JP2003205186A - 理容鋏 - Google Patents

理容鋏

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JP2003205186A
JP2003205186A JP2002007388A JP2002007388A JP2003205186A JP 2003205186 A JP2003205186 A JP 2003205186A JP 2002007388 A JP2002007388 A JP 2002007388A JP 2002007388 A JP2002007388 A JP 2002007388A JP 2003205186 A JP2003205186 A JP 2003205186A
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JP
Japan
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scissors
finger
barber
ring
barber scissors
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JP2002007388A
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English (en)
Inventor
Shigeyoshi Adachi
栄美 足立
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Adachi Plating Co Ltd
Original Assignee
Adachi Plating Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 2本の刃体を枢着した理容鋏であって、逆手
で握った状態でのスライドカットが行いやすい理容鋏を
提供することであり、例えば鋏の姿勢制御が容易で、開
閉操作や鋏の開き角度の規制のしやすい理容鋏を提供す
ること。 【解決手段】 刃体は刃部10と柄部20と指環30,
31,32,33とが配置されており、少なくとも一方
の刃体には、2個以上の指環が柄部の長手方向になる配
置で柄部に設けられている事により、理容鋏1Aを逆手
に握る状態で指環に指を通す事により、2本の刃体2を
開いた状態で髪を梳き切るスライドカットの時に理容鋏
の姿勢を安定させることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は理容鋏の改良に関
し、詳しくは、スライドカットと呼ばれる理美容技術が
容易に行うことのできる理容鋏に関する。
【0002】
【従来の技術】理美容のカット技術は、ヘヤースタイル
の多様化で、単にカットするだけではなく、様々にカッ
ト技術は工夫されている。スライドカットと呼ばれる技
法もその一つで、図6に示す様に、鋏を、2本の刃体を
開いた状態で髪を挟み、髪先の方向に鋏をスライドさせ
ることにより、髪を梳ききる技法である。このスライド
カットを行う際は、鋏を順手に握る場合と、逆手に握る
場合がある。
【0003】カット鋏で髪を切る場合など、通常は順手
で握るのであるが、スライドカットの場合には、その場
面により、その握り方が順手と逆手の両方があり得る。
順手に握ってスライドカットする場合には、鋏と手とは
図7に示す様な関係になり、下方向きに開いた鋏に髪を
挟んで下にスライドさせるのである。
【0004】また逆手で握る場合もあり、図8に示す様
に、立てた姿勢の鋏の指環に、例えば人差し指と薬指を
通し、鋏が手の平側にくる様な握り方をするのである。
そして、この立てた状態の鋏を、図9に示す様にスライ
ドさせて梳き降ろすのである。
【0005】その際、固定角度に開いたままでスライド
させると、梳き切る途中で髪が鋏の刃に引っかかり、ス
ライドが止められてしまう場合がある。そのため鋏を開
いたまま、多少の開閉操作を繰り返しながらスライドさ
せて、スムーズなスライドをさせている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】順手で握り方は、鋏が
ぐらつかず思ったように姿勢のコントロールがきくが、
逆手の場合には、鋏の姿勢制御が比較的しにくく、ぐら
つくことがある。特に2つの指環を軸とした状態のぐら
つき(図22中で、手前側と奥側へのぐらつき)が生じ
やすくなる傾向にある。またスライドさせるときに行う
開閉操作は、順手の場合であれば難なく行えるが、逆手
の場合であると行いにくい。順手であれば、親指と他の
指との間を開閉することは容易であるが、逆手の場合は
例えば人差し指と薬指を開閉させるのは難しいからであ
る。
【0007】この様に、逆手でスライドカットを行おう
とすると、鋏の姿勢を上手く制御できない、鋏の開閉操
作が上手くできないといった問題がある。
【0008】以上の問題を鑑み、本願発明の目的とする
ところは、逆手で握った状態でのスライドカットが行い
やすい理容鋏を提供することであり、例えば鋏の姿勢制
御が容易で、開閉操作や鋏の開き角度の規制のしやすい
理容鋏を提供することにある。
【0009】
【課題を解決するための手段と発明の効果】以上の課題
を解決するために本願請求項1記載のはつめいでは、2
本の刃体を枢着した理容鋏であって、前記刃体は刃部と
柄部と指環とが配置されており、少なくとも一方の刃体
には、2個以上の前記指環が前記柄部の長手方向になる
配置で柄部に設けられている事により、前記理容鋏を逆
手に握る状態で前記指環に指を通す事により、2本の刃
体を開いた状態で髪を梳き切るスライドカットの時に前
記理容鋏の姿勢を安定させることを特徴としている。こ
れにより、鋏には少なくとも指環が3つ以上設けられる
こととなるが、逆手であるとこれら3つ以上の指環に指
を通すのが容易である。その結果、理容鋏の3点支持が
容易となり、ぐらつきのない姿勢制御が容易となるので
ある。さらに、2個以上の前記指環が前記柄部の長手方
向になる配置で柄部に設けられると、鋏を開いたときに
指環同士の間隔が、軸寄りであると狭く、軸から離れた
指環であると広いので、指同士の開くことのできる間隔
に余り広狭のない逆手であっても、指環同士の間隔の中
で、その時時の握りやすい指環同士を主な握り場所とし
て握ることと、開閉操作することなどができる。
【0010】請求項2記載の発明では、同じ刃体に設け
られる2個以上の指環は、互いに離間させて設けられて
いることを特徴とした。これにより、理容鋏の軸寄りの
指環とそうでない指環との間隔が拡がり、例えば、鋏を
広く開いたときに、軸から離れた指環同士は間隔が開い
てしまい、指がこれに追従し開けない場合があるが、そ
んなときにも軸よりの指環で鋏をコントロールすること
ができる。
【0011】請求項3記載の発明では、柄部が、鋏を閉
じたときに、柄部同士が略重合された状態になる形状に
形成されたことを特徴としている。これにより理容鋏を
半開きにしたときには柄部同士に指を挟んで鋏の開き角
度を安定させることができる。
【0012】
【発明の実施の形態】次に本願発明の理容鋏の実施例を
説明する。 (実施例1)図1に示す様に理容鋏1Aは、2本の刃体
2,2を枢着したものであり、各刃体は、刃部10と柄
部20と指環30,31,32,33とが配置されてい
る。両方の刃体2,2には、それぞれ2個の指環30,
31;32,33が、柄部20,20の長手方向に沿っ
た配置で柄部20,20に設けられている。詳しくは、
柄部20,20の終端側の指環31,32の2つは、一
般的に理容鋏の指環と同じ位置(軸3からの長さ位置が
同じ)である。そして、他の2つの指環30,34は、
各刃体2,2の柄部20,20の軸3寄りに設けられて
おり、これにより同じ柄部20,20に設けられた指環
30,31;32,33同士を互いに離間させて設けら
れている。4つの指環30,31;32,33は同一平
面状に設けられ、つまり指環30,31;32,33の
環による規定される4つの平面はほぼ同一平面を成す。
また刃部10,10は、図示されたように先端側が片側
に反り返った形状に形成されている。
【0013】この理容鋏1Aを用いてスライドカットす
るときには、指環30に親指、指環31に人差し指、指
環32に中指、指環33に薬指を通した状態の逆手の握
り方で握り、図3に示す様に、下向きに開いた状態の理
容鋏1Aで、髪を上から下にスライドカットするのであ
る。理容鋏1Aは4つの指環30,31;32,33で
4点支持されるので安定する。また鋏を大きく開くとき
には、柄20,20から離れた位置の指環31,32で
開こうとすると、これに通す指を大きく開かなければな
らないので操作し難いが、軸3に寄った2つの指環3
0,33同士を開く操作は、さほど大きく指を開かなく
てもすることにより、楽に鋏を開くことができる。スラ
イドカットの時は、カット鋏で髪をチョキチョキと切る
ような場合と異なり、大きな開閉操作を頻繁にするわけ
ではないので、軸3寄りの指環30,33での開閉操作
でも不自由はない。
【0014】開閉は軸3寄りの指環30,33で行い、
鋏のぐらつきに対する規制は軸から離れた側の指環3
1,32で行うことができる。開き角度を小さくしてス
ライドカットするときには、軸3から離れた指環31,
32同士でも間隔が狭まっているので、これら指環で開
閉操作ほうが好ましく、このときは軸寄りの指環30,
33を姿勢制御に役立ててもよい。なお指環に通す指
は、上記に限らず、自由にしてよい。
【0015】この様な操作により理容鋏1Aで髪をスラ
イドカットすると、刃部10の先端側が反り返っている
ので、髪は刃体同士の交点P付近で捉えやすくなる。ま
た理容鋏1Aを人の頭部に宛って梳いても、刃部10の
先端で過って人の頭部を突く様な事が無くなる。なお、
刃部10の先端側は、反り返って無くてもよい。また通
常のカット鋏として用いることもできる。
【0016】(実施例2)また上記実施例の理容鋏1A
から、いずれかの1つの指環を省略したものであっても
よい。例えば図3に示す様に、図1に示された理容鋏1
Aから軸寄りの指環30のどちらか1つを省略し、3つ
の指環31,32,33を有する理容鋏1Bであっても
良い。この場合は、指環31に親指を通し、他の指環3
2,33には人差し指と薬指を入れると、開閉操作が一
層楽になる。 (実施例3)また図4に示す様に、図1に示された理容
鋏1Aから、軸3から離れた指環31,32のどちらか
1つを省略して、3つの指環30,32,33を有する
理容鋏1Cであっても良い。この場合は、省略された側
の柄部は小短なものとなる。見方によっては、指環30
は刃体に直接受けられているとのとらえ方でもよい。そ
して、指環30に親指を、指環33には中指を通し、こ
の2本の指を中心にして鋏を握り、指環32に通した人
差し指で、理容鋏のぐらつきを制御するのである。
【0017】なお、実施例2の理容鋏1Bはスライドカ
ットの他に、通常のカット鋏としても、用いることがで
きるが、実施例3の理容鋏1Cは、スライドカット専用
であってカット鋏としては機能しない。カット鋏のよう
な通常の順手握りができないからである。
【0018】(実施例4)図5に示す理容鋏1Dは指環
30,31,32,33が4つ設けられていて、柄部1
0,10が、鋏を閉じたときに柄部10,10同士が略
重合された状態になる形状に形成されている。即ち、各
刃体2,2の柄部10,10は細身直線状に形成され
て、鋏を閉じたときには、図示した様にヒットポイント
6の突出分だけの隙間を空けて重合状態となる様に形成
されている。また柄部10,10とは別に、同じ刃体の
指環同士30,31;32,33を連絡する細身の連絡
部4が、その指環30,31;32,33と一体的に設
けられており、図示したように、指環30,33から他
の指環31,32にかけて凹曲して形成されている。こ
れは指環30,31,32,33に指を通す握り方の他
に、指環30,31,32,33に指を通さず、外側か
ら握る持ち方をも考慮したものである。即ち、開いた理
容鋏1Dの柄部10と柄部10との間に人差し指を挟み
入れ、残りの指で、両方の刃体2,2の指環30,3
1,32,33と連絡部4,4を外とから握るのであ
る。この様にすると、指環と連絡部との成す外縁部5が
握り代となるからである。しかも指環と連絡部とが同一
平面上にあるので、これらが擬似的な平板を形成するこ
ととなり、この擬似的な平板を握ることにより、理容鋏
のぐらつきが抑えられ易くなるのである。特に外縁部5
は、連絡部4のところの凹曲が指受けとして機能するの
で、握りが安定し、理容鋏1Dの姿勢制御に寄与する。
この様に、柄部同士の間に人差し指を挟んで、外縁部を
他の指で握ることにより、半開きにした理容鋏は、鋏の
開き角度を安定させることができる。またぐらつきも安
定させることができる。
【0019】なお本願発明は、上記実施例に限るもので
はなく、発明の趣旨の範囲でどの様に実施されてもよ
い。指環は3つ、4つに限らず、どの様でもよい。指環
の配置も、実施例に示したもの以外であってよい。指環
にはどの指を通してもよく、指環の一部または全部に指
を通さない持ち方でもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この図は、実施例1に示した理容鋏の図であ
る。
【図2】 この図は、理容鋏を開いた図である。
【図3】 この図は、実施例2に示した理容鋏の図であ
る。
【図4】 この図は、実施例3に示した理容鋏の図であ
る。
【図5】 この図は、実施例4に示した理容鋏の図であ
る。
【図6】 この図は、スライドカットの一態様を示す図
である。
【図7】 この図は、順手で鋏を握った図である。
【図8】 この図は、逆手で鋏を握った図である。
【図9】 この図は、スライドカットの別の態様を示す
図である。
【符号の説明】
1A,1B,1C,1D …理容鋏 2 …刃体 3 …軸 4 …連絡部 5 …外縁部 10 …刃部 20 …柄部 30,31,32,33 …指環

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 2本の刃体を枢着した理容鋏であって、
    前記刃体は刃部と柄部と指環とが配置されており、 少なくとも一方の刃体には、2個以上の前記指環が前記
    柄部の長手方向になる配置で柄部に設けられている事に
    より、前記理容鋏を逆手に握る状態で前記指環に指を通
    す事により、2本の刃体を開いた状態で髪を梳き切るス
    ライドカットの時に前記理容鋏の姿勢を安定させること
    を特徴とする理容鋏。
  2. 【請求項2】 同じ刃体に設けられる2個以上の指環
    は、互いに離間させて設けられていることを特徴とする
    請求項1記載の理容鋏。
  3. 【請求項3】 柄部が、鋏を閉じたときに、柄部同士が
    略重合された状態になる形状に形成されたことを特徴と
    する請求項1又は2記載の理容鋏。
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009160375A (ja) * 2007-12-15 2009-07-23 Isao Awanai 理美容はさみ
JP2014513582A (ja) * 2011-02-25 2014-06-05 サーコア,リミテッド・ライアビリティ・カンパニー 外科用器具を含む工具用の人間工学的な多目的ハンドル

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A02 Decision of refusal

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Effective date: 20040831