JP2003207900A - 印刷用版材 - Google Patents

印刷用版材

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JP2003207900A
JP2003207900A JP2002005757A JP2002005757A JP2003207900A JP 2003207900 A JP2003207900 A JP 2003207900A JP 2002005757 A JP2002005757 A JP 2002005757A JP 2002005757 A JP2002005757 A JP 2002005757A JP 2003207900 A JP2003207900 A JP 2003207900A
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Japan
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photocatalyst
plate material
titanium oxide
coat layer
layer
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JP2002005757A
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English (en)
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Yasuharu Suda
康晴 須田
Osamu Morita
収 森田
Toyoo Ofuji
豊士 大藤
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 コート層の強度を維持しつつ光触媒の活性を
向上する。 【解決手段】 基材1と、光触媒を含むコート層3とを
備え、版の形成時にコート層3の表面上に有機系化合物
層4を形成して、有機系化合物層4に画像書き込み光を
入射させる印刷用版材であって、コート層3に、光触媒
として粒径の異なる2種以上の触媒粒子を含ませてい
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、光を用いて画像を
書き込む再生可能な印刷用版材に関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明者らは、先に、基材の表面に光触
媒を含むコート層を直接または中間層を介して形成した
再生可能な印刷用版材を提案した。この印刷用版材で
は、その表面に熱可塑性樹脂を含む液を塗布した後、こ
の熱可塑性樹脂の上方から上記光触媒に対して不活性な
光である赤外線(IR)等を用いて画像を書き込み、こ
れによって、該熱可塑性樹脂を上記コート層に加熱溶融
させて疎水性画線部を形成する。そして、印刷終了後
は、版全面に紫外線(UV)を照射して、画線部を光触
媒作用で分解除去すると同時に、版全面を親水化して該
版を再生する。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記した印刷用版材の
コート層は、ゾルゲル法や蒸着法などで形成できるが、
版材の製造コストの点からはゾルゲル法が有利である。
一般に光触媒層形成用に市販されているゾルゲル液は、
光触媒粒子をバインダーとしてのシリカで固めることに
よってコート層を形成するタイプが多い。このタイプの
ゾルゲル液で形成されたコート層は、シリカの成分量が
多いので機械的強度は高いものの、光触媒粒子の充填効
率が低いため、高い触媒活性が得られないという問題が
あった。
【0004】また、市販されている光触媒ゾルゲル液と
しては、光触媒だけで成膜するタイプのものもある。こ
のタイプのゾルゲル液で形成されたコート層は、一般に
光触媒活性が高いという利点はあるものの、逆にシリカ
を含んでいないので触媒層表面の保水性が低く、このた
め、非画線部の汚れが発生しやすいなど、印刷用版材と
しては使用しにくいという問題があった。
【0005】ここで、保水性とは、版面が安定に一定膜
厚の湿し水を保持することができる性質である。この保
水性が低いと非画線部のインキをはじく性質が弱くな
り、印刷中にインキが付着してはならない非画線部にイ
ンキが付着し、印刷物の汚れを発生しやすくなる。この
保水性は、表面の親水性と密接な関係があるが、単に親
水性が高い、例えば水の接触角が10°以下、好ましく
は5°以下となる、だけでは保水性を確保できるとは限
