JP2003201032A - 給紙方法、給紙装置及び画像形成装置 - Google Patents

給紙方法、給紙装置及び画像形成装置

Info

Publication number
JP2003201032A
JP2003201032A JP2002306071A JP2002306071A JP2003201032A JP 2003201032 A JP2003201032 A JP 2003201032A JP 2002306071 A JP2002306071 A JP 2002306071A JP 2002306071 A JP2002306071 A JP 2002306071A JP 2003201032 A JP2003201032 A JP 2003201032A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sheet
paper
roller
feeding
job
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2002306071A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4002499B2 (ja
Inventor
Yutaka Fukuchi
豊 福地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Ricoh Co Ltd filed Critical Ricoh Co Ltd
Priority to JP2002306071A priority Critical patent/JP4002499B2/ja
Publication of JP2003201032A publication Critical patent/JP2003201032A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4002499B2 publication Critical patent/JP4002499B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 分離パッドや加圧スプリングによる衝撃音や
騒音が発生することのないようにする。 【解決手段】 用紙を積層して保持する給紙トレイ1
と、この給紙トレイ1に積層された用紙S1,S2を繰
り出す給紙ローラ2と、繰り出された用紙S1,S2が
重送されたときに1枚に分離する分離パッド3とを備え
た給紙装置において、1つのジョブの最終紙S1を給紙
するときに、次のジョブの先頭紙S2を前記給紙ローラ
2と分離パッド3との間に挟持した状態で前記給紙ロー
ラ2を停止させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、複写機、プリン
タ、ファクシミリ、これらの複合機などに設けられた画
像形成手段あるいは印刷機に設けられた印刷手段に記録
媒体としての用紙を原稿読取部に供給する給紙方法、給
紙装置及び画像形成装置に関する。
【0002】
【従来の技術】複写機やプリンタに代表される画像形成
装置では、用紙あるいはOHPシートなどの記録媒体
(以下、用紙と称する。)に読み取った画像情報に基づ
いてあるいは入力された画像情報に基づいて画像を形成
するようになっている。この画像形成に際しては用紙を
画像形成部(手段)に1枚ずつ搬送する必要がある。用
紙は一般には給紙トレイや給紙カセットに複数枚積層さ
れ、最上位の用紙から1枚ずつ分離されて引き出され、
画像形成部に送り出される。この機構は、給紙分離機構
と一般に称されている。この一例を図15に示す。
【0003】図15は給紙トレイ1に積層された用紙束
のうちの最上位の用紙Sを1枚ずつピックアップする給
紙分離機構と、この給紙分離機構からレジストローラ対
4を経て感光体7の転写位置まで用紙を供給する経路の
概略を示す概略構成図である。同図において、給紙分離
機構は、給紙コロ2、分離パッド3および分離パッド3
を給紙コロ方向に加圧する加圧スプリング3aから構成
されている。
【0004】給紙トレイ1に積載された用紙束は図示し
ない上昇機構によって押し上げられ、給紙トレイ1の給
紙口側に設けられた給紙コロ2に最上位の用紙S1が押
し当てられている。給紙コロ2に対向して加圧スプリン
グ3aによって弾性付勢された分離パッド3が設けら
れ、この分離パッド3は前記加圧スプリング3aの弾性
付勢力によって所定圧で給紙コロ2側に押圧されてい
る。このような状態で、図示しない画像形成装置の制御
部からの給紙信号によって給紙コロ2が回転すると、最
上の用紙S1のみが分離されて次のレジストローラ4に
送られる。レジストローラ4はこの実施形態では、給紙
トレイ1に対してほぼ垂直上方向に位置し、用紙Sはガ
イド板5に沿って上方に搬送される、その後、用紙Sの
先端がレジストローラ対4のニップに到達し、感光体上
7でトナー現像された顕像の先端部とタイミングをとる
ためにタルミを形成し待機状態になる。なお、図中符号
6は転写ローラである。また、感光体7の外周部に沿っ
て、帯電装置、書き込み装置、除電装置、現像装置、転
写装置、分離装置、クリーニング装置などの電子写真プ
ロセスを実行するための各種の装置が配置されている
が、いずれも公知なので、ここでの説明は省略する。
【0005】そして、前記顕像の先端部とタイミングを
とってレジストローラ4と給紙コロ2が駆動を再開し、
感光体7と転写ローラ6のニップに用紙Sが導かれ、用
紙Sにトナー画像が転写された後、図示しない分離装置
によって感光体7から分離され、定着装置で定着された
後、排紙部から排紙される。
【0006】なお、給紙コロ2からレジストローラ対4
直前までの用紙搬送速度は、レジストローラ対4より用
紙搬送方向下流側、すなわちレジストローラ対4→感光
体7→定着部→排紙部を搬送される用紙搬送速度より速
い速度に設定されている。これは1枚目のプリント時間
の削減を図ってレジストローラ対4直前までの用紙Sの
搬送速度を上げているからである。
【0007】また、関連する給紙装置としては、例えば
特開平5−330697号公報に開示された発明が知ら
れている。
【0008】
【特許文献1】特開平5−330697号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このような給紙分離機
構では、ジョブの最終紙に対応する用紙Sが前記顕像の
先端部とタイミングをとってレジストローラ4と給紙コ
ロ2が駆動を再開し、用紙S1の後端S1eが、給紙コ
ロ2と分離パッド3の間を抜けると、図16に示すよう
に次のジョブの先頭の用紙S2は給紙されないため(用
紙S2の先端S2hが分離パッド3への入口部で停止す
