JP2002528529A - 2−フェノキシフェニル酢酸誘導体、その製造のための方法および中間体、その使用、ならびにそれを含む有害真菌防除用組成物 - Google Patents

2−フェノキシフェニル酢酸誘導体、その製造のための方法および中間体、その使用、ならびにそれを含む有害真菌防除用組成物

Info

Publication number
JP2002528529A
JP2002528529A JP2000579571A JP2000579571A JP2002528529A JP 2002528529 A JP2002528529 A JP 2002528529A JP 2000579571 A JP2000579571 A JP 2000579571A JP 2000579571 A JP2000579571 A JP 2000579571A JP 2002528529 A JP2002528529 A JP 2002528529A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
formula
methyl
compound
compounds
weight
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Withdrawn
Application number
JP2000579571A
Other languages
English (en)
Inventor
グランメノス、ワッシリオス
サウター、フーベルト
ジプサー、アンドレアズ
クルマン,オリバー
ゲワー、マークス
ムーラー、バーンド
プトック、アーン
ゴーツ、ノルベルト
ゴーツ、ローランド
ソーステン ヴォルク
エバーハード アマーマン
グローテ、トーマス
ロレンツ、ギセラ
ストラスマン、シエグフリッド
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
BASF SE
Original Assignee
BASF SE
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by BASF SE filed Critical BASF SE
Publication of JP2002528529A publication Critical patent/JP2002528529A/ja
Withdrawn legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C251/00Compounds containing nitrogen atoms doubly-bound to a carbon skeleton
    • C07C251/32Oximes
    • C07C251/34Oximes with oxygen atoms of oxyimino groups bound to hydrogen atoms or to carbon atoms of unsubstituted hydrocarbon radicals
    • C07C251/48Oximes with oxygen atoms of oxyimino groups bound to hydrogen atoms or to carbon atoms of unsubstituted hydrocarbon radicals with the carbon atom of at least one of the oxyimino groups bound to a carbon atom of a six-membered aromatic ring
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C07ORGANIC CHEMISTRY
    • C07CACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
    • C07C69/00Esters of carboxylic acids; Esters of carbonic or haloformic acids
    • C07C69/66Esters of carboxylic acids having esterified carboxylic groups bound to acyclic carbon atoms and having any of the groups OH, O—metal, —CHO, keto, ether, acyloxy, groups, groups, or in the acid moiety
    • C07C69/73Esters of carboxylic acids having esterified carboxylic groups bound to acyclic carbon atoms and having any of the groups OH, O—metal, —CHO, keto, ether, acyloxy, groups, groups, or in the acid moiety of unsaturated acids
    • C07C69/738Esters of keto-carboxylic acids or aldehydo-carboxylic acids

