JP2003207349A - 対象物監視システム、対象物監視方法、対象物監視プログラム、及び、コンピュータ読取可能な記録媒体 - Google Patents

対象物監視システム、対象物監視方法、対象物監視プログラム、及び、コンピュータ読取可能な記録媒体

Info

Publication number
JP2003207349A
JP2003207349A JP2002002712A JP2002002712A JP2003207349A JP 2003207349 A JP2003207349 A JP 2003207349A JP 2002002712 A JP2002002712 A JP 2002002712A JP 2002002712 A JP2002002712 A JP 2002002712A JP 2003207349 A JP2003207349 A JP 2003207349A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
correction value
monitoring
monitored
objects
abnormal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002002712A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3597820B2 (ja
Inventor
Keiichi Ito
圭一 伊藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NTT Docomo Kyushu Inc
Original Assignee
NTT Docomo Kyushu Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NTT Docomo Kyushu Inc filed Critical NTT Docomo Kyushu Inc
Priority to JP2002002712A priority Critical patent/JP3597820B2/ja
Publication of JP2003207349A publication Critical patent/JP2003207349A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3597820B2 publication Critical patent/JP3597820B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Telephonic Communication Services (AREA)
  • Navigation (AREA)
  • Alarm Systems (AREA)
  • Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 複数の監視対象物の位置情報を補正し、それ
ぞれの監視対象物の位置変化を把握することができる、
対象物監視システムを提供すること。 【解決手段】 この対象物監視システム10は、複数の
監視対象物20〜24それぞれに設置されたGPS測位
部401が計測する当該監視対象物20〜24それぞれ
の位置を受信する位置受信部101と、受信した監視対
象物20〜24それぞれの位置に基づいて、当該それぞ
れの位置の補正値を算出する補正値算出部102と、当
該補正値を用いて設定される監視対象物20〜24それ
ぞれの移動許可範囲と、監視対象物20〜24のそれぞ
れの位置との比較結果に基づいて、監視対象物20〜2
4が異常位置にあるかどうかを判定する異常判定部10
3と、当該異常判定部103が、監視対象物20〜24
は異常位置にあると判断した場合には通知先に当該判断
結果を通知する状態通知部104と、を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、対象物監視システ
ム、対象物監視方法、対象物監視プログラム、及び、コ
ンピュータ読取可能な記録媒体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】GPS(Global Positio
ning System)は、地球を回る24個のGP
S衛星からの電波を受けることで自分の位置の計算を行
うシステムである。位置の計算方法としては、それぞれ
のGPS衛星からの伝搬遅延の時間差により各GPS衛
星までの距離を求め、予め決まっているGPS衛星の位
置情報を元に現在地の計算を行う方法がある。しかし、
現状では精度劣化操作が施されており、計算上の位置が
実際の位置と異なることがある。
【0003】そこで、DGPS(Differenti
al Global Positioning Sys
tem)がある。これは、予め設定されて位置情報の分
かっている固定局でGPS衛星による位置情報の計測を
行い、その時の計測誤差を移動局に伝えることで、移動
局で計測した位置情報の補正を行い、計測の精度を向上
させるものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】補正のための固定局が
設置されていない地域では位置情報の補正が行えないこ
ととなるが、そのような地域でも正確な位置情報を必要
とする場合がある。本発明者は、正確な位置情報を必要
とするケースには様々なものがあることに着目し、ある
ケースによっては補正のための固定局を用いなくとも位
置情報の補正が行える可能性があることを見出した。
【0005】そこで本発明では、複数の監視対象物の位
置情報を補正し、それぞれの監視対象物の位置変化を把
握することができる、対象物監視システム、対象物監視
方法、対象物監視プログラム、及び、コンピュータ読取
可能な記録媒体を提供することを課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の対象物監視シス
テムは、所定の位置に配置された複数の監視対象物それ
ぞれに設置された位置計測手段が計測する当該監視対象
物それぞれの位置を受信する位置受信手段と、当該受信
