JP6101601B2 - 情報処理装置及び位置測位方法 - Google Patents

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Description

本発明は、情報処理装置及び位置測位方法に関するものである。
近年、スマートフォン又はタブレット端末等の携帯端末で利用されるアプリケーションとして、携帯端末の位置情報を利用するものが多く提供されている。このような携帯端末の位置情報は、GPS(Global Positioning System)測位等の詳細測位、又は、基地局測位等の概位置測位により取得される。概位置測位は、詳細測位と比較して測位精度が低いため、詳細測位のバックアップ測位、すなわち、詳細測位失敗時の測位手段として用いられることがある。
例えば特許文献1に記載された測位方法では、GPS衛星を必要数捕捉できた場合にはGPS測位を行い、捕捉できなかった場合にはGPS測位に替えて基地局測位を行っている。このことで、GPS衛星の捕捉数が少なくGPS測位に失敗する場合においても、基地局測位により確実に測位結果を得ることができる。
特開2008−175824号公報
ところで、上述したように、基地局測位等の概位置測位はGPS測位等の詳細測位と比較して測位精度が低い。そのため、例えば特許文献1に記載された測位方法を用いて短い周期で連続的に測位を行うと、GPS測位に失敗して基地局測位を行った場合の測位結果に係る測位地点が、GPS測位を行った場合の測位結果に係る測位地点から大きく離れて表示されてしまうことがある。
そこで、本発明はかかる課題に鑑みて為されたものであり、バックアップ測位実施時における測位精度が他の直近の測位と比べて大きく劣化することを抑制し、連続的な測位において他の測位地点から大きく離れた測位地点が生じることを抑制する情報処理装置及び位置測位方法を提供することを目的とする。
本発明に係る情報処理装置は、第1の測位方法による測位結果が取得できない場合に、該第1の測位方法よりも測位精度が低い第2の測位方法による測位結果を取得する情報処理装置であって、第2の測位方法による測位結果を取得し概位置を導出する概位置導出手段と、第1の測位方法による直近複数回分の測位履歴を取得する履歴取得手段と、概位置導出手段により導出された概位置を、履歴取得手段により取得された直近複数回分の測位履歴に基づいて補正し、当該補正後の位置を推定位置とする補正手段と、を備え、補正手段は、直近複数回分の測位履歴のうち最直近の測位履歴の測位地点を中心とした第1の推定円弧を導出し、推定位置が、第1の推定円弧に近づくように、概位置を補正し、第1の推定円弧の半径を、直近複数回分の測位履歴の測位地点に基づいて推定される測位地点間の距離から計算された値とする。
本発明に係る位置測位方法は、第1の測位方法による測位結果が取得できない場合に、該第1の測位方法よりも測位精度が低い第2の測位方法による測位結果を取得する位置測位方法であって、第2の測位方法による測位結果を取得し概位置を導出する概位置導出ステップと、第1の測位方法による直近複数回分の測位履歴を取得する履歴取得ステップと、概位置導出ステップにおいて導出した概位置を、履歴取得ステップにおいて取得した直近複数回分の測位履歴に基づいて補正し、当該補正後の位置を推定位置とする補正ステップと、を含み、補正ステップでは、直近複数回分の測位履歴のうち最直近の測位履歴の測位地点を中心とした第1の推定円弧を導出し、推定位置が、第1の推定円弧に近づくように、概位置を補正し、第1の推定円弧の半径を、直近複数回分の測位履歴の測位地点に基づいて推定される測位地点間の距離から計算された値とする
このような情報処理装置或いは位置測位方法によれば、第1の測位方法よりも測位精度が低い第2の測位方法による測位結果から導出される概位置が、第1の測位方法による直近複数回分の測位履歴に基づいて補正される。そのため、補正後の位置である推定位置は、測位精度が高い第1の測位方法による直近複数回分の測位履歴が考慮されたものとなる。その結果、推定位置を、第1の測位方法による直近複数回分の測位履歴の測位地点と近接させることができる。このように、連続的に測位が行われる場合に直近複数回分の測位履歴を考慮することで、該位置の補正を高精度に行うことができる。以上より、第2の測位方法により測位を実施した際の測位精度を向上させ、連続的な測位において他の測位地点から大きく離れた測位地点が生じることを抑制できる。
また、本発明に係る携帯端末の補正手段は、直近複数回分の測位履歴のうち最直近の測位履歴の測位地点を中心とした第1の推定円弧を導出し、推定位置が、第1の推定円弧に近づくように、概位置を補正する。最直近の測位履歴の測位地点を中心とした第1の推定円弧に近づくように概位置を補正することで、推定位置を最直近の測位地点の測位精度に近づけることができる。
また、本発明に係る携帯端末の補正手段は、第1の推定円弧の半径を、直近複数回分の測位履歴の測位地点に基づいて推定される測位地点間の距離から計算された値とすることで、推定位置と最直近の測位地点との距離を、直近複数回分の測位履歴から推定される適切な距離とできる。
