JP2003199162A - 移動通信機の機能制限装置および移動通信システム - Google Patents

移動通信機の機能制限装置および移動通信システム

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JP2003199162A
JP2003199162A JP2001397541A JP2001397541A JP2003199162A JP 2003199162 A JP2003199162 A JP 2003199162A JP 2001397541 A JP2001397541 A JP 2001397541A JP 2001397541 A JP2001397541 A JP 2001397541A JP 2003199162 A JP2003199162 A JP 2003199162A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 携帯電話機の機能を容易に設定させたり解除
させたりする。 【解決手段】 コンサート会場1において、通話が許さ
れる場所である休憩場3と、通話が許されない場所であ
る客席7との間を結ぶ通路4〜6に、携帯電話機20と
の間で近距離無線通信する基地局(A) 9〜基地局(I) 1
7を配設した。ホストコンピュータ18は、携帯電話機
20と基地局(A) 9〜基地局(I) 17との間の通信履歴
に基づいて、携帯電話機20が休憩場3から客席7に向
かって移動したと識別すると、携帯電話機20に通話禁
止機能を設定し(有効にし)、反対に、携帯電話機20
が客席7から休憩場3に向かって移動したと識別する
と、携帯電話機20に通話禁止機能を解除する(無効に
する)。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばコンサート
会場などの通話や鳴音が好まれない施設に適用される移
動通信機の機能制限装置および前記移動通信機の機能制
限装置と移動通信機とを備えて構築される移動通信シス
テムに関する。
【0002】
【発明が解決しようとする課題】例えばコンサート会場
などの通話や鳴音が好まれない施設に携帯電話機を持込
む場合には、通話が強制的に禁止される通話禁止機能を
設定したり(有効にしたり)、着信がバイブレータの振
動により知らされるバイブレータ機能を設定したりする
必要がある。ところで、コンサート会場に居る場合であ
っても、実際に演奏を聴く客席(ホール)では、通話や
鳴音が好まれないので、通話禁止機能やバイブレータ機
能を設定する必要があるが、例えば入場口、出場口およ
び演奏の合間に休憩する休憩場(ロビー)などでは、通
話や鳴音が許される場合があるので、例えば通話禁止機
能が設定されていると、その設定されている通話禁止機
能を解除する(無効にする)ことにより、通話すること
が許される場合がある。
【0003】しかしながら、客席と休憩場との間を往来
する都度に、このように通話禁止機能を繰返して設定し
たり解除したりする操作は面倒である。
【0004】本発明は、上記した事情に鑑みてなされた
ものであり、その目的は、移動通信機における機能を容
易に設定させたり解除させたりすることができ、それに
より、利便性を高めることができる移動通信機の機能制
限装置および移動通信システムを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1に記載した移動
通信機の機能制限装置によれば、複数の基地局は、それ
ぞれ固定的に設置されて固有の通信エリアを形成するよ
うに構成され、移動通信機が通信エリア内に位置してい
ると、その移動通信機との間で近距離無線通信する。そ
して、機能設定解除手段は、移動通信機と複数の基地局
との間の通信履歴を識別し、その識別結果に基づいて当
該移動通信機における各種の機能を設定または解除す
る。
【0006】したがって、例えばコンサート会場のよう
な施設では、通話や鳴音が許される場所(入場口、出場
口および休憩場(ロビー)など)と、通話や鳴音が許さ
れない場所(実際に演奏を聴く客席(ホール)など)と
の間を結ぶ通路に、これら複数の基地局が配設されてい
れば、移動通信機と複数の基地局との間の通信履歴を識
別することにより、移動通信機が移動した軌跡を識別す
ることができるので、移動通信機が通話や鳴音が許され
る場所から通話や鳴音が許されない場所に向かって移動
