JP2003199672A - 全自動炊飯器 - Google Patents

全自動炊飯器

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JP2003199672A
JP2003199672A JP2002003204A JP2002003204A JP2003199672A JP 2003199672 A JP2003199672 A JP 2003199672A JP 2002003204 A JP2002003204 A JP 2002003204A JP 2002003204 A JP2002003204 A JP 2002003204A JP 2003199672 A JP2003199672 A JP 2003199672A
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Masaki Yura
政樹 由良
Kuniyuki Nakanishi
邦行 中西
Hatsuhiko Matsushita
初彦 松下
Akihiro Shinabe
晃宏 品部
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 全自動炊飯器において、騒音を低減しご飯の
食味を向上させるとともに、炊飯部に供給される米量に
適した水量を供給する。 【解決手段】 給水部26からの水の供給を2回以上に
し、所定量より少ない量の水を給水部26から炊飯部2
5へ供給して所定温度まで加熱する。その後、所定量の
米10を炊飯部25へ供給する。そして、再び水を所定
量になるまで給水部26から炊飯部25へ供給する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、主として米を準備
すれば炊飯まで自動で行う自動炊飯器に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術】自動で米をとぎ、炊飯する炊飯器とし
て、図10に示すような全自動炊飯器1がある。ここで
は図10に示す全自動炊飯器1の構成について説明す
る。
【0003】図10に示すように、全自動炊飯器1は、
使用者が米10を投入する貯米部2、米10を計量する
米計量部3、米10をとぐ米とぎ部4およびといだ米1
0を炊飯する炊飯部5を備えている。6は炊飯部5へ所
定量の水を供給する給水部、7は米計量部3、米とぎ部
4、給水部6、炊飯部5を制御する制御部である。な
お、貯米部2、米計量部3、米とぎ部4を給米部8と呼
ぶ。
【0004】上記構成において動作を説明すると、使用
者が貯米部2に米10を投入し、炊飯したい米10の量
を入力した後、運転開始ボタン(図示しない)を押す
と、全自動炊飯器1の運転が開始する。
【0005】全自動炊飯器1の運転が開始すると、制御
部7が米計量部3を動作させて、貯米部2に貯蔵された
米10から、使用者が入力した所定量だけ米10を計量
する米計量工程を行う。そして、所定量の米10を米と
ぎ部4へ供給する。
【0006】所定量の米10が米とぎ部4に供給される
と、制御部7は米とぎ部4を動作させて米10から糊粉
層(糠の一部)を除去する米とぎ工程を行う。
【0007】米とぎ工程終了後、糊粉層が除去された米
10は、炊飯部5へ供給される。
【0008】所定量の米10が炊飯部5へ供給される
と、制御部7は給水部6を動作させて炊飯部5へ供給さ
れた米10を炊飯するのに最適な量の水を炊飯部5へ供
給する給水工程を行う。
【0009】炊飯部5へ所定量の米10と水が供給され
ると、米10を水に漬からせて米10に水を吸収させる
浸漬工程が行われる。そして、所定時間の浸漬工程が行
われ、米10が所定量の水を吸収した後、米10を炊飯
する炊飯工程が行われる。
【0010】所定時間の炊飯が行われた後、炊飯された
ご飯を保温する保温工程が行われ、使用者はいつでもご
飯を炊飯部5から取り出すことができる。
【0011】こうして、炊飯したい米10の量を入力し
て運転開始ボタンを押すだけで、貯米部2に貯蔵された
米10から、米10の計量、米とぎ、給水、炊飯、保温
が自動で行われる。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の構成
の全自動炊飯器1では以下の問題を有している。
【0013】図10に示すように、水を使わないで米1
0をとぐ米とぎ部4を有する全自動炊飯器1は、米とぎ
部4で米10をといでも米10が濡れた状態にならない
ので、水を使わなくても米とぎ部4でといだ米10を全
て炊飯部5へ供給することができる。
【0014】しかしながら、米とぎ部4から炊飯部5へ
米10を供給すると、図11(a)に示すように、鍋9
と米10とが衝突して騒音が発生したり、米10が鍋9
と衝突した際に衝撃を受けて割れたりするという課題が
ある。
【0015】また、米10を鍋9に供給すると、図11
(b)に示すように、米10の一部が盛り上がって凸型
形状になってしまう。このような状態で水を供給する
と、図11(c)に示すように、米10の一部が水に浸
からない状態になり、浸漬工程で全ての米10が水を均
一に吸収することができず、ご飯をおいしく炊くことが
できないという課題もある。
【0016】これらの課題を解決するため、炊飯部5に
水を供給してから米10を供給する制御方法が提案され
ている(特許第2079411号公報)。これによれ
ば、図12(a)に示すように、炊飯部5の鍋9に水が
