JP2003206559A - 排水口用フィルタ - Google Patents

排水口用フィルタ

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JP2003206559A
JP2003206559A JP2002040131A JP2002040131A JP2003206559A JP 2003206559 A JP2003206559 A JP 2003206559A JP 2002040131 A JP2002040131 A JP 2002040131A JP 2002040131 A JP2002040131 A JP 2002040131A JP 2003206559 A JP2003206559 A JP 2003206559A
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dust collecting
drainage
dust
plate
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Kiyoshige Kamiyama
清茂 上山
Masae Kamiyama
正江 上山
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KEI HOUSE KK
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KEI HOUSE KK
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 ほぼ平らな床面に設定された目皿上に置
いても危険を感じず、また種々の目皿にも簡単に装着す
ることができる排水口用フィルタを提供する。 【解決手段】 基板部1、基板部のほぼ対向する箇所を
連結し山形形状をしたアーチ状連結部材2、およびアー
チ状連結部材の中心部に設けられた中心部材3からな
り、中心部材3がゴミ捕集用フィルタ7の一端部7bを
挿入して取付けるためのフィルタ係止部を具備し、中心
部材に目皿8の孔8aに挿入可能な複数のピン5が進退
可能に設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は排水口用フィルタに
関する。より詳しくは本発明は、洗面所または浴室の排
水口に設置するための排水口用フィルタに関し、毛髪、
あか、布くず等のゴミの除去が容易且つ確実に行え、毛
髪、あか、布くず等のゴミが排水口に流出することを防
止し、排水管の詰まりをなくすようにした排水口用フィ
ルタに関する。
【0002】
【従来の技術】毛髪、あか、布くず等のゴミが排水口か
ら排水管に排出されると、排水管の目詰まりを生じた
り、排水トラップの封水部分に毛髪、あか、布くず等の
ゴミがこびりつきまたは溜まることによりトラップ機能
に必要な封水量が保持できず、トラップ機能を阻害した
りする。特に、マンションの排水管などにおいては、排
水管の目詰まり等が排水管の傷みの大きな原因となって
いる。このような排水管の目詰まり等を防止するため
に、従来から種々の排水口用フィルタが提案されてい
る。
【0003】例えば、実開昭59−65707号公報や
実開昭55−163371号公報には、円筒形の網の片
端を閉じて、この網を目皿に被せ、網が被った目皿を排
水口に置くようにしたものが開示されている。同様に実
開昭62−83516号公報には、2枚の網のうち一方
に切れ目を入れ、その2枚の網目を互いに重ねて周囲を
熱接着し、切れ目から目皿を入れて、このように網が被
さった目皿を排水口に置くようにすることが提案されて
いる。
【0004】これらのものにあっては、網を被せた状態
の目皿が排水口に挿着し難いという問題がある。また、
網を被せた目皿を排水口のところに無理に挿着した場合
に、目皿を外すことが極めて外し難いという問題があ
る。更に、目皿に直に網を被せているので、毛髪、あ
か、布くず等のゴミが網に付着した状態で、この目皿を
外すときにはゴミに手を触れなければならず、その作業
が非常に衛生的でないという問題がある。
【0005】上述のような目皿が挿着し難いというよう
な問題を解決する方法として、実開昭63−17330
5号公報においては、フィルタの外縁周囲に粘着剤を塗
布しておき、この粘着剤により排水口の周囲または目皿
にフィルタを接着するようにすることが提案されてい
る。
【0006】しかしながら、このように粘着剤によりフ
ィルタを排水口の周囲または目皿に粘着させようとした
場合に、排水口や目皿の使用箇所が水に濡れやすい場所
であるという特性により粘着剤がうまく作用せず、この
フィルタを粘着固定することができない。このため水を
流した場合には、その排水によってフィルタが動いてし
まいフィルタの効果が十分に発揮されないことが多々生
じる。
【0007】一方、粘着剤の塗布部箇所を乾いた布地な
どで拭いた上で粘着剤を貼ればフィルタを付けることは
できるが、今度はフィルタを外す場合に粘着剤に抗して
フィルタを剥がさなければならず、その作業が面倒であ
る。しかも、この実開昭63−173305号公報に開
示されているフィルタにおいては、フィルタの表面に一
