JP2003210916A - 濾過装置の濾体、それを用いた濾過装置及び濾体用平板の製造方法 - Google Patents

濾過装置の濾体、それを用いた濾過装置及び濾体用平板の製造方法

Info

Publication number
JP2003210916A
JP2003210916A JP2002045446A JP2002045446A JP2003210916A JP 2003210916 A JP2003210916 A JP 2003210916A JP 2002045446 A JP2002045446 A JP 2002045446A JP 2002045446 A JP2002045446 A JP 2002045446A JP 2003210916 A JP2003210916 A JP 2003210916A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
filter
filter body
spacer
plate
printing
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2002045446A
Other languages
English (en)
Inventor
Shigenobu Uchiyama
茂信 内山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
ATOM ENGINEERING KK
KONNO SEISAKUSHO KK
Original Assignee
ATOM ENGINEERING KK
KONNO SEISAKUSHO KK
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ATOM ENGINEERING KK, KONNO SEISAKUSHO KK filed Critical ATOM ENGINEERING KK
Priority to JP2002045446A priority Critical patent/JP2003210916A/ja
Publication of JP2003210916A publication Critical patent/JP2003210916A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Filtration Of Liquid (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】平板を積層して作成する濾体、密巻きコイルよ
り成る濾体を安価に提供する又これら濾体を使用した濾
過装置を提供する。 【解決手段】平板に印刷法によりスペーサ等を形成し、
該スペーサのある面の向きを揃えて積層し、両端面を閉
止して濾体とする。又平板にスペーサを印刷法による設
けた後線材に切り出し、該スペーサのある面を線材に接
触するようにコイル状に密巻きし、下端を閉止して濾体
とする。これら濾体を用いて濾過装置を構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は濾過装置の改善に関
するもので、特に濾体の隙間精度を向上し且つ濾過効率
の高い経時的劣化の少ない濾過装置を安価に提供を目的
とする。
【0002】
【従来の技術】従来より濾過部材を積層し、隣接する部
材との間に形成される所定の隙間を液体、気体等の流体
を通過させ、該液体、気体に含まれる微粒子を分離する
濾過装置は広く世に知られている。その1例として特開
平06−182120を説明する。
【0003】図17は、濾体用円板の斜視図である。図
18は該濾体用円板を積層した濾体を用いた濾過装置の
正面断面図である。
【0004】図17において200は濾体用円板であ
る。該濾体用円板200(以下円板200と略称す
る。)は、中央部に通孔202を有する薄板円板状に形
成され、前記円板200を積層した際に隣接し合う円板
200同士の間で形成される間隙により濾過又は集塵を
行うよう表面に濾過又は集塵対象の大きさに応じた凸起
203を片側全面に形成している。此の突起は一般にプ
レス又はエッチングによる。
【0005】図18において204は濾過器である。該
濾過器204は仕切209を介して原水室207及び濾
過水室206とより成り、原水室207側に多数の円板
200を積層し、その下端に端板211を介して通孔2
02に濾過水管212を挿通し該濾過水管212の下端
をナット213により、また上端は仕切209に挿通し
て濾過水室206側よりナット213で固定している。
【0006】前述の通り円板200の表面は除去すべき
微粒子の粒度に応じて凸起203の高さが決められてい
る。一般に原水に含まれる微粒子の量が極少ないとき
は、濾過装置の濾体は、原水より濾過する微粒子のうち
該濾体の隙間より大きい粒子の流通を阻み、夫れより小
さい微粒子のみを通過させる。その結果濾体205の外
周には通過を阻まれた微粒子が堆積して層を成す。この
微粒子の層は、より細かい微粒子の流入を阻止する。こ
の流入を阻止された微粒子は濾体205の外周に層を成
して堆積(以下濾体により流入を阻止された原水中の微
粒子を堆積物という。)する。このため濾過抵抗は増
し、所定時間当たりの濾過流量は減少する。此処に所要
濾過流量と除去する微粒子の粒度との兼ね合いで濾体2
05の堆積物を清掃除去するタイミングが決まる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら濾過する
微粒子の粒度に応じた凸起203の形成に於いて、プレ
スによる場合、型代が高く、型の摩耗による型修正、交
換と、その突起量の管理が大変である。更にプレスによ
る場合、円板本体201の母材を変形させるため組立後
の隙間管理が困難である。又エッチングによる場合、所
要時間が長く前後処理に手間が掛かり、やはり高価とな
る。等多くの問題があり何れも生産コストの削減が困難
であるという問題がある。
【0008】また原水中の微粒子の粒度が目標濾過粒度
を中心に広い範囲で分布する場合には目標粒度よりも十
分小さい微粒子は前記隙間を通過して問題ないが、夫れ
より大きめの微粒子は円板200の隙間に入り込み堆積
する。この円板200の間に堆積した微粒子はその量が
多くなると濾過抵抗の増加につながる。また前記円板2
00上に堆積した微粒子は容易に洗い流すことが困難な
程に詰まると逆洗時濾過効率の回復を困難にする。この
傾向は粘性の強い液体の濾過及び粘り気のある微粒子を
