JP2003211116A - 遮水シートの端部処理方法および遮水シートの端部処理装置 - Google Patents

遮水シートの端部処理方法および遮水シートの端部処理装置

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JP2003211116A
JP2003211116A JP2002014801A JP2002014801A JP2003211116A JP 2003211116 A JP2003211116 A JP 2003211116A JP 2002014801 A JP2002014801 A JP 2002014801A JP 2002014801 A JP2002014801 A JP 2002014801A JP 2003211116 A JP2003211116 A JP 2003211116A
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悦治 上ノ山
Junichi Inemoto
順一 禾本
Yoshiharu Makino
吉晴 牧野
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 遮水シートの端部は完全に密封され、遮水シ
ート端部からの浸水を防止することができ、シール被覆
材を形成するために型を別途用いることなく容易に端部
の処理を行う。 【解決手段】 遮水シートの漏水を導電性部材にて検知
するシステムに用いられる遮水シートの端部をシールす
る方法であって、遮水シート1の端部6を収容する溝1
3を有していると共にシール被覆材7を形成するキャビ
ティ15を備えた口金部材12から熱可塑性材料を噴出
させて遮水シート1の端部6をシール被覆材7で被覆す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、廃棄物処分場や貯
水池などの下地に敷設する遮水シートの端部処理方法に
関するものであり、より詳しくは遮水シートに漏水検知
のための導電性部材を埋設したものの端部からの浸水を
防ぐための端部における処理方法に関する。
【0002】
【従来の技術】産業廃棄物や一般廃棄物を投棄する埋め
立て型の廃棄物処分場では、処分場から漏出する汚水が
地下に浸透し、環境汚染を引き起こすことを防止するた
めに、処分場の底面に遮水工を施すことが義務づけられ
ている。遮水工として様々なものが挙げられるが、確実
性、安全性、施工性、経済性の面から樹脂製のシートや
ゴム製の遮水シートを敷設する方法がしばしば採用され
ている。
【0003】また、貯水池、溜め池、プール等の凹所に
貯水する施設の底面には、漏水を防止するために、廃棄
物処分場と同様に遮水シートが敷設される。さらに地中
構造物などにおいては、地下水が構造物の内部に漏水す
るのを防止するために、構造物を覆って遮水シートが敷
設される場合がある。
【0004】そして、これらの遮水シートは、広大な面
積を有する廃棄物処分場や貯水池などの貯水施設の底面
や構造物の周囲を一枚の遮水シートによって一度に覆う
ことは施工上困難なため、複数の遮水シートを用いて現
場で接合一体化することにより、廃棄物処分場や貯水施
設、地下構造物の周囲全域を覆うという工事が行われて
いる。
【0005】しかし、このような遮水シートにおいて、
遮水シート破損したり接合部において接合不良が起こっ
たりし廃棄物によって汚染した水を下地に漏らしてしま
わないように防止しなければならないとともに、漏水が
発生した場合は直ちに漏水の発生を検知して、その破損
の修復をしなければならない。
【0006】遮水シートの破損を検知する方法にはいろ
いろなものがあるが、その中にポリエチレン樹脂、塩化
ビニル樹脂、ゴムなどのエラストマー素材からなる遮水
シート中に金属繊維や金属を被覆した合成繊維などの導
電性繊維からなる網材などを埋設することによって、漏
水の発生を電気的に検知するといった方法がある。
【0007】下地に二重に遮水シートを敷設して、二重
の遮水シートの間に空間を設け、漏水が発生すると遮水
シートの間の空間からの排水が発生するのでそれを検知
して、遮水シートの破損を知るといった方法もあるが、
遮水シートの下に多数の排水管を配置しなければならな
いなどの設備面で言えば、電気的に検知する前者の方法
はより簡単に設けることができるといった優位点があ
る。
【0008】この電気的に検知するシステムでは、通常
ゴムや樹脂などのエラストマーなどに基布を埋設してそ
の一部に導電性部材を配置しており、シートが破損して
浸水すると基布を伝って水が導電性部材に到達し、電
圧、電流、抵抗値などの変化となって検知できるといっ
た仕組みになっている。
【0009】遮水シートの端部において前記基布や導電
性部材が露出してそこから浸水した状態になっていると
検知を行うことができない。よって、遮水シートの端部
は密封状態にしておく必要がある。
【0010】一方、廃棄物処分場は広大な面積を有して
おり、遮水シートは1〜2m幅、もしくは幅方向に複数
枚のシートを接合した広幅のシートであって、長尺の巻
物を現場に持ち込んで敷設施工するが、シートの幅方向
端部は予め工場内にて融着などの方法で密封しておくこ
とができる。しかし、長さ方向の端部は現場にてカット
して用いるために、長さ方向の端部の密封処理は現場に
て行わなければならない。
【0011】従来は、エポキシ、ウレタン、ブチルゴム
などからなるシール材を遮水シート端部に施すことによ
り端部を覆って密封するといった方法が採られたり、熱
可塑性樹脂からなるテープにてシートの端部を覆って熱
融着したりするなどの方法が採られていた。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかし、前記のような
のシール材は、特に硬化させる前の耐圧性が乏しくシー
ルを施しても、後に加わる外力によってシール材が剥が
れてしまい、シール不良が発生することが多い。また熱
可塑性樹脂からなるテープを用いて端部を挟みこむよう
な状態で融着する方法では、テープの融着はハンド式の
熱風であったり加熱コテを用いたりする方法にならざる
を得ず、融着ムラが発生しやすくなってしまう上に、大
きな融着強度を得ることができない。
【0013】そこで本発明は、上記のような問題点を解
決し、電気的な漏水検知システムに用いる遮水シートに
おける端部処理方法を提案し、遮水シートの端部からの
浸水を確実に防止することによって、信頼性の高い漏水
検知システムを提供することを目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】前記のような目的を達成
するために、本発明の請求項1では熱可塑性材料中に導
電性部材を埋設した遮水シートであって、遮水シートの
破損による水の浸入を、前記導電性部材を用いて電気的
に検知できるような遮水シートの端部をシールする方法
であって、融解した熱可塑性材料を口金部材から噴出さ
せて遮水シートの端部をシール被覆材で被覆していく遮
水シートの端部処理方法において、該口金部材には遮水
シートの端部を収容する溝を有していると共に該溝には
シール被覆材が遮水シートの端部を覆うように形成する
ことができるキャビティを備えており、遮水シートの端
部を前記溝に収容して移動させながら融解した熱可塑性
材料を噴出させることによって遮水シートの端部にシー
ル被覆材を形成していくことを特徴とする。
【0015】遮水シートの端部は完全に密封され、遮水
シート端部からの浸水を防止することができる。また、
口金部材にシール被覆材を形成するキャビティを備えて
いることから別途成形する作業や、成形のための型を用
いる必要がなく、容易に端部の処理を行うことができる
ものである。
【0016】請求項2では口金部材は熱可塑性素材を融
かして供給する押出機に接続されている遮水シートの端
部処理方法としている。
【0017】押出機によって融着材を供給しながら連続
的に遮水シートの端部を密封処理することができ、作業
的にも非常に効率がよくコストの面でも有利である。
【0018】請求項3では、熱可塑性材料を融かして供
給する手段とそれに接続した口金部材からなり、口金部
材は遮水シートの端部を移動可能に収容することができ
る溝を有しており、該溝は融解した熱可塑性材料を供給
することによって遮水シートの端部を被覆するようにシ
ール被覆材形成することができるキャビティを備えたこ
とを特徴とする遮水シートの端部処理装置。
【0019】このような装置を用いることによって口金
部材にシール被覆材を形成するキャビティを備えている
ことから別途成形する作業や、成形のための型を用いる
必要がなく、容易に端部の処理を行うことができるもの
