JP2003201289A - キサントン誘導体、それらの製造方法及び有害な真菌を防除するためのそれらの使用、並びに該誘導体を含む組成物 - Google Patents
キサントン誘導体、それらの製造方法及び有害な真菌を防除するためのそれらの使用、並びに該誘導体を含む組成物Info
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- A01N43/02—Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing heterocyclic compounds having rings with one or more oxygen or sulfur atoms as the only ring hetero atoms
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】有害な植物病原性真菌類の防除のために有効な
化合物、該化合物の製造方法、該化合物を含む組成物及
びその使用方法の提供。 【解決手段】式I[式中、置換基および変数は本文に示す
通り定義される:nは、0、1又は2であり;R1は、アルキ
ル等であり;R2、R3は、アルコキシ等であり、又は、R2
とR3とが一緒になって、無置換の又は置換されたオキシ
アルキレンオキシ基を形成しており;R4は、ハロゲン等
であり;R5は、基R4であり、nが2である場合は異なって
いてもよく;X、Yは、酸素又は硫黄である]で表される
キサントン誘導体、並びに、該化合物の製造方法、それ
らを含む組成物及び有害な植物病原性真菌類の防除のた
めのそれらの使用。
化合物、該化合物の製造方法、該化合物を含む組成物及
びその使用方法の提供。 【解決手段】式I[式中、置換基および変数は本文に示す
通り定義される:nは、0、1又は2であり;R1は、アルキ
ル等であり;R2、R3は、アルコキシ等であり、又は、R2
とR3とが一緒になって、無置換の又は置換されたオキシ
アルキレンオキシ基を形成しており;R4は、ハロゲン等
であり;R5は、基R4であり、nが2である場合は異なって
いてもよく;X、Yは、酸素又は硫黄である]で表される
キサントン誘導体、並びに、該化合物の製造方法、それ
らを含む組成物及び有害な植物病原性真菌類の防除のた
めのそれらの使用。
Description
【0001】本発明は、式I:
【化8】
[式中、置換基および変数は次の通り定義される:nは、
0、1又は2であり;R1は、C1-C4-アルキル又はC1-C4-ハ
ロアルキルであり;R2、R3は、互いに独立して、水素、
C1-C6-アルコキシ、C3-C6-アルケニルオキシ又はC3-C6-
アルキニルオキシであり、又は、R2とR3とが一緒になっ
て、無置換の又は1〜4個の次の基:ハロゲン、シア
ノ、ヒドロキシル若しくはC1-C4-アルキルにより置換さ
れた、オキシ-C1-C4-アルキレンオキシ基を形成してお
り;R4は、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、アミノ、
メルカプト、C1-C4-アルキル、C1-C4-ハロアルキル、C1
-C4-アルコキシ、C1-C4-ハロアルコキシ、C1-C4-アルキ
ルチオ、C1-C4-ハロアルキルチオ、C1-C4-アルキルカル
ボニルオキシ又はC1-C4-アルキルカルボニルチオであ
り;R5は、基R4であり、nが2である場合、各R5は異なっ
ていてもよく;X、Yは、互いに独立して酸素又は硫黄で
ある。]で表される、キサントン誘導体に関する。
0、1又は2であり;R1は、C1-C4-アルキル又はC1-C4-ハ
ロアルキルであり;R2、R3は、互いに独立して、水素、
C1-C6-アルコキシ、C3-C6-アルケニルオキシ又はC3-C6-
アルキニルオキシであり、又は、R2とR3とが一緒になっ
て、無置換の又は1〜4個の次の基:ハロゲン、シア
ノ、ヒドロキシル若しくはC1-C4-アルキルにより置換さ
れた、オキシ-C1-C4-アルキレンオキシ基を形成してお
り;R4は、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、アミノ、
メルカプト、C1-C4-アルキル、C1-C4-ハロアルキル、C1
-C4-アルコキシ、C1-C4-ハロアルコキシ、C1-C4-アルキ
ルチオ、C1-C4-ハロアルキルチオ、C1-C4-アルキルカル
ボニルオキシ又はC1-C4-アルキルカルボニルチオであ
り;R5は、基R4であり、nが2である場合、各R5は異なっ
ていてもよく;X、Yは、互いに独立して酸素又は硫黄で
ある。]で表される、キサントン誘導体に関する。
【0002】更に本発明は、上記キトサン誘導体の製造
方法、それらを含む組成物、及び有害な真菌類を防除す
るためのそれらの使用に関する。
方法、それらを含む組成物、及び有害な真菌類を防除す
るためのそれらの使用に関する。
【0003】独国特許出願公開A 4301424号は、除草作
用を有するアザキサントンを開示する。
用を有するアザキサントンを開示する。
【0004】植物病原性真菌類に対するキサントン誘導
体の作用についてはこれまで先行技術において記載され
ていない。
体の作用についてはこれまで先行技術において記載され
ていない。
【0005】本発明の目的は、有害な植物病原性真菌類
に対して強力な活性を有する新規化合物を提供すること
である。
に対して強力な活性を有する新規化合物を提供すること
である。
【0006】本発明者らはこの目的が冒頭に規定した化
合物により達成されることを見出した。更に本発明者ら
は、それらの製造方法、それらを含む組成物及びそれら
の使用、並びに化合物Iを用いる有害な真菌類の防除方
法を見出した。
合物により達成されることを見出した。更に本発明者ら
は、それらの製造方法、それらを含む組成物及びそれら
の使用、並びに化合物Iを用いる有害な真菌類の防除方
法を見出した。
【0007】化合物Iは異なる経路により得ることがで
きる。有利には、用いる出発物質は、RがC1-C4-アルキ
ル基である式IIで表されるアルキルベンゼン誘導体、及
び、Qが保護基、特に例えば水素又はアルキルカルボニ
ルのようなアルカリ条件下において脱離し得る保護基で
あり、且つZがハロゲン、アルコキシ又はヒドロキシル
である式IIIで表されるサリチル酸誘導体である(T. W.
Greene, Protective Groups in Organic Chemistry,
J. Wiley & Sons, 1991, pp. 10-142を参照のこと)。
きる。有利には、用いる出発物質は、RがC1-C4-アルキ
ル基である式IIで表されるアルキルベンゼン誘導体、及
び、Qが保護基、特に例えば水素又はアルキルカルボニ
ルのようなアルカリ条件下において脱離し得る保護基で
あり、且つZがハロゲン、アルコキシ又はヒドロキシル
である式IIIで表されるサリチル酸誘導体である(T. W.
Greene, Protective Groups in Organic Chemistry,
J. Wiley & Sons, 1991, pp. 10-142を参照のこと)。
【0008】
【化9】
【0009】IIからIVへのアシル化は通常は、-78℃〜1
50℃、好ましくは0℃〜100℃の温度にて、不活性有機溶
媒中で、無機酸若しくは有機酸、ルイス酸又は例えばP2
O5若しくはPOCl3のような脱水剤の存在下で行う(Organ
ikum, 第20版, pp. 359-363,Joh. A. Barth Verlag, He
idelberg及びLeipzig (1996)を参照のこと)。
50℃、好ましくは0℃〜100℃の温度にて、不活性有機溶
媒中で、無機酸若しくは有機酸、ルイス酸又は例えばP2
O5若しくはPOCl3のような脱水剤の存在下で行う(Organ
ikum, 第20版, pp. 359-363,Joh. A. Barth Verlag, He
idelberg及びLeipzig (1996)を参照のこと)。
【0010】好適な溶媒は、脂肪族炭化水素、ニトロベ
ンゼンのような芳香族炭化水素、塩化メチレン、クロロ
ホルム及びクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水
素、エーテル、ニトリル、ケトン、並びにまた、ジメチ
ルスルホキシド、ジメチルホルムアミド及びジメチルア
セトアミドである。好ましいものは、ニトロベンゼン及
びハロゲン化炭化水素であり、特に好ましくはジクロロ
メタンである。上記溶媒の混合物を使用することもまた
可能である。
ンゼンのような芳香族炭化水素、塩化メチレン、クロロ
ホルム及びクロロベンゼンのようなハロゲン化炭化水
素、エーテル、ニトリル、ケトン、並びにまた、ジメチ
ルスルホキシド、ジメチルホルムアミド及びジメチルア
セトアミドである。好ましいものは、ニトロベンゼン及
びハロゲン化炭化水素であり、特に好ましくはジクロロ
メタンである。上記溶媒の混合物を使用することもまた
可能である。
【0011】酸及び酸触媒として使用するために好適な
ものは、フッ化水素酸、塩酸、臭化水素酸、硫酸及び過
塩素酸のような無機酸、三フッ化ホウ素、三塩化アルミ
ニウム、塩化鉄(III)、塩化スズ(IV)、塩化チタン
(IV)及び塩化亜鉛(II)のようなルイス酸、並びにま
た、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、シュウ酸、トルエンス
ルホン酸、ベンゼンスルホン酸、ショウノウスルホン
酸、クエン酸、トリフルオロメタンスルホン酸及びトリ
フルオロ酢酸のような有機酸、五酸化リン、ポリリン酸
及びオキシ塩化リンのような無機酸無水物である。
ものは、フッ化水素酸、塩酸、臭化水素酸、硫酸及び過
塩素酸のような無機酸、三フッ化ホウ素、三塩化アルミ
ニウム、塩化鉄(III)、塩化スズ(IV)、塩化チタン
(IV)及び塩化亜鉛(II)のようなルイス酸、並びにま
た、ギ酸、酢酸、プロピオン酸、シュウ酸、トルエンス
ルホン酸、ベンゼンスルホン酸、ショウノウスルホン
酸、クエン酸、トリフルオロメタンスルホン酸及びトリ
フルオロ酢酸のような有機酸、五酸化リン、ポリリン酸
及びオキシ塩化リンのような無機酸無水物である。
【0012】酸は一般的には触媒量で使用する;しかし
ながら、最大で等モル量で、過剰量で、又は適切である
ならば溶媒として、使用することもできる。
ながら、最大で等モル量で、過剰量で、又は適切である
ならば溶媒として、使用することもできる。
【0013】出発物質は一般的に互いに等モル量で反応
する。収率に関していえば、IIIを基準にしてIIを過剰
量用いることが有利であり得る。
する。収率に関していえば、IIIを基準にしてIIを過剰
量用いることが有利であり得る。
【0014】出発物質IIは文献(Liebigs Ann. Chem.
(1969), 220; JACS 113 (1991), pp.8516-8518)により
公知であるか、又は引用されている文献に従って製造す
ることができる。
(1969), 220; JACS 113 (1991), pp.8516-8518)により
公知であるか、又は引用されている文献に従って製造す
ることができる。
【0015】保護基Qは文献(T. W. Greene, Protectiv
e Groups in Organic Chemistry, J. Wiley & Sons, 19
91, pp. 10-142)により知られた方法に従ってサリチル
酸誘導体IIIに導入する。好適な保護基は、C1-C6-アル
キルカルボニル又は水素のような、一般的にはアルカリ
条件下で脱離し得る基であり、特にピバロイル基であ
る。
e Groups in Organic Chemistry, J. Wiley & Sons, 19
91, pp. 10-142)により知られた方法に従ってサリチル
酸誘導体IIIに導入する。好適な保護基は、C1-C6-アル
キルカルボニル又は水素のような、一般的にはアルカリ
条件下で脱離し得る基であり、特にピバロイル基であ
る。
【0016】化合物IVの、Xが酸素である式Iのキサント
ン(式Ia)への環化は、一般的には、-78℃〜150℃、好
ましくは0℃〜50℃の温度にて、不活性溶媒中で塩基の
存在下において行う(Org. Prep. Proceed. Int., 10
(1978), 79を参照のこと)。
ン(式Ia)への環化は、一般的には、-78℃〜150℃、好
ましくは0℃〜50℃の温度にて、不活性溶媒中で塩基の
存在下において行う(Org. Prep. Proceed. Int., 10
(1978), 79を参照のこと)。
【0017】
【化10】
好適な溶媒は、水、脂肪族炭化水素、芳香族炭化水素、
ハロゲン化炭化水素、エーテル、ニトリル、ケトン、メ
タノール、エタノール、n-プロパノール、イソプロパノ
ール、n-ブタノール及びtert-ブタノールのようなアル
コール、並びにまた、ジメチルスルホキシド、ジメチル
ホルムアミド及びジメチルアセトアミドであり、特に好
ましくはC1-C5-アルコール/水混合物である。上記溶媒
の混合物を使用することもまた可能である。
ハロゲン化炭化水素、エーテル、ニトリル、ケトン、メ
タノール、エタノール、n-プロパノール、イソプロパノ
ール、n-ブタノール及びtert-ブタノールのようなアル
コール、並びにまた、ジメチルスルホキシド、ジメチル
ホルムアミド及びジメチルアセトアミドであり、特に好
ましくはC1-C5-アルコール/水混合物である。上記溶媒
の混合物を使用することもまた可能である。
【0018】好適な塩基は、一般的には、無機化合物、
例えば、アルカリ金属水酸化物及びアルカリ土類金属水
酸化物、アルカリ金属酸化物及びアルカリ土類金属酸化
物、アルカリ金属水素化物及びアルカリ土類金属水素化
物(水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウ
ム、水素化カルシウムなど)、アルカリ金属アミド、ア
ルカリ金属炭酸塩及びアルカリ土類金属炭酸塩(炭酸リ
チウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウムなど)、並びに
また、炭酸水素ナトリウムのようなアルカリ金属炭酸水
素塩;有機金属化合物、特に、アルカリ金属アルキル、
ハロゲン化アルキルマグネシウム、並びにまた、アルカ
リ金属アルコキシド、アルカリ土類金属アルコキシド及
びジメトキシマグネシウム;更にまた、有機塩基、例え
ば第四級アミン、ピリジン、置換されたピリジン及びま
た二環式のアミンである。好ましいものは、アルカリ金
属水酸化物、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属炭酸水
素塩及びアルカリ金属水素化物である。特に好ましいも
のはNaOH、KOH、NaHCO3及びNa2CO3である。
例えば、アルカリ金属水酸化物及びアルカリ土類金属水
酸化物、アルカリ金属酸化物及びアルカリ土類金属酸化
物、アルカリ金属水素化物及びアルカリ土類金属水素化
物(水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウ
ム、水素化カルシウムなど)、アルカリ金属アミド、ア
ルカリ金属炭酸塩及びアルカリ土類金属炭酸塩(炭酸リ
チウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウムなど)、並びに
また、炭酸水素ナトリウムのようなアルカリ金属炭酸水
素塩;有機金属化合物、特に、アルカリ金属アルキル、
ハロゲン化アルキルマグネシウム、並びにまた、アルカ
リ金属アルコキシド、アルカリ土類金属アルコキシド及
びジメトキシマグネシウム;更にまた、有機塩基、例え
ば第四級アミン、ピリジン、置換されたピリジン及びま
た二環式のアミンである。好ましいものは、アルカリ金
属水酸化物、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属炭酸水
素塩及びアルカリ金属水素化物である。特に好ましいも
のはNaOH、KOH、NaHCO3及びNa2CO3である。
【0019】IVからの保護基の脱離及び環化は二段階で
行うことも可能である。保護基の脱離は好ましくは、-5
0℃〜100℃、好ましくは0℃〜50℃の温度にて、不活性
溶媒、好ましくはアルコール/水混合物中で、塩基の存
在下において行う。
行うことも可能である。保護基の脱離は好ましくは、-5
0℃〜100℃、好ましくは0℃〜50℃の温度にて、不活性
溶媒、好ましくはアルコール/水混合物中で、塩基の存
在下において行う。
【0020】好適な塩基は、一般的には、無機化合物、
例えば、炭酸リチウム、炭酸カリウム及び炭酸カルシウ
ムのようなアルカリ金属炭酸塩及びアルカリ土類金属炭
酸塩、並びにまた、炭酸水素ナトリウムのようなアルカ
リ金属炭酸水素塩である。特に好ましいのは炭酸水素ナ
トリウムである。
例えば、炭酸リチウム、炭酸カリウム及び炭酸カルシウ
ムのようなアルカリ金属炭酸塩及びアルカリ土類金属炭
酸塩、並びにまた、炭酸水素ナトリウムのようなアルカ
リ金属炭酸水素塩である。特に好ましいのは炭酸水素ナ
トリウムである。
【0021】Qが水素である化合物IVの環化は、通常
は、0℃〜150℃、好ましくは50℃〜150℃の温度にて、
不活性有機溶媒中で塩基の存在下において行う(Org. P
rep. Proceed. Int., 10 (1978), 79を参照のこと)。
は、0℃〜150℃、好ましくは50℃〜150℃の温度にて、
不活性有機溶媒中で塩基の存在下において行う(Org. P
rep. Proceed. Int., 10 (1978), 79を参照のこと)。
【0022】好適な溶媒は、ペンタン、ヘキサン、シク
ロヘキサン及び石油エーテルのような脂肪族炭化水素、
トルエン、o-、m-及びp-キシレンのような芳香族炭化水
素、塩化メチレン、クロロホルム及びクロロベンゼンの
ようなハロゲン化炭化水素、ジエチルエーテル、ジイソ
プロピルエーテル、tert-ブチルメチルエーテル、ジオ
キサン、アニソール及びテトラヒドロフランのようなエ
ーテル、アセトニトリル及びプロピオニトリルのような
ニトリル、アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケ
トン及びtert-ブチルメチルケトンのようなケトン、メ
タノール、エタノール、n-プロパノール、イソプロパノ
ール、n-ブタノール及びtert-ブタノールのようなアル
コール、並びにまた、N-メチルピロリドン(NMP)、ジ
メチルスルホキシド(DMSO)、ジメチルホルムアミド
(DMF)及びジメチルアセトアミド(DMA)であり、特に
好ましくはメタノール、エタノール、DMSO及びNMPであ
る。上記溶媒の混合物を用いることもまた可能である。
ロヘキサン及び石油エーテルのような脂肪族炭化水素、
トルエン、o-、m-及びp-キシレンのような芳香族炭化水
素、塩化メチレン、クロロホルム及びクロロベンゼンの
ようなハロゲン化炭化水素、ジエチルエーテル、ジイソ
プロピルエーテル、tert-ブチルメチルエーテル、ジオ
キサン、アニソール及びテトラヒドロフランのようなエ
ーテル、アセトニトリル及びプロピオニトリルのような
ニトリル、アセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケ
トン及びtert-ブチルメチルケトンのようなケトン、メ
タノール、エタノール、n-プロパノール、イソプロパノ
ール、n-ブタノール及びtert-ブタノールのようなアル
コール、並びにまた、N-メチルピロリドン(NMP)、ジ
メチルスルホキシド(DMSO)、ジメチルホルムアミド
(DMF)及びジメチルアセトアミド(DMA)であり、特に
好ましくはメタノール、エタノール、DMSO及びNMPであ
る。上記溶媒の混合物を用いることもまた可能である。
【0023】好適な塩基は、一般的には、無機塩基であ
り、例えば、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム及び水酸化カルシウムのようなアルカリ金属
水酸化物及びアルカリ土類金属水酸化物、アルカリ金属
酸化物及びアルカリ土類金属酸化物、アルカリ金属アル
コキシド及びアルカリ土類金属アルコキシド、アルカリ
金属炭酸塩及びアルカリ土類金属炭酸塩、並びにまた、
炭酸水素ナトリウムのようなアルカリ金属炭酸水素塩で
ある。特に好ましいものは水酸化カリウムである。
り、例えば、水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸
化カリウム及び水酸化カルシウムのようなアルカリ金属
水酸化物及びアルカリ土類金属水酸化物、アルカリ金属
酸化物及びアルカリ土類金属酸化物、アルカリ金属アル
コキシド及びアルカリ土類金属アルコキシド、アルカリ
金属炭酸塩及びアルカリ土類金属炭酸塩、並びにまた、
炭酸水素ナトリウムのようなアルカリ金属炭酸水素塩で
ある。特に好ましいものは水酸化カリウムである。
【0024】塩基は一般的には等モル量又は過剰量で使
用する。
用する。
【0025】X及びYが酸素であるキサントンI(式IA)
はまた、o-ハロ安息香酸誘導体IIIaから、下記の経路に
より取得することができる。
はまた、o-ハロ安息香酸誘導体IIIaから、下記の経路に
より取得することができる。
【0026】
【化11】
【0027】化合物IVaは、IIのIIIによるアシル化に関
して記載した条件下において、式IIで表されるアルカリ
ベンゼン誘導体と、Halがハロゲン、特に塩素であっ
て、他の置換基及び変数が式IIIにおいて定義した通り
である式IIIaで表される安息香酸誘導体とから取得す
る。IIのIIIaによるアシル化は、好ましくは、Zがヒド
ロキシルである場合はP2O5又はポリリン酸の存在下で行
う。Zがハロゲンである場合には、同反応はAlCl3の存在
下にて行う。
して記載した条件下において、式IIで表されるアルカリ
ベンゼン誘導体と、Halがハロゲン、特に塩素であっ
て、他の置換基及び変数が式IIIにおいて定義した通り
である式IIIaで表される安息香酸誘導体とから取得す
る。IIのIIIaによるアシル化は、好ましくは、Zがヒド
ロキシルである場合はP2O5又はポリリン酸の存在下で行
う。Zがハロゲンである場合には、同反応はAlCl3の存在
下にて行う。
【0028】R5がハロゲンとなるようにIを合成する場
合は、基R5は化合物IVaの段階において導入することが
できる。
合は、基R5は化合物IVaの段階において導入することが
できる。
【0029】
【化12】
【0030】化合物IVaのヒドロキシル化合物IVbへの変
換は、通常は、-78℃〜100℃、好ましくは0℃〜50℃の
温度にて、不活性有機溶媒中でルイス酸の存在下におい
て行う(T. W. Greene, Protective Groups in Organic
Chemistry, J. Wiley & Sons, 1991, pp. 146-149を参
照のこと)。
換は、通常は、-78℃〜100℃、好ましくは0℃〜50℃の
温度にて、不活性有機溶媒中でルイス酸の存在下におい
て行う(T. W. Greene, Protective Groups in Organic
Chemistry, J. Wiley & Sons, 1991, pp. 146-149を参
照のこと)。
【0031】好適な溶媒は、ペンタン、ヘキサン、シク
ロヘキサン及び石油エーテルのような脂肪族炭化水素、
トルエン、o-、m-及びp-キシレンのような芳香族炭化水
素、塩化メチレン、クロロホルム及びクロロベンゼンの
ようなハロゲン化炭化水素、ジエチルエーテル、ジイソ
プロピルエーテル、tert-ブチルメチルエーテル、ジオ
キサン、アニソール及びテトラヒドロフランのようなエ
ーテル、ニトリル、ケトン、アルコール、並びにまた、
ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド及びジメ
チルアセトアミドであり、特に好ましくはテトラヒドロ
フランである。上記溶媒の混合物を用いることもまた可
能である。
ロヘキサン及び石油エーテルのような脂肪族炭化水素、
トルエン、o-、m-及びp-キシレンのような芳香族炭化水
素、塩化メチレン、クロロホルム及びクロロベンゼンの
ようなハロゲン化炭化水素、ジエチルエーテル、ジイソ
プロピルエーテル、tert-ブチルメチルエーテル、ジオ
キサン、アニソール及びテトラヒドロフランのようなエ
ーテル、ニトリル、ケトン、アルコール、並びにまた、
ジメチルスルホキシド、ジメチルホルムアミド及びジメ
チルアセトアミドであり、特に好ましくはテトラヒドロ
フランである。上記溶媒の混合物を用いることもまた可
能である。
【0032】好適なルイス酸は、一般的には、BF3、AlC
l3、FeCl3、SnCl4、TiCl4、ZnCl2などの典型元素のハロ
ゲン化物又は遷移元素のハロゲン化物である。
l3、FeCl3、SnCl4、TiCl4、ZnCl2などの典型元素のハロ
ゲン化物又は遷移元素のハロゲン化物である。
【0033】
【化13】
【0034】IVbの、X及びYが酸素である式Iで表される
化合物(式IA)への環化は、通常は、-78℃〜150℃、好
ましくは0℃〜50℃の温度にて、不活性溶媒中で塩基の
存在下において行う(Org. Prep. Proceed. Int., 10
(1978), 79を参照のこと)。
化合物(式IA)への環化は、通常は、-78℃〜150℃、好
ましくは0℃〜50℃の温度にて、不活性溶媒中で塩基の
存在下において行う(Org. Prep. Proceed. Int., 10
(1978), 79を参照のこと)。
【0035】好適な溶媒は、水、脂肪族炭化水素、芳香
族炭化水素、ハロゲン化炭化水素、エーテル、ニトリ
ル、ケトン、メタノール、エタノール、n-プロパノー
ル、イソプロパノール、n-ブタノール及びtert-ブタノ
ールのようなアルコール、並びにまた、ジメチルスルホ
キシド、ジメチルホルムアミド及びジメチルアセトアミ
ドであり、特に好ましくはC1-C5-アルコール/水混合物
である。上記溶媒の混合物を使用することもまた可能で
ある。
族炭化水素、ハロゲン化炭化水素、エーテル、ニトリ
ル、ケトン、メタノール、エタノール、n-プロパノー
ル、イソプロパノール、n-ブタノール及びtert-ブタノ
ールのようなアルコール、並びにまた、ジメチルスルホ
キシド、ジメチルホルムアミド及びジメチルアセトアミ
ドであり、特に好ましくはC1-C5-アルコール/水混合物
である。上記溶媒の混合物を使用することもまた可能で
ある。
【0036】好適な塩基は、一般的には、無機化合物、
例えば、アルカリ金属水酸化物及びアルカリ土類金属水
酸化物、アルカリ金属酸化物及びアルカリ土類金属酸化
物、アルカリ金属水素化物及びアルカリ土類金属水素化
物(水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウ
ム、水素化カルシウムなど)、アルカリ金属アミド、ア
ルカリ金属炭酸塩及びアルカリ土類金属炭酸塩(炭酸リ
チウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウムなど)、並びに
また、炭酸水素ナトリウムのようなアルカリ金属炭酸水
素塩;有機金属化合物、特に、アルカリ金属アルキル、
ハロゲン化アルキルマグネシウム、並びにまた、アルカ
リ金属アルコキシド、アルカリ土類金属アルコキシド及
びジメトキシマグネシウム;更にまた、有機塩基、例え
ば第四級アミン、ピリジン、置換されたピリジン及びま
た二環式のアミンである。好ましいものは、アルカリ金
属水酸化物、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属炭酸水
素塩及びアルカリ金属水素化物である。特に好ましいも
のはNaOH、KOH、NaHCO3及びNa2CO3である。
例えば、アルカリ金属水酸化物及びアルカリ土類金属水
酸化物、アルカリ金属酸化物及びアルカリ土類金属酸化
物、アルカリ金属水素化物及びアルカリ土類金属水素化
物(水素化リチウム、水素化ナトリウム、水素化カリウ
ム、水素化カルシウムなど)、アルカリ金属アミド、ア
ルカリ金属炭酸塩及びアルカリ土類金属炭酸塩(炭酸リ
チウム、炭酸カリウム、炭酸カルシウムなど)、並びに
また、炭酸水素ナトリウムのようなアルカリ金属炭酸水
素塩;有機金属化合物、特に、アルカリ金属アルキル、
ハロゲン化アルキルマグネシウム、並びにまた、アルカ
リ金属アルコキシド、アルカリ土類金属アルコキシド及
びジメトキシマグネシウム;更にまた、有機塩基、例え
ば第四級アミン、ピリジン、置換されたピリジン及びま
た二環式のアミンである。好ましいものは、アルカリ金
属水酸化物、アルカリ金属炭酸塩、アルカリ金属炭酸水
素塩及びアルカリ金属水素化物である。特に好ましいも
のはNaOH、KOH、NaHCO3及びNa2CO3である。
【0037】塩基は一般的には触媒量で使用する;しか
しながら、等モル量で、過剰量で、又は適切であるなら
ば溶媒として使用することもできる。
しながら、等モル量で、過剰量で、又は適切であるなら
ば溶媒として使用することもできる。
【0038】R4がヒドロキシル、ハロゲン、C1-C4-アル
コキシ又はC1-C4-ハロアルコキシである式IAで表される
キサントン(式IA.1)への他の経路では、出発物質とし
て、式II.1で表されるアルキルベンゼン誘導体及び式II
I.1で表されるハロゲン化2,6-ジハロベンゾイルを使用
する。式IA.1において、置換基R1〜R3及び(R5)nは式Iに
おいて定義した通りである。式II.1において、R1、R2及
びR3は式Iにおいて定義した通りであり、RxはC1-C3-ア
ルコキシである。式III.1において、Halは、塩素又は臭
素のようなハロゲンであり、特に塩素である。
コキシ又はC1-C4-ハロアルコキシである式IAで表される
キサントン(式IA.1)への他の経路では、出発物質とし
て、式II.1で表されるアルキルベンゼン誘導体及び式II
I.1で表されるハロゲン化2,6-ジハロベンゾイルを使用
する。式IA.1において、置換基R1〜R3及び(R5)nは式Iに
おいて定義した通りである。式II.1において、R1、R2及
びR3は式Iにおいて定義した通りであり、RxはC1-C3-ア
ルコキシである。式III.1において、Halは、塩素又は臭
素のようなハロゲンであり、特に塩素である。
【0039】
【化14】
【0040】この反応は通常は0℃〜210℃、好ましくは
20℃〜50℃の温度にて、不活性有機溶媒中でルイス酸の
存在下において行う(Organikum, 第20版, 第5章, Joh.
A.Barth Verlag, Heidelberg及びLeipzig (1996)を参
照のこと)。
20℃〜50℃の温度にて、不活性有機溶媒中でルイス酸の
存在下において行う(Organikum, 第20版, 第5章, Joh.
A.Barth Verlag, Heidelberg及びLeipzig (1996)を参
照のこと)。
【0041】好適な溶媒は、脂肪族炭化水素、トルエ
ン、ニトロベンゼン、o-、m-及びp-キシレンのような芳
香族炭化水素、ハロゲン化炭化水素、エーテル、ニトリ
ル、ケトン、メタノール、エタノール、n-プロパノー
ル、イソプロパノール、n-ブタノール及びtert-ブタノ
ールのようなアルコール、並びにまた、ジメチルスルホ
キシド、ジメチルホルムアミド及びジメチルアセトアミ
ドであり、特に好ましくはニトロベンゼン又はハロゲン
化炭化水素であり、特に塩化メチレンである。上記溶媒
の混合物を使用することもまた可能である。
ン、ニトロベンゼン、o-、m-及びp-キシレンのような芳
香族炭化水素、ハロゲン化炭化水素、エーテル、ニトリ
ル、ケトン、メタノール、エタノール、n-プロパノー
ル、イソプロパノール、n-ブタノール及びtert-ブタノ
ールのようなアルコール、並びにまた、ジメチルスルホ
キシド、ジメチルホルムアミド及びジメチルアセトアミ
ドであり、特に好ましくはニトロベンゼン又はハロゲン
化炭化水素であり、特に塩化メチレンである。上記溶媒
の混合物を使用することもまた可能である。
【0042】好適なルイス酸は、一般的には、BF3、AlC
l3、FeCl3、SnCl4、TiCl4、ZnCl2などの典型元素のハロ
ゲン化物又は遷移元素のハロゲン化物である。
l3、FeCl3、SnCl4、TiCl4、ZnCl2などの典型元素のハロ
ゲン化物又は遷移元素のハロゲン化物である。
【0043】式II.1においてRxがC1-C3-アルコキシであ
る場合、AlCl3のような好適なルイス酸を選択すること
で、IV.1への変換により、Rxがヒドロキシルであるヒド
ロキシル化合物IV.1を直接導くことができる。
る場合、AlCl3のような好適なルイス酸を選択すること
で、IV.1への変換により、Rxがヒドロキシルであるヒド
ロキシル化合物IV.1を直接導くことができる。
【0044】R4がハロゲンではない化合物IA.1のために
は、化合物IV.1の環化を、基R4の導入と同時に行うこと
が有利である。
は、化合物IV.1の環化を、基R4の導入と同時に行うこと
が有利である。
【0045】
【化15】
【0046】この反応は通常、-78℃〜100℃、好ましく
は0℃〜50℃の温度にて、不活性有機溶媒中で、適切で
あるならばin situにて調製したアルカリ金属アルコキ
シド又はアルカリ土類金属アルコキシドの存在下におい
て行う。
は0℃〜50℃の温度にて、不活性有機溶媒中で、適切で
あるならばin situにて調製したアルカリ金属アルコキ
シド又はアルカリ土類金属アルコキシドの存在下におい
て行う。
【0047】好適な溶媒は、脂肪族炭化水素、又は芳香
族炭化水素、エーテル、ニトリル、ケトン、又はメタノ
ール、エタノール、n-プロパノール、イソプロパノー
ル、n-ブタノール及びtert-ブタノールのようなアルコ
ールであり、特に好ましくはメタノールである。上記溶
媒の混合物を使用することもまた可能である。
族炭化水素、エーテル、ニトリル、ケトン、又はメタノ
ール、エタノール、n-プロパノール、イソプロパノー
ル、n-ブタノール及びtert-ブタノールのようなアルコ
ールであり、特に好ましくはメタノールである。上記溶
媒の混合物を使用することもまた可能である。
【0048】アルカリ金属アルコキシド又はアルカリ土
類金属アルコキシドを製造するために特に好適なものは
ナトリウム又はカリウムである。
類金属アルコキシドを製造するために特に好適なものは
ナトリウム又はカリウムである。
【0049】それらは等モル量又は過剰量で使用し得
る。
る。
【0050】R5がハロゲンでありかつ2-位に位置する式
Iで表される化合物は、好ましくは、式IIIで表される対
応する置換サリチル酸から製造する。
Iで表される化合物は、好ましくは、式IIIで表される対
応する置換サリチル酸から製造する。
【0051】R5がハロゲンでありかつ4-位に位置する式
Iで表される化合物は、好ましくは、問題となる位置が
無置換であるキサントンIをハロゲン化することにより
製造する。
Iで表される化合物は、好ましくは、問題となる位置が
無置換であるキサントンIをハロゲン化することにより
製造する。
【0052】
【化16】
【0053】ハロゲン化は文献により一般的に知られた
条件下にて行う。好適なハロゲン化剤は特に臭素及び塩
化スルフリルである。
条件下にて行う。好適なハロゲン化剤は特に臭素及び塩
化スルフリルである。
【0054】式IBで表される化合物への1つの経路は、
英国特許出願公開 A 21 61 482により知られた条件下に
て硫化することである。
英国特許出願公開 A 21 61 482により知られた条件下に
て硫化することである。
【0055】
【化17】
【0056】化合物IBを合成するために特に好適な硫化
剤は硫化ナトリウムである。
剤は硫化ナトリウムである。
【0057】
【化18】
【0058】チオキサントンIbを製造するために、Iaの
硫化を文献により知られた条件下にて、通常は、0℃〜1
80℃、好ましくは20℃〜140℃の温度にて不活性有機溶
媒中で行う(Liebigs Ann. Chem. (1989), 177)。
硫化を文献により知られた条件下にて、通常は、0℃〜1
80℃、好ましくは20℃〜140℃の温度にて不活性有機溶
媒中で行う(Liebigs Ann. Chem. (1989), 177)。
【0059】好適な溶媒は、ペンタン、ヘキサン、シク
ロヘキサン及び石油エーテルのような脂肪族炭化水素、
トルエン、o-、m-及びp-キシレンのような芳香族炭化水
素、塩化メチレン、クロロホルム及びクロロベンゼンの
ようなハロゲン化炭化水素、ジエチルエーテル、ジイソ
プロピルエーテル、tert-ブチルメチルエーテル、ジオ
キサン、アニソール及びテトラヒドロフランのようなエ
ーテル、アセトニトリル及びプロピオニトリルのような
ニトリル、並びにまたジメチルスルホキシドであり、特
に好ましくはトルエン及びテトラヒドロフランである。
上記溶媒の混合物を用いることもまた可能である。
ロヘキサン及び石油エーテルのような脂肪族炭化水素、
トルエン、o-、m-及びp-キシレンのような芳香族炭化水
素、塩化メチレン、クロロホルム及びクロロベンゼンの
ようなハロゲン化炭化水素、ジエチルエーテル、ジイソ
プロピルエーテル、tert-ブチルメチルエーテル、ジオ
キサン、アニソール及びテトラヒドロフランのようなエ
ーテル、アセトニトリル及びプロピオニトリルのような
ニトリル、並びにまたジメチルスルホキシドであり、特
に好ましくはトルエン及びテトラヒドロフランである。
上記溶媒の混合物を用いることもまた可能である。
【0060】好適な硫化剤は例えば五硫化リン又はロー
ソン試薬である。
ソン試薬である。
【0061】出発物質は一般的に互いに等モル量で反応
させる。収率に関して言えば、Iaを基準にして過剰量の
硫化剤を使用することが有利であり得る。
させる。収率に関して言えば、Iaを基準にして過剰量の
硫化剤を使用することが有利であり得る。
【0062】反応混合物は通常の方法により、例えば水
と混合し層を分離して、そして適切であるならば粗生成
物をクロマトグラフィーにより精製することにより、後
処理する。中間体及び最終生成物のうちの幾つかは無色
又は僅かに褐色の粘凋な油状物の形態で得られる。それ
らは精製することができ、又は、適度に高めた温度にて
減圧下で揮発性成分を除くことができる。中間体及び最
終生成物が固体として得られる場合は、再結晶化又は温
浸により精製を行うこともできる。
と混合し層を分離して、そして適切であるならば粗生成
物をクロマトグラフィーにより精製することにより、後
処理する。中間体及び最終生成物のうちの幾つかは無色
又は僅かに褐色の粘凋な油状物の形態で得られる。それ
らは精製することができ、又は、適度に高めた温度にて
減圧下で揮発性成分を除くことができる。中間体及び最
終生成物が固体として得られる場合は、再結晶化又は温
浸により精製を行うこともできる。
【0063】上記式中の所与の記号の定義に用いた集合
的名称は、一般的な意味において、次の置換基を表す。
的名称は、一般的な意味において、次の置換基を表す。
【0064】ハロゲン:フッ素、塩素、臭素及びヨウ
素;
素;
【0065】アルキル:1〜4個または6個の炭素原子を
有する、直鎖状又は分岐状の飽和炭化水素基であって、
例えば、メチル、エチル、プロピル、1-メチルエチル、
ブチル、1-メチルプロピル、2-メチルプロピル、1,1-ジ
メチルエチル、ペンチル、1-メチルブチル、2-メチルブ
チル、3-メチルブチル、2,2-ジメチルプロピル、1-エチ
ルプロピル、ヘキシル、1,1-ジメチルプロピル、1,2-ジ
メチルプロピル、1-メチルペンチル、2-メチルペンチ
ル、3-メチルペンチル、4-メチルペンチル、1,1-ジメチ
ルブチル、1,2-ジメチルブチル、1,3-ジメチルブチル、
2,2-ジメチルブチル、2,3-ジメチルブチル、3,3-ジメチ
ルブチル、1-エチルブチル、2-エチルブチル、1,1,2-ト
リメチルプロピル、1,2,2-トリメチルプロピル、1-エチ
ル-1-メチルプロピル及び1-エチル-2-メチルプロピルの
ようなC1-C6-アルキル;
有する、直鎖状又は分岐状の飽和炭化水素基であって、
例えば、メチル、エチル、プロピル、1-メチルエチル、
ブチル、1-メチルプロピル、2-メチルプロピル、1,1-ジ
メチルエチル、ペンチル、1-メチルブチル、2-メチルブ
チル、3-メチルブチル、2,2-ジメチルプロピル、1-エチ
ルプロピル、ヘキシル、1,1-ジメチルプロピル、1,2-ジ
メチルプロピル、1-メチルペンチル、2-メチルペンチ
ル、3-メチルペンチル、4-メチルペンチル、1,1-ジメチ
ルブチル、1,2-ジメチルブチル、1,3-ジメチルブチル、
2,2-ジメチルブチル、2,3-ジメチルブチル、3,3-ジメチ
ルブチル、1-エチルブチル、2-エチルブチル、1,1,2-ト
リメチルプロピル、1,2,2-トリメチルプロピル、1-エチ
ル-1-メチルプロピル及び1-エチル-2-メチルプロピルの
ようなC1-C6-アルキル;
【0066】ハロアルキル:水素原子の一部又は全部が
上記のハロゲン原子により置換された、上記の1〜4個の
炭素原子を有する直鎖状又は分岐状アルキル基。例え
ば、クロロメチル、ブロモメチル、ジクロロメチル、ト
リクロロメチル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、
トリフルオロメチル、クロロフルオロメチル、ジクロロ
フルオロメチル、クロロジフルオロメチル、1-クロロエ
チル、1-ブロモエチル、1-フルオロエチル、2-フルオロ
エチル、2,2-ジフルオロエチル、2,2,2-トリフルオロエ
チル、2-クロロ-2-フルオロエチル、2-クロロ-2,2-ジフ
ルオロエチル、2,2-ジクロロ-2-フルオロエチル、2,2,2
-トリクロロエチル及びペンタフルオロエチルのようなC
1-C 2-ハロアルキル;
上記のハロゲン原子により置換された、上記の1〜4個の
炭素原子を有する直鎖状又は分岐状アルキル基。例え
ば、クロロメチル、ブロモメチル、ジクロロメチル、ト
リクロロメチル、フルオロメチル、ジフルオロメチル、
トリフルオロメチル、クロロフルオロメチル、ジクロロ
フルオロメチル、クロロジフルオロメチル、1-クロロエ
チル、1-ブロモエチル、1-フルオロエチル、2-フルオロ
エチル、2,2-ジフルオロエチル、2,2,2-トリフルオロエ
チル、2-クロロ-2-フルオロエチル、2-クロロ-2,2-ジフ
ルオロエチル、2,2-ジクロロ-2-フルオロエチル、2,2,2
-トリクロロエチル及びペンタフルオロエチルのようなC
1-C 2-ハロアルキル;
【0067】アルコキシ:酸素原子(-O-)を介して骨格
に結合した、上記の1〜6個の炭素原子を有する直鎖状又
は分岐状アルキル基;
に結合した、上記の1〜6個の炭素原子を有する直鎖状又
は分岐状アルキル基;
【0068】ハロアルコキシ:酸素原子(-O-)を介して
骨格に結合した、上記の1〜6個の炭素原子を有する直鎖
状又は分岐状ハロアルキル基;
骨格に結合した、上記の1〜6個の炭素原子を有する直鎖
状又は分岐状ハロアルキル基;
【0069】アルキルチオ:硫黄原子(-S-)を介して骨
格に結合した、上記の1〜4個の炭素原子を有する直鎖状
又は分岐状アルキル基;
格に結合した、上記の1〜4個の炭素原子を有する直鎖状
又は分岐状アルキル基;
【0070】アルキルカルボニル:カルボニル基(-CO-)
を介して骨格に結合した、上記の1〜10個の炭素原子を
有する直鎖状又は分岐状アルキル基;
を介して骨格に結合した、上記の1〜10個の炭素原子を
有する直鎖状又は分岐状アルキル基;
【0071】アルキルカルボニルオキシ:酸素原子を介
して骨格に結合した、上記の1〜10個の炭素原子を有す
る直鎖状又は分岐状アルキルカルボニル基;
して骨格に結合した、上記の1〜10個の炭素原子を有す
る直鎖状又は分岐状アルキルカルボニル基;
【0072】アルケニル:3〜6個の炭素原子を有し且つ
いずれかの位置に二重結合を1つ有する直鎖状又は分岐
状の不飽和炭化水素基であって、例えば、1-プロペニ
ル、2-プロペニル、1-メチルエテニル、1-ブテニル、2-
ブテニル、3-ブテニル、1-メチル-1-プロペニル、2-メ
チル-1-プロペニル、1-メチル-2-プロペニル、2-メチル
-2-プロペニル、1-ペンテニル、2-ペンテニル、3-ペン
テニル、4-ペンテニル、1-メチル-1-ブテニル、2-メチ
ル-1-ブテニル、3-メチル-1-ブテニル、1-メチル-2-ブ
テニル、2-メチル-2-ブテニル、3-メチル-2-ブテニル、
1-メチル-3-ブテニル、2-メチル-3-ブテニル、3-メチル
-3-ブテニル、1,1-ジメチル-2-プロペニル、1,2-ジメチ
ル-1-プロペニル、1,2-ジメチル-2-プロペニル、1-エチ
ル-1-プロペニル、1-エチル-2-プロペニル、1-ヘキセニ
ル、2-ヘキセニル、3-ヘキセニル、4-ヘキセニル、5-ヘ
キセニル、1-メチル-1-ペンテニル、2-メチル-1-ペンテ
ニル、3-メチル-1-ペンテニル、4-メチル-1-ペンテニ
ル、1-メチル-2-ペンテニル、2-メチル-2-ペンテニル、
3-メチル-2-ペンテニル、4-メチル-2-ペンテニル、1-メ
チル-3-ペンテニル、2-メチル-3-ペンテニル、3-メチル
-3-ペンテニル、4-メチル-3-ペンテニル、1-メチル-4-
ペンテニル、2-メチル-4-ペンテニル、3-メチル-4-ペン
テニル、4-メチル-4-ペンテニル、1,1-ジメチル-2-ブテ
ニル、1,1-ジメチル-3-ブテニル、1,2-ジメチル-1-ブテ
ニル、1,2-ジメチル-2-ブテニル、1,2-ジメチル-3-ブテ
ニル、1,3-ジメチル-1-ブテニル、1,3-ジメチル-2-ブテ
ニル、1,3-ジメチル-3-ブテニル、2,2-ジメチル-3-ブテ
ニル、2,3-ジメチル-1-ブテニル、2,3-ジメチル-2-ブテ
ニル、2,3-ジメチル-3-ブテニル、3,3-ジメチル-1-ブテ
ニル、3,3-ジメチル-2-ブテニル、1-エチル-1-ブテニ
ル、1-エチル-2-ブテニル、1-エチル-3-ブテニル、2-エ
チル-1-ブテニル、2-エチル-2-ブテニル、2-エチル-3-
ブテニル、1,1,2-トリメチル-2-プロペニル、1-エチル-
1-メチル-2-プロペニル、1-エチル-2-メチル-1-プロペ
ニル及び1-エチル-2-メチル-2-プロペニルのようなC3-C
6-アルケニル;
いずれかの位置に二重結合を1つ有する直鎖状又は分岐
状の不飽和炭化水素基であって、例えば、1-プロペニ
ル、2-プロペニル、1-メチルエテニル、1-ブテニル、2-
ブテニル、3-ブテニル、1-メチル-1-プロペニル、2-メ
チル-1-プロペニル、1-メチル-2-プロペニル、2-メチル
-2-プロペニル、1-ペンテニル、2-ペンテニル、3-ペン
テニル、4-ペンテニル、1-メチル-1-ブテニル、2-メチ
ル-1-ブテニル、3-メチル-1-ブテニル、1-メチル-2-ブ
テニル、2-メチル-2-ブテニル、3-メチル-2-ブテニル、
1-メチル-3-ブテニル、2-メチル-3-ブテニル、3-メチル
-3-ブテニル、1,1-ジメチル-2-プロペニル、1,2-ジメチ
ル-1-プロペニル、1,2-ジメチル-2-プロペニル、1-エチ
ル-1-プロペニル、1-エチル-2-プロペニル、1-ヘキセニ
ル、2-ヘキセニル、3-ヘキセニル、4-ヘキセニル、5-ヘ
キセニル、1-メチル-1-ペンテニル、2-メチル-1-ペンテ
ニル、3-メチル-1-ペンテニル、4-メチル-1-ペンテニ
ル、1-メチル-2-ペンテニル、2-メチル-2-ペンテニル、
3-メチル-2-ペンテニル、4-メチル-2-ペンテニル、1-メ
チル-3-ペンテニル、2-メチル-3-ペンテニル、3-メチル
-3-ペンテニル、4-メチル-3-ペンテニル、1-メチル-4-
ペンテニル、2-メチル-4-ペンテニル、3-メチル-4-ペン
テニル、4-メチル-4-ペンテニル、1,1-ジメチル-2-ブテ
ニル、1,1-ジメチル-3-ブテニル、1,2-ジメチル-1-ブテ
ニル、1,2-ジメチル-2-ブテニル、1,2-ジメチル-3-ブテ
ニル、1,3-ジメチル-1-ブテニル、1,3-ジメチル-2-ブテ
ニル、1,3-ジメチル-3-ブテニル、2,2-ジメチル-3-ブテ
ニル、2,3-ジメチル-1-ブテニル、2,3-ジメチル-2-ブテ
ニル、2,3-ジメチル-3-ブテニル、3,3-ジメチル-1-ブテ
ニル、3,3-ジメチル-2-ブテニル、1-エチル-1-ブテニ
ル、1-エチル-2-ブテニル、1-エチル-3-ブテニル、2-エ
チル-1-ブテニル、2-エチル-2-ブテニル、2-エチル-3-
ブテニル、1,1,2-トリメチル-2-プロペニル、1-エチル-
1-メチル-2-プロペニル、1-エチル-2-メチル-1-プロペ
ニル及び1-エチル-2-メチル-2-プロペニルのようなC3-C
6-アルケニル;
【0073】ハロアルケニル:水素原子の一部又は全部
が上記のハロゲン原子、特にフッ素、塩素及び臭素によ
り置換された、上記の、3〜6個の炭素原子を有し且つい
ずれかの位置に二重結合を1つ有する直鎖状又は分岐状
の不飽和炭化水素基;
が上記のハロゲン原子、特にフッ素、塩素及び臭素によ
り置換された、上記の、3〜6個の炭素原子を有し且つい
ずれかの位置に二重結合を1つ有する直鎖状又は分岐状
の不飽和炭化水素基;
【0074】アルケニルオキシ:酸素原子(-O-)を介し
て骨格に結合した、上記の、3〜6個の炭素原子を有し且
つヘテロ原子と隣接していない位置の何れかに二重結合
を1つ有する直鎖状又は分岐状の不飽和炭化水素基;
て骨格に結合した、上記の、3〜6個の炭素原子を有し且
つヘテロ原子と隣接していない位置の何れかに二重結合
を1つ有する直鎖状又は分岐状の不飽和炭化水素基;
【0075】ハロアルケニルオキシ:水素原子の一部又
は全部が上記のハロゲン原子、特にフッ素、塩素及び臭
素により置換された、上記の3〜6個の炭素原子を有する
直鎖状又は分岐状の不飽和アルケニルオキシ基;
は全部が上記のハロゲン原子、特にフッ素、塩素及び臭
素により置換された、上記の3〜6個の炭素原子を有する
直鎖状又は分岐状の不飽和アルケニルオキシ基;
【0076】アルキニル:3〜6個の炭素原子を有し且つ
何れかの位置に三重結合を1つ有する、直鎖状又は分岐
状炭化水素基であって、例えば、1-プロピニル、2-プロ
ピニル、1-ブチニル、2-ブチニル、3-ブチニル、1-メチ
ル-2-プロピニル、1-ペンチニル、2-ペンチニル、3-ペ
ンチニル、4-ペンチニル、1-メチル-2-ブチニル、1-メ
チル-3-ブチニル、2-メチル-3-ブチニル、3-メチル-1-
ブチニル、1,1-ジメチル-2-プロピニル、1-エチル-2-プ
ロピニル、1-ヘキシニル、2-ヘキシニル、3-ヘキシニ
ル、4-ヘキシニル、5-ヘキシニル、1-メチル-2-ペンチ
ニル、1-メチル-3-ペンチニル、1-メチル-4-ペンチニ
ル、2-メチル-3-ペンチニル、2-メチル-4-ペンチニル、
3-メチル-1-ペンチニル、3-メチル-4-ペンチニル、4-メ
チル-1-ペンチニル、4-メチル-2-ペンチニル、1,1-ジメ
チル-2-ブチニル、1,1-ジメチル-3-ブチニル、1,2-ジメ
チル-3-ブチニル、2,2-ジメチル-3-ブチニル、3,3-ジメ
チル-1-ブチニル、1-エチル-2-ブチニル、1-エチル-3-
ブチニル、2-エチル-3-ブチニル及び1-エチル-1-メチル
-2-プロピニルのようなC3-C6-アルキニル;
何れかの位置に三重結合を1つ有する、直鎖状又は分岐
状炭化水素基であって、例えば、1-プロピニル、2-プロ
ピニル、1-ブチニル、2-ブチニル、3-ブチニル、1-メチ
ル-2-プロピニル、1-ペンチニル、2-ペンチニル、3-ペ
ンチニル、4-ペンチニル、1-メチル-2-ブチニル、1-メ
チル-3-ブチニル、2-メチル-3-ブチニル、3-メチル-1-
ブチニル、1,1-ジメチル-2-プロピニル、1-エチル-2-プ
ロピニル、1-ヘキシニル、2-ヘキシニル、3-ヘキシニ
ル、4-ヘキシニル、5-ヘキシニル、1-メチル-2-ペンチ
ニル、1-メチル-3-ペンチニル、1-メチル-4-ペンチニ
ル、2-メチル-3-ペンチニル、2-メチル-4-ペンチニル、
3-メチル-1-ペンチニル、3-メチル-4-ペンチニル、4-メ
チル-1-ペンチニル、4-メチル-2-ペンチニル、1,1-ジメ
チル-2-ブチニル、1,1-ジメチル-3-ブチニル、1,2-ジメ
