JP2003199302A - 分割式モータコア及びその製造方法 - Google Patents

分割式モータコア及びその製造方法

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JP2003199302A
JP2003199302A JP2001394921A JP2001394921A JP2003199302A JP 2003199302 A JP2003199302 A JP 2003199302A JP 2001394921 A JP2001394921 A JP 2001394921A JP 2001394921 A JP2001394921 A JP 2001394921A JP 2003199302 A JP2003199302 A JP 2003199302A
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projecting
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motor core
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JP2001394921A
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English (en)
Inventor
Kenji Sakugi
研二 柵木
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Aisin AW Co Ltd
Original Assignee
Aisin AW Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 組立てが容易で,生産性に優れた分割式モー
タコア及び製造方法を提供すること。 【解決手段】 分割ピース10を環状に複数個組み合わ
せて構成した分割式モータコア1を製造する方法におい
て,隣接する分割ピース10のうち,一方の分割ピース
10には円周方向の分割端部において一層ごとの電磁鋼
板が他方に向けて突出する突出部を有する突出領域を設
け,他方の分割ピース10には円周方向の端部において
一層ごとの電磁鋼板が切り欠かれてなる切欠部からなる
切欠領域を設け,上記突出領域の頂点のうち上記分割ピ
ース10の外方に向けて形成された頂点を,対峙する上
記切欠領域をなす1辺に対して差し込んでいき,隣接す
る分割ピース10を組み立てる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【技術分野】本発明は,電磁鋼板の積層体からなる複数
の分割ピースからなる環状の分割式モータコアに関す
る。
【0002】
【従来技術】従来,電磁鋼板を積層してなる複数の分割
ピースを環状に組み合わせて分割式モータコアを製造す
るに当たっては,例えば,プレス等を用いて電磁鋼板を
打抜きながら,ダイス型内に積層して分割ピースを得,
該複数の分割ピースを環状に組み立てる製造方法があ
る。ここでは,上記分割ピースの円周方向の分割端部に
おいて,1層おきの電磁鋼板が隣接する電磁鋼板から突
出して,凸部と凹部とが繰り返し現われる櫛歯形状を成
形したうえ,隣接する分割ピースにおいて対峙する分割
端部の上記櫛歯形状を互いに嵌合することにより,上記
分割式モータコアを組み立てることが多い。
【0003】また,回転ダイスを装備するプレスを用い
て,上記電磁鋼板の打抜きと積層及び組み立てを同時に
実施して上記分割式モータコアを製造する方法もある。
ここでは,電磁鋼板を打ち抜くごとに回転ダイスを回転
させ,打ち抜いた電磁鋼板を回転ダイス型内に環状に配
置し積層していき,上記分割式モータコアを作製する。
【0004】
【解決しようとする課題】しかしながら,上記のごと
く,従来の分割式モータコアの製造方法においては,次
のような問題がある。すなわち,一般的に上記櫛歯形状
を嵌合させるには,高精度な組付け装置を用いて精度良
く嵌合させる必要があり,生産性を向上させる上でのネ
ックとなる。また,上記櫛歯形状のピッチ等に誤差を生
じた分割ピースを組み合わせる場合には,各分割ピース
を互いの方向へ押圧し,上記櫛歯形状を構成する電磁鋼
板にある程度の変形を生じさせながら,嵌合させる必要
がある。
【0005】一方,上記のごとく,回転ダイスによれ
ば,上記電磁鋼板の打抜きと同時に,上記分割式モータ
コアが作製され,事後的に分割ピースを組み立てる必要
がない。しかしながら,上記回転ダイスによる方法によ
り大径の分割式モータコアを製造する場合には,上記回
転ダイスの慣性重量の増大に伴い,高速に回転させるこ
とが困難となる。そのため,回転ダイスによる製造方法
によっては,効率良く上記分割式モータコアを製造する
ことはできない。
【0006】本発明は,かかる従来の問題点に鑑みてな
されたもので,組立てが容易で,生産性に優れた分割式
モータコア及び製造方法を提供するものである。
