JP2003200120A - ウェット処理装置及びウェット処理方法 - Google Patents

ウェット処理装置及びウェット処理方法

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JP2003200120A
JP2003200120A JP2002000758A JP2002000758A JP2003200120A JP 2003200120 A JP2003200120 A JP 2003200120A JP 2002000758 A JP2002000758 A JP 2002000758A JP 2002000758 A JP2002000758 A JP 2002000758A JP 2003200120 A JP2003200120 A JP 2003200120A
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vibration
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JP2002000758A
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Kenichi Mimori
健一 三森
Shoichi Ono
昭一 小野
Shinroku Fujishima
真六 藤島
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Alps Alpine Co Ltd
Original Assignee
Alps Electric Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 省液型のウェット処理において、被処理基板
の両面から振動を付与する際の適切な条件を明らかと
し、効率的なウェット処理を可能とするウェット処理装
置及びウェット処理方法を提供する。 【解決手段】 洗浄用ノズル1、1間の空隙部に処理液
10を保持し、前記空隙部内で被処理基板Wを処理する
ウェット処理装置であって、洗浄用ノズル1、1は、各
々、前記処理液10に振動を付与する振動付与手段13
を有する。この各々の振動付与手段13から処理液10
に付与される振動は、被処理基板Wの両面に対称な関係
で付与される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体デバ
イス、液晶表示パネルなどの製造プロセスにおける洗
浄、エッチング等のウェット処理工程において、被処理
物上に処理液を供給するためのノズルを備えたウェット
処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体デバイス、液晶表示パネル等の電
子機器の分野においては、その製造プロセス中に被処理
物である半導体基板やガラス基板を洗浄処理する工程が
必須である。洗浄工程においては、製造工程中の種々の
除去対象物質を除去すべく、超純水、電解イオン水、オ
ゾン水、水素水等、種々の処理液を用いた洗浄が行われ
るが、これら処理液は洗浄装置のノズルから基板上に供
給される。ところが、従来一般の洗浄用ノズルを用いた
場合、処理液の使用量が多くなるという問題があった。
例えば500mm角の基板の洗浄を電解イオン水等の処
理液を用いて行い、かかる処理液による洗浄とリンス洗
浄水によるリンスを行った後の基板上のパーティクルの
残存量として0.5個/cm2レベルの洗浄度を達成し
ようとすると、25〜30リットル/分程度の処理液及
びリンス処理液を使用しなければならなかった。
【0003】そこで、従来型に比べて処理液の使用量を
大幅に削減できる省液型の洗浄用ノズルとして、被処理
基板上に処理液を供給して被処理基板のウェット処理を
行う際に用いるウェット処理用ノズルであって、一端に
処理液を導入するための導入口を有する導入通路と、一
端に使用後の処理液を外部に排出するための排出口を有
する排出通路とが形成され、これら導入通路と排出通路
のそれぞれの他端に、被処理基板に向けて開口する導入
開口部と排出開口部とが設けられたウェット処理用ノズ
ルが提案されている。
【0004】図7は、上記構成を備えたウェット処理用
ノズルの一例を示す断面図であり、この図に示すウェッ
ト処理用ノズル100は、被処理基板Wを例えば矢印A
の方向へ移動させながら、被処理基板W上に処理液を供
給して洗浄を行うようになっている。このウェット処理
用ノズル100は、一端に処理液110を導入するため
の導入口101aを有する導入管101と、一端にウェ
