JP3751936B2 - 時刻整合システム及び時刻整合方法 - Google Patents

時刻整合システム及び時刻整合方法 Download PDF

Info

Publication number
JP3751936B2
JP3751936B2 JP2002345198A JP2002345198A JP3751936B2 JP 3751936 B2 JP3751936 B2 JP 3751936B2 JP 2002345198 A JP2002345198 A JP 2002345198A JP 2002345198 A JP2002345198 A JP 2002345198A JP 3751936 B2 JP3751936 B2 JP 3751936B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
information
terminal device
time
information terminal
wireless lan
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP2002345198A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2004177311A (ja
Inventor
真祐 塩田
佳和 小林
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Platforms Ltd
Original Assignee
NEC Platforms Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Platforms Ltd filed Critical NEC Platforms Ltd
Priority to JP2002345198A priority Critical patent/JP3751936B2/ja
Priority to US10/715,565 priority patent/US7289820B2/en
Publication of JP2004177311A publication Critical patent/JP2004177311A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3751936B2 publication Critical patent/JP3751936B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Images

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04WWIRELESS COMMUNICATION NETWORKS
    • H04W56/00Synchronisation arrangements

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Electric Clocks (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)
  • Synchronisation In Digital Transmission Systems (AREA)
  • Position Fixing By Use Of Radio Waves (AREA)

