JP2003205596A - スクリーン印刷機における印刷テーブル機構 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【解決手段】両搬送体７が載置台５に対し上動した搬送
可能状態Ｐでは、両側載置部１１が中央載置部１０から
離間して両通路Ｇが形成され、両搬送体７が両通路Ｇを
通過する。両搬送体７が載置台５に対し下動した印刷可
能状態Ｑでは、両側載置部１１が中央載置部１０に接近
して両通路Ｇを閉塞する。印刷可能状態Ｑで中央載置部
１０及び両側載置部１１に載せられた被印刷物２は、両
側位置決め部材１９と一対の搬送向きＸＦ側位置決め部
材２０と反搬送向きＸＲ側位置決め部材２１とで挟まれ
て位置決めされる。その位置決め時、中央載置部１０が
反搬送向きＸＲ側位置決め部材２１及び案内孔２４とと
もに移動して、サイズＷの異なる被印刷物２を位置決め
することができる。 【効果】印圧変化による印刷斑が生じにくくなって良好
な印刷状態を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【発明の属する技術分野】本発明は、スクリーン印刷機
において、被印刷物に対し印刷を施す印刷装置で被印刷
物を載せて搬送する搬送体と被印刷物を載せて位置決め
する載置台とが相対的に上下動して搬送体の載置面と載
置台の載置面との間で被印刷物を互いに移換し得る印刷
テーブル機構に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、図５（ａ）（ｂ）に示す印刷テー
ブル機構１においては、載置台５に形成された両通路Ｇ
を両搬送体７が通り、この両搬送体７の上下動に伴い、
両搬送体７と載置台５との間で被印刷物２が互いに移換
される。この載置台５には、両側位置決め部材１９が通
る案内孔２２と、一対の搬送向きＸＦ側位置決め部材２
０が通る案内孔２３と、反搬送向きＸＲ側位置決め部材
２１が通る案内孔２４とが形成されている。この載置台
５に載せられた被印刷物２は、両側位置決め部材１９と
一対の搬送向きＸＦ側位置決め部材２０と反搬送向きＸ
Ｒ側位置決め部材２１との間で挟まれて位置決めされ
る。反搬送向きＸＲ側位置決め部材２１を案内孔２４に
沿って搬送方向Ｘへ移動させることにより、図５（ａ）
に示す大きいサイズＷの被印刷物２や、図５（ｂ）に示
す小さいサイズＷの被印刷物２を位置決めすることがで
きる。

【０００３】

【発明が解決しようとする課題】印刷時に被印刷物２が
載置台５で前記両通路Ｇ上や案内孔２４上に載せられて
位置決めされると、被印刷物２に対する印圧に変化が生
じて印刷斑が起こり易くなる。

【０００４】この発明は、載置台で被印刷物が載る空間
を極力少なくする設計思想により、印圧変化による印刷
斑を生じにくくして良好な印刷状態を得ることを目的と
している。

【０００５】

【課題を解決するための手段及び発明の効果】後記実施
形態の図面（図１〜４）の符号を援用して本発明を説明
する。 ＊ 請求項１の発明 この発明にかかるスクリーン印刷機の印刷テーブル機構
（１）は、下記のように構成されている。

【０００６】この印刷テーブル機構（１）は、被印刷物
（２）に対し印刷を施す印刷装置（Ａ）で、被印刷物
（２）を載せて搬送する搬送体（７）と、印刷時に被印
刷物（２）を載せて位置決めする載置台（５）とを備え
ている。この搬送体（７）とこの載置台（５）とが相対
的に上下動して搬送体（７）の載置面（８ａ）と載置台
（５）の載置面（５ａ）との間で被印刷物（２）を互い
に移換し得る。

【０００７】前記搬送体（７）が前記載置台（５）に対
し相対的に上動した搬送可能状態（Ｐ）では、この搬送
体（７）がこの載置台（５）を複数の載置部（中央載置
部１０、両側載置部１１）に分割してこの各載置部（１
０，１１）の載置面（５ａ）間に形成した通路（Ｇ）を
通過可能である。前記搬送体（７）が前記載置台（５）
に対し相対的に下動した印刷可能状態（Ｑ）で、前記載
置台（５）は、前記各載置部（１０，１１）の載置面
（５ａ）間の通路（Ｇ）の面積を少なくするか、好まし
くは、この通路（Ｇ）をなくして載置台（５）の載置面
（５ａ）を面一にする可動部（可動載置部としての両側
載置部１１）を有している。

【０００８】この発明では、前記搬送可能状態（Ｐ）に
おいて搬送体（７）を通過させるための通路（Ｇ）が、
前記印刷可能状態（Ｑ）において載置台（５）の載置面
（５ａ）に生じにくくなる。そのため、従来技術の場合
と異なり、印刷時に被印刷物（２）がこの通路（Ｇ）上
に載せられて位置決めされる面積は少なくなる。従っ
て、印圧変化による印刷斑が生じにくくなって良好な印
刷状態を得ることができる。

【０００９】＊ 請求項２の発明 この発明にかかるスクリーン印刷機の印刷テーブル機構
（１）は、下記のように構成されている。

【００１０】この印刷テーブル機構（１）は、被印刷物
（２）に対し印刷を施す印刷装置（Ａ）で、被印刷物
（２）を載せて搬送する搬送体（７）と、印刷時に被印
刷物（）を載せて位置決め機構（１８）により位置決め
する載置台（５）とを備えている。この搬送体（７）と
この載置台（５）とが相対的に上下動して搬送体（７）
の載置面（８ａ）と載置台（５）の載置面（５ａ）との
間で被印刷物（２）を互いに移換し得る。

【００１１】前記位置決め機構（１８）にあって、載置
台（５）には被印刷物（２）を挟んで位置決めする複数
の位置決め部材（１９，２０，２１）が通る複数の案内
孔（２２，２３，２４）を形成し、この各位置決め部材
（１９，２０，２１）を載置台（５）の載置面（５ａ）
の上方へ突出させた位置決め可能状態（Ｒ）で、この各
位置決め部材（１９，２０，２１）のうち一部または全
部の位置決め部材（２１）を案内孔（２４）とともに移
動させ得る可動載置部（中央載置部１０）を前記載置台
（５）に設けている。

【００１２】この発明では、載置台（５）において被印
刷物（２）を載せる可動載置部（１０）が、被印刷物
（２）のサイズ（Ｗ）に応じて、位置決め部材（２１）
及び案内孔（２４）とともに移動する。そのため、従来
技術の場合と異なり、印刷時に被印刷物（２）がこの案
内孔（２４）上に載せられて位置決めされる面積は少な
くなる。従って、印刷変化による印刷斑が生じにくくな
って良好な印刷状態を得ることができる。

【００１３】＊ 請求項３の発明（請求項１の発明と請
求項２の発明との組み合わせ） この発明にかかるスクリーン印刷機の印刷テーブル機構
（１）は、下記のように構成されている。

【００１４】この印刷テーブル機構（１）は、被印刷物
（２）に対し印刷を施す印刷装置（Ａ）で、被印刷物
（２）を載せて搬送する搬送体（７）と、印刷時に被印
刷物（２）を載せて位置決め機構（１８）により位置決
めする載置台（５）とを備えている。この搬送体（７）
とこの載置台（５）とが相対的に上下動して搬送体
（７）の載置面（８ａ）と載置台（５）の載置面（５
ａ）との間で被印刷物（２）を互いに移換し得る。

【００１５】前記搬送体（７）が前記載置台（５）に対
し相対的に上動した搬送可能状態（Ｐ）では、この搬送
体（７）がこの載置台（５）を複数の載置部（中央載置
部１０、両側載置部１１）に分割してこの各載置部（１
０，１１）の載置面（５ａ）間に形成した通路（Ｇ）を
通過可能である。前記搬送体（７）が前記載置台（５）
に対し相対的に下動した印刷可能状態（Ｑ）で、前記載
置台（５）は、前記各載置部（１０，１１）の載置面
（５ａ）間の通路（Ｇ）の面積を少なくするか、好まし
くは、この通路（Ｇ）をなくして載置台（５）の載置面
（５ａ）を面一にする可動部（両側載置部１１）を有し
ている。

【００１６】また、前記位置決め機構（１８）にあっ
て、載置台（５）には被印刷物（２）を挟んで位置決め
する複数の位置決め部材（１９，２０，２１）が通る複
数の案内孔（２２，２３．２４）を形成し、この各位置
決め部材（１９，２０，２１）を載置台（５）の載置面
（５ａ）の上方へ突出させた位置決め可能状態（Ｒ）
で、この各位置決め部材（１９，２０，２１）のうち一
部または全部の位置決め部材（２１）を案内孔（２４）
とともに移動させ得る可動載置部（中央載置部１０）を
前記載置台（５）に設けている。

【００１７】この発明では、より一層印刷斑が生じにく
くなって良好な印刷状態を得ることができる。 ＊ 第４の発明 この発明は、請求項１または請求項３の発明を前提とし
て下記のように構成されている。

【００１８】前記搬送体（７）は、被印刷物（２）の搬
送方向（Ｘ）に対し直交する幅方向（Ｙ）の両側で一対
並設されている。前記載置台（５）は、この両搬送体
（７）間に配設された中央載置部（１０）と、この中央
載置部（１０）との間でこの両搬送体（７）を挟むよう
に配設された両側載置部（１１）とを有している。

【００１９】前記通路（Ｇ）は、この中央載置部（１
０）の載置面（５ａ）とこの両側載置部（１１）の載置
面（５ａ）との間に生じる。前記載置台（５）の可動部
は、前記両側載置部（１１）であり、前記中央載置部
（１０）に対し離間してこの中央載置部（１１）との間
で前記両通路（Ｇ）を生じさせるとともに、前記中央載
置部（１０）に対し前記両通路（Ｇ）をなくすように接
近してこの中央載置部（１０）の載置面（５ａ）とこの
両側載置部（１１）の載置面（５ａ）とを面一にする。

【００２０】この発明では、前記特定の搬送体（７）及
び載置台（５）において、請求項１または請求項３の発
明の効果を発揮させることができる。 ＊ 第５の発明または第６の発明 第５の発明は、請求項２または請求項３の発明を前提と
して下記のように構成されている。

【００２１】前記搬送体（７）は、被印刷物（２）の搬
送方向（Ｘ）に対し直交する幅方向（Ｙ）の両側で一対
並設されている。前記載置台（５）は、この両搬送体
（７）間に配設された中央載置部（１０）と、この中央
載置部（１０）との間でこの両搬送体（７）を挟むよう
に配設された両側載置部（１１）とを有している。

【００２２】前記位置決め部材は、被印刷物（２）の搬
送方向（Ｘ）に対し直交する幅方向（Ｙ）の両側で被印
刷物（２）を挟む両側位置決め部材（１９）と、被印刷
物（２）の搬送方向（Ｘ）の両側で被印刷物（２）を挟
む搬送向き（ＸＦ）側の位置決め部材（２０）及び反搬
送向き（ＸＲ）側の位置決め部材（２１）とを有してい
る。この両側位置決め部材（１９）と搬送向き（ＸＦ）
側の位置決め部材（２０）とは、前記両側載置部（１
１）に形成された案内孔（２２，２３）を通る。前記反
搬送向き（ＸＲ）側の位置決め部材（２１）は、前記中
央載置部（１０）に形成された案内孔（２４）を通る。
前記可動載置部は、この中央載置部（１０）であり、こ
の中央載置部（１０）の移動に伴い、この反搬送向き
（ＸＲ）側の位置決め部材（２１）を搬送向き（ＸＦ）
側の位置決め部材（２０）に対し接近または離間させ
る。

【００２３】第６の発明は、第５の発明を前提として下
記のように構成されている。両側位置決め部材（１９）
は、案内孔（２２）で、互いに接近または離間する幅方
向（Ｙ）へ移動し得る。搬送向き（ＸＦ）側の位置決め
部材（２０）と反搬送向き（ＸＲ）側の位置決め部材
（２１）とは、案内孔（２３，２４）で、互いに接近ま
たは離間する搬送方向（Ｘ）へ移動し得る。両側位置決
め部材（１９）と搬送向き（ＸＦ）側の位置決め部材
（２０）とは、案内孔（２２，２３）で、両側載置部
（１１）の載置面（５ａ）の上方へ突出し得るととも
に、両側載置部（１１）の載置面（５ａ）の下方へ没入
し得る。反搬送向き（ＸＲ）側の位置決め部材（２１）
は、案内孔（２４）で、中央載置部（１０）の載置面
（５ａ）の上方へ突出し得るとともに、中央載置部（１
０）の載置面（５ａ）の下方へ没入し得る。

【００２４】これらの発明では、前記特定の搬送体
（７）及び載置台（５）において、請求項２または請求
項３の発明の効果を発揮させることができる。

【００２５】

【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態にかか
るスクリーン印刷機の印刷テーブル機構について図１〜
４を参照して説明する。

【００２６】このスクリーン印刷機は、図１及び図２
（ａ）に示すように印刷テーブル機構１で被印刷物２に
対し印刷を施す印刷装置Ａのほかに、図３及び図４で示
すようにこの印刷装置Ａに隣接する供給装置Ｂと排出装
置Ｃとを備えている。この印刷装置Ａは、この印刷テー
ブル機構１のほかに、図示しないスキージ及びドクター
とそれらの駆動部などからなる印刷機構３を備えてい
る。

【００２７】前記印刷テーブル機構１は、機台４上で支
持された載置台５と搬送コンベヤ６とを備えている。こ
の搬送コンベヤ６は、被印刷物２の搬送方向Ｘに対し直
交する幅方向Ｙの両側で搬送方向Ｘへ延びるように一対
並設された搬送体７を備えている。この両搬送体７には
搬送方向Ｘに沿って回転する無端状ベルト８が巻き掛け
られている。この両搬送体７はエアシリンダ９により上
下方向Ｚへ往復移動可能に支持されている。前記載置台
５は、この両搬送体７間に配設された中央載置部１０
と、この中央載置部１０との間でこの両搬送体７を挟む
ように配設された両側載置部１１とに分割されている。
この中央載置部１０は、両案内軸１２で支持され、駆動
モータ１３により回転する雄ねじ棒１４に螺合された雌
ねじ体１５とともに搬送方向Ｘへ往復移動し得る。この
両側載置部１１は、レール１６で支持され、エアシリン
ダ１７より幅方向Ｙへ往復移動し得る。

【００２８】図３及び図４に示す位置決め機構１８は、
載置台５に取り付けられ、幅方向Ｙの両側で被印刷物２
を挟む両側位置決め部材１９と、搬送方向Ｘの両側で被
印刷物２を挟む一対の搬送向きＸＦ側位置決め部材２０
及び反搬送向きＸＲ側位置決め部材２１とを有してい
る。この両側位置決め部材１９と一対の搬送向きＸＦ側
位置決め部材２０とは、前記両側載置部１１に取り付け
られ、この両側載置部１１に形成された案内孔２２，２
３を通る。この反搬送向きＸＲ側位置決め部材２１は、
前記中央載置部１０に取り付けられ、この中央載置部１
０に形成された案内孔２４を通る。両側位置決め部材１
９は、案内孔２２で、図２（ｂ）に示す駆動部２５のエ
アシリンダ２５ａにより両側載置部１１の載置面５ａの
上方へ突出するとともに、両側載置部１１の載置面５ａ
の下方へ没入する。また、両側位置決め部材１９は、案
内孔２２で、この駆動部２５のエアシリンダ２５ｂによ
り互いに接近または離間する幅方向Ｙへ移動し得る。一
対の搬送向きＸＦ側位置決め部材２０は、案内孔２３
で、図２（ｂ）に示す駆動部２６のエアシリンダ２６ａ
により両側載置部１１の載置面５ａの上方へ突出すると
ともに、両側載置部１１の載置面５ａの下方へ没入す
る。また、一対の搬送向きＸＦ側位置決め部材２０は、
案内孔２３で、この駆動部２６のエアシリンダ２６ｂに
より互いに接近または離間する搬送方向Ｘへ移動し得
る。反搬送向きＸＲ側の位置決め部材２１は、案内孔２
４で、図２（ｂ）に示す駆動部２７のエアシリンダ２７
ａにより中央載置部１０の載置面５ａの上方へ突出する
とともに、中央載置部１０の載置面５ａの下方へ没入す
る。また、反搬送向きＸＲ側の位置決め部材２１は、案
内孔２４で、この駆動部２７のエアシリンダ２７ｂによ
り互いに接近または離間する搬送方向Ｘへ移動し得る。

【００２９】さて、搬送方向ＸのサイズＷが大きい被印
刷物２に対し印刷を施す場合、図１及び図３（ａ）に示
す搬送可能状態Ｐにおいては、載置台５で両側載置部１
１が中央載置部１０から幅方向Ｙへ離間してそれらの載
置面５ａ間で分割された両通路Ｇが形成される。また、
この搬送可能状態Ｐでは、搬送コンベヤ６の両搬送体７
がこの両通路Ｇを通って上動し、この両搬送体７の無端
状ベルト８の載置面８ａが中央載置部１０の載置面５ａ
及び両側載置部１１の載置面５ａよりも上方に位置す
る。大きいサイズＷの被印刷物２は、供給装置Ｂからこ
の両無端状ベルト８の載置面８ａに載せられる。

【００３０】次に、前記搬送可能状態Ｐから、図２
（ａ）及び図３（ｂ）に示す印刷可能状態Ｑとなる。こ
の印刷可能状態Ｑにおいては、搬送コンベヤ６の両搬送
体７が前記両通路Ｇを通って下動し、この両搬送体７の
無端状ベルト８の載置面８ａが中央載置部１０の載置面
５ａ及び両側載置部１１の載置面５ａよりも下方に位置
する。また、この印刷可能状態Ｑでは、載置台５で両側
載置部１１が中央載置部１０に対し幅方向Ｙへ接近し、
前記両通路Ｇが閉塞されて中央載置部１０の載置面５ａ
と両側載置部１１の載置面５ａとが互いに面一になる。
大きいサイズＷの被印刷物２は、両無端状ベルト８の載
置面８ａから中央載置部１０の載置面５ａ及び両側載置
部１１の載置面５ａに移換される。

【００３１】さらに、この印刷可能状態Ｑにおいては、
両側位置決め部材１９と一対の搬送向きＸＦ側位置決め
部材２０と反搬送向きＸＲ側位置決め部材２１との間で
被印刷物２が挟まれて位置決めされる。その位置決め
時、各位置決め部材１９，２０，２１が突出する案内孔
２２，２３，２４上に載せられる被印刷物２の面積は最
小限に抑えられている。

【００３２】その後、被印刷物２が中央載置部１０の載
置面５ａ及び両側載置部１１の載置面５ａに吸着され
る。そして、大きいサイズＷの被印刷物２に対し印刷機
構３により印刷が施される。印刷後、前記搬送可能状態
Ｐに戻り、被印刷物２が両搬送体７から排出装置Ｃに送
られる。

【００３３】一方、搬送方向ＸのサイズＷが小さい被印
刷物２に対し印刷を施す場合、図１及び図４（ａ）に示
す搬送可能状態Ｐは、前述した大きいサイズＷの被印刷
物２にかかる搬送可能状態Ｐと同様である。しかし、図
２（ａ）及び図４（ｂ）に示す印刷可能状態Ｑにおいて
被印刷物２を位置決めする場合には、中央載置部１０が
案内孔２４及び反搬送向きＸＲ側位置決め部材２１とと
もに移動する点で、前述した大きいサイズＷの被印刷物
２にかかる印刷可能状態Ｑと異なる。そのため、反搬送
向きＸＲ側位置決め部材２１が突出する案内孔２４にお
いてその搬送方向Ｘの延設長さＬを小さくした場合に
も、被印刷物２の位置決めを確実に行うことができると
ともに、案内孔２４上に載せられる被印刷物２の面積を
最小限に抑えることができる。

【００３４】なお、前記載置台５と前記搬送体７とを相
対的に上下動させる場合、前記実施形態とは逆に、載置
台５を搬送体７に対し上下動させるようにしてもよい。

【図面の簡単な説明】

【図１】 本実施形態にかかるスクリーン印刷機の印刷
テーブル機構において搬送可能状態を正面側から見て概
略的に示す部分断面図である。

【図２】 （ａ）は本実施形態にかかるスクリーン印刷
機の印刷テーブル機構において印刷可能状態を正面側か
ら見て概略的に示す部分断面図であり、（ｂ）は被印刷
物を位置決めする機構において位置決め部材を作動させ
る駆動部を概略的に示す部分断面図である。

【図３】 （ａ）は大きいサイズの被印刷物に対し印刷
を施す場合において上記印刷テーブル機構の搬送可能状
態を平面側から見て概略的に示す部分断面図であり、
（ｂ）は同じく上記印刷テーブル機構の印刷可能状態を
平面側から見て概略的に示す部分断面図である。

【図４】 （ａ）は小さいサイズの被印刷物に対し印刷
を施す場合において上記印刷テーブル機構の搬送可能状
態を平面側から見て概略的に示す部分断面図であり、
（ｂ）は同じく上記印刷テーブル機構の印刷可能状態を
平面側から見て概略的に示す部分断面図である。

【図５】 （ａ）は従来のスクリーン印刷機で大きいサ
イズの被印刷物に対し印刷を施す場合において印刷テー
ブル機構の印刷可能状態を平面側から見て概略的に示す
部分断面図であり、（ｂ）は従来のスクリーン印刷機で
小さいサイズの被印刷物に対し印刷を施す場合において
印刷テーブル機構の印刷可能状態を平面側から見て概略
的に示す部分断面図である。

【符号の説明】

１…印刷テーブル機構、２…被印刷物、５…載置台、５
ａ…載置面、６…搬送コンベヤ、７…搬送体、８ａ…載
置面、１０…中央載置部（可動載置部）、１１…両側載
置部（可動部）、１８…位置決め機構、１９…両側位置
決め部材、２０…搬送向き側位置決め部材、２１…反搬
送向き側位置決め部材、２２…案内孔、２３…案内孔、
２４…案内孔、Ａ…印刷装置、Ｐ…搬送可能状態、Ｑ…
印刷可能状態、Ｒ…位置決め可能状態、Ｇ…通路、Ｘ…
搬送方向、Ｙ…幅方向。

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 被印刷物に対し印刷を施す印刷装置で、
   被印刷物を載せて搬送する搬送体と、印刷時に被印刷物
   を載せて位置決めする載置台とを備え、この搬送体とこ
   の載置台とが相対的に上下動して搬送体の載置面と載置
   台の載置面との間で被印刷物を互いに移換し得るスクリ
   ーン印刷機の印刷テーブル機構において、 前記搬送体が前記載置台に対し相対的に上動した搬送可
   能状態では、この搬送体がこの載置台を複数の載置部に
   分割してこの各載置部の載置面間に形成した通路を通過
   可能であり、 前記搬送体が前記載置台に対し相対的に下動した印刷可
   能状態で、前記載置台は、前記各載置部の載置面間の通
   路の面積を少なくする可動部を有していることを特徴と
   するスクリーン印刷機における印刷テーブル機構。
2. 【請求項２】 被印刷物に対し印刷を施す印刷装置で、
   被印刷物を載せて搬送する搬送体と、印刷時に被印刷物
   を載せて位置決め機構により位置決めする載置台とを備
   え、この搬送体とこの載置台とが相対的に上下動して搬
   送体の載置面と載置台の載置面との間で被印刷物を互い
   に移換し得るスクリーン印刷機の印刷テーブル機構にお
   いて、 前記位置決め機構にあって、載置台には被印刷物を挟ん
   で位置決めする複数の位置決め部材が通る複数の案内孔
   を形成し、この各位置決め部材を載置台の載置面の上方
   へ突出させた位置決め可能状態で、この各位置決め部材
   のうち一部または全部の位置決め部材を案内孔とともに
   移動させ得る可動載置部を前記載置台に設けたことを特
   徴とするスクリーン印刷機における印刷テーブル機構。
3. 【請求項３】 被印刷物に対し印刷を施す印刷装置で、
   被印刷物を載せて搬送する搬送体と、印刷時に被印刷物
   を載せて位置決め機構により位置決めする載置台とを備
   え、この搬送体とこの載置台とが相対的に上下動して搬
   送体の載置面と載置台の載置面との間で被印刷物を互い
   に移換し得るスクリーン印刷機の印刷テーブル機構にお
   いて、 前記搬送体が前記載置台に対し相対的に上動した搬送可
   能状態では、この搬送体がこの載置台を複数の載置部に
   分割してこの各載置部の載置面間に形成した通路を通過
   可能であり、前記搬送体が前記載置台に対し相対的に下
   動した印刷可能状態で、前記載置台は、前記各載置部の
   載置面間の通路の面積を少なくする可動部を有し、 前記位置決め機構にあって、載置台には被印刷物を挟ん
   で位置決めする複数の位置決め部材が通る複数の案内孔
   を形成し、この各位置決め部材を載置台の載置面の上方
   へ突出させた位置決め可能状態で、この各位置決め部材
   のうち一部または全部の位置決め部材を案内孔とともに
   移動させ得る可動載置部を前記載置台に設けたことを特
   徴とするスクリーン印刷機における印刷テーブル機構。