手段が受信した監視対象物それぞれの位置に基づいて、
当該それぞれの位置の補正値を算出する補正値算出手段
と、当該補正値算出手段が算出した補正値を用いて設定
される監視対象物それぞれの移動許可範囲と、監視対象
物のそれぞれの位置との比較結果に基づいて、監視対象
物が異常位置にあるかどうかを判定する異常判定手段
と、当該異常判定手段が、監視対象物は異常位置にある
と判断した場合には、予め定められた通知先に当該判断
結果を通知する通知手段と、を備える。
【0007】本発明の対象物監視方法は、位置受信手段
が、複数の監視対象物のそれぞれに設置された位置計測
手段が計測する当該監視対象物それぞれの位置を受信す
る位置受信ステップと、補正値算出手段が、受信手段が
受信した監視対象物それぞれの位置に基づいて、当該そ
れぞれの位置の補正値を算出する補正値算出ステップ
と、異常判定手段が、補正値算出手段が算出した補正値
を用いて設定される監視対象物それぞれの移動許可範囲
と、監視対象物のそれぞれの位置との比較結果に基づい
て、監視対象物が異常位置にあるかどうかを判定する異
常判定ステップと、通知手段が、異常判定手段が監視対
象物は異常位置にあると判断した場合には、予め定めら
れた通知先に当該判断結果を通知する通知ステップと、
を備える。
【0008】本発明の対象物監視プログラムは、コンピ
ュータを、所定の位置に配置された複数の監視対象物そ
れぞれに設置された位置計測手段が計測する当該監視対
象物それぞれの位置を受信する位置受信手段と、当該受
信手段が受信した監視対象物それぞれの位置に基づい
て、当該それぞれの位置の補正値を算出する補正値算出
手段と、当該補正値算出手段が算出した補正値を用いて
設定される監視対象物それぞれの移動許可範囲と、監視
対象物のそれぞれの位置との比較結果に基づいて、監視
対象物が異常位置にあるかどうかを判定する異常判定手
段と、当該異常判定手段が、監視対象物は異常位置にあ
ると判断した場合には、予め定められた通知先に当該判
断結果を通知する通知手段と、して機能させる。
【0009】本発明の対象物監視システム及び対象物監
視方法によれば、監視対象物それぞれに設置された位置
計測手段が計測した監視対象物の位置に基づいて、補正
値算出手段が監視対象物それぞれの位置の補正値を算出
するので、固定局の情報を用いずに位置の補正ができ
る。補正値算出手段が算出した補正値を用いて設定され
る移動許可範囲と監視対象物の位置との比較結果に基づ
いて、異常判定手段が監視対象物の位置が異常位置であ
るかどうかを判定するので、簡易にそれぞれの監視対象
物の位置変化を把握できる。監視対象物が異常位置にあ
ると判断した場合には、通知手段が予め定められた通知
先に当該判断結果を通知するので、判断結果を迅速に通
知できる。また、コンピュータを用いて本発明の対象物
監視プログラムを実行しても同様の作用を奏する。
【0010】また本発明の対象物監視システム、対象物
監視方法、及び、対象物監視プログラムでは、補正値算
出手段が、複数の監視対象物それぞれの位置変化の方向
及び量に基づいて、複数の監視対象物全体の位置変化の
方向及び量を算出し、当該算出した方向及び量に応じて
補正値を算出するようにしてもよい。個々の監視対象物
の位置変化に基づいて監視対象物全体の位置変化を算出
するので、複数の監視対象物全体の位置変化を取得する
手段を別途設けること無く、監視対象物全体の位置変化
を把握できる。複数の監視対象物全体の位置変化に基づ
いてそれぞれの監視対象物の補正値を算出するので、例
えば、気象条件等によって監視対象物全体の位置測定に
誤差を生じた場合でも補正できる。
【0011】また本発明の対象物監視システム、対象物
監視方法、及び、対象物監視プログラムでは、異常判定
手段は、監視対象物の位置が当該監視対象物に対する移
動許可範囲外であった回数が所定の回数を超える場合に
は、当該監視対象物が異常位置にあると判断するように
してもよい。監視対象物の位置が移動許可範囲外であっ
た回数が所定の回数を超えた場合に異常位置であると判
断するので、異常判定の精度がより向上する。
【0012】本発明のコンピュータ読取可能な記録媒体
は、上記いずれかの対象物監視プログラムが記録されて
いる。コンピュータを用いて、本発明の記録媒体に記録
された対象物監視プログラムを実行すると、監視対象物
それぞれに設置された位置計測手段が計測した監視対象
物の位置に基づいて、補正値算出手段が監視対象物それ
ぞれの位置の補正値を算出するので、固定局の情報を用
いずに位置の補正ができる。補正値算出手段が算出した
補正値を用いて設定される移動許可範囲と監視対象物の
位置との比較結果に基づいて、異常判定手段が監視対象
物の位置が異常位置であるかどうかを判定するので、簡
易にそれぞれの監視対象物の位置変化を把握できる。監
視対象物が異常位置にあると判断した場合には、通知手
段が予め定められた通知先に当該判断結果を通知するの
で、判断結果を迅速に通知できる。
【0013】
【発明の実施の形態】本発明の知見は、例示のみのため
に示された添付図面を参照して以下の詳細な記述を考慮
することによって容易に理解することができる。引き続
いて、添付図面を参照しながら本発明の実施の形態を説
明する。可能な場合には、同一の部分には同一の符号を
付して、重複する説明を省略する。
【0014】本発明の実施形態である対象物監視システ
ム10について図1を用いて説明する。図1は対象物監
視システム10を説明するための図である。
【0015】対象物監視システム10は、移動体通信網
50に接続されており、移動体通信網50を介して基地
局30と情報の送受信が可能なように構成されている。
移動体通信網50は、いわゆる音声通信網とパケット通
信網といったデータ通信網とを含む網である。基地局3
0は、セル30aをカバーする基地局であり、セル30
a内に位置する監視装置40、41、42、43、44
と通信可能なように構成されている。監視装置40、4
1、42、43、44は、それぞれ監視対象物20、2
1、22、23、24に配置されており、基地局30及
び移動体通信網50を介して対象物監視システム10と
情報の送受信が可能なように構成されている。監視装置
40〜44は、物理的には、データ通信機能を持った移
