JP2003199205A - 電気自動車のモータトルク制御装置 - Google Patents

電気自動車のモータトルク制御装置

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JP2003199205A
JP2003199205A JP2001392983A JP2001392983A JP2003199205A JP 2003199205 A JP2003199205 A JP 2003199205A JP 2001392983 A JP2001392983 A JP 2001392983A JP 2001392983 A JP2001392983 A JP 2001392983A JP 2003199205 A JP2003199205 A JP 2003199205A
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慎司 吉川
Hiroaki Takashi
弘明 鷹觜
Satoru Adachi
悟 安達
Kenichiro Kimura
顕一郎 木村
Asao Uenodai
浅雄 上野臺
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電気自動車におけるPDUの過熱防止とスム
ーズな坂道発進を図る。 【解決手段】 電気自動車が登坂時に停止したのち発進
するときに、アクセル開度から決定されるターゲットト
ルク2と、登坂可能最大勾配において停止保持可能なト
ルクから定まる最大勾配ホールド可能トルクと、登坂可
能最大勾配において登坂開始可能なトルクから定まる最
大勾配登坂開始トルク値と、ブレーキを踏みつつアクセ
ルペダルを踏んでいる際に出力可能なトルクから定まる
ブレーキ時許容最大トルク値と、を比較し、ターゲット
トルク2が最大勾配ホールド可能トルク値を越えてから
最大勾配登坂開始トルク値に達するまでは、ターゲット
トルク3を最大勾配ホールド可能トルク値に制限し、タ
ーゲットトルク2がブレーキ時許容最大トルク値以上に
なってからブレーキが解除されるまではターゲットトル
ク3をブレーキ時許容最大トルク値に制限する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、電気自動車のモ
ータトルク制御装置に関し、特に、ストール状態脱出時
のモータトルク制御に関するものである。
【0002】
【従来の技術】電動モータを駆動源として走行する電気
自動車は、エネルギーストレージ(バッテリーやキャパ
シタ等)やインバータ等からなるパワードライブユニッ
ト(以下、PDUと略す)によって走行用モータが制御
される。この場合に、PDUの過熱保護を目的としてト
ルク制限を設けることがある。この電気自動車では、ス
トール時のモータトルク制御を最適化することによりP
DUの小型化が可能となる。つまり、ストール時におい
てモータに高トルクで連続出力可能にすると、放熱性な
どの関係からPDUが大型化してしまうので、高トルク
での出力時間を制限する時間定格を設けるとともに、高
トルクを有効に使用するトルク制御を行うようにする
と、PDUの小型化が可能となる。ここで、電気自動車
におけるストールとは、車両停止状態でモータに電力が
供給されている状態を言い、例えば、ブレーキを作動さ
せた車両停止状態でアクセルペダルを踏み込んでいる時
や、登坂路において車両がずり下がる力とモータの駆動
力により車両が登坂路を登ろうとする力が平衡している
時などは、代表的なストール状態である。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、登坂路
においてパーキングブレーキ(あるいはブレーキ)とア
クセルペダルを併用(両踏み)して坂道発進を行う場
合、運転者は通常、アクセルペダルを踏み込んでからパ
ーキングブレーキを開放する(または、ブレーキを離
す)操作を行う。しかし、このブレーキ開放までの間
に、モータは高トルクを連続して出力してしまうときが
あり、その場合にPDUの小型化に伴い高トルク時の時
間定格が設定されていると、この時間定格は極めて短い
ので、パーキングブレーキを解除した(あるいはブレー
キを離した)時点では、PDUの過熱保護を目的とする
トルク制限が働いてしまい、その結果、電気自動車は充
分な駆動力を得られずに登坂できない場合がある。そこ
で、この発明は、PDUおよびモータの過熱防止を図り
つつ、スムーズな坂道発進を可能とする電気自動車のモ
ータトルク制御装置を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1に記載した発明は、モータ(例えば、後述
する実施の形態におけるモータ1)によって駆動され走