また、第1の測位方法はGPS測位であり、第2の測位方法は基地局測位であり、概位置導出手段は、基地局を中心とした第2の推定円弧を導出し、補正手段は、推定位置が、第1の推定円弧と第2の推定円弧との交点に近くなるように、概位置を補正する。上述した第1の推定円弧と、基地局を中心とした第2の推定円弧との交点に近くなるように測位結果を補正することで、基地局測位による測位結果を、直近複数回分のGPS測位の測位履歴に基づいて適切に補正できる。
また、本発明に係る携帯端末の概位置導出手段は、第2の推定円弧の半径を、基地局から基地局の電波到達範囲であるセルの重心までの距離とする。第2の推定円弧の半径をこのように設定することで、基地局測位による測位結果が概基地局のセル重心とされる場合において、概位置を適切に補正できる。
また、本発明に係る携帯端末の概位置導出手段は、第2の推定円弧の半径を、基地局が情報処理装置に送信した電波の受信応答が基地局で受信されるまでの時間である電波伝搬折り返し時間により特定される距離とする。第2の推定円弧の半径をこのように設定することで、基地局測位による測位結果が電波伝搬折り返し時間に基づいて導出される場合において、概位置を適切に補正できる。
また、第1の測位方法はGPS測位であり、第2の測位方法は基地局測位であり、補正手段は、推定位置が、概位置と最直近の測位履歴の測位地点とを結ぶ直線と第1の推定円弧との交点に近くなるように、概位置を補正する。これにより、第1の推定円弧上であって、且つ、最直近の測位履歴の測位地点及び概位置に近い地点を補正後の測位結果の測位地点とできる。また、この場合に、概位置導出手段は、セルの重心を概位置として導出する。これにより、比較的精度が低いセル重心測位時にも補正後の推定位置の精度を担保できる。
また、本発明に係る携帯端末の補正手段は、概位置導出手段により導出された概位置が基地局のセルの重心である場合には、第1の推定円弧と、基地局を中心とした第2の推定円弧との交点に近くなるように概位置を補正し、概位置導出手段により導出された概位置が電波伝搬折り返し時間により特定される位置である場合には、第1の推定円弧と、概位置と最直近の測位履歴の測位地点とを結ぶ直線との交点に近くなるように概位置を補正する。
これにより、セル重心測位と比較して測位精度が高く第2の推定円弧の精度も高い折り返し測位時(概位置が、電波伝搬折り返し時間により特定される場合)には、第1の推定円弧と第2の推定円弧との交点を推定位置とすることで補正後の推定位置の精度を高めることができる。また、折り返し測位と比較して測位精度が低く第2の推定円弧の精度も低いセル重心測位時(概位置が基地局のセルの重心である場合)には、第1の推定円弧と、概位置及び最直近の測位履歴の測位地点とを結ぶ直線との交点を推定位置とすることで、補正後の推定位置の精度を担保することができる。
本発明によれば、バックアップ測位実施時における測位精度が他の直近の測位と比べて大きく劣化することを抑制し、連続的な測位において他の測位地点から大きく離れた測位地点が生じることを抑制することができる。
本実施形態に係る位置測位システムのシステム構成を示す図である。 本実施形態に係る携帯端末の機能を示すブロック図である。 測位履歴DBに格納された測位履歴を示す図である。 推定位置の導出方法の一例を示す図である。 推定位置の導出方法の一例を示す図である。 推定位置の導出方法の一例を示す図である。 本実施形態に係る携帯端末のハードウェア構成を示す図である。 本実施形態に係る携帯端末の測位処理の一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る携帯端末の測位処理の一例を示すフローチャートである。 本実施形態に係る携帯端末の測位処理の一例を示すフローチャートである。 従来の測位処理の結果の一例を示す図である。
以下、図面とともに本発明による情報処理装置及び位置測位方法の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
図1は、本実施形態に係る位置測位システムのシステム構成を示す図である。図1に示されるように、位置測位システム50は、携帯端末1(情報処理装置)と、eNodeB(evolved Node B)51と、MME(Mobility Management Entity)52と、eSMLC53(evolvedServing Mobile Location Center)と、GMLC(Gateway MobileLocation Center)54と、BTS(Base Transceiver Station)55と、RNC(Radio Network Controller)56と、SGSN(ServingGeneral packet radio Service support Node)57とを備えている。
上述した各装置のうち、eNodeB51はLTE(Long TermEvolution)網の装置であり、BTS55及びRNC56は3G(3rd Generation)網の装置である。なお、一般的にLTE在圏エリア20と3G在圏エリア30とはエリアが重なり合っている(オーバレイしている)。
本実施形態においては、携帯端末1は、上述したLTE在圏エリア20又は3G在圏エリア30のいずれかに在圏している。携帯端末1は、LTE網又は3G網に在圏することにより通信が可能となる移動通信端末であり、例えば、スマートフォンを含む携帯電話やタブレット型PC等である。携帯端末1の位置測位に係る詳細な機能については後述する。
