JP2003201547A - 深絞り性、耐二次加工脆性および耐食性に優れるフェライト系ステンレス鋼板及びその製造方法 - Google Patents
深絞り性、耐二次加工脆性および耐食性に優れるフェライト系ステンレス鋼板及びその製造方法Info
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Abstract
性や耐食性にも優れるフェライト系ステンレス鋼板とそ
の製造方法を提案する。 【解決手段】C:0.01mass%以下、Si:1.0mass%以
下、Mn:1.5mass%以下、Cr:11〜23mass%、P:0.06m
ass%以下、S:0.03mass%以下、Al:1.0mass%以下、
N:0.04mass%以下、B:0.0005〜0.01mass%、V:0.
3mass%以下、Nb:0.8mass%以下および/またはTi:1.
0mass%以下、18≦Nb/(C+N)+2(Ti/(C+N))≦60
を含み、残部がFe及び不可避的不純物からなるフェライ
ト系ステンレス鋼板の最終冷延板の平均結晶粒径を40μ
m以下、表面粗さRaを0.3μm以下とする。
Description
強度部材等に用いられる、深絞り性と耐二次加工脆性に
優れるほか、塗装後の耐食性にも優れるフェライト系ス
テンレス冷延鋼板とその製造方法に関するものである。
される強加工部材には、一般に、440MPaクラスの普通鋼
の高張力鋼板が使用されている。そして、耐食性を改善
するため、上記鋼板にめっき等の表面処理を施したり、
あるいは成形加工後の製品に、塗装処理を施したりして
いる。しかし、実車に組み込んだ場合、めっき鋼板を使
用したときには、加工後、めっき剥離を起こした部分か
ら錆が発生するという問題があり、また、加工後、塗装
処理したときには、複雑な加工形状では均一な塗装皮膜
を得ることが難しいため、塗膜の薄い部分から錆が発生
するという問題があった。
部分から発生する錆を防ぐためには、耐食性に優れるス
テンレス鋼板を使用することが有効である。しかし、S
US304に代表されるオーステナイト系ステンレス鋼
板を使用すると、高価なニッケルを多量に含むために素
材費が高くなり、従来用いられていた普通鋼板の表面処
理材や塗装材より割高となる。一方、ニッケルを含まな
いフェライト系ステンレス鋼板は、比較的安価である
が、プレス成形性等の加工性が悪いという問題があっ
た。そのため、フェライト系ステンレス鋼板を普通鋼板
の代替材として使用するためには、加工性の改善が不可
欠であった。
体的には、伸びや、r値で代表される深絞り性など)を
改善するためには、一般に、冷間圧延後の仕上焼鈍温度
を上げて、r値向上に有効な{111}再結晶集合組織
の発達を促すことが行われている。また、最近の高純度
化技術の進歩に伴い、特許文献1には、鋼中の炭素、窒
素を100ppm以下まで低減し、さらに残留した炭素、窒素
を、Ti,Nbなどの炭窒化物形成元素を添加して無害化す
ることにより、延性−r値バランスを改善する技術が開
示されている。さらに、特許文献2には、極低炭窒素化
して、TiやNb等の炭窒化物形成元素を添加した後、さら
にBを添加することによって、より延性−r値バランス
に優れたフェライト系ステンレス鋼板を製造する技術が
開示されている。
ェライト系ステンレス鋼板のr値は、高々1.8程度であ
り、自動車の外板や強度部材のような、複雑な形状の成
形加工に適用するためには、さらに深絞り性が高く、r
値が2.0以上の特性を有することが必要である。
ンレス鋼板の加工性は、固溶C,Nの低減およびTi,Nb
およびBの添加等によって改善される。しかし、フェラ
イト系ステンレス鋼板を、例えば、燃料タンク等の超深
絞りを受ける部材に加工した場合、高い加工歪が加わっ
た部分に飛び石が当たったり、衝突による外力が加わっ
たりすると脆性破壊(いわゆる「二次加工脆性」)を起
こすことがある。この脆性破壊は、低温であるほど発生
し易いため、特に、北米やアラスカ等の寒冷地で使用さ
れる自動車では、−60℃における「耐二次加工脆性」に
優れることが求められている。
ト系ステンレス鋼板の深絞り性を高めるために、冷延後
の焼鈍温度を上げて、延性とr値を向上させているが、
高温焼鈍は、冷延焼鈍板の結晶粒の粗大化を引き起こ
し、加工後の肌荒れの原因となったり、耐二次加工脆性
の低下を招いたりする。また、先述した特許文献2は、
Bを添加する技術を開示しているが、二次加工脆性につ
いては全く検討していない。従って、この技術では、r
値が2.0以上の深絞り性と寒冷地における耐二次加工脆
性を両立させることはできない。
動車用の部材に適用した場合、鋼板自体は優れた耐食性
を有するとはいえ、融雪に用いられる塩類や海岸地方の
塩害によって、耐食性が劣化する。このような耐食性が
問題となる部位に用いる部材には、軽塗装を施して耐食
性を補うことができれば、フェライト系ステンレス鋼板
の適用範囲を大きく広げることができる。そのために
は、錆の起点となる塗装皮膜の剥離を抑制する特性であ
る塗膜の密着性に優れるとともに、塗装後の耐錆性、耐
穴あき性等の耐食性に優れるフェライト系ステンレス鋼
板の開発が望まれている。しかし、上記特許文献2の技
術は、塗装後の耐食性については全く考慮していない。
従来の技術では、r値が2.0以上の深絞り性と−60℃に
おける耐二次加工脆性に優れ、かつ、塗装後の耐食性に
も優れるフェライト系ステンレス鋼板を製造することは
不可能であった。
加工脆性を備え、かつ塗膜密着性および塗装後の耐食性
にも優れるフェライト系ステンレス鋼板とその有利な製
造方法を提案することにある。
達成するために、極低炭窒素のフェライト系ステンレス
鋼板をベースとし、成分組成、製造条件ならびに鋼板特
性について鋭意研究を行った。その結果、Nbおよび/ま
たはTiならびにB,Vを適正量添加することに加え、仕
