JP2003199899A - 遊技機 - Google Patents
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Abstract
(57)【要約】
【課題】パチンコ機等の遊技機において、興趣の飛躍的
な向上を図る。 【解決手段】パチンコ機1の遊技盤には、その略中央部
において可変表示装置が取着されている。可変表示装置
は、液晶表示部と、該液晶表示部を囲むようにして設け
られたセンターフレームとを有している。センターフレ
ームの下部にはステージ部材が取着されている。ステー
ジ部材は、上段ステージと下段ステージとを備えてい
る。そして、センターフレームの側部流路から導出され
る遊技球は、下段ステージへ案内され、連通路を介して
上段ステージへと誘導される。
な向上を図る。 【解決手段】パチンコ機1の遊技盤には、その略中央部
において可変表示装置が取着されている。可変表示装置
は、液晶表示部と、該液晶表示部を囲むようにして設け
られたセンターフレームとを有している。センターフレ
ームの下部にはステージ部材が取着されている。ステー
ジ部材は、上段ステージと下段ステージとを備えてい
る。そして、センターフレームの側部流路から導出され
る遊技球は、下段ステージへ案内され、連通路を介して
上段ステージへと誘導される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、パチンコ機等の遊
技機に関するものである。
技機に関するものである。
【0002】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】従来、
遊技機の一種として、遊技盤に、遊技球の転動を許容す
るステージ等の転動遊技領域を有する中央装置等を備え
たパチンコ機が知られている。
遊技機の一種として、遊技盤に、遊技球の転動を許容す
るステージ等の転動遊技領域を有する中央装置等を備え
たパチンコ機が知られている。
【0003】このようなパチンコ機では、中央装置の下
方や転動遊技領域内等に作動口等が設けられており、遊
技球が作動口に入賞することに基づき、各種遊技状態、
例えば遊技者に有利な大当たり状態等が導出される。
方や転動遊技領域内等に作動口等が設けられており、遊
技球が作動口に入賞することに基づき、各種遊技状態、
例えば遊技者に有利な大当たり状態等が導出される。
【0004】転動遊技領域に案内される遊技球は、しば
らく転動遊技領域上で転動した後、遊技球の転動の仕方
によっては、入賞手段例えば作動口等へ入賞したりす
る。このため、遊技者は、転動遊技領域上における遊技
球の挙動に期待感を持って注目する。
らく転動遊技領域上で転動した後、遊技球の転動の仕方
によっては、入賞手段例えば作動口等へ入賞したりす
る。このため、遊技者は、転動遊技領域上における遊技
球の挙動に期待感を持って注目する。
【0005】上記パチンコ機の中には、転動遊技領域上
における遊技球の動きにランダム性を持たせ、その遊技
球の挙動により遊技者の興趣の向上を図ろうとしている
ものがある。
における遊技球の動きにランダム性を持たせ、その遊技
球の挙動により遊技者の興趣の向上を図ろうとしている
ものがある。
【0006】しかし、転動遊技領域という比較的限られ
たスペースの中では、単にランダム性を持たせるだけで
は、遊技球の動きが興趣の乏しいものとなってしまうお
それがあった。
たスペースの中では、単にランダム性を持たせるだけで
は、遊技球の動きが興趣の乏しいものとなってしまうお
それがあった。
【0007】これに対して、転動遊技領域上において遊
技球に所定動作を行わせ、興趣の向上を図ろうとしてい
る遊技機も近年多く見受けられる。このため、遊技球の
動きを規制し、より正確に遊技球を誘導する必要性が生
じていた。
技球に所定動作を行わせ、興趣の向上を図ろうとしてい
る遊技機も近年多く見受けられる。このため、遊技球の
動きを規制し、より正確に遊技球を誘導する必要性が生
じていた。
【0008】本発明は、上述した問題に鑑みてなされた
ものであって、その目的は、遊技球の動きによって、興
趣の飛躍的な向上を図ることのできる遊技機を提供する
ことにある。
ものであって、その目的は、遊技球の動きによって、興
趣の飛躍的な向上を図ることのできる遊技機を提供する
ことにある。
【0009】
【課題を解決するための手段及び発明の効果】上記の目
的を達成するために有効な手段を以下に示す。なお、必
要に応じてその作用等についても説明する。
的を達成するために有効な手段を以下に示す。なお、必
要に応じてその作用等についても説明する。
【0010】手段1.遊技球が流下可能な遊技領域に、
前記遊技球が転動可能な転動遊技領域を有する遊技部材
を備え、前記転動遊技領域には、第1転動部と第2転動
部とが設けられるとともに、前記第1転動部から第2転
動部へと遊技球を誘導可能な少なくとも1つの補助転動
部が設けられ、前記補助転動部は、前記第1転動部から
当該補助転動部へ転動してくる遊技球に対して、その転
動方向に前記所定転動方向と交差する方向への変化を加
える作用部と、前記所定転動方向への遊技球の動きを規
制する規制部とを備えていることを特徴とする遊技機。
前記遊技球が転動可能な転動遊技領域を有する遊技部材
を備え、前記転動遊技領域には、第1転動部と第2転動
部とが設けられるとともに、前記第1転動部から第2転
動部へと遊技球を誘導可能な少なくとも1つの補助転動
部が設けられ、前記補助転動部は、前記第1転動部から
当該補助転動部へ転動してくる遊技球に対して、その転
動方向に前記所定転動方向と交差する方向への変化を加
える作用部と、前記所定転動方向への遊技球の動きを規
制する規制部とを備えていることを特徴とする遊技機。
【0011】上記手段1によれば、遊技球を第1転動部
から第2転動部へ補助転動部を介して誘導することによ
り、複数の転動部における遊技球の多様な転動態様を実
現することができる。また、補助転動部に上記作用部及
び規制部を設けることにより、遊技球の誘導をより確実
なものとすることができる。結果として、遊技球に所定
動作を再現性高く行わせることにより、遊技者にとって
の興趣の向上を図ることができる。
から第2転動部へ補助転動部を介して誘導することによ
り、複数の転動部における遊技球の多様な転動態様を実
現することができる。また、補助転動部に上記作用部及
び規制部を設けることにより、遊技球の誘導をより確実
なものとすることができる。結果として、遊技球に所定
動作を再現性高く行わせることにより、遊技者にとって
の興趣の向上を図ることができる。
【0012】手段2.遊技球が流下可能な遊技領域に、
前記遊技球が転動可能な転動遊技領域を有する遊技部材
を備え、前記転動遊技領域には、所定方向へ並行して延
在する第1転動部と第2転動部とが設けられるととも
に、前記第1転動部及び第2転動部の延在方向における
両端部の少なくとも一方において、前記第1転動部から
第2転動部へと遊技球を誘導可能な少なくとも1つの補
助転動部が前記両転動部に連通するように設けられ、前
記補助転動部は、前記第1転動部から当該補助転動部へ
転動してくる遊技球に対して、その転動方向に前記所定
転動方向と交差する方向への変化を加える作用部と、前
記所定転動方向への遊技球の動きを規制する規制部とを
備えていることを特徴とする遊技機。
前記遊技球が転動可能な転動遊技領域を有する遊技部材
を備え、前記転動遊技領域には、所定方向へ並行して延
在する第1転動部と第2転動部とが設けられるととも
に、前記第1転動部及び第2転動部の延在方向における
両端部の少なくとも一方において、前記第1転動部から
第2転動部へと遊技球を誘導可能な少なくとも1つの補
助転動部が前記両転動部に連通するように設けられ、前
記補助転動部は、前記第1転動部から当該補助転動部へ
転動してくる遊技球に対して、その転動方向に前記所定
転動方向と交差する方向への変化を加える作用部と、前
記所定転動方向への遊技球の動きを規制する規制部とを
備えていることを特徴とする遊技機。
【0013】上記手段2によれば、遊技球を第1転動部
から第2転動部へ補助転動部を介して誘導することによ
り、複数の転動部における遊技球の多様な転動態様を実
現することができる。また、補助転動部に上記作用部及
び規制部を設けることにより、遊技球の誘導をより確実
なものとすることができる。結果として、遊技球に所定
動作を再現性高く行わせることにより、遊技者にとって
の興趣の向上を図ることができる。
から第2転動部へ補助転動部を介して誘導することによ
り、複数の転動部における遊技球の多様な転動態様を実
現することができる。また、補助転動部に上記作用部及
び規制部を設けることにより、遊技球の誘導をより確実
なものとすることができる。結果として、遊技球に所定
動作を再現性高く行わせることにより、遊技者にとって
の興趣の向上を図ることができる。
【0014】手段3.手段2において、前記第1転動部
は、その延在方向の略中央部が両端部より低い湾曲形状
に構成され、少なくとも前記第1転動部の延在方向の略
中央部が前記第2転動部の延在方向の略中央部より低く
なるよう構成され、前記補助転動部が連設される前記第
1転動部の両端部のうちの少なくとも一方が、前記補助
転動部の連設される前記第2転動部の端部と同じ高さ又
はそれ以上の高さとなるよう構成されていることを特徴
とする遊技機。
は、その延在方向の略中央部が両端部より低い湾曲形状
に構成され、少なくとも前記第1転動部の延在方向の略
中央部が前記第2転動部の延在方向の略中央部より低く
なるよう構成され、前記補助転動部が連設される前記第
1転動部の両端部のうちの少なくとも一方が、前記補助
転動部の連設される前記第2転動部の端部と同じ高さ又
はそれ以上の高さとなるよう構成されていることを特徴
とする遊技機。
【0015】上記手段3によれば、補助転動部の入口部
分がその出口部分と同じ高さ又はそれ以上の高さとなる
よう構成されていることとなり、例えば入口部分が出口
部分より低くなっている場合に比べて、遊技球をより円
滑に第1転動部から第2転動部へ誘導することができ
る。また、遊技球が自身の転動に基づいて低位置である
第1転動部の略中央部から高位置である第2転動部へと
転動することも可能となる。このような遊技球の動き
は、従来のように高位置から低位置へ移動するような遊
技球の動きを予想している遊技者にとって意外性のある
ものとなる。結果として、遊技者に意外性のある遊技球
の動きを視認させ、遊技者にとってのさらなる興趣の向
上を図ることができる。
分がその出口部分と同じ高さ又はそれ以上の高さとなる
よう構成されていることとなり、例えば入口部分が出口
部分より低くなっている場合に比べて、遊技球をより円
滑に第1転動部から第2転動部へ誘導することができ
る。また、遊技球が自身の転動に基づいて低位置である
第1転動部の略中央部から高位置である第2転動部へと
転動することも可能となる。このような遊技球の動き
は、従来のように高位置から低位置へ移動するような遊
技球の動きを予想している遊技者にとって意外性のある
ものとなる。結果として、遊技者に意外性のある遊技球
の動きを視認させ、遊技者にとってのさらなる興趣の向
上を図ることができる。
【0016】手段4.手段2又は手段3において、前記
第1転動部の延在方向の少なくとも一端部又はその近傍
へ前記遊技球を案内する少なくとも1つの案内手段が設
けられるとともに、前記一端部又はその近傍へ案内され
る遊技球が他端部側にある前記補助転動部へ向かって転
動するように、前記第1転動部には特定転動面が設けら
れていることを特徴とする遊技機。
第1転動部の延在方向の少なくとも一端部又はその近傍
へ前記遊技球を案内する少なくとも1つの案内手段が設
けられるとともに、前記一端部又はその近傍へ案内され
る遊技球が他端部側にある前記補助転動部へ向かって転
動するように、前記第1転動部には特定転動面が設けら
れていることを特徴とする遊技機。
【0017】上記手段4によれば、案内手段及び特定転
動面を設けることによって、遊技球をより確実に補助転
動部へ向かって転動させ、ひいては遊技球に所定動作を
行わせやすくすることができる。結果として、より確実
に遊技球の所定動作を視認させることができ、遊技者に
とっての興趣の向上を図ることができる。なお、前記案
内手段には、前記遊技領域に配設される案内部材や、前
記遊技部材に設けられる案内部例えばワープ流路等が含
まれる。
動面を設けることによって、遊技球をより確実に補助転
動部へ向かって転動させ、ひいては遊技球に所定動作を
行わせやすくすることができる。結果として、より確実
に遊技球の所定動作を視認させることができ、遊技者に
とっての興趣の向上を図ることができる。なお、前記案
内手段には、前記遊技領域に配設される案内部材や、前
記遊技部材に設けられる案内部例えばワープ流路等が含
まれる。
【0018】手段5.手段1において、少なくとも前記
第1転動部に高低差を設けることによって、当該第1転
動部に、前記第2転動部より低い部分と、前記第2転動
部と同じ高さ又はそれ以上となる部分とが含まれるよう
構成し、前記補助転動部は、前記第2転動部と同じ高さ
又はそれ以上の高さとなる第1転動部の所定部位から前
記第2転動部へ前記遊技球を誘導可能なように構成され
ていることを特徴とする遊技機。
第1転動部に高低差を設けることによって、当該第1転
動部に、前記第2転動部より低い部分と、前記第2転動
部と同じ高さ又はそれ以上となる部分とが含まれるよう
構成し、前記補助転動部は、前記第2転動部と同じ高さ
