JP2003208929A - 建築物の接地システム - Google Patents

建築物の接地システム

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JP2003208929A JP2002006987A JP2002006987A JP2003208929A JP 2003208929 A JP2003208929 A JP 2003208929A JP 2002006987 A JP2002006987 A JP 2002006987A JP 2002006987 A JP2002006987 A JP 2002006987A JP 2003208929 A JP2003208929 A JP 2003208929A
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Tadahiro Omi
忠弘 大見
Yasuyuki Shirai
泰雪 白井
Hirokazu Suzuki
宏和 鈴木
Tetsuo Endo
哲夫 遠藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 建築物内に設置された機器の接地間の電位差
を解消して、雷や雷サージ、電磁波ノイズなどから上記
電子機器を防護することのできる建築物の接地システム
を提供する。 【解決手段】 躯体13の鉄骨14a,14bと、各階
の分電盤18a,18bに集中された機器16a〜16
c,17a〜17cのアースとをそれぞれ電気的に接続
するとともに、建築物10の直下に複数のアース杭11
を打ち込み、上記アース杭11同士を縒り導線から形成
された埋設メッシュ層12により接続し、この埋設メッ
シュ層12と上記鉄骨14a,14bとを電気的に接続
することにより、建築物10の接地を行うようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築物の接地シス
テムに関するもので、特に、内部に電磁波ノイズに対し
て耐性の低い精密機器が設置された、例えば、半導体工
場のような建築物の接地システムに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、建築物のアースは、避雷針などの
受電部に衝撃があった場合に建築物を保護することを主
目的としてなされており、引き下げ銅線及び鉄骨あるい
は主鉄筋を介して、地中に埋設された銅板などにより大
地に放流を行っていた。更に、電子・通信機器を設置す
る建築物や、情報関連機器が建築物内部,外部をメタル
系ケーブルでネットワーク化している建築物において
は、EMC接地と呼ばれる接地方式が提案され、雷や雷
サージ、電磁波ノイズ、静電気放電、供給周波数などに
よって生ずる接地間の電位差、電磁界による接地導体の
過渡現象などによって生じる誘導電流から上記電子機器
を防護するための内部雷防護を目的とした接地が行われ
ていた。上記内部雷防護では、EMC接地と躯体とを完
全に絶縁するか、もしくは積極的に導通する等電位ボン
ディングが必要となる。特に、後者は複雑なボンディン
グネットワークを計画する必要があった。この等電位ボ
ンディングは、導体、ケーブルシース、建築物の各床ま
たは各フロアに設置された水道管,ケーブルダクトある
いは導電体に、防護する必要のある精密機器のアースを
取る方法と、鉄筋あるいは鉄骨に取る方式とが提案され
ており、ネットワークの構成から、スター型、水平型、
多重型に分類される。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】スター型ボンディング
ネットワークは、現在、広く行われている接地システム
で、図5(a)に示すように、精密機器31a〜31
c,41a〜41cのアースを各階30,40の分電盤
32,42にそれぞれ集中させ、この分電盤32,42
をアース33,43につなぎ込んで上記精密機器31a
〜31c,41a〜41cを接地する方式である。しか
しながら、この方式では、上記精密機器31a〜31
c,41a〜41cと分電盤32,42との間の抵抗が
各機器により異なるため、各機器間に電位差が生じ易
く、電磁ノイズの影響を受け易いといった問題点があっ
た。また、各機器をアンカーのような金属体で躯体に固
定した場合には、躯体と完全に絶縁することが困難で、
分電盤と躯体間にも電位差が生じる懸念があった。そこ
で、図5(b)に示すように、精密機器31a〜31
c,41a〜41cのアースを各階の分電盤32,42
に集中させることに加え、特に電磁ノイズに弱い精密機
器31a〜31cが接地されている階30の床に低抵抗
の銅メッシュや銅板から成る等電位部材34を配設し
て、この等電位部材34を上記分電盤32に接続すると
ともに、上記精密機器31a〜31cのアースを上記等
電位部材34にも接続し、この等電位部材34に電位基
準点を設けて、上記精密機器31a〜31cの接地を行
う方式である、水平ボンディングネットワークが提案さ
れている。この方式は、米国で実用化されており、効果
的な接地が得られ、接地インピーダンスや機器間の電位
差を解消することができるが、機器と電位基準点との距
離が長い場合には、機器間に電位差が生じてしまう。ま
た、躯体とは絶縁して上記電位基準点を設けることは困
難であり、コストも高くなる。
【0004】また、上記水平ボンディングネットワーク
とほぼ同様な接地システムで、躯体の鉄骨あるいは鉄筋
を電位基準点とする、多重ボンディングネットワークと
呼ばれる接地方式も提案されている。この方式では、機
器の近傍の鉄骨や鉄筋に機器を接地するようにしている
ので、距離によって生じる電位差は解消され、接地イン
ピーダンスも低減されるが、実用化には問題があった。
すなわち、鉄筋の等電位化を図るためには、鉄筋同士を
溶接あるいは導電性を確保できる特殊なクランプによっ
て接続する必要があるが、溶接の場合は鉄筋の強度が劣
化するため、構造筋では実施することができない。一
方、特殊なクランプを用いる場合は、実際の施工が困難
であるだけでなく、コストも高くなってしまう。また、
鉄骨に接地を取る場合には、埋設されたアースとの距離
によって鉄骨間に電位差が生じてしまうといった問題点
があった。また、避雷針設備を鉄骨に設けた場合には、
落雷の際に雷電流が機器に流れ、破壊の原因となる。
【0005】本発明は、従来の問題点に鑑みてなされた
もので、建築物内に設置された機器の接地間の電位差を
解消して、雷や雷サージ、電磁波ノイズなどから上記電
子機器を防護することのできる建築物の接地システムを
提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の請求項1に記載
の建築物の接地システムは、建築物の躯体の鉄骨または
所定の鉄筋と各階の分電盤に集中された機器のアースと
を電気的に接続するとともに、建築物の直下に複数のア
ース杭を打ち込み、上記アース杭同士を導電性の部材か
ら成るメッシュにより接続し、このメッシュと上記鉄骨
または所定の鉄筋とを電気的に接続することにより、上
記機器の接地間の電位差を解消して、雷や雷サージ、電
磁波ノイズなどから上記電子機器を防護するようにした
ものである。
【0007】請求項2に記載の建築物の接地システム
は、上記機器のアースを、各階の床に敷設されたデッキ
プレートを介して上記鉄骨または所定の鉄筋に電気的に
接続したものである。請求項3に記載の建築物の接地シ
ステムは、上記アース杭を等間隔に配列したものであ
る。請求項4に記載の建築物の接地システムは、上記メ
ッシュの間隔を等間隔にしたものである。請求項5に記
載の建築物の接地システムは、躯体の床に低抵抗のメッ
シュを配設するとともに、上記メッシュと躯体の鉄骨ま
たは所定の鉄筋とを電気的に接続したものである。請求
項6に記載の建築物の接地システムは、上記請求項1〜
請求項5のいずれかに記載の接地と、避雷針の接地とを
電気的に絶縁したものである。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て、図面に基づき説明する。図1は、本発明の実施の形
態に係わる建築物の接地システムの概略を示す模式図
で、同図において、11は建築物10の直下の地盤に打
ち込まれた複数のアース杭、12は上記複数のアース杭
11のそれぞれの抗頭部同士を互いに連結する、硬銅あ
るいは軟銅の縒り導線から形成された埋設メッシュ層、
13は建築物の躯体、14,14a,14bは上記躯体
13の鉄骨、15a,15bは建築物10の1階1F及
び2階2Fの床面を構成する鉄製のデッキプレート、1
6a〜16cは1階1Fに設置された空調機などの設備
機器、17a〜17cは2階2Fに設置された電子・通
信機器、18a,18bは1階1F及び2階2Fにそれ
ぞれ設置された分電盤、19は2階2Fの床面に設けら
れた低抵抗の銅メッシュである。なお、20は建築物1
0の屋上に設けられ、引き下げ導線20Lを介して、地
中に埋設された銅板から成る接地極20Gにより接地さ
れた避雷針で、本例では、上記避雷針20のアースと、
本発明の接地システムのアースとを完全に絶縁するよう
にしている。
【0009】図2はアース杭11及びメッシュ層12の
構成を示す図で、本例においては、上記アース杭11
を、建築物10の直下の地盤に等間隔で打ち込むととも
に、上記アース杭11のそれぞれの抗頭部同士を、誘導
磁界の影響の少ない上記縒り導線により互いに連結し
て、等間隔のメッシュである埋設メッシュ層12を形成
し、この埋設メッシュ層12により、全てのアース杭1
1同士を導通させる。なお、上記縒り導線同士を接合す
る際には、インピーダンスを調整し、かつ、電位差が生
じないように、圧着あるいは溶接する。具体的には、図
3(a)に示すように、銅線12oに銅の充填剤12p
を充填して縒り合わせた2本の縒り導線12a,12b
の切断面同士を対向させて、上記切断面を覆うように接
続用銅板12qを巻き付けた後、上記接続用銅板12q
を圧着することにより、上記2本の縒り導線12a,1
2bとを、接触電位を生じさせることなく接合する。あ
るいは、図3(b)に示すように、2本の縒り導線12
c,12dの接合面同士を、銅の充填剤12pを挟んで
接触させ、上記接触部を覆うように接続用銅板12rを
巻き付けた後、上記接続用銅板12rを圧着して上記2
本の縒り導線12c,12dとを接合する。なお、上記
複数のアース杭11と上記埋設メッシュ層12とは、図
1に示すように、建築物10の直下の地盤に埋設され
る。
【0010】建築物10の2階2Fに設置された電子・
通信機器17a〜17cのアースは、分電盤18bに集
中され、更に、上記分電盤18bの近傍の鉄骨14bあ
るいはデッキプレート15bに接続されるとともに、床
面に設けられた銅メッシュ19にも接続され、上記分電
盤18bを介して上記鉄骨14bに接続される。一方、
1階1Fに設置された空調機などの設備機器16a〜1
6cのアースも、分電盤18aに集中され、上記分電盤
18aの近傍の鉄骨14aあるいはデッキプレート15
aに接続される。なお、上記分電盤18a,18b近傍
の鉄骨14a,14bは同じ鉄骨である場合が多い。本
実施の形態では、建築物の躯体13と埋設メッシュ層1
2とを電気的に接続するとともに、上記鉄骨14a,1
4bを含む鉄骨14と上記デッキプレート15a,15
bとを電気的に接続し、更に、上記鉄骨14を上述した
埋設メッシュ層12を介して上記アース杭11と電気的
に接続するようにしている。上記鉄骨14とデッキプレ
ート15a,15bとは、通常の導線に比較して抵抗が
小さいので、例えば、鉄骨14を電位規準点とした場
合、各鉄骨14は、等間隔メッシュである埋設メッシュ
層12により導通された、等間隔に埋め込まれたアース
杭11と導通するため、鉄骨14間の電位差及びデッキ
プレート15a,15b間の電位差は解消されるととも
に、鉄骨14とデッキプレート15a,15bとはとも
に上記建築物10の躯体13と同電位となる。なお、鉄
骨14は、図4(a)または図4(b)に示すように、
上記埋設メッシュ層12との接続状態が一定になるよう
に、上記アース杭11の直上、すなわち、上記埋設メッ
シュ層12の網目の結合点の直上か、または、上記埋設
メッシュ層12の網目の中心の直上になるように設置
し、縒り導線などを介して上記アース杭11に電気的に
接続することが好ましい。
【0011】したがって、各階の分電盤18a,18b
にそれぞれ集中された電子・通信機器17a〜17cの
アース、及び、空調機などの設備機器16a〜16cの
アースは、鉄骨14あるいはデッキプレート15a,1
5bを介して、埋設メッシュ層12により互いに導通し
た複数のアース杭11に接地されるので、各電子・通信
機器17a〜17c及び各設備機器16a〜16c間の
電位差を解消することができる。なお、設備機器16a
〜16cのなかに動力機等がある場合には、図1に示す
ように、当該機器(ここでは設備機器16a)を単独で
上記埋設メッシュ層12に接続することが好ましい。ま
た、電磁波ノイズなどに弱い電子・通信機器17a〜1
7cについては、機器間の電位差を確実に解消するた
め、上述したように、2階2Fの床面に設けられた低抵
抗の銅メッシュ19を介してアースする。なお、本実施
の形態では、システムのアースを、図示しない壁筋やス
ラブ筋などの、施工によって電位差が生じ易い鉄筋とは
積極的に絶縁して、確実に電位差を解消することができ
るようにしている。更に、本例では、上記避雷針20の
アースと、本発明の接地システムのアースとを完全に絶
縁するとともに、接地極20Gを上記複数のアース杭1
1が打ち込まれた位置から所定距離W離れた位置に、上
記アース杭11よりも深い、地上からHの距離に埋設す
ることにより、避雷針20に落雷した際に、雷電流によ
る機器破壊を防止するようにしている。
【0012】なお、上記実施の形態では、電子・通信機
器17a〜17cや空調機などの設備機器16a〜16
cが設けられた建築物について説明したが、本発明の接
地システムは、特に電磁波ノイズに対して耐性の低い精
密機器が設置された、例えば、半導体工場のような建築
物の接地システムに好適に用いることができる。また、
上記例では、電子・通信機器17a〜17cのアース、
及び、空調機などの設備機器16a〜16cのアース
を、鉄骨14を介してアース杭11に接地するようにし
たが、施工によって電位差が生じることのないように、
鉄筋を計画的に配設したり、特殊なクランプを用いて鉄
筋同士の接合を高めるなどして、所定の鉄筋を介してア
ース杭11に接地するようにしてもよい。あるいは、S
USメッシュなどの導電性メッシュを全面に引き並べ、
上記メッシュ同士を電気的に接合したものや、内装材に
施した導電性のメッシュまたは金属箔などの電磁シール
ド材を介して、上記機器のアースを取るようにしてもよ
い。なお、上記例において、電子・通信機器17a〜1