【0007】
【課題の解決手段】第1の発明は,電磁鋼板を積層した
分割ピースを環状に複数個組み合わせて構成した分割式
モータコアを製造する方法において,隣接する上記分割
ピースのうち,一方の分割ピースには,円周方向の分割
端部において一層ごとの上記電磁鋼板が他方に向けて突
出する突出部を有する突出領域を設け,他方の分割ピー
スには,円周方向の分割端部において一層ごとの上記電
磁鋼板が切り欠かれてなる切欠部と,上記電磁鋼板の一
部であって上記切欠部に挟まれるように残っている残存
部とからなる切欠領域を設け,かつ,上記突出領域及び
上記切欠領域の形状を略多角形状に設け,上記突出領域
と上記切欠領域とを接合するに当たっては,上記突出領
域又は上記切欠領域の上記略多角形状を構成する頂点の
うち上記分割ピースの外方に向けて形成された外部頂点
を,対峙する上記切欠領域又は上記突出領域をなす1辺
であって上記分割ピースの輪郭をなす輪郭辺に対して差
し込んでいき,上記突出部と上記残存部とを重ね合わせ
ることを特徴とする分割式モータコアの製造方法にある
(請求項1)。
【0008】上記第1の発明においては,上記突出部を
有する上記電磁鋼板と上記突出部を有していない上記電
磁鋼板とが交互に積層されることにより凸部と凹部とが
繰り返される櫛歯形状の上記突出領域と,上記切欠部と
上記残存部とにより上記電磁鋼板端部とすきま部とが繰
り返される櫛歯形状の上記切欠領域とを接合させる。こ
のとき,上記櫛歯形状の上記突出領域又は上記切欠領域
の上記外部頂点を,対峙する櫛歯形状の上記切欠領域又
は上記突出領域の上記輪郭辺に対して挿入していく。す
なわち,上記突出領域と上記切欠領域との接合時には,
まず,上記輪郭辺にある櫛歯形状に対して,上記櫛歯形
状をなす上記外部頂点を差し込むこととなる。
【0009】そのため,上記分割ピースをなす電磁鋼板
に例えば,平面度が十分でない,プレスだれ等の問題が
あり,上記輪郭辺にある櫛歯形状に誤差等を生じている
場合であっても,上記外部頂点を,比較的容易に差し込
むことができる。したがって,上記突出領域と上記切欠
領域との接合作業を容易かつスムーズに行うことができ
る。また,接合の際に上記分割ピースを押し付け力を小
さくすることができるため,上記分割ピースに無理な力
をかけることもない。このように,上記第1の発明によ
れば,上記突出領域と上記切欠領域とを効率的に接合す
ることができ,高い生産性を維持しながら分割式モータ
コアの製造を実施することができる。
【0010】第2の発明は,電磁鋼板を積層した分割ピ
ースを環状に複数個組み合わせて構成する分割式モータ
コアにおいて,隣接する上記分割ピースのうち一方の分
割ピースは円周方向の分割端部において,一層ごとの上
記電磁鋼板が他方に向けて突出する突出部を設けた突出
領域を有し,他方の分割ピースは円周方向の分割端部に
おいて一層ごとの上記電磁鋼板が切り欠かれてなる切欠
部と,上記電磁鋼板の一部であって上記切欠部に挟まれ
るように残っている残存部とからなる切欠領域を有し,
かつ,上記突出領域及び上記切欠領域の形状は略多角形
状に設けられており,上記突出領域と上記切欠領域と
は,上記突出領域又は上記切欠領域の上記略多角形状を
構成する頂点のうち上記分割ピースの外方に向けて形成
された外部頂点を,対峙する上記切欠領域又は上記突出
領域をなす1辺であって上記分割ピースの輪郭をなす輪
郭辺に対して差し込んでいき,上記突出部と上記残存部
とを重ね合わせることにより接合されていることを特徴
とする分割式モータコアにある(請求項11)。
【0011】上記第2の発明においては,上記櫛歯形状
の上記突出領域と上記切欠領域とを接合する際,上記突
出領域又は上記切欠領域の上記外部頂点を,対峙する上
記切欠領域又は上記突出領域の上記輪郭辺に対して差し
込んで挿入していく。すなわち,上記のごとく,上記外
部頂点と上記輪郭辺との接触を契機とすることにより,
上記分割ピースを相互に強く押圧しなくても,上記外部
頂点を挿入しいていくことができる。それ故,上記接合
の際,各分割ピースに無理な力を作用させることがな
い。このように,上記第2の発明によれば,上記分割式
モータコアは,各分割ピースの歪み等のない優れた品質
を有するものである。
【0012】
【発明の実施の形態】上記第1の発明において好ましい
形態について説明する。上記突出領域及び上記切欠領域
の形状は,上記輪郭辺として,上記分割ピースの外周輪
郭の一部よりなる外周輪郭辺と,上記円周方向の分割端
部の輪郭の一部よりなる端部輪郭辺とを用いた略三角形
状とすることが好ましい(請求項2)。この場合には,
上記外部頂点の角度を略90°又はそれ以下の角度に設
定することが容易であり,よりスムーズに上記輪郭辺へ
の挿入を実施することができる。
【0013】また,上記突出領域と上記切欠領域とを接
合するに当たっては,上記切欠領域の上記外部頂点を,
対峙する上記突出領域の上記端部輪郭辺に対して差し込
んでいき,上記突出部と上記残存部とを重ね合わせるこ
とが好ましい(請求項3)。この場合には,上記切欠領