らず、シリカを含まない光触媒層を印刷用版として用い
ると、前記のように汚れを発生しやすい課題がある。
【0006】この発明は、このような状況に鑑み、コー
ト層の強度と保水性を維持しながら、光触媒の活性を向
上することができる印刷用版材を提供することを目的と
する。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明は、基材と、光触
媒を含むコート層とを備え、版の形成時に前記コート層
の表面上に有機系化合物層を形成して、この有機系化合
物層に画像書き込み光を入射させる印刷用版材であっ
て、前記コート層が、前記光触媒として粒径の異なる2
種以上の光触媒粒子を含んだ構成を有する。
【0008】この発明によれば、コート層における光触
媒粒子の充填効率を高めて、このコート層における光触
媒活性を向上することができる。さらに、粒子が作り出
す表面の凹凸が保水性を確保し、シリカを含まない光触
媒層でも印刷用版として必要な保水性を確保することが
できることを見出した。さらにまた、粒径が異なる粒子
であるため、充填効率が高く、粒子同士の接触点が増え
るため、粒径が同じ粒子を用いる場合より、コート層の
強度を向上することができる。同時に、粒径が同じ粒子
を用いた場合より、前記保水性も改善される傾向があ
る。
【0009】前記粒径の異なる2種以上の光触媒粒子と
して酸化チタン光触媒の粒子、好ましくは、アナターゼ
型酸化チタン光触媒の粒子を用いることができる。前記
コート層は、前記粒径の異なる2種以上の光触媒粒子を
酸化チタン光触媒によって固めた構成とすることができ
る。この構成によれば、よりコート層の光触媒活性を高
めることができる。このように酸化チタン光触媒粒子を
酸化チタン光触媒で固めたコート層でも、粒子が作り出
す凹凸で保水性を維持することができる。
【0010】また、前記コート層は、前記粒径の異なる
2種以上の触媒粒子をシリカによって固めた構成とする
ことができる。このように酸化チタン光触媒粒子をシリ
カで固めたコート層では、粒子が作り出す凹凸とシリカ
の作用でより保水性を維持することができると共に、高
いコート層の強度を得ることができる。
【0011】前記コート層と基材との間に、バインダー
機能を有する材料から成る中間層を設け、両者の密着性
を高めることができる。上記バインダー機能を有する材
料として、シリコーン系化合物を用いることができる。
さらにまた、上記バインダー機能を有する材料として、
少なくとも酸化チタン光触媒とシリコーン系化合物を含
む傾斜材料を用いることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態について説明する。図1は、本発明に係る印刷
用版材の表面部の断面図を示している。この印刷用版材
(版材)Pは、基材1と、中間層2と、コート層3とか
ら構成されている。この図において、コート層3の表面
(版材表面、版面)上には、後述する有機系化合物層4
が形成されている。基材1は、アルミニウムやステンレ
ス等の金属、ポリマーフィルムなどで構成されている。
ただし、基材1の材質は、これらアルミニウムやステン
レス等の金属あるいはポリマーフィルムに限定されるも
のではない。
【0013】基材1の表面上には、中間層2が形成され
ている。この中間層2の材質としては、バインダーとし
ての機能を有する例えば、シリカ(SiO2)、シリコ
ーン樹脂、シリコーンゴム等のシリコーン系化合物が利
用される。そのうち特に、シリコーン樹脂としては、シ
リコーンアルキド、シリコーンウレタン、シリコーンエ
ポキシ、シリコーンアクリル、シリコーンポリエステル
等が使用される。
【0014】基材1の表面上の中間層2は傾斜材料であ
ってもよい。例えばコート層3が酸化チタン光触媒だけ
から構成される場合は、中間層はコート層と接する面を
酸化チタン含有率が例えば80wt%以上とし、基材と
接する面をシリコーン系化合物含有率が80wt%の傾
斜層とすることで、より密着性を向上させることが可能
である。
【0015】この中間層2は、基材1と後述するコート
層3との付着を確実するため、また密着性を向上させる
ために形成されているものである。基材1とコート層3
との間に、必要によりこの中間層2を介することによ
り、コート層3の付着強度を十分に保つことが可能とな
る。ただし、基材1とコート層3との付着強度が十分に
確保できる場合には、中間層2はなくてもさしつかえな
い。さらに、基材1がポリマーフィルム等から構成され
ている場合は、必要に応じて、基材1の保護のためにこ
の中間層2が形成されることもある。
