た
だし、原子比で、Yは0.40〜0.65を示す)、を
それぞれ満足し、かつ隣り合う上記Al最高含有点とA
l最低含有点の間隔が、0.01〜0.1μmである、
高速切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性を発揮す
る被覆超硬工具に特徴を有するものである。 【0009】つぎに、この発明の被覆超硬工具におい
て、これを構成する硬質被覆層の構成を上記の通りに限
定した理由を説明する。 (a)Al最高含有点の組成 (Al,Ti)N層におけるAlは、高靭性を有するT
iN層の高温硬さおよび耐熱性(高温特性)を向上させ
る目的で含有するものであり、したがってAl最高含有
点でのAlの割合(X)がTiとの合量に占める割合
(原子比)で0.70未満では所望のすぐれた高温特性
を確保することができず、一方その割合が同じく0.9
5を越えると、Tiの割合が低くなり過ぎて、急激に靭
性が低下し、切刃にチッピング(微小欠け)などが発生
し易くなることから、その割合を0.70〜0.95と
定めた。 【0010】(b)Al最低含有点の組成 上記の通りAl最高含有点は高温特性のすぐれたもので
あるが、反面靭性の劣るものであるため、このAl最高
含有点の靭性不足を補う目的で、Ti含有割合が高く、
これによって高靭性を有するようになるAl最低含有点
を厚さ方向に交互に介在させるものであり、したがって
Alの割合(Y)がTiとの合量に占める割合(原子
比)で0.65を越えると、所望のすぐれた靭性を確保
することができず、一方その割合が同じく0.40未満
になると、相対的にTiの割合が多くなり過ぎて、Al
最低含有点に所望の高温特性を具備せしめることができ
なくなることから、その割合を0.40〜0.65と定
めた。 【0011】(c)Al最高含有点とAl最低含有点間
の間隔 その間隔が0.01μm未満ではそれぞれの点を上記の
組成で明確に形成することが困難であり、この結果層に
所望の高温特性と靭性を確保することができなくなり、
またその間隔が0.1μmを越えるとそれぞれの点がも
つ欠点、すなわちAl最高含有点であれば靭性不足、A
l最低含有点であれば高温特性不足が層内に局部的に現
れ、これが原因で切刃にチッピングが発生し易くなった
り、摩耗進行が促進されるようになることから、その間
隔を0.01〜0.1μmと定めた。 【0012】(d)硬質被覆層の全体平均層厚 その層厚が1μm未満では、所望の耐摩耗性を確保する
ことができず、一方その平均層厚が15μmを越える
と、切刃にチッピングが発生し易くなることから、その
平均層厚を1〜15μmと定めた。 【0013】 【発明の実施の形態】つぎに、この発明の被覆超硬工具
を実施例により具体的に説明する。 (実施例1)原料粉末として、いずれも1〜3μmの平
均粒径を有するWC粉末、TiC粉末、ZrC粉末、V
C粉末、TaC粉末、NbC粉末、Cr3 2 粉末、T
iN粉末、TaN粉末、およびCo粉末を用意し、これ
ら原料粉末を、表1に示される配合組成に配合し、ボー
ルミルで72時間湿式混合し、乾燥した後、100MP
a の圧力で圧粉体にプレス成形し、この圧粉体を6P
aの真空中、温度:1400℃に1時間保持の条件で焼
結し、焼結後、切刃部分にR:0.03のホーニング加
工を施してISO規格・CNMG120408のチップ
形状をもったWC基超硬合金製の超硬基体A1〜A10
を形成した。 【0014】また、原料粉末として、いずれも0.5〜
2μmの平均粒径を有するTiCN(重量比でTiC/
TiN=50/50)粉末、Mo2 C粉末、ZrC粉
末、NbC粉末、TaC粉末、WC粉末、Co粉末、お
よびNi粉末を用意し、これら原料粉末を、表2に示さ
れる配合組成に配合し、ボールミルで24時間湿式混合
し、乾燥した後、100MPaの圧力で圧粉体にプレス
成形し、この圧粉体を2kPaの窒素雰囲気中、温度:
1500℃に1時間保持の条件で焼結し、焼結後、切刃
部分にR:0.03のホーニング加工を施してISO規
格・CNMG120408のチップ形状をもったTiC
N系サーメット製の超硬基体B1〜B6を形成した。 【0015】ついで、上記の超硬基体A1〜A10およ
びB1〜B6のそれぞれを、アセトン中で超音波洗浄
し、乾燥した状態で、図1に示されるアークイオンプレ
ーティング装置内の回転テーブル上に外周部にそって装
着し、一方側のカソード電極(蒸発源)として、種々の
成分組成をもったAl最低含有点形成用Ti−Al合
金、他方側のカソード電極(蒸発源)として、種々の成
分組成をもったAl最高含有点形成用Al−Ti合金を
前記回転テーブルを挟んで対向配置し、またボンバート
洗浄用金属Tiも装着し、まず装置内を排気して0.5
Pa以下の真空に保持しながら、ヒーターで装置内を5
00℃に加熱した後、前記回転テーブル上で自転しなが
ら回転する超硬基体に−1000Vの直流バイアス電圧
を印加して、カソード電極の前記金属Tiとアノード電
極との間に100Aの電流を流してアーク放電を発生さ
せ、もって超硬基体表面をTiボンバート洗浄し、つい
