JP2003205892A - 船外機 - Google Patents

船外機

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JP2003205892A
JP2003205892A JP2002003017A JP2002003017A JP2003205892A JP 2003205892 A JP2003205892 A JP 2003205892A JP 2002003017 A JP2002003017 A JP 2002003017A JP 2002003017 A JP2002003017 A JP 2002003017A JP 2003205892 A JP2003205892 A JP 2003205892A
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JP
Japan
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drive shaft
insertion hole
upper case
outboard motor
engine
Prior art date
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Pending
Application number
JP2002003017A
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English (en)
Inventor
Yosuke Ariki
洋介 有木
Eiichiro Tsujii
栄一郎 辻井
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Yamaha Marine Co Ltd
Original Assignee
Yamaha Marine Co Ltd
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Publication date
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Priority to AT02026474T priority patent/ATE395251T1/de
Priority to DE60226564T priority patent/DE60226564D1/de
Priority to EP02026474A priority patent/EP1316499B1/en
Priority to ES02026474T priority patent/ES2305169T3/es
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ドライブ軸の先端を簡単にクランク軸にスプラ
イン嵌合することが可能である。 【解決手段】船体1にスイベルブラケット33を介して
推進ユニット6が支持され、この推進ユニット6のカウ
ル内に推進の駆動力を得るエンジン9を配置し、このエ
ンジン9の駆動力を、アッパーケース6C及びロアケー
ス6D内に配置したドライブ軸15を介してプロペラ2
5に伝達する船外機において、アッパーケース6Cの上
下方向中途部に、ドライブ軸15を挿通ガイドするため
のガイド部6C3を、アッパーケース6Cに一体成形し
ている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、船外機に関す
る。
【0002】
【従来の技術】一般に、船外機は、船体にスイベルブラ
ケットを介して推進ユニットが支持され、この推進ユニ
ットのカウル内に推進の駆動力を得るエンジンを配置
し、このエンジンの駆動力を、アッパーケース及びロア
ケース内に配置したドライブ軸を介してプロペラに伝達
するものがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】このような小型の船外
機においては、アッパーケースの下方からドライブ軸を
挿通してエンジンのクランク軸に組付けているが、ドラ
イブ軸の先端をクランク軸の孔内にスプライン嵌合しず
らかった。
【0004】この発明は、かかる実情に鑑みてなされた
もので、ドライブ軸の先端を簡単にクランク軸にスプラ
イン嵌合することが可能な船外機を提供することを目的
とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記課題を解決し、かつ
目的を達成するために、この発明は、以下のように構成
した。
【0006】請求項1に記載の発明は、船体にスイベル
ブラケットを介して推進ユニットが支持され、この推進
ユニットのカウル内に推進の駆動力を得るエンジンを配
置し、このエンジンの駆動力を、アッパーケース及びロ
アケース内に配置したドライブ軸を介してプロペラに伝
達する船外機において、前記アッパーケースの上下方向
中途部に、前記ドライブ軸を挿通ガイドするためのガイ
ド部を、前記アッパーケースに一体成形したことを特徴
とする船外機である。
【0007】この請求項1に記載の発明によれば、アッ
パーケースの上下方向中途部に一体形成したガイド部
で、ドライブ軸を挿通ガイドすることで、ドライブ軸の
先端を簡単にクランク軸にスプライン嵌合することがで
きる。また、アッパーケースにガイド部を一体形成した
ので、特別なガイド部材が不要である。
【0008】請求項2に記載の発明は、前記ガイド部
は、ドライブ軸挿通用孔と、シフトロッド挿通用孔と、
冷却水の導水管挿通用孔とを備え、これらの孔をアッパ
ーケースに一体で区画形成したことを特徴とする請求項
1に記載の船外機である。
【0009】この請求項2に記載の発明によれば、ドラ
イブ軸挿通用孔と、シフトロッド挿通用孔と、冷却水の
導水管挿通用孔とをアッパーケースに一体で区画形成す
ることで、ドライブ軸、シフトロッド、導水管が互いに
干渉し合わない。また、ドライブ軸、シフトロッド、導
水管の各部品を組み付ける位置を間違わないで組み付け
ることができる。さらに、ドライブ軸挿通用孔と、シフ
トロッド挿通用孔と、冷却水の導水管挿通用孔とを形成
するための特別な部材が不要である。
【0010】請求項3に記載の発明は、前記アッパーケ
ース内周面及び前記ドライブ軸挿通用孔は、型成形さ
れ、前記ドライブ軸挿通用孔の型抜き傾斜面を下方に向
かって孔径が大きくなるようにしたことを特徴とする請
求項2に記載の船外機である。
【0011】この請求項3に記載の発明によれば、ドラ
イブ軸挿通用孔の型抜き傾斜面を下方に向かって孔径が
大きくなっており、ドライブ軸を下方から容易に挿通す
ることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、この発明の船外機の実施の
形態を図面を参照して詳細に説明する。図1は船外機の
側面図、図2は船外機の正面図、図3は船外機の平面
図、図4は船外機のケース部の縦断面図、図5は船外機
のケース部の正面図、図6はガイド部の拡大断面図、図
7はエンジンを取り外した状態の船外機の平面図、図8
はアッパーケース上部の断面図、図9はアッパーケース
上部の平面図である。
【0013】小型船舶の船体1の船尾部には、トランサ
ムボード1aがあって、このトランサムボード1aに船
外機2のクランプブラケット3を上方から挟み込んで、
締付部材4により固定するものである。このクランプブ
ラケット3には、チルト軸5を介してスイベルブラケッ
ト33が設けられ、チルト軸5を支点に推進ユニット6
がチルトアップ可能に設けられている。
【0014】推進ユニット6は、トップカウル6Aと、
ボトムカウル6Bと、アッパーケース6Cと、ロアケー
ス6Dとを有する。トップカウル6Aとボトムカウル6
Bの内部には、エンジン9等が収納されている。トップ
カウル6Aの前側にはチョークノブ10とスタータハン
ドル11が突出し、上側には燃料キャップ12が突出し
ている。また、トップカウル6Aの上部には、左右一対
の空気取入口34が形成され、空気取入口34から導入
される空気でエンジン9を冷却する。
【0015】アッパーケース6Cの上部後側には、キャ
リングハンドル13が設けられ、このキャリングハンド
ル13によって推進ユニット6を180度回転して前進
から後進させ、あるいは後進から前進させることができ
る。
【0016】また、ボトムカウル6Bの左側面には、前
方に突出するバー状の操舵ハンドル7が取付けられ、右
側面には、推進力を接続、中立に切り替えるシフトレバ
ー8が取付けられている。
【0017】エンジン9で駆動されるドライブシャフト
15は、アッパーケース6Cとロアケース6D内をほぼ
垂直下方に延在している。このアッパーケース6Cとロ
アケース6Dは、締付ボルト16により組み付けられて
いる。
【0018】ドライブシャフト15の下端には、小径の
べベルギヤ17が固定され、このべベルギヤ17は大径
のべベルギヤ18と噛み合っている。べベルギヤ18は
ベアリング19を介してロアケース6Dに回動可能に軸
支され、ドライブシャフト15の回転を減速する。
【0019】ロアケース6Dの後端には、プロペラハウ
ジング20が複数本のボルト21で固定されている。こ
のプロペラハウジング20にはプロペラシャフト22が
前後方向に貫通され、このプロペラシャフト22の中間
部はベアリング23を介してプロペラハウジング20に
回動可能に軸支されている。
【0020】プロペラシャフト22の後端側には、プロ
ペラ25のボス部25aが嵌合されて、ナット26によ
り一体的に固定されている。ボス部25aとカラー27
とは、ゴムダンパ28を介して一体化され、カラー27
をプロペラシャフト22の後端にスプライン係合するこ
とで、プロペラ25が一体回転する。
【0021】このプロペラ25の上方には、プロペラ2
5の外周に近接するようにロアケース6Dにキャビティ
ーションプレート30がボルト31により取り付けられ
ている。なお、アッパーケース6Cとロアケース6Dに
は排気通路32が形成されると共に、キャビティーショ
ンプレート30の前側下部に位置して排気通路32の出
口32aが形成されている。
【0022】プロペラシャフト22の前端側には、ドッ
グクラッチ40が軸方向に移動可能に設けられ、スプリ
ング41によりシフトピン42に常に当接するように付
勢されている。シフトピン42は、シフトロッド50に
よりシフト操作される。シフトロッド50は、上部50
aと下部50bからなり、この上部50aと下部50b
は連結手段60で連結可能になっている。
【0023】シフトレバー8のシフト操作で、シフト軸
55を支点にシフトロッド50がリンク56を介して上
下動し、下部50bに設けられた操作部50b1でシフ
トピン42が押されると、この中立位置では、ドッグク
ラッチ40のクラッチ凸部40aがべベルギヤ18のク
ラッチ凹部18aとの噛み合いから解除され、プロペラ
シャフト22の回転が停止される。
【0024】一方、操作部50b1がシフトピン42を
押さないと、この接続位置では、スプリング41により
ドッグクラッチ40が押され、ドッグクラッチ40のク
ラッチ凸部40aがべベルギヤ18のクラッチ凹部18
aと噛み合い、プロペラシャフト22が一体回転する。
【0025】シフトロッド50の上部50aと下部50
bを連結する連結手段60は、一対の締付プレート61
と締付ボルト63から構成される。このシフトロッド5
0の上部50aに、一対の締付プレート61を仮止めし
た状態で下部50bを一対の締付プレート61に位置さ
せ、上部50aと下部50bとを所定位置に位置決めし
て締付ボルト63により一対の締付プレート61を締付
固定する。
【0026】このシフトロッド50の上部50aと下部
50bの連結部に対応するケースの部位には、作業用開
口70a,70bが左右一対の対向位置に設けられてい
る。
【0027】推進ユニット6のケースであるアッパーケ
ース6Cは、ドライブシャフト15が配置される部分の
上部6C1が円断面であり、下部6C2が前後方向の略
翼断面であり、この略翼断面の前部に作業用開口70
a,70bが設けられている。
【0028】この作業用開口70a,70bは蓋部材7
1,72で閉塞可能となっており、この蓋部材71,7
2がゴム部材で構成され、作業用開口70a,70bは
蓋部材71,72でシールされる。
【0029】また、シフトロッド50の後方に位置する
ドライブシャフト15は、その上部が、エンジン9のク
ランク軸100に一体回転可能に連結され、下部はロア
ケース6Dにベアリング81を介して軸支されている。
このドライブシャフト15によりウォータポンプ82が
駆動され、ロアケース6Dに形成された水孔83から水
が水通路84に吸い込まれる。ウォータポンプ82から
吐出する水は、水通路85から導水管86を介してエン
ジン9に供給される。
【0030】推進ユニット6のアッパーケース6Cは、
スイベルブラケット33の軸受部33aに回動可能に支
持され、キャリングハンドル13を持って推進ユニット
2がスイベルブラケット33に対して180度回動して
前進と後進の位置を変えることが可能である。
【0031】この実施の形態のアッパーケース6Cの上
下方向中途部、即ち上部6C1には、ドライブ軸15を
挿通ガイドするためのガイド部6C3が、アッパーケー
ス6Cに鋳造により一体成形されている。このガイド部
6C3は、ドライブ軸挿通用孔90と、シフトロッド挿
通用孔91と、冷却水の導水管挿通用孔92とをアッパ
ーケース6Cに一体で区画形成しており、これらの孔を
形成するための特別な部材が不要である。
【0032】このアッパーケース6Cは、図8に示すよ
うに、鋳造によりアッパーケース内周面94a,94b
及びドライブ軸挿通用孔90は、2個の中子で型成形さ
れる。この2個の中子の型割位置L1は、ガイド部6C
3の上端位置であり、ドライブ軸挿通用孔90の型抜き
傾斜面90aを下方に向かって孔径が大きくなるように
している。
【0033】この実施の形態では、例えばロアケース6
Dを外して動力伝達機構等を整備する場合に、整備が終
了すると、ドライブ軸15がロアケース6Dに組み付け
られた状態で、下方からアッパーケース6Cに組み付け
られる。その時、ドライブ軸15の先端15aがドライ
ブ軸挿通用孔90の型抜き傾斜面90aに当たると、ガ
イドされて容易にドライブ軸挿通用孔90に挿通され、
クランク軸100の孔100a内にスプライン嵌合さ
れ、ドライブ軸15を組み付けやすい。
【0034】また、工場でエンジン9を組み付けて出荷
する際に、あるいはエンジン9を外して整備して組み付
ける場合等には、シフトロッド50の上部50a及び導
水管86を、ドライブ軸15を組み付ける前に、シフト
ロッド挿通用孔91と、冷却水の導水管挿通用孔92に
上方から組み付ける。
【0035】このように、アッパーケース6Cの上下方
向中途部に一体形成したガイド部6C3で、ドライブ軸
15を挿通ガイドすることで、ドライブ軸15の先端1
5aを簡単にクランク軸100にスプライン嵌合するこ
とができる。また、アッパーケース6Cにガイド部6C
3を一体形成したので、特別なガイド部材が不要であ
る。
【0036】また、ドライブ軸挿通用孔90と、シフト
ロッド挿通用孔91と、冷却水の導水管挿通用孔92と
をアッパーケース6Cに一体で区画形成することで、ド
ライブ軸15、シフトロッド50、導水管86が互いに
干渉し合わない。また、ドライブ軸15、シフトロッド
50、導水管86の各部品を組み付ける位置を間違わな
いで組み付けることができる。さらに、ドライブ軸挿通
用孔90と、シフトロッド挿通用孔91と、冷却水の導
水管挿通用孔92とを形成するための特別な部材が不要
である。
【0037】
【発明の効果】以上の説明からも明らかなように、請求
項1に記載の発明では、アッパーケースの上下方向中途
部に一体形成したガイド部で、ドライブ軸を挿通ガイド
することで、ドライブ軸の先端を簡単にクランク軸にス
プライン嵌合することができる。また、アッパーケース
にガイド部を一体形成したので、特別なガイド部材が不
要である。
【0038】請求項2に記載の発明では、ドライブ軸挿
通用孔と、シフトロッド挿通用孔と、冷却水の導水管挿
通用孔とをアッパーケースに一体で区画形成すること
で、ドライブ軸、シフトロッド、導水管が互いに干渉し
合わない。また、ドライブ軸、シフトロッド、導水管の
各部品を組み付ける位置を間違わないで組み付けること
ができる。さらに、ドライブ軸挿通用孔と、シフトロッ
ド挿通用孔と、冷却水の導水管挿通用孔とを形成するた
めの特別な部材が不要である。
【0039】請求項3に記載の発明では、ドライブ軸挿
通用孔の型抜き傾斜面を下方に向かって孔径が大きくな
っており、ドライブ軸を下方から容易に挿通することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】船外機の側面図である。
【図2】船外機の正面図である。
【図3】船外機の平面図である。
【図4】船外機のケース部の縦断面図である。
【図5】船外機のケース部の正面図である。
【図6】ガイド部の拡大断面図である。
【図7】エンジンを取り外した状態の船外機の平面図で
ある。
【図8】アッパーケース上部の断面図である。
【図9】アッパーケース上部の平面図である。
【符号の説明】
1 船体 2 船外機 6 推進ユニット 6A トップカウル 6b ボトムカウル 6C アッパーケース 6C3 ガイド部 6D ロアケース 9 エンジン 15 ドライブ軸 25 プロペラ 33 スイベルブラケット 90 ドライブ軸挿通用孔 91 シフトロッド挿通用孔 92 冷却水の導水管挿通用孔

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】船体にスイベルブラケットを介して推進ユ
    ニットが支持され、この推進ユニットのカウル内に推進
    の駆動力を得るエンジンを配置し、このエンジンの駆動
    力を、アッパーケース及びロアケース内に配置したドラ
    イブ軸を介してプロペラに伝達する船外機において、 前記アッパーケースの上下方向中途部に、前記ドライブ
    軸を挿通ガイドするためのガイド部を、前記アッパーケ
    ースに一体成形したことを特徴とする船外機。
  2. 【請求項2】前記ガイド部は、ドライブ軸挿通用孔と、
    シフトロッド挿通用孔と、冷却水の導水管挿通用孔とを
    備え、これらの孔をアッパーケースに一体で区画形成し
    たことを特徴とする請求項1に記載の船外機。
  3. 【請求項3】前記アッパーケース内周面及び前記ドライ
    ブ軸挿通用孔は、型成形され、前記ドライブ軸挿通用孔
    の型抜き傾斜面を下方に向かって孔径が大きくなるよう
    にしたことを特徴とする請求項2に記載の船外機。
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EP02026474A EP1316499B1 (en) 2001-11-29 2002-11-27 Outboard motor
ES02026474T ES2305169T3 (es) 2001-11-29 2002-11-27 Motor fuera borda.

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US9233743B2 (en) 2011-05-13 2016-01-12 Suzuki Motor Corporation Steering device of outboard motor

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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