存在する状態で米10を供給するので、水が緩衝材とな
り、米10と鍋9とが衝突する音を低減することができ
る。また、米10は水の中を拡散しながら鍋9の下部へ
沈んでいくので、図12(b)に示すように、所定量の
米10を炊飯部5へ供給しても凸型形状にならずに平ら
な形状にすることができる。
【0017】しかしながら、この制御方法では、水温が
室温程度の(例えば20℃)水に米10を供給すると、
水温が低いため水が米10にうまく吸収されず、ご飯の
食味が劣るという問題がある。
【0018】また、浸漬工程の時間を短縮して、全自動
炊飯器1の運転時間を短縮することを目的に、炊飯部5
に水を供給して水を所定温度(米が水を吸収しやすく、
またヒートショックを受けて割れたりしない温度、例え
ば40〜50℃)に加熱してから、米10を炊飯部5に
供給するという制御方法も提案されている(特許第20
34272号公報)。
【0019】しかしながら、この制御方法では、炊飯部
5に供給され所定温度に加熱される水は、炊飯部5の鍋
9を介して加熱されるので、水温が高い部分と低い部分
が存在する状態、すなわち、加熱ムラがある状態になっ
てしまう。この状態の水に米10を供給しても、温度の
高い水と接触する米10が存在したり、逆に温度が低い
水と接触する米10が存在したりするので、米10が水
を均一に吸収しないという問題がある。
【0020】また、図13に示すように、給水部6に加
熱手段11を設けて水を加熱してから炊飯部5へ供給す
る手段もあるが、加熱手段11を別途設ける必要があ
り、低コストな構成にできないという問題もある。
【0021】一方で、貯米部2に存在する米10の量
が、使用者が炊飯したい量よりも少ない状態で全自動炊
飯器1を動作させて炊飯を行うと、炊飯部5へ供給され
る水の量は、炊飯部5へ供給される米10の量よりも多
くなってしまうので、炊きあがったご飯はおかゆのよう
にできの悪いご飯になってしまう可能性がある。
【0022】例えば、貯米部2に存在する米10の量が
2合で、使用者が炊飯したい量が5合の場合、水は給水
部6から5合を炊飯するのに必要な量が炊飯部5に供給
されるが、米10は2合分しか供給されないので、炊き
あがったご飯は水分の多いおかゆのようなご飯になって
しまうことになる。
【0023】このような状態を防止するため、図14に
示すように、貯米部2に米10が所定量存在するかどう
かを判定するために、貯米部2内の米10の量を検知す
る貯米量検知手段12を備えた全自動炊飯器(特開平0
2−168908号公報)がある。
【0024】前記の公報では、貯米部2内の米10の量
が、貯米量検知手段12が検知できる量よりも少なくな
るとスタートボタンを押しても全自動炊飯器1が動作し
ないように制御部7が制御する。すなわち、炊飯部5の
最大炊飯量よりも貯米部2内の米10が少なくなったと
きに、その情報を貯米量検知手段12が制御部7に通知
するように構成されている。
【0025】例えば、炊飯部5の最大炊飯容量が5合
で、貯米部2内の米10の量が5合以上存在する場合、
貯米量検知手段12は制御部7に通知せず、使用者はス
タートボタンを押せば制御部7は全自動炊飯器1を動作
するように制御する。
【0026】一方、貯米部2内の米10の量が5合より
少ない場合、例えば貯米部2内には米10が3合しかな
い場合は、貯米量検知手段12が貯米部2に米10が5
合以上ないことを制御部7に通知するので、使用者がス
タートボタンを押しても全自動炊飯器1は動作しないよ
うに制御部7は制御する。
【0027】このような構成では、貯米部2内に米10
が4合存在し、使用者が炊飯したい量が1合の場合で
も、貯米量検知手段12が制御部7に貯米部2に米10
が5合以上ないと通知するので、全自動炊飯器1は動作
しないことになり、使用者が炊飯したい量の米10が貯
米部2内に存在しても炊飯できないという不具合が生じ
てしまう。
【0028】この問題を解決するために、特許第288
2816号公報では、図15に示すように、貯米部2に
第一の貯米量検知手段13と、第二の貯米量検知手段1
4を備えた構成にしている。
【0029】この公報では、第一の貯米量検知手段13
は貯米部2内の米10の量が炊飯部5の最大炊飯量より
も少なくなったときに制御部7に通知し、第二の貯米量
検知手段14は、貯米部2内の米10が第一の貯米量検
知手段13が検知できる量よりもさらに少なくなったと
きに制御部7に通知するように構成されている。
【0030】例えば、炊飯部5の最大炊飯容量が5合
で、第一の貯米量検知手段13は貯米部2内の米10が
5合より少なくなると制御部7に通知し、第二の貯米量
検知手段14は貯米部2内の米10が2合より少なくな
ると制御部7に通知するように構成されている場合、貯
米部2内の米10の量が5合以上存在する場合は、第一
の貯米量検知手段13および第二の貯米量検知手段14
はともに制御部7に通知せず、使用者はスタートボタン
を押せば全自動炊飯器1が動作するように制御部7が制
御する。
【0031】また、貯米部2内の米10の量が3合で、
使用者が炊飯したい量が2合の場合は、第一の貯米量検
知手段13は米10が5合以上ないと制御部7に通知す
るが、第二の貯米量検知手段14は米10の量が2合以
上あるので制御部7に通知しない。この場合、使用者が
炊飯したい量が2合なので、制御部7は炊飯可能と判断
して全自動炊飯器1の動作を行う。
【0032】しかしながら、貯米部2内の米10の量が
1合で、使用者が炊飯したい量が1合の場合では、第一