るため)、分離パッド3は用紙S1の後端S1eに弾か
れて給紙コロ2に当たったり、用紙Sの搬送方向に引っ
張られ、加圧スプリング3aによって弾かれて給紙トレ
イ1のガイド面や給紙コロ2の表面に当接し、衝撃音が
発生することがある。このように衝撃音は分離パッド3
側で発生し、加圧スプリング3aから支持側の給紙トレ
イや筐体に伝達され、大きな音となる。そして、加圧ス
プリング3aが共鳴し、さらに大きな騒音となる場合も
ある。
【0010】また、FRR方式の場合には、用紙後端を
抜けた時点でリバースコロがフィードコロに当接し、こ
のときの衝突による衝撃や加圧スプリングが圧縮され弾
かれたことによる振動が原因となって衝撃音や振動音が
発生する場合がある。
【0011】本発明は、このような従来技術の実情に鑑
みてなされたもので、その目的は、給紙装置からの衝撃
音、衝撃音の伝達、あるいは共鳴による騒音が発生する
ことのない給紙方法、給紙装置及び画像形成装置を提供
することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、第1の手段は、給紙トレイに積層された用紙を給紙
コロによって繰り出し、分離手段によって重送された用
紙を分離して所定位置に搬送する給紙方法において、給
紙コロによる給紙が停止したときに、用紙が分離手段の
間に常に存在するように給紙することを特徴とする。
【0013】第2の手段は、第1の手段において、前記
給紙の停止は1つのジョブの最終紙の給紙が終了したと
きであって、次のジョブの先頭紙を続けて給紙し、前記
分離手段の間に前記先頭紙を挟持した状態で前記1つの
ジョブを終了することを特徴とする。
【0014】第3の手段は、第2の手段において、前記
次のジョブの先頭紙は、前記1つのジョブの最終紙に対
して前記分離手段のニップ幅以下の間隔で追従して搬送
されることを特徴とする。
【0015】第4の手段は、第1ないし第3の手段にお
いて、前記分離手段が給紙コロと分離パッドとからなる
ことを特徴とする。
【0016】第5の手段は、第1ないし第3の手段にお
いて、前記分離手段がフィードコロとリバースコロとか
らなることを特徴とする。
【0017】第6の手段は、給紙トレイに積層された用
紙を給紙コロによって繰り出し、分離手段によって重送
された用紙を分離して所定位置に搬送する給紙方法にお
いて、1つのジョブの最終紙と次ジョブの先頭紙を重送
し、給紙コロの給紙が停止したとき、前記1つのジョブ
の最終紙のみが分離手段から抜け出ているように前記次
ジョブの先頭紙に対する搬送力を制御することを特徴と
する。
【0018】第7の手段は、第6の手段において、前記
分離手段がフィードコロとリバースコロとからなること
を特徴とする。
【0019】第8の手段は、第7の手段において、前記
リバースコロは、前記次ジョブの先頭紙を重送させると
きには、当該先頭紙に対して非接触の状態となり、分離
させるときに接触した状態になることを特徴とする。
【0020】第9の手段は、用紙を積層して保持する給
紙トレイと、この給紙トレイに積層された用紙を繰り出
す給紙コロと、繰り出された用紙が重送されたときに1
枚に分離する分離手段とを備えた給紙装置において、1
つのジョブの最終紙を給紙するときに、次のジョブの先
頭紙を前記分離手段の間に挟持した状態で前記給紙コロ
を停止させることを特徴とする。
【0021】第10の手段は、第9の手段において、前
記次のジョブの先頭紙を前記分離手段の間に挟持した状
態での前記給紙コロの停止は、搬送駆動系に設けられた
慣性力付加手段によって行われることを特徴とする。
【0022】第11の手段は、第10の手段において、
前記慣性力付加手段がフライホイールからなることを特
徴とする。
【0023】第12の手段は、第11の手段において、
前記フライホイールは給紙コロの回転軸に設けられてい
ることを特徴とする。
【0024】第13の手段は、第9の手段において、前
記次のジョブの先頭紙を前記分離手段の間に挟持した状
態での前記給紙コロの停止は、給紙コロの動力伝達機構
の動力伝達解除タイミングを制御する制御手段により行
われることを特徴とする。
【0025】第14の手段は、第13の手段において、
前記給紙コロへの動力伝達解除のタイミングは、前記1
つのジョブの最終紙の後端と前記次のジョブの先頭紙の
先端との間の紙間が前記分離手段のニップ幅以下の間隔
で前記分離手段のニップ間に存在している間に設定され
ていることを特徴とする。
【0026】第15の手段は、第9、第10、第13及
び第14の手段において、前記分離手段が給紙コロと分
離パッドからなることを特徴とする。
【0027】第16の手段は、第9、第10、第13及
び第14の手段において、前記分離手段がフィードコロ
とリバースコロとからなることを特徴とする。
【0028】第17の手段は、用紙を積層して保持する
給紙トレイと、この給紙トレイに積層された用紙を繰り
出す給紙コロと、繰り出された用紙が重送されたときに
1枚に分離する分離手段とを備えた給紙装置において、
1つのジョブの最終紙と次ジョブの先頭紙を重送し、給
紙コロの給紙が停止したとき、前記1つのジョブの最終
紙のみが分離手段から抜け出ているように前記次ジョブ
の先頭紙に対する搬送力を制御する制御手段を備えてい
ることを特徴とする。
【0029】第18の手段は、第17の手段において、
前記分離手段がフィードコロとリバースコロとからな
り、前記制御手段が前記リバースコロの前記フィードコ
ロに対する押圧力を変更することを特徴とする。
【0030】第19の手段は、第18の手段において、
前記制御手段が前記リバースコロを前記フィードコロに
対して近接離間させる移動部材からなり、1つのジョブ
の最終紙と次ジョブの先頭紙を重送させる場合には、用
紙間の摩擦力よりも前記リバースコロの押圧力が弱くな
るように前記リバースコロを移動させることを特徴とす
る。
【0031】第20の手段は、第9ないし第19の手段
に係る給紙装置と、前記給紙装置から供給された用紙に
対して画像を形成する画像形成手段とから画像形成装置
を構成したことを特徴とする。。
【0032】前記第1、第2及び第9の手段によれば、
給紙コロによる給紙が停止したときには、必ず次に給紙
する用紙が分離手段の間に存在しているので、分離手段
が直接当接したり、衝突することがない。これにより、
1つのジョブが終了したときに、分離手段から衝突音が
発生することはない。
【0033】第3の手段によれば、1つのジョブの最終
紙と次のジョブの先頭紙の間隔、いわゆる紙間が分離手
段のニップ幅(搬送方向のニップの長さ)以下の間隔に
なっているので、給紙コロにより給紙が停止し、前記最
終紙が分離手段のニップを抜けたとしても、前記次のジ
ョブの先頭紙がニップ内に存在していることになる。し
たがって、分離手段から衝突音が発生することはない。
【0034】第4及び第5の手段のように分離手段が摩
擦パッド方式であっても、FRR方式であっても、1つ
のジョブの最終紙が分離手段を抜けたときには、次のジ
ョブの先頭紙がニップ内に存在しているので、分離手段
から音が発生することはない。
【0035】第1ないし第5の手段、もしくは第9ない
し第16の手段が1つのジョブの最終紙に次のジョブの
先頭紙を最小限の紙間で追従させるようにしているのに
対して、第6あるいは第17の手段は、次のジョブの先
頭紙を前のジョブの最終紙に重ねて搬送し、前のジョブ
の最終紙が分離手段から抜けたときには、次のジョブの
先頭紙が分離手段にニップ内に存在し、分離手段の直接
的な当接が生じないようにしている。これにより、衝突
音の発生を防止することができる。
【0036】第7、第8、第15及び第16の手段によ
れば、FRR方式の場合にはフィードコロとリバースコ
ロによって重送と分離を制御することにより、フィード
コロとリバースコロの衝突を回避させることができ、こ
れにより、異なるジョブ間で分離手段からの衝突音の発
生を防止することができる。
【0037】第10、第11及び第12の手段によれ
ば、次のジョブの先頭紙の先端部が分離手段のニップ内
に存在した状態で給紙コロを停止させる機構は慣性力を
利用し、機械的に行われることから、電気的に精密な制
御をする必要がなく、簡単な構成で給紙コロが停止した
ときに次のジョブの先頭紙の先端部を分離手段のニップ
内に位置させることができる。
【0038】第13及び第14の手段によれば、次ジョ
ブの先頭紙の先端部が分離手段のニップ内に存在してい
るときに給紙コロの駆動を停止すればよいので、簡単に
行える。具体的には、例えばクラッチを切ることにより
給紙コロへの駆動力の伝達を簡単に断つことができる。
【0039】第18の手段によれば、FRR方式の場
合、重送された用紙はリバースローラによって分離す
る。その際、重送された用紙間の摩擦力よりもリバース
ローラとリバースローラが接触する用紙の摩擦力が大き
いため分離されるので、リバースローラとリバースロー
ラが接触する用紙との摩擦力が重送された用紙間の摩擦
力よりも小さければ、重送状態は解消されない。そこ
で、重送させる際には、リバースローラが用紙に接触し
ないように、あるいは接触したとしてもリバースローラ
と用紙との摩擦力が用紙間の摩擦力よりも小さくなるよ
うにリバースローラのフィードローラに対する押圧力を
変更する。これにより、重送させるか分離させるかを制
御することができる。
【0040】第19の手段によれば、第18の手段にお
ける押圧力の変更を移動部材によりリバースコロを移動
させることにより行う。移動部材としては、例えばレバ
ーとカムが使用され、カムの位置変化に応じてリバース
コロを移動させるようにすることが簡単に行える。
【0041】第20の手段によれば、給紙コロによる給
紙が停止したときには、必ず次に給紙する用紙が分離手
段の間に存在しているので、分離手段が直接当接した
り、衝突することがない。これにより、1つのジョブが
終了したときに、分離手段から衝突音が発生することの
ない画像形成装置を提供することができる。
【0042】なお、ここでいう1つのジョブは、原稿1
セットに対して1または複数のコピーをとる一連の作
業、あるいは1つの文書を1または複数部印刷する一連
の作業を指しており、原稿が変われば、あるいはプリン
トアウトする文書が変われば、他のジョブとなる。複写
機の場合には、原稿をセットする作業があるので、1つ
のジョブと他のジョブとの間にはタイムラグが生じ、ま
た、プリントアウトする場合には、出力する文書が変わ
るときに、一般に少しのタイムラグが生じる。
【0043】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照し、本発明の実
施形態について説明する。なお、以下の説明で、前述の
従来例と同等な各部には同一の参照符号を付し、重複す
る説明は省略する。
【0044】<第1の実施形態>図1ないし図4は、本
発明の第1の実施形態に係る摩擦パッド(Friction Pa
d)方式の給紙装置の動作を示す図である。図2は、給
紙トレイ1に積層された用紙Sのうち最上位の用紙S1
が給紙コロ2によって送り出されたときの状態を示して
いる。このとき最上位の用紙S1のすぐ下の用紙(次に
送り出される用紙)S2は分離パッド3部で分離されて
おり、用紙S2の先端部S2hが分離パッド3部との摩
擦によりこの位置に停止し、用紙S1と用紙S2との間
の摩擦力が用紙S2と分離パッド3部の摩擦力より小さ
いことから、用紙S1は用紙S2の表面を滑って搬送さ
れ、用紙S2がこれ以上送り出されることはない。
【0045】この状態から、用紙S1の後端S1eが用
紙S2を乗り越えたところで用紙S2に給紙コロ2が当
接し、給紙コロ2と用紙S2間の摩擦力の方が、用紙S
2と分離パッド部3との摩擦力より大きいことから、図
2に示すように用紙S2も給紙コロ2によって送り出さ
れる。そして、給紙コロ2が回転し続けると、図3に示
すように用紙S1後端S1eと用紙S2先端S2hはほ
とんど隙間なく搬送され、図4に示すように用紙S2先
端S2hが給紙コロ2と分離パッド3に挟まれた状態で
給紙コロ2からの動力の伝達を切る。動力の伝達を切る
場合、例えば後述のようにクラッチによって行うように
しても良いし、給紙コロ2を駆動するモータを停止させ
るようにしても良い。これによって、給紙コロ2が駆動
されている間はあたかも連続した長い用紙を通紙したか
のようにして給紙トレイ1から用紙Sを繰り出すことが
できる。
【0046】その間、用紙Sが分離パッド3と給紙コロ
2との間に常に位置しているので、分離パッド3が給紙
コロ2に当接することはない。また、用紙S1の後端S
1eが給紙コロ2と分離パッド3間を抜け出た時にも、
次の用紙S2の先端部S2hが給紙コロ2と分離パッド
3間に存在するので、分離パッド3が給紙コロ2に当接
して衝撃音が発生することもない。すなわち、1つのコ
ピージョブもしくは1つの画像形成ジョブが終了する間
では、繰り出される用紙S間に隙間はあるが連続的に用
紙Sは搬送され、常に用紙Sが給紙コロ2と分離パッド
3との間に存在することになる。ここでいうジョブと
は、1つのコピー動作、例えば10枚の原稿を3セット
とるというような1つの入力に対する一連の動作、プリ
ンタであれば、プリント動作が指示されてプリントが開
始され、そのプリントが終了するまでの一連の動作をい
う。
【0047】また、図1に示したように用紙が2枚重送
されることなく、最上位の用紙S1のみが給紙コロ2に
よってピックアップされた場合、最上位の用紙S1の後
