JP2003200145A - 乾留装置 - Google Patents

乾留装置

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JP2003200145A
JP2003200145A JP2002002724A JP2002002724A JP2003200145A JP 2003200145 A JP2003200145 A JP 2003200145A JP 2002002724 A JP2002002724 A JP 2002002724A JP 2002002724 A JP2002002724 A JP 2002002724A JP 2003200145 A JP2003200145 A JP 2003200145A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 乾留装置において、熱媒体や熱分解ガスの外
気とのシール部を減らし、シール材の管理の容易化を図
る。 【解決手段】 固定設置した横長の外筒1内に、長手方
向の一端と他端に小径の供給管4と排出管5を接続した
内筒3を、外筒1との間に外側加熱流路17が形成され
るように収納させる。供給管4を、外筒1の一端壁部に
シール材22aを介し貫通させて突出させ、突出部分を
回転自在に支持させる。排出管5を、外筒1の他端に接
続した分離室20にシール材22cを介し貫通させて突
出させ、突出部分を回転自在に支持させる。排出管5の
分離室20内に位置する部分の周壁部に、所要の大きさ
とした排出口25を周方向に並べて開口させる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は都市ごみ等の廃棄物
や家庭電化製品等のシュレッダーダストを乾留対象物と
して低酸素雰囲気下で外熱により熱分解して乾留処理す
るようにした乾留装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】乾留対象物を乾留処理するために用いら
れている従来の乾留装置としては、図5に示す如き内筒
のみを回転できるようにしたものがある。すなわち、横
長とした外筒1を支持台2を介して固定設置し、該外筒
1内に同心状に収納させた内筒3を、外筒1の長手方向
両端壁を貫通させて外筒1の外へ両端部が突出位置する
ようにし、且つ該内筒3の一端に接続した供給管4を、
支持台6を介し固定配置した入口筒7に、又、内筒3の
他端に接続した排出管5を、支持台6を介し固定配置し
た出口筒8にそれぞれシール材9a,9bを介し回転自
在に嵌合させると共に、内筒3と外筒1の両端部との間
をシール材9cと9dによりシールさせるようにし、外
筒1から突出する内筒3を、該内筒3の両端部で且つ乾
留対象物が充填される部分の外周面に取り付けたタイヤ
10aと該タイヤ10aを受けるようにした位置固定の
複数の支持ローラ10bとからなる回転支持装置10に
て回転可能に支持させるようにし、更に、上記内筒3に
接続されている排出管5の外周面部に大径のギヤ12を
取り付け、該大径のギヤ12に、モータ13によって回
転させられる駆動ギヤ14を噛合させ、モータ13の駆
動で内筒3のみが回転支持装置10により回転させられ
るようにしてある。更に、乾留対象物供給装置としての
スクリューコンベヤ19を、上記入口筒7の端面壁7a
を貫通させて、該スクリューコンベヤ19の排出側を上
記供給管4内に挿入させるようにすると共に、出口筒8
の外側に熱分解ガス21aと熱分解残渣としての生産物
21bとに分離する分離室20を接続し、又、上記外筒
1は、内側に長手方向に所要間隔位置で、複数の仕切板
11を設けて、外筒1と内筒3との間を長手方向に複数
分割すると共に、各分割部毎に熱媒体供給口15と熱媒
体排出口16を設けて、長手方向に複数の加熱流路17
aを分割して形成し、該各加熱流路17aを周方向に流
れる熱媒体18により内筒3内を加熱できるようにした
構成としてあり、内筒3を回転させた状態において、乾
留対象物21をスクリューコンベヤ19により供給管4