および第二の貯米量検知手段13、14がともに制御部
7に通知するので、制御部7は炊飯ができないと判断し
てしまい、使用者がスタートボタンを押しても、全自動
炊飯器1が動作しないように制御部7が制御する。
【0033】この場合も、使用者が炊飯したい量の米1
0が貯米部2内に存在しても炊飯できないという不具合
が生じてしまう。
【0034】したがって、検知手段を2つ設けた高コス
トな構成にしたにも関わらず、上記問題を解決すること
ができないという課題がある。
【0035】本発明は上記従来の問題を解決するもの
で、全自動炊飯器の騒音を低減し、且つ炊飯性能を向上
させるとともに、炊飯部に供給される米量に応じた炊飯
を行うことを目的としている。
【0036】
【課題を解決するための手段】本発明は上記目的を達成
するために、炊飯する炊飯部と、前記炊飯部に米を供給
する給米部と、前記炊飯部へ水を供給する給水部と、前
記炊飯部へ供給される米量を検知する米量検知手段と、
前記給米部、前記給水部および前記炊飯部を制御する制
御部とを備え、予め設定された所定水量より少ない量の
水を前記炊飯部へ供給した後に米を前記炊飯部へ供給
し、その後、給米部から供給された米量に応じた量の水
を前記炊飯部へ供給するように構成したものである。
【0037】これにより、米と炊飯部の鍋とが衝突する
音を低減することができるとともに、米が割れるのを低
減することができ、さらに、米が水を吸収するのを促進
させることができる。また、炊飯部へ供給される米量に
応じて水を炊飯部へ供給することができる。
【0038】
【発明の実施の形態】本発明の請求項1に記載の発明
は、炊飯する炊飯部と、前記炊飯部に米を供給する給米
部と、前記炊飯部へ水を供給する給水部と、前記炊飯部
へ供給される米量を検知する米量検知手段と、前記給米
部、前記給水部および前記炊飯部を制御する制御部とを
備え、予め設定された所定水量より少ない量の水を前記
炊飯部へ供給した後に米を前記炊飯部へ供給し、その
後、給米部から供給された米量に応じた量の水を前記炊
飯部へ供給するように構成したものであり、炊飯部に供
給された水の中へ米を供給することができるので、米と
炊飯部の鍋とが直接衝突することがない。そのため、米
と炊飯部の鍋との衝突音を低減することができ、且つ米
が鍋に衝突して割れたりするのを低減することができ
る。
【0039】また、炊飯部に供給された水により米は水
の中を拡散しながら炊飯部の鍋の下部へ沈んでいくの
で、所定量の米を炊飯部へ投入しても凸型形状にならず
に平らな形状にすることができ、全ての米を水に浸から
せることができる。
【0040】さらに、炊飯部に供給されて加熱された水
を新たに炊飯部に供給する水で攪拌することができるの
で、炊飯部内の水の加熱ムラを改善することができ、水
温を所定温度に均一にすることができる。それゆえ、米
が水を吸収するのを促進させることができる。
【0041】また、給米部が炊飯部へ供給できる米量に
適した水量を給水部から炊飯部へ供給することができる
ので、おかゆのようなできの悪いご飯を炊くことを低減
することができる。
【0042】以上より、全自動炊飯器の騒音を低減する
ことができ、且つ炊飯性能を向上させることができ、過
水量による炊飯の不出来を低減することができる。
【0043】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、米量検知手段は、給米部の駆動手段の
負荷を検知するように構成したものであり、騒音を低減
することができるとともに、米が水を吸収するのをより
促進させることができ、炊飯性能をより向上させること
ができる。さらに、給米部内の米を全て使いきることが
できるとともに、簡単で且つ低コストな構成で炊飯部へ
供給される米の量を正確に検知することができ、過水量
による炊飯の不出来を低減することができる。
【0044】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明において、制御部が、予め設定された所
定水量より少ない量の水を炊飯部へ供給した後に、前記
所定水量に応じた所定米量より少ない量の米を炊飯部へ
供給する一連の動作を、給米部から米の供給が終了する
まで少なくとも1回行うものであり、炊飯部内の水およ
び米をより攪拌することができるので、加熱ムラをより
改善することができ、騒音を低減し米が水を吸収するの
をより一層向上させることができるとともに、過水量に
よる炊飯の不出来を低減することができ、鍋に供給され
る米の量に適した水量を供給することができる。
【0045】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、給米部から米の供給が終了した後、供
給した米に応じた水量になるまで、水を炊飯部へ供給す
るものであり、騒音を低減し米が水を吸収するのをより
一層促進させることができるとともに、過水量による炊
飯の不出来をさらに一層低減することができ、鍋に供給
される米の量に適した水量を供給することができる。
【0046】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれか1項に記載の発明において、給米部に米をとぐ
米とぎ部を備え、前記米とぎ部を駆動させた後に水を炊
飯部へ供給するもので、騒音を低減し、炊飯性能を向上
させることができるとともに、給米部内の米を全て使い
きることができ、低コストで炊飯部の鍋へ供給される米
の量を正確に検知しその量に応じた水を鍋へ供給するこ
