JP2003210328A - 電気湯沸かし器 - Google Patents

電気湯沸かし器

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JP2003210328A JP2002018070A JP2002018070A JP2003210328A JP 2003210328 A JP2003210328 A JP 2003210328A JP 2002018070 A JP2002018070 A JP 2002018070A JP 2002018070 A JP2002018070 A JP 2002018070A JP 2003210328 A JP2003210328 A JP 2003210328A
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Masamichi Komada
雅道 駒田
Kazuyuki Shimada
一幸 島田
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 使用者の使用実態を学習し、学習デ−タに基
づき、手間なく且つ精度良く省エネ自動運転ができる電
気湯沸かし器を提供すること。 【解決手段】 容器2内の液体を加熱する加熱手段4
と、使用状態を検出する使用検知手段14と、使用検知
手段の出力を所定単位時間毎に所定日数の間記憶する記
憶手段16を備え、記憶手段16から得られた使用実態
に基づき、使用時間帯は使用者の所望する保温温度への
温調動作を、不使用時間帯は加熱動作の抑制もしくは停
止を行なうよう加熱手段4を自動制御するようにしたも
のである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、使用者の使用状況
を学習し、学習した結果に基づき、お湯の温調制御を自
動的に行う電気湯沸かし器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の電気湯沸かし器におい
て、使用者があらかじめ曜日、時刻に対する所望温度を
設定した上で、自動温度制御を行うものが提案されてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前記従
来の技術では、使用者が温度設定を行うという煩わしさ
があり、また設定忘れや設定間違いなどで自動温度制御
が使用者の所望するもとと相違する可能性があった。
【0004】本発明は、使用者の使用実態を学習し、学
習デ−タに基づき使用時間帯は使用者の所望する湯温維
持動作を、不使用時間帯はお湯への加熱動作を停止もし
くは抑制することで、手間なく且つ精度良く省エネ自動
運転ができる電気湯沸かし器を提供することを課題とす
る。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明は、容器内の液体を加熱する加熱手段と、使用
状態を検出する使用検知手段と、使用検知手段の出力を
所定単位時間毎に所定日数の間記憶する記憶手段を備
え、記憶手段から得られた使用実態に基づき加熱手段の
動作を制御するようにしたものである。
【0006】前記構成をとることにより、使用者の使用
実態を精度よく検出でき、使用者に手間をかけることな
く且つ精度良く省エネ自動運転できる。
【0007】
【発明の実施の形態】請求項1に記載の発明は、液体を
収容する容器と、容器内の液体を加熱する加熱手段と、
使用状態を検出する使用検知手段と、使用検知手段の出
力を所定単位時間毎に所定日数の間記憶する記憶手段を
備え、記憶手段から得られた使用実態に基づき加熱手段
の動作を制御することにより、使用者の使用実態を学習
し、学習デ−タに基づき加熱動作を自動制御すること
で、手間なく省エネ自動運転ができる。
【0008】請求項2に記載の発明は、特に、請求項1
に記載の記憶手段に、所定単位時間の累積時間から判別
できる1日の中の相対時間帯を併せて記憶するようにし
たもので、使用者の使用実態を精度よく学習し、学習デ
−タに基づき使用時間帯と不使用時間帯とで加熱動作の
制御を自動切換えすることで、短い学習期間で、手間な
く且つ精度良く省エネ自動運転ができる。
【0009】請求項3に記載の発明は、特に、請求項1
に記載の記憶手段に、現在時刻もしくは現在年月日と現
在時刻を併せて記憶するようにしたもので、各時刻毎も
しくは各年月日の時刻の学習デ−タに基づき使用時間帯
と不使用時間帯とで加熱動作の制御を自動切換えするこ
とで、手間なく且つ精度良く省エネ自動運転ができ、ま
た、昼夜別、季節別に異なる最適省エネ自動運転を行う
ことができる。
【0010】請求項4に記載の発明は、特に、請求項2
または3に記載の加熱動作の制御を、同一時間帯での使
用検知手段からの出力頻度に応じて、使用時間帯と不使
用時間帯を識別し、不使用時間帯の保温温度設定を、使
用温度時間帯の保温温度設定より低くする、あるいは加
熱動作を停止させるようにすることで、手間なく且つ精
度良く省エネ自動運転ができる。
【0011】請求項5に記載の発明は、特に、請求項2
または3に記載の加熱動作の制御を、同一時間帯で使用
検知手段からの出力があった日数に応じて、使用時間帯
と不使用時間帯を識別し、不使用時間帯の保温温度設定
を、使用温度時間帯の保温温度設定より低くする、ある
いは加熱動作を停止させるようにすることで、手間なく
且つ精度良く省エネ自動運転ができる。
【0012】請求項6に記載の発明は、特に、請求項2
または3に記載の加熱動作の制御を、同一時間帯での使
用検知手段からの出力頻度に応じて、時間帯毎に保温温
度設定あるいは加熱動作の停止を行うようにすること
で、手間なく且つ精度良く省エネ自動運転ができる。保
温温度設定を使用頻度が大きければ高くする方向で複数
種類設定すれば、使用者の使い勝手は向上する。
【0013】請求項7に記載の発明は、特に、請求項4
〜6いずれか1項に記載の、使用時間帯の保温温度設定
もしくは使用検知手段からの出力頻度が高い時間帯の保
温温度設定を、使用者が複数種類切り替ることが可能と
したことで、手間なく且つ精度良く省エネ自動運転がで
き、使い勝手も向上する。
【0014】請求項8に記載の発明は、特に、請求項4
または5または7に記載の、使用時間帯と不使用時間帯
の識別を行う出力頻度あるいは使用日数の判定値を、使
用者が複数種類切り替ることが可能としたことで、手間
なく且つ精度良く省エネ自動運転ができ、自動運転の省
エネ率を自在にコントロ−ルできる。
【0015】請求項9に記載の発明は、請求項2〜8い
ずれか1項に記載の記憶手段への記憶方法を、使用検知
手段の出力があった時間帯の、所定単位時間の整数倍分
前あるいは後あるいは前後の時間帯も使用検知手段の出
力があったとして記憶するようにすることで、実際の不
使用時間帯から使用時間帯に移行の前に加熱手段が動作
させたり、実際の使用時間帯から不使用時間帯に移行の
後に加熱手段がオフされたりし、不使用時間帯から使用
時間帯に移行時の温度上昇時間や使用時間帯から使用時
間帯に移行時の温度低下を考慮した精度良い省エネ自動
運転ができる。
【0016】請求項10に記載の発明は、請求項2〜9
いずれか1項に記載の加熱動作の制御を、使用時間帯と
識別した時間帯の、所定単位時間の整数倍分前あるいは
後あるいは前後の時間帯も、使用時間帯と同じ保温温度
設定とすることで、実際の不使用時間帯から使用時間帯
に移行の前に加熱手段が動作させたり、実際の使用時間
帯から不使用時間帯に移行の後に加熱手段がオフされた
りし、不使用時間帯から使用時間帯に移行時の温度上昇
時間や使用時間帯から使用時間帯に移行時の温度低下を
考慮した精度良い省エネ自動運転ができる。
【0017】請求項11に記載の発明は、請求項1〜1
0いずれか1項に記載の使用検出手段が容器内の液体を
吐出する出湯操作であるとしたものであり、出湯操作は
実際の使用実態に近いため、精度良く省エネ自動運転が
できる。
【0018】請求項12に記載の発明は、請求項1〜1
0いずれか1項に記載の使用検出手段が容器内の液体を
吐出する出湯操作を許可する出湯ロック解除スイッチ操
作であるとしたものであり、出湯ロック解除スイッチ操
作操作は実際の使用実態に近いため、精度良く省エネ自
動運転ができる。
【0019】請求項13に記載の発明は、請求項1〜1
0いずれか1項に記載の使用検出手段が再沸騰スイッチ
により湯沸かし動作を行った間であるとしたものであ
り、再沸騰スイッチによる湯沸かし動作も使用者の使用
の意志の現れであり、これを使用があったと学習するこ
とで、精度良く省エネ自動運転ができる。
【0020】請求項14に記載の発明は、請求項1〜1
0いずれか1項に記載の使用検出手段が給水により湯沸
かし動作を行った間であるとしたものであり、給水によ
る湯沸かし動作も使用者の使用の意志の現れであり、こ
れを使用があったと学習することで、精度良く省エネ自
動運転ができる。
【0021】請求項15に記載の発明は、請求項1〜1
4いずれか1項に記載の構成、作用に加えて、商用電源
が切り離された時、バックアップ電源により計時動作を
継続することを特徴としており、商用電源の停止があっ
たとしても精度良く省エネ自動運転ができる。
【0022】
【実施例】以下本発明の実施例について、図面を参照し
ながら説明する。
【0023】(実施例1)図1は実施例1における構成
図である。図1において、本体1内に上面開口の水を収
容する容器2があり、容器2の上部を覆う蓋3が配置さ
れている。また、容器2内の水を加熱する加熱手段4
と、容器2内の水温を検知する温度センサー5と、容器
2内のお湯を、吐出口19から外部に導くための電動ポ
ンプ7と、電動ポンプ7の駆動源となるモ−タ−6が下
方に、商用電源を入力する商用電源供給手段20が側方
に、使用者が容易に操作できる操作部8が上方に配置さ
れている。ここで、操作部8は、お湯を出湯するための
出湯スイッチ9と出湯動作の動作を許可するための出湯
ロック解除スイッチ10と、保温状態にあるお湯を再度
沸き上がらせるための再沸騰スイッチ11と、保温温度
を設定するための保温温度設定選択スイッチ12と、湯
温と保温温度設定を表示する(図1では湯温98℃、9
8保温設定の状態を表示)表示素子13から構成されて
おり、また、加熱手段4は、容器2内の水を沸騰させる
大きな出力をもつもの、例えば1000Wの主ヒ−タ−
と、容器2内の水を保温する比較的小さな出力をもつも
の、例えば75Wの補助ヒ−タ−とで構成されている。
【0024】次に、14は操作部8からの信号を入力と
し、記憶手段16へ信号出力する使用検知手段であり、
15は記憶手段16へ信号出力する計時手段であり、1
6は使用検知手段14と計時手段15からの信号を入力
とし、制御手段17に信号出力する記憶手段であり、1
7は温度センサ−5と記憶手段16からの信号を入力と
し、加熱手段4へ信号出力する制御手段である。
【0025】商用電源供給手段20を介して商用電源が
供給されると、計時手段15が動作し、あらかじめ設定
された所定単位時間毎に使用検知手段14からの出力を
記憶手段16に記憶していく。使用検知手段14の出力
は、使用者が出湯ロック解除し、出湯スイッチを入力す
る実際の吐出操作が行なわれたか否かによって発生し、
また記憶手段16では所定単位時間の累積時間も記憶す
るようにしているため、1日24時間の中の相対時間帯
とその使用、不使用を対応させながら記憶手段16に蓄
積できる。そして、前記の動作を所定日数間行い、所定
日数経過時点で制御手段17により各時間帯毎の累積加
算を行ない、使用日数が所定日以上の時間帯を使用時間
帯、所定日未満の時間帯を不使用時間帯と識別する。こ
の識別を行なった後は、やはり制御手段17で使用時間
帯は使用者が所望する保温温度(ここでは98℃とす
る)、不使用時間帯は使用者が所望する保温温度より低
い温度(ここでは60℃とする)となるよう加熱手段4
を1日周期で自動制御する。
【0026】本実施例の加熱手段自動制御方法を図2を
参照しながら更に詳細に説明する。所定単位時間は1.
