JP2003208736A - 多層光学記録媒体の製造方法 - Google Patents
多層光学記録媒体の製造方法Info
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- JP2003208736A JP2003208736A JP2002005271A JP2002005271A JP2003208736A JP 2003208736 A JP2003208736 A JP 2003208736A JP 2002005271 A JP2002005271 A JP 2002005271A JP 2002005271 A JP2002005271 A JP 2002005271A JP 2003208736 A JP2003208736 A JP 2003208736A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 上層基板に折れ曲がりや情報記録面に損傷を
与えることなく剥離工程を行うことができる多層光学記
録媒体の製造方法を提案することを目的とする。 【解決手段】 スピンコート法により感光性接着剤14
を広がらせて転写基板Tの光学記録層13に光透過性樹
脂シート15を貼り合わせる貼り合わせ工程と、この感
光性接着剤14を光Lを照射して硬化させる硬化工程
と、光透過性樹脂シート15に接着した光学記録層13
と転写基板Tとの界面で剥離する剥離工程とを有する多
層光学記録媒体の製造方法において、この硬化工程にお
いて、光透過性樹脂シート15の光Lを照射する一方の
面側にこの光透過性樹脂シート15と光学記録層13と
を接着する感光性接着剤14の外周縁部近傍に光Lを遮
断するマスク20を設けるようにすると共に、この光透
過性樹脂シート15の他方の面側よりこの光透過性樹脂
シート15とこの光学記録層13とを接着する感光性接
着剤14の外周縁部近傍にこの感光性接着剤14の硬化
阻害気体Oを噴きつけるようにしたものである。
与えることなく剥離工程を行うことができる多層光学記
録媒体の製造方法を提案することを目的とする。 【解決手段】 スピンコート法により感光性接着剤14
を広がらせて転写基板Tの光学記録層13に光透過性樹
脂シート15を貼り合わせる貼り合わせ工程と、この感
光性接着剤14を光Lを照射して硬化させる硬化工程
と、光透過性樹脂シート15に接着した光学記録層13
と転写基板Tとの界面で剥離する剥離工程とを有する多
層光学記録媒体の製造方法において、この硬化工程にお
いて、光透過性樹脂シート15の光Lを照射する一方の
面側にこの光透過性樹脂シート15と光学記録層13と
を接着する感光性接着剤14の外周縁部近傍に光Lを遮
断するマスク20を設けるようにすると共に、この光透
過性樹脂シート15の他方の面側よりこの光透過性樹脂
シート15とこの光学記録層13とを接着する感光性接
着剤14の外周縁部近傍にこの感光性接着剤14の硬化
阻害気体Oを噴きつけるようにしたものである。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、情報を光学的に記
録する光学記録層を複数層積層した多層光学記録媒体の
製造方法に関する。
録する光学記録層を複数層積層した多層光学記録媒体の
製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】先に、情報を光学的に記録する光学記録
層を複数層積層した多層光学記録媒体(以下、「光ディ
スク」という)として図3に示す如きものが提案されて
いる。
層を複数層積層した多層光学記録媒体(以下、「光ディ
スク」という)として図3に示す如きものが提案されて
いる。
【0003】この図3の光ディスクは例えばポリカーボ
ネートなどからなる厚さ1.1mm程度の基板10に、
下層光学記録層用の凹凸パターンG1が形成されてお
り、その上層に例えば膜厚15nmのアルミニウム等の
金属薄膜からなり、この凹凸パターンG1に対応するパ
ターンを有する反射膜である下層光学記録層11が形成
されており、このようにして下層基板1が構成されてい
る。
ネートなどからなる厚さ1.1mm程度の基板10に、
下層光学記録層用の凹凸パターンG1が形成されてお
り、その上層に例えば膜厚15nmのアルミニウム等の
金属薄膜からなり、この凹凸パターンG1に対応するパ
ターンを有する反射膜である下層光学記録層11が形成
されており、このようにして下層基板1が構成されてい
る。
【0004】一方、例えばポリカーボネートなどからな
る厚さ70μm程度の可撓性フィルムである光透過性の
樹脂シート15に、例えば膜厚8nmのアルミニウムな
どからなり、凹凸パターンが形成された半透明膜の反射
膜である上層光学記録層13が紫外線硬化樹脂などの感
光性の接着剤層14により接着されており、このように
して上層基板2が構成されている。
る厚さ70μm程度の可撓性フィルムである光透過性の
樹脂シート15に、例えば膜厚8nmのアルミニウムな
どからなり、凹凸パターンが形成された半透明膜の反射
膜である上層光学記録層13が紫外線硬化樹脂などの感
光性の接着剤層14により接着されており、このように
して上層基板2が構成されている。
【0005】下層光学記録層11と上層光学記録層13
が対向する状態で、この下層基板1と上層基板2が感圧