で装置内に反応ガスとして窒素ガスを導入して2Paの
反応雰囲気とすると共に、前記回転テーブル上で自転し
ながら回転する超硬基体に−100Vの直流バイアス電
圧を印加して、それぞれのカソード電極(前記Al最低
含有点形成用Ti−Al合金およびAl最高含有点形成
用Al−Ti合金)とアノード電極との間に100Aの
電流を流してアーク放電を発生させ、もって前記超硬基
体の表面に、層厚方向に沿って表3,4に示される目標
組成のAl最低含有点とAl最高含有点とが交互に同じ
く表3,4に示される目標間隔で繰り返し存在し、かつ
前記Al最高含有点から前記Al最低含有点、前記Al
最低含有点から前記Al最高含有点へAl(Ti)含有
量が連続的に変化する成分濃度分布構造を有し、かつ同
じく表3,4に示される目標全体層厚の硬質被覆層を蒸
着することにより、図3(a)に概略斜視図で、同
(b)に概略縦断面図で示される形状を有する本発明被
覆超硬工具としての本発明表面被覆超硬合金製スローア
ウエイチップ(以下、本発明被覆超硬チップと云う)1
〜16をそれぞれ製造した。 【0016】また、比較の目的で、これら超硬基体A1
〜A10およびB1〜B6を、アセトン中で超音波洗浄
し、乾燥した状態で、それぞれ図2に示される通常のア
ークイオンプレーティング装置に装入し、カソード電極
(蒸発源)として種々の成分組成をもったAl−Ti合
金を装着し、装置内を排気して0.5Pa以下の真空に
保持しながら、ヒーターで装置内を500℃に加熱した
後、Arガスを装置内に導入して10PaのAr雰囲気
とし、この状態で超硬基体に−800vのバイアス電圧
を印加して超硬基体表面をArガスボンバート洗浄し、
ついで装置内に反応ガスとして窒素ガスを導入して2P
aの反応雰囲気とすると共に、前記超硬基体に印加する
バイアス電圧を−100Vに下げて、前記カソード電極
とアノード電極との間にアーク放電を発生させ、もって
前記超硬基体A1〜A10およびB1〜B6のそれぞれ
の表面に、表5,6に示される目標組成および目標層厚
を有し、かつ層厚方向に沿って実質的に組成変化のない
(Ti,Al)N層からなる硬質被覆層を蒸着すること
により、同じく図3に示される形状の従来被覆超硬工具
としての従来表面被覆超硬合金製スローアウエイチップ
(以下、従来被覆超硬チップと云う)1〜16をそれぞ
れ製造した。 【0017】つぎに、上記本発明被覆超硬チップ1〜1
6および従来被覆超硬チップ1〜16について、これを
工具鋼製バイトの先端部に固定治具にてネジ止めした状
態で、 被削材:JIS・SCM440の丸棒、 切削速度:300m/min.、 切り込み:1.5mm、 送り:0.2mm/rev.、 切削時間:10分、 の条件での合金鋼の乾式高速連続旋削加工試験、 被削材:JIS・S45Cの長さ方向等間隔4本縦溝入
り丸棒、 切削速度:300m/min.、 切り込み:1.5mm、 送り:0.25mm/rev.、 切削時間:10分、 の条件での炭素鋼の乾式高速断続旋削加工試験、さら
に、 被削材:JIS・FC300の長さ方向等間隔4本縦溝
入り丸棒、 切削速度:300m/min.、 切り込み:1.5mm、 送り:0.2mm/rev.、 切削時間:10分、 の条件での鋳鉄の乾式高速断続旋削加工試験を行い、い
ずれの旋削加工試験でも切刃の逃げ面摩耗幅を測定し
た。この測定結果を表3〜6に示した。 【0018】 【表1】 【0019】 【表2】 【0020】 【表3】【0021】 【表4】 【0022】 【表5】 【0023】 【表6】【0024】(実施例2)原料粉末として、平均粒径:
5.5μmを有する中粗粒WC粉末、同0.8μmの微
粒WC粉末、同1.3μmのTaC粉末、同1.2μm
のNbC粉末、同1.2μmのZrC粉末、同2.3μ
mのCr32粉末、同1.5μmのVC粉末、同1.0
μmの(Ti,W)C粉末、および同1.8μmのCo
粉末を用意し、これら原料粉末をそれぞれ表7に示され
る配合組成に配合し、さらにワックスを加えてアセトン
中で24時間ボールミル混合し、減圧乾燥した後、10
0MPaの圧力で所定形状の各種の圧粉体にプレス成形
し、これらの圧粉体を、6Paの真空雰囲気中、7℃/
分の昇温速度で1370〜1470℃の範囲内の所定の
温度に昇温し、この温度に1時間保持後、炉冷の条件で
焼結して、直径が8mm、13mm、および26mmの
3種の超硬基体形成用丸棒焼結体を形成し、さらに前記
の3種の丸棒焼結体から、研削加工にて、表7に示され
る組合せで、切刃部の直径×長さがそれぞれ6mm×1
3mm、10mm×22mm、および20mm×45m
mの寸法をもった超硬基体(エンドミル)C−1〜C−
8をそれぞれ製造した。 【0025】ついで、これらの超硬基体(エンドミル)
C−1〜C−8の表面をアセトン中で超音波洗浄し、乾
燥した状態で、同じく図1に示されるアークイオンプレ
ーティング装置に装入し、上記実施例1と同一の条件
で、層厚方向に沿って表8に示される目標組成のAl最
低含有点とAl最高含有点とが交互に同じく表8に示さ
れる目標間隔で繰り返し存在し、かつ前記Al最高含有