動機である。監視装置40〜44の機能的な構成要素に
ついては、監視装置40を例にとって図2を用いて説明
する。図2は、監視装置40の構成を示した図である。
【0016】監視装置40は、GPS測位部(位置計測
手段)401と、状態判断部402と、状態送信部40
3と、許可範囲受信部404と、位置情報格納部405
とを備えて構成される。GPS測位部401は、全地球
測位システム(GPS:Global Positio
ning System)を用いて監視装置40の緯度
及び経度を測定する部分である。より具体的には、GP
S測位部401は、地球を回る24個のGPS衛星から
の電波を受信し、それぞれのGPS衛星からの伝搬遅延
の時間差により各GPS衛星までの距離を求め、予め決
まっているGPS衛星の位置情報を元に現在地の緯度及
び経度の計算を行う。GPS測位部401は、算出した
緯度及び経度を位置情報格納部405に出力する。GP
S測位部401が測位するタイミングとしては、予め定
めらた所定の間隔、若しくは、対象物監視システム10
がその所定の間隔を変更した場合にはその間隔で測位す
る。
【0017】許可範囲受信部404は、対象物監視シス
テム10から送信される許可範囲を受信し、位置情報格
納部405へ出力する部分である。許可範囲とは、監視
装置40が配置された監視対象物20が、その許可範囲
内にある場合には異常位置にあるとはみなさない範囲を
いうものであって、緯度及び経度で示されるものであ
る。つまり、監視装置40のGPS測位部401が算出
した緯度及び経度が、許可範囲内にある場合には監視対
象物20は正常位置にあるものとし、許可範囲内にない
場合には監視対象物20は異常位置にあるものとする。
【0018】位置情報格納部405は、GPS測位部4
01から出力される監視装置40及び監視対象物20の
現在位置情報である緯度及び経度と、許可範囲受信部4
04から出力される許可範囲とを格納する部分である。
図6に、位置情報格納部405に格納される情報の一例
を示す。図6に示す例では、現在位置の緯度及び経度が
「北緯40度20分5.00秒、東経130度5分3.
00秒」となっているので、監視装置40及び監視対象
物20はこの位置に存在する。一方、許可範囲は、緯度
が「北緯40度20分2.00秒〜北緯40度20分
8.00秒」と、経度が「東経130度5分0.00秒
〜東経130度5分6.00秒」となっている。従っ
て、この例の現在位置は許可範囲に入っており、監視装
置40及び監視対象物20は正常位置にあると判断でき
る。ここで例えば、現在位置が「北緯40度20分9.
00秒、東経130度5分3.00秒」となれば、許可
範囲から外れるので監視装置40及び監視対象物20は
異常位置にあると判断できる。
【0019】状態判断部402は、位置情報格納部40
5に格納されている情報に基づいて、監視装置40及び
監視対象物20が正常位置にあるか異常位置にあるかと
いう判断をする部分である。具体的には、許可範囲が
「北緯40度20分2.00秒〜北緯40度20分8.
00秒」及び「東経130度5分0.00秒〜東経13
0度5分6.00秒」となっている場合に、現在位置が
「北緯40度20分5.00秒、東経130度5分3.
00秒」であれば正常位置にあると判断し、現在位置が
「北緯40度20分9.00秒、東経130度5分3.
00秒」であれば異常位置にあると判断する。状態判断
部402は、判断した結果及び現在位置を状態送信部4
03に出力する。状態判断部402が判断するタイミン
グとしては、予め定めらた所定の間隔、若しくは、対象
物監視システム10がその所定の間隔を変更した場合に
はその間隔で判断する。
【0020】状態送信部403は、出力された状態判断
部402の判断結果と、現在位置とを対象物監視システ
ム10へ送信する部分である。状態送信部403が送信
するタイミングとしては、予め定められた所定の間隔、
若しくは、対象物監視システム10がその所定の間隔を
変更した場合にはその間隔で送信する。
【0021】引き続いて、対象物監視システム10につ
いて図1に戻って説明する。対象物監視システム10
は、物理的には、CPU(中央処理装置)、メモリ、マ
ウスやキーボードといった入力装置、ディスプレイとい
った表示装置、ハードディスクといった格納装置、モデ
ムといった通信装置などを備えたコンピュータシステム
として構成されている。
【0022】対象物監視システム10は機能的な構成要
素として、位置状態受信部(位置受信手段)101と、
補正値算出部(補正値算出手段)102と、異常判定部
(異常判定手段)103と、状態通知部(通知手段)1
04と、補正値送信部105と、位置状態情報格納部1
06と、補正情報格納部107と、通知先情報格納部1
08と、を備えて構成される。引き続いて、各構成要素
について詳細に説明する。
【0023】位置状態受信部101は、複数の監視対象
物20〜24のそれぞれに設置された監視装置40〜4
4が含むGPS測位部401が計測する監視対象物20
〜24それぞれの位置を受信する部分である。位置状態
受信部101は、監視装置40〜44が含む状態判断部
402が判断する正常位置か異常位置かといった状態情
報もあわせて受信する部分である。位置状態受信部10
1は、受信した情報と共に監視装置40〜44に対応す
るIPアドレスを関連付けて、位置状態情報格納部10
6へ出力する。
【0024】位置状態情報格納部106は、位置状態受
信部101から出力される情報を格納する部分である。
位置状態情報格納部106に格納される情報の一例を図
3を用いて説明する。位置状態情報格納部106には、
各監視装置に割り当てられたIPアドレス、監視装置の
名称、各監視装置の初期位置、測定時刻、状態、測定位
置が関連付けられて格納されている。例えば監視装置4
0は、20時5分20秒には「北緯40度20分5.0
3秒、東経130度5分6.01秒」の位置にあるの
で、監視装置40の初期位置「北緯40度20分5.0
0秒、東経130度5分3.00秒」からは、緯度で
0.03秒、経度で3.01秒ずれており、経度方向の
ずれが大きく異常位置にあると判断されて、それらの情
報が格納されている。IPアドレス、名称、初期位置と
いった情報は、対象物監視システム10において入力さ