様に毛髪、あか、布くず等のゴミが付着しているため
に、取り外し作業も非衛生的である。更に、このもので
はフィルタ全体を交換する必要があり費用が高くつくと
いう問題がある。
【0008】また、実開昭63−181410号公報に
は、円周面に溝を有する口金に網を被せ、口金の溝を弾
性ゴムシートの円孔に嵌めるようにすることが開示され
ている。そして弾性シートを排水口の上に置くのである
が、実開昭63−173305号公報に開示されたもの
と同様に動き易いという問題があるし、網を口金から外
す作業がやはり非衛生的である。
【0009】一方、特開平4−106232号公報には
2枚のリング部材の間に網を挟み、この2枚のリング部
材の下側のものに取着した爪でフィルタ全体を目皿に固
定することが開示されている。このようにすることによ
って目皿に対するフィルタの動きは防止できるが、網が
平な状態であるために網の表面が一様に汚れ、このよう
に汚れた網の下の爪を操作してフィルタを目皿から外す
作業は同様に汚らしく非衛生的である。
【0010】また、特開平7−300889号公報に
は、プラスチック成形したフィルタに手で摘める突出片
を設け、突出片を排水管の内壁に係止する係止片を兼用
させることが開示されている。このフィルタでは係止片
があるのでフィルタが動くことは防止できるが、フィル
タ全体を排水口の排水管の中に挿着するために手で摘め
る突出片も汚れてしまい、この突出片を持ってフィルタ
を取出す作業は汚らしく非衛生的である。
【0011】また、この特開平7−300889号公報
には、平なプラスチック成形したフィルタに目皿との係
止片を設けることが開示されているが、このように平な
フィルタではフィルタ一面に毛髪、あか、布くず等のゴ
ミが付着するため、汚れたフィルタを取り出すときやは
り非衛生的である。
【0012】本発明者らは上述した従来の技術に付随す
る問題点を解消して、排水口部分に装着したフィルタが
簡単に移動したりせず、フィルタ効果が十分に発揮で
き、フィルタが汚れた場合の交換時においても、それほ
ど汚れていない部分を掴んで処理をすることができフィ
ルタの交換作業が衛生的に行え、更にフィルタのフィル
タ部材を安価なものとでき、フィルタの使用経費を低減
することができる排水口用フィルタを提供することを目
的として、先に特許第2992268号を提案した。
【0013】この特許第2992268号の発明は、基
板部、該基板部のほぼ対向する箇所を連結し山形形状を
したアーチ状連結部材、および該アーチ状連結部材に取
着され前記基板部を越えて下方に突出する中心用棒状部
材からなる環状部材並びに一端が閉じられた筒状形状の
フィルタ部材からなることを特徴とする排水口用フィル
タである。
【0014】更に上記特許第2992268号において
は、上述した中心用棒状部材とともに弾性部材からなり
一端が前記基板部に取着され他端が前記取付用棒状部材
の近傍に位置しその他端先端が折曲げられて前記基板部
を越えて突出しているフィルタ固定用操作部材を前記環
状部材に設けることも提案している。
【0015】この特許第2992268号の発明によれ
ば、以下のような格別な効果が奏される。排水口用フィ
ルタが排水により移動することを防止することはもとよ
り、様々な目皿のパターンに左右されることなくより多
くの排水口に適用することが可能で、確実に排水中の毛
髪、あか、布くず等のゴミを集めることができ、また、
ゴミを捕集して汚れた排水口用フィルタを交換する場合
には、フィルタ部材を介して山形形状をしたアーチ状連
結部材の頂点部を持つことにより殆ど手を汚すことなく
衛生的に排水口用フィルタを取外すことができる。しか
も、この発明では排水水流とともに毛髪が渦を巻くこと
によってアーチ状連結部材およびその上に被せられたフ
ィルタ部材の隆起部分回りに巻き付くようにしており、
毛髪、あか、布くず等のゴミは整然と効率よく且つ十分
に捕集される。排水口からこの発明の排水口用フィルタ
を取外した状態でフィルタ部材を外すことにより簡単に
汚れたフィルタ部材を取り外し、新しいフィルタ部材に
交換することができる。またフィルタ部材は極めて安価
なものであり、この発明の排水口用フィルタの使用時の
経費を極めて低減できる。
【0016】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、この特
許第2992268号の発明では、ネット状フィルタを
中心用棒状部材の頭部に係合して止めているので、中心
用棒状部材の頭部がアーチ状連結部材から上方に突出し
ており、特に浴場などでこの排水口用フィルタを置く目
皿が床面と同じレベルである場合には、突出した固い中
心用棒状部材の頭部が入浴者に危険な感じを与えること
がある。
【0017】特許第2992268号の発明では基板部
を越えて下方に突出した中心用棒状部材の下方先端を目
皿の孔に挿入しているので、排水の流れに対してある程
度までは排水口用フィルタを定位置に固定することがで
きる。
【0018】更に排水の流れが強い場合には、この特許
第2992268号の発明ではフィルタ固定用操作部材
で目皿の桟を挟んで固定することができるが、この挟む
