JP2003202669A - 感光性樹脂組成物、これを用いた感光性エレメント、レジストパターンの形成方法およびプリント配線板の製造方法 - Google Patents
感光性樹脂組成物、これを用いた感光性エレメント、レジストパターンの形成方法およびプリント配線板の製造方法Info
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- JP2003202669A JP2003202669A JP2002002559A JP2002002559A JP2003202669A JP 2003202669 A JP2003202669 A JP 2003202669A JP 2002002559 A JP2002002559 A JP 2002002559A JP 2002002559 A JP2002002559 A JP 2002002559A JP 2003202669 A JP2003202669 A JP 2003202669A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 光感度および解像度と同時に、耐薬品性、密
着性、さらに、作業性の向上を図った感光性樹脂組成
物、これを用いた感光性エレメント、レジストパターン
の形成方法およびプリント配線板の製造方法を提供す
る。 【解決手段】 (A)バインダーポリマーと、(B)分
子内に少なくとも1以上の重合可能なエチレン性不飽和
結合を有する光重合性化合物と、(a)ヘキサアリール
ビイミダゾール,(b)ベンゾフェノン,(c)4,4’-
ビス(ジアルキルアミノ)ベンゾフェノン,(d)一般式
(I)で表される化合物 【化1】 および(e)一般式(II)で表される化合物 【化2】 を必須成分として含有する(C)光重合開始剤と、を少
なくとも含むことを特徴とする。
着性、さらに、作業性の向上を図った感光性樹脂組成
物、これを用いた感光性エレメント、レジストパターン
の形成方法およびプリント配線板の製造方法を提供す
る。 【解決手段】 (A)バインダーポリマーと、(B)分
子内に少なくとも1以上の重合可能なエチレン性不飽和
結合を有する光重合性化合物と、(a)ヘキサアリール
ビイミダゾール,(b)ベンゾフェノン,(c)4,4’-
ビス(ジアルキルアミノ)ベンゾフェノン,(d)一般式
(I)で表される化合物 【化1】 および(e)一般式(II)で表される化合物 【化2】 を必須成分として含有する(C)光重合開始剤と、を少
なくとも含むことを特徴とする。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、感光性樹脂組成
物、これを用いた感光性エレメント、レジストパターン
の形成方法及びプリント配線板の製造方法に関する。
物、これを用いた感光性エレメント、レジストパターン
の形成方法及びプリント配線板の製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、プリント配線板の製造分野におい
て、エッチング、めっき等に適用されるレジスト材料と
して感光性エレメントが広く用いられている。感光性エ
レメントは3層構造から成り、支持フィルムと、支持フ
ィルム上に形成された感光性樹脂組成物から成る感光性
樹脂組成物層と、感光性樹脂組成物層上に形成された保
護フィルムと、を備える。
て、エッチング、めっき等に適用されるレジスト材料と
して感光性エレメントが広く用いられている。感光性エ
レメントは3層構造から成り、支持フィルムと、支持フ
ィルム上に形成された感光性樹脂組成物から成る感光性
樹脂組成物層と、感光性樹脂組成物層上に形成された保
護フィルムと、を備える。
【0003】上記感光性エレメントを用いたプリント配
線板の製造手順を以下に示す。
線板の製造手順を以下に示す。
【0004】最初に、感光性フィルムの保護フィルムを
剥離し、感光性樹脂組成物層を銅回路基板側に向けて載
せ、支持フィルム側から加熱ロールにより加圧圧着し、
銅回路基板上に保護フィルムを剥離した感光性フィルム
をラミネートする。
剥離し、感光性樹脂組成物層を銅回路基板側に向けて載
せ、支持フィルム側から加熱ロールにより加圧圧着し、
銅回路基板上に保護フィルムを剥離した感光性フィルム
をラミネートする。
【0005】次に、支持フィルム上にネガマスクを配置
し、ネガマスクを介して露光用光線を照射し感光性樹脂
組成物層を露光する。露光後、ネガマスクを取り外し、
支持フィルムを剥離した後現像し、感光性樹脂組成物層
の未露光部を現像液により除去し、ネガマスクと同一の
パターンとした感光性樹脂組成物層を形成する。
し、ネガマスクを介して露光用光線を照射し感光性樹脂
組成物層を露光する。露光後、ネガマスクを取り外し、
支持フィルムを剥離した後現像し、感光性樹脂組成物層
の未露光部を現像液により除去し、ネガマスクと同一の
パターンとした感光性樹脂組成物層を形成する。
【0006】最後に、銅回路基板上に形成された感光性
樹脂組成物層をレジスト膜として、めっき又はエッチン
グ処理をし、パターン形成後、硬化部分を銅回路基板上
から剥離除去し、プリント配線板とする。
樹脂組成物層をレジスト膜として、めっき又はエッチン
グ処理をし、パターン形成後、硬化部分を銅回路基板上
から剥離除去し、プリント配線板とする。
【0007】上記プリント配線板の製造工程において、
感光性樹脂組成物層の未露光部を除去する際に、通常、
現像液が使用される。現像液に要求される性能として
は、感光性樹脂組成物層の成分を溶解する能力が要求さ
れ、現像液によって除去された不要部分の感光性樹脂組
成層は現像液中に溶解または分散される。現在、環境対
策上の観点から、レジストパターンを形成する際の現像
液として、炭酸水素ナトリウム溶液等のアルカリ水溶液
が主流となっている。
感光性樹脂組成物層の未露光部を除去する際に、通常、
現像液が使用される。現像液に要求される性能として
は、感光性樹脂組成物層の成分を溶解する能力が要求さ
れ、現像液によって除去された不要部分の感光性樹脂組
成層は現像液中に溶解または分散される。現在、環境対
策上の観点から、レジストパターンを形成する際の現像
液として、炭酸水素ナトリウム溶液等のアルカリ水溶液
が主流となっている。
【0008】近年、プリント配線板の需要拡大に伴い、
プリント配線板の生産量が増加する傾向にあり、本質的
に感光性エレメントの特性として要求される光感度や解
像度などの他にも高い作業性が要求される。
プリント配線板の生産量が増加する傾向にあり、本質的
に感光性エレメントの特性として要求される光感度や解
像度などの他にも高い作業性が要求される。
【0009】また、プリント配線板のファイン化に伴
い、感光性エレメントの特性として耐薬品性や密着性が
要求されている。
い、感光性エレメントの特性として耐薬品性や密着性が
要求されている。
【0010】例えば、特公平7−27205号公報に
は、ビスフェノールA骨格をもつ光重合化合物を使用し
て、耐薬品性を改善する方法が掲載されている。
は、ビスフェノールA骨格をもつ光重合化合物を使用し
て、耐薬品性を改善する方法が掲載されている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
方法によれば、耐薬品性および密着性を改善できたが、
その一方において、感光性エレメントに本質的に要求さ
れる光感度や解像度だけでなく、作業性も低下してしま
うという問題を有していた。
方法によれば、耐薬品性および密着性を改善できたが、
その一方において、感光性エレメントに本質的に要求さ
れる光感度や解像度だけでなく、作業性も低下してしま
うという問題を有していた。
【0012】作業性が低下すると、製造工程時に不良品
の発生率が増加するだけでなく、良好な製品を短期間に
おいて大量生産することができず、近年のプリント配線
板の需要に対応して製品を供給することはできなかっ
た。従って、従来技術においては、耐薬品性、密着性、
光感度、解像度および作業性などの各種特性を同時に改
善することは困難であった。
の発生率が増加するだけでなく、良好な製品を短期間に
おいて大量生産することができず、近年のプリント配線
板の需要に対応して製品を供給することはできなかっ
た。従って、従来技術においては、耐薬品性、密着性、
光感度、解像度および作業性などの各種特性を同時に改
善することは困難であった。
【0013】本発明は、上記問題を解決するためのもの
であり、光感度および解像度と同時に、耐薬品性、密着
性、さらに、作業性の向上を図った感光性樹脂組成物、
これを用いた感光性エレメント、レジストパターンの製
造方法およびプリント配線板の製造方法を提供すること
を目的とする。
であり、光感度および解像度と同時に、耐薬品性、密着
性、さらに、作業性の向上を図った感光性樹脂組成物、
これを用いた感光性エレメント、レジストパターンの製
造方法およびプリント配線板の製造方法を提供すること
を目的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく、
感光性樹脂組成物に含有される光重合開始剤を種々研究
し、光重合開始剤に含有する光重合開始剤の種類やその
組み合わせ、その含有量、さらには、感光性樹脂組成物
に含有される光重合化合物およびポリマーバインダーを
総合的に検討し、高感度、解像度、耐薬品性(耐めっき
性)、密着性、機械強度および柔軟性を改善できる感光
性樹脂組成物を開発し、プリント配線の高密度化及び高
解像化を実現したものである。
感光性樹脂組成物に含有される光重合開始剤を種々研究
し、光重合開始剤に含有する光重合開始剤の種類やその
組み合わせ、その含有量、さらには、感光性樹脂組成物
に含有される光重合化合物およびポリマーバインダーを
総合的に検討し、高感度、解像度、耐薬品性(耐めっき
性)、密着性、機械強度および柔軟性を改善できる感光
性樹脂組成物を開発し、プリント配線の高密度化及び高
解像化を実現したものである。
【0015】すなわち、本発明は、(A)バインダーポ
リマーと、(B)分子内に少なくとも1以上の重合可能
なエチレン性不飽和結合を有する光重合性化合物と、
(a)ヘキサアリールビイミダゾール,(b)ベンゾフ
ェノン,(c)4,4’-ビス(ジアルキルアミノ)ベンゾフ
ェノン,(d)一般式(I)で表される化合物,
リマーと、(B)分子内に少なくとも1以上の重合可能
なエチレン性不飽和結合を有する光重合性化合物と、
(a)ヘキサアリールビイミダゾール,(b)ベンゾフ
ェノン,(c)4,4’-ビス(ジアルキルアミノ)ベンゾフ
ェノン,(d)一般式(I)で表される化合物,
【化10】
(一般式(I)中、R1及びR2は水素原子又はアルキ
ル基のいずれかであり、R1及びR2は同一あるいは互
いに異なるものであってもよい)および(e)一般式(I
I)で表される化合物
ル基のいずれかであり、R1及びR2は同一あるいは互
いに異なるものであってもよい)および(e)一般式(I
I)で表される化合物
【化11】
(一般式(II)中、R3及びR4はアルキル基であり、R3
及びR4は同一あるいは互いに異なるものであってもよ
い。R5はカルボキシル基、アルコキシカルボニル基又
はニトリル基である。)を必須成分として含有する
(C)光重合開始剤と、を少なくとも含むことを特徴と
する。
及びR4は同一あるいは互いに異なるものであってもよ
い。R5はカルボキシル基、アルコキシカルボニル基又
はニトリル基である。)を必須成分として含有する
(C)光重合開始剤と、を少なくとも含むことを特徴と
する。
【0016】本発明において、(C)光重合開始剤の必
須の成分として含有される(a)から(e)までの各成
分の詳細を以下に説明する。
須の成分として含有される(a)から(e)までの各成
分の詳細を以下に説明する。
【0017】(a)ヘキサアリールビイミダゾールの成
分としては、2−(o−クロロフェニル)−4,5−ジ
フェニルイミダゾール二量体、2−(o−クロロフェニ
ル)−4,5−ジ(メトキシフェニル)イミダゾール二
量体、2−(o−フルオロフェニル)−4,5−ジフェ
ニルイミダゾール二量体、2−(o−メトキシフェニ
ル)−4,5−ジフェニルイミダゾール二量体、2−
(p−メトキシフェニル)−4,5−ジフェニルイミダ
ゾール二量体等が挙げられる。また、2つの2,4,5
−トリアリールイミダゾールのアリール基の置換基は同
一で対象な化合物を与えてもよいし、相違して非対称な
化合物を与えてもよい。また、密着性及び感度の見地か
らは、2,4,5−トリアリールイミダゾール二量体が
より好ましい。単独又は2種類以上を組み合わせて使用
することができる。
分としては、2−(o−クロロフェニル)−4,5−ジ
フェニルイミダゾール二量体、2−(o−クロロフェニ
ル)−4,5−ジ(メトキシフェニル)イミダゾール二
量体、2−(o−フルオロフェニル)−4,5−ジフェ
ニルイミダゾール二量体、2−(o−メトキシフェニ
ル)−4,5−ジフェニルイミダゾール二量体、2−
(p−メトキシフェニル)−4,5−ジフェニルイミダ
ゾール二量体等が挙げられる。また、2つの2,4,5
−トリアリールイミダゾールのアリール基の置換基は同
一で対象な化合物を与えてもよいし、相違して非対称な
化合物を与えてもよい。また、密着性及び感度の見地か
らは、2,4,5−トリアリールイミダゾール二量体が
より好ましい。単独又は2種類以上を組み合わせて使用
することができる。
【0018】(b)成分は、ベンゾフェノン(ジフェニ
ルケトン)である。
ルケトン)である。
【0019】(c)4,4’-ビス(ジアルキルアミノ)ベン
ゾフェノンの成分としては、N,N′−テトラメチル−
4,4′−ジアミノベンゾフェノン(ミヒラーケト
ン)、N,N′−テトラエチル−4,4′−ジアミノベ
ンゾフェノン等のN,N′−テトラアルキル−4,4′
−ジアミノベンゾフェノンが挙げられる。
ゾフェノンの成分としては、N,N′−テトラメチル−
4,4′−ジアミノベンゾフェノン(ミヒラーケト
ン)、N,N′−テトラエチル−4,4′−ジアミノベ
ンゾフェノン等のN,N′−テトラアルキル−4,4′
−ジアミノベンゾフェノンが挙げられる。
【0020】(d)一般式(I)で表される化合物の成分
としては、ベンゾインジメチルエーテル、ベンゾインジ
エチルエーテル、ベンゾインジイソプロピルエーテル等
が挙げられ、化合物は単独又は2種以上を組み合わせて
使用することができる。
としては、ベンゾインジメチルエーテル、ベンゾインジ
エチルエーテル、ベンゾインジイソプロピルエーテル等
が挙げられ、化合物は単独又は2種以上を組み合わせて
使用することができる。
【0021】(e)一般式(II)で表される化合物の成分
としては、P-ジメチルアミノ安息香酸、P-ジエチルアミ
ノ安息香酸、P-ジイソプロピルアミノ安息香酸及びこれ
らとアルコールのエステル化合物、P-ジメチルアミノベ
ンゾニトリル、P-ジエチルアミノベンゾニトリル、P-ジ
イソプロピルアミノベンゾニトリル等のニトリル化合物
が挙げられる。エステル化合物を形成するアルコール成
分としては、メタノール、エタノール、エチレングリコ
ール、β-メトキシエタノール、β-エトキシエタノー
ル、β-ブトキシエタノール、n-プロパノ−ル、iso-プ
ロパノ−ル、n-ブタノ−ル、sec-ブタノ−ル、n-アミル
アルコール、iso-アミルアルコール、n-ヘキシルアルコ
ール、へプチルアルコール、オクチルアルコール、ステ
アリルアルコール等の炭素数1〜18のアルコールを用い
ることができる。化合物は単独又は2種類以上を組み合
わせて使用することができる。
としては、P-ジメチルアミノ安息香酸、P-ジエチルアミ
ノ安息香酸、P-ジイソプロピルアミノ安息香酸及びこれ
らとアルコールのエステル化合物、P-ジメチルアミノベ
ンゾニトリル、P-ジエチルアミノベンゾニトリル、P-ジ
イソプロピルアミノベンゾニトリル等のニトリル化合物
が挙げられる。エステル化合物を形成するアルコール成
分としては、メタノール、エタノール、エチレングリコ
ール、β-メトキシエタノール、β-エトキシエタノー
ル、β-ブトキシエタノール、n-プロパノ−ル、iso-プ
ロパノ−ル、n-ブタノ−ル、sec-ブタノ−ル、n-アミル
アルコール、iso-アミルアルコール、n-ヘキシルアルコ
ール、へプチルアルコール、オクチルアルコール、ステ
アリルアルコール等の炭素数1〜18のアルコールを用い
ることができる。化合物は単独又は2種類以上を組み合
わせて使用することができる。
【0022】また、上述した(a)から(e)までは
(C)光重合開始剤の必須の成分であるが、必須成分の
他にも、例えば、光重合開始剤の成分を含有させても良
い。ただし、(a)から(e)までの必須成分は、後述
するように0.63〜15質量%の範囲内において含有
させる必要がある。
(C)光重合開始剤の必須の成分であるが、必須成分の
他にも、例えば、光重合開始剤の成分を含有させても良
い。ただし、(a)から(e)までの必須成分は、後述
するように0.63〜15質量%の範囲内において含有
させる必要がある。
【0023】本発明によれば、少なくとも上述の(a)
から(e)までの5種類の光重合開始剤を組み合わせる
ことにより、高感度、解像度、耐薬品性(耐めっき
性)、密着性、機械強度及び柔軟性が良好な感光性樹脂
組成物を得ることができ、その結果、プリント配線の高
密度化および高解像化を実現することができる。
から(e)までの5種類の光重合開始剤を組み合わせる
ことにより、高感度、解像度、耐薬品性(耐めっき
性)、密着性、機械強度及び柔軟性が良好な感光性樹脂
組成物を得ることができ、その結果、プリント配線の高
密度化および高解像化を実現することができる。
【0024】本発明の(A)バインダーポリマーの分散
度(質量平均分子量/数平均分子量)は、1.0〜3.
0であることが好ましい。
度(質量平均分子量/数平均分子量)は、1.0〜3.
0であることが好ましい。
【0025】本発明において、バインダーポリマーの分
散度が3.0を超えると接着性及び解像度が低下する傾
向があるからである。また、分散度は、1.0〜2.0
の範囲とすることがより好ましい。なお、質量平均分子
量及び数平均分子量はゲルパーミエーションクロマトグ
ラフィーにより測定し、標準ポリスチレン換算した値を
使用したものである。
散度が3.0を超えると接着性及び解像度が低下する傾
向があるからである。また、分散度は、1.0〜2.0
の範囲とすることがより好ましい。なお、質量平均分子
量及び数平均分子量はゲルパーミエーションクロマトグ
ラフィーにより測定し、標準ポリスチレン換算した値を
使用したものである。
【0026】また、本発明において、(A)バインダー
ポリマーの質量平均分子量は、ゲルパーミエーションク
ロマトグラフィー(GPC)により測定し、標準ポリス
チレンを用いた検量線により換算した値とした場合に、
20,000〜300,000の範囲とすることが好ま
しい。質量平均分子量が、20,000未満になると耐
現像液性が低下する傾向にあり、300,000を超え
ると現像時間が長くなる傾向があるからである。また、
特に、(A)バインダーポリマーの質量平均分子量は、
40,000〜150,000の範囲とすることがより
好ましい。
ポリマーの質量平均分子量は、ゲルパーミエーションク
ロマトグラフィー(GPC)により測定し、標準ポリス
チレンを用いた検量線により換算した値とした場合に、
20,000〜300,000の範囲とすることが好ま
しい。質量平均分子量が、20,000未満になると耐
現像液性が低下する傾向にあり、300,000を超え
ると現像時間が長くなる傾向があるからである。また、
特に、(A)バインダーポリマーの質量平均分子量は、
40,000〜150,000の範囲とすることがより
好ましい。
【0027】本発明によれば、(A)バインダーポリマ
ーの質量平均分子量を本範囲内とすることにより、高感
度、解像度、耐薬品性(耐めっき性)、密着性、機械強
度及び柔軟性が良好であり、さらに、アルカリ現像性が
優れた感光性樹脂組成物を得ることができる。
ーの質量平均分子量を本範囲内とすることにより、高感
度、解像度、耐薬品性(耐めっき性)、密着性、機械強
度及び柔軟性が良好であり、さらに、アルカリ現像性が
優れた感光性樹脂組成物を得ることができる。
【0028】また、感光性樹脂組成物層を形成する
(A)バインダーポリマーとしては、例えば、アクリル
系樹脂、スチレン系樹脂、エポキシ系樹脂、アミド系樹
脂、アミドエポキシ系樹脂、アルキド系樹脂、フェノー
ル系樹脂等が挙げられる。アルカリ現像性の見地からア
クリル系樹脂を適用するのが好ましい。単独又は2種以
上を組み合わせて使用することができる。
(A)バインダーポリマーとしては、例えば、アクリル
系樹脂、スチレン系樹脂、エポキシ系樹脂、アミド系樹
脂、アミドエポキシ系樹脂、アルキド系樹脂、フェノー
ル系樹脂等が挙げられる。アルカリ現像性の見地からア
クリル系樹脂を適用するのが好ましい。単独又は2種以
上を組み合わせて使用することができる。
【0029】(A)バインダーポリマーは、例えば、重
合性単量体をラジカル重合させることにより製造するこ
とができる。以下に、重合性単量体の具体例を示すが、
(メタ)アクリル酸とはアクリル酸及びそれに対応する
メタクリル酸を意味し、(メタ)アクリレートとはアク
リレート及びそれに対応するメタクリレートを意味し、
(メタ)アクリロイル基とはアクリロイル基及びそれに
対応するメタクリロイル基を意味する。具体的には、重
合性単量体として、スチレン、ビニルトルエン、α−メ
チルスチレン、p−メチルスチレン、p−エチルスチレ
ン等の重合可能なスチレン誘導体、アクリルアミド、ア
クリロニトリル、ビニル−n−ブチルエーテル等のビニ
ルアルコールのエステル類、(メタ)アクリル酸アルキ
ルエステル、(メタ)アクリル酸テトラヒドロフルフリ
ルエステル、(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエチル
エステル、(メタ)アクリル酸ジエチルアミノエチルエ
ステル、(メタ)アクリル酸グリシジルエステル、2,
2,2−トリフルオロエチル(メタ)アクリレート、
2,2,3,3−テトラフルオロプロピル(メタ)アク
リレート、(メタ)アクリル酸、α−ブロモ(メタ)ア
クリル酸、α−クロル(メタ)アクリル酸、β−フリル
(メタ)アクリル酸、β−スチリル(メタ)アクリル
酸、マレイン酸、マレイン酸無水物、マレイン酸モノメ
チル、マレイン酸モノエチル、マレイン酸モノイソプロ
ピル等のマレイン酸モノエステル、フマール酸、ケイ皮
酸、α−シアノケイ皮酸、イタコン酸、クロトン酸、プ
ロピオール酸などが挙げられる。単独又は2種類以上を
組み合わせて使用される。
合性単量体をラジカル重合させることにより製造するこ
とができる。以下に、重合性単量体の具体例を示すが、
(メタ)アクリル酸とはアクリル酸及びそれに対応する
メタクリル酸を意味し、(メタ)アクリレートとはアク
リレート及びそれに対応するメタクリレートを意味し、
(メタ)アクリロイル基とはアクリロイル基及びそれに
対応するメタクリロイル基を意味する。具体的には、重
合性単量体として、スチレン、ビニルトルエン、α−メ
チルスチレン、p−メチルスチレン、p−エチルスチレ
ン等の重合可能なスチレン誘導体、アクリルアミド、ア
クリロニトリル、ビニル−n−ブチルエーテル等のビニ
ルアルコールのエステル類、(メタ)アクリル酸アルキ
ルエステル、(メタ)アクリル酸テトラヒドロフルフリ
ルエステル、(メタ)アクリル酸ジメチルアミノエチル
エステル、(メタ)アクリル酸ジエチルアミノエチルエ
ステル、(メタ)アクリル酸グリシジルエステル、2,
2,2−トリフルオロエチル(メタ)アクリレート、
2,2,3,3−テトラフルオロプロピル(メタ)アク
リレート、(メタ)アクリル酸、α−ブロモ(メタ)ア
クリル酸、α−クロル(メタ)アクリル酸、β−フリル
(メタ)アクリル酸、β−スチリル(メタ)アクリル
酸、マレイン酸、マレイン酸無水物、マレイン酸モノメ
チル、マレイン酸モノエチル、マレイン酸モノイソプロ
ピル等のマレイン酸モノエステル、フマール酸、ケイ皮
酸、α−シアノケイ皮酸、イタコン酸、クロトン酸、プ
ロピオール酸などが挙げられる。単独又は2種類以上を
組み合わせて使用される。
【0030】上記(メタ)アクリル酸アルキルエステル
としては、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メ
タ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、
(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ペンチ
ル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸
ヘプチル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アク
リル酸2−エチルヘキシル、これらの構造異性体等が挙
げられる。単独又は2種以上を組み合わせて使用され
る。
としては、例えば、(メタ)アクリル酸メチル、(メ
タ)アクリル酸エチル、(メタ)アクリル酸プロピル、
(メタ)アクリル酸ブチル、(メタ)アクリル酸ペンチ
ル、(メタ)アクリル酸ヘキシル、(メタ)アクリル酸
ヘプチル、(メタ)アクリル酸オクチル、(メタ)アク
リル酸2−エチルヘキシル、これらの構造異性体等が挙
げられる。単独又は2種以上を組み合わせて使用され
る。
【0031】また、(A)バインダーポリマーは、アル
カリ現像性の見地からカルボキシル基を含有させること
が好ましく、例えば、カルボキシル基を有する重合性単
量体とその他の重合性単量体をラジカル重合させて製造
することができる。
カリ現像性の見地からカルボキシル基を含有させること
が好ましく、例えば、カルボキシル基を有する重合性単
量体とその他の重合性単量体をラジカル重合させて製造
することができる。
【0032】本発明において、(A)バインダーポリマ
ーのカルボキシル基を有する重合性単量体として、メタ
クリル酸を必須の共重合成分とすることが好ましく、メ
タクリル酸を必須の共重合成分とすることによりアルカ
リ現像性が良好となる。
ーのカルボキシル基を有する重合性単量体として、メタ
クリル酸を必須の共重合成分とすることが好ましく、メ
タクリル酸を必須の共重合成分とすることによりアルカ
リ現像性が良好となる。
【0033】また、(A)バインダーポリマーは、可と
う性の見地からスチレン又はスチレン誘導体を必須の共
重合成分とすることが好ましい。スチレン誘導体として
は、例えば、ビニルトルエン、α−メチルスチレン、p
−メチルスチレン、p−エチルスチレン等の重合可能な
スチレン誘導体が挙げられる。
う性の見地からスチレン又はスチレン誘導体を必須の共
重合成分とすることが好ましい。スチレン誘導体として
は、例えば、ビニルトルエン、α−メチルスチレン、p
−メチルスチレン、p−エチルスチレン等の重合可能な
スチレン誘導体が挙げられる。
【0034】また、スチレン又はスチレン誘導体を
(A)バインダーポリマーの必須の共重合成分とした場
合には、スチレン又はスチレン誘導体の含有量が、全共
重合成分に対して0.1〜30質量%の範囲とすること
が好ましい。スチレン又はスチレン誘導体の含有量が
0.1質量%未満になると密着性が劣る傾向があり、3
0質量%を超えると剥離片が大きくなり、剥離時間が長
くなる傾向があるからである。また、スチレン又はスチ
レン誘導体の含有量は、4〜28質量%の範囲とするこ
とが好ましく、特に、5〜27質量%の範囲が好まし
い。
(A)バインダーポリマーの必須の共重合成分とした場
合には、スチレン又はスチレン誘導体の含有量が、全共
重合成分に対して0.1〜30質量%の範囲とすること
が好ましい。スチレン又はスチレン誘導体の含有量が
0.1質量%未満になると密着性が劣る傾向があり、3
0質量%を超えると剥離片が大きくなり、剥離時間が長
くなる傾向があるからである。また、スチレン又はスチ
レン誘導体の含有量は、4〜28質量%の範囲とするこ
とが好ましく、特に、5〜27質量%の範囲が好まし
い。
【0035】本発明によれば、スチレン又はスチレン誘
導体を(A)バインダーポリマーの必須の共重合成分と
することにより、高感度、解像度、耐薬品性(耐めっき
性)、機械強度及び柔軟性が良好であり、さらに、優れ
た密着性及び剥離特性を得ることができる。
導体を(A)バインダーポリマーの必須の共重合成分と
することにより、高感度、解像度、耐薬品性(耐めっき
性)、機械強度及び柔軟性が良好であり、さらに、優れ
た密着性及び剥離特性を得ることができる。
【0036】また、(A)バインダーポリマーの酸価
は、30〜500mgKOH/gであることが好まし
く、50〜250mgKOH/gの範囲とすることが好
ましい。(A)バインダーポリマーの酸価が30mgK
OH/g未満になると現像時間が長くなる傾向にあり、
500mgKOH/gを超えると光硬化したレジストの
耐現像液性が低下する傾向があるからである。また、現
像工程として溶剤現像を行う場合には、カルボキシル基
を有する重合性単量体を少量に調製することが好まし
い。
は、30〜500mgKOH/gであることが好まし
く、50〜250mgKOH/gの範囲とすることが好
ましい。(A)バインダーポリマーの酸価が30mgK
OH/g未満になると現像時間が長くなる傾向にあり、
500mgKOH/gを超えると光硬化したレジストの
耐現像液性が低下する傾向があるからである。また、現
像工程として溶剤現像を行う場合には、カルボキシル基
を有する重合性単量体を少量に調製することが好まし
い。
【0037】本発明によれば、(A)バインダーポリマ
ーの酸価を本範囲内とすることにより、高感度、解像
度、耐薬品性(耐めっき性)、密着性、機械強度及び柔
軟性が良好であり、さらに、アルカリ現像性を改善する
ことができる。
ーの酸価を本範囲内とすることにより、高感度、解像
度、耐薬品性(耐めっき性)、密着性、機械強度及び柔
軟性が良好であり、さらに、アルカリ現像性を改善する
ことができる。
【0038】なお、必要に応じて(A)バインダーポリ
マーに感光性を有する官能基を導入しても良い。上述し
たバインダーポリマーは、単独又は2種類以上を組み合
わせて使用される。2種類以上を組み合わせて使用する
バインダーポリマーとしては、例えば、異なる共重合成
分からなる2種類以上のバインダーポリマー、質量平均
分子量が相違する2種類以上のバインダーポリマー、分
散度が相違する2種類以上のバインダーポリマーなどが
挙げられる。また、特開平11−327137号公報に
掲載されるマルチモード分子量分布を有するポリマーを
使用しても良い。
マーに感光性を有する官能基を導入しても良い。上述し
たバインダーポリマーは、単独又は2種類以上を組み合
わせて使用される。2種類以上を組み合わせて使用する
バインダーポリマーとしては、例えば、異なる共重合成
分からなる2種類以上のバインダーポリマー、質量平均
分子量が相違する2種類以上のバインダーポリマー、分
散度が相違する2種類以上のバインダーポリマーなどが
挙げられる。また、特開平11−327137号公報に
掲載されるマルチモード分子量分布を有するポリマーを
使用しても良い。
【0039】本発明において、(B)光重合性化合物と
してビスフェノールA系(メタ)アクリレート化合物を
必須成分とすることが好ましい。
してビスフェノールA系(メタ)アクリレート化合物を
必須成分とすることが好ましい。
【0040】本発明によれば、ビスフェノールA系(メ
タ)アクリレート化合物を必須成分とすることにより、
高感度、解像度、密着性、機械強度及び柔軟性が優れて
おり、さらに、光感度及び耐薬品性(耐めっき性)が優
れた感光性樹脂組成物を得ることができる。
タ)アクリレート化合物を必須成分とすることにより、
高感度、解像度、密着性、機械強度及び柔軟性が優れて
おり、さらに、光感度及び耐薬品性(耐めっき性)が優
れた感光性樹脂組成物を得ることができる。
【0041】また、上記ビスフェノールA系(メタ)ア
クリレート化合物は、特に制限はないが、例えば、前記
一般式(III)により表される化合物であることが好ま
しい。一般式(III)中、R6及びR7は、各々独立に
水素原子又はメチル基を示し、メチル基であることが好
ましい。前記一般式(III)中、X及びYは各々独立に
炭素数2〜6のアルキレン基を示し、エチレン基又はプ
ロピレン基であることが好ましく、特に、エチレン基と
することが好ましい。一般式(III)中、pおよびqは
正の整数であり、p+q=4〜40の範囲内とすること
が好ましい。p+qが4未満になると(A)バインダー
との相溶性が低下し、回路形成用基板に感光性エレメン
トをラミネートした際にはがれ易いなどの傾向があり、
p+qが40を超えると親水性が増加し、現像時にレジ
スト像がはがれ易く、半田めっき等に対する耐めっき性
も低下する傾向があるからである。また、p+qは6〜
34の範囲が好ましく、8〜30の範囲がより好まし
い。
クリレート化合物は、特に制限はないが、例えば、前記
一般式(III)により表される化合物であることが好ま
しい。一般式(III)中、R6及びR7は、各々独立に
水素原子又はメチル基を示し、メチル基であることが好
ましい。前記一般式(III)中、X及びYは各々独立に
炭素数2〜6のアルキレン基を示し、エチレン基又はプ
ロピレン基であることが好ましく、特に、エチレン基と
することが好ましい。一般式(III)中、pおよびqは
正の整数であり、p+q=4〜40の範囲内とすること
が好ましい。p+qが4未満になると(A)バインダー
との相溶性が低下し、回路形成用基板に感光性エレメン
トをラミネートした際にはがれ易いなどの傾向があり、
p+qが40を超えると親水性が増加し、現像時にレジ
スト像がはがれ易く、半田めっき等に対する耐めっき性
も低下する傾向があるからである。また、p+qは6〜
34の範囲が好ましく、8〜30の範囲がより好まし
い。
【0042】さらに好ましいp+qは8〜28、より好
ましい範囲は8〜20、さらに、好ましくは8〜16、
8〜12の範囲である。
ましい範囲は8〜20、さらに、好ましくは8〜16、
8〜12の範囲である。
【0043】炭素数2〜6のアルキレン基としては、エ
チレン基、プロピレン基、イソプロピレン基、ブチレン
基、ペンチレン基、へキシレン基等が挙げられるが、解
像度、耐めっき性の点からエチレン基、イソプロピレン
基が好ましい。
チレン基、プロピレン基、イソプロピレン基、ブチレン
基、ペンチレン基、へキシレン基等が挙げられるが、解
像度、耐めっき性の点からエチレン基、イソプロピレン
基が好ましい。
【0044】また、一般式(III)で表されるビスフェ
ノールA系(メタ)アクリレート化合物としては、例え
ば、2,2−ビス(4−((メタ)アクリロキシポリエ
トキシ)フェニル)プロパン、2,2−ビス(4−
((メタ)アクリロキシポリプロポキシ)フェニル)プ
ロパン、2,2−ビス(4−((メタ)アクリロキシポ
リブトキシ)フェニル)プロパン、2,2−ビス(4−
((メタ)アクリロキシポリエトキシポリプロポキシ)
フェニル)プロパン等が挙げられる。
ノールA系(メタ)アクリレート化合物としては、例え
ば、2,2−ビス(4−((メタ)アクリロキシポリエ
トキシ)フェニル)プロパン、2,2−ビス(4−
((メタ)アクリロキシポリプロポキシ)フェニル)プ
ロパン、2,2−ビス(4−((メタ)アクリロキシポ
リブトキシ)フェニル)プロパン、2,2−ビス(4−
((メタ)アクリロキシポリエトキシポリプロポキシ)
フェニル)プロパン等が挙げられる。
【0045】上記2,2−ビス(4−((メタ)アクリ
ロキシポリエトキシ)フェニル)プロパンとしては、例
えば、2,2−ビス(4−((メタ)アクリロキシジエ
トキシ)フェニル)プロパン、2,2−ビス(4−
((メタ)アクリロキシトリエトキシ)フェニル)プロ
パン、2,2−ビス(4−((メタ)アクリロキシテト
ラエトキシ)フェニル)プロパン、2,2−ビス(4−
((メタ)アクリロキシペンタエトキシ)フェニル)プ
ロパン、2,2−ビス(4−((メタ)アクリロキシヘ
キサエトキシ)フェニル)プロパン、2,2−ビス(4
−((メタ)アクリロキシヘプタエトキシ)フェニル)
プロパン、2,2−ビス(4−((メタ)アクリロキシ
オクタエトキシ)フェニル)プロパン、2,2−ビス
(4−((メタ)アクリロキシノナエトキシ)フェニ
ル)プロパン、2,2−ビス(4−((メタ)アクリロ
キシデカエトキシ)フェニル)、2,2−ビス(4−
((メタ)アクリロキシウンデカエトキシ)フェニ
ル)、2,2−ビス(4−((メタ)アクリロキシドデ
カエトキシ)フェニル)、2,2−ビス(4−((メ
タ)アクリロキシトリデカエトキシ)フェニル)、2,
2−ビス(4−((メタ)アクリロキシテトラデカエト
キシ)フェニル)、2,2−ビス(4−((メタ)アク
リロキシペンタデカエトキシ)フェニル)、2,2−ビ
ス(4−((メタ)アクリロキシヘキサデカエトキシ)
フェニル)等が挙げられ、2,2−ビス(4−(メタク
リロキシペンタエトキシ)フェニル)プロパンは、BP
E−500(新中村化学工業(株)製、製品名)として
商業的に入手可能であり、2,2−ビス(4−(メタク
リロキシペンタデカエトキシ)フェニル)は、BPE−
1300(新中村化学工業(株)製、製品名)として商
業的に入手可能である。単独又は2種類以上を組み合わ
せて使用される。
ロキシポリエトキシ)フェニル)プロパンとしては、例
えば、2,2−ビス(4−((メタ)アクリロキシジエ
トキシ)フェニル)プロパン、2,2−ビス(4−
((メタ)アクリロキシトリエトキシ)フェニル)プロ
パン、2,2−ビス(4−((メタ)アクリロキシテト
ラエトキシ)フェニル)プロパン、2,2−ビス(4−
((メタ)アクリロキシペンタエトキシ)フェニル)プ
ロパン、2,2−ビス(4−((メタ)アクリロキシヘ
キサエトキシ)フェニル)プロパン、2,2−ビス(4
−((メタ)アクリロキシヘプタエトキシ)フェニル)
プロパン、2,2−ビス(4−((メタ)アクリロキシ
オクタエトキシ)フェニル)プロパン、2,2−ビス
(4−((メタ)アクリロキシノナエトキシ)フェニ
ル)プロパン、2,2−ビス(4−((メタ)アクリロ
キシデカエトキシ)フェニル)、2,2−ビス(4−
((メタ)アクリロキシウンデカエトキシ)フェニ
ル)、2,2−ビス(4−((メタ)アクリロキシドデ
カエトキシ)フェニル)、2,2−ビス(4−((メ
タ)アクリロキシトリデカエトキシ)フェニル)、2,
2−ビス(4−((メタ)アクリロキシテトラデカエト
キシ)フェニル)、2,2−ビス(4−((メタ)アク
リロキシペンタデカエトキシ)フェニル)、2,2−ビ
ス(4−((メタ)アクリロキシヘキサデカエトキシ)
フェニル)等が挙げられ、2,2−ビス(4−(メタク
リロキシペンタエトキシ)フェニル)プロパンは、BP
E−500(新中村化学工業(株)製、製品名)として
商業的に入手可能であり、2,2−ビス(4−(メタク
リロキシペンタデカエトキシ)フェニル)は、BPE−
1300(新中村化学工業(株)製、製品名)として商
業的に入手可能である。単独又は2種類以上を組み合わ
せて使用される。
【0046】上記2,2−ビス(4−((メタ)アクリ
ロキシポリプロポキシ)フェニル)プロパンとしては、
例えば、2,2−ビス(4−((メタ)アクリロキシジ
プロポキシ)フェニル)プロパン、2,2−ビス(4−
((メタ)アクリロキシトリプロポキシ)フェニル)プ
ロパン、2,2−ビス(4−((メタ)アクリロキシテ
トラプロポキシ)フェニル)プロパン、2,2−ビス
(4−((メタ)アクリロキシペンタプロポキシ)フェ
ニル)プロパン、2,2−ビス(4−((メタ)アクリ
ロキシヘキサプロポキシ)フェニル)プロパン、2,2
−ビス(4−((メタ)アクリロキシヘプタプロポキ
シ)フェニル)プロパン、2,2−ビス(4−((メ
タ)アクリロキシオクタプロポキシ)フェニル)プロパ
ン、2,2−ビス(4−((メタ)アクリロキシノナプ
ロポキシ)フェニル)プロパン、2,2−ビス(4−
((メタ)アクリロキシデカプロポキシ)フェニル)、
2,2−ビス(4−((メタ)アクリロキシウンデカプ
ロポキシ)フェニル)、2,2−ビス(4−((メタ)
アクリロキシドデカプロポキシ)フェニル)、2,2−
ビス(4−((メタ)アクリロキシトリデカプロポキ
シ)フェニル)、2,2−ビス(4−((メタ)アクリ
ロキシテトラデカプロポキシ)フェニル)、2,2−ビ
ス(4−((メタ)アクリロキシペンタデカプロポキ
シ)フェニル)、2,2−ビス(4−((メタ)アクリ
ロキシヘキサデカプロポキシ)フェニル)等が挙げられ
る。単独又は2種類以上を組み合わせて使用される。
ロキシポリプロポキシ)フェニル)プロパンとしては、
例えば、2,2−ビス(4−((メタ)アクリロキシジ
プロポキシ)フェニル)プロパン、2,2−ビス(4−
((メタ)アクリロキシトリプロポキシ)フェニル)プ
ロパン、2,2−ビス(4−((メタ)アクリロキシテ
トラプロポキシ)フェニル)プロパン、2,2−ビス
(4−((メタ)アクリロキシペンタプロポキシ)フェ
ニル)プロパン、2,2−ビス(4−((メタ)アクリ
ロキシヘキサプロポキシ)フェニル)プロパン、2,2
−ビス(4−((メタ)アクリロキシヘプタプロポキ
シ)フェニル)プロパン、2,2−ビス(4−((メ
タ)アクリロキシオクタプロポキシ)フェニル)プロパ
ン、2,2−ビス(4−((メタ)アクリロキシノナプ
ロポキシ)フェニル)プロパン、2,2−ビス(4−
((メタ)アクリロキシデカプロポキシ)フェニル)、
2,2−ビス(4−((メタ)アクリロキシウンデカプ
ロポキシ)フェニル)、2,2−ビス(4−((メタ)
アクリロキシドデカプロポキシ)フェニル)、2,2−
ビス(4−((メタ)アクリロキシトリデカプロポキ
シ)フェニル)、2,2−ビス(4−((メタ)アクリ
ロキシテトラデカプロポキシ)フェニル)、2,2−ビ
ス(4−((メタ)アクリロキシペンタデカプロポキ
シ)フェニル)、2,2−ビス(4−((メタ)アクリ
ロキシヘキサデカプロポキシ)フェニル)等が挙げられ
る。単独又は2種類以上を組み合わせて使用される。
【0047】上記2,2−ビス(4−((メタ)アクリ
ロキシポリエトキシポリプロポキシ)フェニル)プロパ
ンとしては、例えば、2,2−ビス(4−((メタ)ア
クリロキシジエトキシオクタプロポキシ)フェニル)プ
ロパン、2,2−ビス(4−((メタ)アクリロキシテ
トラエトキシテトラプロポキシ)フェニル)プロパン、
2,2−ビス(4−((メタ)アクリロキシヘキサエト
キシヘキサプロポキシ)フェニル)プロパン等が挙げら
れる。単独又は2種類以上を組み合わせて使用される。
ロキシポリエトキシポリプロポキシ)フェニル)プロパ
ンとしては、例えば、2,2−ビス(4−((メタ)ア
クリロキシジエトキシオクタプロポキシ)フェニル)プ
ロパン、2,2−ビス(4−((メタ)アクリロキシテ
トラエトキシテトラプロポキシ)フェニル)プロパン、
2,2−ビス(4−((メタ)アクリロキシヘキサエト
キシヘキサプロポキシ)フェニル)プロパン等が挙げら
れる。単独又は2種類以上を組み合わせて使用される。
【0048】さらに、一般式(III)中の芳香環は置換
基を有していても良く、置換基としては、例えば、ハロ
ゲン原子、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数3〜1
0のシクロアルキル基、炭素数6〜18のアリール基、
フェナシル基、アミノ基、炭素数1〜10のアルキルア
ミノ基、炭素数2〜20のジアルキルアミノ基、ニトロ
基、シアノ基、カルボニル基、メルカプト基、炭素数1
〜10のアルキルメルカプト基、アリール基、水酸基、
炭素数1〜20のヒドロキシアルキル基、カルボキシル
基、アルキル基の炭素数が1〜10のカルボキシアルキ
ル基、アルキル基の炭素数が1〜10のアシル基、炭素
数1〜20のアルコキシ基、炭素数1〜20のアルコキ
シカルボニル基、炭素数2〜10のアルキルカルボニル
基、炭素数2〜10のアルケニル基、炭素数2〜10の
N−アルキルカルバモイル基又は複素環を含む基、これ
らの置換基で置換されたアリール基等が挙げられる。上
記置換基は縮合環を形成していてもよい。また、一般式
(III)中の芳香環が有する置換基の例として挙げた、
上述したアルキル基やシクロアルキル基などの置換基中
の水素原子がハロゲン原子等の上記置換基などに置換さ
れていてもよい。なお、置換基の数がそれぞれ2以上の
場合、2以上の置換基は各々同一でも相違していてもよ
い。
基を有していても良く、置換基としては、例えば、ハロ
ゲン原子、炭素数1〜20のアルキル基、炭素数3〜1
0のシクロアルキル基、炭素数6〜18のアリール基、
フェナシル基、アミノ基、炭素数1〜10のアルキルア
ミノ基、炭素数2〜20のジアルキルアミノ基、ニトロ
基、シアノ基、カルボニル基、メルカプト基、炭素数1
〜10のアルキルメルカプト基、アリール基、水酸基、
炭素数1〜20のヒドロキシアルキル基、カルボキシル
基、アルキル基の炭素数が1〜10のカルボキシアルキ
ル基、アルキル基の炭素数が1〜10のアシル基、炭素
数1〜20のアルコキシ基、炭素数1〜20のアルコキ
シカルボニル基、炭素数2〜10のアルキルカルボニル
基、炭素数2〜10のアルケニル基、炭素数2〜10の
N−アルキルカルバモイル基又は複素環を含む基、これ
らの置換基で置換されたアリール基等が挙げられる。上
記置換基は縮合環を形成していてもよい。また、一般式
(III)中の芳香環が有する置換基の例として挙げた、
上述したアルキル基やシクロアルキル基などの置換基中
の水素原子がハロゲン原子等の上記置換基などに置換さ
れていてもよい。なお、置換基の数がそれぞれ2以上の
場合、2以上の置換基は各々同一でも相違していてもよ
い。
【0049】(B)光重合性化合物として、上述したビ
スフェノールA系(メタ)アクリレート化合物以外に
は、例えば、多価アルコールにα,β−不飽和カルボン
酸を反応させて得られる化合物、グリシジル基含有化合
物にα、β−不飽和カルボン酸を反応させて得られる化
合物、ウレタン結合を有する(メタ)アクリレート化合
物等のウレタンモノマー、ノニルフェニルジオキシレン
(メタ)アクリレート、γ−クロロ−β−ヒドロキシプ
ロピル−β′−(メタ)アクリロイルオキシエチル−o
−フタレート、β−ヒドロキシエチル−β′−(メタ)
アクリロイルオキシエチル−o−フタレート、β−ヒド
ロキシプロピル−β′−(メタ)アクリロイルオキシエ
チル−o−フタレート、(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステル、EO変性ノニルフェニル(メタ)アクリレート
等が挙げられる。このような化合物を使用した場合に
は、分子内に1つの重合可能なエチレン性不飽和結合を
有する光重合性化合物を併用することが好ましい。単独
又は2種類以上を組み合わせて使用される。
スフェノールA系(メタ)アクリレート化合物以外に
は、例えば、多価アルコールにα,β−不飽和カルボン
酸を反応させて得られる化合物、グリシジル基含有化合
物にα、β−不飽和カルボン酸を反応させて得られる化
合物、ウレタン結合を有する(メタ)アクリレート化合
物等のウレタンモノマー、ノニルフェニルジオキシレン
(メタ)アクリレート、γ−クロロ−β−ヒドロキシプ
ロピル−β′−(メタ)アクリロイルオキシエチル−o
−フタレート、β−ヒドロキシエチル−β′−(メタ)
アクリロイルオキシエチル−o−フタレート、β−ヒド
ロキシプロピル−β′−(メタ)アクリロイルオキシエ
チル−o−フタレート、(メタ)アクリル酸アルキルエ
ステル、EO変性ノニルフェニル(メタ)アクリレート
等が挙げられる。このような化合物を使用した場合に
は、分子内に1つの重合可能なエチレン性不飽和結合を
有する光重合性化合物を併用することが好ましい。単独
又は2種類以上を組み合わせて使用される。
【0050】上記多価アルコールにα,β−不飽和カル
ボン酸を反応させて得られる化合物としては、例えば、
エチレン基の数が2〜14であるポリエチレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、プロピレン基の数が2〜1
4であるポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレー
ト、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレー
ト、トリメチロールプロパンエトキシトリ(メタ)アク
リレート、トリメチロールプロパンジエトキシトリ(メ
タ)アクリレート、トリメチロールプロパントリエトキ
シトリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパン
テトラエトキシトリ(メタ)アクリレート、トリメチロ
ールプロパンペンタエトキシトリ(メタ)アクリレー
ト、テトラメチロールメタントリ(メタ)アクリレー
ト、テトラメチロールメタンテトラ(メタ)アクリレー
ト、プロピレン基の数が2〜14であるポリプロピレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリ
トールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリ
トールヘキサ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
ボン酸を反応させて得られる化合物としては、例えば、
エチレン基の数が2〜14であるポリエチレングリコー
ルジ(メタ)アクリレート、プロピレン基の数が2〜1
4であるポリプロピレングリコールジ(メタ)アクリレ
ート、トリメチロールプロパンジ(メタ)アクリレー
ト、トリメチロールプロパントリ(メタ)アクリレー
ト、トリメチロールプロパンエトキシトリ(メタ)アク
リレート、トリメチロールプロパンジエトキシトリ(メ
タ)アクリレート、トリメチロールプロパントリエトキ
シトリ(メタ)アクリレート、トリメチロールプロパン
テトラエトキシトリ(メタ)アクリレート、トリメチロ
ールプロパンペンタエトキシトリ(メタ)アクリレー
ト、テトラメチロールメタントリ(メタ)アクリレー
ト、テトラメチロールメタンテトラ(メタ)アクリレー
ト、プロピレン基の数が2〜14であるポリプロピレン
グリコールジ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリ
トールペンタ(メタ)アクリレート、ジペンタエリスリ
トールヘキサ(メタ)アクリレート等が挙げられる。
【0051】本発明によれば、光感度、解像度、耐薬品
性(耐めっき性)、密着性、機械強度及び柔軟性が優れ
ており、さらに優れた剥離特性を有する感光性樹脂組成
物を得ることができる。
性(耐めっき性)、密着性、機械強度及び柔軟性が優れ
ており、さらに優れた剥離特性を有する感光性樹脂組成
物を得ることができる。
【0052】また、本発明の感光性樹脂組成物におい
て、(A)バインダーポリマー、(B)光重合性化合物
および(C)光重合性化合物の各成分の配合量が、
(A)成分及び(B)成分の総量100質量%に対し
て、(A)成分が40〜80質量%、(B)成分が20
〜60質量%及び(C)成分が0.63〜20質量%で
あり、かつ、ビスフェノールA系(メタ)アクリレート
化合物が(B)成分中3〜90質量%であることが好ま
しい。
て、(A)バインダーポリマー、(B)光重合性化合物
および(C)光重合性化合物の各成分の配合量が、
(A)成分及び(B)成分の総量100質量%に対し
て、(A)成分が40〜80質量%、(B)成分が20
〜60質量%及び(C)成分が0.63〜20質量%で
あり、かつ、ビスフェノールA系(メタ)アクリレート
化合物が(B)成分中3〜90質量%であることが好ま
しい。
【0053】本発明において、(A)バインダーポリマ
ーの配合量については40〜80質量%と規定したが、
(A)の配合量が40質量%未満になると光硬化物が脆
くなり易く、感光性エレメントとして使用した場合に塗
膜性が劣る傾向があり、80質量%を超えると光感度が
不十分となるからである。特に、(A)の配合量は、4
5〜70質量%の範囲とすることがより好ましい。
ーの配合量については40〜80質量%と規定したが、
(A)の配合量が40質量%未満になると光硬化物が脆
くなり易く、感光性エレメントとして使用した場合に塗
膜性が劣る傾向があり、80質量%を超えると光感度が
不十分となるからである。特に、(A)の配合量は、4
5〜70質量%の範囲とすることがより好ましい。
【0054】また、(B)光重合性化合物の配合量は2
0〜60質量%と規定したが、(B)の配合量が20質
量%未満になると光感度が不充分となり、60質量%を
超えると光硬化物が脆くなる傾向があるからである。特
に、(B)の配合量は、30〜55質量%の範囲とする
ことが好ましい。(B)光重合性化合物中の必須成分と
して含有されるビスフェノールA系(メタ)アクリレー
ト化合物の配合量は、(B)成分中3〜90質量%の範
囲とすることが好ましい。(B)の配合量が3質量%未
満になると解像度が劣る傾向にあり、90質量%を超え
るとレジストの剥離時間が長くなる傾向があるからであ
る。(B)の配合量は、5〜70質量%の範囲とするこ
とがより好ましい。
0〜60質量%と規定したが、(B)の配合量が20質
量%未満になると光感度が不充分となり、60質量%を
超えると光硬化物が脆くなる傾向があるからである。特
に、(B)の配合量は、30〜55質量%の範囲とする
ことが好ましい。(B)光重合性化合物中の必須成分と
して含有されるビスフェノールA系(メタ)アクリレー
ト化合物の配合量は、(B)成分中3〜90質量%の範
囲とすることが好ましい。(B)の配合量が3質量%未
満になると解像度が劣る傾向にあり、90質量%を超え
るとレジストの剥離時間が長くなる傾向があるからであ
る。(B)の配合量は、5〜70質量%の範囲とするこ
とがより好ましい。
【0055】さらに、(C)光重合開始剤の配合量は、
0.63〜20質量%であることが好ましい。(C)の
配合量が0.63質量%未満になると光感度が不充分と
なり、20質量%を超えると露光の際に組成物の表面で
の吸収が増大して内部の光硬化が不充分となる傾向があ
るためである。(C)の配合量は、1〜10質量%の範
囲とすることがより好ましい。
0.63〜20質量%であることが好ましい。(C)の
配合量が0.63質量%未満になると光感度が不充分と
なり、20質量%を超えると露光の際に組成物の表面で
の吸収が増大して内部の光硬化が不充分となる傾向があ
るためである。(C)の配合量は、1〜10質量%の範
囲とすることがより好ましい。
【0056】また、本発明の感光性樹脂組成層を構成す
る(C)光重合開始剤に含まれる(a)ヘキサアリール
ビイミダゾール、(b)ベンゾフェノン、(c)4,4’-
ビス(ジアルキルアミノ)ベンゾフェノン、(d)一般式
(I)で表される化合物、(e)一般式(II)で表さ
れる化合物の各含有量は、(A)成分及び(B)成分の
総量100質量%に対して、それぞれ(a)0.5〜5
質量%、(b)0.1〜2質量%、(c)0.01〜1
質量%、(d)0.01〜5質量%、(e)0.01〜
2質量%とすることが好ましい。
る(C)光重合開始剤に含まれる(a)ヘキサアリール
ビイミダゾール、(b)ベンゾフェノン、(c)4,4’-
ビス(ジアルキルアミノ)ベンゾフェノン、(d)一般式
(I)で表される化合物、(e)一般式(II)で表さ
れる化合物の各含有量は、(A)成分及び(B)成分の
総量100質量%に対して、それぞれ(a)0.5〜5
質量%、(b)0.1〜2質量%、(c)0.01〜1
質量%、(d)0.01〜5質量%、(e)0.01〜
2質量%とすることが好ましい。
【0057】本発明において、(a)から(e)までの
各配合量が下限値を下回ると光感度が不十分となり、配
合量が上限値を超えると露光の際に組成物の表面での吸
収が増大し、内部の光硬化が不充分となる傾向があるか
らである。本発明によれば、光感度、解像度、耐薬品性
(耐めっき性)、密着性、機械強度及び柔軟性が優れた
感光性樹脂組成物を得ることができる。
各配合量が下限値を下回ると光感度が不十分となり、配
合量が上限値を超えると露光の際に組成物の表面での吸
収が増大し、内部の光硬化が不充分となる傾向があるか
らである。本発明によれば、光感度、解像度、耐薬品性
(耐めっき性)、密着性、機械強度及び柔軟性が優れた
感光性樹脂組成物を得ることができる。
【0058】本発明の感光性エレメントは、支持フィル
ムと、この支持フィルムのいずれか一方の面に形成され
(A)バインダーポリマー、(B)分子内に1以上の重
合可能なエチレン性不飽和結合を有する光重合性化合物
および(a)ヘキサアリールビイミダゾール,(b)ベ
ンゾフェノン,(c)4,4’-ビス(ジアルキルアミノ)ベ
ンゾフェノン,(d)一般式(I)で表される化合物,
(e)一般式(II)で表される化合物を必須成分として含
有する(C)光重合開始剤を少なくとも含む感光性樹脂
組成物から本質的に成る感光性樹脂組成物層と、を備え
ることを特徴とする。
ムと、この支持フィルムのいずれか一方の面に形成され
(A)バインダーポリマー、(B)分子内に1以上の重
合可能なエチレン性不飽和結合を有する光重合性化合物
および(a)ヘキサアリールビイミダゾール,(b)ベ
ンゾフェノン,(c)4,4’-ビス(ジアルキルアミノ)ベ
ンゾフェノン,(d)一般式(I)で表される化合物,
(e)一般式(II)で表される化合物を必須成分として含
有する(C)光重合開始剤を少なくとも含む感光性樹脂
組成物から本質的に成る感光性樹脂組成物層と、を備え
ることを特徴とする。
【0059】本発明によれば、光感度、解像度、耐薬品
性(耐めっき性)、密着性、機械強度、柔軟性、作業性
及び生産性が優れた感光性エレメントを得ることができ
る。
性(耐めっき性)、密着性、機械強度、柔軟性、作業性
及び生産性が優れた感光性エレメントを得ることができ
る。
【0060】また、上記感光性エレメントにおいて、感
光性樹脂組成物層の支持フィルムとの接合面側と対向す
る面側に保護フィルムを形成することが好ましい。
光性樹脂組成物層の支持フィルムとの接合面側と対向す
る面側に保護フィルムを形成することが好ましい。
【0061】さらに、上記感光性エレメントにおいて、
支持フィルムの層厚が5〜25μmであることが好まし
く、また、支持フィルムのヘーズが、0.001〜5.
0であることが好ましい。
支持フィルムの層厚が5〜25μmであることが好まし
く、また、支持フィルムのヘーズが、0.001〜5.
0であることが好ましい。
【0062】本発明において、支持フィルムの層厚およ
びヘーズを本範囲内に規定することにより、光感度、解
像度、耐薬品性(耐めっき性)、密着性、機械強度、柔
軟性、作業性および生産性が良好であり、さらに、解像
度が優れた感光性エレメントを得ることができる。
びヘーズを本範囲内に規定することにより、光感度、解
像度、耐薬品性(耐めっき性)、密着性、機械強度、柔
軟性、作業性および生産性が良好であり、さらに、解像
度が優れた感光性エレメントを得ることができる。
【0063】また、上記感光性エレメントにおいて、保
護フィルムの層厚が5〜30μmであることが好まし
く、また、保護フィルムのフィルム長手方向における引
張強さが13MPa以上であり、フィルム幅方向の引張
強さが9MPa以上であることが好ましい。
護フィルムの層厚が5〜30μmであることが好まし
く、また、保護フィルムのフィルム長手方向における引
張強さが13MPa以上であり、フィルム幅方向の引張
強さが9MPa以上であることが好ましい。
【0064】なお、保護フィルムのフィルム長手方向と
は、保護フィルムの層厚方向と垂直方向の面における縦
横の各幅のうち、幅広の方向を長手方向と定義し、長手
方向と垂直方向を幅方向と定義したものである。
は、保護フィルムの層厚方向と垂直方向の面における縦
横の各幅のうち、幅広の方向を長手方向と定義し、長手
方向と垂直方向を幅方向と定義したものである。
【0065】本発明によれば、光感度、解像度、耐薬品
性(耐めっき性)、密着性、機械強度、柔軟性、作業性
及び生産性が良好であり、さらに優れたラミネート性を
有する感光性エレメントを得ることができる。
性(耐めっき性)、密着性、機械強度、柔軟性、作業性
及び生産性が良好であり、さらに優れたラミネート性を
有する感光性エレメントを得ることができる。
【0066】本発明のレジストパターンの形成方法は、
支持フィルムのいずれか一方の面に(A)バインダーポ
リマー、(B)光重合性化合物および(a)ヘキサアリ
ールビイミダゾール,(b)ベンゾフェノン,(c)4,
4’-ビス(ジアルキルアミノ)ベンゾフェノン,(d)一
般式(I)で表される化合物,(e)一般式(II)で表され
る化合物を必須成分として含有する(C)光重合開始剤
を少なくとも含む感光性樹脂組成物を塗布した後、乾燥
して感光性樹脂組成物層を形成し、感光性樹脂組成物層
の面側を回路形成用基板に密着するようにして積層した
後、活性光線を画像状に照射し、露光部を光硬化させ、
露光部を現像により除去して回路形成用基板にレジスト
パターンを形成することを特徴とする。
支持フィルムのいずれか一方の面に(A)バインダーポ
リマー、(B)光重合性化合物および(a)ヘキサアリ
ールビイミダゾール,(b)ベンゾフェノン,(c)4,
4’-ビス(ジアルキルアミノ)ベンゾフェノン,(d)一
般式(I)で表される化合物,(e)一般式(II)で表され
る化合物を必須成分として含有する(C)光重合開始剤
を少なくとも含む感光性樹脂組成物を塗布した後、乾燥
して感光性樹脂組成物層を形成し、感光性樹脂組成物層
の面側を回路形成用基板に密着するようにして積層した
後、活性光線を画像状に照射し、露光部を光硬化させ、
露光部を現像により除去して回路形成用基板にレジスト
パターンを形成することを特徴とする。
【0067】本発明によれば、光感度、解像度、耐薬品
性(耐めっき性)、密着性、機械強度、柔軟性、作業性
及び生産性が優れたレジストパターンを得ることができ
る。
性(耐めっき性)、密着性、機械強度、柔軟性、作業性
及び生産性が優れたレジストパターンを得ることができ
る。
【0068】また、本発明のプリント配線板の製造方法
は、支持フィルムのいずれか一方の面に(A)バインダ
ーポリマー、(B)光重合性化合物および(a)ヘキサ
アリールビイミダゾール,(b)ベンゾフェノン,
(c)4,4’-ビス(ジアルキルアミノ)ベンゾフェノン,
(d)一般式(I)で表される化合物,(e)一般式(II)
で表される化合物,を必須成分として含有する(C)光
重合開始剤を少なくとも含む感光性樹脂組成物を塗布し
た後、乾燥して感光性樹脂組成物層を形成し、感光性樹
脂組成物層の面側を回路形成用基板に密着するようにし
て積層した後、活性光線を画像状に照射し、露光部を光
硬化させ、露光部を現像により除去した後、エッチング
またはめっきすることを特徴とする。
は、支持フィルムのいずれか一方の面に(A)バインダ
ーポリマー、(B)光重合性化合物および(a)ヘキサ
アリールビイミダゾール,(b)ベンゾフェノン,
(c)4,4’-ビス(ジアルキルアミノ)ベンゾフェノン,
(d)一般式(I)で表される化合物,(e)一般式(II)
で表される化合物,を必須成分として含有する(C)光
重合開始剤を少なくとも含む感光性樹脂組成物を塗布し
た後、乾燥して感光性樹脂組成物層を形成し、感光性樹
脂組成物層の面側を回路形成用基板に密着するようにし
て積層した後、活性光線を画像状に照射し、露光部を光
硬化させ、露光部を現像により除去した後、エッチング
またはめっきすることを特徴とする。
【0069】本発明によれば、光感度、解像度、耐薬品
性(耐めっき性)、密着性、機械強度、柔軟性、環境
性、作業性及び生産性が優れたプリント配線板を得るこ
とができる。
性(耐めっき性)、密着性、機械強度、柔軟性、環境
性、作業性及び生産性が優れたプリント配線板を得るこ
とができる。
【0070】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施形態につい
て、表1から表3までを用いて説明する。まず、感光性
樹脂組成物を用いて感光性エレメントとし、この感光性
エレメントを用いてレジストパターンの製造方法および
プリント配線板の製造方法について説明する。
て、表1から表3までを用いて説明する。まず、感光性
樹脂組成物を用いて感光性エレメントとし、この感光性
エレメントを用いてレジストパターンの製造方法および
プリント配線板の製造方法について説明する。
【0071】本発明の感光性樹脂組成物は、(A)バイ
ンダーポリマーに、(B)分子内に少なくとも1以上の
重合可能なエチレン性不飽和結合を有する光重合性化合
物および(C)光重合開始剤を添加し、(C)光重合開
始剤として、(a)ヘキサアリールビイミダゾール,
(b)ベンゾフェノン,(c)4,4’-ビス(ジアルキル
アミノ)ベンゾフェノン,(d)一般式(I)で表される
化合物および(e)一般式(II)で表される化合物を必須
の成分として含有したものを使用した。なお、(C)光
重合開始剤としては、(a)〜(e)の成分を必須の成
分とすれば良く、他の種類の開始剤を添加しても良い。
ンダーポリマーに、(B)分子内に少なくとも1以上の
重合可能なエチレン性不飽和結合を有する光重合性化合
物および(C)光重合開始剤を添加し、(C)光重合開
始剤として、(a)ヘキサアリールビイミダゾール,
(b)ベンゾフェノン,(c)4,4’-ビス(ジアルキル
アミノ)ベンゾフェノン,(d)一般式(I)で表される
化合物および(e)一般式(II)で表される化合物を必須
の成分として含有したものを使用した。なお、(C)光
重合開始剤としては、(a)〜(e)の成分を必須の成
分とすれば良く、他の種類の開始剤を添加しても良い。
【0072】また、(A)バインダーポリマーとして
は、メタクリル酸および スチレン又はスチレン誘導体
の少なくとも一種を必須の共重合成分とし、質量平均分
子量20,000〜300,000、酸価30〜200
mgKOH/g、分散度1.0〜3.0とした共重合体
を使用し、感光性樹脂組成物とした。
は、メタクリル酸および スチレン又はスチレン誘導体
の少なくとも一種を必須の共重合成分とし、質量平均分
子量20,000〜300,000、酸価30〜200
mgKOH/g、分散度1.0〜3.0とした共重合体
を使用し、感光性樹脂組成物とした。
【0073】感光性樹脂組成物は、必要に応じて、分子
内に少なくとも1つのカチオン重合可能な環状エーテル
基を有する光重合性化合物(オキセタン化合物等)、カ
チオン重合開始剤、マラカイトグリーン、ダイヤモンド
グリーン等の染料、トリブロモフェニルスルホン、ロイ
コクリスタルバイオレット等の光発色剤、熱発色防止
剤、p−トルエンスルホンアミド等の可塑剤、顔料、充
填剤、消泡剤、難燃剤、安定剤、密着性付与剤、レベリ
ング剤、剥離促進剤、酸化防止剤、香料、イメージング
剤、熱架橋剤などを(A)成分及び(B)成分の総量1
00質量%に対して各々0.01〜20質量%程度含有
することができる。単独又は2種類以上を組み合わせて
使用される。
内に少なくとも1つのカチオン重合可能な環状エーテル
基を有する光重合性化合物(オキセタン化合物等)、カ
チオン重合開始剤、マラカイトグリーン、ダイヤモンド
グリーン等の染料、トリブロモフェニルスルホン、ロイ
コクリスタルバイオレット等の光発色剤、熱発色防止
剤、p−トルエンスルホンアミド等の可塑剤、顔料、充
填剤、消泡剤、難燃剤、安定剤、密着性付与剤、レベリ
ング剤、剥離促進剤、酸化防止剤、香料、イメージング
剤、熱架橋剤などを(A)成分及び(B)成分の総量1
00質量%に対して各々0.01〜20質量%程度含有
することができる。単独又は2種類以上を組み合わせて
使用される。
【0074】また、感光性樹脂組成物は、必要に応じ
て、メタノール、エタノール、アセトン、メチルエチル
ケトン、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、トルエ
ン、N,N−ジメチルホルムアミド、プロピレングリコ
ールモノメチルエーテル等の溶剤又はこれらの混合溶剤
に溶解して固形分30〜60質量%程度の溶液として塗
布することができる。
て、メタノール、エタノール、アセトン、メチルエチル
ケトン、メチルセロソルブ、エチルセロソルブ、トルエ
ン、N,N−ジメチルホルムアミド、プロピレングリコ
ールモノメチルエーテル等の溶剤又はこれらの混合溶剤
に溶解して固形分30〜60質量%程度の溶液として塗
布することができる。
【0075】感光性樹脂組成物は、特に制限はないが、
銅、銅系合金、鉄、鉄系合金等の金属面上に、液状レジ
ストとして塗布して乾燥した後、必要に応じて保護フィ
ルムを被覆して用いるか、感光性エレメントの形態とし
て用いることが好ましい。なお、液状レジストに保護フ
ィルムを被覆して用いる場合には、保護フィルムとして
ポリエチレン、ポリプロピレン等の重合体フィルムを適
用すると良い。
銅、銅系合金、鉄、鉄系合金等の金属面上に、液状レジ
ストとして塗布して乾燥した後、必要に応じて保護フィ
ルムを被覆して用いるか、感光性エレメントの形態とし
て用いることが好ましい。なお、液状レジストに保護フ
ィルムを被覆して用いる場合には、保護フィルムとして
ポリエチレン、ポリプロピレン等の重合体フィルムを適
用すると良い。
【0076】また、感光性エレメントは、ポリエチレン
テレフタレートなどのポリエステル、ポリプロピレン、
ポリエチレンなどの材料から選択される重合体フィルム
を用いて構成しても良く、この場合には、重合体フィル
ムの一つは感光性樹脂組成物層の支持フィルムとして、
重合体フィルムの他の一つは感光性樹脂組成物の保護フ
ィルムとして感光性樹脂組成物層の両面に積層して3層
構造に形成することができる。
テレフタレートなどのポリエステル、ポリプロピレン、
ポリエチレンなどの材料から選択される重合体フィルム
を用いて構成しても良く、この場合には、重合体フィル
ムの一つは感光性樹脂組成物層の支持フィルムとして、
重合体フィルムの他の一つは感光性樹脂組成物の保護フ
ィルムとして感光性樹脂組成物層の両面に積層して3層
構造に形成することができる。
【0077】3層構造の感光性エレメントを製造する際
には、重合体フィルムから成る支持フィルム上に感光性
樹脂組成物を塗布、乾燥して支持フィルム上に感光性樹
脂組成物層を形成することができる。例えば、塗布は、
ロールコータ、コンマコータ、グラビアコータ、エアー
ナイフコータ、ダイコータ、バーコータ等の公知の方法
を用いることができる。乾燥は、70〜150℃、5〜
30分間程度の条件下にて行うことができる。感光性樹
脂組成物層中の残存有機溶剤量は、後の工程における有
機溶剤の拡散を防止する観点から2質量%以下とするこ
とが好ましい。
には、重合体フィルムから成る支持フィルム上に感光性
樹脂組成物を塗布、乾燥して支持フィルム上に感光性樹
脂組成物層を形成することができる。例えば、塗布は、
ロールコータ、コンマコータ、グラビアコータ、エアー
ナイフコータ、ダイコータ、バーコータ等の公知の方法
を用いることができる。乾燥は、70〜150℃、5〜
30分間程度の条件下にて行うことができる。感光性樹
脂組成物層中の残存有機溶剤量は、後の工程における有
機溶剤の拡散を防止する観点から2質量%以下とするこ
とが好ましい。
【0078】また、感光性エレメントに形成される感光
性樹脂組成物層の層厚は用途により異なるが、乾燥後の
層厚を1〜100μm程度とすることが好ましい。
性樹脂組成物層の層厚は用途により異なるが、乾燥後の
層厚を1〜100μm程度とすることが好ましい。
【0079】なお、保護フィルムとしては、感光性樹脂
組成物層及び支持フィルムの接着力よりも感光性樹脂組
成物層及び保護フィルムの接着力の方が小さいものが好
ましく、低フィッシュアイのフィルムが好ましい。ま
た、支持フィルムや保護フィルムとなる重合体フィルム
の層厚は、1〜100μmの範囲とすることが好まし
い。
組成物層及び支持フィルムの接着力よりも感光性樹脂組
成物層及び保護フィルムの接着力の方が小さいものが好
ましく、低フィッシュアイのフィルムが好ましい。ま
た、支持フィルムや保護フィルムとなる重合体フィルム
の層厚は、1〜100μmの範囲とすることが好まし
い。
【0080】さらに、感光性エレメントは、感光性樹脂
組成物層、支持フィルム及び保護フィルムの他にも、ク
ッション層、接着層、光吸収層、ガスバリア層等の中間
層や保護層を形成しても良い。
組成物層、支持フィルム及び保護フィルムの他にも、ク
ッション層、接着層、光吸収層、ガスバリア層等の中間
層や保護層を形成しても良い。
【0081】感光性エレメントは、例えば、そのまま又
は感光性樹脂組成物層の他の面に保護フィルムをさらに
積層して円筒状の巻芯に巻きとって貯蔵される。なお、
貯蔵する際、支持フィルムが1番外側になるように巻き
取られることが好ましい。上記ロール状の感光性エレメ
ントロールの端面には、端面保護の見地から端面セパレ
ータを設置することが好ましく、耐エッジフュージョン
の見地から防湿端面セパレータを設置することが好まし
い。また、梱包方法として透湿性の小さいブラックシー
トに包んで包装することが好ましい。
は感光性樹脂組成物層の他の面に保護フィルムをさらに
積層して円筒状の巻芯に巻きとって貯蔵される。なお、
貯蔵する際、支持フィルムが1番外側になるように巻き
取られることが好ましい。上記ロール状の感光性エレメ
ントロールの端面には、端面保護の見地から端面セパレ
ータを設置することが好ましく、耐エッジフュージョン
の見地から防湿端面セパレータを設置することが好まし
い。また、梱包方法として透湿性の小さいブラックシー
トに包んで包装することが好ましい。
【0082】上記巻芯としては、例えば、ポリエチレン
樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリ塩
化ビニル樹脂、ABS樹脂(アクリロニトリル−ブタジ
エン−スチレン共重合体)等のプラスチックなどが挙げ
られる。
樹脂、ポリプロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂、ポリ塩
化ビニル樹脂、ABS樹脂(アクリロニトリル−ブタジ
エン−スチレン共重合体)等のプラスチックなどが挙げ
られる。
【0083】感光性エレメントを用いてレジストパター
ンを製造するに際して、保護フィルムが存在している場
合には保護フィルムを除去した後、感光性樹脂組成物層
を70〜130℃程度に加熱しながら回路形成用基板に
0.1〜1MPa程度(1〜10kgf/cm2程度)
の圧力で圧着し積層する方法などが挙げられ、減圧下で
積層することも可能である。通常、積層される表面は金
属面であるが、特に制限はない。
ンを製造するに際して、保護フィルムが存在している場
合には保護フィルムを除去した後、感光性樹脂組成物層
を70〜130℃程度に加熱しながら回路形成用基板に
0.1〜1MPa程度(1〜10kgf/cm2程度)
の圧力で圧着し積層する方法などが挙げられ、減圧下で
積層することも可能である。通常、積層される表面は金
属面であるが、特に制限はない。
【0084】積層が完了した感光性樹脂組成物層は、ネ
ガ又はポジマスクパターンを通して活性光線が画像状に
照射される。活性光線の光源としては、公知の光源、例
えば、カーボンアーク灯、水銀蒸気アーク灯、高圧水銀
灯、キセノンランプ等の紫外線、可視光などを有効に放
射するものが用いられる。また、レーザー直接描画露光
法にも使用される。
ガ又はポジマスクパターンを通して活性光線が画像状に
照射される。活性光線の光源としては、公知の光源、例
えば、カーボンアーク灯、水銀蒸気アーク灯、高圧水銀
灯、キセノンランプ等の紫外線、可視光などを有効に放
射するものが用いられる。また、レーザー直接描画露光
法にも使用される。
【0085】次いで、露光後、感光性樹脂組成物層上に
支持フィルムが存在している場合には、支持フィルムを
除去した後、アルカリ性水溶液、水系現像液、有機溶剤
等の現像液によるウエット現像、ドライ現像等で未露光
部を除去して現像し、レジストパターンを製造すること
ができる。上記アルカリ性水溶液としては、例えば、
0.1〜5質量%炭酸ナトリウムの希薄溶液、0.1〜
5質量%炭酸カリウムの希薄溶液、0.1〜5質量%水
酸化ナトリウムの希薄溶液等が挙げられる。アルカリ性
水溶液のpHは9〜11の範囲とすることが好ましく、
その温度は、感光性樹脂組成物層の現像性に合わせて調
節される。また、アルカリ性水溶液中には、表面活性
剤、消泡剤、有機溶剤等を混入させてもよい。現像の方
式としては、例えば、ディップ方式、スプレー方式、ブ
ラッシング、スラッピング等が挙げられる。
支持フィルムが存在している場合には、支持フィルムを
除去した後、アルカリ性水溶液、水系現像液、有機溶剤
等の現像液によるウエット現像、ドライ現像等で未露光
部を除去して現像し、レジストパターンを製造すること
ができる。上記アルカリ性水溶液としては、例えば、
0.1〜5質量%炭酸ナトリウムの希薄溶液、0.1〜
5質量%炭酸カリウムの希薄溶液、0.1〜5質量%水
酸化ナトリウムの希薄溶液等が挙げられる。アルカリ性
水溶液のpHは9〜11の範囲とすることが好ましく、
その温度は、感光性樹脂組成物層の現像性に合わせて調
節される。また、アルカリ性水溶液中には、表面活性
剤、消泡剤、有機溶剤等を混入させてもよい。現像の方
式としては、例えば、ディップ方式、スプレー方式、ブ
ラッシング、スラッピング等が挙げられる。
【0086】現像後の処理として、必要に応じて60〜
250℃程度の加熱または0.2〜10J/cm2程度
の露光を行うことによりレジストパターンを硬化して用
いても良い。
250℃程度の加熱または0.2〜10J/cm2程度
の露光を行うことによりレジストパターンを硬化して用
いても良い。
【0087】現像後に行われる金属面のエッチングに
は、例えば、塩化第二銅溶液、塩化第二鉄溶液、アルカ
リエッチング溶液等を用いることができる。
は、例えば、塩化第二銅溶液、塩化第二鉄溶液、アルカ
リエッチング溶液等を用いることができる。
【0088】感光性エレメントを用いてプリント配線板
を製造する場合、現像されたレジストパターンをマスク
として、回路形成用基板の表面をエッチングまたはめっ
き等の公知方法を用いて処理をする。めっき法として
は、例えば、銅めっき、はんだめっき、ニッケルめっ
き、金めっきなどがある。次いで、レジストパターン
は、例えば、現像に用いたアルカリ性水溶液よりさらに
強アルカリ性の水溶液を用いて剥離することができる。
強アルカリ性の水溶液としては、例えば、1〜10質量
%水酸化ナトリウム水溶液、1〜10質量%水酸化カリ
ウム水溶液等が用いられる。剥離方式としては、例え
ば、浸漬方式、スプレー方式等が挙げられる。また、レ
ジストパターンが形成されたプリント配線板は、多層プ
リント配線板として構成しても良く、小径スルーホール
を形成しても良い。
を製造する場合、現像されたレジストパターンをマスク
として、回路形成用基板の表面をエッチングまたはめっ
き等の公知方法を用いて処理をする。めっき法として
は、例えば、銅めっき、はんだめっき、ニッケルめっ
き、金めっきなどがある。次いで、レジストパターン
は、例えば、現像に用いたアルカリ性水溶液よりさらに
強アルカリ性の水溶液を用いて剥離することができる。
強アルカリ性の水溶液としては、例えば、1〜10質量
%水酸化ナトリウム水溶液、1〜10質量%水酸化カリ
ウム水溶液等が用いられる。剥離方式としては、例え
ば、浸漬方式、スプレー方式等が挙げられる。また、レ
ジストパターンが形成されたプリント配線板は、多層プ
リント配線板として構成しても良く、小径スルーホール
を形成しても良い。
【0089】
【実施例】実施例1〜実施例4,比較例1〜比較例5
(表1〜表3) メタクリル酸、メタクリル酸メチル、スチレンの質量比
をそれぞれ22:55:23の割合として共重合し、質
量平均分子量80,000、酸価144mgKOH/
g、分散度2.2の共重合体とした。得られた共重合体
をメチルセルソルブ/トルエン(6/4質量比)に不揮発
分40質量%となるように溶解し、さらに、表1に示す
割合により発色剤、染料、溶剤および可塑剤を配合し、
(A)バインダーポリマーの溶液とした。
(表1〜表3) メタクリル酸、メタクリル酸メチル、スチレンの質量比
をそれぞれ22:55:23の割合として共重合し、質
量平均分子量80,000、酸価144mgKOH/
g、分散度2.2の共重合体とした。得られた共重合体
をメチルセルソルブ/トルエン(6/4質量比)に不揮発
分40質量%となるように溶解し、さらに、表1に示す
割合により発色剤、染料、溶剤および可塑剤を配合し、
(A)バインダーポリマーの溶液とした。
【0090】
【表1】
次に、(A)バインダーポリマーの溶液中に(B)光重
合性化合物を溶解した。(B)光重合性化合物は、表1
に示すBPE−500およびNP−8EAを添加したも
のである。
合性化合物を溶解した。(B)光重合性化合物は、表1
に示すBPE−500およびNP−8EAを添加したも
のである。
【0091】BPE−500(新中村化学工業(株)
製)は、一般式(I)中において、R 1及びR2がメチ
ル基、X及びYがエチレンオキサイド基、p+q=10
(平均値)である化合物である。
製)は、一般式(I)中において、R 1及びR2がメチ
ル基、X及びYがエチレンオキサイド基、p+q=10
(平均値)である化合物である。
【0092】NP−8EA(共栄社化学株式会社製)
は、EO変性ノニルフェニルアクリレート(エチレング
リコール鎖の繰り返し単位は8)である。
は、EO変性ノニルフェニルアクリレート(エチレング
リコール鎖の繰り返し単位は8)である。
【0093】得られた溶液に(C)光重合開始剤の溶液
を溶解した。表2に示すように、実施例1〜実施例4の
(C)光重合開始剤については、(a)成分として2,
2´−(o−クロロフェニル)−4,5−ジフェニルイ
ミダゾール2量体、(b)成分としてベンゾフェノン、
(c)成分として4、4´−ビス(ジエチルアミノ)ベ
ンゾフェノン、(d)成分としてベンゾインジメチルエ
ーテル、(e)成分としてジメチルアミノ安息香酸ジエ
チルエステルを使用した。また、比較例1〜比較例5の
(C)光重合開始剤として、(c)成分である4、4´
−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノンを必須成分と
し、チオキサントンまたは9−フェニルアクリジンのい
ずれかを添加したものである。
を溶解した。表2に示すように、実施例1〜実施例4の
(C)光重合開始剤については、(a)成分として2,
2´−(o−クロロフェニル)−4,5−ジフェニルイ
ミダゾール2量体、(b)成分としてベンゾフェノン、
(c)成分として4、4´−ビス(ジエチルアミノ)ベ
ンゾフェノン、(d)成分としてベンゾインジメチルエ
ーテル、(e)成分としてジメチルアミノ安息香酸ジエ
チルエステルを使用した。また、比較例1〜比較例5の
(C)光重合開始剤として、(c)成分である4、4´
−ビス(ジエチルアミノ)ベンゾフェノンを必須成分と
し、チオキサントンまたは9−フェニルアクリジンのい
ずれかを添加したものである。
【0094】
【表2】
上記手順により得られた感光性樹脂組成物の溶液を16
μm厚のポリエチレンテレフタレートフィルム(ヘー
ズ:1.7%、商品名GS−16,帝人(株)製)上に
均一に塗布した後、100℃の熱風対流式乾燥機により
10分間乾燥し、感光性樹脂組成物層を形成した。その
後、感光性樹脂組成物層上をポリエチレン製保護フィル
ム(フィルム長手方向の引張強さ:16MPa、フィル
ム幅方向の引張強さ:12MPa、商品名:NF−1
5,タマポリ(株)製)により保護し、3層構造を有す
る感光性エレメントとした。乾燥後、感光性樹脂組成物
層の層厚を測定したところ50μmであった。
μm厚のポリエチレンテレフタレートフィルム(ヘー
ズ:1.7%、商品名GS−16,帝人(株)製)上に
均一に塗布した後、100℃の熱風対流式乾燥機により
10分間乾燥し、感光性樹脂組成物層を形成した。その
後、感光性樹脂組成物層上をポリエチレン製保護フィル
ム(フィルム長手方向の引張強さ:16MPa、フィル
ム幅方向の引張強さ:12MPa、商品名:NF−1
5,タマポリ(株)製)により保護し、3層構造を有す
る感光性エレメントとした。乾燥後、感光性樹脂組成物
層の層厚を測定したところ50μmであった。
【0095】さらに、銅箔(厚み35μm)を両面に積
層したガラスエポキシ材である銅張り積層板(日立化成
工業(株)製、商品名MCL−E−61)を準備し、銅
張り積層板の銅表面を#600相当のブラシを持つ研磨
機(三啓(株)製)を用いて研磨し、水洗後、空気流に
より乾燥を行った。得られた銅張り積層板を80℃に加
温し、保護フィルムを剥がしながら銅表面上に感光性樹
脂組成物層を、120℃のヒートロールを用いて3m/
分の速度によりラミネートした。得られた試験片をそれ
ぞれ実施例1〜実施例4および比較例1〜比較例5とし
た。
層したガラスエポキシ材である銅張り積層板(日立化成
工業(株)製、商品名MCL−E−61)を準備し、銅
張り積層板の銅表面を#600相当のブラシを持つ研磨
機(三啓(株)製)を用いて研磨し、水洗後、空気流に
より乾燥を行った。得られた銅張り積層板を80℃に加
温し、保護フィルムを剥がしながら銅表面上に感光性樹
脂組成物層を、120℃のヒートロールを用いて3m/
分の速度によりラミネートした。得られた試験片をそれ
ぞれ実施例1〜実施例4および比較例1〜比較例5とし
た。
【0096】得られた各試験片に対し、以下に示す方法
を用いて、光感度、解像度および耐めっき性の評価およ
びクロスカット試験を行った。
を用いて、光感度、解像度および耐めっき性の評価およ
びクロスカット試験を行った。
【0097】[光感度]高圧水銀灯ランプを有する露光機
(オーク(株)製)HMW−201Bを用いて、ネガと
してストーファー21段ステップタブレットを各試験片
の上に配置し、60mJ/cm2により露光した。その
後、各試験片のポリエチレンテレフタレートフィルムを
剥離し、30℃の温度により60秒間1質量%炭酸ナト
リウム水溶液をスプレーし、未露光部分を除去した後、
銅張り積層板上に形成された光硬化膜のステップタブレ
ットの段数を測定して感光性樹脂組成物の光感度を評価
した。なお、光感度は、ステップタブレットの段数によ
り示され、ステップタブレットの段数が高いほど光感度
が優れていることを示す。
(オーク(株)製)HMW−201Bを用いて、ネガと
してストーファー21段ステップタブレットを各試験片
の上に配置し、60mJ/cm2により露光した。その
後、各試験片のポリエチレンテレフタレートフィルムを
剥離し、30℃の温度により60秒間1質量%炭酸ナト
リウム水溶液をスプレーし、未露光部分を除去した後、
銅張り積層板上に形成された光硬化膜のステップタブレ
ットの段数を測定して感光性樹脂組成物の光感度を評価
した。なお、光感度は、ステップタブレットの段数によ
り示され、ステップタブレットの段数が高いほど光感度
が優れていることを示す。
【0098】[解像度]ストーファーの21段ステップタ
ブレットを有するフォトツールと解像度評価用ネガとし
てライン幅/スペース幅が10/10〜50/50(単
位:μm)の配線パターンを有するフォトツールを密着
させて、ストーファーの21段ステップタブレットの現
像後におけるステップ段数が8.0となるエネルギー量
により露光を行った。その後、現像処理により未露光部
をきれいに除去することができたライン幅間のスペース
幅の最も小さい値を選び解像度を評価した。なお、解像
度はライン間のスペース幅が狭いほど良好であることを
示す。
ブレットを有するフォトツールと解像度評価用ネガとし
てライン幅/スペース幅が10/10〜50/50(単
位:μm)の配線パターンを有するフォトツールを密着
させて、ストーファーの21段ステップタブレットの現
像後におけるステップ段数が8.0となるエネルギー量
により露光を行った。その後、現像処理により未露光部
をきれいに除去することができたライン幅間のスペース
幅の最も小さい値を選び解像度を評価した。なお、解像
度はライン間のスペース幅が狭いほど良好であることを
示す。
【0099】[耐めっき性]耐めっき性は、90°ピール
オーフ試験により評価した。90°ピールオーフ試験に
より評価をする前に、まず、ラミネートした各試験片に
対し所定の露光量により露光した後、前述した現像液を
用いて現像を行い、脱脂浴(PC−455(メルテック
ス社製)25質量%)に5分間浸漬した後水洗した。そ
の後、ソフトエッチング浴(過硫酸アンモニウム150
g/リットル)に2分間浸漬し水洗した。10質量%硫
酸浴に1分間浸漬するという順に前処理を行い、硫酸銅
めっき浴(硫酸銅75g/リットル、硫酸190g/リ
ットル、塩素イオン50ppm、カパーグリームPCM
(メルテックス社製)5ミリリットル/リットル)に入
れて硫酸銅めっきを室温下3A/dm2により40分間
行った。その後、水洗し、10質量%ホウフッ化水素酸
に1分浸漬し、ハンダめっき浴(45質量%ホウフッ化
スズ64ミリリットル/リットル、45質量%ホウフッ
化鉛22ミリリットル/リットル、42質量%ホウフッ
化水素酸200ミリリットル/リットル、プルティンL
Aコンダクティビティーソルト(メルテックス社製)2
0g/リットル、プルティンLAスターター(メルテッ
クス社製)41ミリリットル/リットル)に入れ、半田
めっきを室温下、1.5A/dm2により15分間行っ
た。
オーフ試験により評価した。90°ピールオーフ試験に
より評価をする前に、まず、ラミネートした各試験片に
対し所定の露光量により露光した後、前述した現像液を
用いて現像を行い、脱脂浴(PC−455(メルテック
ス社製)25質量%)に5分間浸漬した後水洗した。そ
の後、ソフトエッチング浴(過硫酸アンモニウム150
g/リットル)に2分間浸漬し水洗した。10質量%硫
酸浴に1分間浸漬するという順に前処理を行い、硫酸銅
めっき浴(硫酸銅75g/リットル、硫酸190g/リ
ットル、塩素イオン50ppm、カパーグリームPCM
(メルテックス社製)5ミリリットル/リットル)に入
れて硫酸銅めっきを室温下3A/dm2により40分間
行った。その後、水洗し、10質量%ホウフッ化水素酸
に1分浸漬し、ハンダめっき浴(45質量%ホウフッ化
スズ64ミリリットル/リットル、45質量%ホウフッ
化鉛22ミリリットル/リットル、42質量%ホウフッ
化水素酸200ミリリットル/リットル、プルティンL
Aコンダクティビティーソルト(メルテックス社製)2
0g/リットル、プルティンLAスターター(メルテッ
クス社製)41ミリリットル/リットル)に入れ、半田
めっきを室温下、1.5A/dm2により15分間行っ
た。
【0100】水洗、乾燥後、直ちにめっき処理が施され
た基板にセロハンテープを貼り、ゴムローラでよく密着
させ、これをピール角度90°で瞬時に引き剥がし、セ
ロハンテープへのレジスト転写度合いを観察し、90°
ピールオーフ試験を実施した。試験後、レジストを剥離
して上方から光学顕微鏡、投影機等を用いて半田めっき
のもぐりの有無を観察した。
た基板にセロハンテープを貼り、ゴムローラでよく密着
させ、これをピール角度90°で瞬時に引き剥がし、セ
ロハンテープへのレジスト転写度合いを観察し、90°
ピールオーフ試験を実施した。試験後、レジストを剥離
して上方から光学顕微鏡、投影機等を用いて半田めっき
のもぐりの有無を観察した。
【0101】[クロスカット試験]本試験は、実施例1〜
実施例4および比較例1〜比較例5の各試験片を準備ス
トーファー21段ステップタブレットで8段を示す露光
量により露光し、現像した後、JIS−K−5400に
準拠して試験したものである。感光性エレメントを積層
した回路形成用基板の中央に、カッターガイドを用いて
直交する縦横11本ずつの平行線を1mmの間隔で引
き、1cm2の中に100個の正方形ができるように碁
盤目状の切り傷をつけ、傷の状態について評価を行っ
た。なお、切り傷は、カッターナイフの刃先を感光性エ
レメントに対して35〜45度の範囲内における一定の
角度に保ち、感光性樹脂組成物層を貫通して回路形成用
基板に届くように、切り傷1本について0.5秒かけて
等速に引いたものであり、以下に示す点数により傷の状
態の評価を行った。
実施例4および比較例1〜比較例5の各試験片を準備ス
トーファー21段ステップタブレットで8段を示す露光
量により露光し、現像した後、JIS−K−5400に
準拠して試験したものである。感光性エレメントを積層
した回路形成用基板の中央に、カッターガイドを用いて
直交する縦横11本ずつの平行線を1mmの間隔で引
き、1cm2の中に100個の正方形ができるように碁
盤目状の切り傷をつけ、傷の状態について評価を行っ
た。なお、切り傷は、カッターナイフの刃先を感光性エ
レメントに対して35〜45度の範囲内における一定の
角度に保ち、感光性樹脂組成物層を貫通して回路形成用
基板に届くように、切り傷1本について0.5秒かけて
等速に引いたものであり、以下に示す点数により傷の状
態の評価を行った。
【0102】10点:切り傷の1本ごとが細く、両面が
滑らかであり、切り傷の交点と正方形の一目一目にはが
れがない。
滑らかであり、切り傷の交点と正方形の一目一目にはが
れがない。
【0103】8点:切り傷の交点にわずかなはがれがあ
り、正方形の一目一目にははがれがなく、欠損部の面積
が全正方形面積の5%以内である。
り、正方形の一目一目にははがれがなく、欠損部の面積
が全正方形面積の5%以内である。
【0104】6点:切り傷の両側と交点とにはがれがあ
り、欠損部の面積が全正方形面積の5%を超えて15%
以下の範囲内である。
り、欠損部の面積が全正方形面積の5%を超えて15%
以下の範囲内である。
【0105】4点:切り傷によるはがれの幅が広く、欠
損部の面積が全正方形面積の15%を超えて35%以下
の範囲内である。
損部の面積が全正方形面積の15%を超えて35%以下
の範囲内である。
【0106】2点:切り傷によるはがれの幅が4点より
も広く、欠損部の面積が全正方形面積の35%を超えて
65%以下の範囲内である。
も広く、欠損部の面積が全正方形面積の35%を超えて
65%以下の範囲内である。
【0107】0点:欠損部の面積が全正方形面積の65
%を超える範囲である。
%を超える範囲である。
【0108】上述した方法により実施例1〜実施例4お
よび比較例1〜比較例5の各試験片について評価した結
果を表3に示す。
よび比較例1〜比較例5の各試験片について評価した結
果を表3に示す。
【0109】
【表3】
表3に示すように、(a)ヘキサアリールビイミダゾー
ル、(b)ベンゾフェノン、(c)4、4´−ビス(ジ
アルキルアミノ)ベンゾフェノン、(d)ベンゾインジ
メチルエーテル、(e)ジメチルアミノ安息香酸ジエチ
ルエステルの5種類の光重合開始剤を使用した実施例1
〜実施例4は、5種類の光重合開始剤を含有していない
比較例1〜比較例5に比べて、いずれも解像度が50μ
m以下と低い値となっており解像度が優れていた。ま
た、比較例1〜比較例5に比べて実施例1〜実施例4の
クロスカット性および光感度は良好であり、さらに、9
0°ピールオーフ試験の結果、半田めっきにはがれやも
ぐりが生じることなく、耐めっき性が良好であった。ま
た、比較例1〜比較例5は、チオキサントンや9−フェ
ニルアクリジンを光重合開始剤として添加したが、各種
特性が低下した。
ル、(b)ベンゾフェノン、(c)4、4´−ビス(ジ
アルキルアミノ)ベンゾフェノン、(d)ベンゾインジ
メチルエーテル、(e)ジメチルアミノ安息香酸ジエチ
ルエステルの5種類の光重合開始剤を使用した実施例1
〜実施例4は、5種類の光重合開始剤を含有していない
比較例1〜比較例5に比べて、いずれも解像度が50μ
m以下と低い値となっており解像度が優れていた。ま
た、比較例1〜比較例5に比べて実施例1〜実施例4の
クロスカット性および光感度は良好であり、さらに、9
0°ピールオーフ試験の結果、半田めっきにはがれやも
ぐりが生じることなく、耐めっき性が良好であった。ま
た、比較例1〜比較例5は、チオキサントンや9−フェ
ニルアクリジンを光重合開始剤として添加したが、各種
特性が低下した。
【0110】本実施形態によれば、感光性樹脂組成物に
含有される光重合開始剤として本発明の5種類の光重合
開始剤を組み合わせて使用することにより、解像度およ
び光感度のみならず耐薬品性(耐めっき性)および密着
性が優れ、さらに、機械強度や柔軟性が良好であり作業
性に優れた感光性樹脂組成物およびこれを用いた感光性
エレメントを得ることができる。
含有される光重合開始剤として本発明の5種類の光重合
開始剤を組み合わせて使用することにより、解像度およ
び光感度のみならず耐薬品性(耐めっき性)および密着
性が優れ、さらに、機械強度や柔軟性が良好であり作業
性に優れた感光性樹脂組成物およびこれを用いた感光性
エレメントを得ることができる。
【0111】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
高感度、解像度、耐薬品性(耐めっき性)、密着性、機
械強度及び柔軟性などの各種特性を改善した感光性樹脂
組成物およびこれを用いた感光性エレメントを得ること
ができ、その結果、プリント配線を高密度化及び高解像
化できるだけでなく、近年のプリント配線板の需要増大
に対応した量産化を実現することができる。
高感度、解像度、耐薬品性(耐めっき性)、密着性、機
械強度及び柔軟性などの各種特性を改善した感光性樹脂
組成物およびこれを用いた感光性エレメントを得ること
ができ、その結果、プリント配線を高密度化及び高解像
化できるだけでなく、近年のプリント配線板の需要増大
に対応した量産化を実現することができる。
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フロントページの続き
(51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考)
H05K 3/00 H05K 3/00 F
3/06 3/06 J
3/18 3/18 D
Fターム(参考) 2H025 AA01 AA02 AA06 AA13 AA14
AB11 AC01 AD01 BC13 BC43
BC83 CA03 CA05 CA27 CA28
CB13 CB16 CB43 CB51 CB55
CB56 DA01 DA18 FA17 FA40
FA43
4J011 QA03 QA23 QA24 QA32 QA33
QA34 QA46 QB16 QB24 SA21
SA51 SA78 UA01 UA02 UA06
VA01 WA01
4J027 AC02 AC03 AC04 AC06 AG01
AJ08 BA07 BA08 BA19 BA26
BA28 CA02 CA03 CB10 CC04
CC05 CC07 CD10
5E339 BE13 CC01 CC02 CD01 CE11
CF01 CF16 CF17 CG04 DD04
GG01 GG10
5E343 CC63 DD32 DD43 ER16 ER18
GG08
Claims (20)
- 【請求項1】 (A)バインダーポリマーと、(B)分
子内に少なくとも1以上の重合可能なエチレン性不飽和
結合を有する光重合性化合物と、(a)ヘキサアリール
ビイミダゾール(b)ベンゾフェノン(c)4,4’-ビス
(ジアルキルアミノ)ベンゾフェノン(d)一般式(I)
で表される化合物 【化1】 (一般式(I)中、R1及びR2は水素原子又はアルキ
ル基のいずれかであり、R1及びR2は同一あるいは互
いに異なるものであってもよい)および(e)一般式
(II)で表される化合物 【化2】 (一般式(II)中、R3及びR4はアルキル基であり、R
3及びR4は同一あるいは互いに異なるものであっても
よい。R5はカルボキシル基、アルコキシカルボニル基
又はニトリル基である。)を必須成分として含有する
(C)光重合開始剤と、を少なくとも含むことを特徴と
する感光性樹脂組成物。 - 【請求項2】 前記(A)バインダーポリマーの分散度
が、1.0〜3.0であることを特徴とする請求項1記
載の感光性樹脂組成物。 - 【請求項3】 前記(A)バインダーポリマーは、メタ
クリル酸を必須の共重合成分とすることを特徴とする請
求項1または2記載の感光性樹脂組成物。 - 【請求項4】 前記(A)バインダーポリマーは、スチ
レン又はスチレン誘導体を必須の共重合成分とすること
を特徴とする請求項1または2記載の感光性樹脂組成
物。 - 【請求項5】 前記(A)バインダーポリマーの必須の
共重合成分がスチレン又はスチレン誘導体である場合
に、前記スチレン又はスチレン誘導体の含有量が、全共
重合成分に対して0.1〜30質量%であることを特徴
とする請求項4記載の感光性樹脂組成物。 - 【請求項6】 前記(A)バインダーポリマーの酸価
が、30〜500mgKOH/gであることを特徴とす
る請求項1から5までのいずれかに記載の感光性樹脂組
成物。 - 【請求項7】 前記(A)バインダーポリマーの質量平
均分子量が、20,000〜300,000であること
を特徴とする請求項1から6までのいずれかに記載の感
光性樹脂組成物。 - 【請求項8】 前記(B)光重合性化合物は、ビスフェ
ノールA系(メタ)アクリレート化合物を必須成分とす
ることを特徴とする請求項1記載の感光性樹脂組成物。 - 【請求項9】 前記(B)光重合性化合物に含有される
ビスフェノールA系(メタ)アクリレート化合物が、一
般式(III) 【化3】 (一般式(III)中、R6及びR7は水素原子又はメチ
ル基のいずれかを示し、X及びYは各々独立に炭素数2
〜6のアルキレン基を示し、p及びqはp+q=4〜4
0となるように選ばれる正の整数である)で表される化
合物であることを特徴とする請求項8記載の感光性樹脂
組成物。 - 【請求項10】 前記X及びYは、エチレン基であるこ
とを特徴とする請求項9記載の感光性樹脂組成物。 - 【請求項11】 前記(A)バインダーポリマー、
(B)光重合性化合物および(C)光重合性化合物の各
成分の配合量が、(A)成分及び(B)成分の総量10
0質量%に対して、(A)成分が40〜80質量%、
(B)成分が20〜60質量%及び(C)成分が0.6
3〜20質量%であり、かつ、前記ビスフェノールA系
(メタ)アクリレート化合物が(B)成分中3〜90質
量%であることを特徴とする請求項8または9記載の感
光性樹脂組成物。 - 【請求項12】 前記(C)光重合開始剤に含まれる
(a)ヘキサアリールビイミダゾール、(b)ベンゾフ
ェノン、(c)4,4’-ビス(ジアルキルアミノ)ベンゾフ
ェノン、(d)一般式(I)で表される化合物、(e)
一般式(II)で表される化合物の各含有量が、(A)
成分及び(B)成分の総量100質量%に対して、それ
ぞれ(a)0.5〜5質量%、(b)0.1〜2質量
%、(c)0.01〜1質量%、(d)0.01〜5質
量%、(e)0.01〜2質量%であることを特徴とす
る請求項1記載の感光性樹脂組成物。 - 【請求項13】 支持フィルムと、この支持フィルムの
いずれか一方の面に形成され(A)バインダーポリマ
ー、(B)分子内に少なくとも1以上の重合可能なエチ
レン性不飽和結合を有する光重合性化合物および(a)
ヘキサアリールビイミダゾール,(b)ベンゾフェノ
ン,(c)4,4’-ビス(ジアルキルアミノ)ベンゾフェノ
ン,(d)一般式(I)で表される化合物 【化4】 (一般式(I)中、R1及びR2は水素原子又はアルキ
ル基のいずれかであり、R1及びR2は同一あるいは互
いに異なるものであってもよい),(e)一般式(I
I)で表される化合物 【化5】 (一般式(II)中、R3及びR4はアルキル基であ
り、R3及びR4は同一あるいは互いに異なるものであ
ってもよい。R5はカルボキシル基、アルコキシカルボ
ニル基又はニトリル基である。)を必須成分として含有
する(C)光重合開始剤を少なくとも含む感光性樹脂組
成物から本質的に成る感光性樹脂組成物層と、を備える
ことを特徴とする感光性エレメント。 - 【請求項14】 前記感光性樹脂組成物層の前記支持フ
ィルムとの接合面側と対向する面側に保護フィルムを形
成したことを特徴とする請求項13記載の感光性エレメ
ント。 - 【請求項15】 前記支持フィルムの層厚が、5〜25
μmであることを特徴とする請求項13記載の感光性エ
レメント。 - 【請求項16】 前記支持フィルムのヘーズが、0.0
01〜5.0であることを特徴とする請求項13または
15記載の感光性エレメント。 - 【請求項17】 前記保護フィルムの層厚が、5〜30
μmであることを特徴とする請求項14記載の感光性エ
レメント。 - 【請求項18】 前記保護フィルムのフィルム長手方向
における引張強さが13MPa以上であり、フィルム幅
方向の引張強さが9MPa以上であることを特徴とする
請求項14または17記載の感光性エレメント。 - 【請求項19】 支持フィルムのいずれか一方の面に
(A)バインダーポリマー、(B)分子内に少なくとも
1以上の重合可能なエチレン性不飽和結合を有する光重
合性化合物および(a)ヘキサアリールビイミダゾー
ル,(b)ベンゾフェノン,(c)4,4’-ビス(ジアル
キルアミノ)ベンゾフェノン,(d)一般式(I)で表
される化合物 【化6】 (一般式(I)中、R1及びR2は水素原子又はアルキ
ル基のいずれかであり、R1及びR2は同一あるいは互
いに異なるものであってもよい)(e)一般式(II)
で表される化合物 【化7】 (一般式(II)中、R3及びR4はアルキル基であ
り、R3及びR4は同一あるいは互いに異なるものであ
ってもよい。R5はカルボキシル基、アルコキシカルボ
ニル基又はニトリル基である。)を必須成分として含有
する(C)光重合開始剤を少なくとも含む感光性樹脂組
成物を塗布した後、乾燥し、形成された感光性樹脂組成
物層の面側を回路形成用基板に密着するようにして積層
した後、活性光線を画像状に照射し、露光部を光硬化さ
せ、露光部を現像により除去して回路形成用基板にレジ
ストパターンを形成することを特徴とするレジストパタ
ーンの形成方法。 - 【請求項20】 支持フィルムのいずれか一方の面に
(A)バインダーポリマー、(B)分子内に少なくとも
1以上の重合可能なエチレン性不飽和結合を有する光重
合性化合物および(a)ヘキサアリールビイミダゾー
ル,(b)ベンゾフェノン,(c)4,4’-ビス(ジアル
キルアミノ)ベンゾフェノン,(d)一般式(I)で表
される化合物 【化8】 (一般式(I)中、R1及びR2は水素原子又はアルキ
ル基のいずれかであり、R1及びR2は同一あるいは互
いに異なるものであってもよい)(e)一般式(II)
で表される化合物 【化9】 (一般式(II)中、R3及びR4はアルキル基であ
り、R3及びR4は同一あるいは互いに異なるものであ
ってもよい。R5はカルボキシル基、アルコキシカルボ
ニル基又はニトリル基である。)を必須成分として含有
する(C)光重合開始剤を少なくとも含む感光性樹脂組
成物を塗布した後、乾燥し、形成された感光性樹脂組成
物層の面側を回路形成用基板に密着するようにして積層
した後、活性光線を画像状に照射し、露光部を光硬化さ
せ、露光部を現像により除去した後、エッチングまたは
めっきすることを特徴とするプリント配線板の製造方
法。
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- 2002-01-09 JP JP2002002559A patent/JP2003202669A/ja active Pending
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