又はそれ以上の高さとなる第1転動部の所定部位から前
記第2転動部へ前記遊技球を誘導可能なように構成され
ていることを特徴とする遊技機。
【0019】上記手段5によれば、補助転動部の入口部
分がその出口部分と同じ高さ又はそれ以上の高さとなる
よう構成されていることとなり、例えば入口部分が出口
部分より低くなっている場合に比べて、遊技球をより円
滑に第1転動部から第2転動部へ誘導することができ
る。また、遊技球が自身の転動に基づいて、第1転動部
の低位置から高位置である第2転動部へと転動すること
も可能となる。このような遊技球の動きは、従来のよう
に高位置から低位置へ移動するような遊技球の動きを予
想している遊技者にとって意外性のあるものとなる。結
果として、遊技者に意外性のある遊技球の動きを視認さ
せ、遊技者にとってのさらなる興趣の向上を図ることが
できる。
分がその出口部分と同じ高さ又はそれ以上の高さとなる
よう構成されていることとなり、例えば入口部分が出口
部分より低くなっている場合に比べて、遊技球をより円
滑に第1転動部から第2転動部へ誘導することができ
る。また、遊技球が自身の転動に基づいて、第1転動部
の低位置から高位置である第2転動部へと転動すること
も可能となる。このような遊技球の動きは、従来のよう
に高位置から低位置へ移動するような遊技球の動きを予
想している遊技者にとって意外性のあるものとなる。結
果として、遊技者に意外性のある遊技球の動きを視認さ
せ、遊技者にとってのさらなる興趣の向上を図ることが
できる。
【0020】手段6.手段1又は手段5において、前記
第1転動部へ前記遊技球を案内する少なくとも1つの案
内手段が設けられるとともに、前記案内される遊技球が
前記補助転動部へ向かって転動するよう構成したことを
特徴とする遊技機。
第1転動部へ前記遊技球を案内する少なくとも1つの案
内手段が設けられるとともに、前記案内される遊技球が
前記補助転動部へ向かって転動するよう構成したことを
特徴とする遊技機。
【0021】上記手段6によれば、案内手段を設けるこ
とによって、遊技球をより確実に補助転動部へ向かって
転動させ、ひいては遊技球に所定動作を行わせやすくす
ることができる。結果として、より確実に遊技球の所定
動作を視認させることができ、遊技者にとっての興趣の
向上を図ることができる。なお、前記案内手段には、前
記遊技領域に配設される案内部材や、前記遊技部材に設
けられる案内部例えばワープ流路等が含まれる。
とによって、遊技球をより確実に補助転動部へ向かって
転動させ、ひいては遊技球に所定動作を行わせやすくす
ることができる。結果として、より確実に遊技球の所定
動作を視認させることができ、遊技者にとっての興趣の
向上を図ることができる。なお、前記案内手段には、前
記遊技領域に配設される案内部材や、前記遊技部材に設
けられる案内部例えばワープ流路等が含まれる。
【0022】手段7.手段4又は手段6において、前記
案内手段は、前記遊技部材に設けられ、当該遊技部材の
少なくとも一部を介して、前記遊技領域を流下する遊技
球を前記誘導路上へと案内する案内部であることを特徴
とする遊技機。なお、前記「案内部」には、遊技球が遊
技部材の上部、左右側部や前面部等から当該遊技部材の
内部や表面上等を通って案内されるものが含まれる。ま
た、その中には、「前記遊技部材に設けられ、当該遊技
部材の上部から、前記遊技領域を流下する遊技球を導入
し、該遊技球を流下させ、前記特定転動面上へと導出す
る球案内流路」いわゆるワープ流路等が含まれる。
案内手段は、前記遊技部材に設けられ、当該遊技部材の
少なくとも一部を介して、前記遊技領域を流下する遊技
球を前記誘導路上へと案内する案内部であることを特徴
とする遊技機。なお、前記「案内部」には、遊技球が遊
技部材の上部、左右側部や前面部等から当該遊技部材の
内部や表面上等を通って案内されるものが含まれる。ま
た、その中には、「前記遊技部材に設けられ、当該遊技
部材の上部から、前記遊技領域を流下する遊技球を導入
し、該遊技球を流下させ、前記特定転動面上へと導出す
る球案内流路」いわゆるワープ流路等が含まれる。
【0023】手段8.手段1乃至手段7のいずれかにお
いて、前記作用部は、前記補助転動部の一側壁部として
構成されるとともに、当該一側壁部の壁面が、前記転動
してくる遊技球の進路を狭めていくように、前記所定転
動方向に対して傾斜するよう構成され、前記遊技球の転
動方向に略水平方向への変化を加えるよう構成されてい
ることを特徴とする遊技機。
いて、前記作用部は、前記補助転動部の一側壁部として
構成されるとともに、当該一側壁部の壁面が、前記転動
してくる遊技球の進路を狭めていくように、前記所定転
動方向に対して傾斜するよう構成され、前記遊技球の転
動方向に略水平方向への変化を加えるよう構成されてい
ることを特徴とする遊技機。
【0024】上記手段8によれば、前記第1転動部を転
動してくる遊技球が直進不能なようにその転動方向の領
域が狭まっており、遊技球の転動方向には略水平方向へ
の変化すなわち遊技球が前記補助転動部に沿って転動し
続けることのできる方向への変化が加えられる。従っ
て、より確実に遊技球の転動方向を変化させることがで
きる。なお、前記側壁部には、上記のように構成される
略平面状の壁面を有するものが含まれる。
動してくる遊技球が直進不能なようにその転動方向の領
域が狭まっており、遊技球の転動方向には略水平方向へ
の変化すなわち遊技球が前記補助転動部に沿って転動し
続けることのできる方向への変化が加えられる。従っ
て、より確実に遊技球の転動方向を変化させることがで
きる。なお、前記側壁部には、上記のように構成される
略平面状の壁面を有するものが含まれる。
【0025】手段9.手段1乃至手段8のいずれかにお
いて、前記規制部は、少なくとも前記所定転動方向と相
対向する方向を向くよう構成された略平面状の壁面を有
することを特徴とする遊技機。
いて、前記規制部は、少なくとも前記所定転動方向と相
対向する方向を向くよう構成された略平面状の壁面を有
することを特徴とする遊技機。
【0026】上記手段9によれば、規制部が、遊技球の
転動方向と相対向する方向を向いた略平面状の壁面を備
えているため、より確実に前記所定転動方向への遊技球
の動きを規制することができる。なお、「前記規制部
は、前記補助転動部の一側壁部として構成されるととも
に、当該一側壁部の壁面が前記所定転動方向と相対向す
る方向を向くよう構成されていること」としてもよい。
また、「前記規制部は、前記壁面が前記補助転動部の底
面から面一に連続して形成されていること」としてもよ
い。
転動方向と相対向する方向を向いた略平面状の壁面を備
えているため、より確実に前記所定転動方向への遊技球
の動きを規制することができる。なお、「前記規制部
は、前記補助転動部の一側壁部として構成されるととも
に、当該一側壁部の壁面が前記所定転動方向と相対向す
る方向を向くよう構成されていること」としてもよい。
また、「前記規制部は、前記壁面が前記補助転動部の底
面から面一に連続して形成されていること」としてもよ
い。
【0027】手段10.手段9において、前記転動遊技
領域には、前記規制部と相対向するように跳返り防止部
が設けられていることを特徴とする遊技機。
領域には、前記規制部と相対向するように跳返り防止部
が設けられていることを特徴とする遊技機。
【0028】上記手段10によれば、仮に遊技球が規制
部から跳ね返ってきたとしても、跳返り防止部によっ
て、遊技球が補助転動部から出てしまう等といった不具
合の発生を極力防止することができる。
部から跳ね返ってきたとしても、跳返り防止部によっ
て、遊技球が補助転動部から出てしまう等といった不具
合の発生を極力防止することができる。
【0029】手段11.手段1乃至手段10のいずれか
において、前記補助転動部は、前記作用部によって転動
方向が変化した遊技球を前記第2転動部へ誘導する誘導
部を備えていることを特徴とする遊技機。
において、前記補助転動部は、前記作用部によって転動
方向が変化した遊技球を前記第2転動部へ誘導する誘導
部を備えていることを特徴とする遊技機。
【0030】上記手段11によれば、上記誘導部を設け
ることにより、補助転動部における遊技球の流れをより
円滑にし、遊技球の流れが滞ってしまうような不具合の
発生を極力防止することができる。また、転動方向が変
化した遊技球の転動勢を極力低下させることなく、第2
転動部へ誘導することができるため、当該転動部におけ
る遊技球の動きがより躍動感のあるものとなり、さらな
る興趣の向上を図ることができる。
ることにより、補助転動部における遊技球の流れをより
円滑にし、遊技球の流れが滞ってしまうような不具合の
発生を極力防止することができる。また、転動方向が変
化した遊技球の転動勢を極力低下させることなく、第2
転動部へ誘導することができるため、当該転動部におけ
る遊技球の動きがより躍動感のあるものとなり、さらな
る興趣の向上を図ることができる。
【0031】手段12.手段11において、前記誘導部
は、前記補助転動部の一側壁部として構成されるととも
に、当該一側壁部の壁面が湾曲形状となるよう構成され
ていることを特徴とする遊技機。
は、前記補助転動部の一側壁部として構成されるととも
に、当該一側壁部の壁面が湾曲形状となるよう構成され
ていることを特徴とする遊技機。
【0032】上記手段12によれば、誘導部としての側
壁部が湾曲形状をしていることから、上記手段11によ
る効果がさらに高まる。
壁部が湾曲形状をしていることから、上記手段11によ
る効果がさらに高まる。
【0033】手段13.手段1乃至手段12のいずれか
において、前記補助転動部は、前記作用部によって転動
方向が変化した遊技球の逆行を防止する逆行防止部を備
えていることを特徴とする遊技機。
において、前記補助転動部は、前記作用部によって転動
方向が変化した遊技球の逆行を防止する逆行防止部を備
えていることを特徴とする遊技機。
【0034】上記手段13によれば、逆行防止部を設け
ることにより、補助転動部における遊技球の流れに一定
の方向性を持たせ、遊技球が逆行してしまうことにより
遊技球の流れが滞ってしまうような不具合の発生を極力
防止することができる。結果として、遊技球を極力逆行
させることなく、より確実に第2転動部へ誘導すること
ができる。
ることにより、補助転動部における遊技球の流れに一定
の方向性を持たせ、遊技球が逆行してしまうことにより
遊技球の流れが滞ってしまうような不具合の発生を極力
防止することができる。結果として、遊技球を極力逆行
させることなく、より確実に第2転動部へ誘導すること
ができる。
【0035】手段14.手段1乃至手段13のいずれか
において、前記補助転動部の底面部の少なくとも一部
は、遊技球の進行方向に向かって下方へ傾斜するように
構成されていることを特徴とする遊技機。
において、前記補助転動部の底面部の少なくとも一部
は、遊技球の進行方向に向かって下方へ傾斜するように
構成されていることを特徴とする遊技機。
【0036】上記手段14によれば、少なくとも一底面
部を下方へ傾斜させることにより、補助転動部における
遊技球の流れをより円滑にし、遊技球の流れが滞ってし
まうような不具合の発生を極力防止することができる。
また、転動方向が変化した遊技球の転動勢を極力低下さ
せることなく、第2転動部へ誘導することができるた
め、当該転動部における遊技球の動きがより躍動感のあ
るものとなり、さらなる興趣の向上を図ることができ
る。なお、前記底面部を複数領域に区切って、各領域毎
に傾斜する方向が異なるように構成してもよい。
部を下方へ傾斜させることにより、補助転動部における
遊技球の流れをより円滑にし、遊技球の流れが滞ってし
まうような不具合の発生を極力防止することができる。
また、転動方向が変化した遊技球の転動勢を極力低下さ
せることなく、第2転動部へ誘導することができるた
め、当該転動部における遊技球の動きがより躍動感のあ
るものとなり、さらなる興趣の向上を図ることができ
る。なお、前記底面部を複数領域に区切って、各領域毎
に傾斜する方向が異なるように構成してもよい。
【0037】手段15.手段1乃至手段14のいずれか
において、前記補助転動部の少なくとも一部を遊技者に
対して遮蔽する遮蔽部を設けたことを特徴とする遊技
機。
において、前記補助転動部の少なくとも一部を遊技者に
対して遮蔽する遮蔽部を設けたことを特徴とする遊技
機。
【0038】上記手段15によれば、遮蔽部によって補
助転動部における遊技球の動きを遊技者に視認困難とさ
せることにより、遊技者に対して遊技球が見えない部分
においてどのような動きをしているのかという興味を抱
かせ、さらなる興趣の向上を図ることができる。また、
第1転動部及び第2転動部の位置関係(例えば第1転動
部の少なくとも一部より第2転動部の方が高くなってい
る場合等)によっては、遊技球の動きを遊技者に視認困
難とさせることが意外性のある演出となる。結果とし
て、遊技球の動きに基づいた意外性のある演出によっ
て、さらなる興趣の向上を図ることができる。なお、前
記遮蔽部は前記転動遊技領域に一体的に設けられてもよ
いし、当該転動遊技領域とは離間して設けらるようにし
てもよい。
助転動部における遊技球の動きを遊技者に視認困難とさ
せることにより、遊技者に対して遊技球が見えない部分
においてどのような動きをしているのかという興味を抱
かせ、さらなる興趣の向上を図ることができる。また、
第1転動部及び第2転動部の位置関係(例えば第1転動
部の少なくとも一部より第2転動部の方が高くなってい
る場合等)によっては、遊技球の動きを遊技者に視認困