れる情報であり、測定時刻、状態、測定位置といった情
報は、監視装置40〜44から送信されてくる情報であ
る。
【0025】補正値算出部102は、位置状態受信部1
01が受信し、位置状態情報格納部106に格納した監
視装置40〜44のそれぞれの位置に基づいて、それぞ
れの位置の補正値を算出する部分である。具体的には、
まず各監視装置の所定回数分のデータから各監視装置の
補正値を算出する。図3に示すデータを例にとれば、監
視装置42において所定回数を3回とすると、測定位置
の平均値は「北緯40度20分11.03秒、東経13
0度5分9.01秒」となり、初期位置「北緯40度2
0分11.00秒、東経130度5分9.00秒」から
は緯度で0.03秒、経度で0.01秒ずれていること
となる。補正値算出部102は、状態情報が正常であれ
ばこのずれを補正値として算出する。補正値算出部10
2は、監視装置40〜44について同様の処理を行い、
各監視装置40〜44についての補正値を算出する。補
正値算出部102は、各監視装置40〜44についての
補正値を算出する際に、状態情報が異常であるデータを
排除して補正値を算出するようにしてもよい。図3の例
であれば、監視装置40に関する補正値は算出されず、
監視装置41の20時5分20秒のデータは排除して監
視装置41の補正値が算出される。補正値算出部102
は、各監視装置40〜44それぞれについて算出した補
正値に基づいて全体の補正値を算出し、その全体の補正
値を監視装置40〜44のそれぞれの補正値とみなして
補正情報格納部107へ出力する。
【0026】補正情報格納部107は、補正値算出部1
02が算出して出力した監視装置40〜44のそれぞれ
の補正値を格納する部分である。図4に補正情報格納部
107に格納される情報の一例を示す。補正値算出部1
02が図3に示す例に基づいて、監視装置40〜44の
補正値を算出すると、緯度補正値が+0.03秒、経度
補正値が+0.01秒となるので、補正情報格納部10
7は、監視装置40〜44と関連付けてその補正値を格
納する。
【0027】補正値送信部105は、補正情報格納部1
07に格納されている補正値を、監視装置40〜44へ
送信する部分である。例えば監視装置40には補正値
「緯度+0.03秒、経度+0.01秒」を送信する。
この補正値を受信した監視装置40は、設定されている
許可範囲が「北緯40度20分2.00秒〜北緯40度
20分8.00秒、東経130度5分0.00秒〜東経
130度5分6.00秒」であれば、補正値を加味して
許可範囲を「北緯40度20分2.03秒〜北緯40度
20分7.97秒、東経130度5分0.01秒〜東経
130度5分5.99秒」と更新する。また、監視装置
40は、測定した現在位置が「北緯40度20分5.0
0秒、東経130度5分3.00秒」であれば、補正値
を加味して現在位置を「北緯40度20分5.03秒、
東経130度5分3.01秒」と更新するようにしても
よい。
【0028】異常判定部103は、補正値算出部102
が算出した補正値を用いて設定される監視対象物20〜
24それぞれの移動許可範囲と、監視装置40〜44そ
れぞれの位置との比較結果に基づいて、監視対象物20
〜24が異常位置にあるかどうかを判定する部分であ
る。具体的には、監視装置40〜44から送信されて位
置状態情報格納部106に格納されている状態情報が、
所定回数「異常」となった場合には、その監視装置が設
置されている監視対象物が異常位置にあると判断する。
所定回数が3回の場合には、図3の例では、監視装置4
0は異常位置にあると判断されるが、監視装置41は異
常位置にあるとは判断されない。異常判定部103は、
異常位置にあると判断される監視装置があれば、その監
視装置を特定する情報を状態通知部104に出力する。
【0029】状態通知部104は、異常判定部103が
異常位置にあると判断した監視装置がある場合には、予
め定められた通知先にその判断結果を通知する部分であ
る。例えば、監視装置40が異常位置にあると判断さ
れ、その情報が出力されると、状態通知部104は監視
装置40に関連付けられた通知先を通知先情報格納部1
08から読み出して、監視装置40に関連付けられた通
知先であるユーザ端末60にその判断結果を通知する。
状態通知部104とユーザ端末60とは公衆回線若しく
は専用回線で接続されている。
【0030】通知先情報格納部108は、監視装置40
〜44に関連付けられた通知先を格納する部分である。
図5に通知先情報格納部108に格納される情報の一例
を示す。通知先情報格納部108は、監視装置の名称
と、監視装置のIPアドレスと、監視装置の所有者と、
その所有者のメールアドレスや連絡先とを関連付けて格
納する。
【0031】引き続いて、対象物監視システム10を用
いて監視対象物20〜24を監視する方法について図7
を用いて説明する。図7は、対象物監視システム10を
用いて監視対象物20〜24を監視する方法を示したフ
ローチャートである。
【0032】対象物監視システム10の位置状態受信部
101は、監視対象物20〜24のそれぞれに設置され
ている監視装置40〜44から情報を受信する待ち受け
状態にある(ステップS01)。この情報は、監視装置
40〜44が異常位置にあるか正常位置にあるかといっ
た情報や、測定時分や、測定位置といった情報を含むも
のである。このステップS01の前に、対象物監視シス
テム10は初期設定がなされているものとする。対象物
監視システム10に関する初期設定としては、監視装置
40〜44とIPアドレスの関連付けや、監視装置40
〜44とそれらの所有者の連絡先の情報といったものの
設定が含まれ、それらの初期設定値は位置状態情報格納
部106、通知先情報格納部108に格納される。ま
た、監視装置40〜44に対する初期設定は、対象物監
視システム10に入力され、各監視装置40〜44に送
信される。各監視装置40〜44に関する初期設定とし
ては、位置測定の時間間隔や、移動許可範囲に関する情
報が含まれる。
【0033】監視装置40〜44から情報が送信され位
置状態受信部101が受信すると、位置状態受信部10
1は受信した情報を位置状態情報格納部106に格納す
る(ステップS02)。位置状態受信部101が受信す
る情報は、監視装置40〜44が異常状態か正常状態か
といった情報や、測定した緯度経度や、IPアドレス等
が含まれる。
【0034】位置状態受信部101が監視装置40〜4
4から情報を受信すると、補正値送信部105は補正情
報格納部107に格納されている補正値を監視装置40
〜44に送信する(ステップS03)。異常判定部10
3は、位置状態受信部101が受信して位置状態情報格
納部106に格納した最新の情報の「状態」の項目が、
異常状態か正常状態かを判断する(ステップS04)。
【0035】異常判定部103がステップS04におい
て正常状態であると判断すると、補正値算出部102は
位置状態情報格納部106に格納されている情報に基づ
いて、各監視装置40〜44それぞれの補正値を算出す
る(ステップS05)。補正値算出部102が各監視装
置40〜44それぞれの補正値を算出する方法としては
様々なものが採用できるが、例えば、直近3回の測定位
置の平均と初期位置との差を補正値として算出する方法
や、「状態」項目が異常状態であるものを除いて直近3
回の測定位置の平均と初期位置との差を補正値として算
出する方法等が採用される。
【0036】補正値算出部102は、各監視装置40〜
44それぞれの補正値に基づいて、監視装置40〜44
の全体補正値を算出し、補正情報格納部107に格納す
る(ステップS06)。補正値算出部102が監視装置
40〜44の全体補正値を算出する方法としては様々な
ものが採用できるが、例えば、各監視装置40〜44そ
れぞれの補正値の平均値を全体補正値として算出する方
法や、「状態」項目が異常状態であるものを除外して他
の補正値によって全体補正値を算出する方法等が採用さ
れる。
【0037】異常判定部103がステップS04におい
て異常状態にあると判断する監視装置があると、異常判
定部103は、その監視装置について「状態」項目が異
常状態になった回数が所定回数(例えば3回)を超えた
かどうかを判断する(ステップS07)。図3に示す情
報の例によれば、監視装置40は「状態」項目の異常状
態が連続して3回を超えているので、異常判定部103
は監視装置40が異常状態にあると判断する。一方、監
視装置41は「状態」項目の異常状態が1回だけしか記
録されていないので、異常判定部103は監視装置41
が異常状態にあるとは判断しない。異常判定部103が
このような判断手法を用いるのは、監視装置40〜44
が異常状態にあるかどうかを判断する精度をより高める
ためである。例えば、監視対象物20〜24が係留され
ている船舶や養殖網といったものである場合には、波の
状態などによって瞬間的に異常状態になることが考えら
れ、そのような場合全てにおいて監視対象物20〜24
が異常状態にあると異常判定部103が判定すると、本
来は異常状態でないのにそれら監視対象物20〜24及
び監視装置40〜44に関連付けられた連絡先に連絡が
行ってしまうためである。
【0038】ステップS07において、異常判定部10
3が「状態」項目が異常状態になった回数が所定回数
(例えば3回)を超えた監視装置がないと判断すると、
ステップS05の処理を行う。一方、異常判定部103
が「状態」項目が異常状態になった回数が所定回数(例
えば3回)を超えた監視装置があると判断すると、その
監視装置(例えば監視装置40)が異常状態にあると判
断し、監視装置40が異常状態にあるという情報を状態
通知部104に出力する。状態通知部104は監視装置
40の所有者に連絡が行われているかどうかを判断する
(ステップS08)。すでに連絡が行われていれば、ス
テップS05の寄りを行う。一方、連絡がまだ行われて
いなければ、状態通知部104は通知先情報格納部10
8に格納されている情報を参照し、監視装置40の所有
者に関連付けられた連絡先に監視装置40(監視対象物
20)が異常状態にあることを通知する(ステップS0
9)。
【0039】引き続いて、監視対象物20〜24に設置
されている監視装置40〜44の動作について図8を用
いて説明する。図8は、監視装置40〜44の動作を示
したフローチャートである。尚、監視装置40を例にと
って説明する。
【0040】監視装置40の許可範囲受信部404は、
対象物監視システム10からの情報を受信する待ち受け
状態にある(ステップS11)。この情報は、監視装置
40が正常状態にあるかどうかを判断するための許可範
囲を定めるための情報や、正常状態若しくは異常状態に
ある場合の測定条件といった情報が含まれる。このステ
ップS11の前に、監視装置40に初期設定値として測
定間隔や通信間隔を入力しておいてもよい。許可範囲受
信部404が情報を受信すると、位置情報格納部405
にその情報を格納する。
【0041】監視装置40のGPS測位部401は、予
め定められた測定タイミングになると、自己の位置を測
定する(ステップS12)。GPS測位部401は、測
定した位置を位置情報格納部405に格納する。状態判
断部402は、所定の判断タイミングが来ると、位置情
報格納部405に格納されている情報に基づいて、監視
装置40が許可範囲内にあるか、つまり、異常位置にあ
るか正常位置にあるかを判断する(ステップS13)。
【0042】状態判断部402は、監視装置40が異常
位置にあると判断するとその旨の情報と現在位置とを状
態送信部403に出力する。状態送信部403はその出
力された情報を対象物監視システム10に送信する(ス
テップS14)。対象物監視システム10からは補正値
が送信されるので、許可範囲受信部404は補正値を受
信し、許可範囲又は現在位置を補正して位置情報格納部
106へ格納する(ステップS15)。
【0043】状態判断部402は、更新された許可範囲
に基づいて監視装置40が異常位置にあるか正常位置に
あるかを判断する(ステップS16)。補正後も異常位
置にあれば、状態判断部402は監視装置40を予め設
定されている異常時の位置測定待機状態に移行させる
(ステップS17)。補正後には正常位置に戻っている
のであれば、状態判断部402は監視装置40を正常時
の位置測定待機状態を維持する(ステップS19)。
【0044】ステップS13において、状態判断部40
2が監視装置40は正常位置にあると判断すると、予め
定められた状態通信タイミングになっているかどうかを