を通して内筒3内に徐々に供給しつつ、内筒3内の乾留
対象物21を、内筒3と外筒1との間の加熱流路17a
を流れる熱媒体18による外熱により熱分解して乾留
し、乾留されて発生した熱分解ガス21a及び熱分解残
渣としての生産物21bを、内筒3内より排出管5を経
て出口筒8に接続された分離室20に移した後、熱分解
ガス21aは上部から吸引して排気させ、生産物21b
は分離室23の下端部から取り出すようにしてある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図5に示す
従来の乾留装置は、外筒1を固定して内筒3を回転させ
るようにしたものであるため、内筒3と外筒1を一体に
回転させるようにしたものに比して回転体の径が小さく
て、回転動力も小さくできるが、回転する内筒3及び供
給管4、排出管5と固定設置の外筒1及び入口筒7、出
口筒8との間に、外気を遮断するグランドパッキンの如
きシール材9a,9b,9c,9dが必要である。特
に、図5に示す如き、固定式とした外筒1と、固定式と
した分離室20又は分離室20付きの出口筒8とが別体
に構成されているものでは、乾留対象物21の排出側に
外気の遮断を行わせる図5に示す如きシール材9d,9
bは不可欠のものであり、全体的にも多数個所にシール
材を必要とするという問題がある。又、図5に示す乾留
装置の場合、内筒3の回転を支持する回転支持装置10
の設置位置が供給管4側では内筒3内に乾留対象物21
が充填される部分であり、又、排出管5側では生産物2
1bが充填される部分であるため、内筒3の直径を乾留
対象物21や生産物21bの容積に見合った大きさ以下
にはできず、これに伴い大径のタイヤ10aや該タイヤ
10aの直径に応じた支持ローラ10bが必要となるこ
とから、小型化には限度がある。したがって、コストの
面やメンテナンスの面で不利である。
【0004】そこで、本発明は、内筒を回転させるよう
にする場合に、外気と接する部分のシール材の数を少な
くすることができるようにしようとすると共に、内筒を
回転させる回転支持装置の小型化を図ることができるよ
うにすることを主たる目的とし、更に、熱媒体の導入を
円滑に行えるようにすることを目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記課題を解
決するために、横向きに配置した外筒内に、長手方向一
端に乾留対象物の供給管を接続し他端に排出管を接続し
た内筒を同心状に収納させて、内筒の外周面と外筒の内
壁面との間に熱媒体を流通させる加熱流路を形成させ
て、上記供給管内より内筒内に供給される乾留対象物を
外熱により乾留させるようにしてある乾留装置におい
て、上記外筒を固定支持して、上記供給管を、外筒の一
端面より回転自在に貫通させて突出させると共に、上記
排出管を、外筒の他端側に接続して設置した分離室に回
転自在に貫通させて突出させて端部を閉塞させ、且つ上
記内筒の供給管と排出管を回転支持装置により回転駆動
可能に支持させ、更に、上記排出管の分離室内に位置す
る部分の周壁部に、所要の大きさとした排出口を周方向
に並べて開口させた構成とする。
【0006】外気と接触する部分のシール材としては、
供給管が外筒を貫通する部分と、排出管が分離室を貫通
する部分との2個所に設ければよいことになる。
【0007】又、横向きに配置した外筒内に、長手方向
一端に乾留対象物の供給管を接続し他端に排出管を接続
した内筒を同心状に収納させて、内筒の外周面と外筒の
内壁面との間に熱媒体を流通させる加熱流路を形成する
と共に、上記内筒内に、周方向に複数の乾留室を区画形
成し、該乾留室の間に加熱流路が形成してある乾留装置
において、上記外筒を固定支持して、上記供給管を、外
筒の一端面より回転自在に貫通させて突出させると共
に、上記排出管を、外筒の他端側に接続して設置した分
離室に回転自在に貫通させて突出させて端部を閉塞さ
せ、且つ上記内筒の供給管と排出管を回転支持装置によ
り回転駆動可能に支持させ、上記排出管の分離室内に位
置する部分の周壁部に、所要の大きさとした排出口を周
