JP2003209530A - 干渉キャンセラ装置 - Google Patents

干渉キャンセラ装置

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JP2003209530A
JP2003209530A JP2002007855A JP2002007855A JP2003209530A JP 2003209530 A JP2003209530 A JP 2003209530A JP 2002007855 A JP2002007855 A JP 2002007855A JP 2002007855 A JP2002007855 A JP 2002007855A JP 2003209530 A JP2003209530 A JP 2003209530A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全てのステージにおいてウェイト演算部13
がウェイト演算を実施して、ウェイト乗算回路14−1
〜14−K,21−1〜22−Kがウェイトの乗算処理
を実施する。これにより干渉の除去精度が高められる
が、全てのステージにおいてウェイト演算を実施する必
要があるため、所望するビームの指向性パターンの形成
に長時間を要するなどの課題があった。 【解決手段】 第1ステージの干渉レプリカ生成部53
−1〜53−Nにおけるウェイト演算部72がウェイト
w1−n−1〜wK−n−1を演算し、そのウェイトw
1−n−1〜wK−n−1を第2ステージ及び最終ステ
ージに出力する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、例えば、CDM
A(Code Division Multiple
Access:符号分割多元接続)方式の通信システム
に用いられる干渉キャンセラ装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】移動体通信で用いられるCDMA方式に
は、マルチパスによる干渉やマルチユーザによる符号間
干渉があり、同一エリア内での通信可能なユーザ数に制
限が生じる。この様な干渉を低減する要素技術として干
渉キャンセラがある。これは受信拡散信号のうち、所望
のユーザ以外の信号を除去し、干渉を擬似的に取り除い
た上で所望のユーザの信号を復調するという技術であ
る。従来の干渉キャンセラは「シンボルレプリカ処理を
活用した逐次伝送路推定型CDMAマルチステージ干渉
キャンセラ」(RCS96−171、1997年2月)
などに記載されている。
【0003】干渉低減のためのもう一つの要素技術とし
て、アダプティブアレーアンテナというものがある。こ
れは適応信号処理アルゴリズムを用いてアンテナビーム
の指向性パターンを制御し、所望のユーザの信号と他の
ユーザの信号とを空間的に分離して、干渉をアンテナ数
による制限の範囲内で取り除いた上で所望のユーザの信
号を復調するというものである。アダプティブアレーア
ンテナの原理は「アレーアンテナによる適応信号処理」
(菊間信良著、科学技術出版)などに記載されている。
【0004】また、干渉キャンセラとアレーアンテナと
を組み合わせた受信機がある。これは、干渉キャンセラ
の各ステージのレプリカ生成部や、最終ステージの復調
部にウェイトを乗算する機能を組み込んだ回路を備える
ものであり、各ステージのレプリカ生成の精度が上がる
効果が得られる。また、参照信号には、既知シンボルだ
けでは所望するビームの指向性パターンの形成が遅いの
で、RAKE合成後の硬判定値をウェイト演算部に入力
する手法も存在する。
【0005】図19は例えば特開平11−275064
号公報に示された従来の干渉キャンセラ装置を示す構成
図であり、図において、1−1〜1−Kはアレーアンテ
ナを構成するアンテナ素子、2−1〜2−Kはアンテナ
素子1−1〜1−Kにより受信された拡散信号を所定時
間だけ保持してから出力する遅延器、3−1〜3−Nは
各ユーザの受信拡散信号のチップレプリカとシンボルレ
プリカを生成する干渉レプリカ生成部、4−1〜4−K
は遅延器2−1〜2−Kから出力された拡散信号から、
干渉レプリカ生成部3−1〜3−Nにより生成されたチ
ップレプリカをそれぞれ引き去る減算回路である。
【0006】5−1〜5−Kは減算回路4−1〜4−K
による減算後の信号である残差信号を所定時間だけ保持
してから出力する遅延器、6−1〜6−Nは各ユーザの
残差信号のチップレプリカとシンボルレプリカを生成す
る干渉レプリカ生成部、7−1〜7−Kは遅延器5−1
〜5−Kから出力された残差信号から、干渉レプリカ生
成部6−1〜6−Nにより生成されたチップレプリカを
それぞれ引き去る減算回路、8−1〜8−Nは減算回路
7−1〜7−Kによる減算後の信号である残差信号を逆
拡散して重み付け値を乗算し、その乗算結果を合成して
復号するアレーアンテナ復調部である。
【0007】図20は干渉レプリカ生成部3−1〜3−
N,6−1〜6−Nの内部を示す構成図であり、干渉レ
プリカ生成部3−1〜3−N,6−1〜6−Nは図20
からも明らかなように各パス毎に同一の構成が設けられ
ている。図において、11−1〜11−Kは各パスにお
いて受信拡散信号又は残差信号の逆拡散を行う逆拡散回
路、12−1〜12−Kは逆拡散回路11−1〜11−
Kの逆拡散結果に前ステージから出力されたシンボルレ
プリカを加算する加算回路、13は加算回路12−1〜
12−Kの加算結果と伝送路特性推定部16により推定
された伝送路特性と硬判定部19の硬判定値とを入力し
てウェイトを演算するウェイト演算部である。
【0008】14−1〜14−Kは加算回路12−1〜
12−Kの加算結果にウェイト演算部13により演算さ
れたウェイトを乗算するウェイト乗算回路、15はウェ
イト乗算回路14−1〜14−Kの乗算結果をビーム合
成するビーム合成部、16はビーム合成部15による合
成後のシンボルからシンボルの伝送路特性を推定する伝
送路特性推定部、17は伝送路特性推定部16により推
定された伝送路特性の複素共役をビーム合成部15によ
る合成後のシンボルに乗算して、シンボルの伝送路特性
を補償する乗算器である。
【0009】18は乗算器17により伝送路特性が補償
された各パスのシンボルをRAKE合成して軟判定値を
出力するRAKE合成部、19はRAKE合成部18か
ら出力された軟判定値を硬判定する硬判定部、20は硬
判定部19から出力された硬判定値に伝送路特性推定部
16により推定された伝送路特性を乗算する乗算回路、
21−1〜21−Kは乗算器20の乗算結果にウェイト
演算部13により演算されたウェイトの複素共役を乗算
して各素子のシンボルレプリカを生成するウェイト乗算
回路である。
【0010】22−1〜22−Kはウェイト乗算回路2
1−1〜21−Kにより生成されたシンボルレプリカか
