JP2003202164A - 蓄熱式空気調和装置 - Google Patents

蓄熱式空気調和装置

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JP2003202164A
JP2003202164A JP2002003466A JP2002003466A JP2003202164A JP 2003202164 A JP2003202164 A JP 2003202164A JP 2002003466 A JP2002003466 A JP 2002003466A JP 2002003466 A JP2002003466 A JP 2002003466A JP 2003202164 A JP2003202164 A JP 2003202164A
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heat exchanger
heat storage
air conditioner
type air
indoor
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JP2002003466A
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Masashi Takazawa
正志 高澤
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Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Air Conditioning Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Air Conditioning Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 高負荷暖房運転を行う場合、室温を目標温度
に対して安定して維持できる蓄熱式空気調和装置を提供
する。 【解決手段】 圧縮機1、室外熱交換器3、蓄熱槽6及
びこの蓄熱槽6に水没して設けられる蓄熱熱交換器5を
備えた室外ユニット31と、室内熱交換器13を備えた
室内ユニット32とを有し、これらユニットをユニット
間配管22でつないで温水蓄熱運転及び通常暖房運転を
可能にした蓄熱式空気調和装置30において、前記室内
熱交換器13を備えた冷媒回路と前記蓄熱熱交換器を備
えた冷媒回路とを並設し、高負荷暖房運転を行う場合
に、冷媒を室内熱交換器13及び蓄熱熱交換器5にそれ
ぞれ分流する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓄熱槽を有しこの
蓄熱槽に温水を蓄熱して暖房運転の際に利用する蓄熱式
空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、蓄熱槽を有しこの蓄熱槽に温水を
蓄熱して暖房運転の際に利用する蓄熱式空気調和装置が
知られている。
【0003】図6は、従来の蓄熱式空気調和装置の冷媒
回路を示し、通常暖房運転の冷媒の流れを示している。
この蓄熱式空気調和装置10は、室外ユニット11と室
内ユニット12とを有し、これらがユニット間配管22
により連結されて構成されている。そして、通常暖房運
転の他に、蓄熱槽6内に温水を作る温水蓄熱運転、この
温水を利用した運転を実施可能とするものである。
【0004】前記室外ユニット11は、圧縮機1、四方
弁2、室外熱交換器3、3つの電動膨張弁4a、4b、
4c、3つの開閉弁d、e、f、蓄熱槽6に水没状態で
配設される蓄熱熱交換器(冷媒管コイル)5、レシーバ
タンク7及びアキュームレータ8等を備え、これらの構
成部品が配管を介して順次接続されている。前記室内ユ
ニット12は、室内熱交換器13を備え、この室内熱交
換器13の温度を検出するサーミスタE及び室温を検出
するための室温センサ27が設けられている。
【0005】前記通常暖房運転は、図6の破線矢印に示
すように、圧縮機1から吐出された冷媒が四方弁2、室
内熱交換器13、電動膨張弁4c(開度制御)、開閉弁