操作が面倒に感じることがある。特に、目皿には種々の
形状、大きさがあり、その孔の位置も種々であるので、
フィルタ固定用操作部材によりうまく固定できないこと
がある。例えば、目皿の凹んでいる形状の場合に、フィ
ルタ固定用操作部材が目皿に届かず、固定できなかっ
た。
【0019】
【発明の目的】本発明は、上述した従来技術、特に特許
第2992268号の発明の問題点を解消して、ほぼ平
らな床面に設定された目皿上に置いても危険を感じず、
また種々の目皿に対しても、より一層簡単に装着するこ
とができる排水口用フィルタを提供することを目的とす
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明は、基板部、該基
板部のほぼ対向する箇所を連結し山形形状をしたアーチ
状連結部材、および前記アーチ状連結部材の中心部に設
けられた中心部材からなり、該中心部材に複数のピンが
進退可能に設けられていることを特徴とする排水口用フ
ィルタにより、上記の目的を達成する。
【0021】ゴミ捕集用フィルタは毛髪、あか、布くず
等のゴミを捕集するものであり、その材質は合成繊維、
天然繊維等からなる所謂ネット(例えば、果物等を収納
するネットと同様なもの)、織編物(例えば、ストッキ
ングやメリヤス地等と類似のもの)、不織布(例えば、
台所用のゴミ収納袋に用いられフィルタ作用のあるも
の)等を用いることができ、ゴミ捕集用フィルタ7とし
て適度の収縮力を有することが好ましい。特に、互いに
逆方向に回転する2つの金型を有するネット成型ダイで
押出して菱形形状の網目構造に製造された低密度ポリエ
チレン等の合成樹脂製の筒状ネット(アルファダイヤネ
ット等の商品名で販売されている)であって、定常状態
で幅方向に縮まって棒状になっているとともに12〜2
0cmの長さを有し、筒状ネットは2つ折り状態で幅方
向に引っ張った長さが20〜30cmであるとともに周ま
わりに80〜120個の目数の菱形の網目を具備してい
るものを本発明のゴミ捕集用フィルタ7として用いるこ
とが好ましい。
【0022】本発明においては、ゴミ捕集用フィルタの
一端部を中心部材に挿入して固定してもよく、または排
水口用フィルタの上からゴミ捕集用フィルタを被せるだ
けでもよい。いずれにしても、特許第2992268号
の発明のように中心用棒状体の頭部が排水口用フィルタ
から突出せず、排水口用フィルタをほぼ平らな床面の目
皿上に置いても、柔軟なゴミ捕集用フィルタが膨らんで
いるだけであって、入浴者が危険を感じたりすることが
ない。
【0023】また、本発明においては、中心部材に複数
のピンが進退可能に設けられ、中心部材から下方へ突出
したピンが目皿の孔に進入し、または凹部付き目皿の壁
面に向けて進出するようになっている。このため、孔の
大きさや形状の異なる種々の目皿に対し、本発明の排水
口用フィルタを容易に固定することができる。
【0024】複数のピンは中心部材から垂直方向に昇降
するようにしてもよく、または、複数のピンはその下方
先端が外側に傾斜して進退可能であってもよい。
【0025】中心部材がゴミ捕集用フィルタの一端部を
挿入して取付けるためのフィルタ係止部を具備している
場合には、フィルタ係止部が、中心部材に形成された開
口であってもよい。この場合に、開口は中心部材の上面
から底面まで貫通していてもよいし、または中心部材の
上面からゴミ捕集用フィルタの一端部を収納できる程度
の深さの凹部となっていてもよい。
【0026】フィルタ係止開口に、フィルタ係止開口の
内部に向けて突出してフィルタの一端部に係合する突起
を形成してもよいし、または、ゴミ捕集用フィルタの一
端部を偏平状としており、フィルタ係止開口の周面に偏
平状フィルタ端部と係合する溝が形成されていてもよ
い。
【0027】また、フィルタ係止開口の壁面と間隙をあ
けて板部材が設けられ、板部材と壁面との間でゴミ捕集
用フィルタの一端部を挟持するようにしてもよい。更
に、フィルタ係止部が、その間にゴミ捕集用フィルタの
一端部を挟持する少なくとも2枚の板部材からなってい
てもよい。なお、後者の場合に、製作の容易さおよびコ
ンパクトさから、板部材の数は一対とすることが好まし
いが、場合によっては板部材を3枚以上としてもよい。
この構造の中心部材によれば、板部材の弾性によってゴ
ミ捕集用フィルタを挟持するので、ゴミ捕集用フィルタ
の一端部の寸法の許容公差を大きく取ることができる。
特に、ゴミ捕集用フィルタの一端面が熱融着されてお
り、板部材に直交して断面をとった場合に熱融着部が小
判状断面形状をしていると、板部材によりゴミ捕集用フ
ィルタの一端面を確実に保持でき、好ましい。
【0028】フィルタ係止部を上述したような構成とす
ることにより、ゴミ捕集用フィルタの一端部をフィルタ
係止部に挿入して簡単に固定することができる。
【0029】更に本発明によれば、排水口用フィルタの
ゴミ捕集用フィルタに捕集された毛髪、あか、布くず等
のゴミが人目に触れないようにして浴室などの美観を維
持できるフィルタカバーを具備した排水口用フィルタを
提供する。すなわち、基板部、該基板部のほぼ対向する
箇所を連結し山形形状をしたアーチ状連結部材、および
前記アーチ状連結部材の中心部に設けられた中心部材か
らなり、該中心部材に係合して基板部およびアーチ状連
結部材の上側を覆うフィルタカバーを具備していること
を特徴とする排水口用フィルタが提供される。
【0030】
【実施例】以下添付図面を参照して、本発明を詳細に説
明する。図1および図2は本発明に係る排水口用フィル
タ10の第一実施例の平面図および断面図である。本発
明の排水口用フィルタ10は、基板部1、基板部1のほ
ぼ対向する箇所を連結し山形形状をしたアーチ状連結部
材2、およびアーチ状連結部材2の中央に取着された中
心部材3からなっている。
【0031】好ましくは、基板部1は排水口よりも大き
い大きさであり、円形またはその他の適宜な形状をして
いる。通常用いられている排水口の大きさを考慮する
と、基板部1は外径が100〜120mmの円形形状と
することが好ましく、実施例においては、直径116m
mの円形形状としている。
【0032】この基板部1の下面1aは平な面となって
おり、その上面に上述のように基板部1のほぼ対向する
箇所を連結し山形形状をしたアーチ状連結部材2が取着
されている。なお、図示した実施例では2本のアーチ状
連結部材を、図1に示すように、十字状に設けている。
アーチ状連結部材2の中央部、すなわち、山になってい
る部分の頂点近傍に、中心部材3の本体部分がアーチ状
連結部材2と一体に設けられている。
【0033】基板部1、アーチ状連結部材2および中心
部材3の本体部分の材質は、硬質ゴム、プラスチック、
金属の何れでもよいが、成型の容易さからプラスチック
とすることが好ましい。
【0034】図示した実施例においては、基板部1とア
ーチ状連結部材2と中心部材3の本体部分とを一体成型
しているが、適宜それらを別体に成型した後で、一体的
に組立ててもよい。
【0035】本実施例の中心部材3の構造を以下に説明
する。図示した実施例の中心部材3本体部分は図1に示
すように円形の上面部3hを有しており、その中央部は
図2に示すように小円筒3bに連なっていて軸方向に貫
通した開口3aが形成されている。図2に示す開口3a
は中心部材3の本体部分の上面部3hから底面まで貫通
しており、上面部3h側が朝顔のように拡開している。
なお、開口3aは所定深さの凹部であってもよい。更に
図2に示すように、中心部材3の本体部分の上面部3h
の外周は円筒3cに連なっている。
【0036】上述した小円筒3bの内周面には適宜の数
(図示した実施例では3個)の突起3eが周方向に等間
隔で形成されており、後述するようにゴミ捕集用フィル
タ7の一端部7bを係止するようになっている。
【0037】円筒3cの内周と小円筒3bの外周との間
に環状空間3dが形成されている。図2に示すように中
心部材3の本体部分に形成された環状空間3dの下端部
に、外径が円筒3cの内径より僅かに小さい円板からな
り、小円筒3bの外径より僅かに大きい径の孔を有し、
ドーナツ形状をした固定板4が装着され、適宜、接着
剤、ビスなどで固定されており、この固定板4も中心部
材3の一部を構成している。この固定板4には複数(図
示した実施例では8本)のピン5を上下方向に進退可能
に装着可能である。なお、ピン5は円柱部分5aと円柱
部分5aの一端に形成され円柱部分5aより大径の頭部
5bからなっている。ピン5の材質は、金属、プラスチ
ック、硬質ゴムの何れでもよいが、強度面から金属とす
ることが好ましく、実施例においては強度とともに抗菌
性がある銅製のピンを用いて汚れ難くしている。
【0038】この実施例においては、固定板4には複数
のピン5を3種類のパターンで装着可能である。すなわ
ち、図3において、中心部材3の中心から半径rの円
周上に等間隔に形成された8つの第1のピン装着孔4
a、同じく中心部材3の中心から半径r(なお、r
>r)の円周上に等間隔に形成された8つの第2のピ
ン装着孔4b、および一端が上記半径rの円周の近傍
に位置し他端が固定板4の外周に達して切欠き状となっ
た8つの第3のピン装着孔4cである。なお、図2およ
び図3ではピン挿着孔4aにピン5が挿着された状態が
示されている。
【0039】上記第1および第2のピン装着孔4a、4
bは固定板4の板面に直角に形成されている(図2参
照)。これにより、ピン5は第1および第2のピン装着
孔4a、4b内で垂直に移動可能である。
【0040】本発明の排水口用フィルタ10を目皿8の
上に置いた場合に、目皿8の孔8aと一致していないピ
ン5は図2に示すように目皿8の桟に当り、下方への下
降が阻止される。これに対して、ピン5が目皿8の孔8
aと一致していると、図8に示すように、ピン5は下方
へ下降して目皿8の孔8aに入り、これにより排水口用
フィルタ10が固定される。
【0041】なお、目皿8が図4に示すように浅く凹ん
でいるなどして、ピン5の長さが不十分な場合には、長
いピン5に代えてもよい。このように長いピン5を用い
ると、ピン5の先端は常時固定板4から下方に突出して
いるので、図4に示すように排水口用フィルタ10を凹
んだ目皿8にも装着固定することができる。
【0042】一方、第3のピン装着孔4cは下側が外向
きに傾斜しており、ピン5は第3のピン装着孔4c内を
斜めに昇降する。この場合には長いピン5を用いること