点から前記Al最低含有点、前記Al最低含有点から前
記Al最高含有点へAl(Ti)含有量が連続的に変化
する成分濃度分布構造を有し、かつ同じく表8に示され
る目標全体層厚の硬質被覆層を蒸着することにより、図
4(a)に概略正面図で、同(b)に切刃部の概略横断
面図で示される形状を有する本発明被覆超硬工具として
の本発明表面被覆超硬合金製エンドミル(以下、本発明
被覆超硬エンドミルと云う)1〜8をそれぞれ製造し
た。 【0026】また、比較の目的で、上記の超硬基体(エ
ンドミル)C−1〜C−8の表面をアセトン中で超音波
洗浄し、乾燥した状態で、同じく図2に示される通常の
アークイオンプレーティング装置に装入し、上記実施例
1と同一の条件で、表9に示される目標組成および目標
層厚を有し、かつ層厚方向に沿って実質的に組成変化の
ない(Ti,Al)N層からなる硬質被覆層を蒸着する
ことにより、従来被覆超硬工具としての従来表面被覆超
硬合金製エンドミル(以下、従来被覆超硬エンドミルと
云う)1〜8をそれぞれ製造した。 【0027】つぎに、上記本発明被覆超硬エンドミル1
〜8および従来被覆超硬エンドミル1〜8のうち、本発
明被覆超硬エンドミル1〜3および従来被覆超硬エンド
ミル1〜3については、 被削材:平面寸法:100mm×250mm、厚さ:5
0mmのJIS・SKD11の板材、 切削速度:180m/min.、 溝深さ(切り込み):2mm、 テーブル送り:850mm/分、 の条件での工具鋼の乾式高速溝切削加工試験、本発明被
覆超硬エンドミル4〜6および従来被覆超硬エンドミル
4〜6については、 被削材:平面寸法:100mm×250mm、厚さ:5
0mmのJIS・SUS304の板材、 切削速度:150m/min.、 溝深さ(切り込み):3mm、 テーブル送り:800mm/分、 の条件でのステンレス鋼の乾式高速溝切削加工試験、本
発明被覆超硬エンドミル7,8および従来被覆超硬エン
ドミル7,8については、 被削材:平面寸法:100mm×250mm、厚さ:5
0mmのJIS・SNCM439の板材、 切削速度:300m/min.、 溝深さ(切り込み):6mm、 テーブル送り:900mm/分、 の条件での合金鋼の乾式高速溝切削加工試験をそれぞれ
行い、いずれの溝切削加工試験でも切刃部の外周刃の逃
げ面摩耗幅が使用寿命の目安とされる0.1mmに至る
までの切削溝長を測定した。この測定結果を表8、9に
それぞれ示した。 【0028】 【表7】 【0029】 【表8】 【0030】 【表9】 【0031】(実施例3)上記の実施例2で製造した直
径が8mm(超硬基体C−1〜C−3形成用)、13m
m(超硬基体C−4〜C−6形成用)、および26mm
(超硬基体C−7、C−8形成用)の3種の丸棒焼結体
を用い、この3種の丸棒焼結体から、研削加工にて、溝
形成部の直径×長さがそれぞれ4mm×13mm(超硬
基体D−1〜D−3)、8mm×22mm(超硬基体D
−4〜D−6)、および16mm×45mm(超硬基体
D−7、D−8)の寸法をもった超硬基体(ドリル)D
−1〜D−8をそれぞれ製造した。 【0032】ついで、これらの超硬基体(ドリル)D−
1〜D−8の切刃に、ホーニングを施し、アセトン中で
超音波洗浄し、乾燥した状態で、同じく図1に示される
アークイオンプレーティング装置に装入し、上記実施例
1と同一の条件で、層厚方向に沿って表10に示される
目標組成のAl最低含有点とAl最高含有点とが交互に
同じく表10に示される目標間隔で繰り返し存在し、か
つ前記Al最高含有点から前記Al最低含有点、前記A
l最低含有点から前記Al最高含有点へAl(Ti)含
有量が連続的に変化する成分濃度分布構造を有し、かつ
同じく表10に示される目標全体層厚の硬質被覆層を蒸
着することにより、図5(a)に概略正面図で、同
(b)に溝形成部の概略横断面図で示される形状を有す
る本発明被覆超硬工具としての本発明表面被覆超硬合金
製ドリル(以下、本発明被覆超硬ドリルと云う)1〜8
をそれぞれ製造した。 【0033】また、比較の目的で、上記の超硬基体(ド
リル)D−1〜D−8の表面に、ホーニングを施し、ア
セトン中で超音波洗浄し、乾燥した状態で、同じく図2
に示される通常のアークイオンプレーティング装置に装
入し、上記実施例1と同一の条件で、表11に示される
目標組成および目標層厚を有し、かつ層厚方向に沿って
実質的に組成変化のない(Ti,Al)N層からなる硬
質被覆層を蒸着することにより、従来被覆超硬工具とし
ての従来表面被覆超硬合金製エンドミル(以下、従来被
覆超硬エンドミルと云う)1〜8をそれぞれ製造した。 【0034】つぎに、上記本発明被覆超硬ドリル1〜8
および従来被覆超硬ドリル1〜8のうち、本発明被覆超
硬ドリル1〜3および従来被覆超硬ドリル1〜3につい
ては、 被削材:平面寸法:100mm×250厚さ:50mm
のJIS・SKD61の板材、 切削速度:80m/min.、 送り:0.1mm/rev、 穴深さ:8mm の条件での工具鋼の湿式高速穴あけ切削加工試験、本発
明被覆超硬ドリル4〜6および従来被覆超硬ドリル4〜