上焼鈍し、酸洗した後あるいはさらにスキンパス圧延し
た後の鋼板の平均結晶粒径を40μm以下かつ表面粗さRa
を0.30μm以下とすれば、深絞り性と耐二次加工脆性と
を両立できるとともに、塗膜密着性と塗装後の耐食性に
も優れるフェライト系ステンレス鋼板が得られることを
見出し、本発明を開発した。
発明は、C:0.01mass%以下、Si:1.0mass%以下、M
n:1.5mass%以下、Cr:11〜23mass%、P:0.06mass%
以下、S:0.03mass%以下、Al:1.0mass%以下、N:
0.04mass%以下、B:0.0005〜0.01mass%、V:0.3mas
s%以下、Nb:0.8mass%以下および/またはTi:1.0mas
s%以下、 18≦Nb/(C+N)+2(Ti/(C+N))≦60 を含み、残部がFe及び不可避的不純物からなり、鋼板の
平均結晶粒径が40μm以下、表面粗さRaが0.3μm以下で
あることを特徴とする耐二次加工脆性、深絞り性および
耐食性に優れるフェライト系ステンレス鋼板である。
らに、Cu:0.1〜1.0mass%、Co:0.05〜0.2mass%、N
i:0.1〜2.0mass%の中から選ばれる1種または2種以
上を0.05<(0.55×Cu+0.85×Co+Ni)<0.30を満たして
含有し、および/またはCaを0.0007〜0.0030mass%含有
することが好ましい。
以上の樹脂皮膜を有することが好ましく、また、上記樹
脂皮膜は、ウレタン樹脂あるいはエポキシ樹脂であるこ
とが好ましい。
Si:1.0mass%以下、Mn:1.5mass%以下、Cr:11〜23ma
ss%、P:0.06mass%以下、S:0.03mass%以下、Al:
1.0mass%以下、N:0.04mass%以下、B:0.0005〜0.0
1mass%、V:0.3mass%以下、Nb:0.8mass%以下およ
び/またはTi:1.0mass%以下、 18≦Nb/(C+N)+2(Ti/(C+N))≦60 を含み、残部がFe及び不可避的不純物からなる鋼スラブ
を、熱間圧延し、熱延板焼鈍を行った後、1回または中
間焼鈍を挟む2回以上の冷間圧延を行い、仕上焼鈍し、
酸洗し、あるいはさらにスキンパス圧延するフェライト
系ステンレス鋼板の製造方法において、仕上焼鈍温度を
800〜1000℃で行い、冷間圧延、酸洗またはスキンパス
圧延において表面粗さを調整することにより、酸洗後あ
るいはスキンパス圧延後の鋼板の平均結晶粒径を40μm
以下、表面粗さRaを0.3μm以下とすることを特徴とす
る深絞り性、耐二次加工脆性および耐食性に優れるフェ
ライト系ステンレス鋼板の製造方法である。
に加えてさらに、Cu:0.1〜1.0mass%、Co:0.05〜0.2m
ass%、Ni:0.1〜2.0mass%の中から選ばれる1種また
は2種以上を0.05<(0.55×Cu+0.85×Co+Ni)<0.30を
満たして含有し、および/またはCaを0.0007〜0.0030ma
ss%含有することが好ましい。
2.0μm以上の樹脂皮膜を塗布することが好ましく、ま
た、その樹脂皮膜は、ウレタン樹脂あるいはエポキシ樹
脂であることが好ましい。
を上記範囲に限定した理由について説明する。 C:0.01mass%以下 Cは、鋼中に固溶状態で存在すると伸び、r値を劣化さ
せるため、製鋼工程で可能な限り除去することが望まし
い。本発明では、固溶Cは、後述するTiおよびNbにより
炭化物として固定するが、C含有量が0.01mass%を超え
ると、Ti,Nbでは十分に固定できずに固溶Cが残存し、
r値、伸びが劣化する。そのため、C含有量は0.01mass
%以下とする。r値、伸びをさらに良好なものとするた
めには、C含有量を0.0020mass%以下、より好ましくは
0.0010mass%以下とすることが望ましい。
くに大気環境での耐食性を向上させる。その効果を発揮
させるためには、0.02mass%以上の添加が好ましい。し
かしながら、1.0mass%を超えて含有すると、鋼の靭性
を劣化させ、溶接部の耐二次加工脆性を劣化させるの
で、1.0mass%以下に限定する。好ましくは、0.1〜0.6m
ass%の範囲とする。
る。Mn含有量が0.05mass%未満ではSを無害化する効果
が十分でなく、また、1.5mass%を超えると上記効果が
飽和し、またMnの固溶強化による伸びの劣化が大きくな
るため、1.5mass%以下に制限する。好ましくは0.25mas
s%以下である。
り、十分な効果を得るためには、11mass%以上含有して
いることが必要である。また、溶接部の耐食性を確保す
る観点からは、14mass%以上の含有が好ましい。一方、
Crは、鋼の加工性を低下させる元素であり、特に23mass
%を超えて含有すると、その影響が顕著となる。そのた
め、Cr含有量は11〜23mass%の範囲に制限する。さら
に、14〜20mass%とすることが望ましい。
含有した場合には、Bの粒界強化作用を低減させ、溶接
部の耐二次加工脆性を劣化させる。また、加工性や靭
性、高温疲労特性も劣化させる傾向があり、できる限り
低い方が望ましく、0.06mass%以下、好ましくは0.03ma
ss%以下に制限する。しかし、あまり低くすると製鋼コ
ストの上昇を招く。
た、耐食性を劣化させるので、製鋼工程でできるだけ低
減することが望ましい。しかし、Pと同様、過度に低減
することは製鋼コストの上昇を招くため、特性との兼ね
合いも考慮し、0.03mass%以下、好ましくはMnやTiで固
定できる0.010mass%以下とする。
加が必要である。しかし、Al含有量が1.0mass%を超え
ると固溶強化による伸びの低下が起こる。さらに、過度
の添加は介在物を生成し、表面外観および耐食性を劣化
させる。そのため、Al含有量は1.0mass%以下とする。
好ましくは、0.001〜0.6mass%、さらに好ましくは、0.
