JP2003202388A - 電子時計、電子時計の表示制御方法および情報端末装置 - Google Patents

電子時計、電子時計の表示制御方法および情報端末装置

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JP2003202388A
JP2003202388A JP2002303746A JP2002303746A JP2003202388A JP 2003202388 A JP2003202388 A JP 2003202388A JP 2002303746 A JP2002303746 A JP 2002303746A JP 2002303746 A JP2002303746 A JP 2002303746A JP 2003202388 A JP2003202388 A JP 2003202388A
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JP2002303746A
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Isao Kitazawa
北澤  勲
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Citizen Watch Co Ltd
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Citizen Watch Co Ltd
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    • GPHYSICS
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    • G04GELECTRONIC TIME-PIECES
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    • G04G9/0076Visual time or date indication means in which the time in another time-zone or in another city can be displayed at will
    • GPHYSICS
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    • G04G9/00Visual time or date indication means
    • G04G9/0082Visual time or date indication means by building-up characters using a combination of indicating elements and by selecting desired characters out of a number of characters or by selecting indicating elements the positions of which represents the time, i.e. combinations of G04G9/02 and G04G9/08

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 UTC時刻やホームタイム時刻などの所定の
時刻と指定した地域における時刻との時差を確認しなが
ら、異なるモードの情報を表示すること。 【解決手段】 情報表示部42、都市表示部40・時差
表示部41とを有する表示部B20と、情報表示部42
に表示する情報を指定するモードスイッチ4と、所定の
時刻を計時する時刻計時部3と、所望の地域を指定する
プッシュスイッチ141,142と、計時された時刻
と、指定された地域の時刻との時差に関する情報を算出
する時差算出部14と、表示部20を制御して、指定さ
れた情報を情報表示部42に表示するとともに、地域に
関する情報および算出された時差に関する情報を時差表
示部41に表示する表示制御部18を備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、世界時刻(ワー
ルドタイム)を表示することが可能な電子時計、表示制
御方法および情報端末装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より世界の主要都市と該都市の時刻
を表示させるワールドタイム表示付き電子時計で時差表
示機能を備えたものが商品化されている。これらの時計
の表示は、選択された都市の時刻、および選択された都
市と世界標準時刻(UTC)との時差を表示することが
できる。また、近年、電子時計は、多機能化し、時刻を
表示するだけでなく、多く種類の情報を計測し、その結
果を表示することができるようになってきている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
ワールドタイム付き電子時計は、異なる機能を使用する
際には、同時に時差情報を表示できず、このため、時差
情報を確認しながら、電子時計に備えられている各種の
機能を使用する場合に多くの不具合があった。たとえ
ば、パイロット、客室乗務員または、乗客が、航空機に
て移動中に、飛行時間をクロノグラフで計測し、その経
過を確認したい場合があるが、その場合、同時に目的地
などの地域の時差を確認したい場合がある。残り飛行時
間をタイマーで計測する場合も同様である。航空機で移
動する場合に限らず、時差が異なる都市(国)間を自動
車や列車などで移動する場合も同様である。
【0004】このように、特に計測系の機能を使用して
いるときに、時差に関する情報を確認したい場合があ
り、従来の電子時計では、時差情報と各種機能における
表示情報とを同時に表示できないため、双方の情報を確
認する際は、表示内容の切り替えなど、操作が煩雑とな
るという問題点があった。
【0005】本発明は上記課題を解決しようとするもの
で、操作者が、世界標準時刻やホームタイム(現在地に
おける時刻)などの所定の時刻と指定した地域における
時刻との時差を確認しながら、所望のモードの情報を確
認することが可能な電子時計、電子時計の表示制御方法