6については、 被削材:平面寸法:100mm×250mm、厚さ:5
0mmのJIS・FCD400の板材、 切削速度:120m/min.、 送り:0.25mm/rev、 穴深さ:16mm の条件でのダクタイル鋳鉄の湿式高速穴あけ切削加工試
験、本発明被覆超硬ドリル7,8および従来被覆超硬ド
リル7,8については、 被削材:平面寸法:100mm×250mm、厚さ:5
0mmのJIS・FC300の板材、 切削速度:180m/min.、 送り:0.4mm/rev、 穴深さ:24mm の条件での鋳鉄の湿式高速穴あけ切削加工試験、をそれ
ぞれ行い、いずれの湿式高速穴あけ切削加工試験(水溶
性切削油使用)でも先端切刃面の逃げ面摩耗幅が0.3
mmに至るまでの穴あけ加工数を測定した。この測定結
果を表10、11にそれぞれ示した。 【0035】 【表10】 【0036】 【表11】【0037】なお、この結果得られた本発明被覆超硬工
具としての本発明被覆超硬チップ1〜16、本発明被覆
超硬エンドミル1〜8、および本発明被覆超硬ドリル1
〜8を構成する硬質被覆層におけるAl最低含有点とA
l最高含有点の組成、並びに従来被覆超硬工具としての
従来被覆超硬チップ1〜16、従来被覆超硬エンドミル
1〜8、および従来被覆超硬ドリル1〜8の硬質被覆層
の組成をオージェ分光分析装置を用いて測定したとこ
ろ、それぞれ目標組成と実質的に同じ組成を示した。ま
た、これらの本発明被覆超硬工具の硬質被覆層における
Al最低含有点とAl最高含有点間の間隔、およびこれ
の全体層厚、並びに従来被覆超硬工具の硬質被覆層の厚
さを、走査型電子顕微鏡を用いて断面測定したところ、
いずれも目標値と実質的に同じ値を示した。 【0038】 【発明の効果】表3〜11に示される結果から、硬質被
覆層が層厚方向にAl最低含有点とAl最高含有点とが
交互に所定間隔をおいて繰り返し存在し、かつ前記Al
最高含有点から前記Al最低含有点、前記Al最低含有
点から前記Al最高含有点へAl(Ti)含有量が連続
的に変化する成分濃度分布構造を有する本発明被覆超硬
工具は、いずれも鋼や鋳鉄の切削加工を高い発熱を伴う
高速で行っても、すぐれた耐摩耗性を発揮するのに対し
て、硬質被覆層が層厚方向に沿って実質的に組成変化の
ない(Ti,Al)N層からなる従来被覆超硬工具にお
いては、高温を伴う高速切削加工では高温特性不足が原
因で切刃の摩耗進行が速く、比較的短時間で使用寿命に
至ることが明らかである。上述のように、この発明の被
覆超硬工具は、特に各種の鋼や鋳鉄などの高速切削加工
でもすぐれた耐摩耗性を発揮し、長期に亘ってすぐれた
切削性能を示すものであるから、切削加工装置の高性能
化、並びに切削加工の省力化および省エネ化、さらに低
コスト化に十分満足に対応できるものである。
【図面の簡単な説明】 【図1】この発明の被覆超硬工具を構成する硬質被覆層
を形成するのに用いたアークイオンプレーティング装置
を示し、(a)は概略平面図、(b)は概略正面図であ
る。 【図2】従来被覆超硬工具を構成する硬質被覆層を形成
するのに用いた通常のアークイオンプレーティング装置
の概略説明図である。 【図3】(a)は被覆超硬チップの概略斜視図、(b)
は被覆超硬チップの概略縦断面図である。 【図4】(a)は被覆超硬エンドミル概略正面図、
(b)は同切刃部の概略横断面図である。 【図5】(a)は被覆超硬ドリルの概略正面図、(b)
は同溝形成部の概略横断面図である。
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】 【提出日】平成14年3月26日(2002.3.2
6) 【手続補正1】 【補正対象書類名】明細書 【補正対象項目名】0033 【補正方法】変更 【補正内容】 【0033】また、比較の目的で、上記の超硬基体(ド
リル)D−1〜D−8の表面に、ホーニングを施し、ア
セトン中で超音波洗浄し、乾燥した状態で、同じく図2
に示される通常のアークイオンプレーティング装置に装
入し、上記実施例1と同一の条件で、表11に示される
目標組成および目標層厚を有し、かつ層厚方向に沿って
実質的に組成変化のない(Ti,Al)N層からなる硬
質被覆層を蒸着することにより、従来被覆超硬工具とし
ての従来表面被覆超硬合金製ドリル(以下、従来被覆超
ドリルと云う)1〜8をそれぞれ製造した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) C23C 14/16 C23C 14/16 B (72)発明者 佐藤 和則 兵庫県明石市魚住町金ヶ崎西大池179番地 1 エムエムシーコベルコツ−ル株式会社 内 (72)発明者 田中 裕介 兵庫県明石市魚住町金ヶ崎西大池179番地 1 エムエムシーコベルコツ−ル株式会社 内 Fターム(参考) 3C037 CC04 CC09 CC11 3C046 FF03 FF05 FF10 FF13 FF19 FF23 FF25 4K029 AA02 AA04 BA58 BC02 BC10 BD05 CA03 DD06 EA01 FA04