Abstract

(57)【要約】 本発明は、式(I)の2-フェノキシフェニル酢酸誘導体に関する。式中の置換基および指数は次の意味を有する:Aは(Ia)を表し、ここでRはハロゲン、C〜C-アルキル、C〜C-アルコキシ、CF、C〜C-アルコキシハライド、ホルミル、C(=O)NRまたはC(R)=NORを表し;Rは水素またはC〜C-アルキルを表し;RはC〜C-アルキルを表し;nは1、2、3または4であり、nが1でない場合、複数の基Rは異なっていてもよく;Rはハロゲン、CHまたはCFを表し;mは0または1を表し;XはOCHまたはNHCHを表す。本発明は、式(I)の化合物を製造するための方法および中間体生成物、ならびに有害真菌を撲滅するための該化合物の使用に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】 本発明は、式Iで表される2-フェノキシフェニル酢酸誘導体に関する:
【化10】 式中の置換基および指数は下記の意味を有する: Aは、
【化11】 〔ここで、 Rは、ハロゲン、C〜C-アルキル、C〜C-アルコキシ、CF
〜C-ハロアルコキシ、ホルミル、C(=O)NRまたはC(R)=N
ORであり; Rは、水素またはC〜C-アルキルであり; Rは、C〜C-アルキルであり; nは、1、2、3または4であり、nが1でない場合、複数の基Rは異なっ
ていてもよい〕であり; Rは、ハロゲン、CHまたはCFであり; mは、0または1であり;そして Xは、OCHまたはNHCHである。
【0002】 さらに本発明は、化合物Iを製造するための方法および中間体、ならびに有害
真菌を防除するための化合物Iの使用に関する。 2-フェノキシフェニル酢酸エステルはEP-A 253 213およびEP-A 254 426から公
知であり、相当するアミドはEP-A 398 692およびEP-A 477 631に記載されている
。上記刊行物に記載された化合物は、有害真菌に対する作物保護剤としての使用
に適している。
【0003】 しかしながら多くの場合、それら化合物の活性は不充分である。 本発明の目的は、改善された活性を有する化合物を提供することである。 本発明者らは、この目的が、式Iで表される2-フェノキシフェニル酢酸誘導体
により達成されることを見出した。さらに本発明者らは、化合物Iを製造するた
めの中間体および方法、および化合物Iの使用、ならびに化合物Iを含む有害真菌
防除用組成物を見出した。
【0004】 式Iの化合物は、上記刊行物から公知の化合物とは、2-フェノキシ基における
置換が明確に変化していることで異なり、その変化はメタ位またはパラ位におけ
る置換フェニル環および適切であれば、メタ位またはパラ位のさらなる置換基に
よるものである。 式Iの化合物は、それ自体はEP-A 253 213、EP-A 254 426、EP-A 398 692およ
びEP-A 477 631に記載の方法により得ることができる。
【0005】 特に、式Iの化合物は、式IIのα-フェニル-α-ケト酢酸アルキルを塩基性条
件下で式IIIのフェノールと反応させて、式IVのα-(2-フェノキシフェニル)-α-
ケト酢酸アルキルを生成することにより得られる。式IIにおいて、Lは求核性芳
香族置換反応に慣用の脱離基、例えばハロゲン、特にフッ素もしくは塩素、また
はスルホネートもしくはニトロである。この反応は、WO-A 97/24317と同様の一
般的に慣用の条件下で行う。
【化12】
【0006】 ケトエステルIVを、式VaのO-メチルヒドロキシルアミンまたはその酸付加塩と
、適切ならば塩基の存在下で、EP-A 493 711に記載の条件下において反応させて
、式IAのオキシムエーテルを生成させる。
【化13】
【0007】 式IにおいてXがNHCHである場合、式IAのエステルを、EP-A 398 692か
ら公知の方法に従ってメチルアミンにより式IBのアミドに変える。
【化14】
【0008】 式Vaにおいて、Qは無機酸の陰イオン、特にハロゲン化物イオンである。 式IIIのフェノールは文献から公知であるか、または文献から公知の方法によ
り得ることができる[WO-A 96/23749; WO-A 97/18188; JP-A 04/173756; JP-A 0
8/157406; EP-A 625 726; Synthesis (1990), 828-833参照]。 あるいは、式Iの化合物は、WO-A 95/34526から公知の方法によっても得るこ
とができる。
【0009】 もう一つの方法において、式Iの化合物は、式VIの化合物から、式VIIのフェ
ニル誘導体との遷移金属触媒結合反応によっても製造できる。
【化15】
【0010】 式VIIにおいて、Mは例えばB(OH)、Sn(CH)、Sn(n-C)
、Mg-HalまたはZn-Halのような有機金属基である。式VIおよび式VI
Iにおいて、「Hal」はハロゲン原子、例えば塩素、臭素またはヨウ素、特に
臭素およびヨウ素である。
【0011】 化合物VIとVIIとの反応は、一般的に10 ℃〜150 ℃ 好ましくは50 ℃〜120 ℃
において不活性有機溶剤中で行う[WO-A 98/11070; Synth. Commun. (1981), 51
3; Angew. Chem. Ind. Ed. (1986), 508参照]。式VIIにおいてMがB(OH)
である場合、この反応は塩基の存在下に行う[Synth. Commun. (1981), 513; 同
書 (1994), 709; J. Het. Chem. (1989), 865; J. Org. Chem. (1988), 2052;
同書 (1994), 6095参照]。
【0012】 好適な溶剤は、エーテル類、例えばジオキサン、ジメトキシエタンおよびテト
ラヒドロフランである。上記の溶剤の混合物を用いることも可能である。 Suzuki反応に好適な塩基は、例えば炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸水素
ナトリウムおよびトリエチルアミンである。
【0013】 好適な触媒は、例えば下記のものである:トランス-ビス(アセトニトリル)パ
ラジウム(II)クロライド、ビス(ジベンジリデンアセトン)パラジウム(0)、ビス(
トリフェニルホスフィン)パラジウム(II)クロライド、酢酸パラジウム、塩化パ
ラジウムおよびテトラキス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)。
【0014】 式VIの化合物はEP-A 253 213、EP-A 254 426、EP-A 398 692およびEP-A 477 6
31から公知であり、またはこれらの刊行物に記載の経路で得ることができる。 個々の化合物Iが上記の経路で得ることができない場合、これらは他の化合物
Iの誘導体化により製造できる。
【0015】 反応混合物は慣用の手段で、例えば水との混合、相分離、および必要に応じて
粗生成物のクロマトグラフィー精製によって後処理する。中間体および目的生成
物のあるものは、無色または僅かに褐色を帯びた粘性の油として得られ、これは
減圧および適度な昇温において精製または揮発性成分の除去を行う。中間体およ
び目的生成物が固体として得られる場合は、再結晶または温浸により精製を行う
こともできる。
【0016】 化合物IのC=Nの2重結合のために化合物Iの製造において、E/Z異性体混
合物が生成することがあるが、この混合物は慣用の手段で、例えば結晶化または
クロマトグラフィーにより個々の化合物に分離することができる。
【0017】 しかしながら、合成により異性体混合物が生成した場合、分離は一般的に必ず
しも必要でない。なぜならば場合によっては、使用のための調製中または使用時
に個々の異性体を互いに変換させることができるからである(例えば光、酸また
は塩基の作用による)。同様の変換は、使用後に、例えば植物の処理においてそ
の処理された植物中でまたは化合物により防除される有害真菌中でも起こりうる
。 C=NOCHの2重結合に関しては、その活性のために、化合物IのE異性
体(立体配置はCOX基に対するOCH基に基づく)の方が好ましい。
【0018】 上記の各式において記載した記号の定義では、集合的用語が用いられており、
これらは一般的に下記の置換基を表す。 ハロゲン:フッ素、塩素、臭素およびヨウ素; アルキル:1〜4個の炭素原子を有する飽和の直鎖状または分岐状の炭化水素
基、例えばメチル、エチル、プロピル、1-メチルエチル、ブチル、1-メチルプロ
ピル、2-メチルプロピルおよび1,1-ジメチルエチルのようなC〜C-アルキ
ル;
【0019】 ハロアルキル:1〜4個の炭素原子を有する直鎖状または分岐状のアルキル基
(上記のとおり)であって、これらの基において数個または全ての水素原子が上
記のハロゲン原子で置き換えられていてるもの、例えばクロロメチル、ブロモメ
チル、ジクロロメチル、トリクロロメチル、フルオロメチル、ジフルオロメチル
、トリフルオロメチル、クロロフルオロメチル、ジクロロフルオロメチル、クロ
ロジフルオロメチル、1-クロロエチル、1-ブロモエチル、1-フルオロエチル、2-
フルオロエチル、2,2-ジフルオロエチル、2,2,2-トリフルオロエチル、2-クロロ
-2-フルオロエチル、2-クロロ-2,2-ジフルオロエチル、2,2-ジクロロ-2-フルオ
ロエチル、2,2,2-トリクロロエチルおよびペンタフルオロエチルのようなC
-ハロアルキル;
【0020】 アルコキシ:酸素原子(-O-)を介して骨格に結合した、1〜4個の炭素原子
を有する直鎖状または分岐状のアルキル基(上記のとおり); ハロアルコキシ:酸素原子(-O-)を介して骨格に結合した、1〜4個の炭素
原子を有する直鎖状または分岐状のハロアルキル基(上記のとおり); アルキルアミノ:アミノ基(-NH-)を介して骨格に結合した、1〜4個の炭
素原子を有する直鎖状または分岐状のアルキル基(上記のとおり);
【0021】 ジアルキルアミノ:窒素原子を介して骨格に結合した各々1〜4個の炭素原子
を有し、互いに独立した2つの直鎖状または分岐状のアルキル基(上記のとおり
); アルコキシカルボニル:カルボニル基(-CO-)を介して骨格に結合した、1
〜4個の炭素原子を有するアルコキシ基(上記のとおり); アルキルアミノカルボニル:カルボニル基(-CO-)を介して骨格に結合した
、1〜4個の炭素原子を有するアルキルアミノ基(上記のとおり); ジアルキルアミノカルボニル:カルボニル基(-CO-)を介して骨格に結合し
たジアルキルアミノ基(上記のとおり)。
【0022】 式Iの2-フェノキシフェニル酢酸誘導体の意図した用途に関しては、置換基の
下記の意味(置換基そのもの、または組み合せの各々の場合において)が特に好
ましい。 特に好ましいものは、化合物IBである。 さらに、特に好ましいものは、指数mがゼロである化合物Iである。 同様に、特に好ましいものは、指数nが1または2である化合物Iである。 加えて、特に好ましいものは、基Aが3位にある化合物Iである。
【0023】 特に好ましいものはまた、Rがハロゲン、C〜C-アルコキシ、CF
、C〜C-ハロアルコキシ、C〜C-アルコキシカルボニル、C〜C -アルキルアミノカルボニルまたはジ-(C〜C-アルキル)アミノカルボニル
である化合物Iである。
【0024】 特に好ましいものはまた、Rがフッ素、塩素またはCFである化合物Iで
ある。 さらに、好ましいものはまた、Rが4位にある化合物Iである。 加えて、好ましいものはまた、2つの基Rが2,4-位にある化合物Iである。 置換基に関して式IVの中間体の特に好ましい具体例は、式Iの基R、R
よびAのそれらに相当するものである。
【0025】 化合物Iは殺真菌剤として適している。これらの化合物は、特に子嚢菌類、不
完全菌類、藻菌類および担子菌類の類からの植物病原性真菌の広範囲なスペクト
ルに対して優れた活性を有する。これらの化合物の一部は浸透的に作用し、作物
の保護において葉作用性および土壌作用性殺真菌剤として使用することができる
。 これらの化合物は種々の作物植物、例えばコムギ、ライムギ、オオムギ、オー
トムギ、イネ、トウモロコシ、牧草類、バナナ、ワタ、ダイズ、コーヒー、サト
ウキビ、ブドウの木、果実種、鑑賞植物、およびキュウリ、ビーン類、トマト、
ジャガイモおよびカボチャのような野菜種、ならびにこれらの植物の種子におけ
る多数の真菌の防除にとって特に重要である。
【0026】 これらの化合物は、具体的には下記の植物病を防除するのに好適である。 野菜および果実におけるアルタナリア(Alternaria)の種、 イチゴ、野菜、鑑賞植物およびブドウの木におけるボトリティス・シネレア(B
otrytis cinerea)(灰色かび病)、 ラッカセイにおけるセルコスポラ・アラキディコラ(Cercospora arachidicola
)、 カボチャにおけるエリシフェ・シコラセアルム(Erysiphe cichoracearum)およ
びスフェロテカ・フリギネア(Sphaerotheca fuliginea)、 穀物におけるエリシフェ・グラミニス(Erysiphe graminis)(ウドンコ病菌)
、 種々の植物におけるフザリウム(Fusarium)およびバーティシリウム(Verticill
ium)の種、 穀物におけるヘルミントスポリウム(Helminthosporium)の種、 バナナおよびラッカセイにおけるミコスフェレラ(Mycosphaerella)の種、 ジャガイモおよびトマトにおけるフィトフトラ・インフェスタンス(Phytophth
ora infestans)、 ブドウの木におけるプラスモパラ・ヴィチコラ(Plasmopara viticola)、 リンゴにおけるポドスフェラ・ロイコトリカ(Podosphaera leucotricha)、 コムギおよびオオムギにおけるシュードセルコスポレラ・ヘルポトリコイデス
(Pseudocercosphorella herpotrichoides)、 ホップおよびキュウリにおけるシュードペロノスポラ(Pseudoperonospora)の
種、 穀物におけるプシニア(Puccinia)の種、 イネにおけるいもち病菌(Pyricularia oryzae)、 ワタ、イネおよびシバフにおけるリゾクトニア(Rhizoctonia)の種、 コムギにおけるセプトリア・ノドルム(Septoria nodorum)、 ブドウの木におけるウンシヌラ・ネカトル(Uncinula necator)、 穀物およサトウキビにおけるウスチラゴ(Ustilago)の種、および リンゴおよびナシにおけるヴェンチュリア(Venturia)の種(赤かび病)。 化合物Iはまた、材料(例えば木材、紙、塗料分散液、繊維または織物)の保
護、および貯蔵製品の保護においてペシロマイセス・ヴァリオティイ(Paecilomy
ces variotii)のような有害真菌の防除にも好適である。
【0027】 化合物Iは、真菌または真菌の攻撃から保護すべき植物、種子、材料または土
壌を殺真菌有効量の活性化合物で処理することにより使用する。この適用は、材
料、植物または種子が真菌に感染する前またはその後で行うことができる。 殺真菌性組成物は、一般的に0.1〜95重量%好ましくは0.5〜90重量%の活性化
合物を含む。
【0028】 作物の保護に使用するための適用量は、所望する効果の種類に応じて1ヘクタ
ール当たり0.01〜2.0 kgの活性化合物である。 種子の処理には、種子1kg当たり一般的に0.001〜0.1g好ましくは0.01〜0.05
gの活性化合物量が必要である。 材料または貯蔵製品の保護に使用するための活性化合物の適用量は、適用面積
および所望する効果の種類によって決まる。材料の保護における通常の適用量は
、例えば処理される材料1立方メートル当たり0.001〜2kg好ましくは0.005〜1
kgの活性化合物である。
【0029】 化合物Iを慣用の製剤、例えば溶液剤、乳濁液、懸濁液、粉剤、散剤、ペース
ト剤および顆粒剤に変えることができる。使用形態は特定の意図した用途に依存
し;いずれの場合も本発明の化合物の微細かつ一様な分布を確実にすべきである
。 製剤は公知の手段で、例えば活性化合物を溶剤および/または担体で希釈する
ことにより、所望により乳化剤および分散剤を用いて製造し、水を希釈剤として
使用した場合は、他の有機溶剤を補助溶剤として使用することも可能である。こ
の目的に好適な助剤は、本質的に以下のものである:芳香族化合物(例えばキシ
レン)、塩素化芳香族化合物(例えばクロロベンゼン)、パラフィン(例えば鉱
油留分)、アルコール(例えばメタノール、ブタノール)、ケトン(例えばシク
ロヘキサノン)、アミン(例えばエタノールアミン、ジメチルホルムアミド)お
よび水のような溶剤;粉砕した天然鉱物(例えばカオリン、粘土、タルク、白亜
)および粉砕した合成鉱物(例えば微粉砕シリカ、シリケート)のような担体;
非イオン性および陰イオン性乳化剤(例えばポリオキシエチレン脂肪アルコール
エーテル、アルキルスルホネートおよびアリールスルホネート)のような乳化剤
;およびリグニン-亜硫酸塩廃液およびメチルセルロースのような分散剤。
【0030】 好適な界面活性剤は、リグノスルホン酸、ナフタレンスルホン酸、フェノール
スルホン酸およびジブチルナフタレンスルホン酸のアルカリ金属塩、アルカリ土
類金属塩およびアンモニウム塩、アルキルアリールスルホネート、アルキル硫酸
塩、アルキルスルホネート、脂肪アルコール硫酸塩、および脂肪酸およびそのア
ルカリ金属塩およびアルカリ土類金属塩、硫酸化脂肪アルコールグリコールエー
テルの塩、スルホン化ナフタレンおよびナフタレン誘導体とホルムアルデヒドと
の縮合生成物、ナフタレンまたはナフタレンスルホン酸とフェノールおよびホル
ムアルデヒドとの縮合生成物、ポリオキシエチレンオクチルフェノールエーテル
、エトキシル化イソオクチルフェノール、オクチルフェノールおよびノニルフェ
ノール、アルキルフェノールポリグリコールエーテル、トリブチルフェニルポリ
グリコールエーテル、アルキルアリールポリエーテルアルコール、イソトリデシ
ルアルコール、脂肪アルコールエチレンオキサイド縮合物、エトキシル化ヒマシ
油、ポリオキシエチレンアルキルエーテル、エトキシル化ポリオキシプロピレン
、ラウリルアルコールポリグリコールエーテルアセタール、ソルビトールエステ
ル、リグニン-亜硫酸塩廃液およびメチルセルロースである。
【0031】 直接スプレー可能な溶液剤、乳濁液、ペースト剤または油性分散液の製造に好
適なものは、ケロシンまたはジーゼル燃料のような中沸点ないし高沸点を有する
石油留分、さらにコールタール油、および植物油および動物油、脂肪族、環式お
よび芳香族の炭化水素、例えばベンゼン、トルエン、キシレン、パラフィン、テ
トラヒドロナフタレン、アルキル化ナフタレンまたはその誘導体、メタノール、
エタノール、プロパノール、ブタノール、クロロホルム、四塩化炭素、シクロヘ
キサノール、シクロヘキサノン、クロロベンゼン、イソホロン、強極性溶剤、例