ら前ステージにおいて生成されたシンボルレプリカを減
算する減算回路、23−1〜23−Kは減算回路22−
1〜22−Kの減算結果を逆拡散回路11−1〜11−
Kと同じ拡散コードで拡散する再拡散回路、24−1〜
24−Kは再拡散回路23−1〜23−Kから出力され
た各パスの拡散信号を加算して、各素子のチップレプリ
カを生成する加算回路である。
【0011】なお、第1ステージの干渉レプリカ生成部
3−1〜3−Nでは、前ステージからのシンボルレプリ
カの入力が存在しない。従って、加算回路12−1〜1
2−Kはなくてもよい。また、最終ステージのアレーア
ンテナ復調部8−1〜8−Nは、図20において、乗算
器20と、ウェイト乗算回路21−1〜21−Kと、減
算回路22−1〜22−Kと、再拡散回路23−1〜2
3−Kと、加算回路24−1〜24−Kとを取り除いた
ものに相当する。
【0012】次に動作について説明する。まず、アンテ
ナ素子1−1〜1−Kにより受信された拡散信号は、第
1ステージの遅延器2−1〜2−Kに入力されるととも
に、第1ステージの干渉レプリカ生成部3−1〜3−N
に入力される。第1ステージの干渉レプリカ生成部3−
1〜3−Nは、アンテナ素子1−1〜1−Kにより受信
された拡散信号を入力すると、各ユーザの受信拡散信号
のチップレプリカとシンボルレプリカを生成する。具体
的には次の通りである。
【0013】まず、干渉レプリカ生成部3−1〜3−N
の逆拡散回路11−1〜11−Kは、アンテナ素子1−
1〜1−Kにより受信された拡散信号を入力すると、各
パスの受信拡散信号の逆拡散を実施し、その逆拡散結果
を加算回路12−1〜12−Kに出力する。干渉レプリ
カ生成部3−1〜3−Nの加算回路12−1〜12−K
は、逆拡散回路11−1〜11−Kによる逆拡散後のシ
ンボルと前ステージにおいて生成されたシンボルレプリ
カを加算する。ただし、第1ステージでは、前ステージ
からシンボルレプリカを受けないので、実際には、逆拡
散回路11−1〜11−Kによる逆拡散後のシンボルを
そのままウェイト乗算回路14−1〜14−Kに出力す
る。
【0014】干渉レプリカ生成部3−1〜3−Nのウェ
イト乗算回路14−1〜14−Kは、加算回路12−1
〜12−Kから逆拡散後のシンボルを受けると、逆拡散
後のシンボルにウェイト演算部13により演算されたウ
ェイトw1−n−1〜wK−n−1を乗算する。ここ
で、ウェイト演算部13は、加算回路12−1〜12−
Kから出力された逆拡散後のシンボルと、伝送路特性推
定部16により推定された伝送路特性と、硬判定部19
の硬判定値とに基づいてウェイトw1−n−1〜wK−
n−1を演算する。
【0015】干渉レプリカ生成部3−1〜3−Nのビー
ム合成部15は、ウェイト乗算回路14−1〜14−K
から乗算結果を受けると、その乗算結果をビーム合成す
る。干渉レプリカ生成部3−1〜3−Nの伝送路特性推
定部16は、ビーム合成部15から合成後のシンボルを
受けると、合成後のシンボルからシンボルの伝送路特性
を推定する。そして、干渉レプリカ生成部3−1〜3−
Nの乗算器17は、伝送路特性推定部16により推定さ
れた伝送路特性の複素共役をビーム合成部15による合
成後のシンボルに乗算して、シンボルの伝送路特性を補
償する。
【0016】干渉レプリカ生成部3−1〜3−NのRA
KE合成部18は、乗算器17により伝送路特性が補償
された各パスのシンボルを入力すると、各パスのシンボ
ルをRAKE合成して軟判定値を出力する。干渉レプリ
カ生成部3−1〜3−Nの硬判定部19は、RAKE合
成部18から軟判定値を受けると、その軟判定値に対す
る硬判定を実施する。
【0017】干渉レプリカ生成部3−1〜3−Nの乗算
器20は、硬判定部19の硬判定値を受けると、その硬
判定値に伝送路特性推定部16により推定された伝送路
特性を乗算する。そして、干渉レプリカ生成部3−1〜
3−Nのウェイト乗算回路21−1〜21−Kは、乗算
器20の乗算結果にウェイト演算部13により演算され
たウェイトw1−n−1〜wK−n−1の複素共役を乗
算して第1ステージのシンボルレプリカs−z−n−1
−1〜s−z−n−K−1を生成する。なお、第1ステ
ージのシンボルレプリカは第2ステージに出力される。
【0018】干渉レプリカ生成部3−1〜3−Nの減算
回路22−1〜22−Kは、ウェイト乗算回路21−1
〜21−Kがシンボルレプリカs−z−n−1−1〜s
−z−n−K−1を生成すると、そのシンボルレプリカ
s−z−n−1−1〜s−z−n−K−1から前ステー
ジにおいて生成されたシンボルレプリカs−(z−1)
−n−1−1〜s−(z−1)−n−K−1を減算す
る。ただし、第1ステージにおいては、前ステージから
シンボルレプリカを受けないので、実際には、乗算回路
21−1〜21−Kにより生成されたシンボルレプリカ
をそのまま再拡散回路23−1〜23−Kに出力する。
【0019】干渉レプリカ生成部3−1〜3−Nの再拡
散回路23−1〜23−Kは、減算回路22−1〜22
−Kから減算結果を受けると、その減算結果を逆拡散回
路11−1〜11−Kと同じ拡散コードで拡散する。そ
して、干渉レプリカ生成部3−1〜3−Nの加算回路2
4−1〜24−Kは、再拡散回路23−1〜23−Kか
ら各パスの拡散信号を受けると、各パスの拡散信号を加
算して、各素子のチップレプリカc−z−n−1〜c−
z−n−Kを生成する。
【0020】減算回路4−1〜4−Kは、上記のように
して干渉レプリカ生成部3−1〜3−Nがチップレプリ
カc−1−1〜c−1−N(例えば、c−1−Nはc−
z−N−1〜c−z−N−Kに相当する)を生成する
と、遅延器2−1〜2−Kに保持されている受信拡散信
号を取り出し、その受信拡散信号から、そのチップレプ
リカc−1−1〜c−1−Nをそれぞれ引き去る処理を
行う。
【0021】減算回路4−1〜4−Kによる減算後の信
号である残差信号は、第2ステージの遅延器5−1〜5
−Kに入力されるとともに、第2ステージの干渉レプリ
カ生成部6−1〜6−Nに入力される。第2ステージの
干渉レプリカ生成部6−1〜6−Nは、減算回路4−1
〜4−Kから残差信号を入力すると、各ユーザの残差信
号のチップレプリカとシンボルレプリカを生成する。
【0022】第2ステージの干渉レプリカ生成部6−1
〜6−Nの動作は、基本的には第1ステージの干渉レプ
リカ生成部3−1〜3−Nの動作と同様であるため詳細
な説明を省略するが、第2ステージにおいては、第1ス
テージにおいて生成されたシンボルレプリカを受けるの
で、干渉レプリカ生成部6−1〜6−Nの加算回路12
−1〜12−Kでは、逆拡散回路11−1〜11−Kに
よる逆拡散後のシンボルと第1ステージにおいて生成さ
れたシンボルレプリカを加算する。また、干渉レプリカ
生成部6−1〜6−Nの減算回路22−1〜22−Kで