したか否かを識別することができ、反対に、移動通信機
が通話や鳴音が許されない場所から通話や鳴音が許され
る場所に向かって移動したか否かを識別することができ
る。
【0007】そして、例えば通話禁止機能を例にして説
明すると、移動通信機が通話や鳴音が許される場所から
通話や鳴音が許されない場所に向かって移動したと識別
すると、機能設定解除手段が通話禁止機能を設定するこ
とにより、ユーザが通話禁止機能を設定するための操作
を行わなくとも、移動通信機に通話禁止機能を設定させ
ることができ、反対に、移動通信機が通話や鳴音が許さ
れない場所から通話や鳴音が許される場所に向かって移
動したと識別すると、機能設定解除手段が通話禁止機能
を解除することにより、ユーザが通話禁止機能を解除す
るための操作を行わなくとも、移動通信機に通話禁止機
能を解除させることができる。このように、ユーザが通
話禁止機能を設定または解除するための操作を行わなく
とも、移動通信機が位置している場所に応じて、移動通
信機に通話禁止機能を設定または解除させることがで
き、これにより、利便性を高めることができる。
【0008】請求項2に記載した移動通信機の機能制限
装置によれば、算出手段は、機能設定解除手段により機
能が設定または解除された移動通信機の数を算出し、出
力手段は、算出手段により算出された数を出力するよう
に構成したので、機能が設定または解除された移動通信
機の数を確認することができる。
【0009】請求項3に記載した移動通信システムによ
れば、各種の機能が設定または解除される移動通信機
と、請求項1または2記載の移動通信機の機能制限装置
とを備えて構築されるように構成したので、上記した請
求項1に記載したものと同様にして、ユーザが機能を設
定または解除するための操作を行わなくとも、移動通信
機が位置している場所に応じて、移動通信機に機能を設
定または解除させることができ、また、上記した請求項
2に記載したものと同様にして、機能が設定または解除
された移動通信機の数を確認することができる。
【0010】請求項4に記載した移動通信システムによ
れば、移動通信機は、機能設定解除手段により機能が設
定または解除されると、その機能が設定または解除され
た旨を表す報知情報を報知するように構成したので、そ
の機能が設定または解除された旨を確認することができ
る。
【0011】請求項5に記載した移動通信システムによ
れば、移動通信機は、機能設定解除手段により機能が設
定または解除された後では、その機能を設定または解除
することを目的とした操作が行われたとしても、その機
能の設定または解除を禁止するように構成したので、機
能設定解除手段の動作に反して、その機能が設定または
解除されてしまうことを未然に回避することができる。
【0012】請求項6に記載した移動通信システムによ
れば、移動通信機は、その機能の設定または解除を禁止
すると、その機能の設定または解除を禁止した旨を表す
報知情報を報知するように構成したので、その機能を設
定または解除することを目的とした操作が行われたとき
に、その機能の設定または解除を禁止した旨を確認する
ことができる。
【0013】
【発明の実施の形態】以下、本発明の移動通信システム
をコンサート会場に適用した一実施例について、図面を
参照して説明する。まず、図2は、コンサート会場を概
略的に示している。この場合、ユーザは、コンサート会
場1に到着すると、入場口2から入場して休憩場(ロビ
ー)3に入り、休憩場3から通路4、5および6のいず
れかを通って客席7に入ることになる。また、ユーザ
は、コンサート会場1から帰るときには、客席7から通
路4、5および6のいずれかを通って休憩場3に入り、
出場口8から出場することになる。尚、休憩場3は、通
話や鳴音が許される場所であり、一方、客席7は、通話
や鳴音が許されない場所である。また、詳しくは説明し
ないが、このコンサート会場1では、休憩場3と各通路
4〜6との間および客席7と各通路4〜6との間に、ド
ア(図示せず)が用意されており、休憩場3と客席7と
の間では、十分な遮音性が保たれる構造となっている。
また、コンサート会場1には、トイレ、器材を収納する
倉庫、演奏者や演奏曲目などを案内する案内センターな
ども用意されている。
【0014】さて、休憩場3と客席7の間を結ぶ各通路
4〜6には、例えば天井などに複数の基地局が設置され
