JP2003202599A - 液晶表示装置およびその製造方法 - Google Patents

液晶表示装置およびその製造方法

Info

Publication number
JP2003202599A
JP2003202599A JP2003028571A JP2003028571A JP2003202599A JP 2003202599 A JP2003202599 A JP 2003202599A JP 2003028571 A JP2003028571 A JP 2003028571A JP 2003028571 A JP2003028571 A JP 2003028571A JP 2003202599 A JP2003202599 A JP 2003202599A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
liquid crystal
insulating film
substrate
display device
crystal display
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2003028571A
Other languages
English (en)
Inventor
Hisashi Nagata
尚志 永田
Naoyuki Shimada
尚幸 島田
Naofumi Kondo
直文 近藤
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sharp Corp filed Critical Sharp Corp
Priority to JP2003028571A priority Critical patent/JP2003202599A/ja
Publication of JP2003202599A publication Critical patent/JP2003202599A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Liquid Crystal (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 アクティブマトリクス型の液晶表示装置およ
びその製造方法において、絶縁膜の剥がれに由来する保
護回路の機能不良を防止する。 【解決手段】 液晶パネルの基板1上の隣合う走査線6
・6同士および/または信号線7・7同士を接続するよ
うにして保護回路12…を形成し、その上に絶縁膜4を
形成する。基板1と対向基板2とを、液晶を封止するシ
ール材3を介して互いに貼着する。保護回路12…を、
基板1上におけるシール材3にて貼着される領域に形成
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、画素電極に駆動電
圧を印加し、対向電極との電位差によって液晶を配向さ
せて表示を行う、たとえばアクティブマトリクス型の液
晶表示装置の製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来より、アクティブマトリクス型の液
晶表示装置においては、液晶パネルに個々の独立した画
素部がマトリクス状に配置され、これら画素部に、画素
電極およびスイッチング素子がそれぞれ設けられてい
る。
【0003】上記アクティブマトリクス型の液晶表示装
置は、スイッチング素子を介して駆動電圧を画素電極に
印加し、この画素電極と、液晶を介して画素電極に対向
して配置されている対向電極との電位差によって、液晶
を配向させて光の断接を制御することで液晶パネルに画
像を表示するようになっている。
【0004】上記液晶表示装置では、スイッチング素子
として、MIM(Metal InsulatorMetal)素子やTFT
(Thin Film Transistor)素子が用いられている。特
に、TFT素子を用いた液晶パネルは、その品質やコス
トの面から、アクティブマトリクス型の液晶表示装置と
して、現在、最も広く用いられている。
【0005】上記のTFT素子を用いた液晶表示装置
は、マトリクス状に配置された画素部の画素電極に対し
て、これを駆動する信号を入力するための走査線と、液
晶パネルに表示する画像の信号を入力するための信号線
とが縦横に配置されている。また、走査線および信号線
と画素電極との間には絶縁膜が形成されている。
【0006】上記の構造を有する液晶表示装置は、絶縁
膜を用いて、走査線および信号線の上に画素電極を積層
させている。そして、たとえば、特開昭58−1726
85号公報に開示されている液晶表示装置は、各画素に
おいて開口率を向上させたり、信号線に起因する電界を
絶縁膜でシールドして液晶の配向不良を抑制したりする
効果があることが知られている。
【0007】さらに、特開平6−242433号公報に
開示されている液晶表示装置は、絶縁膜を用いて、基板
上にブラックマスクパターンやカラーフィルタ層を一体
的に形成している。これにより、基板と対向基板とを貼
り合わせる場合のアライメント誤差を考慮する必要がな
くなり、さらに開口率を向上させることができる。
【0008】ところが、上述のように絶縁膜を用いて、
走査線および信号線の上に画素電極を積層すると、画素
電極と走査線および信号線との間の電気容量に差がある
ため、画素電極が電荷を保持している間にソース信号に
よって揺動を受けることがある。上記現象は、たとえ
ば、中間調画面に黒色のウィンドウパターンを表示した
場合に顕著に現れ、縦クロストークと称されている。上
記の不具合を防止するためには、絶縁膜として電気容量
が極力小さい材料、すなわち、誘電率が極力低い材料を
用いなければならない。このため、絶縁膜にはアクリル
樹脂などの有機高分子薄膜が多用されている。
【0009】ところで、TFT素子などのスイッチング
素子は、一般に強電界に対して弱い。このため、液晶表
示装置の製造工程などにおいて発生する静電気が、TF
T素子を破壊することがある。たとえば、液晶表示装置
では、液晶の配向方向を決定するために、ポリイミドな
どからなる配向膜が基板上に形成されている。そして、
この配向膜を布によってラビングすることでポリイミド
分子を一方向に配向しているが、このとき、ラビングに
よって静電気が発生する。
【0010】上記の静電気によって基板上の走査線や信
号線が帯電すると、TFT素子内の半導体層の結晶構造
に影響を及ぼす。これによって、TFT素子におけるゲ
ート電圧のしきい値が数Vずれることになる。それゆ
え、スイッチング素子のスイッチングが正常に行われな
くなり、静電気が帯電した画素に欠陥を生じる。
【0011】上述のような事態を防止するために、基板
の製造工程においては、一般に、走査線および信号線の
すべての入力端子をショートリングと称される金属パタ
ーンで短絡している。しかしながら、このショートリン
グは、基板と対向基板とが貼り合わされて液晶パネルが
形成された後、上記入力端子に周辺回路をTAB(Tape
Automated Bonding)方式などによって実装する際に取
り除かれる。したがって、入力端子のショートリング
は、実装工程で生じる静電気に対する対策としては不適
である。
【0012】そこで、走査線および/または信号線にお
ける入力端子の近傍において、隣合う走査線同士および
/または信号線同士を接続するようにして、保護回路を
設けることが行われている。
【0013】通常、液晶パネルは、図10に示すよう
に、アクティブマトリクス基板(基板)1と対向基板2
とがシール材3によって貼り合わされてなっている。ア
クティブマトリクス基板1上には、走査線6…および信
号線7…が縦横に配置されている。この走査線6…と信
号線7…とで区分された領域が画素部13…となる。走
査線6…および信号線7…のアクティブマトリクス基板
1上における両端部には、走査線入力端子8…および信
号線入力端子9…がそれぞれ形成されている。さらに、
走査線6…および信号線7…の上には、層間絶縁膜(絶
縁膜)4が形成されている。この上に、シール材3が液
晶パネルの有効表示領域5に重ならないように形成され
ている。
【0014】対向電極端子10は、信号線入力端子9…
に平行して形成されている。この対向電極端子10は、
導電性物質11を介して対向基板2上の対向電極(図示
せず)に接続されている。保護回路12…は、隣合う走
査線6・6同士および/または信号線7・7同士を接続
するようにして形成されている。
【0015】保護回路12…は、たとえば、図11に示
すように、ダイオードを利用したスイッチング素子を用
いて形成することができる。このスイッチング素子は、
アクティブマトリクス基板1上に、ゲート電極15、ゲ
ート絶縁膜16、半導体薄膜17がこの順で形成されて
なっている。
【0016】半導体薄膜17のソース部には、n+ −シ
リコン層からなるソース電極18aが形成され、ドレイ
ン部には、n+ −シリコン層からなるドレイン電極18
bが形成されている。上記ソース電極18aに対してソ
ース配線となる金属層19aが接続されており、上記ド
レイン電極18bに対してドレイン配線となる金属層1
9bが接続されている。そしてこのスイッチング素子全
体を覆う形で層間絶縁膜4が形成されている。
【0017】このスイッチング素子を、たとえば、逆方
向に二つ並列させてダイオードリング構造を形成するこ
とにより、保護回路12とすることができる。これを互
いに隣合う走査線6・6同士および/または信号線7・
7同士を接続するように形成する。これにより、ある一
定の値以上の電界が一箇所に加わった場合に、その電荷
を、近隣の走査線6…および/または信号線7…に逃が
すことができるため、上述のような不良の発生を防止す
ることができる。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、液晶パ
ネルの入力端子に対して周辺回路を実装する工程におい
て、TAB方式による圧着部分に異物が混入した場合
や、圧着位置がずれた場合には、一度実装された箇所を
入力端子から剥がして、周辺回路を再びTAB方式によ
って実装しなければならない。
【0019】上記入力端子から実装した箇所を剥がすた
めには、非常に大きな力を加える必要がある。ところ
が、有機高分子薄膜からなる絶縁膜は、金属薄膜やシリ
コン化合物からなる薄膜とは異なり、基板やゲート絶縁
膜などとの密着性が不十分である。そのため、上記入力
端子から実装した箇所を剥がす力の大きさによっては、
実装した箇所とともに絶縁膜も剥がれてしまう。
【0020】前記の保護回路は、走査線や信号線におけ
る入力端子近傍に設けられているため、保護回路を覆っ
ている絶縁膜が剥がれることがある。この絶縁膜が剥が
れると、保護回路が露出するため外気にふれ、該保護回
路の半導体特性が劣化して機能が低下する。
【0021】さらに、保護回路におけるソース部および
ドレイン部間の距離は、入力端子間の距離と比較すると
極めて小さい。このため、保護回路が外気にさらされた
場合には、導電性の異物や水分が保護回路に付着して、
該保護回路における入力端子間でリークが発生するなど
の不良が生じる。保護回路に上記のような不良が生じる
と、液晶表示装置における表示画像に悪影響を及ぼすと
いう問題を生じることとなる。
【0022】本発明は上記の問題点に鑑みてなされたも
のであり、その目的は、たとえば、アクティブマトリク
ス型の液晶表示装置およびその製造方法において、絶縁
膜の剥がれのために保護回路が外気にさらされることに
よって生ずる、該保護回路の機能不良を防止することが
できる液晶表示装置およびその製造方法を提供すること
である。
【0023】
【課題を解決するための手段】本発明にかかる液晶表示
装置の製造方法は、上記の課題を解決するために、基板
上の隣合う走査線同士および/または信号線同士を接続
するようにして保護回路が形成されるとともに、該基板
上に絶縁膜を介して画素電極が設けられ、上記基板と対
向基板とが液晶を封止するシール材を介して互いに貼着
されてなる液晶表示装置の製造方法において、上記絶縁
膜に覆われている保護回路を、基板上における該シール
材にて貼着される領域に形成する工程を有し、上記走査
線及び/または信号線の端部には入力端子が形成されて
おり、該入力端子には周辺回路が実装可能となっている
とともに、周辺回路を実装してから点灯して検査したと
きに、走査線もしくは信号線に異常が認められる場合に
は、周辺回路を剥がして新しい周辺回路を実装する工程
を有することを特徴としている。
【0024】上記の構成によれば、たとえば、基板上に
実装された周辺回路を剥がした際に絶縁膜の剥がれが生
じても、保護回路が形成されている領域がシール材によ
って覆われているため、上記絶縁膜は保護回路を覆って
いる部分まで剥がれることはない。したがって、上記保
護回路が外気にさらされることによって生ずる機能不良
を防止することができる。なお、従来の液晶表示装置と
比較して、保護回路が形成される領域が異なるだけであ
るので、製造工程は増加しない。したがって、工程の増
加による生産性の低下やコストの上昇も招来しない。さ
らに、容易に、一端圧着した周辺回路を剥がして新しい
周辺回路を実装することができる。
【0025】また、本発明にかかる液晶表示装置の製造
方法は、上記の課題を解決するために、基板上の隣合う
走査線同士および/または信号線同士を接続するように
して保護回路が形成されるとともに、該基板上に絶縁膜
を介して画素電極が設けられ、上記基板と対向基板とが
液晶を封止するシール材を介して互いに貼着されてなる
液晶表示装置の製造方法において、上記絶縁膜に覆われ
ている保護回路を、基板上における該シール材にて貼着
される領域よりも内側の領域に形成する工程を有し、上
記走査線及び/または信号線の端部には入力端子が形成
されており、該入力端子には周辺回路が実装可能となっ
ているとともに、周辺回路を実装してから点灯して検査
したときに、走査線もしくは信号線に異常が認められる
場合には、周辺回路を剥がして新しい周辺回路を実装す
る工程を有することを特徴としている。
【0026】上記の構成によれば、たとえば、基板上に
実装された周辺回路を剥がした際に絶縁膜の剥がれが生
じても、絶縁膜の剥がれはシール材の部分で停止し、保
護回路を覆っている部分まで到らない。したがって、上
記保護回路が外気にさらされることによって生ずる機能
不良を防止することができる。さらに、保護回路が上記
シール材によって覆われていないため、保護回路にリー
クなどの機能不良が発生した場合においても、たとえ
ば、レーザを用いて該保護回路を走査線や信号線から開
放することができる。したがって、保護回路の機能不良
に由来する液晶表示装置の表示画像に与える悪影響を回
避し、液晶表示装置の表示状態を正常な状態に戻すこと
ができる。さらに、容易に、一端圧着した周辺回路を剥
がして新しい周辺回路を実装することができる。
【0027】本発明にかかる液晶表示装置の製造方法
は、上記の課題を解決するために、走査線および信号線
に入力端子が接続され、かつ、保護回路を覆う絶縁膜
と、上記入力端子の一部を覆う絶縁膜とが不連続となる
ように形成する工程を有することを特徴としている。
【0028】上記の構成によれば、絶縁膜が不連続に形
成されているので、入力端子の一部を覆う絶縁膜に剥が
れが生じても、保護回路を覆っている絶縁膜が剥がれる
ことはない。したがって、上記保護回路が外気にさらさ
れることによって生ずる機能不良をより一層確実に防止
することができる。
【0029】本発明にかかる液晶表示装置の製造方法
は、上記の課題を解決するために、基板上の隣合う走査
線同士および/または信号線同士を接続するようにして
保護回路が形成されるとともに、該基板上に絶縁膜を介
して画素電極が設けられ、上記走査線および信号線に入
力端子が接続されてなる液晶表示装置の製造方法におい
て、上記保護回路を覆う絶縁膜と、上記入力端子の一部
を覆う絶縁膜とが不連続となるように形成する工程を有
し、保護回路を覆う絶縁膜の剥がれを上記不連続となる
部分で停止させ、上記走査線及び/または信号線の端部
には入力端子が形成されており、該入力端子には周辺回
路が実装可能となっているとともに、周辺回路を実装し
てから点灯して検査したときに、走査線もしくは信号線
に異常が認められる場合には、周辺回路を剥がして新し
い周辺回路を実装する工程を有することを特徴としてい
る。
【0030】上記の構成によれば、絶縁膜が不連続に形
成されているので、入力端子の一部を覆う絶縁膜に剥が
れが生じても、保護回路を覆っている絶縁膜が剥がれる
ことはない。したがって、上記保護回路が外気にさらさ
れることによって生ずる機能不良を防止することができ
る。さらに、容易に、一端圧着した周辺回路を剥がして
新しい周辺回路を実装することができる。
【0031】本発明にかかる液晶表示装置の製造方法
は、上記の課題を解決するために、上記保護回路が、ダ
イオードを用いた二つのスイッチング素子が互いに逆方
向に、かつ並列に接続されてなるダイオードリング構造
を有していることを特徴としている。
【0032】上記の構成によれば、一つの走査線または
信号線に加わった電界は、保護回路を介して隣接する走
査線または信号線に連鎖的に逃がされて行く。これによ
って、特定のTFT素子に強い電界が加わることが回避
され、その機能が保護される。
【0033】本発明にかかる液晶表示装置の製造方法
は、上記の課題を解決するために、上記絶縁膜として、
有機高分子薄膜が用いられていることを特徴としてい
る。
【0034】上記の構成によれば、有機高分子薄膜から
なる絶縁膜に剥がれが生じても、該絶縁膜は保護回路を
覆っている部分まで剥がれることはない。したがって、
上記保護回路が外気にさらされることによって生ずる機
能不要を防止することができる。
【0035】本発明にかかる液晶表示装置は、上記の課
題を解決するために、基板上の隣合う走査線同士および
/または信号線同士を接続するようにして保護回路が形
成されるとともに、該基板上に絶縁膜を介して画素電極
が設けられ、上記基板と対向基板とが液晶を封止するシ
ール材を介して互いに貼着されてなる液晶表示装置にお
いて、上記絶縁膜に覆われている保護回路が、基板上に
おける該シール材にて貼着される領域に形成されてお
り、上記シール材によって上記保護回路が覆われてお
り、さらに、上記走査線及び/または信号線の端部には
入力端子が形成されており、該入力端子には周辺回路が
実装可能となっているとともに、周辺回路を実装してか
ら点灯して検査したときに、走査線もしくは信号線に異
常が認められる場合には、周辺回路を剥がして新しい周
辺回路を実装するようになっていることを特徴としてい
る。
【0036】上記の構成によれば、たとえば、基板上に
実装された周辺回路を剥がした際に絶縁膜の剥がれが生
じても、保護回路が形成されている領域がシール材によ
って覆われているため、上記絶縁膜は保護回路を覆って
いる部分まで剥がれることはない。したがって、上記保
護回路が外気にさらされることによって生ずる機能不良
を防止することができる。なお、従来の液晶表示装置と
比較して、保護回路が形成される領域が異なるだけであ
るので、製造工程は増加しない。したがって、工程の増
加による生産性の低下やコストの上昇も招来しない。さ
らに、容易に、一端圧着した周辺回路を剥がして新しい
周辺回路を実装することができる。
【0037】本発明にかかる液晶表示装置は、上記の課
題を解決するために、基板上の隣合う走査線同士および
/または信号線同士を接続するようにして保護回路が形
成されるとともに、該基板上に絶縁膜を介して画素電極
が設けられ、上記基板と対向基板とが液晶を封止するシ
ール材を介して互いに貼着されてなる液晶表示装置にお
いて、上記絶縁膜に覆われている保護回路が、基板上に
おける該シール材にて貼着される領域よりも内側の領域
に形成されており、保護回路を覆う絶縁膜の剥がれを上
記シール材の部分で停止させる構成であり、さらに、上
記走査線及び/または信号線の端部には入力端子が形成
されており、該入力端子には周辺回路が実装可能となっ
ているとともに、周辺回路を実装してから点灯して検査
したときに、走査線もしくは信号線に異常が認められる
場合には、周辺回路を剥がして新しい周辺回路を実装す
るようになっていることを特徴としている。
【0038】上記の構成によれば、たとえば、基板上に
実装された周辺回路を剥がした際に絶縁膜の剥がれが生
じても、絶縁膜の剥がれはシール材の部分で停止し、保
護回路を覆っている部分まで到らない。したがって、上
記保護回路が外気にさらされることによって生ずる機能
不良を防止することができる。さらに、保護回路が上記
シール材によって覆われていないため、保護回路にリー
クなどの機能不良が発生した場合においても、たとえ
ば、レーザを用いて該保護回路を走査線や信号線から開
放することができる。したがって、保護回路の機能不良
に由来する液晶表示装置の表示画像に与える悪影響を回
避し、液晶表示装置の表示状態を正常な状態に戻すこと
ができる。さらに、容易に、一端圧着した周辺回路を剥
がして新しい周辺回路を実装することができる。
【0039】本発明にかかる液晶表示装置は、上記の課
題を解決するために、走査線および信号線に入力端子が
接続され、かつ、保護回路を覆う絶縁膜と、上記入力端
子の一部を覆う絶縁膜とが不連続となるように形成され
ていることを特徴としている。
【0040】上記の構成によれば、絶縁膜が不連続に形
成されているので、入力端子の一部を覆う絶縁膜に剥が
れが生じても、保護回路を覆っている絶縁膜が剥がれる
ことはない。したがって、上記保護回路が外気にさらさ
れることによって生ずる機能不良をより一層確実に防止
することができる。
【0041】本発明にかかる液晶表示装置は、上記の課
題を解決するために、基板上の隣合う走査線同士および
/または信号線同士を接続するようにして保護回路が形
成されるとともに、該基板上に絶縁膜を介して画素電極
が設けられ、上記走査線および信号線に入力端子が接続
されてなる液晶表示装置において、上記保護回路を覆う
絶縁膜と、上記入力端子の一部を覆う絶縁膜とが不連続
となるように形成されており、保護回路を覆う絶縁膜の
剥がれを上記不連続となる部分で停止させる構成であ
り、上記走査線及び/または信号線の端部には入力端子
が形成されており、該入力端子には周辺回路が実装可能
となっているとともに、周辺回路を実装してから点灯し
て検査したときに、走査線もしくは信号線に異常が認め
られる場合には、周辺回路を剥がして新しい周辺回路を
実装するようになっていることを特徴としている。
【0042】上記の構成によれば、絶縁膜が不連続に形
成されているので、入力端子の一部を覆う絶縁膜に剥が
れが生じても、保護回路を覆っている絶縁膜が剥がれる
ことはない。したがって、上記保護回路が外気にさらさ
れることによって生ずる機能不良を防止することができ
る。さらに、容易に、一端圧着した周辺回路を剥がして
新しい周辺回路を実装することができる。