【0016】中間層2上には、光触媒として酸化チタン
光触媒を含むコート層3が形成されている。このコート
層3の表面は、光触媒のバンドギャップエネルギーより
高いエネルギーをもつ波長の光、例えば、紫外線を照射
することによって高い親水性を示すようになる。この性
質は、酸化チタン光触媒の備える性質に依るものであ
る。
【0017】図2は、非画線部の有機系化合物を塗布す
る前、紫外線照射により親水性を示しているコート層3
が露出した状態を表している。この親水性を示すコート
層3の露出により、印刷用版材Pの非画線部を形成する
ことが可能となる。このコート層3に含まれる酸化チタ
ン光触媒としては、ルチル型、アナターゼ型、ブルッカ
イト型があるが、本実施形態においてはいずれも利用可
能であり、それらの混合物を用いてもよいが、その中で
も触媒活性が高いアナターゼが特に好ましい。この実施
形態では、コート層3に粒径の異なる2種以上の酸化チ
タン光触媒の粒子を含ませてある。光触媒としては酸化
チタン光触媒が好適であるが、これに限定されるもので
はない。
【0018】本実施形態において使用可能でかつ市販さ
れている具体的な酸化チタン光触媒としては、石原産業
製のST−01(粒径7nm)、ST−21(粒径20
nm)、水分散タイプSTS−01(粒径7nm)、S
TS−02(粒径7nm)、STS−21(粒径20n
m)、また、堺化学工業製のSSP−25(粒径9n
m)、SSP−20(粒径12nm),SSP−M(粒
径15nm)、テイカ製のTKS−201(粒径6n
m)、TKS−202(粒径6nm)、TKS−203
(粒径6nm)、TKC−301(製品の状態では粒子
化しておらず粒径測定不可)、TKC−302(粒径6
nm)、TKC−303(粒径6nm)、TKC−30
4(粒径6nm)、ATM-100(粒径6nm)、ATM-600
(粒径30nm)、多木化学製のH-30(粒径8nm)、
N-40(粒径8nm)、A-6(粒径10nm)、光触媒研
究所製のAT-01(粒径6nm)、AT-02(粒径75n
m)、AT-03(粒径95nm)、PSA-015、PSA-02,PSA-0
15-P(以上3点は製品の状態では粒子化しておらず粒径
測定不可)等を挙げることができる。
【0019】これらの酸化チタン光触媒の中から、粒径
の異なる酸化チタンを2種以上選定して用いればよい。
なお、製品の状態で粒子化してない酸化チタンは、コー
ト層の酸化チタン微粒子を固めたり、中間層のバインダ
ーとしての用途に特に適切であるが、微粒子状の酸化チ
タンをこれらの用途に使用しても差し支えない。さら
に、上記の酸化チタン光触媒以外にあっても本発明に適
用可能なことは、もちろんである。
【0020】コート層3の膜厚は、0.01〜10μm
の範囲内にあることが好ましい。というのは、膜厚があ
まりに小さければ、前記した性質を十分に生かすことが
困難となり、また、膜厚があまりに大きければ、コート
層3がヒビ割れし易くなり、耐刷性低下の要因となるた
めである。なお、このヒビ割れは膜厚が20μmを越え
るようなときに顕著に観察されるから、前記範囲を緩和
するとしても当該20μmをその上限として認識する必
要がある。また、実際上は0.1〜3μm程度の膜厚と
するのが、より好ましい。
【0021】このコート層3の形成方法としては、ゾル
塗布法を採用することができる。この場合、酸化チタン
光触媒のゾル液は、前記粒径の異なる2種以上の酸化チ
タン微粒子とバインダー成分としての酸化チタンあるい
はシリカとが含まれ、塗布したこのゾル液をゲル化する
ことによって、図3に示すようなコート層3が形成され
る。このコート層3では、粒径の異なる2種の酸化チタ
ン微粒子が用いられている。すなわち、粒径の大きな酸
化チタン微粒子3aの間を粒径の小さな酸化チタン微粒
子3bが埋める態様でこれらの微粒子3a,3bを連続
する酸化チタンあるいはシリカのバインダー層3cによ
ってバインドしている。
【0022】大径の酸化チタン微粒子3aの粒径を
、小径の酸化チタン微粒子3bの粒径をd(<d
)すると、この実施の形態では、粒径dおよびd
をそれぞれ約50nmおよび10nmに設定してある。
なお、粒径d,dは、d/d<0.5に設定す
ることが好ましい。
【0023】図3から明らかなように、このコート層3
は、酸化チタン微粒子3aの間に粒径の小さな酸化チタ
ン微粒子3bが介在するので、酸化チタン光触媒粒子の
充填率が高くなって触媒活性が向上する。しかも、小径
の酸化チタン微粒子3bが焼結材としての作用をなすの
で、たとえバインダー層3bが酸化チタンであっても、