01〜0.2mass%が望ましい。
無害化される。しかし、N含有量が0.04mass%を超える
とTiの添加量が多量となり、さらにTiNによる析出強化
によって鋼板の延性が劣化する。また、Nは、粒界を強
化し靭性を向上させるが、過度に含有すると窒化物とな
って粒界に析出し、耐食性を劣化させる。これらのこと
からN含有量は、0.04mass%以下に限定する。成形性を
さらに向上させるためには0.002mass%以下にすること
が望ましい。
二次加工脆性を改善する効果を有する。また、鋼の靭性
劣化を招くTiNの析出を、BNの形成により抑制する効
果もある。これらの効果を得るためには、0.0005mass%
以上の添加が必要である。しかし、過度の添加は、熱間
加工性を害するため、0.01mass%以下に制限する。
来、C,N安定化元素の一種であるが、本発明において
は、Tiの一部をVで代替し、さらにBと複合添加するこ
とにより、靭性の改善をもたらす。その効果を得るため
には、0.004mass%以上添加することが好ましい。しか
し、多量に添加すると、硬質化を招いて加工性を劣化さ
せるため、その上限を0.3mass%とする。
つ 18≦Nb/(C+N)+2(Ti/(C+N))≦60 Nb,Tiは、固溶C,N等を炭窒化物として固定すること
により、耐食性や深絞り性(r値)を向上させる効果を有
しており、単独、もしくは複合して添加することが必要
である。すなわち、Tiは、不純物元素であるC,N,S
およびPとの間で析出物を生成することにより、これら
不純物元素を無害化するために添加される。Nbは、鋼中
不純物であるCと結合してNbCを形成する。このNbC
は、熱延板の粒径を微細化してr値の向上に寄与すると
ともに、仕上焼鈍における結晶粒成長を抑制し、微細組
織とすることにより耐二次加工脆性を向上させる。NbC
を適切に生成させるためには固溶C濃度とのバランスが
重要であり、後述するTiとの最適な組み合わせによって
さらに効果が発揮される。
得られないため、0.01mass%以上を含有させることが望
ましい。一方、Nb含有量が、0.8mass%を超えると靭性
の劣化を招く。また、Ti含有量が1.0mass%を超える
と、靭性の劣化を招くとともに、TiNに起因した“スト
リンガー”と呼ばれるすり疵状表面欠陥が顕著となるた
め、Nbは0.8mass%以下、Tiは1.0mass%以下に限定す
る。
し、一層優れた加工性を確保するには、18≦Nb/(C+
N)+2(Ti/(C+N))≦60の関係を満たすように合金設
計することが必要となる。ここで、C,N,Nb,Tiの各
含有量(mass%)を、上記のように限定する理由は、18未
満となると、鋼中のC,Nを炭窒化物として充分に固定
できないため、加工性、耐食性が著しく低下し、一方、
60超えとなると、炭窒化物の析出物が増加して、加工性
が低下するためである。さらに、C,Nを十分固定させ
るためには、TiとVを上記範囲とした上で、(Ti+V)/
(C+N)=5〜50の関係を満たすよう配慮することが好
ましい。
に応じて、以下の成分を含むことができる。 Cu:0.1〜1.0mass%、Co:0.05〜0.2mass%、Ni:0.1〜
2.0mass%の1種または2種以上を0.05<(0.55×Cu+0.
85×Co+Ni)<0.30 Cu,CoおよびNiはいずれも、ステンレス鋼の耐食性や低
温靭性、二次加工脆性向上に有効な元素である。そこ
で、Cu:0.1〜1.0mass%、Co:0.05〜0.2mass%、Ni:
0.1〜2.0mass%の1種または2種以上を0.05<(0.55×C
u+0.85×Co+Ni)<0.30の範囲で含有させることが好ま
しい。それぞれ上記の含有量未満では、改善効果が少な
く、一方上記含有量を超えて添加すると、鋼が硬質化
し、また、オーステナイト相の生成により応力腐食割れ
の懸念が生ずる。
生しやすいTi系介在物によるイマージョンノズルの閉塞
を有効に防止する効果を有する。しかし、0.0007mass%
を超えないとその効果は少なく、また0.0030mass%を超
えると耐食性を著しく低下させる。好ましくは、0.0010
〜0.0015mass%である。
不純物である。ただし、Zr:0.5mass%以下、Ta:0.3ma
ss%以下、W:0.3mass%以下、Sn:0.3mass%以下、M
g:0.005mass%以下を必要に応じて含有していても、本
発明の各特性に格別の影響を及ぼさない。
あるいはさらに、スキンパス圧延した後の本発明に係る
フェライト系ステンレス鋼板の特性について説明する。 a.平均結晶粒径:40μm以下 発明者らの研究によれば、冷延鋼板の結晶粒径の大きさ
と表面粗さは、耐二次加工脆性や加工後の肌荒れに大き
な影響を及ぼし、その結晶粒径は小さいほど、表面粗さ
は小さいほど好ましいことがわかった。すなわち、仕上
焼鈍し、酸洗した後、あるいはさらに、スキンパス圧延
した後の平均結晶粒径が大きくなると、深絞り加工後の
製品表面の凹凸が顕著となり、耐二次加工脆性が低下す
る。また、加工後の製品表面に生じたオレンジピールと
呼ばれる肌荒れは外観の悪化を招く。この傾向は、結晶
粒径が40μmを超えると著しくなるため、平均結晶粒径
は40μm以下とする。望ましくは、平均結晶粒径を35μm
以下とする。また、平均結晶粒径は、小さいほど耐二次
加工性、その他の特性は向上するが、微細粒を得るため
には、製造上の負荷、特に熱延工程での負荷が大きくな
るので、平均結晶粒径は5μm以上とするのが好まし
い。
冷延後、仕上焼鈍し、酸洗した後、あるいはさらにスキ
ンパス圧延した後の冷延板の表面粗さは、冷延板の平均
結晶粒径と同様、成形加工品の耐二次加工脆性に大きな
影響を与える。平均結晶粒径を40μm以下に調整して
も、表面粗さRaが0.3μmを超えると耐二次加工脆性は
低下するため、その上限を0.3μmとする。また、この表
面粗さは、塗装皮膜の密着性にも影響を与え、Raが0.0
5μm以上で密着性の改善が認められる。また、表面粗さ
は、鋼板の深絞り性にも大きな影響を及ぼす。表面粗さ
Raが0.05μm未満になると、金型と鋼板の摩擦係数が増
加し、深絞り性が低下する。この理由は、鋼板表面が滑
らかになり過ぎると、潤滑油を保持できなくなるととも
に、金型との接触面積が増加して、摩擦抵抗が大きくな
り、深絞り性を阻害するためと考えられる。これらの特
性をバランスよく達成するためには、表面粗さRaは0.0
5〜0.3μmの範囲とするのが好ましい。
たは仕上焼鈍し、酸洗した後、必要に応じて行われるス
キンパス圧延時において、ロールの表面粗さおよび圧下
率を規制する等により調整することが好ましい。また、
仕上焼鈍後に行う酸洗条件、具体的には酸濃度や温度、
酸洗時間を制御することにより表面粗さを調整すること
もできる。
有する。特に、本発明の鋼板は、最低2.0μmの塗装皮膜
厚みでも安定した耐食性が得られる。これを下回ると、
発錆および腐食による減肉が顕著になる。なお、本発明
の鋼板は、普通鋼に比べて、鋼板自体の耐食性が優れて
いるため塗装皮膜の十分な密着性が確保できれば、より
薄い皮膜厚みで充分な耐食性が得られる。なお、皮膜厚
みが50μmを超えると防錆性の効果が飽和するととも
に、塗膜の乾燥時間が長くなる等、作業性が悪化するた
め、皮膜厚みの上限は、50μm以下であることが望まし
い。
ることが好ましく、ウレタン樹脂、エポキシ樹脂、フッ
素樹脂、アクリル樹脂あるいはシリコン樹脂から選ぶこ
とができる。中でも、汎用性の点からウレタン樹脂ある
いはエポキシ樹脂であることが好ましい。なお、樹脂塗
装皮膜にシリコン樹脂やアクリル樹脂等を使用すると、
耐食性向上効果に加えて、鋼板表面の摩擦係数低減によ
る加工性向上効果も期待できる。
ス鋼板は、製鋼、熱間圧延(スラブ加熱、粗圧延、仕上
圧延)、熱延板焼鈍、酸洗、冷間圧延(中間焼鈍を挟む
2回以上の冷間圧延も含む)、仕上焼鈍、酸洗およびそ
の後、必要に応じて行われるスキンパス圧延の各工程を
経て冷延鋼板とされる。以下、それぞれの工程の製造条
件について説明する。
圧延が困難となり、一方、加熱温度が高すぎると、熱延
板の板厚方向で集合組織が不均一になるとともに、Ti4
C2S2析出物が溶解し、最終冷延前の鋼板中の固溶Cが
増大し、r値の劣化を招く。そのためスラブ加熱温度
は、1000〜1200℃の範囲とするのが好ましい。さらに、
好ましい温度範囲は1100〜1200℃である。
0℃で行い、かつ、その少なくとも1パスを、圧下率35
%以上で行う。粗圧延の圧延温度が850℃未満では、再
結晶が進みにくく、スラブの柱状組織に起因した粗大な
(100)コロニーの残存により、仕上焼鈍後の冷延板の加
工性が劣化し、また圧延ロールへの負荷が大きくなって
ロール寿命が短くなる。一方、1100℃を超えると、フェ
ライト結晶粒が粗大化して、{111}核発生サイトとなる
粒界面積が減少し、仕上焼鈍後の鋼板のr値低下を招く
ことになる。したがって、粗圧延の圧延温度は850〜110
0℃にする。さらに、好ましい温度範囲は900〜1050℃で
ある。
%以上で行う理由は、粗圧延の圧下率が35%未満では、
板厚方向の中心部に、バンド状の未再結晶組織が大量に
残存し、深絞り性を劣化させるからである。一方、粗圧
延のいずれかのパスの圧下率が60%を超えると、圧延時
にロールと鋼板の焼き付けを起こし、また、圧延ロール
への噛み込み不良を生じる危険がある。このため、少な
くとも1パスの圧下率を35〜60%の範囲にすることが好
ましい。
ば、JIS G0567に準拠して測定した1000℃における高温
強度(TS)が、20MPa以下の鋼では、粗圧延時に鋼板
表面に強い剪断歪みを生じて、板厚中心部に未再結晶組
織が残り、さらに、ロールと鋼板の焼き付きを生じるこ
ともある。このような場合には、必要に応じて、摩擦係
数0.3以下になるような潤滑を施してもよい。
粗圧延を、少なくとも1パス行うことにより、深絞り性
が向上する。この1パスは、粗圧延のどのパスで行って
もよいが、圧延機の能力から、最終パスで行うのが最も
好ましい。
する)は、圧延温度650〜900℃で、かつ、少なくとも1
パスを圧下率20〜40%で行うことが好ましい。圧延温度
が650℃未満では、変形抵抗が大きくなって20%以上の
圧下率を確保することが難しくなるとともに、ロール負
荷が大きくなる。一方、仕上圧延温度が900℃を超える