端S1eが次の用紙S2の先端S2hを抜けた時点で給
紙コロ2が次の用紙S2に接触して搬送を開始するの
で、先の用紙S1と次の用紙S2とは、ほとんど隙間な
く連続して搬送され、この場合も給紙コロ2と分離パッ
ド3との間に用紙Sが介在し、分離パッド3が給紙コロ
2に当接することはない。
【0048】しかし、前記1つのジョブが終了すると、
次のジョブの用紙Sは給紙されないので、ジョブの最終
紙が給紙された後、前述の分離パッド3と給紙コロ2の
当接や分離パッド3と給紙トレイ1の当接などの問題が
生じる可能性があるが、本実施形態では、最終紙が搬送
された後も引き続いて次の用紙Sを給紙し、給紙コロ2
と分離パッド3との間給送し、両者間に挟時された状態
で次ジョブの開始を待つようにしている。このようにし
て給紙制御を行うと、分離パッド3と給紙コロ2との間
に常に用紙Sが介在していることになり、分離パッド3
の給紙コロ2に対する当接や衝突による騒音が発生する
ことはない。
【0049】図5は、このようにジョブの最終紙を給紙
した後も分離パッド3が給紙コロ2に当接したり衝突し
たりすることのないように構成した給紙装置の一例を示
す概略構成図、図6は図5における先のジョブの最終の
用紙と後のジョブの先頭の用紙の分離状態を示す図であ
る。図5に示した例は、機械的に処理するもので、給紙
コロ軸2aの端部に同軸にフライホイール25を取り付
け、慣性力Fにより次ジョブの先頭の用紙Sを給紙コロ
2と分離パッド3との間に前ジョブの最終紙に引き続い
て送り込むようにしている(図6)。
【0050】すなわち、給紙コロ2は駆動モータ20に
よって駆動されるが、その駆動力はギヤ21,22,2
3などからなる減速歯車列を介し給紙クラッチ24へ伝
達され、この給紙クラッチ24から給紙コロ軸2aに伝
達される。給紙コロ軸2aは、軸受12,13によって
両端を保持され、用紙Sの搬送経路中央位置に給紙コロ
2が装着されている。
【0051】駆動モータ20および給紙クラッチ24は
図7に示すCPU26からの指示により駆動され、動力
の断接が行われるが、前述のように1つのジョブの最終
ページに対応する用紙Sが搬送され、用紙S1の後端S
1eが次ジョブの先頭紙に対応する用紙S2と重なった
位置で給紙クラッチ24を切ったとしても、用紙S2の
先端S2hのみ挟まれた状態になる。
【0052】すなわち、フライホイール25が給紙コロ
軸2aに固定されているため、用紙S1後端S1eがま
だ分離パッド3部に到達する前に駆動力の伝達が停止し
ても、フライホール25の慣性力Fのため、軸2aが止
まるまでの時間に図6に示す状態から図4に示すように
用紙S1の後端S1eは給紙コロ2と分離パッド3に挟
まれた状態から離れ、用紙S2の先端S2hのみ挟まれ
た状態になる。これにより、用紙S1の後端が分離パッ
ド3間を抜け出た時の衝撃は用紙S2が挟まっているこ
とで緩衝され、騒音や衝撃音が発生することはない。
【0053】ここで、制御回路と駆動タイミングについ
て触れておく。図7は本実施形態に係る給紙装置の制御
回路の概略構成を示すブロック図、図8は給紙のタイミ
ングを示すフローチャートである。制御回路は基本的に
CPU26、ROM27及び入出力インターフェイス
(以下、I/Oと称す)29とから基本的に構成され、
さらに、I/O29を介してクラッチ24、モータ駆動
回路20a及びレジストセンサ28が接続されている。
モータ駆動回路20aは前記モータ20を含む給紙装置
のモータを駆動するためのものである。CPU26はR
OM27に格納されたプログラムにしたがって給紙装置
の各部を制御し、I/O29はCPU26に対する信号
の入出力を受け持つ。
【0054】図8に示したタイミングチャートは、本実
施形態と従来例に係るに係るクラッチ24のオン・オフ
動作を比較して示したもので、給紙クラッチ24がオン
され(図8)、前記1つのジョブの最終紙の先端がレ
ジストセンサ26(図9参照)で検出され(図8)、
レジストローラ117a(図9参照)のニップに当接し
て所定の撓み量になるタイミングで(時間t1)給紙ク
ラッチを切って搬送を停止し(図8)、図示しない画
像形成手段によって形成された画像の先端部とタイミン
グを取り、レジストローラを駆動するためのレジストク
ラッチをオンするタイミングで給紙クラッチ24もオン
となる(図8)。そして、1つのジョブの最終紙の後
端部が給紙コロ2と分離パッド3とのニップを抜けるタ
イミングで給紙クラッチ24を切っている(図8−図
2の位置)。このようにすると、次ジョブの先頭紙はフ
ライホイール25の慣性力Fによってニップから若干搬
送された位置で停止することになり(図3)、分離パッ
ド3が給紙コロ2に当接することはない。そして、1つ
のジョブの最終紙の後端部がレジストセンサを抜けた後
(図8)、レジストクラッチをオフして(図8)給
紙を停止する。
【0055】なお、この実施形態では、フライホイール
25を使用し、フライホイール25の慣性力Fによって
給紙クラッチ24を切った後の給紙コロ2の回転が停止
するまでの時間を利用して次のジョブの先頭紙S2が給
紙コロ2と分離パッド3との間に残るように構成してい
るが、フライホイール25を使用しない場合には、給紙
コロの慣性質量を考慮してCPU26によって給紙コロ
2が停止したときに図3の状態になるようなタイミング
になるように設定することも可能である。すなわち、駆
動モータ20のモータドライバ20aを制御するCPU
26が、先のジョブの最終紙S1の後端部は給紙コロ2
と分離パッド3との間から抜け、次のジョブの先頭紙S
2が給紙コロ2と分離パッド3との間に残るタイミング
で給紙クラッチ24を切るようにすれば、電気的な制御
で同様の動作も可能である。
【0056】このように、本実施形態によれば、先のジ
ョブの用紙S1の後端S1eが分離パッド3を抜けるま
で給紙コロ2を駆動させて次の用紙S2の先端S2hを
分離パッド3に少なくともニップ幅以下の間隔で導入す
ることにより、滑り出る用紙S1の後端S1eで分離パ
ッド3の加圧スプリング3aが圧縮され弾かれたとして
も、次のジョブの先頭紙に当たる用紙S2によって弾か
れた振動を減衰させることが可能である。これにより、
圧縮されたスプリングが復帰して分離パッド3が給紙コ
ロ2表面に直接当たることもなく振動や衝撃音の発生を
防止することができる。
【0057】また、フライホイール25を使用すること
により、従来までの制御タイミングで先のジョブと後の
ジョブ間における分離パッド3の給紙コロ2に対する当
接や加圧スプリング3aの共振を防止することが可能と
なり、簡単な構成でこの種の振動や衝撃音の発生を防止
することができる。
【0058】<第2の実施形態>図9は本発明の第2の
実施形態に係るFRR(Feed Reverse Roller)方式の
給紙装置を備えた画像形成装置の構成を示す図である。
【0059】図9に示す画像形成装置は、概略的に自動
原稿送り装置(以後ADF)200と画像形成装置本体
100により構成されている。ADF200における原
稿台220に原稿210の画像面を上にして置かれたシ
ート原稿束は、原稿セット検知センサ209によって検
知され、図示しない操作部上のスタート(PRINT)
キーが押下されると、一番上の原稿から給送され、原稿
先端がレジストセンサ205配設位置まで到達すると停
止する。レジストセンサ205の位置まで到達した原稿
は、さらに再スタートして画像形成装置本体100側の
ADF原稿読み取り位置110において読み取りを行
う。片面読み取りの場合はそのまま原稿排紙トレイ20
7に排出され、両面読み取りの場合は原稿分岐爪206
により原稿排紙トレイ207の上で反転し再給紙するこ
とによって裏面の読み取りを行う。また、ブック原稿な
どは、コンタクトガラス108上に載置して読み取りユ
ニット150により読み取る。
【0060】画像形成装置本体側の第1給紙トレイ11
1、第2給紙トレイ112、第3給紙トレイ113にそ
れぞれ積載された転写紙は、第1給紙装置114、第2
給紙装置115、第3給紙装置116のいずれかから給
紙され、共通の縦搬送ユニット117によって感光体1
18に当接する位置まで搬送される。読み取りユニット
150によって読み取られた画像データは、書き込みユ
ニット157からのレーザビームによって感光体118
に書き込まれ、現像ユニット127を通過することによ
ってトナー像が形成される。そして、転写紙は感光体1
18の回転と等速で搬送ベルト119によって搬送され
ながら、感光体118上のトナー像が転写される。その
後、転写紙上の画像は定着ユニット120で定着され、
画像が定着された転写紙は、排紙トレイ121に排出さ
れる。
【0061】転写紙の両面に画像を作像する場合は、定
着ユニット120から排紙トレイ121側に導かない
で、経路切り替えのための分岐爪131によって、一旦
両面搬送パス132に搬送する。その後、両面搬送パス
132の転写紙は再び感光体118に作像されたトナー
画像を転写するために再給紙され、トナー像が転写され
ると、定着ユニット120を経由して排紙トレイ121
に導かれる。このように転写紙の両面に画像を作成する
場合に両面搬送パス132は使用される。
【0062】読み取りユニット150は、原稿を載置す
るコンタクトガラス108と光学走査系で構成されてお
り、光学走査系には、露光ランプ151、第1ミラー1
52、第2ミラー155、第3ミラー156、レンズ1
53、CCDイメージセンサ154等々で構成されてい
る。露光ランプ151及び第1ミラー152は図示しな
い第1キャリッジ上に固定され、第2ミラー155及び
第3ミラー156は図示しない第2キャリッジ上に固定
されている。
【0063】コンタクトガラス108上の原稿像を読み
取るときには、光路長が変わらないように、第1キャリ
ッジと第2キャリッジとは2対1の相対速度で機械的に
走査される。この光学走査系は、図示しないスキャナ駆
動モータにて駆動される。一方、ADF200により原
稿を給紙しながら原稿像を読み取るときには、露光ラン
プ151及び第1ミラー152を搭載した第1キャリッ
ジと第2ミラー155及び第3ミラー156を搭載した
第2キャリッジは図1に示す位置に固定される。原稿画
像は、CCDイメージセンサ154によって読み取ら
れ、電気信号に変換されて処理される。
【0064】書き込みユニット157はレーザ出力ユニ
ット158、結像レンズ159及びミラー160で構成
され、レーザ出力ユニット58の内部には、レーザ光源
であるレーザダイオード及びモータによって高速で定速
回転する回転多面鏡(ポリゴンミラー)が備わってい
る。レーザ出力ユニット158より照射されるレーザ光
は、定速回転するポリゴンミラーで偏向され、結像レン
ズ159を通り、ミラー160で折り返され、感光体1
18の表面に集光結像する。偏向されたレーザ光は感光
体118が回転する方向と直交する方向(主走査方向)
に露光走査され、図示しない画像処理部の出力データセ
レクタより出力された画像信号のライン単位の記録を行
う。感光体118の回転速度と記録密度に対応した所定
の周期で主走査を繰り返すことによって、感光体118
表面上に画像(静電潜像)が形成される。
【0065】前述のように書き込みユニット157から
出力されるレーザ光が、画像作像系の感光体118に照
射される。図示しないが感光体118の一端近傍のレー
ザビームを照射される位置に、主走査同期信号を発生す
るビームセンサが配置されている。この主走査同期信号
をもとに主走査方向の画像記録開始タイミングの制御、
および画像信号の入出力を行うための制御信号の生成を
行う。
【0066】本実施形態は、フィードコロとリバースコ
ロとにより給紙を行うFRR方式の例である。FRR方
式では、一般的に図10に示すようにピックアップコロ
30、フィードコロ31及びリバースコロ34の2つの
コロにより構成され、リバースコロ34の回転軸には一
方向クラッチ33が設けられ、リバースコロ34に対し
て一方向(ここでは矢印b’方向)のみ駆動力を伝達す
るようになっている。また、リバースコロ34をフィー
ドコロ32側に付勢し、押圧力を付与するための鉤型の
レバー35とコイルばね36を備えている。レバー35
は軸37で折曲部分を揺動自在に支持され、前記コイル
ばね36を下方のレバー35の中間部に掛け、上方の先
端側をリバースコロ34の軸部に当接させ、前記押圧力
を付与するようにしている。
【0067】ピックアップコロ30は、ピックアップ動
作を行う際に第1ないし第3の給紙トレイ111−11
3のいずれかに積載された用紙に当接し、引き出してフ
ィードコロ32とリバースコロ34のニップに用紙を引
き渡すもので、フィードコロ32とタイミングベルト3
0aによって連結され、同調して回転する。図10に示
したように、ピックアップコロ30に搬送された用紙S
1’は、フィードコロ32とリバースコロ34とのニッ
プに噛み込まれ、用紙S1’が一枚挟まれている場合、
フィードコロ32を給紙方向(矢印a方向)へ回転させ
ることに伴ってリバースコロ34が給紙方向(矢印b方
向)へ連れ回りされ、給紙が円滑に行われる。一方、フ
ィードコロ32とリバースコロ34の間に2枚の用紙s
1’,S2’が挟まれた場合には、フィードコロ32を
給紙方向へ回転駆動させる給紙時においてリバースコロ
34が給紙方向と逆方向(矢印b’方向)へ回転駆動さ
れ、リバースコロ34側の用紙S’2を給紙方向と反対
側に戻すことで、用紙S’2の重送が防止される。
【0068】図11及び図12は本実施形態に係るFR
R方式のローラの構成を示す図で、図10に示した従来
の一般的な構成に対し、リバースコロ34に押圧力Nを
付与するレバー35端部に偏心カム39を設け、偏心カ
ム39の回転位置に応じて前記レバー35のリバースコ
ロ34への加圧及び加圧解除を制御するようにした。さ
らに詳しくは、偏心カム39の駆動軸39aには半回転
クラッチによって構成されてる接離クラッチ39aが設
けられ、上死点/下死点の2通りの位置が出せるように
なっている。通常、図11の位置を下死点とし、レバー
35には加圧力は付与されていない(この状態でリバー
スコロ32はフィードコロ32側に押圧されている)。
このとき、フィードコロ32とリバースコロ34の間に
重送はない。図12では接離クラッチ39aが半回転
し、偏心カム39がレバー35を1点鎖線の位置へ移動
させ、リバースコロ34への押圧力Nを弱くしている。
これにより、リバースコロ34のフィードコロ32に対
する押圧力も弱くなり、重送が生じる。すなわち、用紙
S1’と用紙S2’はフィードコロ32とリバースコロ
34のニップ間で2枚重なった状態になる。そこで、偏
心カム39を用紙S1’の後端10mmの長さを狙いと
して回転させる。前記長さは、例えば図14のタイミン
グチャートでレジストセンサ28のオンをトリガーとし
てタイミングを計ることにより設定される。なお、図1
0、図11及び図12は図9の背後側から見た図であ
る。
【0069】このように構成し、制御すると、用紙S
1’の後端と用紙S2’の先端が重なることにより、用
紙に継ぎ目がなくなるので、S1’の後端が抜け出た後
にフィードコロ32とリバースコロ34が直接当たるこ
とがなくなり、これによりコイルばね36が弾かれるこ
ともなく衝撃音の発生と伝達が防止できる。
【0070】図13は第2の実施形態に係る画像形成装
置の給紙装置の制御回路の概略構成を示すブロック図で
ある。同図に示した制御回路は、図7の第1の実施形態
における制御回路に対して、偏心カム39を駆動する半
回転クラッチ39aの駆動制御部がI/O29に接続さ
れている点を除いて図7と同一なので、詳細な説明は省
略する。
【0071】図14は前にも触れたが、レジストセンサ
26の検知タイミングと、レジストクラッチ及び接離ク
ラッチ39aの駆動タイミングを示すタイミングチャー
トである。すなわち、本実施形態では、1つのジョブの
最終紙の先端がレジストセンサ26で検出され(図14
)、レジストローラ117aのニップに当接して所定
の撓み量になると給紙クラッチを切って搬送を停止し、
感光体117上に形成された画像の先端部とタイミング
を取り、レジストローラを駆動するためのレジストクラ
ッチをオンする(図14)。そして、接離クラッチ3
9aを用紙S1’の後端10mmの長さを狙ったタイミ
ングt2でオン(図14)し、偏心カム39を回転さ
せ、10mm強送った時点でオフ(図14)する。こ
れにより図12に示すように用紙S1’,S2’は上側
の用紙S1’後端10mmで重送状態となり、下側の用
紙S2’がリバースコロ34とフィードコロ32のニッ
プを抜けた時点でリバースローラ33の矢印b’方向の
回転が下側の用紙S2’に付与され、下側の用紙S2’
がニップ間に残った状態で上側の用紙S1’がニップか
ら抜ける。そして、用紙S1’の後端がレジストセンサ
26を抜ける(図14)とレジストクラッチをオフし
(図14)、1ジョブの動作を終える。
【0072】その他、特に説明しない各部は第1の実施
形態と同等に構成され、同等に機能する。
【0073】なお、第2の実施形態では、FRR方式の
給紙装置を備えた画像形成装置を図示したが、第1の実
施形態に係る摩擦パッド方式の給紙装置に置き換えても
同等である。
【0074】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、給紙コロ
による給紙が停止したときに、用紙が分離手段の間に常
に存在するので、給紙装置から振動、騒音、あるいは衝
撃音が発生することを防止できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る給紙装置の動作
を示す説明図で、給紙トレイに積層された用紙のうち最
上位の用紙が給紙コロによって送り出されたときの状態
を示す。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る給紙装置の動作
を示す説明図で、後のジョブの先頭の用紙が先のジョブ
の最終の用紙とともに給紙コロによって送り出されると
きの状態を示す。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る給紙装置の動作
を示す説明図で、先のジョブの最終の用紙の後端と後の
ジョブの先頭の用紙の先端がほとんど隙間なく搬送され
る状態を示す。
【図4】本発明の第1の実施形態に係る給紙装置の動作
を示す説明図で、後のジョブの用紙の先端が給紙コロと
分離パッドに挟まれた状態で給紙コロからの動力の伝達
が切られた状態を示す。
【図5】本発明の第1の実施形態に係る給紙装置の構成
を示す概略構成図である。
【図6】図5の給紙装置における先のジョブの最終の用
紙と後のジョブの先頭の用紙の分離状態を示す図であ
る。
【図7】本発明の第1の実施形態に係る給紙装置の制御
回路の概略構成を示すブロック図である。
【図8】本発明の第1の実施形態に係る給紙装置の動作
タイミングを示すタイミングチャートである。
【図9】本発明の第2の実施形態に係る画像形成装置の
概略構成を示す図である。
【図10】従来から実施されている一般的なFRR方式
の給紙装置の要部を示す図である。
【図11】本発明の第2の実施形態に係るFRR方式の
給紙装置の重送時の状態を示す動作説明図である。
【図12】本発明の第2の実施形態に係るFRR方式の
給紙装置の重送状態から分離する状態を示す動作説明図
である。
【図13】本発明の第2の実施形態に係る給紙装置の制
御回路の概略構成を示すブロック図である。
【図14】本発明の第2の実施形態に係る給紙装置の動
作タイミングを示すタイミングチャートである。
【図15】従来例に係る給紙装置の一例を示す図であ
る。
【図16】従来例に係る給紙装置の動作を示す図であ
る。
【符号の説明】
1 給紙トレイ 2 給紙コロ 2a 給紙コロ軸 3 分離パッド 3a 加圧スプリング 20 駆動モータ 20a モータ駆動回路 24 給紙クラッチ 25 フライホイール 26 CPU 28 レジストセンサ 30 ピックアップコロ 32 フィードコロ 34 リバースコロ 35 レバー 36 コイルばね 39 偏心カム 39a 接離クラッチ F 慣性力 S1,S1’,S2,S2’ 用紙 S1e 先行紙の後端 S2h 後行紙の先端

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 給紙トレイに積層された用紙を給紙コロ
    によって繰り出し、分離手段によって重送された用紙を
    分離して所定位置に搬送する給紙方法において、 給紙コロによる給紙が停止したときに、用紙が分離手段
    の間に常に存在するように給紙することを特徴とする給
    紙方法。
  2. 【請求項2】 前記給紙の停止は1つのジョブの最終紙
    の給紙が終了したときであって、次のジョブの先頭紙を
    続けて給紙し、前記分離手段の間に前記先頭紙を挟持し
    た状態で前記1つのジョブを終了することを特徴とする
    請求項1記載の給紙方法。
  3. 【請求項3】 前記次のジョブの先頭紙は、前記1つの
    ジョブの最終紙に対して前記分離手段のニップ幅以下の
    間隔で追従して搬送されることを特徴とする請求項2記
    載の給紙方法。
  4. 【請求項4】 前記分離手段が給紙コロと分離パッドと
    からなることを特徴とする請求項1ないし3のいずれか
    1項に記載の給紙方法。
  5. 【請求項5】 前記分離手段がフィードコロとリバース
    コロとからなることを特徴とする請求項1ないし3のい
    ずれか1項に記載の給紙方法。
  6. 【請求項6】 給紙トレイに積層された用紙を給紙コロ
    によって繰り出し、分離手段によって重送された用紙を
    分離して所定位置に搬送する給紙方法において、 1つのジョブの最終紙と次ジョブの先頭紙を重送し、給
    紙コロの給紙が停止したとき、前記1つのジョブの最終
    紙のみが分離手段から抜け出ているように前記次ジョブ
    の先頭紙に対する搬送力を制御することを特徴とする給
    紙方法。
  7. 【請求項7】 前記分離手段がフィードコロとリバース
    コロとからなることを特徴とする請求項6に記載の給紙
    方法。
  8. 【請求項8】 前記リバースコロは、前記次ジョブの先
    頭紙を重送させるときには、当該先頭紙に対して非接触
    の状態となり、分離させるときに接触した状態になるこ
    とを特徴とする請求項7記載の給紙方法。
  9. 【請求項9】 用紙を積層して保持する給紙トレイと、 この給紙トレイに積層された用紙を繰り出す給紙コロ
    と、 繰り出された用紙が重送されたときに1枚に分離する分
    離手段と、を備えた給紙装置において、 1つのジョブの最終紙を給紙するときに、次のジョブの
    先頭紙を前記分離手段の間に挟持した状態で前記給紙コ
    ロを停止させることを特徴とする給紙装置。
  10. 【請求項10】 前記次のジョブの先頭紙を前記分離手
    段の間に挟持した状態での前記給紙コロの停止は、搬送
    駆動系に設けられた慣性力付加手段によって行われるこ
    とを特徴とする請求項9記載の給紙装置。
  11. 【請求項11】 前記慣性力付加手段がフライホイール
    からなることを特徴とする請求項10記載の給紙装置。
  12. 【請求項12】 前記フライホイールは給紙コロの回転
    軸に設けられていることを特徴とする請求項11記載の
    給紙装置。
  13. 【請求項13】 前記次のジョブの先頭紙を前記分離手
    段の間に挟持した状態での前記給紙コロの停止は、給紙
    コロの動力伝達機構の動力伝達解除タイミングを制御す
    る制御手段により行われることを特徴とする請求項9記
    載の給紙装置。
  14. 【請求項14】 前記給紙コロへの動力伝達解除のタイ
    ミングは、前記1つのジョブの最終紙の後端と前記次の
    ジョブの先頭紙の先端との間の紙間が前記分離手段のニ
    ップ幅以下の間隔で前記分離手段のニップ間に存在して
    いる間に設定されていることを特徴とする請求項13記
    載の給紙装置。
  15. 【請求項15】 前記分離手段が給紙コロと分離パッド
    からなることを特徴とする請求項9、10、13及び1
    4のいずれか1項に記載の給紙装置。
  16. 【請求項16】 前記分離手段がフィードコロとリバー
    スコロとからなることを特徴とする請求項9、10、1
    3及び14のいずれか1項に記載の給紙装置。
  17. 【請求項17】 用紙を積層して保持する給紙トレイ
    と、 この給紙トレイに積層された用紙を繰り出す給紙コロ
    と、 繰り出された用紙が重送されたときに1枚に分離する分
    離手段と、を備えた給紙装置において、 1つのジョブの最終紙と次ジョブの先頭紙を重送し、給
    紙コロの給紙が停止したとき、前記1つのジョブの最終
    紙のみが分離手段から抜け出ているように前記次ジョブ
    の先頭紙に対する搬送力を制御する制御手段を備えてい
    ることを特徴とする給紙装置。
  18. 【請求項18】 前記分離手段がフィードコロとリバー
    スコロとからなり、前記制御手段が前記リバースコロの
    前記フィードコロに対する押圧力を変更することを特徴
    とする請求項17記載の給紙装置。
  19. 【請求項19】 前記制御手段が前記リバースコロを前
    記フィードコロに対して近接離間させる移動部材からな
    り、1つのジョブの最終紙と次ジョブの先頭紙を重送さ
    せる場合には、用紙間の摩擦力よりも前記リバースコロ
    の押圧力が弱くなるように前記リバースコロを移動させ
    ることを特徴とする請求項18記載の給紙装置。
  20. 【請求項20】 請求項9ないし19のいずれか1項に
    記載の給紙装置と、 前記給紙装置から供給された用紙に対して画像を形成す
    る画像形成手段と、を備えていることを特徴とする画像
    形成装置。
JP2002306071A 2001-10-26 2002-10-21 給紙方法、給紙装置及び画像形成装置 Expired - Fee Related JP4002499B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2002306071A JP4002499B2 (ja) 2001-10-26 2002-10-21 給紙方法、給紙装置及び画像形成装置

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2001-329476 2001-10-26
JP2001329476 2001-10-26
JP2002306071A JP4002499B2 (ja) 2001-10-26 2002-10-21 給紙方法、給紙装置及び画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2003201032A true JP2003201032A (ja) 2003-07-15
JP4002499B2 JP4002499B2 (ja) 2007-10-31

Family

ID=27666549

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2002306071A Expired - Fee Related JP4002499B2 (ja) 2001-10-26 2002-10-21 給紙方法、給紙装置及び画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4002499B2 (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014198438A (ja) * 2013-03-29 2014-10-23 ブラザー工業株式会社 記録装置
US9586775B2 (en) 2014-12-02 2017-03-07 Canon Kabushiki Kaisha Sheet feeding apparatus and image forming apparatus

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014198438A (ja) * 2013-03-29 2014-10-23 ブラザー工業株式会社 記録装置
US9586775B2 (en) 2014-12-02 2017-03-07 Canon Kabushiki Kaisha Sheet feeding apparatus and image forming apparatus

Also Published As

Publication number Publication date
JP4002499B2 (ja) 2007-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3208193B2 (ja) 画像形成装置のシート給送方法とそのシート給送方法を実施するシート給送装置
JP4480355B2 (ja) シート給送装置,画像形成装置
US6786483B2 (en) Sheet processing apparatus and image forming system having the same
US20220269212A1 (en) Sheet processing apparatus and image forming system
JP3882439B2 (ja) 画像形成装置
US6834850B2 (en) Percussive noises supressing sheet feeding method and apparatus
JP5984488B2 (ja) 画像形成装置
JP5485964B2 (ja) 記録紙搬送装置、原稿送り装置及びそれらを備えた画像形成装置
JP2003104631A (ja) 原稿搬送装置
JP4002499B2 (ja) 給紙方法、給紙装置及び画像形成装置
JP2002145469A (ja) 給紙装置
JP3698890B2 (ja) 画像読取装置
JP3406950B2 (ja) シート給送装置及び画像形成装置
JP2003034450A (ja) シート供給装置とこの装置を備えた画像形成装置
JP3363831B2 (ja) 給紙装置及びこれを備えた画像形成装置並びに画像読取装置
JP7328093B2 (ja) 原稿給送装置及び画像読取装置
JP5513473B2 (ja) 記録紙搬送装置、原稿送り装置及びそれらを備えた画像形成装置
JP2004317865A (ja) 画像形成装置
JP4447252B2 (ja) シート材給送装置、画像読み取り装置及び画像形成装置
JP2003252468A (ja) 給紙装置及び画像形成装置
JP2004262656A (ja) シート後処理装置及び画像形成装置
JP2010126329A (ja) シート排出装置及びそれを備えた画像形成装置
JP2000229742A (ja) 画像形成装置
JP2001302019A (ja) 自動原稿給紙装置及び自動原稿給紙装置を備えた画像形成装置
JP2004262595A (ja) シート処理装置及び画像形成装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20050302

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20070124

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20070220

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070418

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20070807

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20070817

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100824

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100824

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100824

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110824

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110824

Year of fee payment: 4

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120824

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120824

Year of fee payment: 5

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130824

Year of fee payment: 6

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees