JP3297897B2 - 遮水シート及びその破損発見方法 - Google Patents
遮水シート及びその破損発見方法Info
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- JP3297897B2 JP3297897B2 JP28074994A JP28074994A JP3297897B2 JP 3297897 B2 JP3297897 B2 JP 3297897B2 JP 28074994 A JP28074994 A JP 28074994A JP 28074994 A JP28074994 A JP 28074994A JP 3297897 B2 JP3297897 B2 JP 3297897B2
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- Processing Of Solid Wastes (AREA)
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Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、遮水シート及びその破
損発見方法に関し、詳しくは、廃棄物の埋立てや、ファ
ームボンド，ゴルフ場等の池、廃液等のプールに張られ
る遮水シートの構造及び該遮水シートの破損時にその破
損箇所を特定することができる遮水シートの破損発見方
法に関する。
損発見方法に関し、詳しくは、廃棄物の埋立てや、ファ
ームボンド，ゴルフ場等の池、廃液等のプールに張られ
る遮水シートの構造及び該遮水シートの破損時にその破
損箇所を特定することができる遮水シートの破損発見方
法に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】廃棄物
を埋立てによって処分する場合、地面を掘削した後、ゴ
ム等からなる遮水シートを張り、その上に廃棄物を投棄
して埋立てる方法が一般的に行われている。ところが、
このような処分方法では、廃棄物を埋立てた後で遮水シ
ートが破損して漏水しても分からない場合が多く、付近
の地下水等が汚染されたことによって発見される場合が
あった。また、遮水シートの破損調査を行う場合でも、
一旦埋立てた後では作業が困難であり、多額の費用がか
かることになる。
を埋立てによって処分する場合、地面を掘削した後、ゴ
ム等からなる遮水シートを張り、その上に廃棄物を投棄
して埋立てる方法が一般的に行われている。ところが、
このような処分方法では、廃棄物を埋立てた後で遮水シ
ートが破損して漏水しても分からない場合が多く、付近
の地下水等が汚染されたことによって発見される場合が
あった。また、遮水シートの破損調査を行う場合でも、
一旦埋立てた後では作業が困難であり、多額の費用がか
かることになる。
【０００３】特に、埋立て作業の初期段階では、ブルド
ーザー等での作業で遮水シートを破損してしまうことが
懸念されるが、従来の方法では、早期に遮水シートの破
損を発見することができず、上述のように、地下水が汚
染されたり、付近に汚水が湧き出したりしてきてから遮
水シートの破損を推定しているのが実情である。
ーザー等での作業で遮水シートを破損してしまうことが
懸念されるが、従来の方法では、早期に遮水シートの破
損を発見することができず、上述のように、地下水が汚
染されたり、付近に汚水が湧き出したりしてきてから遮
水シートの破損を推定しているのが実情である。
【０００４】そこで本発明は、埋立て初期段階から破損
状況を確実に知ることができ、しかも、破損箇所の特定
も容易に行うことができる遮水シート及びその破損発見
方法を提供することを目的としている。
状況を確実に知ることができ、しかも、破損箇所の特定
も容易に行うことができる遮水シート及びその破損発見
方法を提供することを目的としている。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記した目的を達成する
ため、本発明に係る廃棄物の埋立て処理等に用いられる
遮水シートは、該遮水シートに、複数の電線を所定間隔
で略平行に設けるとともに、一対の電線間に複数の短絡
線を所定間隔で設けたことを特徴としている。
ため、本発明に係る廃棄物の埋立て処理等に用いられる
遮水シートは、該遮水シートに、複数の電線を所定間隔
で略平行に設けるとともに、一対の電線間に複数の短絡
線を所定間隔で設けたことを特徴としている。
【０００６】また、本発明の遮水シートの破損発見方法
は、前記一対の電線間の抵抗を監視し、該抵抗の変化に
基づいて遮水シートの破損箇所を特定することを特徴と
している。
は、前記一対の電線間の抵抗を監視し、該抵抗の変化に
基づいて遮水シートの破損箇所を特定することを特徴と
している。
【０００７】
【作 用】上記構成の遮水シートは、一対の電線間のそ
れぞれの抵抗を測定し、該抵抗値が変化した場合は、電
線の一部又は短絡線の一部が遮水シートの破損により断
線状態になったことが分かるので、抵抗値の変化状況に
応じて破損箇所を特定することができる。
れぞれの抵抗を測定し、該抵抗値が変化した場合は、電
線の一部又は短絡線の一部が遮水シートの破損により断
線状態になったことが分かるので、抵抗値の変化状況に
応じて破損箇所を特定することができる。
【０００８】
【実施例】以下、本発明を、図１及び図２に示す実施例
に基づいてさらに詳細に説明すると、遮水シート１１
は、はしご状に接続した複数の電線路Ｗ１，Ｗ２，…，
Ｗｎを一定間隔で平行に設けたものである。各電線路
は、平行な一対の電線Ｕ，Ｖと、該電線Ｕ，Ｖ間に一定
間隔で設けられた複数の短絡線Ｔ１，Ｔ２，…，Ｔｎと
からなるもので、測定器１２により電線Ｕ，Ｖ間の抵抗
値を測定することにより、電線及び短絡線の状態を知る
ことができる。
に基づいてさらに詳細に説明すると、遮水シート１１
は、はしご状に接続した複数の電線路Ｗ１，Ｗ２，…，
Ｗｎを一定間隔で平行に設けたものである。各電線路
は、平行な一対の電線Ｕ，Ｖと、該電線Ｕ，Ｖ間に一定
間隔で設けられた複数の短絡線Ｔ１，Ｔ２，…，Ｔｎと
からなるもので、測定器１２により電線Ｕ，Ｖ間の抵抗
値を測定することにより、電線及び短絡線の状態を知る
ことができる。
【０００９】例えば、図１において電線路Ｗ２における