性接着剤あるいは紫外線硬化樹脂系接着剤などの接着剤
層12により貼り合わされている。ここで、下層光学記
録層11と上層光学記録層13の間隔(即ち接着剤層1
2の膜厚)は、数10μm程度(例えば27μm)であ
る。
が対向する状態で、この下層基板1と上層基板2が感圧
性接着剤あるいは紫外線硬化樹脂系接着剤などの接着剤
層12により貼り合わされている。ここで、下層光学記
録層11と上層光学記録層13の間隔(即ち接着剤層1
2の膜厚)は、数10μm程度(例えば27μm)であ
る。
【0006】この光ディスクは、例えば、上層光学記録
層13及び下層光学記録層11とが可撓性フィルムであ
る光透過性の樹脂シート15側から100μm程度の深
さの範囲内に位置しており、可撓性フィルムである光透
過性の樹脂シート15側から記録情報を読み取る表面読
みの光ディスクとして用いられる。
層13及び下層光学記録層11とが可撓性フィルムであ
る光透過性の樹脂シート15側から100μm程度の深
さの範囲内に位置しており、可撓性フィルムである光透
過性の樹脂シート15側から記録情報を読み取る表面読
みの光ディスクとして用いられる。
【0007】次に、この光ディスクの製造方法について
図面を参照して説明する。まず、図8Aに示すように、
アクリル樹脂からなり、例えば厚さが1.2mmである
アクリル樹脂基板即ち転写基板Tの表面に、上層光学記
録層用の凹凸パターンG2を形成する。
図面を参照して説明する。まず、図8Aに示すように、
アクリル樹脂からなり、例えば厚さが1.2mmである
アクリル樹脂基板即ち転写基板Tの表面に、上層光学記
録層用の凹凸パターンG2を形成する。
【0008】次に、図8Bに示すように、凹凸パターン
G2が形成された転写基板T上に、例えばスパッタリン
グ法により、例えば8nmの膜厚のアルミニウム、ある
いは銀などを堆積させ、この凹凸パターンG2に対応す
るパターンを有する半透明膜の反射膜である上層光学記
録層13を形成する。
G2が形成された転写基板T上に、例えばスパッタリン
グ法により、例えば8nmの膜厚のアルミニウム、ある
いは銀などを堆積させ、この凹凸パターンG2に対応す
るパターンを有する半透明膜の反射膜である上層光学記
録層13を形成する。
【0009】次に、図9Aに示すように、スピンコート
法により転写基板Tをその中心軸を回転中心軸として回
転した状態で、上層光学記録層13上に紫外線硬化樹脂
などの感光性の接着剤14aを供給、平坦化する。その
上面に、転写基板T即ち最終的に目的とする光ディスク
の半径寸法rより大なる半径寸法Rを有する例えばポリ
カーボネートなどからなる厚さ70μm程度の可撓性フ
ィルムよりなる光透過性の樹脂シート15を重ね合わせ
た後、回転させ樹脂シート15と転写基板Tとの間に入
る気泡を遠心力で逃がすようにする。
法により転写基板Tをその中心軸を回転中心軸として回
転した状態で、上層光学記録層13上に紫外線硬化樹脂
などの感光性の接着剤14aを供給、平坦化する。その
上面に、転写基板T即ち最終的に目的とする光ディスク
の半径寸法rより大なる半径寸法Rを有する例えばポリ
カーボネートなどからなる厚さ70μm程度の可撓性フ
ィルムよりなる光透過性の樹脂シート15を重ね合わせ
た後、回転させ樹脂シート15と転写基板Tとの間に入
る気泡を遠心力で逃がすようにする。
【0010】次に、図9Bに示すように、光透過性の樹
脂シート15側から紫外線Lを照射して、接着剤層14
を硬化させ、樹脂シート15と上層光学記録層13とを
接着する。
脂シート15側から紫外線Lを照射して、接着剤層14
を硬化させ、樹脂シート15と上層光学記録層13とを
接着する。
【0011】次に、図10Aに示すように、上層光学記
録層13と転写基板Tの界面で剥離する。これにより、
上層光学記録層13が可撓性フィルムである光透過性の
樹脂シート15側に転写され、上層光学記録層13が接
着剤層14により可撓性フィルムである光透過性の樹脂
シート15に接着される。
録層13と転写基板Tの界面で剥離する。これにより、
上層光学記録層13が可撓性フィルムである光透過性の
樹脂シート15側に転写され、上層光学記録層13が接
着剤層14により可撓性フィルムである光透過性の樹脂
シート15に接着される。
【0012】次に、図10Bに示すように、このように
して得られた上層光学記録層13が接着剤層14により
接着されている光透過性の樹脂シート15を1点鎖線h
及びpをもって示す如く、中心部及び外周縁部の溜まり
を切断するカッティングを行う。そして、図11に示す
センターホールHが穿設され、最終的に目的とする光デ
ィスクの径を有する上層基板2を得る。
して得られた上層光学記録層13が接着剤層14により
接着されている光透過性の樹脂シート15を1点鎖線h
及びpをもって示す如く、中心部及び外周縁部の溜まり
を切断するカッティングを行う。そして、図11に示す
センターホールHが穿設され、最終的に目的とする光デ
ィスクの径を有する上層基板2を得る。
【0013】次に、図11に示すように、感圧性接着剤
あるいは紫外線硬化樹脂系接着剤などの接着剤層12に
より、予め形成しておいた下層基板1にこの上層基板2
を貼り合わせる。
あるいは紫外線硬化樹脂系接着剤などの接着剤層12に
より、予め形成しておいた下層基板1にこの上層基板2
を貼り合わせる。
【0014】この下層基板1は、例えばポリカーボネー