は、乗算回路21−1〜21−Kにより生成されたシン
ボルレプリカから第1ステージにおいて生成されたシン
ボルレプリカを減算する。
【0023】このように、逆拡散回路11−1〜11−
Kによる逆拡散後のシンボルと第1ステージにおいて生
成されたシンボルレプリカを加算することは、他ユーザ
の受信拡散信号(干渉信号)を取り除いた状態で、所望
のユーザの拡散信号を逆拡散することと等しくなるの
で、精度の高いシンボルとなっており、伝送路特性推定
部16における伝送路特性の推定が第1ステージより正
確なものとなる。従って、硬判定部19による硬判定値
も第1ステージの硬判定結果より精度の高いものとな
り、ウェイト乗算回路21−1〜21−Kにより生成さ
れる第2ステージのシンボルレプリカも第1ステージで
生成されたシンボルレプリカより精度の高いものとな
る。
【0024】減算回路7−1〜7−Kは、上記のように
して干渉レプリカ生成部6−1〜6−Nがチップレプリ
カc−2−1〜c−2−Nを生成すると、遅延器5−1
〜5−Kに保持されている残差信号を取り出し、その残
差信号から、そのチップレプリカc−2−1〜c−2−
Nをそれぞれ引き去る処理を行う。
【0025】アレーアンテナ復調部8−1〜8−Nは、
減算回路7−1〜7−Kによる減算後の信号である残差
信号を逆拡散して重み付け値を乗算し、その乗算結果を
合成して復号する。アレーアンテナ復調部8−1〜8−
Nは、干渉レプリカ生成部6−1〜6−Nの構成から、
乗算器20と、ウェイト乗算回路21−1〜21−K
と、減算回路22−1〜22−Kと、再拡散回路23−
1〜23−Kと、加算回路24−1〜24−Kとを取り
除いたものに相当するため、具体的な動作説明は省略す
る。
【0026】
【発明が解決しようとする課題】従来の干渉キャンセラ
装置は以上のように構成されているので、全てのステー
ジ(=干渉除去手段及び最終段の復調手段)においてウ
ェイト演算部13がウェイト演算を実施して、ウェイト
乗算回路14−1〜14−K,21−1〜22−Kがウ
ェイトの乗算処理を実施する。これにより干渉の除去精
度が高められるが、全てのステージにおいてウェイト演
算を実施しているため、所望するビームの指向性パター
ンの形成に長時間を要するなどの課題があった。
【0027】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたもので、所望するビームの指向性パターン
を速やかに形成することができるアダプティブアレーの
信号処理を組み込んだ干渉キャンセラ装置を得ることを
目的とする。
【0028】
【課題を解決するための手段】この発明に係る干渉キャ
ンセラ装置は、干渉除去手段が干渉レプリカを生成する
際、アレーアンテナにより受信された各拡散信号に係る
重み付け値を演算して復調手段に出力するようにしたも
のである。
【0029】この発明に係る干渉キャンセラ装置は、干
渉除去手段がアレーアンテナにより受信された各拡散信
号に係る重み付け値を演算する際、既知シンボルの拡散
結果と干渉レプリカを除去した各拡散信号とを入力する
ようにしたものである。
【0030】この発明に係る干渉キャンセラ装置は、干
渉除去手段により演算された各拡散信号に係る重み付け
値を周波数補正して送信信号に乗算するようにしたもの
である。
【0031】この発明に係る干渉キャンセラ装置は、第
1の干渉除去手段が干渉レプリカを生成する際、アレー
アンテナにより受信された各拡散信号に係る重み付け値
を演算して復調手段に出力するようにしたものである。
【0032】この発明に係る干渉キャンセラ装置は、第
1の干渉除去手段が干渉レプリカを生成する際、アレー
アンテナにより受信された各拡散信号に係る重み付け値
を演算して第2の干渉除去手段に出力するようにしたも
のである。
【0033】この発明に係る干渉キャンセラ装置は、第
1の干渉除去手段が各拡散信号に係る重み付け値を第2
の干渉除去手段及び復調手段に出力するようにしたもの
である。
【0034】この発明に係る干渉キャンセラ装置は、第
1の干渉除去手段がアレーアンテナにより受信された各
拡散信号に係る重み付け値を演算する際、既知シンボル
の拡散結果と干渉レプリカを除去した各拡散信号とを入
力するようにしたものである。
【0035】この発明に係る干渉キャンセラ装置は、比
較手段の比較結果が自己のSIR測定値が最高値である
旨を示す場合に限り、その比較手段が出力する軟判定値
を選択して復号するようにしたものである。
【0036】この発明に係る干渉キャンセラ装置は、復
調手段が、第1の干渉除去手段、第2の干渉除去手段及
び復調手段のうち、軟判定値が選択された手段において
のみ、重み付け値の乗算処理を実施するようにしたもの
である。
【0037】この発明に係る干渉キャンセラ装置は、第
1の干渉除去手段により演算された各拡散信号に係る重
み付け値を周波数補正して送信信号に乗算するようにし
たものである。
【0038】この発明に係る干渉キャンセラ装置は、第
2の干渉除去手段を複数段直列に接続したものである。
【0039】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の一形態を
説明する。 実施の形態1.図1はこの発明の実施の形態1による干
渉キャンセラ装置を示す構成図であり、図において、5
1−1〜51−Kはアレーアンテナを構成するアンテナ
素子、52−1〜52−Kはアンテナ素子51−1〜5
1−Kにより受信された拡散信号を所定時間だけ保持し
てから出力する遅延器、53−1〜53−Nは各ユーザ
の受信拡散信号のチップレプリカやシンボルレプリカ等
を生成する干渉レプリカ生成部、54−1〜54−Kは
遅延器52−1〜52−Kから出力された拡散信号か
ら、干渉レプリカ生成部53−1〜53−Nにより生成
されたチップレプリカをそれぞれ引き去る減算回路であ
る。なお、遅延器52−1〜52−K、干渉レプリカ生
成部53−1〜53−N及び減算回路54−1〜54−
Kから第1の干渉除去手段(第1ステージ)が構成され
ている。
【0040】55−1〜55−Kは減算回路54−1〜
54−Kによる減算後の信号である残差信号を所定時間
だけ保持してから出力する遅延器、56−1〜56−N
は各ユーザの残差信号のチップレプリカやシンボルレプ
リカ等を生成する干渉レプリカ生成部、57−1〜57
−Kは遅延器55−1〜55−Kから出力された残差信
号から、干渉レプリカ生成部56−1〜56−Nにより
生成されたチップレプリカをそれぞれ引き去る減算回路
である。なお、遅延器55−1〜55−K、干渉レプリ
カ生成部56−1〜56−N及び減算回路57−1〜5
7−Kから第2の干渉除去手段が構成されている。58
−1〜58−Nは減算回路57−1〜57−Kによる減
算後の信号である残差信号を逆拡散してウェイト(重み
付け値)を乗算し、その乗算結果を合成して復号するア
レーアンテナ復調部(最終段の復調手段=最終ステー
ジ)である。
【0041】図2は干渉レプリカ生成部53−1〜53
−Nの内部を示す構成図、図3は干渉レプリカ生成部5
6−1〜56−Nの内部を示す構成図、図4はアレーア
ンテナ復調部58−1〜58−Nの内部を示す構成図で
ある。干渉レプリカ生成部53−1〜53−N,56−
1〜56−N及びアレーアンテナ復調部58−1〜58
−Nは図2〜図4からも明らかなように各パス毎に同一
の構成が設けられている。
【0042】図において、71−1〜71−Kは各パス
において受信拡散信号の逆拡散を行う逆拡散回路、72
は逆拡散回路71−1〜71−Kの逆拡散結果と伝送路
特性推定部75により推定された伝送路特性と加算器7
9により生成された参照信号とを入力してウェイトを演
算するウェイト演算部、73−1〜73−Kは逆拡散回
路71−1〜71−Kの逆拡散結果にウェイト演算部7
2により演算されたウェイトを乗算するウェイト乗算回
路、74はウェイト乗算回路73−1〜73−Kの乗算
結果をビーム合成するビーム合成部、75はビーム合成
部74による合成後のシンボルからシンボルの伝送路特
性を推定する伝送路特性推定部、76は伝送路特性推定
部75により推定された伝送路特性の複素共役をビーム
合成部74による合成後のシンボルに乗算して、シンボ
ルの伝送路特性を補償する乗算器である。
【0043】77は乗算器76により伝送路特性が補償
された各パスのシンボルをRAKE合成して軟判定値を
出力するRAKE合成部、78はRAKE合成部77か
ら出力された軟判定値を硬判定する硬判定部、79は硬
判定部78の硬判定値と既知シンボルを加算して参照信
号を生成する加算器、80は硬判定部78の硬判定値に
伝送路特性推定部75により推定された伝送路特性を乗
算する乗算器、81−1〜81−Kは乗算器80の乗算
結果にウェイト演算部72により演算されたウェイトの
複素共役を乗算して各素子のシンボルレプリカを生成す
るウェイト乗算回路である。
【0044】82−1〜82−Kはウェイト乗算回路8
1−1〜81−Kにより生成されたシンボルレプリカを
逆拡散回路71−1〜71−Kと同じ拡散コードで拡散
する再拡散回路、83−1〜83−Kは再拡散回路82
−1〜82−Kから出力された各パスの拡散信号を加算
して、各素子のチップレプリカを生成する加算回路であ
る。
【0045】91−1〜91−Kは逆拡散回路71−1
〜71−Kの逆拡散結果に前ステージから出力されたシ
ンボルレプリカを加算する加算回路、92−1〜92−
Kはウェイト乗算回路81−1〜81−Kにより生成さ
れたシンボルレプリカから前ステージにおいて生成され
たシンボルレプリカを減算する減算回路、93−nはR
AKE合成部77から出力された軟判定値を復号する復
号部である。
【0046】次に動作について説明する。まず、アンテ
ナ素子51−1〜51−Kにより受信された拡散信号
は、第1ステージの遅延器52−1〜52−Kに入力さ
れるとともに、第1ステージの干渉レプリカ生成部53
−1〜53−Nに入力される。
【0047】第1ステージの干渉レプリカ生成部53−
1〜53−Nは、アンテナ素子51−1〜51−Kによ
り受信された拡散信号を入力すると、各ユーザの受信拡
散信号のチップレプリカc−1−1〜c−1−Nとシン
ボルレプリカs−1−1〜s−1−NとウェイトW−1
〜W−Nを生成する。具体的には次の通りである。
【0048】まず、干渉レプリカ生成部53−1〜53
−Nの逆拡散回路71−1〜71−Kは、アンテナ素子
51−1〜51−Kにより受信された拡散信号を入力す
ると、各パスの受信拡散信号の逆拡散を実施し、その逆
拡散結果をウェイト乗算回路73−1〜73−Kに出力
する。干渉レプリカ生成部53−1〜53−Nのウェイ
ト乗算回路73−1〜73−Kは、逆拡散回路71−1
〜71−Kから逆拡散後のシンボルを受けると、逆拡散
後のシンボルにウェイト演算部72により演算されたウ
ェイトw1−n−1〜wK−n−1を乗算する。
【0049】ここで、ウェイト演算部72は、逆拡散回
路71−1〜71−Kの逆拡散結果と、伝送路特性推定
部75により推定された伝送路特性と、加算器79によ
り生成された参照信号(硬判定部78の硬判定値又は既
知シンボルのみを参照信号としてもよい)とを入力し
て、ウェイトw1−n−1〜wK−n−1を演算する。
ウェイト演算部72により演算されたウェイトw1−n
−1〜wK−n−1は、第2ステージ及び最終ステージ
に出力される。なお、ウェイトの演算方法は、例えば
「アレーアンテナによる適応信号処理」(菊間信良著、
科学技術出版)に示されているように、LMSやRLS
などのアルゴリズムを用いて行う。
【0050】干渉レプリカ生成部53−1〜53−Nの
ビーム合成部74は、ウェイト乗算回路73−1〜73
−Kから乗算結果を受けると、その乗算結果をビーム合
成する。干渉レプリカ生成部53−1〜53−Nの伝送
路特性推定部75は、ビーム合成部74から合成後のシ
ンボルを受けると、合成後のシンボルからシンボルの伝
送路特性を推定する。そして、干渉レプリカ生成部53
−1〜53−Nの乗算器76は、伝送路特性推定部75
により推定された伝送路特性の複素共役をビーム合成部
74による合成後のシンボルに乗算して、シンボルの伝
送路特性を補償する。
【0051】干渉レプリカ生成部53−1〜53−Nの
RAKE合成部77は、乗算器76により伝送路特性が
補償された各パスのシンボルを入力すると、各パスのシ
ンボルをRAKE合成して軟判定値を出力する。干渉レ
プリカ生成部53−1〜53−Nの硬判定部78は、R
AKE合成部77から軟判定値を受けると、その軟判定
値に対する硬判定を実施する。
【0052】干渉レプリカ生成部53−1〜53−Nの
乗算器80は、硬判定部78の硬判定値を受けると、そ
の硬判定値に伝送路特性推定部75により推定された伝
送路特性を乗算する。そして、干渉レプリカ生成部53
−1〜53−Nのウェイト乗算回路81−1〜81−K
は、乗算器80の乗算結果にウェイト演算部72により
演算されたウェイトw1−n−1〜wK−n−1の複素
共役を乗算して第1ステージのシンボルレプリカs−z
−n−1−1〜s−z−n−K−1を生成する。なお、
第1ステージのシンボルレプリカは第2ステージに出力
される。
【0053】干渉レプリカ生成部53−1〜53−Nの
再拡散回路82−1〜82−Kは、ウェイト乗算回路8
1−1〜81−Kから乗算結果を受けると、その乗算結
果を逆拡散回路71−1〜71−Kと同じ拡散コードで
拡散する。そして、干渉レプリカ生成部53−1〜53
−Nの加算回路83−1〜83−Kは、再拡散回路82
−1〜82−Kから各パスの拡散信号を受けると、各パ
スの拡散信号を加算して、各素子のチップレプリカc−
1−n−1〜c−1−n−Kを生成する。
【0054】減算回路54−1〜54−Kは、上記のよ
うにして干渉レプリカ生成部53−1〜53−Nがチッ
プレプリカc−1−1〜c−1−N(例えば、c−1−
Nはc−1−N−1〜c−1−N−Kに相当する)を生
成すると、遅延器52−1〜52−Kに保持されている
受信拡散信号を取り出し、その受信拡散信号から、その
チップレプリカc−1−1〜c−1−Nをそれぞれ引き
去る処理を行う。
【0055】減算回路54−1〜54−Kによる減算後
の信号である残差信号は、第2ステージの遅延器55−
1〜55−Kに入力されるとともに、第2ステージの干
渉レプリカ生成部56−1〜56−Nに入力される。第
2ステージの干渉レプリカ生成部56−1〜56−N
は、減算回路54−1〜54−Kから残差信号を入力す
ると、各ユーザの残差信号のチップレプリカc−2−1
〜c−2−Nとシンボルレプリカs−2−1〜s−2−
Nを生成する。
【0056】第2ステージの干渉レプリカ生成部56−
1〜56−Nの動作は、基本的には第1ステージの干渉
レプリカ生成部53−1〜53−Nの動作と同様である
が、第2ステージにおいては、逆拡散回路71−1〜7
1−Kの逆拡散結果に第1ステージから出力されたシン
ボルレプリカs−z−n−1−1〜s−z−n−K−1
を加算して、その加算結果をウェイト乗算回路73−1
〜73−Kに出力する加算回路91−1〜91−Kと、
ウェイト乗算回路81−1〜81−Kにより生成された
シンボルレプリカから第1ステージにおいて生成された
シンボルレプリカs−z−n−1−1〜s−z−n−K
−1を減算して、その減算結果を再拡散回路82−1〜
82−Kに出力する減算回路92−1〜92−Kとが設
けられている点が異なる。また、第2ステージにおいて
は、ウェイト演算部72が設けられておらず、ウェイト
乗算回路73−1〜73−K,81−1〜81−Kは、
第1ステージのウェイト演算部72により演算されたウ
ェイトを使用する。
【0057】減算回路57−1〜57−Kは、上記のよ
うにして干渉レプリカ生成部56−1〜56−Nがチッ
プレプリカc−2−1〜c−2−Nを生成すると、遅延
器55−1〜55−Kに保持されている残差信号を取り
出し、その残差信号から、そのチップレプリカc−2−
1〜c−2−Nをそれぞれ引き去る処理を行う。
【0058】アレーアンテナ復調部58−1〜58−N
は、減算回路57−1〜57−Kによる減算後の信号で
ある残差信号を逆拡散してウェイトを乗算し、その乗算
結果を合成して復号する。具体的には次の通りである。
【0059】アレーアンテナ復調部58−1〜58−N
の逆拡散回路71−1〜71−Kは、減算回路57−1
〜57−Kから出力された残差信号の逆拡散を実施す
る。アレーアンテナ復調部58−1〜58−Nの加算回
路91−1〜91−Kは、逆拡散回路71−1〜71−
Kの逆拡散結果に前ステージから出力されたシンボルレ
プリカs−z−n−1−1〜s−z−n−K−1を加算
して、その加算結果をウェイト乗算回路73−1〜73
−Kに出力する。
【0060】アレーアンテナ復調部58−1〜58−N
のウェイト乗算回路73−1〜73−Kは、加算回路9
1−1〜91−Kから加算結果を受けると、その加算結
果に第1ステージのウェイト演算部72により演算され
たウェイトw1−n−1〜wK−n−1を乗算する。ア
レーアンテナ復調部58−1〜58−Nのビーム合成部
74は、ウェイト乗算回路73−1〜73−Kから乗算
結果を受けると、その乗算結果をビーム合成する。
【0061】アレーアンテナ復調部58−1〜58−N
の伝送路特性推定部75は、ビーム合成部74から合成
後のシンボルを受けると、合成後のシンボルからシンボ
ルの伝送路特性を推定する。そして、アレーアンテナ復
調部58−1〜58−Nの乗算器76は、伝送路特性推
定部75により推定された伝送路特性の複素共役をビー
ム合成部74による合成後のシンボルに乗算して、シン
ボルの伝送路特性を補償する。
【0062】アレーアンテナ復調部58−1〜58−N
のRAKE合成部77は、乗算器76により伝送路特性
が補償された各パスのシンボルを入力すると、各パスの
シンボルをRAKE合成して軟判定値を出力する。アレ
ーアンテナ復調部58−1〜58−Nの復号部93−n
は、RAKE合成部77から軟判定値を受けると、その
軟判定値を復号する。
【0063】以上で明らかなように、この実施の形態1
によれば、第1ステージの干渉レプリカ生成部53−1
〜53−Nにおけるウェイト演算部72がウェイトw1
−n−1〜wK−n−1を演算し、そのウェイトw1−
n−1〜wK−n−1を第2ステージ及び最終ステージ
に出力するように構成したので、第2ステージ及び最終
ステージにおいてはウェイト演算を実施することなく、
ウェイトの乗算処理を実施することができる。その結
果、所望するビームの指向性パターンを速やかに形成す
ることができる効果を奏する。
【0064】なお、この実施の形態1では、第2ステー
ジが1段構成のものについて示したが、第2ステージと
同等な構成の回路が複数段直列に接続されていてもよ
く、この場合には、干渉除去精度を高めることができ
る。
【0065】実施の形態2.図5はこの発明の実施の形
態2による干渉キャンセラ装置の干渉レプリカ生成部5
3−1〜53−Nの内部を示す構成図、図6は干渉レプ
リカ生成部56−1〜56−Nの内部を示す構成図であ
る。図において、図2及び図3と同一符号は同一または
相当部分を示すので説明を省略する。94−1〜94−
Kは伝送路特性推定部75により推定された伝送路特性
の複素共役を加算回路91−1〜91−Kの加算結果に
乗算して、シンボルの伝送路特性を補償する乗算器、9
5−1〜95−Kは硬判定部78の硬判定値に伝送路特
性推定部75により推定された伝送路特性を乗算する乗
算器である。
【0066】上記実施の形態1では、第1及び第2ステ
ージにおいても、ウェイト乗算回路73−1〜73−
K,81−1〜81−Kがウェイトの乗算処理を実施す
るものについて示したが、この実施の形態2では、例え
ば、最終ステージにおいてのみウェイトの乗算処理を実
施する。即ち、全ステージにおいてウェイトの乗算処理
を実施する必要はなく、いずれかのステージにおいてウ
ェイトの乗算処理を実施するようにすればよい。これに
より、回路規模を削減することができる。
【0067】実施の形態3.図7はこの発明の実施の形
態3による干渉キャンセラ装置の干渉レプリカ生成部5
3−1〜53−Nの内部を示す構成図、図8は干渉レプ
リカ生成部56−1〜56−Nの内部を示す構成図、図
9はアレーアンテナ復調部58−1〜58−Nの内部を
示す構成図である。図において、図2〜図4等と同一符
号は同一または相当部分を示すので説明を省略する。9
6−1〜96−Kは伝送路特性推定部75により推定さ
れた伝送路特性の複素共役を逆拡散回路71−1〜71
−Kによる逆拡散後のシンボルに乗算して、各素子の伝
送路特性を補償する乗算器、97−1〜97−Kは乗算
器96−1〜96−Kにより伝送路特性が補償された各
パスのシンボルを加算する加算回路、98は加算回路9
7−1〜97−Kの加算結果と加算器79により生成さ
れた参照信号とを入力してウェイトを演算するウェイト
演算部である。
【0068】上記実施の形態1では、第1ステージにお
いて、ウェイト演算部72をパス毎に設けるものについ
て示したが、この実施の形態3では、図7に示すよう
に、ウェイト演算部98を1つだけ設けるようにしたも
のであり、上記実施の形態1と同様の効果を奏すること
ができる。
【0069】実施の形態4.上記実施の形態3では、第
1及び第2ステージにおいても、ウェイト乗算回路73
−1〜73−K,81−1〜81−Kがウェイトの乗算
処理を実施するものについて示したが、この実施の形態
4では、図10及び図11に示すように、第1及び第2
ステージにおいてはウェイトの乗算処理を実施せず、最
終ステージにおいてのみウェイトの乗算処理を実施する
ようにしたものである。即ち、全ステージにおいてウェ
イトの乗算処理を実施する必要はなく、いずれかのステ
ージにおいてウェイトの乗算処理を実施するようにすれ
ばよい。これにより、回路規模を削減することができ
る。
【0070】実施の形態5.図12はこの発明の実施の
形態5による干渉キャンセラ装置の干渉レプリカ生成部
53−1〜53−Nの内部を示す構成図であり、図にお
いて、図2と同一符号は同一または相当部分を示すので
説明を省略する。99は再拡散回路82−1〜82−K
と同じ拡散コードを用いて、既知シンボルを拡散して参
照信号を生成する拡散部、100は加算回路83−1〜
83−Kから出力された各素子のチップレプリカと伝送
路特性推定部75により推定された伝送路特性と拡散部
99により生成された参照信号とを入力してウェイトを
演算するウェイト演算部である。
【0071】上記実施の形態1等では、ウェイト演算部
72が逆拡散回路71−1〜71−Kの逆拡散結果と伝
送路特性推定部75により推定された伝送路特性と加算
器79により生成された参照信号とを入力してウェイト
を演算するものについて示したが、この実施の形態5で
は、ウェイト演算部100が加算回路83−1〜83−
Kから出力された各素子のチップレプリカと伝送路特性
推定部75により推定された伝送路特性と拡散部99に
より生成された参照信号とを入力してウェイトを演算す
るようにしたものである。このように、拡散後の信号を
用いてウェイト演算を行うので、上記実施の形態1等よ
りもウェイトの演算時間を短縮することができる効果を
奏する。
【0072】実施の形態6.図13はこの発明の実施の
形態6による干渉キャンセラ装置を示す構成図であり、
図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示
すので説明を省略する。61−1〜61−Nは各ステー
ジにおけるSIR測定値を比較する比較器、62−1〜
62−NはSIR測定値が最高値のステージの軟判定値
を選択して復号部93−1〜93−Nに出力するスイッ
チである。この比較器及びスイッチは、本発明の比較手
段を構成する。
【0073】図14は干渉レプリカ生成部53−1〜5
3−Nの内部を示す構成図、図15は干渉レプリカ生成
部56−1〜56−Nの内部を示す構成図、図16はア
レーアンテナ復調部58−1〜58−Nの内部を示す構
成図である。図において、図2〜図4と同一符号は同一
または相当部分を示すので説明を省略する。101はビ
ーム合成部74による合成後のシンボルのSIR測定値
を測定するSIR測定部、102は比較器61−1〜6
1−Nの比較結果が自己のステージのSIR測定値が最
高値である旨を示す場合に限り、ウェイト乗算回路73
−1〜73−Kにおけるウェイトの乗算処理を許可する
制御信号を出力するスイッチである。なお、スイッチ1
02がウェイトの乗算処理を許可しない制御信号を出力
する場合、逆拡散回路71−1〜71−Kによる逆拡散
後のシンボル又は加算回路91−1〜91−Kから出力
されたシンボルのうち、いずれかのシンボルが選択され
てビーム合成部74に出力される。
【0074】上記実施の形態1では、全ステージにおい
て、ウェイト乗算回路73−1〜73−Kがウェイトの
乗算処理を実施するものについて示したが、この実施の
形態6では、SIR測定値が最良のステージのウェイト
乗算回路73−1〜73−Kのみがウェイトの乗算処理
を実施するようにしたものである。
【0075】即ち、各ステージのSIR測定部101が
ビーム合成部74による合成後のシンボルのSIR測定
値を測定すると、比較器61−1〜61−Nが各ステー
ジにおけるSIR測定部101のSIR測定値を比較す
る。そして、各ステージのスイッチ102は、比較器6
1−1〜61−Nの比較結果が自己のステージのSIR
測定値が最高値である旨を示す場合に限り、ウェイト乗
算回路73−1〜73−Kにおけるウェイトの乗算処理
を許可する制御信号を出力するようにする。また、スイ
ッチ62−1〜62−Nは、SIR測定値が最高値のス
テージの軟判定値を選択して復号部93−1〜93−N
に出力する。このように、SIR測定値が最良のステー
ジのおいてのみウェイト乗算が行われ、SIR測定値が
最高値のステージの軟判定値が選択されて復号されるた
め、受信機の安定化を図ることができる効果を奏する。
【0076】実施の形態7.図17はこの発明の実施の
形態7による干渉キャンセラ装置を示す構成図であり、
図において、図1と同一符号は同一または相当部分を示
すので説明を省略する。63は第1ステージの干渉レプ
リカ生成部53−1〜53−Nにより演算されたウェイ
トを周波数補正する周波数補正部である。
【0077】図18は干渉レプリカ生成部53−1〜5
3−Nの内部を示す構成図である。図において、図7と
同一符号は同一または相当部分を示すので説明を省略す
る。64は送信データを拡散する拡散部、65−1〜6
5−Kは拡散部64から出力された送信拡散信号に周波
数補正後のウェイトを乗算し、その乗算結果をアンテナ
素子51−1〜51−Kに出力する乗算器である。
【0078】上記実施の形態1〜6では、アンテナ素子
51−1〜51−Kが拡散信号を受信する場合について
示したが、この実施の形態7では、アンテナ素子51−
1〜51−Kから拡散信号を送信する際、拡散信号の受
信時において、第1ステージの干渉レプリカ生成部53
−1〜53−Nにより演算されたウェイトを使用するよ
うにしたものである。
【0079】即ち、アンテナ素子51−1〜51−Kか
ら拡散信号を送信する際、ウェイトの演算処理を省くた
め、周波数補正部63が第1ステージの干渉レプリカ生
成部53−1〜53−Nにより演算されたウェイトを周
波数補正する。ここで、周波数補正部63は、W−CD
MA方式がFDDモードの場合、送受信の周波数が異な
ることから設けられた機能であり、周波数の相違に伴う
ビームの指向性パターンの相違を補正するものである。
補正の具体的な方法は、「CDMA無線伝送装置及びC
DMA無線伝送システム」(特開平8−274687号
公報)や、「セルラ基地局のアンテナ指向性制御による
周波数利用率の改善」(信学技報RCS93−8)に示
されている通り、送受信ビームの指向性パターン間の平
均二乗誤差を最小にするなどによって補正を行う。
【0080】乗算器65−1〜65−Nは、周波数補正
部63がウェイトの周波数補正を行うと、拡散部64か
ら出力された送信拡散信号に周波数補正後のウェイトを
乗算し、その乗算結果をアンテナ素子51−1〜51−
Kに出力する。これにより、送信ビームの指向性パター
ンが速やかに形成されるとともに、回路規模が削減され
る効果を奏する。
【0081】なお、この実施の形態7では、拡散部64
による拡散後の送信信号に周波数補正後のウェイトを乗
算するものについて示したが、拡散前の送信信号に周波
数補正後のウェイトを乗算し、その乗算結果を拡散する
ようにしてもよい。
【0082】
【発明の効果】以上のように、この発明によれば、干渉
除去手段が干渉レプリカを生成する際、アレーアンテナ
により受信された各拡散信号に係る重み付け値を演算し
て復調手段に出力するように構成したので、所望するビ
ームの指向性パターンを速やかに形成することができる
効果がある。
【0083】この発明によれば、干渉除去手段がアレー
アンテナにより受信された各拡散信号に係る重み付け値
を演算する際、既知シンボルの拡散結果と干渉レプリカ
を除去した各拡散信号とを入力するように構成したの
で、所望するビームの指向性パターンを速やかに形成す
ることができる効果がある。
【0084】この発明によれば、干渉除去手段により演
算された各拡散信号に係る重み付け値を周波数補正して
送信拡散信号に乗算するように構成したので、送信ビー
ムの指向性パターンを速やかに形成することができると
ともに、回路規模を削減することができる効果がある。
【0085】この発明によれば、第1の干渉除去手段が
干渉レプリカを生成する際、アレーアンテナにより受信
された各拡散信号に係る重み付け値を演算して復調手段
に出力するように構成したので、所望するビームの指向
性パターンを速やかに形成することができる効果があ
る。
【0086】この発明によれば、第1の干渉除去手段が
干渉レプリカを生成する際、アレーアンテナにより受信
された各拡散信号に係る重み付け値を演算して第2の干
渉除去手段に出力するように構成したので、所望するビ
ームの指向性パターンを速やかに形成することができる
効果がある。
【0087】この発明によれば、第1の干渉除去手段が
各拡散信号に係る重み付け値を第2の干渉除去手段及び
復調手段に出力するように構成したので、所望するビー
ムの指向性パターンを速やかに形成することができる効
果がある。
【0088】この発明によれば、第1の干渉除去手段が
アレーアンテナにより受信された各拡散信号に係る重み
付け値を演算する際、既知シンボルの拡散結果と干渉レ
プリカを除去した各拡散信号とを入力するように構成し
たので、ウェイトの演算時間を短縮することができる効
果がある。
【0089】この発明によれば、比較手段の比較結果が
自己のSIR測定値が最高値である旨を示す場合に限
り、その比較手段が出力する軟判定値を選択して復号す
るように構成したので、受信機の安定化を図ることがで
きる効果がある。
【0090】この発明によれば、復調手段が、第1の干
渉除去手段、第2の干渉除去手段及び復調手段のうち、
軟判定値が選択された手段においてのみ、重み付け値の
乗算処理を実施するように構成したので、受信機の安定
化を図ることができる効果がある。
【0091】この発明によれば、第1の干渉除去手段に
より演算された各拡散信号に係る重み付け値を周波数補
正して送信拡散信号に乗算するように構成したので、送
信ビームの指向性パターンを速やかに形成することがで
きるとともに、回路規模を削減することができる効果が
ある。
【0092】この発明によれば、第2の干渉除去手段を
複数段直列に接続するように構成したので、干渉除去精
度を高めることができる効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明の実施の形態1〜5による干渉キャ
ンセラ装置を示す構成図である。
【図2】 この発明の実施の形態1による干渉キャンセ
ラ装置の干渉レプリカ生成部の内部を示す構成図であ
る。
【図3】 この発明の実施の形態1による干渉キャンセ
ラ装置の干渉レプリカ生成部の内部を示す構成図であ
る。
【図4】 この発明の実施の形態1による干渉キャンセ
ラ装置のアレーアンテナ復調部の内部を示す構成図であ
る。
【図5】 この発明の実施の形態2による干渉キャンセ
ラ装置の干渉レプリカ生成部の内部を示す構成図であ
る。
【図6】 この発明の実施の形態2による干渉キャンセ
ラ装置の干渉レプリカ生成部の内部を示す構成図であ
る。
【図7】 この発明の実施の形態3による干渉キャンセ
ラ装置の干渉レプリカ生成部の内部を示す構成図であ
る。
【図8】 この発明の実施の形態3による干渉キャンセ
ラ装置の干渉レプリカ生成部の内部を示す構成図であ
る。
【図9】 この発明の実施の形態3による干渉キャンセ
ラ装置のアレーアンテナ復調部の内部を示す構成図であ
る。
【図10】 この発明の実施の形態4による干渉キャン
セラ装置の干渉レプリカ生成部の内部を示す構成図であ
る。
【図11】 この発明の実施の形態4による干渉キャン
セラ装置の干渉レプリカ生成部の内部を示す構成図であ
る。
【図12】 この発明の実施の形態5による干渉キャン
セラ装置の干渉レプリカ生成部の内部を示す構成図であ
る。
【図13】 この発明の実施の形態6による干渉キャン
セラ装置を示す構成図である。
【図14】 この発明の実施の形態6による干渉キャン
セラ装置の干渉レプリカ生成部の内部を示す構成図であ
る。
【図15】 この発明の実施の形態6による干渉キャン
セラ装置の干渉レプリカ生成部の内部を示す構成図であ
る。
【図16】 この発明の実施の形態6による干渉キャン
セラ装置のアレーアンテナ復調部の内部を示す構成図で
ある。
【図17】 この発明の実施の形態7による干渉キャン
セラ装置を示す構成図である。
【図18】 この発明の実施の形態7による干渉キャン
セラ装置の干渉レプリカ生成部の内部を示す構成図であ
る。
【図19】 従来の干渉キャンセラ装置を示す構成図で
ある。
【図20】 従来の干渉キャンセラ装置の干渉レプリカ
生成部の内部を示す構成図である。
【符号の説明】 51−1〜51−K アンテナ素子(アレーアンテ
ナ)、52−1〜52−K遅延器(第1の干渉除去手
段)、53−1〜53−N 干渉レプリカ生成部(第1
の干渉除去手段)、54−1〜54−K 減算回路(第
1の干渉除去手段)、55−1〜55−K 遅延器(第
2の干渉除去手段)、56−1〜56−N干渉レプリカ
生成部(第2の干渉除去手段)、57−1〜57−K
減算回路(第2の干渉除去手段)、58−1〜58−N
アレーアンテナ復調部(復調手段)、61−1〜61
−N 比較器(比較手段)、62−1〜62−N スイ
ッチ、63 周波数補正部、64 拡散部、65−1〜
65−K 乗算器、71−1〜71−K 逆拡散回路、
72 ウェイト演算部、73−1〜73−K ウェイト
乗算回路、74 ビーム合成部、75 伝送路特性推定
部、76 乗算器、77 RAKE合成部、78 硬判
定部、79 加算器、80 乗算器、81−1〜81−
K ウェイト乗算回路、82−1〜82−K 再拡散回
路、83−1〜83−K 加算回路、91−1〜91−
K 加算回路、92−1〜92−K 減算回路、93−
1〜93−N 復号部、94−1〜94−K 乗算器、
95−1〜95−K 乗算器、96−1〜96−K 乗
算器、97−1〜97−K 加算回路、98 ウェイト
演算部、99 拡散部、100 ウェイト演算部、10
1SIR測定部、102 スイッチ。

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 アレーアンテナにより受信された各拡散
    信号から干渉レプリカを生成し、上記各拡散信号から当
    該干渉レプリカを除去する干渉除去手段と、上記干渉除
    去手段により干渉レプリカが除去された各拡散信号を逆
    拡散して重み付け値を乗算し、その乗算結果を合成して
    復号する復調手段とを備えた干渉キャンセラ装置におい
    て、上記干渉除去手段が干渉レプリカを生成する際、上
    記アレーアンテナにより受信された各拡散信号に係る重
    み付け値を演算して上記復調手段に出力することを特徴
    とする干渉キャンセラ装置。
  2. 【請求項2】 干渉除去手段は、アレーアンテナにより
    受信された各拡散信号に係る重み付け値を演算する際、
    既知シンボルの拡散結果と干渉レプリカを除去した各拡
    散信号とを入力することを特徴とする請求項1記載の干
    渉キャンセラ装置。
  3. 【請求項3】 干渉除去手段により演算された各拡散信
    号に係る重み付け値を周波数補正して送信信号に乗算す
    る乗算手段を設けたことを特徴とする請求項1または請
    求項2記載の干渉キャンセラ装置。
  4. 【請求項4】 アレーアンテナにより受信された各拡散
    信号から干渉レプリカを生成し、上記各拡散信号から当
    該干渉レプリカを除去する第1の干渉除去手段と、上記
    第1の干渉除去手段により干渉レプリカが除去された各
    拡散信号から干渉レプリカを生成し、上記各拡散信号か
    ら当該干渉レプリカを除去する第2の干渉除去手段と、
    上記第2の干渉除去手段により干渉レプリカが除去され
    た各拡散信号を逆拡散して復号する復調手段とを備えた
    干渉キャンセラ装置において、上記復調手段が各拡散信
    号を逆拡散して重み付け値を乗算し、その乗算結果を合
    成して復号する場合には、上記第1の干渉除去手段が干
    渉レプリカを生成する際、上記アレーアンテナにより受
    信された各拡散信号に係る重み付け値を演算して上記復
    調手段に出力することを特徴とする干渉キャンセラ装
    置。
  5. 【請求項5】 アレーアンテナにより受信された各拡散
    信号から干渉レプリカを生成し、上記各拡散信号から当
    該干渉レプリカを除去する第1の干渉除去手段と、上記
    第1の干渉除去手段により干渉レプリカが除去された各
    拡散信号から干渉レプリカを生成し、上記各拡散信号か
    ら当該干渉レプリカを除去する第2の干渉除去手段と、
    上記第2の干渉除去手段により干渉レプリカが除去され
    た各拡散信号を逆拡散して復号する復調手段とを備えた
    干渉キャンセラ装置において、上記第2の干渉除去手段
    が各拡散信号を逆拡散して重み付け値を乗算することに
    より干渉レプリカを生成する場合には、上記第1の干渉
    除去手段が干渉レプリカを生成する際、上記アレーアン
    テナにより受信された各拡散信号に係る重み付け値を演
    算して上記第2の干渉除去手段に出力することを特徴と
    する干渉キャンセラ装置。
  6. 【請求項6】 復調手段が各拡散信号を逆拡散して重み
    付け値を乗算し、その乗算結果を合成して復号する場合
    には、第1の干渉除去手段が各拡散信号に係る重み付け
    値を復調手段に出力することを特徴とする請求項5記載
    の干渉キャンセラ装置。
  7. 【請求項7】 第1の干渉除去手段は、アレーアンテナ
    により受信された各拡散信号に係る重み付け値を演算す
    る際、既知シンボルの拡散結果と干渉レプリカを除去し
    た各拡散信号とを入力することを特徴とする請求項4か
    ら請求項6のうちのいずれか1項記載の干渉キャンセラ
    装置。
  8. 【請求項8】 第1の干渉除去手段、第2の干渉除去手
    段及び復調手段におけるSIR測定値を比較する比較手
    段を設け、上記第1の干渉除去手段、第2の干渉除去手
    段及び復調手段は、上記比較手段の比較結果が自己のS
    IR測定値が最高値である旨を示す場合に限り、その比
    較手段が出力する軟判定値を選択して復号することを特
    徴とする請求項4から請求項7のうちのいずれか1項記
    載の干渉キャンセラ装置。
  9. 【請求項9】 復調手段は、第1の干渉除去手段、第2
    の干渉除去手段及び復調手段のうち、軟判定値が選択さ
    れた手段においてのみ、重み付け値の乗算処理を実施す
    ることを特徴とする請求項8記載の干渉キャンセラ装
    置。
  10. 【請求項10】 第1の干渉除去手段により演算された
    各拡散信号に係る重み付け値を周波数補正して送信信号
    に乗算する乗算手段を設けたことを特徴とする請求項4
    から請求項9のうちのいずれか1項記載の干渉キャンセ
    ラ装置。
  11. 【請求項11】 第2の干渉除去手段を複数段直列に接
    続したことを特徴とする請求項4から請求項10のうち
    のいずれか1項記載の干渉キャンセラ装置。
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