コート層3が十分な機械的強度を維持することになる。
【0024】バインダー層3bがシリカの場合には、触
媒活性が若干低下するが、単一粒径の酸化チタン微粒子
を用いる場合に比べると、触媒活性が大幅に向上する。
また、バインダー層3bがシリカの場合には、コート層
3の機械的強度がより高くなるとともに、密着性が良好
になる。なお、酸化チタン光触媒のゾル液(塗布液)
は、常温乾燥タイプでも加熱乾燥タイプでも良いが、後
者の方がより好ましい。というのは、加熱によりコート
層3の強度を高めた方が、版の耐刷性を向上させるのに
有利となるからである。
【0025】有機系化合物層4は、コート層3の上面に
反応ないし固着された際に疎水化剤として作用する有機
系化合物を材料とし、これを水や有機溶剤といった液体
中に溶解あるいは分散させた液をコート層3の上面に塗
布して乾燥させることにより形成することができる。な
お、ここでいう「有機系化合物」とは、「加熱処理によ
りコート層3の表面(版材表面)に反応ないし固着され
る性質と、光触媒のバンドギャップエネルギーよりも高
いエネルギーをもつ光を照射することで光触媒の作用に
より分解される性質とを併せ持つ」有機系化合物であ
る。以下、有機系化合物とは、こうした性質を有するも
のであるとする。
【0026】また、「有機系化合物を含む液」は、後述
する有機系化合物の種類に応じて、水性または油性に調
整される。なお、「水性」の基準としては、塗布する段
階での液中の有機溶剤含有量が30wt%以下であり、
また「油性」の基準としては、塗布する段階での液中の
有機溶剤含有量が30wt%を越えるものである。ここ
で用いる有機溶剤としては、有機系化合物が溶解あるい
は分散可能なものであればよく、取扱性やコストの点か
らは、パラフィン系またはイソパラフィン系の溶剤が好
適であるが、これに限定されるものではない。
【0027】以下、上記印刷用版材Pを用いた版の作製
方法と再生方法について説明する。この印刷用版材Pを
用いた版の作製方法は、「疎水化剤塗布工程」、「画線
部書き込み工程」および「疎水化剤除去工程」からな
る。また、この版の再生方法は、「インキ除去工程」お
よび「再生工程」からなる。
【0028】先ず、版の作製方法について説明する。な
お、以下において「版の作製」とは、有機系化合物を含
む液を版材表面上に塗布した後、該版材表面の少なくと
も一部をデジタルデータに基づいて加熱処理して疎水性
画線部を形成し、加熱処理されなかった版材表面上の前
記有機系化合物を除去することをいうものとする。
【0029】先ず、図4に示すように、コート層3の上
面に、酸化チタン光触媒のバンドギャップエネルギーよ
りも高いエネルギーをもつ波長の光を照射し(図4
(f)参照)、図2に示すような状態、すなわち印刷用
版材Pの版材表面全域を水Wの接触角が10°以下の親
水性表面とするような状態を現出させておく。この、酸
化チタン光触媒のバンドギャップエネルギーより高いエ
ネルギーをもつ波長の光とは、より具体的には、波長3
80nm以下の光を含む紫外線である。
【0030】そして、疎水化剤塗布工程として、この親
水性のコート層3の上面に、有機系化合物を含む液(こ
の図では符号4Lで示す)を塗布し、必要に応じて室温
程度の温度で乾燥させ、図1の状態、すなわちコート層
3上に有機系化合物層4が形成された状態を作る。図4
(a)は、前記有機系化合物を含む液を塗布した状態
を、図4(b)は、前記塗布液を室温程度の常温で乾燥
させた状態を、各々示している。
【0031】コート層3の上面のこの状態を「版作製時
の初期状態」という。なお、上記でいう「版作製時の初
期状態」とは、実際上の印刷工程におけるその開始時と
みなしてよい。より具体的にいえば、ある与えられた任
意の画像に関して、それをデジタル化したデータが既に
用意されていて、これを版材上に書き込みしようとする
ときの状態を指すものとみなせる。
【0032】上記状態となっている、有機系化合物層4
に覆われたコート層3の上面に対して、画線部書き込み
工程として画線部を書き込む。この画線部は、画像に関
するデジタルデータに準拠して、そのデータに対応する
ように行われる。なお、ここでいう画線部とは、水の接
触角が50°以上、好ましくは80°以上の疎水性部分
であり、印刷用の疎水性インキが容易に付着し、一方、
湿し水の付着は困難な状態になっている。
【0033】この疎水性の画線部を画像データに基づい
て現出させる方法として、有機系化合物層4を加熱し、
前記有機系化合物をコート層3上に反応ないし固着させ
る方法が好適である。画線部を加熱した後、加熱されな
かった部分(非加熱部分)、つまり、疎水性画線部以外
の部分に塗布された有機系化合物を除去することによ
り、非画線部を現出させて版を作製することができる。
【0034】こうした加熱方法としては、光触媒のバン
ドギャップエネルギーより低いエネルギーをもつ光を照
射することにより加熱処理を行うのが好ましい。この
「光触媒のバンドギャップエネルギーより低いエネルギ
ーをもつ光」とは、具体的には、赤外線である。こうし
た光を照射すれば、有機系化合物を、分解させることな
くコート層3上に反応ないし固着させることができる。
【0035】ここでは、図4(c)に示すように、赤外
線書き込みヘッド6を用いた赤外線照射によって、少な
くとも一部の有機系化合物層4を加熱し、該層4の有機
系化合物をコート層3の上面に反応あるいは固着させて
画線部4aを形成するようにしている。
【0036】画線部4aを形成した後、図4(d)に示
すように、洗浄スプレー7を用いて、水または水を含む
洗浄液を有機系化合物層4に吹き付け、非加熱部分の有
機系化合物層4を洗浄・除去して、非画線部5を現出さ
せる。これで、図4(e)に示すように、コート層3の
上面への画線部4aと非画線部5の形成が完了し、印刷
可能な状態となる。
【0037】なお、有機系化合物を含む液の塗布面を加
熱し、疎水性の画線部を画像データに基づいて現出させ
る方法として、ここでは、光で画線部を書き込んでその
光のエネルギーで加熱する例を示しているが、例えばサ
ーマルヘッドによって有機系化合物層4を直接加熱する
方法を採用してよいことはいうまでもない。
【0038】上記までの処理が終了したら、コート層3
の上面に、印刷用の疎水性インキと湿し水を混合した状
態で塗布する。すると、例えば図5に示すような印刷用
版材Pが製作される。この図において、網掛けされた部
分は、有機系化合物が光触媒を含むコート層3表面と反
応もしくは固着して形成された部分、すなわち疎水性部
分の画線部4aに、疎水性インキが付着した状態を示し
ている。残りの白地の部分、すなわち親水性部分である
非画線部5には、湿し水が優先的に付着する一方、疎水
性インキははじかれて付着しなかった状態を示してい
る。このように絵柄が浮かび上がることにより、コート
層3の上面は印刷用版としての機能を有することにな
る。この後、通常の印刷工程を実行し、これを終了させ
る。
【0039】次に、印刷用版材Pの再生方法について説
明する。なお、「版の再生」とは、少なくとも一部が疎
水性を示し残りが親水性を示す版材表面を、全面均一に
親水化した後、この親水性の版材表面に有機系化合物を
含む液を塗布し、必要に応じて室温程度の温度で乾燥さ
せることによって、再び「版作製時の初期状態」に復活
させることをいうものとする。
【0040】まず、インキ除去工程として、印刷終了後
のコート層3の上面に付着したインキ、湿し水、紙粉な
どを拭き取る。その後、再生工程として、少なくとも一
部が疎水性を示すコート層3の上面全域に光触媒のバン
ドギャップエネルギーより高いエネルギーをもつ光を照
射する。こうすることで、画線部4aを形成する有機系
化合物を分解して除去して、コート層3の上面全域を、
水の接触角が10°前後の親水性表面とする、すなわち
図2に示す状態とすることが可能である。
【0041】光触媒のバンドギャップエネルギーより高
いエネルギーをもつ波長の光、例えば紫外線を照射する
ことによって、コート層3の上面に存在する有機系化合
物を分解・除去し、かつ高い親水性を有するという性質
は、酸化チタン光触媒の備える性質に依るものである。
ここでは、図4(f)に示すように、紫外線照射ランプ
8を用いて、紫外線照射のみで画線部4aを形成する有
機系化合物を分解し、コート層3a表面、すなわち親水
性表面を露出させる場合を示している。
【0042】紫外線照射により親水性が回復したコート
層3の上面に、有機系化合物を含む液4Lを再度常温で
塗布し、必要に応じて室温程度の温度で乾燥させること
によって、版作製時の初期状態に戻すことが可能であ
る。また、コート層3の上面全域に、光触媒のバンドギ
ャップエネルギーより高いエネルギーをもつ光を照射し
て有機系化合物を分解する操作と、水または水を含む洗
浄液でコート層3の上面を洗浄する操作とを交互に繰り
返すことにより、さらに容易にコート層3の上面全域
を、水の接触角が10°前後の親水性表面とすることが
可能である。
【0043】ところで、この実施形態に係る印刷用版材
のコート層3は、粒径の異なる2種以上の酸化チタン微
粒子とバインダー成分としての酸化チタンあるいはシリ
