JP2003199453A - ペット用トイレ砂 - Google Patents

ペット用トイレ砂

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JP2003199453A
JP2003199453A JP2002197132A JP2002197132A JP2003199453A JP 2003199453 A JP2003199453 A JP 2003199453A JP 2002197132 A JP2002197132 A JP 2002197132A JP 2002197132 A JP2002197132 A JP 2002197132A JP 2003199453 A JP2003199453 A JP 2003199453A
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Japan
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pet
present
sand
compound
toilet
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JP2002197132A
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Keisuke Watanabe
敬介 渡辺
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Sumitomo Chemical Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ペット動物の排泄物に由来する悪臭を抑制する
機能を有するペット用トイレ砂を提供すること。 【解決手段】式(1) [式中、Rは炭素数3から5の鎖状炭化水素基を表
す。]で示される3−アシル−4−ヒドロキシ−6−メ
チル−2−ピロン化合物を含有することを特徴とするペ
ット用トイレ砂を用いることにより、ペット動物の排泄
物により発生する悪臭(特に排泄物中に含まれるアミン
化合物に由来するアミン臭)を抑制でき、さらにペット
動物に寄生する害虫を駆除することもできる。

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は、ペット用トイレ砂
に関する。 【0002】 【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
より、屋内にて飼われることの多くなった猫、犬等のペ
ット動物の排泄物処理を容易にするために、所謂“ペッ
ト用トイレ砂”が使用されている。本発明は、ペット動
物の排泄物に由来する悪臭を抑制する機能を有するペッ
ト用トイレ砂を提供することを課題とする。 【0003】 【課題を解決するための手段】本発明者は、式(1) [式中、Rは炭素数3から5の鎖状炭化水素基を表
す。]で示されるピロン化合物を含有するペット用トイ
レ砂が、ペット動物の排泄物により発生する悪臭を抑制
できることを見出し、本発明を完成させたものである。
即ち、本発明は式(1)で示されるピロン化合物を含有
することを特徴とするペット用トイレ砂を提供する。 【0004】 【発明の実施の形態】本発明において用いられるペット
用トイレ砂の主基材は所謂天然の「砂」のみに限らず、
ゼオライト、ベントナイト、シリカゲル、ペーパーサン
ド、木片チップ等であってもよく、またこれらの主基材
にポリビニルアルコール、アクリル酸コポリマー等の吸
水性ポリマーを配合して尿等の吸着性を改良したもので
あってもよい。該主基材は周囲に飛散しにくく、ペット
に違和感を与えない粒径を有するものが好ましく、通常
平均粒径が0.01〜10mm、好ましくは0.5〜5
mmのものが使用される。 【0005】本発明に用いられる式(1)で示されるピ
ロン化合物(以下、化合物Aと記す。)としては、例え
ば下記の表1に記載のものがあげられる。なお、本発明
のペット用トイレ砂に用いられる化合物Aは、1種類単
独であってもよく、2種類以上を混合したものであって
もよい。 【表1】 (表1におけるRは、式(1)におけるRを意味す
る。) 【0006】化合物Aは、例えば4−ヒドロキシ−6−
メチル−2−ピロンと対応する脂肪酸化合物とを、ジシ
クロヘキシルカルボジイミドの存在下で反応させること
により製造することができる。 【0007】本発明のペット用トイレ砂への化合物Aの
配合割合は、本発明のトイレ用ペット砂が悪臭抑制効果
を奏するための有効量であればよく、ペット用トイレ砂