域の上記外部頂点と,上記突出領域の上記端部輪郭辺と
の組み合わせにより,上記突出領域と上記切欠領域との
接合を容易かつスムーズに実施することができる。
【0014】また,上記突出領域と上記切欠領域とを接
合するに当たっては,まず,隣接する2つの上記分割ピ
ースの上記分割端部同士を,上記突出領域と上記切欠領
域とが接触しないように当接させ,次いで,その当接面
に沿って上記2つの分割ピースを相対的にスライドさせ
ることにより,上記切欠領域の上記外部頂点を上記突出
領域の上記端部輪郭辺から差し込むことにより,上記突
出部と上記残存部とを重ね合わせることが好ましい(請
求項4)。
【0015】この場合には,互いの上記分割ピースの分
割端部で,他方の分割ピースをガイドしながら,上記切
欠領域の外部頂点を上記突出領域の上記端部輪郭辺に差
し込むことができる。それ故,さらに確実に精度良く,
上記突出領域を上記切欠領域の接合を実施することがで
きる。
【0016】また,上記突出領域と上記切欠領域とを接
合するに当たっては,上記突出領域の上記外部頂点を,
対峙する上記切欠領域の上記端部輪郭辺に対して差し込
んでいき,上記突出部と上記残存部とを重ね合わせるこ
とが好ましい(請求項5)。この場合には,上記突出領
域の上記外部頂点と,上記切欠領域の上記端部輪郭辺と
の組み合わせにより,上記突出領域と上記切欠領域との
接合を容易かつスムーズに実施することができる。
【0017】また,上記突出領域と上記切欠領域とを接
合した後,積層方向に圧着することが好ましい(請求項
6)。この場合には,上記隣接して積層される電磁鋼板
が,さらに密着して積層される。それ故,上記分割式モ
ータコアにあっては,電磁鋼板の密着性が向上し,さら
に優れた品質を有するものとなる。
【0018】また,上記突出領域と上記切欠領域とを接
合するに当たっては,予め上記突出部及び上記残存部の
バリ取り処理を実施することが好ましい(請求項7)。
この場合には,上記突出領域と上記切欠領域とを接合す
る際,上記輪郭辺に対して,上記外部頂点をさらに滑ら
かに差し込んでいくことができる。
【0019】また,上記突出部と上記残存部とには,互
いに嵌合可能な少なくとも1対の嵌合部を形成し,上記
突出領域と上記切欠領域とを接合するに当たっては,上
記突出部と上記残存部とを重ね合わせると共に,上記嵌
合部を嵌合させることが好ましい(請求項8)。この場
合には,上記突出部と上記残存部との重ね合わせ状態を
上記嵌合部の嵌合によって,強固に維持することができ
る。また,上記嵌合部を嵌合させることにより,隣接す
る上記分割ピースをずれなく,精度良く組み合わせるこ
とができる。さらに,上記のごとく,上記重ね合わせと
上記嵌合によって強固な接合状態と組立精度を得ること
ができるので,上記分割式モータコアにあっては,溶接
等によらず十分な強度を有するものとなる。
【0020】また,上記嵌合部は,上記突出部と上記残
存部の一方に設けた凸部と他方に設けた穴部とよりなる
ことが好ましい(請求項9)。この場合には,上記凸部
と上記穴部との嵌合によれば,上記突出部と上記残存部
とを一層強固に接合することができる。また,上記凸部
と穴部との組み合わせにより,隣接する上記分割ピース
を精度良く位置決めすることができる。
【0021】また,上記突出部及び上記残存部には,2
対以上の嵌合部を有しており,少なくとも1対の上記嵌
合部は上記突出部に設けた凸部と上記残存部に設けた穴
部とよりなり,少なくとも1対の上記嵌合部は上記突出
部に設けた穴部と上記残存部に設けた凸部とよりなるこ
とが好ましい(請求項10)。この場合には,上記突出
部に形成された少なくとも1つの上記凸部と少なくとも
1つの上記穴部とが,対応して上記残存部に形成された
上記穴部と上記凸部と嵌合することになる。そのため,
上記突出領域と上記切欠領域とを,さらに強固に,さら
に精度良く位置決めして接合することができる。
【0022】次に,上記第2の発明において好ましい形
態について説明する。上記突出領域及び上記切欠領域の
形状が略三角形状であることが好ましい(請求項1
2)。この場合には,上記外部頂点の角度を略90°又
はそれ以下の角度に設定することが容易であり,よりス
ムーズに上記輪郭辺への挿入を実施することができる。
それ故,上記接合時において,各分割ピースに無理な力
が作用することが少なく,歪み等を生じることがない。
このように組み立てられた上記分割式モータコアにあっ
ては,精度の高い優れた品質を有するものとなる。
【0023】また,上記突出領域における上記突出部
と,上記切欠領域における上記残存部とには,互いに嵌
合可能な少なくとも1対の嵌合部が形成されており,上
記突出領域と上記切欠領域とにおける上記突出部と上記
残存部とが積層方向に重なり合うと共に,上記嵌合部を
嵌合させることによって上記突出領域と上記切欠領域と
を接合してあることが好ましい(請求項13)。この場
合には,上記嵌合部の嵌合によって,上記突出部と上記
残存部とが強固に重ね合わされる。このように組み立て