判断し、状態通信タイミングになっていればステップS
14の処理に移行し、状態通信タイミングになっていな
ければステップS19の処理に移行する(ステップS1
8)。
【0045】次にコンピュータを、本実施形態の対象物
監視システム10として機能させるための対象物監視プ
ログラム92及びそれが記録されているコンピュータ読
取可能な記録媒体9について説明する。図9は、対象物
監視プログラム92が記録されている記録媒体9の構成
を示した図である。記録媒体9としては、例えば、磁気
ディスク、光ディスク、CD−ROM、コンピュータに
内蔵されたメモリなどが該当する。
【0046】記録媒体9は、図9に示すように、プログ
ラムを記録するプログラム領域91と、データを記録す
るデータ領域93とを備えている。データ領域93に
は、図1を用いて説明した位置状態情報格納部106、
補正情報格納部107、通知先情報格納部108と同様
の、位置状態情報データベース931、補正情報データ
ベース932、通知先情報データベース933が格納さ
れている。
【0047】プログラム領域91には、対象物監視プロ
グラム92が記録されている。対象物監視プログラム9
2は、処理を統括するメインモジュール921と、位置
状態送信モジュール922と、補正値算出モジュール9
23と、補正値送信モジュール924と、異常判定モジ
ュール925と、状態通知モジュール926とを備え
る。ここで、位置状態送信モジュール922、補正値算
出モジュール923、補正値送信モジュール924、異
常判定モジュール925、状態通知モジュール926の
それぞれを動作させることによって実現する機能は、上
記対象物監視システム10の位置状態送信部101、補
正値算出部102、補正値送信部105、異常判定部1
03、状態通知部104のそれぞれの機能と同様であ
る。
【0048】本実施形態の作用及び効果について説明す
る。監視対象物20〜24のそれぞれに設置された監視
装置40〜44が備えるGPS測位部401が計測した
監視対象物20〜24の位置に基づいて、対象物監視シ
ステム10の補正値算出部102が監視対象物20〜2
4それぞれの位置の補正値を算出するので、固定局の情
報を用いずに位置の補正ができる。補正値算出部102
が算出した補正値を用いて設定される移動許可範囲と監
視対象物20〜24の位置との比較結果に基づいて、異
常判定部103が監視対象物20〜24の位置が異常位
置であるかどうかを判定するので、簡易にそれぞれの監
視対象物20〜24の位置変化を把握できる。監視対象
物20〜24が異常位置にあると判断した場合には、状
態通知部104が予め定められた通知先に当該判断結果
を通知するので、判断結果を迅速に通知できる。
【0049】個々の監視対象物20〜24の位置変化に
基づいて監視対象物20〜24全体の位置変化を算出す
るので、複数の監視対象物20〜24全体の位置変化を
取得する手段を別途設けること無く、監視対象物20〜
24全体の位置変化を把握できる。複数の監視対象物2
0〜24全体の位置変化に基づいてそれぞれの監視対象
物20〜24の補正値を算出するので、例えば、気象条
件等によって監視対象物20〜24全体の位置測定に誤
差を生じた場合でも補正できる。また、監視対象物20
〜24の位置が移動許可範囲外であった回数が所定の回
数を超えた場合に異常位置であると判断するので、異常
判定の精度がより向上する。
【0050】
【発明の効果】本発明によれば、監視対象物それぞれに
設置された位置計測手段が計測した監視対象物の位置に
基づいて、補正値算出手段が監視対象物それぞれの位置
の補正値を算出するので、固定局の情報を用いずに位置
の補正ができる。補正値算出手段が算出した補正値を用
いて設定される移動許可範囲と監視対象物の位置との比
較結果に基づいて、異常判定手段が監視対象物の位置が
異常位置であるかどうかを判定するので、簡易にそれぞ
れの監視対象物の位置変化を把握できる。監視対象物が
異常位置にあると判断した場合には、通知手段が予め定
められた通知先に当該判断結果を通知するので、判断結
果を迅速に通知できる。従って本発明の目的とする、複
数の監視対象物の位置情報を補正し、それぞれの監視対
象物の位置変化を把握することができる、対象物監視シ
ステム、対象物監視方法、対象物監視プログラム、及
び、コンピュータ読取可能な記録媒体を提供することが
できた。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施形態である対象物監視システムを
説明するための図である。
【図2】図1の監視装置の構成を示した図である。
【図3】図1の位置状態情報格納部に格納される情報の
例を示した図である。
【図4】図1の補正情報格納部に格納される情報の例を
示した図である。
【図5】図1の通知先情報格納部に格納される情報の例
を示した図である。
【図6】図2の位置情報格納部に格納されいる情報の一
例を示した図である。
【図7】図1の対象物監視システムを用いて監視装置を
監視する方法を示したフローチャートである。
【図8】図2の監視装置の動作を示したフローチャート
である。
【図9】本発明の実施形態である対象物監視プログラム
の構成を示した図である。
【符号の説明】
10…対象物監視システム、101…位置状態受信部、
102…補正値算出部、103…異常判定部、104…
状態通知部、105…補正値送信部、106…位置状態
情報格納部、107…補正情報格納部、108…通知先
情報格納部。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) H04Q 7/34 H04B 7/26 M Fターム(参考) 2F029 AA04 AB07 AC02 AD01 5C087 AA03 AA10 AA24 AA25 BB21 BB32 BB74 CC35 DD08 EE05 EE08 FF01 FF04 FF17 FF19 FF20 GG09 GG11 GG18 GG19 GG70 5J062 AA02 AA08 BB01 CC07 DD21 EE00 EE04 FF01 5K067 AA21 BB21 DD20 EE02 EE06 EE10 FF03 JJ52 JJ56 5K101 KK13 LL11 MM07

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 複数の監視対象物のそれぞれに設置され
    た位置計測手段が計測する当該監視対象物それぞれの位
    置を受信する位置受信手段と、 当該受信手段が受信した前記監視対象物それぞれの位置
    に基づいて、当該それぞれの位置の補正値を算出する補
    正値算出手段と、 当該補正値算出手段が算出した補正値を用いて設定され
    る前記監視対象物それぞれの移動許可範囲と、前記監視
    対象物のそれぞれの位置との比較結果に基づいて、前記
    監視対象物が異常位置にあるかどうかを判定する異常判
    定手段と、 当該異常判定手段が、前記監視対象物は異常位置にある
    と判断した場合には、予め定められた通知先に当該判断
    結果を通知する通知手段と、を備える対象物監視システ
    ム。
  2. 【請求項2】 前記補正値算出手段は、前記複数の監視
    対象物それぞれの位置変化の方向及び量に基づいて、前
    記複数の監視対象物全体の位置変化の方向及び量を算出
    し、当該算出した方向及び量に応じて前記補正値を算出
    する、請求項1に記載の対象物監視システム。
  3. 【請求項3】 前記異常判定手段は、前記監視対象物の
    位置が当該監視対象物に対する移動許可範囲外であった
    回数が所定の回数を超える場合には、当該監視対象物が
    異常位置にあると判断する、請求項1又は2に記載の対
    象物監視システム。
  4. 【請求項4】 位置受信手段が、複数の監視対象物のそ
    れぞれに設置された位置計測手段が計測する当該監視対
    象物それぞれの位置を受信する位置受信ステップと、 補正値算出手段が、前記受信手段が受信した前記監視対
    象物それぞれの位置に基づいて、当該それぞれの位置の
    補正値を算出する補正値算出ステップと、 異常判定手段が、前記補正値算出手段が算出した補正値
    を用いて設定される前記監視対象物それぞれの移動許可
    範囲と、前記監視対象物のそれぞれの位置との比較結果
    に基づいて、前記監視対象物が異常位置にあるかどうか
    を判定する異常判定ステップと、 通知手段が、前記異常判定手段が前記監視対象物は異常
    位置にあると判断した場合には、予め定められた通知先
    に当該判断結果を通知する通知ステップと、を備える対
    象物監視方法。
  5. 【請求項5】 前記補正値算出ステップにおいて、前記
    補正値算出手段は、前記複数の監視対象物それぞれの位
    置変化の方向及び量に基づいて、前記複数の監視対象物
    全体の位置変化の方向及び量を算出し、当該算出した方
    向及び量に応じて前記補正値を算出する、請求項4に記
    載の対象物監視方法。
  6. 【請求項6】 前記異常判定ステップにおいて、前記異
    常判定手段は、前記監視対象物の位置が当該監視対象物
    に対する移動許可範囲外であった回数が所定の回数を超
    える場合には、当該監視対象物が異常位置にあると判断
    する、請求項4又は5に記載の対象物監視方法。
  7. 【請求項7】 コンピュータを、 複数の監視対象物のそれぞれに設置された位置計測手段
    が計測する当該監視対象物それぞれの位置を受信する位
    置受信手段と、 当該受信手段が受信した前記監視対象物それぞれの位置
    に基づいて、当該それぞれの位置の補正値を算出する補
    正値算出手段と、 当該補正値算出手段が算出した補正値を用いて設定され
    る前記監視対象物それぞれの移動許可範囲と、前記監視
    対象物のそれぞれの位置との比較結果に基づいて、前記
    監視対象物が異常位置にあるかどうかを判定する異常判
    定手段と、 当該異常判定手段が、前記監視対象物は異常位置にある
    と判断した場合には、予め定められた通知先に当該判断
    結果を通知する通知手段と、して機能させるための対象
    物監視プログラム。
  8. 【請求項8】 前記補正値算出手段は、前記複数の監視
    対象物それぞれの位置変化の方向及び量に基づいて、前
    記複数の監視対象物全体の位置変化の方向及び量を算出
    し、当該算出した方向及び量に応じて前記補正値を算出
    する、請求項7に記載の対象物監視プログラム。
  9. 【請求項9】 前記異常判定手段は、前記監視対象物の
    位置が当該監視対象物に対する移動許可範囲外であった
    回数が所定の回数を超える場合には、当該監視対象物が
    異常位置にあると判断する、請求項7又は8に記載の対
    象物監視プログラム。
  10. 【請求項10】 請求項7〜9のいずれか1項に記載の
    対象物監視プログラムが記録されたことを特徴とするコ
    ンピュータ読取可能な記録媒体。
JP2002002712A 2002-01-09 2002-01-09 対象物監視システム、対象物監視方法、対象物監視プログラム、及び、コンピュータ読取可能な記録媒体 Expired - Fee Related JP3597820B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002002712A JP3597820B2 (ja) 2002-01-09 2002-01-09 対象物監視システム、対象物監視方法、対象物監視プログラム、及び、コンピュータ読取可能な記録媒体