難とさせることが意外性のある演出となる。結果とし
て、遊技球の動きに基づいた意外性のある演出によっ
て、さらなる興趣の向上を図ることができる。なお、前
記遮蔽部は前記転動遊技領域に一体的に設けられてもよ
いし、当該転動遊技領域とは離間して設けらるようにし
てもよい。
【0039】手段16.手段1乃至手段14のいずれか
において、前記作用部は、前記補助転動部の少なくとも
一部を遊技者に対して遮蔽するよう構成されていること
を特徴とする遊技機。
において、前記作用部は、前記補助転動部の少なくとも
一部を遊技者に対して遮蔽するよう構成されていること
を特徴とする遊技機。
【0040】上記手段16によれば、作用部が補助転動
部の少なくとも一部を遊技者に対して遮蔽することによ
って、補助転動部における遊技球の動きを遊技者に視認
困難とさせている。これにより、遊技者に対して遊技球
が見えない部分においてどのような動きをしているのか
という興味を抱かせ、さらなる興趣の向上を図ることが
できる。また、第1転動部及び第2転動部の位置関係
(例えば第1転動部の少なくとも一部より第2転動部の
方が高くなっている場合等)によっては、遊技球の動き
を遊技者に視認困難とさせることが意外性のある演出と
なる。結果として、遊技球の動きに基づいた意外性のあ
る演出によって、さらなる興趣の向上を図ることができ
る。
部の少なくとも一部を遊技者に対して遮蔽することによ
って、補助転動部における遊技球の動きを遊技者に視認
困難とさせている。これにより、遊技者に対して遊技球
が見えない部分においてどのような動きをしているのか
という興味を抱かせ、さらなる興趣の向上を図ることが
できる。また、第1転動部及び第2転動部の位置関係
(例えば第1転動部の少なくとも一部より第2転動部の
方が高くなっている場合等)によっては、遊技球の動き
を遊技者に視認困難とさせることが意外性のある演出と
なる。結果として、遊技球の動きに基づいた意外性のあ
る演出によって、さらなる興趣の向上を図ることができ
る。
【0041】手段17.手段1乃至手段16のいずれか
において、前記補助転動部は、前記第1転動部と通じる
入口部と前記第2転動部と通じる出口部とが同じ方向を
向くように構成されていることを特徴とする遊技機。
において、前記補助転動部は、前記第1転動部と通じる
入口部と前記第2転動部と通じる出口部とが同じ方向を
向くように構成されていることを特徴とする遊技機。
【0042】上記手段17によれば、補助転動部の入口
部及び出口部が同じ方向を向いている。つまり、遊技球
が補助転動部を通過することにより、その転動方向が反
転する。これにより、比較的狭い転動遊技領域等におい
ても、該遊技領域を有効活用し、遊技球に比較的長い距
離を転動させることができる。また、転動方向が反転す
るという意外性のある遊技球の動きを遊技者に視認させ
ることができる。結果として、より長い時間、遊技者に
遊技球の動きを視認させるとともに、意外性のある遊技
球の動きを視認させることによって、さらなる興趣の向
上を図ることができる。
部及び出口部が同じ方向を向いている。つまり、遊技球
が補助転動部を通過することにより、その転動方向が反
転する。これにより、比較的狭い転動遊技領域等におい
ても、該遊技領域を有効活用し、遊技球に比較的長い距
離を転動させることができる。また、転動方向が反転す
るという意外性のある遊技球の動きを遊技者に視認させ
ることができる。結果として、より長い時間、遊技者に
遊技球の動きを視認させるとともに、意外性のある遊技
球の動きを視認させることによって、さらなる興趣の向
上を図ることができる。
【0043】手段18.遊技球が流下可能な遊技領域
に、前記遊技球が転動可能な転動遊技領域を有する遊技
部材を備え、前記転動遊技領域には、所定方向へ並行し
て延在する第1転動部と第2転動部とが設けられるとと
もに、前記第1転動部及び第2転動部の延在方向におけ
る両端部の少なくとも一方において、前記両転動部に連
通する補助転動部が設けられ、前記第1転動部に案内さ
れる遊技球が、前記補助転動部へ向かって転動するとと
もに、当該補助転動部を通過することにより、その転動
方向を反転させ、前記第2転動部へ導出されるよう構成
したことを特徴とする遊技機。
に、前記遊技球が転動可能な転動遊技領域を有する遊技
部材を備え、前記転動遊技領域には、所定方向へ並行し
て延在する第1転動部と第2転動部とが設けられるとと
もに、前記第1転動部及び第2転動部の延在方向におけ
る両端部の少なくとも一方において、前記両転動部に連
通する補助転動部が設けられ、前記第1転動部に案内さ
れる遊技球が、前記補助転動部へ向かって転動するとと
もに、当該補助転動部を通過することにより、その転動
方向を反転させ、前記第2転動部へ導出されるよう構成
したことを特徴とする遊技機。
【0044】上記手段18によれば、第1転動部、第2
転動部及び補助転動部が設けられることにより、遊技球
に上述した動作を行わせることができる。また、遊技球
が補助転動部を通過することにより、その転動方向が反
転する。従って、比較的狭い転動遊技領域等において
も、該遊技領域を有効活用し、遊技球に比較的長い距離
を転動させることができる。また、転動方向が反転する
という意外性のある遊技球の動きを遊技者に視認させる
ことができる。結果として、より長い時間、遊技者に遊
技球の動きを視認させるとともに、意外性のある遊技球
の動きを視認させることによって、さらなる興趣の向上
を図ることができる。
転動部及び補助転動部が設けられることにより、遊技球
に上述した動作を行わせることができる。また、遊技球
が補助転動部を通過することにより、その転動方向が反
転する。従って、比較的狭い転動遊技領域等において
も、該遊技領域を有効活用し、遊技球に比較的長い距離
を転動させることができる。また、転動方向が反転する
という意外性のある遊技球の動きを遊技者に視認させる
ことができる。結果として、より長い時間、遊技者に遊
技球の動きを視認させるとともに、意外性のある遊技球
の動きを視認させることによって、さらなる興趣の向上
を図ることができる。
【0045】手段19.遊技球が流下可能な遊技領域
に、前記遊技球が転動可能な転動遊技領域を有する遊技
部材と、前記遊技球の入賞を許容する入賞手段とを備え
た遊技機であって、前記転動遊技領域には、前記遊技機
の正面から見て少なくとも左右方向へ並行して延在する
第1転動部と第2転動部とが設けられるとともに、前記
第1転動部は、その左右方向の略中央部が両端部より低
い湾曲形状に構成されることによって、少なくとも前記
略中央部が前記第2転動部より低くなるよう構成され、
前記第1転動部及び第2転動部の左右両端部のうちの少
なくとも一方において、前記両転動部に連通する補助転
動部が設けられ、前記第2転動部には、前記入賞手段に
向けて前記遊技球を導出可能な導出部が設けられ、前記
第1転動部に案内される遊技球が、当該第1転動部の最
下点を通過し、前記補助転動部へ向かって転動するとと
もに、当該補助転動部を通過することにより、その転動
方向を反転させた状態で前記第2転動部へ導出され、前
記導出部へと転動できるよう構成したことを特徴とする
遊技機。
に、前記遊技球が転動可能な転動遊技領域を有する遊技
部材と、前記遊技球の入賞を許容する入賞手段とを備え
た遊技機であって、前記転動遊技領域には、前記遊技機
の正面から見て少なくとも左右方向へ並行して延在する
第1転動部と第2転動部とが設けられるとともに、前記
第1転動部は、その左右方向の略中央部が両端部より低
い湾曲形状に構成されることによって、少なくとも前記
略中央部が前記第2転動部より低くなるよう構成され、
前記第1転動部及び第2転動部の左右両端部のうちの少
なくとも一方において、前記両転動部に連通する補助転
動部が設けられ、前記第2転動部には、前記入賞手段に
向けて前記遊技球を導出可能な導出部が設けられ、前記
第1転動部に案内される遊技球が、当該第1転動部の最
下点を通過し、前記補助転動部へ向かって転動するとと
もに、当該補助転動部を通過することにより、その転動
方向を反転させた状態で前記第2転動部へ導出され、前
記導出部へと転動できるよう構成したことを特徴とする
遊技機。
【0046】上記手段19によれば、補助転動部が設け
られることにより、より確実に第2変動部へ遊技球を導
くことができる。また、遊技球が自身の転動に基づい
て、その転動方向を反転させたり、第1転動部の最下点
から高位置である第2転動部へと所定の高低差を移動し
たりする。このような遊技球の動きは、従来のように高
位置から低位置へ移動するような遊技球の動き等を予想
している遊技者にとって意外性のあるものとなる。結果
として、遊技者に意外性のある遊技球の動きを視認さ
せ、遊技者にとってのさらなる興趣の向上を図ることが
できる。
られることにより、より確実に第2変動部へ遊技球を導
くことができる。また、遊技球が自身の転動に基づい
て、その転動方向を反転させたり、第1転動部の最下点
から高位置である第2転動部へと所定の高低差を移動し
たりする。このような遊技球の動きは、従来のように高
位置から低位置へ移動するような遊技球の動き等を予想
している遊技者にとって意外性のあるものとなる。結果
として、遊技者に意外性のある遊技球の動きを視認さ
せ、遊技者にとってのさらなる興趣の向上を図ることが
できる。
【0047】手段20.手段18又は手段19におい
て、前記補助転動部において、前記第1転動部から当該
補助転動部へ転動してくる遊技球が、当該補助転動部の
一側壁部によって、その転動方向を略直交方向へ変化さ
せられるとともに、さらに前記側壁部とは異なる側壁部
によって、その転動方向を略直交方向へ変化させられる
ことによって、前記転動方向を反転させた状態で前記第
2転動部へ導出されるよう構成したことを特徴とする遊
技機。
て、前記補助転動部において、前記第1転動部から当該
補助転動部へ転動してくる遊技球が、当該補助転動部の
一側壁部によって、その転動方向を略直交方向へ変化さ
せられるとともに、さらに前記側壁部とは異なる側壁部
によって、その転動方向を略直交方向へ変化させられる
ことによって、前記転動方向を反転させた状態で前記第
2転動部へ導出されるよう構成したことを特徴とする遊
技機。
【0048】上記手段20によれば、面一となった略円
弧状の側壁部に沿って遊技球を反転させる場合に比べ
て、遊技球の転動勢を抑制しつつ、遊技球の転動方向を
反転させることができる。結果として、前記第2転動部
へ導出される遊技球の転動勢をより一定なものとして、
遊技球に続く所定動作を行いやすくさせることができ
る。
弧状の側壁部に沿って遊技球を反転させる場合に比べ
て、遊技球の転動勢を抑制しつつ、遊技球の転動方向を
反転させることができる。結果として、前記第2転動部
へ導出される遊技球の転動勢をより一定なものとして、
遊技球に続く所定動作を行いやすくさせることができ
る。
【0049】手段21.遊技球が流下可能な遊技領域
に、前記遊技球が転動可能な転動遊技領域を有する遊技
部材を備え、前記転動遊技領域において所定方向へ転動
する前記遊技球が、自身の転動に基づき、前記転動遊技
領域の一側壁部に沿ってその転動方向を変化させつつ、
前記一側壁部とは別の側壁部によって前記所定方向への
動きを規制され、前記所定転動方向と交差する方向へそ
の転動方向を変化させるよう構成したことを特徴とする
遊技機。
に、前記遊技球が転動可能な転動遊技領域を有する遊技
部材を備え、前記転動遊技領域において所定方向へ転動
する前記遊技球が、自身の転動に基づき、前記転動遊技
領域の一側壁部に沿ってその転動方向を変化させつつ、
前記一側壁部とは別の側壁部によって前記所定方向への
動きを規制され、前記所定転動方向と交差する方向へそ
の転動方向を変化させるよう構成したことを特徴とする
遊技機。
【0050】上記手段21によれば、上記構成とするこ
とによって、例えば面一となった略円弧状の側壁部に沿
って遊技球を転動させることでその転動方向を変化させ
る場合に比べて、遊技球の転動勢を抑制しつつ、遊技球
の転動方向を変化させることができる。結果として、遊
技球をより確実に誘導するとともに、遊技球の転動勢を
より一定なものとして、遊技球に続く所定動作を行いや
すくさせることができる。なお、前記所定転動方向と交
差する方向には、前記所定転動方向と略直交する方向が
含まれる。
とによって、例えば面一となった略円弧状の側壁部に沿
って遊技球を転動させることでその転動方向を変化させ
る場合に比べて、遊技球の転動勢を抑制しつつ、遊技球
の転動方向を変化させることができる。結果として、遊
技球をより確実に誘導するとともに、遊技球の転動勢を
より一定なものとして、遊技球に続く所定動作を行いや
すくさせることができる。なお、前記所定転動方向と交
差する方向には、前記所定転動方向と略直交する方向が
含まれる。
【0051】手段22.手段21において、前記遊技球
が、前記所定転動方向と交差する方向へとその転動方向
を変化させるととともに所定の傾斜面に沿って流下し、
略円弧状に形成された円弧側壁部に沿ってさらにその転
動方向を変化させるよう構成したことを特徴とする遊技
機。
が、前記所定転動方向と交差する方向へとその転動方向
を変化させるととともに所定の傾斜面に沿って流下し、
略円弧状に形成された円弧側壁部に沿ってさらにその転
動方向を変化させるよう構成したことを特徴とする遊技
機。
【0052】上記手段22によれば、転動方向の変化し
た遊技球の転動方向がさらに変化する。つまり、複数
回、遊技球の転動方向が変化する。結果として、このよ
うな意外性のある遊技球の動きを遊技者に視認させ、さ
らなる興趣の向上を図ることができる。
た遊技球の転動方向がさらに変化する。つまり、複数
回、遊技球の転動方向が変化する。結果として、このよ
うな意外性のある遊技球の動きを遊技者に視認させ、さ
らなる興趣の向上を図ることができる。
【0053】手段23.手段21又は手段22におい
て、前記転動遊技領域には、第1転動部と第2転動部と
が設けられ、前記第1転動部を転動する遊技球が、前記
転動方向の変化によって、前記第2転動部へ導かれるよ
う構成したことを特徴とする遊技機。
て、前記転動遊技領域には、第1転動部と第2転動部と
が設けられ、前記第1転動部を転動する遊技球が、前記
転動方向の変化によって、前記第2転動部へ導かれるよ
う構成したことを特徴とする遊技機。
【0054】上記手段23によれば、遊技球が第1転動
部から第2転動部へ導かれることにより、複数の転動部
における遊技球の多様な転動態様を実現することがで
き、遊技者にとっての興趣の向上を図ることができる。
部から第2転動部へ導かれることにより、複数の転動部
における遊技球の多様な転動態様を実現することがで
き、遊技者にとっての興趣の向上を図ることができる。
【0055】手段24.手段18乃至手段20,手段2
3のいずれかにおいて、前記第1転動部へ前記遊技球を
案内する少なくとも1つの案内手段を設けたことを特徴
とする遊技機。
3のいずれかにおいて、前記第1転動部へ前記遊技球を
案内する少なくとも1つの案内手段を設けたことを特徴
とする遊技機。
【0056】上記手段24によれば、案内手段を設け、
それによって案内される遊技球を補助転動部へ向かって
転動させることにより、遊技球が所定動作を行いやすく
なる。なお、前記案内手段には、前記遊技領域に配設さ
れる案内部材や、前記遊技部材に設けられる案内部例え
ばワープ流路等が含まれる。
それによって案内される遊技球を補助転動部へ向かって
転動させることにより、遊技球が所定動作を行いやすく
なる。なお、前記案内手段には、前記遊技領域に配設さ
れる案内部材や、前記遊技部材に設けられる案内部例え
ばワープ流路等が含まれる。
【0057】手段25.手段1乃至手段24のいずれか
において、前記遊技部材は、識別情報を変動表示可能な
可変表示装置の周囲を囲むセンターフレームによって構
成されていることを特徴とする遊技機。
において、前記遊技部材は、識別情報を変動表示可能な
可変表示装置の周囲を囲むセンターフレームによって構
成されていることを特徴とする遊技機。
【0058】手段26.手段1乃至手段25のいずれか
において、前記遊技機はパチンコ機であること。中で
も、パチンコ機の基本構成としては、操作ハンドルを備
えておりそのハンドル操作に応じて遊技球を所定の遊技
領域に発射させ、遊技球が遊技領域内の所定の位置に配
置された入賞手段としての作動口に入賞することに基づ
いて、所定条件が成立した場合には特別遊技価値が付与
される。
において、前記遊技機はパチンコ機であること。中で
も、パチンコ機の基本構成としては、操作ハンドルを備
えておりそのハンドル操作に応じて遊技球を所定の遊技
領域に発射させ、遊技球が遊技領域内の所定の位置に配
置された入賞手段としての作動口に入賞することに基づ
いて、所定条件が成立した場合には特別遊技価値が付与
される。
【0059】
【発明の実施の形態】以下、パチンコ遊技機(以下、単
に「パチンコ機」という)の一実施の形態を、図面に基
づいて詳細に説明する。
に「パチンコ機」という)の一実施の形態を、図面に基
づいて詳細に説明する。
【0060】図1に示すように、パチンコ機1は、外枠
2と、該外枠2の前部に設けられ外枠2の一側部にて開
閉可能に支持された前面枠3とを備えている。
2と、該外枠2の前部に設けられ外枠2の一側部にて開
閉可能に支持された前面枠3とを備えている。
【0061】前面枠3の前面側には、ガラス扉枠4が開
閉自在に設けられている。前面枠3の後側(ガラス扉枠
4の奥、外枠2の内側)には、遊技盤5(図2参照)が
着脱可能に装着されている。
閉自在に設けられている。前面枠3の後側(ガラス扉枠
4の奥、外枠2の内側)には、遊技盤5(図2参照)が
着脱可能に装着されている。
【0062】ガラス扉枠4の下部フレーム部分には、遊
技球B(図2参照)を貯留するための球受皿としての上
皿6が一体的に設けられている。また、前面枠3の前面
下部には、ほぼ中央部において球受皿としての下皿7が
設けられている。下皿7の側方には、遊技球発射用ハン
ドル8が設けられている。ハンドル8は図示しない遊技
球発射装置に連結されており、遊技者がハンドル8を回
転させることにより、遊技球Bが遊技球発射装置から発
射される。
技球B(図2参照)を貯留するための球受皿としての上
皿6が一体的に設けられている。また、前面枠3の前面
下部には、ほぼ中央部において球受皿としての下皿7が
設けられている。下皿7の側方には、遊技球発射用ハン
ドル8が設けられている。ハンドル8は図示しない遊技
球発射装置に連結されており、遊技者がハンドル8を回
転させることにより、遊技球Bが遊技球発射装置から発
射される。
【0063】図2に示すように、遊技盤5には、ルータ
加工が施されることによって複数の開口部が形成されて
おり、各開口部には、普通入賞チャッカー11、可変入
賞装置12、入賞手段としての作動チャッカー13、可
変表示装置14、スルーチャッカー15等が配設されて
いる。
加工が施されることによって複数の開口部が形成されて
おり、各開口部には、普通入賞チャッカー11、可変入
賞装置12、入賞手段としての作動チャッカー13、可
変表示装置14、スルーチャッカー15等が配設されて
いる。
【0064】遊技盤5の一側部には、遊技球発射装置に
よって発射される遊技球Bを遊技盤5の上部に案内する
内レール16a及び外レール16bが設けられている。
内レール16aの下端部付近において、遊技盤5には遊
技球Bを導出するアウト口17が形成されている。そし
て、遊技盤5の下部に流下した遊技球Bの多くは、この
アウト口17を通って図示しない球排出路へと案内され
る。本実施の形態では、遊技盤5のうち内レール16a
及び外レール16bによって囲まれ、可変表示装置14
等が配設された部分が、遊技球Bが流下可能な遊技領域
となっている。
よって発射される遊技球Bを遊技盤5の上部に案内する
内レール16a及び外レール16bが設けられている。
内レール16aの下端部付近において、遊技盤5には遊
技球Bを導出するアウト口17が形成されている。そし
て、遊技盤5の下部に流下した遊技球Bの多くは、この
アウト口17を通って図示しない球排出路へと案内され
る。本実施の形態では、遊技盤5のうち内レール16a
及び外レール16bによって囲まれ、可変表示装置14
等が配設された部分が、遊技球Bが流下可能な遊技領域
となっている。
【0065】さて、可変表示装置14は、液晶表示部2
0と、該液晶表示部20を囲むように設けられた遊技部
材としてのセンターフレーム21とを備えている。
0と、該液晶表示部20を囲むように設けられた遊技部
材としてのセンターフレーム21とを備えている。
【0066】液晶表示部20には、例えば左図柄列、中
図柄列及び右図柄列の3つの表示列が表示される。各図
柄列は識別情報としての複数の図柄によって構成されて
おり、これら図柄が各図柄列毎にスクロールするように
可変表示される。
図柄列及び右図柄列の3つの表示列が表示される。各図
柄列は識別情報としての複数の図柄によって構成されて
おり、これら図柄が各図柄列毎にスクロールするように
可変表示される。
【0067】より詳しくは、可変表示装置14の直下方
に設けられた作動チャッカー13に遊技球Bが入賞する
ことに基づいて、可変表示装置14の液晶表示部20の
図柄が可変表示される。そして、停止された図柄の組合
せが予め設定した特定の組合せとなった場合には特別遊
技価値が付与される。すなわち、大当たり状態が発生
し、可変入賞装置12の大入賞口が所定の開放状態とな
り(具体的には所定時間、所定回数だけ開く)、遊技球
Bが入賞しやすい状態になる。なお、可変入賞装置12
は、通常、遊技球Bが入賞できない状態又は入賞し難い
状態になっている。
に設けられた作動チャッカー13に遊技球Bが入賞する
ことに基づいて、可変表示装置14の液晶表示部20の
図柄が可変表示される。そして、停止された図柄の組合
せが予め設定した特定の組合せとなった場合には特別遊
技価値が付与される。すなわち、大当たり状態が発生
し、可変入賞装置12の大入賞口が所定の開放状態とな
り(具体的には所定時間、所定回数だけ開く)、遊技球
Bが入賞しやすい状態になる。なお、可変入賞装置12
は、通常、遊技球Bが入賞できない状態又は入賞し難い
状態になっている。
【0068】また、周知のとおり、前記普通入賞チャッ
カー11、可変入賞装置12、作動チャッカー13に遊
技球Bが入賞することに基づいて、上皿6又は下皿7に
対し所定数の景品球が払い出される。また、遊技盤5に
は、遊技球Bの流下方向を適宜分散、調整等するために
多数の釘が植設されているとともに、風車等の各種部材
(役物)が配設されている。
カー11、可変入賞装置12、作動チャッカー13に遊
技球Bが入賞することに基づいて、上皿6又は下皿7に
対し所定数の景品球が払い出される。また、遊技盤5に
は、遊技球Bの流下方向を適宜分散、調整等するために
多数の釘が植設されているとともに、風車等の各種部材
(役物)が配設されている。
【0069】次に、上述した可変表示装置14のセンタ
ーフレーム21について説明する。図3に示すように、
センターフレーム21は、遊技盤5の前面側に配設され
る装飾枠22と、その背面側において液晶表示部20を
取着可能なベース部23とを備えている。装飾枠22及
びベース部23は、それぞれ中央部が開口した枠体形状
をなし、それら開口部が前後方向に連通するように組付
けられている。従って、センターフレーム21は全体と
して枠体形状となっている。装飾枠22の周縁には、該
装飾枠22を遊技盤5に固定するためのネジ止め用孔9
0が形成されている。ベース部23の左右方向(長手方
向)の長さは、装飾枠22の左右方向の長さよりやや短
くなるよう構成されており、センターフレーム21の左
右両側部には、ベース部材23の側部外側及び装飾枠2
2の側部背面側を覆う側部カバー24が取着されてい
る。
ーフレーム21について説明する。図3に示すように、
センターフレーム21は、遊技盤5の前面側に配設され
る装飾枠22と、その背面側において液晶表示部20を
取着可能なベース部23とを備えている。装飾枠22及
びベース部23は、それぞれ中央部が開口した枠体形状
をなし、それら開口部が前後方向に連通するように組付
けられている。従って、センターフレーム21は全体と
して枠体形状となっている。装飾枠22の周縁には、該
装飾枠22を遊技盤5に固定するためのネジ止め用孔9
0が形成されている。ベース部23の左右方向(長手方
向)の長さは、装飾枠22の左右方向の長さよりやや短
くなるよう構成されており、センターフレーム21の左
右両側部には、ベース部材23の側部外側及び装飾枠2
2の側部背面側を覆う側部カバー24が取着されてい
る。
【0070】ベース部材23の背面側には、液晶表示部
20の大きさに合わせた略矩形状の窓部25が形成され
ている。その窓部25周辺となるセンターフレーム21
の背面側(装飾枠22及びベース部23の背面側)に
は、図示しないLED等の電飾部材が各種基板とともに
取着されている。
20の大きさに合わせた略矩形状の窓部25が形成され
ている。その窓部25周辺となるセンターフレーム21
の背面側(装飾枠22及びベース部23の背面側)に
は、図示しないLED等の電飾部材が各種基板とともに
取着されている。
【0071】また、装飾枠22の上部周縁は、略円弧状
に形成され、その中央部が左右両端部より高くなってい
る。当該上部周縁の前面側には外天井部26Aが設けら
れている。外天井部26Aの下方には、当該外天井部2
6Aに並行するように内天井部26Bが形成されてい
る。外天井部26Aと内天井部26Bとの間隔は少なく
とも遊技球Bが通過可能な大きさに構成されている。
に形成され、その中央部が左右両端部より高くなってい
る。当該上部周縁の前面側には外天井部26Aが設けら
れている。外天井部26Aの下方には、当該外天井部2
6Aに並行するように内天井部26Bが形成されてい
る。外天井部26Aと内天井部26Bとの間隔は少なく
とも遊技球Bが通過可能な大きさに構成されている。
【0072】外天井部26Aの頂部付近には、開口部2
7が形成されるとともに、該開口部27を左右に仕切る
仕切板28が設けられている。このように、装飾枠22
の上部には、遊技盤5上を流下してくる遊技球Bを開口
部27から導入し、左右両側方へ案内することのできる
上部流路29が形成されている(図3の点線部参照)。
7が形成されるとともに、該開口部27を左右に仕切る
仕切板28が設けられている。このように、装飾枠22
の上部には、遊技盤5上を流下してくる遊技球Bを開口
部27から導入し、左右両側方へ案内することのできる
上部流路29が形成されている(図3の点線部参照)。
【0073】外天井部26A及び内天井部26Bの先端
部(センターフレーム21の前面側)には、その略中央
部において、上部流路29を覆う中央装飾レンズ31が
取着されている。また、センターフレーム21の左右両
側部には、当該左右両側部の内側を覆うとともに、上部
流路29の左右両端部の前面側を覆う側部装飾レンズ3
2がそれぞれ取着されている。
部(センターフレーム21の前面側)には、その略中央
部において、上部流路29を覆う中央装飾レンズ31が
取着されている。また、センターフレーム21の左右両
側部には、当該左右両側部の内側を覆うとともに、上部
流路29の左右両端部の前面側を覆う側部装飾レンズ3
2がそれぞれ取着されている。
【0074】また、上部流路29の左右端部近傍には、
遊技球Bを装飾枠22の背面側へ排出可能な図示しない
排出口がそれぞれ形成されている。これに合わせて、前
記側部カバー24の内側には、前記排出口と連通する側
部流路30が形成されている(図3の点線部参照)。従
って、前記排出口から排出される遊技球Bが側部流路3
0に沿って流下するよう構成されている。
遊技球Bを装飾枠22の背面側へ排出可能な図示しない
排出口がそれぞれ形成されている。これに合わせて、前
記側部カバー24の内側には、前記排出口と連通する側
部流路30が形成されている(図3の点線部参照)。従
って、前記排出口から排出される遊技球Bが側部流路3
0に沿って流下するよう構成されている。
【0075】側部カバー24の下端部側壁は、側部流路
30がセンターフレーム21の下部に向けて傾斜するよ
うに、略円弧状に形成されている。また、側部流路30
によって案内される遊技球Bをセンターフレーム21下
部の上面(内側面)へ導出するため、側部カバー24下
部及びその位置に対応するベース部23の左右両側部
は、センターフレーム21下部の上面に対して開口して
いる。なお、上部流路29及び側部流路30によって構
成される一連の流路は、本実施の形態における案内手段
としての球案内流路に相当し、いわゆるワープ流路と言
われるものである。すなわち、前記一連の流路は、セン
ターフレーム21に設けられる案内部にも相当する。
30がセンターフレーム21の下部に向けて傾斜するよ
うに、略円弧状に形成されている。また、側部流路30
によって案内される遊技球Bをセンターフレーム21下
部の上面(内側面)へ導出するため、側部カバー24下
部及びその位置に対応するベース部23の左右両側部
は、センターフレーム21下部の上面に対して開口して
いる。なお、上部流路29及び側部流路30によって構
成される一連の流路は、本実施の形態における案内手段
としての球案内流路に相当し、いわゆるワープ流路と言
われるものである。すなわち、前記一連の流路は、セン
ターフレーム21に設けられる案内部にも相当する。
【0076】さて、センターフレーム21下部の上面に
は、ステージ部材40が取着されている。このステージ
部材40上に遊技球Bが転動可能な転動遊技領域が形成
されている。なお、前記転動遊技領域には、実際に遊技
球Bが転動可能な面のみならずステージ部材40の表面
全体、例えば後述する境界段差部57の壁面やガイド部
75の壁面等が含まれる。
は、ステージ部材40が取着されている。このステージ
部材40上に遊技球Bが転動可能な転動遊技領域が形成
されている。なお、前記転動遊技領域には、実際に遊技
球Bが転動可能な面のみならずステージ部材40の表面
全体、例えば後述する境界段差部57の壁面やガイド部
75の壁面等が含まれる。
【0077】ここで、ステージ部材40について図4乃
至図6を参照しつつ詳しく説明する。ステージ部材40
は、高低差のある上段ステージ41と下段ステージ42
とが一体形成されることで構成されている。
至図6を参照しつつ詳しく説明する。ステージ部材40
は、高低差のある上段ステージ41と下段ステージ42
とが一体形成されることで構成されている。
【0078】上段ステージ41は、本実施の形態におけ
る第2転動部に相当し、ステージ部材40の奥側におい
て、ステージ部材40の長手方向(横方向)に沿って延
在している。
る第2転動部に相当し、ステージ部材40の奥側におい
て、ステージ部材40の長手方向(横方向)に沿って延
在している。
【0079】下段ステージ42は、本実施の形態におけ
る第1転動部に相当し、上段ステージ41の手前下側に
おいて、該上段ステージ41に並行するよう形成されて
いる。
る第1転動部に相当し、上段ステージ41の手前下側に
おいて、該上段ステージ41に並行するよう形成されて
いる。
【0080】上段ステージ41の遊技球転動面には、そ
の長手方向に沿って起伏が形成されている。詳しくは、
長手方向の略中央部には凸部43が形成されており、そ
の左右両側には凹部44がそれぞれ形成されている。さ
らに、各凹部44の長手方向の外側には、各凹部44へ
向けて遊技球Bが転動するような上部傾斜面45がそれ
ぞれ形成されている。但し、凸部43、凹部44及び上
部傾斜面45は、各境界部にほとんど段差がなく、ほぼ
連続した起伏となっている。
の長手方向に沿って起伏が形成されている。詳しくは、
長手方向の略中央部には凸部43が形成されており、そ
の左右両側には凹部44がそれぞれ形成されている。さ
らに、各凹部44の長手方向の外側には、各凹部44へ
向けて遊技球Bが転動するような上部傾斜面45がそれ
ぞれ形成されている。但し、凸部43、凹部44及び上
部傾斜面45は、各境界部にほとんど段差がなく、ほぼ
連続した起伏となっている。
【0081】凸部43の頂部(上段ステージ41の中
央)には、上方に向け開口し、遊技球Bが落下可能な導
出部としての導出溝46が形成されている。本実施の形
態における導出溝46の幅は、遊技球Bの直径よりやや
広くなっている。導出溝46の底部は手前側ほど低くな
るよう傾斜している。また、導出溝46の手前側端部
は、下段ステージ42側に開口している。従って、導出
溝46に落下した遊技球Bは下段ステージ42側に導出
される。なお、センターフレーム21が遊技盤5に配設
された状態では、図2に示すように、導出溝46は前記
作動チャッカー13の上方に位置する。
央)には、上方に向け開口し、遊技球Bが落下可能な導
出部としての導出溝46が形成されている。本実施の形
態における導出溝46の幅は、遊技球Bの直径よりやや
広くなっている。導出溝46の底部は手前側ほど低くな
るよう傾斜している。また、導出溝46の手前側端部
は、下段ステージ42側に開口している。従って、導出
溝46に落下した遊技球Bは下段ステージ42側に導出
される。なお、センターフレーム21が遊技盤5に配設
された状態では、図2に示すように、導出溝46は前記
作動チャッカー13の上方に位置する。
【0082】一方、下段ステージ42は、パチンコ機1
の正面から見て、全体としてその長手方向の中央部が左
右両端部より低くなった略円弧状(湾曲形状)に形成さ
れている。従って、下段ステージ42には各部において
高低差が形成されていることとなる。
の正面から見て、全体としてその長手方向の中央部が左
右両端部より低くなった略円弧状(湾曲形状)に形成さ
れている。従って、下段ステージ42には各部において
高低差が形成されていることとなる。
【0083】下段ステージ42は、側部流路30から導
出される遊技球Bを転動させる特定転動面としての転動
路50を有する。転動路50は、下段ステージ42の奥
側において、上段ステージ41に沿って延在している。
転動路50は、その中央部、すなわち上記導出溝46の
開口部に対応する位置に、手前側がほんの少しだけ低い
極めて緩やかな中央傾斜面51を有する。中央傾斜面5
1の左右方向の長さは、導出溝46の左右方向の幅より
も長くなっている。
出される遊技球Bを転動させる特定転動面としての転動
路50を有する。転動路50は、下段ステージ42の奥
側において、上段ステージ41に沿って延在している。
転動路50は、その中央部、すなわち上記導出溝46の
開口部に対応する位置に、手前側がほんの少しだけ低い
極めて緩やかな中央傾斜面51を有する。中央傾斜面5
1の左右方向の長さは、導出溝46の左右方向の幅より
も長くなっている。
【0084】転動路50は、中央傾斜面51の左右両側
において、それぞれ中央傾斜面51に向かって略円弧状
に下方傾斜する滑走面52を有する。滑走面52は、側
部流路30の導出口付近の傾斜の略延長線上にくるよう
に構成されている(図9参照)。すなわち、側部流路3
0の導出口は、それぞれ転動路50の端部近傍に対応す
るように設けられており、側部流路30から導出される
遊技球Bは転動路50の端部近傍へと案内される。
において、それぞれ中央傾斜面51に向かって略円弧状
に下方傾斜する滑走面52を有する。滑走面52は、側
部流路30の導出口付近の傾斜の略延長線上にくるよう
に構成されている(図9参照)。すなわち、側部流路3
0の導出口は、それぞれ転動路50の端部近傍に対応す
るように設けられており、側部流路30から導出される
遊技球Bは転動路50の端部近傍へと案内される。
【0085】また、下段ステージ42には、中央傾斜面
51の手前側において、遊技盤5へ向けて遊技球Bを排
出可能な排出凹部55が設けられている。さらに、排出
凹部55の両側方には、左右両滑走面52の手前側に対
応するように、転動路50へ向けて下方傾斜した傾斜部
56が設けられている。
51の手前側において、遊技盤5へ向けて遊技球Bを排
出可能な排出凹部55が設けられている。さらに、排出
凹部55の両側方には、左右両滑走面52の手前側に対
応するように、転動路50へ向けて下方傾斜した傾斜部
56が設けられている。
【0086】さて、上段ステージ41と転動路50との
境界部分には、長手方向の大部分において境界段差部5
7が形成されている。境界段差部57は転動路50の奥
側端部より略鉛直方向へ延びるように構成されている。
境界段差部57は本実施の形態における特定境界部又は
特定段差部に相当し、上段ステージ41は境界段差部5
7の上端部側に位置する高位置の領域(境界段差部57
より高位置の領域)を含み、下段ステージ42は境界段
差部57の下端部側に位置する低位置の領域(境界段差
部57より低位置の領域)を含む。これにより、上段ス
テージ41と下段ステージ42との高低差が遊技者に対
して明示されることとなる。
境界部分には、長手方向の大部分において境界段差部5
7が形成されている。境界段差部57は転動路50の奥
側端部より略鉛直方向へ延びるように構成されている。
境界段差部57は本実施の形態における特定境界部又は
特定段差部に相当し、上段ステージ41は境界段差部5
7の上端部側に位置する高位置の領域(境界段差部57
より高位置の領域)を含み、下段ステージ42は境界段
差部57の下端部側に位置する低位置の領域(境界段差
部57より低位置の領域)を含む。これにより、上段ス
テージ41と下段ステージ42との高低差が遊技者に対
して明示されることとなる。
【0087】ここで転動路50、傾斜部56及び境界段
差部57との関係について図7を参照して説明する。転
動路50の幅は遊技球Bの直径より狭くなっている。転
動路50の幅と傾斜部56の傾斜角度との関係は、境界
段差部57の長手方向の少なくともその高さが遊技球B
の半径より高くなっている区間において、遊技球Bが転
動路50上を転動する際、当該遊技球Bが転動路50、
傾斜部56及び境界段差部57に略当接した状態となる
ように構成されている。これにより、遊技球Bはその進
行方向に対して横ぶれしにくくなり、遊技球Bの前記進
行方向への進行性が高まる。なお、これに限定されず、
転動路50の幅は少なくとも遊技球Bの直径より狭くな
っていればよい。このようにすれば、転動路の幅が遊技
球Bの直径より広くなっている場合に比べて、遊技球B
の横ぶれが少なくなり、遊技球Bの進行性が高まる。
差部57との関係について図7を参照して説明する。転
動路50の幅は遊技球Bの直径より狭くなっている。転
動路50の幅と傾斜部56の傾斜角度との関係は、境界
段差部57の長手方向の少なくともその高さが遊技球B
の半径より高くなっている区間において、遊技球Bが転
動路50上を転動する際、当該遊技球Bが転動路50、
傾斜部56及び境界段差部57に略当接した状態となる
ように構成されている。これにより、遊技球Bはその進
行方向に対して横ぶれしにくくなり、遊技球Bの前記進
行方向への進行性が高まる。なお、これに限定されず、
転動路50の幅は少なくとも遊技球Bの直径より狭くな
っていればよい。このようにすれば、転動路の幅が遊技
球Bの直径より広くなっている場合に比べて、遊技球B
の横ぶれが少なくなり、遊技球Bの進行性が高まる。
【0088】また、上段ステージ41において、凸部4
3及び上部傾斜面45が形成されている部位に対応する
ように、遊技球Bが手前側に落下してしまうのを防止す
る各種リブが境界段差部57から上方に向かって突設さ
れている。各リブの前壁面は境界段差部57の壁面と面
一となっている。
3及び上部傾斜面45が形成されている部位に対応する
ように、遊技球Bが手前側に落下してしまうのを防止す
る各種リブが境界段差部57から上方に向かって突設さ
れている。各リブの前壁面は境界段差部57の壁面と面
一となっている。
【0089】詳しくは、凸部43の手前側に対応するよ
うに、前記導出溝46を挟んで両側において内リブ60
がそれぞれ設けられている。各内リブ60は、パチンコ
機1の正面から見て略三角形状に形成されている。その
突出した一辺は、各内リブ60の左右方向における導出
溝46側の端部(内側端部)として、当該導出溝46の
前面側の開口部周縁から略鉛直方向に延びるように形成
されている。もう一辺は、前記内側端部の上端部から、
凸部43と凹部44との各境界部近傍へ向けて傾斜して
いる。この一辺は、略円弧状に形成され、その背面側に
はテーパ面60aが形成されている(図8参照)。
うに、前記導出溝46を挟んで両側において内リブ60
がそれぞれ設けられている。各内リブ60は、パチンコ
機1の正面から見て略三角形状に形成されている。その
突出した一辺は、各内リブ60の左右方向における導出
溝46側の端部(内側端部)として、当該導出溝46の
前面側の開口部周縁から略鉛直方向に延びるように形成
されている。もう一辺は、前記内側端部の上端部から、
凸部43と凹部44との各境界部近傍へ向けて傾斜して
いる。この一辺は、略円弧状に形成され、その背面側に
はテーパ面60aが形成されている(図8参照)。
【0090】また、両上部傾斜面45の手前側に対応す
るように、外リブ61がそれぞれ設けられている。各外
リブ61は、パチンコ機1の正面から見て略三角形状に
形成されている。その突出した一辺は、各外リブ61の
左右方向における外側端部として、転動路50の左右両
端部とほぼ同位置において、略鉛直方向に切り立つよう
に形成されている。なお、前記左右両端部は後述する規
制側壁部76と相対向するように構成されており、各外
リブ61は本実施の形態における跳返り防止部に相当す
る。一方、もう一辺は、前記外側端部の上端部から、上
部傾斜面45と凹部44の各境界部近傍へ向けて略円弧
状に傾斜している。各外リブ61の周縁には、その前面
側において、テーパ面61aが形成されている。
るように、外リブ61がそれぞれ設けられている。各外
リブ61は、パチンコ機1の正面から見て略三角形状に
形成されている。その突出した一辺は、各外リブ61の
左右方向における外側端部として、転動路50の左右両
端部とほぼ同位置において、略鉛直方向に切り立つよう
に形成されている。なお、前記左右両端部は後述する規
制側壁部76と相対向するように構成されており、各外
リブ61は本実施の形態における跳返り防止部に相当す
る。一方、もう一辺は、前記外側端部の上端部から、上
部傾斜面45と凹部44の各境界部近傍へ向けて略円弧
状に傾斜している。各外リブ61の周縁には、その前面
側において、テーパ面61aが形成されている。
【0091】凹部44は、手前側がほんの少しだけ低い
傾斜面となっている。当該部分の手前側には遊技球Bの
落下防止のリブが設けられていないため、ここからも下
段ステージ42側へ遊技球Bを導出可能となっている。
傾斜面となっている。当該部分の手前側には遊技球Bの
落下防止のリブが設けられていないため、ここからも下
段ステージ42側へ遊技球Bを導出可能となっている。
【0092】なお、上段ステージ41と転動路50の長
手方向の両端部近傍においては、両者の高さ関係が逆転
している。すなわち、両端部近傍においては、上段ステ
ージ41より転動路50の方が高くなっている。従っ
て、この部分では、前記境界段差部57が形成されてお
らず、転動路50が各外リブ61の前面側にまで達して
いる。これに基づき、転動路50の両端部近傍において
は、当該転動路50の幅が各端部に向かうにつれ、各外
リブ61のテーパ面61aに沿って、上段ステージ41
側へ広がっていくように構成されている(図9参照)。
手方向の両端部近傍においては、両者の高さ関係が逆転
している。すなわち、両端部近傍においては、上段ステ
ージ41より転動路50の方が高くなっている。従っ
て、この部分では、前記境界段差部57が形成されてお
らず、転動路50が各外リブ61の前面側にまで達して
いる。これに基づき、転動路50の両端部近傍において
は、当該転動路50の幅が各端部に向かうにつれ、各外
リブ61のテーパ面61aに沿って、上段ステージ41
側へ広がっていくように構成されている(図9参照)。
【0093】さらに、転動路50及び上段ステージ41
の両端部には、該転動路50と上段ステージ41とを連
通させ、遊技球Bを上段ステージ41へと誘導する補助
転動部としての連通路70がそれぞれ形成されている。
ここで、各連通路70は、下段ステージ42と通じる入
口部と上段ステージ41と通じる出口部とが同じ方向を
向くように構成されている。各連通路70は、転動路5
0に隣接する上流部71と、上段ステージ41に隣接す
る下流部72とから構成されている。上流部71及び下
流部72は補助転動部の底面部を構成する。各上流部7
1は、遊技球Bを下流部72へ誘導可能なように、下流
部72側に向けて下方へ傾斜している。また、各下流部
72は、遊技球Bを上段ステージ41へ誘導可能なよう
に、上段ステージ41側に向けて下方へ傾斜している。
の両端部には、該転動路50と上段ステージ41とを連
通させ、遊技球Bを上段ステージ41へと誘導する補助
転動部としての連通路70がそれぞれ形成されている。
ここで、各連通路70は、下段ステージ42と通じる入
口部と上段ステージ41と通じる出口部とが同じ方向を
向くように構成されている。各連通路70は、転動路5
0に隣接する上流部71と、上段ステージ41に隣接す
る下流部72とから構成されている。上流部71及び下
流部72は補助転動部の底面部を構成する。各上流部7
1は、遊技球Bを下流部72へ誘導可能なように、下流
部72側に向けて下方へ傾斜している。また、各下流部
72は、遊技球Bを上段ステージ41へ誘導可能なよう
に、上段ステージ41側に向けて下方へ傾斜している。
【0094】転動路50の両端部には、それぞれ遊技球
Bが各上流部71から転動路50側へ移動しないように
段差部73が形成されている。また、上流部71と下流
部72との境界部には、下流部72へ転動した遊技球B
が再び上流部71へ逆戻りしないように、逆行防止部と
しての段差部78が設けられている。
Bが各上流部71から転動路50側へ移動しないように
段差部73が形成されている。また、上流部71と下流
部72との境界部には、下流部72へ転動した遊技球B
が再び上流部71へ逆戻りしないように、逆行防止部と
しての段差部78が設けられている。
【0095】各上流部71の上流側(パチンコ機1の正
面から見て手前側)には、転動路50を転動してくる遊
技球Bを下流部72へ誘導するガイド部75がそれぞれ
設けられている。
面から見て手前側)には、転動路50を転動してくる遊
技球Bを下流部72へ誘導するガイド部75がそれぞれ
設けられている。
【0096】図9に示すように、各ガイド部75は、連
通路70の上流側コーナー部分の側壁として設けられ、
略平面状に構成されている。各ガイド部75は、上流部
71が転動路50側ほど広く、ステージ部材40の端部
へ向かうにつれ狭くなるように、転動路50の長手方向
(転動路50を転動する遊技球Bの所定転動方向)に対
して傾斜している。すなわち、各ガイド部75は、転動
路50を転動してくる遊技球Bの進路を狭めていくよう
に構成されている。従って、各ガイド部75は、本実施
の形態における、転動路50から連通路70へ所定転動
方向に転動してくる遊技球Bに対してその転動方向に前
記所定転動方向と交差する方向への変化を加える作用部
に相当する。
通路70の上流側コーナー部分の側壁として設けられ、
略平面状に構成されている。各ガイド部75は、上流部
71が転動路50側ほど広く、ステージ部材40の端部
へ向かうにつれ狭くなるように、転動路50の長手方向
(転動路50を転動する遊技球Bの所定転動方向)に対
して傾斜している。すなわち、各ガイド部75は、転動
路50を転動してくる遊技球Bの進路を狭めていくよう
に構成されている。従って、各ガイド部75は、本実施
の形態における、転動路50から連通路70へ所定転動
方向に転動してくる遊技球Bに対してその転動方向に前
記所定転動方向と交差する方向への変化を加える作用部
に相当する。
【0097】また、連通路70には、ステージ部材40
の外端部側において規制部としての規制側壁部76が設
けられている。規制側壁部76は、その壁面が転動路5
0を転動してくる遊技球Bの所定転動方向と相対向する
方向を向き、後述するように遊技球Bの所定転動方向へ
の動きを規制する役割を果たしている。
の外端部側において規制部としての規制側壁部76が設
けられている。規制側壁部76は、その壁面が転動路5
0を転動してくる遊技球Bの所定転動方向と相対向する
方向を向き、後述するように遊技球Bの所定転動方向へ
の動きを規制する役割を果たしている。
【0098】詳しくは、各上流部71は、転動路50側
の間口が遊技球Bの直径より広くなっており、ステージ
部材40端部側における上流部71の側面が遊技球Bの
直径より狭くなっている。これにより、遊技球Bが前記
側面に近づくにつれ、遊技球Bの一部が下流部72側へ
突き出していくよう構成されている。なお、転動路50
側の間口が遊技球Bの直径より広く、上流部71に係る
規制側壁部76の一部が遊技球Bの直径より狭くなるよ
うに構成されていれば、ガイド部75は略平面状ではな
く、例えば緩やかな略円弧状であってもよい。但し、略
円弧状のガイド部が設けられた場合には、ガイド部75
が設けられている場合と比較して、上流部の面積が大き
くなる。つまり、遊技球Bと前記ガイド部との間にでき
る隙間が多くなり、前記ガイド部の円弧形状の曲がり度
合いによっては、転動路50を転動してくる遊技球Bが
ガイド部の曲面に当たって、転動路50側へ跳ね返って
しまうおそれがある。このため、ガイド部としてはより
平面に近いものが好ましい。
の間口が遊技球Bの直径より広くなっており、ステージ
部材40端部側における上流部71の側面が遊技球Bの
直径より狭くなっている。これにより、遊技球Bが前記
側面に近づくにつれ、遊技球Bの一部が下流部72側へ
突き出していくよう構成されている。なお、転動路50
側の間口が遊技球Bの直径より広く、上流部71に係る
規制側壁部76の一部が遊技球Bの直径より狭くなるよ
うに構成されていれば、ガイド部75は略平面状ではな
く、例えば緩やかな略円弧状であってもよい。但し、略
円弧状のガイド部が設けられた場合には、ガイド部75
が設けられている場合と比較して、上流部の面積が大き
くなる。つまり、遊技球Bと前記ガイド部との間にでき
る隙間が多くなり、前記ガイド部の円弧形状の曲がり度
合いによっては、転動路50を転動してくる遊技球Bが
ガイド部の曲面に当たって、転動路50側へ跳ね返って
しまうおそれがある。このため、ガイド部としてはより
平面に近いものが好ましい。
【0099】また、ガイド部75は、連通路70の少な
くとも一部を遊技者に対して遮蔽するよう構成されてお
り、連通路70における遊技球Bの動きを遊技者に視認
困難とさせている。これにより、遊技者に対して遊技球
Bが見えない部分においてどのような動きをしているの
かという興味を抱かせるとともに、どのようにして低い
下段ステージ42から高い上段ステージ41へ遊技球B
が移動するのかと興味を抱かせ、さらなる興趣の向上を
図ることができる。さらに、遊技球Bの動きを遊技者に
視認困難とさせることが意外性のある演出となり、さら
なる興趣の向上を図ることができる。
くとも一部を遊技者に対して遮蔽するよう構成されてお
り、連通路70における遊技球Bの動きを遊技者に視認
困難とさせている。これにより、遊技者に対して遊技球
Bが見えない部分においてどのような動きをしているの
かという興味を抱かせるとともに、どのようにして低い
下段ステージ42から高い上段ステージ41へ遊技球B
が移動するのかと興味を抱かせ、さらなる興趣の向上を
図ることができる。さらに、遊技球Bの動きを遊技者に
視認困難とさせることが意外性のある演出となり、さら
なる興趣の向上を図ることができる。
【0100】各下流部72の下流側コーナー部分におけ
る下流側壁部79は、遊技球Bを円滑に上段ステージ4
1へ誘導できるように、その壁面が略円弧状(湾曲形
状)に形成されている。下流側壁部79は本実施の形態
における誘導部又は円弧側壁部を構成する。なお、下流
側壁部79の壁面は湾曲形状に限らず、略平面状のもの
でもよい。但し、下流側コーナー部分では比較的遊技球
の転動勢が弱くなるおそれがあるため、遊技球Bの転動
勢を極力低下させず、円滑に遊技球Bを誘導するために
は壁面が湾曲形状になっている方がより好ましい。
る下流側壁部79は、遊技球Bを円滑に上段ステージ4
1へ誘導できるように、その壁面が略円弧状(湾曲形
状)に形成されている。下流側壁部79は本実施の形態
における誘導部又は円弧側壁部を構成する。なお、下流
側壁部79の壁面は湾曲形状に限らず、略平面状のもの
でもよい。但し、下流側コーナー部分では比較的遊技球
の転動勢が弱くなるおそれがあるため、遊技球Bの転動
勢を極力低下させず、円滑に遊技球Bを誘導するために
は壁面が湾曲形状になっている方がより好ましい。
【0101】また、各連通路70には、該連通路70の
底面部とステージ部材40の端部側の側壁部とが合わさ
る部分において、当該部分が面取りされたような誘導傾
斜面77が設けられている。誘導傾斜面77は、上流側
から下流側へ向かうにつれ、ステージ部材40内側方向
に緩やかに傾くように形成されている。
底面部とステージ部材40の端部側の側壁部とが合わさ
る部分において、当該部分が面取りされたような誘導傾
斜面77が設けられている。誘導傾斜面77は、上流側
から下流側へ向かうにつれ、ステージ部材40内側方向
に緩やかに傾くように形成されている。
【0102】次に、上記のように構成されてなる本実施
の形態の作用及び効果について説明する。
の形態の作用及び効果について説明する。
【0103】本実施の形態によれば、遊技者の操作によ
り、遊技盤5上部に打ち込まれた遊技球Bは、センター
フレーム21上部の開口部27へと案内される場合があ
る。この開口部27から上部流路29へ案内された遊技
球Bは、該上部流路29及び側部流路30を通って、セ
ンターフレーム21下部へと案内される。
り、遊技盤5上部に打ち込まれた遊技球Bは、センター
フレーム21上部の開口部27へと案内される場合があ
る。この開口部27から上部流路29へ案内された遊技
球Bは、該上部流路29及び側部流路30を通って、セ
ンターフレーム21下部へと案内される。
【0104】側部流路30から導出される遊技球Bは、
転動路50(滑走面52)の一端部近傍に案内される。
遊技球Bは、導出された勢いを保ちつつ、滑走面52を
滑走する。ここで、遊技球Bが側部流路30からまっす
ぐ導出されず、滑走面52の手前側へ外れそうになる場
合には、傾斜部56によって遊技球Bは滑走面52へ誘
導される。転動路50の奥側では、遊技球Bが奥側へ外
れてしまうのを境界段差部57が規制している。従っ
て、遊技球Bは、上述したように傾斜部56と境界段差
部57とにガイドされるように、転動路50を転動する
(図7参照)。
転動路50(滑走面52)の一端部近傍に案内される。
遊技球Bは、導出された勢いを保ちつつ、滑走面52を
滑走する。ここで、遊技球Bが側部流路30からまっす
ぐ導出されず、滑走面52の手前側へ外れそうになる場
合には、傾斜部56によって遊技球Bは滑走面52へ誘
導される。転動路50の奥側では、遊技球Bが奥側へ外
れてしまうのを境界段差部57が規制している。従っ
て、遊技球Bは、上述したように傾斜部56と境界段差
部57とにガイドされるように、転動路50を転動する
(図7参照)。
【0105】滑走面52を下りきった遊技球Bは中央傾
斜面51を通過する。ここで、当該遊技球Bは、側部流
路30及び滑走面52によって十分に加速されているた
め、中央傾斜面51において、その極めて緩やか傾斜に
沿って手前側に転動することがほとんどなく、中央傾斜
面51を通過することができる。
斜面51を通過する。ここで、当該遊技球Bは、側部流
路30及び滑走面52によって十分に加速されているた
め、中央傾斜面51において、その極めて緩やか傾斜に
沿って手前側に転動することがほとんどなく、中央傾斜
面51を通過することができる。
【0106】中央傾斜面51を通過した遊技球Bは、導
出された側とは異なる転動路50端部へ向かって、滑走
面52を上っていく。そして、遊技球Bは徐々に減速し
ていき、転動路50から連通路70(上流部71)へ案
内される。
出された側とは異なる転動路50端部へ向かって、滑走
面52を上っていく。そして、遊技球Bは徐々に減速し
ていき、転動路50から連通路70(上流部71)へ案
内される。
【0107】遊技球Bが連通路70(上流部71)へ案
内されると、該遊技球Bはガイド部75の傾斜によって
下流部72側へ押しやられるように、その進行方向を下
流部72方向へと変化させる。ここで、上述したように
外リブ61にテーパ面61aが形成され、転動路50の
端部が下流部72側により開けた状態となっているた
め、遊技球Bが下流部72側へより案内されやすくなっ
ている。
内されると、該遊技球Bはガイド部75の傾斜によって
下流部72側へ押しやられるように、その進行方向を下
流部72方向へと変化させる。ここで、上述したように
外リブ61にテーパ面61aが形成され、転動路50の
端部が下流部72側により開けた状態となっているた
め、遊技球Bが下流部72側へより案内されやすくなっ
ている。
【0108】そして、遊技球Bは、上流部71の傾斜に
沿って下流部72へ転動する。なお、本実施の形態で
は、誘導傾斜面77が設けられていることにより、遊技
球Bの転動速度を落とさずに、遊技球Bを比較的スムー
ズに下流部72へ誘導することができる。
沿って下流部72へ転動する。なお、本実施の形態で
は、誘導傾斜面77が設けられていることにより、遊技
球Bの転動速度を落とさずに、遊技球Bを比較的スムー
ズに下流部72へ誘導することができる。
【0109】このとき、比較的速い速度で転動してくる
遊技球Bは、誘導傾斜面77に乗り上がるように、その
転動方向を変化させていく。ここで、それ以上の速度で
遊技球Bが転動してきた場合には、遊技球Bが規制側壁
部76にぶつかり、遊技球Bの前記所定転動方向への動
きが規制される。また、遊技球Bが規制側壁部76にぶ
つかった場合には、転動路50側へ跳ね返ってしまうお
それがある。しかし、この場合上述したように遊技球B
の一部が下流部72側へ突き出した状態となっている。
つまり、遊技球Bの中心が転動路50の中心軸線の延長
線上から外れ、下流部72側へ移動している。このた
め、遊技球Bが跳ね返ってしまった場合でも、跳ね返っ
た遊技球Bが、直接、転動路50に向かって跳ね返るこ
とはほとんどなく、少なくとも上記外リブ61の外側端
部にぶつかるように跳ね返る。結果として、外リブ61
によって、転動路50へ逆戻りしてしまうような遊技球
Bの動作が規制される。
遊技球Bは、誘導傾斜面77に乗り上がるように、その
転動方向を変化させていく。ここで、それ以上の速度で
遊技球Bが転動してきた場合には、遊技球Bが規制側壁
部76にぶつかり、遊技球Bの前記所定転動方向への動
きが規制される。また、遊技球Bが規制側壁部76にぶ
つかった場合には、転動路50側へ跳ね返ってしまうお
それがある。しかし、この場合上述したように遊技球B
の一部が下流部72側へ突き出した状態となっている。
つまり、遊技球Bの中心が転動路50の中心軸線の延長
線上から外れ、下流部72側へ移動している。このた
め、遊技球Bが跳ね返ってしまった場合でも、跳ね返っ
た遊技球Bが、直接、転動路50に向かって跳ね返るこ
とはほとんどなく、少なくとも上記外リブ61の外側端
部にぶつかるように跳ね返る。結果として、外リブ61
によって、転動路50へ逆戻りしてしまうような遊技球
Bの動作が規制される。
【0110】さて、遊技球Bは下流部72へ移動する
と、その傾斜面に沿って上段ステージ41に向けて転動
する。なお、本実施の形態では、下流側壁部79の円弧
形状によって、遊技球Bの転動方向を変化させ、遊技球
Bを比較的スムーズに上段ステージ41へ誘導すること
ができる。
と、その傾斜面に沿って上段ステージ41に向けて転動
する。なお、本実施の形態では、下流側壁部79の円弧
形状によって、遊技球Bの転動方向を変化させ、遊技球
Bを比較的スムーズに上段ステージ41へ誘導すること
ができる。
【0111】遊技球Bは、上段ステージ41へ案内され
ると、上部傾斜面45に沿って、上段ステージ41の長
手方向中央部に向かって転動する。すなわち、遊技球B
が連通路70を通過することにより、その転動方向が反
転する。なお、遊技球Bが連通路70を通過する際に
は、その転動方向がガイド部75及び下流側壁部79に
よって、それぞれ略直交方向へ変化させられることによ
り反転する。このため、面一となった略円弧状の側壁部
に沿って遊技球Bを反転させる場合に比べて、遊技球B
の転動勢を規制しつつより一定なものとして、遊技球B
を上段ステージ41へ導出することができる。
ると、上部傾斜面45に沿って、上段ステージ41の長
手方向中央部に向かって転動する。すなわち、遊技球B
が連通路70を通過することにより、その転動方向が反
転する。なお、遊技球Bが連通路70を通過する際に
は、その転動方向がガイド部75及び下流側壁部79に
よって、それぞれ略直交方向へ変化させられることによ
り反転する。このため、面一となった略円弧状の側壁部
に沿って遊技球Bを反転させる場合に比べて、遊技球B
の転動勢を規制しつつより一定なものとして、遊技球B
を上段ステージ41へ導出することができる。
【0112】凹部44を通過し、凸部43を上りきった
遊技球Bは、導出溝46に落下する。そして、導出溝4
6から排出される遊技球Bは、中央傾斜面51、排出凹
部55を通って、遊技盤5上へ排出される。ここで、上
記内リブ60のテーパ面60aが設けらていることによ
り、凹部44を通過した遊技球Bが内リブ60にぶつか
ってしまった場合でも、該遊技球Bは凸部43側へ跳ね
返りやすくなっている。すなわち、遊技球Bがより導出
溝46方向へ案内されやすくなっている。
遊技球Bは、導出溝46に落下する。そして、導出溝4
6から排出される遊技球Bは、中央傾斜面51、排出凹
部55を通って、遊技盤5上へ排出される。ここで、上
記内リブ60のテーパ面60aが設けらていることによ
り、凹部44を通過した遊技球Bが内リブ60にぶつか
ってしまった場合でも、該遊技球Bは凸部43側へ跳ね
返りやすくなっている。すなわち、遊技球Bがより導出
溝46方向へ案内されやすくなっている。
【0113】また、凸部43を上りきらない遊技球B
は、凹部44の傾斜に沿って、その手前側から下段ステ
ージ42へ排出される。そして、中央傾斜面51、排出
凹部55を通って、遊技盤5上へ排出される。
は、凹部44の傾斜に沿って、その手前側から下段ステ
ージ42へ排出される。そして、中央傾斜面51、排出
凹部55を通って、遊技盤5上へ排出される。
【0114】上述したように、導出溝46が作動チャッ
カー13の直上方に設けられているため、該導出溝46
から導出される遊技球Bは比較的高い確率で作動チャッ
カー13に入賞しやすい。
カー13の直上方に設けられているため、該導出溝46
から導出される遊技球Bは比較的高い確率で作動チャッ
カー13に入賞しやすい。
【0115】また、遊技盤5上に植設されている釘によ
って、一部の遊技球Bは、上部流路29及び側部流路3
0を通らずとも、ジャンプしてステージ部材40上へと
案内される場合もある。そのうち勢いのある遊技球B等
は、転動路50に沿って転動し、上段ステージ41へ誘
導されることもある。
って、一部の遊技球Bは、上部流路29及び側部流路3
0を通らずとも、ジャンプしてステージ部材40上へと
案内される場合もある。そのうち勢いのある遊技球B等
は、転動路50に沿って転動し、上段ステージ41へ誘
導されることもある。
【0116】以上詳述したように、遊技球Bを下段ステ
ージ42から上段ステージ41へ連通路70を介して誘
導することにより、複数のステージにおける遊技球Bの
多様な転動態様を実現することができる。また、連通路
70にガイド部75,規制側壁部76,下流側壁部79
等を設けることにより、遊技球Bの誘導をより確実なも
のとすることができる。結果として、遊技球Bに所定動
作を再現性高く行わせることにより、遊技者にとっての
興趣の向上を図ることができる。
ージ42から上段ステージ41へ連通路70を介して誘
導することにより、複数のステージにおける遊技球Bの
多様な転動態様を実現することができる。また、連通路
70にガイド部75,規制側壁部76,下流側壁部79
等を設けることにより、遊技球Bの誘導をより確実なも
のとすることができる。結果として、遊技球Bに所定動
作を再現性高く行わせることにより、遊技者にとっての
興趣の向上を図ることができる。
【0117】また、近年、表示装置の性能の向上に伴
い、上記可変表示装置14のように表示装置が大型化し
てきているため、遊技盤5上において遊技球Bが流下可
能な領域が狭められてきている。これにより、遊技球B
を所定部位に誘導したり、遊技球Bの動きにランダム性
を持たせたりするための釘等の配設が困難となってきて
いる。そこで、上述したように前記転動遊技領域におい
て、遊技球Bをより正確に誘導するとともに、遊技球B
に所定動作を行わせ、遊技盤5上に排出するようにすれ
ば、釘等が配設困難な状況においても、前記転動遊技領
域がその代替的役割を果たし、遊技球Bの挙動を楽しむ
遊技者にとっての興趣が阻害されてしまうおそれが低減
される。
い、上記可変表示装置14のように表示装置が大型化し
てきているため、遊技盤5上において遊技球Bが流下可
能な領域が狭められてきている。これにより、遊技球B
を所定部位に誘導したり、遊技球Bの動きにランダム性
を持たせたりするための釘等の配設が困難となってきて
いる。そこで、上述したように前記転動遊技領域におい
て、遊技球Bをより正確に誘導するとともに、遊技球B
に所定動作を行わせ、遊技盤5上に排出するようにすれ
ば、釘等が配設困難な状況においても、前記転動遊技領
域がその代替的役割を果たし、遊技球Bの挙動を楽しむ
遊技者にとっての興趣が阻害されてしまうおそれが低減
される。
【0118】また、連通路70の入口部分がその出口部
分と同じ高さ又はそれ以上の高さとなるよう構成されて
いることにより、遊技球Bをより円滑に下段ステージ4
2から上段ステージ41へ誘導することができる。さら
に、遊技球Bが自身の転動に基づいて低位置である下段
ステージ42の略中央部から高位置である上段ステージ
41へと転動することができる。このような遊技球の動
きは、従来のように高位置から低位置へ移動するような
遊技球Bの動きを予想している遊技者にとって意外性の
あるものとなる。結果として、遊技者に意外性のある遊
技球の動きを視認させ、遊技者にとってのさらなる興趣
の向上を図ることができる。
分と同じ高さ又はそれ以上の高さとなるよう構成されて
いることにより、遊技球Bをより円滑に下段ステージ4
2から上段ステージ41へ誘導することができる。さら
に、遊技球Bが自身の転動に基づいて低位置である下段
ステージ42の略中央部から高位置である上段ステージ
41へと転動することができる。このような遊技球の動
きは、従来のように高位置から低位置へ移動するような
遊技球Bの動きを予想している遊技者にとって意外性の
あるものとなる。結果として、遊技者に意外性のある遊
技球の動きを視認させ、遊技者にとってのさらなる興趣
の向上を図ることができる。
【0119】また、遊技球Bが連通路70を通過するこ
とにより、その転動方向が反転する。従って、比較的狭
いステージ等においても、該ステージを有効活用し、遊
技球Bに比較的長い距離を転動させることができる。ま
た、転動方向が反転するという意外性のある遊技球Bの
動きを遊技者に視認させることができる。結果として、
より長い時間、遊技者に遊技球Bの動きを視認させると
ともに、意外性のある遊技球Bの動きを視認させること
によって、さらなる興趣の向上を図ることができる。
とにより、その転動方向が反転する。従って、比較的狭
いステージ等においても、該ステージを有効活用し、遊
技球Bに比較的長い距離を転動させることができる。ま
た、転動方向が反転するという意外性のある遊技球Bの
動きを遊技者に視認させることができる。結果として、
より長い時間、遊技者に遊技球Bの動きを視認させると
ともに、意外性のある遊技球Bの動きを視認させること
によって、さらなる興趣の向上を図ることができる。
【0120】尚、上述した実施の形態の記載内容に限定
されず、例えば次のように実施してもよい。
されず、例えば次のように実施してもよい。
【0121】(a)上記実施の形態では、センターフレ
ーム21に設けられた球案内流路いわゆるワープ流路
(上部流路29及び側部流路30)に沿って遊技球Bを
流下させ、ステージ部材40へと導出している。これに
限らず、例えば、案内手段として、センターフレーム2
1にその左右側部や前面部等からその内部へ遊技球Bを
導入しステージ部材40へと導出する球案内流路を設け
てもよい。また、センターフレーム21内部ではなく、
例えばその前面部に、当該前面部の表面上を通過させ、
ステージ部材40へと案内する案内部を設けてもよい。
また、センターフレーム21に球案内流路を設けず、例
えば特定の案内手段(案内部材)を遊技盤5上に設けて
もよい。
ーム21に設けられた球案内流路いわゆるワープ流路
(上部流路29及び側部流路30)に沿って遊技球Bを
流下させ、ステージ部材40へと導出している。これに
限らず、例えば、案内手段として、センターフレーム2
1にその左右側部や前面部等からその内部へ遊技球Bを
導入しステージ部材40へと導出する球案内流路を設け
てもよい。また、センターフレーム21内部ではなく、
例えばその前面部に、当該前面部の表面上を通過させ、
ステージ部材40へと案内する案内部を設けてもよい。
また、センターフレーム21に球案内流路を設けず、例
えば特定の案内手段(案内部材)を遊技盤5上に設けて
もよい。
【0122】(b)上記実施の形態では、センターフレ
ーム21の左右両側に球案内流路が設けられている。こ
れに限らず、センターフレーム21の片側だけに球案内
流路を設ける構成としてもよい。
ーム21の左右両側に球案内流路が設けられている。こ
れに限らず、センターフレーム21の片側だけに球案内
流路を設ける構成としてもよい。
【0123】(c)上記実施の形態では、下段ステージ
42に高低差が設けられ、遊技球Bの動作に上下方向の
変化が加わるよう構成されているが、これに限らず、遊
技球Bが下段ステージのほば全域を略水平に転動するよ
うに下段ステージを構成してもよい。
42に高低差が設けられ、遊技球Bの動作に上下方向の
変化が加わるよう構成されているが、これに限らず、遊
技球Bが下段ステージのほば全域を略水平に転動するよ
うに下段ステージを構成してもよい。
【0124】(d)上記実施形態では、ガイド部75が
連通路70の一部を遮蔽する役割を果たしているが、こ
れに限らず、ガイド部75とは別途(ステージ部材40
と一体的に又は離間して)連通路70を遮蔽する遮蔽部
を設けてもよい。この遮蔽部は連通路70のほぼ全域を
被覆するようなものでもよい。
連通路70の一部を遮蔽する役割を果たしているが、こ
れに限らず、ガイド部75とは別途(ステージ部材40
と一体的に又は離間して)連通路70を遮蔽する遮蔽部
を設けてもよい。この遮蔽部は連通路70のほぼ全域を
被覆するようなものでもよい。
【0125】(e)上記実施の形態では、液晶表示部2
0の周囲を囲むセンターフレーム21を遊技部材とした
が、他の役物を囲むものを遊技部材としてもよい。ま
た、遊技部材としてステージ部材だけが設けられる構成
としてもよい。
0の周囲を囲むセンターフレーム21を遊技部材とした
が、他の役物を囲むものを遊技部材としてもよい。ま
た、遊技部材としてステージ部材だけが設けられる構成
としてもよい。
【0126】(f)上記実施の形態では、可変表示装置
14の表示部として液晶表示部20を採用している。し
かし、これに限らず、他にも、CRT、ドットマトリッ
クス、LED(エレクトロルミネッセンス)、蛍光表示
管等を可変表示装置14の表示部として用いてもよい。
14の表示部として液晶表示部20を採用している。し
かし、これに限らず、他にも、CRT、ドットマトリッ
クス、LED(エレクトロルミネッセンス)、蛍光表示
管等を可変表示装置14の表示部として用いてもよい。
【0127】(g)本発明は、上記実施の形態とは異な
るタイプのパチンコ機にも適用できる。従って、可変表
示装置14のないパチンコ機にも応用できる。また、本
発明は、パチンコ機以外にも雀球、アレンジボール等の
遊技機にも応用可能である。
るタイプのパチンコ機にも適用できる。従って、可変表
示装置14のないパチンコ機にも応用できる。また、本
発明は、パチンコ機以外にも雀球、アレンジボール等の
遊技機にも応用可能である。
【図1】一実施の形態におけるパチンコ機を示す正面図
である。
である。
【図2】一実施の形態における遊技盤を示す部分正面図
である。
である。
【図3】センターフレームを示す斜視図である。
【図4】ステージ部材を示す斜視図である。
【図5】ステージ部材を示す平面図である。
【図6】ステージ部材を示す正面図である。
【図7】転動路、傾斜部及び境界段差部の関係を説明す
るための図5のK−K線部分断面図である。
るための図5のK−K線部分断面図である。
【図8】内リブのテーパ面を説明する部分平面図であ
る。
る。
【図9】連通路及びその近傍を説明するための部分平面
図である。
図である。
1…遊技機としてのパチンコ機、5…遊技領域を有する
遊技盤、13…入賞手段としての作動チャッカー、14
…可変表示装置、20…液晶表示部、21…遊技部材と
してのセンターフレーム、22…装飾枠、23…ベース
部、24…側部カバー、26…外天井部、27…開口
部、28…仕切板、29…案内手段,案内部又は球導出
流路の一部を構成する上部流路、30…案内手段,案内
部又は球導出流路の一部を構成する側部流路、31…中
央装飾レンズ、32…側部装飾レンズ、40…転動遊技
領域を有するステージ部材、41…第2転動部としての
上段ステージ、42…第1転動部としての下段ステー
ジ、43…凸部、44…凹部、45…上部傾斜面、46
…導出部としての導出溝、50…特定転動面としての転
動路、51…中央傾斜面、52…滑走面、55…排出凹
部、56…傾斜部、57…特定境界部又は特定段差部と
しての境界段差部、60…内リブ、61…跳返り防止部
としての外リブ、60a,61a…テーパ面、70…補
助転動部としての連通路、71…補助転動部の底面部を
構成する上流部、72…補助転動部の底面部を構成する
下流部、75…作用部としてのガイド部、76…規制部
としての規制側壁部、77…誘導傾斜面、78…逆行防
止部としての段差部、79…誘導部又は円弧側壁部とし
ての下流側壁部、B…遊技球。
遊技盤、13…入賞手段としての作動チャッカー、14
…可変表示装置、20…液晶表示部、21…遊技部材と
してのセンターフレーム、22…装飾枠、23…ベース
部、24…側部カバー、26…外天井部、27…開口
部、28…仕切板、29…案内手段,案内部又は球導出
流路の一部を構成する上部流路、30…案内手段,案内
部又は球導出流路の一部を構成する側部流路、31…中
央装飾レンズ、32…側部装飾レンズ、40…転動遊技
領域を有するステージ部材、41…第2転動部としての
上段ステージ、42…第1転動部としての下段ステー
ジ、43…凸部、44…凹部、45…上部傾斜面、46
…導出部としての導出溝、50…特定転動面としての転
動路、51…中央傾斜面、52…滑走面、55…排出凹
部、56…傾斜部、57…特定境界部又は特定段差部と
しての境界段差部、60…内リブ、61…跳返り防止部
としての外リブ、60a,61a…テーパ面、70…補
助転動部としての連通路、71…補助転動部の底面部を
構成する上流部、72…補助転動部の底面部を構成する
下流部、75…作用部としてのガイド部、76…規制部
としての規制側壁部、77…誘導傾斜面、78…逆行防
止部としての段差部、79…誘導部又は円弧側壁部とし
ての下流側壁部、B…遊技球。
Claims (3)
- 【請求項1】 遊技球が流下可能な遊技領域に、前記遊
技球が転動可能な転動遊技領域を有する遊技部材を備
え、 前記転動遊技領域には、所定方向へ並行して延在する第
1転動部と第2転動部とが設けられるとともに、 前記第1転動部及び第2転動部の延在方向における両端
部の少なくとも一方において、前記両転動部に連通する
補助転動部が設けられ、 前記第1転動部に案内される遊技球が、前記補助転動部
へ向かって転動するとともに、当該補助転動部を通過す
ることにより、その転動方向を反転させ、前記第2転動
部へ導出されるよう構成したことを特徴とする遊技機。 - 【請求項2】 遊技球が流下可能な遊技領域に、前記遊
技球が転動可能な転動遊技領域を有する遊技部材と、前
記遊技球の入賞を許容する入賞手段とを備えた遊技機で
あって、 前記転動遊技領域には、前記遊技機の正面から見て少な
くとも左右方向へ並行して延在する第1転動部と第2転
動部とが設けられるとともに、 前記第1転動部は、その左右方向の略中央部が両端部よ
り低い湾曲形状に構成されることによって、少なくとも
前記略中央部が前記第2転動部より低くなるよう構成さ
れ、 前記第1転動部及び第2転動部の左右両端部のうちの少
なくとも一方において、前記両転動部に連通する補助転
動部が設けられ、 前記第2転動部には、前記入賞手段に向けて前記遊技球
を導出可能な導出部が設けられ、 前記第1転動部に案内される遊技球が、当該第1転動部
の最下点を通過し、前記補助転動部へ向かって転動する
とともに、当該補助転動部を通過することにより、その
転動方向を反転させた状態で前記第2転動部へ導出さ
れ、前記導出部へと転動できるよう構成したことを特徴
とする遊技機。 - 【請求項3】 前記第1転動部へ前記遊技球を案内する
少なくとも1つの案内手段を設けたことを特徴とする請
求項1又は請求項2に記載の遊技機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003005257A JP2003199899A (ja) | 2003-01-14 | 2003-01-14 | 遊技機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003005257A JP2003199899A (ja) | 2003-01-14 | 2003-01-14 | 遊技機 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2001399059A Division JP2003190452A (ja) | 2001-12-28 | 2001-12-28 | 遊技機 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2003199899A true JP2003199899A (ja) | 2003-07-15 |
JP2003199899A5 JP2003199899A5 (ja) | 2005-08-04 |
Family
ID=27656066
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2003005257A Withdrawn JP2003199899A (ja) | 2003-01-14 | 2003-01-14 | 遊技機 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2003199899A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008012345A (ja) * | 2007-10-01 | 2008-01-24 | Sophia Co Ltd | 遊技機 |
JP2012183387A (ja) * | 2012-07-02 | 2012-09-27 | Sophia Co Ltd | 遊技機 |
-
2003
- 2003-01-14 JP JP2003005257A patent/JP2003199899A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2008012345A (ja) * | 2007-10-01 | 2008-01-24 | Sophia Co Ltd | 遊技機 |
JP2012183387A (ja) * | 2012-07-02 | 2012-09-27 | Sophia Co Ltd | 遊技機 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20041227 |
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A761 | Written withdrawal of application |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A761 Effective date: 20061116 |