である。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明を添付図面にしたがって詳
細に説明する。図1は本発明の遮水シートの端部処理構
造を示す要部断面図であり、図2は廃棄物処分場に遮水
シートを敷設したところの断面図、図3は導電性部材の
平面図である。
【0021】図1において、遮水シート1はエラストマ
ー2中に導電性部材3を介在埋設したものであり、導電
性部材3は具体的には図3に示す様に基布4中の一部に
導線5や導電性を有する糸などが配置されたものであ
る。このような遮水シート1は、下地に敷設した状態で
導線5の端を電極に接続し、電圧、電流、抵抗値などを
観測し、数値に変化が現れることによって遮水シートの
破損を検知するものである。
【0022】例えば、遮水シート1のエラストマー2が
破損し、その孔から水が浸入することによって基布を伝
って遮水シート内に水がまわって導線に水が到達するこ
とによって、導電性部材を流れる電流値が変化する。そ
してその電流値の変化を捉えることによって遮水シート
1の破損を検知することができる。
【0023】このような遮水シート1が図2に示す様に
廃棄物処分場の底面Tおよび法面Nと全域に敷設される
ものであるが、幅方向の端部が予め密封された遮水シー
トが幅方向に必要数接合されて、廃棄物処分場の全域を
覆うようになっている。
【0024】そして導電性部材を、導線を結線処理して
廃棄物処分場の外部に引き出されており、それぞれが測
定器に接続されて監視された状態におかれる。そして測
定器によってシートの破損の発生が検知されると、どの
区画に発生したかを特定することができ、その区画の修
復作業に取り掛かることができる。
【0025】本発明では遮水シート1の長手方向の端部
6において図1に示すような端部処理構造を採用してい
る。遮水シート1の端部6はシール被覆材7によって被
覆処理されており、遮水シート1の端部6から水が内部
に入り込まないようにしている。
【0026】本発明では、上記のような被覆処理を行う
のに次のような方法を採っている。図4に示すのは本発
明の遮水シートの端部処理装置10であり、熱可塑性素
材を加熱して融解し押出す供給手段11と融解した熱可
塑性素材の供給を受ける口金部材12からなり、本発明
の特徴部分は口金部材12にある。
【0027】口金部材12には図5に示すように一条の
溝13を設けてなり、該溝13には融解した熱可塑性素
材が噴出する孔14を有している。また、該溝13は遮
水シート1の厚みよりも大きな幅を有し、噴出した熱可
塑性素材によって遮水シートの端部6を覆うようにシー
ル被覆材7を形成するキャビティ15となっている。更
にこの溝13に遮水シート1の端部6を収容した状態で
処理装置10をスライド移動可能であり、移動させなが
ら順次シール被覆材7を形成し、端部6全部を処理する
ことができる。
【0028】例えば図6に示すように遮水シート1を挟
み治具16で固定し、突出した端部6に端部処理装置1
0の口金部材12の溝13をあてがい、融解した熱可塑
性素材を押出しながらスライド方向に順次移動させてい
くことによって端部の処理を行うことができる。
【0029】シール被覆材7を施すのは遮水シート1の
端面6aを覆って密封するのが重要な目的であり、遮水
シートの端部6から容易に剥がれてしまわないよう、シ
ール被覆材7に対して遮水シート1がある程度の強度を
持って融着されていることがよいといえる。そのために
は、シール被覆材7の遮水シート1の端部6への片面の
融着代Wは10〜50mm程度の幅を持たせることが好
ましい。
【0030】融着代Wが10mm未満であると十分な融
着強度を得ることができず、剥がれが発生する可能性が
高くなり、50mmを超えても作業性や経済面から考え
て過剰に幅を広くしているだけなので好ましくない。
【0031】本発明で用いることができる遮水シート1
の素材としては、シール被覆材7にて良好に融着するこ
とができるように熱可塑性の素材であることが好まし
い。具体例としては厚みが1.0〜3.0mm程度のオ
レフィン系熱可塑性エラストマー、ポリプロピレン、ポ
リエチレン、ポリ塩化ビニルなどの素材が挙げられ、埋
設する導電性部材3としては、ポリエステル繊維、ポリ
アミド繊維、綿などの有機繊維もしくは、ガラス繊維な
どの無機繊維からなる基布に導線を織り込んだものや、
基布の一部を構成する糸をカーボンや金属で被覆した
り、埋めこんだりしたようなものを用いることもでき
る。
【0032】シール被覆材7としては、もちろん熱可塑
性の素材であり、オレフィン系熱可塑性エラストマー、
ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリ塩化ビニルなどを
あげることができるが、融着強度を高めるためには遮水
シートと同じ素材とすることが好ましい。
【0033】以上のような構成を採ることによって、遮
水シートの端面6aを確実に密封することができ、長期
に渡って密封しつづけることができる。次に本発明の実
施例と本発明から外れる比較例を使って耐水圧試験を行
い、結果を比較してみた。
【0034】
【実施例】(実施例)遮水シートとしては2.0mm厚
みのオレフィン系熱可塑性エラストマーからなるシート
を用い、遮水シート内にはポリエステルからなる基布の
一部の糸が銅で被覆され導電性を付与されたものが導電
性部材として埋設されている。この遮水シートの端部に
図4に示すような端部処理装置を用いて図1に示すよう
な形状のシール被覆材を取り付けた。シール被覆材の素
材はオレフィン系熱可塑性エラストマーを用い融着代は
30mmとした。
【0035】以上のようにして得た試験サンプルを耐水
圧試験槽にいれて密閉し、槽内に注水し満水後次の加圧
パターンで4日間加圧を繰り返した。加圧パターンは、
1日のうち8時間連続して0.1MPa加圧し、残り1
6時間は加圧なしの状態とした。
【0036】その後、サンプルに画鋲を差し込み、DC
500V絶縁抵抗計を用いてそれら2本の画鋲間の絶縁
抵抗を測定し、抵抗値が十分に高ければ(500MΩ以
上)密封できており、抵抗値が低くなっていれば浸水し
ているとの判断基準で確認を行った。その結果を表1に
示す。
【0037】(比較例1)遮水シートの端面の密封を、
シール被覆材は用いず、超音波シールにより密封を行っ
た以外は実施例と同じものを用いた。実施例と同様に試
験サンプルにて耐水圧試験を行った。その結果を表1に
示す。
【0038】(比較例2)遮水シートに同素材で幅が1
00mmのシートを重ね合わせた後、遮水シート端部と
補助シートを熱プレスして端面を密封処理した以外は実
施例と同じものを用いた。実施例と同様に試験サンプル
にて耐水圧試験を行った。その結果を表1に示す。
【0039】(比較例3)遮水シートの端面にプライマ
ーを塗布してウレタン製のシール材にて密封した以外は
実施例と同じものを用いた。実施例と同様に試験サンプ
ルにて耐水圧試験を行った。その結果を表1に示す。
【0040】(比較例4)遮水シートの端面にプライマ
ーを塗布してエポキシ製のシール材にて端面を密封した
以外は実施例と同じものを用いた。実施例と同様に試験
サンプルにて耐水圧試験を行った。その結果を表1に示
す。
【0041】(比較例5)遮水シートと同素材で幅が1
00mmのシートを重ね合わせた後、遮水シート端部と
それに重ね合わせたシートにまたがるようにブチルゴム
からなるシール材を施して端面を密封処理した以外は実
施例と同じものを用いた。実施例と同様に試験サンプル
にて耐水圧試験を行った。その結果を表1に示す。
【0042】また、実施例および比較例1〜5において
端面を密封処理した後で、端部同士の熱融着が可能であ
るかどうかを判定した
【0043】
【表1】
【0044】表1の結果より、比較例1、2および4は
絶縁抵抗値が低くなっており、耐水圧試験によって遮水
シート内の導電性部材に水が進入していることがわか
る。また、比較例3、5は浸水は発生していないが、シ
ール材自身が熱融着することができないことから端部を
処理した後のシート同士の融着性が不良であり、総合判
定では×となっている。
【0045】
【発明の効果】以上のように本発明の請求項1では熱可
塑性材料中に導電性部材を埋設した遮水シートであっ
て、遮水シートの破損による水の浸入を、前記導電性部
材を用いて電気的に検知できるような遮水シートの端部
をシールする方法であって、融解した熱可塑性材料を口
金部材から噴出させて遮水シートの端部をシール被覆材
で被覆していく遮水シートの端部処理方法において、該
口金部材には遮水シートの端部を収容する溝を有してい
ると共に該溝にはシール被覆材が遮水シートの端部を覆
うように形成することができるキャビティを備えてお