トなどからなる厚さ1.1mm程度の基板10に、下層
光学記録層用の凹凸パターンG1を形成し、その上層
に、例えばスパッタリング法により、例えば15nmの
膜厚のアルミニウムなどを堆積させ、この凹凸パターン
G1に対応するパターンを有する反射膜である下層光学
記録層11を形成することにより、形成する。
トなどからなる厚さ1.1mm程度の基板10に、下層
光学記録層用の凹凸パターンG1を形成し、その上層
に、例えばスパッタリング法により、例えば15nmの
膜厚のアルミニウムなどを堆積させ、この凹凸パターン
G1に対応するパターンを有する反射膜である下層光学
記録層11を形成することにより、形成する。
【0015】この上層基板2と下層基板1を貼り合わせ
る工程においては、下層光学記録層11と上層光学記録
層13を対向させた状態で貼り合わせる。ここで、下層
光学記録層11と上層光学記録層13の間隔(即ち接着
剤層12の膜厚)は、数10μm程度(例えば27μ
m)とする。
る工程においては、下層光学記録層11と上層光学記録
層13を対向させた状態で貼り合わせる。ここで、下層
光学記録層11と上層光学記録層13の間隔(即ち接着
剤層12の膜厚)は、数10μm程度(例えば27μ
m)とする。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】ところで、図8Bに示
すように、転写基板T上にスパッタリング法により形成
されるアルミニウム膜は、光ディスクのデータエリアよ
り外周部についてはスパッタリング時に外周マスク(図
示せず)がなされて転写基板Tの外周縁部近傍は成膜さ
れない。したがって、紫外線硬化樹脂などからなる接着
剤層14とアクリル樹脂基板よりなる転写基板Tとが直
接接着する部分が存在する。
すように、転写基板T上にスパッタリング法により形成
されるアルミニウム膜は、光ディスクのデータエリアよ
り外周部についてはスパッタリング時に外周マスク(図
示せず)がなされて転写基板Tの外周縁部近傍は成膜さ
れない。したがって、紫外線硬化樹脂などからなる接着
剤層14とアクリル樹脂基板よりなる転写基板Tとが直
接接着する部分が存在する。
【0017】このため、上層光学記録層13と転写基板
Tの界面で剥離する剥離工程において、アルミニウム膜
などの金属薄膜からなる上層光学記録層13とアクリル
樹脂基板よりなる転写基板Tとは接着強度が弱いので容
易に剥離することができるのであるが、図12に示すよ
うに、紫外線硬化樹脂などからなる接着剤層14とアク
リル樹脂基板よりなる転写基板Tとが接着している部分
は接着強度が強いので剥離するのが困難であり、上層基
板2の折れ曲がり及び凹凸パターンG2が転写される上
層光学記録層13の外周縁部近傍にピットダメージ2a
等を与えてしまうなどの問題が生じていた。これは、例
えば次世代多層光学記録媒体に適用して上層基板を薄く
するほど深刻な問題となる。
Tの界面で剥離する剥離工程において、アルミニウム膜
などの金属薄膜からなる上層光学記録層13とアクリル
樹脂基板よりなる転写基板Tとは接着強度が弱いので容
易に剥離することができるのであるが、図12に示すよ
うに、紫外線硬化樹脂などからなる接着剤層14とアク
リル樹脂基板よりなる転写基板Tとが接着している部分
は接着強度が強いので剥離するのが困難であり、上層基
板2の折れ曲がり及び凹凸パターンG2が転写される上
層光学記録層13の外周縁部近傍にピットダメージ2a
等を与えてしまうなどの問題が生じていた。これは、例
えば次世代多層光学記録媒体に適用して上層基板を薄く
するほど深刻な問題となる。
【0018】本発明は斯かる点に鑑み、上層基板に折れ
曲がりや情報記録面に損傷を与えることなく剥離工程を
行うことができる多層光学記録媒体の製造方法を提案せ
んとするものである。
曲がりや情報記録面に損傷を与えることなく剥離工程を
行うことができる多層光学記録媒体の製造方法を提案せ
んとするものである。
【0019】
【課題を解決するための手段】スピンコート法により感
光性接着剤を広がらせて転写基板の光学記録層に光透過
性樹脂シートを貼り合わせる貼り合わせ工程と、この感
光性接着剤を光を照射して硬化させる硬化工程と、この
光透過性樹脂シートに接着した光学記録層とこの転写基
板との界面で剥離する剥離工程とを有する多層光学記録
媒体の製造方法において、この硬化工程において、この
光透過性樹脂シートの光を照射する一方の面側にこの光
透過性樹脂シートとこの光学記録層とを接着するこの感
光性接着剤の外周縁部近傍に光を遮断するマスクを設け
るようにすると共に、この光透過性樹脂シートの他方の
面側よりこの光透過性樹脂シートとこの光学記録層とを
接着するこの感光性接着剤の外周縁部近傍にこの感光性
接着剤の硬化阻害気体を噴きつけるようにしたものであ
る。
光性接着剤を広がらせて転写基板の光学記録層に光透過
性樹脂シートを貼り合わせる貼り合わせ工程と、この感
光性接着剤を光を照射して硬化させる硬化工程と、この
光透過性樹脂シートに接着した光学記録層とこの転写基
板との界面で剥離する剥離工程とを有する多層光学記録
媒体の製造方法において、この硬化工程において、この
光透過性樹脂シートの光を照射する一方の面側にこの光
透過性樹脂シートとこの光学記録層とを接着するこの感
光性接着剤の外周縁部近傍に光を遮断するマスクを設け
るようにすると共に、この光透過性樹脂シートの他方の
面側よりこの光透過性樹脂シートとこの光学記録層とを
接着するこの感光性接着剤の外周縁部近傍にこの感光性
接着剤の硬化阻害気体を噴きつけるようにしたものであ
る。
【0020】本発明によれば、硬化工程において、光透
過性樹脂シートの光を照射する一方の面側にこの光透過
性樹脂シートと光学記録層とを接着する感光性接着剤の
外周縁部近傍に光を遮断するマスクを設けるようにする
と共に、光透過性樹脂シートの他方の面側よりこの光透
過性樹脂シートと光学記録層とを接着する感光性接着剤
の外周縁部近傍にこの感光性接着剤の硬化阻害気体を噴
きつけるようにしたので、感光性接着剤の光学記録層と
接合する面にあたる部分のみを硬化させると共にこれ以
外の外周縁部近傍を未硬化とし、接着力が弱く容易に剥
離することができる。
過性樹脂シートの光を照射する一方の面側にこの光透過
性樹脂シートと光学記録層とを接着する感光性接着剤の
外周縁部近傍に光を遮断するマスクを設けるようにする
と共に、光透過性樹脂シートの他方の面側よりこの光透
過性樹脂シートと光学記録層とを接着する感光性接着剤
の外周縁部近傍にこの感光性接着剤の硬化阻害気体を噴
きつけるようにしたので、感光性接着剤の光学記録層と
接合する面にあたる部分のみを硬化させると共にこれ以
外の外周縁部近傍を未硬化とし、接着力が弱く容易に剥
離することができる。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明多層
光学記録媒体の製造方法の実施の形態の例について説明
する。本例は、図3に示す如き情報を光学的に記録する
光学記録層を複数層例えば2層積層した多層光学記録媒
体(以下、「光ディスク」という)を製造する場合の製
造方法に適用するものである。本例において、図8〜図
12に対応する部分には同一符号を付して示す。
光学記録媒体の製造方法の実施の形態の例について説明
する。本例は、図3に示す如き情報を光学的に記録する
光学記録層を複数層例えば2層積層した多層光学記録媒
体(以下、「光ディスク」という)を製造する場合の製
造方法に適用するものである。本例において、図8〜図
12に対応する部分には同一符号を付して示す。
【0022】この図3に示す光ディスクは、例えばポリ
カーボネートなどからなる厚さ1.1mm程度の基板1
0に、下層光学記録層用の凹凸パターンG1が形成され
ており、その上層に例えば膜厚15nmのアルミニウム
等の金属薄膜からなり、この凹凸パターンG1に対応す
るパターンを有する反射膜である下層光学記録層11が
形成されており、このようにして下層基板1が構成され
ている。
カーボネートなどからなる厚さ1.1mm程度の基板1
0に、下層光学記録層用の凹凸パターンG1が形成され
ており、その上層に例えば膜厚15nmのアルミニウム
等の金属薄膜からなり、この凹凸パターンG1に対応す
るパターンを有する反射膜である下層光学記録層11が
形成されており、このようにして下層基板1が構成され
ている。
【0023】一方、例えばポリカーボネートなどからな
る厚さ70μm程度の可撓性フィルムである光透過性の
樹脂シート15に、例えば膜厚8nmのアルミニウムな
どからなり、凹凸パターンが形成された半透明膜の反射
膜である上層光学記録層13が紫外線硬化樹脂などの感
光性の接着剤層14により接着されており、このように
して上層基板2が構成されている。
る厚さ70μm程度の可撓性フィルムである光透過性の
樹脂シート15に、例えば膜厚8nmのアルミニウムな
どからなり、凹凸パターンが形成された半透明膜の反射
膜である上層光学記録層13が紫外線硬化樹脂などの感
光性の接着剤層14により接着されており、このように
して上層基板2が構成されている。
【0024】下層光学記録層11と上層光学記録層13
が対向する状態で、この下層基板1と上層基板2が感圧
性接着剤あるいは紫外線硬化樹脂系接着剤などの接着剤
層12により貼り合わされている。ここで、下層光学記
録層11と上層光学記録層13の間隔(即ち接着剤層1
2の膜厚)は、数10μm程度(例えば27μm)であ
る。
が対向する状態で、この下層基板1と上層基板2が感圧
性接着剤あるいは紫外線硬化樹脂系接着剤などの接着剤
層12により貼り合わされている。ここで、下層光学記
録層11と上層光学記録層13の間隔(即ち接着剤層1
2の膜厚)は、数10μm程度(例えば27μm)であ
る。
【0025】この光ディスクは、例えば、上層光学記録
層13及び下層光学記録層11とが可撓性フィルムであ
る光透過性の樹脂シート15側から100μm程度の深
さの範囲内に位置しており、可撓性フィルムである光透
過性の樹脂シート15側から記録情報を読み取る表面読
みの光ディスクとして用いられる。
層13及び下層光学記録層11とが可撓性フィルムであ
る光透過性の樹脂シート15側から100μm程度の深
さの範囲内に位置しており、可撓性フィルムである光透
過性の樹脂シート15側から記録情報を読み取る表面読
みの光ディスクとして用いられる。
【0026】次に、本例によるこの光ディスクの製造方
法について説明する。
法について説明する。
【0027】まず、図4Aに示すように、アクリル樹脂
からなり、例えば厚さが1.2mmであるアクリル樹脂
基板即ち転写基板Tの表面に、上層光学記録層用の凹凸
パターンG2を形成する。
からなり、例えば厚さが1.2mmであるアクリル樹脂
基板即ち転写基板Tの表面に、上層光学記録層用の凹凸
パターンG2を形成する。
【0028】次に、図4Bに示すように、凹凸パターン
G2が形成された転写基板T上に、例えばスパッタリン
グ法により、例えば8nmの膜厚のアルミニウム、ある
いは銀などを堆積させ、この凹凸パターンG2に対応す
るパターンを有する半透明膜の反射膜である上層光学記
録層13を形成する。
G2が形成された転写基板T上に、例えばスパッタリン
グ法により、例えば8nmの膜厚のアルミニウム、ある
いは銀などを堆積させ、この凹凸パターンG2に対応す
るパターンを有する半透明膜の反射膜である上層光学記
録層13を形成する。
【0029】次に、図5に示すように、スピンコート法
により転写基板Tをその中心軸を回転中心軸として回転
した状態で、上層光学記録層13上に紫外線硬化樹脂な
どの感光性の接着剤14aを供給、平坦化する。その上
面に、転写基板T即ち最終的に目的とする光ディスクの
半径寸法rより大なる半径寸法Rを有する例えばポリカ
ーボネートなどからなる厚さ70μm程度の可撓性フィ
ルムよりなる光透過性の樹脂シート15を重ね合わせた
後、回転させ樹脂シート15と転写基板Tとの間に入る
気泡を遠心力で逃がすようにする。
により転写基板Tをその中心軸を回転中心軸として回転
した状態で、上層光学記録層13上に紫外線硬化樹脂な
どの感光性の接着剤14aを供給、平坦化する。その上
面に、転写基板T即ち最終的に目的とする光ディスクの
半径寸法rより大なる半径寸法Rを有する例えばポリカ
ーボネートなどからなる厚さ70μm程度の可撓性フィ
ルムよりなる光透過性の樹脂シート15を重ね合わせた
後、回転させ樹脂シート15と転写基板Tとの間に入る
気泡を遠心力で逃がすようにする。
【0030】次に、光透過性の樹脂シート15側から紫
外線Lを照射して、接着剤層14を硬化させ、樹脂シー
ト15と上層光学記録層13とを接着する。
外線Lを照射して、接着剤層14を硬化させ、樹脂シー
ト15と上層光学記録層13とを接着する。
【0031】この硬化処理について図1を参照して説明
する。図1は接着剤層14を硬化処理時の概略外観構成
を示すものであり、透過性の樹脂シート15の紫外線L
を照射する一方の面側に、この光透過性の樹脂シート1
5と光学記録層13とを接着する接着剤層14の外周縁
部近傍に紫外線Lを遮断するマスク20を設けると共
に、この光透過性の樹脂シート15の他方の面側に、こ
の光透過性の樹脂シート15と光学記録層13とを接着
する接着剤層14の外周縁部近傍に紫外線硬化樹脂より
なる接着剤層14の硬化阻害気体である酸素Oを噴出す
るノズル21を設ける如くしたものである。これは感光
性の接着剤の一つである紫外線硬化樹脂の種類の中で、
特定の気体この例では酸素雰囲気下において紫外線が照
射されても硬化が抑制されるというものの性質を利用し
たものである。
する。図1は接着剤層14を硬化処理時の概略外観構成
を示すものであり、透過性の樹脂シート15の紫外線L
を照射する一方の面側に、この光透過性の樹脂シート1
5と光学記録層13とを接着する接着剤層14の外周縁
部近傍に紫外線Lを遮断するマスク20を設けると共
に、この光透過性の樹脂シート15の他方の面側に、こ
の光透過性の樹脂シート15と光学記録層13とを接着
する接着剤層14の外周縁部近傍に紫外線硬化樹脂より
なる接着剤層14の硬化阻害気体である酸素Oを噴出す
るノズル21を設ける如くしたものである。これは感光
性の接着剤の一つである紫外線硬化樹脂の種類の中で、
特定の気体この例では酸素雰囲気下において紫外線が照
射されても硬化が抑制されるというものの性質を利用し
たものである。
【0032】このマスク20により光透過性の樹脂シー
ト15と光学記録層13とを接着する接着剤層14の外
周縁部近傍に照射される紫外線Lが遮断されるが、図1
の要部の拡大図に示す如く、このマスク20と光透過性
の樹脂シート15の表面との隙間から回折してくる紫外
線Lにより接着剤層14の光学記録層13と接合する面
の外周縁部が硬化してしまう。そこで、紫外線硬化樹脂
層からなる接着剤層14の硬化阻害気体この例において
は酸素Oを噴きつけて未硬化とする作業を同時に行うよ
うにする。
ト15と光学記録層13とを接着する接着剤層14の外
周縁部近傍に照射される紫外線Lが遮断されるが、図1
の要部の拡大図に示す如く、このマスク20と光透過性
の樹脂シート15の表面との隙間から回折してくる紫外
線Lにより接着剤層14の光学記録層13と接合する面
の外周縁部が硬化してしまう。そこで、紫外線硬化樹脂
層からなる接着剤層14の硬化阻害気体この例において
は酸素Oを噴きつけて未硬化とする作業を同時に行うよ
うにする。
【0033】ここで、マスク6の位置は、このマスク6
と光透過性の樹脂シート15との隙間から回折してくる
紫外線Lによる影響を考慮して、上層光学記録層13を
形成するアルミニウム膜の外周端(図1要部拡大図の点
線部)の垂直線上の内周側に設置するようにしてもよ
い。あるいは外周側に設置するようにしてもよい。ま
た、接着剤層14の外周縁部近傍に均等に酸素O等の硬
化阻害気体を噴きつけられるようにノズル21はリング
状とするのが好ましい。
と光透過性の樹脂シート15との隙間から回折してくる
紫外線Lによる影響を考慮して、上層光学記録層13を
形成するアルミニウム膜の外周端(図1要部拡大図の点