eNodeB51は、無線基地局であるとともに、無線アクセス制御機能を有した通信制御装置である。eNodeB51は、携帯端末1から発信があった際の受付制御機能や、他の携帯端末から携帯端末1に着信があった際に携帯端末を呼び出すページング機能を基本機能として有している。
また、eNodeB51は、LTE在圏エリア20を形成しており、携帯端末1がLTE在圏エリア20内に在圏する場合に、eNodeB51及び携帯端末1間でLTE方式に従った無線通信を行うことができる。携帯端末1は、eNodeB51を介してeNodeB51の上位装置であるMME52やGMLC54等と通信を行う。
また、eNodeB51は、携帯端末1に送信した電波が携帯端末1で受信され受信応答が戻ってくるまでの電波伝搬遅延時間を取得する。そして、eNodeB51は、電波伝搬遅延時間及びeNodeB51の位置情報(緯度及び経度)を、MME52を介してeSMLC53に送信する。
MME52は、ネットワーク制御を行うアクセスゲートウェイである。MME52は、携帯端末1の待受時の位置管理機能や、他の携帯端末から携帯端末1に着信があった際にeNodeB51を呼び出すページング機能、携帯端末1の認証管理機能等を基本機能として有している。
また、MME52は、GMLC54から受信した基地局測位(第2の測位方法)の要求信号をeSMLC53に送信するとともに、eSMLC53から受信した基地局測位の測位結果をGMLC54に送信する。
eSMLC53は、MME52を介してGMLC54から送信された基地局測位の要求信号を受信し、基地局測位演算を実施する測位演算装置である。eSMLC53による基地局測位演算は、従来から周知である折り返し測位又はセル重心測位のいずれかにより行われる。折り返し測位とは、電波伝搬遅延時間(電波伝搬折り返し時間)を利用し測位結果を得る手法である。また、セル重心測位とは、基地局の電波到達範囲であるセルの重心位置を測位結果とする手法である。
eSMLC53は、eNodeB51から送信された電波伝搬遅延時間に基づいて、折り返し測位による基地局測位演算を行う。また、eSMLC53は、eNodeB51から送信されたeNodeB51の位置情報(緯度経度)に基づいて、セル重心測位による基地局測位演算を行う。eSMLC53は、基地局測位演算の実施結果(基地局測位の測位結果)をMME52に送信する。
GMLC54は、同一装置内に実装されたSLP(SUPL LocationPlatform)によりGPS測位を行う。該GPS測位は、例えば数秒〜数分間隔で実施される。そして、GMLC54は、SLPがGPS測位(第1の測位方法)に失敗した場合に、基地局測位要求を行う。具体的には、GMLC54は、LTE網であればeSMLC53に、3G網であればRNC56に、それぞれ基地局測位の要求信号を送信する。
ここで、GPS測位とは、宇宙空間に配置されたGPS衛星から送られる電波を地上のアンテナで受信しアンテナの位置を求める測位方法である。また、基地局測位とは、基地局と携帯端末との間で送受信される電波に基づき携帯端末の位置を推定する測位方法である。
また、GMLC54は、MME52を介してeSMLC53から基地局測位の測位結果を受信し記憶する。同様に、SGSN57を介してRNC56から基地局測位の測位結果を受信し記憶する。なお、SLPによるGPS測位が成功している場合には、GMLC54は、GPS測位の測位結果を記憶する。よって、GMLC54には、GPS測位が失敗した場合に限り、基地局測位の測位結果が記憶される。GMLC54は、基地局測位の測位結果又はGPS測位の測位結果を携帯端末1に送信する。GMLC54による携帯端末1への測位結果の送信は、GMLC54が測位結果を受信する度に行われる。
BTS55は、RNC56に接続された無線基地局である。BTS55は、3G在圏エリア30を形成しており、携帯端末1が3G在圏エリア30内に在圏する場合に、BTS55及び携帯端末1間で3G通信方式に従った無線通信を行うことができる。携帯端末1は、BTS55を介してBTS55の上位装置であるRNC56や、GMLC54等と通信を行う。
RNC56は、無線アクセス制御機能を有した通信制御装置であり、BTS55に対応して設けられている。RNC56は、BTS55が形成する3G在圏エリア30に在圏している携帯端末1の無線通信に関する処理を行う。また、RNC56は、GMLC54からの基地局測位要求に応じて、基地局測位演算を実施する。
RNC56は、従来から周知である折り返し測位又はセル重心測位のいずれかにより、基地局測位演算を行う。RNC56は、携帯端末1の電波伝搬遅延時間を取得し、当該電波伝搬遅延時間に基づいて、折り返し測位による基地局測位演算を行う。また、RNC56は、BTS55の位置情報(緯度及び経度)に基づいて、携帯端末1を対象に、セル重心測位による基地局測位演算を行う。RNC56は、基地局測位演算の実施結果(基地局測位の測位結果)をSGSN57に送信する。
SGSN57は、パケット通信のためのセッションを設定し、パケット交換の制御を行う装置である。なお、SGSN57は、パケット通信時のユーザの認証等を行うGGSN(Gateway GPRS Support Node)の機能を同一装置内に有するものである。また、SGSN57は、GMLC54から受信した基地局測位の要求信号をRNC56に送信するとともに、RNC56から受信した基地局測位の測位結果をGMLC54に送信する。
