JP2003206737A - 排気管の消音器 - Google Patents

排気管の消音器

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JP2003206737A
JP2003206737A JP2002007445A JP2002007445A JP2003206737A JP 2003206737 A JP2003206737 A JP 2003206737A JP 2002007445 A JP2002007445 A JP 2002007445A JP 2002007445 A JP2002007445 A JP 2002007445A JP 2003206737 A JP2003206737 A JP 2003206737A
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JP
Japan
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exhaust pipe
dual
silencer
muffler
exhaust
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JP2002007445A
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English (en)
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Takeshi Inokuchi
武 井ノ口
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Toyota Motor Corp
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Toyota Motor Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 独立した消音器を設けた場合に比べて消音器
を小型化できる排気管の消音器を提供すること。 【解決手段】 内燃機関のデュアル排気管13の途中に
該デュアル排気管を貫通させて1つの消音器10を設
け、該消音器の内部に互いに仕切られた2つの消音室1
1、12を形成し、該2つの消音室のうちの一方の消音
室11をデュアル排気管の2つの排気管のうちの一方の
排気管14に連通させ、2つの消音室のうちの他方の消
音室12をデュアル排気管の2つの排気管のうちの他方
の排気管15に連通させた排気管の消音器10。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、内燃機関のデュア
ル排気管の消音器に関する。
【0002】
【従来の技術】実開平6−80809号公報は、内燃機
関の各気筒から排出される排気ガスをエキゾーストマニ
ホールド下流で2本の排気管にまとめた排気管構造(以
下、デュアル排気管という)を開示している。中低速ト
ルク向上のためには排気管のデュアル長を長くすること
が有効である。デュアル長を確保しつつ消音器にて排気
音を消音する場合、従来は、通常、図8に示すように、
デュアル排気管の2つの排気管1、2に独立した消音器
3、4を設けていた。しかし、独立した消音器を設けた
場合は、消音器設置のためのスペースが大きくなるとい
る問題がある。実開平6−80809号公報は、内燃機
関のデュアル排気管において、消音器設置のスペース効
率の向上をはかるために、デュアル排気管の2つの排気
管の間の空間を密閉して、該密閉空間を消音室とし、デ
ュアル排気管の2つの排気管を同じ消音室に連通させた
消音器構造を開示している。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかし、実開平6−8
0809号公報の構造では、消音室でデュアル排気管の
2つの排気管が互いに連通してしまい、デュアル長を十
分に長く確保することができないという問題があった。
デュアル長を十分に長く確保しようとすれば、図8のよ
うに独立した消音器を設けざるを得ず、その場合は、 大きなスペースが必要となり、消音器搭載位置に制
約がある、 コストアップ、重量アップを生じる、という問題が
あった。本発明の目的は、独立した消音器を設けた場合
に比べて消音器を小型化できる排気管の消音器を提供す
ることにある。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成する本発
明はつぎの通りである。 (1) 内燃機関のデュアル排気管の途中に該デュアル
排気管を貫通させて1つの消音器を設け、該消音器の内
部に互いに仕切られた2つの消音室を形成し、該2つの
消音室のうちの一方の消音室をデュアル排気管の2つの
排気管のうちの一方の排気管に連通させ、前記2つの消
音室のうちの他方の消音室をデュアル排気管の2つの排
気管のうちの他方の排気管に連通させた排気管の消音
器。 (2) 前記デュアル排気管が、1本の排気管の内部を
仕切板で仕切って2つの排気管としたθパイプからなる
か、または互いに独立な2本の排気管からなる(1)記
載の排気管の消音器。 (3) 前記消音器の2つの消音室はデュアル排気管の
伸長方向に直列にかつ互いに隣接させて設けられている
(1)または(2)記載の排気管の消音器。 (4) 前記消音器は、充填材充填タイプ、拡張タイ
プ、共鳴タイプの何れかの消音構造を有する(1)また
は(2)または(3)記載の排気管の消音器。
【0005】上記(1)〜(4)の排気管の消音器で
は、1つの消音器にデュアル排気管を貫通させ、消音器
の内部に互いに仕切られた2つの消音室を形成したの
で、独立した消音器を設けた場合に比べて消音器を小型
化できる。その結果、消音器設置に必要なスペースが小
さくなり、消音器搭載位置に制約を受けにくくなり、コ
ストダウン、重量ダウンが可能になる。また、2つの消
音室のうちの一方の消音室をデュアル排気管の2つの排
気管のうちの一方の排気管に連通させ、2つの消音室の
うちの他方の消音室をデュアル排気管の2つの排気管の
うちの他方の排気管に連通させたので、2つの排気管は
消音室を介して互いに連通することはなく、デュアル長
がデュアル排気管全長となり、デュアル長を長く確保で
きる。上記(2)〜(4)の排気管の消音器は、とり得
る種々の態様である。
【0006】
【発明の実施の形態】以下に、本発明の望ましい実施例
の排気管の消音器を図1〜図7を参照して、説明する。
図1〜3に示すように、自動車の内燃機関の各気筒から
排出される排気ガスはエキゾーストマニホールド下流で
2本の排気管14、15を有するデュアル排気管13に
まとめられる。デュアル排気管13はさらに下流で1本
の排気管にまとめられてもよいし、終端までデュアル排
気管13であってもよい。デュアル排気管13の途中に
は、1つの、排気管の消音器10が設けられる。デュア
ル排気管13はこの1つの消音器10を貫通している。
消音器10の内部に、すなわち、消音器10の外筒17
と両端板18、19とデュアル排気管13の外面とで囲
まれた空間部に、2つの消音室11、12が形成されて
いる。2つの消音室11、12は、2つの消音室11、
12内に入った排気ガスが互いに混ざり合うことがない
ように、仕切板16で互いに仕切られている。デュアル
排気管13の2本の排気管14、15には、それぞれ、
消音器10の上流または下流に触媒コンバータ24が設
けられてもよい。
【0007】2つの消音室11、12のうちの一方の消
音室11は、デュアル排気管13の2つの排気管14、
15のうちの一方の排気管14に連通しており、2つの
消音室11、12のうちの他方の消音室12は、デュア
ル排気管13の2つの排気管14、15のうちの他方の
排気管15に連通している。排気管14、15の内部と
消音室11、12とを連通する連通路は、穴20、また
は両端開放のパイプ21、などからなる。一つの排気管
が、2つの消音室11、12の両方に連通することはな
く、排気管14、15はデュアル排気管13の全長にわ
たって互いに独立であり、デュアル長はデュアル排気管
13の全長に等しい。
【0008】デュアル排気管13は、図1〜図3に示す
ように、1本の排気管の内部を仕切板22で仕切って2
つの排気管としたθパイプ(断面がθ状のパイプ)から
なるか、または、図4に示すように、互いに独立な2本
の排気管からなる。排気管14、15は、通常、平板を
丸めて合わせ部を溶接した溶接管からなり、θパイプの
場合は管の中に仕切板22を挿入して外部からレーザ溶
接した溶接管からなる。なお、θパイプの溶接方法はレ
ーザ溶接方法に限るものではない。θパイプの場合で曲
がり管の場合は、直管のθパイプを作成した後、曲げら
れる。
【0009】消音器10の2つの消音室11、12は、
図1、図2に示すように、デュアル排気管13の伸長方
向に直列にかつ互いに隣接させて設けられる。その場合
は、仕切板16は消音器10の内部を排気管13の伸長
方向に2分割する。図示は省略するが、2つの消音室
は、デュアル排気管の途中に、互いに並列に設けられて
もよい。その場合は、仕切板は消音器10の内部でかつ
デュアル排気管13の外部の環状空間の断面を2分割す
る。
【0010】消音器10の消音構造は、図1〜図3に示
す充填材充填タイプか、図5に示す拡張タイプか、図6
に示す共鳴タイプかの何れかの消音構造を有する。各消
音構造を説明する。図1〜図3に示す充填材充填タイプ
では、2つの消音室11、12内に繊維状の消音材23
が充填されている。排気管14、15の内部と消音室1
1、12とを連通する連通路は、排気管14、15の壁
に形成された穴20からなり、複数の穴20がパンチン
グなどにより開けられている。消音室11に対しては、
排気管14に穴20が開けられており排気管15には穴
20は開けられていない。消音室12に対しては、排気
管15に穴20が開けられており排気管14には穴20
は開けられていない。消音室11、12は一つの消音器
10を構成しており、仕切板16によって排気ガスが混
ざりあうことなく仕切られている。
【0011】図5に示す拡張タイプでは、2つの消音室
11、12内には消音材23は充填されていない。排気
管14、15の内部と消音室11、12とを連通する連
通路は、排気管14、15の壁にそれぞれ形成された1
つの大きな穴20からなる。ただし、穴20は複数設け
てもよい。図6に示す共鳴タイプでは、2つの消音室1
1、12内には消音材23は充填されていない。排気管
14、15の内部と消音室11、12とを連通する連通
路は、排気管14、15の壁にそれぞれ接続された所定
の長さをもつ1つの共鳴パイプ21からなり、特定の周
波数のみ消音する。
【0012】つぎに、本発明の排気管の消音器10の作
用を説明する。上記消音器10では、1つの消音器10
にデュアル排気管13を貫通させ、消音器10の内部に
互いに仕切られた2つの消音室11、12を形成したの
で、独立した消音器を設けた場合に比べて消音器を小型
化できる。たとえば、独立した2つの消音器を設けた場
合には、図7の(B)の従来例に示すように、排気管の
径をΦ50mm、消音器径をΦ100mmとすると、排
気管の軸方向と直交する方向にΦ200mm以上の搭載
スペースが必要となるのに対し、本発明のように1つの
消音器10にデュアル排気管13を貫通させた場合に
は、図7の(A)に示すように、θパイプの径が約Φ7
0mm、消音器径が約Φ150mmとなって、従来のΦ
200mm以上の搭載スペースが本発明ではΦ150m
mとなって小型化される。消音室の容積を同一とする
と、管軸方向には消音器長はほぼ同じでよい。その結
果、消音器設置に必要なスペースが小さくなり、消音器
搭載位置に制約を受けにくくなり、コストダウン、重量
ダウンが可能になる。
【0013】また、2つの消音室11、12のうちの一
方の消音室11をデュアル排気管13の2つの排気管1
4、15のうちの一方の排気管14に連通させ、2つの
消音室11、12のうちの他方の消音室12をデュアル
排気管13の2つの排気管14、15のうちの他方の排
気管15に連通させたので、2つの排気管14、15は
消音室11、12を介して互いに連通することはなく、
デュアル長がデュアル排気管13の全長となり、デュア
ル長を長く確保できる。その結果、中低速トルクを大に
維持することができる。
【0014】
【発明の効果】請求項1〜4の排気管の消音器によれ
ば、1つの消音器にデュアル排気管を貫通させ、消音器
の内部に互いに仕切られた2つの消音室を形成したの
で、独立した消音器を設けた場合に比べて消音器を小型
化できる。その結果、消音器設置に必要なスペースが小
さくなり、消音器搭載位置に制約を受けにくくなり、コ
ストダウン、重量ダウンが可能になる。また、2つの消
音室のうちの一方の消音室をデュアル排気管の2つの排
気管のうちの一方の排気管に連通させ、2つの消音室の
うちの他方の消音室をデュアル排気管の2つの排気管の
うちの他方の排気管に連通させたので、2つの排気管は
消音室を介して互いに連通することはなく、デュアル長
がデュアル排気管全長となり、デュアル長を長く確保で
きる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の排気管の消音器の平面図で
ある。
【図2】図1の消音器の部分の拡大断面図とそのA視図
である。
【図3】デュアル管がθパイプの場合の、図2のB−B
線断面図である。
【図4】デュアル管が独立な2本のパイプの場合の、図
2のB−B線断面図である。
【図5】拡張タイプの消音器の断面図である。
【図6】共鳴タイプの消音器の断面図である。
【図7】本発明と従来との消音器の占めるスペースを比
較した消音器の斜視図である。
【図8】従来の排気管の消音器の平面図である。
【符号の説明】
10 消音器 11、12 消音室 13 デュアル管 14、15 デュアル管の2本の排気管 16 仕切板 17 外筒 18、19 端板 20 穴 21 パイプ 22 θパイプの仕切板 23 消音材 24 触媒コンバータ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 内燃機関のデュアル排気管の途中に該デ
    ュアル排気管を貫通させて1つの消音器を設け、該消音
    器の内部に互いに仕切られた2つの消音室を形成し、該
    2つの消音室のうちの一方の消音室をデュアル排気管の
    2つの排気管のうちの一方の排気管に連通させ、前記2
    つの消音室のうちの他方の消音室をデュアル排気管の2
    つの排気管のうちの他方の排気管に連通させた排気管の
    消音器。
  2. 【請求項2】 前記デュアル排気管が、1本の排気管の
    内部を仕切板で仕切って2つの排気管としたθパイプか
    らなるか、または互いに独立な2本の排気管からなる請
    求項1記載の排気管の消音器。
  3. 【請求項3】 前記消音器の2つの消音室はデュアル排
    気管の伸長方向に直列にかつ互いに隣接させて設けられ
    ている請求項1または請求項2記載の排気管の消音器。
  4. 【請求項4】 前記消音器は、充填材充填タイプ、拡張
    タイプ、共鳴タイプの何れかの消音構造を有する請求項
    1または請求項2または請求項3記載の排気管の消音
    器。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN111594692A (zh) * 2020-06-02 2020-08-28 吴光明 一种自维护格栅式消音器

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CN111594692A (zh) * 2020-06-02 2020-08-28 吴光明 一种自维护格栅式消音器
CN111594692B (zh) * 2020-06-02 2023-12-22 安徽三星环保工程有限公司 一种自维护格栅式消音器

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