チル-3-ブチニル、2,2-ジメチル-3-ブチニル、3,3-ジメ
チル-1-ブチニル、1-エチル-2-ブチニル、1-エチル-3-
ブチニル、2-エチル-3-ブチニル及び1-エチル-1-メチル
-2-プロピニルのようなC3-C6-アルキニル;
【0077】ハロアルキニル:水素原子の一部又は全部
が上記のハロゲン原子、特にフッ素、塩素及び臭素によ
り置換された、上記の、3〜6個の炭素原子を有し且つい
ずれかの位置に三重結合を1つ有する直鎖状又は分岐状
の不飽和炭化水素基;
が上記のハロゲン原子、特にフッ素、塩素及び臭素によ
り置換された、上記の、3〜6個の炭素原子を有し且つい
ずれかの位置に三重結合を1つ有する直鎖状又は分岐状
の不飽和炭化水素基;
【0078】アルキニルオキシ:酸素原子(-O-)を介し
て骨格に結合した、上記の、3〜10個の炭素原子を有し
且つヘテロ原子と隣接していない位置の何れかに三重結
合を1つ有する直鎖状又は分岐状の不飽和炭化水素基;
て骨格に結合した、上記の、3〜10個の炭素原子を有し
且つヘテロ原子と隣接していない位置の何れかに三重結
合を1つ有する直鎖状又は分岐状の不飽和炭化水素基;
【0079】ハロアルキニルオキシ:水素原子の一部又
は全部が上記のハロゲン原子、特にフッ素、塩素及び臭
素により置換された、上記の3〜10個の炭素原子を有す
る直鎖状又は分岐状の不飽和アルキニルオキシ基;
は全部が上記のハロゲン原子、特にフッ素、塩素及び臭
素により置換された、上記の3〜10個の炭素原子を有す
る直鎖状又は分岐状の不飽和アルキニルオキシ基;
【0080】アルキレン:1〜5個のCH2基を有する二価
の無分岐鎖であって、例えばCH2、CH2CH2、CH2CH2CH 2、
CH2CH2CH2CH2及びCH2CH2CH2CH2CH2;
の無分岐鎖であって、例えばCH2、CH2CH2、CH2CH2CH 2、
CH2CH2CH2CH2及びCH2CH2CH2CH2CH2;
【0081】オキシアルキレン:1つの結合が酸素原子
を介して骨格に結合したものである、2〜4個のCH2基を
有する二価の無分岐鎖であって、例えば、OCH2CH2、OCH
2CH2CH2及びOCH2CH2CH2CH2;
を介して骨格に結合したものである、2〜4個のCH2基を
有する二価の無分岐鎖であって、例えば、OCH2CH2、OCH
2CH2CH2及びOCH2CH2CH2CH2;
【0082】オキシアルキレンオキシ:両方の結合が酸
素原子を介して骨格に結合したものである、1〜3個のCH
2基を有する二価の無分岐鎖であって、例えば、OCH2O、
OCH2CH2O及びOCH2CH2CH2O。
素原子を介して骨格に結合したものである、1〜3個のCH
2基を有する二価の無分岐鎖であって、例えば、OCH2O、
OCH2CH2O及びOCH2CH2CH2O。
【0083】式Iで表されるキサントン化合物の意図さ
れた使用に関して言えば、特に好ましいものは、置換基
が、各々単独で又は組み合わせて以下の意味を有するも
のである。
れた使用に関して言えば、特に好ましいものは、置換基
が、各々単独で又は組み合わせて以下の意味を有するも
のである。
【0084】好ましいものは、Yが酸素である化合物Iで
ある。
ある。
【0085】更に、好ましいものは、X及びYが酸素であ
る化合物Iである。かかる化合物は式I.1に対応する。
る化合物Iである。かかる化合物は式I.1に対応する。
【0086】
【化19】
【0087】そのうえまた、特に好ましいものは、R1が
メチル、ハロメチル又はエチル、特にメチルである化合
物Iである。
メチル、ハロメチル又はエチル、特にメチルである化合
物Iである。
【0088】同様に好ましいものは、R2及びR3が互いに
独立にメトキシ、エトキシ又はn-ブトキシ、特にメトキ
シ又はn-ブトキシ、特に好ましくはメトキシである化合
物Iである。
独立にメトキシ、エトキシ又はn-ブトキシ、特にメトキ
シ又はn-ブトキシ、特に好ましくはメトキシである化合
物Iである。
【0089】そのうえまた、好ましいものは、基R2及び
R3の1つがメトキシである化合物Iである。
R3の1つがメトキシである化合物Iである。
【0090】特に好ましいものは、R1がメチルであり且
つR2及びR3がメトキシである化合物Iである。
つR2及びR3がメトキシである化合物Iである。
【0091】更にまた特に好ましいものは、R4がハロゲ
ン、シアノ、ヒドロキシル、メチル、メトキシ、アルキ
ルカルボニルオキシ、ハロメチル又はメロメトキシであ
る化合物Iである。
ン、シアノ、ヒドロキシル、メチル、メトキシ、アルキ
ルカルボニルオキシ、ハロメチル又はメロメトキシであ
る化合物Iである。
【0092】更に、特に好ましいものは、R4がフッ素、
塩素、臭素、ヨウ素、ヒドロキシル、アミノ、メチル、
C1-C4-ハロアルキル、メトキシ、C1-C4-ハロアルコキシ
又はC1-C4-アルキルチオである化合物Iである。
塩素、臭素、ヨウ素、ヒドロキシル、アミノ、メチル、
C1-C4-ハロアルキル、メトキシ、C1-C4-ハロアルコキシ
又はC1-C4-アルキルチオである化合物Iである。
【0093】同様に特に好ましいものは、R4がヒドロキ
シル、アミノ、メチル、C1-ハロアルキル、メトキシ、C
1-ハロアルコキシ又はC1-アルキルチオである化合物Iで
ある。
シル、アミノ、メチル、C1-ハロアルキル、メトキシ、C
1-ハロアルコキシ又はC1-アルキルチオである化合物Iで
ある。
【0094】好ましいものは、R4がOCHmF3-m(式中、m
は0〜3の整数)、特にOCF3又はOCHF2である化合物Iであ
る。
は0〜3の整数)、特にOCF3又はOCHF2である化合物Iであ
る。
【0095】更に、特に好ましいものは、R5がハロゲ
ン、特に塩素又は臭素である化合物Iである。
ン、特に塩素又は臭素である化合物Iである。
【0096】特に好ましいものはまた、nが1である化合
物Iである。
物Iである。
【0097】更にまた、好ましいものはR4がOCHmF3-mで
あり且つR5がハロゲン又はOCHmF3-m(式中、mは0〜2の
整数)である化合物Iである。
あり且つR5がハロゲン又はOCHmF3-m(式中、mは0〜2の
整数)である化合物Iである。
【0098】そのうえまた、好ましいものは、R1がC1-C
4-アルキル又はCF3であり、R2及びR 3が、互いに独立にC
1-C4-アルコキシであり、R4がハロゲン、C1-C4-アルキ
ル、CF3、CHF2、ヒドロキシル、C1-C4-アルコキシ、OCH
F2、C1-C4-アルコキシカルボニル、メルカプト又はアミ
ノであり、(R5)nが水素、ハロゲン、メチル、ヒドロキ
シル、CF3又はOCHF2である化合物Iである。
4-アルキル又はCF3であり、R2及びR 3が、互いに独立にC
1-C4-アルコキシであり、R4がハロゲン、C1-C4-アルキ
ル、CF3、CHF2、ヒドロキシル、C1-C4-アルコキシ、OCH
F2、C1-C4-アルコキシカルボニル、メルカプト又はアミ
ノであり、(R5)nが水素、ハロゲン、メチル、ヒドロキ
シル、CF3又はOCHF2である化合物Iである。
【0099】その使用に関して特に好ましいものは、下
記の表に列挙した化合物Iである。更にまた、ある置換
基について表に記載した基は、記載した組み合わせとは
無関係に、それ単独で当該置換基の特に好ましい実施形
態である。
記の表に列挙した化合物Iである。更にまた、ある置換
基について表に記載した基は、記載した組み合わせとは
無関係に、それ単独で当該置換基の特に好ましい実施形
態である。
【0100】表1
R1がメチルであり、R2及びR3がメトキシであり、且つ、
一化合物についての基R4及び(R5)nの組み合わせが表Aの
各行と一致する、式I.1で表される化合物。
一化合物についての基R4及び(R5)nの組み合わせが表Aの
各行と一致する、式I.1で表される化合物。
【0101】表2
R1がメチルであり、R2がメトキシであり、R3がエトキシ
であり、且つ、一化合物についての基R4及び(R5)nの組
み合わせが表Aの各行と一致する、式I.1で表される化合
物。
であり、且つ、一化合物についての基R4及び(R5)nの組
み合わせが表Aの各行と一致する、式I.1で表される化合
物。
【0102】表3
R1がメチルであり、R2がメトキシであり、R3がn-プロポ
キシであり、且つ、一化合物についての基R4及び(R5)n
の組み合わせが表Aの各行と一致する、式I.1で表される
化合物。
キシであり、且つ、一化合物についての基R4及び(R5)n
の組み合わせが表Aの各行と一致する、式I.1で表される
化合物。
【0103】表4
R1がメチルであり、R2がメトキシであり、R3がイソプロ
ポキシであり、且つ、一化合物についての基R4及び(R5)
nの組み合わせが表Aの各行と一致する、式I.1で表され
る化合物。
ポキシであり、且つ、一化合物についての基R4及び(R5)
nの組み合わせが表Aの各行と一致する、式I.1で表され
る化合物。
【0104】表5
R1がメチルであり、R2がメトキシであり、R3がn-ブトキ
シであり、且つ、一化合物についての基R4及び(R5)nの
組み合わせが表Aの各行と一致する、式I.1で表される化
合物。
シであり、且つ、一化合物についての基R4及び(R5)nの
組み合わせが表Aの各行と一致する、式I.1で表される化
合物。
【0105】表6
R1がメチルであり、R2がエトキシであり、R3がメトキシ
であり、且つ、一化合物についての基R4及び(R5)nの組
み合わせが表Aの各行と一致する、式I.1で表される化合
物。
であり、且つ、一化合物についての基R4及び(R5)nの組
み合わせが表Aの各行と一致する、式I.1で表される化合
物。
【0106】表7
R1がメチルであり、R2がn-プロポキシであり、R3がメト
キシであり、且つ、一化合物についての基R4及び(R5)n
の組み合わせが表Aの各行と一致する、式I.1で表される
化合物。
キシであり、且つ、一化合物についての基R4及び(R5)n
の組み合わせが表Aの各行と一致する、式I.1で表される
化合物。
【0107】表8
R1がメチルであり、R2がイソプロポキシであり、R3がメ
トキシであり、且つ、一化合物についての基R4及び(R5)
nの組み合わせが表Aの各行と一致する、式I.1で表され
る化合物。
トキシであり、且つ、一化合物についての基R4及び(R5)
nの組み合わせが表Aの各行と一致する、式I.1で表され
る化合物。
【0108】表9
R1がメチルであり、R2がn-ブトキシであり、R3がメトキ
シであり、且つ、一化合物についての基R4及び(R5)nの
組み合わせが表Aの各行と一致する、式I.1で表される化
合物。
シであり、且つ、一化合物についての基R4及び(R5)nの
組み合わせが表Aの各行と一致する、式I.1で表される化
合物。
【0109】表10
R1がクロロメチルであり、R2及びR3がメトキシであり、
且つ、一化合物についての基R4及び(R5)nの組み合わせ
が表Aの各行と一致する、式I.1で表される化合物。
且つ、一化合物についての基R4及び(R5)nの組み合わせ
が表Aの各行と一致する、式I.1で表される化合物。
【0110】表11
R1がクロロメチルであり、R2がメトキシであり、R3がエ
トキシであり、且つ、一化合物についての基R4及び(R5)
nの組み合わせが表Aの各行と一致する、式I.1で表され
る化合物。
トキシであり、且つ、一化合物についての基R4及び(R5)
nの組み合わせが表Aの各行と一致する、式I.1で表され
る化合物。
【0111】表12
R1がクロロメチルであり、R2がメトキシであり、R3がn-
プロポキシであり、且つ、一化合物についての基R4及び
(R5)nの組み合わせが表Aの各行と一致する、式I.1で表
される化合物。
プロポキシであり、且つ、一化合物についての基R4及び
(R5)nの組み合わせが表Aの各行と一致する、式I.1で表
される化合物。
【0112】表13
R1がクロロメチルであり、R2がメトキシであり、R3がイ
ソプロポキシであり、且つ、一化合物についての基R4及
び(R5)nの組み合わせが表Aの各行と一致する、式I.1で
表される化合物。
ソプロポキシであり、且つ、一化合物についての基R4及
び(R5)nの組み合わせが表Aの各行と一致する、式I.1で
表される化合物。
【0113】表14
R1がクロロメチルであり、R2がメトキシであり、R3がn-
ブトキシであり、且つ、一化合物についての基R4及び(R
5)nの組み合わせが表Aの各行と一致する、式I.1で表さ
れる化合物。
ブトキシであり、且つ、一化合物についての基R4及び(R
5)nの組み合わせが表Aの各行と一致する、式I.1で表さ
れる化合物。
【0114】表15
R1がクロロメチルであり、R2がエトキシであり、R3がメ
トキシであり、且つ、一化合物についての基R4及び(R5)
nの組み合わせが表Aの各行と一致する、式I.1で表され
る化合物。
トキシであり、且つ、一化合物についての基R4及び(R5)
nの組み合わせが表Aの各行と一致する、式I.1で表され
る化合物。
【0115】表16
R1がクロロメチルであり、R2及びR3がエトキシであり、
且つ、一化合物についての基R4及び(R5)nの組み合わせ
が表Aの各行と一致する、式I.1で表される化合物。
且つ、一化合物についての基R4及び(R5)nの組み合わせ
が表Aの各行と一致する、式I.1で表される化合物。
【0116】表17
R1がクロロメチルであり、R2がn-プロポキシであり、R3
がメトキシであり、且つ、一化合物についての基R4及び
(R5)nの組み合わせが表Aの各行と一致する、式I.1で表
される化合物。
がメトキシであり、且つ、一化合物についての基R4及び
(R5)nの組み合わせが表Aの各行と一致する、式I.1で表
される化合物。
【0117】表18
R1がクロロメチルであり、R2がイソプロポキシであり、
R3がメトキシであり、且つ、一化合物についての基R4及
び(R5)nの組み合わせが表Aの各行と一致する、式I.1で
表される化合物。
R3がメトキシであり、且つ、一化合物についての基R4及
び(R5)nの組み合わせが表Aの各行と一致する、式I.1で
表される化合物。
【0118】表19
R1がクロロメチルであり、R2がn-ブトキシであり、R3が
メトキシであり、且つ、一化合物についての基R4及び(R
5)nの組み合わせが表Aの各行と一致する、式I.1で表さ
れる化合物。
メトキシであり、且つ、一化合物についての基R4及び(R
5)nの組み合わせが表Aの各行と一致する、式I.1で表さ
れる化合物。
【0119】表20
R1がフルオロメチルであり、R2及びR3がメトキシであ
り、且つ、一化合物についての基R4及び(R5)nの組み合
わせが表Aの各行と一致する、式I.1で表される化合物。
り、且つ、一化合物についての基R4及び(R5)nの組み合
わせが表Aの各行と一致する、式I.1で表される化合物。
【0120】表21
R1がフルオロメチルであり、R2がメトキシであり、R3が
エトキシであり、且つ、一化合物についての基R4及び(R
5)nの組み合わせが表Aの各行と一致する、式I.1で表さ
れる化合物。
エトキシであり、且つ、一化合物についての基R4及び(R
5)nの組み合わせが表Aの各行と一致する、式I.1で表さ
れる化合物。
【0121】表22
R1がフルオロメチルであり、R2がメトキシであり、R3が
n-プロポキシであり、且つ、一化合物についての基R4及
び(R5)nの組み合わせが表Aの各行と一致する、式I.1で
表される化合物。
n-プロポキシであり、且つ、一化合物についての基R4及
び(R5)nの組み合わせが表Aの各行と一致する、式I.1で
表される化合物。
【0122】表23
R1がフルオロメチルであり、R2がメトキシであり、R3が
イソプロポキシであり、且つ、一化合物についての基R4
及び(R5)nの組み合わせが表Aの各行と一致する、式I.1
で表される化合物。
イソプロポキシであり、且つ、一化合物についての基R4
及び(R5)nの組み合わせが表Aの各行と一致する、式I.1
で表される化合物。
【0123】表24
R1がフルオロメチルであり、R2がメトキシであり、R3が
n-ブトキシであり、且つ、一化合物についての基R4及び
(R5)nの組み合わせが表Aの各行と一致する、式I.1で表
される化合物。
n-ブトキシであり、且つ、一化合物についての基R4及び
(R5)nの組み合わせが表Aの各行と一致する、式I.1で表
される化合物。
【0124】表25
R1がフルオロメチルであり、R2がエトキシであり、R3が
メトキシであり、且つ、一化合物についての基R4及び(R
5)nの組み合わせが表Aの各行と一致する、式I.1で表さ
れる化合物。
メトキシであり、且つ、一化合物についての基R4及び(R
5)nの組み合わせが表Aの各行と一致する、式I.1で表さ
れる化合物。
【0125】表26
R1がフルオロメチルであり、R2がn-プロポキシであり、
R3がメトキシであり、且つ、一化合物についての基R4及
び(R5)nの組み合わせが表Aの各行と一致する、式I.1で
表される化合物。
R3がメトキシであり、且つ、一化合物についての基R4及
び(R5)nの組み合わせが表Aの各行と一致する、式I.1で
表される化合物。
【0126】表27
R1がフルオロメチルであり、R2がイソプロポキシであ
り、R3がメトキシであり、且つ、一化合物についての基
R4及び(R5)nの組み合わせが表Aの各行と一致する、式I.
1で表される化合物。
り、R3がメトキシであり、且つ、一化合物についての基
R4及び(R5)nの組み合わせが表Aの各行と一致する、式I.
1で表される化合物。
【0127】表28
R1がフルオロメチルであり、R2がn-ブトキシであり、R3
がメトキシであり、且つ、一化合物についての基R4及び
(R5)nの組み合わせが表Aの各行と一致する、式I.1で表
される化合物。
がメトキシであり、且つ、一化合物についての基R4及び
(R5)nの組み合わせが表Aの各行と一致する、式I.1で表
される化合物。
【0128】表A
【0129】化合物Iは、殺真菌剤としての使用に好適
である。化合物Iは、広範囲の植物病原性真菌に対し
て、特に、子嚢菌類(Ascomycetes)、不完全菌類(Deuter
omycetes)、藻菌類(Phycomycetes)及び担子菌類(Basidi
omycetes)の真菌に対して優れた殺真菌活性を有する。
これらの内のいくつかは植物体全体にわたって作用する
ので、葉に作用する殺真菌剤及び土壌に作用する殺真菌
剤として作物の防除に使用することができる。
である。化合物Iは、広範囲の植物病原性真菌に対し
て、特に、子嚢菌類(Ascomycetes)、不完全菌類(Deuter
omycetes)、藻菌類(Phycomycetes)及び担子菌類(Basidi
omycetes)の真菌に対して優れた殺真菌活性を有する。
これらの内のいくつかは植物体全体にわたって作用する
ので、葉に作用する殺真菌剤及び土壌に作用する殺真菌
剤として作物の防除に使用することができる。
【0130】これらは、コムギ、ライムギ、オオムギ、
オートムギ、イネ、トウモロコシ、シバ、バナナ、ワ
タ、ダイズ、コーヒー、サトウキビなどの種々の作物植
物、ブドウ、果実産生種、観賞植物並びにキュウリ、マ
メ、トマト、ジャガイモ、ウリなどの野菜、並びにま
た、これらの植物の種子において、多数の真菌類を防除
するのに特に重要である。
オートムギ、イネ、トウモロコシ、シバ、バナナ、ワ
タ、ダイズ、コーヒー、サトウキビなどの種々の作物植
物、ブドウ、果実産生種、観賞植物並びにキュウリ、マ
メ、トマト、ジャガイモ、ウリなどの野菜、並びにま
た、これらの植物の種子において、多数の真菌類を防除
するのに特に重要である。
【0131】具体的には、該化合物は、以下の植物の病
気を防除するのに好適である:野菜及び果実におけるア
ルテルナリア(Alternaria)種、ポドスフェラ(Podosphae
ra)種、スクレロチニア(Sclerotinia)種、輪紋病(Physa
lospora canker)、イチゴ、野菜、観賞植物及びブドウ
におけるボトリチス・シネレア(Botrytis cinerea)(灰
色カビ病)、キュウリにおけるコリネスポラ・カシコラ
(Corynespora cassiicola)、果実及び野菜におけるコ
レトリカム(Colletotrichum)種、バラにおけるディプ
ロカルポン・ローズ(Diplocarpon rosae)、柑橘類果
実におけるエルシノエ・ファウセチ(Elsinoe fawcett
i)及びジアポルテ・シトリ(Diaporthe citri)、ウ
リ、イチゴ及びバラにおけるスフェロテカ(Sphaerothe
ca)種、落花生、テンサイ及びナスにおけるセルコスポ
ラ(Cercospora)、ウリにおけるエリシフェ・シコラセ
アルム(Erysiphe cichoracearum)、ピーマン、トマト及
びナスにおけるレベイルラ・タウリカ(Leveillula tau
rica)、リンゴ及びウメにおけるミコスフェレラ(Myco
sphaerella)種、ウメにおけるフィラクチニア・カキコ
ラ(Phyllactinia kakicola)、グロエスポリウム・カ
キ(Gloesporium kaki)、リンゴにおけるギムノスポラ
ンジウム・ヤマダ(Gymnosporangium yamadae)、レプ
トチリウム・ポミ(Leptothyrium pomi)、ポドスフェ
ラ・ロイコトリカ(Podosphaera leucotricha)及びグ
ロエデス・ポミゲナ(Gloedes pomigena)、セイヨウナ
シ及びウメにおけるクラドスポリウム・カルポフィラム
(Cladosporium carpophilum)、セイヨウナシにおける
ホモプシス(Phomopsis)種、柑橘類果実、ジャガイ
モ、タマネギにおけるフィトフトラ(Phytophthora)
種、特に、ジャガイモ及びトマトにおけるフィトフトラ
・インフェスタンス(Phytophthora infestans)、穀物
におけるブルメリア・グラミニス(Blumeria gramini
s)(ウドンコ病)、各種植物におけるフサリウム(Fusa
rium)種及びベルティシリウム(Verticillium)種、チャ
におけるグロメレラ・シングラタ(Glomerella cingula
ta)、穀物及びイネにおけるドレクスレラ(Drechsler
a)種及びビポラリス(Bipolaris)種、バナナ及び落花
生におけるミコスフェレラ(Mycosphaerella)種、ブド
ウにおけるプラスモパラ・ビチコーラ(Plasmopara vit
icola)、タマネギ、ホウレンソウ及びキクにおけるペ
ルソノスポラ(Personospora)種、グレープフルーツに
おけるフェオイサリオプシス・ビチス(Phaeoisariopsi
s vitis)及びスファセロマ・アンペリナ(Sphaceloma
ampelina)、コムギ及びオオムギにおけるシュードセル
コスポレラ・ヘルポトリコイデス(Pseudocercosporella
herpotrichoides)、ホップ及びキュウリにおけるシュ
ードペロノスポラ(Pseudoperonospora)種、穀物及び
シバにおけるプシニア(Puccinia)種及びチフラ(Typh
ula)種、イネにおけるピリクラリア・オリゼ(Pyricul
aria oryzae)、ワタ、イネ及びシバにおける、リゾク
トニア(Rhizoctonia)種、コムギにおけるスタゴノス
ポラ・ノドルム(Stagonospora nodorum)及びセプトリ
ア・トリチシ(Septoria tritici)、ブドウにおけるウ
ンシヌラ・ネカトル(Uncinula necator)、穀物及びサト
ウキビにおけるウスチラゴ(Ustilago)種、並びにまた、
リンゴ及びセイヨウナシにおけるベンチュリア(Ventur
ia)種(かさ病)。
気を防除するのに好適である:野菜及び果実におけるア
ルテルナリア(Alternaria)種、ポドスフェラ(Podosphae
ra)種、スクレロチニア(Sclerotinia)種、輪紋病(Physa
lospora canker)、イチゴ、野菜、観賞植物及びブドウ
におけるボトリチス・シネレア(Botrytis cinerea)(灰
色カビ病)、キュウリにおけるコリネスポラ・カシコラ
(Corynespora cassiicola)、果実及び野菜におけるコ
レトリカム(Colletotrichum)種、バラにおけるディプ
ロカルポン・ローズ(Diplocarpon rosae)、柑橘類果
実におけるエルシノエ・ファウセチ(Elsinoe fawcett
i)及びジアポルテ・シトリ(Diaporthe citri)、ウ
リ、イチゴ及びバラにおけるスフェロテカ(Sphaerothe
ca)種、落花生、テンサイ及びナスにおけるセルコスポ
ラ(Cercospora)、ウリにおけるエリシフェ・シコラセ
アルム(Erysiphe cichoracearum)、ピーマン、トマト及
びナスにおけるレベイルラ・タウリカ(Leveillula tau
rica)、リンゴ及びウメにおけるミコスフェレラ(Myco
sphaerella)種、ウメにおけるフィラクチニア・カキコ
ラ(Phyllactinia kakicola)、グロエスポリウム・カ
キ(Gloesporium kaki)、リンゴにおけるギムノスポラ
ンジウム・ヤマダ(Gymnosporangium yamadae)、レプ
トチリウム・ポミ(Leptothyrium pomi)、ポドスフェ
ラ・ロイコトリカ(Podosphaera leucotricha)及びグ
ロエデス・ポミゲナ(Gloedes pomigena)、セイヨウナ
シ及びウメにおけるクラドスポリウム・カルポフィラム
(Cladosporium carpophilum)、セイヨウナシにおける
ホモプシス(Phomopsis)種、柑橘類果実、ジャガイ
モ、タマネギにおけるフィトフトラ(Phytophthora)
種、特に、ジャガイモ及びトマトにおけるフィトフトラ
・インフェスタンス(Phytophthora infestans)、穀物
におけるブルメリア・グラミニス(Blumeria gramini
s)(ウドンコ病)、各種植物におけるフサリウム(Fusa
rium)種及びベルティシリウム(Verticillium)種、チャ
におけるグロメレラ・シングラタ(Glomerella cingula
ta)、穀物及びイネにおけるドレクスレラ(Drechsler
a)種及びビポラリス(Bipolaris)種、バナナ及び落花
生におけるミコスフェレラ(Mycosphaerella)種、ブド
ウにおけるプラスモパラ・ビチコーラ(Plasmopara vit
icola)、タマネギ、ホウレンソウ及びキクにおけるペ
ルソノスポラ(Personospora)種、グレープフルーツに
おけるフェオイサリオプシス・ビチス(Phaeoisariopsi
s vitis)及びスファセロマ・アンペリナ(Sphaceloma
ampelina)、コムギ及びオオムギにおけるシュードセル
コスポレラ・ヘルポトリコイデス(Pseudocercosporella
herpotrichoides)、ホップ及びキュウリにおけるシュ
ードペロノスポラ(Pseudoperonospora)種、穀物及び
シバにおけるプシニア(Puccinia)種及びチフラ(Typh
ula)種、イネにおけるピリクラリア・オリゼ(Pyricul
aria oryzae)、ワタ、イネ及びシバにおける、リゾク
トニア(Rhizoctonia)種、コムギにおけるスタゴノス
ポラ・ノドルム(Stagonospora nodorum)及びセプトリ
ア・トリチシ(Septoria tritici)、ブドウにおけるウ
ンシヌラ・ネカトル(Uncinula necator)、穀物及びサト
ウキビにおけるウスチラゴ(Ustilago)種、並びにまた、
リンゴ及びセイヨウナシにおけるベンチュリア(Ventur
ia)種(かさ病)。
【0132】化合物Iはまた、素材(例えば木材、紙、塗
料分散剤、繊維又は組織)の保護及び貯蔵されている製
品の保護において、ペシロミセス・バリオチイ(Paecil
omyces variotii)のような有害な真菌類を防除するた
めにも好適である。
料分散剤、繊維又は組織)の保護及び貯蔵されている製
品の保護において、ペシロミセス・バリオチイ(Paecil
omyces variotii)のような有害な真菌類を防除するた
めにも好適である。
【0133】化合物Iは、真菌類、又は真菌類の攻撃か
ら防護すべき種子、植物、材料もしくは土壌を、殺真菌
剤として有効な量の活性成分を用いて処理することによ
り、使用される。真菌類による材料、植物又は種子の感
染前又は感染後に適用を行うことができる。
ら防護すべき種子、植物、材料もしくは土壌を、殺真菌
剤として有効な量の活性成分を用いて処理することによ
り、使用される。真菌類による材料、植物又は種子の感
染前又は感染後に適用を行うことができる。
【0134】該殺真菌組成物は一般的には0.1〜95重量
%の、好ましくは0.5〜90重量%の活性化合物を含む。
%の、好ましくは0.5〜90重量%の活性化合物を含む。
【0135】作物の保護のためには、適用率は、所望の
効果の種類に応じて、1ha当たり活性化合物0.01〜2.0k
gである。
効果の種類に応じて、1ha当たり活性化合物0.01〜2.0k
gである。
【0136】種子の処理においては、種子1kgあたり一
般に0.001〜0.1g、好ましくは0.01〜0.05gの活性化合物
が必要である。
般に0.001〜0.1g、好ましくは0.01〜0.05gの活性化合物
が必要である。
【0137】材料または貯蔵製品の保護に使用するため
には、活性化合物の適用率は適用範囲及び所望の効果の
種類に依存する。材料の保護における通常の適用率は、
例えば、処理する材料1立方メートルあたりの活性化合
物が0.001g〜2kg、好ましくは0.005g〜1kgである。
には、活性化合物の適用率は適用範囲及び所望の効果の
種類に依存する。材料の保護における通常の適用率は、
例えば、処理する材料1立方メートルあたりの活性化合
物が0.001g〜2kg、好ましくは0.005g〜1kgである。
【0138】化合物Iは通常の製剤、例えば、溶液、乳
化液、懸濁液、倍散剤(dust)、粉剤(powders)、ペース
ト剤、顆粒剤に変換することができる。使用の形態は意
図する特定の用途に依存するが、何れの場合も本発明の
化合物の微細で均一な供給を確実にするものであるべき
である。
化液、懸濁液、倍散剤(dust)、粉剤(powders)、ペース
ト剤、顆粒剤に変換することができる。使用の形態は意
図する特定の用途に依存するが、何れの場合も本発明の
化合物の微細で均一な供給を確実にするものであるべき
である。
【0139】製剤は公知の方法により、例えば、活性化
合物を溶媒及び/又は担体により、所望により乳化剤及
び分散剤を用いて希釈する(extending)ことによって調
製され、水を希釈剤として用いる場合には、補助溶媒と
して他の有機溶媒を使用することも可能である。このよ
うな目的に好適な補助剤は本質的には以下のものであ
る:芳香族化合物(例えば、キシレン)、塩素化芳香族
化合物(例えば、塩化ベンゼン)、パラフィン(例え
ば、鉱油留分)、アルコール(例えば、メタノール、ブ
タノール)、ケトン(例えば、シクロヘキサノン)、ア
ミン(例えば、エタノールアミン、ジメチルホルムアミ
ド)及び水のような溶媒;天然鉱物粉末(例えば、カオ
リン、粘土、タルク、白亜)及び人工鉱物粉末(例え
ば、高分散シリカ、ケイ酸塩)のような担体;非イオン
性及びアニオン性乳化剤のような乳化剤(例えば、ポリ
オキシエチレン脂肪アルコールエーテル、アルキルスル
ホナート及びアリールスルホナート)、並びにリグノ亜
硫酸パルプ廃液(lignosulfite waste liquor)及びメチ
ルセルロースのような分散剤。
合物を溶媒及び/又は担体により、所望により乳化剤及
び分散剤を用いて希釈する(extending)ことによって調
製され、水を希釈剤として用いる場合には、補助溶媒と
して他の有機溶媒を使用することも可能である。このよ
うな目的に好適な補助剤は本質的には以下のものであ
る:芳香族化合物(例えば、キシレン)、塩素化芳香族
化合物(例えば、塩化ベンゼン)、パラフィン(例え
ば、鉱油留分)、アルコール(例えば、メタノール、ブ
タノール)、ケトン(例えば、シクロヘキサノン)、ア
ミン(例えば、エタノールアミン、ジメチルホルムアミ
ド)及び水のような溶媒;天然鉱物粉末(例えば、カオ
リン、粘土、タルク、白亜)及び人工鉱物粉末(例え
ば、高分散シリカ、ケイ酸塩)のような担体;非イオン
性及びアニオン性乳化剤のような乳化剤(例えば、ポリ
オキシエチレン脂肪アルコールエーテル、アルキルスル
ホナート及びアリールスルホナート)、並びにリグノ亜
硫酸パルプ廃液(lignosulfite waste liquor)及びメチ
ルセルロースのような分散剤。
【0140】好適な界面活性剤は、リグノスルホン酸、
ナフタレンスルホン酸、フェノールスルホン酸及びジブ
チルナフタレンスルホン酸のアルカリ金属塩、アルカリ
土類金属塩及びアンモニウム塩、アルキルアリールスル
ホネート、アルキル硫酸塩、アルキルスルホナート、脂
肪アルコール硫酸塩、並びに脂肪酸並びにそれらのアル
カリ金属塩及びアルカリ土類金属塩、硫酸化脂肪アルコ
ールグリコールエーテルの塩、スルホン化ナフタレンと
ホルムアルデヒドとの縮合物及びナフタレン誘導体とホ
ルムアルデヒドとの縮合物、ナフタレン又はナフタレン
スルホン酸とフェノール及びホルムアルデヒドとの縮合
物、ポリオキシエチレンオクチルフェノールエーテル、
エトキシル化イソオクチルフェノール、オクチルフェノ
ール、ノニルフェノール、アルキルフェノールポリグリ
コールエーテル、トリブチルフェニルポリグリコールエ
ーテル、アルキルアリールポリエーテルアルコール、イ
ソトリデシルアルコール、脂肪アルコール/エチレンオ
キシド縮合物、エトキシル化ヒマシ油、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテル、エトキシ化ポリオキシオキシプ
ロピレン、ラウリルアルコールポリグリコールエーテル
アセタール、ソルビトールエステル、リグノ亜硫酸パル
プ廃液並びにメチルセルロースである。
ナフタレンスルホン酸、フェノールスルホン酸及びジブ
チルナフタレンスルホン酸のアルカリ金属塩、アルカリ
土類金属塩及びアンモニウム塩、アルキルアリールスル
ホネート、アルキル硫酸塩、アルキルスルホナート、脂
肪アルコール硫酸塩、並びに脂肪酸並びにそれらのアル
カリ金属塩及びアルカリ土類金属塩、硫酸化脂肪アルコ
ールグリコールエーテルの塩、スルホン化ナフタレンと
ホルムアルデヒドとの縮合物及びナフタレン誘導体とホ
ルムアルデヒドとの縮合物、ナフタレン又はナフタレン
スルホン酸とフェノール及びホルムアルデヒドとの縮合
物、ポリオキシエチレンオクチルフェノールエーテル、
エトキシル化イソオクチルフェノール、オクチルフェノ
ール、ノニルフェノール、アルキルフェノールポリグリ
コールエーテル、トリブチルフェニルポリグリコールエ
ーテル、アルキルアリールポリエーテルアルコール、イ
ソトリデシルアルコール、脂肪アルコール/エチレンオ
キシド縮合物、エトキシル化ヒマシ油、ポリオキシエチ
レンアルキルエーテル、エトキシ化ポリオキシオキシプ
ロピレン、ラウリルアルコールポリグリコールエーテル
アセタール、ソルビトールエステル、リグノ亜硫酸パル
プ廃液並びにメチルセルロースである。
【0141】直接にスプレー可能な溶液、エマルジョ
ン、ペースト剤又は油性分散物の製造のために好適なも
のは、灯油又はディーゼル油、さらにコールタール油な
らびに植物油または動物油、脂肪族炭化水素、環式炭化
水素および芳香族炭化水素のような中〜高沸点の鉱油留
分であって、例えばベンゼン、トルエン、キシレン、パ
ラフィン、テトラヒドロナフタレン、アルキル化ナフタ
レンおよびその誘導体、メタノール、エタノール、プロ
パノール、ブタノール、クロロホルム、四塩化炭素、シ
クロヘキサノール、シクロヘキサノン、クロロベンゼ
ン、イソホロン、例えばジメチルホルムアミド、ジメチ
ルスルホキシド、N-メチルピロリドン及び水のような強
極性溶剤である。
ン、ペースト剤又は油性分散物の製造のために好適なも
のは、灯油又はディーゼル油、さらにコールタール油な
らびに植物油または動物油、脂肪族炭化水素、環式炭化
水素および芳香族炭化水素のような中〜高沸点の鉱油留
分であって、例えばベンゼン、トルエン、キシレン、パ
ラフィン、テトラヒドロナフタレン、アルキル化ナフタ
レンおよびその誘導体、メタノール、エタノール、プロ
パノール、ブタノール、クロロホルム、四塩化炭素、シ
クロヘキサノール、シクロヘキサノン、クロロベンゼ
ン、イソホロン、例えばジメチルホルムアミド、ジメチ
ルスルホキシド、N-メチルピロリドン及び水のような強
極性溶剤である。
【0142】粉剤、散布用組成物および倍散剤は、活性
物質を固形担体と一緒に混合または粉砕することにより
製造できる。
物質を固形担体と一緒に混合または粉砕することにより
製造できる。
【0143】顆粒剤、例えば被覆顆粒剤、含浸顆粒剤お
よび均質顆粒剤は、活性化合物を固形担体に結合させる
ことにより製造できる。固形担体は、例えば、鉱物土
類、具体的にはシリカゲル、シリカ、シリケート、タル
ク、カオリン、アタパルジャイト粘土、石灰石、石灰、
白亜、油粘土(bole)、黄土、粘土、苦灰石、珪藻土、硫
酸カルシウム、硫酸マグネシウム、酸化マグネシウム、
粉末化合成材料、肥料、具体的には硫酸アンモニウム、
リン酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、尿素、並び
に、植物由来の産物、具体的には穀物ミール、樹皮ミー
ル、木材ミールおよびナッツ殻ミール、セルロース粉末
並びに他の固形担体である。
よび均質顆粒剤は、活性化合物を固形担体に結合させる
ことにより製造できる。固形担体は、例えば、鉱物土
類、具体的にはシリカゲル、シリカ、シリケート、タル
ク、カオリン、アタパルジャイト粘土、石灰石、石灰、
白亜、油粘土(bole)、黄土、粘土、苦灰石、珪藻土、硫
酸カルシウム、硫酸マグネシウム、酸化マグネシウム、
粉末化合成材料、肥料、具体的には硫酸アンモニウム、
リン酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、尿素、並び
に、植物由来の産物、具体的には穀物ミール、樹皮ミー
ル、木材ミールおよびナッツ殻ミール、セルロース粉末
並びに他の固形担体である。
【0144】該製剤は一般的には活性化合物を0.01〜95
重量%、好ましくは0.1〜90重量%含む。活性化合物は9
0%〜100%、好ましくは95%〜100%(NMRスペクトルに
よる)の純度で使用する。
重量%、好ましくは0.1〜90重量%含む。活性化合物は9
0%〜100%、好ましくは95%〜100%(NMRスペクトルに
よる)の純度で使用する。
【0145】以下は製剤の例である:
I. 5重量部の本発明の化合物を95重量部の微粉砕カ
オリンと完全に混合する。こうして5重両部の活性化合
物を含む散粉用組成物を得る。
オリンと完全に混合する。こうして5重両部の活性化合
物を含む散粉用組成物を得る。
【0146】II. 30重量部の本発明の化合物を、92重
量部の粉末状シリカゲルとこのシリカゲルの表面にスプ
レーした8重量部のパラフィンオイルとの混合物と完全
に混合する。こうして良好な粘着特性を有する活性化合
物製剤を得る(活性化合物含量23重量%)。
量部の粉末状シリカゲルとこのシリカゲルの表面にスプ
レーした8重量部のパラフィンオイルとの混合物と完全
に混合する。こうして良好な粘着特性を有する活性化合
物製剤を得る(活性化合物含量23重量%)。
【0147】III. 10重量部の本発明の化合物を、90重
量部のキシレン、6重量部の、8〜10モルのエチレンオキ
シドの1モルのオレイン酸N-モノエタノールアミドへの
付加生成物、2重量部のドデシルベンゼンスルホン酸の
カルシウム塩、及び2重量部の、40モルのエチレンオキ
シドの1モルのヒマシ油への付加生成物を含む混合物に
溶解する(活性化合物含量9重量%)。
量部のキシレン、6重量部の、8〜10モルのエチレンオキ
シドの1モルのオレイン酸N-モノエタノールアミドへの
付加生成物、2重量部のドデシルベンゼンスルホン酸の
カルシウム塩、及び2重量部の、40モルのエチレンオキ
シドの1モルのヒマシ油への付加生成物を含む混合物に
溶解する(活性化合物含量9重量%)。
【0148】IV. 20重量部の本発明の化合物を、60重
量部のシクロヘキサノン、30重量部のイソブタノール、
5重量部の、7モルのエチレンオキシドの1モルのイソオ
クチルフェノールへの付加生成物、及び5重量部の、40
モルのエチレンオキシドの1モルのヒマシ油への付加生
成物を含む混合物に溶解する(活性化合物含量16重量
%)。
量部のシクロヘキサノン、30重量部のイソブタノール、
5重量部の、7モルのエチレンオキシドの1モルのイソオ
クチルフェノールへの付加生成物、及び5重量部の、40
モルのエチレンオキシドの1モルのヒマシ油への付加生
成物を含む混合物に溶解する(活性化合物含量16重量
%)。
【0149】V. 80重量部の本発明の化合物を、3重
量部のジイソブチルナフタレン-α-スルホン酸のナトリ
ウム塩、10重量部の、亜硫酸廃液から得たリグノスルホ
ン酸のナトリウム塩、及び7重量部の粉末状シリカゲル
とよく混合し、ハンマーミルで粉砕する(活性化合物含
量80重量%)。
量部のジイソブチルナフタレン-α-スルホン酸のナトリ
ウム塩、10重量部の、亜硫酸廃液から得たリグノスルホ
ン酸のナトリウム塩、及び7重量部の粉末状シリカゲル
とよく混合し、ハンマーミルで粉砕する(活性化合物含
量80重量%)。
【0150】VI. 90重量部の本発明の化合物を、10重
量部のN-メチル-α-ピロリドンと混合し、微小液滴の形
態で使用するのに好適な溶液を得る(活性化合物含量90
重量%)。
量部のN-メチル-α-ピロリドンと混合し、微小液滴の形
態で使用するのに好適な溶液を得る(活性化合物含量90
重量%)。
【0151】VII. 20重量部の本発明の化合物を、40重
量部のシクロヘキサノン、30重量部のイソブタノール、
20重量部の、7モルのエチレンオキシドの1モルのイソオ
クチルフェノールへの付加生成物、及び10重量部の、40
モルのエチレンオキシドの1モルのヒマシ油への付加生
成物を含む混合物に溶解する。該溶液を100000重量部の
水に注ぎ入れて微細に分散させ、0.02重量%の活性化合
物を含む水性分散液を得る。
量部のシクロヘキサノン、30重量部のイソブタノール、
20重量部の、7モルのエチレンオキシドの1モルのイソオ
クチルフェノールへの付加生成物、及び10重量部の、40
モルのエチレンオキシドの1モルのヒマシ油への付加生
成物を含む混合物に溶解する。該溶液を100000重量部の
水に注ぎ入れて微細に分散させ、0.02重量%の活性化合
物を含む水性分散液を得る。
【0152】VIII. 20重量部の本発明の化合物を、3重
量部のジイソブチルナフタレン-α-スルホン酸のナトリ
ウム塩、17重量部の、亜硫酸廃液から得たリグノスルホ
ン酸のナトリウム塩、及び60重量部の粉末状シリカゲル
とよく混合し、ハンマーミルで粉砕する。該混合物を20
000重量部の水に微細に分散させて、0.1重量%の活性化
合物を含むスプレー液を得る。
量部のジイソブチルナフタレン-α-スルホン酸のナトリ
ウム塩、17重量部の、亜硫酸廃液から得たリグノスルホ
ン酸のナトリウム塩、及び60重量部の粉末状シリカゲル
とよく混合し、ハンマーミルで粉砕する。該混合物を20
000重量部の水に微細に分散させて、0.1重量%の活性化
合物を含むスプレー液を得る。
【0153】活性化合物は、その製剤の形態で、又はそ
れらから製造される適用形態で、例えば、直接スプレー
可能な溶液、粉剤、懸濁液又は分散液、エマルジョン、
油性分散物、ペースト剤、倍散剤、散布用組成物、又は
顆粒剤の形態で、スプレー、噴霧、散粉、散布又は撒水
により適用できる。適用形態は所望の用途に完全に依存
するが;何れの場合においても、本発明の活性化合物の
非常に良好な分散が保証されなければならない。
れらから製造される適用形態で、例えば、直接スプレー
可能な溶液、粉剤、懸濁液又は分散液、エマルジョン、
油性分散物、ペースト剤、倍散剤、散布用組成物、又は
顆粒剤の形態で、スプレー、噴霧、散粉、散布又は撒水
により適用できる。適用形態は所望の用途に完全に依存
するが;何れの場合においても、本発明の活性化合物の
非常に良好な分散が保証されなければならない。
【0154】水性使用形態は、エマルジョン濃縮物、ペ
ースト剤、又は水和剤(スプレー粉剤、油性分散物)か
ら、水を添加して製造できる。エマルジョン、ペースト
剤又は油性分散物を製造するためには、湿潤剤、粘着付
与剤、分散剤又は乳化剤を使用して、物質をそのまま水
中でホモゲナイズするか、又は油若しくは溶剤に溶解す
ることができる。しかしながら、活性化合物、湿潤剤、
粘着付与剤、分散剤又は乳化剤、及び可能であれば、水
での希釈に適する溶媒又は油を含む濃縮物を製造するこ
ともできる。
ースト剤、又は水和剤(スプレー粉剤、油性分散物)か
ら、水を添加して製造できる。エマルジョン、ペースト
剤又は油性分散物を製造するためには、湿潤剤、粘着付
与剤、分散剤又は乳化剤を使用して、物質をそのまま水
中でホモゲナイズするか、又は油若しくは溶剤に溶解す
ることができる。しかしながら、活性化合物、湿潤剤、
粘着付与剤、分散剤又は乳化剤、及び可能であれば、水
での希釈に適する溶媒又は油を含む濃縮物を製造するこ
ともできる。
【0155】使用直前の製剤中での活性化合物の濃度は
比較的広範囲で変化し得る。一般的には0.0001〜10%、
好ましくは0.01〜1%である。
比較的広範囲で変化し得る。一般的には0.0001〜10%、
好ましくは0.01〜1%である。
【0156】活性化合物を、超低量(ultra-low-volume,
ULV)法により成功する可能性を高めて使用することが
可能である。該方法によれば95重量%を超える活性化合
物を含む製剤又は添加成分を含まない活性化合物さえも
適用することが可能である。
ULV)法により成功する可能性を高めて使用することが
可能である。該方法によれば95重量%を超える活性化合
物を含む製剤又は添加成分を含まない活性化合物さえも
適用することが可能である。
【0157】種々の油、除草剤、殺真菌剤、他の殺虫剤
及び殺細菌剤を、所望であれば適用の直前(タンクミッ
クス)であってもよいが、活性化合物に添加できる。こ
れらの薬剤は本発明の組成物に1:10〜10:1の重量比で
添加できる。
及び殺細菌剤を、所望であれば適用の直前(タンクミッ
クス)であってもよいが、活性化合物に添加できる。こ
れらの薬剤は本発明の組成物に1:10〜10:1の重量比で
添加できる。
【0158】殺真菌剤としての使用形態の本発明の組成
物を、他の活性化合物、例えば除草剤、殺昆虫剤、成長
調節物質、殺真菌剤又は肥料と共に組み合わせて提供し
てもよい。多くの場合、化合物I又はそれを含む組成物
の混合物は、他の殺真菌剤を含む殺真菌剤として使用し
た場合、殺真菌活性の範囲がより広がる結果をもたら
す。
物を、他の活性化合物、例えば除草剤、殺昆虫剤、成長
調節物質、殺真菌剤又は肥料と共に組み合わせて提供し
てもよい。多くの場合、化合物I又はそれを含む組成物
の混合物は、他の殺真菌剤を含む殺真菌剤として使用し
た場合、殺真菌活性の範囲がより広がる結果をもたら
す。
【0159】以下の、本発明の化合物と組み合わせて使
用できる殺真菌剤の一覧は、可能な組合わせを説明する
ことを意図するものであり、何ら制限を課すものではな
い:硫黄、ジチオカルバメート及びそれらの誘導体、例
えば、ジメチルジチオカルバミン酸鉄(III)、ジメチル
ジチオカルバミン酸亜鉛、エチレンビスジチオカルバミ
ン酸亜鉛、エチレンビスジチオカルバミン酸マンガン、
エチレンジアミンビスジチオカルバミン酸マンガン亜
鉛、テトラメチルチウラムジスルフィド、(N,N-エチレ
ンビスジチオカルバミン酸)亜鉛のアンモニア錯体、(N,
N'-プロピレンビスジチオカルバミン酸)亜鉛のアンモニ
ア錯体、(N,N'-プロピレンビスジチオカルバミン酸)亜
鉛、N,N'-ポリプロピレンビス(チオカルバモイル)ジス
ルフィドなど;
用できる殺真菌剤の一覧は、可能な組合わせを説明する
ことを意図するものであり、何ら制限を課すものではな
い:硫黄、ジチオカルバメート及びそれらの誘導体、例
えば、ジメチルジチオカルバミン酸鉄(III)、ジメチル
ジチオカルバミン酸亜鉛、エチレンビスジチオカルバミ
ン酸亜鉛、エチレンビスジチオカルバミン酸マンガン、
エチレンジアミンビスジチオカルバミン酸マンガン亜
鉛、テトラメチルチウラムジスルフィド、(N,N-エチレ
ンビスジチオカルバミン酸)亜鉛のアンモニア錯体、(N,
N'-プロピレンビスジチオカルバミン酸)亜鉛のアンモニ
ア錯体、(N,N'-プロピレンビスジチオカルバミン酸)亜
鉛、N,N'-ポリプロピレンビス(チオカルバモイル)ジス
ルフィドなど;
【0160】ニトロ誘導体、例えば、ジニトロ-(1-メチ
ルヘプチル)フェニルクロトナート、2-sec-ブチル-4,6-
ジニトロフェニル-3,3-ジメチルアクリレート、2-sec-
ブチル-4,6-ジニトロフェニルイソプロピルカルボナー
ト、ジイソプロピル5-ニトロイソフタレートなど;
ルヘプチル)フェニルクロトナート、2-sec-ブチル-4,6-
ジニトロフェニル-3,3-ジメチルアクリレート、2-sec-
ブチル-4,6-ジニトロフェニルイソプロピルカルボナー
ト、ジイソプロピル5-ニトロイソフタレートなど;
【0161】複素環式物質、例えば、2-ヘプタデシル-2
-イミダゾリンアセテート、2-クロロ-N-(4’-クロロビ
フェニル-2-イル)ニコチンアミド、2,4-ジクロロ-6-(o-
クロロアニリノ)-s-トリアジン、O,O-ジエチルフタルイ
ミドホスホノチオエート、5-アミノ-1-[ビス(ジメチル
アミノ)ホスフィニル]-3-フェニル-1,2,4-トリアゾー
ル、2,3-ジシアノ-1,4-ジチオアントラキノン、2-チオ-
1,3-ジチオロ[4,5-b]キノキサリン、メチル1-(ブチルカ
ルバモイル)-2-ベンズイミダゾールカルバメート、2-メ
トキシカルボニルアミノベンズイミダゾール、2-(フリ
ル-(2))ベンズイミダゾール、2-(チアゾリル-(4))-ベン
ズイミダゾール、N-(1,1,2,2-テトラクロロエチルチオ)
テトラヒドロフタルイミド、N-トリクロロメチルチオテ
トラヒドロフタルイミド、N-トリクロロメチルチオフタ
ルイミド、N-ジクロロフルオロメチルチオ-N',N'-ジメ
チル-N-フェニル硫酸ジアミド、5-エトキシ-3-トリクロ
ロメチル-1,2,3-チアジアゾール、2-チオシアナートメ
チルチオベンゾチアゾール、1,4-ジクロロ-2,5-ジメト
キシベンゼン、4-(2-クロロフェニルヒドラゾノ)-3-メ
チル-5-イソキサゾロン、ピリジン-2-チオ-1-オキシ
ド、8-ヒドロキシキノリン又はその銅塩、2,3-ジヒドロ
-5-カルボキシアニリド-6-メチル-1,4-オキサチイン、
2,3-ジヒドロ-5-カルボキシアニリド-6-メチル-1,4-オ
キサチイン4,4-ジオキシド、2-メチル-5,6-ジヒドロ-4H
-ピラン-3-カルボキシアニリド、2-メチルフラン-3-カ
ルボキシアニリド、2,5-ジメチルフラン-3-カルボキシ
アニリド、2,4,5-トリメチルフラン-3-カルボキシアニ
リド、N-シクロヘキシル-2,5-ジメチルフラン-3-カルボ
キサミド、N-シクロへキシル-N-メトキシ-2,5-ジメチル
フラン-3-カルボキサミド、2-メチルベンズアニリド、2
-ヨードベンズアニリド、N-ホルミル-N-モルホリン2,2,
2-トリクロロエチルアセタール、ピペラジン-1,4-ジイ
ルビス-1-(2,2,2-トリクロロエチル)ホルムアミド、1-
(3,4-ジクロロアニリノ)-1-ホルミルアミノ-2,2,2-トリ
クロルエタン、2,6-ジメチル-N-トリデシルモルホリン
又はその塩、2,6-ジメチル-N-シクロドデシルモルホリ
ン又はその塩、N-[3-(p-tert-ブチルフェニル)-2-メチ
ルプロピル]-シス-2,6-ジメチルモルホリン、N-[3-(p-t
ert-ブチルフェニル)-2-メチルプロピル]ピペリジン、1
-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-4-エチル-1,3-ジオキソラ
ン-2-イルエチル]-1H-1,2,4-トリアゾール、1-[2-(2,4-
ジクロロフェニル)-4-n-プロピル-1,3-ジオキソラン-2-
イルエチル]-1H-1,2,4-トリアゾール、N-(n-プロピル)-
N-(2,4,6-トリクロロフェノキシエチル)-N'-イミダゾリ
ルウレア、1-(4-クロロフェノキシ)-3,3-ジメチル-1-(1
H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)-2-ブタノン、1-(4-クロ
ロフェノキシ)-3,3-ジメチル-1-(1H-1,2,4-トリアゾー
ル-1-イル)-2-ブタノール、(2RS, 3RS)-1-[3-(2-クロロ
フェニル)-2-(4-フルオロフェニル)-オキシラン-2-イル
メチル]-1H-1,2,4-トリアゾール、α-(2-クロロフェニ
ル)-α-(4-クロロフェニル)-5-ピリミジンメタノール、
5-ブチル-2-ジメチルアミノ-4-ヒドロキシ-6-メチルピ
リミジン、ビス(p-クロロフェニル)-3-ピリジンメタノ
ール、1,2-ビス(3-エトキシカルボニル-2-チオウレイ
ド)ベンゼン、1,2-ビス-(3-メトキシカルボニル-2-チオ
ウレイド)ベンゼンなど、
-イミダゾリンアセテート、2-クロロ-N-(4’-クロロビ
フェニル-2-イル)ニコチンアミド、2,4-ジクロロ-6-(o-
クロロアニリノ)-s-トリアジン、O,O-ジエチルフタルイ
ミドホスホノチオエート、5-アミノ-1-[ビス(ジメチル
アミノ)ホスフィニル]-3-フェニル-1,2,4-トリアゾー
ル、2,3-ジシアノ-1,4-ジチオアントラキノン、2-チオ-
1,3-ジチオロ[4,5-b]キノキサリン、メチル1-(ブチルカ
ルバモイル)-2-ベンズイミダゾールカルバメート、2-メ
トキシカルボニルアミノベンズイミダゾール、2-(フリ
ル-(2))ベンズイミダゾール、2-(チアゾリル-(4))-ベン
ズイミダゾール、N-(1,1,2,2-テトラクロロエチルチオ)
テトラヒドロフタルイミド、N-トリクロロメチルチオテ
トラヒドロフタルイミド、N-トリクロロメチルチオフタ
ルイミド、N-ジクロロフルオロメチルチオ-N',N'-ジメ
チル-N-フェニル硫酸ジアミド、5-エトキシ-3-トリクロ
ロメチル-1,2,3-チアジアゾール、2-チオシアナートメ
チルチオベンゾチアゾール、1,4-ジクロロ-2,5-ジメト
キシベンゼン、4-(2-クロロフェニルヒドラゾノ)-3-メ
チル-5-イソキサゾロン、ピリジン-2-チオ-1-オキシ
ド、8-ヒドロキシキノリン又はその銅塩、2,3-ジヒドロ
-5-カルボキシアニリド-6-メチル-1,4-オキサチイン、
2,3-ジヒドロ-5-カルボキシアニリド-6-メチル-1,4-オ
キサチイン4,4-ジオキシド、2-メチル-5,6-ジヒドロ-4H
-ピラン-3-カルボキシアニリド、2-メチルフラン-3-カ
ルボキシアニリド、2,5-ジメチルフラン-3-カルボキシ
アニリド、2,4,5-トリメチルフラン-3-カルボキシアニ
リド、N-シクロヘキシル-2,5-ジメチルフラン-3-カルボ
キサミド、N-シクロへキシル-N-メトキシ-2,5-ジメチル
フラン-3-カルボキサミド、2-メチルベンズアニリド、2
-ヨードベンズアニリド、N-ホルミル-N-モルホリン2,2,
2-トリクロロエチルアセタール、ピペラジン-1,4-ジイ
ルビス-1-(2,2,2-トリクロロエチル)ホルムアミド、1-
(3,4-ジクロロアニリノ)-1-ホルミルアミノ-2,2,2-トリ
クロルエタン、2,6-ジメチル-N-トリデシルモルホリン
又はその塩、2,6-ジメチル-N-シクロドデシルモルホリ
ン又はその塩、N-[3-(p-tert-ブチルフェニル)-2-メチ
ルプロピル]-シス-2,6-ジメチルモルホリン、N-[3-(p-t
ert-ブチルフェニル)-2-メチルプロピル]ピペリジン、1
-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-4-エチル-1,3-ジオキソラ
ン-2-イルエチル]-1H-1,2,4-トリアゾール、1-[2-(2,4-
ジクロロフェニル)-4-n-プロピル-1,3-ジオキソラン-2-
イルエチル]-1H-1,2,4-トリアゾール、N-(n-プロピル)-
N-(2,4,6-トリクロロフェノキシエチル)-N'-イミダゾリ
ルウレア、1-(4-クロロフェノキシ)-3,3-ジメチル-1-(1
H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)-2-ブタノン、1-(4-クロ
ロフェノキシ)-3,3-ジメチル-1-(1H-1,2,4-トリアゾー
ル-1-イル)-2-ブタノール、(2RS, 3RS)-1-[3-(2-クロロ
フェニル)-2-(4-フルオロフェニル)-オキシラン-2-イル
メチル]-1H-1,2,4-トリアゾール、α-(2-クロロフェニ
ル)-α-(4-クロロフェニル)-5-ピリミジンメタノール、
5-ブチル-2-ジメチルアミノ-4-ヒドロキシ-6-メチルピ
リミジン、ビス(p-クロロフェニル)-3-ピリジンメタノ
ール、1,2-ビス(3-エトキシカルボニル-2-チオウレイ
ド)ベンゼン、1,2-ビス-(3-メトキシカルボニル-2-チオ
ウレイド)ベンゼンなど、
【0162】ストロビルリン類、例えば、メチルE-メト
キシイミノ-[α-(o-トリルオキシ)-o-トリル]アセテー
ト、メチルE-2-{2-[6-(2-シアノフェノキシ)ピリジミン
-4-イルオキシ]フェニル}-3-メトキシアクリレート、メ
チル-E-メトキシイミノ-[α-(2-フェノキシフェニル)]
アセトアミド、メチル-E-メトキシイミノ-[α-(2,5-ジ
メチルフェノキシ)-o-トリル]アセタミド、メチルE-2-
{2-[2-(トリフルオロメチルピリド-6-イル)オキシメチ
ル]フェニル}-3-メトキシアクリレート、メチル(E,E)-
メトキシイミノ-{2-[1-(3-トリフルオロメチルフェニ
ル)エチリデンアミノオキシメチル]フェニル}アセテー
ト、メチルN-(2-{[1-(4-クロロフェニル)-1H-ピラゾー
ル-3-イル]オキシメチル}フェニル)-N-メトキシカルバ
メートなど、
キシイミノ-[α-(o-トリルオキシ)-o-トリル]アセテー
ト、メチルE-2-{2-[6-(2-シアノフェノキシ)ピリジミン
-4-イルオキシ]フェニル}-3-メトキシアクリレート、メ
チル-E-メトキシイミノ-[α-(2-フェノキシフェニル)]
アセトアミド、メチル-E-メトキシイミノ-[α-(2,5-ジ
メチルフェノキシ)-o-トリル]アセタミド、メチルE-2-
{2-[2-(トリフルオロメチルピリド-6-イル)オキシメチ
ル]フェニル}-3-メトキシアクリレート、メチル(E,E)-
メトキシイミノ-{2-[1-(3-トリフルオロメチルフェニ
ル)エチリデンアミノオキシメチル]フェニル}アセテー
ト、メチルN-(2-{[1-(4-クロロフェニル)-1H-ピラゾー
ル-3-イル]オキシメチル}フェニル)-N-メトキシカルバ
メートなど、
【0163】アニリノピリミジン類、例えば、N-(4,6-
ジメチルピリミジン-2-イル)アニリン、N-[4-メチル-6-
(1-プロピニル)ピリミジン-2-イル]アニリン、N-(4-メ
チル-6-シクロプロピルピリミジン-2-イル)アニリンな
ど、
ジメチルピリミジン-2-イル)アニリン、N-[4-メチル-6-
(1-プロピニル)ピリミジン-2-イル]アニリン、N-(4-メ
チル-6-シクロプロピルピリミジン-2-イル)アニリンな
ど、
【0164】フェニルピロール類、例えば、4-(2,2-ジ
フルオロ-1,3-ベンゾジオキソール-4-イル)ピロール-3-
カルボニトリルなど、
フルオロ-1,3-ベンゾジオキソール-4-イル)ピロール-3-
カルボニトリルなど、
【0165】シンナムアミド類、例えば、3-(4-クロロ
フェニル)-3-(3,4-ジメトキシフェニル)アクリロイルモ
ルホリド、3-(4-フルオロフェニル)-3-(3,4-ジメトキシ
フェニル)アクリロイルモルホリドなど、及び、
フェニル)-3-(3,4-ジメトキシフェニル)アクリロイルモ
ルホリド、3-(4-フルオロフェニル)-3-(3,4-ジメトキシ
フェニル)アクリロイルモルホリドなど、及び、
【0166】種々の殺真菌剤、例えば、ドデシルグアニ
ジンアセテート、1-(3-ブロモ-6-メトキシ-2-メチルフ
ェニル)-1-(2,3,4-トリメトキシ-6-メチルフェニル)メ
タノン、3-[3-(3,5-ジメチル-2-オキシシクロヘキシル)
-2-ヒドロキシエチル]グルタルイミド、ヘキサクロロベ
ンゼン、メチルN-(2,6-ジメチルフェニル)-N-(2-フロイ
ル)-DL-アラニナート、DL-N-(2,6-ジメチルフェニル)-N
-(2'-メトキシアセチル)-アラニンメチルエステル、N-
(2,6-ジメチルフェニル)-N-クロロアセチル-D,L-2-アミ
ノ-ブチロラクトン、DL-N-(2,6-ジメチルフェニル)-N-
(フェニルアセチル)アラニンメチルエステル、5-メチル
-5-ビニル-3-(3,5-ジクロロフェニル)-2,4-ジオキソ-1,
3-オキサゾリジン、3-(3,5-ジ-クロロフェニル)-5-メチ
ル-5-メトキシメチル-1,3-オキサゾリジン-2,4-ジオ
ン、3-(3,5-ジクロロフェニル)-1-イソプロピルカルバ
モイルヒダントイン、N-(3,5-ジクロロフェニル)-1,2-
ジメチルシクロプロパン-1,2-ジカルボキシイミド、2-
シアノ-[N-(エチルアミノカルボニル)-2-メトキシイミ
ノ]アセタミド、1-[2-(2,4-ジクロロフェニル)ペンチ
ル]-1H-1,2,4-トリアゾール、2,4-ジフルオロ-α-(1H-
1,2,4-トリアゾリル-1-メチル)ベンズヒドリルアルコー
ル、N-(3-クロロ-2,6-ジニトロ-4-トリフルオロメチル
フェニル)-5-トリフルオロメチル-3-クロロ-2-アミノピ
リジン、1-((ビス(4-フルオロフェニル)メチルシリル)
メチル)-1H-1,2,4-トリアゾール、N,N-ジメチル-5-クロ
ロ-2-シアノ-4-p-トリルイミダゾール-1-スルホンアミ
ド、3,5-ジクロロ-N-(3-クロロ-1-エチル-1-メチル-2-
オキソプロピル)-4-メチルベンズアミドなど。
ジンアセテート、1-(3-ブロモ-6-メトキシ-2-メチルフ
ェニル)-1-(2,3,4-トリメトキシ-6-メチルフェニル)メ
タノン、3-[3-(3,5-ジメチル-2-オキシシクロヘキシル)
-2-ヒドロキシエチル]グルタルイミド、ヘキサクロロベ
ンゼン、メチルN-(2,6-ジメチルフェニル)-N-(2-フロイ
ル)-DL-アラニナート、DL-N-(2,6-ジメチルフェニル)-N
-(2'-メトキシアセチル)-アラニンメチルエステル、N-
(2,6-ジメチルフェニル)-N-クロロアセチル-D,L-2-アミ
ノ-ブチロラクトン、DL-N-(2,6-ジメチルフェニル)-N-
(フェニルアセチル)アラニンメチルエステル、5-メチル
-5-ビニル-3-(3,5-ジクロロフェニル)-2,4-ジオキソ-1,
3-オキサゾリジン、3-(3,5-ジ-クロロフェニル)-5-メチ
ル-5-メトキシメチル-1,3-オキサゾリジン-2,4-ジオ
ン、3-(3,5-ジクロロフェニル)-1-イソプロピルカルバ
モイルヒダントイン、N-(3,5-ジクロロフェニル)-1,2-
ジメチルシクロプロパン-1,2-ジカルボキシイミド、2-
シアノ-[N-(エチルアミノカルボニル)-2-メトキシイミ
ノ]アセタミド、1-[2-(2,4-ジクロロフェニル)ペンチ
ル]-1H-1,2,4-トリアゾール、2,4-ジフルオロ-α-(1H-
1,2,4-トリアゾリル-1-メチル)ベンズヒドリルアルコー
ル、N-(3-クロロ-2,6-ジニトロ-4-トリフルオロメチル
フェニル)-5-トリフルオロメチル-3-クロロ-2-アミノピ
リジン、1-((ビス(4-フルオロフェニル)メチルシリル)
メチル)-1H-1,2,4-トリアゾール、N,N-ジメチル-5-クロ
ロ-2-シアノ-4-p-トリルイミダゾール-1-スルホンアミ
ド、3,5-ジクロロ-N-(3-クロロ-1-エチル-1-メチル-2-
オキソプロピル)-4-メチルベンズアミドなど。
【0167】合成例
下記の合成例に示す手順を用いて、出発物質を適切に改
変することにより更なる化合物Iを得た。この方法で得
られた化合物を、物理的データと共に、後に示す表中に
列記する。
変することにより更なる化合物Iを得た。この方法で得
られた化合物を、物理的データと共に、後に示す表中に
列記する。
【0168】実施例1: 3,4,8-トリメトキシ-1-メチルキ
サンテン-9-オン [I-1]の製造: 実施例1a: 1-(2,6-ジクロロフェニル)-1-(2-ヒドロキシ
-3,4-ジメトキシ-6-メチルフェニル)メタノン 20〜25℃にて、ニトロベンゼン中の52.4g (0.25モル)の
o,o’-ジクロロベンゾイルクロリドの溶液を、400mlの
ニトロベンゼン中の40g (0.3モル)のアルミニウムトリ
クロリドの溶液に添加した。30分間攪拌後、ニトロベン
ゼンに溶解した45.5g (0.25モル)のトリメトキシトルエ
ンを滴下により添加した。50℃にて約2時間攪拌後、水
を添加し、続いて該混合物をジクロロメタンで2回抽出
した。合わせた有機層を乾燥させ、溶媒を除去した。シ
リカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/シクロヘキ
サン混合物)により、40gの表題化合物を得た。
サンテン-9-オン [I-1]の製造: 実施例1a: 1-(2,6-ジクロロフェニル)-1-(2-ヒドロキシ
-3,4-ジメトキシ-6-メチルフェニル)メタノン 20〜25℃にて、ニトロベンゼン中の52.4g (0.25モル)の
o,o’-ジクロロベンゾイルクロリドの溶液を、400mlの
ニトロベンゼン中の40g (0.3モル)のアルミニウムトリ
クロリドの溶液に添加した。30分間攪拌後、ニトロベン
ゼンに溶解した45.5g (0.25モル)のトリメトキシトルエ
ンを滴下により添加した。50℃にて約2時間攪拌後、水
を添加し、続いて該混合物をジクロロメタンで2回抽出
した。合わせた有機層を乾燥させ、溶媒を除去した。シ
リカゲルクロマトグラフィー(酢酸エチル/シクロヘキ
サン混合物)により、40gの表題化合物を得た。
【0169】実施例1b: 3,4,8-トリメトキシ-1-メチル
キサンテン-9-オン[I-1]への環化 0〜5℃にて保護的雰囲気下で、100mlのジメトキシエタ
ン中の37.5g(0.11モル)の実施例1aで得たベンゾフェ
ノン誘導体を、50mlメタノール中の2.6g (110ミリモル)
のナトリウムの溶液中に添加した。80℃にて72時間攪拌
後、表題化合物を、水と酢酸エチルとの1:1混合物を添
加することにより沈殿させた。33.4g (理論値の100%)
の、融点158℃の生成物を濾過により単離した。
キサンテン-9-オン[I-1]への環化 0〜5℃にて保護的雰囲気下で、100mlのジメトキシエタ
ン中の37.5g(0.11モル)の実施例1aで得たベンゾフェ
ノン誘導体を、50mlメタノール中の2.6g (110ミリモル)
のナトリウムの溶液中に添加した。80℃にて72時間攪拌
後、表題化合物を、水と酢酸エチルとの1:1混合物を添
加することにより沈殿させた。33.4g (理論値の100%)
の、融点158℃の生成物を濾過により単離した。
【0170】実施例2: 5-ブロモ-3,4,8-トリメトキシ-
1,8-ジメチルキサンテン-9-オン [I-2]の製造: 約0℃にて、9.4g(5.9ミリモル)の臭素を、100mlのジ
クロロメタン中の33.4gの実施例1bで得たキサントンの
溶液に添加した。20〜25℃にて16時間攪拌後、氷水を添
加し混合物をジクロロメタンにより抽出した。合わせた
有機層を水及び飽和炭酸水素ナトリウム溶液により洗浄
し乾燥させた。溶媒を除去して、2.1g(5.5ミリモル、
理論値の93%)の表題化合物を得た。
1,8-ジメチルキサンテン-9-オン [I-2]の製造: 約0℃にて、9.4g(5.9ミリモル)の臭素を、100mlのジ
クロロメタン中の33.4gの実施例1bで得たキサントンの
溶液に添加した。20〜25℃にて16時間攪拌後、氷水を添
加し混合物をジクロロメタンにより抽出した。合わせた
有機層を水及び飽和炭酸水素ナトリウム溶液により洗浄
し乾燥させた。溶媒を除去して、2.1g(5.5ミリモル、
理論値の93%)の表題化合物を得た。
【0171】実施例3: 7-クロロ-3,4-ジメトキシ-1,8-
ジメチルキサンテン-9-オン [I-5]の製造 実施例3a: 4-クロロ-5-メチルサリチル酸メチル 80℃にて、9.9g (73ミリモル)の塩化スルフリルを、600
mlの氷酢酸中の11g(66ミリモル)のo-メチルサリチル
酸メチルの溶液に滴下により添加した。溶液を100℃に
て約8時間攪拌し、約20〜25℃にて更に12時間攪拌し
た。反応混合物を水に注ぎ入れ、続いて酢酸エチルによ
り抽出した。合わせた有機層を水で洗浄し、乾燥させ、
溶媒を除去した。こうして12.85g(64ミリモル)の表題
化合物(理論値の97%)を得、次の段階で使用した。
ジメチルキサンテン-9-オン [I-5]の製造 実施例3a: 4-クロロ-5-メチルサリチル酸メチル 80℃にて、9.9g (73ミリモル)の塩化スルフリルを、600
mlの氷酢酸中の11g(66ミリモル)のo-メチルサリチル
酸メチルの溶液に滴下により添加した。溶液を100℃に
て約8時間攪拌し、約20〜25℃にて更に12時間攪拌し
た。反応混合物を水に注ぎ入れ、続いて酢酸エチルによ
り抽出した。合わせた有機層を水で洗浄し、乾燥させ、
溶媒を除去した。こうして12.85g(64ミリモル)の表題
化合物(理論値の97%)を得、次の段階で使用した。
【0172】実施例3b: 4-クロロ-5-メチルサリチル酸
5.12g (128ミリモル)のNaOHを、80mlの水と130mlのエタ
ノールとの混合溶媒中の12.85g (64ミリモル)の実施例3
aで得たエステルの溶液に添加し、続いて該混合物を約1
5時間還流させた。反応混合物を水に注ぎ入れ、酢酸エ
チルにより洗浄した。層を分離した後、水層を酸性化し
酢酸エチルにより抽出した。合わせた有機層を水で洗浄
し、乾燥させ、溶媒を除去した。こうして黄色結晶物質
として10.4g (55.8ミリモル、理論値の87%)の表題化合
物を得た。
ノールとの混合溶媒中の12.85g (64ミリモル)の実施例3
aで得たエステルの溶液に添加し、続いて該混合物を約1
5時間還流させた。反応混合物を水に注ぎ入れ、酢酸エ
チルにより洗浄した。層を分離した後、水層を酸性化し
酢酸エチルにより抽出した。合わせた有機層を水で洗浄
し、乾燥させ、溶媒を除去した。こうして黄色結晶物質
として10.4g (55.8ミリモル、理論値の87%)の表題化合
物を得た。
【0173】実施例3c: 3-クロロ-6-(2,2-ジメチルプロ
パノイルオキシ)-2-メチル安息香酸 1.2mlのピリジン及び1.62g (13.48ミリモル)の塩化ピバ
ロイルを、30mlのテトラヒドロフラン中の2.35g (12.6
ミリモル)の実施例3bで得た酸の溶液に添加した。約20
〜25℃にて約15時間攪拌した後、反応混合物を水に注ぎ
入れ、続いて酢酸エチルにより抽出した。合わせた有機
層を乾燥させ、溶媒を除去した。残留物として、3.45g
(理論値の100%)の表題化合物を得た。
パノイルオキシ)-2-メチル安息香酸 1.2mlのピリジン及び1.62g (13.48ミリモル)の塩化ピバ
ロイルを、30mlのテトラヒドロフラン中の2.35g (12.6
ミリモル)の実施例3bで得た酸の溶液に添加した。約20
〜25℃にて約15時間攪拌した後、反応混合物を水に注ぎ
入れ、続いて酢酸エチルにより抽出した。合わせた有機
層を乾燥させ、溶媒を除去した。残留物として、3.45g
(理論値の100%)の表題化合物を得た。
【0174】実施例3d: 4-クロロ-3-メチル-2-[1-(2,3,
4-トリメトキシ-6-メチルフェニル)メタノイル]フェニ
ル2,2-ジメチルプロピオナート 2.3g (12.6ミリモル)のトリメトキシトルエン及び4gの
粉末化P2O5を、50mlのジクロロメタン(CH2Cl2)中の3.
45g (12.6ミリモル)の実施例3cで得た安息香酸の溶液に
添加した。約20〜25℃にて約15時間攪拌した後、反応混
合物を水に注ぎ入れ、続いてCH2Cl2により抽出した。合
わせた有機層を水で洗浄し、乾燥させ、溶媒を除去し
た。残留物として4.9g (理論値の89%)の表題化合物を
得た。
4-トリメトキシ-6-メチルフェニル)メタノイル]フェニ
ル2,2-ジメチルプロピオナート 2.3g (12.6ミリモル)のトリメトキシトルエン及び4gの
粉末化P2O5を、50mlのジクロロメタン(CH2Cl2)中の3.
45g (12.6ミリモル)の実施例3cで得た安息香酸の溶液に
添加した。約20〜25℃にて約15時間攪拌した後、反応混
合物を水に注ぎ入れ、続いてCH2Cl2により抽出した。合
わせた有機層を水で洗浄し、乾燥させ、溶媒を除去し
た。残留物として4.9g (理論値の89%)の表題化合物を
得た。
【0175】実施例3e: 7-クロロ-3,4-ジメトキシ-1,8-
ジメチルキサンテン-9-オン [I-5] 15.7g (148ミリモル)の炭酸水素ナトリウムを、400mlの
メタノールと160mlの水との混合溶媒中の22g(50.6ミリ
モル)の実施例3dで得たピバロイル誘導体の溶液に添加
し、該混合物を約1時間還流し、続いて約20〜25℃にて
更に15時間攪拌した。反応混合物を水に注ぎ入れ、酢酸
エチルにより抽出した。合わせた有機層を水により洗浄
し、乾燥させ、溶媒を除去した。残留物をシリカゲルク
ロマトグラフィー(メチルtert-ブチルエーテル/ヘキ
サン 1/20)に供した。生成物の画分から溶媒を除去
し、石油エーテルにより温浸した。こうして、融点が10
1℃である0.41gの表題化合物を得た。
ジメチルキサンテン-9-オン [I-5] 15.7g (148ミリモル)の炭酸水素ナトリウムを、400mlの
メタノールと160mlの水との混合溶媒中の22g(50.6ミリ
モル)の実施例3dで得たピバロイル誘導体の溶液に添加
し、該混合物を約1時間還流し、続いて約20〜25℃にて
更に15時間攪拌した。反応混合物を水に注ぎ入れ、酢酸
エチルにより抽出した。合わせた有機層を水により洗浄
し、乾燥させ、溶媒を除去した。残留物をシリカゲルク
ロマトグラフィー(メチルtert-ブチルエーテル/ヘキ
サン 1/20)に供した。生成物の画分から溶媒を除去
し、石油エーテルにより温浸した。こうして、融点が10
1℃である0.41gの表題化合物を得た。
【0176】実施例4: 実施例3とは異なる方法による、
7-クロロ-3,4-ジメトキシ-1,8-ジメチルキサンテン-9-
オン [I-5]の製造 実施例4a: 1-(3-クロロ-6-ヒドロキシ-2-メチルフェニ
ル)-1-(2,3,4-トリメトキシ-6-メチルフェニル)メタノ
ン 2g (21ミリモル)のNaHCO3を、60mlのメタノールと20ml
の水との混合溶媒中の2.8g (6.44ミリモル)の実施例3d
で得た化合物の溶液に添加し、混合物を5時間還流し、
続いて約20〜25℃にて15時間攪拌した。混合物を水に注
ぎ入れ、酢酸エチルにより抽出した。合わせた有機層を
水で洗浄し、続いて飽和NaHCO3溶液で洗浄し、乾燥さ
せ、溶媒を除去した。石油エーテルによる温浸の後、残
りを濾過により除いた。こうして1.7g (理論値の75%)
の表題化合物を得た。
7-クロロ-3,4-ジメトキシ-1,8-ジメチルキサンテン-9-
オン [I-5]の製造 実施例4a: 1-(3-クロロ-6-ヒドロキシ-2-メチルフェニ
ル)-1-(2,3,4-トリメトキシ-6-メチルフェニル)メタノ
ン 2g (21ミリモル)のNaHCO3を、60mlのメタノールと20ml
の水との混合溶媒中の2.8g (6.44ミリモル)の実施例3d
で得た化合物の溶液に添加し、混合物を5時間還流し、
続いて約20〜25℃にて15時間攪拌した。混合物を水に注
ぎ入れ、酢酸エチルにより抽出した。合わせた有機層を
水で洗浄し、続いて飽和NaHCO3溶液で洗浄し、乾燥さ
せ、溶媒を除去した。石油エーテルによる温浸の後、残
りを濾過により除いた。こうして1.7g (理論値の75%)
の表題化合物を得た。
【0177】実施例4b: 7-クロロ-3,4-ジメトキシ-1,8-
ジメチルキサンテン-9-オン [I-5] 1.2g (21.5ミリモル)のKOHを、15mlのN-メチルピロリド
ンと30mlのメタノールとの混合溶媒中の1.5g (4.3ミリ
モル)の実施例4aで得た生成物の溶液に添加し、混合物
を5時間還流させた。冷却後、反応混合物を水に注ぎ入
れ、続いてジクロロメタンにより抽出した。合わせた有
機層を水で洗浄し乾燥させた。溶媒を除去し、残留物を
クロマトグラフィー(メチルtert-ブチルエーテル:ヘ
キサン 1:9)により精製して、融点101℃の無色の結晶
として、0.72gの表題化合物を得た。
ジメチルキサンテン-9-オン [I-5] 1.2g (21.5ミリモル)のKOHを、15mlのN-メチルピロリド
ンと30mlのメタノールとの混合溶媒中の1.5g (4.3ミリ
モル)の実施例4aで得た生成物の溶液に添加し、混合物
を5時間還流させた。冷却後、反応混合物を水に注ぎ入
れ、続いてジクロロメタンにより抽出した。合わせた有
機層を水で洗浄し乾燥させた。溶媒を除去し、残留物を
クロマトグラフィー(メチルtert-ブチルエーテル:ヘ
キサン 1:9)により精製して、融点101℃の無色の結晶
として、0.72gの表題化合物を得た。
【0178】表I
【0179】有害真菌類に対する作用の例
式Iで表される化合物群の殺真菌作用を次の試験により
実証した:式Iで表される化合物群に属する活性化合物
を個別に又は組み合わせて、70重量%のシクロヘキサノ
ン、20重量%のNekanil(登録商標)LN (Lutensol(登
録商標)AP6、エトキシ化アルキルフェノールをベース
とする乳化作用と分散作用とを有する湿潤剤)及び10重
量%のWettol(登録商標)EM(エトキシ化ヒマシ油をベ
ースとする非イオン性乳化剤)の混合物中に10%濃度の
エマルジョンとして調合し、水により所望の濃度に希釈
した。
実証した:式Iで表される化合物群に属する活性化合物
を個別に又は組み合わせて、70重量%のシクロヘキサノ
ン、20重量%のNekanil(登録商標)LN (Lutensol(登
録商標)AP6、エトキシ化アルキルフェノールをベース
とする乳化作用と分散作用とを有する湿潤剤)及び10重
量%のWettol(登録商標)EM(エトキシ化ヒマシ油をベ
ースとする非イオン性乳化剤)の混合物中に10%濃度の
エマルジョンとして調合し、水により所望の濃度に希釈
した。
【0180】使用例 - コムギのウドンコ病に対する活
性 鉢植えの小麦苗(品種「Kanzler」)の葉に、10%の活
性化合物、63%のシクロヘキサノンおよび27%の乳化剤
を含有する原液から調製した活性化合物の水性製剤を流
出点(runoff point)までスプレーした。スプレー後24
時間スプレーによる被覆を乾かし、葉にコムギのウドン
コ病菌(ブルメリア・グラミニス分化型トリチシ(Blume
ria graminis forma specialis tritici))の胞子をふ
りかけた。続いて試験植物を、20〜24℃で雰囲気中の相
対湿度が60〜90%の温室中に置いた。7日後、ウドンコ
病の進行の程度を、葉全体の面積に占める感染の割合
(%)として視覚的に測定した。
性 鉢植えの小麦苗(品種「Kanzler」)の葉に、10%の活
性化合物、63%のシクロヘキサノンおよび27%の乳化剤
を含有する原液から調製した活性化合物の水性製剤を流
出点(runoff point)までスプレーした。スプレー後24
時間スプレーによる被覆を乾かし、葉にコムギのウドン
コ病菌(ブルメリア・グラミニス分化型トリチシ(Blume
ria graminis forma specialis tritici))の胞子をふ
りかけた。続いて試験植物を、20〜24℃で雰囲気中の相
対湿度が60〜90%の温室中に置いた。7日後、ウドンコ
病の進行の程度を、葉全体の面積に占める感染の割合
(%)として視覚的に測定した。
【0181】この試験において、4ppm及び16ppmの化合
物I-5により処理した植物体は3%を超える感染度を示さ
なかったのに対して、無処理の植物体は感染度が90%で
あった。
物I-5により処理した植物体は3%を超える感染度を示さ
なかったのに対して、無処理の植物体は感染度が90%で
あった。
─────────────────────────────────────────────────────
フロントページの続き
(72)発明者 ヨールディ トルモ イ ブラスコ
ドイツ連邦共和国 リンバーガーホフ
67117,ムールウェグ 47
(72)発明者 マルクス ゲベール
ドイツ連邦共和国 カステルラウン
56288,ゲーテシュトラーセ 21
(72)発明者 ワシリオス グランメノス
ドイツ連邦共和国 ルードビヒシャーフェ
ン 67071,ザムエル ハーネマン ウエ
グ 9
(72)発明者 ベルンド ミュラー
ドイツ連邦共和国 67227 フランケンタ
ール,ストックインゲルシュトラーセ 7
(72)発明者 ヨアヒム ラインハイマー
ドイツ連邦共和国 67063 ルートヴィヒ
シャーフェン,メルツィッヒャー シュト
ラーセ 24
(72)発明者 ペーター シェーファー
ドイツ連邦共和国 オッターシァイム
67308,レーマーシュトラーセ 1
(72)発明者 フランク シーヴェック
ドイツ連邦共和国 ヘスハイム 67258,
リンデンウエグ 4
(72)発明者 トーマス グロート
ドイツ連邦共和国 ヴァッヘンハイム
67157,イム ヘーエンハウゼン 18
(72)発明者 アンドレアス ギプサー
ドイツ連邦共和国 マンハイム 68159,
ベー 44
(72)発明者 エバーハルド アマーマン
ドイツ連邦共和国 64646 ヘッペンハイ
ム,フォン−ガーゲルン−シュトラーセ
2
(72)発明者 ギーゼ ローレンツ
ドイツ連邦共和国 67434 ハンバッハ,
アーレンウェグ 13
(72)発明者 ラインハルド スティール
ドイツ連邦共和国 67112 ムッタースタ
ット,ジンスターシュトラーセ 17
(72)発明者 ジーグフリード シュトラトマン
ドイツ連邦共和国 67117 リンバーガー
ホフ,ドナーズベルグシュトラーセ 9
Fターム(参考) 4C062 HH25
4H011 AA01 BA01 BB08 BC01 BC03
BC05 BC07 BC18 BC19 BC20
DA02 DA13 DA15 DA16 DD03
DD04 DH03 DH10
Claims (10)
- 【請求項1】 式I: 【化1】 [式中、置換基および変数は次の通り定義される:nは、
0、1又は2であり;R1は、C1-C4-アルキル又はC1-C4-ハ
ロアルキルであり;R2、R3は、互いに独立して、水素、
C1-C6-アルコキシ、C3-C6-アルケニルオキシ又はC3-C6-
アルキニルオキシであり、又は、R2とR3とが一緒になっ
て、無置換の又は1〜4個の次の基:ハロゲン、シア
ノ、ヒドロキシル若しくはC1-C4-アルキルにより置換さ
れた、オキシ-C1-C4-アルキレンオキシ基を形成してお
り;R4は、ハロゲン、シアノ、ヒドロキシル、アミノ、
メルカプト、C1-C4-アルキル、C1-C4-ハロアルキル、C1
-C4-アルコキシ、C1-C4-ハロアルコキシ、C1-C4-アルキ
ルチオ、C1-C4-ハロアルキルチオ、C1-C4-アルキルカル
ボニルオキシ又はC1-C4-アルキルカルボニルチオであ
り;R5は、基R4であり、nが2である場合、各R5は異なっ
ていてもよく;X、Yは、互いに独立して酸素又は硫黄で
ある。]で表される、キサントン誘導体。 - 【請求項2】 X及びYが酸素である、請求項1に記載の
式Iで表される化合物。 - 【請求項3】 R1がメチルである、請求項1又は2に記
載の式Iで表される化合物。 - 【請求項4】 R2及びR3がメトキシ、エトキシ、n-若し
くはイソプロポキシ又はn-ブトキシである、請求項1〜
3の何れか1項に記載の式Iで表される化合物。 - 【請求項5】 R4がメチルであり、且つ、R5がハロゲン
である、請求項1〜4の何れか1項に記載の式Iで表さ
れる化合物。 - 【請求項6】 Xが酸素である請求項1に記載の式Iで表
される化合物の製造方法であって、式II: 【化2】 [式中、RはC1-C4-アルキル基であり、他の置換基は式I
において定義した通りである。]で表されるアルキルベ
ンゼン誘導体を、式III: 【化3】 [式中、Zはヒドロキシル、ハロゲン又はC1-C4-アルコキ
シであり、Qは保護基であり、そしてR4及び (R5)nは式I
において定義した通りである。]で表されるサリチル酸
誘導体と縮合させて、式IV: 【化4】 で表される化合物を得、Qを脱離させ、そして環化させ
て式Iで表される化合物を得ることによる、上記方法。 - 【請求項7】 X及びYが酸素であり、且つR4がヒドロキ
シル、C1-C4-アルコキシ又はC1-C4-ハロアルコキシであ
る、請求項1に記載の式Iで表される化合物の製造方法
であって、式II.1: 【化5】 [式中、RxはC1-C3-アルコキシである。]で表されるアル
キルベンゼン誘導体を、式III.1: 【化6】 [式中、Ha1はハロゲンである。]で表されるハロゲン化
ベンゾイルと縮合させて、式IV.1: 【化7】 で表される化合物を得、そして塩基の存在下においてI
V.1を塩基触媒により環化して式Iで表される化合物を得
ることによる、上記方法。 - 【請求項8】 有害な植物病原性真菌類の防除のため
の、請求項1〜5の何れか1項に記載の化合物Iの使
用。 - 【請求項9】 固体又は液体の担体及び請求項1に記載
の一般式Iで表される化合物を含んでなる、有害な真菌
類を防除するのに好適な組成物。 - 【請求項10】 真菌類、又は真菌類による攻撃から保
護すべき物、植物、土壌もしくは種子を、有効量の請求
項1に記載の一般式Iで表される化合物により処理する
ことを含む、有害な植物病原性真菌類の防除方法。
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---|---|---|---|
DE10146706.0 | 2001-09-21 | ||
DE10146706 | 2001-09-21 |
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Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003201289A true JP2003201289A (ja) | 2003-07-18 |
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Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2002272397A Pending JP2003201289A (ja) | 2001-09-21 | 2002-09-19 | キサントン誘導体、それらの製造方法及び有害な真菌を防除するためのそれらの使用、並びに該誘導体を含む組成物 |
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Country | Link |
---|---|
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EP (1) | EP1295877A1 (ja) |
JP (1) | JP2003201289A (ja) |
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---|---|---|---|---|
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