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、時刻整合システム及び時刻整合方法に関し、特に、無線通信を行う情報端末装置に関わる時刻整合システム及び時刻整合方法に関する。
【0002】
【従来の技術】
【0003】
ネットワーク上での時刻情報は、NTP(Network Time Protcol)サーバへの接続により得られる。一方、携帯可能なGPS受信装置は、人工衛星から位置情報と共に時刻情報(以下、「衛星時刻情報」ともいう)を得ることが出来る。この衛星時刻情報は、NTPサーバから得られる時刻情報より高精度である。GPS受信装置を含む(又はGPS受信装置に接続された)情報端末装置は、衛星時刻情報を得ることが出来、それに基づいて時計を較正することが出来る。しかし、同一の無線LAN環境下において、その情報端末装置は、他のGPS受信装置を含まない(又はGPS受信装置に接続されていない)情報端末装置と、時刻情報を共有することが出来なかった。
【0004】
無線通信のネットワーク(例示:無線LAN)環境下において、一つの情報端末装置の有する高精度な時刻情報を、他の情報端末装置と共有することが可能な技術が望まれている。
【0005】
関連する技術として、特開2002−156477号公報に、時刻修正システムの技術が開示されている。この技術の時刻修正システムは、ネットワークに接続され、受信手段と、第1の送信手段とを有する第1の装置を備える。ここで、受信手段は、信頼度が付加された時刻データを含む情報を受信する。第1の送信手段は、この受信手段によって受信された信頼度が付加された時刻データに自装置の信頼度を付加した情報を上記ネットワークを介して送信する。
そして、第1の装置は、更に、時刻発生手段と、第1の時刻データ抽出手段と、時刻データ比較手段と、時刻修正手段とを有する。ただし、時刻発生手段は、自装置の時刻データを発生する。第1の時刻データ抽出手段は、受信手段によって受信された情報から信頼度が付加された時刻データを抽出する。時刻データ比較手段は、上記時刻発生手段によって発生された時刻データを、上記第1の時刻データ抽出手段によって抽出された信頼度が付加された時刻データと比較する。時刻修正手段は、この時刻データ比較手段による比較結果により上記時刻発生手段を修正する。
この技術は、ネットワークに接続された各装置に内蔵されている時計を、特定の装置に負荷を集中させることなく、自動的に補正することを目的としている。
【0006】
特開2000−314771号公報に、GPS利用情報システムの技術が開示されている。この技術のGPS利用情報システムは、GPSアンテナと、GPS受信機と、複数のGPS利用情報発信基地局と、複数の情報受信端末から構成される。
ここで、GPSアンテナは、GPS衛星からの電波を受信する。GPS受信機は、GPSアンテナ出力を入力し、位置や時刻等の情報を出力する。複数のGPS利用情報発信基地局は、GPS受信機が出力する位置や時刻等の情報を送信する送信装置からなる。複数の情報受信端末は、前記GPS利用情報発信基地局が送信する位置や時刻等の情報を受信する。
この技術は、端末における位置情報を算出するための演算量を少なくして、消費電力を低減し、又、無線LAN通信網での無線LAN通信により、利用者の位置管理、セキュリティー管理を行うGPS利用情報システムを提供することを目的としている。
【0007】
【特許文献1】
特開2002−156477号公報
【特許文献2】
特開2000−314771号公報
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
従って、本発明の目的は、無線通信のネットワーク環境下において、ある情報端末装置の有する高精度な時刻情報を、他の情報端末装置と共有することが可能な時刻整合システム及び時刻整合方法を提供することにある。
【0009】
また、本発明の他の目的は、GPS衛星から得られる高精度な時刻情報を、無線通信のネットワーク環境下の複数の情報端末装置と共有することが可能な時刻整合システム及び時刻整合方法を提供することにある。
【0010】
本発明の更に他の目的は、無線通信のネットワーク環境下における複数の情報端末装置の各々が有する時計を自動的に正確に較正することが可能な時刻整合システム及び時刻整合方法を提供することにある。
【0011】
本発明の別の目的は、無線通信のネットワーク環境下における複数の情報端末装置の各々が、その時計の精度を、GPS受信装置なしでGPS衛星から得られる時刻情報の高精度と同等にすることが可能とな時刻整合システム及び時刻整合方法を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】
以下に、[発明の実施の形態]で使用される番号・符号を用いて、課題を解決するための手段を説明する。これらの番号・符号は、[特許請求の範囲]の記載と[発明の実施の形態]との対応関係を明らかにするために括弧付きで付加されたものである。ただし、それらの番号・符号を、[特許請求の範囲]に記載されている発明の技術的範囲の解釈に用いてはならない。
【0013】
従って、上記課題を解決するために、本発明の時刻整合システムは、第1情報端末装置(10)と、通信中継装置(16)とを具備する。
第1情報端末装置(10)は、GPS衛星(11)から受信した時刻の情報としての衛星時刻情報(32)に基づいて、衛星時刻情報(32)に第1補正を行い、第1時刻情報(33)を算出する。ここで、第1情報端末装置(10)は、GPS受信装置(12)と、情報端末装置(14)と、第1時計(45)とを備えている。ただし、GPS受信装置(12)は、GPS衛星(11)からの電波を受信し、情報としてのGPS情報(31)を出力し、携帯可能である。情報端末装置(14)は、GPS情報(31)から衛星時刻情報(32)を抽出し、衛星時刻情報(32)にその第1補正を行い、第1時刻情報(33)を算出する。
通信中継装置(16)は、第1情報端末装置(10)と無線通信を行う際、第1情報端末装置(10)から第1時刻情報(33)を受信し、第1時刻情報(33)に補正としての中継補正を行い、中継時刻情報(34)を算出する。
ここで、その第1補正は、GPS衛星(11)と第1情報端末装置(10)との間の通信に関する遅延に基づいて行われる。そして、第1情報端末装置(10)は、第1時刻情報(33)に基づいて、第1時計(45)を較正する。
また、その中継補正は、第1情報端末装置(10)と通信中継装置(16)との間の通信に関する遅延に基づいて行われる。そして、通信中継装置(16)は、第1情報端末装置(10)とは異なる第2情報端末装置(17)と無線通信を行う際、第2情報端末装置(17)へその中継時刻情報を送信する。
無線通信は、無線LANによる通信に例示される。
【0014】
上記の時刻整合システムにおいて、第1情報端末装置(10)は、その第1補正時に、第1時刻情報(33)の優先度を示す優先度情報を第1時刻情報(33)に含ませる。
