JP2003206005A - 物品移載装置 - Google Patents

物品移載装置

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JP2003206005A
JP2003206005A JP2002008102A JP2002008102A JP2003206005A JP 2003206005 A JP2003206005 A JP 2003206005A JP 2002008102 A JP2002008102 A JP 2002008102A JP 2002008102 A JP2002008102 A JP 2002008102A JP 2003206005 A JP2003206005 A JP 2003206005A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】物品を収納棚に収納する際に、少し傾斜させた
状態で収納し得る物品移載装置を提供する。 【解決手段】収納棚に沿って走行する走行台車に昇降自
在に設けられた昇降台に、物品を両側から把持して収納
棚との間で物品の受渡しを行う物品受渡装置26を有
し、この物品受渡装置を、昇降台に走行方向である前後
方向にて移動自在に設けられた前部および後部移動体3
3,34と、これら各移動体に前後方向と直交する左右
方向で出退自在に設けられた左右の出退式把持部材37
A,37Bとから構成するとともに、各把持部材におけ
る物品との接触面となる把持板55A,55Bを、鉛直
面に対して所定角度でもって傾斜させるとともに、物品
の下向き側面を下方から支持する一方の把持板55Aの
表面積を、他方の把持板55Bの表面積よりも大きくし
たものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば物品を収納
する棚設備に設けられて、搬送用コンベヤと収納棚との
間で、物品を把持して受け渡しを行うための物品移載装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】物品を収納する収納棚が複数設けられた
棚設備には、例えば搬送用コンベヤなどにより搬送され
てきた物品を把持して、自動的に、収納棚に収納するた
めの物品移載装置(スタッカクレーンともいう)が設け
られている。
【0003】従来、この物品移載装置には、上下に設け
られた案内レールに案内されて収納棚に沿って走行移動
する正面視が矩形状にされた走行台車と、この走行台車
の左右の支柱部に案内されるとともに、その中央に形成
された昇降用空間部内に昇降自在に配置された昇降台
(キャリッジともいう)と、この昇降台に設けられて収
納棚および搬送用コンベヤとの間で、物品の受け渡しを
行う物品受渡装置とが具備されていた。
【0004】ところで、比較的、背の高い物品をコンベ
ヤにて搬送する場合、横に寝かせた水平姿勢で行われる
とともに、その搬送時の荷姿である水平姿勢でもって、
上記物品移載装置によりそのまま収納棚に移載されてい
た。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、例えば物品が
切花などを収納した背の高い箱である場合、搬送時の荷
姿で収納棚に収納するよりは、物品を少し傾斜させた状
態で収納することが望まれている。
【0006】そこで、本発明は、物品を収納棚に収納す
る際に、少し傾斜させた状態で収納し得る物品移載装置
を提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、本発明の請求項1に係る物品移載装置は、収納棚に
沿って移動される移動手段と、この移動手段に設けられ
て物品を両側から把持して、当該移動手段側と収納棚側
または荷受け部側との間で物品の受渡しを行い得る物品
受渡手段とを有する物品移載装置であって、上記物品受
渡手段を、上記移動手段側にその移動方向に沿って移動
自在に設けられた一対の移動体と、これら各移動体に上
記移動手段の移動方向と直交する方向で且つ当該移動手
段の外方に対して出退自在に設けられた物品の把持部材
とから構成するとともに、上記各把持部材における物品
との接触面を、鉛直面に対して所定角度でもって傾斜さ
せるとともに、物品の下向き側面を下方から支持する一
方の把持部材の接触面を、他方の把持部材の接触面より
も大きくしたものである。
【0008】また、請求項2に係る物品移載装置は、請
求項1に記載の装置において、一対の移動体の移動方向
を水平方向としたものである。さらに、請求項3に係る
物品移載装置は、請求項1または2に記載の装置におい
て、把持部材による物品の把持位置を物品の下部とした
ものである。
【0009】上記物品移載装置の構成によると、背の高
い物品が傾斜姿勢にされている場合に、物品の下向き側
面を支持する把持部材の移動量を少なくしているので、
物品を支持する際または物品を解放する際に、その支持
側の側面に対する接触度合い(衝撃力)が小さくなるた
め、物品が傷むのを防止し得る。
【0010】また、移動手段側に傾斜支持部を設けたの
で、物品を傾斜姿勢にて、安定した状態で移動させ得
る。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態に係る
物品移載装置を、図1〜図11に基づき説明する。
【0012】本実施の形態における物品移載装置は、物
品として例えば切花を入れた背の高い箱を移載するのに
適しており、このような物品を収納棚に収納させる際
に、切花の日持ちを長くするために、鉛直姿勢から少し
の角度(例えば、10度程度、水平面に対する傾斜角で
言えば80度である)でもって傾斜した状態(以下、傾
斜姿勢という)で、収納棚に収納するようにした棚設備
に具備されるものである。
【0013】この棚設備を、図1に基づき概略的に説明
すると、例えば左右に一対立設された物品1の収納棚2
と、これら両収納棚2の間に形成された作業用通路3内
に且つ収納棚2に沿って走行自在に設けられて物品1を
収納棚2との間で受け渡すための本発明に係る物品移載
装置(スタッカクレーンともいう)4とから構成されて
おり、またこれら両収納棚2の近傍、特に作業用通路3
の一端寄り位置(図1の右側位置)には、物品1の搬入
出を行う搬入用コンベヤ5(5A)および搬出用コンベ
ヤ5(5B)が配置されている。
【0014】ここで、上記収納棚2の概略構成を、図2
に基づき説明しておく。この収納棚2は、図2(a)お
よび(b)に示すように、例えば3個の物品1を傾斜姿
勢で収納する収納部11が上下左右に多数設けられたも
のであり、各収納部11には、床板12と、所定大きさ
の開口(間口)を有するように配置された仕切材(パイ
プなどが用いられる)13と、これら隣接する仕切材1
3,13間にて、上記所定開口を例えば3等分するよう
に3本並行に配置されて物品1をそれぞれ傾斜姿勢にて
保持する棒状の受け材14とが設けられており、またそ
の床板12には、傾斜姿勢での当該物品1の底面を支持
する傾斜面15aを有する傾斜支持部15が、各受け材
14間に応じて3箇所に設けられている。
【0015】なお、図1においては、作業用通路3の両
側に収納棚2を設けたものとして図示したが、例えば各
収納棚2の背面側にも収納部を設ける場合があり、その
場合には、図2(b)の仮想線にて示すように、各受け
材14が背面側の収納部11′まで延設されて、当該収
納部11′の受け材14′として兼用され、勿論、この
収納部11′には傾斜支持部15′が設けられている。
【0016】また、コンベヤ5による物品の搬送時に
は、切花を寝かせた状態で、すなわち物品が水平姿勢の
状態で搬送されるため、当該物品を水平姿勢から傾斜姿
勢に起こすとともに、逆に、傾斜姿勢から水平姿勢に倒
す(寝かす)ための物品姿勢変更装置6が、各コンベヤ
5の収納棚1寄り位置(作業用通路寄り位置でもある)
に、それぞれ設けられている。なお、この物品の搬入出
を行うコンベヤ5側は、正確には、物品姿勢変更装置6
は物品移載装置4から見ると、荷受け部となる。
【0017】次に、本発明に係る物品移載装置4を、図
1および図3〜図7に基づき説明する。この物品移載装
置4は、図1に示すように、上下に設けられた案内レー
ル21,22に案内されて収納棚2に沿って走行移動す
るとともに側面視が矩形状に形成されて中央に昇降用空
間部23を有する走行手段としての走行台車(走行手
段)24と、この走行台車24の昇降用空間部23内
に、当該走行台車24を構成する左右の支柱材24aに
沿って昇降自在に設けられた昇降手段としての昇降台
(昇降手段)25と、この昇降台25に設けられて物品
1を左右から把持するとともに、当該昇降台25上と収
納棚2および物品姿勢変更装置6との間で物品1の受け
渡しを行い得る物品受渡手段としての物品受渡装置(物
品受渡手段)26とから構成されている。なお、図示し
ないが、上記走行台車24の下部の台車本体部24bに
は、下部案内レール22上を走行し得る走行輪およびそ
の走行用電動機が設けられ、また上部の連結フレーム部
24cには、上案内レール21に案内される案内輪が設
けられている。なお、上記走行台車24と昇降台25と
により移動手段が構成される。
【0018】そして、上記昇降台25は、図3および図
4に示すように、平面視矩形状に形成された昇降フレー
ム27と、この昇降フレーム27の前後位置(走行台車
の走行方向を前後方向と言い、さらに搬出入用コンベヤ
5側を前部と、その反対側を後部と言う)に設けられて
走行台車24の前後の支柱部24aに係合して上下方向
を案内する案内ローラとを有し、またこの昇降フレーム
27上には、傾斜姿勢での物品1の底面を支持する傾斜
面28aを有する傾斜支持部(収納部に設けられたもの
と同様のもの)28が設けられている。さらに、図示し
ないが、この昇降フレーム27には、各支柱材24a側
に配設された昇降用チェーンが連結されており、これら
両昇降用チェーンが走行台車24側に設けられた昇降用
電動機により駆動されて、当該昇降フレーム27が、す
なわち昇降台25が昇降用空間部23内を昇降される。
【0019】上記物品受渡装置26は、図3および図4
に示すように、昇降台25の昇降フレーム27上に前後
方向で配置された左右一対のレール状のガイド部材31
と、これら両ガイド部材31にスライド部材32を介し
て移動自在に案内される前部移動体33および後部移動
体34と、前部移動体33を少しの距離L1でもって前
後移動させる第1移動装置35と、後部移動体34を大
きい距離L2でもって前後移動させる第2移動装置36
と、上記各移動体33,34の上部の鉛直フレーム部3
3a,34aにそれぞれ設けられた出退式把持部材37
(37A,37B)と、これら各出退式把持部材37を
出退させる出退駆動装置38とから構成されている。
【0020】上記第1移動装置35は、昇降フレーム2
7側の前部に設けられた前部移動用電動機41と、この
前部移動用電動機41の出力軸部にその基端部が固定さ
れた駆動側アーム材42と、この駆動側アーム材42の
先端部と前部移動体33とを互いにピン部材にて連結す
る従動側アーム材43とから構成され、また上記第2移
動装置36は、昇降フレームの後部に設けられた後部移
動用電動機44と、この後部移動用電動機44の出力軸
部に取り付けられた駆動側プーリ45と、昇降フレーム
27の前方寄り位置に設けられた従動側プーリ46と、
これら両プーリ45,46間に無端状に巻回されるとと
もにその途中に上記後部移動体34が連結具47を介し
て連結された伝導用ベルト48とから構成されている。
【0021】したがって、上記前部移動用電動機41を
駆動して駆動側アーム材42を所定角度でもって往復回
転させると、従動側アーム材43を介して、すなわちリ
ンク機構を介して、当該前部移動体33が少しの距離L
1でもって前後移動されることになる。
【0022】また、上記後部移動用電動機44を駆動し
て伝導用ベルト47を往復移動させると、後部移動体3
4が大きい距離L2でもって前後移動されることにな
る。すなわち、これら両移動体33,34の前後移動に
より、当該両移動体33,34にそれぞれ取り付けられ
た出退式把持部材37A,37Bが互いに接近離間し
て、物品の把持および解放動作が行われるのであるが、
前部移動体33は、少しだけ移動して、例えば収納部1
1に収納された物品を、出退式把持部材37Aを介し
て、受け材14側から離す役目とともに物品を収納部1
1内に収納する際の基準位置(基準面)の役目を担うも
ので、一方、後部移動体34は前部移動体33側にて支
持した物品を完全に把持するために、物品の表面に接触
するまで移動させられて、所定の押圧力でもって物品を
押圧し得るように構成されている。また、上記後部移動
用電動機44には、物品の把持力が所定値以上にならな
いように、すなわち物品を傷めないように、トルク制限
手段としてのトルクリミッタ(図示せず)が設けられて
おり、物品を把持して所定のトルクが発生した時点で、
当該後部移動用電動機44が停止される。
【0023】次に、上記各出退式把持部材37(37
A,37B)はテレスコピック式のもので、図3および
図5〜図7に示すように、各移動体33,34の上部の
鉛直フレーム部33a,34aに、走行台車24の走行
方向である前後方向と直交する左右方向でそれぞれ取り
付けられた固定フォーク51(51A,51B)と、こ
の固定フォーク51に対して第1ガイド機構52を介し
て左右方向で移動可能に保持された第1可動フォーク5
3(53A,53B)と、この第1可動フォーク53に
対して第2ガイド機構54を介してやはり左右方向で移
動可能に保持されるとともに表面に物品に当接する把持
具としての把持板55(55A,55B)が設けられた
第2可動フォーク56(56A,56B)と、上記各第
1可動フォーク53を固定フォーク51に対して同時に
出退させる出退用駆動装置57と、上記第1可動フォー
ク53が出退する際に、当該第1可動フォーク53の移
動に連動して第2可動フォーク56を出退させるための
出退連動機構58とから構成されている。
【0024】上記第1ガイド機構52は、図3に示すよ
うに、固定フォーク51の上下の縁部に設けられたガイ
ド材(スライド材またはガイドローラが用いられる)6
1と、第1可動フォーク53の上下の縁部に形成されて
上記ガイド材61を案内するガイド溝62とから構成さ
れ、また上記第2ガイド機構54は、第1可動フォーク
53の前面中央に形成された凹状部53aの上下に形成
されたガイド溝63と、第2可動フォーク56の上下縁
部に設けられるとともに上記第1可動フォーク53のガ
イド溝63に案内されるガイド材(スライド材またはガ
イドローラが用いられる)64とから構成されている。
なお、各フォーク同士の関係について説明すると、固定
フォーク51の前面側に第1可動フォーク53が左右方
向で出退自在に配置されるとともに、第1可動フォーク
53の前面側に第1可動フォーク53が左右方向で出退
自在に配置されている。
【0025】また、上記出退駆動装置38は、図3およ
び図4に示すように、昇降フレーム27の中央部に前後
方向の軸心回りで回転自在に設けられるとともに外周面
にスプライン歯を有する回転軸体(スプライン軸であ
る)71と、昇降フレーム27の後端部に配置されて上
記回転軸体71を回転させる出退用電動機72と、上記
回転軸体71の前後位置でそれぞれスプライン歯(スプ
ライン連動機構)を介して係合されて回転される前部駆
動側歯車73および後部駆動側歯車74と、上記各移動
体33,34に回転自在に支持されるとともに上記前部
駆動側歯車73および後部駆動側歯車74にそれぞれ噛
合された前部従動側歯車75および後部従動側歯車76
と、上記各第1可動フォーク53側にそれぞれ取り付け
られて上記各従動側歯車75,76に噛合するラック歯
を有するラック部材77とから構成されている。
【0026】また、上記出退連動機構57は、図7に示
すように、固定フォーク51の一端側と第2可動フォー
ク56の一端側とを連結する連結材としての第1チェー
ン81と、固定フォーク51の他端側と第2可動フォー
ク56の他端側とを連結する連結材としての第2チェー
ン82と、上記第1可動フォーク53の他端側に回転自
在に設けられて上記第1チェーン81が外側から巻回さ
れた第1案内スプロケット83と、上記第1可動フォー
ク53の一端側に回転自在に設けられて上記第2チェー
ン82が外側から巻回された第2案内スプロケット84
とから構成されており、これら両チェーン81,82
は、固定フォーク51と第1可動フォーク53との間お
よび第1可動フォーク53と第2可動フォーク56との
間において、それぞれ交差するように(視覚的に言うな
らば、パンタグラフのように)設けられている。
【0027】上記出退連動機構57によると、各可動フ
ォーク53,56が固定フォーク51の中心部に位置し
ている退入状態において、出退用電動機72により回転
軸体71が回転されると、各歯車73〜76およびラッ
ク材77を介して、第1可動フォーク53が、所定方向
に例えば図7に示すように左側に移動されると、第2案
内スプロケット84に巻回されている第2チェーン82
が固定フォーク51側に引き込まれるため、第2可動フ
ォーク56の右端が当該第2案内スプロケット84側に
引き寄せられ、したがって第1可動フォーク53に対し
て第2可動フォーク56が左側に突出される。なお、逆
に、第1可動フォーク53を右側に移動させると、反対
側の第1チェーン81および第1案内スプロケット83
を介して、第2可動フォーク56が右側に突出される。
【0028】すなわち、出退用電動機72により回転軸
体71を回転させることにより、各歯車73〜76を介
して、両側の出退式把持部材37(37A,37B)の
第2可動フォーク56(56A,56B)が同時に出退
される。
【0029】このように、可動フォーク53,56を2
段に配置するとともに、一対のチェーン81,82およ
び案内スプロケット83,84を用いて互いに連動させ
るようにしたので、第1可動フォーク53を出退させる
だけで第2可動フォーク56を当該第1可動フォーク5
3から自動的に出退させることができ、したがって第2
可動フォーク56に設けられた把持板55により把持さ
れている物品を迅速に且つ駆動ストローク(第1可動フ
ォークの出退量)の2倍程度のストロークでもって効率
良く出退させることができる。ここで、上記各出退式把
持部材37(37A,37B)の第2可動フォーク56
(56A,56B)に設けられている把持板55(55
A,55B)について説明しておく。
【0030】第2可動フォーク56(56A,56B)
に設けられる各把持板55(55A,55B)は、物品
の傾斜姿勢に合わせてそれぞれ傾斜して設けられてお
り、また傾斜姿勢の物品をその下方から支持する前部移
動体33側に設けられた一方の把持板55Aについて
は、物品を把持する際の基準面となるもので、把持動作
時に最初に物品を支持する関係上、その接触面積が大き
くされるのに対して、後部移動体34側に設けられた他
方の把持板55Bについては、物品を基準面側の把持板
55Aに押し付けるだけのものであるため、その接触面
積は小さくされている。さらに、これら両把持板55
A,55Bにより物品を把持する際の把持位置は、物品
の両側面での厚さ方向(左右方向、奥行き方向)の中央
部となるようにされており、したがってこの出退式把持
部材37A,37Bにより、物品移載装置4の両側に配
置されている左右の収納棚2の一方から他方に、物品を
そのまま移し替えることができる。例えば、物品の両側
面の手前位置を把持して、一方の収納棚2から他方の収
納棚4に移し替えようとすると、その途中で、例えば昇
降台25上で、物品の把持位置が反対の奥側位置となる
ように、把持し直す必要が生じる。
【0031】次に、物品姿勢変更装置6を、図8〜図1
0に基づき説明する。この物品姿勢変更装置6は、搬入
用および搬出用コンベヤ5の端部に且つその搬送経路の
延長線上に沿って配置された支持フレーム101と、こ
の支持フレーム101の上面に且つ中央に所定幅の空間
部102を有するように、所定間隔を有して左右にそれ
ぞれ配置された物品搬送用のローラコンベヤ(搬送手段
の一例で、搬送用ローラ103aおよび駆動用電動機1
03bにより構成されている)103と、上記支持フレ
ーム101の作業用通路3寄り端部に、左右方向で且つ
水平軸心回りで回転自在に設けられた回転軸体104
と、一端部がこの回転軸体104の中央部に固定される
とともに他端側が上記空間部102内に延びるように設
けられた物品の傾動用アーム部材(傾動部材)105
と、上記支持フレーム101側に設けられるとともに駆
動側歯車106、中間側歯車107および従動側歯車1
08を介して上記回転軸体104を回転させる傾動用電
動機109とから構成されている。
【0032】また、上記傾動用アーム部材105は、ロ
ーラコンベヤ103にて搬送される搬送姿勢での物品の
下面(長手側面)を下方から支持する水平支持部(第1
支持部)111と、この水平支持部111の回転軸体1
04寄り位置で90度の方向(直交方向)で突設されて
搬送姿勢での物品の前方側面(前方端面でもあり、搬出
する際には後方側面となる)を支持するための垂直支持
部(第2支持部)112とから構成され、さらに上記水
平支持部111には、上記一方の出退式把持部材37
(37A)における第2可動フォーク56(56A)を
挿入し得る挿入用凹部113が形成されている。
【0033】すなわち、この水平支持部111は、先端
側の水平部111aと、この水平部111aと回転軸体
104側である基端側との間の側面視コの字形状にされ
た溝形部111bとから構成されており、また当該水平
部111aの適当位置には、物品の下面を両側から確実
に支持するための腕木状支持部111cが両側から突設
されている。
【0034】したがって、上記傾動用電動機109にて
回転軸体104を所定角度でもって正逆回転させること
により、ローラコンベヤ103上に移動された物品を、
所定角度でもって、例えば80度の傾斜姿勢(収納棚に
収納した際と同じ傾斜姿勢である)に起立させることが
でき、また逆に、80度程度の傾斜姿勢でもって傾動用
アーム部材105に載置された物品を、傾動用アーム部
材105を水平に倒すことにより、当該物品をローラコ
ンベヤ103上に載せることができる。勿論、出退式把
持部材37の第2可動フォーク56による傾動用アーム
部材105に対する物品の受け渡し時においては、第2
可動フォーク56が、傾動用アーム部材105に設けら
れた挿入用凹部113内に挿入し得るため、物品の下面
である長手側面を確実に且つ十分に支持した状態で、ロ
ーラコンベヤ103上の物品を出退式把持部材37側に
受け渡し得るとともに、出退式把持部材37側からロー
ラコンベヤ103上に受け渡すことができる。
【0035】次に、上記物品移載装置4における動作に
ついて説明する。ここでは、搬入用コンベヤ5(5A)
により搬入されてきた物品を、収納棚2に収納する場合
について説明する。
【0036】まず、物品姿勢変更装置6の傾動用アーム
部材105が水平姿勢にあるとともに、物品移載装置4
が、すなわち走行台車24が、傾動用アーム部材105
に対応する位置に移動されているものとする。
【0037】この状態で、搬入用コンベヤ5Aにより、
物品1が、物品姿勢変更装置6側にすなわちローラコン
ベヤ103上に搬送されると、傾動用アーム部材105
の垂直支持部112に当接して停止する。
【0038】物品が垂直支持部1112に当接すると、
傾動用電動機109により傾動用アーム部材105が起
立されて80度の傾斜姿勢にされる。物品が傾斜姿勢に
されると、物品移載装置4側に設けられた物品受渡装置
26の出退式把持部材37A,37Bが駆動されて、可
動フォーク53A,53B;56A,56Bがローラコ
ンベヤ103上に突出される。勿論、一方の第2可動フ
ォーク56Aが傾動用アーム部材105の挿入用凹部1
13内に挿入されることになる。
【0039】可動フォーク53,56が突出されると、
次に両移動用電動機41,44が駆動されて、一方の第
2可動フォーク56Aが少しの距離だけ移動されるとと
もに他方の第2可動フォーク56Bが大きく移動され
て、傾動用アーム部材105上に載せられた物品を両側
から把持する。なお、両第2可動フォーク56A,56
Bにて物品を把持する場合、物品の下方位置が把持され
るため、物品の背の高さに拘わらず、確実に、物品を把
持することができる。
【0040】物品が把持されると、昇降台25が少し上
方に移動して、物品をわずかに持ち上げた後、昇降台2
5上に引き込み、そして走行台車24を所定の収納部1
1に対応する位置まで走行させる。なお、昇降台25上
に引き込まれた物品は、自然に、傾斜支持部28上に載
せられることになるが、場合によっては、両出退式把持
部材37A,37Bを離間させて、積極的に物品を傾斜
支持部28上に載置させるようにしてもよい。
【0041】上記走行時に、昇降台25が上下方向で移
動されて収納部11の高さに一致される。なお、このと
きの昇降台25の高さの位置は、例えば各収納部11に
おける床板(床部)12の下面(具体的には、床板を構
成する支持梁材)をレーザ式位置検出センサなどにより
検出することにより行われ、またこの昇降台25の停止
位置は、出退式把持部材37により把持された物品の底
面が、収納部11に設けられた傾斜支持部15の傾斜面
15aより少し上方となるような位置とされる。
【0042】昇降台25が収納すべき収納部11に対応
する位置で停止すると、各出退式把持部材37における
各可動フォーク53,56が突出されて、物品が収納部
11内の所定の傾斜支持部15上に移動させられる。こ
の後、両移動体33,34が互いに離間させられて、物
品1が当該収納部11内にすなわち傾斜支持部15上に
落下載置される。なお、収納部11内にて物品を離す際
に、移動量が少なく設定されている前部移動体33に設
けられた把持板55Aは、図11の仮想線にて示すよう
に、その接触面が物品1を支持する基準となる受け材1
4より少しだけ離れた前方に位置され、その離間動作時
(矢印にて示す)においては、物品1を支持しながら離
間移動して衝撃を与えることなく、物品1を受け材14
側に預けるようにしている。
【0043】この動作により、切花が入った箱が、鉛直
姿勢に近い傾斜姿勢の状態で収納部11に収納されたこ
とになる。すなわち、鉛直姿勢に近い傾斜姿勢の物品
を、そのままの姿勢にて昇降台25上に載置して、収納
棚2における所定の収納部11まで移動させた後、両側
の出退式把持部材37の可動フォーク53,56を収納
部11側に突出させた後、両移動体33,34の移動に
より、両側の可動フォーク53,56を互いに離間させ
るだけで、傾斜姿勢の状態で物品を収納部11内に収納
させることができる。
【0044】また、逆に、所定の収納部11内に傾斜姿
勢にて収納された切花が入った箱を搬出する場合は、ま
ず走行台車24および昇降台25を移動させて、当該昇
降台25をその物品に対応する収納部11に移動させた
後、上述した手順とは逆の動作にて、すなわち昇降台2
5に設けられた両出退式把持部材37における可動フォ
ーク53,56を突出させた後、両移動体33,34を
互いに接近させて当該物品を把持する。
【0045】次に、昇降台25を少しだけ上昇させて物
品をその傾斜支持部15から離した後、両側の可動フォ
ーク53,56を昇降台25側に引き込み(退入さ
せ)、当該昇降台25上の傾斜支持部28上に移動させ
る。
【0046】次に、走行台車24および昇降台25を移
動させて、搬出用コンベヤ5Bの端部に設けられた物品
姿勢変更装置6まで物品を移動させる。なお、このと
き、物品姿勢変更装置6における傾動用アーム部材10
5は、水平支持部111が傾斜姿勢にされており、また
昇降台25については、当該物品が、傾動用アーム部材
105の垂直支持部112の載置面より少し上方の位置
となるような高さにて停止される。
【0047】次に、物品を把持している両可動フォーク
53,56が突出されて、物品をその垂直支持部112
上に移動させた後、両移動体33,34の移動により両
把持板55A,55Bを互いに離間させて、物品を傾動
用アーム部材105側に受け渡す。
【0048】物品が受け渡されると、各可動フォーク5
3,56が引き込まれ、その後、傾動用アーム部材10
5が水平姿勢にされて、物品がローラコンベヤ103に
て支持される。
【0049】物品がローラコンベヤ103上に載せられ
ると、ローラコンベヤ103が駆動されて、搬出用コン
ベヤ5B上に移動されて、物品が水平姿勢にて所定場所
まで搬送される。
【0050】なお、搬入用コンベヤ5Aおよび搬出用コ
ンベヤ5Bにて物品を搬送する場合、物品の載置方向
は、両コンベヤ5とも同一にされている。すなわち、物
品が切花である場合、その頭部(花の部分)が常に上位
となるように収納部11に格納するとともに、そのまま
の姿勢の状態で搬出する必要のためである。
【0051】上述したように、水平姿勢で搬送されてき
た背の高い物品を物品姿勢変更装置6にて傾斜姿勢にさ
せておき、そして本発明に係る物品移載装置4の両出退
式把持部材37の各可動フォーク53,56にて、傾斜
姿勢のままで把持するとともに昇降台25上に引き込
み、そしてその状態で、走行台車24および昇降台25
を移動させて、収納棚2の収納部11に対応する位置に
移動させた後、各可動フォーク53,56を収納部11
側に突出させて、収納部11に設けられた傾斜支持部1
5上に解放(落下)させるようにしたので、物品を傾斜
姿勢の状態で収納することができる。
【0052】また、両移動体33,34の一方を、すな
わち両可動フォーク53,56の一方を少しだけ移動さ
せるようにするとともに、他方を大きく移動させて物品
を把持するようにしたので、例えば物品の両側から均等
にフォークを移動させて物品を把持する場合に比べて、
フォークの把持動作において、無駄な動きを減らすこと
ができるとともに、収納棚側にて必要となる両フォーク
の移動スペース、すなわちデッドスペースを減らすこと
ができる。特に、背の高い物品が傾斜姿勢にされている
場合に、その水平面に対する傾斜角度が鋭角である物品
の下面(下向き側面)側を支持する基準面側のフォーク
の移動量を少なくしているので、物品を支持する際また
は物品を解放する際に、その支持側の側面に対する接触
度合い(衝撃力)が小さくなるため、物品が傷むのを防
止することができ、例えば物品の中身が切花などである
場合には、その効果が著しい。
【0053】なお、上記実施の形態においては、センサ
としては、後部移動体34による把持力を制御するため
のトルクリミッタ、昇降台25の昇降位置を制御するた
めのレーザ式位置検出センサについてだけ明示したが、
勿論、上述した各動作を行わせるために必要な、リミッ
トスイッチ、光電式スイッチ、タイマーなどの各種セン
サ類が具備されている。
【0054】ところで、上記実施の形態においては、物
品を、切花を収納した背の高い箱として説明したが、勿
論、物品がこのものに限定されるものではなく、例えば
支持部材にて支持しないと、不安定であるような背の高
い物品の移載にも適用し得るものである。
【0055】また、上記実施の形態においては、昇降台
25に設けられる物品受渡装置26の出退式把持部材3
7として、固定フォーク51と、第1可動フォーク53
および第2可動フォーク56とから構成するとともに、
物品の受け渡しを、フォークの出退動作そのものにて行
うものとして説明したが、サイドベルト方式のものを使
用することもできる。
【0056】ここで、図12に基づき、簡単に、このサ
イドベルト方式の出退式把持部材を有する物品受渡装置
について説明しておく。この物品受渡装置201は、昇
降台の昇降フレーム上に載置される支持フレーム202
と、この支持フレーム202に左右方向で前後に一対設
けられた案内レール203と、これら両案内レール20
3に移動自在に、すなわち昇降台から左右方向で出退自
在に設けられたスライド体204と、このスライド体2
04の前後位置で且つ前後方向にそれぞれガイド部材
(図示せず)を介して移動自在に設けられた前部移動体
205および後部移動体206と、これら両移動体20
5,206間のスライド体204上に設けられるととも
に表面に傾斜姿勢の物品を支持する傾斜支持部207が
設けられた支持板208と、上記両移動体205,20
6に立設された基枠209(209A,209B)の左
右部でそれぞれ左右方向の鉛直面に沿うように回動自在
に設けられた物品の移載用ベルト210(210A,2
10B)と、上記スライド体204を例えばラック機構
を介して左右方向でスライドさせるスライド用電動機
(図示せず)と、スライド体204側に設けられて上記
前部移動体205を前後方向で移動させる前部移動用電
動機(図示せず)と、同じくスライド体204側に設け
られて上記後部移動体206を前後方向で移動させる後
部移動用電動機211と、各移動体205,206の基
枠209にそれぞれ設けられた移載用ベルト210を連
動機構を介して駆動するための移載用電動機212とか
ら構成されている。
【0057】そして、上記実施の形態と同様に、各移動
体205,206の基枠209に設けられる各移載用ベ
ルト210は物品の傾斜姿勢に合わせて傾斜して設けら
れ、また傾斜姿勢の物品の下面を支持する一方の移載用
ベルト210Aの移動量が小さくされるとともに他方の
移載用ベルト210Bの移動量が大きくされ、さらに傾
斜姿勢の物品の下面を支持する一方の移載用ベルト21
0Aの接触面積が大きく[ベルト幅(高さ)が広く]さ
れるとともに他方の移載用ベルト210Bの接触面積が
小さく[ベルト幅(高さ)が狭く]されている。
【0058】なお、上記物品受渡装置における物品の受
け渡し動作は、基本的には、上記実施の形態にて説明し
たものと同一であり、異なる部分は、収納部および物品
姿勢変更装置との間での物品の受け渡しを、テレスコピ
ック式のフォークで行う替わりに、ベルトにて行うよう
にしたものである。
【0059】すなわち、このようなベルト式の出退式把
持部材を有する物品受渡装置でも、上述したフォーク式
の出退式把持部材と同様に、傾斜姿勢の物品を、迅速
に、昇降台と物品姿勢変更装置(荷受け部)との間、お
よび昇降台と収納部との間(荷受け部)で受け渡しを行
うことができる。
【0060】また、上記実施の形態においては、出退式
把持部材37に設けられる両把持板55を傾斜して設け
るとともに、この両把持板55を、水平方向で設けられ
た回転軸体71を介して水平方向で接近離間させるもの
として説明したが、例えば当該回転軸体を、傾斜して配
置される物品の表面に直交(垂直)するように傾斜させ
ることにより、両把持板55を物品の両表面に対して垂
直方向で接近離間させて把持・解放を行わせるようにし
てもよい。
【0061】さらに、上記実施の形態においては、物品
移載装置として、収納棚に沿って走行する走行台車の昇
降用空間部にて昇降される昇降台に、物品受渡装置を配
置したものとして説明したが、例えば収納棚の物品出入
れ面側に昇降自在に設けられた昇降台に、収納棚の幅方
向に沿って走行し得る走行台を配置し、この走行台に物
品受渡装置を配置したものでもよい。
【0062】
【発明の効果】以上のように本発明の物品移載装置の構
成によると、背の高い物品が傾斜姿勢にされている場合
に、物品の下向き側面を支持する把持部材の移動量を少
なくしているので、物品を支持する際または物品を解放
する際に、その支持側の側面に対する接触度合い(衝撃
力)が小さくなるため、物品が傷むのを防止することが
できる。
【0063】また、移動手段側に傾斜支持部を設けたの
で、物品を傾斜姿勢にて、安定した状態で移動させるこ
とができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態に係る物品移載装置の概略
斜視図である。
【図2】同物品移載装置により収納が行われる収納棚の
構成を示す図面で、(a)は要部正面図、(b)は
(a)のA−A矢視図である。
【図3】同物品移載装置における物品受渡装置の正面図
である。
【図4】同物品受渡装置の要部切欠平面図である。
【図5】同物品受渡装置における出退式把持装置の要部
平面図である。
【図6】図5のB−B矢視図である。
【図7】同物品受渡装置における出退連動機構を説明す
る概略平面図である。
【図8】同物品移載装置における物品姿勢変更装置の側
面図である。
【図9】同物品姿勢変更装置の平面図である。
【図10】図8のC−C矢視図である。
【図11】同物品受渡装置での物品の受け渡し動作を説
明する図である。
【図12】物品姿勢変更装置の変形例を示す斜視図であ
る。
【符号の説明】
1 物品 2 収納棚 3 作業用通路 4 物品移載装置 5 搬入出用コンベヤ 6 物品姿勢変更装置 11 収納部 14 受け材 15 傾斜支持部 23 昇降用空間部 24 走行台車 25 昇降台 26 物品受渡装置 27 昇降フレーム 28 傾斜支持部 33 前部移動体 34 後部移動体 35 第1移動装置 36 第2移動装置 37 出退式把持部材 38 出退駆動装置 51 固定フォーク 53 第1可動フォーク 55 把持板 56 第2可動フォーク 57 出退連動機構 71 回転軸体 101 支持フレーム 102 空間部 103 ローラコンベヤ 104 回転軸体 105 傾動用アーム部材 109 傾動用電動機 111 水平支持部 112 垂直支持部 113 挿入用凹部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 3F022 AA01 AA15 CC03 DD03 EE08 FF01 HH04 JJ09 KK02 KK12 MM26 NN33 3F333 AA04 AB08 AE25 BA03 BA28 BD05 BE06 FA04 FA23 FA25

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】収納棚に沿って移動される移動手段と、こ
    の移動手段に設けられて物品を両側から把持して、当該
    移動手段側と収納棚側または荷受け部側との間で物品の
    受渡しを行い得る物品受渡手段とを有する物品移載装置
    であって、 上記物品受渡手段を、上記移動手段側にその移動方向に
    沿って移動自在に設けられた一対の移動体と、これら各
    移動体に上記移動手段の移動方向と直交する方向で且つ
    当該移動手段の外方に対して出退自在に設けられた物品
    の把持部材とから構成するとともに、 上記各把持部材における物品との接触面を、鉛直面に対
    して所定角度でもって傾斜させるとともに、物品の下向
    き側面を下方から支持する一方の把持部材の接触面を、
    他方の把持部材の接触面よりも大きくしたことを特徴と
    する物品移載装置。
  2. 【請求項2】移動手段側に、把持部材により把持された
    傾斜姿勢の物品の下面を支持し得る傾斜支持部を設けた
    ことを特徴とする請求項1に記載の物品移載装置。
  3. 【請求項3】一対の移動体の移動方向が水平方向である
    ことを特徴とする請求項1または2に記載の物品移載装
    置。
  4. 【請求項4】把持部材による物品の把持位置を、物品の
    下部としたことを特徴とする請求項1乃至3のいずれか
    に記載の物品移載装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN106373269A (zh) * 2016-08-31 2017-02-01 浙江工业职业技术学院 规则外形物品自动发送设备及其程控方法

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