の嵩体積1Lに対して、通常0.1〜50gの割合であ
り、好ましくは0.5〜30gの割合である。なお、こ
こで嵩体積とは粒状体または粉状体である本発明のペッ
ト用トイレ砂が見かけ上占める全体積をいう。 【0008】本発明のペット用トイレ砂は、化合物Aを
含有し、さらに必要に応じてその他の補助剤を含有して
いてもよい。本発明のペット用トイレ砂は、例えば前述
の主基材に化合物Aを均一に混合することにより製造で
きる。化合物Aを主基材に混合する方法としては、例え
ば化合物Aを液体に溶解または分散させた液状物と主基
材とを混合し、液体を乾燥する方法;及び、化合物Aが
常温で固体である場合は、化合物Aと主基材とを均一に
なるように攪拌混合する方法があげられる。この際、化
合物Aを溶解または分散させるために用いられる液体と
しては、例えばメタノール、エタノール、プロパノー
ル、イソプロピルアルコール、アミルアルコール等のア
ルコール類、水、アセトン及びジエチルエーテルが挙げ
られる。また、化合物Aを液体に分散させる場合には必
要により分散用補助剤として、ポリオキシエチレンオレ
イルエーテル等のポリオキシエチレン脂肪酸アルコール
エーテル、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル
等のポリオキシエチレンアルキルアリルエーテル、ポリ
オキシエチレン脂肪酸エステル、脂肪酸グリセリド、ソ
ルビタン脂肪酸エステル、高級アルコールの硫酸エステ
ル、ドデシルベンゼンスルホン酸ソーダ等のアルキルア
リールスルホン酸塩、グリセリン、ポリエチレングリコ
ール等を加えてもよい。 【0009】本発明において、ペット動物とは種々の愛
玩用動物を意味し、より具体的には例えばイヌ、ネコ、
ウサギ、リス、ハムスター、マウスが挙げられる。 【0010】本発明のペット用トイレ砂は、通常いわゆ
るペット用トイレと呼ばれる容器の敷材として用いられ
る。そして、本発明のペット用トイレ砂は、ペット動物
の排泄物に由来する悪臭を抑制することができ、特に排
泄物中に含まれるアミン化合物に由来するアミン臭を抑
制する効果が高い。即ち、ペットに式(1)で示される
ピロン化合物の有効量を含有するペット用トイレ砂を敷
設したペット用トイレで排泄させることにより、該排泄
物から発生する悪臭を抑制することができる。この場合
に用いられるペット用トイレ砂の量は、対象とするペッ
ト動物によっても異なるが、いわゆるペット用トイレ1
2あたり通常1000〜30000gの割合である。 【0011】本発明のペット用トイレ砂は、ペット動物
に寄生する害虫を駆除することもできる。即ち、ペット
動物に寄生する害虫が本発明のペット用トイレ砂に接触
することにより、その接触した害虫が防除される。な
お、本発明のペット用トイレ砂により防除される害虫に
は成虫のみならず、幼虫、卵等も含まれる。防除対象の
害虫としては、例えばネコノミ、イヌノミ等の隠翅目害
虫、シラミ目害虫、アカイエカ、ヌカカ、イエバエ、キ
ンバエ、サシバエ、ウシアブ等の双翅目害虫、マダニ等
のダニ類が挙げられる。 【0012】 【実施例】次に、製造例、試験例等をあげて、本発明を
さらに詳しく説明するが、本発明はこれらの実施例に限
定されるものではない。 【0013】まず本発明のペット用トイレ砂の製造例を
示す。 製造例1 天然砂100g(嵩体積:約77ml)の表面に4−ヒ
ドロキシ−6−メチル−3−(4−メチル−2−ペンタ
ノイル)−2−ピロン(化合物(5))の1重量%アセ
トン溶液10mlを散布し、全体を混合した後に風乾し
て、本発明のペット用トイレ砂を得た。 【0014】製造例2 天然砂100g(嵩体積:約77ml)の表面に4−ヒ
ドロキシ−6−メチル−3−(4−メチル−2−ペンタ
ノイル)−2−ピロン(化合物(5))の1重量%エタ
ノール溶液10mlを散布し、更に緑茶乾留エキス(フ
レッシュシライマツFS−500G)2mlを加え、全
体を混合した後に風乾して、本発明のペット用トイレ砂
を得た。 【0015】製造例3 ベントナイト(直径約1〜3mmの粒状)1000g
(嵩体積:約970ml)の表面に4−ヒドロキシ−6
−メチル−3−(4−メチル−2−ペンタノイル)−2
−ピロン(化合物(5))の10重量%エタノール溶液
(10ml)を散布し、全体を混合した後に風乾して、
本発明のペット用トイレ砂を得た。 【0016】製造例4 ベントナイト(直径約1〜3mmの粒状)1000g
(嵩体積:約970ml)と4−ヒドロキシ−6−メチ
ル−3−(4−メチル−2−ペンタノイル)−2−ピロ
ン(化合物(5))1gとを均一になるまでよく攪拌混
合して、本発明のペット用トイレ砂を得た。 【0017】次に本発明のペット用トイレ砂による効果
を確認する試験例を示す。 試験例1 製造例1で得た本発明のペット用トイレ砂100gを直
径20cmの円形ろ紙上に盛り、直径30cmのデシケー
タに入れた。そこに1.8%アンモニア水10mlを噴
霧し、砂を撹拌した後、蓋を開けて放置した。アンモニ
ア水の噴霧の5分後と60分後に、該デシケータに蓋を
して2分間密閉した後、デシケータ内のアンモニアガス
の気体濃度をガス検知管(ガステック社No.3La)にて測
定した。対照として、無処理の天然砂100gを用いて
同様に測定をした。また、製造例2で得た本発明のペッ
ト用トイレ砂についても、同様に行った。その結果を表
2に示す。 【0018】 【表2】 【0019】試験例2 製造例4に記載した方法で調製したペット用トイレ砂2
000gをプラスチック製の箱(43cm×30cm×
12cm高)に設置した。これをネコ飼育ゲージ(43
cm×43cm×33cm高)に設置した。このネコ飼
育ゲージ内で一日間ネコを飼育し、前記プラスチック箱
内のペット用トイレ砂に排泄させた。その後、ペット用
トイレ砂の固まり(ネコの尿により固まったもの)10
0gを採取し、直径15cmの金属皿に置いた。この固
まりが発するアンモニアの量を、採取直後、採取3日後
及び採取6日後に下記の方法で測定した。一方、比較対
照として直径約1〜3mmの粒状ベントナイト2000
gをペット用トイレ砂として用いた以外は同様にしてア
ンモニアの量を測定した。 (アンモニア量の測定方法)供試物を直径30cmのデ
シケータに入れ、10分間密閉した後に、デシケータ内
部のアンモニア濃度をガス検知管(ガステック社製 N
o.3La)で測定する。結果を表3に示す。 【0020】 【表3】 【0021】例3 製造例1で得た本発明のペット用トイレ砂、ラット用粉
末飼料、乾燥酵母および乾燥牛血を80/15/3/2
の比率(重量)で混合し、該混合物50gを250ml
カップに入れた。該カップ内に、ネコノミ卵20個を入
れ、カップをナイロンネットで蓋をした後、24±2
℃、60〜80%の湿度で保管し、4週間後にネコノミ
の羽化数を調査した。その結果、孵化したネコノミ幼虫
は認められず、羽化阻害率は100%であった。 【0022】例4 製造例1で得た本発明のペット用トイレ砂、ラット用粉
末飼料、乾燥酵母および乾燥牛血を80/15/3/2
の比率(重量)で混合し、該混合物50gを250ml
カップに入れた。該カップ内に、ネコノミ幼虫20頭を
入れ、カップをナイロンネットで蓋をした後、24±2
℃、60〜80%の湿度で保管し、4週間後に羽化数を
調査した。その結果、ネコノミ幼虫の羽化は認められ
ず、羽化阻害率は100%であった。 【0023】次に、本発明のペット用トイレ砂に用いら
れる化合物Aの合成例を示す。尚、化合物番号は前記表
1における化合物番号である。 合成例1 化合物(5)の製造 4−ヒドロキシ−6−メチル−2−ピロン10.0g
(79.3mmol)を室温でトルエン100mlに懸
濁し、N,N’−ジメチルアミノピリジン1.22g
(10.0mmol)、イソカプロン酸10.0g(8
6.1mmol)、ジシクロヘキシルカルボジイミド1
8.5g(89.7mmol)を順次加えた。この混合
溶液を室温にて1時間攪拌した後、70℃に昇温し、2
0時間加熱攪拌した。室温に戻した後、生成した不溶の
ジシクロヘキシル尿素を濾別し、1N塩酸で1回、10
%食塩水で2回洗浄した。有機層を硫酸マグネシウムで
乾燥し、減圧下に溶媒を留去することにより、粗油状物
を得た。この粗油状物をシリカゲルカラムクロマトグラ
フィー(展開溶媒:ヘキサン/酢酸エチル=6/1)に
付し、化合物(5)7.11g(収率40%)を得た。1 H−NMR(CDCl3/TMS):0.94(6H,
d),1.54(2H,q),1.63(1H,m),
2.27(3H,s),3.08(2H,t),5.9
3(1H,s)17.88(1H,s) 【0024】 【発明の効果】本発明のペット用トイレ砂は、ペット動
物の排泄物に由来する悪臭、特にアミン臭に対して優れ
た悪臭抑制効果を示すとともに、ペット動物に寄生する
ノミ等の害虫を効果的に防除することができる。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 【請求項1】式(1) [式中、Rは炭素数3から5の鎖状炭化水素基を表
    す。]で示されるピロン化合物を含有することを特徴と
    するペット用トイレ砂。
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