られた上記分割式モータコアは,溶接等の事後的な接着
手段によらなくても,十分な強度を有する。
【0024】また,上記嵌合部は,上記突出部と上記残
存部の一方に設けた凸部と他方に設けた穴部とよりなる
ことが好ましい(請求項14)。この場合には,上記凸
部と上記穴部との嵌合により,上記突出部と上記残存部
との接合強度が,さらに強固なものとなる。また,上記
凸部と上記穴部との組み合わせにより,上記突出領域と
上記切欠領域との接合精度が高く維持される。
【0025】また,上記突出部及び上記切欠部には,2
対以上の嵌合部を有しており,少なくとも1対の上記嵌
合部は上記突出部に設けた凸部と上記残存部に設けた穴
部とよりなり,少なくとも1対の上記嵌合部は上記突出
部に設けた穴部と上記残存部に設けた凸部とよりなるこ
とが好ましい(請求項15)。この場合には,上記突出
部と上記残存部との接合強度が,さらに高まると共に,
その位置精度もより向上している。このように,組み立
てられた上記分割式モータコアにあっては,強度と精度
を兼ね備えた優れた品質を有する。
【0026】また,上記突出部及び上記残存部には,バ
リ取り処理が実施されていることが好ましい(請求項1
6)。この場合には,上記突出領域と上記切欠領域との
接合を,さらに容易に行うことができると共に,組み立
てられた上記分割式モータコアにあっては,各分割ピー
スの歪み等のない優れた品質を有するものとなる。
【0027】
【実施例】(実施例1)本発明の実施例にかかる分割式
モータコア及びその製造方法につき,図1〜図12を用
いて説明する。本例の製造方法は,電磁鋼板を積層した
分割ピース10を環状に複数個組み合わせて構成した分
割式モータコア1を製造する方法である。ここでは,隣
接する上記分割ピース10のうち,一方の分割ピース1
0には,円周方向の分割端部において一層ごとの上記電
磁鋼板が他方に向けて突出する突出部113を有する突
出領域13を設け,他方の分割ピース10には,円周方
向の分割端部において一層ごとの上記電磁鋼板が切り欠
かれてなる切欠部と,上記電磁鋼板の一部であって上記
切欠部に挟まれるように残っている残存部123とから
なる切欠領域14を設け,かつ,上記突出領域13及び
上記切欠領域14の形状を略多角形状に設けてある。
【0028】そして,上記突出領域13と上記切欠領域
14とを接合するに当たっては,上記突出領域13又は
上記切欠領域14の上記略多角形状を構成する頂点のう
ち上記分割ピース10の外方に向けて形成された外部頂
点135を,対峙する上記切欠領域14又は上記突出領
域13をなす1辺であって上記分割ピース10の輪郭を
なす輪郭辺に対して差し込んでいき,上記突出部113
と上記残存部123とを重ね合わせて隣接する上記分割
ピース10を組み立てる。以下,本例の実施の内容につ
いて,詳しく説明する。
【0029】本例において製造する分割式モータコア1
は,図1に示すごとく,電磁鋼板が積層されてなる複数
の分割ピース10を環状に組み合わせたものである。そ
して,本例では,図2に示すごとく,上記分割式モータ
コア1の製造工程を実施した。上記製造工程は,打抜積
層工程S1と組立工程S2と接合工程S3とからなる。
【0030】上記打抜積層工程S1は,電磁鋼板から所
定形状を打ち抜くと共に,ダイス型内に積層する工程で
ある。上記組立工程S2は,複数の分割ピース10を組
み合わせて環状に組み立てて上記分割式モータコア1を
組み立てる工程である。上記接合工程S3は,上記のご
とく,組み立てた分割式モータコア1を積層方向に加圧
して接合する工程である。
【0031】上記製造工程を実施して上記分割型モータ
コアを製造するに当たっては,まず,上記打抜積層工程
S1を実施する。この工程を実施するに当たっては,図
示しないパンチとダイス型とからなる順送り方式のプレ
ス装置を用いた。該順送り方式のプレス装置は,パンチ
出し入れ機構を使用することにより,異なる形状を交互
に打ち抜くと共に上記ダイス型内で積層することができ
る。
【0032】上記打抜積層工程S1では,上記のごとく
構成されたプレス装置を用いて,まず,図3,図4に示
すごとく,電磁鋼板からなる第1積層片11と第2積層
片12とを交互に打ち抜く。上記第1積層片11は,図
3に示すごとく,上記円周方向の一方の分割端部には,
外周輪郭115を1辺とし,隣接する分割ピースに向け
て形成された略三角形状の突出部113を有すると共
に,他方の分割端部には,上記突出領域と略同一形状の
切欠部114を有している。そして,上記突出部113
には,上記プレス装置による打ち抜きと同時に,貫通穴
である穴部111と凸部112とが成形されている。
【0033】また,上記第2積層片12は,図4に示す
ごとく,上記円周方向の両側の分割端部が直線的に成形
されている。そして,一方の分割端部(同図右側)に
は,上記第1積層片11と重ね合わされたとき,上記切
欠部14を挟むように残る残存部123が形成されてい
る。該残存部123には,上記第1積層片11の突出部
113に成形してある上記穴部111及び上記凸部11