そして、通信中継装置(16)は、第1情報端末装置(10)と通信を行う際に第1情報端末装置(10)から送信されるアドレス情報に基づいて、第1時刻情報(33)の受信を許可し、その優先度情報に基づいて、その中継補正を許可する。
【0015】
上記の時刻整合システムにおいて、通信中継装置(16)は、その中継補正時に、その優先度情報を中継時刻情報(34)に残す。
第2情報端末装置(17)は、その優先度情報に基づいて、その第2補正を許可する。中継時刻情報(34)に第2補正を行って第2時刻情報(35)を算出する。そして、第2時刻情報(35)に基づいて、第2情報端末装置(17)の有する時計を較正する。
ただし、その第2補正は、通信中継装置(16)と第2情報端末装置(17)との間の通信に関する遅延に基づいて行われる。
【0016】
また、上記課題を解決するために、本発明の情報端末装置は、GPS受信部(12)と、情報端末部(14)とを具備する。
GPS受信部(12)は、GPS衛星(11)からの電波を受信し、情報としてのGPS情報(31)を出力し、携帯可能である。
情報端末部(14)は、GPS受信部(12)に通信可能に接続され、GPS情報(31)から時刻の情報としての衛星時刻情報(32)を抽出する。衛星時刻情報(32)に基づいて、衛星時刻情報(32)に補正を行う。そして、補正時刻情報(33)を算出する。ここで、情報端末部(14)は、時計(45)を含む。
情報端末部(14)は、その補正を、GPS衛星(11)とGPS受信部(12)との間の通信に関する遅延に基づいて行う。そして、無線通信を行う際に相手先(16、17)へ補正時刻情報(33)を送信する。また、時計(45)は、補正時刻情報(33)に基づいて、時刻を較正する。
【0017】
上記の情報端末装置において、情報端末部(14)は、補正時刻情報(33)の優先度を示す優先度情報を補正時刻情報(33)に含ませて、相手先(16、17)へ補正時刻情報(33)を送信する。
【0018】
また、上記課題を解決するために、本発明の通信中継装置(16)は、優先度比較部(54)と、遅延算出部(52)と、時計(55)と、時刻変更部(53)とを具備する。
優先度比較部(54)は、情報端末装置(10)と無線通信を行う際、情報端末装置(10)から第1時刻情報(33)を受信し、優先度情報に基づいて、第1時刻情報(33)に対する補正としての中継補正を許可する。ここで、情報端末装置(10)は、GPS受信部(12)と、情報端末部(14)とを備える。ただし、GPS受信部(12)は、GPS衛星(11)からの電波を受信し、情報としてのGPS情報(31)を出力し、携帯可能である。情報端末部(14)は、GPS受信部(12)に通信可能に接続され、GPS情報(31)から時刻の情報としての衛星時刻情報(32)を抽出する。そして、衛星時刻情報(32)に第1補正を行い、優先度を示すその優先度情報を含ませた第1時刻情報(33)を算出する。ここで、その第1補正は、GPS衛星(11)とGPS受信装置(12)との間の通信に関する遅延に基づいて行われる。
また、遅延算出部(52)は、第1時刻情報(33)にその中継補正を行い、中継時刻情報(34)を算出する。時刻変更部(53)は、中継時刻情報(34)に基づいて、時計(55)を較正する。
そして、その中継補正は、情報端末装置(10)との通信に関する遅延に基づいて行われる。中継時刻情報(34)は、情報端末装置(10)とは異なる他の情報端末装置(17)と無線通信を行う際に、他の情報端末装置(17)へ送信される。
【0019】
上記の通信中継装置において、優先度比較部(54)は、情報端末装置(10)と通信を行う際に情報端末装置(10)から送信されるアドレス情報に基づいて、第1時刻情報(33)の受信を許可し、その優先度情報に基づいて、その中継補正を許可する。
【0020】
また、上記課題を解決するために、本発明の情報端末装置は、優先度比較部(64)と、遅延算出部(62)と、時計(65)と、時刻変更部(63)とを具備する。
優先度比較部(64)は、通信中継装置(16)を介して通信を行う際、通信中継装置(16)から、GPS衛星(11)から得られる時刻の情報としての衛星時刻情報(32)を伝達による遅延に基づいて補正(第1補正及び第2補正)し、衛星時刻情報(32)の優先度を付加した中継時刻情報(34)を受信する。そして、その優先度情報に基づいて、中継時刻情報(34)に対する補正を許可する。
また、遅延算出部(62)は、中継時刻情報(34)にその補正を行い、補正時刻情報(35)を算出する。時刻変更部(63)は、補正時刻情報(35)に基づいて、時計(65)を較正する。
ただし、その補正は、通信中継装置(16)との通信に関する遅延に基づいて行われる。
【0021】
また、上記課題を解決するために、本発明の時刻整合方法は、(a)〜(e)ステップを具備する。
(a)ステップは、第1情報端末装置(10)が、GPS衛星(11)から受信した時刻の情報としての衛星時刻情報(32)に第1補正を行い、第1時刻情報(33)を算出する。ここで、その第1補正は、GPS衛星(11)との通信に関する遅延に基づいて行われる。(b)ステップは、第1情報端末装置(10)が、第1時刻情報(33)に基づいて、第1情報端末装置(10)に含まれる時計(45)の時刻を較正する。(c)ステップは、第1情報端末装置(10)が、無線通信の中継を行う通信中継装置(16)と無線通信を行う際、第1時刻情報(33)を、通信中継装置(16)へ送信する。(d)ステップは、通信中継装置(16)が、第1時刻情報(33)に補正としての中継補正を行い、中継時刻情報(34)を算出する。ここで、その中継補正は、第1情報端末装置(10)と通信中継装置(16)との間の通信に関する遅延に基づいて行われる。(e)ステップは、通信中継装置(16)が、第1情報端末装置(10)と異なる第2情報端末装置(17)と無線通信を行う際、中継時刻情報(34)を、第2情報端末装置(17)へ送信する。
無線通信は、無線LANによる通信に例示される。
【0022】
上記の時刻整合方法において、(a)ステップは、(a1)ステップを備える。(d)ステップは、(d1)〜(d2)ステップを備える。ただし、(a1)ステップは、第1情報端末装置(10)が、その第1補正時に、第1時刻情報(33)の優先度を示す優先度情報を第1時刻情報(33)に含ませる。(d1)ステップは、通信中継装置(16)が、第1情報端末装置(10)と無線通信を行う際に第1情報端末装置(10)から送信されるアドレス情報に基づいて、第1時刻情報(33)の受信を許可する。(d2)ステップは、通信中継装置(16)が、その優先度情報に基づいて、その中継補正を許可する。
【0023】
上記の時刻整合方法において、(f)〜(g)ステップを更に具備する。
