JP2002243573A - 遮水シート破損検知方法及び遮水シート破損検知装置 - Google Patents

遮水シート破損検知方法及び遮水シート破損検知装置

Info

Publication number
JP2002243573A
JP2002243573A JP2001033539A JP2001033539A JP2002243573A JP 2002243573 A JP2002243573 A JP 2002243573A JP 2001033539 A JP2001033539 A JP 2001033539A JP 2001033539 A JP2001033539 A JP 2001033539A JP 2002243573 A JP2002243573 A JP 2002243573A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
breakage
conductive material
protective layer
ammeter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2001033539A
Other languages
English (en)
Inventor
Hitoshi Arai
斉 新井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
KM TECHNO KK
Original Assignee
KM TECHNO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by KM TECHNO KK filed Critical KM TECHNO KK
Priority to JP2001033539A priority Critical patent/JP2002243573A/ja
Publication of JP2002243573A publication Critical patent/JP2002243573A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Examining Or Testing Airtightness (AREA)
  • Processing Of Solid Wastes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】施工中に、遮水シートの破損を検知し、施工コ
ストを低減し、かつ施工期間を短縮することが可能であ
る。 【解決手段】表面側に導電材1を有する電気的に絶縁さ
れた遮水シート2を、地面3に敷設し、遮水シート2の
導電材1に正電極4を接続し、地面3に負電極5を接続
し、正電極4と負電極5との間に、電源6と電流計7を
接続し、遮水シート2の導電材1上に保護層11をエリ
ア毎に施工し、この保護層11のエリアの施工毎に、電
流計7により電流を計測し、この計測電流の変化から保
護層11を施工しながら遮水シート2の破損を検知す
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、廃棄物処分場に
敷設される遮水シートの破損を検知する遮水シート破損
検知方法及び遮水シート破損検知装置に関する。
【0002】
【従来の技術】廃棄物処分場に敷設された遮水シート
は、一定の大きさ、例えば幅5m、長さ100mのユニ
ットとして工場で製作される。この遮水シートのユニッ
トを、廃棄物処分場の現場に搬入し、現場で各ユニット
を溶着接合して敷設し、この遮水シートの上に厚さ50
cm程度の土砂の保護層を被せて、廃棄物の投入時の衝
撃から遮水シートを保護するものがある。
【0003】この廃棄物処分場に敷設された遮水シート
から漏水が生じた場合、廃棄物中に含まれた有害物質が
地下水に混入するため漏水箇所を早急に特定し補修しな
ければならないため、保護層を施工した後に、遮水シー
トの破損を電気的に検知する技術が種々提案されてい
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところが、遮水シート
上に土砂の保護層を被せるために、ブルドーザー、バッ
クホウ等の機械を遮水シートの上を走行させることがあ
り、この時過って遮水シートを破損することがある。こ
の遮水シートの破損は、直に土砂の保護層が被ってまう
ために、発見できない。
【0005】また、従来の遮水シートの破損を電気的に
検知する技術は、全ての工事竣工後で、廃棄物処分場が
使用されている時に適用されるものであって、施工中に
遮水シートの破損を検知することができない。
【0006】このため、廃棄物処分場の使用開始時に、
施工が問題で遮水シートの破損が検知されると、土砂の
保護層を除去して再度施工し直すことが必要であり、施
工コストが嵩む等の問題がある。
【0007】この発明は、かかる実情に鑑みてなされた
もので、施工中に、遮水シートの破損を検知し、施工コ
ストを低減し、かつ施工期間を短縮することが可能な遮
水シート破損検知方法及び遮水シート破損検知装置を提
供することを目的としている。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するために、この発明は、以下のように構成
した。
【0009】請求項1に記載の発明は、『表面側に導電
材を有する電気的に絶縁された遮水シートを、地面に敷
設し、前記遮水シートの導電材に正電極を接続し、前記
地面に負電極を接続し、前記正電極と前記負電極との間
に、電源と電流計を接続し、前記遮水シートの導電材上
に保護層をエリア毎に施工し、この保護層のエリアの施
工毎に、前記電流計により電流を計測し、この計測電流
の変化から前記保護層を施工しながら前記遮水シートの
破損を検知することを特徴とする遮水シート破損検知方
法。』である。
【0010】この請求項1に記載の発明によれば、遮水
シートの導電材上に保護層をエリア毎に施工し、この保
護層のエリアの施工毎に、電流計により電流を計測し、
この計測電流の変化から保護層を施工しながら遮水シー
トの破損を検知するから、遮水シートの破損を検知した
らその時点で、破損箇所を修復することができ、施工コ
ストを低減し、かつ施工期間を短縮することが可能であ
る。また、複数の複雑な電極を設けることなく、遮水シ
ートの破損位置を特定することができる。
【0011】請求項2に記載の発明は、『前記電流計
に、電流情報を送信する送信器を備え、この送信器から
の電流情報を受信する受信器を備え、この受信器により
前記遮水シートの破損を遠隔的に検知することを特徴と
する請求項1に記載の遮水シート破損検知方法。』であ
る。
【0012】この請求項2に記載の発明によれば、受信
器により、現場から離れた場所からでも遮水シートの破
損を遠隔的に検知することができ、施工作業を効率的に
行なうことができる。
【0013】請求項3に記載の発明は、『表面側に導電
材を有する電気的に絶縁された遮水シートを、地面に敷
設し、前記遮水シートの導電材に正電極を接続し、前記
地面に負電極を接続し、前記正電極と前記負電極との間
に、電源と電流計を接続し、前記遮水シートの導電材上
に施工する保護層のエリアの施工毎に、前記電流計によ
り電流を計測し、この計測電流の変化から前記保護層を
施工しながら前記遮水シートの破損を検知することを特
徴とする遮水シート破損検知装置。』である。
【0014】この請求項3に記載の発明によれば、遮水
シートの導電材上に施工する保護層のエリア毎に、電流
計により電流を計測し、この計測電流の変化から保護層
を施工しながら遮水シートの破損を検知するから、遮水
シートの破損を検知したらその時点で、破損箇所を修復
することができ、施工コストを低減し、かつ施工期間を
短縮することが可能である。また、複数の複雑な電極を
設けることなく、遮水シートの破損位置を特定すること
ができる。
【0015】請求項4に記載の発明は、『前記電流計
に、電流情報を送信する送信器を備え、この送信器から
の電流情報を受信する受信器を備え、この受信器により
前記遮水シートの破損を遠隔的に検知することを特徴と
する請求項3に記載の遮水シート破損検知装置。』であ
る。
【0016】この請求項4に記載の発明によれば、受信
器により、現場から離れた場所からでも遮水シートの破
損を遠隔的に検知することができ、施工作業を効率的に
行なうことができる。
【0017】
【発明の実施の形態】以下、この発明の遮水シート破損
検知方法及び遮水シート破損検知装置の実施の形態を図
面に基づいて説明するが、この発明は、この実施の形態
に限定されない。
【0018】図1は遮水シート破損検知方法及び遮水シ
ート破損検知装置の実施の形態を示す正面図、図2は平
面図である。
【0019】例えば、廃棄物処分場の施工現場では、表
面側に導電材1を有する電気的に絶縁された遮水シート
2を、地面3上に敷設する。導電材1は、例えば不織布
に導電物質を包含させて構成される。
【0020】この遮水シート2の導電材1の端部に正電
極4を接続し、地面3に負電極5を接続し、この正電極
4と負電極5との間に、電源6と電流計7を接続する。
【0021】この電流計7には、電流情報を送信する送
信器8が備えられ、この送信器8からの電流情報を受信
器9で受信することができるようになっている。
【0022】遮水シート2の導電材1上の端部からブル
ドーザー、バックホウ等の機械10により土砂の保護層
11をエリア毎に施工する。この実施の形態では、図2
に示すように、土砂の保護層11を基準エリアEからエ
リアE1〜エリアE13に順次広げる。
【0023】この施工では、基準エリアE内に遮水シー
ト2の破損がなければ電流計7の値は「0」である。基
準エリアEからスタートしてエリアE1〜エリアE13
に順次広げていった時に、例えばエリアE6の箇所で孔
20があくと、ここで直ちに遮水シート2の導電材1か
ら地中に電流が流れて電流計7の針が振れる。したがっ
て、遮水シート2のエリアE6の箇所で孔20があいた
ことを検知することができる。
【0024】また、電流計7に備える送信器8から電流
情報を送信し、受信器9で受信することで、例えば施工
現場に監督員がいなくても離れた場所で、監督員は遮水
シート2が破損したことを知ることができる。
【0025】このように、遮水シート2の導電材1上に
土砂の保護層11をエリア毎に施工し、この保護層11
のエリアの施工毎に、電流計7により電流を計測し、こ
の計測電流の変化から保護層11を施工しながら遮水シ
ート2の破損を検知し、この遮水シート2の破損を検知
したらその時点で、破損箇所を修復することができ、施
工コストを低減し、かつ施工期間を短縮することが可能
である。
【0026】また、基準エリアEからスタートしてエリ
アE1〜エリアE13に順次広げていった時に、連続し
て電流計7により電流を計測することで、複数の複雑な
電極を設けることなく、遮水シート2の破損位置を特定
することができる。
【0027】また、受信器9により、現場から離れた場
所からでも遮水シート2の破損を遠隔的に検知すること
ができ、施工作業を効率的に行なうことができる。
【0028】
【発明の効果】前記したように、請求項1に記載の発明
では、遮水シートの導電材上に保護層をエリア毎に施工
し、この保護層のエリアの施工毎に、電流計により電流
を計測し、この計測電流の変化から保護層を施工しなが
ら遮水シートの破損を検知するから、遮水シートの破損
を検知したらその時点で、破損箇所を修復することがで
き、施工コストを低減し、かつ施工期間を短縮すること
が可能である。また、複数の複雑な電極を設けることな
く、遮水シートの破損位置を特定することができる。
【0029】請求項2に記載の発明では、受信器によ
り、現場から離れた場所からでも遮水シートの破損を遠
隔的に検知することができ、施工作業を効率的に行なう
ことができる。
【0030】請求項3に記載の発明では、遮水シートの
導電材上に施工する保護層のエリア毎に、電流計により
電流を計測し、この計測電流の変化から保護層を施工し
ながら遮水シートの破損を検知するから、遮水シートの
破損を検知したらその時点で、破損箇所を修復すること
ができ、施工コストを低減し、かつ施工期間を短縮する
ことが可能である。また、複数の複雑な電極を設けるこ
となく、遮水シートの破損位置を特定することができ
る。
【0031】請求項4に記載の発明では、受信器によ
り、現場から離れた場所からでも遮水シートの破損を遠
隔的に検知することができ、施工作業を効率的に行なう
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】遮水シート破損検知方法及び遮水シート破損検
知装置の実施の形態を示す正面図である。
【図2】遮水シート破損検知方法及び遮水シート破損検
知装置の実施の形態を示す平面図である。
【符号の説明】
1 導電材 2 遮水シート 3 地面 4 正電極 5 負電極 6 電源 7 電流計 11 保護層

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】表面側に導電材を有する電気的に絶縁され
    た遮水シートを、地面に敷設し、 前記遮水シートの導電材に正電極を接続し、前記地面に
    負電極を接続し、 前記正電極と前記負電極との間に、電源と電流計を接続
    し、 前記遮水シートの導電材上に保護層をエリア毎に施工
    し、 この保護層のエリアの施工毎に、前記電流計により電流
    を計測し、 この計測電流の変化から前記保護層を施工しながら前記
    遮水シートの破損を検知することを特徴とする遮水シー
    ト破損検知方法。
  2. 【請求項2】前記電流計に、電流情報を送信する送信器
    を備え、この送信器からの電流情報を受信する受信器を
    備え、この受信器により前記遮水シートの破損を遠隔的
    に検知することを特徴とする請求項1に記載の遮水シー
    ト破損検知方法。
  3. 【請求項3】表面側に導電材を有する電気的に絶縁され
    た遮水シートを、地面に敷設し、 前記遮水シートの導電材に正電極を接続し、前記地面に
    負電極を接続し、 前記正電極と前記負電極との間に、電源と電流計を接続
    し、 前記遮水シートの導電材上に施工する保護層のエリアの
    施工毎に、前記電流計により電流を計測し、 この計測電流の変化から前記保護層を施工しながら前記
    遮水シートの破損を検知することを特徴とする遮水シー
    ト破損検知装置。
  4. 【請求項4】前記電流計に、電流情報を送信する送信器
    を備え、この送信器からの電流情報を受信する受信器を
    備え、この受信器により前記遮水シートの破損を遠隔的
    に検知することを特徴とする請求項3に記載の遮水シー
    ト破損検知装置。
JP2001033539A 2001-02-09 2001-02-09 遮水シート破損検知方法及び遮水シート破損検知装置 Pending JP2002243573A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001033539A JP2002243573A (ja) 2001-02-09 2001-02-09 遮水シート破損検知方法及び遮水シート破損検知装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001033539A JP2002243573A (ja) 2001-02-09 2001-02-09 遮水シート破損検知方法及び遮水シート破損検知装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002243573A true JP2002243573A (ja) 2002-08-28

Family

ID=18897277

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2001033539A Pending JP2002243573A (ja) 2001-02-09 2001-02-09 遮水シート破損検知方法及び遮水シート破損検知装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2002243573A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7615921B2 (en) 2003-06-13 2009-11-10 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. Organic EL device and organic EL panel
US8373342B2 (en) 2010-01-29 2013-02-12 Sony Corporation Light-emitting apparatus, illumination apparatus, and display apparatus
US8860302B2 (en) 2010-01-29 2014-10-14 Sony Corporation Light-emitting apparatus, illumination apparatus, and display apparatus

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7615921B2 (en) 2003-06-13 2009-11-10 Fuji Electric Holdings Co., Ltd. Organic EL device and organic EL panel
US8373342B2 (en) 2010-01-29 2013-02-12 Sony Corporation Light-emitting apparatus, illumination apparatus, and display apparatus
US8760048B2 (en) 2010-01-29 2014-06-24 Sony Corporation Organic layer including multiple reflective interfaces for light emitting illumination, and display apparatuses
US8860302B2 (en) 2010-01-29 2014-10-14 Sony Corporation Light-emitting apparatus, illumination apparatus, and display apparatus

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH1199369A (ja) 廃棄物処分場
JP2002243573A (ja) 遮水シート破損検知方法及び遮水シート破損検知装置
JP3551999B2 (ja) 遮水シートの漏水位置検知方法及び該検知方法に用いる遮水シート
JP3419621B2 (ja) 堆積場におけるシート破損の検出方法
JP3212294B2 (ja) 電位法による漏水検知装置及び漏水検知方法
JP3675671B2 (ja) 遮水シートの漏水検知システム
JP2002257668A (ja) 漏水検知システムおよび漏水検知方法
JPH10281918A (ja) 遮水シートの漏水箇所検知装置
JP3297897B2 (ja) 遮水シート及びその破損発見方法
JPH0933382A (ja) 漏水位置検知方法
KR20020081165A (ko) 폐기물 매립장의 차수시트 또는 차수층의 손상위치 및누수검지 시스템과 이에 따르는 보수 방법
JP2002301443A (ja) 遮水シート状材料およびこの破損の検出方法
JP2004205267A (ja) 漏水検知装置および漏水検知方法
JP2002102816A (ja) 廃棄物処分場及びコンクリート壁の構築方法
JP2003177072A (ja) 漏水検知方法および漏水検知システム
JP3232062B2 (ja) 廃棄物処分場
JP3048309B2 (ja) 遮水シートの破断検知装置及び破断検知方法
JP2985571B2 (ja) 廃棄物処分場における汚染水の漏出検知方法
JP3380386B2 (ja) 漏水検知方法及び漏水検知積層シート
JP2000266625A (ja) 絶縁性遮水シート内の導電体の位置を検知する方法及びその装置
JP2000035374A (ja) 遮水シートの漏水検知システム
JP3116796B2 (ja) 遮水シートの欠損部検知方法
JP3976211B2 (ja) 低抵抗膜を用いた遮水材からの漏水を検出する装置
JP2000202392A (ja) 廃棄物処分場における漏水検知システム
JP3913616B2 (ja) 鉛直遮水壁の破損検知システム、及び鉛直遮水壁の破損検知方法