とができるので、過水量による炊飯の不出来を防止する
ことができる。
【0047】請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の
いずれか1項の発明において、給水部は、炊飯に必要な
水を貯蔵する水タンクおよび炊飯部へ供給された水を検
知する給水量検知手段を備えたものであり、騒音を低減
し米が水を吸収するのをより一層促進させることができ
るとともに、水が不足した硬いご飯を炊くことを低減す
ることができ、鍋に供給される水の量に適した米の量を
供給することができる。
【0048】
【実施例】以下、本発明の第1の実施例について、図面
を参照しながら説明する。なお、従来例と同じ構成のも
のは同一符号を付して説明を省略する。
【0049】(実施例1)図1に示す全自動炊飯器20
は、少なくとも炊飯したい量の米10を収納することが
できる貯米部21、米10を計量する米計量部22、米
計量部22から供給された米10をとぐ米とぎ部23、
米とぎ部23でとがれた米10を米とぎ部23から排出
する米排出部24、米排出部24により米とぎ部23か
ら排出された米10を炊飯する炊飯部25を備えてい
る。また、26は炊飯部25へ所定量の水を供給する給
水部である。
【0050】27は制御部で、米計量部22、米とぎ部
23、米排出部24、給水部26、炊飯部25を制御す
る。また、貯米部21、米計量部22、米とぎ部23、
米排出部24を給米部28と呼ぶ。
【0051】米とぎ部23は、米計量部22で計量され
た米10を収納する米収納容器29、米収納容器29内
で回転自在に配設された回転羽根30、回転羽根30を
駆動する駆動手段31を備えている。
【0052】炊飯部25は、米10および水を収納する
鍋32と、鍋32を介して米10および水を加熱する加
熱ユニット25aを備えている。
【0053】35は、米量検知手段で、炊飯部25の鍋
32に供給される米10の量および水の量を検知する重
量センサからなる。
【0054】上記構成において、動作を説明する。使用
者が米10を貯米部21内に投入し、炊飯したい米10
の量を入力した後、運転開始ボタン(図示しない)を押
すと、全自動炊飯器20の運転が開始する。
【0055】運転が開始されると、制御部27は給水工
程プログラムおよび給米工程プログラムに従って給水部
26および給米部28を動作させる。
【0056】このとき、炊飯部25への水の供給を2回
以上にし、使用者が入力した炊飯量に適した量よりも少
ない量の水を炊飯部25の鍋32へ供給した後、所定量
の米10を鍋32へ供給し、その後、残りの水を供給す
るように制御部27は給水部26、給米部28および炊
飯部25を制御する。
【0057】さらに、水を鍋32へ供給する場合、図2
に示すように、鍋32への水の供給を複数回に分け、所
定量より少ない量の水を鍋32へ供給し、供給された水
を米10が吸収しやすく割れにくい温度T1(例えば4
0〜50℃)になるまで加熱ユニット25aが鍋32を
介して加熱するようにする。そして再び水を鍋32へ供
給して鍋32内の水の温度が所定温度T1になるまで加
熱するという動作を繰り返す。
【0058】また、給米工程は以下のように行われる。
【0059】まず、制御部27は米計量工程プログラム
に従って米計量部22を動作させる。そして、米計量部
22は、所定量の米10を米収納容器29へ供給する。
【0060】所定量の米10が米収納容器29に供給さ
れると、制御部27は米とぎ工程プログラムに従って駆
動手段31を動作させる。駆動手段31が動作すること
により回転羽根30が回転し、米収納容器29内に収納
された米10をとぐ米とぎ工程が行われる。
【0061】所定時間の米とぎ工程が行われると、制御
部27は米排出工程プログラムに従って米排出部24を
動作させる。米排出部24が動作することにより米とぎ
部23でとがれた米10は炊飯部25の鍋32へ供給さ
れる。
【0062】このようにして、所定量の水と米10が鍋
32に供給され、鍋32内の水および米10の温度が所
定温度T1になると給水工程および給米工程を終了す
る。
【0063】所定量の水と米10が鍋32へ供給される
と、制御部27は米10に水を吸収させる浸漬工程プロ
グラムおよび炊飯工程プログラムに従って炊飯部25を
動作させる。炊飯部25が動作することにより、使用者
が炊飯したい量の米10が炊飯されることになる。
【0064】所定量の米10が炊飯されると、制御部2
7は、ご飯を保温する保温工程に入る。こうして、ご飯
が炊き上がる。
【0065】このように本実施例によれば、給水工程お
よび給米工程において、図2に示すように、所定量より
少ない量の水を鍋32へ供給し、供給された水を所定温
度T1になるまで加熱し、そして再び水を鍋32へ供給
して鍋32内の水の温度が所定温度T1になるまで加熱
するという動作を繰り返し、その後所定量の米10を鍋
32へ供給し、再び所定量となるまで水を鍋32に供給
して加熱する動作を繰り返すことにより(例えば、2合
分の米10と0.4リットルの水を鍋32へ供給するの
に対して、0.1リットルの水を鍋32へ供給して約4
0℃に加熱する。その後0.1リットルの水を新たに鍋
32へ供給する。新たに鍋32内に供給された水0.1
リットルが、すでに鍋32内で約40℃に加熱されてい
る水0.1リットルを約40℃よりも低い温度に冷却し
てしまうので、鍋32内にある水0.2リットルを再び
約40℃に加熱する。次に3合分の米10を鍋32へ供
給して、その後再び約0.1リットルの水を供給して約
40℃まで加熱し、さらに水を0.1リットル供給して
加熱する。そうして0.4リットルの水と2合分の米1
0を供給する等)、加熱ユニット25aにより所定温度
T1に加熱されるが温度分布にムラがある鍋32内の水
に、新たに水を供給することで鍋32内の水を攪拌する
ことができるので、鍋32内の水温を均一にすることが
できる。
【0066】それゆえ、米10が水を吸収しやすく割れ
にくい温度T1で且つ均一な温度分布である水に、米1
0を供給することができるので、米10が水を吸収する
のを促進させることができる。
【0067】また、炊飯部25の鍋32に供給された水
の中へ米10を供給することができるので、米10と炊
飯部25の鍋32とが直接衝突することがない。そのた
め、米10と鍋32との衝突音を低減することができ、
且つ米10が鍋32に衝突して割れたりするのを低減す
ることができる。
【0068】また、図3(a)に示すように、鍋32に
供給された水の中を米10は拡散しながら鍋32の下部
へ沈んでいくので、図3(b)に示すように、所定量の
米10を鍋32へ投入しても凸型形状にならずに平らな
形状にすることができる。そのため、全ての米10を水
に浸からせることができる。
【0069】一方で、図2に示すように、所定量より少
ない量の水を鍋32へ供給した後、所定量の米10を鍋
32へ供給し、その後、残りの水を供給するように制御
部27が給水部26、給米部28および炊飯部25を制
御することにより、給米部28内に存在する米10の量
が、使用者が炊飯したい量よりも少ない場合、米10を
鍋32へ供給した後に給水部26から供給する水の量を
調整することによって、鍋32へ供給された米10の量
に適した水量を鍋32へ供給することができる。
【0070】例えば、使用者が炊飯したい量が4合の場
合、鍋32へ供給される水は約0.8リットルである
が、まず鍋32に2合炊飯するのに適した水約0.4リ
ットルを供給し、鍋32内で所定温度T1に加熱する。
この後、4合分の米10を鍋32へ供給するが、このと
き、給米部28の貯米部21内に米10が3合分しか存
在しない場合、鍋32には3合の米10しか供給されな
いことになる。そこで、3合の米10を鍋32へ供給し
た後に供給される水量を、 0.8リットル−0.4リットル=0.4リットル にするのではなく、 0.6リットル−0.4リットル=0.2リットル と、炊飯部25へ供給された米10の量に合わせて制御
部27が給水部26を制御することにより、炊飯部25
へ供給された米10の量に適した水量を供給することが
できる。
【0071】また、使用者が炊飯したい量が4合で貯米
部21内に存在する米10の量が1合しかなく、初めに
供給される水の量が2合炊飯するのに適した約0.4リ
ットルである場合は、貯米部21内の1合分の米10を
鍋32へ供給した後、鍋32へ水を供給する動作を中止
するように制御部27が給水部26を制御する。この場
合は、1合分の米10に対して必要な水は約0.2リッ
トルであるが、鍋32内には0.4リットルの水が供給
されているので、鍋32へ供給される水が約0.2リッ
トル多くなってしまうが、使用者が炊飯したい量に適し
た水を全て鍋32へ供給した後に米10を供給する場合
よりも少ない水量にすることができ、おかゆのようなで
きの悪いご飯を炊くことを低減することができる。
【0072】したがって、鍋32内の米10の量に適し
た水量を供給することができ、過水量による炊飯の不出
来を低減することができる。
【0073】以上より、米10と鍋32との衝突を低減
することができるので、全自動炊飯器20の騒音を低減
することができ、且つ米10が割れるのを低減すること
ができる。さらに、水を吸収しやすい温度T1であり均
一な温度分布である水に米10を全て浸漬させることが
できるので、炊飯性能を向上させることができる。
【0074】また、鍋32内の米10の量に適した水量
を供給することができ、過水量による炊飯の不出来を低
減することができる。
【0075】なお、貯米部21は、大量の米10を貯蔵
(例えば10kg)できてもよいし、毎回炊飯する量だ
け(例えば3合分)貯蔵できるものであってもよい。
【0076】また、とがなくても炊飯できる無洗米を貯
米部21に供給して炊飯する場合は、米とぎ部23で無
洗米をとがずに排出するだけでもよい。
【0077】また、給米部28は米とぎ部23を持た
ず、貯米部21と米計量部22、米排出部24のみを備
えた無洗米対応の構成のものであってもよい。
【0078】また、図1に示すように、鍋32へ米10
を供給するために炊飯部25の蓋33の一部を開く米投
入弁34の形状を円錐形状にすれば米10は広がりなが
ら鍋32へ供給されるので、米10はより平らな形状で
炊飯部25へ供給され、よりよい。
【0079】また、貯米部21から供給される米10の
量を、鍋32の底部に設けた重量センサで検知するよう
にしたが、図4に示すように、米とぎ部23に重量セン
サ35aを設けて検知するようにしてもよい。
【0080】(実施例2)図5に示す負荷検知手段36
は、回転羽根30または駆動手段31の回転数、または
回転羽根30または駆動手段31に加わる負荷を検知す
る。また、37は給水量検知手段であり、鍋32へ供給
される水の量を検知する。その他の構成は上記実施例1
と同じである。
【0081】米10をとぐ米とぎ工程が行われると、回
転羽根30または駆動手段31の回転数や、回転羽根3
0または駆動手段31に加わる負荷は、米収納容器29
に投入される米10の量に応じて変化する、すなわち、
米収納容器29に投入される米10の量が多くなるほど
回転羽根30または駆動手段31の回転数は低くなり、
回転羽根30および駆動手段31に加わる負荷は大きく
なるので、回転羽根30または駆動手段31の回転数
や、回転羽根30または駆動手段31に加わる負荷を図
4に示す負荷検知手段36が検知することにより、制御
部27は、米収納容器29に投入された米10の量を正
確に判断することができ、貯米部21内の米10がいつ
なくなったかを判断することができる。
【0082】したがって、図1に示すように、米量検知
手段35が重量センサの場合は、炊飯部25の鍋32を
支持する構成を現行の炊飯器の構成から大きく変更する
必要があり部品の共用化ができず高コストな構成になっ
てしまったり、米10や水を供給する場合に、鍋32の
重量を正確に検知する必要があるので、炊飯時に蒸気が
逃げないように蓋33に設けたシール部33aで密閉し
ている構成を開放する構成にしなければならず、炊飯部
25周辺の構成が複雑になってしまうが、負荷検知手段
36は、図5に示すように、米とぎ部23の一部に設け
るだけでよいので、簡単で且つ低コストな構成で給米部
28から炊飯部25へ供給される米10の量を正確に検
知することができ、貯米部21内の米10を全て使い切
ることができる。
【0083】以上より、騒音を低減することができると
ともに、米10が水を吸収するのをより促進させること
ができ、炊飯性能を向上させることができる。さらに、
給米部28内の米10を全て使いきることができるとと
もに、簡単で且つ低コストな構成で炊飯部25へ供給さ
れる米10の量を正確に検知することができ、過水量に
よる炊飯の不出来を低減することができる。
【0084】さらに、図6に示すように、水および米1
0の鍋32への供給を複数回に分け、所定量より少ない
量の水を鍋32へ供給して所定温度T1まで加熱した後
に所定量より少ない量の米10を鍋32へ供給するとい
う動作を繰り返すように給水部26、給米部28および
炊飯部25を制御部27が制御することにより、水と米
10を交互に鍋32へ供給することができる。そのた
め、鍋32内の水および米10をより攪拌することがで
きるので、鍋32内の水および米10の加熱ムラをより
改善することができ、米10が水を吸収するのをより促
進させることができる。
【0085】また、給米部28内に存在する米10の量
が、使用者が炊飯したい量よりも少ない場合、給米部2
8から米10が供給されなくなった地点で給水部26か
らの水の供給も中止することができる。
【0086】例えば、給水部26から鍋32へ供給され
る1回当たりの水の量が、0.5合の米10を炊飯する
のに必要な約0.1リットルであり、給米部28から鍋
32へ供給される1回当たりの米10の量が0.5合と
なるように、給水部26および給米部28を制御部27
が制御する。そして、使用者が炊飯したい量が5合で、
貯米部21内に存在する米10の量が3合の場合、鍋3
2への水および米10を交互に6回ずつ供給すると、鍋
32内の水量は3合の米10を炊飯するのに適した約
0.6リットルになり、米10の量も3合となる。この
地点で貯米部21内には米10がなくなるので、制御部
27は鍋32への水および米10の供給を中止するよう
に給水部26および給米部28を制御する。
【0087】このとき、制御部27は、水を供給してか
ら米とぎ部23を動作させて負荷検知手段36が米10
がなくなったことを検知するが、米10がなくなった地
点では、水が1回分多く鍋32へ供給されてしまうが、
この例では、0.1リットルだけ多くの水が供給される
だけなので、おかゆのようなご飯を炊くことをより低減
することができる。
【0088】それゆえ、1回当りに鍋32へ供給する水
および米10の量を少なくするほど、貯米部21内の米
10がなくなったときにおかゆのようなできの悪いご飯
を炊くことをより一層低減することができる。
【0089】このように制御部が給水部26、給米部2
8および炊飯部25を制御することにより、貯米部21
に存在する米10の量に適した水量をより正確に鍋32
へ供給することができ、過水量による炊飯の不出来をよ
り低減させることができる。
【0090】以上より、騒音を低減し米10が水を吸収
するのをより一層向上させることができるとともに、過
水量による炊飯の不出来をより低減することができ、鍋
32に供給される米10の量に適した水量を供給するこ
とができる。
【0091】なお、鍋32へ供給された水を所定温度T
1に加熱することを行わなくても、水と米10を交互に
供給するだけで、鍋32へ供給された米10の量に適し
た水を正確に供給することができることは言うまでもな
い。
【0092】また、図7に示すように、制御部27は、
所定量より少ない量の水を鍋32へ供給した後に所定量
より少ない量の米10を鍋32へ供給するという動作を
少なくとも一回以上行った後に、所定量より少ない量の
米10を鍋32へ供給した後に所定量より少ない量の水
を鍋32へ供給するという動作を繰り返すように給水部
26および給米部28を制御することにより、米10が
水よりも先に鍋32へ供給するようにした後は、米10
がなくなったことを検知してから水を供給するので、水
を入れすぎることを防止することができる。それゆえ、
おかゆのようなできの悪いご飯を炊くことをさらに一層
低減することができる。
【0093】以上より、騒音を低減し米10が水を吸収
するのをより一層促進させることができるとともに、過
水量による炊飯の不出来をさらに一層低減することがで
き、鍋32に供給される米10の量に適した水量を供給
することができる。
【0094】なお、図8に示すように、貯米部21に残
米検知手段38を備え、残米検知手段38は、給米部2
8から鍋32へ供給される1回当たりの米10の量以上
の米10が貯米部21に存在することを検知することに
より(例えば、1回当たりの米10の供給量が0.5合
で、残米検知手段38は貯米部21に0.5合以上の米
10が残っていることを検知する等)、残米検知手段3
8からの信号によりいつ貯米部21内の米10がなくな
ったかを制御部27が検知し、貯米部21内の米10が
なくなったことを検知した後は鍋32への水の供給を中
止するようにしてもよい。
【0095】それから、貯米部21から米収納容器29
へ米10を供給し、駆動手段31を駆動させて負荷検知
手段36が米とぎ部23へ供給された米10の量を検知
してから、水を鍋32へ供給し、その後で米10を米と
ぎ部23から炊飯部25の鍋32へ供給するように制御
部27が制御すれば、水を鍋32へ供給する前に、何合
の米10が鍋32へ供給されようとしているのかを事前
に検知することができるので、制御部27は鍋32に供
給される実際の米10の量に応じて水を鍋32へ供給す
ることができる。
【0096】したがって、騒音を低減し、炊飯性能を向
上させることができるとともに、給米部28内の米10
を全て使いきることができ、低コストで炊飯部25の鍋
32へ供給される米10の量を正確に検知しその量に応
じた水を鍋32へ供給することができるので、過水量に
よる炊飯の不出来を防止することができる。
【0097】また、図9に示すように、給水部26は水
タンク39を備え、全自動炊飯器20の運転開始前に使
用者が炊飯に必要な量の水を水タンク39に貯めておく
ことにより、全自動炊飯器20を水道管に直結する必要
がないので、任意の場所に設置できる。
【0098】さらに、図6に示すように、水および米1
0の鍋32への供給を複数回に分け、所定量より少ない
量の水を鍋32へ供給して所定温度T1まで加熱した後
に所定量より少ない量の米10を鍋32へ供給するとい
う動作を所定量の水および米10が鍋32へ供給される
まで繰り返すように給水部26、給米部28および炊飯
部25を制御部27が制御することにより、水と米10
を交互に鍋32へ供給することができる。そのため、給
水部26の水タンク39内に存在する水の量が、使用者
が炊飯したい量よりも少ない場合、水タンク39から水
が供給されなくなった地点で給米部28からの米10の
供給も中止することができる。
【0099】例えば、給水部26から鍋32へ供給され
る1回当たりの水の量が0.5合の米10を炊飯するの
に必要な約0.1リットル、給米部28から鍋32へ供
給される1回当たりの米10の量が0.5合となるよう
に給水部26および給米部28を制御部27が制御す
る。そして、使用者が炊飯したい量が5合で、水タンク
39内に存在する水の量が3合分、つまり約0.6リッ
トルの場合、鍋32への水および米10を交互に6回ず
つ供給すると、鍋32内の水量は3合の米10を炊飯す
るのに適した約0.6リットルであり、米10の量も3
合となる。この地点で水タンク39内には水がなくなる
ので、制御部27は鍋32への水および米10の供給を
中止するように給水部26および給米部28を制御す
る。
【0100】このように制御部が給水部26、給米部2
8および炊飯部25を制御することにより、水タンク3
9に存在する水の量に適した米10の量をより正確に鍋
32へ供給することができる。
【0101】したがって、騒音を低減し米10が水を吸
収するのをより一層促進させることができるとともに、
水が不足した硬いご飯を炊くことを低減することがで
き、鍋32に供給される水の量に適した米10の量を供
給することができる。
【0102】なお、水タンク39に水位センサ(図示し
ない)を設けて、水タンク39内の水が所定量以下にな
ると水位センサが反応し、水タンク39内に水が所定量
以上存在しないことを制御部27に通知するようにして
もよい。
【0103】また、水タンク39内の水がなくなったこ
とを検知する手段はこれらの検知手段に限定されるもの
ではなく、水タンク39内の水がなくなったことを検知
できるものであればいかなる手段でもよい。
【0104】また、今まで述べた実施例において、給米
部28に存在する米10の量が、使用者が炊飯したい量
よりも少ない量の場合は、給米部28に存在する米10
の量に可能な限り適した炊飯を行うように制御部27は
炊飯部25、給水部26および給米部28を制御する構
成にしたが、使用者が炊飯したい量よりも少ない量の炊
飯を行っていることを使用者に報知するようにすればよ
いことは言うまでもない。
【0105】また、図1や図4、図5、図8および図9
に示す全自動炊飯器1は、炊飯部25が給米部28の下
部に配置された構成であるが、炊飯部25が貯米部21
の上部に配置される構成であってもよいし、炊飯部25
と貯米部21、米とぎ部23が平行に配置されるもので
あってもよい。
【0106】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、全自動
炊飯器の騒音を低減することができるとともに、炊飯性
能を向上させることができる。さらに、炊飯部内の米の
量に適した水量を供給することができ、誤水量による炊
飯の不出来を低減することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第一の実施例の全自動炊飯器の断面図
【図2】同全自動炊飯器の給水部、給米部および炊飯部
の制御方法の一例を示す図
【図3】(a)同全自動炊飯器の米が炊飯部へ供給され
る状態を示す図 (b)同全自動炊飯器の水および米が炊飯部へ供給され
た状態を示す図
【図4】同全自動炊飯器の米とぎ部に米量検知手段を備
えた状態を示す図
【図5】本発明の第二の実施例の全自動炊飯器の断面図
【図6】同全自動炊飯器の給水部、給米部および炊飯部
の制御方法の例を示す図
【図7】同全自動炊飯器の給水部、給米部および炊飯部
の制御方法の別の例を示す図
【図8】同全自動炊飯器の別の例の断面図
【図9】同全自動炊飯器の水タンクを備えた断面図
【図10】従来の全自動炊飯器の断面図
【図11】(a)同全自動炊飯器の米が炊飯部へ供給さ
れる状態を示す図 (b)同全自動炊飯器の米が炊飯部へ供給された状態を
示す図 (c)同全自動炊飯器の米と水が炊飯部へ供給された状
態を示す図
【図12】(a)同全自動炊飯器の別の例の米が炊飯部
へ供給される状態を示す図 (b)同全自動炊飯器の別の例の米と水が炊飯部へ供給
された状態を示す図
【図13】同全自動炊飯器の他の一例の給水部の構成図
【図14】同全自動炊飯器の貯米部の構成を示す図
【図15】同全自動炊飯器の貯米部の別の例の構成を示
す図
【符号の説明】
20 全自動炊飯器 23 米とぎ部 25 炊飯部 26 給水部 27 制御部 28 給米部 35 米量検知手段 37 給水量検知手段 39 水タンク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中西 邦行 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 松下 初彦 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 品部 晃宏 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 Fターム(参考) 4B053 AA01 BA17 BB02 BJ01 BK31 BL01 BL05 BL12 4B055 AA03 BA23 BA32 BA63 BA65 BA68 CA22 CD08 CD11 CD15 CD23 CD26 CD52 CD59 DA02 DB01

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 炊飯する炊飯部と、前記炊飯部に米を供
    給する給米部と、前記炊飯部へ水を供給する給水部と、
    前記炊飯部へ供給される米量を検知する米量検知手段
    と、前記給米部、前記給水部および前記炊飯部を制御す
    る制御部とを備え、予め設定された所定水量より少ない
    量の水を前記炊飯部へ供給した後に米を前記炊飯部へ供
    給し、その後、給米部から供給された米量に応じた量の
    水を前記炊飯部へ供給する全自動炊飯器。
  2. 【請求項2】 米量検知手段は、給米部の駆動手段の負
    荷を検知する請求項1に記載の全自動炊飯器。
  3. 【請求項3】 制御部が、予め設定された所定水量より
    少ない量の水を炊飯部へ供給した後に、前記所定水量に
    応じた所定米量より少ない量の米を炊飯部へ供給する一
    連の動作を、給米部から米の供給が終了するまで少なく
    とも1回行う、請求項1または2に記載の全自動炊飯
    器。
  4. 【請求項4】 給米部から米の供給が終了した後、供給
    した米に応じた水量になるまで、水を炊飯部へ供給する
    請求項3に記載の全自動炊飯器。
  5. 【請求項5】 給米部に米をとぐ米とぎ部を備え、前記
    米とぎ部を駆動させた後に水を炊飯部へ供給する請求項
    1〜4のいずれか1項に記載の全自動炊飯器。
  6. 【請求項6】 給水部は、炊飯に必要な水を貯蔵する水
    タンクおよび炊飯部へ供給された水を検知する給水量検
    知手段を備えた請求項1〜5のいずれか1項に記載の全
    自動炊飯器。
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JP2014200348A (ja) * 2013-04-02 2014-10-27 象印マホービン株式会社 炊飯器
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KR20160145487A (ko) * 2015-06-10 2016-12-20 함용승 곡물 건식 세척기능을 겸비한 자동 조리장치
CN108433522A (zh) * 2018-05-22 2018-08-24 姚瑞民 一种自动分次投料的米油机

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KR101709311B1 (ko) * 2015-06-10 2017-02-23 함용승 곡물 건식 세척기능을 겸비한 자동 조리장치
CN108433522A (zh) * 2018-05-22 2018-08-24 姚瑞民 一种自动分次投料的米油机
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