線部)の垂直線上の内周側に設置するようにしてもよ
い。あるいは外周側に設置するようにしてもよい。ま
た、接着剤層14の外周縁部近傍に均等に酸素O等の硬
化阻害気体を噴きつけられるようにノズル21はリング
状とするのが好ましい。
【0034】上述のような接着剤層14の外周縁部近傍
への紫外線Lの遮断及び硬化阻害気体である酸素Oの噴
きつけによって、接着剤層14の上層光学記録層13を
形成するアルミニウム膜等の外周端(図1要部拡大図の
点線部)よりも外周側であるほど接着剤層14を未硬化
状態とすることができる
への紫外線Lの遮断及び硬化阻害気体である酸素Oの噴
きつけによって、接着剤層14の上層光学記録層13を
形成するアルミニウム膜等の外周端(図1要部拡大図の
点線部)よりも外周側であるほど接着剤層14を未硬化
状態とすることができる
【0035】次に、図6Aに示すように、上層光学記録
層13と転写基板Tの界面で剥離する。これにより、上
層光学記録層13が可撓性フィルムである光透過性の樹
脂シート15側に転写され、上層光学記録層13が接着
剤層14により可撓性フィルムである光透過性の樹脂シ
ート15に接着される。
層13と転写基板Tの界面で剥離する。これにより、上
層光学記録層13が可撓性フィルムである光透過性の樹
脂シート15側に転写され、上層光学記録層13が接着
剤層14により可撓性フィルムである光透過性の樹脂シ
ート15に接着される。
【0036】このとき、アルミニウム膜よりなる上層光
学記録層13と接合する部分にあたる接着剤層14は硬
化状態であるが、この上層光学記録層13の外周端より
外周側にある接着剤層14の外周縁部近傍は未硬化状態
である(図2の矢印“⇔”で示される範囲)。この状態
においては、接着強度の強い組み合わせである紫外線硬
化樹脂よりなる接着剤層14とアクリル樹脂基板よりな
る転写基板Tとが接着することがない。したがって、図
2に示すように、アクリル樹脂基板からなる転写基板T
上にスパッタリング法により形成され凹凸パターンG2
に対応するパターンを有するアルミニウム膜等よりなる
上層光学記録層13は、このアルミニウム膜を破壊する
ことなく、容易に上層光学記録層13と転写基板Tの界
面で剥離される。
学記録層13と接合する部分にあたる接着剤層14は硬
化状態であるが、この上層光学記録層13の外周端より
外周側にある接着剤層14の外周縁部近傍は未硬化状態
である(図2の矢印“⇔”で示される範囲)。この状態
においては、接着強度の強い組み合わせである紫外線硬
化樹脂よりなる接着剤層14とアクリル樹脂基板よりな
る転写基板Tとが接着することがない。したがって、図
2に示すように、アクリル樹脂基板からなる転写基板T
上にスパッタリング法により形成され凹凸パターンG2
に対応するパターンを有するアルミニウム膜等よりなる
上層光学記録層13は、このアルミニウム膜を破壊する
ことなく、容易に上層光学記録層13と転写基板Tの界
面で剥離される。
【0037】次に、図6Bに示すように、このようにし
て得られた上層光学記録層13が接着層14により接着
されている光透過性の樹脂シート15を1点鎖線h及び
pをもって示す如く、中心部及び外周縁部の溜まりを切
断するカッティングを行う。そして、図7に示すセンタ
ーホールHが穿設され、最終的に目的とする光ディスク
の径を有する上層基板2を得る。
て得られた上層光学記録層13が接着層14により接着
されている光透過性の樹脂シート15を1点鎖線h及び
pをもって示す如く、中心部及び外周縁部の溜まりを切
断するカッティングを行う。そして、図7に示すセンタ
ーホールHが穿設され、最終的に目的とする光ディスク
の径を有する上層基板2を得る。
【0038】次に、図7に示すように、感圧性接着剤あ
るいは紫外線硬化樹脂系接着剤などの接着剤層12によ
り、予め形成しておいた下層基板1にこの上層基板2を
貼り合わせる。
るいは紫外線硬化樹脂系接着剤などの接着剤層12によ
り、予め形成しておいた下層基板1にこの上層基板2を
貼り合わせる。
【0039】この下層基板1は、例えばポリカーボネー
トなどからなる厚さ1.1mm程度の基板10に、下層
光学記録層用の凹凸パターンG1を形成し、その上層
に、例えばスパッタリング法により、例えば15nmの
膜厚のアルミニウムなどを堆積させ、この凹凸パターン
G1に対応するパターンを有する反射膜である下層光学
記録層11を形成することにより、形成する。
トなどからなる厚さ1.1mm程度の基板10に、下層
光学記録層用の凹凸パターンG1を形成し、その上層
に、例えばスパッタリング法により、例えば15nmの
膜厚のアルミニウムなどを堆積させ、この凹凸パターン
G1に対応するパターンを有する反射膜である下層光学
記録層11を形成することにより、形成する。
【0040】この上層基板2と下層基板1を貼り合わせ
る工程においては、下層光学記録層11と上層光学記録
層13を対向させた状態で貼り合わせる。ここで、下層
光学記録層11と上層光学記録層13の間隔(即ち接着
剤層12の膜厚)は、数10μm程度(例えば27μ
m)とする。以上で、図3に示す光ディスクを製造する
ことができる。
る工程においては、下層光学記録層11と上層光学記録
層13を対向させた状態で貼り合わせる。ここで、下層
光学記録層11と上層光学記録層13の間隔(即ち接着
剤層12の膜厚)は、数10μm程度(例えば27μ