2と嵌合する凸部122及び穴部121が成形してあ
る。ここで,上記凸部112及び凸部122は,積層方
向に加圧されたとき,上記穴部121及び穴部111内
で変形し,固定されるように構成してある。
【0034】そして,図5に示すごとく,上記第1積層
片11と上記第2積層片12とを交互に積層して上記分
割ピース10を作製する。該分割ピース10の円周方向
の分割端部には,図6に示すごとく,1層ごとに上記第
1積層片11の突出部113が突出する櫛歯形状の突出
領域13が形成されている。
【0035】また,上記分割ピースの他方の端部には,
図7に示すごとく,1層ごとに上記第1積層片11の切
欠部114が配されることにより上記第2積層片12の
残存部123が相対的に突出している櫛歯形状の切欠領
域14が形成されている。
【0036】そして,上記突出領域13及び上記切欠領
域14の形状は,上記分割ピース10の外周輪郭の一部
よりなる外周輪郭辺138,148と,上記円周方向の
分割端部の輪郭の一部よりなる端部輪郭辺139,14
9とを用いた略三角形状のものである。本例では,この
ような構成の分割ピース10を9組作製し,次の組立工
程S2に移る。なお,9組の上記分割ピース10のう
ち,3組にはその外周部に貫通穴18を有する固定部1
9を設けた。
【0037】次に,上記組立工程S2を実施し,複数の
上記分割ピース10を環状に組み合わせ上記分割式モー
タコア1を組み立てる。ここでは,図10に示すごと
く,環状に配置した各分割ピース10の分割端部にある
上記突出領域13と上記切欠領域14との接合を,全て
同時に実施して上記分割式モータコア1を作製する。上
記のごとく,上記突出領域13と上記切欠領域14とを
接合するに当たっては,図8に示すごとく,上記突出領
域13と上記切欠領域14とが重なり合うことなく対向
するよう,切欠側分割面15と突出側分割面16とを略
平行として一定の間隔を保持した状態で,隣接する分割
ピース10を略同心円状に配置する。
【0038】そして,上記平行状態を維持しながら,上
記切欠側分割面15と突出側分割面16とが当接するよ
うに,隣接する上記分割ピース10の間隔を狭くしてい
く。すなわち,上記分割ピース10の組み合わせに当た
っては,上記突出領域13の外部頂点135を,上記切
欠領域の上記端部輪郭辺149へ差し込んでいく。そし
て,櫛歯形状の上記突出領域13と上記切欠領域14と
が次第に重なり合い,噛み合わされていくこととなる。
そして,図9に示すごとく,一方の分割ピース10の上
記突出領域13の突出部113にある上記穴部111及
び上記凸部112が,他方の分割ピース10の上記切欠
領域の残存部123にある上記凸部122及び上記穴部
121とが,互いに嵌合した状態で接合される。
【0039】次に,上記接合工程S3を実施する。ここ
では,上記のごとく,組み立てられた環状の分割式モー
タコアを積層方向に加圧して接合する。このように積層
方向に加圧すると,上記突出部113と上記残存部12
3とを密着させることができると共に,上記のごとく嵌
合している上記凸部112,122が上記穴部111,
121内で変形して固定され,上記突出領域13と上記
切欠領域14との接合をさらに強固なものとすることが
できる。それ故,このように組み立てられた上記分割式
モータコアは,高い強度を有するものとなる。
【0040】以上のごとく,本例によれば,上記分割ピ
ース10の円周方向の分割端部に櫛歯形状の上記突出領
域13及び上記切欠領域14とを形成したうえ,それら
の領域にあって櫛歯をなす突出部113と残存部123
とを重ね合わせ,噛み合わせることで,上記突出領域1
3と上記切欠領域14とを接合する。また,上記突出部
113と上記切欠部123とは,上記穴部111,12
1と上記凸部112,122との嵌合により,精度良
く,一層強固に接合することができる。
【0041】さらに,上記櫛歯形状の突出領域13及び
切欠領域14との接合が容易に実施できるように,上記
突出領域13の形状を略三角形状としている。したがっ
て,上記突出領域13の上記外部頂点135を,対峙す
る上記切欠領域14の上記端部輪郭辺149に対して差
し込むこととなる。そのため,上記突出領域13と上記
切欠領域14との接合作業を容易かつスムーズに行うこ
とができる。また,接合の際,上記分割ピースを相互に
押圧する力を小さくすることができるため,上記分割ピ
ースに無理な力をかけることもない。このように,本例
によれば,溶接等によることなく,隣接する上記分割ピ
ース10を効率良く,強固に組み合わせて上記分割式モ
ータ1を組み立てることができる。
【0042】なお,上記のごとく,上記プレス装置によ
り打ち抜いた上記第1積層片11及び上記第2積層片1
2の輪郭部には,打ち抜き時のだれ,バリ等が発生する
ことがある。このようなバリ,だれのだれ量等が大きい
場合には,図11に示すごとく,上記突出領域13と上
記切欠領域14とを滑らかに接合することが難しくなる
おそれがある。
【0043】このような場合には,図12に示すごと