が好ましい。これにより、例えば図5に示すような特殊
形状の目皿8にあっても、ピン5が目皿8の凹みの内壁
面8bに接触して固定することができる。また、目皿8
の凹みが大きく、ピン5の先端と目皿8の凹みの内壁面
8bとの間に図5に示すような隙間がある場合も、排水
により排水口用フィルタ10が僅かに移動されると、ピ
ン5の先端が内壁面8bに接触し、排水口用フィルタ1
0は、それ以上移動することなく、固定される。
【0043】なお、第3のピン装着孔4cを斜めに正確
に形成することは成型工程が複雑化するので、第3のピ
ン装着孔4cを固定板4の外周側を切欠いた形状とし、
ピン5の円柱部分5aをガイドする当て部材6を固定板
の切欠いた側に切欠きを跨ぐようにして設け、ピン挿着
孔4cの傾斜下端4dと当て部材6によりピン5の円柱
部分5aを支承して、ピン5が外向きに傾斜するように
しててもよい(図5参照)。
【0044】本発明のゴミ捕集用フィルタ7の材質は合
成繊維、天然繊維等からなる所謂ネット(例えば、果物
等を収納するネットと同様なもの)、織編物(例えば、
ストッキングやメリヤス地等と類似のもの)、不織布
(例えば、台所用のゴミ収納袋に用いられフィルタ作用
のあるもの)等を用いることができ、ゴミ捕集用フィル
タ7として適度の収縮力を有することが好ましい。
【0045】本発明のゴミ捕集用フィルタ7の一実施例
を図6に示す。このゴミ捕集用フィルタ7は、定常状態
で幅方向に縮まって棒状になっているとともに12〜2
0cm(一実施例では13.5cm)の長さを有する合成樹
脂(本実施例では低密度ポリエチレン)製の筒状ネット
(商品名:アルファダイヤネット)からなっており、筒
状ネットは2つ折り状態で幅方向に引っ張った長さが2
0〜30cm(本実施例では25cm)であるとともに周ま
わりに80〜120個(本実施例では80個)の目数の
菱形の網目を具備している。基板部1の外径が100〜
120mmの円形形状(本実施例においては、基板部1が
直径116mmの円形形状)としているので、ゴミ捕集
用フィルタ7の長さが上記の範囲未満であると、排水口
用フィルタ10へ取付け難くなったり取付けたゴミ捕集
用フィルタ7が排水口用フィルタ10から外れ易くな
る。また、ゴミ捕集用フィルタ7の長さが上記の範囲を
越えると、ゴミ捕集用フィルタ7の中心部材の上方に突
出した部分が長くなり過ぎ、排水口用フィルタ10を取
付けた状態での取り扱いが不便になる。ゴミ捕集用フィ
ルタ7の2つ折り状態で幅方向に引っ張った長さが20
〜30cmとすることにより、通常用いられる基板部1
(本実施例では基板部1の直径が116mm)への取付け
が容易に行なえる。ゴミ捕集用フィルタ7の目数を上記
の範囲より少なくすると、目が粗くなるため、毛髪、あ
か、布くず等のゴミ、特に毛髪を効率よく捕捉できず、
また、上記の範囲より多くすると、目が過度に細かくな
るため、目詰まりを生じ易い。図6(a)に示すような
筒状をした網ネットを、図6(b)に示すようにその一
端部(フィルタの取付口端部)7bを、例えばゴムリン
グまたは接着剤などのフィルタ結束部材により固めた
り、加熱融着により固めたりする(図示した実施例で
は、その加熱融着7aした端面状態は図6(c)に示す
ように略円形をしている)ことが好ましい。フィルタ7
の他端7cは自由としてゴミ捕集用フィルタ7を形成す
る。
【0046】ゴミ捕集用フィルタ7は、軸芯に対して直
交する方向(幅方向)に伸縮性をもっており、図6に示
した円筒状のネットが通常は図6(b)に示すように幅
方向が縮まって棒状になっている。このゴミ捕集用フィ
ルタ7の結束端部7bを、中心部材3の中央のフィルタ
係止用開口3aに挿入し、開口3aの上部に三ケ所ある
フィルタ係止突起3eにより係止させ、図7に示すよう
にゴミ捕集用フィルタ7を上向きに立てる。このフィル
タ結束端部7b部分は、三ケ所のフィルタ係止突起3e
により囲まれた内径寸法に対して、その外径寸法が大き
くなっているとともに、弾性を有しているので、容易に
係止できるようになっている。次に、図8に示すよう
に、ゴミ捕集用フィルタ7の自由端7cを開きながら下
方に折り返し、中心部材3の上方に隆起形状を作りなが
ら基板部1の外側から底部に折り込み、このゴミ捕集用
フィルタ7の自由端7cを中心部材3の円筒3c外周面
まで導く。このようにして、ゴミ捕集用フィルタ7は排
水口用フィルタ10の上下で二重になる。このように構
成された排水口用フィルタ10を、図8のように排水口
の目皿8の上に置く。
【0047】排水口用フィルタ10を排水口目皿8に固
定する方法は、中心部材3の中央にある固定板4(図3
参照)に、上述のように、3種類のパターンからなる固
定ピン装着孔4a、4b、4cが配置されており、目皿
8の孔8aの形状に合せて適宜のピン装着孔4a、4
b、4cに固定ピン5が挿入されている。
【0048】これら複数の固定ピン5は、自由自在に上
下するようになっており、その先端と排水口目皿8の孔
8aとの位置が合致するところで固定ピン5が落下して
固定される。すなわち、排水口用フィルタ10のピン5
の位置が目皿8の孔8aに合っているときには、図8に
示すようにピン5が目皿8の孔8aに進入する。また、