m)とする。以上で、図3に示す光ディスクを製造する
ことができる。
【0041】本例によれば、紫外線硬化樹脂よりなる接
着剤層14の外周縁部近傍への紫外線Lの遮断及びこの
接着剤層14の硬化阻害気体である酸素Oの噴きつけに
よって、接着剤層14のアルミニウム膜等より形成され
る上層光学基板13の外周端の内周側は硬化させ、これ
より外周側は未硬化状態とすることができ、このアルミ
ニウム膜を破壊することなく、容易に上層光学記録層1
3と転写基板Tの界面で剥離することができる。
着剤層14の外周縁部近傍への紫外線Lの遮断及びこの
接着剤層14の硬化阻害気体である酸素Oの噴きつけに
よって、接着剤層14のアルミニウム膜等より形成され
る上層光学基板13の外周端の内周側は硬化させ、これ
より外周側は未硬化状態とすることができ、このアルミ
ニウム膜を破壊することなく、容易に上層光学記録層1
3と転写基板Tの界面で剥離することができる。
【0042】以上述べた如く、本例での硬化工程におけ
る硬化処理方法は、アクリル樹脂基板とアルミニウム等
の金属薄膜との接着強度が、紫外線硬化樹脂とアルミニ
ウム等の金属薄膜との接着強度に比べて著しく弱いこと
を利用して、剥離するようにしたものである。したがっ
て、各層の接着強度の関係、例えば、(転写基板Tと上
層光学記録層13との接着強度)<(感光性の接着剤層
14と上層光学記録層13との接着強度)の関係が成立
していると共にこの感光性の接着剤層がある気体に対し
硬化が阻害される性質を持つものであれば、本発明を適
用でき之等の各層を構成する材料及び感光性の接着剤層
の硬化阻害気体の種類を限定するものではない。
る硬化処理方法は、アクリル樹脂基板とアルミニウム等
の金属薄膜との接着強度が、紫外線硬化樹脂とアルミニ
ウム等の金属薄膜との接着強度に比べて著しく弱いこと
を利用して、剥離するようにしたものである。したがっ
て、各層の接着強度の関係、例えば、(転写基板Tと上
層光学記録層13との接着強度)<(感光性の接着剤層
14と上層光学記録層13との接着強度)の関係が成立
していると共にこの感光性の接着剤層がある気体に対し
硬化が阻害される性質を持つものであれば、本発明を適
用でき之等の各層を構成する材料及び感光性の接着剤層
の硬化阻害気体の種類を限定するものではない。
【0043】尚、本発明は上述例に限ることなく、本発
明の要旨を逸脱することなくその他種々の構成が取り得
ることは勿論である。
明の要旨を逸脱することなくその他種々の構成が取り得
ることは勿論である。
【0044】
【発明の効果】本発明によれば、光透過性樹脂シートの
光を照射する一方の面側にこの光透過性樹脂シートと光
学記録層とを接着する感光性接着剤の外周縁部近傍に光
を遮断するマスクを設けるようにすると共に、光透過性
樹脂シートの他方の面側よりこの光透過性樹脂シートと
光学記録層とを接着する感光性接着剤の外周縁部近傍に
この感光性接着剤の硬化阻害気体を噴きつけるようにし
たので、感光性接着剤の光学記録層と接合する面にあた
る部分のみを硬化させると共にこれ以外の外周縁部近傍
を未硬化とすることができる。したがって剥離工程にお
いて、上層基板に折れ曲がりや光学記録層の外周縁部近
傍にピットダメージ等の損傷を与えることなく、容易に
光学記録層と転写基板との界面で剥離することができる
利益がある。
光を照射する一方の面側にこの光透過性樹脂シートと光
学記録層とを接着する感光性接着剤の外周縁部近傍に光
を遮断するマスクを設けるようにすると共に、光透過性
樹脂シートの他方の面側よりこの光透過性樹脂シートと
光学記録層とを接着する感光性接着剤の外周縁部近傍に
この感光性接着剤の硬化阻害気体を噴きつけるようにし
たので、感光性接着剤の光学記録層と接合する面にあた
る部分のみを硬化させると共にこれ以外の外周縁部近傍
を未硬化とすることができる。したがって剥離工程にお
いて、上層基板に折れ曲がりや光学記録層の外周縁部近
傍にピットダメージ等の損傷を与えることなく、容易に
光学記録層と転写基板との界面で剥離することができる
利益がある。
【0045】さらに、ダメージを与えずに、余計な力を
加えることなく安定して上層基板の剥離工程が行えるの
で、この上層基板の厚さをより薄くすることができ、多
層光学記録媒体の更なる多層化、大容量化に寄与するこ
とができる利益がある。
加えることなく安定して上層基板の剥離工程が行えるの
で、この上層基板の厚さをより薄くすることができ、多
層光学記録媒体の更なる多層化、大容量化に寄与するこ
とができる利益がある。
【図1】本発明多層光学記録媒体の製造方法の実施の形
態の例を示す外略図である。
態の例を示す外略図である。
【図2】本発明多層光学記録媒体の製造方法の実施の形
態の例の説明に供する線図である。
態の例の説明に供する線図である。
【図3】多層光学記録媒体の例を示す断面図である。
【図4】本発明多層光学記録媒体の製造方法の実施の形
態の例の製造工程を示す断面図である。
態の例の製造工程を示す断面図である。
【図5】本発明多層光学記録媒体の製造方法の実施の形
態の例の製造工程を示す断面図である。
態の例の製造工程を示す断面図である。
【図6】本発明多層光学記録媒体の製造方法の実施の形
態の例の製造工程を示す断面図である。
態の例の製造工程を示す断面図である。
【図7】本発明多層光学記録媒体の製造方法の実施の形