く,上記だれ,バリ等を事前に処理することにより,上
記突出領域13と上記切欠領域14との接合を容易とす
ることができる。例えば,図13に示すごとく,金型2
20を用いて,第1積層辺11の突出部113及び第2
積層辺12の残存部123の端面,特に,突出領域13
の上記端部輪郭辺139及び,切欠領域14の上記端部
輪郭辺149に当たる端面部分について,プレス面押し
を実施することが好ましい。
【0044】また,上記分割式モータコア1を環状に完
成するに当たっては,図14に示すごとく,左側部分及
び右側部分の分割ピース10をそれぞれ組み合わせた
後,左側部分と右側部分とを組み合わせることにより上
記分割式モータコア1を作製することもできる。この場
合にも,上述したごとく接合方法により上記分割式モー
タコア1を環状に完成することができる。
【0045】(実施例2)本例は,実施例1における上
記分割式モータコア1の組み立て手順を変更した例であ
る。本例では,図17に示すごとく,切欠領域の外方に
向けて形成された外部頂点を,突出領域の分割端部にあ
る端部輪郭辺に対して差し込んで挿入していき,上記突
出領域と切欠領域とを接合する。しかし,このような接
合方法によると,9個同形状の分割ピース10を,1個
ずつ順番に組み合わせていったとき,最後の分割ピース
10を組み込みづらくなる。
【0046】そこで,本例では,上記分割ピース10
(以下,主分割ピース10という)に加えて,図15,
図16に示すごとく,接合用分割ピース20と挿入用分
割ピース30とを準備した。上記接合用分割ピース20
は,円周方向の両端部に上記突出領域23を有するもの
である。そして,上記挿入用分割ピース30は,円周方
向の両端部に上記切欠領域34を有している。以下,本
例の内容について詳しく説明する。
【0047】本例を実施するに当たっては,まず,上記
打抜積層工程S1を実施する。ここでは,上記分割ピー
ス10と上記接合用分割ピース20と上記挿入用分割ピ
ース30とを各3つ作製する。次に,上記組立工程S2
を実施して,隣接する分割ピースを組み立てるに当たっ
ては,まず,主分割ピース10の切欠領域14と,接合
用分割ピース20の突出領域23とを接合したセットを
組み立てる。このとき,図17に示すごとく,上記突出
領域23と上記主分割ピース10との重なりを避けなが
ら,切欠側分割面15と突出側分割面16とが当接する
よう,接合用分割ピース20を直径方向外側にずらして
配置する(同図上側)。
【0048】そして,上記のごとく,切欠側分割面15
と突出側分割面16とが当接した状態を維持しながら相
対的にスライドさせる。そして,切欠領域14の外部頂
点145を,突出領域13の端部輪郭辺139へ差し込
み徐々に挿入していき,上記突出領域13の外周輪郭1
38と一致させる(同図下側)。このようにして,図1
8に示すごとく,主分割ピース10と接合用分割ピース
20とからなり,その円周方向の両端部に突出領域13
及び突出領域23とを有する中間セット120を作製す
る。本例では,該中間セット120を,他に2セット,
合計3セット組み立てる。
【0049】次に,図18に示すごとく,上記中間セッ
ト120と挿入用分割ピース30との6ヶ所の接合箇所
を,1ヶ所ずつ順番に接合していく。ここでは,図17
に示すごとく,中間セット120と挿入用分割ピース3
0とを,突出側分割面16と切欠側分割面15を当接さ
せると共に,直径方向にずらして配置(同図上側)す
る。そして,切欠側分割面15と突出側分割面16とが
当接した状態を維持しながら,相対的にスライドするこ
とにより,切欠領域34の外部頂点345を,突出領域
23の端部輪郭辺239へ差し込み徐々に挿入してい
き,上記突出領域23と上記切欠領域34とを接合する
(同図下側)。以上のごとく,接合手順を繰り返して,
分割式モータコア1を組み立てる。
【0050】上記のごとく,本例によれば,比較的小規
模な装置を用いて,各分割ピースを順番に組み合わせて
上記分割式モータコアを組み立てることができる。その
他の構成及び作用効果は,実施例1と同様である。な
お,上記主分割ピース10と接合用分割ピース20と挿
入用分割ピース30からなる3種類9つの分割ピース
を,本例のごとく,環状に配置した後,実施例1の接合
方法により組み立てることもできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施例1における,分割式モータコアを示す図
で,斜視図。
【図2】実施例1における,分割式モータコアの製造工
程を示す図で,フロー図。
【図3】実施例1における,分割ピースを構成する第1
積層片を示す図で,正面図。
【図4】実施例1における,分割ピースを構成する第2
積層片を示す図で,正面図。
【図5】実施例1における,分割ピースを示す図で,正
面図。
【図6】実施例1における,分割ピースの突出領域を示
す図で,図5に示すB−B断面図。
【図7】実施例1における,分割ピースの切欠領域を示
す図で,図5に示すA−A断面図。
【図8】実施例1における,隣接する分割ピースの接合
方法を説明する図で,イラスト図。
【図9】実施例1における,突出領域と切欠領域の接合
を示す図で,図8に示すC−C断面図。
【図10】実施例1における,分割ピースを組み合わせ
て,分割式モータコアを環状に組み立てる手順を示す図
で,イラスト図。
【図11】実施例1における,突出部と残存部の突き合
わせの様子を示す図で,拡大図。
【図12】実施例1における,バリ取り処理後の突出部
と残存部の突き合わせの様子を示す図で,拡大図。
【図13】実施例1における,電磁鋼板の端部のプレス
面押しの様子を説明する図で,断面図。
【図14】実施例1における,分割ピースの接合方法を
用いて,分割式モータコアを環状に組み立てる別手順を
示す図で,イラスト図。
【図15】実施例2における,接合用分割ピースを示す
図で,正面図。
【図16】実施例2における,挿入用分割ピースを示す
図で,正面図。
【図17】実施例2における,隣接する分割ピースの接
合方法を説明する図で,イラスト図。
【図18】実施例2における,分割ピースを組み合わせ
て,分割式モータコアを環状に組み立てる手順を示す図
で,イラスト図。
【符号の説明】
1...分割式モータコア, 10...分割ピース,主分割ピース, 11...第1積層片, 111...穴部, 112...凸部, 113...突出部, 12...第2積層片, 121...穴部, 122...凸部, 123...残存部, 20...接合用分割ピース, 30...挿入用分割ピース, 13,23,33...突出領域, 14,24,34...切欠領域,

Claims (16)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 電磁鋼板を積層した分割ピースを環状に
    複数個組み合わせて構成した分割式モータコアを製造す
    る方法において,隣接する上記分割ピースのうち,一方
    の分割ピースには,円周方向の分割端部において一層ご
    との上記電磁鋼板が他方に向けて突出する突出部を有す
    る突出領域を設け,他方の分割ピースには,円周方向の
    分割端部において一層ごとの上記電磁鋼板が切り欠かれ
    てなる切欠部と,上記電磁鋼板の一部であって上記切欠
    部に挟まれるように残っている残存部とからなる切欠領
    域を設け,かつ,上記突出領域及び上記切欠領域の形状
    を略多角形状に設け,上記突出領域と上記切欠領域とを
    接合するに当たっては,上記突出領域又は上記切欠領域
    の上記略多角形状を構成する頂点のうち上記分割ピース
    の外方に向けて形成された外部頂点を,対峙する上記切
    欠領域又は上記突出領域をなす1辺であって上記分割ピ
    ースの輪郭をなす輪郭辺に対して差し込んでいき,上記
    突出部と上記残存部とを重ね合わせることを特徴とする
    分割式モータコアの製造方法。
  2. 【請求項2】 請求項1において,上記突出領域及び上
    記切欠領域の形状は,上記輪郭辺として,上記分割ピー
    スの外周輪郭の一部よりなる外周輪郭辺と,上記円周方
    向の分割端部の輪郭の一部よりなる端部輪郭辺とを用い
    た略三角形状とすることを特徴とする分割式モータコア
    の製造方法。
  3. 【請求項3】 請求項2において,上記突出領域と上記
    切欠領域とを接合するに当たっては,上記切欠領域の上
    記外部頂点を,対峙する上記突出領域の上記端部輪郭辺
    に対して差し込んでいき,上記突出部と上記残存部とを
    重ね合わせることを特徴とする分割式モータコアの製造
    方法。
  4. 【請求項4】 請求項2において,上記突出領域と上記
    切欠領域とを接合するに当たっては,まず,隣接する2
    つの上記分割ピースの上記分割端部同士を,上記突出領
    域と上記切欠領域とが接触しないように当接させ,次い
    で,その当接面に沿って上記2つの分割ピースを相対的
    にスライドさせることにより,上記切欠領域の上記外部
    頂点を上記突出領域の上記端部輪郭辺から差し込むこと
    により,上記突出部と上記残存部とを重ね合わせること
    を特徴とする分割式モータコアの製造方法。
  5. 【請求項5】 請求項2において,上記突出領域と上記
    切欠領域とを接合するに当たっては,上記突出領域の上
    記外部頂点を,対峙する上記切欠領域の上記端部輪郭辺
    に対して差し込んでいき,上記突出部と上記残存部とを
    重ね合わせることを特徴とする分割式モータコアの製造
    方法。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれか1項において,
    上記突出領域と上記切欠領域とを接合した後,積層方向
    に圧着することを特徴とする分割式モータコアの製造方
    法。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれか1項において,
    上記突出領域と上記切欠領域とを接合するに当たって
    は,予め上記突出部及び上記残存部のバリ取り処理を実
    施することを特徴とする分割式モータコアの製造方法。
  8. 【請求項8】 請求項1〜7のいずれか1項において,
    上記突出部と上記残存部とには,互いに嵌合可能な少な
    くとも1対の嵌合部を形成し,上記突出領域と上記切欠
    領域とを接合するに当たっては,上記突出部と上記残存
    部とを重ね合わせると共に,上記嵌合部を嵌合させるこ
    とを特徴とする分割式モータコアの製造方法。
  9. 【請求項9】 請求項8において,上記嵌合部は,上記
    突出部と上記残存部の一方に設けた凸部と他方に設けた
    穴部とよりなることを特徴とする分割式モータコアの製
    造方法。
  10. 【請求項10】 請求項9において,上記突出部及び上
    記残存部には,2対以上の嵌合部を有しており,少なく
    とも1対の上記嵌合部は上記突出部に設けた凸部と上記
    残存部に設けた穴部とよりなり,少なくとも1対の上記
    嵌合部は上記突出部に設けた穴部と上記残存部に設けた
    凸部とよりなることを特徴とする分割式モータコアの製
    造方法。
  11. 【請求項11】 電磁鋼板を積層した分割ピースを環状
    に複数個組み合わせて構成する分割式モータコアにおい
    て,隣接する上記分割ピースのうち一方の分割ピースは
    円周方向の分割端部において,一層ごとの上記電磁鋼板
    が他方に向けて突出する突出部を設けた突出領域を有
    し,他方の分割ピースは円周方向の分割端部において一
    層ごとの上記電磁鋼板が切り欠かれてなる切欠部と,上
    記電磁鋼板の一部であって上記切欠部に挟まれるように
    残っている残存部とからなる切欠領域を有し,かつ,上
    記突出領域及び上記切欠領域の形状は略多角形状に設け
    られており,上記突出領域と上記切欠領域とは,上記突
    出領域又は上記切欠領域の上記略多角形状を構成する頂
    点のうち上記分割ピースの外方に向けて形成された外部
    頂点を,対峙する上記切欠領域又は上記突出領域をなす
    1辺であって上記分割ピースの輪郭をなす輪郭辺に対し
    て差し込んでいき,上記突出部と上記残存部とを重ね合
    わせることにより接合されていることを特徴とする分割
    式モータコア。
  12. 【請求項12】 請求項11において,上記突出領域及
    び上記切欠領域の形状が略三角形状であることを特徴と
    する分割式モータコア。
  13. 【請求項13】 請求項11又は12において,上記突
    出領域における上記突出部と,上記切欠領域における上
    記残存部とには,互いに嵌合可能な少なくとも1対の嵌
    合部が形成されており,上記突出領域と上記切欠領域と
    における上記突出部と上記残存部とが積層方向に重なり
    合うと共に,上記嵌合部を嵌合させることによって上記
    突出領域と上記切欠領域とを接合してあることを特徴と
    する分割式モータコア。
  14. 【請求項14】 請求項13において,上記嵌合部は,
    上記突出部と上記残存部の一方に設けた凸部と他方に設
    けた穴部とよりなることを特徴とする分割式モータコ
    ア。
  15. 【請求項15】 請求項14において,上記突出部及び
    上記切欠部には,2対以上の嵌合部を有しており,少な
    くとも1対の上記嵌合部は上記突出部に設けた凸部と上
    記残存部に設けた穴部とよりなり,少なくとも1対の上
    記嵌合部は上記突出部に設けた穴部と上記残存部に設け
    た凸部とよりなることを特徴とする分割式モータコア。
  16. 【請求項16】 請求項11〜15のいずれか1項にお
    いて,上記突出部及び上記残存部には,バリ取り処理が
    実施されていることを特徴とする分割式モータコア。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009011063A (ja) * 2007-06-27 2009-01-15 Denso Corp 回転電機のステータ
DE112011102659T5 (de) 2010-12-17 2013-06-06 Aisin Aw Co., Ltd. Statorkern einer drehenden Elektromaschine

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DE112011102659T5 (de) 2010-12-17 2013-06-06 Aisin Aw Co., Ltd. Statorkern einer drehenden Elektromaschine
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