(f)ステップは、第2情報端末装置(17)が、中継時刻情報(34)に第2補正を行い、第2時刻情報(35)を算出する。ここで、その第2補正は、通信中継装置(16)と第2情報端末装置(17)との間の通信に関する遅延に基づいて行われる。(g)ステップは、第2情報端末装置(17)が、第2時刻情報(35)に基づいて、第2情報端末装置(17)に含まれる時計(65)の時刻を較正する。
【0024】
上記の時刻整合方法において、(f)ステップは、(f1)ステップを備える。ただし、(f1)ステップは、第2情報端末装置(17)が、その優先度情報に基づいて、その第2補正を許可する。
【0025】
なお、上記方法の各ステップは、矛盾を生じない範囲で、その順番の変更が可能である。
【0026】
【発明の実施の形態】
以下、本発明である時刻整合システム及び時刻整合方法の実施の形態に関して、添付図面を参照して説明する。
【0027】
まず、本発明である時刻整合システムの実施の形態の構成について、添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明である時刻整合システムの実施の形態の構成を示す図である。時刻整合システム1は、第1情報端末装置10と、無線LANアクセスポイント16−i(i=1〜n:nは無線LANアクセスポイントの数、以下同じ)とを具備する。そして、第1情報端末装置10と無線LANアクセスポイント16−iとは、無線LAN回線23により双方向通信可能に接続されている。
【0028】
また、時刻整合システム1は、衛星回線21によりGPS衛星11からの電波(情報としてのGPS情報を含む)を受信可能である。更に、時刻整合システム1は、第1情報端末装置10と異なる無線LAN端末装置17−j(j=1〜m:mは無線LANアクセスポイント16−iに接続する無線LAN端末装置の数、添え字i=1〜n:nは無線LANアクセスポイントの数、以下同じ)と、無線LAN回線24により双方向通信可能に接続されている。
【0029】
無線通信としての無線LAN回線23及び無線LAN回線24は、有線の回線ではなく、電波や赤外線を用いた無線により張り巡らされたLAN(LocalArea Network)である。無線LAN回線23と無線LAN回線24とは同じであっても良い。また、LANだけでなく、他の形態のネットワークでも良い。
【0030】
GPS衛星11は、時刻の情報(以下、「衛星時刻情報32」ともいう)や位置の情報を含む情報(以下、GPS情報31ともいう)を含む電波を発信し、GPS(Global Positioning System)測位システムで運用される衛星群に例示される。GPS情報31は、GPS測位システムにおける航法メッセージデータに例示される。
【0031】
第1情報端末装置10は、GPS受信装置12と、無線LAN端末装置14とを含む。
GPS受信装置12は、GPS衛星11から出力されたGPS情報31を含む電波を受信して検波し、GPS情報31を出力する。無線LAN端末装置14は、GPS情報31に含まれる衛星時刻情報32に基づいて、衛星時刻情報32に第1補正を行い、第1時刻情報33を算出する。そして、自身の有する時計を較正する。
【0032】
GPS受信装置12は、GPS衛星11からの電波を受信可能な機器であり、GPS受信部49及びGPSアンテナ50を含む。
GPS受信部49は、GPSアンテナ50を介して、GPS衛星11からの電波を受信する。次に、電波の中からGPS情報31を抽出する。そして、衛星時刻情報32を含むGPS情報31を、内部回線22を介して、無線LAN端末装置14へ出力する。GPS受信装置12は、第1情報端末装置10に内蔵、又は着脱可能に設けられている。また、携帯可能なGPS受信装置を通信ケーブルを介して接続しても良い。
【0033】
無線LAN端末装置14は、パーソナルコンピュータに例示される情報処理装置である。GPSアダプタ48、データ格納部46、遅延演算部42、時刻変更部43、時刻算出部41、時計部45及び無線LANアダプタ47を含む。
ここで、無線LAN端末装置14は、時刻情報用に特別に設けられたものでも良いし、又は、無線LANアクセスポイント16−iに対して後述の無線LAN端末装置17−jと同じ立場であるが、GPS受信装置12を含む(又はGPS受信装置12接続している)という点で異なるものでも良い。
【0034】
GPSアダプタ48は、GPS受信装置12からの衛星時刻情報32を含むGPS情報31を無線LAN端末装置14側で受信する。
データ格納部46は、無線LAN端末装置14に含まれる記憶部であり、GPS情報31、GPS情報31を受信した時刻(時計部45による)、第1時刻情報33などを格納する。
遅延演算部42は、従来知られた遅延算出回路を備え、衛星時刻情報32に対して第1補正を行い、第1時刻情報33を算出する。
時刻算出部41は、第1時刻情報33に優先度情報を付加する(含ませる)。ここで、優先度情報は、各時刻情報の出所を示す情報であり、例えば、最も正確な衛星時刻情報32に基づいている場合「1」とし、衛星時刻情報32の次に正確なNTPサーバの時刻情報に基づいている場合「2」とし、その他の場合「3」とする。
時刻変更部43は、第1時刻情報33に基づいて、時計部45の現在時刻を較正する(第1時刻情報33へ変更する)。
時計部45は、無線LAN端末装置14に含まれる時計である。
無線LANアダプタ47は、無線LAN回線23を介して、第1時刻情報33を無線LANアクセスポイント16−iへ送信する。
【0035】
ここで、第1補正は、GPS情報31が衛星回線21を伝達するのにかかる時間を計算し、遅延時間ΔT1として衛星時刻情報32に加えることである。それにより、第1時刻情報33が算出される。なお、装置内の処理、伝達等でかかる時間が無視できない場合には、その時間を加える。
ただし、遅延時間ΔT1の算出方法は、従来知られた遅延算出回路による方法で算出する。
【0036】
通信中継装置としての無線LANアクセスポイント16−iは、無線LANにおける通信の中継を行う装置である。第1情報端末装置10から第1時刻情報を受信し、第1情報端末装置10とは異なる他の装置へ第1時刻情報33を補正した第2時刻情報34を送信する。優先度比較部54、遅延演算部52、時刻変更部53、MACテーブル36、時計部55及びデータ格納部56を含む。
【0037】
MACテーブル36は、第1時刻情報33の受信の許可の可/不可と、情報端末装置(第1情報端末装置10を含む)の無線LANアダプタ47のアドレス情報(MACアドレス)とを関連付けて格納している。
優先度比較部54は、第1情報端末装置10(の無線LANアダプタ47)のアドレス情報を受信し、そのアドレス情報に基づいて、MACテーブル36を参照して、第1情報端末装置10からの第1時刻情報33の受信を許可するか否かを判定する。許可する場合、第1時刻情報33の優先度情報と、時計部55の有する優先度情報とを比較して、第1時刻情報33の優先度情報の優先度が同じか高い場合、第1時刻情報33に対する補正としての中継補正を許可する。