態の例の製造工程を示す断面図である。
態の例の製造工程を示す断面図である。
【図8】従来の多層光学記録媒体の製造方法の例の製造
工程を示す断面図である。
工程を示す断面図である。
【図9】従来の多層光学記録媒体の製造方法の例の製造
工程を示す断面図である。
工程を示す断面図である。
【図10】従来の多層光学記録媒体の製造方法の例の製
造工程を示す断面図である。
造工程を示す断面図である。
【図11】従来の多層光学記録媒体の製造方法の例の製
造工程を示す断面図である。
造工程を示す断面図である。
【図12】従来の多層光学記録媒体の製造方法の例の説
明に供する線図である。
明に供する線図である。
1・・・・下層基板、2・・・・上層基板、10・・・・基板、11
・・・・下層光学記録層、12,14・・・・接着剤層、13・・
・・上層光学記録層、14a・・・・感光性の接着剤、15・・
・・光透過性の樹脂シート、20・・・・マスク、21・・・・ノ
ズル、G1,G2・・・・凹凸パターン、L・・・・紫外線、O
・・・・酸素、T・・・・アクリル樹脂基板(転写基板)
・・・・下層光学記録層、12,14・・・・接着剤層、13・・
・・上層光学記録層、14a・・・・感光性の接着剤、15・・
・・光透過性の樹脂シート、20・・・・マスク、21・・・・ノ
ズル、G1,G2・・・・凹凸パターン、L・・・・紫外線、O
・・・・酸素、T・・・・アクリル樹脂基板(転写基板)
Claims (2)
- 【請求項1】 スピンコート法により感光性接着剤を広
がらせて転写基板の光学記録層に光透過性樹脂シートを
貼り合わせる貼り合わせ工程と、 前記感光性接着剤を光を照射して硬化させる硬化工程
と、 前記光透過性樹脂シートに接着した光学記録層と前記転
写基板との界面で剥離する剥離工程とを有する多層光学
記録媒体の製造方法において、 前記硬化工程において、前記光透過性樹脂シートの光を
照射する一方の面側に前記光透過性樹脂シートと前記光
学記録層とを接着する前記感光性接着剤の外周縁部近傍
に光を遮断するマスクを設けるようにすると共に、前記
光透過性樹脂シートの他方の面側より前記光透過性樹脂
シートと前記光学記録層とを接着する前記感光性接着剤
の外周縁部近傍に前記感光性接着剤の硬化阻害気体を噴
きつけるようにしたことを特徴とする多層光学記録媒体
の製造方法。 - 【請求項2】 請求項1に記載の多層光学記録媒体の製
造方法において、 前記感光性接着剤は、酸素雰囲気下において硬化が阻害
される性質を持つ紫外線硬化樹脂よりなることを特徴と
する多層光学記録媒体の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002005271A JP2003208736A (ja) | 2002-01-11 | 2002-01-11 | 多層光学記録媒体の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002005271A JP2003208736A (ja) | 2002-01-11 | 2002-01-11 | 多層光学記録媒体の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003208736A true JP2003208736A (ja) | 2003-07-25 |
Family
ID=27644361
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002005271A Pending JP2003208736A (ja) | 2002-01-11 | 2002-01-11 | 多層光学記録媒体の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003208736A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007172241A (ja) * | 2005-12-21 | 2007-07-05 | Toshiba Corp | スクリーンフィルム |
JP2014146696A (ja) * | 2013-01-29 | 2014-08-14 | Toshiba Corp | パターン形成方法およびパターン形成装置 |
-
2002
- 2002-01-11 JP JP2002005271A patent/JP2003208736A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2007172241A (ja) * | 2005-12-21 | 2007-07-05 | Toshiba Corp | スクリーンフィルム |
JP4594860B2 (ja) * | 2005-12-21 | 2010-12-08 | 株式会社東芝 | スクリーンフィルム |
JP2014146696A (ja) * | 2013-01-29 | 2014-08-14 | Toshiba Corp | パターン形成方法およびパターン形成装置 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Effective date: 20050706 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 |