JP2003202135A - 蓄熱式空気調和装置 - Google Patents

蓄熱式空気調和装置

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JP2003202135A
JP2003202135A JP2002003467A JP2002003467A JP2003202135A JP 2003202135 A JP2003202135 A JP 2003202135A JP 2002003467 A JP2002003467 A JP 2002003467A JP 2002003467 A JP2002003467 A JP 2002003467A JP 2003202135 A JP2003202135 A JP 2003202135A
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ice making
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heat exchanger
making
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Masashi Takazawa
正志 高澤
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Sanyo Electric Air Conditioning Co Ltd
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Sanyo Electric Co Ltd
Sanyo Electric Air Conditioning Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 蓄熱槽とこの蓄熱槽に水没して設けられる製
氷用熱交換器を有し製氷運転を可能にした蓄熱式空気調
和装置において、製氷能力の効率の向上を図る。 【解決手段】 圧縮機1、室外熱交換器3、蓄熱槽6及
びこの蓄熱槽6に水没して設けられる製氷用熱交換器1
5を備えた室外ユニット21と、室内熱交換器13を備
えた室内ユニット14とを有し、これらユニットをユニ
ット間配管22でつないで製氷運転及び氷利用冷房運転
を可能にした蓄熱式空気調和装置20において、前記製
氷用熱交換器15は複数系統の第1及び第2製氷コイル
15a、15bを並列に配設し、第1製氷コイル15a
に開閉弁j、第2製氷コイル15bに開閉弁mを設け
た。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓄熱槽を有し、こ
の蓄熱槽に氷を蓄熱して冷房運転の際に利用する蓄熱式
空気調和装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、蓄熱式空気調和装置は、例えば図
6に示すように、圧縮機1、四方弁2、室外熱交換器
3、電動膨張弁4a、4b、4c、蓄熱槽6、この蓄熱
槽6に水没状態で配設される製氷用熱交換器(蛇行して
形成した冷媒管)5、レシーバタンク7及びアキューム
レータ8等を備えた室外ユニット9と、室内熱交換器1
3を備えた室内ユニット14とを有し、これらユニット
をユニット間配管でつないで蓄熱槽6内に製氷する製氷
運転、この氷を利用して冷房する氷凝縮冷房運転を実施
可能とするものが知られている。製氷運転及び氷凝縮冷
房運転は、主に夏期に実施される。
【0003】前記製氷運転は、図6の実線矢印に示すよ
うに、圧縮機1から吐出された冷媒が、四方弁2、室外
熱交換器3、電動膨張弁4a(全開)、レシーバタンク
7、電動膨張弁4b(開度制御)、製氷用熱交換器5を
順次通り、二方弁24及びアキュムレータ8を経て圧縮
機1へ戻り、この経路を循環する。これによって、室外
熱交換器3が凝縮器、製氷用熱交換器5が蒸発器として
機能し、蓄熱槽6内の水温が冷却され製氷用熱交換器5
の表面に氷が成長して蓄熱槽6内に氷を作る。そして、
蓄熱槽6内に所定量の氷が生成されると製氷運転は終了
する。
【0004】ところで、製氷運転において、製氷用熱交
換器5の周りに氷が成長するにしたがい、製氷用熱交換
器5内の冷媒と製氷用熱交換器5表面との温度差が小さ
くなる。このため、製氷用熱交換器5内の冷媒が蒸発し
にくくなり、製氷用熱交換器5の冷媒に液分が多くな
る。この液分量が多くなり過ぎると循環経路に支障をき
たすので、これを避けるために、冷媒の循環量が調節さ
れる。製氷用熱交換器5の両端部(冷媒の出入口)の温
度を検出し、これらの温度差が大きいときには循環量を
増やすように電動膨張弁4bの開度を大きくし、温度差
が小さいときには循環量を少なくするように開度を小さ
くする。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
たように、製氷用熱交換器5の周りに氷が成長するにし
たがい製氷用熱交換器5内の冷媒が蒸発しにくくなり製
氷能力が低下していくので、製氷運転は開始から終了す
るにしたがい効率が悪くなる。このため、製氷運転の効
率の改善が要望されていた。
【0006】本発明は、上述した事情に鑑みて成された
ものであり、蓄熱槽とこの蓄熱槽に水没して設けられる
製氷用熱交換器を有し製氷運転を可能にした蓄熱式空気
調和装置において、製氷能力の効率の向上を図ることを
目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に、請求項1に記載の発明は、圧縮機、室外熱交換器、
蓄熱槽及びこの蓄熱槽に水没して設けられる製氷用熱交
換器を備えた室外ユニットと、室内熱交換器を備えた室
内ユニットとを有し、これらユニットをユニット間配管
でつないで製氷運転及び氷利用冷房運転を可能にした蓄
熱式空気調和装置において、前記製氷用熱交換器は並列
に配設された複数系統の製氷コイルから構成され、これ
ら製氷コイルにそれぞれ開閉弁を設けたことを特徴とす
る。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の蓄熱式空気調和装置において、前記複数系統の製氷コ
イルは、製氷運転時に順次製氷が行われるように制御さ
れることを特徴とする。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の蓄熱式空気調和装置において、前記複数系統
の製氷コイルは、氷利用冷房運転時に順次解氷が行われ
るように制御されることを特徴とする。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の
いずれかに記載の蓄熱式空気調和装置において、前記複
数系統の製氷コイルは、氷利用冷房運転時に冷房負荷が
高いとき同時に、解氷が行われるように制御されること
を特徴とする。
【0011】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれかに記載の蓄熱式空気調和装置において、前記複
数系統の製氷コイルは、それぞれ蓄熱槽の左右に配列さ
れ設けられることを特徴とする。
【0012】請求項6に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれかに記載の蓄熱式空気調和装置において、前記複
数系統の製氷コイルは、それぞれ蓄熱槽の上下に配列さ
れ設けられることを特徴とする。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の一実施形態を図面
に基づいて説明する。
【0014】図1は本発明の一実施形態における蓄熱式
空気調和装置の冷媒回路図であり、製氷運転時の冷媒の
流れを示し、図2は製氷運転時の図1と別の冷媒の流れ
を示す冷媒回路図、図3は製氷コイルを切り替えたとき
の製氷能力の変化を示す図、図4は氷利用冷房運転時の
冷媒の流れを示す冷媒回路図、図5は通常冷房運転時の
冷媒の流れを示す冷媒回路図である。なお、図6と同一
の構成要素には同一の符号を付して説明する。
【0015】図1において、蓄熱式空気調和装置(以下
単に空気調和装置という)20は、室外ユニット21と
室内ユニット14がユニット間配管22により連結され
て構成され、これら室外ユニット21と室内ユニット1
4を制御する制御装置23を備えている。
【0016】前記室外ユニット21は、圧縮機1、四方
弁2、室外熱交換器3、電動膨張弁4a、4b、4c、
蓄熱槽6に水没状態で配設される製氷用熱交換器15、
レシーバタンク7、開閉弁d、e、f、逆止弁h、i、
二方弁24及びアキュームレータ8及び前記ユニット間
配管22を接続する第1、第2サービスバルブ25、2
6を備え、これらの部品が配管を介して接続されてい
る。
【0017】前記圧縮機1の冷房時吐出側には、四方弁
2、室外熱交換器3、室外膨張弁4a及びレシーバタン
ク7の一端7aが順次接続される。レシーバタンク7の
他端は、2方向に分岐され、分岐されたレシーバタンク
7の一方の端7bには、第1蓄熱膨張弁4b、製氷用熱
交換器15及び二方弁24の一端24bが順次接続され
る。また、第1蓄熱膨張弁4b・製氷用熱交換器15間
を接続する配管には、分岐管が設けられ、この分岐管に
は、第1開閉弁d、第1逆止弁h、第2蓄熱膨張弁4c
及び第2サービスバルブ26が順次接続される。
【0018】前記分岐されたレシーバタンク7の他方の
端7cには、第3開閉弁f、第2逆止弁i及び二方弁2
4の一端24bが順次接続される。また、レシーバタン
ク7・第3開閉弁f間を接続する配管には、分岐管が設
けられ、この分岐管には、第2開閉弁eが接続され、さ
らに前記第1逆止弁h・第2蓄熱膨張弁4c間を接続す
る配管に接続される。
【0019】前記圧縮機1の冷房時吸込側には、アキュ
ムレータ8、四方弁2及び二方弁24の一端24aに順
次接続される。二方弁24の一端側24aには、第1サ
ービスバルブ25が接続される。
【0020】前記製氷用熱交換器15は、電磁開閉弁j
を有する第1製氷コイル15aと電磁開閉弁mを有する
第2製氷コイル15bとの2系統で構成され、それぞれ
の製氷コイル15a、15bが蓄熱槽6の左右に配設さ
れている。製氷用熱交換器15の両端部の冷媒管には冷
媒の温度を検出するサーミスタ31、32が設けられ、
第2蓄熱膨張弁4cに近接する冷媒管には第2蓄熱膨張
弁4cを流れる冷媒の温度を検出するサーミスタ33が
設けられ、各サーミスタ31、32、33が前記制御装
置23に接続されている。
【0021】なお、第1製氷コイル15a(第2製氷コ
イル15bも同様)は、1本の冷媒管で示されている
が、実際には、蛇行して形成された複数本の冷媒管にデ
ィストリビュータとヘッダ(図示せず)とを付設して設
けたものである。
【0022】前記室内ユニット14は、室内熱交換器1
3の両端部に配管が接続され、これらの配管がユニット
間配管22に接続される。
【0023】前記制御装置23は、圧縮機1の運転及び
停止、四方弁2の切り替え、室外膨張弁4a、第1蓄熱
膨張弁4b、第2蓄熱膨張弁4cの開度、並びに、第1
開閉弁d、第2開閉弁e、第3開閉弁fの開閉をそれぞ
れ制御する。この制御装置23による制御によって、製
氷運転、氷利用冷房運転、通常冷房運転が選択して実施
される。
【0024】次に、製氷運転、氷利用冷房運転及び通常
冷房運転について説明する。
【0025】(a)製氷運転(図1、図2) 夏の夜間(例えば22時〜8時)等の時間帯に通常冷房
運転を停止して室外ユニット21の蓄熱槽6内に製氷
し、氷蓄熱を実施する。この場合には、室外ユニット2
1において、第1蓄熱膨張弁4bが開度制御され、第1
開閉弁d、第2開閉弁e、及び第3開閉弁fが閉操作さ
れ、電磁開閉弁jが開操作され、電磁開閉弁mが開操作
される。圧縮機1から吐出された冷媒は、図1の実線矢
印に示すように、室外ユニット21の四方弁2、室外熱
交換器3、室外熱膨張弁4a(全開)、レシーバタンク
7を順次通り、第1蓄熱膨張弁4b(開度制御)、製氷
用熱交換器15の第1製氷コイル15a、二方弁24及
びアキュムレータ8を経て圧縮機1へ戻り、この経路を
循環する。これによって、室外熱交換器3が凝縮器、第
1製氷コイル15aが蒸発器として機能する。
【0026】このとき、第1製氷コイル15aにおい
て、コイル15aの表面の水が冷却され氷ができる。氷
の成長がすすむにしたがい第1製氷コイル15aの表面
を氷が覆うので、第1製氷コイル15a内の冷媒とコイ
ル15a表面との温度差が小さくなり、第1製氷コイル
15a内の冷媒が蒸発しにくくなる。そして、サーミス
タ31、32の検出温度T1、T2が、例えば−5℃以
下(T1≦−5℃、かつT2≦−5℃)になると、電磁
開閉弁jが閉操作され、電磁開閉弁mが開操作される。
冷媒が、図2の実線矢印に示すように流れ、第1製氷コ
イル15aの製氷が中止され、第2製氷コイル15bの
製氷が開始される。
【0027】このように、本発明の製氷用熱交換器15
は、2系統の第1製氷コイル15a、15bを有し初め
に第1製氷コイル15aで製氷し氷の成長がすすむに従
って製氷能力が低下すると、第2製氷コイル15bに切
り替えて製氷するようにしているので、第1及び第2製
氷コイル15a、15bは、図3に示すように、製氷能
力の高い状態で使用され効率の良い製氷運転を行うこと
ができる。
【0028】(b)氷利用冷房運転(図4) 夏の昼間等に、蓄熱槽6内の氷を利用して氷利用冷房運
転を実施する。この場合には、室外ユニット21におい
て、第1開閉弁d及び第3開閉弁fが開操作され、第2
開閉弁eが閉操作され、電磁開閉弁jが開操作され、電
磁開閉弁mが閉操作される。
【0029】圧縮機1から吐出された冷媒は、図4の実
線矢印に示すように、室外ユニット21の四方弁2、室
外熱交換器3、室外膨張弁4a(全開)、レシーバタン
ク7を順次通り、レシーバタンク7から分岐される。そ
して、一方の冷媒が第1蓄熱膨張弁4b(開度制御)を
通りA地点(第1蓄熱膨張弁4bと製氷用熱交換器15
間の分岐管)に流れる。他方の冷媒は、第3開閉弁f、
第2逆止弁i、第1製氷コイル15aを順次通り、第1
製氷コイル15a内で、蓄熱槽6内に氷として蓄熱され
た冷熱により、過冷却されA地点に流れる。A地点で冷
媒が合流し、第1開閉弁d、第1逆止弁h、第2蓄熱膨
張弁4c(開度制御)、第2サービスバルブ26を順次
通り、室内ユニット14の室内熱交換器13及び第1サ
ービスバルブ25、室外ユニット21の四方弁2、アキ
ュムレータ8を経て圧縮機1に戻り、この経路を循環す
る。これによって、室外熱交換器3が凝縮器、製氷用熱
交換器15が冷却器、室内熱交換器13が蒸発器として
それぞれ機能し氷利用冷房運転が実施される。
【0030】そして、氷利用冷房運転が継続されると、
第1製氷コイル15aの表面に形成された氷が解けて水
が覆うようになる。第1製氷コイル15aの温度と周り
の水温との温度差が小さくなり、第1製氷コイル15a
内の冷媒が熱交換しにくくなるので、冷却能力が低下す
る。冷却能力が低下すると、室内ユニット14へ流れる
液冷媒の温度が高くなる。これをサーミスタ33で検知
し、例えばサーミスタ33の検出温度T3が20℃以上
(T3≧20℃)なると、電磁開閉弁jが閉操作され、
電磁開閉弁mが開操作される。第1製氷コイル15aを
流れる冷媒が遮断され、第2製氷コイル15bに流れ、
第2製氷コイル15bの周りの氷が利用され氷利用冷房
運転が実施される。
【0031】このように、本発明の製氷用熱交換器15
は、2系統の第1及び第2製氷コイル15a、15bを
有し、初めに第1製氷コイル15aで氷利用冷房運転を
行い、冷却能力が低下すると、第2製氷コイル15bに
切り替えて氷利用冷房運転を行うようにしているので、
各第1及び第2製氷コイル15a、15bが冷却能力の
高い状態で使用され効率の良い氷利用冷房運転を行うこ
とができる。
【0032】なお、本実施形態では複数の製氷コイル1
5a、15bを切り替えて順次解氷が行われるようにし
ているが、冷房負荷が高いときには、電磁開閉弁j、m
を両方とも開操作して第1及び第2製氷コイル15a、
15bを同時に利用する制御を行っても良い。これによ
り大きな冷房能力を発揮することができ、大きな負荷変
動に対応した氷利用の冷房運転をすることができる。
【0033】(c)通常冷房運転(図5) 通常冷房運転を実施する場合には、室外ユニット21に
おいて、第2開閉弁eが開操作され、第1開閉弁d及び
第3開閉弁fが閉操作される。
【0034】圧縮機1から吐出された冷媒は、図5の実
線矢印に示すように、四方弁2、室外熱交換器3、室外
膨張弁4a(全開)、レシーバタンク7、第2開閉弁
e、第2蓄熱膨張弁4c(開度制御)、第2サービスバ
ルブ26を順次通り、室内熱交換器13、第1サービス
バルブ25、四方弁2、及びアキュムレータ8を経て圧
縮機1に戻り、この経路を循環する。これによって、室
外熱交換器3が凝縮器、室内熱交換器13が蒸発器とし
てそれぞれ機能し、通常冷房運転を行う。
【0035】以上、本発明を前記実施の形態に基づいて
説明したが、本発明はこれに限定されるものではない。
【0036】本実施形態では、製氷用熱交換器15は、
2系統の第1及び第2製氷コイル15a、15bを有し
て構成されているが、3系統以上の製氷コイルで構成し
ても良い。
【0037】また、本実施形態では、2系統の第1及び
第2製氷コイル15a、15bを蓄熱槽6内で左右に並
列に配置して設けているが、それぞれの第1及び第2製
氷コイル15a、15bを上と下とに配置して設けても
良い。
【0038】また、本実施形態では、製氷運転、氷利用
冷房運転及び通常冷房運転が実施可能であるが、製氷用
熱交換器を温水生成用の熱交換器として使用することに
より温水蓄熱運転、温水利用除霜運転及び通常暖房運転
も実施可能である。
【0039】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の蓄熱式空
気調和装置は、蓄熱槽に水没して設けられる製氷用熱交
換器を備え、この製氷用熱交換器は、並列に配設された
複数系統の製氷コイルを有しており、製氷運転時にこれ
ら製氷コイルを順次切り替えることにより各製氷コイル
が製氷能力の高い状態で使用され、効率の良い製氷運転
を行うことができる。
【0040】また、同様に、氷利用冷房運転時に複数系
統の製氷コイルを順次切り替えることにより各製氷コイ
ルが冷却能力の高い状態で使用され、効率の良い氷利用
冷房運転を行うことができる。
【0041】また、氷利用冷房運転時に複数系統の製氷
コイルを同時に利用することにより大きな冷却能力を発
揮し、大きな負荷変動に対応した氷利用冷房運転を行う
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施形態における蓄熱式空気調和装
置の冷媒回路図であり、製氷運転時の冷媒の流れを示
す。
【図2】図1の冷媒回路図において、製氷運転時の図1
と別の冷媒の流れを示す。
【図3】製氷コイルを切り替えたときの製氷能力の変化
を示す図である。
【図4】図1の冷媒回路図において、氷利用冷房運転時
の冷媒の流れを示す。
【図5】図1の冷媒回路図において、通常冷房運転時の
冷媒の流れを示す。
【図6】従来の蓄熱式空気調和装置の冷媒回路図であ
り、製氷運転時の冷媒の流れを示す。
【符号の説明】
1 圧縮機 3 室外熱交換器 6 蓄熱槽 13 室内熱交換器 14 室内ユニット 15 製氷用熱交換器 15a 第1製氷コイル 15b 第2製氷コイル 20 蓄熱式空気調和装置 21 室外ユニット 22 ユニット間配管 j 第1製氷コイル用の開閉弁 m 第2製氷コイル用の開閉弁
【手続補正書】
【提出日】平成14年5月24日(2002.5.2
4)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0025
【補正方法】変更
【補正内容】
【0025】(a)製氷運転(図1、図2) 夏の夜間(例えば22時〜8時)等の時間帯に通常冷房
運転を停止して室外ユニット21の蓄熱槽6内に製氷
し、氷蓄熱を実施する。この場合には、室外ユニット2
1において、第1蓄熱膨張弁4bが開度制御され、第1
開閉弁d、第2開閉弁e、及び第3開閉弁fが閉操作さ
れ、電磁開閉弁jが開操作され、電磁開閉弁mが操作
される。圧縮機1から吐出された冷媒は、図1の実線矢
印に示すように、室外ユニット21の四方弁2、室外熱
交換器3、室外熱膨張弁4a(全開)、レシーバタンク
7を順次通り、第1蓄熱膨張弁4b(開度制御)、製氷
用熱交換器15の第1製氷コイル15a、二方弁24及
びアキュムレータ8を経て圧縮機1へ戻り、この経路を
循環する。これによって、室外熱交換器3が凝縮器、第
1製氷コイル15aが蒸発器として機能する。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機、室外熱交換器、蓄熱槽及びこの
    蓄熱槽に水没して設けられる製氷用熱交換器を備えた室
    外ユニットと、室内熱交換器を備えた室内ユニットとを
    有し、これらユニットをユニット間配管でつないで製氷
    運転及び氷利用冷房運転を可能にした蓄熱式空気調和装
    置において、 前記製氷用熱交換器は並列に配設された複数系統の製氷
    コイルから構成され、これら製氷コイルにそれぞれ開閉
    弁を設けたことを特徴とする蓄熱式空気調和装置。
  2. 【請求項2】 前記複数系統の製氷コイルは、製氷運転
    時に順次製氷が行われるように制御されることを特徴と
    する請求項1に記載の蓄熱式空気調和装置。
  3. 【請求項3】 前記複数系統の製氷コイルは、氷利用冷
    房運転時に順次解氷が行われるように制御されることを
    特徴とする請求項1または2に記載の蓄熱式空気調和装
    置。
  4. 【請求項4】 前記複数系統の製氷コイルは、氷利用冷
    房運転時に冷房負荷が高いとき、同時に解氷が行われる
    ように制御されることを特徴とする請求項1〜3のいず
    れかに記載の蓄熱式空気調和装置。
  5. 【請求項5】 前記複数系統の製氷コイルは、それぞれ
    蓄熱槽の左右に配列され設けられることを特徴とする請
    求項1〜4のいずれかに記載の蓄熱式空気調和装置。
  6. 【請求項6】 前記複数系統の製氷コイルは、それぞれ
    蓄熱槽の上下に配列され設けられることを特徴とする請
    求項1〜4のいずれかに記載の蓄熱式空気調和装置。
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