ている。具体的には、図1にも示すように、通路4に
は、基地局(A) 9、基地局(B) 10および基地局(C) 1
1の3局が休憩場3から客席7に向かって通路4の形状
に沿うように直線状に等間隔で設置されている。また、
通路5には、基地局(D) 12、基地局(E) 13および基
地局(F) 14の3局が休憩場3から客席7に向かって通
路5の形状に沿うように直線状に等間隔で設置されてい
る。さらに、通路6には、基地局(G) 15、基地局(H)
16および基地局(I) 17の3局が休憩場3から客席7
に向かって通路6の形状に沿うように直線状に等間隔で
設置されている。
【0015】これら基地局(A) 9〜基地局(I) 17は、
図1に示すように、ホストコンピュータ18(本発明で
いう機能設定解除手段、算出手段、出力手段)に例えば
光ファイバケーブル19などを介して接続されている。
そして、基地局(A) 9〜基地局(I) 17は、それぞれ微
弱な電波を放射することにより、固有の微小な(例えば
半径数メートル程度の)通信エリアを形成している。こ
こで、図1では、基地局(A) 9〜基地局(I) 17が形成
する通信エリアを、それぞれ破線a〜iにて示してい
る。
【0016】携帯電話機20(本発明でいう移動通信
機)は、ユーザが携帯しているもので、基地局(A) 9〜
基地局(I) 17と近距離無線通信する近距離無線通信モ
ジュールを搭載している。すなわち、携帯電話機20
は、基地局(A) 9〜基地局(I) 17のうちのいずれかの
基地局が形成している通信エリア内に位置していると、
その通信エリアを形成している基地局との間で近距離無
線通信する。尚、上記した構成では、本発明の機能制限
装置は、基地局(A) 9〜基地局(I) 17とホストコンピ
ュータ18とを備えて構成されるものである。また、こ
こでいう近距離無線通信とは、Bluetooth 通信(Blueto
oth は登録商標)、赤外線通信或いはIEEE802.
11bに代表される無線LAN通信などである。
【0017】次に、上記した構成の作用について、図3
ないし図6も参照して説明する。尚、ここでは、 (1)携帯電話機20を携帯したユーザが休憩場3から
客席7に向かって移動した場合 (2)携帯電話機20を携帯したユーザが客席7から休
憩場3に向かって移動した場合 に分けて順次説明する。
【0018】(1)携帯電話機20を携帯したユーザが
休憩場3から客席7に向かって移動した場合 最初に、携帯電話機20を携帯したユーザが休憩場3か
ら客席7に向かって移動した場合(図1中移動軌跡Pに
て示す)について、図3を参照して説明する。この場合
は、ユーザが休憩場3から通路4を通って客席7に向か
って移動した場合を説明する。
【0019】ユーザは、休憩場3から通路4を通って客
席7に向かって移動するに際しては、まず、休憩場3か
ら基地局(A) 9が形成している通信エリア内に進入する
ことになる。携帯電話機20は、休憩場3から基地局
(A) 9が形成している通信エリア内に進入すると、基地
局(A) 9から放射された呼出電波を捕捉し、その捕捉さ
れた呼出電波に応答すべく応答電波を放射する。基地局
(A) 9は、携帯電話機20から放射された応答電波を捕
捉することにより、携帯電話機20との間で無線リンク
を確立する(図3中S1参照)。
【0020】次いで、基地局(A) 9は、このようにして
携帯電話機20との間で無線リンクを確立すると、端末
情報要求を携帯電話機20に送信する(図3中S2参
照)。携帯電話機20は、基地局(A) 9から端末情報要
求が受信されると、自己に付与されている電話番号や機
能の種類などの端末に保持されている端末情報を基地局
(A) 9に送信する(図3中S3参照)。そして、基地局
(A) 9は、携帯電話機20から端末情報が受信される
と、その受信された端末情報をホストコンピュータ18
に送信し(図3中S4参照)、携帯電話機20との間で
確立していた無線リンクを開放する(図3中S5参
照)。
【0021】ホストコンピュータ18は、基地局(A) 9
から端末情報が受信されると、その受信された端末情報
に携帯電話機20を表す電話番号が含まれており、ま
た、その受信された端末情報の送信元が基地局(A) 9で
あることを識別することにより、携帯電話機20と基地
局(A) 9との間で近距離無線通信された旨を通信履歴と
して記憶する(図3中S101参照)。