り、遮水シートの端部を前記溝に収容して移動させなが
ら融解した熱可塑性材料を噴出させることによって遮水
シートの端部にシール被覆材を形成していくことを特徴
とする。
【0046】遮水シートの端部は完全に密封され、遮水
シート端部からの浸水を防止することができる。また、
口金部材にシール被覆材を形成するキャビティを備えて
いることから別途成形する作業や、成形のための型を用
いる必要がなく、容易に端部の処理を行うことができる
ものである。
【0047】請求項2では口金部材は熱可塑性素材を融
かして供給する押出機に接続されている遮水シートの端
部処理方法としている。
【0048】押出機によって融着材を供給しながら連続
的に遮水シートの端部を密封処理することができ、作業
的にも非常に効率がよくコストの面でも有利である。
【0049】請求項3では、熱可塑性材料を融かして供
給する手段とそれに接続した口金部材からなり、口金部
材は遮水シートの端部を移動可能に収容することができ
る溝を有しており、該溝は融解した熱可塑性材料を供給
することによって遮水シートの端部を被覆するようにシ
ール被覆材形成することができるキャビティを備えたこ
とを特徴とする遮水シートの端部処理装置。
【0050】このような装置を用いることによって口金
部材にシール被覆材を形成するキャビティを備えている
ことから別途成形する作業や、成形のための型を用いる
必要がなく、容易に端部の処理を行うことができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】図1は本発明の遮水シートの端部処理構造を示
す要部断面図である。
【図2】図2は廃棄物処分場に遮水シートを敷設したと
ころの概要斜視図である。
【図3】図3は導電性部材の平面図である。
【図4】本発明の遮水シートの端部処理装置の斜視図で
ある。
【図5】口金部材の斜視図である。
【図6】遮水シートの端部にシール被覆材を設けている
ところの断面図である。
【符号の説明】
1 遮水シート 2 エラストマー 3 導電性部材 4 基布 5 導線 6 端部 6a 端面 7 シール被覆材 10 遮水シートの端部処理装置 11 供給手段 12 口金部材 13 溝 14 孔 15 キャビティ 16 挟み治具
フロントページの続き Fターム(参考) 2D018 DA03 2G067 AA03 AA48 BB13 BB22 CC02 DD22 DD23 4D004 AA46 BB04 BB05 CA45 CA50

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱可塑性材料中に導電性部材を埋設した
    遮水シートであって、遮水シートの破損による水の浸入
    を、前記導電性部材を用いて電気的に検知できるような
    遮水シートの端部をシールする方法であって、融解した
    熱可塑性材料を口金部材から噴出させて遮水シートの端
    部をシール被覆材で被覆していく遮水シートの端部処理
    方法において、該口金部材には遮水シートの端部を収容
    する溝を有していると共に該溝にはシール被覆材が遮水
    シートの端部を覆うように形成することができるキャビ
    ティを備えており、遮水シートの端部を前記溝に収容し
    て移動させながら融解した熱可塑性材料を噴出させるこ
    とによって遮水シートの端部にシール被覆材を形成して
    いくことを特徴とする遮水シートの端部処理方法。
  2. 【請求項2】 口金部材は熱可塑性素材を融かして供給
    する押出機に接続されている請求項1記載の遮水シート
    の端部処理方法。
  3. 【請求項3】 熱可塑性材料を融かして供給する手段と
    それに接続した口金部材からなり、口金部材は遮水シー
    トの端部を移動可能に収容することができる溝を有して
    おり、該溝は融解した熱可塑性材料を供給することによ
    って遮水シートの端部を被覆するようにシール被覆材形
    成することができるキャビティを備えたことを特徴とす
    る遮水シートの端部処理装置。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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