e、レシーバタンク7、電動膨張弁4a(開度制御)、
室外熱交換器3、四方弁2を順次通り、アキュムレータ
8を経て圧縮機1に戻り、この経路を循環する。これに
よって、室外熱交換器3が蒸発器、室内熱交換器13が
凝縮器としてそれぞれ機能し、通常暖房運転が行われ
る。
【0006】ここで、前記蓄熱式空気調和装置10は、
室温を30℃以上の高い目標温度で通常暖房運転をする
場合がある。これを高負荷暖房という。この高負荷暖房
を実施する場合、室内熱交換器13の温度(凝縮温度)
が高くなると内部の高圧圧力が上限値を越え高圧カット
(保護装置)が作動し圧縮機1が停止することがある。
高圧カットが作動すると蓄熱式空気調和装置10に無理
な負荷をかけてしまうので、これを避けるため、室内熱
交換器13の温度が所定温度以上になるとサーモオフす
るように制御している。例えば、室内熱交換器13の温
度が61℃以上になると自動的に5分間高負荷暖房運転
を停止し、室内熱交換器13の温度が低下したら、再び
高負荷暖房運転を開始するものである。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、前述し
たような高負荷暖房運転の制御方法は、図7に示すよう
に(室温が目標温度に達しないこともある)、高負荷暖
房運転を5分以上停止するので、この間に室温が下がり
過ぎることがあり、室温を目標温度に対して安定して維
持するように制御されることが望まれていた。
【0008】本発明は、このような事情に鑑みて成され
たものであり、高負荷暖房運転を行う場合、室温を目標
温度に対して安定して維持できる蓄熱式空気調和装置を
提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、圧縮機、室外熱交換器、
蓄熱槽及びこの蓄熱槽に水没して設けられる蓄熱熱交換
器を備えた室外ユニットと、室内熱交換器を備えた室内
ユニットとを有し、これらユニットをユニット間配管で
つないで温水蓄熱運転及び通常暖房運転を可能にした蓄
熱式空気調和装置において、前記室内熱交換器と前記蓄
熱熱交換器とを並設し、高負荷暖房運転を行う場合に、
冷媒を室内熱交換器と蓄熱熱交換器とにそれぞれ並流す
ることを特徴とする。
【0010】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の蓄熱式空気調和装置において、前記室内熱交換器に温
度センサを設け、この温度センサが所定温度を検出した
とき前記室内熱交換器に流れる冷媒の一部を前記蓄熱熱
交換器に分岐して流すための分岐開閉弁を設けたことを
特徴とする。
【0011】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の蓄熱式空気調和装置において、前記蓄熱熱交
換器を備えた冷媒回路に冷媒量調節弁を設け、この冷媒
量調節弁により蓄熱熱交換器への冷媒量を調節して前記
室内熱交換器の温度を一定に維持するように制御するこ
とを特徴とする。
【0012】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれかに記載の蓄熱式空気調和装置において、前記蓄
熱式空気調和装置は、温水利用除霜運転を可能にするこ
とを特徴とする。
【0013】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれかに記載の蓄熱式空気調和装置において、前記蓄
熱式空気調和装置は、製氷運転及び氷利用冷房運転を可
能にすることを特徴とする。
【0014】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0015】図1は本発明の一実施形態における蓄熱式
空気調和装置の冷媒回路図であり、高負荷暖房運転時の
冷媒の流れを示す、図2は高負荷暖房時の室温変化を示
す図、図3は通常暖房及び通常冷房運転時の冷媒の流れ
を示す冷媒回路図、図4は温水蓄熱運転、温水利用除霜
運転及び氷蓄熱運転の冷媒の流れを示す冷媒回路図、図
5は氷利用冷房運転時の冷媒の流れを示す冷媒回路図で
ある。なお、図6と同一の構成要素には同一の符号付し
て説明する。
【0016】図1において、蓄熱式空気調和装置(以下
単に空気調和装置という)30は、室外ユニット31と
室内ユニット32がユニット間配管22により連結され
て構成され、これら室外ユニット31と室内ユニット3
2を制御する制御装置33を備えている。
【0017】前記室外ユニット31は、圧縮機1、四方
弁2、室外熱交換器3、室外電動膨張弁4a、第1電動
膨張弁4b、第2電動膨張弁4c、蓄熱槽6、この蓄熱
槽6に水没状態で配設される蓄熱熱交換器(冷媒管コイ
ル)5、レシーバタンク7、第1開閉弁d、第2開閉弁
e、第3開閉弁f、第1逆止弁h、第2逆止弁i、二方
弁24、アキュームレータ8及び前記ユニット間配管2
2を接続するための第1サービスバルブ25、第2サー
ビスバルブ26を備え、これらの部品が配管にて接続さ
れている。
【0018】前記圧縮機1の冷房時吐出側には、四方弁
2、室外熱交換器3、室外電動膨張弁4a及びレシーバ
タンク7の一端7aが順次接続される。レシーバタンク
7の他端は、2方向に分岐され、分岐されたレシーバタ
ンク7の一方の端7bには、第1電動膨張弁4b、蓄熱
熱交換器5及び二方弁24の一端24bが順次接続され
る。また、第1電動膨張弁4b・蓄熱熱交換器5間を接
続する配管には、分岐管が設けられ、この分岐管には第
1開閉弁d、第1逆止弁h、第2電動膨張弁4c及び第
2サービスバルブ26が順次接続される。
【0019】前記レシーバタンク7の他方の端7cに
は、第3開閉弁f、第2逆止弁iが順次接続され、二方
弁24・蓄熱熱交換器5間を接続する配管に接続され
る。また、このレシーバタンク7・第3開閉弁f間を接
続する配管には、分岐管が設けられ、この分岐管には第
2開閉弁eが接続され、さらに前記第1逆止弁h・第2
電動膨張弁4c間を接続する配管に接続される。
【0020】前記圧縮機1の冷房時吸込側には、アキュ
ムレータ8、四方弁2及び二方弁24の一端24aが順
次接続される。二方弁24の一端24aには、第1サー
ビスバルブ25が接続される。
【0021】前記室内ユニット14は、室内熱交換器1
3の両端部に配管が接続され、これらの配管がユニット
間配管22に接続される。室内ユニット32には室温を
検出する温度センサ27が設けられ、室内熱交換器13
には熱交換器13の温度を検出するサーミスタEが設け
られている。
【0022】前記制御装置33は、前記温度センサ2
7、サーミスタEに接続され、これらから検出された温
度の信号を入力するとともに、圧縮機1の運転及び停
止、四方弁2の切り替え、室外電動膨張弁4a、第1電
動膨張弁4b、第2電動膨張弁4cの開度、並びに、第
1開閉弁d、第2開閉弁e、第3開閉弁f及び二方弁2
4の開閉をそれぞれ制御する。
【0023】この制御装置33による制御によって、高
負荷暖房運転、通常暖房運転、通常冷房運転、温水蓄熱
運転、温水利用除霜運転、製氷運転及び氷利用冷房運転
が選択して実施される。
【0024】次に、高負荷暖房運転について説明する。
【0025】(a)高負荷暖房運転(図1) 高負荷暖房運転が実施される場合、室外ユニット31に
おいて、運転開始時に第2開閉弁eが開操作され、第1
開閉弁d及び第3開閉弁fが閉操作される。
【0026】圧縮機1から吐出された冷媒は、運転開始
時、図1の破線矢印に示すように、第1サービスバルブ
25、室内ユニット32の室内熱交換器13、第2サー
ビスバルブ26、室外ユニット31の第2電動膨張弁4
c(開度制御)、第2開閉弁e、レシーバタンク7、室
外電動膨張弁4a(開度制御)、室外熱交換器3、四方
弁2を順次通り、アキュムレータ8を経て圧縮機1に戻
り循環する。この室外熱交換器3が蒸発器、室内熱交換
器13が凝縮器としてそれぞれ機能し、室温センサ27
と目標温度との差に基づいて高負荷暖房運転が行われ
る。
【0027】その後、サーミスタEが所定温度(例えば
61℃)以上を検出すると、二方弁24が開操作され
る。圧縮機1から吐出された冷媒は、室内ユニット32
方向と二方弁24方向に分岐される。二方弁24方向に
分岐して流れた冷媒は、蓄熱熱交換器5に流れ込み、高
温の冷媒と蓄熱槽6内の水とが熱交換され、第1電動膨
張弁4b(開度制御)を経てレシーバタンク7へ流入す
る。これにより温水蓄熱が実施され、蓄熱槽6内の水温
が上昇する。なお、第1電動膨張弁4bの開度は、サー
ミスタEの検出温度に応じて制御され、二方弁24方向
に分岐される冷媒量が制御される。
【0028】一方、前記室内ユニット32方向に流れた
冷媒は、室内熱交換器13を経てレシーバタンク7へ流
入する。この室内熱交換器13を経て流入した冷媒と前
記蓄熱熱交換器5を経て流入した冷媒とが合流し、室外
電動膨張弁4a(全開)、室外熱交換器3、四方弁2を
順次通り、アキュムレータ8を経て圧縮機1に戻り循環
する。
【0029】このように、サーミスタEが所定温度(6
1℃)以上を検出すると、二方弁24を開操作し冷媒の
一部を蓄熱熱交換器5へ分岐して流すので、室内熱交換
器13へ流れる冷媒が減少し室内熱交換器13の温度が
所定温度(61℃)付近で一定に保たれる。これにより
高圧カット(保護装置)の作動を防止するとともに、図
2に示すように、室温をほぼ一定に維持し、かつ同時に
温水蓄熱を行うことができる。なお、図2において目標
温度が高い場合には室温が目標温度に達しないこともあ
るが、室温は変動の少ない安定した温度に保たれる。
【0030】次に、通常暖房運転、通常冷房運転、温水
蓄熱運転、温水利用除霜運転、製氷運転及び氷利用冷房
運転について説明する。
【0031】(b)通常暖房運転(図3) 通常暖房運転が実施される場合、室外ユニット31にお
いて、第2開閉弁eが開操作され、第1開閉弁d及び第
3開閉弁fが閉操作される。
【0032】圧縮機1から吐出された冷媒は、図3の破
線矢印に示すように、第1サービスバルブ25、室内ユ
ニット32の室内熱交換器13、第2サービスバルブ2
6、室外ユニット31の第2電動膨張弁4c(開度制
御)、第2開閉弁e、レシーバタンク7、室外電動膨張
弁4a(全開)、室外熱交換器3、四方弁2を順次通
り、アキュムレータ8を経て圧縮機1に戻り循環する。
この室外熱交換器3が蒸発器、室内熱交換器13が凝縮
器としてそれぞれ機能し、通常暖房運転が行われる。
【0033】(c)通常冷房運転(図3) 通常冷房運転が実施される場合、冷媒が通常暖房運転と
同じ経路を逆方向(四方弁を切り替える)に循環する
(図3の実線矢印に示す)。これによって、室外熱交換
器3が凝縮器、室内熱交換器13が蒸発器としてそれぞ
れ機能し、通常冷房運転を行う。
【0034】(d)温水蓄熱運転(図4) 冬の夜間(例えば22時〜8時)等の時間帯に、暖房運
転を停止して室外ユニット31の蓄熱槽6内に温水を作
り、温水蓄熱を実施する。この場合には、第1電動膨張
弁4bが開度制御され、第1開閉弁d、第2開閉弁e、
及び第3開閉弁fが閉操作される。
【0035】圧縮機1から吐出された冷媒は、図4の破
線矢印に示すように、室外ユニット31の四方弁2、二
方弁24を順次通り、蓄熱熱交換器5、第1電動膨張弁
4b(全開)を順次通り、レシーバタンク7、室外電動
膨張弁4a(開度制御)、室外熱交換器3、四方弁2、
アキュームレータ8を経て圧縮機1へ戻り、この経路を
循環する。これによって、室外熱交換器3が蒸発器、蓄
熱熱交換器5が凝縮器として機能し、蓄熱槽6内に温水
を作る。
【0036】(e)温水利用除霜運転(図4) 暖房運転の除霜時に実施される。この場合には、冷媒が
温水蓄熱運転と同じ経路を、逆方向(四方弁を切り替え
る)に循環する。
【0037】圧縮機1から吐出された冷媒は、図4の実
線矢印に示すように、室外ユニット31の四方弁2、室
外熱交換器3、室外電動膨張弁4a(全開)、レシーバ
タンク7、蓄熱ユニット12の第1電動膨張弁4b(開
度制御)、蓄熱熱交換器5を順次通り、二方弁24及び
アキュムレータ8を経て圧縮機1へ戻り、この経路を循
環する。これによって、室外熱交換器3が凝縮器、蓄熱
熱交換器5が蒸発器としてそれぞれ機能し、室外熱交換
器3の除霜が行われる。なお、この除霜運転時には高圧
側の冷媒圧力を上げるため、室外熱交換器3に送風する
室外送風機(図示せず)は停止している。
【0038】(f)製氷運転(図4) 夏の夜間(例えば22時〜8時)等の時間帯に冷房運転
を停止して室外ユニット31の蓄熱槽6内に製氷し、氷
蓄熱を実施する。この場合には、冷媒が温水蓄熱運転と
同じ経路を、逆方向(四方弁を切り替える)に循環す
る。
【0039】圧縮機1から吐出された冷媒は、図4の実
線矢印に示すように、室外ユニット31の四方弁2、室
外熱交換器3、室外電動膨張弁4a(全開)、レシーバ
タンク7を順次通り、第1電動膨張弁4b(開度制
御)、蓄熱熱交換器5を順次通り、二方弁24及びアキ
ュムレータ8を経て圧縮機1へ戻り、この経路を循環す
る。これによって、室外熱交換器3が凝縮器、蓄熱熱交
換器5が蒸発器として機能し、蓄熱槽6内に氷を作る。
【0040】(g)氷利用冷房運転(図5) 夏の昼間等に、蓄熱槽6内の氷を利用して氷利用冷房運
転を実施する。この場合には、室外ユニット31におい
て、第1開閉弁d及び第3開閉弁fが開操作され、第2
開閉弁eが閉操作される。
【0041】圧縮機1から吐出された冷媒は、図5の実
線矢印に示すように、室外ユニット31の四方弁2、室
外熱交換器3、室外電動膨張弁4a(全開)、レシーバ
タンク7を順次通り、レシーバタンク7から分岐され
る。そして、一方が蓄熱ユニット12の第1電動膨張弁
4b(開度制御)を通り、他方が第3開閉弁f、第2逆
止弁i、蓄熱熱交換器5を順次通って合流し、第1開閉
弁d、第1逆止弁h、第2電動膨張弁4c(開度制
御)、第2サービスバルブ26を順次通り、室内ユニッ
ト32の室内熱交換器13及び第1サービスバルブ2
5、室外ユニット31の四方弁2、アキュムレータ8を
経て圧縮機1に戻り、この経路を循環する。これによっ
て、室外熱交換器3が凝縮器、蓄熱熱交換器5が冷却
器、室内熱交換器13が蒸発器としてそれぞれ機能す
る。
【0042】従って、室外ユニット31の蓄熱槽6内に
氷として蓄熱された冷熱により、冷媒を、蓄熱熱交換器
5内で過冷却してから室内熱交換器13へ供給するの
で、冷房運転の効率が向上し、消費電力が通常の冷房運
転に比べて低減される。
【0043】以上、本発明を前記実施の形態に基づいて
説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0044】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の蓄熱式空
気調和装置は、高負荷暖房運転を実施する場合、室内熱
交換器の温度を検出し、この検出温度が所定温度以上に
なったときには、冷媒を蓄熱熱交換器に分岐して流し、
室内熱交換器に流れる冷媒量を調節するので、室内熱交
換器の温度を限度付近でほぼ一定にすることができ、高
負荷暖房運転における室温を安定して維持することがで
きる。
【0045】また、冷媒の流れを継続しつつ室内熱交換
器の温度調節を行うので、圧縮機のオンオフの回数が減
少し圧縮機の寿命を延ばすことができる。
【0046】また、冷媒を蓄熱熱交換器に分岐して流す
ことにより、高負荷暖房運転と温水蓄熱運転とを同時に
実施することができ、蓄熱された温水は、除霜運転(温
水利用除霜運転)時の熱源として有効に利用される。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における蓄熱式空気調和装
置の冷媒回路図であり、高負荷暖房運転時の冷媒の流れ
を示す。
【図2】図1の高負荷暖房時の室温変化を示す図であ
る。
【図3】図1の冷媒回路図における通常暖房時及び通常
冷房時の冷媒の流れを示す。
【図4】図1の冷媒回路図における温水蓄熱運転、温水
利用除霜運転及び氷蓄熱運転の冷媒の流れを示す。
【図5】図1の冷媒回路における氷利用冷房運転時の冷
媒の流れを示す。
【図6】従来の蓄熱式空気調和装置の冷媒回路図であ
る。
【図7】従来の蓄熱式空気調和装置における高負荷暖房
時の室温変化を示す図である。
【符号の説明】
1 圧縮機 3 室外熱交換器 4b 第1電動膨張弁(冷媒量調節弁) 5 蓄熱熱交換器 6 蓄熱槽 13 室内熱交換器 22 ユニット間配管 24 二方弁(分岐開閉弁) 30 蓄熱式空気調和装置 31 室外ユニット 32 室内ユニット 33 制御装置 E サーミスタ(温度センサ)
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成14年5月24日(2002.5.2
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0028
【補正方法】変更
【補正内容】
【0028】一方、前記室内ユニット32方向に流れた
冷媒は、室内熱交換器13を経てレシーバタンク7へ流
入する。この室内熱交換器13を経て流入した冷媒と前
記蓄熱熱交換器5を経て流入した冷媒とが合流し、室外
電動膨張弁4a(開度制御)、室外熱交換器3、四方弁
2を順次通り、アキュムレータ8を経て圧縮機1に戻り
循環する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0032
【補正方法】変更
【補正内容】
【0032】圧縮機1から吐出された冷媒は、図3の破
線矢印に示すように、第1サービスバルブ25、室内ユ
ニット32の室内熱交換器13、第2サービスバルブ2
6、室外ユニット31の第2電動膨張弁4c(開度制
御)、第2開閉弁e、レシーバタンク7、室外電動膨張
弁4a(開度制御)、室外熱交換器3、四方弁2を順次
通り、アキュムレータ8を経て圧縮機1に戻り循環す
る。この室外熱交換器3が蒸発器、室内熱交換器13が
凝縮器としてそれぞれ機能し、通常暖房運転が行われ
る。
【手続補正3】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0035
【補正方法】変更
【補正内容】
【0035】圧縮機1から吐出された冷媒は、図4の破
線矢印に示すように、室外ユニット31の四方弁2、二
方弁24を順次通り、蓄熱熱交換器5、第1電動膨張弁
4b(開度制御)を順次通り、レシーバタンク7、室外
電動膨張弁4a(開度制御)、室外熱交換器3、四方弁
2、アキュームレータ8を経て圧縮機1へ戻り、この経
路を循環する。これによって、室外熱交換器3が蒸発
器、蓄熱熱交換器5が凝縮器として機能し、蓄熱槽6内
に温水を作る。
フロントページの続き Fターム(参考) 3L092 TA04 TA06 UA01 UA34 WA04 WA08 WA11 WA18 WA25 XA07 YA12 YA16

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、室外熱交換器、蓄熱槽及びこの
    蓄熱槽に水没して設けられる蓄熱熱交換器を備えた室外
    ユニットと、室内熱交換器を備えた室内ユニットとを有
    し、これらユニットをユニット間配管でつないで温水蓄
    熱運転及び通常暖房運転を可能にした蓄熱式空気調和装
    置において、 前記室内熱交換器と前記蓄熱熱交換器とを並設し、高負
    荷暖房運転を行う場合に、冷媒を室内熱交換器と蓄熱熱
    交換器とにそれぞれ並流することを特徴とする蓄熱式空
    気調和装置。
  2. 【請求項2】 前記室内熱交換器に温度センサを設け、
    この温度センサが所定温度を検出したとき前記室内熱交
    換器に流れる冷媒の一部を前記蓄熱熱交換器に分岐して
    流すための分岐開閉弁を設けたことを特徴とする請求項
    1に記載の蓄熱式空気調和装置。
  3. 【請求項3】 前記蓄熱熱交換器を備えた冷媒回路に冷
    媒量調節弁を設け、この冷媒量調節弁により蓄熱熱交換
    器への冷媒量を調節して前記室内熱交換器の温度を一定
    に維持するように制御することを特徴とする請求項1ま
    たは2に記載の蓄熱式空気調和装置。
  4. 【請求項4】 前記蓄熱式空気調和装置は、温水利用除
    霜運転を可能にすることを特徴とする請求項1〜3のい
    ずれかに記載の蓄熱式空気調和装置。
  5. 【請求項5】 前記蓄熱式空気調和装置は、製氷運転及
    び氷利用冷房運転を可能にすることを特徴とする請求項
    1〜4のいずれかに記載の蓄熱式空気調和装置。
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