7c等のアースとデッキプレート15a,15bとの接
続を省略してもよい。また、必要に応じて銅メッシュ1
9を省略してもよい。
【0013】
【発明の効果】以上説明したように、請求項1に記載の
発明によれば、躯体の鉄骨または所定の鉄筋と、各階の
分電盤に集中された機器のアースとを電気的に接続する
とともに、建築物の直下に複数のアース杭を打ち込み、
上記アース杭同士を導電性の部材から成るメッシュによ
り接続し、このメッシュと上記鉄骨あるいは鉄筋とを電
気的に接続するようにしたので、建築物を等電位に接地
することができ、例えば、上記鉄骨に建築物の電位規準
点を容易に設置することができる。したがって、雷や雷
サージ、電磁波ノイズなどによる電流を等電位で大地に
放出できるので、上記電流から電子機器を防護すること
ができる。
【0014】また、請求項2に記載の発明によれば、上
記機器のアースを、各階の床に敷設されたデッキプレー
トを介して上記鉄骨に電気的に接続するようにしたの
で、アースの接続を更に容易に行うことができる。請求
項3に記載の発明によれば、上記アース杭を等間隔に配
列するようにしたので、上記複数のアース杭同士の電位
差を解消することができる。請求項4に記載の発明によ
れば、上記メッシュの間隔を等間隔にしたので、埋設メ
ッシュ層とアース杭との接続状態を一定にすることがで
き、上記アース杭同士を確実に同電位にすることができ
る。また、請求項5に記載の発明によれば、躯体の床に
低抵抗のメッシュを配設するとともに、上記メッシュと
躯体の鉄骨または鉄筋とを電気的に接続するようにした
ので、電磁波ノイズなどに弱い電子・通信機器間の設置
の電位差を確実に解消することができる。更に、請求項
6に記載の発明によれば、上記請求項1〜請求項5のい
ずれかに記載の接地と、避雷針の接地とを電気的に絶縁
したので、避雷針に落雷した際にも、雷電流による機器
破壊を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態に係わる建築物の接地シ
ステムの概略を示す模式図である。
【図2】 本実施の形態に係わるアース杭と埋設メッシ
ュ層の構成を示す図である。
【図3】 縒り導線の接合方法を示す図である。
【図4】 本実施の形態に係わる鉄骨と埋設メッシュ層
との接続状態を示す図である。
【図5】 従来の建築物の接地システムの概略を示す図
である。
【符号の説明】
10 建築物、1F 1階、2F 2階、11 アース
杭、12 埋設メッシュ層、12a〜12d 縒り導
線、13 躯体、14,14a,14b 鉄骨、15
a,15b デッキプレート、16a〜16c 設備機
器、17a〜17c 電子・通信機器、18a,18b
分電盤、19 銅メッシュ、20 避雷針、20L
引き下げ導線、20G 避雷針の接地極。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 白井 泰雪 宮城県仙台市太白区八木山香澄町33−3− 803 (72)発明者 鈴木 宏和 東京都新宿区津久戸町2番1号 株式会社 熊谷組東京本社内 (72)発明者 遠藤 哲夫 東京都新宿区津久戸町2番1号 株式会社 熊谷組東京本社内 Fターム(参考) 5G016 AA01 CE10

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築物の躯体の鉄骨または所定の鉄筋
    と、各階の分電盤に集中された機器のアースとを電気的
    に接続するとともに、建築物の直下に複数のアース杭を
    打ち込み、上記アース杭同士を導電性の部材から成るメ
    ッシュにより接続し、このメッシュと上記鉄骨または所
    定の鉄筋とを電気的に接続したことを特徴とする建築物
    の接地システム。
  2. 【請求項2】 上記機器のアースを、各階の床に敷設さ
    れたデッキプレートを介して上記鉄骨または所定の鉄筋
    に電気的に接続したことを特徴とする請求項1に記載の
    建築物の接地システム。
  3. 【請求項3】 上記アース杭を等間隔に配列したことを
    特徴とする請求項1または請求項2に記載の建築物の接
    地システム。
  4. 【請求項4】 上記メッシュの間隔を等間隔にしたこと
    を特徴とする請求項1〜請求項3のいずれかに記載の建
    築物の接地システム。
  5. 【請求項5】 躯体の床に低抵抗のメッシュを配設する
    とともに、上記メッシュと躯体の鉄骨または所定の鉄筋
    とを電気的に接続したことを特徴とする請求項1〜請求
    項4のいずれかに記載の建築物の接地システム。
  6. 【請求項6】 上記請求項1〜請求項5のいずれかに記
    載の接地と、避雷針の接地とを電気的に絶縁したことを
    特徴とする建築物の接地システム。
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