JP2003206943A - 流体軸受装置 - Google Patents

流体軸受装置

Info

Publication number
JP2003206943A
JP2003206943A JP2002004117A JP2002004117A JP2003206943A JP 2003206943 A JP2003206943 A JP 2003206943A JP 2002004117 A JP2002004117 A JP 2002004117A JP 2002004117 A JP2002004117 A JP 2002004117A JP 2003206943 A JP2003206943 A JP 2003206943A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sleeve
press
shaft
bearing device
motor hub
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2002004117A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Tsugawa
英樹 津川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Matsushita Electric Industrial Co Ltd filed Critical Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Priority to JP2002004117A priority Critical patent/JP2003206943A/ja
Publication of JP2003206943A publication Critical patent/JP2003206943A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Mounting Of Bearings Or Others (AREA)
  • Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
  • Sliding-Contact Bearings (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 スリーブおよび、スラストプレートに圧入に
よる変形やひずみを発生させない流体軸受装置を提供す
る。 【解決手段】 スリーブ4を圧入するモータハブ6の圧
入孔の上下開口端に環状の凸部6c,6dを設ける。こ
れはスラストプレート5に対向しない位置に設ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、磁気ディスク駆動
装置等に使用されるスピンドルモータに用いられる動圧
型流体軸受装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の流体軸受装置において、シャフト
固定タイプではスリーブとモータハブの固定方法、シャ
フト回転タイプではスリーブとベースの固定方法とし
て、圧入仕様が採用されることが一般的である。以下に
従来の流体軸受装置におけるスリーブの固定方法につい
てシャフト固定タイプを例にとって説明する。
【0003】図3は従来の流体軸受装置を搭載したスピ
ンドルモータの断面図であり、図4はこれを分解して示
す要部拡大図である。図3において、軸体としてのシャ
フト1の基端部はベース2に固定され、シャフト1の先
端部にはスラストフランジ3が固定されている。シャフ
ト1の外周には、その内周部が対向するように軸受体と
してのスリーブ4が配置されており、スリーブ4の先端
にはスラストフランジ3と対向するようスラストプレー
ト5が配置されている。なお、図を見やすくするために
ステータは省略して示している。
【0004】スリーブ4の内周面及びスラストフランジ
2のスラストプレート5との対向面には動圧発生溝が形
成されており、シャフト1とスリーブ4の内周面との隙
間およびスリーブ4とスラストプレート5とスラストフ
ランジ3との隙間には作動流体が充填されて、スリーブ
4がシャフト1に対して回転自在に支持される。スリー
ブ4の外周部にはディスクを搭載するモータハブ6が固
着されており、スリーブ4を介してシャフト1に回転自
在に支持されている。
【0005】スリーブ4とモータハブ6の固定は圧入に
よってなされており、モータハブ6の圧入孔は中央部に
凹溝を設けて上下2箇所の圧入締め代6a,6bを設け
ている。この上下2箇所の圧入締め代6a,6bのそれ
ぞれの下方には環状の凸部6c、6dが設けられてお
り、実際にはこの環状の凸部6c,6dでスリーブ4と
の圧入強度を保っている。
【0006】なお、上記のような構成を採る理由として
は、圧入によるスリーブ4の変形やひずみを防ぐためで
ある。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかし、上述の構成で
は、圧入によるスリーブへの影響は考慮されていたが、
スラストプレートを含めた変形や歪みの影響までは考慮
されていなかった。
【0008】本発明は、前記問題点を解決し、スリーブ
および、スラストプレートに変形やひずみの発生しない
流体軸受装置を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に本発明の流体軸受装置は、スリーブを挿入するために
設けられるモータハブの開口の内周に、複数の環状の凸
部を設け、かつこの凸部をスラストプレートと対向しな
い位置に形成したことを特徴とするものである。
【0010】本発明によると、圧入時の応力によるスリ
ーブの変形やひずみを防止でき、かつ、スラストプレー
トの変形やひずみを防止できる流体軸受装置が提供でき
る。
【0011】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の流体軸
受装置は、一端がベースに固定されたシャフトと、前記
シャフトの他端に設けたスラストフランジと、外周部に
モータハブが圧入固定されるとともにその内部に前記シ
ャフトが挿入される略円筒状のスリーブと、前記スリー
ブの開口する一端を閉塞して、前記スラストフランジに
対向するように前記スリーブに取り付けられるスラスト
プレートとの隙間に作動流体を充填することにより、前
記スリーブ及びモータハブを回転自在に支持する流体軸
受装置において、前記モータハブは、前記スリーブを挿
入する開口部の内周に、前記スリーブを圧入して固定す
るための複数の環状の凸部を設けてなり、かつこの凸部
は、前記スラストプレートには対向しない位置に形成し
ていることを特徴とするものである。この構成により、
モータハブにスリーブを圧入する場合に、スリーブおよ
びスラストプレートに変形やひずみを発生させない流体
軸受装置が提供できる。
【0012】次に、本発明の請求項2に記載の流体軸受
装置は、ベースに圧入固定された略円筒状のスリーブ
と、前記スリーブの内部に挿入され一端にモータハブが
固定されたシャフトと、前記シャフトの他端に設けられ
たスラストフランジと、前記スラストフランジに対向し
て前記スリーブの開口を閉塞するように前記スリーブに
取り付けられたスラストプレートとの隙間に作動流体を
充填することにより、前記シャフト及びモータハブを回
転自在に支持する流体軸受装置において、前記ベース
は、前記スリーブが挿入される開口部の内周に、前記ス
リーブを圧入して固定するための複数の環状の凸部を設
けてなり、かつこの凸部は、前記スラストプレートには
対向しない位置に形成していることを特徴とするもので
ある。この構成により、モータベースにスリーブを圧入
する場合に、スリーブおよびスラストプレートに変形や
ひずみを発生させない流体軸受装置が提供できる。
【0013】次に、本発明の請求項3に記載の流体軸受
装置は、環状の凸部が前記スリーブ側に設けられたこと
を特徴とする請求項1または2に記載の流体軸受装置に
ある。この構成により、モータハブ、あるいはモータベ
ースにスリーブを圧入する場合に、スリーブおよびスラ
ストプレートに変形やひずみを発生させない流体軸受装
置が提供できる。
【0014】以下に、本発明の請求項1から3に記載さ
れた発明の実施の形態について図1、図2を参照しなが
ら説明する。
【0015】図1は本発明の実施の形態における流体軸
受装置を搭載したスピンドルモータの断面図であり、図
2はこれを分解して示す要部拡大図である。なお、従来
例で説明したものと類似な構成部には同一の符号を付し
ている。またステータは図を見やすくするために省略し
て示している。
【0016】この本発明の実施の形態における流体軸受
装置は、図1に示すように、モータハブにおけるスリー
ブを挿入するための開口部の内周において、その上下端
に環状の凸部を設けた点で上記従来例とは異なる。
【0017】具体的には、モータハブ6のスリーブ4を
圧入する圧入孔の中央部には凹溝が設けられ、上下2箇
所の圧入締め代6a,6bが設けられており、その圧入
締め代6aの上部および、圧入締め代6bの下部に環状
の凸部6c,6dが設けられている。すなわち、モータ
ハブ6のスリーブ4を圧入する圧入孔の上下開口端に環
状の凸部6c,6dが設けられている。
【0018】スリーブ4とモータハブ6の圧入締め代6
a、6bの寸法関係は、モータハブ6の圧入孔における
圧入部分6a、6bの内径は、スリーブ4の外形より0
〜10μm程度大きく構成されており、この部分でモー
タハブ6とスリーブ4のラジアル方向の位置決めを行っ
ている。そして、モータハブ6の圧入部分6a,6bに
設けられた環状の凸部6c,6dの内径はスリーブ4の
外形よりも2μm〜10μm小さくなっており、環状の
凸部6c、6dでスリーブ4との圧入強度を保ってい
る。
【0019】モータハブ6の圧入孔の上下開口端に設け
られた凸部6c,6dのスラスト方向の圧入幅は、例え
ば0.4mm程度とすると、スリーブ4に影響を与える
ことなく圧入が行え、かつ、必要なスリーブ4との圧入
強度を確保できる。また、モータハブ6の圧入孔開口端
上部に設けられた環状の凸部6cは、スラストプレート
5よりも上部に位置されるため、圧入によりスラストプ
レート5に影響を及ぼすことが無くなる。
【0020】なお、ここではシャフト固定タイプのスピ
ンドルモータにおけるモータハブ6にスリーブ4を圧入
する場合について説明したが、シャフト回転タイプのス
ピンドルモータにおいてスリーブ4をベースに圧入する
場合に、ベースの圧入孔の上下開口端に環状の凸部を設
けても同様の効果がある。また、環状の凸部はスリーブ
4側に設けられていても同様の効果が得られる。
【0021】
【発明の効果】以上のように、本発明の流体軸受装置に
よれば、スリーブを圧入するモータハブの圧入孔の上下
開口端に環状の凸部を設けることで、スリーブおよびス
ラストプレートに圧入による変形やひずみの発生しない
流体軸受装置が得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態における流体軸受装置の断
面図
【図2】本発明の実施の形態における流体軸受装置の要
部拡大図
【図3】従来の流体軸受装置の断面図
【図4】従来の流体軸受装置の要部拡大図
【符号の説明】
1 シャフト 2 フランジ 4 スリーブ 5 スラストプレート 6 モータハブ 6c 凸部 6d 凸部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3J011 AA01 BA04 CA02 JA02 KA03 MA12 PA03 3J017 AA01 AA02 AA10 DB07 5H607 AA12 BB01 BB14 BB17 BB25 CC01 CC09 DD02 DD03 DD16 GG01 GG03 GG12 JJ06

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一端がベースに固定されたシャフトと、前
    記シャフトの他端に設けたスラストフランジと、外周部
    にモータハブが圧入固定されるとともにその内部に前記
    シャフトが挿入される略円筒状のスリーブと、前記スリ
    ーブの開口する一端を閉塞して、前記スラストフランジ
    に対向するように前記スリーブに取り付けられるスラス
    トプレートとの隙間に作動流体を充填することにより、
    前記スリーブ及びモータハブを回転自在に支持する流体
    軸受装置において、 前記モータハブは、前記スリーブを挿入する開口部の内
    周に、前記スリーブを圧入して固定するための複数の環
    状の凸部を設けてなり、かつこの凸部は、前記スラスト
    プレートには対向しない位置に形成していることを特徴
    とする流体軸受装置。
  2. 【請求項2】ベースに圧入固定された略円筒状のスリー
    ブと、前記スリーブの内部に挿入され一端にモータハブ
    が固定されたシャフトと、前記シャフトの他端に設けら
    れたスラストフランジと、前記スラストフランジに対向
    して前記スリーブの開口を閉塞するよう前記スリーブに
    取り付けられたスラストプレートとの隙間に作動流体を
    充填することにより、前記シャフト及びモータハブを回
    転自在に支持する流体軸受装置において、 前記ベースは、前記スリーブが挿入される開口部の内周
    に、前記スリーブを圧入して固定するための複数の環状
    の凸部を設けてなり、かつこの凸部は、前記スラストプ
    レートには対向しない位置に形成していることを特徴と
    する流体軸受装置。
  3. 【請求項3】環状の凸部をスリーブ側に設けたことを特
    徴とする請求項1または請求項2に記載の流体軸受装
    置。
JP2002004117A 2002-01-11 2002-01-11 流体軸受装置 Withdrawn JP2003206943A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002004117A JP2003206943A (ja) 2002-01-11 2002-01-11 流体軸受装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002004117A JP2003206943A (ja) 2002-01-11 2002-01-11 流体軸受装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003206943A true JP2003206943A (ja) 2003-07-25

Family

ID=27643534

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002004117A Withdrawn JP2003206943A (ja) 2002-01-11 2002-01-11 流体軸受装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003206943A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7667360B2 (en) 2006-04-06 2010-02-23 Nidec Corporation Rotor unit, bearing mechanism, motor, and data storage disk drive device
JP2010205378A (ja) * 2009-03-06 2010-09-16 Alphana Technology Co Ltd ディスク駆動装置
JP2018168927A (ja) * 2017-03-29 2018-11-01 日本化薬株式会社 パイロアクチュエータ、パラシュート展開装置、伸長装置、エアバッグ装置、およびボンネット持ち上げ装置

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7667360B2 (en) 2006-04-06 2010-02-23 Nidec Corporation Rotor unit, bearing mechanism, motor, and data storage disk drive device
JP2010205378A (ja) * 2009-03-06 2010-09-16 Alphana Technology Co Ltd ディスク駆動装置
US8564901B2 (en) 2009-03-06 2013-10-22 Samsung Electro-Mechanics Japan Advanced Technology Co., Ltd Disk drive device and method of press-fitting with reduced hub deformation
JP2018168927A (ja) * 2017-03-29 2018-11-01 日本化薬株式会社 パイロアクチュエータ、パラシュート展開装置、伸長装置、エアバッグ装置、およびボンネット持ち上げ装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI509949B (zh) 具有止推軸承的馬達
JP2871388B2 (ja) 磁気ディスク駆動装置
JP2006105398A (ja) 流体動圧軸受装置
JPH11122867A (ja) スピンドルモータ
JP3991215B2 (ja) 動圧軸受装置
JP2003206943A (ja) 流体軸受装置
JP2006053962A (ja) スピンドルモータ、それを有するディスク駆動装置及びその製造方法
JP3804565B2 (ja) スピンドルモータ
JP2004104915A (ja) アウターロータ型ブラシレスモータ
JP4661014B2 (ja) 動圧軸受装置および当該動圧軸受装置を備えたスピンドルモータ
JP2014160521A (ja) スイングアーム、情報記録再生装置、スイングアームの組み立て方法
JP3110389U (ja) モータの流体動圧軸受装置及び該流体動圧軸受装置を備えたスピンドルモータ、記録ディスク駆動装置
JP2000175399A (ja) スピンドルモータの動圧軸受
JP2003269444A (ja) 動圧軸受装置およびその製造方法
JP2003259596A (ja) スピンドルモータ
JP2005192385A (ja) スピンドルモータ
JP2000023414A (ja) スピンドルモータ
JP2005351401A (ja) 十字軸継手
JP2007057105A (ja) 動圧軸受
KR20130096016A (ko) 스핀들 모터용 허브 및 이를 포함한 스핀들 모터
JP2000199521A (ja) 動圧軸受装置
JP3471899B2 (ja) スピンドルモータ
JP2001295846A (ja) スラスト動圧軸受装置の製造方法
JP2001014785A (ja) ディスク回転駆動装置及びディスク回転駆動装置組立方法
JPH04167215A (ja) 回転ヘッドドラム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20041222

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

RD01 Notification of change of attorney

Effective date: 20050704

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7421

A761 Written withdrawal of application

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761

Effective date: 20061101