5時間、所定日数を3日間、使用時間帯と不使用時間帯
の判定日数は2日として、以後説明する。図2の(a)
(b)(c)にあるように、学習3日間の1.5時間毎
の出湯頻度が図示のようであった場合、記憶手段へは
1.5時間内に1度でも出湯操作があれば“1”、1度
も出湯操作がなければ“0”として、1日あたり16の
異なる領域にデ−タが書き込まれる。1.5時間の時間
経過とともに、1から16に向かって書き込み対象デ−
タ領域は順次移行していくため、デ−タ領域の添え数字
は1は0〜1.5時間、2は1.5時間〜3時間という
形で1日24時間中の相対時間帯を意味するものとな
る。所定学習日数を3日間記憶手段へのデ−タ書き込み
を終えた後、各時間帯毎の累積加算を行い、結果が
“2”以上なら使用時間帯、“2”未満なら不使用時間
帯と24時間分区分する。そして、3日の学習経過後
は、使用時間帯は98℃保温、不使用時間帯は60℃保
温となるよう加熱手段を自動動作させる。図2−(d)
は、図2−(a)(b)(c)の使用実態があった場合
の、自動湯温コントロ−ルの1例を図示したものであ
る。
【0027】の時間帯では、補助ヒーターによる98
℃維持動作、の時間帯では主ヒーター、補助ヒーター
ともオフし60℃に向かわせている動作、の時間帯で
は補助ヒーターによる60℃維持動作、の時間帯では
60℃から98℃の絶対温度まで主ヒーターで温度上昇
させる動作を行っている。不使用時間帯は、通常保温よ
り低い温度で保温しているため省エネとなる。
【0028】以上のように本実施例においては、使用者
の使用実態を学習し、学習デ−タに基づき使用時間帯は
使用者の所望する湯温維持動作を、不使用時間帯はお湯
への加熱動作を抑制することで、手間なく且つ精度良く
省エネ自動運転ができる。
【0029】また、本実施例では、24時間タイマの相
対時間認識により学習を行なっているため、時計機能、
カレンダ−機能を保持する必要のない安価な構成となっ
ている。
【0030】また、不使用時間帯においても保温動作を
おこなっているため、自動運転中でもお湯の雑菌等の繁
殖を防ぐことができることに加えて、不使用と判断した
時間帯に使用者が所望のお湯が必要な際、再沸騰動作を
行なうことで比較的短時間に所望するお湯を得ることが
できる。
【0031】尚、本実施例では、24時間タイマによる
学習の説明をしたが、時計機能、カレンガ−機能を有
し、使用実態と絶対時刻を合わせて記憶するものとすれ
ば、例えば昼と夜、で不使用時間帯の保温温度設定を切
り替えたり 平日と土日の学習は切り分け、平日用休日
用それぞれ異なるパターンの自動運転ができ、自動運転
による省エネ効果をより高くすることができる。
【0032】尚、記憶手段への記憶方法を、使用検知手
段の出力があった時間帯の、所定単位時間の整数倍分前
あるいは後あるいは前後の時間帯も使用検知手段の出力
があったとして記憶するように置き換えることで、実際
の不使用時間帯から使用時間帯に移行の前に加熱手段を
動作させたり、実際の使用時間帯から不使用時間帯に移
行の後に加熱手段がオフされたりし、不使用時間帯から
使用時間帯に移行時の温度上昇時間や使用時間帯から使
用時間帯に移行時の温度低下を考慮した精度良い省エネ
自動運転ができる。
【0033】尚、加熱動作の制御を、使用時間帯と識別
した時間帯の、所定単位時間の整数倍分前あるいは後あ
るいは前後の時間帯も、使用時間帯と同じ保温温度設定
とするように置き換えることで、実際の不使用時間帯か
ら使用時間帯に移行の前に加熱手段が動作させたり、実
際の使用時間帯から不使用時間帯に移行の後に加熱手段
がオフされたりし、不使用時間帯から使用時間帯に移行
時の温度上昇時間や使用時間帯から使用時間帯に移行時
の温度低下を考慮した精度良い省エネ自動運転ができ
る。
【0034】また、本実施例では、不使用時間帯でも保
温動作させるとしたが、不使用時間帯は加熱動作停止さ
せるものとすれば、自動運転による省エネ効果をより高
くすることができる。
【0035】また、本実施例では、判定値2日で使用時
間帯と不使用時間帯のいずれかに分類したが、使用日数
によって時間帯の分類を複数増加させ、例えば2日以上
使用は98保温(使用者の所望温度)、1日以上2日未
満は70℃保温、0日は60℃保温とすることで、より
使用者の使用実態を勘案した使い勝手のよい省エネ自動
運転ができる。
【0036】また、本実施例では使用時間帯の保温温度
は98℃として説明したが、保温温度設定選択スイッチ
12によって98℃ないし85℃に切り替えられるもの
とすれば、使用者の使い勝手は更に向上する。
【0037】また、本実施例では、使用時間帯と不使用
時間帯の判定日数は固定日数であるとして説明したが、
例えば操作部8に判定日数切り替えスイッチを設け、使
用者が自在に自動運転時の省エネ度合いを切り替えられ
るものとすれば、使用者の使い勝手は更に向上する。
【0038】また、本実施例では、使用検出手段は出湯
操作であるとして説明したが、使用検出手段は出湯ロッ
ク解除スイッチ操作であるとしても、また再沸騰スイッ
チによる湯沸しが行なわれた間であったとしても、また
給水による湯沸し動作を行なった間であるとしても、前
記4種類の操作の任意の組み合わせであるとしたとして
も、本実施例と同等の効果が得られる。
【0039】また、本実施例では、商用電源が供給され
ていない場合の動作は特筆していないが、バックアップ
電源を保持させ商用電源オフ時は、バックアップ電源で
計時手段の動作を継続させるものであるとすれば、商用
電源のオンオフによる影響をうけない省エネ自動運転を
実現できる。
【0040】(実施例2)実施例2の構成図は、実施例
1における構成図と同一であるが、使用検出手段14の
記憶手段への取り込み手法と、記憶手段16に基づく制
御手段17の動作が異なる。以後、図3を参照しなが
ら、実施例1と相違する点に着目し説明する。
【0041】所定単位時間は1.5時間、所定日数を3
日間、使用時間帯と不使用時間帯の判定回数は3回とし
て、以後説明する。図3の(a)(b)(c)にあるよ
うに、学習3日間の1.5時間毎の出湯頻度が図示のよ
うであった場合、記憶手段へは1.5時間内に行なわれ
た出湯操作の回数が1日あたり16の異なる領域にデ−
タが書き込まれる。1.5時間の時間経過とともに、1
から16に向かって書き込み対象デ−タ領域は順次移行
していくため、デ−タ領域の添え数字は1は0〜1.5
時間、2は1.5時間〜3時間という形で1日24時間
中の相対時間帯を意味するものとなる。記憶手段へのデ
−タ書き込みを終えた後、各時間帯毎の累積加算を行
い、結果が“3”以上なら使用時間帯、“3”未満なら
不使用時間帯と24時間分区分する。そして、3日の学
習経過後は、使用時間帯は98℃保温、不使用時間帯は
60℃保温となるよう加熱手段を自動動作させる。図3
−(d)は、図3−(a)(b)(c)の使用実態があ
った場合の、自動湯温コントロ−ルの1例を図示したも
のである。の時間帯では、補助ヒーターによる98℃
維持動作、の時間帯では主ヒーター、補助ヒーターと
もオフし60℃に向かわせている動作、の時間帯では
補助ヒーターによる60℃維持動作、の時間帯では6
0℃から98℃の絶対温度まで主ヒーターで温度上昇さ
せる動作を行っている。不使用時間帯は、通常保温より
低い温度で保温しているため省エネとなる。
【0042】以上のように本実施例においては、使用者
の使用実態を学習し、学習デ−タに基づき使用時間帯は
使用者の所望する湯温維持動作を、不使用時間帯はお湯
への加熱動作を抑制することで、手間なく且つ精度良く
省エネ自動運転ができる。
【0043】また、本実施例では、24時間タイマの相
対時間認識により学習を行なっているため、時計機能、
カレンダ−機能を保持する必要のない安価な構成となっ
ている。
【0044】また、不使用時間帯においても保温動作を
おこなっているため、自動運転中でもお湯の雑菌等の繁
殖を防ぐことができることに加えて、不使用と判断した
時間帯に使用者が所望のお湯が必要な際、再沸騰動作を
行なうことで比較的短時間に所望するお湯を得ることが
できる。
【0045】尚、本実施例では、24時間タイマによる
学習の説明をしたが、時計機能、カレンガ−機能を有
し、使用実態と絶対時刻を合わせて記憶するものとすれ
ば、例えば昼と夜、で不使用時間帯の保温温度設定を切
り替えたり 平日と土日の学習は切り分け、平日用休日
用それぞれ異なるパターンの自動運転ができ、自動運転
による省エネ効果をより高くすることができる。
【0046】尚、記憶手段への記憶方法を、使用検知手
段の出力があった時間帯の、所定単位時間の整数倍分前
あるいは後あるいは前後の時間帯も使用検知手段の出力
があったとして記憶するように置き換えることで、実際
の不使用時間帯から使用時間帯に移行の前に加熱手段を
動作させたり、実際の使用時間帯から不使用時間帯に移
行の後に加熱手段がオフされたりし、不使用時間帯から
使用時間帯に移行時の温度上昇時間や使用時間帯から使
用時間帯に移行時の温度低下を考慮した精度良い省エネ
自動運転ができる。
【0047】尚、加熱動作の制御を、使用時間帯と識別
した時間帯の、所定単位時間の整数倍分前あるいは後あ
るいは前後の時間帯も、使用時間帯と同じ保温温度設定
とするように置き換えることで、実際の不使用時間帯か
ら使用時間帯に移行の前に加熱手段が動作させたり、実
際の使用時間帯から不使用時間帯に移行の後に加熱手段
がオフされたりし、不使用時間帯から使用時間帯に移行
時の温度上昇時間や使用時間帯から使用時間帯に移行時
の温度低下を考慮した精度良い省エネ自動運転ができ
る。また、本実施例では、不使用時間帯でも保温動作さ
せるとしたが、不使用時間帯は加熱動作停止させるもの
とすれば、自動運転による省エネ効果をより高くするこ
とができる。
【0048】また、本実施例では、判定値3回で使用時
間帯と不使用時間帯のいずれかに分類したが、使用日数
によって時間帯の分類を複数増加させ、例えば3回以上
使用は98保温(使用者の所望温度)、1回以上3回未
満は70℃保温、0回は60℃保温とすることで、より
使用者の使用実態を勘案した使い勝手のよい省エネ自動
運転ができる。
【0049】また、本実施例では使用時間帯の保温温度
は98℃として説明したが、保温温度設定選択スイッチ
12によって98℃ないし85℃に切り替えられるもの
とすれば、使用者の使い勝手は更に向上する。
【0050】また、本実施例では、使用時間帯と不使用
時間帯の判定回数は固定回数であるとして説明したが、
例えば操作部8に判定回数切り替えスイッチを設け、使
用者が自在に自動運転時の省エネ度合いを切り替えられ
るものとすれば、使用者の使い勝手は更に向上する。
【0051】また、本実施例では、使用検出手段は出湯
操作であるとして説明したが、使用検出手段は出湯ロッ
ク解除スイッチ操作であるとしても、また再沸騰スイッ
チによる湯沸しが行なわれた間であったとしても、また
給水による湯沸し動作を行なった間であるとしても、前
記4種類の操作の任意の組み合わせであるとしたとして
も、本実施例と同等の効果が得られる。
【0052】また、本実施例では、商用電源が供給され
ていない場合の動作は特筆していないが、バックアップ
電源を保持させ商用電源オフ時は、バックアップ電源で
計時手段の動作を継続させるものであるとすれば、商用
電源のオンオフによる影響をうけない省エネ自動運転を
実現できる。
【0053】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、使用者
の使用実態を学習し、学習デ−タに基づき使用時間帯は
使用者の所望する湯温維持動作を、不使用時間帯はお湯
への加熱動作を停止もしくは抑制することで、手間なく
且つ精度良い省エネ自動運転を行なうことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)本発明の第1、2の実施例を示す電気湯
沸かし器の構成図 (b)同、電気湯沸かし器の操作部を示す図
【図2】本発明の第1の実施例の加熱手段自動制御を示
す図であり、(a)は1日目、(b)は2日目、(c)
は3日目、(d)は4日目の状態を示す図
【図3】本発明の第2の実施例の加熱手段自動制御を示
す図であり、(a)は1日目、(b)は2日目、(c)
は3日目、(d)は4日目の状態を示す図
【符号の説明】
2 容器 4 加熱手段 14 使用検出手段 15 計時手段 16 記憶手段 17 制御手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 4B055 AA34 BA27 CC17 CD52 GA01 GA04 GA11 GB05 GB11 GB12 GB49