【0022】次に、ユーザは、基地局(A) 9が形成して
いる通信エリア内から基地局(B) 10が形成している通
信エリア内に進入することになる。携帯電話機20は、
基地局(A) 9が形成している通信エリア内から基地局
(B) 10が形成している通信エリア内に進入すると、先
に説明した場合と同様にして、基地局(B) 10から放射
された呼出電波を捕捉し、その捕捉された呼出電波に応
答すべく応答電波を放射する。基地局(B) 10は、携帯
電話機20から放射された応答電波を捕捉することによ
り、携帯電話機20との間で無線リンクを確立する(図
3中S6参照)。
【0023】次いで、基地局(B) 10は、このようにし
て携帯電話機20との間で無線リンクを確立すると、端
末情報要求を携帯電話機20に送信する(図3中S7参
照)。携帯電話機20は、基地局(B) 10から端末情報
要求が受信されると、この場合も、端末情報を基地局
(B) 10に送信する(図3中S8参照)。そして、基地
局(B) 10は、携帯電話機20から端末情報が受信され
ると、その受信された端末情報をホストコンピュータ1
8に送信し(図3中S9参照)、携帯電話機20との間
で確立していた無線リンクを開放する(図3中S10参
照)。
【0024】ホストコンピュータ18は、基地局(B) 1
0から端末情報が受信されると、その受信された端末情
報に携帯電話機20を表す電話番号が含まれており、ま
た、この場合は、その受信された端末情報の送信元が基
地局(B) 10であることを識別することにより、携帯電
話機20と基地局(B) 10との間で近距離無線通信され
た旨を通信履歴として記憶する(図3中S102参
照)。
【0025】最後に、ユーザは、基地局(B) 10が形成
している通信エリア内から基地局(C) 11が形成してい
る通信エリア内に進入することになる。携帯電話機20
は、基地局(B) 10が形成している通信エリア内から基
地局(C) 11が形成している通信エリア内に進入する
と、基地局(C) 11から放射された呼出電波を捕捉し、
その捕捉された呼出電波に応答すべく応答電波を放射す
る。基地局(C) 11は、携帯電話機20から放射された
応答電波を捕捉することにより、携帯電話機20との間
で無線リンクを確立する(図3中S11参照)。
【0026】次いで、基地局(C) 11は、このようにし
て携帯電話機20との間で無線リンクを確立すると、端
末情報要求を携帯電話機20に送信する(図3中S12
参照)。携帯電話機20は、基地局(C) 11から端末情
報要求が受信されると、この場合も、端末情報を基地局
(C) 11に送信する(図3中S13参照)。そして、基
地局(C) 11は、携帯電話機20から端末情報が受信さ
れると、その受信された端末情報をホストコンピュータ
18に送信する(図3中S14参照)。
【0027】ホストコンピュータ18は、基地局(C) 1
1から端末情報が受信されると、その受信された端末情
報に携帯電話機20を表す電話番号が含まれており、ま
た、この場合は、その受信された端末情報の送信元が基
地局(C) 11であることを識別することにより、携帯電
話機20と基地局(C) 11との間で近距離無線通信され
た旨を通信履歴として記憶する(図3中S103参
照)。
【0028】さて、ここで、ホストコンピュータ18
は、これまでの携帯電話機20に関する通信履歴、つま
り、携帯電話機20が基地局(A) 9との間で近距離無線
通信し、次いで、携帯電話機20が基地局(B) 10との
間で近距離無線通信し、次いで、携帯電話機20が基地
局(C) 11との間で近距離無線通信したことを確認す
る。そして、ホストコンピュータ18は、携帯電話機2
0が基地局(A) 9、基地局(B) 10および基地局(C) 1
1との間で順に正常に近距離無線通信したことを確認す
ると、携帯電話機20に通話禁止機能の設定を指示すべ
く通話禁止機能設定指示を基地局(C) 11に送信する
(図3中S15参照)。基地局(C) 11は、ホストコン
ピュータ18から通話禁止機能設定指示が受信される
と、通話禁止機能設定指示を携帯電話機20に送信する
(図3中S16参照)。
【0029】そして、携帯電話機20は、基地局(C) 1
1から通話禁止機能設定指示が受信されると、通話禁止
機能を設定する(有効にする)(図3中S104参
照)。これにより、ユーザが通話禁止機能を設定するた