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】 炭化タングステン基超硬合金基体または
    炭窒化チタン系サーメット基体の表面に、AlとTiの
    複合窒化物からなる硬質被覆層を1〜15μmの全体平
    均層厚で物理蒸着してなる表面被覆超硬合金製切削工具
    において、 上記硬質被覆層が、層厚方向にそって、Al最高含有点
    (Ti最低含有点)とAl最低含有点(Ti最高含有
    点)とが所定間隔をおいて交互に繰り返し存在し、かつ
    前記Al最高含有点から前記Al最低含有点、前記Al
    最低含有点から前記Al最高含有点へAl(Ti)含有
    量が連続的に変化する成分濃度分布構造を有し、 さらに、上記Al最高含有点が、組成式:(AlXTi
    1-X )N(ただし、原子比で、Xは0.70〜0.95
    を示す)、上記Al最低含有点が、組成式:(AlY
    1-Y )N(ただし、原子比で、Yは0.40〜0.6
    5を示す)、をそれぞれ満足し、かつ隣り合う上記Al
    最高含有点とAl最低含有点の間隔が、0.01〜0.
    1μmであること、を特徴とする高速切削加工で硬質被
    覆層がすぐれた耐摩耗性を発揮する表面被覆超硬合金製
    切削工具。
JP2002011478A 2002-01-21 2002-01-21 高速切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具 Expired - Lifetime JP3669334B2 (ja)