Claims (15)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体を収容する容器と、前記容器内の液
    体を加熱する加熱手段と、使用状態を検出する使用検知
    手段と、使用検知手段の出力を所定単位時間毎に所定日
    数の間記憶する記憶手段を備え、前記記憶手段から得ら
    れた使用実態に基づき前記加熱手段の動作を制御する電
    気湯沸かし器。
  2. 【請求項2】 所定単位時間の累積時間により1日の中
    の相対時間帯を併せて記憶する記憶手段を有した請求項
    1記載の電気湯沸かし器。
  3. 【請求項3】 現在時刻もしくは現在年月日と現在時刻
    を併せて記憶する記憶手段を有した請求項1記載の電気
    湯沸かし器。
  4. 【請求項4】 同一時間帯での使用検知手段からの出力
    頻度に応じて、使用時間帯と不使用時間帯を識別し、不
    使用時間帯の保温温度設定を、使用温度時間帯の保温温
    度設定より低くする、あるいは加熱動作を停止させるよ
    う前記加熱手段を制御する請求項2または3記載の電気
    湯沸かし器。
  5. 【請求項5】 同一時間帯で使用検知手段からの出力が
    あった日数に応じて、使用時間帯と不使用時間帯を識別
    し、不使用時間帯の保温温度設定を、使用温度時間帯の
    保温温度設定より低くする、あるいは加熱動作を停止さ
    せるよう前記加熱手段を制御する請求項2または3記載
    の電気湯沸かし器。
  6. 【請求項6】 同一時間帯での使用検知手段からの出力
    頻度に応じて、時間帯毎に保温温度設定あるいは加熱動
    作の停止を行うよう前記加熱手段を制御する請求項2ま
    たは3記載の電気湯沸かし器。
  7. 【請求項7】 使用時間帯の保温温度設定もしくは使用
    検知手段からの出力頻度が高い時間帯の保温温度設定
    は、使用者が複数種類切り替えることが可能な請求項4
    〜6いずれか1項に記載の電気湯沸かし器。
  8. 【請求項8】 使用時間帯と不使用時間帯の識別を行う
    出力頻度あるいは使用日数の判定値を、使用者が複数種
    類切り替えることが可能な請求項4または5または7記
    載の電気湯沸かし器。
  9. 【請求項9】 使用検知手段の出力があった時間帯の、
    所定単位時間の整数倍分前あるいは後あるいは前後の時
    間帯も使用検知手段の出力があったとして記憶手段に記
    憶する請求項2〜8いずれか1項に記載の電気湯沸かし
    器。
  10. 【請求項10】 使用時間帯と識別した時間帯の、所定
    単位時間の整数倍分前あるいは後あるいは前後の時間帯
    も、使用時間帯と同じ保温温度設定で前記加熱手段を制
    御する請求項2〜9いずれか1項に記載の電気湯沸かし
    器。
  11. 【請求項11】 使用検出手段は容器内の液体を吐出す
    る出湯操作であることを特徴とする請求項1〜10いず
    れか1項に記載の電気湯沸かし器。
  12. 【請求項12】 使用検出手段は容器内の液体を吐出す
    る出湯操作を許可する出湯ロック解除スイッチ操作であ
    ることを特徴とする請求項1〜10いずれか1項に記載
    の電気湯沸かし器。
  13. 【請求項13】 使用検出手段は再沸騰スイッチにより
    湯沸かし動作を行った間であることを特徴とする請求項
    1〜10いずれか1項に記載の電気湯沸かし器。
  14. 【請求項14】 使用検出手段は給水により湯沸かし動
    作を行った間あることを特徴とする請求項1〜10いず
    れか1項に記載の電気湯沸かし器。
  15. 【請求項15】 商用電源が切り離された時、バックア
    ップ電源により計時動作を継続することを特徴とする請
    求項1〜14いずれか1項に記載の電気湯沸かし器。
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