短絡線Ｔａ，Ｔｂ間の電線Ｕ，Ｖが 断線すると該電線路
Ｗ２の抵抗値が変化するので、該電線路Ｗ２が設けられ
ている部分の遮水シート１１に破損を生じたことが分か
る。
短絡線Ｔａ，Ｔｂ間の電線Ｕ，Ｖが 断線すると該電線路
Ｗ２の抵抗値が変化するので、該電線路Ｗ２が設けられ
ている部分の遮水シート１１に破損を生じたことが分か
る。
【００１０】このとき、あらかじめ電線Ｕ，Ｖと各短絡
線における断線位置と抵抗値との関係を測定したデータ
を準備しておくことにより、どの短絡線部分で断線が発
生したかを知ることができ、遮水シート１１の破損箇所
を特定することができる。
線における断線位置と抵抗値との関係を測定したデータ
を準備しておくことにより、どの短絡線部分で断線が発
生したかを知ることができ、遮水シート１１の破損箇所
を特定することができる。
【００１１】また、電線Ｕ，Ｖ間の抵抗値の測定は、一
側のみで行ってもよいが、両側から行うことにより、断
線時の位置特定をより確実に行うことが可能である。
側のみで行ってもよいが、両側から行うことにより、断
線時の位置特定をより確実に行うことが可能である。
【００１２】なお、遮水シートとしては、通常はゴムシ
ートが用いられるが、ビニール製等の樹脂シートでもよ
く、また、電線は、シート間に挟んでもよく、シート面
に貼付けるようにしてもよい。さらに、電線としては、
細い銅線等、任意に選定できるが、遮水シートの通常の
取扱い時には断線することがない適度な柔軟性を有し、
遮水シートが破損するような大きな力が加わったときに
は、遮水シートの破損に伴って断線するようなものを選
定すればよい。
ートが用いられるが、ビニール製等の樹脂シートでもよ
く、また、電線は、シート間に挟んでもよく、シート面
に貼付けるようにしてもよい。さらに、電線としては、
細い銅線等、任意に選定できるが、遮水シートの通常の
取扱い時には断線することがない適度な柔軟性を有し、
遮水シートが破損するような大きな力が加わったときに
は、遮水シートの破損に伴って断線するようなものを選
定すればよい。
【００１３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の遮水シー
ト及びその破損発見方法によれば、遮水シートの破損を
早期に発見することができ、また、破損箇所の位置も容
易に特定することができるので、万一破損事故が発生し
た場合でも、早急に対策を講じることができる。
ト及びその破損発見方法によれば、遮水シートの破損を
早期に発見することができ、また、破損箇所の位置も容
易に特定することができるので、万一破損事故が発生し
た場合でも、早急に対策を講じることができる。
【図１】 本発明の一実施例を示す遮水シートの一部切
欠き平面図である。
欠き平面図である。
【図２】 同じく断面図である。
１１…遮水シート、Ｗ１，Ｗ２，Ｗｎ…電線路、Ｔ１，
Ｔ２，Ｔｎ…短絡線、１２…測定器
Ｔ２，Ｔｎ…短絡線、１２…測定器
Claims (2)
- 【請求項１】 廃棄物の埋立て処理等に用いられる遮水
シートにおいて、該遮水シートに、複数の電線を所定間
隔で略平行に設けるとともに、一対の電線間に複数の短
絡線を所定間隔で設けたことを特徴とする遮水シート。 - 【請求項２】 請求項１記載の遮水シートの破損を発見
する方法であって、前記一対の電線間の抵抗を監視し、
該抵抗の変化に基づいて遮水シートの破損箇所を特定す
ることを特徴とする遮水シートの破損発見方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28074994A JP3297897B2 (ja) | 1994-11-15 | 1994-11-15 | 遮水シート及びその破損発見方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP28074994A JP3297897B2 (ja) | 1994-11-15 | 1994-11-15 | 遮水シート及びその破損発見方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH08131985A JPH08131985A (ja) | 1996-05-28 |
| JP3297897B2 true JP3297897B2 (ja) | 2002-07-02 |
Family
ID=17629425
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP28074994A Expired - Fee Related JP3297897B2 (ja) | 1994-11-15 | 1994-11-15 | 遮水シート及びその破損発見方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP3297897B2 (ja) |
Families Citing this family (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR100350280B1 (ko) * | 2000-03-21 | 2002-08-24 | 한웅종합건설 주식회사 | 폐기물 매립장의 차수막 진단 치유장치및 그 진단 치유 방법 |
| DE102005019739B3 (de) * | 2005-04-28 | 2006-10-26 | Forschungszentrum Rossendorf E.V. | Gittersensor |
| CN104111152B (zh) * | 2014-06-27 | 2017-10-13 | 中国环境科学研究院 | 防渗层渗漏检测系统 |
| CN111504581B (zh) * | 2020-05-18 | 2022-07-05 | 中国环境科学研究院 | 一种填埋区域渗漏检测系统及方法 |
-
1994
- 1994-11-15 JP JP28074994A patent/JP3297897B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH08131985A (ja) | 1996-05-28 |
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