Priority Applications (8)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002011478A JP3669334B2 (ja) 2002-01-21 2002-01-21 高速切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具
US10/501,805 US7094479B2 (en) 2002-01-21 2003-01-14 Surface-coated cutting tool member having hard coating layer exhibiting superior wear resistance during high speed cutting operation and method for forming hard coating layer on surface of cutting tool
AT03701078T ATE502710T1 (de) 2002-01-21 2003-01-14 ßOBERFLÄCHENBESCHICHTETES SCHNEIDWERKZEUGGLIED MIT HARTER BESCHICHTUNGSSCHICHT, DIE EINEN HERVORRAGENDEN REIBWIDERSTAND BEIM HOCHGESCHWINDIGKEITSSCHNEIDEN AUFWEIST, UND VERFAHREN ZUR BILDUNG DER HARTEN BESCHICHTUNGSSCHICHT AUF DER FLÄCHE DES SCHNEIDWERKZEUGSß
KR1020047011137A KR100707755B1 (ko) 2002-01-21 2003-01-14 고속 절삭가공에서 경질 피복층이 우수한 내마모성을발휘하는 표면 피복 절삭공구 부재 및 그 경질 피복층을절삭공구 표면에 형성하는 방법
EP03701078A EP1470879B1 (en) 2002-01-21 2003-01-14 Surface coated cutting tool member having hard coating layer exhibiting excellent abrasion resistance in high-speed cutting, and method for forming said hard coating layer on surface of cutting tool
CNB038066130A CN100408237C (zh) 2002-01-21 2003-01-14 表面被覆切削工具部件和在切削工具表面形成硬质被覆层的方法
PCT/JP2003/000220 WO2003061884A1 (fr) 2002-01-21 2003-01-14 Element d'outil de coupe a surface munie d'un revetement comportant une couche de revetement dur manifestant une excellente resistance a l'abrasion dans le decoupage haute vitesse, et procede pour former ladite couche de revetement dur sur la surface d'un outil de coupe
DE60336453T DE60336453D1 (de) 2002-01-21 2003-01-14 "oberflächenbeschichtetes schneidwerkzeugglied mit harter beschichtungsschicht, die einen hervorragenden reibwiderstand beim hochgeschwindigkeitsschneiden aufweist, und verfahren zur bildung der harten beschichtungsschicht auf der fläche des schneidwerkzeugs"

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002011478A JP3669334B2 (ja) 2002-01-21 2002-01-21 高速切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003211304A true JP2003211304A (ja) 2003-07-29
JP3669334B2 JP3669334B2 (ja) 2005-07-06

Family

ID=27648949

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002011478A Expired - Lifetime JP3669334B2 (ja) 2002-01-21 2002-01-21 高速切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3669334B2 (ja)

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005297075A (ja) * 2004-04-06 2005-10-27 Mitsubishi Materials Kobe Tools Corp 難削材の高速切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性を発揮する表面被覆サーメット製切削工具
KR20150040963A (ko) * 2012-08-03 2015-04-15 발터 악티엔게젤샤프트 Tialn-피복 공구
WO2016076386A1 (ja) * 2014-11-13 2016-05-19 三菱マテリアル株式会社 表面被覆切削工具
WO2016190332A1 (ja) * 2015-05-26 2016-12-01 三菱マテリアル株式会社 硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆切削工具
JP2016221672A (ja) * 2015-05-26 2016-12-28 三菱マテリアル株式会社 硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆切削工具
WO2018051939A1 (ja) 2016-09-16 2018-03-22 三菱マテリアル株式会社 表面被覆切削工具
JP2018144224A (ja) * 2017-03-08 2018-09-20 三菱マテリアル株式会社 表面被覆切削工具
JP2019072838A (ja) * 2017-10-12 2019-05-16 三菱マテリアル株式会社 表面被覆切削工具
JP6825779B1 (ja) * 2019-10-10 2021-02-03 住友電工ハードメタル株式会社 切削工具
JP6825778B1 (ja) * 2019-10-10 2021-02-03 住友電工ハードメタル株式会社 切削工具
JP6825777B1 (ja) * 2019-10-10 2021-02-03 住友電工ハードメタル株式会社 切削工具
JP6855671B1 (ja) * 2019-10-10 2021-04-07 住友電工ハードメタル株式会社 切削工具
JP6855672B1 (ja) * 2019-10-10 2021-04-07 住友電工ハードメタル株式会社 切削工具
WO2021070423A1 (ja) * 2019-10-10 2021-04-15 住友電工ハードメタル株式会社 切削工具
WO2021070422A1 (ja) * 2019-10-10 2021-04-15 住友電工ハードメタル株式会社 切削工具
WO2021070421A1 (ja) * 2019-10-10 2021-04-15 住友電工ハードメタル株式会社 切削工具
WO2021070419A1 (ja) * 2019-10-10 2021-04-15 住友電工ハードメタル株式会社 切削工具

Cited By (29)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005297075A (ja) * 2004-04-06 2005-10-27 Mitsubishi Materials Kobe Tools Corp 難削材の高速切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性を発揮する表面被覆サーメット製切削工具
KR102093529B1 (ko) * 2012-08-03 2020-03-26 발터 악티엔게젤샤프트 Tialn-피복 공구
KR20150040963A (ko) * 2012-08-03 2015-04-15 발터 악티엔게젤샤프트 Tialn-피복 공구
JP2015529571A (ja) * 2012-08-03 2015-10-08 バルター アクチェンゲゼルシャフト TiAlN被覆工具
WO2016076386A1 (ja) * 2014-11-13 2016-05-19 三菱マテリアル株式会社 表面被覆切削工具
US10384269B2 (en) 2014-11-13 2019-08-20 Mitsubishi Materials Corporation Surface-coated cutting tool
WO2016190332A1 (ja) * 2015-05-26 2016-12-01 三菱マテリアル株式会社 硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆切削工具
JP2016221672A (ja) * 2015-05-26 2016-12-28 三菱マテリアル株式会社 硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆切削工具
WO2018051939A1 (ja) 2016-09-16 2018-03-22 三菱マテリアル株式会社 表面被覆切削工具
US11007578B2 (en) 2016-09-16 2021-05-18 Mitsubishi Materials Corporation Surface-coated cutting tool
JP2018144224A (ja) * 2017-03-08 2018-09-20 三菱マテリアル株式会社 表面被覆切削工具
JP7068646B2 (ja) 2017-03-08 2022-05-17 三菱マテリアル株式会社 表面被覆切削工具
JP2019072838A (ja) * 2017-10-12 2019-05-16 三菱マテリアル株式会社 表面被覆切削工具
JP7205709B2 (ja) 2017-10-12 2023-01-17 三菱マテリアル株式会社 表面被覆切削工具
WO2021070421A1 (ja) * 2019-10-10 2021-04-15 住友電工ハードメタル株式会社 切削工具
JP6855671B1 (ja) * 2019-10-10 2021-04-07 住友電工ハードメタル株式会社 切削工具
WO2021070420A1 (ja) * 2019-10-10 2021-04-15 住友電工ハードメタル株式会社 切削工具
WO2021070423A1 (ja) * 2019-10-10 2021-04-15 住友電工ハードメタル株式会社 切削工具
WO2021070422A1 (ja) * 2019-10-10 2021-04-15 住友電工ハードメタル株式会社 切削工具
JP6825779B1 (ja) * 2019-10-10 2021-02-03 住友電工ハードメタル株式会社 切削工具
WO2021070419A1 (ja) * 2019-10-10 2021-04-15 住友電工ハードメタル株式会社 切削工具
JP6855672B1 (ja) * 2019-10-10 2021-04-07 住友電工ハードメタル株式会社 切削工具
US11241745B2 (en) 2019-10-10 2022-02-08 Sumitomo Electric Hardmetal Corp. Cutting tool including substrate and coating layer
US11241744B2 (en) 2019-10-10 2022-02-08 Sumitomo Electric Hardmetal Corp. Cutting tool
US11247277B2 (en) 2019-10-10 2022-02-15 Sumitomo Electric Hardmetal Corp. Cutting tool
US11253929B2 (en) 2019-10-10 2022-02-22 Sumitomo Electric Hardmetal Corp. Cutting tool
JP6825777B1 (ja) * 2019-10-10 2021-02-03 住友電工ハードメタル株式会社 切削工具
US11358226B2 (en) 2019-10-10 2022-06-14 Sumitomo Electric Hardmetal Corp. Cutting tool
JP6825778B1 (ja) * 2019-10-10 2021-02-03 住友電工ハードメタル株式会社 切削工具