と、圧延歪みの蓄積が小さく、次工程以降における深絞
り性を向上する効果が小さくなる。このため、仕上圧延
温度は650〜900℃、さらに好ましくは、700〜800℃の範
囲で行うのがよい。
率が20%未満では、r値の低下やリジングの原因になる
(100)//ND、(110)//NDコロニー(横田ら、川崎製鉄
技報、30(1998)2,p115)(ここで、ND:鋼板表面に対
して垂直方向)が大きく残存してしまう。一方、40%を
超えると、噛み込み不良や鋼板の形状不良を引き起こ
し、鋼の表面性状の劣化を招く。よって、仕上圧延にお
いては、圧下率20〜40%の圧延を少なくとも1パス以上
行うのがよい。より好ましい範囲は25〜35%である。
仕上圧延を、少なくとも1パス行うことにより深絞り性
は改善される。その1パスは、どのパスで行ってもよい
が、圧延機の能力から、最終パスで行うのが最も好まし
い。
結晶が不十分となり、冷延鋼板のr値が低下するととも
に、残存するバンド状組織に起因して、仕上焼鈍板での
リジング発生が著しくなる。一方、1100℃を超えると、
組織が粗大化して、成形後の肌荒れや、成形限界の低
下、耐食性の低下を引き起こす。さらにまた、固溶Cを
固定した炭化物の再溶解により、鋼中の固溶Cが増大
し、好ましい{111}再結晶集合組織の形成を阻害する。
したがって、熱延板焼鈍は800〜1100℃、より好ましく
は800〜1050℃の温度範囲で行うのがよい。
合には、熱延板焼鈍が最終冷延前の焼鈍となる。このた
め、この場合の焼鈍温度は、より固溶Cを低減し、結晶
粒径を微細化するため、上記温度範囲の中でも低温側で
焼鈍することが好ましい。
上の冷延法とする。全圧下率は、1回冷延法、2回以上
の冷延法の場合とも75%以上とする。全圧下率の増大
は、仕上焼鈍板の{111}再結晶組織の集積度の向上に寄
与するためr値向上に有効であり、r値が2.0以上、さ
らに2.2以上の高r値を得るためには、全圧下率は75%
以上が必要であり、好ましくは80〜90%未満とするのが
よい。ただし、2回以上の冷延法の場合には、(1回目
冷延の圧下率)/(最終冷延の圧下率)で表される圧下率
比を、0.7〜1.3とすることが好ましい。なお、高r値化
のためには、最終冷延直前におけるフェライト結晶粒径
は40μm以下とすることも有効である。
延材表面の剪断変形を低減し、(222)/(200)を高め
て、r値の向上に有効に寄与するため、ロール径と圧延
方向の影響を考慮することが望ましい。すなわち、ロー
ル径100〜200mmφのリバース圧延に比べ、260mmφ以
上、好ましくは400mmφ以上のロール径を有する1方向
圧延のタンデム圧延を用いる方が、表面の剪断変形を低
減して(111)再結晶集合組織の集積度を増加し、r値を
高めるうえで効果的である。
圧(圧延荷重/板幅)を増大させて板厚方向に均一に歪
みを与えるとよい。この線圧は、3.5MN/m以上が望まし
い。そのためには、熱延温度の低下、高合金化、熱延速
度の増加を適宜に組み合わせることも有効である。
0.3μm以下にするためには、冷間圧延機のワークロール
の表面粗さRaを0.01〜10μm、各パスの圧下率を0.5〜6
0%の範囲とし、製造設備に応じて適宜選択するのが好
ましい。
工程であり、焼鈍温度は、740〜940℃とするのが好まし
い。焼鈍温度が740℃に満たない場合には、再結晶が不
十分となり、r値が低下するとともに、残存するバンド
状組織に起因して、リジングが著しくなる。一方、940
℃を超えると、結晶組織が粗大化するとともに、炭化物
が再固溶し、鋼中の固溶Cが増大して、深絞り性に好適
な{111}再結晶集合組織の形成を阻害する。
板を40μm以下の微細結晶粒かつ高r値とするため、ま
た、最終冷延前の固溶C低減のために重要である。その
ため、中間焼鈍の温度は、最終冷延前の平均結晶粒径40
μm以下を満たし、かつ未再結晶組織が残存しない温度
範囲で低温ほどよく、熱延板焼鈍温度より50℃以上低い
温度とするのが好ましい。熱延板の板厚を厚くして3回
以上の冷間圧延を行う場合も、同様である。これらのこ
とから、中間焼鈍は、740〜940℃の温度で行うのが好ま
しい。
発達し、高いr値が得られる。しかし、仕上焼鈍温度が
800℃未満では、r値の向上に有効な結晶方位が得られ
ず、平均r値2.0以上を達成できないばかりか、鋼板板
厚の中央にバンド状の未再結晶組織が残存し、深絞り
性、耐リジング性を阻害する。また、r値の向上を図る
には、高温焼鈍が有効であるが、焼鈍温度が高すぎると
冷延焼鈍板の結晶粒径が40μm以上に粗大化し、耐二次
加工脆性が劣化する。また、加工後に肌荒れが生じ、成
形限界の低下と耐食性の劣化をもたらす。そのため、仕
上焼鈍温度は、平均結晶粒径40μm以下を確保できる範
囲で、高温であるほど良い。本発明の鋼板では、800〜1
000℃、好ましくはr値と二次加工脆性のバランスから8
50〜980℃の温度範囲で仕上焼鈍するのが好ましい。
および脱クロム層除去を目的として行う。酸洗方法は、
中性塩電解酸洗、硝酸−フッ酸の混酸酸洗、硝酸電解等
を組み合わせた工程で行うことが好ましい。この場合、
酸濃度、浸漬時間、酸温度によって酸洗性すなわち脱ス
ケール性および主に冷延工程で付与される表面の凹凸が
変化するため、スキンパス圧延を施さず製品板にする2
D材(冷間圧延後、熱処理、酸洗したままの状態の製品
板)の場合、特に冷延ロールの粗度管理および酸洗条件
の適正化が必要となる。酸洗不足だと、表面にスケール
が残存、過酸洗になると粒界が主に侵食され肌荒れなど
の不具合が生じる。
う場合は、酸:Na2SO4、酸濃度:30〜100g/l、酸温
度:60〜90℃、酸洗時間:5〜60secが望ましく、硝酸
−フッ酸の混酸酸洗の場合は、酸:HF+HNO3、酸
濃度:5〜20g/l、酸温度:50〜70℃、酸洗時間:5〜
60secが望ましく、硝酸電解酸洗の場合は、酸:HN
O3、酸濃度:50〜200g/l、酸温度:50〜70℃、酸洗時
間:5〜60secが望ましい。
面粗さ制御のために行う。スキンパスロールの表面粗さ
Ra(JIS B0601)を0.05〜1μm、圧下率は0.1〜10%程度
の範囲とし、これらを適宜組み合わせ鋼板表面の表面粗
さの調整を行う。耐二次加工脆性向上のためには、鋼板
の表面粗さRaを0.3μm以下にすることが重要である
が、表面粗さRaを0.05μm以下にした場合、金型と鋼板
表面の摩擦抵抗が上昇し、深絞り性が低下する。さら
に、表面に適度の凹凸があった方が、塗料と鋼板表面の
接触面積が増えて塗料の密着性が向上する。
に、隙間部、溶接部、異種金属接合部等における耐食性
が問題となる。現状では、これら耐食性の乏しい部位を
基準に素材選定を行うため、その他の部位に対しては過
剰品質になる傾向があった。そこで、隙間部、溶接部、
異種金属接合部等に塗装処理を施すことで、耐食性が向
上できれば、合金元素含有量が低いステンレス鋼への代
替が可能になる。
化型と加熱硬化型とがあり、塗布して常温放置または加
熱焼付して乾燥することにより、硬化した塗装皮膜を形
成している。塗料は、主に樹脂、顔料および溶剤からな
る。この中の樹脂としては、ウレタン樹脂、エポキシ樹
脂、フッ素樹脂、アクリル樹脂あるいはシリコン樹脂を
単独または混合して使用することができるが、ウレタン
樹脂、エポキシ樹脂が汎用性の点で好ましい。また、顔
料は、樹脂の分散あるいは塗膜の乾燥、硬化等の諸特性
を改良するために添加され、乾燥剤、硬化剤、可塑剤、
乳化剤、着色顔料のほか亜鉛、アルミニウム、ステンレ
ス鋼その他の防錆のための金属粉等からなる。また、溶
剤は、主にシンナー等の有機溶剤等の希釈剤である。
ー塗装、粉体塗装、カチオン電着塗装、刷毛塗り塗装な
ど、公知の塗装方法が使用可能である。特に、電着塗装
の場合は、鋼板をアルカリ脱脂後、化成処理を行った
後、カチオン電着塗装を施すと良好な塗膜が得られる。
する場合には、TIG、MIGを始めとするアーク溶
接、シーム溶接等の抵抗溶接、レーザー溶接など、通常
の溶接方法はすべて適用可能である。
A1〜A26の鋼を連続鋳造により鋼スラブとした後、1150
℃に再加熱し、粗圧延を950〜1100℃で行い、かつその
少なくとも1パスを圧下率:40〜60%で行った。仕上圧
延は、圧延温度:750〜900℃の温度範囲で行い、かつそ
のうち少なくとも1パスを圧下率20〜40%で行った。熱
間圧延後、平均冷却速度:30℃/secで冷却して巻取
り、板厚:5.0mmの熱延鋼板とした。その後、熱延鋼板
を、890〜950℃で熱延板焼鈍後、酸洗し、0.8mmまで1
回で冷間圧延を行った(トータル圧下率:84%)。この時
の冷間圧延のロール粗さは0.05〜1.0μm、400φ以上の
ロール径を有する1方向圧延のタンデム圧延により、線
圧3.5MN/m以上で圧延を行い、その後、880〜960℃×30
秒の仕上焼鈍を行い、中性塩電解(酸:Na2SO4、酸濃
度:30〜100g/l、酸温度:60〜90℃、酸洗時間:5〜6
0sec)、混酸酸洗(酸:HF+HNO3、酸濃度:5〜2
0g/l、酸温度:50〜70℃、酸洗時間:5〜60sec)、硝
酸浸漬(酸:HNO3、酸濃度:50〜200g/l、酸温度:
50〜70℃、酸洗時間:5〜60sec)の順で酸洗処理を行
った後、さらに表面粗さ0.04〜0.15μmのロールを用い
て圧下率0.5%のスキンパス圧延を行った。これらの鋼
板コイルの幅方向中央部から、試験片を採取し、引張試
験、平均r値、脆性遷移温度、平均結晶粒径および表面
粗さRaの測定に供した。
l)は、JIS 13号B型引張試験片を用いて、JISZ2241に
準じて測定した。また、平均r値は、JIS 13号B型引張
試験片を圧延方向と平行(L)、45度(D)および直角(C)
方向から採取し、15%の単軸引張予歪を与えて各方向の
r値(rL、rD、rC)を求め、次式により求めた。 平均r値=(rL+2rD+rC)/4 なお、本発明は、上記平均r値が2.0以上のフェライト
系ステンレス鋼板の開発を目標としており、r値≧2.0
を深絞り性が良好と評価した。
た仕上焼鈍板の圧延方向(L方向)断面の板厚1/2位置、1
/4位置および1/6位置について、フェライト結晶粒度をJ
IS G 0552(切断法)に準拠して求めた。その結果の結晶
粒径への換算は、上記JIS G 0552に準じて求めた、断面
積1mm2当たりの結晶粒の数nでもとに、結晶粒を円近
似し、 n×r2×π=1mm2 から、結晶粒半径rを求め、結晶粒径(2r)を算出し
た。例えば、粒度番号6.0の場合、n=512個、結晶粒径
の平均断面積は0.00195mm2となり、平均結晶粒径は49.8
μmが得られる。
S B 0601に準拠し、接触法により鋼板圧延直角方向のR
aを5点測定し、その平均値を表面粗さとした。
動が延性破壊から脆性破壊へ移行する温度であり、鋼板
の二次加工脆性を評価する指標の一つである。測定方法
は、板厚0.8mmの仕上焼鈍板から径50mmφの円板試料を
打抜き、この試料を脱脂後、両面塗油し、コニカルカッ
プ試験機で、24.4mmφのカップに絞り、フランジ凹部に
目印を付けた後、カップ高さを21mmに切り揃えた。この
時のカップ成形条件は、ブランク径:50mmφ、パンチ
径:17.46mmφ、ダイス穴径:19.95mmφ、ダイス肩R:
4.0mm、ダイス開き角度:60°、潤滑油:マシン油(出光
ダイアナフレシアU46)とした。その後、この試験片を所
定の試験温度に保持した後、凹部目印を上にして置き、
4.0kgの円柱状の錘を80cm高さから落下させ、縦割れ発
生の有無を調べた。試験温度は+80℃から−80℃まで変
化させ、縦割れが発生した温度を遷移温度とした。試験
片は、各条件で3個作製し、測定した遷移温度が全て−
60℃以下の場合を、耐二次加工脆性が良好と判断した。
特性(TS,El)、平均r値、平均結晶粒径、表面粗さ
Raおよび脆性遷移温度を調査した結果を示した。鋼中
の固溶C,Nを低減し、Ti,NbおよびBを適量添加した
本発明の成分範囲を満たす本発明の鋼は、いずれも平均
r値2.0以上の高いr値を有しており、さらに、平均結
晶粒径、表面粗さを適正範囲に制御することにより、遷
移温度が−60℃以下と、耐二次加工脆性に優れた特性が
得られることがわかる。これに対し、本発明の成分範囲
を外れているものは、平均結晶粒径、表面粗さRaを本
発明範囲としても、平均r値、脆性遷移温度のいずれか
が、本発明の要求を満たさないことがわかる。
分条件を満たす鋼A4の鋼を素材とし、実施例1と同様に
して板厚0.8mmの冷延鋼板を作製した。この際、最終冷
延後の仕上焼鈍条件を変化させて、平均結晶粒径を17〜
100μmに変化させ、また、スキンパス圧延ロールの表面
粗さRaを0.1〜1.0μm、圧下率を0.5〜3%の範囲で種
々に変えることにより鋼板の表面粗さRaを0.03〜1.21
μmに変化させた。得られた鋼板について、実施例1と
同様にして、引張特性、平均r値、平均結晶粒径、表面
粗さRaおよび脆性遷移温度を測定した。
ら、平均結晶粒径が40μmを超えると、また、表面粗さ
Raが0.3μmを超えると、平均r値は良好であるもの
の、脆性遷移温度が−60℃を超えるようになり脆性特性
が劣化することがわかる。
およびA26の鋼板について、日本ペイント社製のサーフ
ダインSD2500MZL溶液で化成処理後、同社製の塗装液パ
ワートップV-20(エポキシ系樹脂塗料)を用いて種々の
膜厚のカチオン電着塗装を施し、塗装皮膜の密着性、塗
装後の耐食性、耐穴あき性の試験を行った。各測定は、
以下の要領で行った。なお、膜厚の測定は、塗装後の試
験片を樹脂に埋め込んで鏡面研磨し、50〜200倍の倍率
で実測した。
性は、塗装後の40mm×40mm面積に対して、カッターで、
5mm間隔で碁盤目状に樹脂皮膜に傷をつけた試験片に対
して、3.5mass%NaCl溶液(30℃)を用いた塩水噴霧試験
を200時間行い、二次密着性を評価した。ここで、二次
密着性とは、塩水噴霧試験後、テープ剥離試験で評価し
た密着性のことである。評価は、A(剥離なし)、B(剥
離なし)、C(剥離小)、D(剥離大)の4段階に判定し、
Bランク以上であれば実用上問題ないレベルと判断し
た。
について、塗装後の耐食性を評価した。試験方法は、塗
装後の40mm×40mmの面積に対して、カッターで、5mm間
隔で碁盤目状に樹脂皮膜に傷をつけた試験片に対して、
3.5mass%NaCl溶液(30℃)を用いた塩水噴霧試験を200時
間行い、錆の発生程度から、A(錆発生なし)、B(微小
な錆発生)、C(錆あり)、D(錆大)の4段階に判定し、
Bランク以上であれば実用上問題ないレベルと判断し
た。
耐穴あき性評価のため、塩乾湿複合サイクル腐食試験
(CCT;35℃,5mass%NaCl塩水噴霧×0.5時間→60℃
乾燥×1時間→40℃湿潤雰囲気(相対湿度≧95%)×1時
間を1サイクルとする腐食サイクル試験)を30サイクル
実施後、鋼板に生じた最大侵食深さを評価した。合否の
判断は、孔食部10点について侵食深さを測定し、各点の
侵食探さの平均が3μm未満を良(○印)、3〜5μmを普
通(△)、5μm超えを不良(×)とした。
ら、表面粗さRaが0.3μmを超えると、脆性遷移温度の
上昇以外に、塗装の密着性の劣化を招くことがわかる。
また、本発明鋼において良好な耐食性を得るためには、
塗装膜厚は2.0μm以上であればよいこともわかる。この
膜厚は、普通鋼の塗装膜厚(約10μm以上)と比較し1/5以
下の厚さであり、本発明鋼は塗装後耐食性の面でも優れ
た特性を有する。さらに、優れた塗装性を確保するため
いには、表面粗さRaが0.05μm以上が好ましいこともわ
かる。
る鋼A4,A5およびA10の鋼スラブを、実施例1と同一条
件にて熱間圧延し、冷間圧延して板厚0.8mmとした。そ
の後、仕上焼鈍を、焼鈍温度を840〜990℃の範囲で種々
に変動させて行い、平均結晶粒径を10〜100μmの範囲に
変化させた冷延焼鈍板とし、さらに、実施例1と同一条
件で、酸洗処理とスキンパス圧延を行い、鋼板の表面粗
さRaを0.3μm以下に制御した。得られた鋼板からサン
プルを採取し、実施例1と同一の条件で平均結晶粒径お
よび脆性遷移温度を測定した。結果を図1に示したが、
Bを適正量添加し、平均結晶粒径を40μm以下、表面粗
さRaを0.3μm以下とすることで、脆性遷移温度が−60
℃以下の優れた耐二次加工靭性が得られることがわか
る。
複雑な形状を有する自動車用の外板や強度部材等にも使
用可能な優れた深絞り性を有し、かつ加工後の耐二次加
工脆性、あるいは、さらに塗装密着性や塗装後の耐食性
等に優れた特性を有するフェライト系ステンレス鋼板を
得ることができる。
影響を示す図である。
Claims (10)
- 【請求項1】C:0.01mass%以下、Si:1.0mass%以
下、 Mn:1.5mass%以下、Cr:11〜23mass%、 P:0.06mass%以下、S:0.03mass%以下、 Al:1.0mass%以下、N:0.04mass%以下、 B:0.0005〜0.01mass%、V:0.3mass%以下、 Nb:0.8mass%以下および/またはTi:1.0mass%以下、 18≦Nb/(C+N)+2(Ti/(C+N))≦60 を含み、残部がFe及び不可避的不純物からなり、鋼板の
平均結晶粒径が40μm以下、表面粗さRaが0.3μm以下で
あることを特徴とする深絞り性、耐二次加工脆性および
耐食性に優れるフェライト系ステンレス鋼板。 - 【請求項2】上記成分組成に加えてさらに、Cu:0.1〜
1.0mass%、Co:0.05〜0.2mass%、Ni:0.1〜2.0mass%
の1種または2種以上を、 0.05<(0.55×Cu+0.85×Co+Ni)<0.30 を満たして含有することを特徴とする請求項1に記載の
フェライト系ステンレス鋼板。 - 【請求項3】上記成分組成に加えてさらに、Caを0.0007
〜0.0030mass%含有することを特徴とする請求項1また
は2に記載のフェライト系ステンレス鋼板。 - 【請求項4】鋼板の表面に、膜厚2.0μm以上の樹脂皮膜
を有することを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項
に記載のフェライト系ステンレス鋼板。 - 【請求項5】上記樹脂皮膜が、ウレタン樹脂あるいはエ
ポキシ樹脂であることを特徴とする請求項1〜4のいず
れか1項に記載のフェライト系ステンレス鋼板。 - 【請求項6】C:0.01mass%以下、Si:1.0mass%以
下、 Mn:1.5mass%以下、Cr:11〜23mass%、 P:0.06mass%以下、S:0.03mass%以下、 Al:1.0mass%以下、N:0.04mass%以下、 B:0.0005〜0.01mass%、V:0.3mass%以下、 Nb:0.8mass%以下および/またはTi:1.0mass%以下、 18≦Nb/(C+N)+2(Ti/(C+N))≦60 を含み、残部がFe及び不可避的不純物からなる鋼スラブ
を、熱間圧延し、熱延板焼鈍を行った後、1回または中
間焼鈍を挟む2回以上の冷間圧延を行い、仕上焼鈍し、
酸洗し、あるいはさらにスキンパス圧延するフェライト
系ステンレス鋼板の製造方法において、仕上焼鈍温度を
800〜1000℃で行い、冷間圧延、酸洗またはスキンパス
圧延において表面粗さを調整することにより、酸洗後あ
るいはスキンパス圧延後の鋼板の平均結晶粒径を40μm
以下、表面粗さRaを0.3μm以下とすることを特徴とす
る深絞り性、耐二次加工脆性および耐食性に優れるフェ
ライト系ステンレス鋼板の製造方法。 - 【請求項7】上記成分組成に加えてさらに、Cu:0.1〜
1.0mass%、Co:0.05〜0.2mass%、Ni:0.1〜2.0mass%
の1種または2種以上を、 0.05<(0.55×Cu+0.85×Co+Ni)<0.30 を満たして含有することを特徴とする請求項6に記載の
フェライト系ステンレス鋼板の製造方法。 - 【請求項8】上記成分組成に加えてさらに、Caを0.0007
〜0.0030mass%含有することを特徴とする請求項6また
は7に記載のフェライト系ステンレス鋼板の製造方法。 - 【請求項9】上記鋼板の表面に、膜厚2.0μm以上の樹脂
皮膜を塗布することを特徴とする請求項6〜8のいずれ
か1項に記載のフェライト系ステンレス鋼板の製造方
法。 - 【請求項10】上記樹脂皮膜が、ウレタン樹脂あるいは
エポキシ樹脂であることを特徴とする請求項6〜9のい
ずれか1項に記載のフェライト系ステンレス鋼板の製造
方法。
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