めの操作を行わなくとも、携帯電話機20に通話禁止機
能が自動的に設定されることになる。尚、このとき、携
帯電話機20において、図5(a)に示すように、通話
禁止機能を設定したことを報知すべく例えば「通話禁止
機能を設定しました」というメッセージをディスプレイ
20aに表示しても良い。
【0030】そして、携帯電話機20は、このようにし
て通話禁止機能を設定すると、通話禁止機能の設定完了
を通知すべく通話禁止機能設定完了を基地局(C) 11に
送信する(図3中S17参照)。基地局(C) 11は、携
帯電話機20から通話禁止機能設定完了が受信される
と、通話禁止機能設定完了をホストコンピュータ18に
送信し(図3中S18参照)、携帯電話機20との間で
確立していた無線リンクを開放する(図3中S19参
照)。そして、ホストコンピュータ18は、基地局(C)
11から通話禁止機能設定完了が受信されると、携帯電
話機20において通話禁止機能が設定された旨をデータ
ベース21に登録する(図3中S105参照)。
【0031】ところで、この場合は、ユーザが休憩場3
から通路4を通って客席7に向かって移動した場合を説
明したものであるが、ユーザが休憩場3から通路5を通
って客席7に向かって移動した場合は、基地局(D) 12
〜基地局(F) 14が携帯電話機20やホストコンピュー
タ18との間で上記した情報を送受信することになり、
また、ユーザが休憩場3から通路6を通って客席7に向
かって移動した場合は、基地局(G) 15〜基地局(I) 1
7が携帯電話機20やホストコンピュータ18との間で
上記した情報を送受信することになる。
【0032】また、携帯電話機20において、通話禁止
機能を設定した以降では、ユーザが通話禁止機能を解除
する(無効にする)ことを目的とした操作を行ったとき
であっても、その通話禁止機能の解除を禁止するように
構成しても良い。そして、その場合、ユーザが通話禁止
機能を解除することを目的とした操作を行ったときに、
図5(b)に示すように、通話禁止機能の解除を禁止し
たことを報知すべく例えば「通話禁止機能を解除できま
せん」というメッセージをディスプレイ20aに表示し
ても良い。
【0033】(2)携帯電話機20を携帯したユーザが
客席7から休憩場3に向かって移動した場合次に、携帯
電話機20を携帯したユーザが客席7から休憩場3に向
かって移動した場合(図1中移動軌跡Qにて示す)につ
いて、図4を参照して説明する。この場合も、ユーザが
休憩場3から通路4を通って客席7に向かって移動した
場合を説明する。
【0034】ユーザは、休憩場3から客席7に向かって
移動するに際しては、上記した客席7から休憩場3に向
かって移動する場合とは反対に、まず、客席7から基地
局(C) 11が形成している通信エリア内に進入し、次い
で、基地局(C) 11が形成している通信エリア内から基
地局(B) 10が形成している通信エリア内に進入し、最
後に、基地局(B) 10が形成している通信エリア内から
基地局(A) 9が形成している通信エリア内に進入するこ
とになる。
【0035】したがって、ホストコンピュータ18は、
まず、基地局(C) 11から端末情報が受信されると(図
4中S24参照)、携帯電話機20と基地局(C) 11と
の間で近距離無線通信された旨を通信履歴として記憶し
(図4中S201参照)、次いで、基地局(B) 10から
端末情報が受信されると(図4中S29参照)、携帯電
話機20と基地局(B) 10との間で近距離無線通信され
た旨を通信履歴として記憶し(図4中S202参照)、
最後に、基地局(A) 9から端末情報が受信されると(図
4中S34参照)、携帯電話機20と基地局(A) 9との
間で近距離無線通信された旨を通信履歴として記憶する
(図4中S203参照)。
【0036】そして、ホストコンピュータ18は、これ
までの携帯電話機20に関する通信履歴、つまり、携帯
電話機20が基地局(C) 11との間で近距離無線通信
し、次いで、携帯電話機20が基地局(B) 10との間で
近距離無線通信し、次いで、携帯電話機20が基地局
(A) 9との間で近距離無線通信したことを確認し、携帯
電話機20が基地局(C) 11、基地局(B) 10および基
地局(A) 9との間で順に正常に近距離無線通信したこと
を確認すると、携帯電話機20に通話禁止機能の解除を
指示すべく通話禁止機能解除指示を基地局(A) 9に送信
する(図4中S35参照)。基地局(A) 9は、ホストコ
ンピュータ18から通話禁止機能解除指示が受信される
と、通話禁止機能解除指示を携帯電話機20に送信する
(図4中S36参照)。
【0037】そして、携帯電話機20は、基地局(A) 9
から通話禁止機能解除指示が受信されると、通話禁止機
能を解除する(図4中S204参照)。これにより、ユ
ーザが通話禁止機能を解除するための操作を行わなくと
も、携帯電話機20に通話禁止機能が自動的に解除され
ることになる。尚、このときも、携帯電話機20におい
て、図5(c)に示すように、通話禁止機能を解除した
ことを報知すべく例えば「通話禁止機能を解除しまし
た」というメッセージをディスプレイ20aに表示して
も良い。
【0038】そして、携帯電話機20は、このようにし
て通話禁止機能を解除すると、通話禁止機能の解除完了
を通知すべく通話禁止機能解除完了を基地局(A) 9に送
信する(図4中S37参照)。基地局(A) 9は、携帯電
話機20から通話禁止機能解除完了が受信されると、通
話禁止機能解除完了をホストコンピュータ18に送信し
(図4中S38参照)、そして、ホストコンピュータ1
8は、基地局(A) 9から通話禁止機能解除完了が受信さ
れると、携帯電話機20において通話禁止機能が解除さ
れた旨をデータベース21に登録する(図4中S205
参照)。
【0039】尚、この場合も、ユーザが客席7から通路
5を通って休憩場3に向かって移動した場合は、基地局
(D) 12〜基地局(F) 14が携帯電話機20やホストコ
ンピュータ18との間で上記した情報を送受信すること
になり、また、ユーザが客席7から通路6を通って休憩
場3に向かって移動した場合は、基地局(G) 15〜基地
局(I) 17が携帯電話機20やホストコンピュータ18
との間で上記した情報を送受信することになる。
【0040】また、携帯電話機20において、通話禁止
機能を解除した以降では、ユーザが通話禁止機能を設定
することを目的とした操作を行ったときであっても、そ
の通話禁止機能の設定を禁止するように構成しても良
い。そして、その場合、ユーザが通話禁止機能を設定す
ることを目的とした操作を行ったときに、図5(d)に
示すように、通話禁止機能の設定を禁止したことを報知
すべく例えば「通話禁止機能を設定できません」という
メッセージをディスプレイ20aに表示しても良い。
【0041】ところで、以上は、ユーザが休憩場3から
通路4を通って客席7に向かって移動し、ユーザが客席
7から通路4を通って休憩場3に向かって移動した場合
を説明したものであるが、ユーザが休憩場3から客席7
に向かって移動する場合と、ユーザが客席7から休憩場
3に向かって移動する場合とで、互いに異なる通路4〜
6を通る場合であっても良く、つまり、例えばユーザが
休憩場3から通路4を通って客席7に向かって移動し、
ユーザが客席7から通路6を通って休憩場3に向かって
移動した場合も、これと同様である。
【0042】また、ホストコンピュータ18は、上記し
たように、携帯電話機20において通話禁止機能が設定
または解除された旨をデータベース21に登録するの
で、複数の携帯電話機20が持込まれた場合には、通話
禁止機能が設定または解除された携帯電話機20の数を
算出し、図6に示すように、その算出された数をモニタ
18aに表示する。この場合、その時点での通話禁止機
能が設定または解除されている携帯電話機20の数を表
示しても良いし、また、過去に通話禁止機能が設定また
は解除された携帯電話機20の数を表示しても良い。
【0043】以上に説明したように本実施例によれば、
コンサート会場1において、通話や鳴音が許される場所
である休憩場3と、通話や鳴音が許されない場所である
客席7との間を結ぶ通路4〜6に、携帯電話機20との
間で近距離無線通信する基地局(A) 9〜基地局(I) 17
を配設し、ホストコンピュータ18は、携帯電話機20
と基地局(A) 9〜基地局(I) 17との間の通信履歴に基
づいて、携帯電話機20が休憩場3から客席7に向かっ
て移動したと識別すると、携帯電話機20に通話禁止機
能を設定し、反対に、携帯電話機20が客席7から休憩
場3に向かって移動したと識別すると、携帯電話機20
に通話禁止機能を解除するように構成した。したがっ
て、ユーザが通話禁止機能を設定または解除するための
操作を行わなくとも、携帯電話機20が位置している場
所に応じて、携帯電話機20に通話禁止機能を設定また
は解除させることができ、これにより、利便性を高める
ことができる。
【0044】本発明は、上記した実施例にのみ限定され
るものでなく、次のように変形または拡張することがで
きる。コンサート会場に限らず、映画館、美術館、病院
および屋内のテーマパークなどの限られた空間を有する
施設に適用しても良い。移動通信機は、携帯電話機に限
らず、電話機能を有し、且つ、近距離無線通信モジュー
ルを搭載した携帯情報端末であっても良い。
【0045】携帯電話機は、ユーザが所有する(利用契
約している)ものではなく、例えばコンサートを主催し
た主催者などがユーザに貸出すものであっても良い。機
能は、通話が強制的に禁止される通話禁止機能に限ら
ず、着信がバイブレータの振動により知らされるバイブ
レータ機能など、他のものであっても良い。携帯電話機
における表示の態様およびホストコンピュータにおける
表示の態様は、他のものあっても良い。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例を示す概略的に示す図
【図2】コンサート会場を概略的に示す図
【図3】処理の流れを示す
【図4】図3相当図
【図5】携帯電話機における表示の一例を示す図
【図6】ホストコンピュータにおける表示の一例を示す
【符号の説明】
図面中、9〜17は基地局(A) 〜基地局(I) (基地
局)、18はホストコンピュータ(機能設定解除手段、
算出手段、出力手段)、20は携帯電話機(移動通信
機)である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K027 AA11 BB09 CC08 FF01 FF22 HH11 HH14 5K067 AA21 BB04 DD11 DD17 DD19 DD23 DD24 EE02 EE10 EE35 EE37 FF02 FF07 FF23 FF31 FF36 HH12 JJ53 KK15

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 それぞれが固定的に設置されて固有の通
    信エリアを形成するように構成され、各種の機能が設定
    または解除される移動通信機が前記通信エリア内に位置
    しているときに前記移動通信機との間で近距離無線通信
    する複数の基地局と、 前記移動通信機と前記複数の基地局との間の通信履歴を
    識別し、その識別結果に基づいて当該移動通信機におけ
    る機能を設定または解除する機能設定解除手段とを備え
    たことを特徴とする移動通信機の機能制限装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の移動通信機の機能制限装
    置において、 前記機能設定解除手段により機能が設定または解除され
    た移動通信機の数を算出する算出手段と、 前記算出手段により算出された数を出力する出力手段と
    を備えたことを特徴とする移動通信機の機能制限装置。
  3. 【請求項3】 各種の機能が設定または解除される移動
    通信機と、 請求項1または2記載の移動通信機の機能制限装置とを
    備えて構築されることを特徴とする移動通信システム。
  4. 【請求項4】 請求項3記載の移動通信システムにおい
    て、 前記移動通信機は、前記機能設定解除手段により機能が
    設定または解除されたときには、その機能が設定または
    解除された旨を表す報知情報を報知することを特徴とす
    る移動通信システム。
  5. 【請求項5】 請求項3または4記載の移動通信システ
    ムにおいて、 前記移動通信機は、前記機能設定解除手段により機能が
    設定または解除された後では、その機能を設定または解
    除することを目的とした操作が行われたときに、その機
    能の設定または解除を禁止することを特徴とする移動通
    信システム。
  6. 【請求項6】 請求項5記載の移動通信システムにおい
    て、 前記移動通信機は、その機能の設定または解除を禁止し
    たときには、その機能の設定または解除を禁止した旨を
    表す報知情報を報知することを特徴とする移動通信シス
    テム。
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