および情報端末装置を提供することを目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の請求項1に記載の発明にかかる電子時計は、第1の表
示領域と、第2の表示領域とを有する表示手段と、前記
第1の表示領域に表示する情報を指定する表示情報指定
手段と、所定の時刻を計時する時刻計時手段と、所望の
地域を指定する地域指定手段と、前記時刻計時手段によ
って計時された時刻と、前記地域指定手段によって指定
された地域の時刻との時差に関する情報を算出する時差
算出手段と、前記表示手段を制御して、前記表示情報指
定手段によって指定された情報を前記第1の表示領域に
表示するとともに、前記時差算出手段によって算出され
た時差に関する情報を前記第2の表示領域に表示する表
示制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0007】この請求項1に記載の発明によれば、指定
された情報と時差情報とを同時に表示することができ
る。
【0008】また、請求項2に記載の発明にかかる電子
時計は、請求項1に記載の発明において、前記表示情報
指定手段によって指定された情報が、計測系の機能に関
する情報であることを特徴とする。
【0009】この請求項2に記載の発明によれば、計測
系の機能などのいわゆる付加機能に関する情報と時差情
報とを同時に表示することができる。
【0010】また、請求項2に記載の発明において、前
記計測系の機能に関する情報が、クロノグラフ機能に関
する情報であってもよい。これにより、クロノグラフ機
能に関する情報と時差情報とを同時に表示することがで
きる。
【0011】また、請求項2に記載の発明において、前
記計測系の機能に関する情報が、タイマー機能に関する
情報であってもよい。これにより、タイマー機能に関す
る情報と時差情報とを同時に表示することができる。
【0012】また、請求項3に記載の発明にかかる電子
時計は、請求項1または2に記載の発明において、前記
時刻計時手段が、世界標準時刻を計時することを特徴と
する。
【0013】この請求項3に記載の発明によれば、世界
標準時刻との時差を表示することができる。
【0014】また、請求項4に記載の発明にかかる電子
時計は、請求項1または2に記載の発明において、前記
時刻計時手段が、世界標準時刻以外の時刻を計時するこ
とを特徴とする。
【0015】この請求項4に記載の発明によれば、世界
標準時刻とは別の時刻、たとえば、ホームタイムなどの
時刻との時差を表示することができる。
【0016】また、請求項4に記載の発明において、前
記世界標準時刻以外の時刻を指定する時刻指定手段を備
え、前記時刻計時手段が、前記時刻指定手段によって指
定された前記世界標準時刻以外の時刻を計時するように
してもよい。これにより、時差の基準となる時刻を指定
することができる。
【0017】また、請求項1〜4のいずれか一つに記載
の発明において、前記表示制御手段が、前記時差に関す
る情報を、数字と、プラスまたはマイナスの記号と、を
用いて表示するようにしてもよい。これにより、時差に
関する情報をより簡潔に表示することができる。さら
に、前記表示制御手段が、前記時差がない場合は、前記
時差に関する情報として、数字「0」とともに、「±」
の記号を用いて表示するようにしてもよい。これによ
り、時差がない場合の表示を、他の表示と混同させるこ
となく明確にすることができる。
【0018】また、請求項5に記載の発明にかかる電子
時計は、請求項1〜4のいずれか一つに記載の発明にお
いて、前記表示制御手段が、前記表示手段を制御して、
前記表示情報指定手段によって指定された情報を前記第
1の表示領域に表示するとともに、前記地域指定手段に
よって指定された地域に関する情報および前記時差算出
によって算出された時差に関する情報を前記第2の表示
領域に表示することを特徴とする。
【0019】この請求項5に記載の発明によれば、時差
に関する情報を表示する際に、時差の対象となっている
地域もあわせて表示することができる。
【0020】また、請求項6に記載の発明にかかる電子
時計は、請求項1〜5のいずれか一つに記載の発明にお
いて、前記表示手段が、前記第1の表示領域と前記第2
の表示領域が同一の表示領域を共有し、前記第1の表示
領域に表示する情報と前記第2の表示領域に表示する情
報とを切り替えて表示することを特徴とする。
【0021】この請求項6に記載の発明によれば、限ら
れた表示領域において、指定された情報と時差情報とを
効率よく表示することができる。
【0022】また、請求項5に記載の発明において、前
記第2の表示領域において、前記地域指定手段によって
指定された地域に関する情報を表示する表示領域と、前
記時差算出手段によって算出された時差に関する情報を
表示する表示領域とが横方向に並んだ位置に設けられて
いてもよい。これにより、視線を動かすことなく、瞬時
に双方の情報を確認できるように表示することができ
る。
【0023】さらに、前記第2の表示領域において、前
記地域指定手段によって指定された地域に関する情報を
表示する表示領域が、前記時差算出手段によって算出さ
れた時差に関する情報を表示する表示領域よりも左側の
位置に設けられていてもよい。これにより、横書きの場
合に情報が左側から右側へ記載されているので、情報の
流れに沿って確認すれば、まず、地域情報が確認でき、
引き続き時差情報を確認できるように表示することがで
きる。
【0024】また、請求項5に記載の発明において、前
記地域に関する情報が、前記地域名を3文字のアルファ
ベットによって表現するようにしてもよい。これによ
り、最小限の情報量で効率的に地域情報を確認すること
ができるように表示することができる。
【0025】また、請求項7に記載の発明にかかる電子
時計は、請求項1〜6のいずれか一つに記載の発明にお
いて、前記表示手段とは別個に設けられ、前記時刻計時
手段によって計時された時刻を表示する時刻表示手段を
備えたことを特徴とする。
【0026】この請求項7に記載の発明によれば、上記
指定された情報および時差情報とは別に、所定の時刻を
表示することができる。
【0027】また、請求項7に記載の発明において、前
記時刻表示手段が、前記時刻をアナログ表示するように
してもよい。これにより、上記指定された情報および時
差情報とは別に、針の位置によって直感的に時刻を認識
することができる。
【0028】また、請求項8に記載の発明にかかる表示
制御方法は、表示手段の中の第1の表示領域に表示する
情報の指定を受け付ける表示情報指定工程と、所望の地
域の指定を受け付ける地域指定工程と、計時された時刻
と、前記地域指定工程によって指定が受け付けられた地
域の時刻との時差に関する情報を算出する時差算出工程
と、前記表示情報指定工程によって指定が受け付けられ
た情報を前記第1の表示領域に表示するとともに、前記
時差算出工程によって算出された時差に関する情報を表
示手段の中の第2の表示領域に表示する表示工程と、を
含んだことを特徴とする。
【0029】この請求項8に記載の発明によれば、指定
された情報と時差情報とを同時に表示させることができ
る。
【0030】また、請求項8に記載の発明において、前
記表示情報指定工程によって指定が受け付けられた情報
が、計測系の機能に関する情報であってもよい。これに
より、計測系の機能などのいわゆる付加機能に関する情
報と時差情報とを同時に表示させることができる。
【0031】また、請求項8に記載の発明において、前
記表示工程が、前記指定された地域に関する情報および
前記時差算出工程によって算出された時差に関する情報
を前記第2の表示領域に表示するようにしてもよい。こ
れにより、時差に関する情報を表示する際に、時差の対
象となっている地域もあわせて表示させることができ
る。
【0032】また、請求項9に記載の発明にかかる情報
端末装置は、第1の表示領域と、第2の表示領域とを有
する表示手段と、前記第1の表示領域に表示する情報を
指定する表示情報指定手段と、所定の時刻を計時する時
刻計時手段と、所望の地域を指定する地域指定手段と、
前記時刻計時手段によって計時された時刻と、前記地域
指定手段によって指定された地域の時刻との時差を算出
する時差算出手段と、前記表示手段を制御して、前記表
示情報指定手段によって指定された情報を前記第1の表
示領域に表示するとともに、前記時差算出手段によって
算出された時差に関する情報を前記第2の表示領域に表
示する表示制御手段と、を備えたことを特徴とする。
【0033】この請求項9に記載の発明によれば、指定
された情報と時差情報とを同時に表示することができ
る。
【0034】
【発明の実施の形態】以下に添付図面を参照して、この
発明にかかる電子時計、表示制御方法および情報端末装
置の好適な実施の形態について詳細に説明する。
【0035】(電子時計の構成)まず、この発明の本実
施の形態にかかる電子時計の構成について説明する。図
1は、電子時計の構成を示すブロック図である。図1に
おいて、1は、発振信号を出力する発振回路であり、2
は、発振信号を分周して時刻基準信号S20、クロノ基
準信号S21およびタイマー基準信号S22を発生させ
る基準信号発生部、3は、時刻基準信号S20の信号を
入力し、アナログ時刻情報S40、デジタル時刻情報S
41、カレンダー歩進信号S30、後述する都市番号記
憶部11をイネーブルにするためのイネーブル信号E1
を出力する時刻計時部である。時刻計時部3は、UTC
を計時する。また、時刻計時部3は、モード内状態発生
部6からのモード内状態信号S25に基づいて、UTC
以外の時刻、たとえばホームタイムを計時することもで
きる。
【0036】また7は、カレンダー歩進信号S30を入
力し、カレンダー情報S52、後述する都市番号記憶部
11をイネーブルにするためのイネーブル信号E2を出
力するカレンダー計時部である。
【0037】また9は、基準信号発生部2から出力され
るクロノ基準信号S21を入力し、後述する都市番号記
憶部11をイネーブルにするためのイネーブル信号E5
およびクロノ表示信号S47を出力するクロノ計時部で
ある。クロノ計時部9は、いわゆるストップウォッチ機
能を実現するものであり、後述するプッシュスイッチA
141を押下することによって、計時を開始し、もう一
度、プッシュスイッチA141を押下することによっ
て、計時を終了し、終了したときまでの時間を表示す
る。再度、プッシュスイッチA141を押下することに
よって、引き続き計時を再開する。計時を終了した後
に、プッシュスイッチB142を押下することによっ
て、表示時間をリセットする。また、計時を終了する前
に、プッシュスイッチB142を押下することによっ
て、ラップライムを計測し表示することができる。
【0038】10は、基準信号発生部2から出力される
タイマー基準信号S22を入力し、後述する都市番号記
憶部11をイネーブルにするためのイネーブル信号E6
およびタイマー表示信号S48を出力するタイマー計時
部である。タイマー計時部10は、あらかじめ設定した
時間をカウントダウンしてゆくことによって、残り時間
を表示するものである。後述するプッシュスイッチA1
41を押下することによって、カウントダウンを開始
し、もう一度、プッシュスイッチA141を押下するこ
とによって、カウントダウンを中止し、中止したときま
での時間を表示する。再度、プッシュスイッチA141
を押下することによって、引き続きカウントダウンを開
始する。
【0039】また19は、時刻計時部3から出力される
アナログ時刻情報S40に基づいて時刻表示をおこなう
表示部Aである。表示部Aは、長針、短針を用いて、さ
らには必要に応じて秒針を用いて時刻のアナログで表示
をおこなう。ただし、表示部Aもアナログ表示ではな
く、デジタル表示であってもよい。また、21は、表示
部Aによって表示された時刻を変更する時刻変更部であ
る。具体的には、たとえば長針を動かすための竜頭であ
る。141および142は、それぞれ、外部部材(ボタ
ン)に連動してスイッチングをおこなうプッシュスイッ
チA、プッシュスイッチBである。
【0040】また4は、操作者の押下によってモードス
イッチ信号S23を出力するモードスイッチである。こ
のモードスイッチ4を押下することによって情報表示モ
ードを切り替える。5は、モードスイッチ4から出力さ
れるモードスイッチ信号S23を入力し、時刻モード信
号S241、カレンダーモード信号S242、クロノモ
ード信号S244、タイマーモード信号S245を出力
するモード信号発生部である。
【0041】また6は、モード信号発生部5から出力さ
れる時刻モード信号S241、カレンダーモード信号S
242、クロノモード信号S244、タイマーモード信
号S245を入力し、プッシュスイッチA141、プッ
シュスイッチB142の操作によって時刻モード、カレ
ンダーモード、クロノモード、タイマーモードの各モー
ドに対応したモード内の状態を制御するモード内状態信
号S25を出力するモード内状態発生部である。
【0042】また11は、時刻計時部3から出力された
イネーブル信号E1、カレンダー計時部7から出力され
たイネーブル信号E2、クロノ計時部9から出力された
イネーブル信号E5、タイマー計時部10から出力され
たイネーブル信号E6のいずれか一つの信号によってイ
ネーブルとなり、モード内状態発生部6より出力される
モード内状態信号S25の入力に基づいて、時刻都市番
号信号S49を時刻算出部14へ出力する都市番号記憶
部である。
【0043】また14は、時差算出部を含む時刻算出部
であり、時刻計時部3から出力されるデジタル時刻情報
S41、カレンダー計時部7から出力されるカレンダー
情報S52と、都市番号記憶部11から出力される時刻
都市番号信号S49とを入力し、それらの信号に基づい
て、都市名の選択し、その都市の時刻およびその都市の
時刻とUTC時刻との時差を算出し、算出された結果と
して、時刻表示信号S44、都市表示信号S43、時差
表示信号S42、カレンダー表示信号S45、「+」符
号信号S55、「−」符号信号S56、「±」符号信号
S57を出力する。なお、S57は時差0のときにプラ
スマイナスの符号を付けるための「±」符号信号であ
る。「±」符号は、時差時間を示す数字の前後いずれに
表示するようにしてもよい。
【0044】また18は、時刻算出部14から出力され
た時差表示信号S42、都市表示信号S43、時刻表示
信号S44、カレンダー表示信号S45、「+」符号信
号S55、「−」符号信号S56、「±」符号信号S5
7、クロノ計時部9から出力されたクロノ表示信号S4
7、タイマー計時部10から出力されたタイマー表示信
号S48を入力し、入力された情報に基づいて、表示部
B20の表示制御をおこなう表示制御部である。
【0045】また20は、都市表示部40、時差表示部
41、情報表示部42により構成される表示部Bであ
り、表示内容はデジタル表示によっておこなう。ここ
で、40は、都市表示信号S43の基づいて都市の表示
をおこなう都市表示部である。都市の表示は、後述する
図2〜図5の40に示すよう、たとえば、その都市名
(あるいは国名)を3文字のアルファベットによって表
現することができる。
【0046】都市名の表示は、具体的には図2などに示
したように、世界標準時間を示す「UTC」、ロンドン
を示す「LON」、パリを示す「PAR」、ローマを示
す「ROM」など、一般的に用いられている省略形を用
いておこなう。また、日本のように、国内において時差
がない場合は、都市名を表示する代わりに国名を表示し
てもよい。具体的には、日本を示す「JPN」を用いて
もよい。このようにアルファベット3文字の省略形を用
いることで、限られた文字数で、地域名を認識すること
ができる。
【0047】また41は、時差表示信号S42に基づい
て時差を表示する時差表示部である。時差表示部41に
は、時差を示す数字を表示する。たとえば、「3」と示
すことで「3時間」を意味する。また、時差表示部41
に時差0を表示する場合において、クロノグラフの表示
状態では時差の「0」はクロノ時桁の「0」と間違えて
しまう場合があるため、都市番号が「0」または「1」
いわゆる時差が0時間の場合は「±」符号信号S57を
出力し時差表示部41には「±0」と符号を付けること
で時差「0時間」を表示する。なお、「±」は時差を示
す数字の後に付けるようにしてもよい。具体的には、時
差表示部41を「0±」とすることもできる。これによ
って、「時差0時間」を「クロノ時桁の0時間」と間違
えることを防止することができる。
【0048】また42は、時刻表示信号S44、カレン
ダー表示信号S45、クロノ表示信号S47、タイマー
表示信号S48に基づいて、時刻、カレンダー、クロノ
分桁・クロノ秒桁・クロノ1/10桁・クロノ1/10
0桁を表示する、時刻などの情報を表示する情報表示部
である。
【0049】(電子時計の動作)つぎに、この発明の実
施の形態にかかる電子時計の動作について説明する。図
2〜図5は、この発明の本実施の形態にかかる電子時計
の別の外観を示す上面図である。図2〜図5において、
表示部A19は、時刻計時部3から出力されるアナログ
時刻情報S40に基づいて常に時刻を表示している。ま
た、時刻計時部3から出力されるデジタル時刻情報S4
1は常に時刻算出部14へ出力されている。
【0050】表示部B20にはモード信号発生部5から
出力される時刻モード信号S241、カレンダーモード
信号S242、クロノモード信号S244を入力とする
時刻算出部14が、いずれかの表示信号を出力するかを
選択して時刻表示信号S44、カレンダー表示信号S4
5、都市表示信号S43、時差表示信号S42の所望の
信号を出力して都市表示部40、時差表示部41、情報
表示部42に表示する。
【0051】ここで、都市表示部40と時差表示部41
とは、図2に示すように、横方向に並んだ位置に設けら
れている。さらに、都市表示部40の方が時差表示部4
1よりも左側の位置に設けられている。この場合、都市
表示部40と時差表示部41とは、2つの別個の領域と
なっているため、たとえば、横方向に並べて配置する場
合であっても、長針、短針、秒針の軸部分を挟んで配置
することができる。ただし、2つの別個の領域ではな
く、一つの領域の右側部分を時差表示部41とし、左側
部分を都市表示部40としてもよい。
【0052】表示部B20に時刻モード表示をさせる場
合の例を、図1および図2を用いて説明する。図1にお
いて都市番号記憶部11には都市番号が「1」、時刻計
時部3は「午前9時00分00秒」として説明する。
【0053】図1において、モードスイッチ4の選択に
よって、モード信号発生部5は時刻モード信号S241
を出力する。これによって、モード内状態発生部6、時
刻計時部3、時刻算出部14に時刻モードが選択され、
各部において時刻モードの制御がおこなわれる。時刻モ
ード信号S241を受け取った時刻計時部3はイネーブ
ル信号E1を出力し、都市番号記憶部11をイネーブル
にする。
【0054】イネーブルとなった都市番号記憶部11
は、時刻都市番号信号S49を出力する。時刻都市番号
信号S49の内容は都市番号記憶部11に記憶されてい
た都市番号「1」である。都市番号記憶部11から出力
された都市番号「1」に基づいて、対応する番号の都市
「LON」と選択し、時差「0」を算出する。ただし、
上記時差「0」はあらかじめ登録しておき、登録された
情報を選択するようにしてもよい。そうすることによっ
て、時差をその都度算出しなくてもよいようにすること
もできる。
【0055】そして、都市表示信号S43出力して、図
2の上面図に示すように都市表示部40に「LON」を
表示し、時差表示信号S42を出力して時差表示部41
に「0」を表示する。またデジタル時刻情報S41の情
報「午前9時00分00秒」と、選択された都市の時差
「0」を加算し、結果「午前9時00分00秒」を時刻
表示信号S44に出力し情報表示部42に表示する。
【0056】時差表示の対象となる都市の変更をおこな
う場合の例を図1および図3の上面図を用いて説明す
る。都市の変更はプッシュスイッチA141、プッシュ
スイッチB142の操作によりおこなうことができる。
【0057】時差表示をアップ方向に変更したい場合
は、プッシュスイッチA141の操作でおこなう。図1
において、プッシュスイッチA141が押されるごとに
モード内状態発生部6はこの状態は回路UTC時刻に対
する時差をアップ方向に変更制御する信号としてモード
内状態信号S25を出力する。モード内状態信号S25
に基づいて都市番号記憶部11は記憶されている都市番
号を一つプラスし、時刻都市番号信号S49を出力す
る。時刻算出部14は、時刻都市番号信号S49に基づ
いて算出した新しい都市番号「2」に基づいて、対応す
る番号の都市「PAR」を選択するとともに時差「+
1」を算出し、都市表示信号S43を出力する。
【0058】そして、表示制御部18は、図3に示すよ
うに都市表示部40に「PAR」を表示し、時差表示信
号S42と「+」符号信号S55を出力して時差表示部
41に「+1」を表示する。またデジタル時刻情報S4
1の情報「午前9時00分00秒」と、選択された都市
の時差「+1」を加算し、結果「午前10時00分00
秒」を時刻表示信号S44に出力しする。そして、表示
制御部18は、「午前10時00分00秒」を情報表示
部42に表示する。
【0059】つぎに、ダウン方向に時差表示を変更した
い場合の例、すなわち都市番号記憶部11には「2」、
時刻計時部3は「午前10時00分00秒」の場合を説
明する。
【0060】都市表示をダウン方向に変更したい場合は
プッシュスイッチA141を1〜1.5秒押し続けてい
る状態中に、プッシュスイッチB142を1回操作する
ことで都市選択の方向が切り替わり、ダウン方向への都
市選択が可能となる。その後プッシュスイッチA141
が押下されるごとにモード内状態発生部6はモード内状
態信号S25を出力する。都市番号記憶部11は、モー
ド内状態信号に基づいて、記憶されている都市番号から
一つマイナスし、時刻都市番号信号S49を出力する。
【0061】時刻算出部14は、時刻都市番号信号S4
9を入力し、算出された新しい都市番号「1」に基づい
て、対応する番号の都市「LON」を選択するととも
に、時差「0」を算出し、都市表示信号S43を出力す
る。そして、表示制御部18は、図2に示すように都市
表示部40に「LON」を表示する。また、時刻算出部
14は、時差表示信号S42を出力する。そして、表示
制御部18は、時差表示部41に「0」を表示する。ま
たUTC時刻であるデジタル時刻情報S41の情報「午
前9時00分00秒」と、選択された都市の時差「0」
を加算し、結果「午前9時00分00秒」を時刻表示信
号S44に出力し情報表示部42に表示する。
【0062】このように、時刻モード中に都市表示部4
0には都市を、時差表示部41には時差を、情報表示部
42には選択された都市の時刻表示がおこなうことがで
きる。
【0063】つぎに、表示部B20にカレンダーモード
表示をさせる場合の例を説明する。都市番号は時刻モー
ドと同様に都市番号記憶部11を使用するため、前モー
ドの時刻モードと同一の都市番号が記憶されている。以
下の実施例は都市番号が「2」、時刻計時部3は午後1
1時30分、カレンダー計時部7は1月1日として説明
する。
【0064】図1において、モードスイッチ4の選択に
より、モード信号発生部5はカレンダーモード信号S2
42を出力する。これによって、モード内状態発生部
6、カレンダー計時部7、時刻算出部14にカレンダー
モードが選択され、各部においてカレンダーモードの制
御がおこなわれる。カレンダーモード信号S242に基
づいて、カレンダー計時部7はイネーブル信号E2を出
力し、都市番号記憶部11をイネーブルにする。
【0065】イネーブルとなった都市番号記憶部11
は、時刻都市番号信号S49を時刻算出部14へ出力す
る。時刻都市番号信号S49の内容は都市番号記憶部1
1に記憶されている都市番号「2」である。都市番号記
憶部11から出力された都市番号から、対応する番号の
都市「PAR」を選択するとともに、時差「+1」を算
出し、時差表示信号S42および「+」符号信号S55
を表示制御部18へ出力する。表示制御部18は、時差
表示信号S42、「+」符号信号S55および都市表示
信号S43を時刻算出部から受け取って、時差表示部4
1には「+1」を表示、都市表示部40には「PAR」
を表示する。
【0066】また時刻計時部3から出力されたデジタル
時刻情報S41の情報「午後11時30分」に時差を加
算し、その結果として、日の桁上げが必要かを判断す
る。この例の場合は桁上げが必要なため、カレンダー情
報S52の情報をもとに、日を一つプラスして、その結
果「1月2日」を情報表示部42に表示する。なお、カ
レンダーモードにおける都市の変更は時刻モードと同一
のため省略する。
【0067】以上の説明の如くカレンダーモード中は都
市表示部40には都市を、時差表示部41には時差を、
情報表示部42にはカレンダー表示をおこなうことがで
きる。ユーザーの使い方にもよるが、表示部A19で時
刻が表示できるため、通常表示部B20はカレンダー表
示にして使用するのが一般的な使い方である。
【0068】つぎに、表示部B20をクロノモード表示
にさせる場合の例を、図1および図4を用いて説明す
る。図1において、モードスイッチ4の選択により、モ
ード信号発生部5はクロノモード信号S244を出力す
る。これによって、モード内状態発生部6、クロノ計時
部9、時刻算出部14にクロノモードが選択され、各部
においてクロノモードの制御がおこなわれる。クロノモ
ード信号S244を受け取ったクロノ計時部9はイネー
ブル信号E5を出力し、都市番号記憶部11をイネーブ
ルにする。
【0069】クロノ計時部9は、クロノモード信号S2
44に基づいて、クロノ表示信号S47を出力する。受
け取ったクロノ表示信号S47の情報に基づいて図4に
示すように情報表示部42にクロノ分桁、クロノ秒桁、
クロノ1/10桁、クロノ1/100桁を表示する。
【0070】つぎに、表示部B20をタイマーモード表
示にさせる場合の例を、図1および図5を用いて説明す
る。図1において、モードスイッチ4の選択により、モ
ード信号発生部5はタイマーモード信号S245を出力
する。これによって、モード内状態発生部6、タイマー
計時部10、時刻算出部14にタイマーモードが選択さ
れ、各部においてタイマーモードの制御がおこなわれ
る。タイマーモード信号S245を受け取ったタイマー
計時部10はイネーブル信号E6を出力し、都市番号記
憶部11をイネーブルにする。
【0071】タイマー計時部10は、タイマーモード信
号S245に基づいて、タイマー表示信号S48を出力
する。受け取ったタイマー表示信号S48の情報をもと
に図5に示すように情報表示部42にタイマー時間、タ
イマー分、タイマー秒、を表示する。
【0072】また、計測系の機能としては、上記の他
に、たとえば、温度の計測、高度の計測、気圧の計測、
方位の計測、水深の計測、距離の計測、紫外線量の計測
などがある。
【0073】(時刻算出部14の動作の内容)つぎに、
時刻算出部14の動作の内容について説明する。図6
は、この発明の本実施の形態にかかる電子時計の時刻算
出部14の動作を示すフローチャートである。図6のフ
ローチャートにおいて、まず、時刻計時部3から出力さ
れたデジタル時刻情報S41を入力する(ステップS6
01)とともに、カレンダー計時部7から出力されたカ
レンダー情報S52を入力する(ステップS602)。
【0074】そして、都市番号記憶部11から出力され
た時刻都市番号信号S49が入力されたか否かを判断す
る(ステップS603)。ここで、時刻都市番号信号S
49が入力された場合(ステップS603:Yes)
は、時刻都市番号信号S49に基づいて都市名の選択を
おこなう(ステップS604)。都市名は、都市番号と
対応されているため、時刻都市番号信号S49によって
都市番号が認識できれば、都市名の選択をすることがで
きる。
【0075】つぎに、ステップS604によって選択さ
れた都市名の都市の時刻を算出する(ステップS60
5)。さらには、上記都市とUTCとの時差を算出する
(ステップS606)。時差の算出は、ステップS60
5において算出された都市の時刻とUTC時刻との差分
を計算することによっておこなうことができる。ここで
は、さらに、時差がプラスなのかマイナスなのかも算出
する。
【0076】そして、ステップS606において算出さ
れて結果を、時差表示信号S42として、表示制御部1
8へ出力する(ステップS607)とともに、ステップ
S604において選択された都市名を都市表示信号S4
3として、表示制御部18へ出力する(ステップS60
8)。さらには、ステップS605において、時差がプ
ラスなのかマイナスなのかを算出した結果に基づいて、
「+」符号信号S55または「−」符号信号S56のい
ずれかを出力する(ステップS609)。ただし、時差
が「0」の場合は、「±」符号信号57を出力する。
【0077】ステップS603において、都市番号記憶
部11から出力された時刻都市番号信号S49が入力さ
れなかった場合(ステップS603:No)は、時差に
関する情報および都市に関する情報の表示が必要ないの
で、ステップS604〜S609まではおこなわず、ス
テップS610へ移行する。
【0078】つぎに、モード信号発生部5から出力され
た信号に基づいて、情報表示部42に表示する情報が計
測系の機能に関する情報であるか否かを判断する(ステ
ップS610)。ここで、計測系の機能に関する情報で
はない場合(ステップS610:No)は、情報表示部
42に表示する情報を表示制御部18へ出力する必要が
あるため、入力されたモード信号(時刻モード信号S2
41またはカレンダーモード信号S242)に基づい
て、時刻表示信号S44またはカレンダー表示信号S4
5を表示制御部18へ出力し、一連の処理を終了する。
【0079】一方、計測系の機能に関する情報である場
合、すなわち、モード信号発生部5から出力された信号
が、クロノモード信号S244またはタイマーモード信
号S245である場合(ステップS610:Yes)
は、クロノ表示信号S47またはタイマー表示信号S4
8は時刻算出部14を介さずに表示制御部18へ入力さ
れるため、時刻算出部14は何もせずに、一連の処理を
終了する。
【0080】(表示制御部18の動作の内容)つぎに、
表示制御部18の動作の内容について説明する。図7
は、この発明の本実施の形態にかかる電子時計の表示制
御部18の動作を示すフローチャートである。
【0081】図7のフローチャートにおいて、まず、時
刻算出部14から時差表示信号S42が出力され、その
時差表示信号S42が入力されたか否かを判断する(ス
テップS701)。ここで、時差表示信号S42が入力
された場合(ステップS701:Yes)は、表示部B
20の時差表示部41に時差表示信号S42に基づく時
差情報を表示する(ステップS702)。一方、ステッ
プS701において、時差表示信号S42が入力されな
かった場合(ステップS701:No)は、何もせず
に、ステップS703へ移行する。
【0082】以下同様に、時刻算出部14から出力され
た表示信号が入力された場合に、その表示信号に基づく
情報を、あらかじめ定められた表示部(都市表示部4
0、時差表示部41、情報表示部42のいずれか)に表
示する。したがって、表示情報が入力されなかった場合
は、上記表示部には表示しない。この処理(ステップS
701〜S714)を繰り返しおこない、新たな表示信
号が入力されるごとに、その新たな表示信号に基づく内
容を再表示する。
【0083】このようにして、モード内状態発生部6か
らの出力によって都市番号記憶部11から出力される時
刻都市番号信号S49が変わるたびに、時刻算出部14
から出力される時差表示信号S42、都市表示信号S4
3および符号信号(S55,S56またはS57)が新
たに表示制御部18に入力されることになる。そして、
その信号の入力によって、時差表示部41および都市表
示部40に表示される情報が変更される(ステップS7
02、S704、S706)。
【0084】同様に、モード信号発生部5からの出力に
よって、いずれかのモード信号(S241,S242,
S244,S245)が新たに出力されるたびに、時刻
算出部14から出力される時刻表示信号S44、カレン
ダー表示信号S45、クロノ計時部9から出力されるク
ロノ表示信号S47またはタイマー計時部10から出力
されるタイマー表示信号S48のいずれかが新たに表示
制御部18に入力されることになる。そして、その信号
の入力によって、情報表示部42に表示される情報が変
更される(ステップS708、S710、S712、S
714)。これによって、モードスイッチ4を押下する
ごとに、情報表示部42の表示内容が切り替わって見え
るようになる。
【0085】以上説明したように、本実施の形態によれ
ば、表示部B20が、第1の表示領域としての情報表示
部42と、第2の表示領域としての時差表示部41を有
し、、モードスイッチ4が、情報表示部42に表示する
情報(モード)を指定し、時刻計時部3が、所定の時刻
を計時し、プッシュスイッチ141,142が、所望の
地域を指定し、時差算出部14が、時刻計時部3によっ
て計時された時刻と、プッシュスイッチ141,142
によって指定された地域の時刻との時差に関する情報を
算出し、表示制御部18が、表示部B20手段を制御し
て、モードスイッチ4によって指定された情報を情報表
示部42に表示するとともに、時刻算出部14によって
算出された時差に関する情報を時差表示部41に表示す
るため、指定された情報と時差情報とを同時に表示する
ことができる。
【0086】ここで、計測系の機能に関する情報(モー
ド)を指定することによって計測系の機能、特にクロノ
グラフ機能に関する情報や、タイマー機能に関する情報
などのいわゆる付加機能に関する情報と時差情報とを同
時に表示することができる。
【0087】また、時刻計時部3が、世界標準時刻を計
時するため、世界標準時刻との時差を表示することがで
き、また、世界標準時刻以外の時刻を計時することもで
きるため、世界標準時刻とは別の時刻、たとえば、ホー
ムタイムなどの時刻との時差を表示することができる。
さらには、時刻指定手段としての、プッシュスイッチ1
41,142が、前記世界標準時刻以外の時刻を指定す
ることによって、時差の基準となる時刻を指定すること
ができる。
【0088】また、表示制御部18が、時差に関する情
報を、図2〜図5に示すように、数字と、プラスまたは
マイナスの記号と、を用いて表示するため、時差に関す
る情報をより簡潔に表示することができる。同様に、表
示制御部18が、時差がない場合は、図4に示すよう
に、時差に関する情報として、数字「0」とともに、
「±」の記号を用いて表示するため、時差がない場合の
表示を、他の表示と混同させることなく明確にすること
ができる。
【0089】また、表示制御部18が、表示部B20を
制御して、指定された地域に関する情報を都市表示部4
0に表示するため、時差に関する情報を表示する際に、
時差の対象となっている地域もあわせて表示することが
できる。
【0090】また、第2の表示領域として、図2〜図5
に示すように、少なくとも2つの領域からなり、指定さ
れた地域に関する情報を表示する都市表示部40と、算
出された時差に関する情報を表示する時差表示部41と
が、それぞれ別個の領域であるため、長針、短針、秒針
の回転軸を避けて、それぞれ表示に最適な位置に配置す
ることができる。同様に、都市表示部40と、時差表示
部41とが横方向に並んだ位置に設けられているため、
視線を動かすことなく、瞬時に双方の情報を確認できる
ように表示することができる。また同様に、都市表示部
40が、時差表示部41よりも左側の位置に設けられて
いるため、横書きの場合に情報が左側から右側へ記載さ
れているので、情報の流れに沿って確認すれば、まず、
地域情報が確認でき、引き続き時差情報を確認できるよ
うに表示することができる。
【0091】また、都市表示部40に表示される情報
が、地域名を3文字のアルファベットによって表現する
ため、最小限の情報量で効率的に地域情報を確認するこ
とができるように表示することができる。
【0092】また、表示部B20とは別個に設けられ、
時刻計時部3によって計時された時刻を、たとえば、ア
ナログ表示する時刻表示部Aを備えたため、指定された
情報および時差情報とは別に、所定の時刻を、表示する
ことができる。アナログ表示なので、針の位置によって
より直感的に時刻を認識することができる。さらに、前
記時刻表示手段に表示された時刻を変更するため、所望
の時刻を表示することもできる。
【0093】なお、上記実施の形態においては、時差情
報を表示する表示領域と、各種情報を表示する表示領域
とを別個の領域として、両者の情報を同時に表示するよ
うな構成としてが、これには限定されず、たとえば、時
差情報を表示する表示領域と、各種情報を表示する表示
領域とを同一の表示領域とし、両者の情報を所定の時間
隔ごと(たとえば1秒ごと)に切り替えて交互に表示さ
せるようにしてもよい。これによって、限られた表示領
域においても、指定された情報と時差情報を効率的に操
作者に認識させることができる。
【0094】また、上記実施の形態においては、モー
ド、すなわち、情報表示部42に表示する情報を指定す
る表示情報指定手段としてのモードスイッチ4と、都市
表示部40に表示する都市(地域)を指定する地域指定
手段としてのプッシュスイッチA141、プッシュスイ
ッチB142とは、別々のスイッチ部材によって構成し
たが、これには限定されず、たとえば、一つのスイッチ
部材によって上記2つの手段を実現するようにしてもよ
い。その場合は、そのスイッチ部材の操作方法を変える
ようにする。具体的には、スイッチの連続押下時間や、
押下回数などの違いによって、いずれの指定かを認識で
きるようにする。また、竜頭などを用いた場合は、その
竜頭の回転方向の違いによっていずれかの指定かを認識
できるようにする。
【0095】また、上記実施の形態においては、電子時
計について説明したが、これは、腕時計、置き時計のい
ずれでもよい。また、電子時計に限定されるものではな
く、携帯電話機、PDA(Personal Digi
tal Assistant)、ノート型パーソナルコ
ンピュータ、各種計測装置などの携帯可能な情報端末装
置であってもよい。
【0096】
【発明の効果】以上説明したように、この本発明によれ
ば、操作者が、世界標準時刻やホームタイム(現在地に
おける時刻)などの所定の時刻と指定した地域における
時刻との時差を確認しながら、所望のモードの情報を確
認することが可能な電子時計、電子時計の表示制御方法
および情報端末装置が得られるという効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の本実施の形態にかかる電子時計の構
成を示すブロック図である。
【図2】この発明の本実施の形態にかかる電子時計の外
観を示す上面図である。
【図3】この発明の本実施の形態にかかる電子時計の別
の外観を示す上面図である。
【図4】この発明の本実施の形態にかかる電子時計の別
の外観を示す上面図である。
【図5】この発明の本実施の形態にかかる電子時計の別
の外観を示す上面図である。
【図6】この発明の本実施の形態にかかる電子時計の時
刻算出部14の動作を示すフローチャートである。
【図7】この発明の本実施の形態にかかる電子時計の表
示制御部18の動作を示すフローチャートである。
【符号の説明】
1 発振回路 2 基準信号発生部 3 時刻計時部 4 モードスイッチ 5 モード信号発生部 6 モード内状態発生部 7 カレンダー計時部 9 クロノ計時部 10 タイマー計時部 11 都市番号記憶部 14 時刻算出部 18 表示制御部 19 表示部A 20 表示部B 21 時刻変更部 40 都市表示部 41 時差表示部 42 情報表示部 141 プッシュスイッチA 142 プッシュスイッチB S20 時刻基準信号 S21 クロノ基準信号 S22 タイマー基準信号 S23 モードスイッチ信号 S25 モード内状態信号 S40 アナログ時刻情報 S41 デジタル時刻情報 S42 時差表示信号 S43 都市表示信号 S44 時刻表示信号 S45 カレンダー表示信号 S47 クロノ表示信号 S48 タイマー表示信号 S49 時刻都市番号信号 S52 カレンダー情報 S55 「+」符号信号 S56 「−」符号信号 S57 「±」符号信号 S241 時刻モード信号 S242 カレンダーモード信号 S244 クロノモード信号 S245 タイマーモード信号 E1,E2,E5,E6 イネーブル信号

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 第1の表示領域と、第2の表示領域とを
    有する表示手段と、 前記第1の表示領域に表示する情報を指定する表示情報
    指定手段と、 所定の時刻を計時する時刻計時手段と、 所望の地域を指定する地域指定手段と、 前記時刻計時手段によって計時された時刻と、前記地域
    指定手段によって指定された地域の時刻との時差に関す
    る情報を算出する時差算出手段と、 前記表示手段を制御して、前記表示情報指定手段によっ
    て指定された情報を前記第1の表示領域に表示するとと
    もに、前記時差算出手段によって算出された時差に関す
    る情報を前記第2の表示領域に表示する表示制御手段
    と、 を備えたことを特徴とする電子時計。
  2. 【請求項2】 前記表示情報指定手段によって指定され
    た情報が、計測系の機能に関する情報であることを特徴
    とする請求項1に記載の電子時計。
  3. 【請求項3】 前記時刻計時手段は、世界標準時刻(C
    oordinated Universal Time
    (UTC))を計時することを特徴とする請求項1また
    は2に記載の電子時計。
  4. 【請求項4】 前記時刻計時手段は、世界標準時刻以外
    の時刻を計時することを特徴とする請求項1または2に
    記載の電子時計。
  5. 【請求項5】 前記表示制御手段は、前記表示手段を制
    御して、前記表示情報指定手段によって指定された情報
    を前記第1の表示領域に表示するとともに、前記地域指
    定手段によって指定された地域に関する情報および前記
    時差算出によって算出された時差に関する情報を前記第
    2の表示領域に表示することを特徴とする請求項1〜4
    のいずれか一つに記載の電子時計。
  6. 【請求項6】 前記表示手段は、前記第1の表示領域と
    前記第2の表示領域が同一の表示領域を共有し、前記第
    1の表示領域に表示する情報と前記第2の表示領域に表
    示する情報とを切り替えて表示することを特徴とする請
    求項1〜5のいずれか一つに記載の電子時計。
  7. 【請求項7】 前記表示手段とは別個に設けられ、前記
    時刻計時手段によって計時された時刻を表示する時刻表
    示手段を備えたことを特徴とする請求項1〜6のいずれ
    か一つに記載の電子時計。
  8. 【請求項8】 表示手段の中の第1の表示領域に表示す
    る情報の指定を受け付ける表示情報指定工程と、 所望の地域の指定を受け付ける地域指定工程と、 計時された時刻と、前記地域指定工程によって指定が受
    け付けられた地域の時刻との時差に関する情報を算出す
    る時差算出工程と、 前記表示情報指定工程によって指定が受け付けられた情
    報を前記第1の表示領域に表示するとともに、前記時差
    算出工程によって算出された時差に関する情報を表示手
    段の中の第2の表示領域に表示する表示工程と、 を含んだことを特徴とする電子時計の表示制御方法。
  9. 【請求項9】 第1の表示領域と、第2の表示領域とを
    有する表示手段と、 前記第1の表示領域に表示する情報を指定する表示情報
    指定手段と、 所定の時刻を計時する時刻計時手段と、 所望の地域を指定する地域指定手段と、 前記時刻計時手段によって計時された時刻と、前記地域
    指定手段によって指定された地域の時刻との時差を算出
    する時差算出手段と、 前記表示手段を制御して、前記表示情報指定手段によっ
    て指定された情報を前記第1の表示領域に表示するとと
    もに、前記時差算出手段によって算出された時差に関す
    る情報を前記第2の表示領域に表示する表示制御手段
    と、 を備えたことを特徴とする情報端末装置。
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