JP6830824B2 - 携帯機器および時計 - Google Patents
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Description
本発明の携帯機器は、方位情報を取得する方位取得部と、風向情報を取得する風情報取得部と、前記風向情報を前記方位情報により補正した補正風向情報を表示するように制御する表示制御部と、前記表示制御部により表示が制御される表示部と、を備え、前記表示部は、複数の表示要素を表示し、表示要素の数が前記補正風向情報に基づく風向きに沿って表示経過時間に応じて増加および減少の少なくとも一方の状態となるように前記複数の表示要素を表示する、ことを特徴とする。
本発明の携帯機器は、方位情報を取得する方位取得部と、風向情報を取得する風情報取得部と、前記風向情報を前記方位情報により補正した補正風向情報を表示するように制御する表示制御部と、前記表示制御部により表示が制御される表示部と、を備え、前記表示部は、時刻を指示する指針により前記補正風向情報を表示する、ことを特徴とする。
本発明の携帯機器は、方位情報を取得する方位取得部と、風向情報を取得する風情報取得部と、前記風向情報を前記方位情報により補正した補正風向情報を表示するように制御する表示制御部と、を備え、前記風情報取得部は、風速情報を取得し、前記風速情報を、時刻を指示する指針、および前記表示制御部により表示が制御される表示部に設けられる小窓のうち少なくとも一方に表示させるように制御する風速表示制御部を備える、ことを特徴とする。
本発明の携帯機器は、方位情報を取得する方位取得部と、風向情報を取得する風情報取得部と、前記風向情報を前記方位情報により補正した補正風向情報を表示するように制御する表示制御部と、前記表示制御部により表示が制御される表示部と、を備え、前記風情報取得部は、風速情報を取得し、前記表示部は、前記風速情報に基づく風速の大きさに応じて、表示要素の表示状態の変化の挙動を変更する、ことを特徴とする。
[第1実施形態]
第1実施形態の携帯機器について説明する。第1実施形態では、携帯機器として、デジタル式の時計を例に挙げて説明する。
図1は、第1実施形態に係る時計を含むシステムの構成例を示すブロック図である。
図1に示すように、時計1は、ケース10と、電源部20と、発振回路30と、分周回路31と、入力部40と、通信部50と、方位取得部60と、主制御部70と、記憶部80と、表示部90(時刻表示部)と、を備えている。時計1は、無線通信を介して外部端末200と通信を行い、情報の送受信を行う。外部端末200の構成については後述する。
図2は、第1実施形態に係る時計の平面図である。なお、図2は、後述する時計モードを実行している状態であって、8時20分15秒を表示している状態を示している。
図2に示すように、ケース10は、胴11と、裏蓋(不図示)と、ガラス12と、を備えている。胴11は、円筒状に形成されている。胴11の一方の開口は、ガラス12により閉塞されている。胴11の他方の開口は、裏蓋により閉塞されている。胴11の内側には、回路ブロック(不図示)が配置されている。なお、以下の説明では、ケース10のガラス12側を表側と称し、その反対側を裏側と称する。また、以下の説明では、胴11の周方向(以下、単に周方向という)における位置は、デジタル式の時計1をアナログ式の時計に置き換えて表現する。つまり、例えば「12時に対応する位置」は、アナログ式時計の時針が12時を指示する際に向く位置である。
図1に示すように、電源部20は、主制御部70等に電力を供給する。電源部20は、例えば一次電池を備えている。なお、電源部は、太陽電池と、太陽電池から供給された電気エネルギーを蓄える二次電池と、二次電池の充放電を制御する充放電制御回路と、を備えていてもよい。
発振回路30は、水晶振動子と組み合わせることで発振器を実現する回路である。発振回路30は、生成した所定の周波数の信号を分周回路31に出力する。
分周回路31は、発振回路30が出力した所定の周波数の信号を分周し、分周した信号を主制御部70に出力する。
図2に示すように、入力部40は、複数(本実施形態では4個)のボタン41〜44を備えている。各ボタン41〜44は、ケース10の胴11の側面に配置されている。各ボタン41〜44は、第1ボタン41と、第2ボタン42と、第3ボタン43と、第4ボタン44と、である。第1ボタン41は、胴11の1時から2時に対応する位置に設けられている。第2ボタン42は、胴11の4時から5時に対応する位置に設けられている。第3ボタン43は、胴11の7時から8時に対応する位置に設けられている。第4ボタン44は、胴11の10時から11時に対応する位置に設けられている。入力部40は、ボタン41〜44が使用者により操作(例えば押圧操作)された場合に、この操作に応じた操作信号を主制御部70に出力する。
通信部50は、例えばWi−Fi(Wireless Fidelity)規格や、Bluetooth(登録商標) LE(Low Energy)規格の通信方式を用いて、外部端末200との間で、後述する天候情報を含む各種情報の送受信を行う。通信部50は、外部端末200から受信した情報を主制御部70に出力する。また、通信部50は、主制御部70が出力した情報を、外部端末200へ送信する。
方位取得部60は、方位情報を取得する。方位情報は、時計1が向く方位である。本実施形態では、方位情報は、時計1における周方向の12時に対応する位置に一致する方位である。つまり、例えば時計1のうち周方向の12時に対応する位置にある箇所が、時計1の中心に対して北側に位置する場合、方位情報は北となる。方位取得部60は、方位を検出する地磁気センサを含んでいる。地磁気センサは、例えばホール素子や磁気抵抗効果素子等である。方位取得部60は、地磁気センサにより検出した方位を方位情報として主制御部70に出力する。
主制御部70は、入力部40から出力された操作信号に基づいて、時計1が備える各構成要素の制御を行う。主制御部70は、電源制御部71と、表示制御部72(風速表示制御部)と、風情報取得部73と、情報処理部74と、を備えている。
表示制御部72は、例えばCPU(Central Processing Unit)である。表示制御部72は、表示部90を制御して、表示部90に各種情報を表示させる。
図3に示すように、情報処理部74は、方位取得部60から出力された方位情報と、記憶部80に記憶された風向情報と、に基づき、補正風向情報を算出し、表示制御部72に出力する。具体的に、補正風向情報は、基準方位(本実施形態では北)に対する方位情報と、基準方位に対する風向情報と、の差分に基づいて算出される。基準方位に対する方位情報の時計回り方向の角度をAとし、基準方位に対する風向情報の時計回り方向の角度をBとしたとき、基準方位に対する補正風向情報の時計回り方向の角度θは、θ=B−Aにより算出される。なお、以下では、基準方位に対する補正風向情報の時計回り方向の角度を、単に補正風向情報の角度という。
図1に示すように、記憶部80は、例えば、RAM(Random Access Memory、ランダムアクセスメモリ)やROM(Read Only Memory、読み出し専用メモリ)等の不揮発性の記憶媒体である。記憶部80は、風情報取得部73が取得した風情報を含む各種情報を記憶する。
図4に示すように、記憶部80には、風情報取得部73が取得した風情報が記憶される。具体的には、記憶部80には、複数の時点の風情報と各風情報に対応する時点とが対応付けられて記憶されている。本実施形態では、記憶部80には、現在の風向情報および風速情報と、将来の複数の時点の風向情報および風速情報と、がそれぞれ対応する時点に対応付けられて記憶されている。風向情報は、例えば上述した基準方位に対する時計回り方向の角度として記憶されている。
図1に示すように、表示部90は、表示制御部72より制御され、時刻や風情報等を表示する。表示部90は、例えば液晶ディスプレイである。図2に示すように、表示部90は、平面視略円形状に形成され、ケース10内における回路ブロック(不図示)とガラス12との間に配置されている。表示部90は、ガラス12を通じて視認可能に設けられている。表示部90は、表示部90の中央に設けられた主表示部91(風速表示領域)と、主表示部91を囲うように円環状に配置された副表示部92(風向表示領域)と、を備えている。
図1に示すように、外部端末200は、通信機能を有する機器である。外部端末200は、例えばスマートフォンやタブレット端末、携帯ゲーム機器、コンピュータ等である。外部端末200は、制御部201と、入力部202と、表示部203と、記憶部204と、無線通信部205と、を備えている。外部端末200は、例えばGPS(Global Positioning System;グローバル・ポジショニング・システム)を備えていてもよい。
入力部202は、使用者からの操作入力を検出し、検出した操作結果を制御部201に出力する。入力部202は、例えば表示部203上に設けられているタッチパネルセンサーである。
記憶部204は、外部端末200の制御に必要な情報や、プログラム、風情報等を記憶する。
次に、第1実施形態に係る時計1の動作について説明する。
主制御部70は、入力部40(ボタン41〜44)が操作された場合等に、時計1の動作モードを切り替える。ここで、動作モードは、表示部90が主に現在時刻や曜日、日付等を表示する時計モードと、表示部90が風情報を表示する風情報表示モードと、を含んでいる。主制御部70は、例えば第3ボタン43が操作された場合に、時計1の動作モードを時計モードから風情報表示モードに切り替える。また、主制御部70は、例えば第4ボタン44が操作された場合、または入力部40が所定時間操作されなかった場合に、時計1の動作モードを風情報表示モードから時計モードに切り替える。また、表示制御部72は、風情報表示モードにおいて、例えば第1ボタン41が操作されることにより、記憶部80に記憶された風情報の表示を時点毎に順に切り替える。
図5に示すように、主制御部70は、時計1の動作モードが時計モードから風情報表示モードに切り替わると、記憶部80に風向情報および風速情報が記憶されているか否かを判定する(ステップS10)。記憶部80に風向情報および風速情報が記憶されている場合(S10:Yes)、ステップS20に移行する。記憶部80に風向情報および風速情報が記憶されていない場合(S10:No)、表示制御部72は、表示部90にエラー表示を表示させるように制御した後(ステップS30)、処理を終了して、時計1の動作モードを時計モードに切り替える。
図2に示すように、時計モードでは、表示制御部72は、主表示部91の中央部に現在時刻の時分を表示させる。また、表示制御部72は、主表示部91の中央部よりも12時側に対応する領域(以下、上部領域という。)に曜日を表示させる。また、表示制御部72は、主表示部91の中央部よりも6時側に対応する領域(以下、下部領域という。)に日付を表示させる。また、表示制御部72は、副表示部92に現在時刻の秒を表示させる。表示制御部72は、例えば現在時刻の秒が1秒のときに複数のドット93のうち1秒に対応する位置の1ドット目を表示させ、現在時刻の秒が15秒の時に複数のドット93のうち1秒に対応する位置の1ドット目から15秒に対応する位置の15ドット目までを表示させる。このように、表示制御部72は、現在時刻の秒が進むに従い副表示部92に表示されるドット93の表示面積が広くなるように表示部90を制御する。
副表示部92は、ドット93の表示状態が、表示経過時間に応じて補正風向情報に基づく風向に沿って変化するように、ドット93を表示する。つまり、表示制御部72は、周方向における12時に対応する位置から時計回り方向に補正風向情報の角度ずれた位置を風上とし、さらに180°ずれた位置を風下とし、風上と風下とを結ぶ仮想直線Lに沿ってドット93の表示状態が変化するように副表示部92を制御する。なお、以下では、上述した風上を補正風向情報の風上といい、上述した風下を補正風向情報の風下という。補正風向情報の角度は、方位情報(時計1が向く方位)に応じて算出される。補正風向情報の風上は、時計1が向く方位に依らず常に風向情報と一致する。例えば、時計1における周方向の12時に対応する位置が北東に一致し、風向情報が東である場合は、補正風向情報の角度は45°になる。そして、補正風向情報の風上は、周方向における12時に対応する位置から時計回り方向に45°ずれた位置であって、東になる。これにより、補正風向情報の風上は、風向情報と一致する。
第2実施形態の携帯機器について説明する。第2実施形態では、携帯機器として、アナログ式の時計を例に挙げて説明する。なお、第1実施形態と同様の構成については、同一符号を付して詳細な説明を省略する(以下の変形例についても同様)。
図7に示すように、時計101は、ケース10と、電源部20と、発振回路30と、分周回路31と、入力部40と、通信部50と、方位取得部60と、主制御部170と、記憶部80と、駆動部109と、表示部190(時刻表示部)と、を備えている。時計101は、無線通信を介して外部端末200と通信を行い、情報の送受信を行う。
図8は、第2実施形態に係る時計の平面図である。なお、図8は、上述した時計モードを実行している状態であって、8時19分55秒を表示している状態を示している。
図8に示すように、表示部190は、文字板102と、複数の指針104〜106と、日車107と、を備えている。文字板102は、ケース10の胴11の内側に配置されている。文字板102は、日車107の日文字107aを表示する小窓102aを備えている。複数の指針104〜106は、時刻を指示する時針104、分針105および秒針106である。複数の指針104〜106は、それぞれ文字板102の表側に配置されている。
図7に示すように、駆動部109は、複数のステッピングモータ、および複数の輪列(いずれも不図示)を備えている。駆動部109は、時針104、分針105、秒針106および日車107を駆動する(図8参照)。
主制御部170は、入力部40から出力された操作信号に基づいて、時計101が備える各構成要素の制御を行う。主制御部170は、電源制御部71と、表示制御部172と、風情報取得部73と、情報処理部74と、を備えている。
次に、第2実施形態に係る時計101の表示例について説明する。
図9は、第2実施形態に係る時計における風情報表示モードの表示例を示す図である。なお、図9では、時計101が北東を向いている状態で、図4に示す9時の時点の風情報を表示する場合を示している。すなわち、補正風向情報の角度は45°である。
図10は、第2実施形態の第1変形例に係る時計における風情報表示モードの表示例を示す図である。なお、図10では、時計101が北東を向いている状態で、図4に示す9時の時点の風情報を表示する場合を示している。すなわち、補正風向情報の角度は45°である。
第2実施形態では、小窓102aに風速情報が表示されている。これに対して図10に示す第2実施形態の第1変形例では、秒針106により風速情報が表示されている点で、第2実施形態と異なっている。
図11は、第2実施形態の第2変形例に係る時計における風情報表示モードの表示例を示す図である。なお、図11では、時計101が北東を向いている状態で、図4に示す9時の時点の風情報を表示する場合を示している。すなわち、補正風向情報の角度は45°である。
第2実施形態では、小窓102aに風速情報が表示されている。これに対して図11に示す第2実施形態の第2変形例では、表示部190が文字板102に形成された目盛191、および目盛191を指示するインジケータ針192を備え、目盛191およびインジケータ針192により風速情報が表示されている点で、第2実施形態と異なっている。
例えば、上記実施形態においては、携帯機器として時計を例に挙げて説明しているが、天候情報を取得して天候予報を表示できる機器であれば時計に限定されない。したがって、例えばスマートフォンやタブレット端末、携帯ゲーム機器等であってもよい。
また、上記各実施形態では、時計1,101(携帯機器)が表示部90,190を備えているが、表示部が携帯機器とは別体で設けられていてもよい。
Claims (9)
- 方位情報を取得する方位取得部と、
風向情報を取得する風情報取得部と、
前記風向情報を前記方位情報により補正した補正風向情報を表示するように制御する表示制御部と、
前記表示制御部により表示が制御される表示部と、
を備え、
前記表示部は、表示要素の表示状態が表示経過時間に応じて前記補正風向情報に基づく風向きに沿って変化するように、表示要素を表示する、
ことを特徴とする携帯機器。 - 方位情報を取得する方位取得部と、
風向情報を取得する風情報取得部と、
前記風向情報を前記方位情報により補正した補正風向情報を表示するように制御する表示制御部と、
前記表示制御部により表示が制御される表示部と、
を備え、
前記表示部は、複数の表示要素を表示し、表示要素の数が前記補正風向情報に基づく風向きに沿って表示経過時間に応じて増加および減少の少なくとも一方の状態となるように前記複数の表示要素を表示する、
ことを特徴とする携帯機器。 - 方位情報を取得する方位取得部と、
風向情報を取得する風情報取得部と、
前記風向情報を前記方位情報により補正した補正風向情報を表示するように制御する表示制御部と、
前記表示制御部により表示が制御される表示部と、
を備え、
前記表示部は、時刻を指示する指針により前記補正風向情報を表示する、
ことを特徴とする携帯機器。 - 方位情報を取得する方位取得部と、
風向情報を取得する風情報取得部と、
前記風向情報を前記方位情報により補正した補正風向情報を表示するように制御する表示制御部と、
を備え、
前記風情報取得部は、風速情報を取得し、
前記風速情報を、時刻を指示する指針、および前記表示制御部により表示が制御される表示部に設けられる小窓のうち少なくとも一方に表示させるように制御する風速表示制御部を備える、
ことを特徴とする携帯機器。 - 方位情報を取得する方位取得部と、
風向情報を取得する風情報取得部と、
前記風向情報を前記方位情報により補正した補正風向情報を表示するように制御する表示制御部と、
前記表示制御部により表示が制御される表示部と、
を備え、
前記風情報取得部は、風速情報を取得し、
前記表示部は、前記風速情報に基づく風速の大きさに応じて、表示要素の表示状態の変化の挙動を変更する、
ことを特徴とする携帯機器。 - 前記表示制御部は、基準方位に対する前記方位情報と、前記基準方位に対する前記風向情報と、の差分に基づき、前記補正風向情報を表示するように制御する、
ことを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の携帯機器。 - 前記表示制御部により表示が制御される表示部を備え、
前記風情報取得部は、風速情報を取得し、
前記表示部は、
前記補正風向情報を表示する風向表示領域と、
前記風速情報を表示する風速表示領域と、
を備える、
ことを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか1項に記載の携帯機器。 - 通信部を備え、
前記方位取得部は、方位を検出し、
前記風情報取得部は、前記通信部により前記風向情報を取得する、
ことを特徴とする請求項1から請求項7のいずれか1項に記載の携帯機器。 - 請求項1から請求項8のいずれか1項に記載の携帯機器により構成された時計であって、
時刻を表示する時刻表示部を備えることを特徴とする時計。
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