遅延演算部52は、従来知られた遅延算出回路を備え、優先度比較部54において第1時刻情報33の補正が許可された場合、第1時刻情報33に対して中継補正を行い、中継時刻情報34を算出する。
時刻変更部53は、中継時刻情報34に基づいて、時計部55の現在時刻を較正する(中継時刻情報34へ変更する)。そして、時計部55の優先度情報を更新する。
時計部55は、無線LANアクセスポイント16−iに含まれる時計である。その装置での時刻情報を生成する。また、その時刻情報に対する優先度情報を有する。
データ格納部56は、無線LANアクセスポイント16−iに含まれる記憶部であり、第1時刻情報32と中継時刻情報34などを格納する。中継時刻時刻情報34は、無線LANアクセスポイント16−iを介して行われる通信の際、通信先へ送信される。
【0038】
ここで、中継補正は、第1時刻情報33が無線LAN回線23を伝達するのにかかる時間を計算し、遅延時間ΔT2として第1時刻情報33に加えることであり、それにより、中継時刻情報34が算出される。なお、装置内の処理、伝達等でかかる時間が無視できない場合には、その時間を加える。
ただし、遅延時間ΔT2の算出方法は、従来知られた遅延算出回路による方法で算出する。
【0039】
第2情報端末装置としての無線LAN端末装置17−j(j=1〜m、i=1〜n)は、パーソナルコンピュータに例示される情報処理装置である。無線LANアクセスポイント16−iと無線通信を行い、無線LANアクセスポイント16−iから中継時刻情報34を受信する。優先度比較部64、遅延演算部62、時刻変更部63、優先度テーブル37及び時計部65を含む。
【0040】
優先度比較部64は、無線LANアクセスポイント16−iから中継時刻情報34の優先度情報と、時計部65の有する優先度情報とを比較して、中継時刻情報34の優先度情報の優先度が同じが高い場合、中継時刻情報34に対する補正としての第2補正を許可する。
遅延演算部62は、従来知られた遅延算出回路を備え、優先度比較部64において中継時刻情報34の補正が許可された場合、中継時刻情報34に対して第2補正を行い、第2時刻情報35を算出する。
時刻変更部63は、第2時刻情報35に基づいて、時計部65の現在時刻を較正する(第2時刻情報35へ変更する)。そして、時計部65の優先度情報を更新する。
時計部65は、無線LAN端末装置17−jに含まれる時計である。その装置での時刻情報を生成する。また、その時刻情報に対する優先度情報を有する。
【0041】
ここで、第2補正は、中継時刻情報34が無線LAN回線24を伝達するのにかかる時間を計算し、遅延時間ΔT3として中継時刻情報34に加えることであり、それにより、第2時刻情報35が算出される。なお、装置内の処理、伝達等でかかる時間が無視できない場合には、その時間を加える。
ただし、遅延時間ΔT3の算出方法は、従来知られた遅延算出回路による方法で算出する。
【0042】
図2は、MACテーブル36を示す表である。MACテーブル36は、第1時刻情報33の受信の許可の可/不可と、情報端末装置(第1情報端末装置10を含む)のアドレス情報(MACアドレス)とを関連付けて格納している。すなわち、時刻受信可否36−1の欄に示す第1時刻情報33の受信の許可の可/不可の情報と、MACアドレス36−2の欄に示す情報端末装置(第1情報端末装置10を含む)の無線LANアダプタ47のアドレス情報(MACアドレス)とを関連付けている。
【0043】
次に、本発明である時刻整合システムの実施の形態の動作(時刻整合方法)について説明する。
図3は、本発明である時刻整合システムの実施の形態の動作を示すフロー図である。
【0044】
(1)ステップS01
GPS衛星11からの電波は、第1情報端末装置10のGPS受信部49により、適当な時間間隔で定期的に、GPSアンテナ50を介して受信される。そして、衛星時刻情報32を含むGPS情報31は、電波の中から抽出される。取り出されたGPS情報31は、内部回線22を介して、第1情報端末装置10の無線LAN端末装置14へ出力される。
(2)ステップS02
衛星時刻情報32は、GPSアダプタ48を介して無線LAN端末装置14により受信される。そして、無線LAN端末装置14により第1補正を施され、第1時刻情報33となる。
(3)ステップS03
第1時刻情報33は、無線LAN端末装置14により優先度情報を付加される。
(4)ステップS04
時計部45の現在時刻は、第1時刻情報33に基づいて、無線LAN端末装置14により較正される(第1時刻情報33へ変更される)。
(5)ステップS05
無線LAN端末装置14が、無線通信(例示:適当な時間間隔で定期的(第1時刻情報33を取得直後)に第1時刻情報33を無線LANアクセスポイント16−iへ送信するための通信、第1時刻情報33を取得直後に行う無線LANアクセスポイント16−iを介した他の無線LAN端末装置との通信など)を行うために無線LANアダプタ47より無線LAN回線23を介して無線LANアクセスポイント16−iへ接続する。そして、接続する際又は接続した後、優先度情報を付加された第1時刻情報33は、無線通信のプロトコルに従って送信される情報と共に、無線LANアクセスポイント16−iへ送信される。
(6)ステップS06
無線LANアクセスポイント16−iに受信された無線通信のプロトコルに従って送信される情報と第1時刻情報とから、第1情報端末装置10のアドレス情報が抽出される。
(7)ステップS07
アドレス情報は、MACテーブル36と比較・参照される。そして、そのアドレス情報がMACテーブルに載っていれば、無線LANアクセスポイント16−iにより、第1時刻情報33の受信が許可される。許可されない場合には、プロセスが終了する。
(8)ステップS08
許可された場合、無線LANアクセスポイント16−iにより、第1時刻情報33から優先度情報が抽出される。
(9)ステップS09
無線LANアクセスポイント16−iにより、優先度情報は、時計部55の有する優先度情報と比較される。そして、時計部55の有する優先度情報の優先度と比較して、第1時刻情報33の優先度情報の優先度が同じか高い場合、第1時刻情報33に対する補正としての中継補正を許可する。許可されない場合には、プロセスが終了する。
(10)ステップS10
無線LANアクセスポイント16−iにより、第1時刻情報33は、中継補正を施され、中継時刻情報34となる。
(11)ステップS11
時計部55の現在時刻は、中継時刻情報34に基づいて、無線LANアクセスポイント16−iにより、較正される(中継時刻情報34へ変更される)。同時に、時計部55の優先度情報が更新される。
(12)ステップS12
無線LANアクセスポイント16−iが、適当な時間間隔で定期的(中継時刻情報34を取得直後)に、中継時刻情報34を無線LAN端末装置17-jへ配信する無線通信を行うために、無線LAN回線24を介して無線LAN端末装置17-jへ接続する。そして、接続する際又は接続した後、優先度情報を付加されている中継時刻情報34が、無線通信のプロトコルに従って送信される情報と共に、無線LAN端末装置17−jへ送信される。