除去する場合に起こりやすい。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明の第一の手段は請
求項1に該当し、中央部に孔を設けた多数の濾体用平板
を所定の隙間を設けて積層し、その両端に外部と内部を
仕切る隔壁を設けたものにおいて、前記隙間は前記濾体
用平板の側面にスペーサ等を印刷により設けるようにし
ている。
【0010】本発明の第一の手段によれば、プレス等の
型が安価で大量処理が可能な印刷用版で代換えが可能と
なり、最近の印刷用インク技術の向上により濾体の隙間
材としても十分使用に耐える対圧縮性と対薬品性を持つ
材料が選択できるから経済的である。また濾体用平板に
プレス等で突起を付ける場合に不可避的な母材の変形を
伴わないので母材の平面精度の確保が容易である。従っ
てより薄い、剛性の低い材料を使用しても隙間精度の確
保が可能となり、小さい形状で大きい濾過面積を確保で
きるため軽量安価な濾体が容易に出来る。またエッチン
グに比べ加工時間が短くかつ前後処理も簡単であるか
ら、やはり安価である。
【0011】更に印刷に依ればスペーサの形状を自由に
選択できるので、濾過抵抗の低い濾体とし、濾過する微
粒子が目詰まりし難い且つ洗浄しやすい形状を自由に設
計できるという効果もある。又必要に応じて組立上の基
準の表示、部品番号等、部品管理に使用できる符号、番
号等を同時に印刷することも、又必要に応じて印刷法を
使い分けることも可能であると言う効果もある。即ち、
印刷法によりインクの厚みは凸版印刷では10μ、凹版
印刷で数十μ、スクリーン印刷で100μの厚さが確保
できる。
【0012】尚此処に「スペーサ等」とスペーサに
「等」を付した理由は、スペーサと同時に部品番号、組
立上必要なマーク等部品管理、生産に必要な記号、文字
等をスペーサと同時又は工程を替えてでも印刷により付
加すること全てを含めたためである。此処に平板の材料
は、ステンレス鋼板とアルミ、銅及び銅合金等の金属と
共にエンジニアリングプラスチックス等熱硬化性樹脂を
含む。
【0013】本発明の第二の手段は請求項2に該当し、
請求項1に加えてスペーサ等の印刷を、スクリーン印刷
法により行なうようにしている。
【0014】本発明の第二の手段によれば本発明の第一
の手段の効果に加えてスペーサ等の厚みはインクの特性
に応じて印版の厚みで管理できるので、前記濾体の隙間
精度管理が容易で且つ版は相変わらず安価である。特に
スクリーン印刷法においては、所望の厚みと同じ径の金
属、セラミックス、樹脂等の微細な球をインクに混和し
て配置することが出来るので印刷インクの厚みの精度が
良く且つ対圧縮性を必要とするスペーサには好適であ
る。
【0015】本発明の第三の手段は請求項3に該当し、
本発明の第一の手段及び第二の手段に加えてスペーサ等
の印刷が各濾体用平板の両面にスクリーン印刷法等によ
り行うようにしている。
【0016】本発明の第三の手段によれば、本発明の第
一の手段及び第二の手段の効果に加えて濾体用平板を印
刷したものと印刷しないものを交互に積層することもで
きるし、片面にスペーサを印刷し、反対の面には位置決
め等別の目的に使用し、異なる印刷法例えば凸版印刷と
か凹版印刷等を採用することもできる。これは生産性の
向上、濾体に特別の機能を付与することも出来る等多く
の効果を奏する。又両面の同じ位置にスペーサを配置し
スペーサ同士を重ねるように平板を積層することによ
り、重ねた各スペーサの厚みの和の隙間を確保すること
もできるという効果もある。
【0017】此処に「スクリーン印刷法等」と「等」を
付した理由は、スクリーン印刷を含む適当な印刷法の併
用を可能とするためである。例えば部品番号等は、目視
可能なインクで良く場合によっては組立後には消滅して
も差し支えないもののインクは水性インクの使用もでき
るし、それにあった印刷法であってもよい。
【0018】本発明の第四の手段は請求項4に該当し、
本発明の第一の手段及び第二の手段に加えてスペーサ等
の印刷が、各濾体用平板の片面にスクリーン印刷法等に
より設けるようにしている。
【0019】本発明の第四の手段によれば、本発明の第
一の手段及び第二の手段の効果に加えて片面でスペーサ
と他の全ての情報が印刷で済まされるため、特に低価格
の製品に向いている。
【0020】本発明の第五の手段は請求項5に該当し、
本発明の第一の手段乃至第四の手段に加えてスペーサ等
の形状を、濾過抵抗を削減する形状又濾体用平板間を通
過中の濾液の速度分布がなだらかとなる形状としてい
る。
【0021】本発明の第五の手段よれば、本発明の第一
の手段乃至第四の手段の効果に加えて濾過抵抗の少ない
濾体とすることが出来る。
【0022】本発明の第六の手段は請求項6に該当し、
本発明の第一の手段乃至第四の手段に加えてスペーサ等
の形状が濾過装置の逆洗時、濾体用平板間に残留する微
粒子を容易に洗い流し得るようにしている。
【0023】本発明の第六の手段によれば洗浄効果が挙
がり取り扱い易い濾体となる。特に逆洗式濾過装置とし
ては逆洗による回復率の高い濾過装置となる。
【0024】本発明の第七の手段は請求項7に該当し、
本発明の第一の手段乃至第六の手段に加えて大型の平板
に印刷を含む複数の濾体用平板を生成し、その後個々の
濾体用平板に成形するようにしている。
【0025】本発明の第七の手段によれば、本発明の第
一の手段乃至第六の手段による効果を得られる濾体用平
板を容易に且つ安価に大量に生産することが出来る。
【0026】本発明の第八の手段は請求項8に該当し、
本発明の第一の手段乃至第六の手段の効果に加えて濾体
用平板にCD−ROM用円板を使用するようにしてい
る。
【0027】本発明の第八の手段によれば、本発明の第
一の手段乃至第六の手段の効果に加えて濾体用平板とし
て大量生産されている既製品の廃品を活用できるという
効果がある。
【0028】本発明の第九の手段は請求項9に該当し、
角断面の細線の対向する二面を相互に対向させて所定の
隙間を確保して密着方向に予荷重を与えてコイル状に巻
かれ且つ、少なくともその一端を端板で外部と内部とを
仕切った濾過装置のコイル状濾体の前記所定の隙間を、
前記対向面に印刷により設けたスペーサにより確保する
ようにしている。
【0029】本発明の第九の手段によれば、従来鋼線の
表面にロール等で凹凸の加工をした線に替えて使用でき
るため、高価なロールを使用するために生産条件に非常
に大きかった制約が解け少量生産にも安価に且つ短時間
に対応できるという効果を奏する。
【0030】本発明の第十の手段は請求項10に該当
し、逆洗時コイルの濾体を伸張して線間に隙間を拡大す
る機構を備えた逆洗式濾過装置に、本発明の第九の手段
で生産した濾体を用いるようにしている。
【0031】本発明の第十の手段によれば、少量の需要
に対しても所要の濾体を備えた濾過装置を生産できると
いう効果がある。
【0032】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態の第一例を図
1乃至図3及び図5により説明する。図1は本発明の濾
体用円板を示す上面図である。図2は図1の正面図であ
り、図3は濾体用円板を積層して濾体を構成した正面図
である。
【0033】図1及び図2において1は濾体用円板であ
る。該濾体用円板1(以後円板1と略称する。)にはそ
の中央部に孔3を穿ち表面には円板相互の間に所定の隙
間を確保するために所定の厚みのスペーサ4,17を設
けている。又円板を積層して濾体7に組み立てるために
ボルト10を挿通する孔6を孔3に突出する突起部5に
設けている。4はスペーサである。該スペーサ4は、濾
過の対象物質の粒径により数μから100μの厚さを必
要し、通常円板1の片側に設ける。図3において7は濾
体である。該濾体7は、円板1のスペーサ4,17の配
置された面の方向を揃えて多数積層し、ボルト10を前
記ボルト挿通孔6に挿通しその両端に端板8,9を介し
てナット11で固定して組立てる。12は回転軸であ
る。該回転軸12は、上部を閉じた円筒状をなし、端板
8の中心にその上下方向の中心軸を一致させて設けてあ
る。
【0034】そして濾体7において積層された相隣る円
板1の間にはスペーサ4の高さだけの隙間がある。この
隙間は正確であることが良好な濾過効果を得るためには
必須の条件である。この隙間を左右する条件はスペーサ
4、17が正確な高さであること、スペーサが締め付け
力で容易に変形しないこと、円板本体2が変形していな
いことが必要である。
【0035】一般の凸版印刷ではインクの乗る厚みは約
10μである。スクリーン印刷では100μ程度までの
インクの厚みを確保できる。特に対圧縮性を確保するに
は金属粉に樹脂糊をバインダーとして混練して印刷す
る。又10μから100μの金属、ガラス又はセラミッ
クス等の球状の微粒子をインクに混練して使用すること
により変形の少ない正確な厚みの印刷スペーサ等を得る
ことが出来る。今回インクはエポキシ系1000シリー
ズ2液型、(常温低温焼付併用)にアルミ粉を混練して
使用し、厚さ20μの鋼板の版を使用して厚さ20μの
スペーサ4,17をスクリーン印刷で得た。
【0036】スペーサ4の形状については、図1に示す
如く円板1の内径側から外形側に至る全長に亘り幅が3
mm、其の両端を尖らせる形とした。円板の突起部5の
ボルト挿通孔6の部分にはスペーサ17に示す如く突起
部5の孔6の廻りをスペーサ4と同じ厚みに盛り上げ
て、ボルト10、ナット11による締め上げで突起部5
の変形が円板1の隙間の変化に及ばないように配慮し
た。尚図5(a)図5(b)に於けるスペーサ13,1
4、15,16は共に円板1の外周側から内周側に向か
う流れ、内周側から外周側に向かう流れ共に流れの流速
分布がなだらかでなく局部的に変化が激しい形状となっ
ている。堆積物が発生し易いので好ましくない例であ
る。特に図5(b)の場合は流速の変化が大きく局部的
に淀みが出来る形状であるから好ましくない。
【0037】今回は円板1の板厚は0.5mmのステン
レス鋼板で外形150mm、内径130mmのものを2
00枚用いた、スペーサ4、17の印刷は片面に施し
た。又端板8,9は共に厚さ10mmの鋼板を用いた。
【0038】組立試験として図3に示す濾体7を前記諸
元の部品を組立てた後、隙間ゲージによる目視検査の結
果、組立による円板1の変形が無く規則正しい隙間を確
保できていた。
【0039】本発明の実施の形態例の第二例を図4によ
り説明する。図4において18は長尺のステンレス鋼板
である。27はスクリーン印刷用の版である。該印版2
7には前述の通り厚さ20μのステンレス鋼板を用い
た。該スクリーン印刷用版27には濾体用円板の形状を
破線で示している。28及び29は夫々版に穿孔された
スペーサの形状である。該スペーサの形状に穿孔された
孔28,28は、その周囲の破線で示す濾体用円板の所
定位置に印刷できるように配置されている。
【0040】長尺のステンレス鋼板18の上に版27を
固定し、該版27の上でインクをローラによりスクイー
ズして該版27に穿孔されたスペーサの孔28,29に
インクを配置してゆく。版27をステンレス鋼板18か
ら取り除くと該ステンレス鋼板の上には円板1の位置に
スペーサ4及びスペーサ17が丁度版27の厚みで盛り
上げられている。
【0041】次いでステンレス鋼板18はプレスにより
内径部5を、次にボルト孔6及び外径部を型抜きされて
円板1が完成する。
【0042】以上の如く生産すれば濾体用円板1は大量
に安価に生産できる。と言う効果を奏する。
【0043】本発明の実施の形態の第三例を図9乃至図
11により説明する。図9は本発明のコイルバネ式濾体
の細線の製造方法を示す斜視図である。図10は図9に
よる細線を密着方向に予荷重を与えてコイル状に巻き、
下端に端板26を取り付けて濾体25とした図である。
図11は、図10のA部の部分拡大図である。
【0044】図9において18はステンレス製の厚さ1
mmの長尺バネ鋼板である。19はスペーサである。該
スペーサは19は、前記長尺バネ鋼板18に、その幅方
向全幅に亘りに厚さ20μ、幅2mm、間隔15mmで
スクリーン印刷法で設ける。これを長尺バネ鋼板18に
描かれた幅1,5mmの長手方向のマーク23,に沿っ
て切断して矩形断面の細線20を得る。この細線20の
上面にはスペーサ21が15mm間隔で設けられてい
る。
【0045】前記細線20は、前記スペーサ21のある
面を上にして図11の様に密着方向に予荷重を与えるよ
うにコイル径30mmで巻き、密巻きコイル22とし
た。該密巻きコイル22は、スペーサ21により20μ
の隙をもち密着方向に予荷重を与えられている。本密巻
きコイル22の下端を底板24で閉止して濾体25とし
た。
【0046】本発明の実施の形態の第三例に依れば、ス
プリング鋼の線素にローラで突起をも設ける従来例の如
く高価で生産量の少ない成形ロールが必要ないため安価
で且つ少量でも早期に体応出来るという効果を奏する。
【0047】本発明の実施の形態の第四例を図3,図1
2及び図13により説明する。図12は本発明の第一の
実施例で製作した濾体7を使用した濾過装置の正面断面
図を示す。図13は図12におけるB−B断面を示す図
12の濾体7は、図13のC−C断面を示している。尚
