JP2004081426A - 理容鋏 - Google Patents
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Abstract
【課題】鋏を手にしたままの状態で櫛を握ることが容易な理容鋏を提供すること。
【解決手段】刃体2の2本を枢着した鋏1であって、刃体2は少なくとも柄部20と指環30とを有し、指環30は柄部20とは別体に設けられると共に、刃体2の長手方向と略直角を成す回動軸40で柄部20に軸着され、更に、2本の刃体2,2の回動軸40の各々が、鋏1を閉じたときには同一直線状をなす様に設けられたことを特徴とする理容鋏である。
【選択図】 図1
【解決手段】刃体2の2本を枢着した鋏1であって、刃体2は少なくとも柄部20と指環30とを有し、指環30は柄部20とは別体に設けられると共に、刃体2の長手方向と略直角を成す回動軸40で柄部20に軸着され、更に、2本の刃体2,2の回動軸40の各々が、鋏1を閉じたときには同一直線状をなす様に設けられたことを特徴とする理容鋏である。
【選択図】 図1
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
この発明は理美容に用いられる鋏の改良に関し、鋏を持ったまま櫛を使った作業が容易に行える理容鋏に関する。
【0002】
【従来の技術】
理美容店などで、鋏で髪を切るときには、髪を櫛でときながら髪を切るのが一般的な手法である。髪は、同じ方向に揃った状態で切らないと、切った髪の長さが正確でなくなるからである。その為、髪を切る作業中は、櫛で髪をといでから髪を切り、髪を切ったらまた櫛をといで髪を切る、という操作を交互に繰り返されている。
例えば美容師が右利きであれば鋏は右手で持つ。しかし櫛をとく時も右手である。詰まり、図8に示す様に右手で櫛Kを持ち、頭髪に櫛を入れてとく仕草をしながら髪(つまり毛束)を櫛で取り出し、右手の櫛で取り出した毛束を左手で持って、この毛束を右手の櫛でとくのである。
【0003】
つまり右手(利き手)は、鋏を持つが、櫛も持つ必要があるのである。その為、鋏を持ったまま同じ右手で櫛を持とうと、色々な工夫をしている。
例えば、親指だけを鋏から抜いて、その指で鋏を持ったまま櫛を持つのである。
また例えば、鋏は一般に順手握りの向きで握るところを、やはり親指を抜いて鋏を逆手握りに握り直し、櫛を握るのである。こうすると手の平が空いて櫛を持ちやすくなり、鋏の先端が顧客の頭に向かない状態となるので都合がよく、よく用いられている方法の一つである。順手・逆手と握り直すときは、指環に指してある残りの指を軸に半回転させ、戻すときも同様に半回転させるのである。
櫛を入れ終わったら櫛を左手に移して、鋏で髪を数回切る操作をする。この様に、右利きであれば右手で鋏と櫛の操作を交互に行うのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ただ親指を抜いたり入れたり、また半回転させたり、それを半回転戻したりするのが面倒である。
この問題を鑑み、本願発明の目的とするところは、鋏を手にしたままの状態で櫛を握ることが容易な理容鋏を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段と発明の効果】
本願発明は2本の刃体を枢着した理容鋏であって、前記刃体は柄部と指環とを有した鋏にかかる発明である。
即ち請求項1に記載された発明は、前記指環が、刃体の長手方向と略直角な回動軸で前記柄部の各々に軸着されると共に、鋏を閉じたときには前記回動軸の各々が同一直線状をなすことを特徴としている。
これにより鋏を握って閉じた状態であれば、指環に指を通したまま鋏の本体部分(指環以外の部分)を、指環に対して回動させることができる。そのため、略180度回転(半回転)させることもでき、これにより鋏を握り直すことなく順手から逆手に(或いはその逆に)握りの向きを変える事ができる。
【0006】
請求項2記載の発明は、指環と柄部との間に、柄部に対する指環の相対的な回動を柄部に対する所定の回動位置で規制する規制部を設けたことを特徴としている。
これにより、鋏を閉じて握った状態で鋏の本体部分を回転させるときには、(指環に対する)所定の回動位置で位置固定が可能となり、ブラつくことがない。請求項3記載の発明では、規制部は、柄部が指環の接線状をなす回動位置で指環の回動を規制する様に設けられたことを特徴としている。
これにより、鋏の本体部分は順手の位置と逆手の位置とで固定されることとなる。
【0007】
請求項4記載の発明では、規制部は、柄部側に設けられた凸部又は凹部と、指環の外周面に設けられた凹部又は凸部とが対峙して互いに係合し合う位置関係に形成されて成ることを特徴としている。
これにより、軽微な機構で、確実な回動固定で実現できる。
【0008】
【発明の実施の形態】
次の、本願発明の理容鋏の実施例を説明する。
この鋏は、図1−図2に示す様に、刃体2の2本を枢着した鋏1であって、刃体2は共に、刃部10と柄部20と指環30とを有している。
【0009】
また指環30は、刃部10と柄部20とからなる本体部分3とは別体に設けられている。即ち指環30は柄部20の末端となる柄尻部分21に回動可能に軸支されており、具体的には、以下の様に形成されている。
まず柄尻部分21は、図1−図4に示す様に直線な角棒状を成し、鋏1を閉じたときには、2本の刃体2,2の柄尻部分21,21が互いに平行となる様に形成されている。柄尻部分21の直線方向Lは刃体の長手方向Mと若干角度を成しているものの、略同方向を成している(図1)。そして指環30は、柄尻部分21の外側面Sa(ここでは、鋏1を閉じた際の、柄部20の対峙し合う側を内側面Sb、反対側を外側面Saという)にて、この柄尻部分21の長手方向Lと略直角を成す回動軸40で柄部20に軸着されている。更にこの様にして、2本の各刃体2,2に形成される回動軸40,40は、鋏1を閉じたときには同一直線状をなす配置関係に設けられている。
【0010】
この回動軸40は、具体的には図2−図4に示す様に、柄尻部分21の内側面Sbから回しながら差し入れたネジ41であり、外側面に突き出たこのネジ41に、指環30を螺号させるのである。これにより指環30が回動可能に軸支されるのである。
【0011】
動刃2a側の柄尻部分21には、回動軸40よりも末端寄りに円錐台状のヒットポイント22が設けてあり、鋏1を閉じるときの柄尻部分21,21同士が当たる際の緩衝材となっている。
【0012】
柄尻部分21の外側面Saは、回動軸40よりも柄部20の基端寄りの部分が平面視略三角の膨出部分23に形成されていて、この膨出部分23が指環30の外周面31(図1)と近接する様に形成されている。そしてこの様に近接した指環30と柄部20との間に、柄部20に対する指環30の相対的な回動を、柄部20に対する所定の回動位置で規制する為の規制部Xが設けられている。
具体的には、柄部20の内側面Sbからネジ24が回しながら差し入れてあり、外側面Saの膨出部23から、凸部25に形成されたネジの先端が僅かに突き出て、指環の外周面に当接する様に位置させてある。一方、指環のこの当接部分には、ネジの先端の凸部25に対峙して凹部32が形成され、これら凹部32と凸部25が互いに係合し合う位置関係に形成されて、指環の回動を規制する規制部Xを成しているのである。この規制部Xにより指環30の回動位置が規制されるときには、柄部20が指環30の略接線状をなす回動位置で規制される。換言すれば、指環30と柄尻部分21とが同一平面内となる回動位置にて指環30の回動が規制されるのであり、この規制位置であれば、一般的な鋏における柄部20と指環30との配置関係と同じ配置になるのである。
【0013】
なお、指環30の外周面31には、回動軸40を挟んだ対象位置に2つの凹部32,32が形成されている。そのため、図に示した位置から指環を180度回動させるともう1つの凹部32が凸部25に係合して、その回動位置にて回動が規制され様になっている。
【0014】
次にこの鋏(右利き用の鋏)の使用方法を説明する。
この鋏1は通常は、図5に示す様に右手で順手握りに持って用いるのであるが、同じ右手で櫛を使おうとする場合には、鋏1を閉じた状態で鋏1の本体部分3を180度回動させ、図6に示す位置にもってくるのである。この際、右手の指は鋏1を使っているときと同様に指環30に差したままでよく、また回動自身は左手を刃部10に宛うなどして回動させればよいのである。回動により鋏1は、図6のような逆手握りの状態となり、この状態で櫛を使うと、鋏1の先端Pが人の頭の方を向かなくなるので安全である。また櫛を順手で握ることも容易となる。
【0015】
櫛で髪を梳いたら、右手に握られている鋏1の本体部分3を元の位置となる様に180度回動させ、図5の位置となる様にして、また髪を切るのである。
【0016】
以降、以上のことを繰り返すことにより、櫛で髪をすいて整えながら髪を切ってゆくことができるのである。
【0017】
なお、鋏を握るときには、握り方により指環の向きが指の向きに合わせて変えられると操作しやすくなる場合がある。例えば図7に示す様な、腕と鋏の長手がほぼ同じ向き揃う様な握り方の場合には、図7に示されている様に、親指の指環が刃体の長手と角度を成す様にすると握り易くなる。この点、本願の鋏であれば、図7の様な向きに指環を回動してその向き変えることができるのであり、これにより図7の様な握り方を容易にすることができる。
【0018】
本願発明は、上記実施例に限るものではなく、発明の趣旨から逸脱しない範囲で、どの様に実施されてもよい。
柄部の形状は実施例と異なっていてもよく、回動軸もネジ以外の方法により実現されてもよい。また規制部も、凹部と凸部によらず、他の方法で実現されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この図は、実施例に示す本願発明の理容鋏である。
【図2】この図は、図1に鋏において、動刃側の指環と柄尻部分を切り欠いて断面図的に表した図である。
【図3】この図は、動刃側の指環と柄尻部分を切り欠いて示した部分切り欠き斜視図である。
【図4】この図は、動刃側の指環と柄尻部分を切り欠いて示した部分切り欠き斜視図である。
【図5】この図は、図1の鋏を握った図である。
【図6】この図は、図5の状態から、鋏を握ったまま鋏の本体部分を180度回動させ、逆手の握りにした様子の図である。
【図7】この図は、鋏と腕とを同じ方向にした握り方の図である。
【図8】この図は、櫛を使い時の様子の説明図である。
【符号の説明】
1 鋏
2 刃体
3 本体部分
10 刃部
20 柄部
21 柄尻部分
22 ヒットポイント
23 膨出部分
24 ネジ
25 凸部
30 指環
31 外周面
32 凹部
40 回動軸
41 ネジ
X 規制部
Sa 外面側
Sb 内面側
【発明の属する技術分野】
この発明は理美容に用いられる鋏の改良に関し、鋏を持ったまま櫛を使った作業が容易に行える理容鋏に関する。
【0002】
【従来の技術】
理美容店などで、鋏で髪を切るときには、髪を櫛でときながら髪を切るのが一般的な手法である。髪は、同じ方向に揃った状態で切らないと、切った髪の長さが正確でなくなるからである。その為、髪を切る作業中は、櫛で髪をといでから髪を切り、髪を切ったらまた櫛をといで髪を切る、という操作を交互に繰り返されている。
例えば美容師が右利きであれば鋏は右手で持つ。しかし櫛をとく時も右手である。詰まり、図8に示す様に右手で櫛Kを持ち、頭髪に櫛を入れてとく仕草をしながら髪(つまり毛束)を櫛で取り出し、右手の櫛で取り出した毛束を左手で持って、この毛束を右手の櫛でとくのである。
【0003】
つまり右手(利き手)は、鋏を持つが、櫛も持つ必要があるのである。その為、鋏を持ったまま同じ右手で櫛を持とうと、色々な工夫をしている。
例えば、親指だけを鋏から抜いて、その指で鋏を持ったまま櫛を持つのである。
また例えば、鋏は一般に順手握りの向きで握るところを、やはり親指を抜いて鋏を逆手握りに握り直し、櫛を握るのである。こうすると手の平が空いて櫛を持ちやすくなり、鋏の先端が顧客の頭に向かない状態となるので都合がよく、よく用いられている方法の一つである。順手・逆手と握り直すときは、指環に指してある残りの指を軸に半回転させ、戻すときも同様に半回転させるのである。
櫛を入れ終わったら櫛を左手に移して、鋏で髪を数回切る操作をする。この様に、右利きであれば右手で鋏と櫛の操作を交互に行うのである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】
ただ親指を抜いたり入れたり、また半回転させたり、それを半回転戻したりするのが面倒である。
この問題を鑑み、本願発明の目的とするところは、鋏を手にしたままの状態で櫛を握ることが容易な理容鋏を提供することである。
【0005】
【課題を解決するための手段と発明の効果】
本願発明は2本の刃体を枢着した理容鋏であって、前記刃体は柄部と指環とを有した鋏にかかる発明である。
即ち請求項1に記載された発明は、前記指環が、刃体の長手方向と略直角な回動軸で前記柄部の各々に軸着されると共に、鋏を閉じたときには前記回動軸の各々が同一直線状をなすことを特徴としている。
これにより鋏を握って閉じた状態であれば、指環に指を通したまま鋏の本体部分(指環以外の部分)を、指環に対して回動させることができる。そのため、略180度回転(半回転)させることもでき、これにより鋏を握り直すことなく順手から逆手に(或いはその逆に)握りの向きを変える事ができる。
【0006】
請求項2記載の発明は、指環と柄部との間に、柄部に対する指環の相対的な回動を柄部に対する所定の回動位置で規制する規制部を設けたことを特徴としている。
これにより、鋏を閉じて握った状態で鋏の本体部分を回転させるときには、(指環に対する)所定の回動位置で位置固定が可能となり、ブラつくことがない。請求項3記載の発明では、規制部は、柄部が指環の接線状をなす回動位置で指環の回動を規制する様に設けられたことを特徴としている。
これにより、鋏の本体部分は順手の位置と逆手の位置とで固定されることとなる。
【0007】
請求項4記載の発明では、規制部は、柄部側に設けられた凸部又は凹部と、指環の外周面に設けられた凹部又は凸部とが対峙して互いに係合し合う位置関係に形成されて成ることを特徴としている。
これにより、軽微な機構で、確実な回動固定で実現できる。
【0008】
【発明の実施の形態】
次の、本願発明の理容鋏の実施例を説明する。
この鋏は、図1−図2に示す様に、刃体2の2本を枢着した鋏1であって、刃体2は共に、刃部10と柄部20と指環30とを有している。
【0009】
また指環30は、刃部10と柄部20とからなる本体部分3とは別体に設けられている。即ち指環30は柄部20の末端となる柄尻部分21に回動可能に軸支されており、具体的には、以下の様に形成されている。
まず柄尻部分21は、図1−図4に示す様に直線な角棒状を成し、鋏1を閉じたときには、2本の刃体2,2の柄尻部分21,21が互いに平行となる様に形成されている。柄尻部分21の直線方向Lは刃体の長手方向Mと若干角度を成しているものの、略同方向を成している(図1)。そして指環30は、柄尻部分21の外側面Sa(ここでは、鋏1を閉じた際の、柄部20の対峙し合う側を内側面Sb、反対側を外側面Saという)にて、この柄尻部分21の長手方向Lと略直角を成す回動軸40で柄部20に軸着されている。更にこの様にして、2本の各刃体2,2に形成される回動軸40,40は、鋏1を閉じたときには同一直線状をなす配置関係に設けられている。
【0010】
この回動軸40は、具体的には図2−図4に示す様に、柄尻部分21の内側面Sbから回しながら差し入れたネジ41であり、外側面に突き出たこのネジ41に、指環30を螺号させるのである。これにより指環30が回動可能に軸支されるのである。
【0011】
動刃2a側の柄尻部分21には、回動軸40よりも末端寄りに円錐台状のヒットポイント22が設けてあり、鋏1を閉じるときの柄尻部分21,21同士が当たる際の緩衝材となっている。
【0012】
柄尻部分21の外側面Saは、回動軸40よりも柄部20の基端寄りの部分が平面視略三角の膨出部分23に形成されていて、この膨出部分23が指環30の外周面31(図1)と近接する様に形成されている。そしてこの様に近接した指環30と柄部20との間に、柄部20に対する指環30の相対的な回動を、柄部20に対する所定の回動位置で規制する為の規制部Xが設けられている。
具体的には、柄部20の内側面Sbからネジ24が回しながら差し入れてあり、外側面Saの膨出部23から、凸部25に形成されたネジの先端が僅かに突き出て、指環の外周面に当接する様に位置させてある。一方、指環のこの当接部分には、ネジの先端の凸部25に対峙して凹部32が形成され、これら凹部32と凸部25が互いに係合し合う位置関係に形成されて、指環の回動を規制する規制部Xを成しているのである。この規制部Xにより指環30の回動位置が規制されるときには、柄部20が指環30の略接線状をなす回動位置で規制される。換言すれば、指環30と柄尻部分21とが同一平面内となる回動位置にて指環30の回動が規制されるのであり、この規制位置であれば、一般的な鋏における柄部20と指環30との配置関係と同じ配置になるのである。
【0013】
なお、指環30の外周面31には、回動軸40を挟んだ対象位置に2つの凹部32,32が形成されている。そのため、図に示した位置から指環を180度回動させるともう1つの凹部32が凸部25に係合して、その回動位置にて回動が規制され様になっている。
【0014】
次にこの鋏(右利き用の鋏)の使用方法を説明する。
この鋏1は通常は、図5に示す様に右手で順手握りに持って用いるのであるが、同じ右手で櫛を使おうとする場合には、鋏1を閉じた状態で鋏1の本体部分3を180度回動させ、図6に示す位置にもってくるのである。この際、右手の指は鋏1を使っているときと同様に指環30に差したままでよく、また回動自身は左手を刃部10に宛うなどして回動させればよいのである。回動により鋏1は、図6のような逆手握りの状態となり、この状態で櫛を使うと、鋏1の先端Pが人の頭の方を向かなくなるので安全である。また櫛を順手で握ることも容易となる。
【0015】
櫛で髪を梳いたら、右手に握られている鋏1の本体部分3を元の位置となる様に180度回動させ、図5の位置となる様にして、また髪を切るのである。
【0016】
以降、以上のことを繰り返すことにより、櫛で髪をすいて整えながら髪を切ってゆくことができるのである。
【0017】
なお、鋏を握るときには、握り方により指環の向きが指の向きに合わせて変えられると操作しやすくなる場合がある。例えば図7に示す様な、腕と鋏の長手がほぼ同じ向き揃う様な握り方の場合には、図7に示されている様に、親指の指環が刃体の長手と角度を成す様にすると握り易くなる。この点、本願の鋏であれば、図7の様な向きに指環を回動してその向き変えることができるのであり、これにより図7の様な握り方を容易にすることができる。
【0018】
本願発明は、上記実施例に限るものではなく、発明の趣旨から逸脱しない範囲で、どの様に実施されてもよい。
柄部の形状は実施例と異なっていてもよく、回動軸もネジ以外の方法により実現されてもよい。また規制部も、凹部と凸部によらず、他の方法で実現されてもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】この図は、実施例に示す本願発明の理容鋏である。
【図2】この図は、図1に鋏において、動刃側の指環と柄尻部分を切り欠いて断面図的に表した図である。
【図3】この図は、動刃側の指環と柄尻部分を切り欠いて示した部分切り欠き斜視図である。
【図4】この図は、動刃側の指環と柄尻部分を切り欠いて示した部分切り欠き斜視図である。
【図5】この図は、図1の鋏を握った図である。
【図6】この図は、図5の状態から、鋏を握ったまま鋏の本体部分を180度回動させ、逆手の握りにした様子の図である。
【図7】この図は、鋏と腕とを同じ方向にした握り方の図である。
【図8】この図は、櫛を使い時の様子の説明図である。
【符号の説明】
1 鋏
2 刃体
3 本体部分
10 刃部
20 柄部
21 柄尻部分
22 ヒットポイント
23 膨出部分
24 ネジ
25 凸部
30 指環
31 外周面
32 凹部
40 回動軸
41 ネジ
X 規制部
Sa 外面側
Sb 内面側
Claims (4)
- 刃体の2本を枢着した鋏であって、前記刃体は少なくとも柄部と指環とを有し、
前記指環は柄部とは別体に設けられると共に、前記刃体の長手方向と略直角を成す回動軸で前記柄部に軸着され、
更に、2本の前記刃体の前記回動軸の各々が、前記鋏を閉じたときには同一直線状をなす様に設けられたことを特徴とする理容鋏。 - 指環と柄部との間に、柄部に対する指環の相対的な回動を柄部に対する所定の回動位置で規制する規制部を設けたことを特徴とする請求項1記載の理容鋏。
- 規制部は、柄部が指環の略接線状をなす回動位置で指環の回動を規制する様に設けられたことを特徴とする請求項2記載の理容鋏。
- 規制部は、柄部側に設けられた凸部又は凹部と、指環の外周面に設けられた凹部又は凸部とが対峙して互いに係合し合う位置関係に形成されて成ることを特徴とする請求項3記載の理容鋏。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002245354A JP2004081426A (ja) | 2002-08-26 | 2002-08-26 | 理容鋏 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2002245354A JP2004081426A (ja) | 2002-08-26 | 2002-08-26 | 理容鋏 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2004081426A true JP2004081426A (ja) | 2004-03-18 |
Family
ID=32053567
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002245354A Pending JP2004081426A (ja) | 2002-08-26 | 2002-08-26 | 理容鋏 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2004081426A (ja) |
-
2002
- 2002-08-26 JP JP2002245354A patent/JP2004081426A/ja active Pending
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