方向に並べて開口させ、更に、上記内筒の排出管側の端
部外周面と外筒の内壁面との間に熱媒体の導入流路を仕
切る仕切り部材を配置し、該仕切り部材を挟んで上記乾
留室間の加熱流路へ熱媒体を供給する第1の熱媒体供給
口と、上記内外筒間の加熱流路へ熱媒体を供給する第2
の熱媒体供給口とを設けた構成とすることにより、第1
の熱媒体供給口から供給した熱媒体は外側加熱流路に流
れ、第2の熱媒体供給口から供給した熱媒体は内側加熱
流路に流れるため、それぞれの流量を独立して調整する
ことができる。
【0008】更に、内筒の排出管側の回転支持装置の設
置位置を、分離室を貫通して突出している排出管の端部
とすることにより、排出管の分離室からの突出部位を小
径化することができるようになる。
【0009】更に又、排出管の内筒への接続部付近に、
排出管外周面から乾留室間の加熱流路の中心部へ向けて
熱媒体を導くようにする熱媒体導入路を設けた構成とす
ることにより、第2の熱媒体供給口から供給した熱媒体
を熱媒体導入路に沿わして内側加熱流路の中心部へ強制
的に流すようにすることができる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明する。
【0011】図1は本発明の実施の一形態を示すもの
で、横長に配置して一端側の周壁部に熱媒体排出口16
を設け且つ他端側の周壁部に熱媒体供給口15を設けた
外筒1を、熱媒体供給口15側が熱媒体排出口16側よ
りも低くなるように傾斜させて支持台2を介し固定設置
し、該外筒1内に、内筒3を同心状に配置して、外筒1
の内壁面と内筒3の外壁面との間に熱媒体18を流通さ
せる加熱流路17を形成させるようにし、且つ該内筒3
の両端中心部に、内筒3よりも小径とした供給管4と排
出管5を接続させて連通させ、該供給管4を、外筒1の
熱媒体排出口16側の端面壁1aより回転可能に突出さ
せて乾留対象物21の供給側に延長させて、供給管4と
外筒1の端面壁1aとの間に、グランドパッキンの如き
シール材22aを介在させると共に、排出管5を、外筒
1の熱媒体供給口15側の端面壁1bより長く突出させ
て閉塞板28にて閉塞させ、一方、外筒1の端面壁1b
には、出口筒8を介して分離室20を一体に接続して、
上記排出管5の外側に出口筒8と分離室20が位置して
いるようにし、上記排出管5と分離室20との間にグラ
ンドパッキンの如きシール材22b,22cを介在させ
て、外気との遮断をシール材22aと22cで行えるよ
うにする。
【0012】又、上記外筒1より突出させた供給管4の
端部の所要位置と、上記分離室20を回転可能に貫通し
て突出させた排出管5の突出端部位置を、該位置の外周
面に取り付けた小径のタイヤ23aと該タイヤ23aを
受けるようにした位置固定の複数の支持ローラ23bと
からなる回転支持装置23にて回転できるように支持さ
せるようにすると共に、上記供給管4に取り付けたタイ
ヤ23aの取り付け位置に隣接する位置に小径のリング
ギヤ24を取り付けて、該リングギヤ24に、モータ1
3に連結された駆動ギヤ14を噛合させ、モータ13の
駆動により駆動ギヤ14、リングギヤ24を介して供給
管4に回転動力を伝えることにより、供給管4及び排出
管5と一体に内筒3が回転駆動されるようにする。更
に、上記排出管5の分離室20内に位置する周壁部に、
熱分解ガス21aと熱分解残渣としての生産物21bと
を排出するための排出口25を、所要の大きさとして周
方向に複数個並べて設けると共に、排出管5内の該排出
口25よりも外側端部位置に閉塞板28を設けて排出管
5の途中位置より熱分解ガス21aと生産物21bが排
出されるようにする。
【0013】モータ13の駆動で内筒3を供給管4及び
排出管5と一体に低速で回転させた状態として、スクリ
ューコンベヤ19により供給管4を通して内筒3内に乾
留対象物21を供給しつつ、内筒3の外周に形成された
加熱流路17に、熱媒体供給口15から供給された熱媒
体18を流通させるようにすると、乾留対象物21は、
内筒3内を通過させられる間に外熱により加熱、乾燥さ
せられて熱分解ガス化され、排出管5内を通り分離室2
0の位置に達すると、排出口25を通り熱分解ガス21
aと生産物21bとに分離されて取り出される。
【0014】上記において、内筒3の供給管4を、外筒
1の端面壁1aを貫通させて突出させ、内筒3の排出管
5を、外筒1に出口筒8を介し接続した分離室20を貫
通させて突出させるようにしてあるため、これら2個所
の貫通部のみにシール材22a,22cを設けるだけで
外気とのシールを行うことができる。したがって、外気
と接する部分のシール材の管理が容易となる。更に、シ
ール材23a,23bにより、熱媒体18や熱分解ガス
21bに毒性物質が含有されていたとしても、毒性物質
の外部への漏れを確実に防ぐことができる。又、上記に
おいて、外筒1を固定として、内筒3を、小径の供給管
4の部分で回転駆動するようにしたことから、回転駆動
力が小さくて済み、モータ13としては小容量のものを
使用することができる。更に、内筒3の回転支持装置2
3を、外筒1の一端壁1aを貫通して突出する小径の供
給管4の端部位置と、外筒1の他端側に接続した分離室
20を貫通して突出する小径の排出管5の端部位置に設
置したことから、回転支持装置23を小型化することが
できる。特に、分離室20から突出する排出管5の端部
内には、乾留対象物21の熱分解残渣である生産物21
bが送り込まれて充填されるようなことはないので、該
排出管5の突出端部をより小型化することができ、これ
に伴い、排出管5側の回転支持装置はタイヤ23a及び
支持ローラ23bをより小径化できて全体の小型化を図
ることが可能となるので、コスト面でもメンテナンス面
でもより有利となる。
【0015】なお、図1に示す実施の形態では、内筒3
を単筒式とした乾留装置について示したが、図2に示す
如く、周方向に複数分割された乾留室3aを区画形成し
た構成としてある内筒3を外筒1内に収納させて、各乾
留室3a間に内側の加熱流路26を形成するようにし、
熱媒体供給口15から導入した熱媒体18を外筒1と内
筒3との間の加熱流路17と上記内側の加熱流路26に
流通させ、熱媒体排出口16より排出させるようにした
内筒3を多筒としてなる乾留装置についても同様に実施
することができる。
【0016】次に、図3は本発明の実施の他の形態を示
すもので、図2に示したものと同様な構成において、熱
媒体供給口15から供給した熱媒体18を、外側の加熱
流路17と内側の加熱流路26へ同時に流すようにする
ことに代えて、外側の加熱流路17と内側の加熱流路2
6へ別々に熱媒体18を流すことができるようにしたも
のである。すなわち、外筒1の出口筒8側の端部周壁部
に、熱媒体供給口15のほかに、第2の熱媒体供給口1
5aを、並べて設け、該2つの熱媒体供給口15と15
aとの間の位置と、内筒3の排出管5側の端部外周面と
の間に、グランドパッキンの如きシール材27を介装さ
せ、該シール材27を仕切り部材として機能させること
により、熱媒体供給口15から供給された熱媒体18と
第2の熱媒体供給口15aから供給された熱媒体18が
内筒3の内側の加熱流路26と外側の加熱流路17に、
それぞれ独立して導かれるようにしたものである。
【0017】図3の実施の形態の場合、第1の熱媒体供
給口15と第2の熱媒体供給口15aが、内筒3の排出
管5側端部外周面と外筒1の内壁面との間に介装させた
シール材27により仕切られているため、外側の加熱流
路17へ流す熱媒体18の流量と内側の加熱流路26へ
流す熱媒体18の流量とを独立して調整することができ
る。したがって、乾留室3a内の温度分布を細かく調節
することができるので、乾留対象物21を乾留する能力
を向上させることができる。
【0018】次いで、図4は本発明の実施の更に他の形
態を示すもので、図3に示したものと同様な構成におい
て、排出管5と内筒3との接続部となる部分に、内側の
加熱流路26の中心部へ向けて熱媒体18を導くように
する熱媒体導入路26aを、内側の加熱流路26の配置
形状に合わせて周方向に複数個所設けたものである。な
お、その他の構成については図3に示したものと同じで
あり、同一部分には同一符号が付してある。
【0019】図4に示す実施の形態の場合には、第1の
熱媒体供給口15から供給された熱媒体18を、熱媒体
導入路26aに沿わせて内側の加熱流路26の中心部側
へ強制的に流入させることができるので、周方向に並ぶ
各乾留室3aの中心部側が加熱し易くなり、より効率的
な乾留を実現することができる。
【0020】なお、本発明は上記実施の形態にのみ限定
されるものではなく、図2の実施の形態や図3の実施の
形態で示した熱媒体供給口15,15aの数は任意に選
定できること、又、内筒3の回転駆動装置としては、ギ
ヤ駆動方式に代えて、スプロケットとチェーンによる駆
動方式を採用してもよいこと、更に、回転駆動装置は排
出管5側に設けてもよいこと、その他本発明の要旨を逸
脱しない範囲内において種々変更を加え得ることは勿論
である。
【0021】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明の乾留装置によ
れば、次の如き優れた効果を発揮する。 (1)横向きに配置した外筒内に、長手方向一端に乾留対
象物の供給管を接続し他端に排出管を接続した内筒を同
心状に収納させて、内筒の外周面と外筒の内壁面との間
に熱媒体を流通させる加熱流路を形成させて、上記供給
管内より内筒内に供給される乾留対象物を外熱により乾
留させるようにしてある乾留装置において、上記外筒を
固定支持して、上記供給管を、外筒の一端面より回転自
在に貫通させて突出させると共に、上記排出管を、外筒
の他端側に接続して設置した分離室に回転自在に貫通さ
せて突出させて端部を閉塞させ、且つ上記内筒の供給管
と排出管を回転支持装置により回転駆動可能に支持さ
せ、更に、上記排出管の分離室内に位置する部分の周壁
部に、所要の大きさとした排出口を周方向に並べて開口
させた構成としてあるので、熱媒体や熱分解ガスが外気
と接する部分のシール材の数を2個所と少なくすること
ができることにより、シール材の管理を楽に行うことが
できると共に、熱媒体や熱分解ガスが漏れるおそれが少
ないことから、特に、熱媒体や熱分解ガスに毒性物質が
含まれている場合であっても毒性物質の外部への漏れを
防ぐことができて有利となる。 (2)横向きに配置した外筒内に、長手方向一端に乾留対
象物の供給管を接続し他端に排出管を接続した内筒を同
心状に収納させて、内筒の外周面と外筒の内壁面との間
に熱媒体を流通させる加熱流路を形成すると共に、上記
内筒内に、周方向に複数の乾留室を区画形成し、該乾留
室の間に加熱流路が形成してある乾留装置において、上
記外筒を固定支持して、上記供給管を、外筒の一端面よ
り回転自在に貫通させて突出させると共に、上記排出管
を、外筒の他端側に接続して設置した分離室に回転自在
に貫通させて突出させて端部を閉塞させ、且つ上記内筒
の供給管と排出管を回転支持装置により回転駆動可能に
支持させ、上記排出管の分離室内に位置する部分の周壁
部に、所要の大きさとした排出口を周方向に並べて開口
させ、更に、上記内筒の排出管側の端部外周面と外筒の
内壁面との間に熱媒体の導入流路を仕切る仕切り部材を
配置し、該仕切り部材を挟んで上記乾留室間の加熱流路
へ熱媒体を供給する第1の熱媒体供給口と、上記内外筒
間の加熱流路へ熱媒体を供給する第2の熱媒体供給口と
を設けた構成とすることにより、内外筒間の加熱流路と
乾留室間の加熱流路に流す熱媒体の流量を独立して調整
することができ、これにより、乾留室内の温度を細かく
調整することができて、乾留能力を向上させることがで
きる。 (3)内筒の排出管側の回転支持装置の設置位置を、分離
室を貫通して突出している排出管の端部とすることによ
り、該回転支持装置を、排出管の小径化と伴い小型化で
きるため、コスト面やメンテナンス面でより有利とな
る。 (4)排出管の内筒への接続部付近に、排出管外周面から
乾留室間の加熱流路の中心部へ向けて熱媒体を導くよう
にする熱媒体導入路を設けた構成とすることにより、乾
留室間の加熱流路の中心部側へ熱媒体を強制的に流入さ
せることができて、より効率的な乾留を実現することが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の乾留装置の実施の一形態を示す全体の
概略切断側面図である。
【図2】本発明の実施の他の形態を示す概略切断側面図
である。
【図3】本発明の実施の更に他の形態を示す概略図であ
る。
【図4】本発明の更に別の実施の形態を示す概略図であ
る。
【図5】従来の乾留装置の一例を示す概略切断側面図で
ある。
【符号の説明】
1 外筒 3 内筒 3a 乾留室 4 供給管 5 排出管 7 入口筒 8 出口筒 15 熱媒体供給口 15a 熱媒体供給口 17 加熱流路 18 熱媒体 20 分離室 21 乾留対象物 23 回転支持装置 25 排出口 26 加熱流路 26a 熱媒体導入路 27 シール材(仕切り部材)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 亀井 篤志 東京都江東区豊洲三丁目2番16号 石川島 播磨重工業株式会社東京エンジニアリング センター内 Fターム(参考) 4D004 AA03 AA28 AC04 CA24 CB09 CB31 CB45

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 横向きに配置した外筒内に、長手方向一
    端に乾留対象物の供給管を接続し他端に排出管を接続し
    た内筒を同心状に収納させて、内筒の外周面と外筒の内
    壁面との間に熱媒体を流通させる加熱流路を形成させ
    て、上記供給管内より内筒内に供給される乾留対象物を
    外熱により乾留させるようにしてある乾留装置におい
    て、上記外筒を固定支持して、上記供給管を、外筒の一
    端面より回転自在に貫通させて突出させると共に、上記
    排出管を、外筒の他端側に接続して設置した分離室に回
    転自在に貫通させて突出させて端部を閉塞させ、且つ上
    記内筒の供給管と排出管を回転支持装置により回転駆動
    可能に支持させ、更に、上記排出管の分離室内に位置す
    る部分の周壁部に、所要の大きさとした排出口を周方向
    に並べて開口させた構成を有することを特徴とする乾留
    装置。
  2. 【請求項2】 横向きに配置した外筒内に、長手方向一
    端に乾留対象物の供給管を接続し他端に排出管を接続し
    た内筒を同心状に収納させて、内筒の外周面と外筒の内
    壁面との間に熱媒体を流通させる加熱流路を形成すると
    共に、上記内筒内に、周方向に複数の乾留室を区画形成
    し、該乾留室の間に加熱流路が形成してある乾留装置に
    おいて、上記外筒を固定支持して、上記供給管を、外筒
    の一端面より回転自在に貫通させて突出させると共に、
    上記排出管を、外筒の他端側に接続して設置した分離室
    に回転自在に貫通させて突出させて端部を閉塞させ、且
    つ上記内筒の供給管と排出管を回転支持装置により回転
    駆動可能に支持させ、上記排出管の分離室内に位置する
    部分の周壁部に、所要の大きさとした排出口を周方向に
    並べて開口させ、更に、上記内筒の排出管側の端部外周
    面と外筒の内壁面との間に熱媒体の導入流路を仕切る仕
    切り部材を配置し、該仕切り部材を挟んで上記乾留室間
    の加熱流路へ熱媒体を供給する第1の熱媒体供給口と、
    上記内外筒間の加熱流路へ熱媒体を供給する第2の熱媒
    体供給口とを設けた構成を有することを特徴とする乾留
    装置。
  3. 【請求項3】 内筒の排出管側の回転支持装置の設置位
    置を、分離室を貫通して突出している排出管の端部とし
    た請求項1又は2記載の乾留装置。
  4. 【請求項4】 排出管の内筒への接続部付近に、排出管
    外周面から乾留室間の加熱流路の中心部へ向けて熱媒体
    を導くようにする熱媒体導入路を設けた請求項2又は3
    記載の乾留装置。
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