【0043】本発明にかかる液晶表示装置は、上記の課
題を解決するために、上記保護回路が、ダイオードを用
いた二つのスイッチング素子が互いに逆方向に、かつ並
列に接続されてなるダイオードリング構造を有している
ことを特徴としている。
【0044】上記の構成によれば、一つの走査線または
信号線に加わった電界は、保護回路を介して隣接する走
査線または信号線に連鎖的に逃がされて行く。これによ
って、特定のTFT素子に強い電界が加わることが回避
され、その機能が保護される。
【0045】本発明にかかる液晶表示装置は、上記の課
題を解決するために、上記絶縁膜として、有機高分子薄
膜が用いられていることを特徴としている。
【0046】上記の構成によれば、有機高分子薄膜から
なる絶縁膜に剥がれが生じても、該絶縁膜は保護回路を
覆っている部分まで剥がれることはない。したがって、
上記保護回路が外気にさらされることによって生ずる機
能不要を防止することができる。
【0047】
【発明の実施の形態】〔実施の形態1〕本発明の実施の
一形態について図1ないし図6に基づいて説明すれば、
以下の通りである。なお、説明の便宜上、従来技術の説
明に用いた図面に記載した部材と同一の機能を有する部
材には、同一の符号を付記する。
【0048】まず、本発明に係るアクティブマトリクス
型の液晶表示装置としての液晶パネルについて説明す
る。
【0049】液晶パネルは、図1に示すように、ガラス
などの透明な絶縁体からなるアクティブマトリクス基板
(基板)1と対向基板2とが、シール材3によって貼り
合わされてなっている。アクティブマトリクス基板1上
には、走査線6…および信号線7…が縦横に配置されて
いる。この走査線6…と信号線7…とで区分された領域
が画素部13…となる。上記走査線6…および信号線7
…のアクティブマトリクス基板1における両端部には、
走査線入力端子8…および信号線入力端子9…がそれぞ
れ形成されている。さらに、走査線6…および信号線7
…上には、層間絶縁膜(絶縁膜)4が形成されている。
この上に、シール材3が液晶パネルの有効表示領域5に
重ならないように形成されている。
【0050】対向電極端子10は、信号線入力端子9…
に並列して形成されている。この対向電極端子10は、
導電性物質11を介して対向基板2上の図示しない対向
電極に接続されている。保護回路12…は、隣合う走査
線6・6同士および/または信号線7・7同士を接続す
るようにして形成されている。
【0051】図2に示すように、液晶パネルにおける、
走査線6および信号線7によって区分された画素部13
の領域内には、TFT素子21、画素電極22、画素部
の蓄積容量(図示せず)、画素容量配線23、コンタク
トホール24、および、ITO(Indium Tin Oxide)透
明導電膜25が形成されている。
【0052】走査線6は、TFT素子21のゲート電極
に接続されている。信号線7は、TFT素子21のソー
ス電極に接続されている。TFT素子21のドレイン電
極には、ITO透明導電膜25を介して画素電極22、
および画素部の蓄積容量における図示しない一方の端子
が接続されている。蓄積容量の他方の端子は、画素容量
配線23に接続されている。この画素容量配線23は、
画素電極22に対向して配置されている対向電極と接続
されている。画素電極22は、層間絶縁膜4を貫くよう
に形成されているコンタクトホール24を介して、上記
ITO透明導電膜25と接続されている。
【0053】TFT素子21は、図3に示すように、ア
クティブマトリクス基板1の上にゲート電極26が形成
され、これを覆うようにゲート絶縁膜27が形成されて
いる。ゲート電極26の上部に、ゲート絶縁膜27を介
して半導体薄膜28が形成されている。この半導体薄膜
28のソース部にn+ −シリコン層よりなるソース電極
29aが形成され、ドレイン部に同じくn+ −シリコン
層よりなるドレイン電極29bが形成されている。
【0054】上記ソース電極29aに対してソース配線
となる金属層25aが接続されており、上記ドレイン電
極29bに対してドレイン配線となるITO透明導電膜
25bが接続されている。このTFT素子21の表面
は、層間絶縁膜4によって覆われている。さらに、層間
絶縁膜4の上に画素電極22が形成されている。画素電
極22は、コンタクトホール24を介してTFT素子2
1のドレイン配線となるITO透明導電膜25bと接続
されている。
【0055】保護回路12は、図4に示すように、ダイ
オードを用いた二つのスイッチング素子12a・12b
が、互いに逆方向に、かつ、並列に接続されてなってお
りダイオードリング構造を有している。
【0056】たとえば、同図に示すように、走査線6…
のうちの隣合う、ある二つの走査線6a・6bを例に挙
げて説明すると、スイッチング素子12aは、ドレイン
部とゲート部とが短絡しており、かつ、スイッチング素
子12bのソース部ならびに走査線6aと電気的に接続
されている。スイッチング素子12aのソース部は、走
査線6bと電気的に接続され、かつ、スイッチング素子
12bのドレイン部およびゲート部に接続されている。
【0057】一方、スイッチング素子12bは、ドレイ
ン部とゲート部とが短絡しており、かつ、スイッチング
素子12aのソース部ならびに走査線6bと電気的に接
続されている。スイッチング素子12bのソース部は、
走査線6aと電気的に接続され、かつ、スイッチング素
子12aのドレイン部およびゲート部に接続されてい
る。
【0058】上記スイッチング素子12aは、図5に示
すように、アクティブマトリクス基板1上に形成された
走査線6aにダイオード14が形成されてなっている。
このダイオード14のソース部にソース配線となる金属
層19aが接続され、ドレイン部にドレイン配線となる
金属層19bが接続されている。さらに、金属層19b
は、走査線6aと隣合う走査線6bに接続されている。
【0059】一方、スイッチング素子12bは、走査線
6bにダイオード14が形成されてなっている。このダ
イオード14のソース部にソース配線となる金属層19
aが接続され、ドレイン部にドレイン配線となる金属層
19bが接続されている。さらに、金属層19bは、走
査線6bと隣合う走査線6aに接続されている。
【0060】スイッチング素子12a・12bは、図6
に示すように、アクティブマトリクス基板1上にゲート
電極15が形成され、これを覆うようにゲート絶縁膜1
6が形成されている。上記ゲート電極15の上部にゲー
ト絶縁膜16を介して半導体薄膜17が形成され、この
半導体薄膜17のソース部にn+ −シリコン層からなる
ソース電極18aが形成され、ドレイン部に同じくn+
−シリコン層からなるドレイン電極18bが形成されて
いる。
【0061】上記ソース電極18aに対してソース配線
となる金属層19aが接続されており、上記ドレイン電
極18bに対してドレイン配線となる金属層19bが接
続されている。そしてこれらスイッチング素子12a・
12bを覆う形で層間絶縁膜4が形成されている。
【0062】上記の保護回路12では、走査線6aが静
電気などによって帯電した場合には、その電荷はスイッ
チング素子12aを介して走査線6bに逃がされる。走
査線6bに電界が加わった場合には、その電荷はスイッ
チング素子12bを介して走査線6aに逃がされる。
【0063】液晶パネルには、上記の構成を有する保護
回路12…が、図1に示すように、互いに隣合う走査線
6・6同士または信号線7・7同士の間にそれぞれ形成
されている。したがって、一つの走査線6または信号線
7に加わった電界は、保護回路12を介して隣接する走
査線6または信号線7に連鎖的に逃がされて行く。これ