図3において既に説明済みの部分については同じ符号を
付して説明を省略する。図12及び図13において30
は濾過装置である。該濾過装置30の31は原水室であ
る。該原水室31には、外壁に原水用開口34を備えて
いる。32は濾過水室である。該濾過水室32には濾過
水用開口35を設けている。33は仕切である。該仕切
33は、原水室31と濾過水室32とを仕切る隔壁を成
している。
【0048】前記原水用開口34には図示しない原水供
給源からの導管と切替弁を介して連結している。前記切
替弁は、弁の切替えにより原水用開口34と図示しない
排出口とを連通させる。また濾過水用開口35は図示し
ない濾過水供給先に連通する導管と切替弁を介して連通
している。前記切替弁は弁の切替えにより前記濾過水用
開口35と図示しない逆洗水供給源と連通している。
【0049】7は前記濾体である。長手方向該濾体7の
回転軸12の中心軸の上下方向の中心軸に沿って連通孔
36が穿孔され更に該連通孔36の上端で回転軸12に
は直角方向に通孔41が穿孔されている。
【0050】原水室31内には濾体7がその回転軸12
を前記仕切33にベアリング44を介して回転自在に支
持されている。濾過水室32の上部外壁にはモータ45
がその駆動軸46を前記回転軸12の方向に向け且つ相
互の軸心を一致するように固定され、該駆動軸46と前
記回転軸12はカップリング42,43を介して結合さ
れている。前記モータ45図示しない電源からの電力の
供給により濾体7を回転駆動するようになっている。な
おベアリング44は両側シール付きであり、47は駆動
軸46のシールである。従って孔3と濾過水室32とは
連通孔36,通孔41を介してのみ連通出来るようにな
っている。
【0051】次に作用を説明する。原水用開口34側の
図示しない切替弁を原水源に開、濾過水用開口35側の
図示しない切替弁を濾過水側に開とし、原水を原水室3
1へ供給する。原水に混合する微粒子が極めて少ない場
合には前記濾体7の隙間より大きい微粒子は、前記濾体
7の外周に残り液体及び前記濾体7の隙間より十分小さ
い粒子は該円板1の隙間を通って濾過水路36内に入
る。濾体7の外周に堆積した微粒子の量が所定以上に増
加すると濾体7の外周に残る微粒子は濾体の隙間よりも
小さい微粒子まで通過を阻止するため、目が詰まり抵抗
が増大する。また堆積量が増加するにつれ濾過される原
水の量が減少してくる。
【0052】前記濾過の抵抗が上昇してくると前記濾体
7に堆積する微粒子は濾過圧力により円板1の隙間に押
し込まれる。この現象は逆洗の際、前記堆積する微粒子
が濾体7から洗い流される効果を低下させる。なお濾過
の際にはモータ45は作動させない。
【0053】濾過圧力が所定値を越えると濾過工程より
逆洗工程へ移行する。逆洗工程では、濾過水用開口35
側の図示しない切替弁を逆洗水供給源側に切替え、原水
用開口34側の図示しない切替弁を排出口側に切替える
と共にモータ45を駆動して濾体7を回転させる。
【0054】逆洗水は濾過水室32へ流入し通孔41,
連通孔36,を経て孔3内に入り、濾体7の円板1の隙
間を放射状に外周に向かって流出する。更に濾体7の回
転により濾過水路3内の逆洗水は遠心力を受けて、前記
濾体7の外周部分の堆積物を内側から放射状に外に向か
って押し流そうとする。一方原水室1内の水は前記濾体
7の回転により外周の堆積物を外側から剥がすように作
用する。
【0055】此処で更に濾体7の円板1の間の流れとス
ペーサの形状について検討すると、図1又は図6
(a),(b)のスペーサ4,17,24の場合該隙間
に流入した流れに乗って粒度の小さい微粒子は流速がほ
ぼ一定であるため淀みなくスムースに孔3に流入してし
まい円板1の隙間に堆積することは少ない。逆洗の場合
にも同様である。一方図5(a)(b)におけるスペー
サ13,14,15,16の形状では、該スペーサに衝
突する流れが大きく左右に分けられるために此の部分の
流速が早くなり、その背面が淀み、此の部分に堆積が起
こりやすい。又流速を早めることはそれだけ抵抗が大き
いことであるから全体として抵抗は大きいことになる。
特に、スペーサ13及び14は抵抗が大きく、流れ、淀
みが起こり易いため好ましくない。図6(a)、(b)
のスペーサ4,17、24はスペーサ13,14に比べ
れば良いが、4と24を比較すると、4が勝っている。
【0056】逆洗工程が終了すると、本濾過装置は項目
番号項目番号51で説明した工程に戻り濾過を開始し順
次この工程を繰り返し濾過を行う。
【0057】本発明の実施の形態の第五例を図14乃至
図16により説明する。図14は本発明になる逆洗式濾
過装置の正面断面図である。図15は濾体25の部分拡
大図である。図16は逆洗式濾過装置作動フロー図であ
る。なお本発明の実施の形態の第二例で説明している部
分には、同じ符号を付して説明を省略する。
【0058】図15において58は濾過用助剤である。
該濾過用助剤58は珪藻土を焼成し20〜100μの微
粒子に粉砕したもので、この微粒子自体が直径約0.5
μの連通孔を多数持っており、該直径0.5μの連通孔
による濾過機能を有するものである。
【0059】図14において50は逆洗式濾過装置であ
る。54は原水室である、該原水室54の下の外壁には
図示しない原水源より連通する原水管60が電磁弁63
を介して開口している。該電磁弁63よりも原水室54
側の原水管60の分岐部には濾過用助剤58を水に懸濁
させて供給する導管61(以下濾過用助剤供給管61と
略称する)の一端に連通する。又排水管71が電磁弁7
2を介して開口している。55は濾過水室である。該濾
過水室55は、前記原水室54と隔壁56により上下に
仕切られている。
【0060】65は濾過水管である。該濾過水管65の
一端は、図示しない濾過水の供給先に連通し、他端は電
磁弁67を介して前記濾過水室55の上の外壁に開口し
ている。前記電磁弁67の濾過水室55側にある濾過水
管65の分岐部には、電磁弁68を介して循環水管66
の一端が連結している。該循環水管66の他端は、濾過
用助剤供給ポンプ62の吸い込み側に連通している。該
濾過用助剤供給ポンプ62には図示しない濾過用助剤供
給源から濾過用助剤の懸濁水の供給を受ける開口81が
ある。前記濾過用助剤供給ポンプ62の吐出側は前記濾
過用助剤供給管61の他端に連通している。
【0061】69は吸気管である。該吸気管69は電磁
弁70を介して前記濾過水室55の上底に開口してい
る。73は制御器である。該制御器73は前記逆洗式濾
過装置が自動運転されるよう全作業工程を制御するプロ
グラムを内蔵しており導線74導線75,導線76,導
線77,導線78,導線79,導線80,を介して夫々
電磁弁63,電磁弁64,電磁弁67,電磁弁68,電
磁弁70,電磁弁72、濾過用助剤供給ポンプ62に信
号を送る。
【0062】57は隔壁56に明けられた連通孔であ
り、25は濾体である。該濾体25は、前記連通孔57
と同等又は大きい径で巻かれておりその上端は前記隔壁
56に対して該連通孔57が前記密巻きコイル22の内
径に収まる位置に水密に固定されている。
【0063】図16の82は前記制御器73が内蔵する
プログラムの行う工程を示すフロー図である。該フロー
図82は三工程に大別できる。83は第一工程で濾過用
助剤供給工程である。該濾過用助剤供給工程83におい
て、前記原水室54内の濾体25の外周に濾過用助剤5
8を付着させる。
【0064】84は第二工程で濾過工程である。該第二
工程84において原水を濾過する、85は第三工程で逆
洗工程である。該逆洗工程85において、第二工程で原
水中の微粒子を濾過して目詰まりした濾過用助剤58を
前記濾体25より洗い流し排出する。
【0065】本逆洗式濾過装置は以上三工程を終了した
後、第一工程に戻り順次操作工程を繰り返し全自動で原
水の濾過を行う。
【0066】図14において51は浮きである。該浮き
51は、浮き本体52と押し棒53より成り、該押し棒
53は濾過水室55側より各連通孔57から密巻コイル
22の内径部に挿通されている。
【0067】前記浮き51の自重は密巻コイル22の予
荷重よりも十分重くかつ、浮き51の浮力よりも十分軽
い。押し棒53の長さは隔壁56の上面より密巻コイル
22の底板26までの深さよりも50mmだけ長く設定
されている。
【0068】また隔壁56の上面から濾過水室55の上
の外壁までの内法高さは、浮き本体52の高さよりも7
0mm以上高く製作されている。隔壁56の下面から原
水室54の下底までの内法高さは、密巻きコイル22の
取り付け長さよりも70mm以上長く作られている。循
環水管66は下端が濾過用助剤供給ポンプ62の吸い込
み口と連結されている。
【0069】次にその作用を図14で説明する。図14
において浮き51は濾過用助剤供給工程83の初期を除
き逆洗開始までの各工程の間濾過水室55内で浮いてい
るため押し棒53は密巻コイル22の底板26から離れ
ている。従って逆洗工程85までは浮き51は密巻きコ
イル22に何の作用も及ぼさない。
【0070】本濾過装置を上水道水または工業用水の供
給施設の無い所で使用する場合、濾過用助剤供給ポンプ
62の濾過用助剤供給口81からは濾過用助剤58の濃
縮液を投入し、前記濾過用助剤供給ポンプ62内で原水
を混和させる。なおこの際原水室54、濾過水室55は
空であり、従って浮き51は図14に破線で示すように
密巻きコイル22を約50mm伸張した状態にある。
【0071】制御器73は濾過用助剤供給工程83の制
御を行なう。原水室54内には濾過用助剤供給ポンプ6
2から供給される原水に濾過用助剤58を懸濁した水が
濾過用助剤供給管61から原水室に供給され、次第に水
位を高め満水となる。この原水は図14に破線で示され
た密巻きコイル22の伸張された隙間を通過して濾過水
室側に入り水位を上昇させつつ浮き51を浮上させる。
【0072】該浮き51の浮上に伴い密巻きコイル22
の底板26から押し棒53が離れた時、密巻きコイル2
2は密巻き状態に復元し、隙間24が確保される。この
懸濁水は、初期には前記密巻きコイル22の隙間24を
一部通過するが大部分は図15に示すように通過せず隙
間部より次第に密巻きコイル22の外側に向かって蓄積
される。従って原水室54内が満水となり濾過水室55
が満水となると、循環水管66より電磁弁68を経て循
環水管66を通り濾過用助剤供給ポンプ62へと循環す
る。
【0073】この循環水は、再び原水室54に入り濾体
25の隙間より外側に向かって蓄積された濾過用助剤5
8により通過を阻まれ循環を繰り返すうちに全てが密巻
きコイル22の隙間より外側に向かって蓄積される。こ
うして循環水が完全に透明となった時には前記濾体25
の外周に濾過用助剤58が濾過層59を構成している。
【0074】次に制御器73は、第2工程の濾過工程8
4に移り導線74、導線75を介して電磁弁63に開弁
信号を、電磁弁64に閉弁信号を夫々送り、濾過用助剤
供給管61から原水管60への切替を行い原水の濾過を
行なう。制御器73は導線76、導線77を介して電磁
弁67に開弁、電磁弁68に閉弁信号をそれぞれ送り、
循環水管66から濾過水管65へ切替える。
【0075】これにより原水室54内には原水が供給さ
れ原水に含まれる微粒子は濾過層59により濾過され密
巻きコイル22の隙間24を通過した濾過水は濾過水室
55濾過水管65へと送り出される。前記濾過層59は
原水の微粒子を濾過する過程で目詰まりし、密巻きコイ
ル22の上下方向の中心軸に直角方向の濾過圧力を受け
る。この力は濾過時間が長引くに連れて大きくなる。こ
の圧力により該濾過層59の濾過用助剤58は隙間方向
に向かって食い込むことになる。
【0076】上記濾過による濾過用助剤58の目詰まり
により濾過処理される原水の量は減ってくる。そこで所
定時間経過後または濾過圧力が所定の圧力に達した所で
制御器73は導線74、導線76を介して電磁弁63、
電磁弁67に夫々閉弁信号を送る。
【0077】これで制御器73は濾過工程84から逆洗
工程85へと制御を移し、導線78導電79を介して電
磁弁70,電磁弁72に夫々開弁信号を送る。
【0078】これにより原水管60から原水室54への
供給は停止し、原水室54内の原水は排水管71より排
水され、大気が吸気管69を経て濾過水室55内に導入
され、濾過水室55内の濾過水は洗滌水として水位を下
降させ、隔壁56の連通孔57、密巻きコイル22の内
側からスペーサ24による隙間を通って原水室54側へ
流出する。これに伴い浮き51は下降し、押し棒53は
密巻きコイル22の底板26に接触し更に自重で密巻き
コイル22を図14の破線で示す状態まで伸ばし、密巻
きコイル22の間に圧入されていた濾過用助剤58の拘
束力を解放する。こうして濾過用助剤58は洗滌水によ
り密巻きコイル22の内側よりスペーサ24による隙間
の周囲も含め綺麗に洗い流され原水室54より排出され
る。
【0079】制御器73は導線78、導線79を介して
電磁弁70,電磁弁72にそれぞれ閉弁信号を送り逆洗
工程を終了する。
【0080】次に制御器73は再び濾過用助剤供給工程
83に戻り次のサイクルを継続する。これ以降原水室5
4内には濾過用助剤供給口81から供給される濾過用助
剤58の濃縮液を薄めて懸濁した原水が供給されること
になる。
【0081】本発明の実施の形態の第五例によれば濾過
用助剤58の逆洗が確実に出来る。従って長時間に亘り
性能の劣化が無いので、長期間に亘る自動運転の継続が
可能となる。
【0082】なお逆洗により排出される目詰まりした濾
過用助剤58は、本来無害な珪藻土を焼成後粉砕したも
のであるから環境汚染の恐れはない。
【0083】本発明の実施の形態の第一例、第二例では
濾体用円板を使用したが本説明でも理解されるように平
板であれば外形が四角形でも多角形でも良く円板である
必要はないので請求項では平板とした。
【0084】本発明の実施の形態の第一例及び第二例に
おいて平板の材料としてステンレス鋼板を使用した例を
示したが、材料として一般鋼材、アルミ材、銅又はその
合金等の金属は勿論のこと熱硬化性樹脂も使用可能であ
る。具体的には熱硬化性樹脂の金属に対する優位性は比
重が小さいことである。勿論濾過対象流体に対する安定
性、作動時の温度、により選択されるが、ポリアセター
ル、ポリカーボネート、ポリアミド、ポリエステル等エ
ンジニアリングプラスチックは特に好適である。
【0085】その一例としてCD−ROMの廃盤を利用
して図1に示す濾体用平板に加工する場合を検討する
と、材料はポリカーボネートであり,表面硬度、剛性、
表面の平滑度、使用温度が60℃以下の有機溶剤を含ま
ぬ汚水の濾過には十分適応している。これら樹脂の濾体
は金属製の濾体に比較して十分軽いため逆洗時濾体を容
易に回転駆動できる。又装置自体の軽量化に十分貫献で
きる。又平板にはスクリーン印刷によるスペーサ等の形
成も可能である。
【0086】濾体の清掃間隔が十分長い場合には濾体を
取り出して清掃することが可能であるから逆洗機構は必
須要件ではないので請求項では濾過装置とした。等発明
の要旨を逸脱しない範囲で変更は自由であることは勿論
である。
【0087】
【発明の効果】本発明は以上説明したように以下に記載
されるような効果を奏する。 1.請求項1による効果は、プレス等の型又はエチッン
グ等の高価で時間の掛かる製法が、安価で大量印刷が可
能な印刷用版で代用が可能であるから、経済的なスペー
サ付き積層板が得られる。プレスと異なり平板に変形を
与えないためより薄い剛性の少ない材料が選べるので安
価且つ生産準備期間が短く早く生産に着手できる。スペ
ーサ等の形状の設計が自由である。このため濾過効率が
良く洗浄による回復率の高い濾体とすることが出来る。
スペーサの印刷と同時に部品番号とか組立管理に必要な
位置決めマーク等の記号等を同時に設けることが出来
る。 2.請求項2による効果は、スペーサ等の高さ管理を版
の板厚で制御できるので管理が容易且つ確実である。 3.請求項3による効果は、平板の片側にスペーサを設
け他の面その他の記号、番号等の目的に応じて面を使い
分けることが出来る。これは生産性の向上、濾体に特別
な機能を付与することもできる等の効果を奏する。又濾
体用平板の両面の同じ位置にスペーサを設け、相互のス
ペーサを重ねるよう積層することにより両面のスペーサ
の高さの和に等しい隙間を確保することができる。 4.請求項4の効果は、片面に全ての情報が表示できる
ので安価な部品用に適している。 5.請求項5の効果は、濾過抵抗の少ない濾体とするこ
とが出来る。 6.請求項6の効果は、洗浄の容易な濾体となり逆洗に
よる回復率の高い濾体となる。 7.請求項7の効果は、平板を容易且つ安価に大量生産
できる。 8.請求項8の効果は、大量生産され廃棄量も多いCD
−ROMの材料を廃物利用できる。 9.請求項9の効果は、従来高価なロールを使ってした
凹凸加工が安価の版で容易に出来るので少量生産にも早
期に対応できるようになる。 10.請求項10の効果は、少量の需要に対しても安価
に濾体が生産できるので、所要の濾体を備えた逆洗式濾
過装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第一例を示す濾体用円板の上面
図である。
【図2】図1の正面図である。
【図3】図1の濾体用円板を積層した濾体の正面図であ
る。
【図4】長尺の平板上にスクリーン印刷法により図1の
濾体用円板を多数生成した状態を模式的に示す斜視図で
ある。
【図5】スペーサの好ましくない形状例を説明する図で
ある。
【図6】スペーサの好ましい形状例を説明する図であ
る。
【図7】片面にスペーサを設けた濾体用円板を重ねた例
を示す説明図である。
【図8】両面の同じ位置にスペーサを設けた濾体用円板
を、スペーサ同士を重ねて大きい隙間を確保した例を示
す説明図である。
【図9】密巻きコイル用細線を作成する説明図である。
【図10】密巻きコイル濾体の正面図である。
【図11】図10のA部の部分拡大図である。
【図12】本発明の実施の形態の第三例の濾過装置を示
す正面断面図である。濾体は図13のC−C断面図であ
る。
【図13】図12のB−B断面図である。
【図14】本発明の実施の形態の第四例を示す濾過装置
の正面断面図である。
【図15】図14の部分拡大図で濾過層の生成状況を示
す。
【図16】図14の濾過装置の工程フロー図である。
【図17】従来技術の積層濾体用円板の図である。
【図18】図17の円板を組み立てた濾体を使用した従
来技術の濾過装置である。
【符号の説明】
1、200 濾体用円板 2 円板本体 3 孔 4、13,14,15,16,17,19,21,24
スペーサ 7、25、205 濾体 12 回転軸 18 長尺バネ鋼 20 細線 22 密巻きコイル 23 マーク 26、211 端板 27 版 28 版の孔 29 版の孔 30、50 濾過装置 31、54、207 原水室 32、55、206 濾過水室 33、209 仕切 34 原水用開口 35 濾過水用開口 36 連通孔 37 濾過水路 41 通孔 42,43 カップリング 44 ベアリング 45 モーター 46 モータの駆動軸 51 浮き 52 浮き本体 53 押し棒 56 隔壁 57 連通孔 58 濾過用助剤 59 濾過層 60 原水管 61 濾過用助剤供給管 62 濾過用助剤供給ポンプ 63、64、67,68、70,72 電磁弁 65 濾過水管 66 循環水管 69 吸気管 71 排水管 73 制御器 74、75,76,77,78,79,80 導線 81 濾過用助剤供給口 82 工程フロー図 83 濾過用助剤供給工程 84 濾過工程 85 逆洗工程 201 円板 202 通孔 203 突起 204 濾過器 208 原水室開口 210 濾過水室開口 212 濾過水管 213 ナット

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】中央部に孔を設けた多数の濾体用平板を、
    各濾体用平板間に所定の隙間を設けて積層し、その両端
    に外部と内部を仕切る隔壁を設けたものにおいて、前記
    隙間は前記濾体用平板の側面にスペーサ等を印刷により
    設けたことを特徴とする濾過装置の濾体。
  2. 【請求項2】スペーサ等の印刷が、スクリーン印刷法に
    より行われることを特徴とする請求項1に記載の濾過装
    置の濾体。
  3. 【請求項3】スペーサ等の印刷が、各濾体用平板の両面
    にスクリーン印刷法等により行われていることを特徴と
    する請求項1及び請求項2に記載の濾過装置の濾体。
  4. 【請求項4】スペーサ等の印刷が、各濾体用平板の片面
    にスクリーン印刷法等により行われていることを特徴と
    する請求項1及び請求項2に記載の濾過装置の濾体。
  5. 【請求項5】スペーサを、濾過抵抗の少ない形状又は濾
    体用平板間を通過中の濾液の速度分布がなだらかとなる
    形状としたことを特徴とする請求項1乃至請求項4に記
    載の濾過装置の濾体。
  6. 【請求項6】スペーサを、濾過装置の逆洗時、濾体用平
    板間に残留する微粒子を容易に洗い流し得る形状とした
    ことを特徴とする請求項1乃至請求項4に記載の濾過装
    置の濾体。
  7. 【請求項7】大型の平板にスペーサの印刷を含む複数の
    濾体用平板を生成し、その後個々の濾体用平板に成形す
    ることを特徴とする請求項1乃至請求項6に記載の濾体
    用平板の成型方法。
  8. 【請求項8】濾体用平板にCD−ROM用円板を使用し
    たことを特徴とする請求項1乃至請求項6に記載の濾過
    装置用濾体。
  9. 【請求項9】角断面の細線の対向する二面を相互に対向
    させて所定の隙間を確保して密着方向に予荷重を与えて
    コイル状に巻かれ且つ、少なくともその一端を端板で外
    部と内部とを仕切った濾過装置のコイル状濾体におい
    て、前記所定の隙間は前記対向面に印刷により設けたス
    ペーサにより確保されていることを特徴とする濾過装置
    用濾体。
  10. 【請求項10】逆洗時コイル状濾体を伸張して線間の隙
    間を増大する機構を備えた濾過装置に於いて、請求項9
    に記載の濾体を用いたことを特徴とする濾過装置。
JP2002045446A 2002-01-17 2002-01-17 濾過装置の濾体、それを用いた濾過装置及び濾体用平板の製造方法 Pending JP2003210916A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002045446A JP2003210916A (ja) 2002-01-17 2002-01-17 濾過装置の濾体、それを用いた濾過装置及び濾体用平板の製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002045446A JP2003210916A (ja) 2002-01-17 2002-01-17 濾過装置の濾体、それを用いた濾過装置及び濾体用平板の製造方法