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002002712A JP3597820B2 (ja) 2002-01-09 2002-01-09 対象物監視システム、対象物監視方法、対象物監視プログラム、及び、コンピュータ読取可能な記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003207349A true JP2003207349A (ja) 2003-07-25
JP3597820B2 JP3597820B2 (ja) 2004-12-08

Family

ID=27642493

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002002712A Expired - Fee Related JP3597820B2 (ja) 2002-01-09 2002-01-09 対象物監視システム、対象物監視方法、対象物監視プログラム、及び、コンピュータ読取可能な記録媒体

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3597820B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006108799A (ja) * 2004-09-30 2006-04-20 Toshiba Corp 移動物体管理システム、移動端末、移動物体管理方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2006108799A (ja) * 2004-09-30 2006-04-20 Toshiba Corp 移動物体管理システム、移動端末、移動物体管理方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP3597820B2 (ja) 2004-12-08

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3751936B2 (ja) 時刻整合システム及び時刻整合方法
US8106817B2 (en) Positioning system and positioning method
US7272404B2 (en) Position acquisition
CN101120265B (zh) 用于在无线通信网络中定位移动终端的混合定位方法和系统
KR101561370B1 (ko) 안티-스푸핑 검출 시스템
AU2010332185B2 (en) Satellite positioning receiver and proxy location system
JP5081274B2 (ja) 移動通信端末及び測位方式選択方法
CN111527418A (zh) 定位装置
WO2013088924A1 (ja) 移動端末及び方法
JP2002214321A (ja) Gps測位システム
JP2011017555A (ja) 通信装置、通信方法、プログラムおよび通信システム
JP5255958B2 (ja) データベース管理システム、データベース管理方法及びデータベース管理プログラム
JP2005175896A (ja) 携帯通信端末
JP2003207349A (ja) 対象物監視システム、対象物監視方法、対象物監視プログラム、及び、コンピュータ読取可能な記録媒体
JP6101601B2 (ja) 情報処理装置及び位置測位方法
WO2018230227A1 (ja) タイミング信号生成装置、それを備える電子機器、及びタイミング信号生成方法
JP2003167043A (ja) 衛星信号受信機
JP4951089B2 (ja) 測位支援装置及び測位支援方法
JP2013108959A (ja) 測位方法決定装置及び測位方法決定方法
JP7098012B1 (ja) 端末装置、サーバ、システムおよびプログラム
JP2008011516A (ja) 基地局装置、基地局試験システム及び基地局試験方法
JP6340336B2 (ja) 移動通信端末及び出力制御方法
US8422985B2 (en) Mobile telephone
JPH0815404A (ja) Gps受信システム
JP2004170139A (ja) 端末のtod自動修正方法及び自動修正システム

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Effective date: 20040812

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20040824

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Effective date: 20040909

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

R150 Certificate of patent (=grant) or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees