JP2001099037A - 小型船舶のスタータモータ防水構造 - Google Patents
小型船舶のスタータモータ防水構造Info
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Abstract
ータモータによるエンジンの始動を安定して行うことが
できるようにした小型船舶のスタータモータ防水構造を
提供すること。 【構成】 エンジン3と、該エンジン3によって駆動さ
れる推進機を備える小型船舶の前記エンジン3に設けら
れたスタータモータ16(スタータモータ本体16Aと
マグネットスイッチ17)を2分割されたカバー18,
19によって略密閉状に覆う。本発明によれば、スター
タモータ16をカバー18,19によって略密閉状に覆
ったため、スタータモータ16への水の侵入がカバー1
8,19によって防がれ、該スタータモータ16による
エンジン3の始動を安定して行うことができる。
Description
タモータ防水構造に関する。
めのスタータモータが設けられており、該スタータモー
タによってエンジンをクランキングすることによってエ
ンジンが始動される。
よって駆動される推進機を備える小型船舶にあっては、
スタータモータに海水等が侵入する可能性があり、該ス
タータモータの防錆対策を十分施すためにスタータモー
タのコストが高くなる場合が考えられる。
で、その目的とする処は、スタータモータの防錆対策が
簡単なものでありながら、スタータモータへの水の侵入
を防いで該スタータモータによるエンジンの始動を安定
して行うことができるようにした小型船舶のスタータモ
ータ防水構造を提供することにある。
め、請求項1記載の発明は、エンジンと、該エンジンに
よって駆動される推進機を備える小型船舶の前記エンジ
ンに設けられたスタータモータの防水構造を、前記スタ
ータモータをカバーによって略密閉状に覆って構成した
ことを特徴とする。
明において、前記カバーを2分割し、一方のカバーと前
記スタータモータとを共締めによってエンジン本体に取
り付け、前記一方のカバーの開口を他方のカバーで覆っ
たことを特徴とする。
明において、2分割された前記カバー同士を共締めによ
ってエンジン本体に取り付けたことを特徴とする。
タータモータをカバーによって略密閉状に覆ったため、
スタータモータへの水の侵入がカバーによって防がれ、
該スタータモータによるエンジンの始動を安定して行う
ことができる。
タを覆うカバーを2分割し、一方のカバーとスタータモ
ータとを共締めによってエンジン本体に取り付け、前記
一方のカバーの開口を他方のカバーで覆い、請求項3記
載の発明によれば2分割されたカバー同士を共締めによ
ってエンジン本体に取り付けたため、カバーとスタータ
モータの取り付け及び取り外しが一度に効率良くなさ
れ、又、前記他方のカバーを取り外せば前記一方のカバ
ーの開口からスタータモータが露出することからもスタ
ータモータに対するメンテナンス性が高められる。
図面に基づいて説明する。
造を備える小型滑走艇の側面図、図2は同小型滑走艇の
平面図である。
略V字形のハル2aとその上部に被着されたデッキ2b
を接合一体化して成る艇体2を有しており、該艇体2の
ハル2aの前後方向略中央部には駆動源である4サイク
ルエンジン3がクランク軸12が艇体2の前後方向に延
在するように搭載されている。そして、エンジン3の前
方(図1及び図2の矢印F方向が艇体2の前方)には燃
料タンク4が配されており、エンジン3、燃料タンク4
等の上方はハッチカバー5と左右一対のカバー部材6に
よって覆われており、エンジン3の上方に位置してデッ
キ2b上面にはステアリングハンドル7が設けられてい
る。
テアリングハンドル7の前方には左右一対の吸気ダクト
(ベンチレーションホース)8の上端が開口しており、
ステアリングハンドル7の後方にはシート9が着脱自在
に配され、該シート9の後部下方には収納ボックス10
が配設されている。尚、各吸気ダクト8は艇体2内を大
気に連通させて前記エンジン3への吸気の供給と艇体2
内の換気を行うためのものである。
であって、艇体2の幅方向中央部にはジェット推進機1
1が配置されており、前記エンジン3のクランク軸12
の後端には艇体2の幅方向中央に前後方向に延びるイン
ペラ軸13の前端がカップリング14によって連結され
ている。そして、このインペラ軸13はジェット推進機
11内に導入され、その後端部にはジェット推進機11
のポンプ室に内蔵された不図示のインペラが取り付けら
れている。尚、ジェット推進機11の後端部には、前記
ステアリングハンドル7の操舵操作によってその方向が
左右に変化する操向ノズル15が揺動自在に取り付けら
れている。
において、エンジン3によってジェット推進機11が駆
動されると、該ジェット推進機11において発生する推
力によって当該小型滑走艇1が水上を滑走する。尚、ス
タータモータ本体にマグネットスイッチを内蔵して別体
のマグネットスイッチを廃止したり、マグネットスイッ
チ自体を廃止しても良い。
構造の詳細を図3〜図6に基づいて説明する。尚、図3
はエンジンの一部(スタータモータ部分)を破断した正
面図、図4は同エンジンの底面図、図5は同エンジンの
スタータモータ部分の一方のカバーを取り外した状態の
側面図、図6は図5のA−A線断面図である。
下部一側(図3の左側)にはスタータモータ16が配設
されており、このスタータモータ16はスタータモータ
本体16Aとその上部に一体的に設けられたマグネット
スイッチ17とで構成されている。尚、スタータモータ
本体16Aの先端には駆動ギヤ24が出力軸の軸方向に
移動可能に設けられている。そして、クランク軸12
(図1参照)の先端にはフライホイールマグネトー25
とこのフライホイールマグネトー25と一体的に回転す
る被動ギヤ26とが設けられている。前記駆動ギヤ24
は不図示の減速ギヤ列を介して前記被動ギヤ26に噛合
可能に構成されており、エンジン3の始動に際してスタ
ータモータ本体16Aが駆動され、その回転が減速ギヤ
例によって減速されて被動ギヤ26及びクランク軸12
に伝達されることによって所要のクランキングがなさ
れ、このクランキングによってエンジン3が始動され
る。
ットスイッチ17とスタータモータ本体16Aは、図4
及び図6に示すように、2分割されたカバー18,19
によって略密閉状に覆われている。尚、通常は駆動ギヤ
24と被動ギヤ26とはスタータモータ本体16Aの出
力軸の軸方向に離間してしているが、エンジン3の始動
に当たってステアリングハンドル7の一端に設けられた
スタータスイッチを押すとマグネットスイッチ17がO
Nされ、駆動ギヤ24が前方に移動して被動ギヤ26と
噛み合ってクランク軸12を回転させる。そして、エン
ジン3の始動後にクランク軸12の回転が一定以上にな
ると、マグネットスイッチ17がOFFされて駆動ギヤ
24が後退して被動ギヤ26との噛み合いが解除され
る。
の合わせ面が図4に示すようにテーパ面を構成してお
り、一方のカバー18とスタータモータ本体16Aとは
共締めによってシリンダブロック3aに取り付けられて
いる。即ち、図5に示すように、スタータモータ本体1
6Aの外周の3箇所にはフランジ部16aが一体に形成
されており、カバー18のシリンダブロック3aとの合
わせ部の3箇所(スタータモータ本体16Aのフランジ
部16aに対応する3箇所)にはブラケット部18aが
一体に形成され、スタータモータ本体16Aとカバー1
8とは、図6に示すように、それぞれのフランジ部16
aとブラケット部18aに挿通する計3本のボルト20
によって共締めされてシリンダブロック3aに取り付け
られている。このようにスタータモータ本体16Aをシ
リンダブロック3aに取り付けることにより、スタータ
モータ本体16Aと一体的に設けられたマグネットスイ
ッチ17もスタータモータ本体16Aを介してシリンダ
ブロック3aに固定される。尚、図6に示すように、カ
バー18とシリンダブロック3aとの間にはシール用の
ガスケット21が介設されている。
ってシリンダブロック3aに取り付けられている。即
ち、図5に示すように、一方のカバー18の他方のカバ
ー19との合わせ面には複数(図示例では7つ)の円孔
18bが貫設されており、他方のカバー19の外周フラ
ンジ部19aの前記円孔18bに対応する部位には円孔
19bが穿設されている(図6参照)。
のガスケット22を介在させた状態で、一方のカバー1
8の合わせ面(開口)に他方のカバー19を合わせ、各
カバー18,19にそれぞれ形成された互いに連通状態
にある各円孔18b,19bに挿通するボルト23をシ
リンダブロック3aにねじ込むことによって、両カバー
18,19は複数(計7本)のボルト23によって共締
めされてシリンダブロック3aに取り付けられる。
6Aとマグネットスイッチ17から成るスタータモータ
16が2分割されたカバー18,19によって前述のよ
うに密閉状且つ水密的に覆われる。
タモータ16のスタータモータ本体16Aとマグネット
スイッチ17をカバー18,19によって略密閉状且つ
水密的に覆ったため、これらのスタータモータ本体16
A及びマグネットスイッチ17への水の侵入がカバー1
8,19によって防がれ、スタータモータ16によるエ
ンジン3の始動を安定して行うことができる。
ータ16を構成するスタータモータ本体16Aとマグネ
ットスイッチ17を2分割されたカバー18,19で覆
い、一方のカバー18とスタータモータ本体16Aとを
共締めによってシリンダブロック3aに取り付けるとと
もに、2分割されたカバー18,19同士を共締めによ
ってシリンダブロック3aに取り付けたため、カバー1
8,19とスタータモータ16の取り付け及び取り外し
が一度に効率良くなされ、スタータモータ16に対する
メンテナンス性が高められる。
ータモータに適用した場合について述べたが、本発明は
他の任意の小型船舶のスタータモータに対しても同様に
適用可能であることは勿論である。
よれば、エンジンと、該エンジンによって駆動される推
進機を備える小型船舶の前記エンジンに設けられたスタ
ータモータをカバーによって略密閉状に覆ったため、ス
タータモータへの水の侵入をカバーによって防いで該ス
タータモータによるエンジンの始動を安定して行うこと
ができるという効果が得られる。
小型滑走艇の側面図である。
小型滑走艇の平面図である。
した正面図である。
を取り外した状態の右側面図である。
Claims (3)
- 【請求項1】 エンジンと、該エンジンによって駆動さ
れる推進機を備える小型船舶の前記エンジンに設けられ
たスタータモータの防水構造であって、 前記スタータモータをカバーによって略密閉状に覆った
ことを特徴とする小型船舶のスタータモータ防水構造。 - 【請求項2】 前記カバーを2分割し、一方のカバーと
前記スタータモータとを共締めによってエンジン本体に
取り付け、前記一方のカバーの開口を他方のカバーで覆
ったことを特徴とする請求項1記載の小型船舶のスター
タモータ防水構造。 - 【請求項3】 2分割された前記カバー同士を共締めに
よってエンジン本体に取り付けたことを特徴とする請求
項2記載の小型船舶のスタータモータ防水構造。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27830799A JP2001099037A (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | 小型船舶のスタータモータ防水構造 |
US09/676,920 US6408802B1 (en) | 1999-09-30 | 2000-10-02 | Cam drive cooling arrangement |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP27830799A JP2001099037A (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | 小型船舶のスタータモータ防水構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2001099037A true JP2001099037A (ja) | 2001-04-10 |
Family
ID=17595526
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP27830799A Pending JP2001099037A (ja) | 1999-09-30 | 1999-09-30 | 小型船舶のスタータモータ防水構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2001099037A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN1313726C (zh) * | 2004-06-10 | 2007-05-02 | 上海交通大学 | 潜水器燃烧发动机进排气口的防海浪气罩 |
JP2010025004A (ja) * | 2008-07-22 | 2010-02-04 | Yamaha Motor Co Ltd | 舶用推進機 |
JP2010174810A (ja) * | 2009-01-30 | 2010-08-12 | Yanmar Co Ltd | 横型エンジン |
KR20190105794A (ko) * | 2018-03-06 | 2019-09-18 | 이재훈 | 볼 형상의 파도 발생 장치 |
JP2022141731A (ja) * | 2020-05-08 | 2022-09-29 | ヤンマーパワーテクノロジー株式会社 | エンジン装置 |
-
1999
- 1999-09-30 JP JP27830799A patent/JP2001099037A/ja active Pending
Cited By (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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CN1313726C (zh) * | 2004-06-10 | 2007-05-02 | 上海交通大学 | 潜水器燃烧发动机进排气口的防海浪气罩 |
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KR102065839B1 (ko) * | 2018-03-06 | 2020-01-13 | 이재훈 | 볼 형상의 파도 발생 장치 |
JP2022141731A (ja) * | 2020-05-08 | 2022-09-29 | ヤンマーパワーテクノロジー株式会社 | エンジン装置 |
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