カとを含むゾル液をゲル化することによって形成されて
いるので、前記した理由により高い触媒活性を示す。し
たがって、上記紫外線の照射によって極めて良好な親水
性を示すことになり、これは、親水化処理時間の短縮や
印刷品質の向上に寄与する。
【0044】上記有機系化合物としては、加熱により版
材表面の親水性部分と反応もしくは強く固着して親水性
表面に疎水性を付与する作用を有する一方、常温では前
記反応もしくは固着が実質的に起らないことはもちろ
ん、それとともに紫外線照射下において酸化チタン光触
媒の作用で容易に分解されるものが好ましい。
【0045】具体的には、熱可塑性樹脂が好ましい。さ
らに好ましくは、加熱により溶融しフィルム化した際
に、版材表面の親水性官能基と反応もしくは強く相互作
用するような官能基、例えば水酸基、カルボキシル基、
エステル基、カルボニル基などを有した熱可塑性樹脂が
よい。さらにまた、前記熱可塑性樹脂は、親水性表面に
疎水性を付与する作用を有する一方、常温では前記反応
もしくは固着が実質的に起らないことが求められるた
め、溶液に溶解したものよりも、水性あるいは油性の分
散媒に微粒子として分散したものが好ましい。
【0046】このような熱可塑性樹脂として種々の樹脂
が知られているが、本発明に係る版材用疎水化剤として
は、上記の微粒子を形成できる樹脂が好ましく、(メ
タ)アクリル酸、(メタ)アクリル酸エステルなどのア
クリル系樹脂、スチレン系樹脂、スチレン・アクリル
酸、スチレン・アクリル酸エステルなどのスチレン・ア
クリル系樹脂、ウレタン系樹脂、フェノール系樹脂、エ
チレン、エチレン・アクリル酸、エチレン・アクリル酸
エステル、エチレン酢酸ビニル、変性エチレン酢酸ビニ
ル樹などのエチレン系樹脂、酢酸ビニル、プロピオン酸
ビニル、ポリビニルアルコール、ポリビニルエーテルな
どのビニル系樹脂が好適である。これらの樹脂を単独で
用いてもよいし、必要に応じて混合して用いても良いこ
とは言うまでも無い。
【0047】以上説明したことを、まとめて示したのが
図6に示したグラフである。これは、横軸に時間(ある
いは操作)、縦軸に水の接触角をとったグラフであっ
て、本実施形態における印刷用版材Pに関して、そのコ
ート層3の上面の接触角(すなわち、疎水、親水状態)
が時間あるいは操作に伴ってどのように変化するかを示
したものである。この図において、一点鎖線はコート層
3の上面または非画線部5を、実線は画線部4を各々示
している。
【0048】まず、コート層3の上面に紫外線を照射し
て、コート層3上面の水の接触角が10°前後、好まし
くは10°以下である高い親水性を示すようにしてお
く。最初に、疎水化剤塗布工程(Aの工程)として、コ
ート層3の上面に、前記有機化合物を含む液を塗布し
(点a)、その後、必要があれば液を室温程度の常温で
乾燥させる。なお、この図においては、乾燥工程を必要
としない場合を示している。有機系化合物を含む液を塗
布し終わった状態が、つまり「版作製時の初期状態」で
ある。
【0049】次に、画線部書き込み工程(Bの工程)と
して、コート層3の上面上の有機系化合物の画線部相当
部分を加熱して、画線部の書き込みを開始する(点
b)。こうすることによって、有機系化合物はコート層
3の上面と反応または固着し、画線部は高い疎水性を示
すようになる。一方、非画線部では有機系化合物と版面
との反応または固着は実質的に起らず、画線部書き込み
前と同じ状態を維持する。
【0050】画線部書き込みが完了したら、疎水化剤除
去工程(Cの工程)として、非画線部の有機系化合物
を、洗浄等の方法によるコート層3の上面から除去を開
始する(点c)。すなわち、非画線部5として、親水性
のコート層3の上面を露出させる。これにより、コート
層3の上面は、有機系化合物が反応または固着して形成
された疎水性の画線部と、有機系化合物が除去された親
水性の非画線部が現出し、印刷用版として機能をもつこ
とになる。非画線部5の除去が完了した後、印刷工程
(Dの工程)として、印刷を開始することになる(点
d)。
【0051】印刷が終了すると、インキ除去工程(Eの
工程)として、コート層3の上面のインキ、汚れなどを
拭き取ってクリーニングを開始する(点e)。クリーニ
ング完了、すなわちインキの拭き取りが完了した後に、
再生工程(Fの工程)として、コート層3の上面への紫
外線照射を開始する。こうすることにより、前記の有機
系化合物で形成された画線部4aを分解・除去し、コー
ト層3表面を再び親水性に戻す。この後、次の疎水化剤
除去工程(A’の工程)として、再び有機系化合物を含
む液を塗布する(点a’)ことにより、「版作製時の初
期状態」に戻ることになり、この印刷用版材Pは再利用
に供されることになる。
【0052】以下、本発明の印刷用版材の作製方法およ
び再生方法に従った版作製および版再生の手順を以下の
実施例にて詳細に説明する。以下では、印刷用版材の作
製方法および再生方法にかかわる、本願発明者らが確認
したより具体的な実施例について説明する。まず、面積
が葉書サイズ、厚さが0.1mmのステンレス基材1を
用意し、これに日産化学製シリカゾル(商品名スノーテ
ックス20)を塗布して500℃で焼成し、中間層2を
形成した。中間層2の厚みは0.2μmであった。
【0053】その後、堺化学工業製の酸化チタン光触媒
SSP-25(粒径9nm)を湿式ミルを用いてイオン交換水
に分散させた酸化チタンスラリーを調製し、更に、この
酸化チタンスラリーに光触媒研究所製の酸化チタンゾル
AT-02(粒径75nm)と酸化チタンバインダーとして
機能するテイカ製酸化チタンゾルTKC-301を、TiO2成分
として重量比率がSP-25/AT-02/TKC-301=25/15/60と成
るように混合して酸化チタンコーティング液とした。そ
して、このコーティング液を、前記中間層の上に塗布
し、350℃で焼成させて、厚み0.15μmの酸化チ
タン光触媒コート層3を成膜した。
【0054】次に、版面全域、すなわちコート層3の表
面全域に、低圧水銀ランプを用いて波長254nm、照
度20mW/cm2の紫外線を20秒照射した後、紫外
線照射部分について直ちにCA−W型接触角計で水の接
触角を測定したところ、接触角は5°となり、非画線部
として十分な親水性を示した。また、酸化チタンコート
層の鉛筆硬度は5Hで、版材として充分な硬度を得た。
【0055】次に、熱可塑性樹脂としてエチレン酢酸ビ
ニル系樹脂ディミュランC2280(武田薬品工業(株)製)
20gと日本化薬製のIR吸収剤IR820(B)1gを、アイソ
パーL(エクソン化学製)48部、トルエン32部、エ
タノール20部に比率で混合した有機溶媒に添加した
後、混合しながら70℃まで加熱して樹脂を溶媒に完全
に溶解した後、冷却して前記樹脂微粒子を析出させた。
堀場製作所製の粒度分布計LA-700で測定した体積基準の
メディアン径は1.1μmであった。
【0056】この樹脂微粒子分散液を、ロールコートに
より、親水性となっている版面全域に塗布した後、25
℃で2分間放置し、版面の溶媒を蒸発させた。その後、
波長830nm、出力100mW/ch、ビーム径15
μmの赤外線を用いた画像書き込み装置により、版面に
画線率10%から100%までの10%刻みの網点画像
を書き込むことで、照射部分の熱可塑性樹脂微粒子を加
熱溶融させ、版面に固着させた。ついで、非画線部の熱
可塑性樹脂微粒子をスプレー水洗によって版面から除去
した。画線率100%の部分と非画線部についてCA−
W型接触角計で水の接触角を測定したところ、画線率1
00%の部分と非画線部の接触角はそれぞれ82°と6
°で、版ができていることを示した。
【0057】この印刷用版材を、(株)アルファー技研
の卓上オフセット印刷機ニューエースプロに取り付け、
東洋インキ製のインキHYECOO B紅MZと三菱重
工業製の湿し水リソフェロー1%溶液を用いて、アイベ
スト紙に印刷速度3500枚/時にて印刷を行った。こ
の結果、網点画像を書き込んだ部分にはインキが付着
し、一方、画像を書き込まなかった非画線部にはインキ
が付着せず、紙面上には網点が印刷できた。すなわち、
この版は版材として必要な保水性が確保できていること
が確認できた。
【0058】次に印刷用版材の再生に係わる実施例を説
明する。印刷終了後、版面上に付着したインキ、湿し
水、紙粉などをきれに拭き取った版面全域に、低圧水銀
ランプを用いて波長254nm、照度20mW/cm2
の紫外線を20秒照射した。その後、網点を書き込んで
いた部分について直ちにCA−W型接触角計で水の接触
角を測定したところ、接触角は8°となり、十分な親水
性を示し、熱可塑性樹脂が酸化チタン光触媒によって分
解・除去されたことを確認した。すなわち、この版の光
触媒活性が充分なものであることを確認できた。
【0059】
【発明の効果】以上説明したように、本発明に係る印刷
用版材によれば、コート層が粒径の異なる2種の触媒粒
子を含んでいるので、該コート層における光触媒粒子の
充填効率を高めて、触媒活性を向上することができる。
しかも、小径の光触媒粒子が焼結材としての作用をなす
ので、2種の触媒粒子のバインダーに酸化チタンを用い
た場合でも、コート層に十分な機械的強度を持たせるこ
とができる。また、バインダーとしてシリカを用いた場
合には、酸化チタンを用いた場合に比して触媒活性が若
干低下するものの、単一粒径の酸化チタン微粒子を用い
る場合に比べると、触媒活性が大幅に向上するととも
に、コート層の機械的強度がより高くなるとともに、密
着性が良好になる。要するに、本発明によれば、コート
層の触媒活性の向上を該コート層の機械的強度を低下さ
せることなく実現することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る印刷用版材の基本構成示す断
面図である。
【図2】 図1の版材におけるコート層の表面が親水
性を示している状況を示す断面図である。
【図3】 本発明に係る印刷用版材の実施の形態を示す
要部断面図である。
【図4】 版の作製と再生の手順を示す概念図である。
【図5】 版材表面に描かれた画像(画線部)とその白
地(非画線部)の一例を示す斜視図である。
【図6】 親水性の版材表面へ有機系化合物により画線
部を形成し、印刷終了後、紫外線照射により画線部を消
去する様子を時間に沿って示したグラフ図である。
【符号の説明】
P 印刷用版材(版材) 1 基材 2 中間層 3 コート層 3a,3b 酸化チタン微粒子 3c バインダー層 4 有機系化合物層 4a 画線部 5 非画線部
フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G03F 7/004 521 G03F 7/004 521 (72)発明者 大藤 豊士 広島県三原市寿町一丁目1番地 三原菱重 エンジニアリング株式会社内 Fターム(参考) 2H025 AA14 AB03 AC08 AD01 AD03 BH03 BJ03 DA35 DA36 FA10 FA17 FA47 2H096 AA08 BA20 CA05 EA04 GA08 LA01 2H114 AA04 AA23 BA01 DA08 DA15 DA41 DA62 DA79 EA02 EA03 FA02 FA11 GA29 4G069 AA03 AA08 BA02A BA02B BA04A BA04B BA48A DA06 EA08 EC22X ED02 FB09

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基材と、光触媒を含むコート層とを備
    え、版の形成時に前記コート層の表面上に有機系化合物
    層を形成して、この有機系化合物層に画像書き込み光を
    入射させる印刷用版材であって、 前記コート層が、前記光触媒として粒径の異なる2種以
    上の触媒粒子を含むことを特徴とする印刷用版材。
  2. 【請求項2】 前記粒径の異なる2種以上の光触媒粒子
    が酸化チタンであることを特徴とする請求項1に記載の
    印刷用版材。
  3. 【請求項3】 前記粒径の異なる2種以上の光触媒粒子
    がアナターゼ型酸化チタンであることを特徴とする請求
    項1に記載の印刷用版材。
  4. 【請求項4】 前記コート層は、前記粒径の異なる2種
    以上の光触媒粒子を酸化チタン光触媒によって固めた構
    成を有することを特徴とする請求項2または3に記載の
    印刷用版材。
  5. 【請求項5】 前記コート層は、前記粒径の異なる2種
    以上の光触媒粒子をシリカによって固めた構成を有する
    ことを特徴とする請求項2または3に記載の印刷用版
    材。
  6. 【請求項6】 前記コート層と上記基材との間に、バイ
    ンダー機能を有する材料から成る中間層を設けたことを
    特徴とする請求項1〜5のいずれかに記載の印刷用版
    材。
  7. 【請求項7】 前記バインダー機能を有する材料がシリ
    コーン系化合物であることを特徴とする請求項6に記載
    の印刷用版材。
  8. 【請求項8】 前記バインダー機能を有する材料が少な
    くとも酸化チタン光触媒とシリコーン系化合物を含む傾
    斜材料であることを特徴とする請求項6に記載の印刷用
    版材。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2007289934A (ja) * 2006-03-30 2007-11-08 Sharp Corp 触媒体及びこれを用いた空気調和機
JP2008237944A (ja) * 2007-03-23 2008-10-09 Sharp Corp 触媒体

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