によって、画素部13の特定のTFT素子21に強い電
界が加わることが回避され、その機能が保護される。
【0064】上記液晶パネルの製造方法について以下に
説明する。
【0065】アクティブマトリクス基板1の上に、走査
線6…となる金属層をスパッタ法などにより形成する。
この走査線6をゲート部として、その上にTFT素子2
1を形成する。画素部13には、ITO透明導電膜25
bを上記TFT素子21のドレイン部およびソース部と
それぞれ接触するようにスパッタ法などにより形成す
る。さらに、金属層25aを、上記TFT素子21のソ
ース部と接触するように、スパッタ法などによって形成
する。したがって、信号線7は、金属層25aおよびI
TO透明導電膜25bからなる二層構造となっている。
【0066】走査線入力端子8…を走査線6…の両端部
に形成し、信号線入力端子9…を信号線7…の両端部に
形成する。保護回路12…を、互いに隣接する走査線6
・6同士および/または信号線7・7同士を接続するよ
うにして、TFT素子21と同様に形成する。
【0067】上記の製造工程で走査線6…や信号線7…
が形成されたアクティブマトリクス基板1上に、層間絶
縁膜4となるべき感光性のアクリル樹脂をスピン塗布法
によって3μmの膜厚となるように塗布する。この際、
アクリル樹脂は、保護回路12…には塗布するが、走査
線入力端子8…および信号線入力端子9…全体には塗布
しない。
【0068】このアクリル樹脂に対して所望のパターン
にしたがって露光を行い、その後、アルカリ性のエッチ
ング溶液によってエッチング処理を施す。これによっ
て、上記アクリル樹脂の露光されなかった部分のみがエ
ッチングされ、層間絶縁膜4を貫通するコンタクトホー
ル24…が形成される。
【0069】上記の層間絶縁膜4の上に、画素電極22
…となる透明導電膜をスパッタ法により形成してパター
ニングする。この画素電極22は、コンタクトホール2
4を介してITO透明導電膜25bと接続する。
【0070】上記の製造工程で画素電極22…などが形
成されたアクティブマトリクス基板1に対して、図1に
示すように、有効表示領域5にポリイミド系の配向膜を
成膜し、ラビングなどの処理によって配向機能を付与す
る。また、対向基板2に対して、ITOからなる透明な
対向電極を形成し、上記の有効表示領域5に、ラビング
などの処理によって配向機能を付与する。
【0071】上記アクティブマトリクス基板1に、液晶
層を注入する注入口が形成されるようにしてシール材3
を塗布する。このとき、シール材3は、保護回路12…
上に位置するように塗布する。一方、対向基板2上の対
向電極端子10に、導電性物質11を付着させる。その
後、液晶層の層の厚さを一定にするために図示しないス
ペーサーを有効表示領域5に散布する。
【0072】そして、このアクティブマトリクス基板1
と対向基板2とを互いに平行となるように重ね合わせ、
加熱してシール材3を硬化させて貼り合わせる。次い
で、上記の液晶注入口から液晶層を注入し、封止材によ
って液晶注入口を塞ぐことで、本発明に係る液晶パネル
が得られる。
【0073】この液晶パネルに対して、外部から制御信
号を供給し駆動するために、走査線入力端子8…または
信号線入力端子9…の部分に、たとえば、TAB方式を
用いて周辺回路を実装する。まず、走査線入力端子8…
上および信号線入力端子9…上に異方性導電膜を形成す
る。この上に、たとえば、ドライバICなどが内蔵され
た周辺回路を、その出力端子と上記両入力端子8・9と
が一致するように重ね合わせる。そして、TAB方式を
用いて、この重ね合わせた部分を加熱・加圧することに
より互いに圧着する。
【0074】周辺回路が実装された液晶パネルは、走査
線6…を介してTFT素子21…に駆動電圧が印加され
ることにより、画素電極22…が駆動される。一方、上
記信号線7…を介して上記TFT素子21…に制御電圧
が印加される。画素電極22…から液晶層に与えられる
駆動電圧は、この制御電圧によって制御され、液晶層の
光の透過率を変化させる。これにより、液晶パネルに画
像が表示される。
【0075】上記信号線7…は、金属層25aとITO
透明導電膜25bとの二層構造となっている。それゆ
え、信号線7…を構成する金属層25aの一部に、仮に
膜の欠損が生じた場合においても、ITO透明導電膜2
5bによって電気的な接続が維持されるため、信号線7
…の断線を少なくすることができる。
【0076】周辺回路が実装された液晶パネルは点灯し
て検査される。周辺回路を実装するときに周辺回路の圧
着部分に異物が混入したり、あるいは、周辺回路の出力
端子と液晶パネルの入力端子8…・9…とがずれて圧着
されたりすることがある。これによって生ずる不良のた
めに走査線6…もしくは信号線7…に異常が認められる
場合は、一旦圧着した周辺回路を剥がして新しい周辺回
路を実装する。
【0077】ここで、周辺回路を剥がす際に層間絶縁膜
4の剥がれが生じても、図1および図6に示すように、
シール材3によって保護回路12…が覆われているため
に、層間絶縁膜4は、保護回路12…を覆っている部分
まで剥がれることはない。したがって、上記保護回路1
2…は外気にさらされることがないため、走査線入力端
子8…あるいは信号線入力端子9…の間でリークが発生
するなどの機能不良の発生を防止することができる。
【0078】〔実施の形態2〕本発明の実施の他の形態
について図7および図8に基づいて説明すれば、以下の
通りである。なお、説明の便宜上、前記実施の形態1の
図面に示した部材と同一の機能を有する部材には、同一
の符号を付記し、その説明を省略する。
【0079】本実施の形態の液晶パネルは、図7および
図8に示すように、保護回路12…がシール材3にて貼
着される領域よりも内側の領域に形成されてなってい
る。本実施の形態における液晶パネルのその他の構成
は、前記実施の形態1における液晶パネルの構成と同一
である。
【0080】周辺回路が実装された液晶パネルは点灯し
て検査される。周辺回路を実装するときに周辺回路の圧
着部分に異物が混入したり、あるいは、周辺回路の出力
端子と液晶パネルの上記両入力端子8…・9…とがずれ
て圧着されたりすることがある。これによって生ずる不
良のために、走査線6…もしくは信号線7…に異常が認
められる場合には、一旦圧着した周辺回路を剥がして新
しい周辺回路を実装する。
【0081】ここで、周辺回路を剥がす際に層間絶縁膜
4の剥がれが生じても、図7に示すように、シール材3
が形成されている部分で上記剥がれは停止する。このた
め、層間絶縁膜4は、保護回路12…を覆っている部分
まで剥がれることはない。したがって、上記保護回路1
2…は外気にさらされることがないため、走査線入力端
子8…あるいは信号線入力端子9…の間でリークが発生
するなどの機能不良の発生を防止することができる。
【0082】ところで、保護回路12…は、製造工程
上、何らかの理由により機能不良が発生することがあ
る。この機能不良は液晶パネルの表示状態に悪影響を及
ぼす。しかしながら、本実施の形態の液晶パネルは、図
8に示すように、保護回路12…の上にシール材3が存
在しない。そのため、機能不良が発生した保護回路12
…にレーザを照射することができるので、該保護回路1
2…を走査線6…または信号線7…から開放することが
できる。
【0083】つまり、保護回路12の上方は液晶層30
となっているため、レーザを照射した際に、その部分の
保護回路12の破片が飛散する空間が確保されている。
したがって、レーザの照射によって、機能不良が発生し
た保護回路12を溶融・切断して走査線6…または信号
線7…から開放することができる。これによって、保護
回路12の機能不良のために液晶パネルの表示画像が受
ける悪影響が回避され、液晶パネルの表示状態を正常に
もどすことができる。
【0084】〔実施の形態3〕本発明の実施のさらに他
の形態について図9に基づいて説明すれば、以下の通り
である。なお、説明の便宜上、前記実施の形態1の図面
に示した部材と同一の機能を有する部材には、同一の符
号を付記し、その説明を省略する。
【0085】本実施の形態の液晶パネルは、保護回路1
2…を覆う層間絶縁膜4と走査線入力端子8…および信
号線入力端子9…の一部を覆う層間絶縁膜4とが不連続
となるように形成されてなっている。本実施の形態にお
ける液晶パネルのその他の構成は、前記実施の形態1に
おける液晶パネルの構成と同一である。
【0086】保護回路12…は、図9に示すように、シ
ール材3にて貼着される領域よりも外側の領域に形成さ
れていてもよいが、前記実施の形態1のように、上部が
シール材3によって覆われてもよい。また、前記実施の
形態2のようにシール材3にて貼着される領域よりも内
側の領域に形成されてもよい。つまり、層間絶縁膜4が
不連続となっている不連続部4aが、保護回路12…が
形成されている領域よりも外側の領域に形成されていれ
ばよい。
【0087】周辺回路が実装された液晶パネルは点灯し
て検査される。周辺回路を実装するときに周辺回路の圧
着部分に異物が混入したり、あるいは、周辺回路の出力
端子と液晶パネルの前記両入力端子8…・9…とがずれ
て圧着されたりすることがある。これによって生ずる不
良のために、走査線6…もしくは信号線7…に異常が認
められる場合には、一旦圧着した周辺回路を剥がして新
しい周辺回路を実装する。
【0088】ここで、周辺回路を剥がす際に層間絶縁膜
4の剥がれが生じても、層間絶縁膜4の不連続部4aに
よってその剥がれは停止する。そのため、層間絶縁膜4
は、保護回路12…を覆っている部分まで剥がれること
はない。したがって、上記保護回路12…は外気にさら
されることがないため、走査線入力端子8…あるいは信
号線入力端子9…の間でリークが発生するなどの機能不
良の発生を防止することができる。
【0089】さらに、たとえば、図9に示すように、シ
ール材3が保護回路12…の上部以外に形成されていれ
ば、レーザの照射により、機能不良が発生した保護回路
12を溶融・切断して走査線6…または信号線7…から
開放することができる。これによって、保護回路12の
機能不良のために液晶パネルの表示画像が受ける悪影響
が回避され、液晶パネルの表示状態を正常にもどすこと
ができる。
【0090】
【発明の効果】本発明にかかる液晶表示装置の製造方法
は、以上のように、絶縁膜に覆われている保護回路を、
基板上における該シール材にて貼着される領域に形成す
る工程を有し、走査線及び/または信号線の端部には入
力端子が形成されており、該入力端子には周辺回路が実
装可能となっているとともに、周辺回路を実装してから
点灯して検査したときに、走査線もしくは信号線に異常
が認められる場合には、周辺回路を剥がして新しい周辺
回路を実装する工程を有する構成である。
【0091】また、本発明にかかる液晶表示装置は、以
上のように、絶縁膜に覆われている保護回路が、基板上
における該シール材にて貼着される領域に形成されてお
り、上記シール材によって上記保護回路が覆われてお
り、さらに、走査線及び/または信号線の端部には入力
端子が形成されており、該入力端子には周辺回路が実装
可能となっているとともに、周辺回路を実装してから点
灯して検査したときに、走査線もしくは信号線に異常が
認められる場合には、周辺回路を剥がして新しい周辺回
路を実装するようになっている構成である。
【0092】それゆえ、たとえば、基板上に実装された
周辺回路を剥がした際に、絶縁膜の剥がれが生じても、
シール材によって保護回路の上部が覆われているため、
上記絶縁膜は保護回路を覆っている部分までは剥がれる
ことはない。したがって、上記保護回路が外気にさらさ
れることによって生ずる機能不良を防止することができ
るという効果を奏する。さらに、容易に、一端圧着した
周辺回路を剥がして新しい周辺回路を実装することがで
きるという効果を奏する。
【0093】本発明にかかる液晶表示装置の製造方法
は、以上のように、絶縁膜に覆われている保護回路を、
基板上における該シール材にて貼着される領域よりも内
側の領域に形成する工程を有し、走査線及び/または信
号線の端部には入力端子が形成されており、該入力端子
には周辺回路が実装可能となっているとともに、周辺回
路を実装してから点灯して検査したときに、走査線もし
くは信号線に異常が認められる場合には、周辺回路を剥
がして新しい周辺回路を実装する工程を有する構成であ
る。
【0094】また、本発明にかかる液晶表示装置は、以
上のように、絶縁膜に覆われている保護回路が、基板上
における該シール材にて貼着される領域よりも内側の領
域に形成されており、保護回路を覆う絶縁膜の剥がれを
上記シール材の部分で停止させる構成であり、さらに、
走査線及び/または信号線の端部には入力端子が形成さ
れており、該入力端子には周辺回路が実装可能となって
いるとともに、周辺回路を実装してから点灯して検査し
たときに、走査線もしくは信号線に異常が認められる場
合には、周辺回路を剥がして新しい周辺回路を実装する
ようになっている構成である。
【0095】それゆえ、絶縁膜の剥がれはシール材の部
分で停止し、保護回路を覆っている部分までは到らな
い。したがって、上記保護回路が外気にさらされること
によって生ずる機能不良を防止することができるという
効果を奏する。さらに、保護回路がシール材によって覆
われていないため、保護回路にリークなどの機能不良が
発生した場合、レーザを用いて該保護回路を走査線や信
号線から開放して、該保護回路の機能不良に由来する液
晶表示装置に与える悪影響を回避し、表示状態を正常に
戻すことができるという効果も併せて奏する。さらに、
容易に、一端圧着した周辺回路を剥がして新しい周辺回
路を実装することができるという効果を奏する。
【0096】本発明にかかる液晶表示装置の製造方法
は、以上のように、保護回路を覆う絶縁膜と、入力端子
の一部を覆う絶縁膜とが不連続となるように形成する工
程を有し、保護回路を覆う絶縁膜の剥がれを上記不連続
となる部分で停止させ、走査線及び/または信号線の端
部には入力端子が形成されており、該入力端子には周辺
回路が実装可能となっているとともに、周辺回路を実装
してから点灯して検査したときに、走査線もしくは信号
線に異常が認められる場合には、周辺回路を剥がして新
しい周辺回路を実装する工程を有する構成である。
【0097】また、本発明にかかる液晶表示装置は、以
上のように、保護回路を覆う絶縁膜と、入力端子の一部
を覆う絶縁膜とが不連続となるように形成されており、
保護回路を覆う絶縁膜の剥がれを上記不連続となる部分
で停止させる構成であり、走査線及び/または信号線の
端部には入力端子が形成されており、該入力端子には周
辺回路が実装可能となっているとともに、周辺回路を実
装してから点灯して検査したときに、走査線もしくは信
号線に異常が認められる場合には、周辺回路を剥がして
新しい周辺回路を実装するようになっている構成であ
る。
【0098】それゆえ、上記絶縁膜に生じた剥がれは、
該絶縁膜に形成された不連続部で停止する。このため、
上記剥がれは保護回路を覆っている部分までは到らな
い。したがって、保護回路が外気にさらされることによ
って機能不良が生じることを防止できるという効果を奏
する。さらに、容易に、一端圧着した周辺回路を剥がし
て新しい周辺回路を実装することができるという効果を
奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態に係る液晶パネルにおけ
る要部の平面図である。
【図2】上記の液晶パネルにおける画素部の平面図であ
る。
【図3】図2の画素部におけるB−B’線矢視断面図で
ある。
【図4】上記の液晶パネルにおける保護回路の回路図で
ある。
【図5】図4の保護回路の平面図である。
【図6】図1の液晶パネルにおけるA−A’線矢視断面
図である。
【図7】本発明の実施の他の形態に係る液晶パネルにお
ける要部の平面図である。
【図8】図7の液晶パネルにおけるC−C’線矢視断面
図である。
【図9】本発明の実施のさらに他の形態に係る液晶パネ
ルにおける要部の平面図である。
【図10】従来のアクティブマトリクス液晶パネルにお
ける要部の平面図である。
【図11】図10の液晶パネルにおけるD−D’線矢視
断面図である。
【符号の説明】
1 アクティブマトリクス基板(基板) 2 対向基板 3 シール材 4 層間絶縁膜(絶縁膜) 4a 不連続部 5 有効表示領域 6 走査線 7 信号線 8 走査線入力端子 9 信号線入力端子 12 保護回路 30 液晶層
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 直文 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 Fターム(参考) 2H089 HA15 LA41 QA02 TA03 TA05 TA09 2H090 HA03 HA05 HD05 LA01 LA03 LA04 MB01 2H092 GA43 GA51 GA60 GA64 JA26 JB57 JB79 KB24 MA32 NA14 NA17 PA04 PA06

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】基板上の隣合う走査線同士および/または
    信号線同士を接続するようにして保護回路が形成される
    とともに、該基板上に絶縁膜を介して画素電極が設けら
    れ、上記基板と対向基板とが液晶を封止するシール材を
    介して互いに貼着されてなる液晶表示装置の製造方法に
    おいて、 上記絶縁膜に覆われている保護回路を、基板上における
    該シール材にて貼着される領域に形成する工程を有し、 上記走査線及び/または信号線の端部には入力端子が形
    成されており、該入力端子には周辺回路が実装可能とな
    っているとともに、 周辺回路を実装してから点灯して検査したときに、走査
    線もしくは信号線に異常が認められる場合には、周辺回
    路を剥がして新しい周辺回路を実装する工程を有するこ
    とを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  2. 【請求項2】基板上の隣合う走査線同士および/または
    信号線同士を接続するようにして保護回路が形成される
    とともに、該基板上に絶縁膜を介して画素電極が設けら
    れ、上記基板と対向基板とが液晶を封止するシール材を
    介して互いに貼着されてなる液晶表示装置の製造方法に
    おいて、 上記絶縁膜に覆われている保護回路を、基板上における
    該シール材にて貼着される領域よりも内側の領域に形成
    する工程を有し、 上記走査線及び/または信号線の端部には入力端子が形
    成されており、該入力端子には周辺回路が実装可能とな
    っているとともに、 周辺回路を実装してから点灯して検査したときに、走査
    線もしくは信号線に異常が認められる場合には、周辺回
    路を剥がして新しい周辺回路を実装する工程を有するこ
    とを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  3. 【請求項3】走査線および信号線に入力端子が接続さ
    れ、かつ、保護回路を覆う絶縁膜と、上記入力端子の一
    部を覆う絶縁膜とが不連続となるように形成する工程を
    有することを特徴とする請求項1または2記載の液晶表
    示装置の製造方法。
  4. 【請求項4】基板上の隣合う走査線同士および/または
    信号線同士を接続するようにして保護回路が形成される
    とともに、該基板上に絶縁膜を介して画素電極が設けら
    れ、上記走査線および信号線に入力端子が接続されてな
    る液晶表示装置の製造方法において、 上記保護回路を覆う絶縁膜と、上記入力端子の一部を覆
    う絶縁膜とが不連続となるように形成する工程を有し、
    保護回路を覆う絶縁膜の剥がれを上記不連続となる部分
    で停止させ、 上記走査線及び/または信号線の端部には入力端子が形
    成されており、該入力端子には周辺回路が実装可能とな
    っているとともに、 周辺回路を実装してから点灯して検査したときに、走査
    線もしくは信号線に異常が認められる場合には、周辺回
    路を剥がして新しい周辺回路を実装する工程を有するこ
    とを特徴とする液晶表示装置の製造方法。
  5. 【請求項5】上記保護回路が、ダイオードを用いた二つ
    のスイッチング素子が互いに逆方向に、かつ並列に接続
    されてなるダイオードリング構造を有していることを特
    徴とする請求項1〜4のいずれか1項に記載の液晶表示
    装置の製造方法。
  6. 【請求項6】上記絶縁膜として、有機高分子薄膜が用い
    られていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1
    項に記載の液晶表示装置の製造方法。
  7. 【請求項7】基板上の隣合う走査線同士および/または
    信号線同士を接続するようにして保護回路が形成される
    とともに、該基板上に絶縁膜を介して画素電極が設けら
    れ、上記基板と対向基板とが液晶を封止するシール材を
    介して互いに貼着されてなる液晶表示装置において、 上記絶縁膜に覆われている保護回路が、基板上における
    該シール材にて貼着される領域に形成されており、上記
    シール材によって上記保護回路が覆われており、 さらに、上記走査線及び/または信号線の端部には入力
    端子が形成されており、該入力端子には周辺回路が実装
    可能となっているとともに、 周辺回路を実装してから点灯して検査したときに、走査
    線もしくは信号線に異常が認められる場合には、周辺回
    路を剥がして新しい周辺回路を実装するようになってい
    ることを特徴とする液晶表示装置。
  8. 【請求項8】基板上の隣合う走査線同士および/または
    信号線同士を接続するようにして保護回路が形成される
    とともに、該基板上に絶縁膜を介して画素電極が設けら
    れ、上記基板と対向基板とが液晶を封止するシール材を
    介して互いに貼着されてなる液晶表示装置において、 上記絶縁膜に覆われている保護回路が、基板上における
    該シール材にて貼着される領域よりも内側の領域に形成
    されており、保護回路を覆う絶縁膜の剥がれを上記シー
    ル材の部分で停止させる構成であり、 さらに、上記走査線及び/または信号線の端部には入力
    端子が形成されており、該入力端子には周辺回路が実装
    可能となっているとともに、 周辺回路を実装してから点灯して検査したときに、走査
    線もしくは信号線に異常が認められる場合には、周辺回
    路を剥がして新しい周辺回路を実装するようになってい
    ることを特徴とする液晶表示装置。
  9. 【請求項9】走査線および信号線に入力端子が接続さ
    れ、かつ、保護回路を覆う絶縁膜と、上記入力端子の一
    部を覆う絶縁膜とが不連続となるように形成されている
    ことを特徴とする請求項7または8記載の液晶表示装
    置。
  10. 【請求項10】基板上の隣合う走査線同士および/また
    は信号線同士を接続するようにして保護回路が形成され
    るとともに、該基板上に絶縁膜を介して画素電極が設け
    られ、上記走査線および信号線に入力端子が接続されて
    なる液晶表示装置において、 上記保護回路を覆う絶縁膜と、上記入力端子の一部を覆
    う絶縁膜とが不連続となるように形成されており、保護
    回路を覆う絶縁膜の剥がれを上記不連続となる部分で停
    止させる構成であり、 上記走査線及び/または信号線の端部には入力端子が形
    成されており、該入力端子には周辺回路が実装可能とな
    っているとともに、 周辺回路を実装してから点灯して検査したときに、走査
    線もしくは信号線に異常が認められる場合には、周辺回
    路を剥がして新しい周辺回路を実装するようになってい
    ることを特徴とする液晶表示装置。
  11. 【請求項11】前記保護回路が、ダイオードを用いた二
    つのスイッチング素子が互いに逆方向に、かつ並列に接
    続されてなるダイオードリング構造を有していることを
    特徴とする請求項7〜10のいずれか1項に記載の液晶
    表示装置。
  12. 【請求項12】上記絶縁膜として、有機高分子薄膜が用
    いられていることを特徴とする請求項7〜11のいずれ
    か1項に記載の液晶表示装置。
JP2003028571A 2003-02-05 2003-02-05 液晶表示装置およびその製造方法 Pending JP2003202599A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003028571A JP2003202599A (ja) 2003-02-05 2003-02-05 液晶表示装置およびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2003028571A JP2003202599A (ja) 2003-02-05 2003-02-05 液晶表示装置およびその製造方法

Related Parent Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP8318319A Division JPH10161142A (ja) 1996-11-28 1996-11-28 液晶表示装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2003202599A true JP2003202599A (ja) 2003-07-18

Family

ID=27656183

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2003028571A Pending JP2003202599A (ja) 2003-02-05 2003-02-05 液晶表示装置およびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2003202599A (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005345585A (ja) * 2004-06-01 2005-12-15 Casio Comput Co Ltd 表示装置およびその製造方法
JP2008116770A (ja) * 2006-11-07 2008-05-22 Hitachi Displays Ltd 表示装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2005345585A (ja) * 2004-06-01 2005-12-15 Casio Comput Co Ltd 表示装置およびその製造方法
JP4670263B2 (ja) * 2004-06-01 2011-04-13 カシオ計算機株式会社 表示装置
JP2008116770A (ja) * 2006-11-07 2008-05-22 Hitachi Displays Ltd 表示装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US11009738B2 (en) Liquid crystal display device
JP3072707B2 (ja) 液晶表示装置及びその製造方法
US8421973B2 (en) Liquid crystal display device
US7889308B2 (en) Liquid crystal display device
US8462308B2 (en) Array substrate having connection wirings
US7289188B2 (en) Defect correction of pixel electrode by connection to gate line
JP3161528B2 (ja) 液晶表示パネル
US20090086148A1 (en) Display Device
JP2005018080A (ja) 薄膜トランジスタ表示板及びこれを含む液晶表示装置の修理方法
JPH1039333A (ja) アクティブマトリクス型表示装置およびその欠陥修正方法
JP2007293073A (ja) 電気光学装置の製造方法、電気光学装置および電子機器
US6122030A (en) Insulating-film layer and sealant arrangement for protective circuit devices in a liquid crystal display device
JPH10123574A (ja) アクティブマトリクス基板
US6906773B2 (en) Liquid crystal display device
JP3403931B2 (ja) 液晶表示装置
JP2003202599A (ja) 液晶表示装置およびその製造方法
KR100574367B1 (ko) 표시 소자용 박막 트랜지스터 기판 및 그 제조 방법
WO2016157399A1 (ja) 液晶パネル及び液晶表示装置
JP3119912B2 (ja) 液晶表示装置
JPH11282386A (ja) アクティブマトリクス基板装置の製造方法及び該アクティブマトリクス基板装置並びにこれを備えた電気光学パネル
KR101319334B1 (ko) 액정표시패널 및 그의 제조방법
JPH11142874A (ja) 液晶表示装置
JP2000231345A (ja) 平面表示装置
JPH06222372A (ja) 液晶表示装置
KR20080060397A (ko) 액정표시장치

Legal Events

Date Code Title Description
A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20041207

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20050207

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20050207

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20050517