ピン5が目皿8の孔8aとずれている場合においても
(図2参照)、排水口用フィルタ10を僅かに移動させ
たり、その軸線回りに左右に軽く捩ることにより、複数
のピン5の幾つかが目皿8の孔8aに進入する。これに
より、排水口用フィルタ10は目皿8に固定され、排水
が勢よく流れた場合にも移動することはなくなる。
【0049】排水口に流れ込む排水は渦巻き現象を生起
する。図8のように排水口に設置された排水口用フィル
タ10は、図9に示す部位kにおいてこの渦巻き作用の
軸芯となり、排水はこの部分を通過しないため、ゴミが
付着せずきれいな部位を形成する。また、ゴミの混じっ
た排水は、部分iおよびjの2重になったフィルタ部分
を通過することになり、髪の毛その他のゴミ9a(図9
参照)はゴミ捕集用フィルタ7の部分i上に捕集され
る。部分iで濾過できなかった細かいゴミ9bは更にゴ
ミ捕集用フィルタ7の部分jで濾過され、排水中のゴミ
の捕捉効率が高められる。
【0050】上述の部分kは、ゴミを処理する際に排水
口用フィルタ10を手指により摘み取り、更にフィルタ
を中心部材3から引き抜くためのポジションでもある。
これによりゴミに触れることなく衛生的に破棄すること
ができる。
【0051】次に図10〜図12を参照して、本発明の
別の実施例を説明する。この実施例においても、上述し
た実施例と同様にフィルタ係止部に形成された開口にゴ
ミ捕集用フィルタを取付るようになっている。前述した
実施例における排水口用フィルタ10のフィルタ係止開
口3aの内部に向けて突出してゴミ捕集用フィルタ7の
一端部に係合する突起3eに代えて、図10(a)に示
すように、フィルタ係止開口3aの周面に一対の溝3f
が対向して形成されている。この実施例に用いるゴミ捕
集用フィルタ7の端部7bは図11(a)に示すよう
に、偏平状態で固化されており、図12に示すように、
このネット状フィルタ7の端部7bの偏平部分を一対の
溝3fに係合させてゴミ捕集用フィルタ7を排水口用フ
ィルタ10に取着することができる。
【0052】更に別の実施例を図13〜図15に示す。
図13(a)および(b)に示すように、この実施例に
おいては中心部材3の開口3a内部に、下端部が中心部
材3の本体部分に形成された小円筒3bに連なり、その
間に所定の間隙を形成した一対の板部材3gを上向きに
形成しており、この板部材3gの間隙に図15に示すよ
うに、ゴミ捕集用フィルタ7の端部7bを挿入し、板部
材3gの弾性によってゴミ捕集用フィルタ7を挟持して
保持する。なお、一対の板部材3gは中心部材3に設け
られていればよく、上述の実施例のように中心部材3の
本体部分に設けてもよく、場合によっては、少なくとも
一対の板部材を固定板4から屹立して設けてもよい。更
に一対の板部材を中心部材(中心部材3の本体部分また
は固定板4)に設ける代わりに、少なくとも一枚の板部
材を中心部材3のフィルタ係止開口の壁面と間隙を開け
て設け、フィルタ係止開口の壁面と板部材との間でゴミ
捕集用フィルタ7の端部7bを挟持するようにしてもよ
い。図14に本実施例に用いることができるゴミ捕集用
フィルタ7の一例を示している。このゴミ捕集用フィル
タ7の一端面7bが熱融着7aされており、ゴミ捕集用
フィルタ7の軸線に直交して断面をとった場合に、図1
4(c)に示すように、熱融着部が小判状断面形状をし
ている。このように、熱融着部が小判状断面形状をして
いることにより、板部材3gによりゴミ捕集用フィルタ
7の一端面7bを確実に保持でき、好ましい。
【0053】この実施例によれば、ゴミ捕集用フィルタ
7の端部7bの形状や寸法の許容公差はシビアでなくな
り、両板部材3gで挟持できる範囲内において、ゴミ捕
集用フィルタの端部の形状を適宜変えたり許容公差を大
きく取ることができ、前述した図6、図11に示したゴ
ミ捕集用フィルタ7も使用できる。
【0054】図16および図17を参照して、フィルタ
カバーを具備した排水口用フィルタの実施例を説明す
る。この実施例の排水口用フィルタ10の本体構造は前
述した実施例と同様であり、基板部1、基板部1のほぼ
対向する箇所を連結し山形形状をしたアーチ状連結部材
2、およびアーチ状連結部材2の中心部に設けられた中
心部材3からなっている。更に本実施例では、排水口用
フィルタ10に装着したゴミ捕集用フィルタ7に捕集さ
れた毛髪、あか、布くず等のゴミが人目に触れないよう
にして浴室などの美観を維持できるフィルタカバー20
を具備している。
【0055】図16に示すように、フィルタカバー20
は表面20aが緩く傾斜した笠形状をしており、その中
央部に中心部材3と同程度の大きさの開口20bが形成
されており、開口20bは内側に曲がって管状部分20
cとなっている。管状部分20cからは適宜の数(実施
例では4本)の脚部20dが下向きに突設されている。
図17に示すように、脚部20dの肩部は中心部材3の
上面部3hに係合して、排水口用フィルタ10の基板部
1およびアーチ状連結部材2の上側を覆い、排水口用フ
ィルタ10に装着したゴミ捕集用フィルタ7に捕集され
た毛髪、あか、布くず等のゴミが人目に触れないように
している。なお、図16に示すフィルタカバー20を具
備した排水口用フィルタを洗面台の排水口に取着するこ
とにより、洗面台の美観を損なうことなく、洗面台の前
で髪の毛を梳かした際などに抜けた毛髪を効率よく捕集
できる。この場合には、ピン5の先端を洗面台の排水口
に挿入させることにより、排水口用フィルタを定位置に
保持できる。
【0056】以上の実施例においては、中心部材3のフ
ィルタ係止部に筒状形状のゴミ捕集用フィルタ7の閉じ
られた一端7bを挿入して固定した後で、アーチ状連結
部材2の頂点の上方でゴミ捕集用フィルタ7の自由端7
cを開きながら下方へ折返し中心部材3の上方に隆起形
状を作りながら基板部1の外側から底部に折り込み、ゴ
ミ捕集用フィルタ7でアーチ状連結部材および基板部1
を包んでいた。別の実施態様として、図18に示すよう
に、筒状形状のゴミ捕集用フィルタ7の閉じられた一端
7bをアーチ状連結部材2に被せ、ゴミ捕集用フィルタ
7の自由端7cを折り返さずにそのまま基板部1を越さ
せた後に、ゴミ捕集用フィルタ7の自由端7cで基板部
1を包むようにしてもよい。この場合に、ゴミ捕集用フ
ィルタ7の自由端7cを中心部材3の円筒3cの外面ま
で導くことが好ましい。また、図18(a)に示すよう
に、ゴミ捕集用フィルタ7の一端7bを熱融着7aなど
により閉じてもよいが、この態様では、図18(b)に
示すように、ゴミ捕集用フィルタ7の一端7bを開放し
たままとしてもよい。
【0057】
【発明の効果】本発明は、基板部、該基板部のほぼ対向
する箇所を連結し山形形状をしたアーチ状連結部材、お
よび前記アーチ状連結部材の中心部に設けられた中心部
材からなり、該中心部材に複数のピンが進退可能に設け
られていることを特徴とする排水口用フィルタである。
【0058】本発明においては、ゴミ捕集用フィルタの
一端部を中心部材に挿入して固定してもよく、または排
水口用フィルタの上からゴミ捕集用フィルタを被せるだ
けでもよい。いずれにしても、特許第2992268号
の発明のように中心用棒状体の頭部が排水口用フィルタ
から突出せず、排水口用フィルタをほぼ平らな床面の目
皿上に置いても、入浴者が危険を感じたりすることがな
い。なお、本発明の排水口用フィルタは平らな床面に置
くことに限らず、ユニットバスの排水用凹部内に取付け
てもよい。
【0059】また、本発明においては、中心部材に複数
のピンが進退可能に設けられており、中心部材から下方
へ突出したピンが目皿の孔に進入し、または凹部付き目
皿の壁面に向けて進出するようになっている。このた
め、孔の大きさや形状の異なる種々の目皿に対し、本発
明の排水口用フィルタを容易に固定することができる。
【0060】複数のピンは中心部材から垂直方向に昇降
するようにしてもよく、または、複数のピンはその下方
先端が外側に傾斜して進退可能であってもよい。
【0061】中心部材はゴミ捕集用フィルタの一端部を
挿入して取付けるためのフィルタ係止部を具備していて
もよく、フィルタ係止部が、中心部材に形成された開口
であってもよい。この場合に、フィルタ係止開口に、フ
ィルタ係止開口の内部に向けて突出してフィルタの一端
部に係合する突起を形成してもよいし、または、ゴミ捕
集用フィルタの一端部を偏平状としており、フィルタ係
止開口の周面に偏平状フィルタ端部と係合する溝が形成
されていてもよい。
【0062】更に、フィルタ係止部が、その間にゴミ捕
集用フィルタの一端部を挟持する一対の板部材からなっ
ていてもよい。この構造の中心部材によれば、板部材の
弾性によってゴミ捕集用フィルタを挟持するので、ゴミ
捕集用フィルタの一端部の寸法の許容公差を大きく取る
ことができる。
【0063】フィルタ係止部を上述したような構成とす
ることにより、ゴミ捕集用フィルタの一端部をフィルタ
係止部に挿入して簡単に固定することができる。
【0064】更に本発明によれば、排水口用フィルタの
ゴミ捕集用フィルタに捕集された毛髪、あか、布くず等
のゴミが人目に触れないようにして浴室などの美観を維
持できるフィルタカバーを具備した排水口用フィルタが
提供される。
【図面の簡単な説明】
【図1】排水口用フィルタの第一実施例の平面図であ
る。
【図2】図1に示す排水口用フィルタのA−A断面図で
ある。
【図3】図1に示す排水口用フィルタの底部平面図であ
る。
【図4】浅く凹んだ目皿に排水口用フィルタを装着する
状態を示す断面図である。
【図5】深く凹んだ目皿に排水口用フィルタを装着する
状態を示す断面図である。
【図6】ゴミ捕集用フィルタを示し、(a)は軸芯に対
して直交する方向に伸ばした態様の側面図であり、
(b)は使用状態での側面図、図6(c)はゴミ捕集用
フィルタの取付口端部の端面図である。
【図7】排水口用フィルタにゴミ捕集用フィルタを係止
させた断面図である。
【図8】排水口用フィルタにゴミ捕集用フィルタを装着
させ、排水口目皿の上に設置した断面図である。
【図9】当該排水口用フィルタを排水口へ設置した際
に、フィルタ部分でゴミが付着しないきれいな部位並び
にゴミを捕捉する部位を表わした説明図である。
【図10】別の実施例を示し、(a)は排水口用フィル
タの平面図、(b)は(a)のB−B断面図である。
【図11】図10の実施例に用いるゴミ捕集用フィルタ
の端部を示し、(a)は正面図、(b)は側面図、
(c)は底面図である。