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003210916A true JP2003210916A (ja) 2003-07-29

Family

ID=27655341

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002045446A Pending JP2003210916A (ja) 2002-01-17 2002-01-17 濾過装置の濾体、それを用いた濾過装置及び濾体用平板の製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003210916A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008056635A1 (fr) * 2006-11-10 2008-05-15 Nippon Eirich Co., Ltd. Dispositif de filtration
JP2011212557A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Nippon Kinzoku Co Ltd 濾過器
WO2012128235A1 (ja) * 2011-03-24 2012-09-27 東京エレクトロン株式会社 濾過用フィルター及びその製造方法
WO2013136531A1 (ja) * 2012-03-13 2013-09-19 関西化工株式会社 多重円板式微細気泡散気装置

Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50143174U (ja) * 1974-04-25 1975-11-26
JPS5430577A (en) * 1977-08-09 1979-03-07 Teiji Yoshikawa Filter device
JPS6377509A (ja) * 1986-09-16 1988-04-07 ボル・ウント・キルヒ・フイルテルバウ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング フイルタ
JPH05503028A (ja) * 1989-08-15 1993-05-27 クロス マニュファクチュリング カンパニー (1938) リミテッド フィルターエレメント
JPH11290619A (ja) * 1998-04-06 1999-10-26 Koyo Giken:Kk 濾過装置
JP2001276516A (ja) * 2000-03-30 2001-10-09 Atom Engineering:Kk 逆洗式バネ濾過装置

Patent Citations (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS50143174U (ja) * 1974-04-25 1975-11-26
JPS5430577A (en) * 1977-08-09 1979-03-07 Teiji Yoshikawa Filter device
JPS6377509A (ja) * 1986-09-16 1988-04-07 ボル・ウント・キルヒ・フイルテルバウ・ゲゼルシヤフト・ミツト・ベシユレンクテル・ハフツング フイルタ
JPH05503028A (ja) * 1989-08-15 1993-05-27 クロス マニュファクチュリング カンパニー (1938) リミテッド フィルターエレメント
JPH11290619A (ja) * 1998-04-06 1999-10-26 Koyo Giken:Kk 濾過装置
JP2001276516A (ja) * 2000-03-30 2001-10-09 Atom Engineering:Kk 逆洗式バネ濾過装置

Cited By (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2008056635A1 (fr) * 2006-11-10 2008-05-15 Nippon Eirich Co., Ltd. Dispositif de filtration
JP2008119579A (ja) * 2006-11-10 2008-05-29 Nippon Airitsuhi Kk ろ過装置
JP2011212557A (ja) * 2010-03-31 2011-10-27 Nippon Kinzoku Co Ltd 濾過器
WO2012128235A1 (ja) * 2011-03-24 2012-09-27 東京エレクトロン株式会社 濾過用フィルター及びその製造方法
JP2012210619A (ja) * 2011-03-24 2012-11-01 Tokyo Electron Ltd 濾過用フィルター及びその製造方法
US9022225B2 (en) 2011-03-24 2015-05-05 Tokyo Electron Limited Filtration filter and production method therefor
WO2013136531A1 (ja) * 2012-03-13 2013-09-19 関西化工株式会社 多重円板式微細気泡散気装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CN201168468Y (zh) 一种逆流式高效净水器
AU2014203466A1 (en) Fluid filtration and particle concentration device and methods
CN105531007A (zh) 过滤装置和滤芯
CN209317161U (zh) 一种高效节能可移式微孔过滤器
CA2913397A1 (en) Filter element and method for manufacturing the filter element
CN111686498A (zh) 一种高压过滤机
CN201988256U (zh) 一种精度可调的碟片式过滤器
JP2003210916A (ja) 濾過装置の濾体、それを用いた濾過装置及び濾体用平板の製造方法
CN103272427A (zh) 低压自清洗连续过滤器
JP2001120912A (ja) 濾過装置
US4944887A (en) Regenerative diatomaceous earth filter
EP1149619B1 (de) Filtereinrichtung zum Klären von verschmutzten Flüssigkeiten
WO2006058844A1 (de) Filtereinrichtung und verfahren zum klären von verschmutzten flüssigkeiten
JP2000176214A (ja) 濾過装置および濾過方法
CN203264364U (zh) 一种360度进水旋转水下过滤床装置
KR200222527Y1 (ko) 다단의 여과층이 구비된 오폐수 여과장치
CN209848462U (zh) 一种易于更换滤芯的精密过滤器
CN2721194Y (zh) 动态过滤机
JP3090022U (ja) ストレーナ装置
CN208802955U (zh) 一种水过滤精度高的反冲洗水过滤器
JP4171248B2 (ja) 浮上濾材を用いた濾過装置
CN117138433B (zh) 一种自动反冲洗过滤器
CN205019814U (zh) 液体过滤器
CN217077100U (zh) 一种环保用废水沉淀装置
CN110523529A (zh) 一种钢球冷镦机冷镦油回收系统

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050114

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070129

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070213

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20070724