Also Published As

Publication number Publication date
JP3669334B2 (ja) 2005-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3969230B2 (ja) 重切削加工条件で硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具
JP2003211304A (ja) 高速切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具
JP2003326403A (ja) 高速重切削条件で硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具
JP2002239810A (ja) 切粉に対する表面潤滑性にすぐれた表面被覆超硬合金製切削工具
JP2003340608A (ja) 高速重切削条件で硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具
JP2003136303A (ja) 高速切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具
JP2003136302A (ja) 高速切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具
JP2003205404A (ja) 難削材の高速切削ですぐれた耐摩耗性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具
JP2007307691A (ja) 高速切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性を発揮する表面被覆切削工具
JP2005028474A (ja) 高速切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具
JP2003334704A (ja) 高速切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具
JP2003175405A (ja) 硬質被覆層がすぐれた耐熱性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具
JP2003136305A (ja) 高速切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具
JP2003225809A (ja) 難削材の高速切削ですぐれた耐摩耗性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具
JP3508748B2 (ja) 耐摩耗被覆層がすぐれた耐熱塑性変形性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具
JP3475932B2 (ja) 高速切削ですぐれた耐摩耗性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具
JP3944900B2 (ja) 高速切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具
JP2003311507A (ja) 高速重切削条件で硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具
JP2003291005A (ja) 高速重切削条件で硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具
JP2003300103A (ja) 高速重切削条件で硬質被覆層がすぐれた耐摩耗性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具
JP3508746B2 (ja) 高速切削ですぐれた耐摩耗性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具
JP3951292B2 (ja) 高速断続重切削加工で硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具
JP3478276B2 (ja) 高速重切削加工ですぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具
JP2003205405A (ja) 難削材の高速切削ですぐれた耐摩耗性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具
JP2003275906A (ja) 重切削加工条件で硬質被覆層がすぐれた耐チッピング性を発揮する表面被覆超硬合金製切削工具

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041221

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050209

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20050322

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20050404

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 3669334

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080422

Year of fee payment: 3

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080422

Year of fee payment: 3

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080422

Year of fee payment: 3

R360 Written notification for declining of transfer of rights

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R360

R371 Transfer withdrawn

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R371

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313115

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080422

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080422

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090422

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090422

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100422

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100422

Year of fee payment: 5

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100422

Year of fee payment: 5

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110422

Year of fee payment: 6

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120422

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120422

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130422

Year of fee payment: 8

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130422

Year of fee payment: 8

EXPY Cancellation because of completion of term