【図12】図10に示す排水口用フィルタに図11に示
すゴミ捕集用フィルタを装着する状態を示す断面図あ
る。
【図13】更に別の実施例を示し、(a)は排水口用フ
ィルタの平面図、(b)は(a)のC−C断面図であ
る。
【図14】図13の実施例に用いるゴミ捕集用フィルタ
を示し、(a)は正面図、(b)は側面図、(c)は底
面図である。
【図15】図13に示す排水口用フィルタに図14に示
すゴミ捕集用フィルタを装着する状態を示す断面図あ
る。
【図16】フィルタカバーの一実施例を示し、(a)は
平面図、(b)は(a)のD−D断面図である。
【図17】図16に示したフィルタカバーの実施例を具
備した排水口用フィルタの断面図である。
【図18】ゴミ捕集用フィルタを別な取付け方をした実
施態様を示す排水口用フィルタの断面図であり、(a)
では一端7bが熱融着7aなどにより閉じたゴミ捕集用
フィルタ7を用いており、(b)では一端7bが開放し
たままのゴミ捕集用フィルタ7を用いている。
【符号の説明】
1 基板部 1a 基板部の下面 2 アーチ状連結部材 3 中心部材 3a 開口 3b 小円筒 3c 円筒 3d 環状空間 3e 突起 3f 溝 3g 板部材 4 固定板 4a、4b、4c ピン装着孔 5 ピン 5a ピンの円柱部分 5b ピンの頭部 7 ゴミ捕集用フィルタ 7a 熱融着部 7b ゴミ捕集用フィルタの一端部 7c ゴミ捕集用フィルタの自由端部 8 排水口目皿 8a 目皿の孔 9a、9b ゴミ 10 排水口用フィルタ 20 フィルタカバー 20a フィルタカバーの表面 20b 開口 20c 管状部分 20d 脚部
【手続補正書】
【提出日】平成14年2月18日(2002.2.1
8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図15
【補正方法】変更
【補正内容】
【図15】

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基板部、該基板部のほぼ対向する箇所を
    連結し山形形状をしたアーチ状連結部材、および前記ア
    ーチ状連結部材の中心部に設けられた中心部材からな
    り、該中心部材に複数のピンが進退可能に設けられてい
    ることを特徴とする排水口用フィルタ。
  2. 【請求項2】 前記複数のピンはその下方先端が外側に
    傾斜して進退可能であることを特徴とする請求項1に記
    載の排水口用フィルタ。
  3. 【請求項3】 前記中心部材はゴミ捕集用フィルタの一
    端部を挿入して取付けるためのフィルタ係止部を具備
    し、該フィルタ係止部が、前記中心部材に形成された開
    口であることを特徴とする請求項1または2に記載の排
    水口用フィルタ。
  4. 【請求項4】 前記フィルタ係止開口に、該フィルタ係
    止開口の内部に向けて突出して前記フィルタの一端部に
    係合する突起を有することを特徴とする請求項3に記載
    の排水口用フィルタ。
  5. 【請求項5】 前記ゴミ捕集用フィルタの一端部を偏平
    状としており、前記フィルタ係止開口の周面に該偏平状
    フィルタ端部と係合する溝が形成されていることを特徴
    とする請求項3に記載の排水口用フィルタ。
  6. 【請求項6】 前記フィルタ係止開口の壁面と間隙をあ
    けて板部材が設けられ、該板部材と壁面との間で前記ゴ
    ミ捕集用フィルタの一端部を挟持するようにしたことを
    特徴とする請求項3に記載の排水口用フィルタ。
  7. 【請求項7】 前記中心部材はゴミ捕集用フィルタの一
    端部を挿入して取付けるためのフィルタ係止部を具備
    し、該フィルタ係止部が、その間に前記ゴミ捕集用フィ
    ルタの一端部を挟持する少なくとも2枚の板部材からな
    ることを特徴とする請求項1または2に記載の排水口用
    フィルタ。
  8. 【請求項8】 前記端面が熱融着され、該熱融着部が小
    判状断面形状をしており、請求項6または7に記載の排
    水口用フィルタに使用するものであることを特徴とする
    ゴミ捕集用フィルタ。
  9. 【請求項9】 定常状態で幅方向に縮まって棒状になっ
    ているとともに12〜20cmの長さを有する合成樹脂
    製の筒状ネットからなり、該筒状ネットは2つ折り状態
    で幅方向に引っ張った長さが20〜30cmであるととも
    に周まわりに80〜120個の目数の菱形の網目を具備
    しており、請求項1〜7の何れか1項に記載の排水口用
    フィルタに使用するものであることを特徴とするゴミ捕
    集用フィルタ。
  10. 【請求項10】 基板部、該基板部のほぼ対向する箇所
    を連結し山形形状をしたアーチ状連結部材、および前記
    アーチ状連結部材の中心部に設けられた中心部材からな
    り、該中心部材に係合して基板部およびアーチ状連結部
    材の上側を覆うフィルタカバーを具備していることを特
    徴とする排水口用フィルタ。
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