JP2001226339A - イミノオキシ置換ベンジルフェニルエーテル、これらの製造のための方法および中間体、これらを含んだ組成物および有害菌類を防除するためのこれらの使用 - Google Patents

イミノオキシ置換ベンジルフェニルエーテル、これらの製造のための方法および中間体、これらを含んだ組成物および有害菌類を防除するためのこれらの使用

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JP2001226339A JP2001008676A JP2001008676A JP2001226339A JP 2001226339 A JP2001226339 A JP 2001226339A JP 2001008676 A JP2001008676 A JP 2001008676A JP 2001008676 A JP2001008676 A JP 2001008676A JP 2001226339 A JP2001226339 A JP 2001226339A
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ヴァシリオス、グラメノス
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フーベルト、ザウター
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アンドレアス、ギプザー
Markus Dr Gewehr
マルクス、ゲヴェール
I Blasco Jordi Tormo
ジョルジ、トルモ、イ、ブラスコ
Arne Dr Ptock
アルネ、プトック
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ベルント、ミュラー
Oliver Dr Cullmann
オリーファー、クルマン
Thomas Dr Grote
トーマス、グロテ
Eberhard Ammermann
エーバーハルト、アマーマン
Siegfried Dr Strathmann
ズィークフリート、シュトラトマン
Gisela Lorenz
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    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C251/00Compounds containing nitrogen atoms doubly-bound to a carbon skeleton
    • C07C251/32Oximes
    • C07C251/34Oximes with oxygen atoms of oxyimino groups bound to hydrogen atoms or to carbon atoms of unsubstituted hydrocarbon radicals
    • C07C251/48Oximes with oxygen atoms of oxyimino groups bound to hydrogen atoms or to carbon atoms of unsubstituted hydrocarbon radicals with the carbon atom of at least one of the oxyimino groups bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A01AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
    • A01NPRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
    • A01N37/00Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic compounds containing a carbon atom having three bonds to hetero atoms with at the most two bonds to halogen, e.g. carboxylic acids
    • A01N37/44Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic compounds containing a carbon atom having three bonds to hetero atoms with at the most two bonds to halogen, e.g. carboxylic acids containing at least one carboxylic group or a thio analogue, or a derivative thereof, and a nitrogen atom attached to the same carbon skeleton by a single or double bond, this nitrogen atom not being a member of a derivative or of a thio analogue of a carboxylic group, e.g. amino-carboxylic acids
    • A01N37/50Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic compounds containing a carbon atom having three bonds to hetero atoms with at the most two bonds to halogen, e.g. carboxylic acids containing at least one carboxylic group or a thio analogue, or a derivative thereof, and a nitrogen atom attached to the same carbon skeleton by a single or double bond, this nitrogen atom not being a member of a derivative or of a thio analogue of a carboxylic group, e.g. amino-carboxylic acids the nitrogen atom being doubly bound to the carbon skeleton

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】有害菌類に対する作物保護剤として向上した活
性を持つ化合物の提供。 【解決手段】式I [YがHなどを表し、QがC(=NOCH)−CON
HCHなどを表し、XがC〜Cアルキルなどを表
し、mが1または2を表し、Rがアルキルを表し、R
が水素などを表し、Rがアルキルなどを表し、R
がアルキル、アルケニル、アルキニルなどを表す。]で
表されるイミノオキシ置換ベンジルフェニルエーテル。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、式I
【0002】
【化11】
【0003】[但し、置換基と指標が以下の意味を有す
る:YがH、CH、FまたはClを表し、QがC(=
CHOCH)−COOCH、C(=CHCH)−
COOCH 、C(=NOCH)−COOCH、C
(=NOCH)−CONHCHまたはN(−OCH
)−COOCHを表し、Xが水素、ハロゲン、C
〜Cアルキル、C〜CアルコキシまたはCF
表し、mが1または2(但しm=2の場合、基Xは異な
っていてもよい。)を表し、RがC〜Cアルキル
を表し、Rが水素またはC〜Cアルキルを表し、
あるいはRとRが合体してシクロプロピル、シクロ
ペンチルまたはシクロヘキシルを表し、RがC〜C
アルキルまたはCFを表し、RがC〜Cアル
キル、C〜Cアルケニル、C〜Cアルキニル、
〜Cハロアルキル、C〜Cハロアルケニルま
たはC〜Cハロアルキニルを表す。]で表されるイ
ミノオキシ置換ベンジルフェニルエーテルおよびその塩
に関する。
【0004】さらに、本発明は、化合物Iを製造する方
法および中間体に関し、組成物にも関し、化合物Iの有
害菌類の防除のための使用に関する。
【0005】フェノキシメチレン基をオルト位に有する
フェニルカルバマートは、WO−A93/15046に
開示されている。オルト位にフェノキシメチレン基を有
するα−フェニルアクリル酸およびα−フェニル−α−
メトキシイミノ酢酸誘導体は、EP−A253213、
EP−A280185、EP−A386561、EP−
A477631、EP−A513580およびEP−A
579124から公知である。これらの公報に記載され
た化合物のいくつかは、フェノキシ基にオキシイミノ基
を有している。
【0006】上述した公報に記載された化合物は、有害
菌類に対する作物保護剤としての使用に適している。
【0007】しかしこれらの作用には満足できない場合
がしばしばある。本発明の目的は、向上した活性を持つ
化合物を提供することにある。
【0008】本発明者らは、この目的が式Iの置換ベン
ジルフェニルエーテルにより達成されることを見出し
た。さらに本発明者らは、化合物Iの製造のための中間
体および方法、化合物Iおよびこれを含む組成物の、有
害菌類を防除するための使用法を見出した。
【0009】式Iの化合物は、上述の公報により公知の
化合物とは、フェノキシ基が、酸素を介して結合するオ
キシイミノ基により置換されている点で異なる。公知の
化合物と比較して、式Iの化合物は有害菌類に対し高い
活性を有する。
【0010】式Iの化合物は、例えば、式II
【0011】
【化12】 のヒドロキシ化合物から出発することで得られる。
【0012】式IIの化合物は式II.1
【0013】
【化13】 のアセチル化合物の酸化により得られうる。
【0014】酸化は、−20℃から60℃、好ましくは
0℃から30℃の温度において不活性有機溶媒中または
水中で、塩基または緩衝剤の存在下、例えばNaHP
[Synthesis (1991), 63;Heterocycle(1993) 819,Te
trahedoron(1995)3197]の存在下で通常は行なわれる。
適当な酸化剤は、例えば過酸化水素、m−クロロ過安息
香酸、過酢酸、HxBF、トリフルオロ過酢酸
またはK/HSOである。
【0015】適当な溶媒は、一般に、脂肪族炭化水素
(例えばペンタン、ヘキサン、シクロヘキサン、および
石油エーテル)、芳香族炭化水素(例えばトルエン、o
−、m―およびp−キシレン)、ハロゲン化炭化水素
(例えば塩化メチレン、クロロホルムおよびクロロベン
ゼン)である。適当な塩基は無機化合物(例えば水酸化
リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウムおよび水
酸化カルシウムなどのアルカリ金属およびアルカリ土類
金属の水酸化物)である。水酸化ナトリウムが特に好ま
しい。
【0016】一般に、塩基は触媒量使用されるが、等量
または過剰量を用いることもできる。
【0017】アセチル化合物II.1の酸化は、2段階
でおこなうことができる。第一にこれを式II.2のア
セチルオキシ化合物へ誘導し、直接、または所望であれ
ば異なった工程で、塩基性条件下ヒドロキシ化合物II
を生成させることができる。
【0018】
【化14】
【0019】QがC(=NOCH)−CONHCH
である式Iの化合物は、好ましくはQがC(=NOCH
)−COOCHである式II.1の化合物を出発材
料として使用して、上記に概略された反応順序におい
て、2番目の工程の塩基としてメチルアミンを使用する
ことにより製造される。
【0020】
【化15】
【化16】
【0021】化合物Iの製造に必要となる出発材料I
I.1は、文献により公知であるか[EP−A5135
80、EP−A621264参照]、またはこれら文献
に従い製造することができる。
【0022】式IIのヒドロキシ化合物は、式IIIの
ケト化合物と反応して式IVの化合物を与える。
【0023】
【化17】
【0024】式IIIにおいて、Lは求核的に変換可能
な基、例えばハロゲン、好ましくは塩素を表す。反応は
通常−10℃から120℃、好ましくは20℃から90
℃の温度で、塩基の存在下、不活性有機溶媒中で行なわ
れる[DE−A3827222参照]。
【0025】適当な溶媒は、エーテル、ニトリル、ケト
ン(例えばアセトン、メチルエチルケトン、ジエチルケ
トンおよびtert−ブチルメチルケトン)、ジメチルスル
ホキシド、ジメチルホルムアミドおよびジメチルアセト
アミド、とくに好ましくは、ジメチルホルムアミド、ア
セトンおよびジメチルアセトアミドである。上述の溶媒
の混合物を使用することもできる。
【0026】適当な塩基は、一般に無機化合物、例えば
アルカリ金属およびアルカリ土類金属の水酸化物、アル
カリ金属およびアルカリ土類金属の水素化物、アルカリ
金属アミド、アルカリ金属およびアルカリ土類金属の炭
酸塩(例えば炭酸リチウム、炭酸カリウム、および炭酸
カルシウム)、アルカリ金属の重炭酸塩(例えば重炭酸
ナトリウム)、アルカリ金属およびアルカリ土類金属の
アルコキシド(例えばナトリウムメトキシド、ナトリウ
ムエトキシド、カリウムエトキシド、カリウムtert−ブ
トキシド、ジメトキシマグネシウム)である。重炭酸ナ
トリウム、炭酸カリウム、ナトリウムメトキシドおよび
水酸化ナトリウムが特に好ましい。
【0027】一般に、塩基は触媒量使用されるが、等量
または過剰量を使用することもできる。
【0028】出発材料は一般に、互いに1等量で反応さ
せる。収率の点では、IIに対してIIIを過剰量使用
することが有利である。
【0029】式IIIのケト化合物は公知である。これ
らのいくつかは市販されており、または公知の方法[Syn
thesis(1990), 595; DE-A2716895; Can.J.Chem.(1972),
2387; Tetrahedron(1970), 5191; Synthesis(1977), 1
89-191;EP-A297383;EP-A298332; Bull.Soc.Chim.Fr.(19
73),2732;J.Org.Chem.(1995),8320; J.Organomet.Chem.
(1975),325]により製造することができる。
【0030】IVの式Iの化合物への変換は、好ましく
は水溶液としてまたは酸付加塩、例えば塩酸との塩の形
態で使用されるアミノ化合物Vを使用して行なわれる。
【0031】
【化18】
【0032】反応は、通常は0℃から120℃、好まし
くは20℃から80℃の温度で、不活性有機溶媒中塩基
の存在下で行なわれる[EP−A386561参照]。
【0033】適当な溶媒は、芳香族炭化水素(例えばト
ルエン)、またはアルコール(例えばメタノールまたは
エタノール)、特に好ましくは、メタノールである。上
述の溶媒の混合物も使用することができる。
【0034】適当な塩基は、一般に、無機化合物、例え
ばアルカリ金属およびアルカリ土類金属の水酸化物(例
えば水酸化リチウム、水酸化ナトリウム、水酸化カリウ
ムおよび水酸化カルシウム)、アルカリ金属およびアル
カリ土類金属の炭酸塩(例えば炭酸リチウム、炭酸カリ
ウム、炭酸カルシウム)およびアルカリ金属の重炭酸塩
(例えば重炭酸ナトリウム)、さらに有機塩基、例えば
3級アミン(例えばトリメチルアミン、トリエチルアミ
ン、トリイソプロピルアミン)である。水酸化ナトリウ
ム、炭酸カリウムおよびトリエチルアミンが特に好まし
い。
【0035】塩基は一般に触媒量使用されるが、しか
し、これらを等量、過剰量、必要に応じて溶媒として使
用してもよい。
【0036】出発材料は一般に、互いに等量で反応させ
る。収率の点では、IVに対してVを過剰量使用するこ
とが有利である。
【0037】反応混合物を慣用の方法、例えば水と混合
し、層を分離し、必要に応じてクロマトグラフィーによ
り粗生成物を精製するという方法で処理する。場合によ
り、中間体と最終生成物は無色または淡褐色の粘稠な油
状物の形態で得られ、これは精製するか、揮発性成分を
減圧下、適度の高温で取り除く。中間体と最終生成物が
固体として得られる場合、再結晶または温浸で精製する
ことができる。
【0038】上記式で与えられた記号の定義において用
いた集合的な用語は、一般に下記の置換基を表す。
【0039】ハロゲン:フッ素、塩素、臭素およびヨウ
素; アルキル:1から4または6個の炭素原子を有する飽和
の、直鎖または分枝の炭化水素基であり、例えばメチ
ル、エチル、プロピル、1−メチルエチル、ブチル、1
−メチルプロピル、2−メチルプロピル、1,1−ジメ
チルエチル、ペンチル、1−メチルブチル、2−メチル
ブチル、3−メチルブチル、2,2−ジメチルプロピ
ル、1−エチルプロピル、ヘキシル、1,1−ジメチル
プロピル、1,2−ジメチルプロピル、1−メチルペン
チル、2−メチルペンチル、3−メチルペンチル、4−
メチルペンチル、1,1−ジメチルブチル、1,2−ジ
メチルブチル、1,3−ジメチルブチル、2,2−ジメ
チルブチル、2,3−ジメチルブチル、3,3−ジメチ
ルブチル、1−エチルブチル、2−エチルブチル、1,
1,2−トリメチルプロピル、1,2,2−トリメチル
プロピル、1−エチル−1−メチルプロピルおよび1−
エチル−2−メチルプロピル; ハロアルキル:1から4個の炭素原子を有する、直鎖ま
たは分枝のアルキル基(上述した基)であって、これら
の基の水素原子のいくつかまたは全てが上述したハロゲ
ン原子に置き換わっているもの。例えば、C〜C
ロアルキル、例えばクロロメチル、ブロモメチル、ジク
ロロメチル、トリクロロメチル、フルオロメチル、ジフ
ルオロメチル、トリフルオロメチル、クロロフルオロメ
チル、ジクロロフルオロメチル、クロロジフルオロメチ
ル、1−クロロエチル、1−ブロモエチル、1−フルオ
ロエチル、2−フルオロエチル、2,2−ジフルオロエ
チル、2,2,2−トリフルオロエチル、2−クロロ−
2−フルオロエチル、2−クロロ−2,2−ジフルオロ
エチル、2,2−ジクロロ−2−フルオロエチル、2,
2,2−トリクロロエチルおよびペンタフルオロエチ
ル;
【0040】アルコキシ:酸素原子(−O−)を介して
骨格に結合する、1から4個の炭素原子を有する、直鎖
または分枝のアルキル基(上述した基) アルケニル:3または4個の炭素原子を有する不飽和
の、直鎖または分枝の炭化水素基であって二重結合がど
の位置にあってもよいもの。例えば1−プロペニル、2
−プロペニル、1−メチルエテニル、1−ブテニル、2
−ブテニル、3−ブテニル、1−メチル−1−プロペニ
ル、2−メチル−1−プロペニル、1−メチル−2−プ
ロペニル、2−メチル−2−プロペニル; ハロアルケニル:3または4個の炭素原子を有する不飽
和の、直鎖または分枝の炭化水素基。二重結合がどの位
置にあってもよく(上述した基)、且つこれらの基の水
素原子のいくつかまたは全てが上述したハロゲン原子
(特にフッ素、塩素、臭素)によって置き換わっていて
もよい。
【0041】アルキニル:3または4個の炭素原子を有
する、直鎖または分枝の炭化水素基であって、三重結合
がどの位置にあってもよいもの。例えば、1−プロピニ
ル、2−プロピニル、1−ブチニル、2−ブチニル、3
−ブチニル、1−メチル−2−プロピニル; ハロアルキニル:不飽和の、3または4個の炭素原子を
有する、直鎖または分枝の炭化水素基であって、三重結
合がどの位置にあってもよく(上述した基)、且つこれ
らの基の水素原子のいくつかまたは全てが上述したハロ
ゲン原子(特にフッ素、塩素、臭素)によって置き換わ
っているもの。
【0042】それぞれの場合において各置換基は単独、
または組み合わせて用いられる、本発明の使用目的にお
ける式Iのベンジルフェニルエーテルでは、置換基が以
下の意味を有することが好ましい。
【0043】Xが2位に位置し、水素ではない式Iの化
合物が好ましい。
【0044】
【化19】
【0045】式Iaの化合物が特に好ましい。
【0046】
【化20】
【0047】加えて、式Ibの化合物も好ましい。
【0048】
【化21】
【0049】さらに、式Icの化合物も好ましい。
【0050】
【化22】
【0051】同様に、式Idの化合物も好ましい。
【0052】
【化23】
【0053】さらに、式Ieの化合物が好ましい。
【0054】
【化24】
【0055】特に、化合物I'が好ましい。
【0056】
【化25】
【0057】同様に、Xが水素である化合物I'が特に
好ましい。
【0058】さらに、QがC(=NOCH)−COO
CH、C(=NOCH)−CONHCHまたはN
(−OCH)−COOCHを表す化合物Iが特に好
ましい。
【0059】同様に、Yが6位に位置する化合物I'が
特に好ましい。
【0060】さらに、Yが水素を表す化合物Iが特に好
ましい。
【0061】加えて、化合物I''が特に好ましい。
【0062】
【化26】
【0063】Xが水素、メチルまたは塩素を表す化合物
I'が特に好ましい。
【0064】さらに、Rがメチル、エチルまたはイソ
プロピルを表し、Rが水素を表す化合物I'が特に好
ましい。
【0065】同様に、RとRが一緒になってジメチ
ルまたはシクロプロピルを表す化合物I'が特に好まし
い。
【0066】加えて、Rがメチルまたはエチルを表す
化合物I'が特に好ましい。さらに、RがC〜C
アルキルを表す化合物I'が特に好ましい。
【0067】特に好ましい実施の形態において中間体
は、対応の基Y、Q、X、R、R 、RおよびR
を有するものである。
【0068】化合物Iは、殺菌剤としての使用に適す
る。それらは広範囲の植物病原性菌類、特に子嚢菌類、
不完全菌類、藻菌類及び坦子菌類に対する顕著な効果を
有するため優れている。これらの中には、組織的に活性
であるため、栽培植物保護における茎葉及び土壌の殺菌
剤として使用可能なものもある。
【0069】それらは様々な栽培植物、例えば小麦、ラ
イ麦、大麦、カラス麦、イネ、トウモロコシ、芝、バナ
ナ、綿花、大豆、コーヒー、サトウキビ、ブドウ、果
実、装飾用植物及び野菜(例えば、キュウリ、豆、トマ
ト、ジャガイモ及びウリ)、さらにこれらの種子の多種
菌類の防除に特に重要である。
【0070】それらは、以下の植物の病害の防除に特に
適している:果実および野菜のアルテルナリア(Alt
ernaria)種、イチゴ、野菜、装飾用植物および
ブドウのボトリチス・キネレア(Botrytis c
inerea;灰色カビ)、ナンキンマメのセルコスポ
ラ・アラキジコラ(Cercospora arach
dicola)、ウリ科のエリシペ・キコラケアラム
(Erysiphe cichoracearum)お
よびスフェロテカ・フリギネア(Sphaerothe
ca fuliginea)、穀物類のエリシペ・グラ
ミニス(Erysiphe graminis;うどん
粉病)、種々の植物のフサリウム(Fusarium)
およびベルチキルリウム(Verticillium)
種、穀物類のヘルミントスポリウム(Helminth
osporium)種、バナナおよびナンキンマメのマ
イコスフェレラ(Mycosphaerella)種、
ジャガイモおよびトマトのフィトピトラ・インフェスタ
ンス(Phytophthora infestan
s)、ブドウのプラスモパラ・ビチコラ(Plasmo
para viticola)、リンゴのポドスフェラ
・ロイコトリカ(Podosphaera leuco
tricha)、コムギおよびオオムギのシュードケル
コスポレラ・ヘルポトリコイデス(Pseudocer
cosporella herpotrichoide
s)、ホップとキュウリのシュードペロノスポラ(Ps
eudoperonospora)種、穀物類のプッキ
ニア(Puccinia)種、イネのピリクラリア・オ
リザエ(Pyricularia orizae)、綿
花、シバおよびイネのリゾクトニア(Rhizocto
nia)種、コムギのセプトリア・ノドルム(Sept
oria nodorum)、ブドウのウンキヌラ・ネ
カトル(Uncinula necator)、穀物類
およびサトウキビのウスチラゴ(Ustilago)
種、リンゴおよびセイヨウナシのベンツリア・イネクア
リス(Venturiainaeqalis;腐敗
病)。
【0071】さらに化合物Iは、例えばパエシロミセス
・バリオッティ(Paecilomyces vari
otii)からの資材保護(例えば木材、紙、塗料分散
体、繊維又は織物の保護)及び備蓄品の保護において有
害菌類からの防除に適当である。
【0072】化合物Iは、菌類、或いは菌類の感染から
保護されるべき植物、種子、資材又は土壌を上記活性成
分の殺菌活性量で処理することにより用いられる。上記
資材、植物又は種子への施与は、菌類から被害を受ける
前又は後に実施される。
【0073】殺菌剤は、0.1〜95質量%、好ましく
は0.5〜90質量%の活性成分を一般的に含む。
【0074】所望の効果の性質によって異なるが、活性
成分の栽培植物保護に使用するための施与率は、1ha
に対して、0.01〜2.0kgである。
【0075】種子を処理する場合、必要とされる活性成
分の量は、一般に種子1kgに対して0.001〜0.
1gであり、0.01〜0.05gが望ましい。
【0076】資材又は備蓄品の保護に使用する場合、活
性成分の施与率は、施与する領域の特性及び所望の効果
次第である。資材保護における活性成分の施与率は慣例
として、例えば処理される資材1mに対して0.00
1〜2kg、好ましくは0.005〜1kgである。
【0077】化合物Iを、慣用の製剤、例えば溶液、エ
マルジョン、懸濁液、微粉末、粉末、ペースト及び顆粒
に加工することができる。使用形態は、特別の目的に基
づいて決定される。いずれの場合にも、本発明の化合物
の微細且つ均一な分配が保証されるべきである。
【0078】製剤は公知方法で、例えば活性成分を溶剤
および/または坦体で、場合により乳化剤および分散剤
を使用して増量することにより得られるが、この際希釈
剤として水を使用する場合には、補助溶媒として別の有
機溶媒を使用することができる。このために適当な助剤
としては、主として以下のものが挙げられる:溶剤、例
えば芳香族化合物(例えばキシレン)、塩素化芳香族化
合物(例えばクロロベンゼン)、パラフィン(例えば石
油留分)、アルコール(例えばメタノール、ブタノー
ル)、ケトン(例えばシクロヘキサノン)、アミン(例
えばエタノールアミン、ジメチルホルムアミド)および
水;坦体、例えば天然岩石粉(例えばカオリン、粘土質
土、タルク、白亜)、合成岩石粉(例えば高分散性シリ
カ、珪酸塩);乳化剤、例えば非イオン性および陰イオ
ン性乳化剤(例えばポリオキシエチレン脂肪アルコール
エーテル、アルキルスルホナートおよびアリールスルホ
ナート)、および分散剤、例えばリグノ−亜硫酸廃液お
よびメチルセルロースが該当する。界面活性剤としては
次のものが挙げられる。リグノスルホン酸、ナフタレン
スルホン酸、フェノールスルホン酸及びジブチルナフタ
レンスルホン酸の各アルカリ金属塩、アルカリ土類金属
塩及びアンモニウム塩、並びにアルキルアリールスルホ
ナート、アルキルスルファート、アルキルスルホナー
ト、脂肪アルコールスルファート及び脂肪酸、並びにこ
れらのアルカリ金属塩及びアルカリ土類金属塩、硫酸化
脂肪アルコールグリコールエーテルの塩、スルホン化ナ
フタレン及びナフタレン誘導体とホルムアルデヒドとの
縮合生成物、ナフタレン或はナフタレンスルホン酸とフ
ェノールまたはホルムアルデヒドとの縮合生成物、ポリ
オキシエチレンオクチルフェノールエーテル、エトキシ
ル化イソオクチルフェノール、オクチルフェノール、ノ
ニルフェノール、アルキルフェノールポリグリコールエ
ーテル、トリブチルフェニルポリグリコールエーテル、
アルキルアリールポリエーテルアルコール、イソトリデ
シルアルコール、脂肪アルコールエチレンオキシド縮合
物、エトキシル化ヒマシ油、ポリオキシエチレンアルキ
ルエーテル、エトキシル化ポリオキシプロピレン、ラウ
リルアルコールポリグリコールエーテルアセタール、ソ
ルビトールエステル、リグノ−亜硫酸廃液およびメチル
セルロース。
【0079】直接噴霧可能な溶液、乳濁液、ペースト又
は油性分散液の製造に好適な物質は、中位乃至高位の沸
点の鉱油留分(例えば燈油またはディーゼル油、更にコ
ールタール油等)、並びに植物性または動物性産出源の
油、脂肪族、環式および芳香族炭化水素(例えばベンゼ
ン、トルエン、キシレン、パラフィン、テトラヒドロナ
フタレン、アルキル置換ナフタレンまたはその誘導
体)、メタノール、エタノール、プロパノール、ブタノ
ール、クロロホルム、四塩化炭素、シクロヘキサノー
ル、シクロヘキサノン、クロロベンゼン、イソホロン、
高極性溶剤(例えば、ジメチルホルムアミド、ジメチル
スルホキシド、N−メチルピロリドン、水)である。
【0080】粉末、散布剤およびダスト剤は有効物質と
固体担体物質とを混合または一緒に磨砕することにより
製造することができる。
【0081】粒状体(例えば被覆粒状体、含浸粒状体お
よび均質粒状体)は、活性成分を固体担体物質に結合さ
せることにより製造することができる。固体担体物質の
例としては、鉱物土(例えばシリカゲル、シリカ、珪酸
塩、タルク、カオリン、アッタクレイ(attacla
y)、石灰石、石灰、白亜、膠塊粒土、石灰質黄色粘
土、クレイ、白雲石、珪藻土、硫酸カルシウム、硫酸マ
グネシウム、酸化マグネシウム、磨砕合成物質)、及び
肥料(例えば硫酸アンモニウム、燐酸アンモニウム、硝
酸アンモニウム、尿素)及び植物性生成物(例えば穀物
粉、樹皮、木材およびクルミ穀粉、セルロース粉末)お
よび他の固形担体物質である。
【0082】一般に、製剤は0.01〜95重量%、好
ましくは0.1〜90重量%の活性成分を含む。この際
活性成分は純度90〜100%、好ましくは95〜10
0%(NMRスペクトルによる)で使用される。
【0083】製剤例を以下に示す:I.5重量部の本発
明の化合物を、細粒状カオリン95重量部と密に混和す
る。これにより活性成分5重量%を含むダスト剤が得ら
れる。
【0084】II.30重量部の本発明の化合物を、粉
末状シリカゲル92重量部及びこのシリカゲルの表面上
に吹きつけられたパラフィン油8重量部よりなる混合物
と密に混和する。これにより、良好な接着性を有する活
性成分の製剤が得られる(活性成分含有量:23重量
%)。
【0085】III.10重量部の本発明の化合物を、
キシレン90重量部、6重量部の、オレイン酸N−モノ
エタノールアミド(1モル)のエチレンオキシド(8〜
10モル)付加体、ドデシルベンゼンスルホン酸カルシ
ウム2重量部及び2重量部の、ヒマシ油(1モル)のエ
チレンオキシド(40モル)付加体よりなる混合物中に
溶解する(活性成分含有量:9重量%)。
【0086】IV.20重量部の本発明の化合物を、シ
クロヘキサノン60重量部、イソブタノール30重量
部、5重量部の、イソオクチルフェノール(1モル)の
エチレンオキシド(7モル)付加体及び5重量部の、ヒ
マシ油(1モル)のエチレンオキシド(40モル)付加
体よりなる混合物中に溶解する(活性成分含有量:16
重量%)。
【0087】V.80重量部の本発明の化合物を、ジイ
ソブチルナフタレンα−スルホン酸ナトリウム塩3重量
部、亜硫酸廃液よりのリグノスルホン酸のナトリウム塩
10重量部及び粉末状シリカゲル7重量部と充分に混和
し、かつハンマーミル中において磨砕する(活性成分含
有量:80重量%)。
【0088】VI.90重量部の本発明の化合物を、N
−メチル−α−ピロリドン10重量部と混合する場合、
極めて小さい滴の形にて使用するのに適する溶液が得ら
れる(活性成分含有量:90重量%)。
【0089】VII.20重量部の本発明の化合物を、
シクロヘキサノン40重量部、イソブタノール30重量
部、20重量部の、イソオクチルフェノール(1モル)
のエチレンオキシド(7モル)付加体及び10重量部
の、ヒマシ油(1モル)のエチレンオキシド(40モ
ル)付加体よりなる混合物中に溶解する。この溶液を水
100000重量部に注入し、その中で微細に分散さ
せ、これにより活性成分0.02重量%を含む水性分散
液が得られる。
【0090】VIII.20重量部の本発明の化合物
を、ジイソブチルナフタレンα−スルホン酸ナトリウム
塩3重量部、亜硫酸廃液よりのリグノスルホン酸のナト
リウム塩17重量部および粉末状シリカゲル60重量部
と充分に混和し、かつハンマーミル中において磨砕す
る。この混合物を水20000重量部に注入し、その中
で微細に分散させ、これにより活性成分0.1重量%を
含む噴霧混合液が得られる。
【0091】活性成分はそれ自体、例えば直接噴霧可能
な水溶液、粉末、懸濁液、分散液、エマルジョン、油性
分散液、ペースト、ダスト剤、散布剤又は顆粒の形で、
或いは噴霧、ミスト法、ダスト法、散布法又は注入法に
よってこれらの製剤の形態で、或いはこれらから製造さ
れた使用形態で用いることができる。施与形式は、使用
目的に完全に基づいて決定される。いずれの場合にも、
本発明の活性成分の可能な限りの微細分配が保証される
べきである。
【0092】水性使用形態は、乳濁液濃縮物、ペース
ト、または湿潤可能の粉末(噴霧可能な粉末、油性分散
液)から水の添加により製造することができる。乳濁
液、ペーストまたは油分散液の製造は、物質をそれ自
体、或いは油又は溶剤中に溶解して、湿潤剤、粘着付与
剤、分散剤または乳化剤により水中に均質に混合するこ
とにより行うことができる。あるいは有効物質、湿潤
剤、粘着付与剤、分散剤または乳化剤及び適宜溶剤また
は油よりなる濃縮物を製造することもでき、これは水に
て希釈するのに適する。
【0093】直ぐに使用可能な生成物の活性成分濃度
は、比較的広い範囲内で変化させることができる。一般
に、その濃度は、0.0001〜10%、好ましくは
0.01〜1%である。
【0094】有効成分は超低量(ULV)法により非常
に良好に施与されるが、95重量%を上回る活性成分を
有する調製物または添加剤を全く有していない活性成分
を用いることも可能である。
【0095】施与直前に、適宜本発明の活性成分と種々
の油、或いは除草剤、殺菌剤、他の殺虫剤又は殺バクテ
リア剤を混合することが可能である(タンクミック
ス)。これらの薬剤は、本発明の組成物と1:10〜1
0:1の重量比で混合することも可能である。
【0096】殺菌剤としての使用形態において、本発明
の組成物は、他の活性成分、例えば除草剤、殺虫剤、生
長抑制剤、殺菌剤または肥料と共に用いることも可能で
ある。化合物I又は殺菌剤としての使用形態において化
合物Iを含む組成物と各種殺菌剤を混合することによ
り、得られる殺菌効果が向上する場合も多い。
【0097】以下に本発明の化合物と共に使用可能な殺
菌剤を列挙するが、これは組み合わせの可能性を示すも
ので、いかなる制限を加えるためのものではない。
【0098】硫黄 ジチオカルバマート及びその誘導体、例えば鉄(III)
ジメチルジチオカルバマート、亜鉛ジメチルジチオカル
バマート、亜鉛エチレンビスジチオカルバマート、マン
ガンエチレンビスジオカルバマート、マンガン−亜鉛−
エチレンジアミンビスジチオカルバマート、テトラメチ
ルチウラムジスルフィド、亜鉛(N,N−エチレンビス
ジチオカルバマート)のアンモニア錯化合物、亜鉛
(N,N′−プロピレンビスジチオカルバマート)のア
ンモニア錯化合物、亜鉛(N,N′−プロピレンビスジ
チオカルバマート)、N,N′−ポリプロピレンビス
(チオカルバモイル)ジスルフィド;ニトロ誘導体、例
えばジニトロ(1−メチルヘプチル)フェニルクロトナ
ート、2−sec−ブチル−4,6−ジニトロフェニル
3,3−ジメチルアクリラート、2−sec−ブチル−
4,6−ジニトロフェニルイソプロピルカルボナート、
ジイソプロピル5−ニトロイソフタラート;
【0099】複素環式物質、例えば2−ヘプタデシル−
2−イミダゾリンアセタート、2,4−ジクロロ−6−
(o−クロロアニリノ)−s−トリアジン、O,O−ジ
エチルフタルイミドホスホノチオエート、5−アミノ−
1−〔ビス(ジメチルアミノ)ホスフィニル〕−3−フ
ェニル−1,2,4−トリアゾール、2,3−ジシアノ
−1,4−ジチオアントラキノン、2−チオ−1,3−
ジチオロ[4,5−b]キノキサリン、1−(ブチルカル
バモイル)−2−ベンゾイミダゾールカルバミン酸メチ
ル、2−メトキシカルボニルアミノベンゾイミダゾー
ル、2−(2−フリル)ベンゾイミダゾール、2−(4
−チアゾリル)ベンゾイミダゾール、N−(1,1,
2,2−テトラクロロエチルチオ)テトラヒドロフタル
イミド、N−トリクロロメチルチオテトラヒドロフタル
イミド、N−トリクロロメチルチオフタルイミド;N−
ジクロロフルオロメチルチオ−N′,N′−ジメチル−
N−フェニルスルホジアミド(N-dichlorofluoromethyl
thio-N',N'-dimethyl-N-phenylsulfo diamide)、5−
エトキシ−3−トリクロロメチル−1,2,3−チアジ
アゾール、2−チオシアナトメチルチオベンゾチアゾー
ル、1,4−ジクロロ−2,5−ジメトキシベンゼン、
4−(2−クロロフェニルヒドラゾノ)−3−メチル−
5−イソキサゾロン、ピリジン−2−チオール−1−オ
キシド、8−ヒドロキシキノリン又はその銅塩、2,3
−ジヒドロ−5−カルボキシアニリド−6−メチル−
1,4−オキサチイン、2,3−ジヒドロ−5−カルボ
キシアニリド−6−メチル−1,4−オキサチイ−4,
4−ジオキシド、2−メチル−5,6−ジヒドロ−4H
−ピラン−3−カルボキシアニリド、2−メチルフラン
−3−カルボキシアニリド、2,5−ジメチルフラン−
3−カルボキシアニリド、2,4,5−トリメチルフラ
ン−3−カルボキシアニリド、N−シクロヘキシル−
2,5−ジメチルフラン−3−カルボキシアミド、N−
シクロヘキシル−N−メトキシ−2,5−ジメチルフラ
ン−3−カルボキシアミド、2−メチルベンズアニリ
ド、2−ヨードベンズアニリド、N−ホルミル−N−モ
ルホリン−2,2,2−トリクロロエチルアセタール、
ピペラジン−1,4−ジイル−ビス−1−(2,2,2
−トリクロロエチル)ホルムアミド、1−(3,4−ジ
クロロアニリノ)−1−ホルミルアミノ−2,2,2−
トリクロロエタン;
【0100】アミン例えば2,6−ジメチル−N−トリ
デシルモルホリン又はその塩、2,6−ジメチル−N−
シクロドデシルモルホリン又はその塩、N−〔3−(p
−tert−ブチルフェニル)−2−メチルプロピル〕
−シス−2,6−ジメチルモルホリン、N−〔3−(p
−tert−ブチルフェニル)−2−メチルプロピル〕
ピペリジン、8−(1,1−ジメチルエチル)−N−エ
チル−N−プロピル−1,4ジオキサスピロ[4.5]デ
カン−2−メタンアミン;アゾール、例えば1−〔2−
(2,4−ジクロロフェニル)−4−エチル−1,3−
ジオキソラン−2−イルエチル〕−1H−1,2,4−
トリアゾール、1−〔2−(2,4−ジクロロフェニ
ル)−4−n−プロピル−1,3−ジオキソラン−2−
イルエチル〕−1H−1,2,4−トリアゾール、N−
(n−プロピル)−N−(2,4,6−トリクロロフェ
ノキシエチル)−N′−イミダゾリル尿素、1−(4−
クロロフェノキシ)−3,3−ジメチル−1−(1H−
1,2,4−トリアゾール−1−イル)−2−ブタノ
ン、1−(4−クロロフェノキシ)−3,3−ジメチル
−1−(1H−1,2,4−トリアゾール−1−イル)
−2−ブタノール、(2RS,3RS)−1−[3−
(2−クロロフェニル)−2−(4−フルオロフェニ
ル)オキシラン−2−イルメチル]−1H−1,2,4
−トリアゾール、1−[2−(2,4−ジクロロフェニ
ル)ペンチル]−1H−1,2,4−トリアゾール、
2,4'−ジフルオロ−α−(1H−1,2,4−トリ
アゾリル−1−メチル)ベンソヒドリルアルコール、1
−((ビス−(4−フルオロフェニル)メチルシリルメ
チル)−1H−1,2,4−トリアゾール、1−[(2
RS,4RS;2RS,4SR)−4−ブロモ−2−
(2,4−ジクロロフェニル)テトラヒドロフリル]−
1H−1,2,4−トリアゾール、2−(4−クロロフ
ェニル)−3−シクロプロピル−1−(1H−1,2,
4−トリアゾール−1−イル)−ブタン−2−オール、
(+)−4−クロロ−4−[4−メチル−2−(1H−
1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル)1,3−
ジオキソラン−2−イル]フェニル 4−クロロフェニ
ルエーテル、(E)−(R,S)−1−(2,4−ジク
ロロフェニル)−4,4−ジメチル−2−(1H−1,
2,4−トリアゾール−1−イル)ペンタ−1−エン−
3−オール、4−(4−クロロフェニル)−2−フェニ
ル−2−(1H−1,2,4−トリアゾリルメチル)ブ
チロニトリル、3−(2,4−ジクロロフェニル)−6
−フルオロ−2−(1H−1,2,4−トリアゾール−
1−イル)−キナゾリン−4(3H)−オン、(R,
S)−(2−(2,4−ジクロロフェニル)−1H−
1,2,4−トリアゾール−1−イル)ヘキサン−2−
オール、(1RS,5RS;1RS,5SR)−5−
(4−クロロベンジル)−2,2−ジメチル−1−(1
H−1,2,4−トリアゾール−1−イル−メチル)シ
クロペンタノール、(R,S)−1−(4−クロロフェ
ニル)−4,4−ジメチル−3−(1H−1,2,4−
トリアゾール−1−イルメチル)ペンタン−3−オー
ル、(+)−2−(2,4−ジクロロフェニル)−3−
(1H−1,2,4−トリアゾリル)プロピル 1,
1,2,2−テトラフルオロエチルエーテル、(E)
{1−[1−(4−クロロ−2−トリフルオロメチル)フ
ェニル]イミノ−2−プロポキシエチル}−1H−イミダ
ゾール、2−(4−クロロフェニル)−2−(1H−
1,2,4−トリアゾール−1−イルメチル}へキサン
ニトリル;α−(2−クロロフェニル)−α−(4−ク
ロロフェニル)−5−ピリミジンメタノール、5−ブチ
ル−2−ジメチルアミノ−4−ヒドロキシ−6−メチル
ピリミジン、ビス(p−クロロフェニル)−3−ピリジ
ンメタノール、1,2−ビス(3−エトキシカルボニル
−2−チオウレイド)ベンゼン、1,2−ビス(3−メ
トキシカルボニル−2−チオウレイド)ベンゼン、
【0101】ストロビルリン(strobiluri
n)、例えばE−メトキシイミノ−[α−(o−トリル
オキシ)−o−トリル]酢酸メチル、E−2−{2−
[6−(2−シアノフェノキシ)ピリミジン−4−イル
オキシ]フェニル}−3−メトキシアクリル酸メチル、
メチル−E−メトキシイミノ−[α−(2−フェノキシ
フェニル)]アセトアミド、メチル E−メトキシイミ
ノ[α−(2,5−ジメチルフェノキシ)−o−トリ
ル]アセトアミド;E−2−{2−[(2−トリフルオロ
メチルピリジル−6−オキシメチル)フェニル}−3−
メトキシアクリル酸メチル、(E,E)−メトキシイミ
ノ−{2−[1−(3−トリフルオロメチルフェニル)エ
チリデンアミノオキシメチル]フェニル}酢酸メチル;N
−(2−{[1−(4−クロロフェニル)1H−ピラゾー
ル−3−イル]オキシメチル}フェニル)−N−メトキシ
カルバミン酸メチル;アニリノピリミジン、例えばN−
(4,6−ジメチルピリミジン−2−イル)アニリン、
N−[4−メチル−6−(1−プロピニル)ピリミジン
−2−イル]アニリン、N−[4−メチル−6−シクロ
プロピルピリミジン−2−イル]アニリン;フェニルピ
ロール、例えば4−(2,2−ジフルオロ−1,3−ベ
ンゾジオキソール−4−イル)ピロール−3−カルボニ
トリル;桂皮酸アミド、例えば3−(4−クロロフェニ
ル)−3−(3,4−ジメトキシフェニル)アクリロイ
ルモルホリン、および;
【0102】種々の殺菌剤、例えばドデシルグアニジン
アセタート、3−[3−(3,5−ジメチル−2−オキ
シシクロヘキシル)−2−ヒドロキシエチル]グルタル
イミド、N−メチル−N−エチル−(4−トリフルオロ
メチル)−2−[3',4'―ジメトキシフェニル]ベンゾ
アミド、ヘキサクロロベンゼン、メチルN−(2,6−
ジメチルフェニル)−N−(2−フロイル)−DL−ア
ラニナート(alaninate)、DL−N−(2,6−ジメ
チルフェニル)−N−(2′−メトキシアセチル)アラ
ニンメチルエステル、N−(2,6−ジメチルフェニ
ル)−N−クロロアセチル−D,L−2−アミノブチロ
ラクトン、DL−N−(2,6−ジメチルフェニル)−
N−(フェニルアセチル)アラニンメチルエステル、5
−メチル−5−ビニル−3−(3,5−ジクロロフェニ
ル)−2,4−ジオキソ−1,3−オキサゾリジン、3
−(3,5−ジクロロフェニル)−5−メチル−5−メ
トキシメチル−1,3−オキサゾリジン−2,4−ジオ
ン、3−(3,5−ジクロロフェニル)−1−イソプロ
ピルカルバモイルヒダントイン、N−(3,5−ジクロ
ロフェニル)−1,2−ジメチルシクロプロパン−1,
2−ジカルボキシイミド、2−シアノ−[N−(エチル
アミノカルボニル)−2−メトキシイミノ]アセトアミ
ド、N−(3−クロロ−2,6−ジニトロ−4−トリフ
ルオロメチルフェニル)−5−トリフルオロメチル−3
−クロロ−2−アミノピリジン、が挙げられる。
【0103】[合成実施例]以下の合成実施例に示された
手順により、出発化合物を適当に変更して他の化合物I
を得た。得られた化合物は、物理データとともに後の表
に記載されている。
【0104】[実施例1] [2−(4−アセトキシ−2
−メチルフェノキシメチル)フェニル]メトキシイミノ
酢酸メチルの製造
【0105】
【化27】
【0106】106.1gのメチルE−2−[(2'−メ
チル−4'−アセチル)フェノキシメチル]フェニルグリ
オキシラート O−メチルオキシム(EP−A6212
64参照)の240mlの塩化メチレン溶液を188.
3gの3−クロロ過安息香酸(MCPBA)と混合し、
20から25℃で3日間攪拌した。析出物を濾別し、有
機層を飽和NaS溶液、飽和NaHCO溶液、
水で洗浄し溶媒を留去した。104gの表題の化合物
が、淡褐色の結晶物質(融点108〜110℃)として
得られた。 H−NMR(δ[CDCl]):2.2(s、3
H);2.3(s、3H);3.8(s、3H);4.
0(s、3H);5.0(s、3H);6.7−7.0
(m、3H);7.2−7.6(m、4H)
【0107】[実施例2] [2−(4−ヒドロキシ−2
−メチルフェノキシメチル)フェニル]メトキシイミノ
酢酸メチルの製造
【0108】
【化28】
【0109】実施例1で得られた化合物50.7gの8
0mlのテトラヒドロフラン(THF)溶液を42gの
40%濃度のメチルアミン水溶液と混合し、次いで約1
2時間、20から25℃で攪拌した。溶媒を留去し、残
渣をメチルtert―ブチルエーテルと水の混合物に溶解
し、層を分離した。乾燥の後、溶媒を有機層から取り除
いた。得られた残渣をジイソプロピルエーテルとの温浸
に処し、表題化合物(融点148〜150℃)を40.
6g、淡褐色の結晶物質として得た。 H−NMR(δ[CDCl]):2.2(s、3
H);3.0(d、3H);4.0(s、3H);5.
0(s、2H);4.6(s、1H);6.6(m、1
H);6.7−7.6(m、7H).
【0110】[実施例3] 2−メトキシイミノ−N−メ
チル−2−{2−[2−メチル−4−(1−メチル−2−
オキソプロポキシ)フェノキシメチル]フェニル}アセト
アミドの製造
【0111】
【化29】
【0112】22gの実施例2で得られた化合物の、ジ
メチルホルムアミド(DMF)200ml中の溶液を5
0gのKCOおよび8.5gの3−クロロ−2−ブ
タノンと混合し、約50℃で5時間攪拌した。溶媒を留
去し、残渣をメチルtert−ブチルエーテルと水の混合物
に溶解し、それから層を分離した。乾燥の後、有機層か
ら溶媒を除去し、表題化合物を21.7g、褐色油状物
として得た。 H−NMR(δ[CDCl]):1.4(d、3
H);1.18(s、3H);1.2(s、3H);
3.0(d、3H);4.0(3H);4.5(q、1
H);5.0(s、2H).
【0113】[実施例4] 2−メトキシイミノ−2−
{2−[4−(2−メトキシイミノ−1−メチルプロポキ
シ)−2−メチルフェノキシメチル]フェニル}−N−メ
チルアセトアミド(I−1)の製造
【0114】
【化30】
【0115】21.7gの実施例3で得られた化合物
の、メタノール100ml中の溶液を30.4gの30
%濃度のメトキシアミン水溶液と混合し、それから20
から25℃で12時間攪拌した。溶媒を留去し、残渣を
メチルtert−ブチルエーテルと水の混合物に溶解し、次
いで層を分離した。乾燥の後、有機層から溶媒を除去
し、表題化合物を22g、淡褐色油状物として得た。 H−NMR(δ[CDCl]):1.4(d、3
H);1.8(s、3H);2.8(d、3H);3.
8(s、3H);4.0(s、3H);4.8(q、1
H);5.0(s、2H).
【0116】[実施例5] [2−(4−ヒドロキシ−2
−メチルフェノキシメチル)フェニル]メトキシイミノ
酢酸メチルの製造
【0117】
【化31】
【0118】50.7gの実施例1で得られた化合物
の、30%濃度のナトリウムメトキシド15ml中のメ
タノール溶液を2時間還流した。溶媒を留去し、残渣を
CHCl/NHCl溶液の混合物に溶解し、それ
から層を分離した。NHCl溶液で洗浄し、乾燥し、
溶媒を有機層から除去した。39.2gの表題化合物
(融点143〜146℃)を、淡褐色の結晶物質として
得た。 H−NMR(δ[CDCl]):2.2(s、3
H);3.8(s、3H);4.0(s、3H);4.
6(s、1H[OH]);4.9(s、2H).
【0119】
【表1】
【表2】
【0120】[有害菌類に対する作用の実施例]式Iの化
合物の殺菌作用が、以下の実験により示された。
【0121】活性成分を、63質量%のシクロヘキサノ
ンおよび27質量%の乳化剤の混合物中の10%濃度の
乳濁液とし、所望の濃度となるまで水により希釈した。
【0122】化合物Aは、EP−A477631のN
o.415により公知であり、化合物Bは、EP−A5
79124のNo.I007により公知であり、比較活
性成分として供された。
【0123】
【化32】
【0124】[使用実施例1] コムギのうどん粉病に対
する活性 植木鉢のコムギの苗(Fruehgold種)の葉に、
液が滴り落ちる程度に、10%の活性成分、63%のシ
クロヘキサノンおよび27%の乳化剤からなる貯蔵液を
用いて調製された活性成分の水性製剤を噴霧した。
【0125】噴霧被覆が乾燥した24時間後、植物にコ
ムギのうどん粉病胞子(Erysiphe grami
nis forma specialis triti
ci)を振りかけた。次いで、被検植物を20−24
℃、相対大気湿度60−90%の温室に配置した。7日
後、うどん粉病菌の繁殖の程度を、全葉面の感染の百分
率として目視にて評価した。
【0126】この試験では、1ppmの表1の活性成分
I−1で処理した植物は感染しなかったが、一方1pp
mの比較活性成分AおよびBで処理した植物は、それぞ
れ60%と25%が感染した。未処理の植物は90%が
感染した。
【0127】[使用実施例2]プッキニア・リコンディタ
(コムギのさび菌)に対する治癒活性 植木鉢のコムギ(Kanzler種)の苗の葉にさび菌
(プッキニア・リコンディタ)の胞子を振りかけた。鉢
は、20−22℃、高湿度90−95%の部屋に24時
間置かれた。この間、胞子が発芽し、発芽管が葉組織に
食い込んだ。次の日、感染した植物に、10%の活性成
分、63%のシクロヘキサノンおよび27%の乳化剤か
らなる貯蔵液を用いて調製した活性成分の水性製剤を液
が滴り落ちるほど噴霧した。噴霧被覆が乾燥した後、被
検植物を20−22℃、相対湿度65−70%の温室で
7日間栽培した。さび菌の葉面での繁殖の程度を測定し
た。
【0128】この試験では、16ppmの表Iの活性成
分I−1からI−10で処理した植物に感染は見られな
かったが、16ppmの比較活性成分AおよびBで処理
した植物はそれぞれ60%と25%が感染した。未処理
の植物は95%が感染した。
【0129】[使用実施例3]ピリクラリア・オリザエ
(Pyricularia oryzae)に対する
(保護)活性 植木鉢の稲の苗(Tai Nong 67種)に、10
%の活性成分、63%のシクロヘキサノンおよび27%
の乳化剤からなる貯蔵液を用いて調製した活性成分の水
性製剤を液が滴り落ちるほど噴霧した。次の日、植物に
ピリクラリア・オリザエ菌の胞子水性懸濁液を接種し
た、被検植物はついで、22−24℃、相対湿度95−
99%で6日間、環境管理室に置かれた。葉面の感染の
繁殖の程度を目視にて測定した。
【0130】この試験では、63ppmの表Iの活性成
分I−1からI−10で処理した植物の感染は見られな
かったが、一方63ppmの比較活性成分AおよびBで
処理した植物はそれぞれ25%と40%が感染してお
り、未処理の植物は85%が感染していた。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 フーベルト、ザウター ドイツ、68167、マンハイム、ネカルプロ メナーデ、20 (72)発明者 アンドレアス、ギプザー ドイツ、68159、マンハイム、ベー4.4 (72)発明者 マルクス、ゲヴェール ドイツ、56288、カステラウン、ゲーテシ ュトラーセ、21 (72)発明者 ジョルジ、トルモ、イ、ブラスコ ドイツ、67117、リムブルガーホーフ、ミ ュールヴェーク、47 (72)発明者 アルネ、プトック ドイツ、67065、ルートヴィッヒスハーフ ェン、チロラー、シュトラーセ、33 (72)発明者 ベルント、ミュラー ドイツ、67227、フランケンタール、ジャ ン−ガンス−シュトラーセ、21 (72)発明者 オリーファー、クルマン ドイツ、68199、マンハイム、ハインリヒ −ハイネ−シュトラーセ、27 (72)発明者 トーマス、グロテ ドイツ、67157、ヴァヘンハイム、イム、 ヘーンハウゼン、18 (72)発明者 エーバーハルト、アマーマン ドイツ、64646、ヘペンハイム、フォン− ガーゲルン−シュトラーセ、2 (72)発明者 ズィークフリート、シュトラトマン ドイツ、67117、リムブルガーホーフ、ド ナースベルクシュトラーセ、9 (72)発明者 ギーゼラ、ロレンツ ドイツ、67434、ノイシュタット、エルレ ンヴェーク、13

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式I 【化1】 [但し、置換基と指標が以下の意味を有する:YがH、
    CH、FまたはClを表し、 QがC(=CHOCH)−COOCH、C(=CH
    CH)−COOCH 、C(=NOCH)−COO
    CH、C(=NOCH)−CONHCHまたはN
    (−OCH)−COOCHを表し、 Xが水素、ハロゲン、C〜Cアルキル、C〜C
    アルコキシまたはCF を表し、 mが1または2(但しm=2の場合、基Xは異なってい
    てもよい。)を表し、RがC〜Cアルキルを表
    し、 Rが水素またはC〜Cアルキルを表し、あるいは
    とRが合体してシクロプロピル、シクロペンチル
    またはシクロヘキシルを表し、 RがC〜CアルキルまたはCFを表し、 RがC〜Cアルキル、C〜Cアルケニル、C
    〜Cアルキニル、C〜Cハロアルキル、C
    ハロアルケニルまたはC〜Cハロアルキニルを
    表す。]で表されるイミノオキシ置換ベンジルフェニル
    エーテルおよびその塩。
  2. 【請求項2】Xが水素、メチル、塩素またはフッ素を表
    す、請求項1に記載された、式I' 【化2】 で表されるイミノオキシ置換ベンジルフェニルエーテ
    ル。
  3. 【請求項3】Yが6位であり、Xが水素を表し、R
    メチル、エチル、イソプロピルまたはシクロプロピルを
    表し、Rが水素を表し、およびRがメチルまたはエ
    チルを表す請求項2に記載された式I'で表される化合
    物。
  4. 【請求項4】請求項1または2に記載された式I'' 【化3】 で表されるイミノオキシ置換ベンジルフェニルエーテ
    ル。
  5. 【請求項5】XおよびRがメチルを表し、X'および
    が水素を表す請求項4に記載の式I''で表される化
    合物。
  6. 【請求項6】式II.1 【化4】 で表されるアセチル化合物を酸化し、II.2 【化5】 で表されるO−アセチル化合物を得、次いでこれを塩基
    性条件下で反応させてヒドロキシ化合物II 【化6】 を得、IIを式III 【化7】 [但し、Lは求核的に変換可能な基を表す]で表されるケ
    ト化合物と反応させ、式IV 【化8】 で表される化合物を得、式V HN−OR V で表されるアミノ化合物または対応する酸付加塩の化合
    物によりオキシム化して式Iの化合物を得ることを特徴
    とする、請求項1に記載の式Iの化合物の製造方法。
  7. 【請求項7】式II.1' 【化9】 で表される化合物を酸化して、II.2' 【化10】 で表されるO−アセチル化合物を得、これをメチルアミ
    ンと反応させることによりQがC(=NOCH)−C
    ONHCHを表すヒドロキシ化合物IIを得ることを
    特徴とする、QがC(=NOCH)−CONHCH
    を表す式Iの化合物の製造のための、請求項6に記載さ
    れた方法。
  8. 【請求項8】請求項6に記載された式IIで表される中
    間体。
  9. 【請求項9】請求項6に記載された式IVで表される中
    間体。
  10. 【請求項10】固体または液体の担体および請求項1に
    記載の式Iの化合物を含む、有害菌類を防除するために
    適した組成物。
  11. 【請求項11】菌類、または菌類の攻撃から保護される
    べき資材、植物、土壌もしくは種子を、請求項1に記載
    の式Iの化合物の有効量で処理することを特徴とする有
    害菌類の防除方法。
JP2001008676A 2000-01-21 2001-01-17 イミノオキシ置換ベンジルフェニルエーテル、これらの製造のための方法および中間体、これらを含んだ組成物および有害菌類を防除するためのこれらの使用 Withdrawn JP2001226339A (ja)

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