JP2003205402A - プラスチック光ファイバ端面加工用切削刃 - Google Patents
プラスチック光ファイバ端面加工用切削刃Info
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Abstract
に、適切にしかも正確に切削加工できる切削刃を提供す
る。 【解決手段】 プラスチック光ファイバ端面を、所定形
状に切削加工するプラスチック光ファイバ端面加工用切
削刃であって、切削刃1の全長がプラスチック光ファイ
バの直径に略相当し、刃先形状が中心より両側で対称形
状に形成され、この中心より半分の刃先2が中心寄りと
外側寄りとで刃先の角度を異にしていることを特徴とす
る。
Description
ファイバ端面を、例えば凸型または凹型の半球面に切削
加工するプラスチック光ファイバ端面加工用の切削刃に
関する。
単に光ファイバと称す)の端面を、半球面に加工する方
法は、熱を加えて端面加工する方法が通常である。この
ように熱を加えて端面加工する装置として、特開平8−
75935号公報に示されている。
(a)(b)(c)(d)に示すように所定長さの端部
が露出した光ファイバ21を固定する固定具(図示せ
ず)と、少なくとも、光ファイバ21端部の先端に押し
付けられたとき、加熱されるレンズ形成用型33と、レ
ンズ形成用型33と一体化され該型と共に移動し、光フ
ァイバ端部の先端にレンズ形成用型33が押し付けられ
た状態で、もしくは光ファイバの端部からレンズ形成用
型33を引き離した後で、光ファイバ21の端部を強制
冷却する急冷却手段34と、レンズ形成用型33と急冷
却手段34とを、相対的に光ファイバ端部の先端に押し
付け、引き離す搬送手段(図示せず)と、から成るもの
である。
き光ファイバ21を固定具(図示せず)で固定し(図1
0(a))、レンズ形成用型33と、急冷却手段34と
を搬送手段(図示せず)によって光ファイバ21の先端
に押し付け・加熱し、端部の一部を軟化・溶融させてレ
ンズ形状に形成し(図8(b))、光ファイバ21端部
を急冷却手段34で強制冷却し(図10(c))、型3
3と急冷却手段34とを光ファイバ21先端から引き離
して(図10(d))、レンズ25付き光ファイバを得
るものである。
低コストで光ファイバ端部の先端にレンズ(半球面)を
形成することができ、再現性よく凸型を形成でき、キズ
の発生、汚れの付着などが少なく好ましいものである。
来のような加熱しての光ファイバ端面の加工装置におい
ては、凸型の半球面の形成には適しているが、凹型の半
球面を含む他の形状の形成には対応できない課題を有す
る。この発明は、このような点に鑑み凸型の半球面ばか
りでなく、凹型の半球面をはじめ任意の形状に形成でき
る光ファイバ端面加工用の切削刃の提供を第1の目的と
する。
外周のクラッド部とからなり、それにジャケットが被覆
されて構成されており、コア部が光学繊維としてプラス
チックで形成されている。従って、前記従来の熱による
光ファイバ端面の加工装置においては、コア部の端面を
半球面(レンズ)形状に形成することは可能であるが、
クラッド部やジャケットの端面までも加工することはで
きない。しかし、光ファイバの使用態様によっては、ク
ラッド部やジャケットの端面までも加工したい場合も生
ずる。この発明は、このような点に鑑み光ファイバのコ
ア部だけでなく、クラッド部やジャケットも含め選択的
に端面加工できる光ファイバ端面加工用の切削刃の提供
を第2の目的とする
め、この発明のプラスチック光ファイバ端面加工用切削
刃は、プラスチック光ファイバ端面を、所定形状に切削
加工するプラスチック光ファイバ端面加工用切削刃であ
って、切削刃の全長がプラスチック光ファイバの直径に
略相当し、刃先形状が中心より両側で対称形状に形成さ
れ、この中心より半分の刃先が中心寄りと外側寄りとで
刃先の角度を異にしていることを特徴とするこれにより
光ファイバが、中心のコア部とその外周のクラッド部と
からなり、それにジャケット被覆されて構成されてお
り、これらの材料を異にしても、それらに対応できる刃
先の角度を異にして最適に切削加工できる。
端面加工用切削刃は、プラスチック光ファイバ端面を、
所定形状に切削加工するプラスチック光ファイバ端面加
工用切削刃であって、切削刃の全長がプラスチック光フ
ァイバの直径に相当し、その中心より半分側だけに刃先
が形成され、他の半分は切削機能を有さず、前記半分側
の刃先が中心寄りと外側寄りとで刃先の角度を異にして
いることを特徴とし、また、この発明のプラスチック光
ファイバ端面加工用切削刃は、プラスチック光ファイバ
端面を、所定形状に切削加工するプラスチック光ファイ
バ端面加工用切削刃であって、プラスチック光ファイバ
の中心より半径の位置に当接して回転する、プラスチッ
ク光ファイバ半径の長さの切削刃が存在し、この切削刃
の刃先が、光ファイバの中心寄りに当接する部分と外側
寄りに当接する部分とで刃先の角度を異にしていること
を特徴とする。これによりプラスチック光ファイバ直径
の半分の長さの切削刃において、光ファイバ端面の加工
ができるし、切削刃の加工も半分でよいので製造も容易
となるし、安価となる。
が鋭角に形成されていることを特徴とし、さらに前記角
度を異にする刃先は、中心寄りの長さがプラスチック光
ファイバのコア部の半径に相当し、外側寄りの長さがコ
ア部以外の層の厚さに相当することを特徴とするこれに
よりコア部とコア部以外の部分において刃先の角度が異
なることになり、適切で良好な端面加工が可能となる。
いて図面と共に詳細に説明する。図1はこの発明の実施
の形態を示す切削刃の正面説明図、図2はこの発明の実
施の形態を示す切削刃の平面説明図、図3はこの発明の
実施の形態を示す切削刃の斜視図、図4は図3の反対面
より見た斜視図である。
ァイバ端面の加工装置に取付ける軸部3(図3、図4参
照)を具備する。切削刃1の刃先2は、中央から半分側
だけに設けられ、他の半分側は切削機能を有さないよう
に傾斜4されている。この傾斜4は、光ファイバ端面を
切削するとき、光ファイバ端面に当接しないように逃げ
の役目をなす。
いて、中央側が少し湾曲する凹部2aであり、それに連
続して傾斜部2bとなり、さらに水平直線部2cに連続
する形状となっており、本例では中心に少しのフラット
部2dが存在する。しかも、この切削刃1の刃先2は、
凹部2a、傾斜部2bの部分(図1でh1の範囲)と、
水平直線部2cの部分(図1でh2の範囲)とは、刃先
の角度を異にして形成されている。本例では凹部2aと
傾斜部2bの部分(h1)より水平直線部2cの部分
(h2)の方が鋭角に形成されている。
にコア部22、クラッド部23およびジャケット24と
で構成されている。従って、このような光ファイバ21
の端面を、前記実施の形態の切削刃1において回転させ
て切削加工すると、切削刃1の形状に対応し、図8
(a)に示す端面形状となる。即ち、中心のコア部22
端面のみが半球面(レンズ)形状に切削加工され、クラ
ッド部23は斜面(テーパ状)となり、ジャケット24
は平面となる。もちろん切削刃1の凹部2aの長さがコ
ア部22の半径に対応し、傾斜部2bの幅がクラッド部
23の厚さに対応し、水平直線部2cの幅がジャケット
24の厚さに対応している。
a、傾斜部2bの部分(h1)と水平直線部2c(h
2)とが刃先の角度を異にして形成されているので、コ
ア部22、クラッド部23およびジャケット24との構
成材料が異なっても、それぞれの材料の切削に適した刃
先角度の刃先2で切削でき、好ましい切削加工が可能と
なるものである。従って、光ファイバ21端末に、コネ
クタを装着し、このコネクタと一緒に端面加工を行って
も、良好な切削加工が可能となる。
を示し、図5はその正面説明図、図6はその平面説明図
および図7はその斜視図である。本例は、切削刃1の全
長(刃先の長さ)が光ファイバの直径に略相当し、刃先
2の形状が中心より両側で対称形状に形成され、この中
心より半分の刃先が、中心寄りと外側寄りとで刃先の角
度を異にしている、この中心より半分の刃先2の形状
は、前記実施の形態と同様であるので、同一構成要素に
は同一符号を付して詳細な説明は省略する。
前記実施の形態に制限されるものではない。例えば、切
削刃1の刃先2の形状が凹部の半円状である場合には、
光ファイバ21の端面形状は図8(b)に示すように、
コア部22だけでなくクラッド部23およびジャケット
24を含む光ファイバ端面の全体が凸型の半球面とな
る。また、切削刃1の形状が凸型の半円状であると、光
ファイバ端面は凸型の半球面となる。いずれの場合でも
光ファイバ21の構成に対応し、材料を異にする部分の
切削刃1の刃先の角度を異にする。これにより最適の切
削加工を行うものである。
装置を示す断面説明図である。この光ファイバ端面の加
工装置は、筺体11と、この筺体11内に設けられたモ
ータ13と、このモータ13の駆動軸14に連結された
被連結部材としてのカップリング15と、このカップリ
ング15に着脱自在に装着される切削刃1と、貫通孔6
を有し、この貫通孔6に、一端側から前記切削刃1が刃
先2側から挿入され、他端側から光ファイバ21が挿入
されるホルダー5とから構成されている。
カップリング15には、切削刃1の軸部3が着脱自在に
取付けられ、モータ13により回転される。しかして、
ホルダー5の貫通孔6に、他端側より光ファイバ21を
挿入し、その端面を回転する切削刃1に少しの力で当接
させることにより、ホルダー5の貫通孔6内において、
光ファイバ21端面の切削加工をする。このホルダー5
の貫通孔6内において光ファイバ21端面の切削加工す
ることにより、光ファイバ21の位置ずれがなく、光フ
ァイバ21と切削刃1との軸心が一致することになり、
好ましい端面加工ができる。
りと外側寄りとで刃先2の角度を異にしているので、光
ファイバ21を構成するコア部22、クラッド部23及
びジャケット24等に対応して適切な刃先角度で切削加
工できるので、好ましい正確な端面切削加工が可能とな
る。
るものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲での
種々の変更が許容される。
ラスチック光ファイバ端面加工用切削刃によれば、次の
ような効果を奏する。 (1)光ファイバを構成するコア部、クラッド部及びジ
ャケット、又はコネクタが装着されている場合にはコネ
クタも含め、それぞれの構成材料が異なっているが、こ
の発明の切削刃は、それに対応して刃先の角度を異にし
ている。従って、構成材料を異にしても適切な端面切削
刃ができ、正確な端面が形成できる。
の製造が容易となり、安価となる。 (3)切削刃の形状を変えることにより任意の形状に切
削加工することができる。 (4)プラスチック光ファイバ端面は、コア部だけでな
く、クラッド部やジャケットも含め選択的に端面加工す
ることができる。
図である。
図である。
ある。
説明図である。
説明図である。
図である。
拡大断面図(a)(b)である。
ある。
示す断面説明図である。
Claims (5)
- 【請求項1】 プラスチック光ファイバ端面を、所定形
状に切削加工するプラスチック光ファイバ端面加工用切
削刃であって、 切削刃の全長がプラスチック光ファイバの直径に略相当
し、刃先形状が中心より両側で対称形状に形成され、こ
の中心より半分の刃先が中心寄りと外側寄りとで刃先の
角度を異にしていることを特徴とするプラスチック光フ
ァイバ端面加工用切削刃。 - 【請求項2】 プラスチック光ファイバ端面を、所定形
状に切削加工するプラスチック光ファイバ端面加工用切
削刃であって、 切削刃の全長がプラスチック光ファイバの直径に相当
し、その中心より半分側だけに刃先が形成され、他の半
分は切削機能を有さず、前記半分側の刃先が中心寄りと
外側寄りとで刃先の角度を異にしていることを特徴とす
るプラスチック光ファイバ端面加工用切削刃。 - 【請求項3】 プラスチック光ファイバ端面を、所定形
状に切削加工するプラスチック光ファイバ端面加工用切
削刃であって、 プラスチック光ファイバの中心より半径の位置に当接し
て回転する、プラスチック光ファイバ半径の長さの切削
刃が存在し、この切削刃の刃先が、光ファイバの中心寄
りに当接する部分と外側寄りに当接する部分とで刃先の
角度を異にしていることを特徴とするプラスチック光フ
ァイバ端面加工用切削刃。 - 【請求項4】 前記刃先は、中心寄りより外側寄りが鋭
角に形成されていることを特徴とする請求項1乃至3の
いずれかに記載のプラスチック光ファイバ端面加工用切
削刃。 - 【請求項5】 前記角度を異にする刃先は、中心寄りの
長さがプラスチック光ファイバのコア部の半径に相当
し、外側寄りの長さがコア部以外の層厚さに相当するこ
とを特徴とする請求項1乃至4のいずれかに記載のプラ
スチック光ファイバ端面加工用切削刃。
Priority Applications (7)
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JP2001400897A JP4062486B2 (ja) | 2001-12-28 | 2001-12-28 | プラスチック光ファイバ端面加工用切削刃 |
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EP02008063A EP1291687B1 (en) | 2001-09-07 | 2002-04-11 | Fiber end surface processing method |
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CNB021216673A CN1307446C (zh) | 2001-09-07 | 2002-05-31 | 塑料光导纤维端面加工方法 |
Applications Claiming Priority (1)
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-
2001
- 2001-12-28 JP JP2001400897A patent/JP4062486B2/ja not_active Expired - Lifetime
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