又は、無線LAN端末装置17-jが無線通信(例示:適当な時間間隔で定期的に中継時刻情報34を無線LANアクセスポイント16−iから受信するための通信、無線LANアクセスポイント16−iを介した他の無線LAN端末装置との通信など)を行うために無線LAN回線24を介して無線LANアクセスポイント16−iへ接続した後又は接続した後、優先度情報を付加されている中継時刻情報34が、無線通信のプロトコルに従って送信される情報と共に、無線LAN端末装置17−jへ送信される。
(13)ステップS13
無線LAN端末装置17-jにより、中継時刻情報34が受信され、その中継時刻情報34から優先度情報が抽出される。
(14)ステップS14
無線LAN端末装置17-jにより、優先度情報は、時計部65の有する優先度情報と比較される。そして、時計部65の有する優先度情報の優先度と比較して、中継時刻情報34の優先度情報の優先度が同じか高い場合、中継時刻情報34に対する補正としての第2補正を許可する。許可されない場合には、プロセスが終了する。
(15)ステップS15
無線LAN端末装置17-jにより、中継時刻情報34は、第2補正を施され、第2時刻情報35となる。
(16)ステップS16
時計部65の現在時刻は、第2時刻情報35に基づいて、無線LAN端末装置17-jにより、較正される(第2時刻情報35へ変更される)。同時に、時計部65の優先度情報が更新される。
【0045】
上記のステップS01〜S16のプロセスにより、無線LANのような無線通信のネットワーク環境下において、GPS受信機を有しGPS衛星からの衛星時刻情報を取得可能な情報端末装置の有する高精度な時刻情報を、無線LANで接続された複数の無線LANアクセスポイント16−iや複数の無線LAN端末装置17-jと共有することが可能となる。
【0046】
ステップS05において、無線LANアクセスポイント16−iは、無線LANに関わる全ての無線LANアクセスポイントである。これにより、GPS受信装置を収容しない無線LANアクセスポイント16−iは、GPS受信装置を収容する無線LAN端末利用者から時刻情報を得ることにより、無線LANアクセスポイント16−iに接続される無線LAN端末装置17−jの時刻を正確に変更することが出来る。
ただし、無線LANアクセスポイント16−iを、一部の無線LANアクセスポイントに制限することも可能である。
【0047】
ステップS12において、無線LAN端末装置17−jは、無線LANアクセスポイント16−iに接続された全端末である。これにより、GPS受信装置を収容しない無線LAN端末装置利用者は、GPS受信装置を収容する無線LAN端末利用者から時刻情報を得ることにより、無線LAN端末装置17−jの時刻を正確に変更することが出来る。
ただし、無線LAN端末装置17−jを、無線LANアクセスポイント16−iに接続された一部の端末に制限することも可能である。
【0048】
また、上記プロセスは、制御プログラムを用いて自動的に実行することが可能である。すなわち、無線通信のネットワーク環境下における複数の情報端末装置の各々が有する時計を、(定期的に)自動的に正確に較正することが可能となる。
【0049】
適当な時間間隔で定期的に時刻情報が各無線LAN端末装置17-jへ送信されるので、各無線LAN端末装置17-jは、常に正確な時刻情報を保持することが出来る。また、同じ無線LANアクセスポイント16−iから時刻情報の配信を受けた各無線LAN端末装置17-j及び無線LANアクセスポイント16−iは、互いに容易に同期を取ることが出来る。
【0050】
上記実施の形態では、無線LAN端末装置17−jは、無線LANアクセスポイント16−iを介して、時刻情報を得て較正を行っている。しかし、無線LANアクセスポイント16−iを介さず、ピア・ツー・ピアの技術を用いて、無線LAN端末装置14より直接時刻情報を受信することも可能である。その場合、ステップS6〜ステップS11を省略することが出来る。
【0051】
また、第1情報端末装置10は、無線LANアクセスポイント16−iに含まれていても良い。その場合、例えば、ステップS05〜ステップS11を省略することが出来、迅速に衛星時刻情報を直に中継時刻情報に補正することが出来る。
【0052】
また、GPS受信装置12は、無線LAN端末装置14に含まれていても良い。その場合、第1情報端末装置10が一体となり、取り扱いが容易である。また、GPS受信装置12は、第1情報端末装置10から独立していても良い。その場合、複数の情報端末装置のうちからGPS受信装置12に接続する装置を選択可能となる。
【0053】
また、無線LANアクセスポイント16−iは、第1時刻情報33そのものではなく、第1時刻情報33により修正された時計部45の時刻情報を取得するようにしても良い。その場合でも同様に正確な時刻を得ることが出来る。
同様に、第2情報端末装置17−jは、中継時刻情報34そのものではなく、中継時刻情報34により修正された時計部55の時刻情報を取得するようにしても良い。その場合でも同様に正確な時刻を得ることが出来る。
【0054】
【発明の効果】
本発明により、無線LAN端末装置利用者は、無線LAN端末装置へGPS受信装置を収容し、GPS衛星から時刻情報を受信するすることにより、無線LAN端末装置の時刻を正確に変更することが出来る。
また、GPS受信装置を収容しない無線LAN端末装置利用者は、GPS受信装置を収容する無線LAN端末利用者から時刻情報を得ることにより、無線LAN端末装置にGPS受信装置を収容することなく、無線LAN端末装置の時刻を正確に変更することが出来る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明である時刻整合システムの実施の形態の構成を示す図である。
【図2】MACテーブルを示す表である。
【図3】本発明である時刻整合システムの実施の形態の動作を示すフロー図である。
【符号の説明】
1 時刻整合システム
10 第1情報端末装置
11 GPS衛星
12 GPS受信装置
14 無線LAN端末装置
16−i(i=1〜n) 無線LANアクセスポイント
17−j(j=1〜m) 無線LAN端末装置
21 衛星回線
22 内部回線
23、24 無線LAN回線
31 GPS情報
32 衛星時刻情報
33 第1時刻情報
34 中継時刻情報
35 第2時刻情報
36 MACテーブル
36−1 時刻受信可否
36−2 MACアドレス
41 時刻算出部
42 遅延演算部
43 時刻変更部
45 時計部
46 データ格納部
47 無線LANアダプタ
48 GPSアダプタ
49 GPS受信部
50 GPSアンテナ
52 遅延演算部
53 時刻変更部
54 優先度比較部
55 時計部
56 データ格納部
62 遅延演算部
63 時刻変更部
64 優先度比較部
65 時計部

Claims (12)

  1. 第1無線LAN利用者に利用され、第1時計を含み、GPS衛星から受信した時刻の情報としての衛星時刻情報に基づいて、前記衛星時刻情報に第1補正を行い、第1時刻情報を算出して、前記第1時刻情報に基づいて前記第1時計を較正する第1情報端末装置と、
    第3時計を含み、前記第1情報端末装置が他の情報端末装置と行う無線LAN通信を媒介するために前記第1情報端末装置と無線LAN通信を行う際、前記第1情報端末装置に接続した時点で前記第1情報端末装置から前記第1時刻情報を受信し、前記第1時刻情報に補正としての中継補正を行い、中継時刻情報を算出し、前記中継時刻情報に基づいて前記第3時計を較正する通信中継装置と
    を具備し、
    前記第1情報端末装置は、
    前記GPS衛星からの電波を受信し、情報としてのGPS情報を出力する携帯可能なGPS受信装置と、
    前記GPS情報から前記衛星時刻情報を抽出し、前記衛星時刻情報に前記第1補正を行い、前記第1時刻情報を算出する情報端末装置と、
    第1時計と
    を備え、
    前記第1補正は、前記GPS衛星と前記第1情報端末装置との間の通信に関する遅延に基づいて行われ、
    前記第1情報端末装置は、前記第1時刻情報に基づいて、前記第1時計を較正し、
    前記中継補正は、前記第1情報端末装置と前記通信中継装置との間の通信に関する遅延に基づいて行われ、
    前記通信中継装置は、前記第1無線LAN利用者とは異なる第2無線LAN利用者に利用される第2情報端末装置が別の情報端末装置と行う無線LAN通信を媒介するために前記第2情報端末装置と無線LANを介して通信を行う際、前記第2情報端末装置と接続した時点で前記第2情報端末装置へ前記第2情報端末装置の時計を較正するための前記中継時刻情報を送信する
    時刻整合システム。
  2. 請求項1に記載の時刻整合システムにおいて、
    前記第1情報端末装置は、前記第1補正時に、前記第1時刻情報の優先度を示す優先度情報を前記第1時刻情報に含ませ、
    前記通信中継装置は、前記第1情報端末装置と無線LANを介して通信を行う際に前記第1情報端末装置から送信されるアドレス情報に基づいて、前記第1時刻情報の受信を許可し、前記優先度情報に基づいて、前記中継補正を許可する
    時刻整合システム。
  3. 請求項2に記載の時刻整合システムにおいて、
    前記通信中継装置は、前記中継補正時に、前記優先度情報を前記中継時刻情報に残し、
    前記第2情報端末装置は、前記優先度情報に基づいて、第2補正を許可し、前記中継時刻情報に前記第2補正を行って第2時刻情報を算出し、前記第2時刻情報に基づいて、前記第2情報端末装置の有する第2時計を較正し、
    前記第2補正は、前記通信中継装置と前記第2情報端末装置との間の通信に関する遅延に基づいて行われる
    時刻整合システム。
  4. 第1無線LAN利用者に利用される情報端末装置であって、
    GPS衛星からの電波を受信し、情報としてのGPS情報を出力する携帯可能なGPS受信部と、
    時計を含み、前記GPS受信部に通信可能に接続され、前記GPS情報から時刻の情報としての衛星時刻情報を抽出し、前記衛星時刻情報に基づいて、前記衛星時刻情報に補正を行い、補正時刻情報を算出して、前記補正時刻情報に基づいて前記時計を較正する情報端末部と
    を具備し、
    前記情報端末部は、前記補正を、前記GPS衛星と前記GPS受信部との間の通信に関する遅延に基づいて行い、前記第1無線LAN利用者とは異なる第2無線LAN利用者に利用される他の情報端末装置と無線LANを介して通信を行う際に、前記無線LANに接続した時点で前記他の情報端末装置へ前記補正時刻情報を送信し、
    前記時計は、前記補正時刻情報に基づいて、時刻を較正する
    情報端末装置。
  5. 請求項4に記載の情報端末装置において、
    前記情報端末部は、前記補正時刻情報の優先度を示す優先度情報を前記補正時刻情報に含ませて、前記他の情報端末装置へ前記補正時刻情報を送信する
    情報端末装置。
  6. 第1無線LAN利用者に利用される第1情報端末装置が他の情報端末装置と行う無線LAN通信を媒介するために前記第1情報端末装置と無線LANを介して通信を行う際、前記第1情報端末装置と接続した時点で前記第1情報端末装置から第1時刻情報を受信し、前記第1時刻情報の優先度を示す優先度情報に基づいて、前記第1時刻情報に対する補正としての中継補正を許可する優先度比較部と、
    前記第1時刻情報に前記中継補正を行い、中継時刻情報を算出する遅延算出部と、
    時計と、
    前記中継時刻情報に基づいて、前記時計を較正する時刻変更部と、
    を具備し、
    前記中継補正は、前記第1情報端末装置との通信に関する遅延に基づいて行われ、
    前記中継時刻情報は、前記第1無線LAN利用者とは異なる第2無線LAN利用者に利用される第2情報端末装置が別の情報端末装置と行う無線LAN通信を媒介するために前記第2情報端末装置と無線LANを介して通信を行う際に、前記第2情報端末に接続した時点で記第2情報端末装置へ送信される
    通信中継装置。
  7. 請求項6に記載の通信中継装置において、
    前記優先度比較部は、前記第1情報端末装置と無線LANを介して通信を行う際に前記第1情報端末装置から送信されるアドレス情報に基づいて、前記第1時刻情報の受信を許可し、前記優先度情報に基づいて、前記中継補正を許可する
    通信中継装置。
  8. 通信中継装置を介して他の無線LAN利用者に利用される他の情報端末装置と無線LANを介して通信を行う際、前記通信中継装置に接続した時点で前記他の情報端末から出力され前記通信中継装置で補正された中継時刻情報を前記通信中継装置から受信し、前記中継時刻情報の有する優先度情報に基づいて、前記中継時刻情報に対する補正を許可する優先度比較部と、
    前記中継時刻情報に前記補正を行い、補正時刻情報を算出する遅延算出部と、
    時計と、
    前記補正時刻情報に基づいて、前記時計を較正する時刻変更部と
    を具備し、
    前記補正は、前記通信中継装置との通信に関する遅延に基づいて行われる
    情報端末装置。
  9. (a)第1無線LAN利用者に利用される第1情報端末装置が、GPS衛星から受信した時刻の情報としての衛星時刻情報に第1補正を行い、第1時刻情報を算出するステップと、
    (b)前記第1情報端末装置が、前記第1時刻情報に基づいて、前記第1情報端末装置に含まれる時計の時刻を較正するステップと、
    (c)前記第1情報端末装置が他の情報端末装置と無線LAN通信を行うために前記第1情報端末装置が無線通信の中継を行う通信中継装置と無線LANを介して通信を行う際、前記第1情報端末装置が前記通信中継装置と接続した時点で前記第1時刻情報を、前記通信中継装置へ送信するステップと、
    (d)前記通信中継装置が、前記第1時刻情報に補正としての中継補正を行い、中継時刻情報を算出するステップと、
    (e)前記通信中継装置が、前記第1無線LAN利用者と異なる第2無線LAN利用者に利用される第2情報端末装置と別の情報端末装置とが行う無線LAN通信を媒介するために前記第2情報端末装置と無線LANを介して通信を行う際、前記第2情報端末装置と接続した時点で、前記第2情報端末装置の時計を較正するための前記中継時刻情報を、前記第2情報端末装置へ送信するステップと
    を具備する
    時刻整合方法。
  10. 請求項9に記載の時刻整合方法において、
    前記(a)ステップは、
    (a1)前記第1情報端末装置が、前記第1補正時に、前記第1時刻情報の優先度を示す優先度情報を前記第1時刻情報に含ませるステップ
    を備え、
    前記(d)ステップは、
    (d1)前記通信中継装置が、前記第1情報端末装置と無線LANを介して通信を行う際に前記第1情報端末装置から送信されるアドレス情報に基づいて、前記第1時刻情報の受信を許可するステップと、
    (d2)前記通信中継装置が、前記優先度情報に基づいて、前記中継補正を許可するステップと
    を備える
    時刻整合方法。
  11. 請求項9又は10に記載の時刻整合方法において、
    (f)前記第2情報端末装置が、前記中継時刻情報に第2補正を行い、第2時刻情報を算出するステップと、
    (g)前記第2情報端末装置が、前記第2時刻情報に基づいて、前記第2情報端末装置に含まれる時計の時刻を較正するステップと、
    を更に具備する
    時刻整合方法。
  12. 請求項11に記載の時刻整合方法において、
    前記(f)ステップは、
    (f1)前記第2情報端末装置が、前記優先度情報に基づいて、前記第2補正を許可するステップ
    を備える
    時刻整合方法。
JP2002345198A 2002-11-28 2002-11-28 時刻整合システム及び時刻整合方法 Expired - Fee Related JP3751936B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002345198A JP3751936B2 (ja) 2002-11-28 2002-11-28 時刻整合システム及び時刻整合方法
US10/715,565 US7289820B2 (en) 2002-11-28 2003-11-19 Time-matching system and time-matching method

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002345198A JP3751936B2 (ja) 2002-11-28 2002-11-28 時刻整合システム及び時刻整合方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2004177311A JP2004177311A (ja) 2004-06-24
JP3751936B2 true JP3751936B2 (ja) 2006-03-08

Family

ID=32706433

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002345198A Expired - Fee Related JP3751936B2 (ja) 2002-11-28 2002-11-28 時刻整合システム及び時刻整合方法

Country Status (2)

Country Link
US (1) US7289820B2 (ja)
JP (1) JP3751936B2 (ja)

Families Citing this family (28)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7130646B2 (en) * 2003-02-14 2006-10-31 Atheros Communications, Inc. Positioning with wireless local area networks and WLAN-aided global positioning systems
JP4537133B2 (ja) * 2004-07-09 2010-09-01 キヤノン株式会社 プリンタ及び制御方法及びプログラム並びに記憶媒体
JP2006060310A (ja) * 2004-08-17 2006-03-02 Fujitsu Ltd リーダライタ及びrfidシステム
JP2007129666A (ja) * 2005-11-07 2007-05-24 Nec Corp 間接的gps情報通知方法及びそのシステム
JP4519766B2 (ja) 2005-12-09 2010-08-04 富士通株式会社 移動無線システム及び移動無線制御方法
US8184564B2 (en) * 2006-02-17 2012-05-22 Cisco Technology, Inc. Staggering bursts of broadcast management frames in a wireless network device having a plurality of MAC addresses
US8121620B2 (en) * 2007-03-22 2012-02-21 International Business Machines Corporation Location tracking of mobile phone using GPS function
US20080307485A1 (en) * 2007-06-05 2008-12-11 Microsoft Corporation Automatic extension of recording using in-band and out-of-band data sources
KR101338411B1 (ko) * 2007-10-11 2013-12-10 삼성전자주식회사 디바이스 및 디바이스 간 인식 제어 방법
US8018950B2 (en) 2008-03-17 2011-09-13 Wi-Lan, Inc. Systems and methods for distributing GPS clock to communications devices
US20090310593A1 (en) * 2008-06-17 2009-12-17 Qualcomm Incorporated Self-positioning access points
US8848622B2 (en) * 2009-07-22 2014-09-30 Qualcomm Incorporated Methods and apparatus for improving power efficiency and latency of mobile devices using an external timing source
US8565169B2 (en) * 2010-01-12 2013-10-22 Qualcomm Incorporated Timing synchronization methods and apparatus
US20120177027A1 (en) * 2011-01-06 2012-07-12 Atheros Communications, Inc. System and method for time synchronizing wireless network access points
US20130124715A1 (en) * 2011-11-11 2013-05-16 Aaron Hyman AVERBUCH Applet synchronization across multiple routers
JP5990009B2 (ja) * 2012-02-23 2016-09-07 キヤノン株式会社 情報処理装置、その制御方法、プログラム
JP6155555B2 (ja) * 2012-05-30 2017-07-05 日本電気株式会社 情報処理システム、情報処理方法、情報処理装置、携帯端末およびその制御方法と制御プログラム
KR101374672B1 (ko) * 2012-06-20 2014-03-17 에스케이텔레콤 주식회사 통신망을 활용한 컨텐츠 중계 서버, 이동통신 단말기 및 방법
WO2014123809A1 (en) * 2013-02-05 2014-08-14 Dali Systems Co. Ltd. Feedback based indoor localization using digital off-air access units
US20150103818A1 (en) * 2013-10-11 2015-04-16 Qualcomm Incorporated Transport and error compensation of a globally synchronized time-base
CN104244401B (zh) * 2014-10-16 2016-03-30 成都微址科技有限公司 一种基于卫星授时的无线通信方法和装置
CN105182733A (zh) * 2015-08-07 2015-12-23 北京利和顺达电子有限公司 一种北斗授时同步的精度提升方法及系统
EP3432473A1 (en) * 2017-07-17 2019-01-23 Nxp B.V. A communications system
JP6848769B2 (ja) * 2017-08-29 2021-03-24 トヨタ自動車株式会社 車載中継装置、情報処理システム、中継装置、情報処理方法、及びプログラム
JP7040602B2 (ja) * 2018-03-28 2022-03-23 日本電気株式会社 管理サーバ、無線アクセスノード、通信方法、及びリソース管理方法
CN109100927B (zh) * 2018-07-25 2021-02-26 中国科学院国家授时中心 无溯源参考条件下时间统一系统时间自主同步方法
US20230299799A1 (en) * 2020-08-27 2023-09-21 Sony Semiconductor Solutions Corporation High frequency signal reradiating device, high frequency signal receiving device, and wireless system
CN116243591B (zh) * 2023-01-28 2023-09-29 北京航空航天大学 融合UTC(k)和北斗广播星历的亚纳秒级授时方法

Family Cites Families (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10145845A (ja) 1996-11-15 1998-05-29 Nec Corp 移動通信システム
GB2347828B (en) * 1999-03-05 2004-05-19 Internat Mobile Satellite Orga Communication methods and apparatus
JP3250541B2 (ja) 1999-03-19 2002-01-28 株式会社デンソー 無線通信システム
JP3743819B2 (ja) * 1999-04-09 2006-02-08 カシオ計算機株式会社 時計機能付電子機器、時刻情報補正方法
JP3601355B2 (ja) 1999-04-30 2004-12-15 松下電工株式会社 Gps利用情報システム
US6542754B1 (en) * 1999-05-12 2003-04-01 Cisco Systems, Inc. Synchronizing clock signals in wireless networks
JP3945963B2 (ja) 2000-05-09 2007-07-18 株式会社リコー アクセスポイント装置
JP2002156477A (ja) 2000-11-15 2002-05-31 Mitsubishi Electric Corp 時刻修正システム
JP2002244937A (ja) 2001-02-20 2002-08-30 Fujitsu General Ltd Lan利用時計システム
US7454217B2 (en) * 2001-10-04 2008-11-18 Stephen William Edge Method and apparatus for wireless network timekeeping and synchronization

Also Published As

Publication number Publication date
US20040147272A1 (en) 2004-07-29
US7289820B2 (en) 2007-10-30
JP2004177311A (ja) 2004-06-24

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3751936B2 (ja) 時刻整合システム及び時刻整合方法
US9319519B2 (en) Systems and methods for IP and VoIP device location determination
KR100976439B1 (ko) 무선 센서망에서의 이동 노드의 위치 추정 방법
JP4343531B2 (ja) 粗い位置推定値を用いて位置を決定するための方法および装置
JP2009505583A (ja) エンドユーザ無線端末による無線ネットワークの同期化
US20060125685A1 (en) AGPS system using NTP server and method for determining the location of a terminal using a NTP server
JP2007518996A (ja) 移動端末における較正時間情報の転送
CN111045034A (zh) 基于广播星历的gnss多系统实时精密时间传递方法及系统
KR20050086799A (ko) 타이밍 정보 획득 장치, 시스템 및 방법
JP2003298630A (ja) 時刻同期方法
US6903683B1 (en) Method for delivering assistance data in an unsynchronized wireless network
CN110149592B (zh) 室内定位方法、终端、客户前置设备、电子设备
CN114466444A (zh) 一种时钟同步的方法、装置和系统
US20110001664A1 (en) Use of phasor measurement units for differential global navigation satellite systems (dgnss)
KR101099175B1 (ko) 이동 단말기 내의 교정 시각 정보 전달방법
JP2002244937A (ja) Lan利用時計システム
JP6378562B2 (ja) 情報処理装置及び情報処理方法
JP3573139B2 (ja) 処理端末装置および情報取得方法
JP3565188B2 (ja) 基地局における遅延時間の計測方法および計測装置
JP6102728B2 (ja) 認証システム、端末装置、認証方法、認証プログラム、認証サーバ
JP2009033521A (ja) 無線通信装置、マルチホップ無線ネットワークシステム及び無線通信プログラム
JP3698353B2 (ja) ネットワーク装置
JP6341251B2 (ja) 認証サーバ、認証方法、認証プログラム
CN115776350A (zh) 基于卫星授时的ntp校时方法
JP5356021B6 (ja) Ip及びvoipデバイスの位置を求めるシステム及び方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20040419

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20050425

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20050428

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050627

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050812

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20051012

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20051027

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20051115

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20051208

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091216

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20091216

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20101216

Year of fee payment: 5

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees