JP2003206915A - 回転体取付構造及び該回転体構造を用いたプロセスカートリッジ - Google Patents

回転体取付構造及び該回転体構造を用いたプロセスカートリッジ

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JP2003206915A
JP2003206915A JP2002005308A JP2002005308A JP2003206915A JP 2003206915 A JP2003206915 A JP 2003206915A JP 2002005308 A JP2002005308 A JP 2002005308A JP 2002005308 A JP2002005308 A JP 2002005308A JP 2003206915 A JP2003206915 A JP 2003206915A
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 小スペースで回転体の軸の傾きを防止するこ
とができるようにする。 【解決手段】 回転体51と、回転体を回転自在に支持
する被取付部材52と、回転体を被取付部材に着脱自在
に支持するスナップフィット部材54とを備え、回転体
を支持する部分56と回転体の抜け止め用係止部57と
が別部位に設けてあること特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ等、画像形成装置の回転体取付構造及
びプロセスカートリッジに関する。
【0002】
【従来の技術】複写機、プリンタ、ファクシミリ等、画
像形成装置においては、ギア、プーリー等の種々の回転
体が使用されており、回転体は回転体を支持する部材に
取付けられており、従来の回転体取付構造は図12、1
3に示されている。従来、スナップフィットを用いた回
転体の取付構造は、軸部1の一部にスナップフィット部
材2を設けた回転体3を、穴の空いた被取付部材4には
め込む方式となっている。この方式は、取り付けは容易
であるものの、取り外しの面からは非効率的な構造をし
ている。なぜなら、取り外しの際には、スナップフィッ
ト部材2をたわませる工程と回転体3を抜き取る工程を
ほぼ同時に行う必要があり、両手を必要とするからであ
る。また、回転体3の抜き取り工程を表側から行うとす
れば、スナップフィット部材2のたわませ工程は裏側か
ら行うことになり、何かしらの治具を使用しない限り同
時に視認することは困難である。現在、リサイクルの観
点から製品の再使用・再利用が叫ばれる中、分解容易な
部品設計が求められているが、図12の構造はそれを十
分満たしていないと言える。また、スナップフィット部
材2を設けた従来の回転体3は、スナップフィット部材
2を軸の一部として設けているため、回転体3の回転軸
を支えるために必要な嵌合長5が十分に取れず、図13
に示すように傾き易い。回転体3がギヤである場合、軸
が傾くことによってギヤ歯が片あたりとなり、騒音や歯
面摩耗の原因となる。回転体3がプーリーである場合
は、ベルトの寄りの原因となる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の第1の目的
は、少スペースで回転体の軸の傾きを軽減させることの
できる回転体取付構造を提供することである。本発明の
第2の目的は、スナップフィット部材を回転体に設ける
ことで、成形が容易に行える回転体取付構造を提供する
ことである。本発明の第3の目的は、スナップフィット
部材を被取り付け部材側に設けることで、着脱が同一方
向から行え、着脱効率の良い回転体取付構造を提供する
ことである。本発明の第4の目的は、係止部の頭部がつ
まみ易いため、リサイクル分解工程の効率が良い回転体
取付構造を提供することである。本発明の第5の目的
は、係止部の頭部を一方向からの力で容易にたわませる
ことができる回転体取付構造を提供することである。本
発明の第6の目的は、係止部はたわませて使用するた
め、変形・破損し易いが、係止部の変形・破損の際で
も、係止部材の交換だけで済む経済的な回転体取付構造
を提供することである。本発明の第7の目的は、係止部
の変形・破損の際でも、筐体ごと交換する必要の無いプ
ロセスカートリッジを提供することである。本発明の第
8の目的は、着脱容易で、回転軸の傾きが最小となるギ
ヤを提供することである。本発明の第9の目的は、着脱
容易で、回転軸の傾きが最小となるプーリーを提供する
ことである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載の発明は、回転体とそれを取り付ける被
取り付け部材とスナップフィット部材であって、回転体
を支持する部分と回転体の抜け止め部材が別部位に設け
てある回転体取付構造を最も主要な特徴とする。請求項
2記載の発明は、スナップフィット部材が回転体と一体
的に成形されている回転体取付構造を特徴とする。請求
項3記載の発明は、スナップフィット部材が被取り付け
部材側に設けてある回転体取付構造を特徴とする。請求
項4記載の発明は、係止部に指あるいはつまみ治具によ
ってつまめる指掛け部が一体的に取り付けてある回転体
取付構造を特徴とする。請求項5記載の発明は、回転体
の被係止部に解係止部材を設けた回転体取付構造を特徴
とする。請求項6記載の発明は、被取り付け部材とスナ
ップフィット部材が別部品である回転体取付構造を特徴
とする。請求項7記載の発明は、上記各回転体取付構造
を使用したプロセスカートリッジを特徴とする。請求項
8記載の発明は、回転体がギヤである回転体取付構造を
特徴とする。請求項9記載の発明は、回転体がプーリー
である回転体取付構造を特徴とする。
【0005】
【発明の実施の形態】先ず、本発明の回転体取付構造が
適用される画像形成装置の全体構成を図10により説明
する。尚、ここに示した画像形成装置の全体構成は、こ
れに限定されるものではなく、従来知られている画像形
成装置であれば適用可能であることを付記しておく。胴
内排紙型の画像形成装置の略中央に画像形成部11が配
置され、この画像形成部11のすぐ下方に給紙部12が
配置されている。給紙部12は給紙カセット13を備え
ている。必要に応じ別の給紙装置を下部に増設すること
ができる。画像形成部11の上方には、空間部Sを隔て
て原稿を読み取る、読み取り部14が配設されている。
画像形成部11と読み取り部14との空間部が排紙収納
部15として形成され画像形成された記録媒体(以下、
用紙と言う)が排紙収納される。画像形成部11では、
ドラム状をした感光体16の周囲に、感光体16の表面
に帯電処理を行う帯電装置17、画像情報を感光体表面
にレーザ光で照射する露光装置18、感光体16の表面
に露光されて形成された静電潜像を可視化する現像装置
19、感光体16上で現像されたトナー像を用紙に転写
する転写装置20、転写後感光体表面に残留するトナー
を除去回収するクリーニング装置21等がそれぞれ配置
されている。トナー像を得た用紙上のトナーを定着処理
する定着装置22が用紙の搬送経路での下流に配置され
ている。定着装置22を通過した用紙は排紙ローラ23
を経て排紙収納部15または上方のレシービングトレイ
Tに排紙収納される。排紙収納部15又はTのどちらに
排紙するかは、切り換えガイドGを制御することで選択
可能である。
【0006】給紙部12においては、給紙カセット13
に未使用の用紙が収容されており、上下方向へ回動可能
に支持された底板24が最上の用紙を給紙ローラ25に
押しつけるようバネ26が加圧する。給紙ローラ25の
回転により、最上紙は給紙カセットから送り出され、レ
ジストローラ27へと搬送される。レジストローラ27
は用紙の搬送を一時止め、感光体表面のトナー像と用紙
の先端との位置関係が所定の位置になるよう、タイミン
グをとって回転が開始するよう制御される。読み取り部
14では、コンタクトガラス28上に載置される原稿
(不図示)の読み取り走査を行うために、原稿照明用光
源とミラーよりなる読み取り走行体29が往復移動す
る。この読み取り走行体29により走査された画像情報
は、レンズ30の後方に設置されているCCDに画像信
号として読み込まれる。この読み込まれた画像信号は、
デジタル化され画像処理される。画像処理された信号に
基づいて、露光装置18のレーザダイオード(不図示)
の発光により感光体16の表面に静電潜像が形成され
る。レーザダイオードからの光信号は、公知ポリゴンミ
ラーやレンズを介して感光体に至る。多機能の画像形成
装置にあっては、複写印刷物の排紙収納部が一箇所であ
ることで不都合が生じることがある。たとえば緊急を要
するファクシミリによる画像が他の複写印刷物に紛れ込
んだり、画像形成装置が多人数で使用されるケースで
は、他人が複写・印刷物を持ち去ったりすることが生じ
る。そのような不具合を鑑みて画像形成装置本体の排紙
収納部15とは別に第2の排紙装置31を装着してい
る。
【0007】第2の排紙装置31は、画像形成装置本体
の排紙ローラ23の下流に位置する切り換えガイドGを
矢印の方向に回動可能に支持している。オペレータの指
示により、特定の複写印刷物に対し、排紙を第2の排紙
装置31に切り換えるか否かあらかじめ設定される。排
紙を第2の排紙装置31にする設定になっている場合、
用紙がレジストローラの停止・回転を制御するためのセ
ンサ(不図示)を通過するときの信号を受け、切り換え
ガイドGを揺動回動させるためのソレノイドSOLが作
動する。図10はソレノイドSOLが作動吸引している
状態を示していて、用紙は搬送路32を通過し、排紙ロ
ーラ33、34によって矢印方向に排出される。そして
レシービングトレイTの上に画像面を下面にしてスタッ
クされる。ソレノイドSOLが作動していない時は後述
するスプーリーングにより切り換えガイドGは図10の
状態から反時計方向に回動し排紙ローラ23から排出さ
れる用紙は排紙収納部15上にスタックされる。図10
中、PCはプロセスカートリッジである。
【0008】図11は、画像形成装置に用いるプロセス
カートリッジPCを示した図である。OPC感光体41
を中心にOPC感光体41を帯電させる帯電ローラ4
2、トナーを保持しOPC感光体41の潜像を現像する
現像ローラ43、OPC感光体41の残トナーを掻き取
るクリーニングブレード44があり、さらに、トナーを
現像ローラ43へ送るアジテータ45、トナーを均一に
分散させるための攪拌軸46、現像ローラ43の表面に
付着するトナーの厚みを制御する現像ブレード47が各
々図のように筐体中に収まっている。感光体41、現像
ローラ43、アジテータ45、攪拌軸46にはギヤが取
付けられており、筐体の側面に張り出している。それぞ
れのギヤは連結しており攪拌軸46と2つのアジテータ
45は、片持ちのアイドラギヤを間に噛ませることで回
転方向を揃えている。
【0009】以下、上述の画像形成装置やプロセスカー
トリッジに用いるギヤ等の回転体の取付構造について説
明する。図1は本発明の回転体取付構造の実施の形態の
第一例である。図1中、51は回転体、52は回転体5
1が取付けられる被取付け部材である。回転体51は、
回転体本体53と、回転体本体53の一側面に同心状に
固設したスナップフィット部材54と、スナップフィッ
ト部材54に対し隙間55を隔てて同心状に外嵌された
中空円筒状の軸体56を備えている。スナップフィット
部材54は、軸体56よりも回転体本体53から離反す
る方向へ突出しており、回転体本体53から離反した側
の先端部には、他の部分よりも径が大きく且つ先端へ向
けてテーパの付された係止部57が設けられている。ス
ナップフィット部材54には、回転体本体53から離反
した側の先端部から回転体本体53側へ向けて、回転体
51の被取付部材52に対する取付け時或いは取外し時
にスナップフィット部材54が撓み得るよう、所定長さ
のスリット54aが形成されている。被取付部材52に
は、スナップフィット部材54が貫通して係止部57が
反対側へ突出して被取付部材52の壁面58に係止し得
るようにした、被取付部材52を貫通した取付け孔59
と、取付け孔59を包囲するよう取付け孔59に対し同
心状に設けられて回転体51の軸体56が嵌入し得るよ
うにした筒状の取付孔60が設けられている。被取付部
材52の取付孔60は有底で、回転体51を取付けた際
に回転体本体53が位置する側において開口している。
回転体51を被取付け部材52に取付ける際には、スナ
ップフィット部材54の先端に形成された係止部57を
被取付部材52の取付孔59に押し込む。そうすると、
スナップフィット部材54はスリット54aの間隔が小
さくなるよう撓み、取付孔59内に挿入され、軸体56
は取付孔60に挿入される。而して、回転体51が完全
に被取付部材52に取付けられた場合、回転体51のス
ナップフィット部材54の円筒部は取付孔59に嵌合さ
れ、係止部57は被取付部材52から突出して段部が被
取付部材52の壁面58に係止され、軸体56は取付孔
60に嵌合される。
【0010】本図示例においては、回転体51に一体的
に取付けられた軸体56の外周部が被取付部材52にお
ける取付孔60の外周に所定の嵌め合いで当接するた
め、回転体1における回転体本体53傾きを防止するこ
とができる。回転体51の抜け止めは、スナップフィッ
ト部材54の係止部57によって行われる。本図示例の
ポイントは、スナップフィット部材54を軸体56とは
別部位にて機能させることにある。また、構造が簡単で
あるため、成形を容易に行うことができ、回転体51の
着脱は同一方向から行うことができるため、回転体51
の着脱を同一方向から効率良く行うことができる。
【0011】図2は本発明の回転体取付構造の実施の形
態の第二例である。而して、本図示例においては、スナ
ップフィット部材54は被取付部材52側に設けられて
いる。すなわち、回転体51の回転体本体53側面には
中空円筒形の軸体56が一体は的に設けられ、回転体本
体53及び軸体56には、被取付部材52に取付けたス
ナップフィット部材54が嵌入して係止部57が回転体
本体53の軸体56とは反対側の側面に係止し得るよ
う、取付孔61が形成されている。また、被取付け部材
52には、スナップフィット部材54に対し同心状に、
回転体51の軸体56が嵌合する有底の取付け孔62が
形成されている。回転体51を被取付部材52に取付け
る際には、回転体51の取付孔61を係止部57の先端
に当接させて回転体51を被取付部材52側へ押し込
む。そうすると、スナップフィット部材54はスリット
54aの間隔が小さくなるよう撓み、回転体51の取付
孔61内に挿入され、軸体56は、被取付部材52の取
付孔62に挿入される。而して、回転体51が完全に被
取付部材52に取付けられた場合、スナップフィット部
材54の円筒部は取付孔61に嵌合され、係止部57は
回転体51から突出して段部が回転体本体53の外側面
に係止され、軸体56は取付孔62に嵌合される。本図
示例においては、回転体51に一体的に取付けられた軸
体56の外周部が被取付部材52における取付孔62の
外周に所定の嵌め合いで当接するため、回転体1におけ
る回転体本体53傾きを防止することができる。回転体
51の抜け止めは、スナップフィット部材54の係止部
57によって行われる。また、スナップフィット部材5
4を被取付部材52に設けているため、回転体51の着
脱を同一方向から効率良く行うことができる。
【0012】図3は本発明の回転体取付構造の実施の形
態の第三例であり、図2の回転体51におけるスナップ
フィット部材54の係止部57先端部に指掛け部63を
設けた例である。図12、13に示す従来のものでは、
係止部は先端を被取付部に容易に挿入できるよう傾斜が
設けてあるが、取り外すことを考慮していないため、傾
斜がきつく、指で容易につまめるよう設計されていな
い。また、図1、2に示すものも同様である。しかる
に、本図示例は、係止部57の先端に指掛け部63を設
けているため、指掛け作業が容易に行える。これによっ
て、分解工程における回転体51の分解の効率を向上さ
せることができる。また、回転体51を被取付部材52
に取付けた際には、軸体56の外周は被取付部材52に
設けた取付孔62の外周に当接するため、回転体本体5
3が傾くことを防止することができる。
【0013】図4〜図5は本発明の回転体取付構造の実
施の形態の第四例であり、解係止部材64を設けた例で
ある。図4は解係止部材64を設けた基本図、図5は解
係止部材64を用い、一方向からの力Fによりスナップ
フィット部材54を撓ませている図、図6は図4、5に
示す解係止部材64とスナップフィット部材54におけ
る係止部57の関係を説明するための図である。解係止
部材64は、係止部57と向かいあう面に凹穴65が設
けてあり、凹穴65の開口径Dは係止部57の傾斜始点
径W以上、回転体本体53の穴部径d以下である。解係
止部材64の外周面には回転体1から簡単に外れないた
めの係止部66が設けてある(図6参照)。回転体1の
回転体本体53には、解係止部材64が収まるだけの中
空孔67が設けられており、中空孔67は係止部66が
スライドし得るような長さに形成されている。また、回
転体51における軸体56の中空孔67に対向した端部
には、被係止部56aが形成され、解係止部材64を押
し込み、図5に示すようにスナップフィット部材54を
撓ませた際には、解係止部材64の被係止部56a側先
端は被係止部56aに当接し、この状態で回転体51を
引き抜くことにより被取付部材52から外せるようにな
っている。回転体本体53の中空孔67の径は、解係止
部材幅hより長く、係止部間距離Hよりも狭くなってお
り、解係止部材64を抜けにくくしている。係止部66
は、解係止部材64を回転体1の回転体本体53に強く
押し込むことで一体的になるようにするため、変形・復
帰しやすい材料を用いる。また、前記した図示例と同様
の作用効果を奏することもできる。
【0014】図7は本発明の回転体取付構造の実施の形
態の第五例である。図2〜図5及び後述の図8,9で
は、被取付部材52とスナップフィット部材54が一体
となっているが、一体となっていなくても良い。スナッ
プフィット部材54が、例えばプロセスカートリッジP
Cの筐体と一体的に成形されている場合(すなわち、プ
ロセスカートリッジPCの筐体が被取付部52である場
合)、スナップフィット部材54の変形・破損により、
従来、筐体ごと破棄しなければならなかったが、図7の
ようにスナップフィット部材54を別部品とすること
で、スナップフィット部材54の交換だけで済み、破棄
コストが軽減するという利点がある。特に、スナップフ
ィット部材54のように、一旦たわませて機能を発揮す
るものは、変形・破損し易いため、別部品として設計す
ることは有効である。この場合、スナップフィット部材
54は、被取付部材52に固定されていても良いし、固
定されていなくても良い。
【0015】図8は本発明の回転体取付構造の実施の形
態の第六例で、回転体1の回転体本体スナップフィット
部を被取り付け部材側に設ける事で、着脱が同一方向か
ら行え、着脱効率の良い回転体取付構造が提供できる。
53がギヤ53aである。図9は本発明の回転体取付構
造の実施の形態の第七例で、回転体1の回転体本体53
がプーリー53bである。図8、図9の回転体取付構造
の基本構造は図2のものと同じである。なお、本発明の
図示例においては、スナップフィット部材を嵌入する取
付孔の形状は、回転体の回転を邪魔しない形状であれ
ば、円筒である必要はない。
【0016】
【発明の効果】本発明によれば、請求項1〜請求項9の
何れの発明においても、回転体の回転体本体の傾きを防
止することができる。請求項2に記載の発明によれば、
スナップフィット部材が回転体に設けてあるため、成形
性が良好であり、請求項3記載の発明によれば、スナッ
プフィット部材を被取り付け部材側に設けることで、回
転体の着脱が同一方向から行え、着脱効率が良好であ
る。請求項4に記載の発明によれば、係止部の頭部がつ
まみ易いため、リサイクル分解工程の効率が良好で、請
求項5に記載の発明によれば、係止部の頭部を一方向か
らの力で容易に撓ませることができ、請求項6に記載の
発明によれば、 係止部の変形・破損の際でも、係止部
の交換だけで済み経済的に優れている。請求項7に記載
の発明によれば、係止部の変形・破損の際でも、筐体ご
と交換する必要の無いプロセスカートリッジを提供で
き、請求項8に記載の発明によれば、着脱容易で、回転
する軸体の傾きが最小となるギヤを提供でき、請求項9
に記載の発明によれば、着脱容易で、回転する軸体の傾
きが最小となるプーリーを提供することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の回転体取付構造の実施の形態の第一例
の断面図で、請求項1、2の発明を説明するための断面
図である。
【図2】本発明の回転体取付構造の実施の形態の第二例
の断面図で、請求項1、3の発明を説明するための断面
図ある。
【図3】本発明の回転体取付構造の実施の形態の第三例
の断面図で、請求項1、4の発明を説明するための断面
図ある。
【図4】本発明の回転体取付構造の実施の形態の第四例
の断面図で、請求項1、5の発明を説明するための断面
図ある。
【図5】図4に示す回転体取付構造において、スナップ
フィット部材が撓んだ状態を示す断面図である。
【図6】本発明の回転体取付構造の実施の形態の第四例
に使用する解係止部材とスナップフィット部材の係止部
との関係を説明するための断面図である。
【図7】本発明の回転体取付構造の実施の形態の第五例
の断面図、請求項1の発明を説明するための断面図で、
請求項1、6の発明を説明するための断面図ある。
【図8】本発明の回転体取付構造の実施の形態の第六例
の断面図で、請求項1、7の発明を説明するための断面
図ある。
【図9】本発明の回転体取付構造の実施の形態の第七例
の断面図で、請求項1、8の発明を説明するための断面
図ある。
【図10】本発明の回転体取付構造が適用される画像形
成装置の側面図で、請求項1、9の発明を説明するため
の断面図ある。
【図11】図10の画像形成装置のプロセスカートリッ
ジの側面図である。
【図12】従来の回転体取付構造の一例を示す断面図で
ある。
【図13】図12に示す回転体取付構造において、回転
体が傾いた状態を示す断面図である。
【符号の説明】
51 回転体、52 被取り付け部材、53 回転体本
体、53a ギヤ、53b プーリー、54 スナップ
フィット部材、56 軸体、56a 被係止部、57
係止部、63 指掛け部、64 解係止部材、66 係
止部、PC プロセスカートリッジ

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 回転体と、該回転体を回転自在に支持す
    る被取付部材と、該回転体を被取付部材に着脱自在に支
    持するスナップフィット部材と、を備え、回転体を支持
    する部分と回転体の抜け止め用係止部とが別部位に設け
    てあることを特徴とする回転体取付構造。
  2. 【請求項2】 請求項1の回転体取付構造であって、ス
    ナップフィット部材が回転体と一体的に成形されている
    ことを特徴とする回転体取付構造。
  3. 【請求項3】 請求項1の回転体取付構造であって、ス
    ナップフィット部材が被取付部材側に設けてあることを
    特徴とする回転体取付構造。
  4. 【請求項4】 請求項1〜3のいずれか一項に記載の回
    転体取付構造であって、係止部に指あるいはつまみ治具
    によってつまめる指掛け部が一体的に取り付けてあるこ
    とを特徴とする回転体取付構造。
  5. 【請求項5】 請求項1または請求項3の回転体取付構
    造であって、回転体に係止部が係止される被係止部を設
    けると共に、該被係止部によって係止された係止部の係
    止状態を解除する解係止部材を備えたことを特徴とする
    回転体取付構造。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか一項に記載の回
    転体取付構造であって、被取付部材とスナップフィット
    部材が別部品であることを特徴とする回転体取付構造。
  7. 【請求項7】 請求項6の回転体取付構造を使用したこ
    とを特徴とするプロセスカートリッジ。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7の回転体がギヤであること
    を特徴とする回転体取付構造。
  9. 【請求項9】 請求項1〜7の回転体がプーリーである
    ことを特徴とする回転体取付構造。
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