行する電気自動車に設けられ、該電気自動車が登坂時に
停止したのち発進するときに、アクセル開度から決定さ
れる前記モータの目標トルク(例えば、後述する実施の
形態におけるターゲットトルク2(QTMAP2))が
所定値(例えば、後述する実施の形態における最大勾配
ホールド可能トルク値#QSTLL)を越えた場合に、
前記モータに対する指令トルク(例えば、後述する実施
の形態におけるターゲットトルク3(QTMAP3))
を前記所定値に制限する目標トルク補正手段(例えば、
後述する実施の形態における目標トルク補正手段23)
を備えることを特徴とする電気自動車のモータトルク制
御装置である。このように構成することにより、坂道発
進時に、モータやこれを駆動するパワードライブユニッ
トが過熱するのを防止することが可能になる。
【0005】請求項2に記載した発明は、請求項1に記
載の発明において、前記モータの回転方向および回転数
に基づいて、前記目標トルク補正手段によるトルク制限
が行われることを特徴とする。このように構成すること
により、ストール状態か否かの判別が確実にでき、スト
ール状態の時だけに限定してトルク制限を実行すること
が可能になる。
【0006】請求項3に記載した発明は、請求項2に記
載の発明において、前記所定値は、前記電気自動車が登
坂可能な最大勾配において停止保持可能なトルクから定
まる第1のトルク値(例えば、後述する実施の形態にお
ける最大勾配ホールド可能トルク値#QSTLL)であ
り、前記目標トルクが、前記電気自動車が登坂可能な最
大勾配において登坂開始可能なトルクから定まる第2の
トルク値(例えば、後述する実施の形態における最大勾
配登坂開始トルク値#QSTLH)以上になった場合
に、前記目標トルク補正手段によるトルク制限が解除さ
れることを特徴とする。このように構成することによ
り、モータやこれを駆動するパワードライブユニットが
過熱するのを防止しつつ、スムーズに坂道発進を行うこ
とが可能になる。
【0007】請求項4に記載した発明は、モータ(例え
ば、後述する実施の形態におけるモータ1)によって駆
動され走行する電気自動車に設けられ、該電気自動車が
登坂時に停止したのち発進するときに、アクセル開度か
ら決定される前記モータの目標トルク(例えば、後述す
る実施の形態におけるターゲットトルク2(QTMAP
2))と、前記電気自動車が登坂可能な最大勾配におい
て停止保持可能なトルクから定まる第1のトルク値(例
えば、後述する実施の形態における最大勾配登坂開始ト
ルク値#QSTLH)と、前記電気自動車が登坂可能な
最大勾配において登坂開始可能なトルクから定まる第2
のトルク値(例えば、後述する実施の形態における最大
勾配登坂開始トルク値#QSTLH)と、前記電気自動
車のブレーキ作動時に発生可能なトルクから定まる第3
のトルク値(例えば、後述する実施の形態におけるブレ
ーキ時許容最大トルク値#QSTLBRK)と、を比較
し、前記目標トルクが前記第1のトルク値を越えてから
第2のトルク値に達するまでは前記モータに対する指令
トルク(例えば、後述する実施の形態におけるターゲッ
トトルク3(QTMAP3))を前記第1のトルク値に
制限し、前記目標トルクが前記第3のトルク値以上にな
ってから前記ブレーキの作動が解除されるまでは前記モ
ータに対する指令トルクを前記第3のトルク値に制限す
る目標トルク補正手段(例えば、後述する実施の形態に
おける目標トルク補正手段23)を備えることを特徴と
する電気自動車のモータトルク制御装置である。このよ
うに構成することにより、目標トルクが第1のトルク値
から第2のトルク値の間にある場合にはモータに対する
指令トルクが第1のトルク値に制限され、目標トルクが
第3のトルク値を越えてブレーキが解除されるまではモ
ータに対する指令トルクが第3のトルク値に制限される
ので、坂道発進時に、モータやこれを駆動するパワード
ライブユニットが過熱するのを防止することが可能にな
り、また、ブレーキが解除された後、スムーズに坂道発
進を行うことが可能になる。
【0008】請求項5に記載した発明は、請求項4に記
載の発明において、前記目標トルクが前記第3のトルク
値以上になってから所定時間が経過した場合は、前記モ
ータに対する指令トルクを前記第1のトルク値に制限す
ることを特徴とする。このように構成することにより、
長時間に亘る第3のトルク値でのモータ駆動によるモー
タやパワードライブユニットの過熱を防止することが可
能になる。
【0009】請求項6に記載した発明は、請求項1から
請求項5のいずれかに記載の発明において、前記モータ
は燃料電池からの電力によって駆動されることを特徴と
する。このように構成することにより、パワードライブ
ユニットの小型化により燃料電池自動車への搭載性が向
上するとともに、坂道発進時における電力消費を抑える
ことが可能になる。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、この発明に係る電気自動車
のモータトルク制御装置の一実施の形態を図1から図8
の図面を参照して説明する。図1は、この発明に係るモ
ータトルク制御装置を備えた電気自動車の概略構成図で
ある。この電気自動車においては、交流の走行用モータ
1が駆動輪2に接続されていて、モータ1の駆動力が駆
動輪2に伝達され車両は走行する。燃料電池からなるエ
ネルギーストレージ3の直流はインバータ4によって交
流に変換されモータ1に供給され、モータ1の出力は、
モータECU(以下、MOT−ECUと略す)6からの
指令に基づき、インバータ4によって制御される。な
お、この実施の形態において、エネルギーストレージ
3、インバータ4、MOT−ECU6はパワードライブ
ユニット(PDU)を構成する。
【0011】MOT−ECU6には、モータ1の回転数
を検出する回転数検出手段11からの信号と、ブレーキ
油圧を検出するブレーキ油圧検出手段12からの信号
と、サイドブレーキの作動・非作動を検出するサイドブ
レーキ検出手段13からの信号と、アクセル開度(すな
わち、車両に対する負荷要求)を検出するアクセル開度
検出手段14からの信号と、車両のシフト位置を検出す
るシフト位置検出手段15からの信号と、モータ1の実
回転方向を検出する実回転方向検出手段16からの信号
と、モータ1の相電流を検出する相電流検出手段17か
らの信号と、インバータ4の出力電圧を検出するインバ
ータ電圧検出手段18からの信号、が入力される。
【0012】図2のブロック図に示すように、MOT−
ECU6は、モード判定手段21と、目標トルク算出手
段22と、目標トルク補正手段23と、モータトルク制
御手段24を備えている。モード判定手段21は、回転
数検出手段11の検出信号と、シフト位置検出手段15
の検出信号と、実回転方向検出手段16の検出信号か
ら、現時点のモードを判定する。目標トルク算出手段2
2は、モード判定手段21の判定信号と、回転数検出手
段11の検出信号と、アクセル開度検出手段14の検出
信号から、モータ1の目標トルクを算出する。この目標
トルクは、後述するターゲットトルク2(QTMAP
2)に対応する。目標トルク補正手段23は、目標トル
ク算出手段22の目標トルク信号と、回転数検出手段1
1の検出信号と、ブレーキ油圧検出手段12の検出信号
と、サイドブレーキ検出手段13の検出信号から、必要
に応じて目標トルクの補正を行う。モータトルク制御手
段24は、目標トルク補正手段23の補正後目標トルク
信号と、相電流検出手段17の検出信号と、インバータ
電圧検出手段18の検出信号に基づいて、インバータ4
への指令値を算出する。
【0013】この電気自動車を坂道で停止させてストー
ル状態にした後、車両を発進させる時に、目標トルク補
正手段23によって以下に詳述するモータトルク制御が
実行される。この実施の形態におけるストール時のモー
タトルク制御について、図3および図4のフローチャー
トと、図5および図6のタイムチャートに従って詳述す
る。図3および図4に示すフローチャートは、モータト
ルク制御ルーチンを示すものであり、このモータトルク
制御ルーチンは、MOT−ECU6によって一定時間
(例えば、10ms)毎に繰り返し実行される。
【0014】ストール状態から坂道発進する場合、
(1)踏み込んでいたブレーキペダル(あるいは、パー
キングブレーキ)を開放した後に、アクセルペダルを踏
み込んでいく操作方法(以下、「ブレーキ・アクセル踏
み替え発進」と称す)と、(2)ブレーキペダルを踏み
込んだまま(あるいは、パーキングブレーキを作動させ
たまま)アクセルペダルを踏み込んでいき、その後ブレ
ーキペダル(あるいは、パーキングブレーキ)を開放し
ていく操作方法(以下、「ブレーキ・アクセル両踏み発
進」と称す)、の2つの操作方法が考えられる。図3お
よび図4に示すフローチャートには、これら2つの操作
方法による坂道発進時のモータトルク制御が記載されて
いるが、説明の都合上、それぞれの操作方法の場合に分
けて説明していく。なお、以下の説明では、パーキング
ブレーキを用いずにブレーキペダルを踏み込んで車両を
登坂路に停止させたのち、発進させる場合を想定してい
る。
【0015】また、以下の説明において、ターゲットト
ルク2(QTMAP2)は、アクセル開度から決定され
るモータ1の目標トルクであり、ターゲットトルク3
(QTMAP3)は、実際にMOT−ECU6からイン
バータ4を介してモータ1に指令される指令トルク(換
言すれば、補正後目標トルク)である。図7は、トルク
制限が行われない場合におけるストール時のアクセル開
度とモータトルクの関係を示しており、アクセル開度が
全閉でクリープトルクが発生し、所定開度に達するまで
アクセル開度の増大にしたがってモータトルクが一次関
数的に増大していき、前記所定開度に達した後は最大ト
ルクで一定となる。
【0016】<ブレーキ・アクセル踏み替え発進の場合
>初めに、ブレーキ・アクセル踏み替え発進の場合のモ
ータトルク制御について説明する。ここでは、図5のタ
イムチャートに示すように、時刻t1でブレーキペダル
を開放した後、時刻t2からアクセルペダルを一定速度
で徐々に踏み込んでいく場合を想定する。この場合、時
刻t1でブレーキを開放すると車両のずり下がりが発生
し、その結果、モータ1の回転方向は後転方向となり、
時刻t2においてアクセルペダルが踏み込まれるまでの
間、後転方向のモータ回転数が増大していく。そして、
時刻t2においてアクセルペダルが踏み込まれると、そ
れ以後は徐々に後転方向のモータ回転数が減少してい
く。
【0017】まず、ステップS101において、モータ
移動平均回転数NMAVEがストール補正回転数値#N
MQSTL以上か否かを判定する。ここで、モータ移動
平均回転数NMAVEとは、車両が一定距離移動する間
のモータの平均回転数であり、モータ移動平均回転数N
MAVEが、予め設定されたストール補正回転数値#N
MQSTLよりも小さい場合にはストール状態であると
判断することができ、ストール補正回転数値#NMQS
TL以上の場合には車両が十分に前進しているのでスト
ールではないと判断することができる。
【0018】ステップS101における判定結果が「N
O」(NMAVE<#NMQSTL)である場合は、ス
トール状態であるとして、ステップS102に進み、タ
ーゲットトルク2(QTMAP2)が最大勾配登坂開始
トルク値#QSTLH(第2のトルク値)以上か否かを
判定する。ここで、最大勾配登坂開始トルク値#QST
LHとは、登坂可能な最大勾配において登坂開始可能な
トルク値である。ステップS102における判定結果が
「NO」(QTMAP2<#QSTLH)である場合
は、ステップS103に進み、ターゲットトルク2(Q
TMAP2)が最大勾配ホールド可能トルク値#QST
LL(第1のトルク値)より大きいか否かを判定する。
ここで、最大勾配ホールド可能トルク値#QSTLLと
は、登坂可能な最大勾配において車両停止保持(ホール
ド)可能なトルク値であり、この最大勾配ホールド可能
トルク値#QSTLLは、インバータ4を過熱させるこ
となく連続出力可能なトルク値である。
【0019】ステップS103における判定結果が「N
O」(QTMAP2≦#QSTLL)である場合は、ホ
ールド前のずり下がり状態(時刻t1〜t3)であるの
で、ステップS104に進んで、ターゲットトルク2
(QTMAP2)をターゲットトルク3(QTMAP
3)とする。これにより、アクセルペダルの踏み込みを
開始してから時刻t3に至るまで(t2〜t3)は、タ
ーゲットトルク2(QTMAP2)を指令トルクとして
トルク制御が実行される。ステップS104の処理を実
行した後、ステップS105に進み、ストールトルクL
o経過カウンタctQSTLBLがストールトルクLo
時間値#CTQSTLBRKL以上か否かを判定する。
ステップS105における判定結果が「NO」(ctQ
STLBL<#CTQSTLBRKL)である場合は、
ステップS106に進み、ストールトルクLo経過カウ
ンタctQSTLBLを加算して、本ルーチンの実行を
一旦終了する。
【0020】一方、ステップS103における判定結果
が「YES」である場合、すなわち、ターゲットトルク
2(QTMAP2)が最大勾配ホールド可能トルク値#
QSTLLより大きい(QTMAP2>#QSTLL)
場合は、図4のステップS107に進み、最大勾配ホー
ルド可能トルク値#QSTLLをターゲットトルク3
(QTMAP3)として、ステップS105に進む。こ
れにより、ターゲットトルク2(QTMAP2)が最大
勾配ホールド可能トルク値#QSTLLを越えた後は、
最大勾配ホールド可能トルク値#QSTLLを指令トル
クとしてトルク制御が実行される。
【0021】そして、ターゲットトルク2(QTMAP
2)が最大勾配登坂開始トルク値#QSTLH以上にな
ると、ステップS102における判定結果が「YES」
(QTMAP2≧#QSTLH)となるので、ステップ
S108に進み、ストールトルクHi経過カウンタct
QSTLBHがストールトルクHi経過時間#CTQS
TLBRKH以上か否かを判定する。ステップS108
における判定結果が「NO」(ctQSTLBH<#C
TQSTLBRKH)である場合は、ステップS109
に進んで、ストールトルクHi経過カウンタctQST
LBHを加算する。さらに、ステップS110に進み、
ブレーキ油圧PBRKがブレーキOFF範囲か否かを判
定する。ブレーキ・アクセル踏み替え発進の場合には、
時刻t1におおいて既にブレーキをOFFにしているの
で、ステップS110における判定結果は「YES」
(ブレーキOFF)となり、その結果、ステップS11
1に進む。
【0022】ステップS111ではターゲットトルク2
(QTMAP2)をターゲットトルク3(QTMAP
3)とし、次に、ステップS112に進んで、ストール
トルクLo経過カウンタctQSTLBLをクリアして
本ルーチンの実行を一旦終了する。この結果、時刻t4
以後は、ターゲットトルク2(QTMAP2)を指令ト
ルクとしてモータ1のトルク制御が実行される。その
後、モータ移動平均回転数NMAVEがストール補正回
転数値#NMQSTL以上になってストール状態から脱
出すると、ステップS101における判定結果が「YE
S」となるので、ステップS113に進み、ストールト
ルクHi経過カウンタctQSTLBHをクリアして、
その後、ステップS111、ステップS112の処理を
実行して、本ルーチンの実行を一旦終了する。
【0023】以上のように、ブレーキ・アクセル踏み替
え発進の場合には、ターゲットトルク2(QTMAP
2)が、最大勾配ホールド可能トルク値#QSTLLか
ら最大勾配登坂開始トルク値#QSTLHにある間は、
モータ1に対する指令トルクを最大勾配ホールド可能ト
ルク値#QSTLLに制限しているので、この間にモー
タ1やインバータ4などが過熱するのを防止することが
でき、さらに、ターゲットトルク2(QTMAP2)が
最大勾配登坂開始トルク値#QSTLH以上になった時
にトルク制限を解除するので、その後、車両はスムーズ
に坂道発進することができる。
【0024】<ブレーキ・アクセル両踏み発進>次に、
ブレーキ・アクセル両踏み発進の時のモータトルク制御
について説明する。ここでは、図6のタイムチャートに
示すように、時刻t11まではブレーキペダルを踏み込
むと同時にアクセルペダルを開放状態にしており、時刻
11からブレーキペダルを踏み込んだままアクセルペダ
ルを一定速度で徐々に踏み込んでいき、時刻t15でア
クセル開度が全開となり、時刻t16でブレーキペダル
を開放する場合を想定する。
【0025】この場合には、時刻t16まではブレーキ
ペダルが踏み込まれたままであるので、その間はアクセ
ルペダルを踏み込んでいてもモータ1の回転数は「0」
であり、すなわちモータ1は回転を停止している。この
点を除いて、アクセル・ブレーキ両踏み発進における時
刻t11〜t13は、アクセル・ブレーキ踏み替え発進
におけるt2〜t4に対応し、その間の制御ステップ
は、アクセル・ブレーキ踏み替え発進の場合のステップ
S101〜S109と同じである。
【0026】まず、ステップS101において、モータ
移動平均回転数NMAVEがストール補正回転数値#N
MQSTL以上か否かを判定し、ステップS101にお
ける判定結果が「NO」(NMAVE<#NMQST
L)である場合は、ストール状態であるとして、ステッ
プS102に進み、ターゲットトルク2(QTMAP
2)が最大勾配登坂開始トルク値#QSTLH以上か否
かを判定する。ステップS102における判定結果が
「NO」(QTMAP2<#QSTLH)である場合
は、ステップS103に進み、ターゲットトルク2(Q
TMAP2)が最大勾配ホールド可能トルク値#QST
LLより大きいか否かを判定する。
【0027】ステップS103における判定結果が「N
O」(QTMAP2≦#QSTLL)である場合は、ス
テップS104に進んで、ターゲットトルク2(QTM
AP2)をターゲットトルク3(QTMAP3)とす
る。これにより、アクセルペダルの踏み込みを開始(時
刻t11)してから時刻t12に至るまでは、ターゲッ
トトルク2(QTMAP2)を指令トルクとしてトルク
制御が実行される。ステップS104の処理を実行した
後、ステップS105に進み、ストールトルクLo経過
カウンタctQSTLBLがストールトルクLo時間値
#CTQSTLBRKL以上か否かを判定する。ステッ
プS105における判定結果が「NO」(ctQSTL
BL<#CTQSTLBRKL)である場合は、ステッ
プS106に進み、ストールトルクLo経過カウンタc
tQSTLBLを加算して、本ルーチンの実行を一旦終
了する。
【0028】一方、ステップS103における判定結果
が「YES」(QTMAP2>#QSTLL)である場
合、ステップS107に進み、最大勾配ホールド可能ト
ルク値#QSTLLをターゲットトルク3(QTMAP
3)として、ステップS105に進む。これにより、タ
ーゲットトルク2(QTMAP2)が最大勾配ホールド
可能トルク値#QSTLLを越えた後は、最大勾配ホー
ルド可能トルク値#QSTLLを指令トルクとしてトル
ク制御が実行される。
【0029】そして、ターゲットトルク2(QTMAP
2)が最大勾配登坂開始トルク値#QSTLH以上にな
ると、ステップS102における判定結果が「YES」
(QTMAP2≧#QSTLH)となるので、ステップ
S108に進み、ストールトルクHi経過カウンタct
QSTLBHがストールトルクHi経過時間#CTQS
TLBRKH以上か否かを判定する。ステップS108
における判定結果が「NO」(ctQSTLBH<#C
TQSTLBRKH)である場合は、ステップS109
に進んで、ストールトルクHi経過カウンタctQST
LBHを加算する。ここまでは、アクセル・ブレーキ踏
み替え発進の場合と同じであり、これ以降がアクセル・
ブレーキ両踏み発進の場合に特有のステップとなる。
【0030】すなわち、ブレーキ・アクセル両踏み発進
の場合には、時刻t13では未だブレーキペダルの踏み
込みを継続しているのでブレーキはON状態にあり、ス
テップS110における判定結果は「NO」(ブレーキ
ON)となる。したがって、ステップS110からステ
ップS114に進み、ターゲットトルク2(QTMAP
2)がブレーキ時許容最大トルク値#QSTLBRK
(第3のトルク値)よりも小さいか否かを判定する。こ
こで、ブレーキ時許容最大トルク値#QSTLBRKと
は、ブレーキを踏みつつアクセルペダルを踏んでいる際
に出力可能なモータトルクの最大値である。
【0031】ステップS114における判定結果が「Y
ES」(QTMAP2<#QSTLBRK)である場合
は、ステップS111に進み、ターゲットトルク2(Q
TMAP2)をターゲットトルク3(QTMAP3)と
し、さらに、ステップS112に進んで、ストールトル
クLo経過カウンタctQSTLBLをクリアして、本
ルーチンの実行を一旦終了する。したがって、時刻t1
4においてターゲットトルク2(QTMAP2)がブレ
ーキ時許容最大トルク値#QSTLBRKに達するまで
の間(t13〜t14)は、ターゲットトルク2(QT
MAP2)を指令トルクとしてトルク制御が実行され
る。
【0032】そして、ステップS114における判定結
果が「NO」である場合、すなわち、ターゲットトルク
2(QTMAP2)がブレーキ時許容最大トルク値#Q
STLBRK以上である場合(QTMAP2≧#QST
LBRK)は、ステップS115に進み、ブレーキ時許
容最大トルク値#QSTLBRKをターゲットトルク3
(QTMAP3)とし、さらにステップS112に進ん
でストールトルクLo経過カウンタctQSTLBLを
クリアして、本ルーチンの実行を一旦終了する。したが
って、時刻t16においてブレーキペダルが開放されブ
レーキOFFとなるまでの間(t14〜t16)は、ブ
レーキ時許容最大トルク値#QSTLBRKを指令トル
クとしてトルク制御が実行される。
【0033】そして、ステップS110における判定結
果が「YES」(ブレーキOFF)である場合は、ター
ゲットトルク2(QTMAP2)をターゲットトルク3
(QTMAP3)とし、さらに、ステップS112に進
んで、ストールトルクLo経過カウンタctQSTLB
Lをクリアして、本ルーチンの実行を一旦終了する。但
し、この場合、既に時刻t15においてアクセル開度が
全開になっているので、時刻t16以降はモータ1はア
クセル全開状態に対応するモータトルクを指令トルクと
してトルク制御される。
【0034】その後、モータ移動平均回転数NMAVE
がストール補正回転数値#NMQSTL以上になってス
トール状態から脱出すると、ステップS101における
判定結果が「YES」となるので、ステップS113に
進み、ストールトルクHi経過カウンタctQSTLB
Hをクリアして、その後、ステップS111、ステップ
S112の処理を実行して、本ルーチンの実行を一旦終
了する。
【0035】なお、ステップS102で「YES」判定
され、ステップS108以降の処理を実行している時
に、ストールトルクHi経過カウンタctQSTLBH
がストールトルクHi経過時間#CTQSTLBRKH
に達したことで、ステップS108における判定結果が
「YES」(ctQSTLBH≧#CTQSTLBRK
H)となった場合には、ステップS107に進み、最大
勾配ホールド可能トルク値#QSTLLをターゲットト
ルク3(QTMAP3)とし、さらにステップS105
以降の処理を実行する。
【0036】この場合、ストールトルクLo経過カウン
タctQSTLBLは既にクリアされているので、ステ
ップS105からステップS106に進み、ストールト
ルクLo経過カウンタctQSTLBLの加算が開始さ
れる。そして、次回このルーチンの実行時には、ステッ
プS101で「NO」判定、ステップS102で「YE
S」判定、ステップS108で「YES」判定されて、
ステップS107を経て、再びステップS105に進
み、ステップS105で「NO」判定されて、ステップ
S106でストールトルクLo経過カウンタctQST
LBLを加算する。
【0037】そして、S101→S102→S108→
S107→S105→S106の処理を繰り返している
間に、ストールトルクLo経過カウンタctQSTLB
LがストールトルクLo時間値#CTQSTLBRKL
以上になると、ステップS105における判定結果が
「YES」となって、ステップS116に進む。ステッ
プS116において、ストールトルクHi経過カウンタ
ctQSTLBHをクリアして、本ルーチンの実行を一
旦終了する。その結果、次回このルーチンの実行時に、
ステップS101で「NO」判定、ステップS102で
「YES」判定されてステップS108に進むと、前回
このルーチン実行時にステップS116でストールトル
クHi経過カウンタctQSTLBHをクリアしている
ので、ステップS108で「NO」判定されて、再び、
ステップS109以降の処理を実行することとなる。こ
のようにすることで、ブレーキ時許容最大トルク値#Q
STLBRKでの長時間に亘るモータ駆動に起因して、
モータ1やインバータ4が過熱するのを防止することが
できるとともに、坂道発進を自動的に再実行することが
できる。
【0038】以上のように、ブレーキ・アクセル両踏み
発進の場合にも、ターゲットトルク2(QTMAP2)
が、最大勾配ホールド可能トルク値#QSTLLから最
大勾配登坂開始トルク値#QSTLHにある間は、モー
タ1に対する指令トルクを最大勾配ホールド可能トルク
値#QSTLLに制限しているので、この間にモータ1
やインバータ4などが過熱するのを防止することができ
る。
【0039】さらに、ターゲットトルク2(QTMAP
2)が最大勾配登坂開始トルク値#QSTLH以上にな
った時にトルク制限を一旦解除し、その後、ターゲット
トルク2(QTMAP2)がブレーキ時許容最大トルク
値#QSTLBRK以上になった時にはブレーキが解除
されるまでの間、モータ1に対する指令トルクをブレー
キ時許容最大トルク値#QSTLBRKに制限している
ので、この間もモータ1やインバータ4などが過熱する
のを防止することができ、その後、ブレーキが解除され
た時にトルク制限が解除されるので、車両はスムーズに
坂道発進することができる。
【0040】さらに、モータ1に対する指令トルクをブ
レーキ時許容最大トルク値#QSTLBRKに制限して
いる期間が所定時間(ストールトルクHi経過時間#C
TQSTLBRKH)を越えた時には、モータに対する
指令トルクを一旦、最大勾配ホールド可能トルク値#Q
STLLに戻すようにしているので、ブレーキ時許容最
大トルク値#QSTLBRKでの長時間に亘るモータ駆
動に起因して、モータ1やインバータ4などが過熱する
のを確実に防止することができる。
【0041】図8は、登坂可能最大勾配におけるストー
ル時のモータトルクと、モータ1やインバータ4などを
過熱させることなく連続出力が可能な時間(出力可能時
間)と、該モータトルクでモータ駆動した場合の1秒後
の車速の関係を示す図であり、出力可能時間について
は、モータトルクが小さい方がモータトルクが大きい場
合よりも長くなるが、1秒後の車速については、モータ
トルクが大きい方がモータトルクが小さい場合よりも大
きくなる。なお、車速の符号で「+」(プラス)は前進
を意味し、「−」(マイナス)は後退を意味する。
【0042】
【発明の効果】以上説明するように、請求項1に記載し
た発明によれば、坂道発進時に、モータやこれを駆動す
るパワードライブユニットが過熱するのを防止すること
が可能になり、パワードライブユニットを小型化するこ
とができるという優れた効果が奏される。請求項2に記
載した発明によれば、ストール状態か否かの判別が確実
にでき、ストール状態の時だけに限定してトルク制限を
実行することが可能になるという効果がある。請求項3
に記載した発明によれば、モータやこれを駆動するパワ
ードライブユニットが過熱するのを防止しつつ、スムー
ズに坂道発進を行うことができるという優れた効果が奏
される。
【0043】請求項4に記載した発明によれば、パワー
ドライブユニットの小型化を図ることができるととも
に、モータやこれを駆動するパワードライブユニットが
過熱するのを防止しつつ、スムーズに坂道発進を行うこ
とができるという優れた効果が奏される。請求項5に記
載した発明によれば、長時間に亘る第3のトルク値での
モータ駆動によるモータやパワードライブユニットの過
熱を防止することが可能になるという効果がある。請求
項6に記載した発明によれば、パワードライブユニット
の小型化により燃料電池自動車への搭載性が向上し、ま
た、坂道発進時における電力消費を抑制することができ
ることから、燃料電池の燃料補給サイクルを長くするこ
とができるという優れた効果が奏される。
【図面の簡単な説明】
【図1】 この発明に係るモータトルク制御装置を備え
た電気自動車の第1の実施の形態における概略構成図で
ある。
【図2】 前記第1の実施の形態におけるモータトルク
制御装置のブロック図である。
【図3】 前記第1の実施の形態におけるモータトルク
制御のフローチャート(その1)である。
【図4】 前記第1の実施の形態におけるモータトルク
制御のフローチャート(その2)である。
【図5】 前記第1の実施の形態におけるブレーキ・ア
クセル踏み替え発進の場合のタイムチャートである。
【図6】 前記第1の実施の形態におけるブレーキ・ア
クセル両踏み発進の場合のタイムチャートである。
【図7】 ストール時のアクセル開度とモータトルクの
関係を示す図である。
【図8】 登坂可能最大勾配におけるストール時のモー
タトルクと出力可能時間の関係を示す図である。
【符号の説明】
1 モータ 23 目標トルク補正手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 安達 悟 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 木村 顕一郎 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 (72)発明者 上野臺 浅雄 埼玉県和光市中央1丁目4番1号 株式会 社本田技術研究所内 Fターム(参考) 5H115 PA01 PA08 PA11 PC06 PG04 PI18 PI29 PU08 PV09 QE04 QH05 QN02 QN12 QN27 RB21 SE03 SJ12 TO21 UI13 UI23

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 モータによって駆動され走行する電気自
    動車に設けられ、該電気自動車が登坂時に停止したのち
    発進するときに、アクセル開度から決定される前記モー
    タの目標トルクが所定値を越えた場合に、前記モータに
    対する指令トルクを前記所定値に制限する目標トルク補
    正手段を備えることを特徴とする電気自動車のモータト
    ルク制御装置。
  2. 【請求項2】 前記モータの回転方向および回転数に基
    づいて、前記目標トルク補正手段によるトルク制限が行
    われることを特徴とする請求項1に記載の電気自動車の
    モータトルク制御装置。
  3. 【請求項3】 前記所定値は、前記電気自動車が登坂可
    能な最大勾配において停止保持可能なトルクから定まる
    第1のトルク値であり、 前記目標トルクが、前記電気自動車が登坂可能な最大勾
    配において登坂開始可能なトルクから定まる第2のトル
    ク値以上になった場合に、前記目標トルク補正手段によ
    るトルク制限が解除されることを特徴とする請求項2に
    記載の電気自動車のモータトルク制御装置。
  4. 【請求項4】 モータによって駆動され走行する電気自
    動車に設けられ、該電気自動車が登坂時に停止したのち
    発進するときに、 アクセル開度から決定される前記モータの目標トルク
    と、 前記電気自動車が登坂可能な最大勾配において停止保持
    可能なトルクから定まる第1のトルク値と、 前記電気自動車が登坂可能な最大勾配において登坂開始
    可能なトルクから定まる第2のトルク値と、 前記電気自動車のブレーキ作動時に発生可能なトルクか
    ら定まる第3のトルク値と、 を比較し、前記目標トルクが前記第1のトルク値を越え
    てから第2のトルク値に達するまでは前記モータに対す
    る指令トルクを前記第1のトルク値に制限し、前記目標
    トルクが前記第3のトルク値以上になってから前記ブレ
    ーキの作動が解除されるまでは前記モータに対する指令
    トルクを前記第3のトルク値に制限する目標トルク補正
    手段を備えることを特徴とする電気自動車のモータトル
    ク制御装置。
  5. 【請求項5】 前記目標トルクが前記第3のトルク値以
    上になってから所定時間が経過した場合は、前記モータ
    に対する指令トルクを前記第1のトルク値に制限するこ
    とを特徴とする請求項4に記載の電気自動車のモータト
    ルク制御装置。
  6. 【請求項6】 前記モータは燃料電池からの電力によっ
    て駆動されることを特徴とする請求項1から請求項5の
    いずれかに記載の電気自動車のモータトルク制御装置。
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