えばジメチルホルムアミド、ジメチルスルホキシド、N-メチルピロリドン、およ
び水である。
【0032】 散剤、散布用組成物および粉剤は、活性物質を固体担体と混合または一緒に粉
砕することにより製造できる。 顆粒剤、例えば被覆顆粒剤、含浸顆粒剤および均質顆粒剤は、活性化合物を固
形担体に結合させることにより製造できる。固形担体は、鉱物土類、例えばシリ
カゲル、シリカ、シリケート、タルク、カオリン、アタクレイ(attaclay)、石灰
石、石灰、白亜、ボール粘土、黄土、粘土、苦灰石、珪藻土、硫酸カルシウム、
硫酸マグネシウム、酸化マグネシウム、粉砕合成材料、肥料、例えば硫酸アンモ
ニウム、リン酸アンモニウム、硝酸アンモニウム、尿素、および植物由来の産物
、例えば穀物ミール、樹皮ミール、木材ミールおよびナッツ殻ミール、セルロー
ス粉末および他の固形担体である。
【0033】 製剤は、一般的に0.01〜95重量%好ましくは0.1〜90重量%の活性化合物を含
む。活性化合物は90%〜100%好ましくは95%〜100%の純度(NMRスペクトル
による)で用いる。
【0034】 製剤の例は、以下のものである: I. 本発明の化合物5重量部を、微粉砕カオリン95重量部と充分に混合する
。これにより、5重量%の活性化合物を含む散布用組成物が得られる。 II. 本発明の化合物30重量部を、粉末状シリカゲル92重量部およびこのシリ
カゲルの表面上にスプレーされたパラフィン油8重量部の混合物と充分に混合す
る。これにより、良好な付着特性を有する活性化合物調製物(活性化合物含有率
23重量%)が得られる。 III. 本発明の化合物10重量部を、キシレン90重量部、エチレンオキサイド
8〜10モルとオレイン酸N-モノエタノールアミド1モルとの付加生成物6重量部
、ドデシルベンゼンスルホン酸のカルシウム塩2重量部およびエチレンオキサイ
ド40モルとヒマシ油1モルとの付加生成物2重量部からなる混合物に溶解する(
活性化合物含有率9重量%)。
【0035】 IV. 本発明の化合物20重量部を、シクロヘキサノン60重量部、イソブタノー
ル30重量部、エチレンオキサイド7モルとイソオクチルフェノール1モルとの付
加生成物5重量部およびエチレンオキサイド40モルとヒマシ油1モルとの付加生
成物5重量部からなる混合物に溶解する(活性化合物含有率16重量%)。 V. 本発明の化合物80重量部を、ジイソブチルナフタレン-α-スルホン酸の
ナトリウム塩3重量部、亜硫酸塩廃液からのリグノスルホン酸のナトリウム塩10
重量部および粉末状シリカゲル7重量部とよく混合し、ハンマーミルで粉砕する
(活性化合物含有率80重量%)。 VI. 本発明の化合物90重量部を、N-メチル-α-ピロリドン10重量部と混合し
、微小滴の形態での使用に適する溶液を得る(活性化合物含有率90重量%)。
【0036】 VII. 本発明の化合物20重量部を、シクロヘキサノン40重量部、イソブタノ
ール30重量部、エチレンオキサイド7モルとイソオクチルフェノール1モルとの
付加生成物20重量部およびエチレンオキサイド40モルとヒマシ油1モルとの付加
生成物10重量部からなる混合物に溶解する。該溶液を水100,000重量部中に注い
で微細に分散し、0.02重量%の活性化合物を含む水性分散液を得る。 VIII. 本発明の化合物20重量部を、ジイソブチルナフタレン-α-スルホン酸
のナトリウム塩3重量部、亜硫酸塩廃液からのリグノスルホン酸のナトリウム塩
17重量部および粉末状シリカゲル60重量部とよく混合し、ハンマーミルで粉砕す
る。該混合物を水20,000重量部中に微細に分散させ、0.1重量%の活性化合物を
含むスプレー液を得る。
【0037】 活性化合物はそれ自体で、その製剤形態で、または製剤形態から製造された適
用形態で、例えば直接スプレー可能な溶液剤、散剤、懸濁液または分散液、乳濁
液、油性分散液、ペースト剤、粉剤、散布用組成物または顆粒剤の形態で、スプ
レー、噴霧、散粉、散布または散水により適用することができる。適用形態は、
もっぱら意図した用途に依存し;いずれの場合にも、これらは本発明の化合物の
極めて微細な分散を確実なものとすべきである。
【0038】 水性使用形態は、乳濁液濃厚物、ペーストまたは湿潤可能な粉末(スプレー用
粉末、油性分散液)から、水を添加して製造できる。乳濁液、ペーストまたは油
性分散液を製造するには、活性物質をそのままで水中で均質化するか、または湿
潤剤、粘着付与剤、分散剤または乳化剤により油または溶剤に溶解することがで
きる。しかしながら、活性物質、湿潤剤、粘着付与剤、分散剤または乳化剤、お
よびおそらく水での希釈に適する溶剤または油を含む濃厚物を製造することもで
きる。
【0039】 即使用可能な調製物中の活性化合物濃度は、比較的に広範囲にわたって変動で
きる。一般的に、その濃度は0.0001〜10%好ましくは0.01〜1%である。 活性化合物を超低体積法(ULV)で首尾よく使用することも可能であり、95
重量%より多い活性化合物を含む製剤を、または添加剤を含まない活性化合物で
さえも適用することができる。
【0040】 活性化合物には、様々な種類の油、除草剤、殺真菌剤、他の農薬および殺菌剤
を、所望により適用の直前でさえも活性化合物に添加することができる(タンク
混合)。これらの剤は本発明の組成物に1:10〜10:1の重量比で添加できる。 殺真菌剤としての使用形態にある本発明の組成物は、他の活性化合物、例えば
除草剤、殺虫剤、成長調節剤、殺真菌剤または肥料と組み合わせて存在すること
もできる。多くの場合、殺真菌剤としての使用形態にある、化合物Iまたはこれ
を含む組成物と他の殺真菌剤との混合物は、より広範囲の殺真菌スペクトルの活
性をもたらす。
【0041】 本発明の化合物と組み合わせて使用できる殺真菌剤の以下のリストは、可能な
組み合わせを例示しようとするものであって、いかなる限定をも強いようとする
ものではない。
【0042】 硫黄、ジチオカルバメート類およびその誘導体、例えば鉄(III)ジメチルジチ
オカルバメート、亜鉛ジメチルジチオカルバメート、亜鉛エチレンビスジチオカ
ルバメート、マンガンエチレンビスジチオカルバメート、マンガン亜鉛エチレン
ジアミンビスジチオカルバメート、テトラメチルチウラムジスルフィド、亜鉛(N
,N-エチレンビスジチオカルバメート)のアンモニア錯体、亜鉛(N,N'-プロピレン
ビスジチオカルバメート)のアンモニア錯体、亜鉛(N,N'-プロピレンビスジチオ
カルバメート)、N,N'-ポリプロピレンビス(チオカルバモイル)ジスルフィド;
【0043】 ニトロ誘導体、例えばジニトロ-(1-メチルヘプチル)フェニルクロトネート、2
-sec-ブチル-4,6-ジニトロフェニル-3,3-ジメチルアクリレート、2-sec-ブチル-
4,6-ジニトロフェニルイソプロピルカーボネート、ジイソプロピル5-ニトロイソ
フタレート;
【0044】 ヘテロ環式物質、例えば2-ヘプタデシル-2-イミダゾリンアセテート、2,4-ジ
クロロ-6-(o-クロロアニリノ)-s-トリアジン、O,O-ジエチルフタルイミドホスホ
ノチオエート、5-アミノ-1-[ビス(ジメチルアミノ)ホスフィニル]-3-フェニル-1
,2,4-トリアゾール、2,3-ジシアノ-1,4-ジチオアントラキノン、2-チオ-1,3-ジ
チオロ[4,5-b]キノキサリン、メチル1-(ブチルカルバモイル)-2-ベンズイミダゾ
ールカルバメート、2-メトキシカルボニルアミノベンズイミダゾール、2-(フリ
ル-(2))ベンズイミダゾール、2-(チアゾリル-(4))ベンズイミダゾール、N-(1,1,
2,2-テトラクロロエチルチオ)テトラヒドロフタルイミド、N-トリクロロメチル
チオテトラヒドロフタルイミド、N-トリクロロメチルチオフタルイミド;
【0045】 N-ジクロロフルオロメチルチオ-N',N'-ジメチル-N-フェニル硫酸ジアミド、5-
エトキシ-3-トリクロロメチル-1,2,3-チアジアゾール、2-チオシアナトメチルチ
オベンゾチアゾール、1,4-ジクロロ-2,5-ジメトキシベンゼン、4-(2-クロロフェ
ニルヒドラゾノ)-3-メチル-5-イソオキサゾロン、ピリジン2-チオ-1-オキサイド
、8-ヒドロキシキノリンまたはその銅塩、2,3-ジヒドロ-5-カルボキシアニリド-
6-メチル-1,4-オキサチイン、2,3-ジヒドロ-5-カルボキシアニリド-6-メチル-1,
4-オキサチイン-4,4-ジオキサイド、2-メチル-5,6-ジヒドロ-4H-ピラン-3-カル
ボキシアニリド、2-メチルフラン-3-カルボキシアニリド、2,5-ジメチルフラン-
3-カルボキシアニリド、2,4,5-トリメチルフラン-3-カルボキシアニリド、N-シ
クロヘキシル-2,5-ジメチルフラン-3-カルボキシアミド、N-シクロヘキシル-N-
メトキシ-2,5-ジメチルフラン-3-カルボキシアミド、2-メチルベンズアニリド、
2-ヨードベンズアニリド、N-ホルミル-N-モルホリン2,2,2-トリクロロエチルア
セタール、ピペラジン-1,4-ジイル-ビス-1-(2,2,2-トリクロロエチル)ホルムア
ミド、1-(3,4-ジクロロアニリノ)-1-ホルミルアミノ-2,2,2-トリクロロエタン、
2,6-ジメチル-N-トリデシルモルホリンまたはその塩、2,6-ジメチル-N-シクロド
デシルモルホリンまたはその塩、N-[3-(p-tert-ブチルフェニル)-2-メチルプロ
ピル]-cis-2,6-ジメチルモルホリン、N-[3-(p-tert-ブチルフェニル)-2-メチル
プロピル]ピペリジン、1-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-4-エチル-1,3-ジオキソラ
ン-2-イル-エチル]-1H-1,2,4-トリアゾール、1-[2-(2,4-ジクロロフェニル)-4-n
-プロピル-1,3-ジオキソラン-2-イルエチル]-1H-1,2,4-トリアゾール、N-(n-プ
ロピル)-N-(2,4,6-トリクロロフェノキシエチル)-N'-イミダゾリル-尿素、1-(4-
クロロフェノキシ)-3,3-ジメチル-1-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)-2-ブタノ
ン、1-(4-クロロフェノキシ)-3,3-ジメ チル-1-(1H-1,2,4-トリアゾール-1-イル)-2-ブタノール、(2RS,3RS)-1-[3-(2-ク
ロロフェニル)-2-(4-フルオロフェニル)-オキシラン-2-イルメチル]-1H-1,2,4-
トリアゾール、α-(2-クロロフェニル)-α-(4-クロロフェニル)-5-ピリミジンメ
タノール、5-ブチル-2-ジメチルアミノ-4-ヒドロキシ-6-メチルピリミジン、ビ
ス(p-クロロフェニル)-3-ピリジンメタノール、1,2-ビス(3-エトキシカルボニル
-2-チオウレイド)ベンゼン、1,2-ビス-(3-メトキシカルボニル-2-チオウレイド)
ベンゼン;
【0046】 ストロビルリン類(strobilurins)、例えばメチルE-メトキシイミノ-[α-(o-ト
リルオキシ)-o-トリル]アセテート、メチルE-2-{2-[6-(2-シアノフェノキシ)-ピ
リジミン-4-イルオキシ]-フェニル}-3-メトキシアクリレート、N-メチルE-メト
キシイミノ-[α-(2-フェノキシフェニル)]アセトアミド、メチル-E-メトキシイ
ミノ-[α-(2,5-ジメチルフェノキシ)-o-トリル]アセトアミド;
【0047】 アニリノピリミジン類、例えばN-(4,6-ジメチルピリミジン-2-イル)アニリン
、N-[4-メチル-6-(1-プロピニル)ピリミジン-2-イル]アニリン、N-(4-メチル-6-
シクロプロピルピリミジン-2-イル)アニリン;
【0048】 フェニルピロール類、例えば4-(2,2-ジフルオロ-1,3-ベンゾジオキソ−ル-4-
イル)ピロール-3-カルボニトリル; シンナミド類、例えば3-(4-クロロフェニル)-3-(3,4-ジメトキシフェニル)ア
クリロイルモルホリン;および
【0049】 種々の殺真菌剤、例えばドデシルグアニジンアセテート、3-[3-(3,5-ジメチル
-2-オキシシクロヘキシル)-2-ヒドロキシエチル]グルタルイミド、ヘキサクロロ
ベンゼン、メチルN-(2,6-ジメチルフェニル)-N-(2-フロイル)-DL-アラニネート
、DL-N-(2,6-ジメチルフェニル)-N-(2'-メトキシアセチル)アラニンメチルエス
テル、N-(2,6-ジメチルフェニル)-N-クロロアセチル-D,L-2-アミノブチロラクト
ン、DL-N-(2,6-ジメチルフェニル)-N-(フェニルアセチル)アラニンメチルエステ
ル、5-メチル-5-ビニル-3-(3,5-ジクロロフェニル)-2,4-ジオキソ-1,3-オキサゾ
リジン、3-(3,5-ジクロロフェニル)-5-メチル-5-メトキシメチル-1,3-オキサゾ
リジン-2,4-ジオン、3-(3,5-ジクロロフェニル)-1-イソプロピルカルバモイルヒ
ダントイン、N-(3,5-ジクロロフェニル)-1,2-ジメチルシクロプロパン-1,2-ジカ
ルボキシイミド、2-シアノ-[N-(エチルアミノカルボニル)-2-メトキシイミノ]ア
セトアミド、1-[2-[(2,4-ジクロロフェニル)ペンチル]-1H-1,2,4-トリアゾール
、2,4-ジフルオロ-α-(1H-1,2,4-トリアゾリル-1-メチル)ベンズヒドリルアルコ
ール、N-(3-クロロ-2,6-ジニトロ-4-トリフルオロメチルフェニル)-5-トリフル
オロメチル-3-クロロ-2-アミノピリジン、1-(ビス-(4-フルオロフェニル)-メチ
ルシリル)メチル-1H-1,2,4-トリアゾール。
【0050】合成例 以下の合成例に記載の手順を用い、出発物質の適切な改変により、さらなる化
合物Iを得た。この方法で得た化合物を、物理的データと一緒に以下の表中に列
挙する。
【0051】実施例1 [2-(3-ブロモ-4-フルオロフェノキシ)フェニル]オキソ酢酸メチルの製造
【化16】 ジメチルスルホキシド(DMSO)50 ml中に純度80%のNaH 3.75gを加え
た懸濁液を、3-ブロモ-4-フルオロフェノール(DE-A 192 80 27参照)21.7gと
混合し、次いで20〜25 ℃で30分間撹拌し、DMSO 100 ml中に2-(2-フルオロ
フェニル)オキソ酢酸メチル22.7gを溶解した溶液を滴下した。この反応混合物
を20〜25 ℃で約12時間撹拌し、氷水中に注いだ後、酢酸エチルで抽出した。有
機相を1N水酸化ナトリウム水溶液および水で洗浄し、乾燥し、溶剤を留去して
、表題の化合物35gを得た。 1H NMR (CDCl3, ppm) : δ = 3.7 (3H) ; 6.7-8.0 (7H).
【0052】実施例2 E-[2-(3-ブロモ-4-フルオロフェノキシ)フェニル]メトキシイミノ酢酸メチルの
製造
【化17】 メタノール 100 ml中に実施例1からのケトエステル10.3gを溶解した溶液を
、O-メトキシアミン塩酸塩3.7gと混合し、20〜25 ℃で30時間撹拌した。溶剤を
除去し、次いで残留物を酢酸エチルに吸収させ、水洗した後、乾燥した。溶剤を
留去し、残留物をシリカゲル上でクロマトグラフィー(メチルtert-ブチルエー
テル[MtBE]/シクロヘキサン=9:1)により処理して、表題の化合物4.
4gおよびZ-異性体1.9gを得た。 1H NMR (CDCl3, ppm) : δ = 3.8 (3H) ; 4.0 (3H) ; 6.8-7.5 (7H).
【0053】実施例3 2-[2-(3-ブロモ-4-フルオロフェノキシ)フェニル]-2-メトキシイミノ-N-メチル
アセトアミドの製造
【化18】 テトラヒドロフラン80 ml中に実施例2からのE-異性体4.4gを溶解した溶液を
、濃度40%のメチルアミン水溶液8gと混合し、20〜25 ℃で3時間撹拌した。
次いでこの混合物を水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル相を水洗した
後、乾燥した。溶剤の留去およびシリカゲルクロマトグラフィー(MtBE:シ
クロヘキサン=9:1)により、表題の化合物3.9gを得た。 1H NMR (CDCl3, ppm) : δ = 2.9 (3H) ; 3.9 (3H) ; 6.7 (1H) ; 6.9-7.5 (7
H).
【0054】実施例4 2-[2-(6-フルオロ-4'-メチルビフェニル-3-イルオキシ)フェニル]-2-メトキシイ ミノ-N-メチルアセトアミドの製造
【化19】 ジメトキシエタン15 ml中に実施例3からの生成物0.3gを溶解した溶液を、4-
メチルフェニルボロン酸0.2g、炭酸ナトリウム0.17g、水2 mlおよびテトラキ
ス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0) 40 mgと混合し、20時間還流した。
次いでこの混合物を水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出し、抽出物を1N水酸化ナト
リウム水溶液、続いて水で洗浄し、乾燥した。溶剤の留去およびシリカゲルクロ
マトグラフィー(MtBE:シクロヘキサン=9:1)により、表題の化合物0.
3gを得た。 1H NMR (CDCl3, ppm) : δ = 2.38 (3H) ; 2.9 (3H) ; 4.0 (3H) ; 6.8 (1H);
6.9-7.5 (11H).
【0055】実施例5 E/Z-[2-(3-ヨードフェノキシ)フェニル]-メトキシイミノ酢酸メチルの製造
【化20】 3-ヨードフェノール55gを、ジメチルスルホキシド(DMSO)50 ml中に純
度95%のNaH 6.9gを加えた懸濁液に滴下した。この混合物を25〜33 ℃で30
分間撹拌した後、DMSO 80 ml中に2-(2-フルオロフェニル)オキソ酢酸メチル
44.5gを溶解した溶液を滴下した。この反応混合物を20〜25 ℃で約48時間撹拌
し、次いで氷水中に注ぎ、メチルtert-ブチルエーテル(MtBE)で抽出した
。有機相を1N水酸化ナトリウム水溶液および水で洗浄し、乾燥した後、溶剤を
除去した。残留物をメタノール1リットルに吸収させ、濃度17.5%のメトキシア
ミン水溶液143 mlと混合した。この混合物を20〜25 ℃で12時間撹拌した後、メ
タノールを留去し、残留物をMtBEおよび水に吸収させ、有機相を乾燥した。
溶剤を除去して、表題の化合物58gをE/Z-異性体混合物として得た。これをそれ
以上精製することなく実施例6に使用した。
【0056】実施例6 E-[2-(3-ヨードフェノキシ)フェニル]-メトキシイミノ酢酸メチルの製造
【化21】 エタノール350 ml中に実施例5からの異性体混合物75gを溶解した溶液を、氷
冷しながら塩化水素で飽和させ、20〜25 ℃で12時間撹拌した。溶剤の留去およ
びシリカゲルクロマトグラフィー(MtBE/シクロヘキサン=9:1)により
、純粋なE-異性体48gを黄色油として得た。 1H NMR (CDCl3, ppm) : δ = 3.82 (3H) ; 4.0 (3H) ; 6.9-7.5 (8H).
【0057】実施例7 2-[2-(3-ヨードフェノキシ)-フェニル]-2-メトキシイミノ-N-メチルアセトアミ
ドの製造
【化22】 テトラヒドロフラン 180 ml中に実施例6からのE-異性体47gを溶解した溶液
を、濃度40%のメチルアミン水溶液80gと混合し、20〜25 ℃で2時間撹拌した
。次いでこの混合物を水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出し、酢酸エチル相を水洗し
た後、乾燥した。溶剤の留去およびシリカゲルクロマトグラフィー(MtBE:
シクロヘキサン=9:1)により、表題の化合物42.4gを黄色油として得た。 1H NMR (CDCl3, ppm) : δ = 2.9 (3H) ; 3.9 (3H) ; 6.7 (1H) ; 6.9-7.4 (8
H).
【0058】実施例8 2-[2-(4'-クロロビフェニル-3-イルオキシ)フェニル]-2-メトキシイミノ-N-メチ ルアセトアミドの製造
【化23】 ジメトキシエタン105 ml中に実施例7からの生成物13gを溶解した溶液を、4-
クロロフェニルボロン酸9.9g、炭酸ナトリウム6.7g、水34 mlおよびテトラキ
ス(トリフェニルホスフィン)パラジウム(0)200 mgと混合し、3時間還流した。
次いでこの混合物を水中に注ぎ、酢酸エチルで抽出し、抽出物を1N水酸化ナト
リウム水溶液、続いて水で洗浄し、乾燥した。溶剤の留去およびシリカゲルクロ
マトグラフィー(MtBE:シクロヘキサン=9:1)により、生成物9.5gを
融点118〜121 ℃の無色結晶として得た。 1H NMR (CDCl3, ppm) : δ = 2.9 (3H) ; 4.0 (3H) ; 6.7 (1H) ; 6.9-7.5 (1
2H).
【0059】実施例9 E/Z-[2-(4'-クロロビフェニル-3-イルオキシ)フェニル]メトキシイミノ酢酸メチ ルの製造
【化24】 DMSO 40 ml中に4'-クロロビフェニル-3-オール(WO 96/23749参照)5g
を溶解した溶液を、ジメチルスルホキシド(DMSO)50 ml中に純度95%のN
aH 0.68gを加えた懸濁液に滴下した。この混合物を25〜33 ℃で20分間撹拌し
た後、DMSO 30 ml中に2-(2-フルオロフェニル)オキソ酢酸メチル4.4gを溶
解した溶液を滴下した。次いでこの反応混合物を20〜25 ℃で72時間撹拌し、氷
水中に注ぎ、メチルtert-ブチルエーテルで抽出した。有機相を1N水酸化ナト
リウム水溶液および水で洗浄し、乾燥した後、溶剤を除去した。残留物をメタノ
ール1リットルに吸収させ、濃度17.5%のメトキシアミン水溶液143 mlと混合し
た。この混合物を20〜25 ℃で12時間撹拌した後、メタノールを留去し、残留物
をMtBEおよび水に吸収させ、有機相を乾燥した。 溶剤を除去して、表題の化合物4.0gをE/Z-異性体混合物として得た。これを
それ以上精製することなく実施例10に使用した。
【0060】実施例10 E-[2-(4'-クロロビフェニル-3-イルオキシ)フェニル]メトキシイミノ酢酸メチル の製造
【化25】 塩化メチレン50 ml中に実施例9からの異性体混合物2.5gを溶解した溶液を、
氷冷しながら塩化水素で飽和させ、20〜25 ℃で1時間撹拌した。溶剤の留去お
よびシリカゲルクロマトグラフィー(MtBE/シクロヘキサン=9:1)によ
り、純粋なE-異性体1.5gを黄色油として得た。 1H NMR (CDCl3, ppm) : δ = 3.8 (3H) ; 4.0 (3H).
【0061】
【0062】
【0063】有害真菌に対する活性の例 式Iの化合物の殺真菌活性を下記の実験によって実証した。 活性化合物を個々にまたは一緒に、70重量%のシクロヘキサノン、20重量%の
Nekanil(登録商標)LN(Lutensol(登録商標)AP6、エトキシル化アルキルフェノ
ールに基づく乳化作用および分散作用を有する湿潤剤)および10重量%のWettol
(登録商標)EM(エトキシル化ヒマシ油に基づく非イオン性乳化剤)の混合物中
に濃度10%の乳濁液として調製し、水で所望の濃度に希釈した。
【0064】使用例1 コムギのウドンコ病菌に対する活性 鉢植えした雑草実生苗、栽培品種「Fruhgold」の葉に、10%の活性化合物、63
%のシクロヘキサノンおよび27%の乳化剤を含むストック溶液から調製した活性
化合物水性調製物を流出点までスプレーした。24時間後、このスプレーコーティ
ングは乾燥していた。これにコムギのウドンコ病菌(エリシフェ・グラミニス・
フォルマ・スペシアリス・トリチキ(Erysiphe graminis forma specialis triti
ci))の胞子を散布した。次いでこれらの試験植物を20〜24 ℃および相対湿度60
〜90%の温室に入れた。7日後に、ウドンコ病発生の程度を肉眼で全葉面積に対
する感染%として測定した。 この試験において、250 ppmの活性化合物I-1〜I-8およびI-10〜I-24で処理し
た植物はせいぜい5%の感染であったが、一方、未処理植物は90%の感染を示し
た。
【0065】使用例2 プラスモパラ・ヴィチコラ(Plasmopara viticola)に対する活性 鉢植えしたブドウの木、栽培品種「Muller-Thurgau」の葉に、10%の活性化合
物、63%のシクロヘキサノンおよび27%の乳化剤を含むストック溶液を用いて調
製した活性化合物水性調製物を流出点までスプレーした。活性物質の持続性を評
価するため、スプレーコーティングが乾燥した後、これらの植物を温室内に7日
間保存した。ちょうど保存7日間後に、葉にプラスモパラ・ヴィチコラの遊走子
水性懸濁液を接種した。次いでブドウの木を最初に水蒸気飽和チャンバ内に24
℃で48時間、次いで温室内に20〜30 ℃で5日間保存した。この期間の後、これ
らの植物をもう一度湿潤チャンバ内に16時間保存して胞子嚢柄形成を促進させた
。次いで葉の裏面における感染の程度を肉眼で調べた。 この試験において、16 ppmの活性化合物I-1、I-2、I-4〜I-11、I-13、I-16お
よびI-18〜I-24で処理した植物はせいぜい5%の感染であったが、一方、未処理
植物は90%の感染を示した。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (81)指定国 EP(AT,BE,CH,CY, DE,DK,ES,FI,FR,GB,GR,IE,I T,LU,MC,NL,PT,SE),OA(BF,BJ ,CF,CG,CI,CM,GA,GN,GW,ML, MR,NE,SN,TD,TG),AP(GH,GM,K E,LS,MW,SD,SL,SZ,TZ,UG,ZW ),EA(AM,AZ,BY,KG,KZ,MD,RU, TJ,TM),AE,AL,AM,AT,AU,AZ, BA,BB,BG,BR,BY,CA,CH,CN,C R,CU,CZ,DE,DK,DM,EE,ES,FI ,GB,GD,GE,GH,GM,HR,HU,ID, IL,IN,IS,JP,KE,KG,KP,KR,K Z,LC,LK,LR,LS,LT,LU,LV,MA ,MD,MG,MK,MN,MW,MX,NO,NZ, PL,PT,RO,RU,SD,SE,SG,SI,S K,SL,TJ,TM,TR,TT,TZ,UA,UG ,US,UZ,VN,YU,ZA,ZW (72)発明者 ジプサー、アンドレアズ ドイツ連邦共和国 ディー−68159 マン ハイム、ビー4.4 (72)発明者 クルマン,オリバー ドイツ連邦共和国 ディー−68199 マン ハイム、ヘインリッヒ−ヘイン−シュトラ ーセ 27 (72)発明者 ゲワー、マークス ドイツ連邦共和国 ディー−56288 カス テラウン、ゴエセシュトラーセ 21 (72)発明者 ムーラー、バーンド ドイツ連邦共和国 ディー−67227 フラ ンケンサル ジーン−ガンッス−シュトラ ーセ 21 (72)発明者 プトック、アーン ドイツ連邦共和国 ディー−67065 ルー ドヴィッヒスハーフェン バーグシュトラ ッセ 13ディー (72)発明者 ゴーツ、ノルベルト ドイツ連邦共和国 ディー−67547 ヴォ ルムス、シオーフェルシュトラーセ 25 (72)発明者 ゴーツ、ローランド ドイツ連邦共和国 ディー‐68809 ニュ ールズシェイム、ランゲブルッカー シュ トラーセ 25 (72)発明者 ヴォルク ソーステン ドイツ連邦共和国 ディー−68229 マン ハイム ストラスバーガー リング 16− 18 (72)発明者 アマーマン エバーハード ドイツ連邦共和国 ディー−64646 ヘッ ペンハイム,ヴォン−ゲイガーン−シュト ラーセ 2 (72)発明者 グローテ、トーマス ドイツ連邦共和国 ディー−67105 ファ ースダッド、ブレスラウアー シュトラー セ 6 (72)発明者 ロレンツ、ギセラ ドイツ連邦共和国 ディー−67434 ニュ ースタッド アーレンウェッグ 13 (72)発明者 ストラスマン、シエグフリッド ドイツ連邦共和国 ディー−67117 リン バーガーホフ、ドナースバーグシュトラッ セ 9 Fターム(参考) 4H006 AA01 AA02 AB03 AB84 AC59 BJ50 BM30 BM71 BM73 BP60 BR30 BW20 KA31 KF23 4H011 AA01 BA01 BB06 BC03 BC05 BC18 BC22 DA16 DD03

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 式Iで表される2-フェノキシフェニル酢酸誘導体: 【化1】 [式中、置換基および指数は下記の意味を有する: Aは、 【化2】 (ここで、 Rは、ハロゲン、C〜C-アルキル、C〜C-アルコキシ、CF 、C〜C-ハロアルコキシ、ホルミル、C(=O)NRまたはC(R)=
    NORであり; Rは、水素またはC〜C-アルキルであり; Rは、C〜C-アルキルであり; nは、1、2、3または4であり、nが1でない場合、複数の基Rは異な
    っていてもよい)であり; Rは、ハロゲン、CHまたはCFであり; mは、0または1であり; Xは、OCHまたはNHCHである。]
  2. 【請求項2】 式IIのα-フェニル-α-ケト酢酸メチル 【化3】 (式中、Lはフッ素または塩素である)を、塩基性条件下で式IIIのフェノール 【化4】 と反応させて、式IVのα-(2-フェノキシフェニル)-α-ケト酢酸メチル 【化5】 (各式中、置換基は請求項1において定義したとおりである)を生成させ、式IV
    の化合物をO-メチルヒドロキシルアミンまたはその酸付加塩と反応させて、式IA
    のオキシムエーテル 【化6】 を生成させ、式IにおいてXがNHCHである場合、式IAのエステルをメチル
    アミンにより式IBのアミド 【化7】 (各式中、置換基は請求項1において定義したとおりである)に変換することを
    特徴とする、請求項1に記載の式Iの化合物の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2に記載の式IBのN-メチル-2-フェノキシフェニルア
    セトアミド。
  4. 【請求項4】 請求項2に記載の式IB'のN-メチル-2-フェノキシフェニルア
    セトアミド。 【化8】
  5. 【請求項5】 請求項2に記載の式IB"のN-メチル-2-フェノキシフェニルア
    セトアミド。 【化9】
  6. 【請求項6】 請求項2に記載の式IVのα-(2-フェノキシフェニル)-α-ケ
    ト酢酸メチル。
  7. 【請求項7】 請求項2に記載の式IVのα-(2-フェノキシフェニル)-α-ケ
    ト酢酸メチルの、中間体としての使用。
  8. 【請求項8】 固形担体または液状担体、および請求項1に記載の式Iの化
    合物を含むことを特徴とする、有害真菌防除用の組成物。
  9. 【請求項9】 有害真菌防除用の組成物を調製するための、請求項1に記載
    の式Iの化合物の使用。
  10. 【請求項10】 真菌または真菌の攻撃から保護すべき材料、植物、土壌ま
    たは種子を、有効量の請求項1に記載の式Iの化合物で処理することを特徴とす
    る、有害真菌の防除方法。
JP2000579571A 1998-11-04 1999-10-26 2−フェノキシフェニル酢酸誘導体、その製造のための方法および中間体、その使用、ならびにそれを含む有害真菌防除用組成物 Withdrawn JP2002528529A (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
DE19850729.1 1998-11-04
DE19850729 1998-11-04
PCT/EP1999/008083 WO2000026182A1 (de) 1998-11-04 1999-10-26 2-phenoxyphenylessigsäurederivate, verfahren und zwischenprodukte zu ihrer herstellung, ihre verwendung und sie enthaltende mittel zur bekämpfung von schadpilzen

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2002528529A true JP2002528529A (ja) 2002-09-03

Family

ID=7886594

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2000579571A Withdrawn JP2002528529A (ja) 1998-11-04 1999-10-26 2−フェノキシフェニル酢酸誘導体、その製造のための方法および中間体、その使用、ならびにそれを含む有害真菌防除用組成物

Country Status (5)

Country Link
US (1) US6469195B1 (ja)
EP (1) EP1127046A1 (ja)
JP (1) JP2002528529A (ja)
AU (1) AU1266000A (ja)
WO (1) WO2000026182A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013136054A (ja) * 2006-12-28 2013-07-11 Dow Corning Corp 多核マイクロカプセル

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101397352B1 (ko) 2006-08-21 2014-05-19 어레이 바이오파마 인크. 4-치환된 페녹시페닐아세트산 유도체

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
DE3623921A1 (de) 1986-07-16 1988-01-21 Basf Ag Oximether und diese enthaltende fungizide
GB8617648D0 (en) 1986-07-18 1986-08-28 Ici Plc Fungicides
DK0629609T3 (da) 1989-05-17 1996-12-23 Shionogi & Co Fremgangsmåde til fremstilling af alkoxyiminoacetamidderivater og et mellemprodukt dertil
DE4030038A1 (de) * 1990-09-22 1992-03-26 Basf Ag Ortho-substituierte phenylessigsaeureamide
GB9023292D0 (en) 1990-10-25 1990-12-05 Ici Plc Fungicides
DE4320499A1 (de) * 1993-05-14 1994-11-17 Bayer Ag Verfahren zur Herstellung von 2-Oximinoessigsäurederivaten

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2013136054A (ja) * 2006-12-28 2013-07-11 Dow Corning Corp 多核マイクロカプセル

Also Published As

Publication number Publication date
US6469195B1 (en) 2002-10-22
WO2000026182A1 (de) 2000-05-11
AU1266000A (en) 2000-05-22
EP1127046A1 (de) 2001-08-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
AU748905B2 (en) Benzamidoxim derivatives, intermediate products and methods for preparing and using them as fungicides
US20090036509A1 (en) N-(Ortho-Phenyl)-1-Methyl -3-Trifluoromethlpyrazole-4-Carboxanilides and Their Use as Fungicides
EP1381609B1 (en) 5-halogen-6-phenyl-7-fluoroalkylamino-triazolopyrimidines as fungicides
AU748824B2 (en) Cycloalkylalkanecarboxamides and the production and use thereof
EP1381610B1 (en) 6-(2-chloro-6-fluoro-phenyl)-triazolopyrimidines
US6562833B1 (en) Use of 2-(n-phenylamino)pyrimidines as fungicides, and novel 2-(n-phenylamino) pyrimidines
US4956387A (en) Substituted hydrazones and fungicides containing these compounds
US6696607B2 (en) Use of phenethyl acrylamides, novel phenethyl acrylamides, method for the production thereof and agents containing the same
JP2002528529A (ja) 2−フェノキシフェニル酢酸誘導体、その製造のための方法および中間体、その使用、ならびにそれを含む有害真菌防除用組成物
EP1249452B1 (en) Fungicidal 5-Alkylamino-6-phenyl-7-halo-triazolopyrimidines
PL202813B1 (pl) Związki oksazynonowe, ich zastosowanie, środek grzybobójczy i sposób zwalczania fitopatogennych grzybów
JP2005527517A (ja) Z置換アクリルアミド、それらの調製、およびそれらを含む組成物
JP3803316B2 (ja) ベンズヒドリル誘導体
NZ337734A (en) Method for combating harmful fungi using a phenyl substituted bisoxime derivative
US6482984B2 (en) Iminooxy-substituted benzyl phenyl ethers, processes and intermediates for their preparation, compositions comprising them, and their use for controlling harmful fungi
RU2192412C2 (ru) Производные бензамидоксимов, промежуточные продукты, фунгицидные средства, способ борьбы с фитопатогенными грибами
JP2002530299A (ja) ピロリドン類を活性化合物として含有する殺真菌剤
JP2003509403A (ja) シクロプロパンカルボキサミド、その製造と使用
JPH11292837A (ja) ベンズアミドオキシム誘導体、その中間体、製造泡使用泡これを含む組成物、およびこれを用いた有害菌類の防除方法
JP2002523485A (ja) シクロアルキルカルボン酸アミド、それらの製造および農業用殺真菌剤としてのそれらの使用
MXPA99008320A (en) Cycloalkylalkanecarboxamides and the production and use thereof
JP2003516933A (ja) 新規ベンジルアミドキシム誘導体、その製造用の中間生成物及び方法、並びにその殺真菌剤としての使用
MXPA01002143A (en) Cycloalkyl carboxylic acid amides, their production and their use as fungicides in agriculture

Legal Events

Date Code Title Description
A300 Application deemed to be withdrawn because no request for examination was validly filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 20070109