次に、携帯端末1の位置測位に係る機能の詳細について、図2及び図3を用いて説明する。図2は、本実施形態に係る携帯端末の機能を示すブロック図である。図3は、測位履歴DBに格納された測位履歴を示す図である。図2に示されるように、携帯端末1は、測位結果取得部11と、概位置導出部12と、測位履歴DB13と、履歴取得部14と、判定部15と、補正部16と、表示部17とを備えている。
測位結果取得部11は、GMLC54から基地局測位の測位結果又はGPS測位の測位結果を受信することにより測位結果を取得する。ここで、上述したように、GMLC54は、GPS測位が成功している場合にGPS測位の測位結果を携帯端末1に送信し、GPS測位が失敗している場合に基地局測位の測位結果を携帯端末1に送信するものである。よって、測位結果取得部11は、GPS測位による測位結果が取得できない場合に、基地局測位による測位結果を取得する。なお、測位結果取得部11は、携帯端末1で観測された衛星の捕捉結果が含まれたメジャントデータ、及び、SLPから受信するアシストデータ(衛星航法メッセージ等を含む)を用いて自らGPS測位演算を行うことによりGPS測位の測位結果を取得してもよい。
測位結果取得部11は、取得した測位結果を測位履歴DB13に格納する。また、測位結果取得部11は、取得した測位結果が基地局測位の測位結果である場合には、当該測位結果を概位置導出部12に入力する。また、測位結果取得部11は、取得した測位結果がGPS測位の測位結果である場合には、当該測位結果を表示部17に入力する。測位結果取得部11は、測位結果を取得する度に、測位履歴DB13への測位結果の格納、及び、概位置導出部12への測位結果の入力又は表示部17への測位結果の入力を行う。
概位置導出部12は、測位結果取得部11が取得した基地局測位の測位結果から、携帯端末1の概位置を導出する概位置導出手段である。概位置導出部12は、測位結果取得部11が取得した基地局測位の測位結果を、そのまま、携帯端末1の概位置とすることができる。すなわち、概位置導出部12は、折り返し測位により得られた緯度経度の位置、又は、セル重心測位により得られたセル重心の緯度経度の位置を携帯端末1の概位置とすることができる。概位置導出部12は、導出した概位置を、補正部16に入力する。なお、概位置導出部12は、概位置とともに、測位結果が、折り返し測位により得られたものか、又は、セル重心測位により得られたものかを示す情報を補正部16に入力する。
また、概位置導出部12は、概位置として所定の範囲を導出してもよい。例えば、概位置導出部12は、無線基地局であるeNodeB51(或いは、BTS55)のアンテナ位置を中心とした円弧である第2の推定円弧を導出し、該第2の推定円弧上の範囲を概位置とする。なお、以下の説明では、携帯端末1の在圏する無線基地局がeNodeB51であるとして説明する。
概位置導出部12は、測位結果取得部11が取得した基地局測位の測位結果がセル重心測位により得られたものである場合には、第2の推定円弧の半径を、eNodeB51のアンテナ位置からセル重心の緯度経度の位置までの距離とする。また、概位置導出部12は、測位結果取得部11が取得した基地局測位の測位結果が折り返し測位により得られたものである場合には、第2の推定円弧の半径を、eNodeB51のアンテナ位置から、電波伝搬遅延時間により特定される緯度経度の位置までの距離とする。
測位履歴DB13は、測位履歴を記憶するデータベースである。図3に示されるように、測位履歴DB13には、各測位履歴毎に、履歴番号、測位時刻、GPS測位結果、緯度経度、誤差半径が記憶されている。
履歴番号には、古い測位履歴ほど若番となるように番号が設定されている。測位時刻には、測位が行われた時刻が設定されている。GPS測位結果には、GPS測位が成功したか否かを示す情報が設定されている。緯度経度には、測位により得られた測位結果の位置(測位地点)を示す具体的な緯度及び経度の値が設定されている。誤差半径には、測位結果の誤差として想定される範囲の半径が設定されている。よって、GPS測位が成功している場合には誤差半径の値は一定閾値以下となり、GPS測位が失敗し精度の低い基地局測位が行われた場合には誤差半径の値は一定閾値より大きくなる。
履歴取得部14は、GPS測位による直近複数回分の測位履歴を取得する履歴取得手段である。履歴取得部14は、測位履歴DB13から測位履歴を取得する。ここで、直近とは、例えば現時点から遡って数秒〜数分程度の範囲内をいう。また、直近複数回分の測位履歴には、現時点に最も近い時間に取得された測位履歴に加え、それに続いて、現時点に近い時間に取得された1以上の測位履歴が含まれる。
履歴取得部14は、所定の時間間隔、例えば数秒〜数分程度の時間間隔で、履歴DB13から測位履歴を取得する。なお、履歴取得部14は、概位置導出部12からの概位置を導出した旨の通知を契機として、上述した履歴DB13からの測位履歴の取得を行ってもよい。履歴取得部14は、取得した測位履歴を判定部15に入力する。
判定部15は、履歴取得部14から入力された直近複数回分の測位履歴が有効範囲内か否かを判定する。すなわち、判定部15は、直近複数回分の測位履歴について、所定の時間内の測位履歴であるか、連続した一定数以上の測位履歴であるか、緯度経度の示す位置が所定の距離内の測位履歴であるか、を判定する。
判定部15は、直近複数回分の測位履歴が有効範囲内であると判定した場合には、当該直近複数回分の測位履歴を補正部16に入力する。一方、有効範囲外であると判定した場合には、判定部15はその旨を補正部16に通知する。
補正部16は、概位置導出部12により導出された概位置を、履歴取得部14により取得された直近複数回分の測位履歴に基づいて補正し、当該補正後の位置を推定位置とする補正手段である。なお、補正部16による当該補正は、判定部15により直近複数回分の測位履歴が有効範囲内であると判定され、補正部16に直近複数回分の測位履歴が入力された場合にのみ行われる。判定部15により直近複数回分の測位履歴が有効範囲外であると通知された場合には、補正部16は、概位置導出部12により入力された概位置を、携帯端末1の推定位置とする。補正部16は、推定位置を表示部17に入力する。
具体的には、補正部16は、直近複数回分の測位履歴のうち最直近の測位履歴の測位地点を中心とした第1の推定円弧を導出し、推定位置が第1の推定円弧上に位置するように概位置を補正する。また、補正部16は、第1の推定円弧の半径を直近複数回分の測位履歴の測位地点に基づいて推定される測位地点(例えば隣り合う測位地点)間の距離から計算された値とする。
ここで、最直近の測位履歴とは、測位履歴のうち、最も現時点に近い時間に取得された、GPS測位による測位履歴である。また、直近複数回分の測位履歴の測位地点に基づいて推定される隣り合う測位地点の距離とは、例えば、最直近の測位履歴の測位地点から最直近の次に現時点に近い時間(以下、第二直近と記載する場合がある)に取得された測位履歴の測位地点までの距離であってもよいし、直近複数回分の測位履歴における隣り合う測位地点間の平均距離であってもよい。
例えば、半径を、最直近の測位地点から第二直近の測位地点までの距離とした場合には、第1の推定円弧上の推定位置から、中心である最直近の測位地点までの距離を、最直近の測位地点から第二直近の測位地点までの距離と同程度とできる。
具体的には、補正部16は、推定位置が、第1の推定円弧と、概位置導出部12が導出した第2の推定円弧との交点となるように、第1の補正計算方法により概位置を補正する。ここで、概位置は、概位置導出部12により、第2の推定円弧上の位置として導出されたものである。
このような、第1の推定円弧と第2の推定円弧との交点を推定位置とする補正について、図4及び図5を用いて説明する。図4及び図5は、推定位置の導出方法の一例を示す図である。図4に示す例では、概位置導出部12により、在圏セルaの基地局であるeNodeB51のアンテナ位置からセル重心Gまでの距離を半径r2とし、eNodeB51のアンテナ位置を中心とした、第2の推定円弧C2が導出されている。また、補正部16により、最直近の測位地点Nから第二直近の測位地点Sまでの距離を半径r1とし、最直近の測位地点Nを中心とした、第1の推定円弧C1が導出されている。そして、補正部16により、第1の推定円弧C1と第2の推定円弧C2との交点I1が、推定位置E1とされている。
同様に、図5に示す例では、概位置導出部12により、在圏セルaの基地局であるeNodeB51のアンテナ位置から、折り返し測位により得られた緯度経度(折り返し位置T)の位置までの距離を半径r20とし、eNodeB51のアンテナ位置を中心とした、第2の推定円弧C20が導出されている。また、補正部16により、最直近の測位地点Nから第二直近の測位地点Sまでの距離を半径r1とし、最直近の測位地点Nを中心とした、第1の推定円弧C1が導出されている。そして、補正部16により、第1の推定円弧C1と第2の推定円弧C20との交点I2が、推定位置E2とされている。
なお、第1の推定円弧と第2の推定円弧との交点は2点存在する場合があるが、この場合には、図4及び図5に示したように、セル重心又は折り返し位置に近い側の交点を推定位置とする。
また、補正部16は、推定位置が、概位置と最直近の測位履歴の測位地点とを結ぶ直線と、第1の推定円弧との交点となるように、第2の補正計算方法により概位置を補正する。ここで、概位置は、折り返し測位により得られた緯度経度、又は、セル重心測位により得られたセル重心の緯度経度である。
このような、第1の推定円弧と、概位置及び最直近の測位履歴の測位地点とを結ぶ直線との交点を推定位置とする補正について、図6を用いて説明する。図6は、推定位置の導出方法の一例を示す図である。図6に示す例では、概位置導出部12により、基地局であるeNodeB51に紐づく在圏セルaのセル重心Gの緯度経度の位置が概位置とされている。また、補正部16により、最直近の測位地点Nから第二直近の測位地点Sまでの距離を半径r1とし、最直近の測位地点Nを中心とした、第1の推定円弧C1が導出されている。そして、補正部16により、概位置であるセル重心Gと最直近の測位地点Nとを結ぶ直線Lと第1の推定円弧C1との交点I3が、推定位置E3とされている。
図2に戻り、表示部17は、測位結果取得部11又は補正部16から入力された測位結果を携帯端末1に表示する。具体的には、表示部17は、測位結果取得部11から入力されたGPS測位の測位結果を表示する。また、表示部17は、補正部16から入力された推定位置を表示する。なお、表示される当該推定位置には、直近複数回分の測位履歴により補正を行われた後のものである場合(判定部15で有効範囲内と判定された場合)と、概位置導出部12により導出された未補正の概位置である場合(判定部15で有効範囲内でないと判定された場合)とがある。
次に、携帯端末1のハードウェア構成について、図7を用いて説明する。図7は、本実施形態に係る携帯端末のハードウェア構成を示す図である。図2に示される携帯端末1は、それぞれ物理的には、図7に示されるように、1又は複数のCPU101、主記憶装置であるRAM102及びROM103、入力デバイスである入力装置104、ディスプレイ等の出力装置105、データ送受信デバイスである通信モジュール106、半導体メモリ等の補助記憶装置107などを含むコンピュータシステムとして構成されている。
図2における携帯端末1の各機能は、図7に示されるCPU101、RAM102等のハードウェア上に1又は複数の所定のコンピュータソフトウェアを読み込ませることにより、CPU101の制御のもとで入力装置104、出力装置105、通信モジュール106を動作させるとともに、RAM102や補助記憶装置107におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで実現される。
次に、携帯端末1の測位処理について図8〜図10を用いて説明する。図8〜図10は、本実施形態に係る携帯端末の測位処理の一例を示すフローチャートである。
図8は、第1の補正計算方法による補正に関する処理を示すフローチャートである。図8に示されるように、まず、履歴取得部14によって、測位履歴DB13から直近複数回分の測位履歴が取得される(ステップS101、履歴取得ステップ)。つづいて、判定部15により、直近複数回分の測位履歴が有効範囲内か否かが判定される(ステップS102)。ステップS102において有効範囲内でないと判定された場合には、その後の補正部16による補正は行われず、基地局測位結果の概位置が推定位置とされる(ステップS108)。
一方、ステップS102において有効範囲内であると判定された場合には、補正部16によって、直近複数回分の測位履歴から隣り合う測位地点の距離である半径が導出され(ステップS103、補正ステップ)、最直近の測位履歴の測位地点を中心とした第1の推定円弧が導出される(ステップS104、補正ステップ)。
そして、測位結果取得部11が取得した基地局測位の測位結果に基づいて、概位置導出部12により概位置が導出され(ステップS105、概位置導出ステップ)、eNodeB51のアンテナを中心とし、セル重心(又は折り返し地点)までの距離を半径とした第2の推定円弧が導出される(ステップS106、概位置導出ステップ)。最後に、補正部16により、第1の推定円弧と第2の推定円弧との交点が推定位置とされる(ステップS107、補正ステップ)。以上が、第1の補正計算方法による補正に関する処理である。
図9は、第2の補正計算方法による補正に関する処理を示すフローチャートである。図9に示されるように、ステップS201〜S205の処理は、上述したステップS101〜S105の処理と同様の処理である。すなわち、履歴取得部14によって測位履歴DB13から直近複数回分の測位履歴が取得され(ステップS201、履歴取得ステップ)、判定部15により直近複数回分の測位履歴が有効範囲内か否かが判定され(ステップS202)、補正部16により直近複数回分の測位履歴から隣り合う測位地点の距離である半径が導出され(ステップS203、補正ステップ)、最直近の測位履歴の測位地点を中心とした第1の推定円弧が導出され(ステップS204、補正ステップ)、概位置導出部12により概位置が導出される(ステップS205、概位置導出ステップ)。なお、ステップS208の処理についてもステップS108の処理と同様である。
つづいて、概位置導出部12により、最直近の測位履歴の測位地点と、概位置であるセル重心(又は折り返し地点)とを結ぶ直線が導出される(ステップS206、補正ステップ)。最後に、補正部16により、第1の推定円弧と上記直線との交点が推定位置とされる(ステップS207、補正ステップ)。以上が、第2の補正計算方法による補正に関する処理である。
図10は、概位置の補正方法を決定する処理を示すフローチャートである。図10に示されるように、ステップS301〜S302の処理は、上述したステップS101〜S102の処理と同様の処理である。また、ステップS307の処理についてもステップS108の処理と同様である。
ステップS302において有効範囲内であると判定された場合には、測位結果取得部11により、基地局測位の測位結果が取得される(ステップS303)。そして、概位置導出部12によって、取得された基地局測位が折り返し測位により行われたものであるか否かが判定される(ステップS304)。
ステップS304において折り返し測位であると判定された場合には、第1の補正計算方法による補正が行われる(ステップS305)。すなわち、ステップS103〜S107の処理が行われ、直近複数回分の測位履歴に基づく第1の推定円弧と、基地局測位結果に基づく第2の推定円弧との交点が推定位置とされる。一方で、ステップS304において折り返し測位でないと判定された場合には、第2の補正計算方法による補正が行われる(ステップS306)。すなわち、ステップS203〜S207の処理が行われ、直近複数回分の測位履歴に基づく第1の推定円弧と、基地局測位結果及び最直近の測位履歴に基づき導出される直線との交点が推定位置とされる。以上が、概位置の補正方法を決定する処理である。
次に、本実施形態の携帯端末1の作用効果について説明する。本実施形態の携帯端末1によれば、GPS測位よりも測位精度が低い基地局測位による測位結果から導出される概位置が、GPS測位による直近複数回分の測位履歴に基づいて補正される。
GPS測位に失敗した場合に基地局測位を行う場合には、例えばトラッキング(ナビゲーションアプリケーション)等、短い周期(数秒〜数分)で連続的に測位を行うと、GPS測位に失敗して基地局測位を行った測位地点のみが、GPS測位を行った測位地点から大きく離れてしまい、測位地点がロングジャンプして表示されることがある。
図11は、従来の測位処理の結果の一例を示す図である。図11に示されるように、GPS測位に成功したGPS測位による測位地点Xが連続的に表示されているのに対し、GPS測位に失敗し基地局測位を行った基地局測位による測位地点Yは、GPS測位による測位地点Xから大きく離れた位置に表示されてしまう。このような基地局測位による測位地点Yは、本来であれば、GPS測位による測位地点Xと連続する測位地点Zに表示されるべきと考えられる。
この点、本実施形態に係る携帯端末1では、基地局測位による測位結果から導出される概位置が、GPS測位による直近複数回分の測位履歴に基づいて補正される。そのため、補正後の位置である推定位置は、測位精度が高いGPS測位による直近複数回分の測位履歴が考慮されたものとなる。その結果、推定位置を、GPS測位による直近複数回分の測位履歴の測位地点と近接させることができる。このように、連続的に測位が行われる場合に直近複数回分の測位履歴を考慮することで、該位置の補正を高精度に行うことができる。以上より、基地局測位により測位を実施した際の測位精度を向上させ、連続的な測位において他の測位地点から大きく離れた測位地点が生じることを抑制できる。
また、補正部16は、直近複数回分の測位履歴のうち最直近の測位履歴の測位地点を中心とした第1の推定円弧を導出し、推定位置が、第1の推定円弧上に位置するように、概位置を補正することにより、推定位置を最直近の測位地点の測位精度に近づけることができる。
また、補正部16は、第1の推定円弧の半径を、直近複数回分の測位履歴の測位地点に基づいて推定される測位地点間の距離から計算された値とすることで、推定位置と最直近の測位地点との距離を、直近複数回分の測位履歴から推定される適切な距離とできる。
また、概位置導出部12は、eNodeB51を中心とした第2の推定円弧を導出し、補正部16は、推定位置が、第1の推定円弧と第2の推定円弧との交点となるように、概位置を補正することで、基地局測位による測位結果を、直近複数回分のGPS測位の測位履歴に基づいて適切に補正できる。すなわち、第2の推定円弧により基地局の測位結果(概位置)を考慮しながら、第1の推定円弧により直近複数回分の測位履歴に近接した位置に概位置を補正できる。
また、概位置導出部12は、第2の推定円弧の半径を、eNodeB51のからeNodeB51の電波到達範囲であるセルの重心までの距離とすることにより、基地局測位による測位結果がeNodeB51のセル重心とされる場合において、概位置を適切に補正できる。
また、概位置導出部12は、第2の推定円弧の半径を、電波伝搬折り返し時間により特定される距離とすることにより、電波伝搬折り返し時間に基づいて導出される場合において、概位置を適切に補正できる。
また、補正部16は、推定位置が、概位置と最直近の測位履歴の測位地点とを結ぶ直線と、第1の推定円弧との交点となるように、概位置を補正することで、隣り合う測位地点の距離を半径とした第1の推定円弧上であって、且つ、最直近の測位履歴の測位地点及び概位置に近い地点を補正後の測位結果の測位地点とできる。
また、補正部16は、概位置導出部12により入力された、測位結果が折り返し測位により得られたものか又はセル重心測位により得られたものか、を示す情報に基づいて、概位置の補正方法を第1及び第2の補正計算方法のうちから選択して決定する。すなわち、概位置の測位結果が折り返し測位により得られたものである場合には、第1の補正計算方法により補正を行い、また、概位置の測位結果がセル重心測位により得られたものである場合には、第2の補正計算方法により補正を行う。
このことにより、セル重心測位と比較して測位精度が高く第2の推定円弧の精度も高い折り返し測位時には、第1の推定円弧と第2の推定円弧との交点を推定位置とすることで補正後の推定位置の精度を高めることができる。また、折り返し測位と比較して測位精度が低く第2の推定円弧の精度も低いセル重心測位時には、第1の推定円弧と、概位置及び最直近の測位履歴の測位地点とを結ぶ直線との交点を推定位置とすることで、補正後の推定位置の精度を担保している。
以上、本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明は上記実施形態に限られるものではなく、各請求項に記載した要旨を変更しない範囲で変形し、又は他のものに適用したものであってもよい。
例えば、位置測位システムの情報処理装置として携帯端末1を例にして説明したが、上述した携帯端末1の各機能は、位置測位システムの他の装置に具備されていてもよい。例えば、GMLCや、基地局測位演算を行う装置であるeSMLC又はRNCに、測位履歴を保持させてもよいし、該位置の補正演算を行わせてもよい。
また、測位方法としてGPS測位と基地局測位を例にして説明したが、これに限定されず、測位精度が比較的高い測位方法のバックアップ測位として、測位精度が比較的低い測位方法が採用されている測位システムにおいて、本発明を適用することができる。
また、補正部16は、推定位置が第1の推定円弧上に位置するように概位置を補正するとして説明したが、必ずしも第1の推定円弧上に位置するように概位置を補正するものでなくてもよく、第1の推定円弧に近づくように補正するものであればよい。同様に、補正部16は、第1の推定円弧と第2の推定円弧との交点となるように、概位置を補正するとして説明したが、必ずしもこれに限定されず、交点に近くなるように補正するものであればよい。同様に、補正部16は、推定位置が、概位置と最直近の測位履歴の測位地点とを結ぶ直線と、第1の推定円弧との交点となるように、概位置を補正するとして説明したが、必ずしもこれに限定されず、交点に近くなるように補正するものであればよい。
1…携帯端末、11…測位結果取得部、12…概位置導出部、13…測位履歴DB、14…履歴取得部、15…判定部、16…補正部、17…表示部、20…LTE在圏エリア、30…3G在圏エリア、50…位置測位システム、51…eNodeB、52…MME、53…eSMLC、54…GMLC、55…BTS、56…RNC、57…SGSN。

Claims (8)

  1. 第1の測位方法による測位結果が取得できない場合に、該第1の測位方法よりも測位精度が低い第2の測位方法による測位結果を取得する情報処理装置であって、
    前記第2の測位方法による測位結果を取得し概位置を導出する概位置導出手段と、
    前記第1の測位方法による直近複数回分の測位履歴を取得する履歴取得手段と、
    前記概位置導出手段により導出された概位置を、前記履歴取得手段により取得された直近複数回分の測位履歴に基づいて補正し、当該補正後の位置を推定位置とする補正手段と、を備え
    前記補正手段は、
    前記直近複数回分の測位履歴のうち最直近の測位履歴の測位地点を中心とした第1の推定円弧を導出し、
    前記推定位置が、前記第1の推定円弧に近づくように、前記概位置を補正し、
    前記第1の推定円弧の半径を、前記直近複数回分の測位履歴の測位地点に基づいて推定される測位地点間の距離から計算された値とする情報処理装置。
  2. 前記第1の測位方法はGPS測位であり、前記第2の測位方法は基地局測位であり、
    前記概位置導出手段は、基地局を中心とした第2の推定円弧を導出し、
    前記補正手段は、前記推定位置が、前記第1の推定円弧と前記第2の推定円弧との交点に近くなるように、前記概位置を補正する、請求項記載の情報処理装置。
  3. 前記概位置導出手段は、前記第2の推定円弧の半径を、前記基地局から前記基地局の電波到達範囲であるセルの重心までの距離とする、請求項記載の情報処理装置。
  4. 前記概位置導出手段は、前記第2の推定円弧の半径を、前記基地局が情報処理装置に送信した電波の受信応答が前記基地局で受信されるまでの時間である電波伝搬折り返し時間により特定される距離とする、請求項又は記載の情報処理装置。
  5. 前記第1の測位方法はGPS測位であり、前記第2の測位方法は基地局測位であり、
    前記補正手段は、前記推定位置が、前記概位置と前記最直近の測位履歴の測位地点とを結ぶ直線と前記第1の推定円弧との交点に近くなるように、前記概位置を補正する、請求項のいずれか一項記載の情報処理装置。
  6. 前記概位置導出手段は、前記基地局の電波到達範囲であるセルの重心を前記概位置として導出する、請求項記載の情報処理装置。
  7. 前記補正手段は、
    前記概位置導出手段により導出された概位置が基地局のセルの重心である場合には、前記第1の推定円弧と、前記基地局を中心とした第2の推定円弧との交点に近くなるように前記概位置を補正し、
    前記概位置導出手段により導出された概位置が電波伝搬折り返し時間により特定される位置である場合には、前記第1の推定円弧と、前記概位置と前記最直近の測位履歴の測位地点とを結ぶ直線との交点に近くなるように前記概位置を補正する、請求項2〜のいずれか一項記載の情報処理装置。
  8. 第1の測位方法による測位結果が取得できない場合に、該第1の測位方法よりも測位精度が低い第2の測位方法による測位結果を取得する位置測位方法であって、
    前記第2の測位方法による測位結果を取得し概位置を導出する概位置導出ステップと、
    前記第1の測位方法による直近複数回分の測位履歴を取得する履歴取得ステップと、
    前記概位置導出ステップにおいて導出した概位置を、前記履歴取得ステップにおいて取得した直近複数回分の測位履歴に基づいて補正し、当該補正後の位置を推定位置とする補正ステップと、を含み、
    前記補正ステップでは、
    前記直近複数回分の測位履歴のうち最直近の測位履歴の測位地点を中心とした第1の推定円弧を導出し、
    前記推定位置が、前記第1の推定円弧に近づくように、前記概位置を補正し、
    前記第1の推定円弧の半径を、前記直近複数回分の測位履歴の測位地点に基づいて推定される測位地点間の距離から計算された値とする位置測位方法。
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