ット処理後の処理液110を外部へ排出するための排出
口102aを有する排出管102とが設けられ、導入管
101と排出管102のそれぞれの他端が連結され、被
処理基板Wに対向する連結部103が形成され、この連
結部103に導入管101が開口している第1開口部1
01bと、排出管102が開口している第2開口部10
2bが設けられたものである。上記連結部103と被処
理基板Wの間の空間には、ウェット処理を行う処理領域
105が形成されている。また、上記連結部103に
は、処理領域105内の処理液110に超音波振動を付
与するための超音波振動子が設けられている。ここでの
超音波振動子は、振動板106と、振動板106の主面
の両端から立ち上がる側板107と、振動板106の主
面上に設けられた超音波振動子本体108とから構成さ
れている。ここでの超音波振動子108は、電源(図示
略)に接続されている。また排出管102の排出口10
2aには、減圧ポンプ(図示略)が接続されている。ま
た、上記第1開口部101b及び第2開口部102bに
は、これら開口部101b、102bを通過して導入及
び排出される処理液110が、被処理基板W上に均一に
導入されるようにするための整流部材111、112が
設けられている。これらの整流部材111,112は、
被処理基板Wの被処理領域全体に均一に処理液が供給さ
れるようにするためのもので、4フッ化エチレンシート
に小径の透孔を複数形成したものなどが用いられる。
【0005】また、処理液110は導入管101の導入
口101aから供給され、第1開口部101bの整流部
材111に到るが、排出管102の排出口102aに
は、上述のように減圧ポンプ(図示略)が接続されてい
るので、減圧ポンプの吸引圧力を制御することにより、
導入管101に供給された処理液110の、第1開口部
101b側における圧力(処理液110の表面張力と被
処理基板Wの被処理面の表面張力も含む)と、大気圧と
の圧力差を制御できるようになっている。すなわち、第
1開口部101bにおいて大気と接触している処理液1
10の圧力Pw(処理液の表面張力と被処理基板Wの被
処理面の表面張力も含む)と大気圧Paとの関係を、P
w≒Paとすることにより、第1開口部101bの整流
部材111を通じて被処理基板Wに供給され、被処理基
板Wに接触した処理液110はウェット処理用ノズル1
00の外部に漏れることなく、排出管102へ排出され
る。このため、図7のウェット処理用ノズル100は、
処理液110の使用量を大幅に削減することができる。
また、図7に示すウェット処理用ノズル100では、被
処理基板Wを洗浄する際、処理領域105に処理液11
0を供給した状態で上記超音波振動子本体108により
超音波振動を付与し、処理液110と共働して被処理基
板Wを洗浄することができる。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】このように、処理液の
使用量を大幅に削減しつつ、処理液の全面を洗浄可能な
ウェット処理装置が開発されており、その際、処理液に
振動を与えることによって処理効果を高めることも既に
行われていた。しかし、かかるウェット処理装置の実際
の使用条件は、必ずしも充分に検討されていなかった。
特に、被処理基板の両面から振動を付与するにあたって
の諸条件は、個々のウェット処理装置において試行錯誤
的に決定されており、必ずしも適切でない条件で使用さ
れてしまう可能性もあった。
【0007】本発明は、上記の問題を解決するためにな
されたものであって、上記のような省液型のウェット処
理において、被処理基板の両面から振動を付与する際の
適切な条件を明らかとし、効率的なウェット処理を可能
とするウェット処理装置及びウェット処理方法を提供す
ることを課題とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上記課題を解決
するため、対向する一対のノズル間の空隙部に処理液を
保持し、前記空隙部内で被処理物を処理するウェット処
理装置であって、前記一対のノズルは、各々、前記処理
液に振動を付与する振動付与手段を有し、前記各々のノ
ズルの前記振動付与手段から前記処理液に付与される振
動が、前記被処理物の両面に対称な関係で付与されるこ
とを特徴とするウェット処理装置を提供する。
【0009】本発明によれば、振動付与手段から処理液
に付与される振動が、被処理物の両面に対象な関係で付
与される。即ち両面の振動圧が常に等しい状態が維持さ
れる。もし、両面の振動圧に差がある場合、被処理物に
は高圧側から低圧側に押す力が加わり、低圧側に凸に撓
む。力の方向は振動の周期とともに反対方向となるた
め、被処理物自体が振動してしまう。そして、被処理物
の変形により高圧側では振動圧が減殺され、低圧側では
振動圧が高くなり、両面共に、キョビテーションの発生
に寄与する正味の振幅が小さくなる。また、被処理物を
振動させるだけのエネルギーは処理液の振動エネルギー
から吸収されてしまう。本発明によれば、両面の振動圧
が常に等しいので上記のような現象は発生せず、被処理
物の両面に付与された振動圧は、キャビテーション発生
に有効に作用する。したがって、キャビテーションによ
って得られる高速流により、洗浄等のウェット処理効果
を高めることができる。
【0010】本発明において、前記一対のノズルが、各
々、前記被処理物に対向する面に設けられた接液板と、
前記被処理物と前記接液板との間に処理液を導入する処
理液導入部と、前記被処理物と前記接液板との間から処
理液を排出する処理液排出部とを有し、前記振動付与手
段から前記処理液に付与される振動が、前記接液板を介
して前記処理液に付与されることが好ましい。この場
合、被処理物の両面に安定して処理液を保持し、かつ、
常に新しい処理液に交換できるので、被処理物を効果的
に処理することができる。
【0011】本発明は、前記各々のノズルの前記振動付
与手段から前記処理液に付与される振動の大きさ、振動
数及び位相、並びに前記各々のノズルの前記接液板と前
記被処理物との間の距離が、各々互いに略同一とされる
ことが好ましい。これにより、前記各々のノズルの前記
振動付与手段から、前記被処理物の両面に対称な関係で
振動を付与することが容易となる。
【0012】本発明において、前記各々のノズルの接液
板と接液板との間隔が、8.0mm以下で、かつ接液板
と被処理物との間隔が0.1mm以上であることが好ま
しい。この場合、接液板と被処理物との間隔を0.1m
m以上としたのは、搬送時にノズルの接液板と被処理物
とが接触することを回避するためである。また、接液板
と接液板との間隔を8mm以下としたのは、8mmより
も大きくすると、処理液の保持が困難となり、処理がで
きなくなるためである。なお、より好ましい接液板と接
液板との間隔は、7mm以下である。
【0013】また、本発明において、前記各々のノズル
の接液板と前記被処理物とを、互いの間隔を一定に保ち
つつ相対移動させる、ノズル又は被処理物の移動手段を
備えることが好ましい。これにより、接液板を大型化す
ることなく、被処理物の全面をウェット処理することが
できる
【0014】また、本発明は、対向する一対のノズル間
の空隙部に処理液を保持し、前記空隙部内で前記処理液
に振動を付与しつつ被処理物を処理するウェット処理方
法であって、前記被処理物の両面に対称な関係で振動を
付与することを特徴とするウェット処理方法を提供す
る。
【0015】本発明によれば、振動付与手段から処理液
に付与される振動が、被処理物の両面に対象な関係で付
与される。即ち両面の振動圧が常に等しい状態が維持さ
れる。もし、両面の振動圧に差がある場合、被処理物に
は高圧側から低圧側に押す力が加わり、低圧側に凸に撓
む。力の方向は振動の周期とともに反対方向となるた
め、被処理物自体が振動してしまう。そして、被処理の
変形により高圧側では振動圧が減殺され、低圧側では振
動圧が高くなり、両面共に、キョビテーションの発生に
寄与する正味の振幅が小さくなる。また、被処理物を振
動させるだけのエネルギーは処理液の振動エネルギーか
ら吸収されてしまう。本発明によれば、両面の振動圧が
常に等しいので上記のような現象は発生せず、被処理物
の両面に付与された振動圧は、キャビテーション発生に
有効に作用する。したがって、キャビテーションによっ
て得られる高速流により、洗浄等のウェット処理効果を
高めることができる。
【0016】本発明において、前記一対のノズルが、各
々、前記被処理物に対向する面に設けられた接液板と、
前記被処理物と前記接液板との間に処理液を導入する処
理液導入部と、前記被処理物と前記接液板との間から処
理液を排出する処理液排出部と、振動付与手段とを有
し、前記振動付与手段から、前記接液板を介して前記処
理液に振動が付与されることが好ましい。この場合、被
処理物の両面に安定して処理液を保持し、かつ、常に新
しい処理液に交換できるので、被処理物を効果的に処理
することができる。
【0017】本発明は、前記各々の接液板と前記被処理
物との間の距離を互いに略同一にすると共に、前記各々
の接液板を介して前記処理液に対し、振動の大きさ、振
動数及び位相が、各々互いに略同一の振動を付与するこ
とが好ましい。これにより、前記各々のノズルの前記振
動付与手段から、前記被処理物の両面に対称な関係で振
動を付与することが容易となる。
【0018】本発明において、前記各々のノズルの接液
板と接液板との間隔が、8.0mm以下で、かつ接液板
と被処理物との間隔が0.1mm以上であることが好ま
しい。この場合、接液板と被処理物との間隔を0.1m
m以上としたのは、搬送時にノズルの接液板と被処理物
とが接触することを回避するためである。また、接液板
と接液板との間隔を8mm以下としたのは、8mmより
も大きくすると、処理液の保持が困難となり、処理がで
きなくなるためである。なお、より好ましい接液板と接
液板との間隔は、7mm以下である。
【0019】また、本発明において、前記各々の接液板
と前記被処理物とを、互いの間隔を一定に保ちつつ相対
移動させることが好ましい。これにより、接液板を大型
化することなく、被処理物の全面をウェット処理するこ
とができる
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態を図面
を参照して説明するが、本発明は以下の実施の形態に限
定されるものではない。図1は、本発明の実施形態であ
る洗浄装置(ウェット処理装置)の全体構成を模式的に
示す斜視構成図であり、図2は図1に示すB−B’線に
沿う断面構造を示す図である。また、図3は、図1,2
に示す洗浄用ノズル1、1を被処理基板W側から見た平
面図である。図1及び図2に示すように、本実施形態の
洗浄装置は、洗浄用ノズル1、1に対して被処理物であ
る被処理基板Wを移動方向Aに移動させる移動手段(図
示せず)とから概略構成されている。
【0021】図1〜図3に示す洗浄用ノズル1、1は、
各々平板状の基板(接液板)2と、この基板2の外周を
取り囲んで基板2上に配設された隔壁部材11と、隔壁
部材11上に配設された支持板7と、基板2の被処理基
板Wと反対側の面に設けられた振動付与手段13とを備
えて構成されている。
【0022】基板2は、被処理基板Wに施される洗浄処
理の種類に応じてステンレス鋼等の金属基板や、石英な
どのガラス基板等で構成されている。図2及び図3に示
すように、この基板2は洗浄用ノズル1において被処理
基板Wと対向して処理液と接する面を形成する部材であ
り、その両側の長辺端に沿って複数の処理液導入口16
及び処理液回収口17が形成されている。より詳細に
は、基板2の被処理基板Wと反対側の面に、その両側の
長辺端に沿って平面視長方形状の溝部2A及び2Bが刻
設されており、この溝部2Aの底面から被処理基板W側
へ貫通して複数の処理液導入口16が形成されており、
溝部2Bの底面から被処理基板W側へ貫通して複数の処
理液回収口17が形成されている。本実施形態の洗浄用
ノズル1では、処理液導入口16を介して処理液(洗浄
用処理液)10を被処理基板Wへ供給し、処理液回収口
17を介して洗浄液10を被処理基板Wから回収するよ
うになっている。この処理液導入口16と処理液回収口
17との間の、基板2と被処理基板Wとに挟まれる領域
が、本実施形態の洗浄装置における処理領域5とされて
おり、この処理領域5に接している被処理基板Wの表面
が、洗浄(ウェット処理)に供されるようになってい
る。また、各々の洗浄用ノズル1の基板2間の距離(ノ
ズルの接液板と接液板との間隔)xは、0.1〜8mm
の範囲とされており、かつ、各々の洗浄用ノズル1の基
板2と被処理基板Wとの距離は同一とされている。
【0023】上記処理液導入口16及び処理液回収口1
7は、それぞれ所定の間隔や孔径を有して形成され、被
処理基板Wの幅方向(基板2の長手方向)において洗浄
液10を均一に供給し、また回収できるようになってい
る。図3では、一例として同一の孔径の15個の処理液
導入口16(処理液回収口17)を、溝部2A(溝部2
B)の長さ方向に沿って等間隔で配列形成した例を示し
たが、これらの孔径や間隔、形状に限定されるものでは
なく、これら処理液導入口16、処理液回収口17の配
列方向(基板2長手方向)における処理液10の流量を
均一にできるならば、任意の形状や配列間隔とすること
ができる。
【0024】上記基板2の少なくとも被処理基板W側の
面は、親水性とされていることが好ましく、基板2を貫
通して形成されている処理液導入口16及び処理液回収
口17の内面側も親水性とされることが好ましい。処理
領域5を構成する基板2の表面を親水性とすることで、
処理領域5における処理液10の流れを円滑にし、その
制御性を向上させることができる。また、処理液導入口
16及び処理液回収口17の内面側を親水性とすること
で、処理液10の導入と回収も円滑に行うことができ、
より処理液10の流れを安定なものとすることができ
る。
【0025】基板2上に設けられた隔壁部材11は、図
2,3に示すように平面視略額縁状であり、その周縁部
の一部が、基板2の外周側に突出されるとともに、その
周縁部の被処理基板W側の面が、基板2の被処理基板W
側の面と面一とされている。すなわち、換言するなら
ば、額縁状の隔壁部材11の被処理基板W側の内周に沿
って形成された段差部に、基板2が嵌合されて構成され
ている。隔壁部材11には、その両長辺に沿って隔壁部
材11の厚さ方向に貫通して中空部11A、11Bがそ
れぞれ形成されており、これらの中空部11A、11B
は、基板2に形成された平面視長方形状の溝部2A、2
Bと対応する位置に、それぞれ溝部2A、2Bとほぼ同
じ平面形状で形成され、中空部11Aと溝部2A、中空
部11Bと溝部2Bとがそれぞれ連通されている。そし
て、中空部11A及び処理液導入口16を含む部分が処
理液導入部3とされ、中空部11B及び処理液回収口1
7を含む部分が処理液回収部4とされている。これら中
空部11A、11Bには、処理液10を貯溜できるよう
になっており、処理液導入部3においては処理液導入口
16への処理液10の供給をより均一にすることがで
き、また処理液回収部4においては、被処理基板Wから
の処理液10の回収をより均一にすることができる。
【0026】上記隔壁部材11は、例えば4フッ化エチ
レンなどの疎水性材料で構成することが好ましい。隔壁
部材11を疏水性材料とすることで、基板2の外周側を
取り囲み被処理基板Wと対向する隔壁部材11の内側の
領域(処理領域5)に、処理液10を閉じ込めやすくな
るので、処理領域5における処理液10の流れの制御性
を高めることができ、より安定に処理液10を流動させ
易くなる。また、処理領域5の外側へ流出する処理液1
0の量を抑えることができるので、処理液10の使用量
を低減できるほか、処理液10に取り込まれたパーティ
クルの再付着も抑制することができる。
【0027】隔壁部材11の図2上側には、支持板7が
設けられており、この支持板7の長手方向中央部には、
処理液導入管7A及び処理液回収管7Bが、隔壁部材1
1側と反対方向(図示上方)に延設されており、これら
処理液導入管7Aの内部及び処理液回収管7Bの内部
は、支持板7を貫通し、支持板7の反対側と連通されて
いる。そして、処理液導入管7Aの支持板7側は、中空
部11Aの上方に配置されて処理液導入管7Aの内部と
中空部11Aとが連通され、処理液回収管7Bの支持板
7側は中空部11Bの上側に配置されて処理液回収管7
Bの内部と中空部11Bとが連通されている。
【0028】このように、本実施形態の洗浄用ノズル1
では、処理液導入管7Aから、中空部11A及び溝部2
Aを経由して処理液導入口16に到る経路を通って処理
液10が被処理基板Wへ導入されるようになっており、
処理液回収口17から、溝部2B及び中空部11Bを経
由して処理液回収管7Bに到る経路を通って処理液10
が被処理基板Wから回収されるとともに外部に排出され
るようになっている。
【0029】図2に示す隔壁部材11と基板2、及び隔
壁部材11と支持板7との接合面は、中空部11A,1
1B内を流動する処理液10の漏洩を防止するために、
シール材(図示せず)などにより封止されている。接合
面の封止は、処理液10がこれらの接合面を介して外部
へ漏洩しないようにできれば、特にその材料や構造に制
限はなく、例えばこれらの接合面にOリングを設けても
良く、あるいは接合面に接着剤などを塗布することで封
止しても良い。
【0030】本実施形態の洗浄用ノズル1、1では、各
々基板2と、支持板7と、隔壁部材11とに囲まれた空
間S内に、処理液10に振動を付与するための振動付与
手段13が収納されており、その一面側は、基板2の内
面側に接合されている。また、振動付与手段13を駆
動、制御するためのケーブル18が振動付与手段13に
接続されており、このケーブル18は支持板7の端部側
で支持板7を貫通して洗浄用ノズル1の外側へ導出さ
れ、図示しない駆動制御部に接続されている。この振動
付与手段13としては、振動周波数0.2〜1.5MH
z程度の超音波を発生する超音波振動子や、振動周波数
28〜200kHz程度の比較的低周波の超音波を発生
するボルト締めランジュバン型振動子などを用いること
ができ、被洗浄基板Wの種類や、洗浄目的に応じて適宜
最適な周波数のものを選択すればよい。
【0031】本実施形態において、洗浄用ノズル1、1
の各々の振動付与手段13によって付与される振動の大
きさ、振動数及び位相は略同一である。また、洗浄用ノ
ズル1、1の各々の基板(接液板)2と被処理基板Wと
の間の距離m、各々互いに略同一とされている。その結
果、被処理基板Wに対して対称な振動が付与されるよう
になっている。具体的には、同一規格の振動子を同じ発
振器に接続して、互いに向き合わせて発振することによ
り対称とすることが可能である。
【0032】また、本実施形態の洗浄用ノズル1、1で
は、各々支持板7の処理液回収管7Bに図示しない圧力
制御部が設けられている。この圧力制御部は、処理液導
入口16から供給され、被処理基板Wに接触した処理液
10が、洗浄処理後に処理液回収口17に回収されるよ
うに処理液導入口16側の大気と接触している処理液1
0の圧力(処理液の表面張力と被処理基板表面の表面張
力も含む)と大気圧との均衡がとれるようにするもので
ある。より具体的には、この圧力制御部は、処理液回収
管7Bに接続された減圧ポンプにより構成することがで
き、この減圧ポンプにより処理液回収管7B内の処理液
10を吸引する力を制御することで、上記大気圧との均
衡をとるようになっている。このようにして、処理領域
5内へ導入された処理液10は、処理領域5の外側へ漏
れることなく、処理液回収口17へ回収される。つま
り、被処理基板Wへ導入された処理液10は、処理領域
5内の被処理基板W表面以外の領域に触れることなく、
処理液回収部4へ回収されるようになっている。
【0033】以上の構成の本実施形態の洗浄装置では、
洗浄用ノズル1が、被処理基板Wと対向する面に基板2
が配置され、この基板2を貫通して処理液導入口16及
び処理液回収口17が形成されているので、処理液導入
口16から処理液回収口17に到る処理領域5と接する
面が、基板2の一面内とされている。すなわち、処理液
導入口16の被処理基板W側の端部と、基板2の被処理
基板W側の面と、処理液回収口17の被処理基板W側の
端部とが、面一に形成されている。このような構造とさ
れていることで、処理液10に同伴されて処理領域5内
へ気泡が混入した場合に、この気泡が滞留し得る位置を
無くし、気泡の滞留による処理液10の流れの遮断が起
こらないようになっている。従って、本実施形態の洗浄
用ノズル1及び洗浄装置によれば、処理領域5内での処
理液10の流れを安定に維持することができ、被処理基
板Wをムラ無く、均一に洗浄することが可能である。
【0034】また、上記構成の洗浄用ノズル1におい
て、処理領域5に処理液10を供給した状態で振動付与
手段13から振動を付与するので、処理液10とこの振
動とを共働させて被処理基板Wを洗浄することができ、
洗浄効率をより高めることができる。そして、この振動
を、被処理物の両面に対称な関係で付与することとした
ため、振幅を大きくとることが可能である。その結果、
キャビテーションが生じやすく、キャビテーションによ
って得られる高速流によって、洗浄等のウェット処理効
果を高めることができる。
【0035】また、各々の洗浄用ノズル1の基板2間の
距離(接液板と接液板との間隔)xが、8.0mm以下
で、かつ基板2と被処理基板Wとの間隔が0.1mm以
上とされているので、効率的なウェット処理ができる。
また、搬送時に両ノズルと被処理基板Wとが接触するこ
とを回避できる。
【0036】また、洗浄用ノズル1を被処理基板Wの両
側に配置することで、被処理基板Wの両面の洗浄を一度
に行うことができ、効率よく洗浄処理を行えるの加え、
両面を同時に洗浄処理することで、洗浄後の被処理基板
Wの汚染を最小限に抑えることができる。
【0037】なお、被処理基板Wの下面側に配置される
洗浄用ノズル1の隔壁部材11が、基板2の被処理基板
W側の表面よりも、被処理基板W側へ若干突出するよう
に形成しても良い。このような構成とすれば、被処理基
板Wの上側に配置された洗浄用ノズルに比して、処理液
10を処理領域5内へ保持するのが困難である下側の洗
浄用ノズルにおいても、容易に処理領域5内に処理液1
0を閉じ込めることができ、処理液10の流れの安定性
をより高めることができる。
【0038】(振動付与手段の取付け)上記実施形態に
おいて、振動付与手段13としてボルト締めランジュバ
ン型振動子を用いる場合、振動周波数が28〜200k
Hz程度と比較的低周波であり、振動付与手段13には
かなりの応力がかかる。そこで、振動付与手段13の基
板2への取付けを、単に中央部でボルト締めするだけで
なく、周壁の下部を全周にわたって固定することとし
た。図4及び図5にその具体的構成を示す。
【0039】図4は振動付与手段13としてボルト締め
ランジュバン型振動子を採用した例であって、図4aは
振動付与手段13と基板2の縦断面図、図4bは図4a
を振動付与手段13の下面から見た端面図である。図4
に示すように、振動付与手段13は、上部基体21と下
部基体22との間に電極23a、振動素子24a、電極
23b、振動素子24bが下から順に積層され、ボルト
25及びナット26により固定された構成となってい
る。下部基体22には、その下面中央にねじ孔31が設
けられている。そして、このねじ孔31に基板2に取り
付けられたスタッドボルト32が螺合するようになって
いる。なお、スタッドボルト32は基板22にスタッド
溶接されており、基板2の下側(接液面側)は、平面状
に保たれている。また、下部基体22の周壁下端部に
は、雄ねじ(ねじ部)33が設けられている。そして、
この雄ねじ33が基板2上に取り付けられたフランジ3
4の内周に形成された雌ねじ(ねじ部)34aに螺合す
るようになっている。なお、フランジ34は基板22に
接着されている。図4のような構成とすれば、従来のよ
うにスタッドボルト32のみによる固定と異なり、振動
付与手段13が中心部だけでなく全周にわたって基板2
に確実に固定されるので、振動時に基板2から脱落する
ことを確実に防止できる。
【0040】なお、図4において、スタッドボルト32
を省略し、フランジ34への螺合のみで固定することも
可能である。この場合も、振動付与手段13が全周にわ
たって基板2に固定されるため、スタッドボルト32に
よって中央部のみを固定するよりも、振動時に基板2か
ら脱落しにくいものとなる。
【0041】図5は振動付与手段13としてボルト締め
ランジュバン型振動子を採用した他の例であって、図5
aは振動付与手段13と基板2の縦断面図、図5bは図
5aを振動付与手段13の下面から見た端面図である。
図5において、図4と同一の構成部材については同一の
符号を付し、その説明を省略する。図5において、下部
基体22には、その下面に同心円状に設けられた環状溝
41a、41bが設けられている。そして、この環状溝
41a、41bに基板2に設けられ環状突条42a、4
2bが嵌合するようになっている。なお、環状突条42
a、42bは基板22に接着されている。図5のような
構成とすれば、従来のようにスタッドボルト32のみに
よる固定と異なり、振動付与手段13が全周にわたって
基板2に固定され、さらに、環状溝41a、41bと環
状突条42a、42bが嵌合するるので、振動時に基板
2から脱落することをより確実に防止できる。
【0042】なお、図5において、スタッドボルト32
を省略し、フランジ34への螺合のみで固定することも
可能である。この場合も、振動付与手段13が全周にわ
たって基板2に固定され、さらに、環状溝41a、41
bと環状突条42a、42bが嵌合するるので、スタッ
ドボルト32によって中央部のみを固定するよりも、振
動時に基板2から脱落しにくいものとなる。
【0043】また、図5において、環状溝41a、41
bと環状突条42a、42bによる嵌合固定構造は1例
である。この他、振動付与手段13が基板2の面方向に
移動しないようにするため、複数の点や線、あるいは面
で嵌合する種々の構造が採用できる。たとえば、複数の
点状又は短線状の凸部と凹部とを、振動付与手段13と
基板2とに設けて嵌合させる構造とすることができる。
このように、振動付与手段13の底面と基板2との嵌合
固定構造を、フランジ34及び/又はスタッドボルト3
2と組み合わせれば、従来のようにスタッドボルトのみ
によって、1点だけで固定する場合よりも、振動付与手
段13が振動時に基板2から脱落することをより確実に
防止できる。
【0044】また、振動付与手段13にかかる応力の影
響を軽減するため、振動回路も過負荷防止の措置がとら
れている。また、振動素子24a、24bの製造時にも
成型時の応力が残らないように熱間等方加熱(HIP)
処理等を施している。
【0045】
【実施例】図1〜3の装置を用いて、各々の洗浄用ノズ
ル1の基板2間の距離(接液板と接液板との間隔)xを
変化させたときの洗浄効果を、粒子除去率として調べ
た。被処理基板Wの上下両面の粒子除去率を平均した結
果を表1及び図6に示す。なお、各々の振動付与手段1
3では、各々振動子を6個ずつ用い、いずれも同位相
で、振動周波数28KHz、振動波長λを約50.7m
mの条件で、振動子1個当たり50Wの電力を入力して
振動を発生させた。また、処理液10としては、pH1
0の0.68×10-3mol/Lアンモニア水溶液を膜
脱気法により脱ガスしたものを使用し、被処理基板Wと
しては、0.7mm厚のホウケイ酸ガラス(420mm
×300mm)をAl23研磨粉約300,000個で
強制汚染させたものを用いた。そして、各々の洗浄用ノ
ズル1の基板2の略中間を搬送速度20mm/秒で通過
させて洗浄した。
【0046】
【0047】表1及び図6に示すように、距離xが0.
9mm〜6.0mmのときに、最も高い洗浄効果が得ら
れた。また、0.9mm〜7.0mmの範囲で比較的高
い洗浄効果が得られた。さらに、0.9mm〜8.00
mmの範囲で、実用上許容可能な範囲の洗浄結果が得ら
れた。なお、被処理基板Wの厚さが0.7mmなので、
距離xが0.9mmのとき、各々の洗浄用ノズル1の基
板2と被処理基板Wとの距離は、各々0.1mmであ
る。また、距離xが8.0mmのとき、各々の洗浄用ノ
ズル1の基板2と被処理基板Wとの距離は、各々3.6
5mmである。
【0048】次に、距離xを6mmに固定し、被処理基
板Wを通過させる位置を変更した以外は上記と同じ条件
で、被処理基板Wの上下両面の粒子除去率を求めた。す
なわち、被処理基板Wを通過させる位置を各々の洗浄用
ノズル1の基板2の略中間とせず、上側の基板2と被処
理基板Wとの距離を1.0mm、下側の基板2と被処理
基板Wとの距離を4.3mmとした。その結果、被処理
基板Wの上側の粒子除去率は約39%、下側の粒子除去
率は約57%、平均の粒子除去率は48%と低い値とな
った。
【0049】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
おいては、省液型のウェット処理装置において、被処理
基板の両面から振動を付与する際の振動条件を適切に選
択した。したがって、本発明によれば、被処理物の両面
について、効果的かつ効率的なウェット処理を実現する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施形態の洗浄装置の全体構成を
示す斜視図である。
【図2】 図1に示すB−B’線に沿う断面図であ
る。
【図3】 図2に示す洗浄用ノズル1を被洗浄基板側
から見た平面図である。
【図4】 aは振動付与手段13と基板2の縦断面
図、bはaを振動付与手段13の下面から見た端面図で
ある。
【図5】 aは振動付与手段13と基板2の縦断面
図、bはaを振動付与手段13の下面から見た端面図で
ある。
【図6】 基板と基板との間隔を変化させたときの洗
浄効果の変化を示すグラフである。
【図7】 従来の洗浄装置の一例における断面構造を
示す図である。
【符号の説明】
1 洗浄用ノズル 2 基板(接液板) 3 処理液導入部 4 処理液回収部 7 支持板 11 隔壁部材 16 処理液導入口 17 処理液回収口 13 振動付与手段
フロントページの続き (72)発明者 藤島 真六 東京都大田区雪谷大塚町1番7号 アルプ ス電気株式会社内 Fターム(参考) 3B201 AA01 BB03 BB83 BB92 CD31 5F043 AA01 AA40 DD19 EE03 EE15 EE21 EE35 EE36 GG10

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 対向する一対のノズル間の空隙部に処
    理液を保持し、前記空隙部内で被処理物を処理するウェ
    ット処理装置であって、 前記一対のノズルは、各々、前記処理液に振動を付与す
    る振動付与手段を有し、 前記各々のノズルの前記振動付与手段から前記処理液に
    付与される振動が、前記被処理物の両面に対称な関係で
    付与されることを特徴とするウェット処理装置。
  2. 【請求項2】 前記一対のノズルが、各々、前記被処
    理物に対向する面に設けられた接液板と、前記被処理物
    と前記接液板との間に処理液を導入する処理液導入部
    と、前記被処理物と前記接液板との間から処理液を排出
    する処理液排出部とを有し、前記振動付与手段から前記
    処理液に付与される振動が、前記接液板を介して前記処
    理液に付与されることを特徴とする請求項1に記載のウ
    ェット処理装置。
  3. 【請求項3】 前記各々のノズルの前記振動付与手段
    から前記処理液に付与される振動の大きさ、振動数及び
    位相、並びに前記各々のノズルの前記接液板と前記被処
    理物との間の距離が、各々互いに略同一とされたことを
    特徴とする請求項2に記載のウェット処理装置。
  4. 【請求項4】 前記各々のノズルの接液板と接液板と
    の間隔が、8.0mm以下で、かつ接液板と被処理物と
    の間隔が0.1mm以上であることを特徴とする請求項
    2又は請求項3に記載のウェット処理装置。
  5. 【請求項5】 前記各々のノズルの接液板と前記被処
    理物とを、互いの間隔を一定に保ちつつ相対移動させ
    る、ノズル又は被処理物の移動手段を備えることを特徴
    とする請求項2から請求項4の何れかに記載のウェット
    処理装置。
  6. 【請求項6】 対向する一対のノズル間の空隙部に処
    理液を保持し、前記空隙部内で前記処理液に振動を付与
    しつつ被処理物を処理するウェット処理方法であって、
    前記被処理物の両面に対称な関係で振動を付与すること
    を特徴とするウェット処理方法。
  7. 【請求項7】 前記一対のノズルが、各々、前記被処
    理物に対向する面に設けられた接液板と、前記被処理物
    と前記接液板との間に処理液を導入する処理液導入部
    と、前記被処理物と前記接液板との間から処理液を排出
    する処理液排出部と、振動付与手段とを有し、 前記振動付与手段から、前記接液板を介して前記処理液
    に振動が付与されることを特徴とする請求項6に記載の
    ウェット処理方法。
  8. 【請求項8】 前記各々の接液板と前記被処理物との
    間の距離を互いに略同一にすると共に、前記各々の接液
    板を介して前記処理液に対し、振動の大きさ、振動数及
    び位相が、各々互いに略同一の振動を付与することを特
    徴とする請求項7に記載のウェット処理方法。
  9. 【請求項9】 前記各々のノズルの接液板と接液板と
    の間隔が、8.0mm以下で、かつ接液板と被処理物と
    の間隔が0.1mm以上であることを特徴とする請求項
    7又は請求項8に記載のウェット処理方法。
  10. 【請求項10】 前記各々の接液板と前記被処理物と
    を、互いの間隔を一定に保ちつつ相対移動させることを
    特徴とする請求項7から請求項9の何れかに記載のウェ
    ット処理方法。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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